JP6011112B2 - テープカセット - Google Patents

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Description

本発明は、後端部分に設けられた無色透明のエンドテープ部分上にエンドマークが形成されている、無色透明のラミネートテープを有したテープカセットに関するものである。
従来より、無色透明のラミネートテープを有するテープカセットでは、ラミネートテープの後端部分に無色透明のエンドテープ部分が設けられている。エンドテープ部分には、エンドマークが形成されている。エンドマークは、当該テープカセットが装着される印字装置のエンド検出機構の検出対象である。
この点、印字装置のエンド検出機構には、赤外線の発光素子・受光素子を利用した比較的安価な透過型センサーが使用されている(例えば、下記特許文献1(第3頁、第3図、第4図)参照)。
また、無色透明のラミネートテープには、上述したように、その後端部分に設けられたエンドテープ部分上にエンドマークが形成されている。エンドマークは、赤外領域の光を吸収する黒色のインクによる印刷部分で構成される。
そして、ラミネートテープの後端部分に設けられたエンドテープ部分においては、エンドマークを構成する印刷部分では赤外領域の光が吸収されるので、赤外領域の光が透過することはない。
従って、無色透明のラミネートテープの後端部分に設けられた無色透明のエンドテープ部分上のエンドマークが赤外領域の光を透過させない現象を透過型センサーで検出することで、ラミネートテープのエンド検出を行うことができる。
特開平9−101375号公報
しかしながら、印字装置がエンド検出機構を備えていない機種の場合には、無色透明のラミネートテープのエンド検出は、カセットケースから排出された(ラミネートテープの後端部分に設けられた)エンドテープ部分上のエンドマークをユーザーが視認することにより行われていた。
この点、ラミネートテープの後端部分に設けられたエンドテープ部分がカセットケースから排出される際には、無色透明のエンドテープ部分に粘着テープの粘着面が貼り付けられた状態にある。そのため、無色透明のエンドテープ部分上のエンドマークは、エンドマーク以外の領域である無色透明のエンドテープ部分からユーザーが透視し得る背景色、つまり、粘着テープの粘着面の色を背景色としながら、ユーザーにより視認されていた。
もっとも、無色透明のエンドテープ部分上のエンドマークは、黒色である。
従って、無色透明のエンドテープ部分に貼り付けられる粘着テープの粘着面の色が最も需要が多い白色であれば、黒色のエンドマークは、エンドマーク以外の領域であるエンドテープの無色透明部分からユーザーが透視し得る背景色、つまり、粘着テープの粘着面の白色を背景色としながら、ユーザーにより視認される。すなわち、このケースにおける黒色のエンドマークについては、背景色を白色としており、色の明度の差が大きいので、その視認性は非常に良い。
これに対し、無色透明のエンドテープ部分に貼り付けられる粘着テープの粘着面の色が比較的需要が多い黒色であれば、黒色インクによる印刷部分で構成される黒色のエンドマークは、エンドマーク以外の領域であるエンドテープの無色透明部分からユーザーが透視し得る背景色、つまり、粘着テープの粘着面の黒色を背景色としながら、ユーザーにより視認される。すなわち、このケースにおける黒色のエンドマークについては、背景色をエンドマークと同じ黒色としており、色の明度の差が殆どないので、その視認性が極端に悪くなる。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、無色透明なラミネートテープの後端部分に設けられた無色透明なエンドテープ部分上のエンドマークについて、ユーザーによる視認性を確保するテープカセットを提供することを課題とする。
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、カセットケースと、前記カセットケースに粘着テープと無色透明のラミネートテープとが収納され、前記粘着テープの粘着面に前記ラミネートテープが貼り付けられた状態で排出され、前記ラミネートテープの後端部分に無色透明のエンドテープ部分が設けられ、前記エンドテープ部分上にエンドマークが形成されたテープカセットにおいて、前記エンドテープ部分は、前記ラミネートテープとは別個のテープが前記ラミネートテープに貼り合わされることにより構成され、前記エンドマークは、一定間隔で灰色に塗布形成された帯状領域と、無色透明の帯状領域とを備えたゼブラパターンであり、前記粘着面の側から見た前記粘着テープが灰色とは異なる色であること、を特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載するテープカセットであって、前記カセットケースにはさらにインクリボンが収納され、前記インクリボンの色が前記エンドマークの色とは異なること、を特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載するテープカセットであって、前記カセットケースの色が前記エンドマークの色とは異なること、を特徴とする。
また、請求項に係る発明は、請求項1乃至のいずれか一つに記載するテープカセットであって、前記エンドマークが透明な文字または透明な記号を備えて構成されたこと、を特徴とする。
また、請求項に係る発明は、請求項1乃至のいずれか一つに記載するテープカセットであって、前記エンドマークが光の干渉により色調変化すること、を特徴とする。
また、請求項に係る発明は、カセットケースと、前記カセットケースに粘着テープと無色透明のラミネートテープとが収納され、前記粘着テープの粘着面に前記ラミネートテープが貼り付けられた状態で排出され、前記ラミネートテープの後端部分に無色透明のエンドテープ部分が設けられ、前記エンドテープ部分上にエンドマークが形成されたテープカセットにおいて、前記エンドテープ部分は、前記ラミネートテープとは別個のテープが前記ラミネートテープに貼り合わされることにより構成され、前記エンドマークは、無色透明と、無色透明とは異なる第1色と、無色透明及び前記第1色とは異なる第2色とを備え、一定間隔で前記第1色に塗布形成された帯状領域と、一定間隔で前記第2色に塗布形成された帯状領域と、無色透明の帯状領域とを備えたゼブラパターンであり、前記第1色及び前記第2色のうち少なくとも1色が前記粘着面の側から見た前記粘着テープの色とは異なること、を特徴とする。
また、請求項に係る発明は、請求項に記載するテープカセットであって、前記カセットケースにはさらにインクリボンが収納され、前記第1色及び前記第2色のうち少なくとも1色が前記インクリボンの色とは異なること、を特徴とする。
また、請求項に係る発明は、請求項又はに記載するテープカセットであって、前記カセットケースの色が前記エンドマークの色とは異なること、を特徴とする。
また、請求項に係る発明は、請求項7又は8のいずれか一つに記載するテープカセットであって、前記エンドマークが前記インクリボンの色とは異なる色からなる文字または記号を備えて構成されたこと、を特徴とする。
また、請求項10に係る発明は、請求項乃至のいずれか一つに記載するテープカセットであって、前記第1色及び前記第2色のうち少なくとも1色が光の干渉により色調変化すること、を特徴とする。
すなわち、本発明のテープカセットでは、無色透明なラミネートテープの後端部分に設けられた無色透明なエンドテープ部分上のエンドマークに対するユーザーによる視認性を確保する。
本発明の実施形態のテープカセットの外観を表した斜視図である。 同テープカセットの下ケースの構造を表した平面図である。 同テープカセットに収納されるラミネートテープのテープ側段差部を説明するための説明図である。 同テープカセットに収納されるラミネートテープのエンドテープを説明するための平面図である。 同テープカセットに収納されるラミネートテープのエンドテープが両面粘着テープの第1粘着面に貼り付けられた状態を説明するための説明図である。 同テープカセットに収納されるラミネートテープのエンドテープが両面粘着テープの第1粘着面に貼り付けられた状態を説明するための説明図である。 同テープカセットに収納されるラミネートテープのエンドテープが両面粘着テープの第1粘着面に貼り付けられた状態を説明するための説明図である。
[1.テープカセットの外観]
図1に表したように、本実施形態のテープカセット1は、下ケース2と上ケース3とを有する。下ケース2と上ケース3は、互いの嵌合により固定されることで、矩形状のカセットケース9を構成する。上ケース3には、透視窓4が設けられる。その透視窓4を介して、小巻された両面粘着テープ5と小巻されたラミネートテープ6とを見ることができる。符号7は、本実施形態のテープカセット1から露出したラミネートテープを示す。ラミネートテープ6,7は、無色透明なラミネートテープである。
[2.下ケースの構造]
図2に表したように、下ケース2には、第1テープ収納部11、第2テープ収納部12、第3テープ収納部13、一対のガイド部材14、孔部15、開口部16、排出口部17、湾曲延出板19、及びガイドピン21,22,23,24が設けられる。
第1テープ収納部11には、小巻された両面粘着テープ5(上記図1参照)が収納される。第2テープ収納部12には、小巻されたラミネートテープ6(上記図1参照)が収納される。第3テープ収納部13には、小巻にされたインクリボン8が収納される。
当該印字装置はエンド検出機構を有し、一対のガイド部材14の内側に形成された空間部分には、本実施形態のテープカセット1が印字装置に装着された際に、当該印字装置のエンド検出機構が有する、赤外線を利用した透過型センサーの発光素子・受光素子が配置される。尚、印字装置や、赤外線を利用した透過型センサーの発光素子・受光素子は、図示されていない。
[3.ラミネートテープの構造]
図3に表したように、ラミネートテープ6は、PETテープである被印字テープ31、片面接着テープ32、エンドテープ33を有する。いずれのテープ31,32,33も無色透明である。
図3(a)は分解斜視図である。図3(b)は平面図である。図3(c)は端面図である。PETテープである被印字テープ31は、無色透明なテープである。PETテープである被印字テープ31には、印字面31Aと、その印字面31Aに対して裏側に相当する裏面31Bとを有する。片面接着テープ32は、片面側のみに接着剤が塗布されたテープである。エンドテープ33は、「エンドマーク」として所謂ゼブラ模様を有したテープである。
ラミネートテープ6では、PETテープである被印字テープ31の裏面31Bに対してエンドテープ33の一部が重ね合わされる。PETテープである被印字テープ31の裏面31Bに対してエンドテープ33の一部が重ね合わされた箇所34には、その箇所34を覆うようにして片面接着テープ32が貼り合わされる。これにより、ラミネートテープ6には、テープ側段差部35が形成されている。
尚、ラミネートテープ6は、テープ側段差部35が形成されていないものであってもよい。つまり、ラミネートテープ6の一部分である後端部分を、所謂ゼブラ模様が「エンドマーク」として形成されたエンドテープ33の部分として代用してもよい。
[4.エンドテープ]
図4に表したように、エンドテープ33は、所謂ゼブラ模様が「エンドマーク」として形成されたテープである。所謂ゼブラ模様は、一定間隔で灰色インクが塗布されて帯状領域33Aが形成されたゼブラパターンであり、ラミネートテープ6が使い切られたことを示す模様である。灰色インクは、例えば、黒色インクに対して、白色インクが混ぜられたインクが用いられる。白色インクは、赤外線を反射して透過させにくい性質がある。
従って、本実施形態のテープカセット1が印字装置に装着された場合において、エンドテープ33が一対のガイド部材14(上記図2参照)間を通過する際は、エンドテープ33上に「エンドマーク」として形成された所謂ゼブラ模様(一定間隔で塗布形成された灰色インクの帯状領域33A)が、一対のガイド部材14(上記図2参照)内に配置された赤外線を利用した透過型センサーによって検出される。
尚、灰色インクは、上述したものに限らず、赤外線を反射又は吸収して透過させにくい性質がある灰色インクであればよい。
また、本実施形態のテープカセット1が印字装置に装着された場合には、上記図2に表したように、テープカセット1の排出口部17からは、両面粘着テープ5にラミネートテープ6が貼り付けられた状態で排出される。
さらに、ラミネートテープ6の後端側にあるエンドテープ33についても、図5(a)の側面図や図5(b)の平面図に表したように、両面粘着テープ5の第1粘着面5Aに貼り付けられた状態で、本実施形態のテープカセット1の排出口部17(上記図2参照)から排出される。
そして、図5(b)に表したように、エンドテープ33に「エンドマーク」として形成された所謂ゼブラ模様(一定間隔で灰色インクが塗布されて帯状領域33Aが形成されたゼブラパターン)を肉眼で識別することができる。
[5.まとめ]
すなわち、本実施の形態のテープカセット1では、無色透明なラミネートテープ6の後端側にある無色透明のエンドテープ33に対して貼り付けられる両面粘着テープ5の第1粘着面5Aの色が比較的需要が多い黒色であった場合(上記図5参照)でも、赤外線を反射又は吸収して透過させにくい性質がある灰色インクが塗布されることにより無色透明のエンドテープ33に「エンドマーク」として形成された所謂ゼブラ模様(一定間隔で灰色インクが塗布された帯状領域33Aで形成されたゼブラパターン)は、「エンドマーク」以外の領域であるエンドテープ33の無色透明部分からユーザーが透視し得る背景色、つまり、両面粘着テープ5の第1粘着面5Aの黒色を背景色としながら、ユーザーにより視認される(上記図5(b)参照)。すなわち、このケースにおける灰色の「エンドマーク」については、背景色が黒色であるが、色の明度の差を設けることができるので、その視認性は確保される。
尚、図5に表した両面粘着テープ5の第1粘着面5Aの色については、上述したように黒色であったが、エンドテープ33の帯状領域33Aを塗布形成した灰色インク以外の色であって、灰色に対して明度の差を設けることができる色であれば、エンドテープ33に「エンドマーク」として形成された所謂ゼブラ模様(一定間隔で灰色インクが塗布された帯状領域33Aで形成されたゼブラパターン)を肉眼で識別することができる。
例えば、本実施の形態のテープカセット1では、無色透明なラミネートテープ6の後端側にある無色透明のエンドテープ33に対して貼り付けられる両面粘着テープ5の第1粘着面5Aの色が最も需要が多い白色であった場合でも、赤外線を反射又は吸収して透過させにくい性質がある灰色インクが塗布されることによりエンドテープ33に「エンドマーク」として形成された所謂ゼブラ模様(一定間隔で灰色インクが塗布された帯状領域33Aで形成されたゼブラパターン)は、「エンドマーク」以外の領域であるエンドテープ33の無色透明部分からユーザーが透視し得る背景色、つまり、両面粘着テープ5の第1粘着面5Aの白色を背景色としながら、ユーザーにより視認される(上記図4に同じ)。すなわち、このケースにおける灰色の「エンドマーク」については、背景色が白色であるが、色の明度の差を設けることができるので、その視認性は確保される。
さらに、本実施の形態のテープカセット1において、無色透明なラミネートテープ6の後端側にある無色透明のエンドテープ33に「エンドマーク」として形成された所謂ゼブラ模様(一定間隔で灰色インクが塗布された帯状領域33Aで形成されたゼブラパターン)は、赤外線を反射又は吸収して透過させにくい性質がある灰色インクが塗布されることにより形成されている。よって、本実施形態のテープカセット1がエンド検出機構を有した印字装置に装着された場合において、エンドテープ33が一対のガイド部材14(上記図2参照)間を通過する際は、一対のガイド部材14(上記図2参照)内に配置された赤外線を利用した透過型センサーによって、エンドテープ33に「エンドマーク」として形成された所謂ゼブラ模様(一定間隔で塗布形成された灰色インクの帯状領域33A)が検出される。
以上より、本実施の形態に係るテープカセット1では、無色透明なラミネートテープ6の後端部分に設けられた無色透明なエンドテープ33の部分に「エンドマーク」として形成された所謂ゼブラ模様(赤外線を反射又は吸収して透過させにくい性質がある灰色インクが一定間隔で塗布された帯状領域33Aで形成されたゼブラパターン)に関し、エンドテープ33の部分に貼り付けられる両面粘着テープ5の第1粘着面5Aの色が「エンドマーク」として形成された所謂ゼブラ模様の灰色と異なっていれば、本実施形態のテープカセット1が装着される印字装置のエンド検出機構(赤外線を利用した透過型センサー)による「エンドマーク」の検出が確保された上で、ユーザーによる「エンドマーク」の視認性も確保される。
また、本実施の形態に係るテープカセット1には、インクリボン8(上記図2参照)が収納されていることから、インクリボン8(上記図2参照)の色が「エンドマーク」として形成された所謂ゼブラ模様(一定間隔で灰色インクが塗布された帯状領域33Aで形成されたゼブラパターン)の灰色と異なれば、本実施形態のテープカセット1が印字装置に装着された場合において、エンドテープ33に対してインクリボン8(上記図2参照)で印刷が行われたとしても、「エンドマーク」の灰色とインクリボン8(上記図2参照)の印刷色との間で色の明度の差を設けることができるので、ユーザーによる「エンドマーク」の視認性が確保される。
また、本実施の形態に係るテープカセット1において、カセットケース9(上記図1参照)の色が「エンドマーク」の灰色と異なっていれば、「エンドマーク」以外の領域であるエンドテープ33の無色透明部分からユーザーがカセットケース9(上記図1参照)を透視し得る状態であっても、灰色インクが塗布されることにより無色透明のエンドテープ33に「エンドマーク」として形成された所謂ゼブラ模様(一定間隔で灰色インクが塗布された帯状領域33Aで形成されたゼブラパターン)は、「エンドマーク」以外の領域であるエンドテープ33の無色透明部分からユーザーが透視し得る背景色、つまり、カセットケース9(上記図1参照)の色を背景色としながら、ユーザーにより視認される。すなわち、このケースにおける灰色の「エンドマーク」については、背景色が灰色と異なる色であることから、色の明度の差を設けることができるので、その視認性は確保される。
また、本実施の形態に係るテープカセット1においては、無色透明なラミネートテープ6の後端側にある無色透明のエンドテープ33に形成される「エンドマーク」は、所謂ゼブラ模様(一定間隔で灰色インクが塗布された帯状領域33Aで形成されたゼブラパターン)であった。しかしながら、エンドテープ33において、赤外線を反射又は吸収して透過させにくい性質がある灰色インクで文字・記号の輪郭外が塗布されることによって形成される、「透明な文字」または「透明な記号」を「エンドマーク」として扱ってもよい。
また、本実施の形態に係るテープカセット1においては、無色透明なラミネートテープ6の後端側にある無色透明のエンドテープ33に形成される「エンドマーク」は、赤外線を反射又は吸収して透過させにくい性質がある灰色インクで塗布形成されたものであったが、例えば、所謂ラメ色や玉虫色など、光の干渉により色調変化するもので形成されたものであっても、本実施形態のテープカセット1が装着される印字装置のエンド検出機構(赤外線を利用した透過型センサー)による「エンドマーク」の検出が確保された上で、ユーザーによる「エンドマーク」の視認性も確保される。
[6.その他]
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、他の実施の形態に係るテープカセット1では、無色透明のエンドテープ33に形成される「エンドマーク」を以下のようにして形成してもよい。すなわち、図6(a)の側面図や図6(b)の平面図に表したように、無色透明のエンドテープ33上において、一定間隔で黒色インクの帯状領域33Bを塗布形成し、さらに、黒色インクの各帯状領域33B上において、当該帯状領域33Bよりも細い白色インクの帯状領域33Cを塗布形成することで、無色透明のエンドテープ33に「エンドマーク」を所謂ゼブラ模様で形成してもよい。
また、無色透明のエンドテープ33上において、一定間隔で黒色インクの帯状領域33Bを塗布形成し、さらに、黒色インクの各帯状領域33B上において、図6(c)の平面図に表したように、白色インクで「END」の文字(又は他の記号)を塗布形成することで、エンドテープ33に「エンドマーク」を形成してもよい。
但し、「エンドマーク」を形成したインクの2色のうち少なくとも1色が両面粘着テープ5の第1粘着面5Aの色とは異なることを要する。例えば、図6の場合において、両面粘着テープ5の第1粘着面5Aの色を、「エンドマーク」を形成したインクの2色のうちの1色の白色で同じにしても、「エンドマーク」を形成したインクの2色のうちの残りの1色が両面粘着テープ5の第1粘着面5Aの色とは異なる黒色なので、両面粘着テープ5の第1粘着面5Aに無色透明のエンドテープ33が貼り付けられた状態であっても、黒色インクの帯状領域33B(図6(b)(c)参照)や白色インクの「END」の文字(図6(c)参照)又は他の記号をユーザーが「エンドマーク」として視認できる。さらに、黒色インクは赤外線を吸収し、白色インクは赤外線を反射し、共に赤外線を透過させにくい性質がある。以上より、他の実施形態のテープカセット1では、印字装置のエンド検出機構(赤外線を利用した透過型センサー)による「エンドマーク」の検出が確保された上で、ユーザーによる「エンドマーク」の視認性も確保される。
また、他の実施の形態に係るテープカセット1では、無色透明のエンドテープ33に形成される「エンドマーク」を以下のようにして形成してもよい。すなわち、図7(a)(b)の平面図に表したように、無色透明のエンドテープ33上において、一定間隔で黒色インクの帯状領域33Bを塗布形成し、さらに、黒色インクの各帯状領域33Bの内外において、エンドテープ33の長尺方向に数ラインの白色インクの帯状領域33Cを塗布形成することで、エンドテープ33に「エンドマーク」を形成してもよい。
但し、上記図6の場合と同様にして、「エンドマーク」を形成したインクの2色のうち少なくとも1色が両面粘着テープ5の第1粘着面5Aの色とは異なることを要する。例えば、図7の場合において、両面粘着テープ5の第1粘着面5Aの色を、「エンドマーク」を形成したインクの2色のうちの1色の白色で同じにしても、「エンドマーク」を形成したインクの2色のうちの残りの1色が両面粘着テープ5の第1粘着面5Aの色とは異なる黒色なので、両面粘着テープ5の第1粘着面5Aに無色透明のエンドテープ33が貼り付けられた状態であっても、黒色インクの帯状領域33B(図7(a)(b)参照)をユーザーが「エンドマーク」として視認できる。さらに、黒色インクは、赤外線を吸収して透過させにくい性質がある。以上より、他の実施形態のテープカセット1では、印字装置のエンド検出機構(赤外線を利用した透過型センサー)による「エンドマーク」の検出が確保された上で、ユーザーによる「エンドマーク」の視認性も確保される。
さらに、図7(b)のような場合には、他の実施の形態に係るテープカセット1の排出口部17から、両面粘着テープ5に無色透明のエンドテープ33が貼り付けられた状態で少しでも排出されれば、エンドテープ33の長尺方向に塗布形成された数ラインの白色インクの帯状領域33Cを視認できるので、ユーザーによる「エンドマーク」の視認性の確保が向上される。さらに、黒色インクは赤外線を吸収し、白色インクは赤外線を反射して、共に赤外線を透過させにくい性質がある。以上より、他の実施形態のテープカセット1では、印字装置のエンド検出機構(赤外線を利用した透過型センサー)による「エンドマーク」の検出が確保された上で、ユーザーによる「エンドマーク」の視認性も確保される。
尚、「エンドマーク」を形成するインクの色数は3つ以上であってもよい。但し、このような場合でも、「エンドマーク」を形成したインクの3色以上のうち少なくとも1色が両面粘着テープ5の第1粘着面5Aの色とは異なることを要する。
また、他の実施の形態に係るテープカセット1では、「エンドマーク」を形成したインクの2色以上のうちの1色がインクリボン8(上記図2参照)の色とは異なることを要する。なぜなら、他の実施形態のテープカセット1が印字装置に装着された場合において、エンドテープ33に対してインクリボン8(上記図2参照)で印刷が行われたとしても、インクリボン8(上記図2参照)の印刷色と「エンドマーク」の当該印刷色とは異なる色との間で色の明度の差を設けることができるので、ユーザーによる「エンドマーク」の視認性が確保される。
また、他の実施の形態に係るテープカセット1において、カセットケース9(上記図1参照)の色が「エンドマーク」の色と異なっていれば、「エンドマーク」以外の領域であるエンドテープ33の無色透明部分からユーザーがカセットケース9(上記図1参照)を透視し得る状態であっても、エンドテープ33に形成された「エンドマーク」は、「エンドマーク」以外の領域であるエンドテープ33の無色透明部分からユーザーが透視し得る背景色、つまり、「エンドマーク」とは異なる色であってカセットケース9(上記図1参照)の色を背景色としながら、ユーザーにより視認される。すなわち、このケースにおける「エンドマーク」については、背景色が異なる色であることから、色の明度の差を設けることができるので、その視認性は確保される。
また、他の実施の形態に係るテープカセット1において、無色透明のエンドテープ33に「エンドマーク」を形成する2色以上のうち少なくとも1色は、例えば、所謂ラメ色や玉虫色など、光の干渉により色調変化するもので形成されたものであっても、他の実施形態のテープカセット1が装着される印字装置のエンド検出機構(赤外線を利用した透過型センサー)による「エンドマーク」の検出が確保された上で、ユーザーによる「エンドマーク」の視認性も確保される。
また、印字装置は必ずしもエンド検出機構を有している必要はない。
また、ラミネートテープ6やエンドテープ33は無色透明ということであるが、マット処理が行われて多少曇っていても良い。
1 テープカセット
5 両面粘着テープ(粘着テープ)
5A 両面粘着テープ(粘着テープ)の粘着面(第1粘着面)
6,7 ラミネートテープ
8 インクリボン
9 カセットケース
33 エンドテープ
33A エンドテープの帯状領域

Claims (10)

  1. カセットケースと、前記カセットケースに粘着テープと無色透明のラミネートテープとが収納され、前記粘着テープの粘着面に前記ラミネートテープが貼り付けられた状態で排出され、前記ラミネートテープの後端部分に無色透明のエンドテープ部分が設けられ、前記エンドテープ部分上にエンドマークが形成されたテープカセットにおいて、
    前記エンドテープ部分は、前記ラミネートテープとは別個のテープが前記ラミネートテープに貼り合わされることにより構成され、
    前記エンドマークは、一定間隔で灰色に塗布形成された帯状領域と、無色透明の帯状領域とを備えたゼブラパターンであり、前記粘着面の側から見た前記粘着テープが灰色とは異なる色であること、を特徴とするテープカセット。
  2. 請求項1に記載するテープカセットであって、
    前記カセットケースにはさらにインクリボンが収納され、
    前記インクリボンの色が前記エンドマークの色とは異なること、を特徴とするテープカセット。
  3. 請求項1又は2に記載するテープカセットであって、
    前記カセットケースの色が前記エンドマークの色とは異なること、を特徴とするテープカセット。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載するテープカセットであって、
    前記エンドマークが透明な文字または透明な記号を備えて構成されたこと、を特徴とするテープカセット。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一つに記載するテープカセットであって、
    前記エンドマークが光の干渉により色調変化すること、を特徴とするテープカセット。
  6. カセットケースと、前記カセットケースに粘着テープと無色透明のラミネートテープとが収納され、前記粘着テープの粘着面に前記ラミネートテープが貼り付けられた状態で排出され、前記ラミネートテープの後端部分に無色透明のエンドテープ部分が設けられ、前記エンドテープ部分上にエンドマークが形成されたテープカセットにおいて、
    前記エンドテープ部分は、前記ラミネートテープとは別個のテープが前記ラミネートテープに貼り合わされることにより構成され、
    前記エンドマークは、無色透明と、無色透明とは異なる第1色と、無色透明及び前記第1色とは異なる第2色とを備え、一定間隔で前記第1色に塗布形成された帯状領域と、一定間隔で前記第2色に塗布形成された帯状領域と、無色透明の帯状領域とを備えたゼブラパターンであり、前記第1色及び前記第2色のうち少なくとも1色が前記粘着面の側から見た前記粘着テープの色とは異なること、を特徴とするテープカセット。
  7. 請求項6に記載するテープカセットであって、
    前記カセットケースにはさらにインクリボンが収納され、
    前記第1色及び前記第2色のうち少なくとも1色が前記インクリボンの色とは異なること、を特徴とするテープカセット。
  8. 請求項6又は7に記載するテープカセットであって、
    前記カセットケースの色が前記エンドマークの色とは異なること、を特徴とするテープカセット。
  9. 請求項7又は8に記載するテープカセットであって、
    前記エンドマークが前記インクリボンの色とは異なる色からなる文字または記号を備えて構成されたこと、を特徴とするテープカセット。
  10. 請求項乃至9のいずれか一つに記載するテープカセットであって、
    前記第1色及び前記第2色のうち少なくとも1色が光の干渉により色調変化すること、を特徴とするテープカセット。
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