[0032]図1は、セル1 161によって表されるカバレージエリアを有する基地局124、たとえばマクロ基地局と、UE1 102、UE2 104、UE3 106からUEN 110までを含む複数のユーザ機器デバイス(UE)、たとえばワイヤレス端末と、スモール基地局1 112、スモール基地局2 114、スモール基地局3 116からスモール基地局K 120までを含む、スモールセルとも呼ばれる複数のスモール基地局とを含む、例示的な通信システム100を示す。
[0033]各スモール基地局は、たとえばフェムトセルまたはピコセルであり得る。基地局124は(マクロセルとも呼ばれる)マクロ基地局であり、そのカバレージエリア、たとえばセル161内のUEのうちの少なくともいくつかのための接続ポイントして働く。マクロ基地局124は、eノードBとして実装される場合があり、いくつかの実施形態では実装される。フェムトセルは、技術的に固有ではない用語であるように意図され、広範囲の様々なタイプのフェムトセルのうちのいずれかを指すために使用され得る。スモール基地局のカバレージエリアは、通常、非常に小さく、たとえば、マクロ基地局のカバレージエリアの50%未満である。したがって、図1に示されたように、複数のスモール基地局は、単一のマクロ基地局124のカバレージエリア内にあり得る。本出願におけるフェムトセルは、技術的に固有の用語を使用して明確に識別されない限り、特定の技術に限定されるものではない。フェムトセルは、LTEではHeNB(ホームeノードB)として実装される場合があり、3GPP用語では、ホームノードB(HNB)がフェムトセルである。必ずしもすべてとは限らないが、いくつかの実施形態では、フェムトセルは10メートル程度のレンジ(半径)を有し、ピコセルは200メートル以下のレンジを有する。これは、マクロセルの通常のレンジよりもかなり小さく、マクロセルは、35キロメートル(約22マイル)までのレンジを有する場合があり、いくつかの実施形態では有する。そのような大きいレンジがマクロ基地局向けに可能であるが、マクロ基地局124には小さいレンジがしばしば使用される。スモールセルは、フェムトセルおよびピコセルに加えて、他のタイプのスモールセルを含む場合がある。たとえば、マイクロセルという用語は、約12メートルのレンジを有する基地局を指すために、いくつかの企業によって使用される。したがって、マイクロセルという用語は、いくつかの企業によって自社のフェムトセルを指すために使用されるが、そのようなセルは、本出願に含まれる説明の目的でスモールセルと考えられるべきである。
[0034]基地局およびUEに加えて、システム100は、モビリティ管理エンティティ(MME)160と、制御ノード130、たとえば無線ネットワークコントローラなどの中央制御エンティティとをさらに含む。システム100は、セルM 171によって図に示されたように、対応するカバレージエリアを有する複数の他のマクロ基地局を含む場合がある。セルM 171は、セル1 161と同様であり得るし、セルM 171によって示されたカバレージエリアが対応するマクロ基地局に加えて、複数のUEデバイスとスモール基地局とを含む場合がある。いくつかの実施形態では、マクロ基地局124とスモール基地局は、モバイルデバイスの位置の追跡を容易にするために、ならびに/または他の通信サービス、たとえばページングおよび/もしくは位置ベースのサービスをサポートするか、もしくはシステム100内のUEデバイスに提供するために、MMEデバイス160とシグナリングおよび情報を交換する。単一のMME160が図1に示されているが、システム100は複数のMMEを含む場合があることを諒解されたい。
[0035]様々な実施形態では、図1に示されたUEは、基地局を介したワイドエリアネットワーク(WAN)通信、たとえばセルラーネットワーク通信、ならびにピアツーピア通信、たとえば直接デバイス間通信をサポートする。必ずしもすべてとは限らないが、いくつかの実施形態では、1つまたは複数のUEデバイスは、ハンドヘルド携帯電話またはポータブル個人情報端末(PDA)デバイスなどのポータブル通信デバイスとして実装される。様々な基地局(たとえば、マクロ基地局およびスモール基地局)、ならびに/または制御ノード130およびMME160などの他の基盤要素は、いくつかの実施形態では、情報を交換するために互いに、および/または他の基盤ノードにバックホールリンクを介して結合される。バックホールリンクは、有線またはワイヤレスのリンクであり得る。
[0036]いくつかの実施形態の一態様によれば、マクロ基地局124は、たとえば、マクロ基地局のカバレージエリア内で、UEデバイスまたはスモール基地局によるパイロットおよびデバイス識別情報の送信用に、周期的な通信リソース(時間リソースおよび周波数リソース)を割り振る。いくつかの実施形態では、識別情報の一部は、UEデバイスまたはスモール基地局によって送信されるパイロットシーケンスを決定する場合がある。通信リソースは、パイロット信号を送信するために、デバイスによって使用され得る。たとえば、どの専用パイロット信号リソースを使用するべきかをUEデバイスが選択することができる、いくつかの実施形態では、UEデバイスは、通常、デバイス識別情報とともに、パイロット、たとえば様々なトーンで送信される1つまたは複数の基準信号を送信し、その結果、パイロットを受信するデバイスは、どのUEがパイロットを送信したかを識別することができる。したがって、パイロットリソースは、パイロット信号および/または対応する情報、たとえば送信デバイスを識別する情報に専用であるが、いくつかの実施形態では、リソースは固有の個々のデバイスに専用ではないので、リソースを使用するためにそれら自体の間で競合する様々なUEおよび/またはスモール基地局との競合ベースで、リソースが自律的に使用される場合がある。
[0037]いくつかの実施形態では、いつでも、マクロ基地局124は、たとえば、マクロ基地局124のカバレージエリア内で、割り振られた周期的な通信リソースを使用してパイロット信号を送信するように、両方ではないが、UEデバイスまたはスモール基地局のいずれかを構成する。UEデバイスまたはスモール基地局のいずれがパイロット信号を送信するべきかの決定は、たとえば、マクロセルのカバレージエリア内のスモール基地局の数および/もしくは密度、ならびに/またはマクロ基地局124のカバレージエリア内のアクティブUEデバイス(すなわち、非アイドルUE)の数もしくは密度に基づく。UEデバイスまたはスモール基地局のいずれが送信するべきかの決定は、いくつかの実施形態では、エリア内のアクティブUEの数に対するスモール基地局の数に基づく。いくつかの実施形態の一態様によれば、スモール基地局が密集して展開される、たとえば、エリア内のスモール基地局の数KがアクティブUEの数Nに匹敵するか、またはそれを超える(たとえば、K>N)とき、マクロ基地局124は、割り振られた周期的な通信リソースを使用してパイロットを送信するようにアクティブUEデバイスを構成し、割り振られた周期的な通信リソース上でUEデバイスによって送信されるパイロット信号を受信するようにスモール基地局を構成し、パイロットを送信することを控えるようにスモール基地局を制御する。いくつかの実施形態では、エリア内のアクティブUEデバイスの数がスモール基地局の数よりも大きい(たとえば、N>K)とき、マクロ基地局124は、割り振られた周期的な通信リソースを使用してパイロットを送信するようにスモール基地局を構成し、パイロットを送信することを控え、割り振られた周期的な通信リソース上でスモールセルによって送信されるパイロット信号を受信するようにアクティブUEデバイスを構成する。
[0038]したがって、少なくともいくつかの実施形態では、マクロ基地局124は、マクロ基地局124に加えて、所与の時間間隔の間にパイロットを送信しようとするデバイスの数を最小化するように意図された方式で、UEまたはスモール基地局のいずれがパイロット信号を送信するべきかの決定を行う。UEまたはスモールセルのいずれがパイロットを送信するかにかかわらず、マクロ基地局124は通常の方式でパイロットを送信することに留意されたい。UEまたはスモール基地局のいずれがパイロットを送信するべきかの決定は、たとえば回帰ベースで、たとえば周期的に、またはマクロ基地局のカバレージエリア内もしくはマクロ基地局のカバレージエリアの部分内のスモール基地局もしくはアクティブUEの数における変化が検出されたとき、マクロ基地局124によって行われる。いくつかの実施形態では、スモール基地局またはUEデバイスのいずれがパイロットを送信するべきかの決定は、現在の構成にも基づき、たとえば、マクロ基地局は、ピンポン効果を回避するために、他の構成に切り替える際にヒステリシスを有することができる。いくつかの実施形態では、UEデバイスがパイロット信号を送信するべきであるとマクロ基地局が決定した場合、マクロ基地局は、スモール基地局の数(K)に対するアクティブUEデバイスの数(N)の比が第1のしきい値を超える場合、スモール基地局がパイロットを送信するべきであると決定する。同様に、スモール基地局がパイロット信号を送信するべきであるとマクロ基地局が決定した場合、マクロ基地局は、スモール基地局の数(K)に対するアクティブUEデバイスの数(N)の比が第2のしきい値を下回る場合、UEデバイスがパイロットを送信するべきであると決定する。いくつかの実施形態では、第1のしきい値および第2のしきい値は、UEデバイスの数およびスモール基地局の数に依存する場合がある。
[0039]マクロ基地局以外のエンティティによるパイロット信号送信専用のリソースの量は、エリア内のスモール基地局およびアクティブUEデバイスの数における変化に応答して、再考および変更され得るし、時々再考および変更される。したがって、少なくともいくつかの実施形態では、マクロ基地局は、様々な時点でパイロット信号送信専用のリソースの量を変更することができ、変更する。いくつかの実施形態では、パイロット信号送信用に割り振られるリソースの量を決定することは、UEデバイスまたはスモール基地局のいずれがパイロットを送信するべきかを決定する、マクロ基地局の同じモジュールおよび/または構成要素によって実行される。
[0040]送信デバイス(たとえば、マクロ基地局124によって指定された構成に応じてUEデバイスまたはスモール基地局)は、割り振られた通信リソース、たとえば専用パイロット信号リソースから通信リソースを選択し、たとえば周期的に、選択された送信リソースを使用して、識別情報とともにパイロットを送信する。したがって、専用リソースのセットからどのパイロット信号リソースを選択するべきかは、通常、デバイス、たとえば、パイロット信号を送信するべきスモール基地局またはUEデバイスによって自律的に行われる。マクロ基地局が衝突を回避または最小化するのに十分なリソースを割り振る場合、および、パイロットを送信するスモール基地局とUEデバイスとの間のマクロ基地局の選択により、たとえば、パイロット信号を送信するデバイスの数を最小化する可能性がある選択を行うことによって、衝突の機会は低減される。パイロット信号を受信するように構成されたデバイス(マクロ基地局124によって設定された構成に応じてUEデバイスまたはスモール基地局)は、測定、たとえば受信信号強度および/または他の信号の測定を実行し、測定結果と対応するデバイス識別子とを、たとえば基地局124または制御ノード130に報告する。いくつかの実施形態では、マクロ基地局または制御ノードは、ハンドオーバ決定を行うために、受信された報告を使用する。
[0041]上記で説明されたいくつかの例が様々な特徴を記載するために使用されたが、いくつかの実施形態において使用される方法は、図2、図5、および図9に示されるフローチャートに鑑みて考慮されると、一層明らかになろう。
[0042]図2は、例示的な実施形態による、スモール基地局が位置するカバレージエリアを有するセルに対応する第1の基地局、たとえばマクロ基地局を動作させる例示的な方法のステップを示すフローチャート200である。いくつかの実施形態では、フローチャート200の方法を実施する第1の基地局は、たとえば、図1に示されたマクロ基地局124である。第1の基地局124は、eノードBとして実装される場合があり、いくつかの実施形態では実装される。説明のために、BS124がフローチャート200の方法を実施する第1の基地局であると考えられたい。いくつかの実施形態では、スモール基地局はフェムトセルまたはピコセルである。いくつかの実施形態では、スモール基地局は、第1の基地局のカバレージエリアの半分よりも小さいカバレージエリアを有する。
[0043]動作はステップ202で始まる。ステップ202において、第1の基地局が電源投入され、初期化される。動作は開始ステップ202からステップ204に進む。ステップ204において、第1の基地局は、第1の基地局のカバレージエリア、たとえば、図1に示されたセル1 161内のスモール基地局の数とアクティブユーザ機器(UE)デバイスの数とを決定する。いくつかの実施形態では、決定された第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局の数とアクティブユーザ機器(UE)デバイスの数とを示す情報は、第1の基地局によって、たとえばメモリに記憶される。アクティブUEデバイスのうちのいくつかは、第1の基地局に接続されていない場合があり、第1の基地局のカバレージ内の複数のスモール基地局のうちのいくつかに接続されている場合があることに留意されたい。
[0044]カバレージエリア内で動作するスモール基地局およびアクティブUEの数の決定に続いて、いくつかの実施形態では、第1の基地局は、第1の基地局のカバレージエリア内のデバイスによるパイロット送信用に周期的な通信リソースのグループを専用化する。動作はステップ204から、非同期的に実行される場合があり、いくつかの実施形態では実行される、ステップ206および208に進む。ステップ206において、第1の基地局124は、複数のスモール基地局またはUEデバイスのうちのいずれかによるパイロット送信用の通信リソースを割り振り、割り振られた通信リソースはパイロット送信専用であり、スモール基地局は複数のスモール基地局のうちの1つである。動作はステップ206からステップ210に進み、そこで、第1の基地局は、信号を送信するために、および/または他の目的で、割り振られた通信リソースを使用することを控える、たとえば、第1の基地局は、任意の他のアップリンク/ダウンリンク通信用に、割り振られたリソースを使用/割当てしない。したがって、いくつかの実施形態では、第1の基地局は、割り振られた通信リソース内の(たとえば、UEデバイスによる)データ送信をスケジュールすることを控える。
[0045]パイロット送信用の通信リソースは、広帯域パイロット信号送信を可能にするために、様々な搬送波で、または搬送波のセットにわたって割り振られる場合があり、いくつかの実施形態では割り振られる。したがって、受信デバイスは、パイロット信号を送信するデバイスの送信が遭遇する可能性がある、周波数のセットにわたる干渉の妥当な予測を行うこと、ならびに複数の周波数についてのSNR測定などの受信信号強度の測定を行うことができる。パイロットは広帯域であり得るが、それらの送信専用の通信リソースは、通常、送信デバイスが送信目的で使用する周波数帯域に対応する。たとえば、いくつかの実施形態では、スモール基地局がパイロットを送信するべきであるとき、スモールセルが送信する周波数帯域内で、たとえばダウンリンクの周波数帯域内で通信リソースが割り振られる。しかしながら、UEがパイロットを送信するべきであるとき、マクロ基地局124は、UEが送信する周波数帯域内、たとえばアップリンクの周波数帯域内のUEのパイロット信号送信に使用されるように、通信リソースを割り振る。したがって、アップリンクとダウンリンクが別個の周波数帯域を使用する周波数分割複信(FDD)システムでは、マクロ基地局124が非マクロ基地局のパイロット信号送信用のリソースを割り振る周波数帯域は、UEまたはスモール基地局のいずれがパイロットを送信するべきかに応じて変化する。アップリンクとダウンリンクが異なる時間に同じ周波数帯域を使用する時分割複信(TDD)システムでは、リソースがパイロット信号送信用に割り振られる時間期間は、スモール基地局がパイロットを送信するべきか、UEがパイロットを送信するべきかに応じて変化する。TDDシステムでは、スモール基地局がパイロットを送信するべきであるとき、リソースはダウンリンク送信時間期間内に専用化され、UEデバイスがパイロットを送信するべきであるとき、アップリンク時間期間の間のパイロット信号送信リソースがマクロ基地局124によって割り振られる。いくつかの実施形態では、スモール基地局またはUEデバイスのいずれがパイロット信号を送信するべきかにかかわらず、マクロ基地局は、パイロット送信用にリソースの同じセットを割り振る場合がある。
[0046]いくつかの実施形態では、リソースがUEのパイロット送信用のアップリンク帯域内で割り振られたとき、マクロ基地局およびスモール基地局は、任意の他の目的で、割り振られた通信リソースを使用することを控える、たとえば、それらは、任意の他のアップリンク通信用に、アップリンク帯域から割り振られたリソースを割り当てない。同様に、いくつかの実施形態では、リソースがスモール基地局によるパイロット送信用のダウンリンク帯域内で割り振られたとき、マクロ基地局124およびスモール基地局は、パイロット信号と関連情報、たとえばパイロット信号とともに送信されるデバイス識別情報とを送信すること以外の任意の他の目的で、ダウンリンク帯域から割り振られた通信リソースを使用することを控える。
[0047]動作はステップ210からステップ212に進む。ステップ212において、第1の基地局は、カバレージエリア内のスモール基地局またはUEデバイスのいずれが、パイロット送信専用の割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定する。様々な実施形態では、ステップ212を実行することの一部として、ステップ214、216、218、および220のうちの1つまたは複数が実行される。一態様によれば、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局またはUEのいずれが、所与の時間にパイロット信号送信用の割り振られたリソースを使用するべきかの決定は、所与の時間におけるカバレージエリア内のスモール基地局の数およびアクティブUEの数に依存する。それに応じて、第1の基地局は、その時間におけるカバレージエリア内のスモール基地局およびアクティブUEデバイスの数を知ることに基づいて、この決定を行う。したがって、ステップ214に示されたように、第1の基地局は、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局の数をアクティブUEデバイスの数と比較する。どのデバイスがパイロット信号を送信するために選択されるべきかに関する決定がステップ216で行われ、ステップ216はステップ214の一部として実行され、選択は決定に従って行われる。第1の基地局のカバレージエリア内のアクティブUEデバイスの数がスモール基地局の数よりも少ない場合、ステップ218が実行され、ここにおいて、第1の基地局はパイロット信号を送信するためにUEデバイスを選択する。第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局の数がアクティブUEデバイスの数よりも少ない場合、ステップ220が実行され、ここで、第1の基地局はパイロット信号を送信するためにスモール基地局を選択する。
[0048]代替の実施形態では、図12に示されたステップ212’がステップ212の代わりに実行される。図12を参照すると、図面1200に示されたように、ステップ212’において、第1の基地局は、カバレージエリア内のスモール基地局またはUEデバイスのいずれが、パイロット送信専用の割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定する。図示された実施形態では、ステップ212’を実行することの一部として、ステップ214’、216’、218’、および220’のうちの1つまたは複数が実行される。ステップ214’に示されたように、第1の基地局は、第1の基地局のカバレージエリア内のアクティブUEデバイスの数に対する第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局デバイスの数の比を計算する。次にステップ216’において、計算された比が第1のしきい値を上回るかどうかを決定するために比較が行われる。計算された比が第1のしきい値を上回る場合、ステップ218’が実行され、ここにおいて、第1の基地局はパイロット信号を送信するためにUEデバイスを選択する。計算された比が第1のしきい値を下回る場合、ステップ220’が実行され、ここで、第1の基地局はパイロット信号を送信するためにスモール基地局を選択する。
[0049]動作はステップ212(または実施形態に応じてステップ212’)からステップ222に進む。ステップ222において、第1の基地局は、リソース割振りと使用関連情報とを、たとえばスモール基地局またはUEデバイスのうちの少なくとも1つに通信する。いくつかの実施形態では、ステップ224および226は、ステップ222の一部として個別に実行される。ステップ224において、第1の基地局は、パイロット信号送信用に割り振られた通信リソースを示す情報を、少なくとも1つのスモール基地局またはUEデバイスに通信する。ステップ226において、第1の基地局は、スモール基地局またはUEデバイスのいずれが割り振られた通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかの決定を示す情報を送信する。いくつかの実施形態では、ステップ224に示された割り振られたリソースに関する情報およびステップ226に示された決定に関する情報は、単一のメッセージ内で送信されるが、いくつかの実施形態では、その情報は、第1の基地局からの分離した個別のメッセージを介して通信される。動作はステップ224および226からステップ206に戻る。
[0050]次にステップ208に戻ると、様々な実施形態では、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局およびアクティブUEデバイスの数の最初の決定に続いて、第1の基地局は、たとえば継続的に、そのカバレージエリア内のスモール基地局またはアクティブUEデバイスの決定された数におけるいかなる変化も検出するように監視する。ステップ208において、第1の基地局は、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局またはアクティブUEデバイスの数のうちの少なくとも1つにおける変化を検出する。動作はステップ208からステップ228に進む。ステップ228において、第1の基地局は、たとえば、デバイスの数において検出された変化に基づいて、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局の数とアクティブユーザ機器(UE)デバイスの数とを示す情報を更新する。したがって、更新された情報は、第1の基地局のカバレージエリア内の新しいスモール基地局の数とアクティブユーザ機器(UE)デバイスの数とを反映する。
[0051]動作はステップ228からステップ230に進む。ステップ230において、第1の基地局は、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局の数またはアクティブユーザ機器(UE)デバイスの数のうちの少なくとも1つにおける変化に応答して、パイロット信号送信用に割り振られたリソースの持続時間または周波数のうちの少なくとも1つを変更する。したがって、様々な実施形態では、第1の基地局は、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局またはアクティブUEデバイスの数における検出された変化に基づいて、パイロット送信用に割り振られた通信リソースに対応する少なくとも1つの特性を変更する。たとえば、いくつかの実施形態では、カバレージエリア内のスモール基地局の数がアクティブUEの数を超えると決定されたとき、通信リソースは、アクティブUEが割り振られたリソースを介してパイロット信号とデバイス識別情報とを送信し、スモールセルが割り振られたリソースを介して受信する、アップリンク周波数帯域内のアップリンク通信用に割り振られる。いくつかの他の実施形態では、カバレージエリア内のUEデバイスの数がスモール基地局の数が超えるとき、通信リソースは、スモール基地局が割り振られたリソースを介してパイロット信号と識別情報とを送信し、UEがリソースを介して受信する、ダウンリンク周波数帯域内のダウンリンク通信用に割り振られる。
[0052]動作はステップ230からステップ206および208に戻り、動作はこのように続く。様々な実施形態では、ステップ208、228、および230は継続的に実行される。したがって、カバレージエリア内のスモール基地局またはアクティブUEデバイスの数のうちの少なくとも1つにおける変化が検出されたとき、デバイスの数を示す情報は更新され、第1の基地局は、上記で説明されたように応答して、パイロット信号送信用に割り振られたリソースの持続時間または周波数のうちの少なくとも1つを変更する。
[0053]いくつかの実施形態では、次の繰返しにおいて、第1の基地局のカバレージエリア内の新しいスモール基地局の数とアクティブユーザ機器(UE)デバイスの数とを示す更新された情報は、ステップ212とステップ222とを繰り返すために使用されることを諒解されたい。
[0054]図3は、様々な実施形態による、例示的な通信デバイス300、たとえば第1の基地局の図面である。例示的な第1の基地局300は、図1のシステム100に示された基地局124として使用され得る。例示的な第1の基地局300は、パイロット信号送信のために、第1の基地局300のカバレージエリア内のスモール基地局および/またはUEデバイスに通信リソースを割り振ることができ、時々割り振る。第1の基地局300は、フローチャート200による方法を実施する場合があり、時々実施する。
[0055]第1の基地局300は、バス309を介して互いに結合されたプロセッサ302とメモリ304とを含み、様々な要素(302、304)はバス309を介してデータと情報とを交換する場合がある。第1の基地局300は、図示されたように、プロセッサ302に結合され得る入力モジュール306と出力モジュール308とをさらに含む。しかしながら、いくつかの実施形態では、入力モジュール306および出力モジュール308は、プロセッサ302の内部に位置する。入力モジュール306は入力信号を受信することができる。入力モジュール306は、ワイヤレス通信リンクを介して入力を受信するためのワイヤレス受信機モジュール320を含む。入力モジュール306は、有線リンクおよび/または光リンクを介して入力を受信するための有線および/または光入力受信機モジュール322も含む。出力モジュール308は、ワイヤレス通信リンクを介して出力信号を送信するためのワイヤレス送信機モジュール326を含む。出力モジュール308は、有線リンクおよび/または光リンクを介して出力信号を送信するための有線および/または光出力送信機モジュール328も含む。メモリ304はルーチン311とデータ/情報313とを含む。
[0056]第1の基地局300は、ワイヤレス受信機モジュール320に結合されたワイヤレス通信受信アンテナ324と、ワイヤレス送信機モジュール326に結合されたワイヤレス通信送信アンテナ330とをさらに含む。いくつかの実施形態では、入力と出力の両方のワイヤレス通信シグナリングに同じアンテナが使用される。有線および/または光受信機モジュール322ならびに有線および/または光送信機モジュール328は、リンク332を介して他のノードおよび/またはバックホールに結合される。
[0057]様々な実施形態では、プロセッサ302は、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局の数とユーザ機器(UE)デバイスの数とを決定することと、第1の基地局のカバレージエリア内の決定されたスモール基地局の数とユーザ機器(UE)デバイスの数とを、たとえばメモリ304に記憶することとを行うように構成される。
[0058]様々な実施形態では、プロセッサ302は、第1の基地局のカバレージエリア内のデバイスによるパイロット送信用に、いくつかの通信リソースを専用化する、たとえば、利用可能な通信リソースとは別に設定するように構成される。様々な実施形態では、プロセッサ302は、複数のスモール基地局またはUEデバイスのうちのいずれかによるパイロット送信用に通信リソースを割り振ることと、割り振られた通信リソースはパイロット送信専用であり、任意の他の目的で、割り振られた通信リソースを使用することを控えることとを行うようにさらに構成され、たとえば、プロセッサ302は、任意の他のアップリンク/ダウンリンク通信用に、割り振られたリソースを使用/割当てしないように第1の基地局を制御する。
[0059]様々な実施形態では、プロセッサ302は、たとえば所与の時間に、カバレージエリア内のスモール基地局またはUEデバイスのいずれが、パイロット送信専用の割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定するようにさらに構成される。様々な実施形態では、所与の時間にカバレージエリア内のスモール基地局またはUEデバイスのいずれが、パイロット送信用の割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定するように構成されることの一部として、プロセッサ302は、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局の数をUEデバイスの数と比較することと、比較に基づいて、どちらのデバイスがパイロット信号を送信するために選択されるべきか、およびどちらのデバイスがパイロット信号を受信するべきかに関して決定することとを行うようにさらに構成される。プロセッサ302は、第1の基地局300のカバレージエリア内のUEデバイスの数がスモール基地局の数よりも少ないと比較が示したとき、パイロット信号を送信するためにUEデバイスを選択することと、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局の数がUEデバイスの数よりも少ない場合、パイロット信号を送信するためにスモール基地局を選択することとを行うようにさらに構成される。
[0060]様々な実施形態では、プロセッサ302は、たとえば、スモール基地局またはUEデバイスのうちの少なくとも1つに、リソース割振りと使用関連情報とを通信する(たとえば、出力モジュール308を介して送信する)ように、第1の基地局300を制御するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサは、リソース割振りと使用関連情報とを通信するように構成されることの一部として、パイロット信号送信用に割り振られた通信リソースを示す情報を、少なくとも1つのスモール基地局またはUEデバイスに通信する(たとえば、出力モジュール308を介して送信する)ことと、スモール基地局またはUEデバイスのいずれが割り振られた通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかの決定を示す情報を送信することとを行うように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、割り振られたリソースに関する情報と、スモール基地局またはUEデバイスのいずれがパイロット信号を送信するべきかの決定に関する情報とを、単一のメッセージ内で送信するように、出力モジュール308、たとえば送信機326を制御するように構成され、いくつかの他の実施形態では、プロセッサ302は、第1の基地局300からの分離した個別のメッセージを介してそのような情報を通信するように、送信機を制御するように構成される。
[0061]いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、たとえば継続的に、そのカバレージエリア内のスモール基地局またはUEデバイスの数におけるいかなる変化も検出するように監視することと、デバイスの数における変化が検出されたとき、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局の数とユーザ機器(UE)デバイスの数とを示す情報を更新することとを行うようにさらに構成される。したがって、いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、第1の基地局300のカバレージエリア内の新しいスモール基地局の数とアクティブユーザ機器(UE)デバイスの数とを反映するように、以前記憶された情報を更新する。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局の数またはユーザ機器(UE)デバイスの数のうちの少なくとも1つにおける変化に応答して、パイロット信号送信用に割り振られたリソースの持続時間または周波数のうちの少なくとも1つを変更するようにさらに構成される。
[0062]様々な実施形態では、プロセッサ302は、第1の基地局の動作を制御することと、第1の基地局300のカバレージエリア内のスモール基地局およびUEデバイスの数を示す更新された情報を使用して、継続的に1つまたは複数のステップを実行することとを行うように構成される。たとえば、いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、第1の基地局のカバレージエリア内の新しいスモール基地局の数とユーザ機器(UE)デバイスの数とを示す更新された情報を使用して、以下の動作を繰り返すようにさらに構成される:スモール基地局またはUEデバイスのいずれがパイロット信号送信用の前記割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定すること、およびスモール基地局またはUEデバイスのいずれが前記割り振られた通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示す情報を送信すること。様々な実施形態では、第1の基地局300はマクロ基地局である。様々な実施形態では、スモール基地局はフェムトセルまたはピコセルである。いくつかの実施形態では、スモール基地局のうちの少なくともいくつかは、第1の基地局300のカバレージエリアの半分よしも小さいカバレージエリアを有する。
[0063]図4は、図3に示された例示的な第1の基地局300内で使用され得るし、いくつかの実施形態では使用されるモジュールのアセンブリ400である。アセンブリ400内のモジュールは、たとえば個別の回路として、図3のプロセッサ302内のハードウェアに完全に実装され得るし、いくつかの実施形態では実装される。他の実施形態では、モジュールのうちのいくつかは、たとえば回路として、プロセッサ302内に実装され、他のモジュールは、たとえば回路として、プロセッサの外部に実装され、プロセッサに結合される。プロセッサ上のモジュールの集積度および/またはプロセッサの外部にあるいくつかのモジュールとの集積度は、設計上の選択の1つであり得ることを諒解されたい。必ずしもすべてとは限らないが、いくつかの実施形態では、モジュール404、406、408、410、412、414、418、420、428、430、および432はプロセッサ内に実装され、他のモジュールは、プロセッサ内および/またはプロセッサ302の外部に実装される。
[0064]代替として、回路として実装されるのではなく、モジュールのうちの全部または一部は、ソフトウェアに実装され、図3に示された第1の基地局300のメモリ304に記憶される場合があり、それらのモジュールは、モジュールがプロセッサ、たとえばプロセッサ302によって実行されたとき、モジュールに対応する機能を実施するように、第1の基地局300の動作を制御する。いくつかのそのような実施形態では、モジュールのアセンブリ400は、図3のデバイス300のメモリ304のルーチン311に含まれる。さらに他の実施形態では、様々なモジュールは、ハードウェアとソフトウェアの組合せとして、たとえば、プロセッサ302に入力を供給し、次いで、プロセッサ302がソフトウェアの制御下でモジュールの機能の一部分を実行するように動作する、プロセッサ302の外部のセンサまたは別の回路で実装される。
[0065]図3の実施形態では単一のプロセッサ、たとえばコンピュータとして示されているが、プロセッサ302は、1つまたは複数のプロセッサ、たとえばコンピュータとして実装される場合があることを諒解されたい。ソフトウェアに実装されたとき、それらのモジュールはコードを含み、そのコードは、プロセッサによって実行されたとき、モジュールに対応する機能を実装するように、プロセッサ、たとえばコンピュータ302を構成する。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、モジュールのアセンブリ400のモジュールの各々を実装するように構成される。モジュールのアセンブリ400がメモリ304に記憶される実施形態では、メモリ304は、少なくとも1つのコンピュータ、たとえばプロセッサ302にモジュールが対応する機能を実施させるためのコード、たとえば、モジュールごとの個別コードを備えるコンピュータ可読媒体、たとえば非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品である。
[0066]完全にハードウェアベースの、または完全にソフトウェアベースのモジュールが使用される場合がある。しかしながら、機能を実装するために、ソフトウェアモジュールとハードウェア(たとえば、回路実装型の)モジュールの任意の組合せが使用される場合があることを諒解されたい。図4に示されたモジュールは、図2のフローチャート200の方法において図示および/または記載された対応するステップの機能を実行するように、第1の基地局300、またはプロセッサ302などのその中の要素を制御および/または構成することを諒解されたい。
[0067]モジュールのアセンブリ400は、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局の数とユーザ機器(UE)デバイスの数とを決定するように構成されたモジュール404と、複数のスモール基地局またはUEデバイスのうちのいずれかによるパイロット送信用の通信リソースを割り振るように構成されたモジュール406と、割り振られた通信リソースはパイロット送信専用である、そのカバレージエリア内のスモール基地局またはUEデバイスの数におけるいかなる変化も監視および検出するように構成されたモジュール408と、信号を送信するために、および/または他の目的で、割り振られた通信リソースを使用することを控えるように、第1の基地局を制御するように構成されたモジュール410とを含み、たとえば、モジュール410は、任意の他のアップリンク/ダウンリンク通信用に、割り振られたリソースを使用/割当てしないように第1の基地局300を制御する。したがって、いくつかの実施形態では、モジュール410は、割り振られた通信リソース内の(たとえば、UEデバイスによる)データ送信をスケジュールすることを控えるように第1の基地局を制御する。
[0068]様々な実施形態では、モジュールのアセンブリ400は、カバレージエリア内のスモール基地局またはUEデバイスのいずれが、パイロット送信専用の割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定するように構成されたモジュール412をさらに含む。様々な実施形態では、モジュール412は、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局の数をUEデバイスの数と比較することと、比較に基づいて、どのデバイスがパイロット信号を送信するために選択されるべきか、およびどのデバイスがパイロット信号を受信するべきかに関して決定することとを行うように構成されたモジュール414と、第1の基地局300のカバレージエリア内のUEデバイスの数がスモール基地局の数よりも少ないと比較が示すとき、パイロット信号を送信するためにUEデバイスを選択するように構成されたモジュール418と、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局の数がUEデバイスの数よりも少ない場合、パイロット信号を送信するためにスモール基地局を選択するように構成されたモジュール420とを含む。
[0069]様々な実施形態では、モジュールのアセンブリ400は、リソース割振りと使用関連情報とを、たとえばスモール基地局またはUEデバイスのうちの少なくとも1つに通信するように構成されたモジュール422をさらに含む。いくつかの実施形態では、モジュール422は、パイロット信号送信用に割り振られた通信リソースを示す情報を、スモール基地局またはUEデバイスのうちの少なくとも1つに通信する、たとえば出力モジュール308を介して送信するように構成されたモジュール424と、スモール基地局またはUEデバイスのいずれが割り振られた通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかの決定を示す情報を、たとえば出力モジュール308を介して送信するように構成されたモジュール426とを含む。
[0070]いくつかの実施形態では、モジュールのアセンブリ400は、第1の基地局のカバレージエリア内のデバイスの数における変化が検出されたとき、第1の基地局のカバレージエリア内のスモール基地局の数とユーザ機器(UE)デバイスの数とを示す情報を更新するように構成されたモジュール428と、第1の基地局300のカバレージエリア内のスモール基地局の数またはユーザ機器(UE)デバイスの数のうちの少なくとも1つにおける変化に応答して、パイロット信号送信用に割り振られた通信リソースの持続時間または周波数のうちの少なくとも1つを変更するように構成されたモジュール430とをさらに含む。
[0071]いくつかの実施形態では、モジュールのアセンブリ400は、第1の基地局300のカバレージエリア内のスモール基地局およびUEデバイスの新しく更新された数を示す更新された情報を使用してそれらの機能を実行するように、モジュールのアセンブリ400内の1つまたは複数のモジュールを制御することによって、第1の基地局300の動作を制御するように構成されたモジュール432をさらに含む。たとえば、いくつかの実施形態では、モジュール432は、第1の基地局のカバレージエリア内の新しいスモール基地局の数とユーザ機器(UE)デバイスの数とを示す更新された情報を使用して、スモール基地局またはUEデバイスのいずれがパイロット信号送信用の前記割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定する決定動作を繰り返すようにモジュール412を制御し、スモール基地局またはUEデバイスのいずれが前記割り振られた通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示す情報を送信するようにモジュール426を制御する。
[0072]図5は、例示的な実施形態による、スモール基地局、たとえばフェムトセルまたはピコセルを動作させる例示的な方法のステップを示すフローチャート500である。いくつかの実施形態では、フローチャート500の方法を実施する第1の基地局は、図1に示された基地局112、114、116、...、または120のうちのいずれか1つである。説明のために、基地局112をフローチャート500の方法を実施するデバイスと考えられたい。
[0073]動作はステップ502で始まる。ステップ502において、基地局112が電源投入され、初期化される。動作は開始ステップ502からステップ504に進む。ステップ504において、基地局は、たとえば基地局124などのマクロ基地局から、ユーザ機器(UE)デバイスにパイロット信号を送信する際、またはユーザ機器(UE)デバイスからパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報を受信する。いくつかの実施形態では、ステップ504は実行されず、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースを示す情報は、フローチャート500の方法を実施する基地局に事前記憶される場合がある。
[0074]動作はステップ504からステップ505に進む。ステップ505において、基地局は、UEデバイスにパイロット信号を送信する際、またはUEデバイスからパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを決定する。決定は、たとえば、上記で説明されたように、パイロット信号を送信または受信する際の使用専用のリソースを示す、受信された情報または以前に記憶された情報に基づいて行われる。
[0075]動作はステップ505からオプションのステップ506に進む。ステップ506において、基地局は、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきか、UEデバイスが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示す情報を受信する。いくつかの実施形態では、情報は、たとえば、マクロ基地局または中央制御ノードから受信される。いくつかの実施形態では、受信された情報は、基地局またはUEデバイスのいずれが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを、基地局に示すモードインジケータを含む。いくつかの実施形態では、モードインジケータは、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきモード内で、基地局が動作するべきであることを示す。
[0076]いくつかの実施形態では、基地局またはUEデバイスのいずれが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示す、そのような情報が受信されないとき、基地局は、いくつかの実施形態では事前構成され得るデフォルトモードで動作する。たとえば、いくつかの実施形態では、デフォルトモードにおいて、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきである。いくつかの他の実施形態では、デフォルトモードにおいて、UEデバイスが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきである。いくつかの実施形態では、基地局のデフォルトモードは、たとえば、マクロ基地局および/またはユーザ入力から受信された指示に基づいて変更され得る。
[0077]動作はステップ506からステップ508に進む。ステップ508において、基地局は、たとえば、どのデバイス(たとえば、基地局またはUE)がパイロット信号を送信するべきかを示す受信された情報を使用して、基地局またはUEデバイスのいずれが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定する。様々な実施形態では、ステップ508を実行することの一部として、ステップ510、512、514、516、518、および520のうちの1つまたは複数が実行される。サブステップ510において、基地局は、たとえば、マクロ基地局によって送信された、受信されたワイヤレス信号に含まれる受信された情報の一部として、モードインジケータが受信されたかどうかを決定する。モードインジケータが受信されなかったと決定された場合、動作はサブステップ514に進む。ステップ510において、モードインジケータが受信されたと決定された場合、動作はサブステップ512に進み、そこで、受信されたモードインジケータが動作の第1のモードを示すかどうかが決定される。モードインジケータが第1のモードを示さないと決定された場合、動作はサブステップ512からサブステップ514に進み、そこで、基地局はデフォルトモードに従って動作する。方法を実施する基地局は、デフォルトモードが、基地局がパイロット信号を送信するべきモードか、UEデバイスがパイロット信号を送信するべきモードかを示す情報を記憶する場合があり、いくつかの実施形態では記憶する。マクロ基地局は、デフォルトモードが何に設定されるべきかをスモール基地局またはUEデバイスに通知する場合があり、いくつかの実施形態では通知する。そのような実施形態では、受信デバイスは、情報を受信し、マクロ基地局によって指定されたモードにデフォルトモードを設定する。
[0078]動作はサブステップ514からサブステップ516に進み、そこで、基地局は、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきモードにデフォルトモードが設定されたかどうかを決定する。基地局がパイロット信号を送信するべきモードにデフォルトモードが設定されたと決定された場合、動作は接続ノードB524を経由してステップ536および538に進み、そうでない場合、動作は接続ノードA522を経由してステップ526に進む。
[0079]再びステップ512を参照すると、ステップ512において、モードインジケータが第1のモードを示すと決定された場合、動作はサブステップ512からサブステップ518に進み、そこで、基地局は第1のモードに従って動作する。動作はサブステップ518からサブステップ520に進み、そこで、基地局は、基地局がパイロット信号を送信するべきモードに第1のモードが設定されたかどうかを決定する。ステップ520において、基地局がパイロット信号を送信するべきモードに第1のモードが設定されたと決定された場合、動作は接続ノードB524を経由してステップ536および538に進み、そうでない場合、UEデバイスがパイロット信号を送信するべきモードに第1のモードが設定されたと考えられ、動作は接続ノードA522を経由してステップ526に進む。様々な実施形態では、デフォルトモードと第1のモードは異なり、たとえば、パイロット送信用の専用の通信リソースを割り振るマクロ基地局によって、または制御エンティティ、たとえば制御ノード130によって設定/制御され得る。いくつかの実施形態では、第1のモードにおいて、UEデバイスが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきである。
[0080]したがって、基地局またはUEデバイスのいずれがパイロット信号を送信するべきかに応じて、動作は、図示された2つの可能な処理経路のうちの1つに沿って進む。
[0081]ノードA522を経由して続く処理経路を考えられたい。上記で説明されたように、接続ノードA522にあるこの処理ポイントに到達する前に、UEデバイスがパイロット信号を送信するべきであると決定されている。ステップ526において、基地局は、UEデバイスによって送信されるパイロット信号用の、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースの監視を開始する。基地局はすでに、(たとえば、ステップ508において)UEデバイスが専用のリソースを使用してパイロット信号を送信するべきであると決定しているので、基地局は、基地局がUEデバイスによって送信されるパイロット信号を受信するべきであると推論し、したがって、ステップ526において、基地局は、専用の通信リソース上のパイロット信号送信に対する監視を開始する。
[0082]動作はステップ526からステップ528に進む。ステップ528において、基地局はUEデバイスからパイロット信号を受信する。動作はステップ528からステップ530に進む。いくつかの実施形態の一態様によれば、ステップ530において、基地局は、UEデバイスからの受信パイロット信号の受信信号強度を測定するために測定を実行する。動作はステップ530からステップ532に進む。ステップ532において、基地局は、そこからパイロット信号が受信されたUEデバイスに対する信号対ノイズ比(SNR)を推定する。動作はステップ532からステップ534に進む。ステップ534において、基地局は、UEデバイスの識別情報とともに、測定されたパイロット信号強度と推定されたSNRとを含む測定報告を生成し、そこからパイロット信号が受信されたUEをサービスする基地局、たとえばマクロ基地局124に、または制御ノード、たとえば無線ネットワークコントローラのうちの1つに、生成された報告を送る。いくつかの実施形態では、マクロ基地局は制御ノードとして働くことができる。動作は、接続ノードC552を経由してステップ534からステップ504に戻る。
[0083]次に、ノードB524を経由して続く他の処理経路に沿ったステップ536と538とを参照する。基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきであるとの決定に続いて、ステップ536において、基地局は、未使用のリソースを識別するために、パイロット信号の送信専用の通信リソースを監視する。様々な実施形態では、基地局は、リソース上のエネルギーを検出/測定するためにリソースを監視する。いくつかの実施形態では、エネルギーの最小量または所定のしきい値を下回るエネルギーが検出されたリソースが未使用と考えられる。動作はステップ536からステップ540に進む。
[0084]次にステップ538を参照すると、ステップ538において、基地局は、たとえば、1つまたは複数のUEデバイスが基地局の近傍に存在するかどうかを決定するために、UEデバイスからの信号に対する監視を開始する。監視中に1つまたは複数のUEデバイスからの信号が検出された場合、これは、信号が検出された1つまたは複数のUEデバイスが存在し、基地局の近傍にある可能性があることを示す。UEデバイスからのこれらの信号は、それらのセルラー通信、たとえばそれらのサービング基地局へのアップリンク送信、または非セルラー通信、たとえばピアツーピア通信の一部である可能性がある。動作はステップ538からステップ542および546に進む。
[0085]ステップ540において、基地局は、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースから、1つまたは複数の識別された未使用の通信リソースを選択する。いくつかの実施形態では、基地局は通信リソースを自律的に選択する。いくつかの実施形態では、基地局によって選択される通信リソースは、基地局の識別情報によって決定される。動作はステップ540からステップ542に進む。ステップ542において、基地局は、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースに含まれる通信リソース上で、パイロット信号と識別情報とを送信する。様々な実施形態では、ステップ542はステップ544を含み、その中で、基地局は、専用の通信リソースに含まれる通信リソース上でパイロット信号を送信することの一部として、選択され識別された未使用の通信リソース上でパイロット信号と識別情報とを送信する。いくつかの実施形態では、基地局は所定の電力でパイロット信号を送信する。パイロット信号を送信するために使用されるタイミングは、マクロ基地局124から受信された信号から導出される場合がある。いくつかの実施形態では、ステップ542は周期的に実行される。動作はステップ542からステップ546に進む。
[0086]ステップ546において、監視動作、たとえばステップ538に示された監視中の所定の時間期間の間に、少なくとも1つのUEデバイスからの信号が検出されなかったとき、基地局は、パイロット送信専用の通信リソース上でパイロット信号を送信することをやめる。したがって、一特徴によれば、監視動作中の所定の時間の間にUEデバイスからの検出される信号の欠如によって示されたように、UEデバイスが近傍にいないと基地局が決定したとき、基地局は、パイロット信号と識別情報とを送信することを停止する。しかしながら、基地局が監視中に1つまたは複数のUEからの信号を検出し続けるとき、基地局は、たとえば周期的に、パイロット信号を送信し続けることを諒解されたい。
[0087]たとえば、ステップ546において基地局がパイロット信号を送信することをやめたと考えられたい。動作はステップ546からオプションのステップであるステップ548に進む。ステップ548において、基地局はUEデバイスから信号を受信する。動作はステップ548からステップ550に進む。UEデバイスからの信号の検出に続いて、基地局は、たとえばステップ542および544で詳細に説明されたように、ステップ550においてパイロット信号送信動作を再び再開する。動作は接続ノードC552を経由してステップ550からステップ504に戻り、動作は時間とともにこのように続く場合がある。
[0088]図6は、様々な実施形態による、例示的な基地局600、たとえばフェムトセルまたはピコセルなどのスモール基地局の図面である。例示的な基地局600は、図1に示された基地局112、114、116、...、120のうちのいずれか1つとして使用され得る。例示的な基地局600は、パイロット信号送信用に割り振られた通信リソース上でパイロット信号と識別情報とを送信することができ、時々送信する。基地局600は、フローチャート500による方法を実施する場合があり、時々実施する。
[0089]基地局600は、バス609を介して互いに結合されたプロセッサ602とメモリ604とを含み、様々な要素(602、604)はバス609を介してデータと情報とを交換する場合がある。基地局600は、図示されたように、プロセッサ602に結合され得る入力モジュール606と出力モジュール608とをさらに含む。しかしながら、いくつかの実施形態では、入力モジュール606および出力モジュール608は、プロセッサ602の内部に位置する。入力モジュール606は入力信号を受信することができる。入力モジュール606は、ワイヤレス通信リンクを介して入力を受信するためのワイヤレス受信機モジュール620を含む。入力モジュール606は、有線リンクおよび/または光リンクを介して入力を受信するための有線および/または光入力受信機モジュール622も含む。出力モジュール608は、ワイヤレス通信リンクを介して出力信号を送信するためのワイヤレス送信機モジュール626を含む。出力モジュール608は、有線リンクおよび/または光リンクを介して出力信号を送信するための有線および/または光出力送信機モジュール628も含む。メモリ604はルーチン611とデータ/情報613とを含む。
[0090]基地局600は、ワイヤレス受信機モジュール620に結合されたワイヤレス通信受信アンテナ624と、ワイヤレス送信機モジュール626に結合されたワイヤレス通信送信アンテナ630とをさらに含む。いくつかの実施形態では、入力と出力の両方のワイヤレス通信シグナリングに同じアンテナが使用される。有線および/または光受信機モジュール622ならびに有線および/または光送信機モジュール628は、リンク632を介して他のノードおよび/またはバックホールに結合される。
[0091]様々な実施形態では、プロセッサ602は、たとえば、基地局124などのマクロ基地局から、ユーザ機器(UE)デバイスにパイロット信号を送信する際、またはユーザ機器(UE)デバイスからパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報を受信することと、UEデバイスにパイロット信号を送信する際、またはUEデバイスからパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを決定することとを行うように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ602は、たとえば、上記で説明されたように、パイロット信号を送信または受信する際の使用専用のリソースを示す、受信された情報または以前に記憶された情報に基づいて、決定を行うように構成される。
[0092]様々な実施形態では、プロセッサ602は、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきか、UEデバイスが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示す情報を受信することと、基地局またはUEデバイスのいずれが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定することとを行うようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、受信された情報は、基地局またはUEデバイスのいずれが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを、基地局に示すモードインジケータを含む。いくつかの実施形態では、プロセッサ602は、基地局またはUEデバイスのいずれが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定するように構成されることの一部として、モードインジケータが受信されたかどうかを決定することと、示されたモードに従って動作するように基地局を制御することとを行うように構成される。いくつかの実施形態では、基地局またはUEデバイスのいずれがパイロット信号および/またはモードインジケータを送信するべきかを示す情報が受信されなかったとき、プロセッサ602は、基地局がデフォルトモードで動作するべきであると決定するように構成される。実施形態に応じて、デフォルトモードは、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するか、またはUEデバイスが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するかのいずれかであるモードに設定される場合がある。
[0093]様々な実施形態では、UEデバイスが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきであると決定されたとき、様々な実施形態では、プロセッサ602は、UEデバイスによって送信されるパイロット信号用の、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースを監視することと、UEデバイスからパイロット信号を受信するように基地局600を制御することと、UEデバイスからの受信パイロット信号の受信信号強度を測定するために測定を実行することと、そこからパイロット信号が受信されたUEデバイスに対する信号対ノイズ比(SNR)を推定することと、UEデバイスの識別情報とともに、パイロット信号強度とSNR推定値とを、そこからパイロット信号が受信されたUEをサービスする基地局、または制御ノード、たとえば無線ネットワークコントローラのうちの1つに報告するように基地局600を制御することとを行うようにさらに構成される。報告するように構成されることの一部として、プロセッサ602は、パイロット信号強度と、SNR推定値と、UEデバイスの識別情報とを含む報告を生成することと、そこからパイロット信号が受信されたUEをサービスする基地局、または制御ノード、たとえば無線ネットワークコントローラのうちの1つに生成された報告を送ることとを行うように構成される。
[0094]様々な実施形態では、基地局が専用のリソースを使用してパイロット信号を送信するべきであると決定されたとき、プロセッサ602は、UEデバイスからの信号を監視することと、未使用のリソースを識別するためにパイロット信号の送信専用の通信リソースを監視することと、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースから、1つまたは複数の識別された未使用の通信リソースを選択することと、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースに含まれる通信リソース上で、パイロット信号と識別情報とを送信するように基地局600を制御することとを行うようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ602は、未使用の専用リソースを識別するために通信リソース上のエネルギーを測定するように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ602は、エネルギーの最小量または所定のしきい値を下回るエネルギーが検出された通信リソースを、未使用の通信リソースとして識別するようにさらに構成される。様々な実施形態では、プロセッサ602は、専用の通信リソースに含まれる通信リソース上でのパイロット信号の送信を制御するように構成されることの一部として、選択され識別された未使用の通信リソース上でパイロット信号と識別情報とを送信するように、基地局600を制御するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサは、選択され識別された通信リソース上でのパイロット信号の送信を周期的に制御するように、基地局600を制御するように構成される。
[0095]いくつかの実施形態では、プロセッサ602は、監視動作中の所定の時間期間の間に少なくとも1つのUEデバイスからの信号が検出されなかったとき、パイロット信号を送信することをやめるように、基地局600を制御するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ602は、UEデバイスから信号を受信し、UEデバイスからの信号の検出に続いて、パイロット信号送信動作を再開するように基地局600を制御するようにさらに構成される。したがって、プロセッサ602は、監視中に1つまたは複数のUEから信号が検出されたとき、たとえば周期的に、パイロット信号の送信を再開および継続するように構成される。
[0096]図7は、図6に示された例示的な基地局600で使用され得るし、いくつかの実施形態では使用されるモジュールのアセンブリ700である。アセンブリ700内のモジュールは、たとえば個別の回路として、図6のプロセッサ602内のハードウェアに実装され得る。アセンブリ700内のモジュールは、たとえば個別の回路として、プロセッサ602内のハードウェアに完全に実装され得るし、いくつかの実施形態では実装される。他の実施形態では、モジュールのうちのいくつかは、たとえば回路として、プロセッサ602内に実装され、他のモジュールは、たとえば回路として、プロセッサの外部に実装され、プロセッサに結合される。プロセッサ上のモジュールの集積度および/またはプロセッサの外部にあるいくつかのモジュールとの集積度は、設計上の選択の1つであり得ることを諒解されたい。必ずしもすべてとは限らないが、いくつかの実施形態では、下記に記載されるモジュールのうちのいくつか、たとえばモジュール705、708、726、736、738、730、732、740、746、748、および750はプロセッサ602内に実装され、他のモジュール、たとえばモジュール704、706、734、742などは、プロセッサ内および/またはプロセッサの外部に実装される。
[0097]代替として、回路として実装されるのではなく、モジュールのうちの全部または一部は、ソフトウェアに実装され、図6に示された基地局600のメモリ604に記憶され、それらのモジュールは、モジュールがプロセッサ、たとえばプロセッサ602によって実行されたとき、モジュールに対応する機能を実施するように、スモール基地局600の動作を制御する。いくつかのそのような実施形態では、モジュールのアセンブリ700は、図6の基地局600のメモリ604のルーチン611に含まれる。さらに他の実施形態では、様々なモジュールは、ハードウェアとソフトウェアの組合せとして、たとえば、プロセッサ602に入力を供給し、次いで、プロセッサ602かソフトウェアの制御下でモジュールの機能の一部分を実行するように動作する、プロセッサの外部の別の回路で実装される。
[0098]図6の実施形態では単一のプロセッサ、たとえばコンピュータとして示されているが、プロセッサ602は、1つまたは複数のプロセッサ、たとえばコンピュータとして実装される場合があることを諒解されたい。ソフトウェアに実装されたとき、それらのモジュールはコードを含み、そのコードは、プロセッサによって実行されたとき、モジュールに対応する機能を実装するように、プロセッサ、たとえばコンピュータ602を構成する。いくつかの実施形態では、プロセッサ602は、モジュールのアセンブリ700のモジュールの各々を実装するように構成される。モジュールのアセンブリ700がメモリ604に記憶される実施形態では、メモリ604は、少なくとも1つのコンピュータ、たとえばプロセッサ602にモジュールが対応する機能を実施させるためのコード、たとえば、モジュールごとの個別コードを備えるコンピュータ可読媒体、たとえば非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品である。
[0099]完全にハードウェアベースの、または完全にソフトウェアベースのモジュールが使用される場合がある。しかしながら、機能を実装するために、ソフトウェアモジュールとハードウェア(たとえば、回路実装型の)モジュールの任意の組合せが使用される場合があることを諒解されたい。図7に示されたモジュールは、図5のフローチャート500の方法において図示および/または記載された対応するステップの機能を実行するように、基地局600、またはプロセッサ602などのその中の要素を制御および/または構成することを諒解されたい。
[00100]モジュールのアセンブリ700は、たとえばマクロ基地局から、ユーザ機器(UE)デバイスにパイロット信号を送信する際、またはユーザ機器(UE)デバイスからパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報を受信するように構成されたモジュール704と、たとえば、パイロット信号を送信または受信する際の使用専用のリソースを示す、受信された情報または以前に記憶された情報に基づいて、UEデバイスにパイロット信号を送信する際、またはUEデバイスからパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを決定するように構成されたモジュール705と、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきか、UEデバイスが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示す情報を受信するように構成されたモジュール706と、たとえば、受信された情報に基づいて、基地局またはUEデバイスのいずれが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定するように構成されたモジュール708とを含む。様々な実施形態では、決定モジュール708は、フローチャート500の対応するステップ508で説明された機能を実行/実施するように構成される。したがって、様々な実施形態では、モジュール708は、基地局またはUEデバイスのいずれが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示すモードインジケータが受信されたかどうかを決定することと、ステップ910および/またはその中のサブステップで説明された1つまたは複数の他の決定を実行することとを行うように構成される。いくつかの実施形態では、モードインジケータが受信されなかったとき、決定モジュール708は、基地局600がデフォルトモードで動作するべきであると決定するように構成される。いくつかの実施形態では、デフォルトモードにおいて、基地局600は、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきであると考える。いくつかの他の実施形態では、デフォルトモードにおいて、基地局600は、UEデバイスが専用の通信を使用してパイロット信号を送信するべきであると考える。
[0100]様々な実施形態では、モジュールのアセンブリ700は、UEデバイスによって送信されるパイロット信号用の、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースの監視するように構成されたモジュール726と、未使用のリソースを識別するためにパイロット信号の送信専用の通信リソースを監視するように構成されたモジュール736と、UEデバイスからの信号を監視するように構成されたモジュール738とをさらに含む。いくつかの実施形態では、モジュールのアセンブリ700は、たとえばUEデバイスから、パイロット信号を受信するように構成されたモジュール728と、受信パイロット信号の受信信号強度を測定するために測定を実行するように構成されたモジュール730と、そこからパイロット信号が受信されたUEデバイスに対する信号対ノイズ比(SNR)を推定するように構成されたモジュール732と、デバイス識別情報とともに、測定されたパイロット信号強度と推定されたSNRとを、そこからパイロット信号が受信されたUEをサービスする基地局、または制御ノード、たとえば無線ネットワークコントローラのうちの1つに報告するように構成されたモジュール734とをさらに含む。いくつかの実施形態では、報告用のモジュール734は、測定されたパイロット信号強度と、推定されたSNRと、UEデバイスの識別情報とを含む報告を生成するように構成されたモジュール752と、そこからパイロット信号が受信されたUEをサービスする基地局、または制御ノード、たとえば無線ネットワークコントローラのうちの1つに生成された報告を送る、たとえば送信するように構成されたモジュール754とを含む。
[0101]様々な実施形態では、モジュールのアセンブリ700は、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースから、1つまたは複数の識別された未使用の通信リソースを選択するように構成されたモジュール740と、基地局が専用のリソースを使用してパイロット信号を送信するべきであると決定されたとき、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースに含まれる通信リソース上で、パイロット信号と識別情報とを送信するように構成されたモジュール742とをさらに含む。いくつかの実施形態では、モジュール742は、専用の通信リソースに含まれる通信リソース上でのパイロット信号の送信を制御することの一部として、選択され識別された未使用の通信リソース上でパイロット信号と識別情報とを送信するように構成されたモジュール744を含む。いくつかの実施形態では、モジュール740は、未使用の専用リソースを識別するためにパイロット送信専用の通信リソース上のエネルギーを測定するように構成される。いくつかの実施形態では、モジュール740は、エネルギーの最小量または所定のしきい値を下回るエネルギーが検出された通信リソースを、未使用の通信リソースとして識別する。いくつかの実施形態では、モジュール742は、選択され識別されたリソース上で周期的にパイロット信号を送信するように構成される。
[0102]いくつかの実施形態では、モジュールのアセンブリ700は、監視動作中の所定の時間期間の間に少なくとも1つのUEデバイスからの信号が検出されなかったとき、パイロット信号を送信することをやめるように、基地局600を制御するように構成されたモジュール746をさらに含む。いくつかの実施形態では、モジュールのアセンブリ700は、UEデバイスからの信号を検出/受信するように構成されたモジュール748と、UEデバイスからの信号の検出に続いてパイロット信号送信動作を再開するように、基地局600を制御するように構成されたモジュール750とをさらに含む。
[0103]点線ボックスに示されたモジュールはオプションであり、したがって、これらのモジュールのうちの1つまたは複数は、いくつかの実施形態では存在し、他の実施形態では存在しない場合がある。点線ボックスは、これらのモジュールが、様々な実施形態では、モジュールのアセンブリ700に含まれるが、これらのモジュールがそれに対応するステップが実行される実施形態では、プロセッサ602がそのようなオプションのモジュールを実行する場合があることを示す。いくつかの実施形態では、別のモジュール内に含まれる図7に示された1つまたは複数のモジュールは、1つまたは複数の独立モジュールとして実装される場合がある。
[0104]図8は、例示的な実施形態による、たとえば、パイロット信号を受信し、測定を実行するスモール基地局またはUEデバイスから通信される、例示的な測定報告800を示す。いくつかの実施形態では、測定報告800は、パイロット信号送信専用の通信リソース上で、1つまたは複数のUEデバイスからパイロット信号を受信する基地局、たとえばフェムトセルまたはピコセルによって生成される。いくつかの実施形態では、測定報告800は、パイロット信号送信専用の通信リソース上で送信された、1つまたは複数のスモール基地局からのパイロット信号を受信するUEデバイスによって生成される。
[0105]図示されたように、例示的な測定報告800は、メッセージタイプIDフィールド802と、ソースIDフィールド804と、宛先デバイスIDフィールド806と、デバイス識別情報フィールド808と、信号対ノイズ比(SNR)情報フィールド810と、測定された受信パイロット信号強度フィールド812とを含む、複数の情報フィールドを含む。
[0106]メッセージタイプIDフィールド802は、測定報告メッセージ800が関係するメッセージのタイプを識別する識別子を含み、たとえば、フィールド802内の情報は、測定報告メッセージ800内の情報がパイロット信号送信に関係することを識別する。ソースID804は、測定を実行し測定報告メッセージ800を送信するデバイスに対応する識別子、たとえば、測定を実行しメッセージ800を送信するスモール基地局またはUEデバイスのIDを含む。
[0107]宛先デバイスIDフィールド806は、測定報告メッセージ800が送られる宛先デバイスに対応する識別子を含む。いくつかの実施形態の一態様によれば、測定報告は、スモール基地局により、そこからパイロット信号が受信されたUEデバイスをサービスする基地局に、または無線ネットワークコントローラ(RNC)などの中央制御ノードに送られる場合がある。いくつかの実施形態の一態様によれば、測定報告は、UEデバイスにより、そこからパイロット信号が受信されたスモール基地局に、または無線ネットワークコントローラ(RNC)などの中央制御ノードに、またはマクロ基地局に送られる場合がある。したがって、情報フィールド806は、基地局および/またはRNCに対応する識別子を含む場合がある。
[0108]情報フィールド808は、信号測定が実行されたパイロット信号を送信したデバイス、たとえば、UEデバイスまたはスモール基地局、フェムト基地局に対応する識別情報を含む。SNR情報フィールド810は、そこからパイロット信号が受信されたデバイスに対する推定されたSNRを含む。信号強度情報フィールド812は、測定報告メッセージ800を送信するデバイスによって測定された、受信パイロット信号の測定された受信信号強度を含む。
[0109]図9は、例示的な実施形態による、ユーザ機器(UE)デバイスを動作させる例示的な方法のステップを示すフローチャート900である。いくつかの実施形態では、フローチャート900の方法を実施するUEデバイスは、図1に示されたアクティブUEのうちのいずれか1つである。説明のために、UE1 102がフローチャート900の方法を実施すると考えられたい。
[0110]動作はステップ902で始まる。ステップ902において、UE1 102が電源投入され、初期化される。いくつかの実施形態では、フローチャート900は、UEがアクティブ状態であるときのみ、すなわちUEが基地局と通信しているときのみ、UEによって実施される。動作は開始ステップ902からステップ904に進む。ステップ904において、たとえばワイヤレス信号内で、たとえば基地局124などのマクロ基地局から、基地局にパイロット信号を送信する際、または基地局からパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報を受信する。いくつかの実施形態では、ステップ904は実行されない場合があり、基地局にパイロット信号を送信する際、または基地局からパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報は、フローチャート900の方法を実施するUEデバイスに事前記憶される場合がある。
[0111]動作はステップ904からステップ906に進む。ステップ906において、UEデバイスは、基地局にパイロット信号を送信する際、または基地局からパイロット信号の受信する際の使用専用の通信リソースを決定する。決定は、たとえば、上記で説明されたように、パイロット信号を送信または受信する際の使用専用のリソースを示す、受信された情報または以前に記憶された情報に基づいて行われる。
[0112]動作はステップ906からステップ908に進む。ステップ908において、UEデバイスは、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきか、UEデバイスが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示す情報を受信する。いくつかの実施形態では、情報は、たとえば、マクロ基地局または中央制御ノードから受信される。いくつかの実施形態では、ステップ908において受信された情報は、基地局またはUEデバイスのいずれが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかをUEデバイス1 102に示すモードインジケータを含む。いくつかの実施形態では、モードインジケータは、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきモード内で、UEデバイス1 102が動作するべきであることを示す。ステップ908は、それがオプションであるように点線ボックスで示され、したがって、いくつかの実施形態では、ステップ908は実行されず、基地局またはUEデバイスのいずれが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示す情報が受信されない。そのような実施形態では、UEデバイス1 102は、いくつかの実施形態では事前構成され得るデフォルトモードで動作する。たとえば、いくつかの実施形態では、デフォルトモードにおいて、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきである。
[0113]動作はステップ908からステップ910に進む。ステップ910において、UEデバイスは、たとえば、どのデバイス(たとえば、基地局またはUE)がパイロット信号を送信するべきかを示す受信された情報に基づいて、UEデバイスが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきか、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定する。
[0114]様々な実施形態では、決定ステップ910の一部として、ステップ912、914、916、918、920、および922のうちの1つまたは複数が実行される。サブステップ912において、UEデバイスは、たとえば受信された情報の一部として、モードインジケータが受信されたかどうかを決定する。モードインジケータが受信されなかったと決定された場合、動作はサブステップ916に進む。ステップ912において、モードインジケータが受信されたと決定された場合、動作はサブステップ914に進み、そこで、受信されたモードインジケータが動作の第1のモードを示すかどうかが決定される。サブステップ914において、モードインジケータが第1のモードを示さないと決定された場合、動作はサブステップ914からサブステップ916に進み、そこで、UEデバイス1 102はデフォルトモードに従って動作する。動作はサブステップ916からサブステップ918に進み、そこで、UEデバイスは、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきモードにデフォルトモードが設定されたかどうかを決定する。基地局がパイロット信号を送信するべきモードにデフォルトモードが設定されたと決定された場合、動作は接続ノードD924を経由してステップ928に進み、そうでない場合、動作は接続ノードE926を経由してステップ938および940に進む。
[0115]再びステップ914を参照すると、ステップ914において、受信されたモードインジケータが第1のモードを示すと決定された場合、動作はサブステップ914からサブステップ920に進み、そこで、UEデバイスは第1のモードに従って動作する。動作はサブステップ920からサブステップ922に進み、そこで、UEデバイスは、基地局がパイロット信号を送信するべきモードに第1のモードが設定されたかどうかを決定する。ステップ922において、基地局がパイロット信号を送信するべきモードに第1のモードが設定されたと決定された場合、動作は接続ノードD924を経由してステップ922からステップ928に進み、そうでない場合、UEデバイスがパイロット信号を送信するべきモードに第1のモードが設定されたと考えられ、動作は接続ノードE926を経由してステップ938および940に進む。様々な実施形態では、デフォルトモードと第1のモードは異なり、たとえば、パイロット送信用の専用の通信リソースを割り振るマクロ基地局によって、または制御エンティティ、たとえば制御ノード130によって設定/制御され得る。
[0116]したがって、基地局またはUEデバイスのいずれがパイロット信号を送信するべきかに応じて、動作は、図示された2つの可能な処理経路のうちの1つに沿って進む。
[0117]ノードD924を経由して続く処理経路を考えられたい。上記で説明されたように、接続ノードD924にあるこの処理ポイントに到達する前に、基地局がパイロット信号を送信するべきであると決定されている。ステップ928において、UEデバイスは、基地局、たとえばフェムトセルまたはピコセルによって送信されるパイロット信号用の、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースを監視する。したがって、ステップ928において、UEデバイスは、専用の通信リソース上の基地局からのパイロット信号送信に対する監視を開始する。
[0118]動作はステップ928からステップ930に進む。ステップ930において、UEデバイスは、基地局、たとえばフェムトセルまたはピコセルからパイロット信号を受信する。様々な実施形態では、送信されるパイロット信号は、少なくとも1つのパイロットと、送信デバイスに対応する識別情報、たとえば送信する基地局またはUEデバイスのIDとを含む。動作はステップ930からステップ932に進む。いくつかの実施形態の一態様によれば、ステップ932において、UEデバイスは、基地局から受信されたパイロット信号の受信パイロット信号強度を測定するために測定を実行する。動作はステップ932からステップ934に進む。ステップ934において、UEデバイスは、そこからパイロット信号が受信された基地局に対する信号対ノイズ比(SNR)を推定する。動作はステップ934からステップ936に進む。ステップ936において、UEデバイスは、そこからパイロット信号が受信された基地局の識別情報とともに、測定された受信パイロット信号強度と推定されたSNRとを含む測定報告を生成し、測定を実行するUEデバイスをサービスする基地局、または制御ノード、たとえば無線ネットワークコントローラのうちの1つに、生成された報告を送る。いくつかの実施形態では、パイロット送信専用のリソースを割り振ったマクロ基地局124は、制御ノードとして働く場合がある。動作は、接続ノードF960を経由してステップ936からステップ904に戻る。
[0119]次に、ステップ938と940が、ノードE926を経由して続く他の処理経路を望むに対して参照する。ステップ938において、UEデバイスは、1つまたは複数のスモール基地局が存在するかどうかを決定するために、基地局、たとえばフェムトセルまたはピコセルからの信号を監視する。UEデバイスは、スモール基地局からの発見信号、パイロット、ダウンリンクデータ送信、および/または、PSS(1次同期信号)もしくはSSS(2次同期信号)などの同期信号を監視する。UEデバイスは、スモール基地局によって送信される非セルラー信号、たとえばピアツーピア通信信号を監視する場合がある。監視中に1つまたは複数のスモール基地局からの信号が検出された場合、これは、信号が検出された1つまたは複数のスモール基地局が、たとえばUEデバイスの近傍に存在することを示す。動作はステップ938からステップ944および9948に進む。
[0120]ステップ940において、UEデバイスが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきであるとの決定に続いて、UEデバイスは、未使用のリソースを識別するために、パイロット信号の送信専用の通信リソースを監視する。様々な実施形態では、UEデバイスは、リソース上のエネルギーを検出/測定するためにリソースを監視する。いくつかの実施形態では、エネルギーの最小量または所定のしきい値を下回るエネルギーが検出されたリソースが未使用と考えられる。動作はステップ940からステップ942に進む。
[0121]ステップ942において、UEデバイスは、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースから、1つまたは複数の識別された未使用の通信リソースを選択する。いくつかの実施形態では、UEデバイスは、自律的に未使用の通信リソースを選択する。いくつかの実施形態では、UEデバイスによって選択されるリソースは、UEデバイスの識別情報および/またはUEデバイスをサービスする基地局の識別情報に依存する場合がある。動作はステップ942からステップ944に進む。ステップ944において、UEデバイスは、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースに含まれる通信リソース上で、パイロット信号と識別情報とを送信する。様々な実施形態では、ステップ944はステップ946を含み、そこで、UEデバイスは、専用の通信リソースに含まれる通信リソース上でパイロット信号を送信することの一部として、選択され識別された未使用の通信リソース上でパイロット信号と識別情報とを送信する。いくつかの実施形態では、識別情報は、UEデバイスの識別情報および/またはUEデバイスをサービスする基地局の識別情報を含む場合がある。UEデバイスは、スモール基地局によってサービスされているときの時間期間中に、マクロ基地局によって割り振られた専用のリソース内で送信する場合があることに留意されたい。そのような実施形態では、パイロット信号を送信するためにUEデバイスによって使用されるタイミングは、UEデバイスがマクロ基地局から受信する信号から導出される場合がある。UEデバイスは、サービング基地局との通信用に他のタイミングを使用する場合がある。いくつかの実施形態では、ステップ926において、UEデバイスは所定の電力でパイロット信号を送信する。いくつかの実施形態では、ステップ944は周期的に実行される。様々な実施形態では、送信されるパイロット信号は、少なくとも1つのパイロットと、送信するUEデバイスに対応する識別情報とを含む。動作はステップ944からステップ948に進む。
[0122]ステップ948において、監視動作、たとえばステップ938に示された監視中の所定の時間期間の間に、少なくとも1つの基地局、たとえばスモール基地局からの信号を検出するのに失敗したとき、UEデバイスは、専用のリソース上でパイロット信号を送信することをやめる。したがって、一特徴によれば、いくつかの実施形態では、監視動作中の所定の時間の間に少なくとも1つのスモール基地局から検出される信号の欠如によって示されたように、スモール基地局が、たとえば近傍にいないとUEデバイスが決定したとき、UEデバイスはパイロット信号と識別情報とを送信することを停止する。しかしながら、監視中に1つまたは複数のスモール基地局からの信号が検出されるとき、UEデバイスは、たとえば周期的に、パイロット信号を送信し続けることを諒解されたい。
[0123]たとえば、ステップ948においてUEデバイスがパイロット信号を送信することをやめたと考えられたい。動作はステップ948からオプションのステップであるステップ950に進む。ステップ950において、UEデバイスはスモール基地局からの信号を検出/受信する。動作はステップ950からステップ952に進む。スモール基地局からの信号の検出に続いて、UEデバイスは、たとえばステップ944および946で詳細に説明されたように、ステップ952におけるパイロット信号送信動作を再び再開する。動作は接続ノードF960を経由してステップ952からステップ904に戻り、動作は時間とともにこのように続く場合がある。
[0124]図10は、様々な実施形態による、例示的なユーザ機器(UE)デバイス1000、たとえばモバイルワイヤレス端末の図面である。例示的なUEデバイス1000は、図1に示されたUEデバイス102、104、...、110のうちのいずれか1つとして使用され得る。例示的なUEデバイス1000は、パイロット信号送信用に割り振られた通信リソース上でパイロット信号と識別情報とを送信することができ、時々送信する。UEデバイス1000は、フローチャート900による方法を実施する場合があり、時々実施する。
[0125]UEデバイス1000は、バス1009を介して互いに結合されたプロセッサ1002とメモリ1004とを含み、様々な要素(1002、1004)はバス1009を介してデータと情報とを交換する場合がある。UEデバイス1000は、図示されたようにプロセッサ1002に結合され得る入力モジュール1006と出力モジュール1008とをさらに含む。しかしながら、いくつかの実施形態では、入力モジュール1006および出力モジュール1008は、プロセッサ1002の内部に位置する。入力モジュール1006は入力信号を受信することができる。入力モジュール1006は、ワイヤレス通信リンクを介して入力を受信するためのワイヤレス受信機モジュール1020を含む。入力モジュール1006は、有線リンクおよび/または光リンクを介して入力を受信するための有線および/または光入力受信機モジュール1022も含む。出力モジュール1008は、ワイヤレス通信リンクを介して出力信号を送信するためのワイヤレス送信機モジュール1026を含む。出力モジュール1008は、有線リンクおよび/または光リンクを介して出力信号を送信するための有線および/または光出力送信機モジュール1028も含む。メモリ1004はルーチン1011とデータ/情報1013とを含む。
[0126]UEデバイス1000は、ワイヤレス受信機モジュール1020に結合されたワイヤレス通信受信アンテナ1024と、ワイヤレス送信機モジュール1026に結合されたワイヤレス通信送信アンテナ1030とをさらに含む。いくつかの実施形態では、入力と出力の両方のワイヤレス通信シグナリングに同じアンテナが使用される。
[0127]様々な実施形態では、プロセッサ1002は、たとえば、基地局124などのマクロ基地局から、基地局にパイロット信号を送信する際、または基地局からパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報を受信するようにUEデバイス1000を制御することと、基地局にパイロット信号を送信する際、または基地局からパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを決定することとを行うように構成される。いくつかの実施形態では、情報はワイヤレス信号内で受信される。いくつかの実施形態では、プロセッサ1002は、パイロット信号を送信または受信する際の使用専用のリソースを示す、受信された情報または以前に記憶された情報に基づいて、決定を行うように構成される。
[0128]様々な実施形態では、プロセッサ1002は、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきか、UEデバイスが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示す情報を受信するようにUEデバイスを制御することと、UEデバイスが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきか、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定することとを行うようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、情報は、たとえば、マクロ基地局または中央制御ノードから受信される。いくつかの実施形態では、受信された情報は、基地局またはUEデバイスのいずれが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示すモードインジケータを含む。いくつかの実施形態では、プロセッサ1002は、基地局またはUEデバイスのいずれがパイロット信号を送信するべきかを決定するように構成されることの一部として、モードインジケータが受信されたかどうかを決定することと、示されたモードに従って動作するように基地局を制御することとを行うように構成される。いくつかの実施形態では、基地局またはUEデバイスのいずれがパイロット信号および/またはモードインジケータを送信するべきかを示す情報が受信されなかったとき、プロセッサ1002は、UEデバイスがデフォルトモードで動作するべきであると決定するように構成される。実施形態に応じて、デフォルトモードは、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するか、またはUEデバイスが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するかのいずれかであるモードに設定される場合がある。
[0129]様々な実施形態では、基地局が専用のリソースを使用してパイロット信号を送信するべきであると決定された場合、プロセッサ1002は、基地局によって送信されるパイロット信号用の、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースを監視することと、(たとえば、入力モジュール1006を介して)基地局からパイロット信号を受信するようにUEデバイスを制御することと、基地局から受信されたパイロット信号の受信信号強度を測定するために測定を実行することと、そこからパイロット信号が受信された基地局に対する信号対ノイズ比(SNR)の推定値を生成することと、そこからパイロット信号が受信された基地局の識別情報とともに、測定されたパイロット信号強度と推定されたSNRとを生成することとを行うようにさらに構成される。様々な実施形態では、プロセッサ1002は、UEをサービスする基地局、または制御ノード、たとえば無線ネットワークコントローラのうちの1つに、生成された報告を送る、たとえば出力モジュール1008を介して送信するように、UEデバイスを制御するようにさらに構成される。
[0130]様々な実施形態では、UEデバイスが専用のリソースを使用してパイロット信号を送信するべきであると決定されたとき、プロセッサ1002は、基地局、たとえばフェムトセルまたはピコセルからの信号を監視することと、未使用のリソースを識別するためにパイロット信号の送信専用の通信リソースを監視することと、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースから、1つまたは複数の識別された未使用の通信リソースを選択することと、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースに含まれる通信リソース上で、パイロット信号と識別情報とを送信するようにUEデバイスを制御することとを行うようにさらに構成される。様々な実施形態では、プロセッサ1002は、専用の通信リソースに含まれる通信リソース上でのパイロット信号の送信を制御するように構成されることの一部として、選択され識別された未使用の通信リソース上でパイロット信号と識別情報とを送信するように、UEデバイスを制御するように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ1002は、周期的にパイロット信号を送信するように、UEデバイスを制御するように構成される。
[0131]いくつかの実施形態では、プロセッサ1002は、未使用の通信リソースを識別するように構成されることの一部として、通信リソース上のエネルギーを測定することと、エネルギーの最小量または所定のしきい値を下回るエネルギーが検出された通信リソースを、未使用の通信リソースとして識別することとを行うように構成される。様々な実施形態では、送信されるパイロット信号は、少なくとも1つのパイロットと、送信するUEデバイスに対応する識別情報とを含む。
[0132]いくつかの実施形態では、プロセッサ1002は、監視動作中の所定の時間期間の間に少なくとも1つのスモール基地局からの信号が検出されなかったとき、パイロット信号を送信することをやめるように、UEデバイスを制御するように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ1002は、スモール基地局からの信号が検出されたとき、パイロット信号送信を再開するようにさらに構成される。したがって、いくつかの実施形態では、プロセッサ1002は、スモール基地局からの信号を検出/受信することと、パイロット信号の送信を再開することとを行うように構成される。
[0133]図11は、図10に示された例示的なUEデバイス1000で使用され得るし、いくつかの実施形態では使用されるモジュールのアセンブリ1100である。アセンブリ1100内のモジュールは、たとえば個別の回路として、図10のプロセッサ1002内のハードウェアに実装され得る。アセンブリ1100内のモジュールは、たとえば個別の回路として、プロセッサ1002内のハードウェアに完全に実装され得るし、いくつかの実施形態では実装される。他の実施形態では、モジュールのうちのいくつかは、たとえば回路として、プロセッサ1002内に実装され、他のモジュールは、たとえば回路として、プロセッサの外部に実装され、プロセッサに結合される。プロセッサ上のモジュールの集積度および/またはプロセッサの外部にあるいくつかのモジュールとの集積度は、設計上の選択の1つであり得ることを諒解されたい。必ずしもすべてとは限らないが、いくつかの実施形態では、下記に記載されるモジュールのうちのいくつか、たとえばモジュール1106、1110、1128、1138、1140、1132、および1134はプロセッサ1002内に実装され、他のモジュール、たとえばモジュール1104、1108、1144などは、プロセッサ内および/またはプロセッサ1002の外部に実装される。
[0134]代替として、回路として実装されるのではなく、モジュールのうちの全部または一部は、ソフトウェアに実装され、図10に示されたUEデバイス1000のメモリ1004に記憶される場合があり、それらのモジュールは、モジュールがプロセッサ、たとえばプロセッサ1002によって実行されたとき、モジュールに対応する機能を実施するように、UEデバイス1000の動作を制御する。いくつかのそのような実施形態では、モジュールのアセンブリ1100は、図10のUEデバイス1000のメモリ1004のルーチン1011に含まれる。さらに他の実施形態では、様々なモジュールは、ハードウェアとソフトウェアの組合せとして、たとえば、プロセッサ1002に入力を供給し、次いで、プロセッサ1002がソフトウェアの制御下でモジュールの機能の一部分を実行するように動作する、プロセッサの外部の別の回路で実装される。
[0135]図10の実施形態では単一のプロセッサ、たとえばコンピュータとして示されているが、プロセッサ1002は、1つまたは複数のプロセッサ、たとえばコンピュータとして実装される場合があることを諒解されたい。ソフトウェアに実装されたとき、それらのモジュールはコードを含み、そのコードは、プロセッサによって実行されたとき、モジュールに対応する機能を実装するように、プロセッサ、たとえばコンピュータ1002を構成する。いくつかの実施形態では、プロセッサ1002は、モジュールのアセンブリ1100のモジュールの各々を実装するように構成される。モジュールのアセンブリ1100がメモリ1004に記憶される実施形態では、メモリ1004は、少なくとも1つのコンピュータ、たとえばプロセッサ1002にモジュールが対応する機能を実施させるためのコード、たとえば、モジュールごとの個別コードを備えるコンピュータ可読媒体、たとえば非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品である。
[0136]完全にハードウェアベースの、または完全にソフトウェアベースのモジュールが使用される場合がある。しかしながら、機能を実装するために、ソフトウェアモジュールとハードウェア(たとえば、回路実装型の)モジュールの任意の組合せが使用される場合があることを諒解されたい。図11に示されたモジュールは、図9のフローチャート900の方法に図示および/または記載された対応するステップの機能を実行するように、UEデバイス1000、またはプロセッサ1002などのその中の要素を制御および/または構成することを諒解されたい。
[0137]モジュールのアセンブリ1100は、基地局、たとえばスモール基地局にパイロット信号を送信する際、または基地局からパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報を受信するように構成されたモジュール1104と、たとえば、パイロット信号を送信または受信する際の使用専用のリソースを示す、受信された情報または以前に記憶された情報に基づいて、基地局にパイロット信号を送信する際、または基地局からパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを決定するように構成されたモジュール1106と、基地局が専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきか、UEデバイスが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示す情報を受信するように構成されたモジュール1108と、基地局またはUEデバイスのいずれが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定するように構成されたモジュール1110とを含む。いくつかの実施形態では、決定モジュール1110は、基地局またはUEデバイスのいずれが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示す受信された情報に基づいて、決定を実行する。様々な実施形態では、決定モジュール1110は、フローチャート900の対応するステップ910で説明された機能を実行/実施するように構成される。したがって、様々な実施形態では、モジュール1110は、基地局またはUEデバイスのいずれが専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示すモードインジケータが受信されたかどうかを決定することと、ステップ910および/またはその中のサブステップで説明された1つまたは複数の他の決定を実行することとを行うように構成される。いくつかの実施形態では、モードインジケータが受信されなかったとき、決定モジュール1110は、UEデバイス1000がデフォルトモードで動作するべきであると決定するように構成される。
[0138]様々な実施形態では、モジュールのアセンブリ1100は、基地局によって送信されるパイロット信号用の、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースの監視するように構成されたモジュール1128と、基地局からの信号を監視するように構成されたモジュール1138と、未使用のリソースを識別するためにパイロット信号の送信専用の通信リソースを監視するように構成されたモジュール1140とをさらに含む。
[0139]いくつかの実施形態では、モジュールのアセンブリ1100は、少なくとも1つの基地局、たとえばフェムトセルまたはピコセルからパイロット信号を受信するように構成されたモジュール1130と、受信されたパイロット信号の受信信号強度を測定するために測定を実行するように構成されたモジュール1132と、そこからパイロット信号が受信された基地局に対する信号対ノイズ比(SNR)を推定するように構成されたモジュール1134と、そこからパイロット信号が受信された基地局の識別情報とともに、測定されたパイロット信号強度と推定されたSNRとを、基地局、または制御ノード、たとえば無線ネットワークコントローラのうちの1つに報告するように構成されたモジュール1136とをさらに含む。いくつかの実施形態では、報告用のモジュール1136は、測定されたパイロット信号強度と、推定されたSNRと、基地局の識別情報とを含む報告を生成するように構成されたモジュール1154と、UEをサービスする基地局、または制御ノード、たとえば無線ネットワークコントローラのうちの1つに、生成された報告を送信するように構成されたモジュール1156とを含む。
[0140]様々な実施形態では、モジュールのアセンブリ1100は、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースから、パイロット信号の送信用の1つまたは複数の識別された未使用の通信リソースを選択するように構成されたモジュール1142と、UEデバイスが専用のリソースを使用してパイロット信号を送信するべきであると決定されたとき、パイロット信号を送信する際の使用専用の通信リソースに含まれる通信リソース上で、パイロット信号と識別情報とを送信するように構成されたモジュール1144とをさらに含む。いくつかの実施形態では、モジュール1142は、未使用の専用リソースを識別するためにパイロット送信専用の通信リソース上のエネルギーを測定するように構成される。いくつかの実施形態では、モジュール1142は、エネルギーの最小量または所定のしきい値を下回るエネルギーが検出された通信リソースを、未使用の通信リソースとして識別する。いくつかの実施形態では、モジュール1144は、専用の通信リソースに含まれる通信リソース上でパイロット信号を送信するようにUEデバイスを制御することの一部として、選択され識別された未使用の通信リソース上でパイロット信号と識別情報とを、たとえば出力モジュール1008を介して送信するように、UEデバイスを制御するように構成されたモジュール1146を含む。
[0141]いくつかの実施形態では、モジュールのアセンブリ1100は、監視動作中の所定の時間期間の間に少なくとも1つのスモール基地局からの信号が検出されなかったとき、パイロット信号を送信することをやめるように、UEデバイスを制御するように構成されたモジュール1148をさらに含む。いくつかの実施形態では、モジュールのアセンブリ1100は、スモール基地局からの信号を検出/受信するように構成されたモジュール1150と、スモール基地局、たとえばフェムトセルまたはピコセルのうちの1つからの信号の検出に続いてパイロット信号送信動作を再開するように、UEデバイスを制御するように構成されたモジュール1152とをさらに含む。
[0142]点線ボックスに示されたモジュールはオプションであり、したがって、これらのモジュールのうちの1つまたは複数は、いくつかの実施形態では存在し、他の実施形態では存在しない場合がある。点線ボックスは、これらのモジュールが、様々な実施形態では、モジュールのアセンブリ1100に含まれるが、これらのモジュールがそれに対応するステップが実行される実施形態では、プロセッサ1002がそのようなオプションのモジュールを実行する場合があることを示す。いくつかの実施形態では、別のモジュール内に含まれる図11に示された1つまたは複数のモジュールは、1つまたは複数の独立モジュールとして実装される場合がある。
[0143]様々な特徴が広範囲のシステムおよび/または方法で使用される場合がある。
一態様によれば、いくつかの実施形態による例示的な方法は、以下の特徴および/またはステップのうちの1つ、複数、またはすべてを含む。
[0144]少なくとも1つの実施形態では、マクロセル124(たとえば、eノードB別名eNB)は、ハンドオーバ関連の信号測定を容易にすることを目的とするパイロット送信に使用されるべき、周期的な時間と(本明細書では時々ハンドオーバリソースと呼ばれる)通信リソースのグループを構成する、たとえば割り振る。マクロセル124は、その中で(スモールセルとも呼ばれる)スモール基地局がマクロセル124のカバレージエリア内に展開される、もう1つ、またはすべての搬送波、たとえば周波数の中で、それらの使用目的のためのリソースを構成する、たとえば割り振る。リソースおよび周期性は、搬送波、および/またはリソースが割り振られているエリア内に存在するスモールセルもしくはUEデバイス102、106、110の数で異なる可能性があり、いくつかの実施形態では異なる。
[0145]次いで、マクロ基地局124は、マクロ基地局のカバレージエリア内のスモールセル112、116またはアクティブUE102、106、110のいずれかを、ハンドオーバリソース上で、たとえばパイロット信号と関連情報とを送信するように構成する。いくつかの実施形態では、スモールセルまたはアクティブUEのいずれが送信するべきかの選択は、アクティブUEおよびスモールセルがマクロセルのカバレージエリア161内にあるマクロセル124内のスモールセルの密度およびアクティブUEの密度に基づく。いくつかの実施形態では、UEの数がスモールセルの数よりも小さい場合、マクロ基地局124は、ハンドオーバリソースを使用してパイロット信号を送信するように、アクティブUE102、106、110を構成する。この状態では、スモールセル112、116は、ハンドオーバリソースを使用してアクティブUEによって送信される信号を受信するように構成される。UE102、106、110がパイロット信号を送信しているという事実から諒解されるように、この通信はアップリンク通信として記載される場合がある。代替として、アクティブUE102、106、110の数がスモールセル112、116の数よりも大きい場合、マクロ基地局124は、ハンドオーバリソース内でパイロット信号を送信するように、スモールセル112、116を構成する。スモールセル112、116および/またはUE102、106、110の構成は、UE102、106、110および/またはスモールセル112、116に構成情報を、送信、たとえばブロードキャスト、またはさもなければ通信するマクロ基地局124によって実行され得る。
[0146]スモール基地局112、116がパイロットを送信するように構成されるとき、アクティブUE102、106、110は、ハンドオーバリソースを使用して、スモールセル112、116によって送信される信号を受信するように構成される。この構成は、1つまたは複数のスモール基地局112、116によって実行される送信を伴うので、ダウンリンク通信として記載される場合がある。
[0147]いくつかの実施形態では、スモール基地局112、116またはUE102、106、110のいずれが、マクロ基地局124によって割り振られたリソース上でパイロット信号を送信するべきかの構成は、時間的および空間的に動的に変化する可能性がある。たとえば、第1のマクロ基地局124は、第1のマクロ基地局124に関連付けられたスモールセルを送信機として構成することができ、たとえば、別のマクロセル171内の、第1のマクロ基地局124の近傍に位置する第2のマクロ基地局は、隣接セル161内のUE102、106、110がパイロット信号の受信機であるように構成されると同時に、第2のマクロ基地局に関連付けられたUE102、106、110をパイロット信号の送信機として構成することができる。さらに、第1のマクロ基地局124は、最初に、第1のマクロ基地局124に関連付けられたスモールセルを、ハンドオーバリソースを使用して送信するように構成し、第1のマクロ基地局124に関連付けられたUEを、ハンドオーバリソースを使用して受信するように構成し、後で、たとえばいくらか後の時点で、第1のマクロ基地局124は、そのセル161内のUE102、106、110を、ハンドオーバリソースを使用して送信するように構成し、スモールセル112、116を、ハンドオーバリソースを使用して、たとえば送信されたパイロット信号と対応する識別情報とを受信するように構成する。一実施形態では、マクロ基地局124は、たとえば第1のマクロ基地局124のカバレージエリア内の、第1のマクロ基地局124に関連付けられたスモールセルの数、および、たとえば第1のマクロ基地局124のカバレージエリア161内の、第1のマクロ基地局124に関連付けられたアクティブUE102、106、110の数に基づいて、スモール基地局112、116またはUE102、106、110のいずれがパイロット信号を送信するべきかの構成を変更する。
[0148]いくつかの実施形態では、スモールセル112、116またはUE102、106、110による使用専用のハンドオーバリソースがアップリンク通信用に割り振られたとき、UE102、106、110は、ハンドオーバリソースを介して、たとえばパイロット信号を送信し、スモールセル112、116は、ハンドオーバリソースを介して受信する。少なくともいくつかのそのような実施形態では、ハンドオーバリソースがアップリンク上で専用化されたとき、スモールセル112、116はパイロットを送信せず、パイロット送信リソースは、ダウンリンク上のパイロットの送信用に、スモールセル112、116に対して利用可能にされない。
[0149]少なくともいくつかの実施形態では、ハンドオーバリソースがダウンリンク上で割り振られたとき、スモールセル112、116は、ハンドオーバリソースを介して、たとえばパイロットを送信し、UE102、106、110は、ハンドオーバリソースを介して受信するが、パイロットを送信しない。いくつかの実施形態では、ハンドオーバリソースは、スモールセル112、116が送信する周波数帯域(ダウンリンク帯域)内で割り振られ、いくつかの他の実施形態では、ハンドオーバリソースは、UE102、106、110が送信する周波数帯域(アップリンク帯域)内で割り振られる。
[0150]様々な実施形態では、構成された送信機、たとえばUE102、110またはスモール基地局112、120は、自律的にハンドオーバリソースのうちの1つを選択し、選択されたリソース内で周期的に広帯域信号を送信する。パイロットを送信するデバイスは、送信デバイスの識別情報を示す情報とともに、たとえば所定の電力レベルで広帯域パイロット信号を送信する。広帯域パイロットは、たとえば、単一または複数のシンボル送信時間期間の間に、複数の様々なトーンの各々の上で送信された信号を含む場合がある。いくつかの実施形態では、UE106、110がパイロットを送信するべきである場合、S−TMSIが識別子として使用され、スモールセル112、120がパイロットを送信するべきである場合、セルIDが識別子として使用される。送信機、たとえば送信デバイスは、ハンドオーバリソースのうちの1つまたは複数の測定を行うことができ、いくつかの実施形態では行い、測定に基づいて、そのパイロット信号送信用に使用するために、受信したエネルギーが最も少ないリソースを選ぶ。このようにして、それらのパイロットと対応する識別情報とを送信するために、利用可能なパイロット信号送信リソースから、デバイス、たとえばUE102、110またはスモールセル112、120がランダムに選択する場合と比較して、衝突のリスクが低減または最小化され得る。
[0151]様々な実施形態では、マクロセル161とともに送信するデバイス、たとえばUE102、110またはスモールセル112、120は、共通ソースから導出されたタイミングを使用する。たとえば、マクロ基地局124から受信されるダウンリンクのタイミング、またはマクロ基地局124に送信するために使用されるアップリンクのタイミング。
[0152]すべてではないがいくつかの実施形態では、送信デバイスによって使用されているハンドオーバリソースと同じハンドオーバリソースを共有する場合がある他のパイロット送信に対する不必要な干渉を回避するために、送信デバイスは、送信デバイスの近く、たとえば通信レンジ内にあると知られている受信機が存在するときのみ、そのハンドオーバリソース上で送信する。たとえば、いくつかの実施形態では、送信機がスモールセル112、116である場合、スモールセル112、116は、信号を受信すること、および、それらがUE固有の信号、たとえば復号され得るし、アクティブUEの存在に関係するか、またはアクティブUEの存在を示すことができる信号であることを決定するために信号を確認することによって、近くのアクティブUE102、106、110を監視する。UEの存在を検出するために監視される信号は、いくつかの実施形態では、たとえば、アクティブUE102、106、110によって送信され、UE102、106、110の存在下でスモール基地局112、116によって検出され得る、SRS、PRACH、PUCCHなどの固有の信号を含む。
[0153]すべてではないがいくつかの実施形態では、パイロット信号の送信機がアクティブUE102、106、110である場合、アクティブUE102、106、110は、スモールセル112、116からの信号を監視し、検出するように試みることによって、スモールセル112、116が近くにあることを決定する。スモールセルからのそのような信号が検出されたとき、UE102、106、10はパイロットを送信するが、スモールセル112、116が検出されないときは送信しない。UE102、106、110は、スモールセル112、116から送信された発見信号を復号することによって、スモールセルの存在を検出する場合がある。スモールセルの存在を決定するために検出および復号され得るし、時々検出および復号される信号は、たとえば、PSS/SSSまたはLTEDのような発見信号を含む。
[0154]様々な実施形態では、パイロットを受信するために監視するデバイス、たとえば、実装されている構成に応じて、スモールセル112、116またはアクティブUE106、110のいずれかは、ハンドオーバリソースを使用して送信されたパイロット信号を測定し、ハンドオーバ測定値(たとえば、RSSI)を、マクロ基地局124、または、アクティブUE106、110がソースマクロ基地局124以外の制御ノード130などの集中型エンティティに報告する。いくつかの実施形態では、制御ノード130は、ハンドオーバ決定に対する制御を有する無線ネットワークコントローラである。
[0155]実施形態に応じて、マクロ基地局124または集中型エンティティ130は、報告されたハンドオーバ測定値に基づいてハンドオーバ決定を行う。決定を行う集中型エンティティ130は、(基地局が意思決定ノードではないとき)対応するマクロ基地局124に決定を通信する。ハンドオーバ情報も、バックホールネットワークを介してハンドオーバが行われている、マクロ基地局124またはスモール基地局112、116に通信される。ハンドオーバ決定が関係する対応するUEは、ハンドオーバ時にサービング基地局124、112、または116によって送信されるダウンリンク信号を介して、ハンドオーバが発生するべきときを通知される。ハンドオーバ決定を行うエンティティ、たとえば、マクロ基地局124または集中型エンティティ130は、RSSI測定値だけでなく、新しいスモールセルをオンにすることによって他のスモールセル112、116に対して引き起こされる干渉、スモールセルのバックホール容量、スモールセルによってサポートされ、UEによって要求されるサービス品質(QoS)のタイプなどの、1つまたは複数の他の要因にも、その決定を基づかせる。
[0156]様々な実施形態の技法は、ソフトウェア、ハードウェア、および/またはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実装される場合がある。様々な実施形態は、装置、たとえばモバイルワイヤレス端末などのモバイルノード、基地局、通信システムを対象とする。様々な実施形態はまた、方法、たとえば、通信デバイス、たとえばワイヤレス端末(UE)、基地局、制御ノード、および/または通信システムを制御する、および/または動作させる方法を対象とする。様々な実施形態はまた、方法の1つまたは複数のステップを実施するように機械を制御するための機械可読命令を含む、非一時的機械、たとえばコンピュータ、可読媒体、たとえばROM、RAM、CD、ハードディスクなどを対象とする。
[0157]開示されたプロセスにおけるステップの固有の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計の選好に基づいて、プロセス内のステップの固有の順序または階層は、本開示の範囲内に留まりながら再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示するものであり、提示された固有の順序または階層に限定されることを意味しない。
[0158]様々な実施形態では、本明細書に記載されたデバイスおよびノードは、1つまたは複数の方法に対応するステップ、たとえば、信号生成、送信、処理、および/または受信のステップを実行するために、1つまたは複数のモジュールを使用して実装される。したがって、いくつかの実施形態では、様々な特徴はモジュールを使用して実装される。そのようなモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実装される場合がある。上述された方法または方法ステップの多くは、たとえば、1つまたは複数のノードにおいて、上述された方法の全部または一部を実施するために、追加のハードウェアを用いて、または用いずに、機械、たとえば汎用コンピュータを制御する、メモリデバイス、たとえばRAM、フロッピー(登録商標)ディスクなどの機械可読媒体に含まれる、ソフトウェアなどの機械実行可能命令を使用して実施され得る。したがって、特に、様々な実施形態は、機械、たとえば、プロセッサおよび関連するハードウェアに、上述された方法のステップのうちの1つまたは複数を実行させるための機械実行可能命令を含む機械可読媒体、たとえば非一時的コンピュータ可読媒体を対象とする。いくつかの実施形態は、本発明の1つまたは複数の方法のステップのうちの1つ、複数、またはすべてを実施するように構成されたプロセッサを含むデバイスを対象とする。
[0159]いくつかの実施形態では、1つもしくは複数のデバイス、たとえばワイヤレス端末(UE)などの通信デバイス、および/またはアクセスノードの1つまたは複数のプロセッサ、たとえばCPUは、デバイスによって実行されるものとして、記載された方法のステップを実行するように構成される。プロセッサの構成は、1つまたは複数のモジュール、たとえばソフトウェアモジュールを使用してプロセッサ構成を制御することによって、ならびに/またはハードウェア、たとえばハードウェアモジュールをプロセッサに含めて、列挙されたステップを実行し、および/もしくはプロセッサ構成を制御することによって、実現される場合がある。したがって、すべてではないがいくつかの実施形態は、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される様々な記載された方法のステップの各々に対応するモジュールを含むプロセッサを有する通信デバイス、たとえばユーザ機器を対象とする。すべてではないがいくつかの実施形態では、通信デバイスは、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される様々な記載された方法のステップの各々に対応するモジュールを含む。それらのモジュールは、単にハードウェア内で、たとえば回路として実装される場合があるか、あるいは、ソフトウェアおよび/もしくはハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実装される場合がある。モジュールが回路として実装される実施形態では、装置は、各個別のモジュールに対応する機能を実行するための分離した個別の回路を含む場合があり、いくつかの実施形態では含む。したがって、場合によっては、各個別のモジュールは個別の回路として実装される。
[0160]いくつかの実施形態は、1つのコンピュータまたは複数のコンピュータに、様々な機能、ステップ、行為、および/または動作、たとえば上述された1つまたは複数のステップを実施させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品を対象とする。実施形態に応じて、コンピュータプログラム製品は、実行されるべきステップごとに異なるコードを含むことができ、時々含む。したがって、コンピュータプログラム製品は、方法、たとえば、通信デバイス、たとえばワイヤレス端末またはノードを動作させる方法の個別のステップごとのコードを含む場合があり、時々含む。コードは、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読取り専用メモリ)、または他のタイプのストレージデバイスなどのコンピュータ可読媒体上に記憶された機械実行可能命令、たとえばコンピュータ実行可能命令の形態であり得る。コンピュータプログラム製品を対象とすることに加えて、いくつかの実施形態は、上述された1つまたは複数の方法の様々な機能、ステップ、行為、および/または動作のうちの1つまたは複数を実施するように構成されたプロセッサを対象とする。したがって、いくつかの実施形態は、本明細書に記載された方法のステップの一部または全部を実施するように構成されたプロセッサ、たとえばCPUを対象とする。プロセッサは、たとえば、通信デバイスまたは本出願に記載された他のデバイスで使用するためのものであり得る。
[0161]OFDMシステムのコンテキストで記載されたが、様々な実施形態の方法および装置のうちの少なくともいくつかは、多くの非OFDMシステムおよび/または非セルラーシステムを含む広範囲の通信システムに適用可能である。
[0162]上述された様々な実施形態の方法および装置に関する多数の追加の変形形態は、上記の説明に鑑みて当業者には明らかであろう。そのような変形形態は範囲内であると考えられるべきである。本方法および本装置は、CDMA、直交周波数分割多重(OFDM)、および/またはアクセスノードとモバイルノードとの間のワイヤレス通信リンクを実現するために使用され得る様々な他のタイプの通信技法とともに使用される場合があり、様々な実施形態では使用される。いくつかの実施形態では、アクセスノードは、OFDMおよび/またはCDMAを使用して、ユーザ機器デバイス、たとえばモバイルノードとの通信リンクを確立する基地局として実装される。様々な実施形態では、モバイルノードは、本方法を実施するための、受信機/送信機回路ならびに論理および/またはルーチンを含む、ノートブックコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、または他のポータブルデバイスとして実装される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
スモール基地局が位置するカバレージエリアを有するセルに対応する第1の基地局を動作させる方法であって、
複数のスモール基地局またはUEデバイスのうちのいずれかによるパイロット信号送信用の通信リソースを割り振ることと、前記割り振られた通信リソースはパイロット信号送信専用であり、前記スモール基地局は前記複数のスモール基地局のうちの1つである、
前記スモール基地局または前記UEデバイスのいずれがパイロット信号送信用の前記割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定することと、
パイロット信号送信用に割り振られた前記通信リソースを示す情報を、前記スモール基地局または前記UEデバイスのうちの少なくとも1つに通信することと
を備える、方法。
[C2]
信号を送信するために前記割り振られた通信リソースを使用することを控えるように、前記第1の基地局を制御すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記第1の基地局に対応する前記カバレージエリア内のスモール基地局の数のうちの1つにおける変化またはUEデバイスの数における変化に応答して、前記スモール基地局またはUEデバイスによるパイロット信号送信用に割り振られた通信リソースの持続時間または周波数のうちの少なくとも1つを変更すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記スモール基地局または前記UEデバイスのいずれが前記割り振られた送信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示す情報を送信すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記スモール基地局または前記UEデバイスのいずれがパイロット信号送信用の前記割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定することが、
前記第1の基地局の前記カバレージエリア内のスモール基地局の前記数を前記第1の基地局の前記カバレージエリア内のUEデバイスの前記数と比較することと、
UEデバイスの前記数がスモール基地局の前記数よりも小さいことを前記比較が示すとき、パイロット信号を送信するために前記UEデバイスを選択することと、
UEデバイスの前記数がスモール基地局の前記数よりも小さくないことを前記比較が示すとき、パイロット信号を送信するために前記スモール基地局を選択することと含む、C1に記載の方法。
[C6]
前記第1の基地局の前記カバレージエリア内のUEデバイスの新しい数または前記第1の基地局の前記カバレージエリア内のスモール基地局の新しい数を示す更新された情報を使用して、
前記スモール基地局または前記UEデバイスのいずれがパイロット信号送信用の前記割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定することと、
前記スモール基地局または前記UEデバイスのいずれが前記割り振られた通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示す情報を送信すること
の前記ステップを繰り返すこと
をさらに備える、C4に記載の方法。
[C7]
スモール基地局が位置するカバレージエリアを有するセルに対応する第1の基地局であって、
複数のスモール基地局またはUEデバイスのうちのいずれかによるパイロット信号送信用の通信リソースを割り振るための手段と、前記割り振られた通信リソースはパイロット信号送信専用であり、前記スモール基地局は前記複数のスモール基地局のうちの1つである、
前記スモール基地局または前記UEデバイスのいずれがパイロット信号送信用の前記割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定するための手段と、
パイロット信号送信用に割り振られた前記通信リソースを示す情報を、前記スモール基地局または前記UEデバイスのうちの少なくとも1つに通信するための手段とを備える、第1の基地局。
[C8]
信号を送信するために前記割り振られた通信リソースを使用することを控えるように、前記第1の基地局を制御するための手段
をさらに備える、C7に記載の第1の基地局。
[C9]
前記第1の基地局に対応する前記カバレージエリア内のスモール基地局の数のうちの1つにおける変化またはUEデバイスの数における変化に応答して、前記スモール基地局またはUEデバイスによるパイロット信号送信用に割り振られた通信リソースの持続時間または周波数のうちの少なくとも1つを変更するための手段
をさらに備える、C7に記載の第1の基地局。
[C10]
通信するための前記手段が、前記スモール基地局または前記UEデバイスのいずれが前記割り振られた通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを示す情報を送信するための手段を含む、C7に記載の第1の基地局。
[C11]
前記スモール基地局または前記UEデバイスのいずれがパイロット信号送信用の前記割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定するための前記手段が、
前記第1の基地局の前記カバレージエリア内のスモール基地局の前記数を前記第1の基地局の前記カバレージエリア内のUEデバイスの前記数と比較するための手段と、
UEデバイスの前記数がスモール基地局の前記数よりも小さいことを前記比較が示すとき、パイロット信号を送信するために前記UEデバイスを選択するための手段と、
UEデバイスの前記数がスモール基地局の前記数よりも小さくないことを前記比較が示すとき、パイロット信号を送信するために前記スモール基地局を選択するための手段と含む、C7に記載の第1の基地局。
[C12]
スモール基地局が位置するカバレージエリアを有するセルに対応する第1の基地局であって、
複数のスモール基地局またはUEデバイスのうちのいずれかによるパイロット信号送信用の通信リソースを割り振ることと、前記割り振られた通信リソースはパイロット信号送信専用であり、前記スモール基地局は前記複数のスモール基地局のうちの1つである、
前記スモール基地局または前記UEデバイスのいずれがパイロット信号送信用の前記割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定することと、
パイロット信号送信用に割り振られた前記通信リソースを示す情報を、前記スモール基地局または前記UEデバイスのうちの少なくとも1つに通信することと
を行うように構成された、少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備える、第1の基地局。
[C13]
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記第1の基地局に対応する前記カバレージエリア内のスモール基地局の数のうちの1つにおける変化またはUEデバイスの数における変化に応答して、前記スモール基地局またはUEデバイスによるパイロット信号送信用に割り振られた通信リソースの持続時間または周波数のうちの少なくとも1つを変更すること
を行うようにさらに構成された、C12に記載の第1の基地局。
[C14]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記スモール基地局または前記UEデバイスのいずれがパイロット信号送信用の前記割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定するように構成されることの一部として、
前記第1の基地局の前記カバレージエリア内のスモール基地局の前記数を前記第1の基地局の前記カバレージエリア内のUEデバイスの前記数と比較することと、
UEデバイスの前記数がスモール基地局の前記数よりも小さいことを前記比較が示すとき、パイロット信号を送信するために前記UEデバイスを選択することと、
UEデバイスの前記数がスモール基地局の前記数よりも小さくないことを前記比較が示すとき、パイロット信号を送信するために前記スモール基地局を選択することとを行うようにさらに構成された、C12に記載の第1の基地局。
[C15]
スモール基地局が位置するカバレージエリアを有するセルに対応する第1の基地局で使用するためのコンピュータプログラム製品であって、
複数のスモール基地局またはUEデバイスのうちのいずれかによるパイロット信号送信用の通信リソースを割り振ることを少なくとも1つのコンピュータに行わせるためのコードと、前記割り振られた通信リソースはパイロット信号送信専用であり、前記スモール基地局は前記複数のスモール基地局のうちの1つである、
前記スモール基地局または前記UEデバイスのいずれがパイロット信号送信用の前記割り振られた通信リソースを使用するべきかを決定することを前記少なくとも1つのコンピュータに行わせるためのコードと、
パイロット信号送信用に割り振られた前記通信リソースを示す情報を、前記スモール基地局または前記UEデバイスのうちの少なくとも1つに通信することを前記少なくとも1つのコンピュータに行わせるためのコードと
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C16]
基地局を動作させる方法であって、前記基地局がフェムトセルまたはピコセルのうちの1つであり、前記方法が、
UEデバイスにパイロット信号を送信する際、またはUEデバイスからパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報を受信することと、
基地局が前記専用の通信リソース上でパイロット信号を送信するべきか、前記UEデバイスが前記専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定することと
を備える、方法。
[C17]
前記決定が、前記基地局がパイロット信号を送信するべきことであるとき、パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソースに含まれる通信リソース上で、パイロット信号とデバイス識別情報とを送信することと、
前記決定が、前記UEデバイスがパイロット信号を送信するべきことであるとき、前記UEデバイスによって送信されるパイロット信号用の、パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソースを監視することと
をさらに備える、C16に記載の方法。
[C18]
前記決定が、前記基地局がパイロット信号を送信するべきことであるとき、
前記基地局で未使用のリソースを識別するために、パイロット信号の送信専用の前記通信リソースを監視することと、
パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソース内の少なくともいくつかの識別された未使用の通信リソースを選択することと
をさらに備え、
通信リソース上でパイロット信号を送信することが、前記選択され識別された未使用の通信リソース上で前記パイロット信号を送信することを含む、
C17に記載の方法。
[C19]
前記決定が、前記基地局がパイロット信号を送信するべきことであるとき、
前記UEデバイスからの信号を監視することと、
前記監視が所定の時間期間の間にUEデバイスからの信号を検出しなかったとき、前記通信リソース上でパイロット信号を送信することをやめることと
をさらに備える、C17に記載の方法。
[C20]
前記決定が、前記基地局がパイロット信号を送信するべきことであるとき、
UEデバイスからの信号を検出したことに応答して、パイロット信号送信を再開すること
をさらに備える、C19に記載の方法。
[C21]
前記決定が、前記UEデバイスがパイロット信号を送信するべきことであるとき、
UEデバイスから受信されたパイロット信号の受信パイロット信号強度を測定することと、
そこから前記パイロット信号が受信された前記UEデバイスに対するSNRを推定することと、
そこから前記パイロット信号が受信された前記UEデバイスをサービスする基地局または無線ネットワークコントローラのうちの1つに、UEデバイスの識別情報とともに、前記測定されたパイロット信号強度と前記推定されたSNRとを報告することとをさらに備える、C16に記載の方法。
[C22]
基地局であって、前記基地局がフェムトセルまたはピコセルのうちの1つであり、
UEデバイスにパイロット信号を送信する際、またはUEデバイスからパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報を受信するための手段と、
基地局が前記専用の通信リソース上でパイロット信号を送信するべきか、前記UEデバイスが前記専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定するための手段と
を備える、基地局。
[C23]
決定するための前記手段が、前記基地局がパイロット信号を送信するべきであると決定したとき、パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソースに含まれる通信リソース上で、パイロット信号とデバイス識別情報とを送信するための手段と、
決定するための前記手段が、前記UEデバイスがパイロット信号を送信するべきであると決定したとき、前記UEデバイスによって送信されるパイロット信号用の、パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソースを監視するための手段と
をさらに備える、C22に記載の基地局。
[C24]
前記基地局で未使用のリソースを識別するために、パイロット信号の送信専用の前記通信リソースを監視するための手段と、
パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソース内の少なくともいくつかの識別された未使用の通信リソースを選択するための手段と
をさらに備え、
通信リソース上でパイロット信号を送信するための前記手段が、前記選択され識別された未使用の通信リソース上で前記パイロット信号を送信するための手段を含む、C23に記載の基地局。
[C25]
UEデバイスからの信号を監視するための手段と、
前記監視が所定の時間期間の間にUEデバイスからの信号を検出しなかったとき、前記通信リソース上でパイロット信号を送信することをやめるように前記基地局を制御するための手段と
をさらに備える、C23に記載の基地局。
[C26]
UEデバイスから受信されたパイロット信号の受信パイロット信号強度を測定するための手段と、
そこから前記パイロット信号が受信された前記UEデバイスに対するSNRを推定するための手段と、
そこから前記パイロット信号が受信された前記UEデバイスをサービスする基地局または無線ネットワークコントローラのうちの1つに、UEデバイスの識別情報とともに、前記測定されたパイロット信号強度と前記推定されたSNRとを報告するための手段とをさらに備える、C25に記載の基地局。
[C27]
基地局であって、前記基地局がフェムトセルまたはピコセルのうちの1つであり、
UEデバイスにパイロット信号を送信する際、またはUEデバイスからパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報を受信することと、
基地局が前記専用の通信リソース上でパイロット信号を送信するべきか、前記UEデバイスが前記専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定することと
を行うように構成された、少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備える、基地局。
[C28]
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記基地局がパイロット信号を送信するべきであると決定されたとき、パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソースに含まれる通信リソース上で、パイロット信号とデバイス識別情報とを送信することと、
前記UEデバイスがパイロット信号を送信するべきであると決定されたとき、前記UEデバイスによって送信されるパイロット信号用の、パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソースを監視することと
を行うようにさらに構成された、C27に記載の基地局。
[C29]
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記基地局で未使用のリソースを識別するために、パイロット信号の送信専用の前記通信リソースを監視することと、
パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソース内の少なくともいくつかの識別された未使用の通信リソースを選択することと
を行うようにさらに構成され、
前記少なくとも1つのプロセッサが、パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソースに含まれる通信リソース上でパイロット信号を送信するように構成されることの一部として、前記選択され識別された未使用の通信リソース上で前記パイロット信号を送信するように構成された、
C28に記載の基地局。
[C30]
基地局で使用するためのコンピュータプログラム製品であって、前記基地局がフェムトセルまたはピコセルのうちの1つであり、前記コンピュータプログラム製品が、
UEデバイスにパイロット信号を送信する際、またはUEデバイスからパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報を受信することを少なくとも1つのコンピュータに行わせるためのコードと、
基地局が前記専用の通信リソース上でパイロット信号を送信するべきか、前記UEデバイスが前記専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定することを前記少なくとも1つのコンピュータに行わせるためのコードと
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C31]
ユーザ機器(UE)デバイスを動作させる方法であって、
基地局にパイロット信号を送信する際、または基地局からパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報を受信することと、
前記基地局が前記専用の通信リソース上でパイロット信号を送信するべきか、UEデバイスが前記専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定することと
を備える、方法。
[C32]
前記UEデバイスがパイロット信号を送信するべきであると決定されたとき、パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソースに含まれる通信リソース上で、パイロット信号を送信することと、
前記基地局がパイロット信号を送信するべきであると決定されたとき、前記基地局によって送信されるパイロット信号用の、パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソースを監視することと
をさらに備える、C31に記載の方法。
[C33]
前記UEデバイスがパイロット信号を送信するべきであると決定されたとき、
未使用のリソースを識別するために、パイロット信号の送信専用の前記通信リソースを監視することと、
パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソース内の識別された未使用の通信リソースのうちのいくつかを選択することと
をさらに備え、
通信リソース上でパイロット信号を送信することが、前記選択され識別された未使用の通信リソース上で前記パイロット信号を送信することを含む、
C32に記載の方法。
[C34]
前記送信されるパイロット信号が、少なくとも1つのパイロットと、前記UEデバイスを識別するUEデバイスの識別情報とを含む、C31に記載の方法。
[C35]
前記UEデバイスがパイロット信号を送信するべきであると決定されたとき、
スモール基地局からの信号を監視することと、
少なくとも1つのスモール基地局からの信号が所定の時間期間の間に受信されなかったとき、時間期間の間にパイロット信号を送信することをやめることと
をさらに備える、C32に記載の方法。
[C36]
スモール基地局からの信号を検出したことに応答して、パイロット信号送信を再開すること
をさらに備える、C35に記載の方法。
[C37]
スモール基地局から受信されたパイロット信号の受信パイロット信号強度を測定することと、
そこから前記パイロット信号が受信された前記スモール基地局に対するSNRを推定することと、
前記UEデバイスをサービスする基地局または無線ネットワークコントローラのうちの1つに、スモール基地局のデバイス識別情報とともに、前記測定されたパイロット信号強度と前記推定されたSNRとを報告することと
をさらに備える、C32に記載の方法。
[C38]
基地局にパイロット信号を送信する際、または基地局からパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報を受信するための手段と、
前記基地局が前記専用の通信リソース上でパイロット信号を送信するべきか、UEデバイスが前記専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定するための手段と
を備える、ユーザ機器(UE)デバイス。
[C39]
決定するための前記手段が、前記UEデバイスがパイロット信号を送信するべきであると決定したとき、パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソースに含まれる通信リソース上で、パイロット信号を送信するための手段と、
決定するための前記手段が、前記基地局がパイロット信号を送信するべきであると決定したとき、前記基地局によって送信されるパイロット信号用の、パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソースを監視するための手段と
をさらに備える、C38に記載のUEデバイス。
[C40]
未使用のリソースを識別するために、パイロット信号の送信専用の前記通信リソースを監視するための手段と、
パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソース内の識別された未使用の通信リソースのうちのいくつかを選択するための手段と
をさらに備え、
パイロット信号を送信するための前記手段が、前記選択され識別された未使用の通信リソース上で前記パイロット信号を送信するための手段を含む、
C39に記載のUEデバイス。
[C41]
スモール基地局からの信号を監視するための手段と、
少なくとも1つのスモール基地局からの信号が所定の時間期間の間に受信されなかったとき、時間期間の間にパイロット信号を送信することをやめるように前記UEデバイスを制御するための手段と
をさらに備える、C39に記載のUEデバイス。
[C42]
スモール基地局から受信されたパイロット信号の受信パイロット信号強度を測定するための手段と、
そこから前記パイロット信号が受信された前記スモール基地局に対するSNRを推定するための手段と、
前記UEデバイスをサービスする基地局または無線ネットワークコントローラのうちの1つに、スモール基地局のデバイス識別情報とともに、前記測定されたパイロット信号強度と前記推定されたSNRとを報告するための手段と
をさらに備える、C39に記載のUEデバイス。
[C43]
基地局にパイロット信号を送信する際、または基地局からパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報を受信することと、
前記基地局が前記専用の通信リソース上でパイロット信号を送信するべきか、UEデバイスが前記専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定することと
を行うように構成された、少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備える、ユーザ機器(UE)デバイス。
[C44]
前記少なくとも1つのプロセッサが、
UEデバイスがパイロット信号を送信するべきであると決定されたとき、パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソースに含まれる通信リソース上で、パイロット信号を送信することと、
前記基地局がパイロット信号を送信するべきであると決定されたとき、前記基地局によって送信されるパイロット信号用の、パイロット信号を送信する際の使用専用の前記通信リソースを監視することと
を行うようにさらに構成された、C43に記載のUEデバイス。
[C45]
ユーザ機器(UE)デバイスで使用するためのコンピュータプログラム製品であって、
基地局にパイロット信号を送信する際、または基地局からパイロット信号を受信する際の使用専用の通信リソースを示す情報を受信することを少なくとも1つのコンピュータに行わせるためのコードと、
前記基地局が前記専用の通信リソース上でパイロット信号を送信するべきか、UEデバイスが前記専用の通信リソースを使用してパイロット信号を送信するべきかを決定することを前記少なくとも1つのコンピュータに行わせるためのコードと
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。