JP6008997B2 - 活性剤を充填した、均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子の製造方法 - Google Patents

活性剤を充填した、均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子の製造方法 Download PDF

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JP6008997B2 JP2015002077A JP2015002077A JP6008997B2 JP 6008997 B2 JP6008997 B2 JP 6008997B2 JP 2015002077 A JP2015002077 A JP 2015002077A JP 2015002077 A JP2015002077 A JP 2015002077A JP 6008997 B2 JP6008997 B2 JP 6008997B2
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(関連出願の相互参照)
本願は、2008年9月23日出願の米国仮出願第61/099,500号に基づく優
先権を主張するものであり、当該出願の全内容は引用により本明細書の一部とする。
多種多様な活性剤が、疾患および非疾患状態双方を含む、種々の状態の治療に用いるた
め、以前より開発されてきており、現在もなお開発が行われている。係る応用には、それ
を必要とする対象に活性剤の有効量を送達しなければならない。これまで種々の送達処方
と経路が開発されてきたが、当該経路は、活性剤の性質、活性剤を投与する対象のアイデ
ンティティなどにより異なる。通常は、浸透性送達経路の方が耐久性に優れており、それ
故に望ましい。
浸透性を最小限に抑えることができるため効果の高い送達経路の一つに、経皮経路があ
る。経皮経路では、対象に活性剤を送達するため、活性成分を皮膚に塗布する。現在利用
されているまたは評価の対象となっている多くの経皮送達技術は、完全に満足のいくもの
ではない。例えば、特定の経皮経路技術は、角質層(Sc)の統合性を破壊し、および/
または、浸透増強剤の存在に依存し、そのため不要な損傷および/または刺激を生じる可
能性がある。さらに、特定の経皮送達技術は、ポリマーおよび/またはリポソームに基づ
く技術であり、いずれの技術もScを通じて真に送達することはない。さらには、これら
の技術は、高分子量分子の生物活性剤に応用することはできない。
斯くして、現在の経皮送達方式に存在する、1つまたはそれ以上の欠点を克服する新た
な経皮送達技術が引き続き求められている。
内部空間を規定する均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子と、その内部
空間に存在する活性剤の量を提供する。また、活性剤を含む粒子を含む局所用送達組成物
、並びに、当該粒子と局所用組成物の製造方法を提供する。その粒子と組成物は、活性剤
送達の応用など、多種多様な応用法を見出す。
(A)、(B)は本発明の送達組成物に使用される、均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子の走査型電子顕微鏡画像を示す図である。 (A)、(B)は本発明の送達組成物に使用される、均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子の走査型電子顕微鏡画像を示す図である。 本発明の送達組成物に使用される、均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子の粒度分布を示す図である。 本発明の態様に従い、レスベラトロルと錯体を形成する、均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子の粒度分布を示す図である。 本発明の態様に従い、レスベラトロルと錯体を形成する、均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子の顕微鏡図である。
内部空間を規定する均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子と、その内部
空間に存在する活性剤の量を提供する。また、活性剤を含む粒子を含む局所用的送達組成
物、並びに、当該粒子と局所用組成物の製造方法を提供する。その粒子と組成物は、活性
剤送達の応用など、多種多様な応用法を見出す。
本発明についてさらに詳細に説明する前に、本発明は、本明細書に記載する特定の実施
形態に限定されず、従って多様であってもよいことを理解されたい。また、本発明の権利
範囲は添付のクレームにのみ限定されるため、本明細書で使用される用語は、特定の実施
形態を記載する目的にのみ用いられ、限定されることを意図しない。
値の範囲が提供されている場合、文脈によって特に明示されない限り下限の10分の1
の単位まで、その範囲の上限と下限の間にある各介在値およびその記載範囲内の何らかの
他の記載値または介在値は本発明内に包含されることを理解されたい。これらのより小さ
い範囲の上限および下限は、記載範囲内の何らかの具体的に除外された制限に従うことを
条件として、より小さい範囲内に独立的に含めることができる。記載範囲に1つまたは両
方の限界が含まれる場合、これら含まれる限界の一方または両方を除外した範囲も本発明
に含まれる。
本明細書で、特定の範囲が「約」という用語で始まる数値と共に提示される。本明細書
において、「約」という用語は、当該用語が先行する数字に近い数字または近似する数字
だけでなく、それが先行する正確な数字を文字通り支持するために使用されている。数字
が、具体的に記載されている数字に近いかまたは近似するかどうかを判断するにあたり、
記載されていないがそれに近いまたは近似する数字は、それが提示される文脈において、
具体的に記載された数字と実質的に等しい数字を提供するものであってもよい。
本明細書に記載の方法は、記載された事象の順序だけでなく、論理的に可能な記載事象
のいかなる順序であっても実施することができる。
特に定義されない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、本発
明が属する分野の当業者によって普通に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書に記
載のものと類似または同等のいかなる方法および材料であっても、本発明の実施又は試験
に用いることができるが、好ましい実施方法および材料は、ここに記載されている。
本明細書で言及するすべての文献は、当該文献の記載に関連する方法および/または材
料を開示および記載するために、本明細書に引用により含まれる。
本明細書および添付のクレームで使用されているように、単数形の「a」「an」および
「the」には、文脈によって特に明示されない限り、複数対象も含むことに留意しなけれ
ばならない。さらに、クレームの記載において、いかなる随意的な要素が除外されている
可能性のあることを留意するべきである。従って、本記載の意図は、「単なる」「唯一の
」などの排他的な用語を、記載のクレーム要素と関連づけながら使用するため、または「
否定的な」制限を使用するために、事前にその理由を提示することである。
本明細書で論じる文献は、本出願の出願日前のその開示のためだけに提供される。本明
細書において、先行発明のため、本発明が係る文献に先行しないことを認めるものと解釈
されるべきではない。さらに、提示される公開日は、実際の公開日とは異なる可能性があ
り、個別に確認する必要があり得る。

活性剤を含む均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子
先に概要を示したように、本発明の態様として、活性剤を含む均一、硬質、球状のナノ
多孔質リン酸カルシウム粒子が含まれる。活性剤を含む粒子は、多孔質構造を含むリン酸
カルシウム粒子であり、その詳細については以下に記す。粒子の多孔質構造とは、粒子毎
に、粒子の多孔性が内部空間を定めているもののことである。内部空間とは、粒子の内部
に位置する空間領域または容積のことであり、一定量の活性剤を含めるよう配置されてい
る。本発明の活性剤を含む粒子においては、一定量の活性剤が内部空間に存在し、つまり
、一定量の活性剤が粒子の外部表面に存在するのではなく、粒子の内部に配置されている
。内部に一定量の活性を有する本発明の粒子は、当該粒子の表面に存在、例えば、表面か
ら吸収される活性剤を含む場合もあれば、含まない場合もある。
当該組成物の粒子に存在する内部活性剤の量は様々である。ある実施形態では、内部活
性剤の量は、内部活性剤を含む粒子の2重量%以上であり、例えば、4重量%以上、5重
量%以上、7.5重量%以上、10重量%以上、15重量%以上、並びに20重量%以上
を含む。斯くして、ある事例においては、所定の粒子の内部空間に存在する活性剤の量は
、リン酸カルシウム粒子の10重量%以上である。
均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子は、均一で、球状である。「均一
」であるとは、粒子の形が実質的に異ならないという意味であり、その結果、粒子は、実
質的に同じ球状をしている。「硬質」であるとは、粒子が硬いという意味であり、つまり
、それらは柔らかくない。「球状」という用語は、表面のどの地点においても中心から実
質的に等距離にあるという意味である。直径の中央値が20μm以下であるリン酸カルシ
ウム粒子が対象となり、例えば10μm以下、並びに5μm以下を含み、その中において
、ある事例では、直径の中央値が4μm以下であり、例えば、3μm以下、並びに2μm
以下を含む。
粒子はナノ多孔質である。「ナノ多孔質」とは、粒子の多孔率が30%またはそれ以上
であり、例えば40%以上、並びに50%以上を含み、その中において、多孔率は30%
〜85%の範囲に及ぶ可能性があり、例えば40%〜70%、並びに45%〜55%を含
む。これらは、「ASTM D4284−88 Standard Test Meth
od for Determining Pore Volume Distribut
ion Catalysts by Mercury Instrusion Poro
simetry」に記載の水銀侵入ポロシメーター多孔率測定プロトコルにより決定され
る。多孔率はまた、「気孔の容積(ml/g)」により表され、ある事例においては、多
くが0.1ml/g〜2.0ml/gの範囲にある。ある事例においては、粒子は、その
内部表面積が10m2/g〜150m2/gの範囲である気孔を有しており、例えば、20
2/g〜100m2/g、並びに30m2/g〜80m2/gを含む。これらは、「AST
M D3663−03 Standard Test Method for Surf
ace Area of Catalysts Catalyst Carriers」
に記載のBET気体吸収表面積測定プロトコルにより決定される。気孔の直径は異なる可
能性があり、ある事例においては、2〜100nmの範囲であり、例えば、5〜80nm
m、並びに10〜60nmを含む。さらに、粒子のタップ密度は0.2g/cm3〜0.
5g/cm3の範囲にある可能性があり、例えば0.25g/cm3〜0.45g/cm3
、並びに0.3g/cm3〜0.4g/cm3を含む。タップ密度は、「ASTM WK1
3023−New Determination of Tap Density of
Metallic Powered by a Constant Volume M
easuring Method」標準を使用して測定することができる。
粒子は、ある事例においては、化学的に純粋である。化学的に純粋とは、粒子が実質的
に1種類のリン酸カルシウムミネラルから作られているということである。ある事例では
、リン酸カルシウム粒は、分子式Ca10(PO46(OH)2で表されるリン酸カルシウ
ムから成る。
ある事例では、粒子はセラミック粒子である。セラミックとは、粒子を高温条件にさら
すステップを含む方法を利用して粒子を製造するという意味であり、このような条件につ
いては以下に示す。高温は、200℃〜1000℃の範囲におよぶ可能性があり、例えば
、300〜900℃並びに300〜800℃を含む。ある実施形態では、粒子の圧縮破壊
力は、20〜200MPaで、例えば、50〜150MPa並びに75〜90MPaを含
む。これらは、欧州特許第EP1840661号に記載されているように、粒子を400
℃〜900℃で焼結させる、SHIMADZU MCT−W500の微少圧縮試験機の粒
子強度測定プロトコルにより決定される。ある実施形態では、粒子は生分解可能であり、
それは、粒子が、例えば、生物学的条件下で経時的に溶解するなど、何らかの方法で分解
するという意味である。これらの実施形態における粒子は、生分解可能であり、少なくと
も、pH6またはそれ以下、例えば5.5またはそれ以下並びに5またはそれ以下を含む
、これらの条件下で検出可能な割合で溶解し始める。
本発明の送達組成物の均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子は、従来の
プロトコルを使用して作成される。対象となる1つのプロトコルでは、粒子は、ナノリン
酸カルシウム(例えば、ヒドロキシアパタイト)結晶を含む懸濁液を乾かしながら噴射す
ることにより製造され、その結果、均一かつ球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子が作
り出される。その結果できあがった粒子を、次に機械的かつ化学的に安定的に硬質な球状
とするのに十分な時間を使って、焼結させる。この段階で、焼結させるための温度は、2
00℃〜1000℃の範囲である可能性があり、例えば、300℃〜900℃並びに30
0℃〜800℃が含まれ、時間の範囲は1時間〜10時間、例えば2時間〜8時間並びに
3時間〜6時間が含まれる。
先に概要を示したように、活性剤を含む均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウ
ム粒子には、一定量の活性剤成分(1種類の活性剤、または、2つまたはそれ以上の異な
る種類の活性剤から成る)が粒子の内部空間に存在するが、それは先に述べたとおりであ
る。「活性剤」という用語は、生物学的結果、例えば、生物、例えば、ヒトなどの哺乳類
と接触に伴う有効または有益な結果を生み出す、任意の化合物または混合化合物のことを
指す。活性剤は、送達構成物の他の成分、例えば、担体、希釈剤、潤滑剤、結合剤、着色
剤等と区別することができる。活性剤は、生物対象における生物学的プロセスを調節する
能力を有する任意の分子、並びにその結合部分または断片であり得る。ある実施形態では
、活性剤は疾患の診断、治療または予防に、あるいは薬剤の構成要素として利用される物
質である可能性がある。
活性剤は、生物対象と相互作用する構成要素である。ターゲットは、多数の異なる種類
の天然起源の構造であり得、対象となるターゲットには、細胞内および細胞外ターゲット
の両方を含む。係るターゲットとして、タンパク質、リン脂質、核酸等が可能である。活
性剤には、ターゲットとの構造的相互作用に必要な1つまたはそれ以上の官能基、例えば
、疎水性、親水性、静電気または共有結合作用に必要な基を含むことができるが、それは
特定の活性剤およびその意図するターゲット次第である。その中において、対象となる機
能基には、水素結合、疎水性疎水性相互作用、静電気相互作用等にかかわる基が含まれ、
少なくともアミン、アミド、スルフヒドリル、カルボニル、ヒドロキシル、またはカルボ
キシル基が含まれて良く、例えば2つの官能化学基などである。
対象の活性剤には、1つ以上の上記官能基で置換された、環状炭素又は複素環式構造お
よび/または芳香族またはポリ芳香族構造を含むことが可能である。また、活性剤の部分
で対象となるのは、ペプチド、サッカリド糖類、脂肪、ステロイド、プリン、ピリミジン
、誘導体、構造的類似体、またはそれらの組み合わせ等、生物分子の中で見出される構造
である。係る化合物に関しては、対象の化合物を特定するためにスクリーニングすること
が可能であるが、当業者の間では多種多様なスクリーニングプロトコルが知られている。
活性剤は、天然起源または合成による化合物から抽出してもよく、合成または天然の化
合物ライブラリなど、多様なソースから取得が可能である。例えば、ランダム化されたオ
リゴヌクレオチドとオリゴペプチドの調合等、多様な有機化合物をランダムにまたは定方
向に合成するための手段が多数存在する。代替的に、バクテリア、真菌、植物および動物
の抽出物の形による天然化合物のライブラリも利用可能であるか、または容易に作成され
る。さらに、天然または合成により製造されたライブラリおよび化合物は、従来の化学的
、物理学的および生化学的手段を通じて容易に変更され、組み合わせのライブラリを作る
ために用いることもできる。知られている薬剤は、構造的類似体を生成するアシル化、ア
ルキル化、エステル化、アミド化等、定方向的またはランダムな化学的変更の対象とする
こともできる。
従って、活性剤は、無作為配列手段を通じて生成される化合物のライブラリ、すわなち
、化合物多様性の組み合わせライブラリ等、天然起源または合成の分子のライブラリから
取得することができる。係るライブラリから取得されると、使用される活性剤は、活性の
ための適切なスクリーニング試験において望ましい活性を表すことである。無作為配列ラ
イブラリ、並びに当該ライブラリの製作およびスクリーニングのための方法、当業者には
知られており、下記の文献で記載されている。すわなち、5,741,713;5,73
4,018;5,731,423;5,721,099;5,708,153;5,69
8,673;5,688,997;5,688,696;5,684,711;5,64
1,862;5,639,603;5,593,853;5,574,656;5,57
1,698;5,565,324;5,549,974;5,545,568;5,54
1,061;5,525,735;5,463,564;5,440,016;5,43
8,119;5,223,409であり、これら文献の開示は、本明細書に引用により含
められる。
対象の活性剤の広範なカテゴリには以下が含まれるが、この限りではない。すなわち、
心臓血管作用薬、鎮痛薬、麻酔薬、抗炎症剤等の鎮痛緩和剤、神経作用剤、化学療法(例
抗腫瘍薬)剤等である。対象の活性剤には以下が含まれるが、この限りではない。すな
わち、
アミカシン、アプラマイシン、アルベカシン、バンベルマイシン、ブチロシン、ジベカ
シン、ジヒドロストレプトマイシン、フォーチミシン、ゲンタイマイシン、イセパマイシ
ン、カナマイシン、ミクロノムシン、ネオマイシン、ネチルマイシン、パロマイシン、リ
ボスタマイシン、シソマイシン、スペクチノマイシン、ストレプトマイシン、トブラマイ
シン、トロスペクトマイシン等のアミノ酸糖体系、アジダンフェニコール、クロラムフェ
ニコール、フロルフェニコールおよびテイマフェニコール等のアンフェニコール系、リフ
ァミド、リファンピン、リファマイシン、リファペンチン、リファキシミン等のアンサマ
イシン系、カルバセフェム系、カルバペネム系、セファロスポリン系、セファマイシン系
、モノバクタム系、オキサフェム系、ペニシリン系等のb−ラクタム系、クリナマイシン
、リンコマイシン等のリンコマイシン系、クラリスロマイシン、ジルスロマイシン、エリ
スロマイシン等のマクロライド系、アンホマイシン、バシトラシン、カプレオマイシン等
のポリペプチド系、アピサイクリン、クロルテトラサイクリン、クロモサイクリン、ミノ
サイクリン等のテトラサイクリン系等の抗生物質、2,4-ジアミノピリミジン類、ニト
ロフラン類、キノロン類およびその類似体、スルホンアミド類、スルホン類等を含む抗菌
薬と、
アフォテリシンB、カンジシジン、デルモスタチン、フィリピン、フンギクロミン、ハ
チマイシン、ハマイシン、ルセンソマイシン、メパルトリシン、ナタマイシン、ナイスタ
チン、ペチロシン、ペリマイシン等のポリエン系等を含む抗真菌薬、ブテナフィン、ナフ
チフィン、テルビナフィン等のアリルアミン系、ビホナゾール、ブトコナゾール、クロル
ダントイン、クロルミダゾール等のイミダゾール系、トルシクラート等のチオカルバマー
ト系、フルコナゾール、イトラコナゾール、テルコナゾール等のトリアゾール系等を含む
合成抗真菌薬と、
アレコリン、アスピジン、アスピジノール、ジクロロフェン、エンベリン、コシン、ナ
フタレン、ニクロサミド、ペレチエリン、キナクリン、アラントラクトン、アモカルジン
、アモスカナート、アスカリドール、ベフェニウム、ビトスカナート、四塩化炭素、カル
バクロール、シクロベンダゾール、ジエチルカルバマジン等を含む駆虫薬と、
アセダプソン、アモジアキン、アルテエーテル、アルエテメーテル、アルテミシニン、
アルテスネート、アトバコン、ベベリン、ベルベリン、チラタ、クロルグアニド、クロロ
キン、クロルプロガウニル、シンコナ、シンコニジン、シンコニン、シクログアニル、ゲ
ンチオピクリン、ハロファントリン、ヒドロキシクロロキン、メフロキン、ヒドロクロラ
イド、3-メチルアルサセチン、パマキン、プラスモシド、プリマキン、ピリメサミン、
キナクリン、キニジン、キニーネ、キノシド、キノリン、ヒ酸水素2ナトリウム等を含む
抗マラリア薬と、
アクラニル、チニダゾール、イプロニダゾール、エチルスチバミン、ペンタミジン、ア
セタルゾン、アミニトロゾール、アニソマイシン、ニフラテル、チニダゾール、ベンジダ
ゾール、ベンジダゾール、スラミン等を含む抗原虫薬と、
ザインカード(デクスラゾキサン)、抗凝固剤(例えば、クマジン(ワルファリンナト
リウム)、フラグミン(チンザパリンナトリウム)、ラブノックス(エノキサパリンナト
リウム)、オルガラン(ダナパロイドナトリウム))等の血管修飾剤、抗血小板剤(例え
ば、アグラスタット(チロフィバン塩酸塩)、アグレノックス(アスピリン/徐放性ジピ
リダモール)、アグリリン(アナグレリド塩酸塩)、エコトリン(アセチルサリチル酸)
、ホラン(エポプロステノールナトリウム)、ハーフプリン(腸溶性アスピリン)、イン
テグレリン(エプチフィバチド)、ペルサンチン(ジピリダモールUSP)、プラビック
ス(クロピドグレル二硫酸塩)、プレタール(シロスタゾール)、レオプロ(アブシキシ
マブ)、チクリド(チクロピジン塩酸塩))、血小板溶解薬(アクチバーゼ(アルテプラ
ーゼ)、レタバーゼ(レテプラーゼ)、ストレプターゼ(ストレプトキナーゼ))、カル
ジュラ(メシル酸ドキサゾシン)、ジベンジリン(塩酸フェノキシベンザミン)、ヒトリ
ン(塩酸テラゾシン)、ミニプレズ(塩酸プラゾシン)、minizide(塩酸プラゾ
シンン/ポリチアジド)等のアドレナリン受容体遮断薬、aldoclor(メチルドパ
―クロロチアジド)、アルドメット(メチルドパ、メチルドペートHCI)、アルドリル
(メチルドパ―ヒドロクロロチアジド)、カタプレス(塩酸クロニジンUSP、クロニジ
ン)、clorpress(クロニジン塩酸塩とクロルタリドン)、combipress
(クロニジン塩酸塩/クロルタリドン)、テネックス(塩酸グアンファシン)等のアドレナ
リン作用薬、coreg(カルベジロール)、ノルモダイン(塩酸ラベタロール)等のα/
βアドレナリン受容体遮断薬、accupril(キナプリル塩酸塩),アセオン(ペリン
ドプリルエルブミン)、アルテース(ラミプリル)、カプトプリル、ロテンシン(ベナゼ
プリル塩酸塩)、マビック(トランドラプリル)、モノプリル(フォシノプリル錠)、プ
リニビル(リシノプリル)、univasc(モエキシプリル塩酸塩)、バソテック(エ
ナラプリラート、エナラプリルマレイン酸塩)、ゼストリル(リシノプリル)等のアンギ
オテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、lexxel(エナラプリルマレアート―フェロ
ジピンER)、ロトレル(アムロジンおよびベナゼプリル塩酸塩)、タルカ(トランドラ
プリル/ベラパミル塩酸塩ER)等の、カルシウム拮抗剤を伴ったアンジオテンシン変換
酵素(ACE)阻害剤、アキュレチック(キナプリルHCI/ヒドロクロロチアジド)、
ロテンシン(ベナゼプリル塩酸塩およびヒドロクロロチアジドUSP)、プリンザイド(
リシノプリル―ヒドロクロロチアジド)、ユニレチック(モエキシプリル塩酸塩/ヒドロ
クロロチアジド)、バセレチック(エナラプリルマレアート―ヒドロクロロチアジド)、
ゼストレチック(リシノプリルおよびヒドロクロロチアジド)等の、利尿剤を伴ったアン
ジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、アタカンド(カンデサルタンシレキセチル)、
アバプロ(イルベサルタン)、コザール(ロサルタンカリウム)、ディオバン(バルサル
タンおよびヒドロクロロチアジド)、ヒザール(ロサルタンカリウム―ヒドロクロロチア
ジド)等のアンギオテンシンII受容体拮抗薬、1群(例えば、メキシチール(塩酸メキ
シレチン、USP)、ノルペース(リン酸ジソピラミド)、procanbid(塩酸プ
ロカインアミド)、quintaglute(キニジングルコン酸塩)、キニデックス(
硫酸キニジン)、キニジン(キニジングルコン酸塩注射、USP)、rythmol(プ
ロパフェノン塩酸塩)、タムボコル(酢酸フレカイニド)、トノカード(トカイニドHC
I))、2群(例えば、betapace(ソタロールHCI)、ブレビブロック(塩酸
エスモロール)、インデラル(塩酸プロプラノロール)、セクトラール(塩酸アセブトロ
ール))、3群(例えば、betapace(ソタロールHCI)、コルダローン(アミ
オダロン塩酸塩)、corvert(イブチリドフマル酸塩注射)、パセロン(アミオダ
ロンHCI),チコシン(ドフェチリド))、4群(例えば、カラン(塩酸ベラパミル)
、カルジゼム(ジルチアゼムHCI)、並びにアデノカード(アデノシン)、ラノキシカ
プス(ジゴシキン)、ラノキシン(ジゴキシン))等を含む抗不整脈薬、胆汁酸除去剤(
例えば、colestid(微粉コルスチポール塩酸塩)、ウェルコール(コレセべラム
塩酸塩))等を含む抗高脂血症薬、フィブリン酸誘導体(例えば、アトロミド(クロフィ
ブラート)、ロピッド(ゲムフィブロジル錠、USP)、トリコロール(フェノブラート
カプセル))、HMG−CoA還元酵素阻害剤(例えば、バイコール(セリバスタチンナ
トリウム錠)、レスコール(フルバスタチンナトリウム)、リピトール(アトルバスタチ
ンカルシウム)、メバコール(ロバスタチン)、
プラバコール(プラバスタチンナトリウム)、ゾコー(シムバスチン))、ニコチン酸(
例えば、Niaspan(ナイアシン徐放錠))、betapace(ソタロールHCI
)、ブロカドレン(マレイン酸チモロール)、ブレビブロック(塩酸エスモロール)、カ
ートロール(カルテオール塩酸塩)、インデラル(塩酸プロプラノロール)、ケルロン(
塩酸ベタキソロール)、ナドロール、セクトラール(塩酸アセブトロール)、テノーミン
(アテノロール)、トプロール(メトプロロールコハク酸塩)、ゼベータ(ビソプロロー
ルフマル酸塩)等のβアドレナリン遮断薬、コルジド(ナドロールおよびベンドロフルメ
チアジド錠)、inderide(塩酸プロプラノロールおよびヒドロクロロチアジド)
、テノレチック(アテノロールおよびクロルタリドン)、timolide(マレイン酸
チモロール―ヒドロクロロチアジド)、ジアック(ビソプロロールフマル酸塩およびヒド
ロクロロチアジド)等の利尿剤を伴うβアドレナリン遮断薬、アダラート(ニフェジピン
)、カラン(塩酸ベラパミル)、カルデン(塩酸ニカルジピン)、カルジゼム(ジルチア
ゼムHCI)、covera(塩酸ベラパミル),イソプチン(塩酸ベラパミル)、ニモ
トップ(ニモジピン)、ノルバスク(アムロジピンベシル酸塩)、プレンジル(フェロジ
ピン)、プロカジア(ニフェジピン)、スラー(ニソルジピン)、チアザック(塩酸ジル
チアゼム)、バスコール(ベプリジル塩酸塩)、ベレラン(塩酸ベラパミル)等のカルシ
ウム拮抗剤、炭酸脱水酵素阻害剤(例えば、ダラナイド(ジクロルフェナミド))等の利
尿剤、利尿剤薬物群(例えば、アルダクタジド(ヒドロクロロチアジドを伴うスピロノラ
クトン)、ダイアジド(トリアムテレンおよびヒドロクロロチアジド)、マックスザイド
(トリアムテレンおよびヒドロクロロチアジド)、モデュレティック(アミロリドHCI
―ヒドロクロロチアジド))、ループ利尿剤(デマデックス(トルセミド)、エデクリン
(エタクリニック酸、エタクリン酸ナトリウム)、フロセミド)、カリウム保持性利尿剤
(アルダクトーン(スピロノラクトン)、ジレニウム(トリアムテレン)、ミダモール(
アミロライドHCI))、サイアザイド関連利尿剤(例えば、diucardin(ヒド
ロフルメチアジド)、ジウリル(クロロチアジド、クロロサイアジドナトリウム)、エン
ズロン(メチクロチアジド)、ヒドロクロロチアジド利尿剤)、インダパミド、ミクロジ
ド(ヒドロクロロチアジド)、mykrox(メトラゾン錠)、renese(ポリチア
ジド), thalitone(クロルサリドン USP)、zaloxolyn(メトラ
ゾン))、digitek(ジゴキシン)、ドブレックス(ドブタミン)、ラノキシカプ
ス(ジゴキシン)、ラノキシン(ジゴキシン)、プリマコール(乳酸ミルリノン)、アク
チバーセ(アルテプラーゼ組換え)等の強心薬、アドレナリン塩酸塩(エピネフリン注射
、USP)、デムセル(メチルロシン)、インベルシン(メカミラミンHCI),レオプ
ロ(アブシキシマブ)、retavase(レテプラーゼ)、ストレプターゼ(ストレプ
トキナーゼ)、tnkase(テネクテプラーゼ),冠血管拡張剤(例えば、imdur
(イソソルビドモノニトラート)、ismo(イソソルビドモノニトラート)、アイソー
ディル(硝酸イソソルビド)、nitrodur(ニトログリセリン)、ニトロリンガル
(ニトログリセリンリンガルスプレー)、ニトロスタット(ニトログリセリン上、USP
)、ソルビトレート(硝酸イソソルビド))等の血管拡張剤、複数の末梢血管拡張剤およ
びその組み合わせ(例えば、corlopam(フェノルドパムメシル酸塩),fiola
n(エポプロステノールナトリウム),プリマコール(乳酸ミルリノン))、アラミン(
酒石酸水素メタラミノール)、エピペン(0.3mgエピネフリン自動注射器のEpiPe
n、0.15mgエピネフリン自動注射器のEpiPen Jr.),プロアマチン(ミド
ドリン塩酸塩)等の昇圧薬等を含む心保護薬と、
(1)全身麻酔剤(バルビツール酸誘導体、ベンゾジアゼピン類、ステロイド類、シクロ
ヘキサノン誘導体よびその他薬剤)、催眠鎮静薬(ベンゾジアゼピン、バルピツレート、
ピペリジンジオンおよびトリオン、キナゾリン誘導体、カルバミン酸塩、アルデヒドおよ
び誘導体、アミド、非環式ウレイド、ベンゾアゼピン誘導体および関連薬、フェノチアジ
ン等)、中枢性自発筋緊張修飾薬(ヒダントイン誘導体、バルピツレート、オキサゾリジ
ンジオン、スクシニミド、アシル尿素、グルタルイミド、ベンゾジアゼピン類、第二級お
よび第三級アルコール、ジペンザゼピン誘導体、バルプロン酸および誘導体、GABA類
似体等の抗痙攣薬)、鎮痛薬(モルヒネおよび誘導体、オリパビン誘導体、モルフィナン
誘導体、フェニルピペラジン、2,6−メタン−3−ベンゾアゼピン誘導体、ジフェニル
プロパンおよび同配体、サリチル酸誘導体、p‐アミノフェノール誘導体、5−ピラゾロ
ン誘導体、アリール酢酸誘導体、フェナム酸および同配体等)、および制吐薬(抗コリン
薬、抗ヒスタミン薬、抗ドーパミン薬等)等の中枢神経抑制薬、(2)中枢興奮薬(呼吸
促進剤、痙攣促進剤、精神運動促進剤等)、麻薬拮抗薬(モルヒネ誘導体、オリパビン誘
導体、2,6−メタン‐3‐ベンズオキサジン誘導体、モルフィナン誘導体)向知性薬等
の中枢神経興奮薬(3)精神安定剤(ベンゾジアゼピン類、プロパンジオールカルバマー
ト)、統合失調症治療薬(フェノチアジン誘導体、チオキサンチン誘導体、その他三環化
合物、ブチロフェノンおよび同配体、ジフェニルボロン誘導体、置換されたベンズアミド
誘導体、アリールピペラジン誘導体、インドール誘導体等)、抗うつ薬(三環化合物、M
AO阻害剤等)等の精神薬理学剤、(4)中枢性鎮咳薬(アヘンアルカロイドおよびその
誘導体)等の呼吸気道薬等を含む精神薬理学的薬剤と、
(1)局所麻酔薬(エステル誘導体、アミド誘導体)等の末梢神経系薬、(2)コリン
作用薬、コリン作用遮断薬、神経筋遮断薬、アドレナリン作用薬、抗アドレナリン作用薬
等のシナプスまたは神経効果器接合部の作用薬、(3)鎮攣薬(抗コリン薬、ムスクロト
ロピックスパスモリティクス)、血管拡張剤、平滑筋刺激物等の平滑筋作用薬、(4)ヒ
スタミンおよびその誘導体(ベタゾール)、抗ヒスタミン薬(H1拮抗薬、H2拮抗薬)
、ヒスタミン代謝薬等のヒスタミンおよび抗ヒスタミン薬、(5)強心剤(植物抽出液、
ブテノライド、ペンタジエナール、エリスロフレウム種からのアルカロイド、イオノホア
、アドレナリン受容体刺激物、降圧剤、抗高脂血症剤(クロフィブリン酸誘導体、ニコチ
ン酸誘導体、ホルモンおよび類似体、抗生物質、サルチル酸および誘導体)、抗静脈瘤薬
、止血剤等の心臓血管薬、(6)抗貧血薬、抗血液凝固薬(止血剤、血液凝固阻止剤、抗
血栓症、血栓溶解薬、血液タンパク質そのフラクション)等の血液および造血系薬、’(
7)消化薬(健胃酸、利胆薬)、抗潰瘍薬、下痢止め剤等の胃腸管作用薬、(8)局所作
用薬等を含む薬力学的薬剤と、
(1)外寄生生物撲滅薬(塩素化炭化水素、ピレスリン、硫黄化化合物)、駆虫剤、抗
原虫薬、抗マラリア薬、抗アメーバ薬、抗リーシュマニア薬、抗トリコモナス薬、抗トリ
パノソーマ薬、スルホンアミド類、抗ミコバクテリア薬、抗ウイルス化学療法等の抗感染
症薬、(2)塩酸メクロレタミン(ナイトロジェンマスタード、ムスタルゲン、HN2)
等のアルキル化薬、シクロホスファミド(サイトバン、エンドキサナ)、イホスファミド
(IFEX)、クロラムブシル(リューケラン)、メルファラン(フェニルアラニンマス
タード、L-サルコリジン、アルケラン、L−PAM),ブスルファン(マイレラン),
チオテパ(トリエチレンチオホスホルアミド)、カルムスチン(BiCNU,BCNU)
,ロムスチン(CeeNU,CCNU),ストレプトゾシン(ザノサール)等の細胞増殖
抑制剤、すなわち、腫瘍用薬または細胞毒性薬物、ビンクリスチン(オンコビン)、ビン
ブラスチン(ベルバン、Velbe)、パクリタクセル(タキソール)等の植物アルカロ
イド、メトトレキサート(MTX)、メルカプトプリン(プリネソール、6MP)、チオ
グアニン(6−TG)、フルオロウラシル(5−FU)、シタラビン(サイトサールU、
アラC)、アザシチジン(マイロサール、5−AZA)等の抗代謝薬、ダクチノマイシン
(アクチノマイシンD、コスメゲン)、ドキソルビシン(アドリアマイシン)、ダウノル
ビシン(ダウノマイシン、セルビジン)、イダルビシン(イダマイシン)、ブレオマイシ
ン(Blenoxane)、ピカマイシン(ミトラ、ミトラシン)、マイトマイシン(ム
タマイシン)等の抗生物質、および、ヒドロキシウレア(尿素)、プロカルバジン(Mu
talane)、ダカルバジン(DTICドーム)、シスプラチン(プラチノール)カル
ボプラチン(パラプラチン)、アスパラギナーゼ(エルスパール)、エトポシド(ベプシ
ド、VP-16-213)、アムサクリン(AMSAは、m−AMSA)ミトタン(リソド
レン)、ミトキサントロン(ノバントロン)等、その他の抗細胞増殖剤等を含む化学療法
薬。
対象の薬剤はまた、Goodman&Gilmanの「THE Pharmacolo
gical Basis of Therapeutics (第9版)(Goodma
n他編集)(McGraw−Hill)(1996)および「2001Physicia
n’s Desk Reference」に列挙されている。
活性剤の具体的カテゴリおよぎ実例として、以下の表に記載されているものが含まれる
が、これに限定されない。
Figure 0006008997
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対象となる特定の化合物には以下が含まれるが、これに限定されない。すなわち、
抗悪性腫瘍薬は、米国特許第5880161号,第5877206号,第578634
4号,第5760041号,第5753668号,第5698529号,第568400
4号,第5665715号,第5654484号,第5624924号,第561881
3号,第5610292号,第5597831号,第5530026号,第552563
3号,第5525606号,第5512678号,第5508277号,第546318
1号,第5409893号,第5358952号,第5318965号,第522350
3号,第5214068号,第5196424号,第5109024号,第510699
6号,第5101072号,第5077404号,第5071848号,第506649
3号,第5019390号,第4996229号,第4996206号,第497031
8号,第4968800,第4962114号,第4927828号,第4892887
号,第4889859号,第4886790号,第4882334号,第4882333
号,第4871746号,第4863955号,第4849563号,第4845216
号,第4833145号,第4824955号,第4785085号,第476925号
,第4684747号,第4618685号,第4611066号,第4550187号
,第4550186号,第4544501号,第4541956号,第4532327号
,第4490540号,第4399283号,第4391982号,第4383994号
,第4294763号,第4283394号,第4246411号,第4214089号
,第4150231号,第4147798号,第4056673号,第4029661号
,第4012448号に開示されており、
精神薬理学的薬剤/向精神薬は、米国特許第5192799号,第5036070号,
第4778800号,第4753951号,第4590180号,第4690930号,
第4645773号,第4427694号,第4424202号,第4440781号,
第5686482号,第5478828号,第5461062号,第5387593号,
第5387586号,第5256664号,第5192799号,第5120733号,
第5036070号,第4977167号,第4904663号,第4788188号,
第4778800号,第4753951号,第4690930号,第4645773号,
第4631285号,第4617314号,第4613600号,第4590180号,
第4560684号,第4548938号,第4529727号,第4459306号,
第4443451号,第4440781号,第4427694号,第4424202号,
第4397853号,第4358451号,第4324787号,第4314081号,
第4313896号,第4294828号,第4277476号,第4267328号,
第4264499号,第4231930号,第4194009号,第4188388号,
第4148796号,第4128717号,第4062858号,第4031226号,
第4020072号,第4018895号,第4018779号,第4013672号,
第3994898号,第3968125号,第3939152号,第3928356号,
第3880834号,第3668210号に開示されており、
循環器官用薬は、米国特許第4966967号,第5661129号,第555241
1号,第5332737号,第5389675号,第5198449号,第507924
7号,第4966967号,第4874760号,第4954526号,第505142
3号,第4888335号,第4853391号,第4906634号,第477575
7号,第4727072号,第4542160号,第4522949号,第452415
1号,第4525479号,第4474804号,第4520026号,第452002
6号,第5869478号,第5859239号,第5837702号,第580788
9号,第5731322号,第5726171号,第5723457号,第570552
3号,第5696111号,第5691332号,第5679672号,第566112
9号,第5654294号,第5646276号,第5637586号,第563125
1号,第5612370号,第5612323号,第5574037号,第556317
0号,第5552411号,第5552397号,第5547966号,第548292
5号,第5457118号,第5414017号,第5414013号,第540175
8号,第5393771号,第5362902号,第5332737号,第531073
1号,第5260444号,第5223516号,第5217958号,第520824
5号,第5202330号,第5198449号,第5189036号,第518536
2号,第5140031号,第5128349号,第5116861号,第507924
7号,第5070099号,第5061813号,第5055466号,第505142
3号,第5036065号,第5026712号,第5011931号,第500654
2号,第4981843号,第4977144号,第4971984号,第496696
7号,第4959383号,第4954526号,第4952692号,第493913
7号,第4906634号,第4889866号,第4888335号,第488387
2号,第4883811号,第4847379号,第4835157号,第482483
1号,第4780538号,第4775757号,第4774239号,第477104
7号,第4769371号,第4767756号,第4762837号,第475394
6号,第4752616号,第4749715号,第4738978号,第473596
2号,第4734426号,第4734425号,第4734424号,第473005
2号,第4727072号,第4721796号,第4707550号,第470438
2号,第4703120号,第4681970号,第4681882号,第467056
0号,第4670453号,第4668787号,第4663337号,第466333
6号,第4661506号,第4656267号,第4656185号,第465435
7号,第4654356号,第4654355号,第4654335号,第465257
8号,第4652576号,第4650874号,第4650797号,第464913
9号,第4647585号,第4647573号,第4647565号,第464756
1号,第4645836号,第4639461号,第4638012号,第463801
1号,第4632931号,第4631283号,第4628095号,第462654
8号,第4614825号,第4611007号,第4611006号,第461100
5号,第4609671号,第4608386号,第4607049号,第460704
8号,第4595692号,第4593042号,第4593029号,第459160
3号,第4588743号,第4588742号,第4588741号,第458285
4号,第4575512号,第4568762号,第4560698号,第455673
9号,第4556675号,第4555571号,第4555570号,第455552
3号,第4550120号,第4542160号,第4542157号,第454215
6号,第4542155号,第4542151号,第4537981号,第453790
4号,第4536514号,第4536513号,第4533673号,第452690
1号,第4526900号,第4525479号,第4524151号,第452294
9号,第4521539号,第4520026号,第4517188号,第448256
2号,第4474804号,第4474803号,第4472411号,第446697
9号,第4463015号,第4456617号,第4456616号,第445661
5号,第4418076号,第4416896号,第4252815号,第422059
4号,第4190587号,第4177280号,第4164586号,第415129
7号,第4145443号,第4143054号,第4123550号,第408396
8号,第4076834号,第4064259号,第4064258号,第406425
7号,第4058620号,第4001421号,第3993639号,第399105
7号,第3982010号,第3980652号,第3968117号,第395929
6号,第3951950号,第3933834号,第3925369号,第392381
8号,第3898210号,第3897442号,第3897441号,第388615
7号,第3883540号,第3873715号,第3867383号,第387371
5号,第3867383号,第3691216号,第3624126号に開示されており

抗微生物薬は、米国特許第5902594号,第5874476号,第5874436
号,第5859027号,第5856320号,第5854242号,第5811091
号,第5786350号,第5783177号,第5773469号,第5762919
号,第5753715号,第5741526号,第5709870号,第5707990
号,第5696117号,第5684042号,第5683709号,第5656591
号,第5643971号,第5643950号,第5610196号,第5608056
号,第5604262号,第5595742号,第5576341号,第5554373
号,第5541233号,第5534546号,第5534508号,第5514715
号,第5508417号,第5464832号,第5428073号,第5428016
号,第5424396号,第5399553号,第5391544号,第5385902
号,第5359066号,第5356803号,第5354862号,第5346913
号,第5302592号,第5288693号,第5266567号,第5254685
号,第5252745号,第5209930号,第5196441号,第5190961
号,第5175160号,第5157051号,第5096700号,第5093342
号,第5089251号,第5073570号,第5061702号,第5037809
号,第5036077号,第5010109号,第4970226号,第4916156
号,第4888434号,第4870093号,第4855318号,第4784991
号,第4746504号,第4686221号,第4599228号,第4552882
号,第4492700号,第4489098号,第4489085号,第4487776
号,第4479953号,第4477448号,第4474807号,第4470994
号,第4370484号,第4337199号,第4311709号,第4308283
号,第4304910号,第4260634号,第4233311号,第4215131
号,第4166122号,第4141981号,第4130664号,第4089977
号,第4089900号,第4069341号,第4055655号,第4049665
号,第4044139号,第4002775号,第3991201号,第3966968
号,第3954868号,第3936393号,第3917476号,第3915889
号,第3867548号,第3865748号,第3867548号,第3865748
号,第3783160号,第3764676号,第3764677号に開示されており、
抗炎症薬は、米国特許第5872109号,第5837735号,第5827837号
,第5821250号,第5814648号,第5780026号,第5776946号
,第5760002号,第5750543号,第5741798号,第5739279号
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,第5686488号,第5686471号,第5686434号,第5684204号
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,第5635516号,第5631283号,第5622948号,第5618835号
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,第5552424号,第5552422号,第5516764号,第5510361号
,第5508026号,第5500417号,第5498405号,第5494927号
:第5476876号,第5472973号,第5470885号,第5470842号
,第5464856号,第5464849号,第5462952号,第5459151号
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号,第5232939号,第5225571号,第5225418号,第5220025
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,第992448号,第4992447号,第4988733号,第4988728号,
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第3691214号,第3678169号,第3624216号に開示されており、
免疫抑制薬は、米国特許第4450159号,第4450159号,第5905085
号,第5883119号,第5880280号,第5877184号,第5874594
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号,第4000275号,第3759921号に開示されており、
鎮痛剤は、米国特許第5292736号,第5688825号,第5554789号,
第5455230号,第5292736号,第5298522号,第5216165号,
第5438064号,第5204365号,第5017578号,第4906655号,
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第5455230号,第5438064号,第5298522号,第5216165号,
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第4395402号,第4391827号,第4374139号,第4361583号,
第4322420号,第4306097号,第4252816号,第4251530号,
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第4147872号,第4133819号,第4124713号,第4117012号,
第4064272号,第4022836号,第3966944号に開示されており、
コリン作用薬は、米国特許第5219872号,第5219873号,第507356
0号,第5073560号,第5346911号,第5424301号,第507356
0号,第5219872号,第4900748号,第4786648号,第479884
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2号,第5378723号,第5346911号,第5318978号,第521987
3号,第5219872号,第5084281号,第5073560号,第500295
5号,第4988710号,第4900748号,第4798841号,第478664
8号,第4782071号,第4745123号,第4710508号に開示されており

アドレナリン作用薬は、米国特許第5091528号,第5091528号,第483
5157号,第5708015号,第5594027号,第5580892号,第557
6332号,第5510376号,第5482961号,第5334601号,第520
2347号,第5135926号,第5116867号,第5091528号,第501
7618号,第4835157号,第4829086号,第4579867号,第456
8679号,第4469690号,第4395559号,第4381309号,第436
3808号,第4343800号,第4329289号,第4314943号,第431
1708号,第4304721号,第4296117号,第4285873号,第428
1189号,第4278608号,第4247710号,第4145550号,第414
5425号,第4139535号,第4082843号,第4011321号,第400
1421号,第3982010号,第3940407号,第3852468号,第383
2470号に開示されており、
抗ヒスタミン薬は、米国特許第5874479号,第5863938号,第58563
64号,第5770612号,第5702688号,第5674912号,第56632
08号,第5658957号,第5652274号,第5648380号,第56461
90号,第5641814号,第5633285号,第5614561号,第56021
83号,第4923892号,第4782058号,第4393210号,第41805
83号,第3965257号,第3946022号,第3931197号に開示されてお
り、
ステロイド薬は、米国特許第5863538号,第5855907号,第585586
6号,第5780592号,第5776427号,第5651987号,第534688
7号,第5256408号,第5252319号,第5209926号,第499633
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8号,第5888995号,第5883087号,第5880115号,第586947
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0号,第5698545号,第5696106号,第5677293号,第567486
1号,第5661141号,第5656621号,第5646136号,第563769
1号,第5616574号,第5614514号,第5604215号,第560421
3号,第5599807号,第5585482号,第5565588号,第556325
9号,第5563131号,第5561124号,第5556845号,第554794
9号,第5536714号,第5527806号,第5506354号,第550622
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9号,第5422262号,第5391776号,第5382661号,第538084
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8号,第5352809号,第5344827号,第5344826号,第533883
7号,第5336686号,第5292906号,第5292878号,第528158
7号,第5272140号,第5244886号,第5236912号,第523291
5号,第5219879号,第5218109号,第5215972号,第521216
6号,第5206415号,第5194602号,第5166201号,第516605
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3号,第5041432号,第5034548号,第5032586号,第502688
2号,第4996335号,第4975537号,第4970205号,第495444
6号,第4950428号,第4946834号,第4937237号,第492184
6号,第4920099号,第4910226号,第4900725号,第489286
7号,第4888336号,第4885280号,第4882322号,第488231
9号,第4882315号,第4874855号,第4868167号,第486576
7号,第4861875号,第4861765号,第4861763号,第484701
4号,第4774236号,第4753932号,第4711856号,第471049
5号,第4701450号,第4701449号,第4689410号,第468029
0号,第4670551号,第4664850号,第4659516号,第464741
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8号,第4541956号,第4519946号,第4515787号,第451298
6号,第4502989号,第4495102号に開示されている。これらの開示は、本
明細書に引用により含めるものとする。
2009年5月6日出願の米国特許第61/276,057号の添付書類Aに列挙され
たそれらの活性剤もまた対象となり、当該出願の開示は本明細書に引用により含まれる。
特定の実施形態では、リスベラトロール活性剤を使用する。リスベラトロール活性剤と
は、リスベラトロール(すなわち、トランス−3,5,4’−トリヒドロキシスチルベン
;3,4’,5−スチルベントリオール;トランス−リスベラトロール;(E)−5−(
p−ヒドロキシスチリル)レゾルシノール)を意味し、化学式は以下の通りである。
Figure 0006008997
または、その類似体あるいは派生物、例えば米国特許第7,026,518号、6,79
0,869号および6,572,882号に開示されている。これら特許文献の開示は、
本明細書に引用により含まれる。
ある実施形態においては、活性剤は、レチノール活性剤で、例えば、レチニルパルミチ
ン酸、すなわち[(2E,4E,6E,8E)−3,7−ジメチル−9−(2,6,6−
トリメチル−1−シクロヘキセニル)ノナ−2,4,6,8−テトラエニル]ヘキサデカ
ン酸等のレチノールのエステル(ビタミンA)である。
ある実施形態では、活性剤はサリチル酸、すわなち、2−ヒドロキシ安息香酸である。
対象の活性剤には、本出願の添付書類Iに記載のものも含まれる。
上記化合物の類似体も対象となる。
上記のすべての活性剤に関して、活性剤は、任意の便利な方式で存在することができる
。ある事例では、活性剤は単に水に溶けにくいという形式で存在する。単に水に溶けにく
いとは、活性剤が、難溶性または不溶性の形式で存在するという意味である。難溶性とは

作用剤が水に溶けにくいという意味である。このような実施形態では、作用剤の水溶性率
は、もし水に溶けるとすれば、0.5g/リットル以下で、例えば、0.25g/リット
ル以下並びに0.1g/リットル以下を含む。水不溶性の作用剤とは、たとえ溶解性を有
するとしても、実質的に水には全く溶けない作用剤のことである。対象の活性剤の形式の
例として以下が含まれるが、これに限定されない。すなわち、非電荷小分子、ペプチド及
び高分子タンパク質、ポリサッカリドおよび核酸等である。
いくつかの例において、粒子が被膜され、その結果、粒子はその外表面に被膜層を含む
。限定はしないが、目的の被膜層は、粒子から粒子の周囲までの、活性剤の調整された剥
離のために提供される物質の層を含む。目的の被膜は、生理学的に許容可能なポリマーコ
ーティングを含む。限定はしないが、調整された剥離被膜での使用を見出された物質は、
アメリカアブラヤシシードバター、アーモンドバター、アロエバター、アプリコットカー
ネルバター、アルガンバター、アッタレアマラカシードバター、アボカドバター、ババス
バター、バキュリバター、バグラソフトバター、バオバブソフトバター、バシアブチラセ
アシードバター、Bassia・Latifoliaシードバター、クロフサスグリシー
ドバター、ブラジルナッツバター、アマナズナバター、ツバキバター、カンデリラバター
、カルナウババター、カルポットロシェ・ブラジリエンシスシードバター、カモミールバ
ター、ココアバター、ココナッツバター、コーヒーバター、コットンソフトバター、クラ
ンベリーバター、クプアスバター、グレープシードバター、へーゼルナッツバター、ヘン
プシードバター、ホーステールバター、イリッペバター、アフリカマンゴノキ核脂、ホホ
ババター、カリテバター、コクムバター、ククイバター、ラベンダーバター、レモンバタ
ー、ライムバター、マカダミアバター、マンゴーバター、マルーラバター、モノイバター
、モーラバター、Mucajaバター、ムルムルバター、オレアバター、オリーブバター
、オレンジバター、パーム油、パッションバター、フルワラバター、ピスタチオバター、
ザクロバター、パンプキンバター、ラズベリーバター、ライスバター、サルバター、サプ
カイナバター、セサミバター、シアバター、大豆バター、タマヌバター、ヒマワリシード
バター、スイートアーモンドバター、タンジェリンバター、ツクマシードバター、Ucu
ubaバター、小麦胚芽バター、シェラック、蜜蝋、グリコワックス、硬化ヒマシ油、カ
ルナウバワックス、ステアリルアルコール、モノステアリン酸グリセリル、ジステアリン
酸グリセリル、パルミチン酸グリセロール、エチルセルロース、アクリル樹脂、ポリ−D
L−乳酸、酢酸酪酸セルロース、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ビニルピロリドン、
ポリエチレン、ポリメタクリル酸エステル, メタクリル酸メチル、2−ヒドロキシメタク
リレート、メタクリル酸ヒドロゲル、1,3−ブチレングリコール、メタクリル酸エチレ
ングリコール、及び/またはポリエチレングリコールを含む。調整された剥離マトリック
ス組成において、マトリックス物質は例えば、水酸化メチルセルロース、camauba
ワックス及びステアリルアルコール、カーボポール934、シリコーン、トリステアリン
酸グリセリン、アクリル酸メチル−メタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン
、及び/またはハロゲン化フルオロカーボンもまた含み得る。
局所用組成物
さらなる態様には、対象の局所部位への適用のために構成される局所組成物が挙げられ
る。本発明の局所組成物には、(a)内部空間と内部空間に存在する活性剤の量を規定す
る多孔質構造を含む均一、硬質、球状のナノ多孔質のリン酸カルシウム粒子と、(b)局
所用送達媒体が含まれる。
本発明の局所組成物は、たとえば、ヒト対象のような哺乳類対象の粘膜表面や角化皮膚
表面のような局所位置に活性剤を送達するために製剤化される組成物である。粘膜表面に
よって、たとえば、口の内部や鼻の内部のような粘膜を含む対象の位置を意味する。角化
皮膚表面によって、皮膚の位置、すなわち、動物の体の外部覆い又は外皮を意味する。本
発明の局所組成物は局所位置への送達のために製剤化されるので、それらが製剤化される
ための局所位置に生理的に適合するように製剤化される。従って、それらが製剤化される
ための標的の角化皮膚表面と接触した場合、局所用組成物は、たとえあったとしても、局
所組成物の使用を局所適用に好適ではないようにする実質的な生理的応答(たとえば、炎
症又は刺激)を起こさない。
上記で示したように、局所用組成物は、活性剤を負荷した均一で硬い球状のナノ多孔性
のリン酸カルシウム粒子の集団を含む。場合によっては、組成物は、組成物の粒子の少な
くとも一部、たとえば、実質的にすべて、たとえば、重量で95%以上、97%以上、9
9%以上を含む、たとえば、重量で10%以上、25%以上、50%以上、75%以上、
80%以上、90%以上が活性剤の内部量を含むものである。粒子に結合する活性剤成分
(1以上の別々の活性剤で構成される)の量は、粒子に結合する活性剤を構成する特定の
活性剤によって変化してもよく、特定に実施形態では、たとえば、1〜300mg/gの
活性剤/g粒子を含む0.1〜100mg/gのような0.01〜2000mg/gに及
ぶ。
本発明の所与の局所組成物では、その粒子の直径の分布は、場合によっては、粒子の大
半(たとえば、60%以上、75%以上、90%以上、95%以上)が0.1〜2μmを
含む、たとえば、0.1〜10μmのような0.01〜20μmに及ぶ直径を有する場合
、存在し得る。場合によっては、2μm以下の平均粒子径を有する粒子の比率は、数で9
0%以上を含む、たとえば、数で70%以上のような数で50%以上である。
上記で示したように、本発明の局所用組成物はさらに、局所用送達媒体を含む。送達媒
体(すなわち、局所用送達組成物)は、粒子に充填される活性剤ではない局所用組成物の
その部分を指す。送達組成物に存在するので送達媒体と組み合わせられる粒子に充填され
る活性剤の量は変化し得る。一部の実施形態では、送達媒体に存在する粒子に充填される
活性剤の量は、送達媒体のグラム当たり1〜50mg/gの粒子に充填される活性剤を含
む、たとえば、0.1〜100mg/gのような0.01〜200mg/gに及ぶ。特定
の実施形態では、粒子は、約0.05〜約60重量%を含む、たとえば、約0.01〜約
70重量%のような約0.001〜約80重量%に及ぶ量で組成物に存在する。
当該送達ビヒクルには、経口、局所、注射、埋め込み、眼内、耳内、直腸、膣等の経路
の1以上を介した送達に好適である組成物が挙げられるが、これらに限定されない。特定
の実施形態では、ビヒクルは、たとえば、角化皮膚表面のような対象の局所領域又は表面
への塗布のために製剤化される。主題の組成物は、たとえば、水性溶媒にて成分の安定な
溶液又は懸濁液として製剤化され得る。所望であれば、成分を1以上のキャリア物質と組
み合わせて所望のように溶液、懸濁液、ゲル、ローション、クリーム、軟膏、エアゾール
、スプレーなどを形成してもよい。特定の実施形態で興味があるのは、水性の送達媒体、
すなわち、特定の量の水を含む水性媒体である。水性媒体の例にはヒドロゲル媒体、噴霧
剤、セラム等が挙げられる。
局所組成物は、たとえば、芳香剤、染料、緩衝液、冷却剤(たとえば、メントール)、
安定剤などのような、特に官能特性に関連する、生理学的に許容可能な賦形剤又はそのほ
かの少量の添加剤も含有してもよい。賦形剤及び少量の添加剤は、たとえば、0.001
〜2重量%、場合によっては合計で10重量%を超えない、約0.001〜5重量%に及
ぶ従来の量で存在する。
上記で示したように、特定の実施形態で興味があるのは、たとえば、ゲル、クリーム及
び軟膏のような半固体の送達組成物である。そのような組成物は、(活性剤に加えて)、
水、水溶性ポリマー、保存剤、アルコール、多価アルコール、乳化剤、ワックス、溶媒、
増粘剤、可塑剤、pH調節剤、保湿剤などの混合物であってもよい。さらに、そのような
組成物は、たとえば、芳香剤、染料、緩衝液、安定剤などのような生理学的に許容可能な
賦形剤又はそのほかの少量の添加剤も含有してもよい。
また興味深いのは、局所貼付製剤のような固形製剤である。局所貼付製剤は十分に変化
し得る。局所貼付製剤には、活性剤層、支持体、及び放出裏地が含まれ得る。活性剤層に
は、たとえば、芳香剤、染料、緩衝液、安定剤などのような生理学的に許容可能な賦形剤
又はそのほかの少量の添加剤が含まれ得る。支持体は、人体の動きに適合することが可能
である柔軟な材料で構成されてもよく、たとえば、プラスチックフィルム、種々の不織布
、織物、スパンデックスなどが含まれる。種々の不活性の覆いが採用されてもよいが、そ
れには、以下で記載される硬膏での使用が見出され得る種々の物質が含まれる。或いは、
不織布又は織物の覆い、特に熱輸送及び蒸気輸送を可能にするエラストマーの覆いが採用
されてもよい。これらの覆いは、機械的除去からゲルを保護する一方で大きな快適さを提
供する、疼痛部位の冷却を可能にする。放出裏地は従来の物質で構成されてもよいが、代
表的な放出フィルムにはたとえば、PET又はPPなどのポリエステル類が挙げられる。
組成物の実施形態は、活性剤のほかの製剤、たとえば、リン酸カルシウム粒子が組成に
存在しない製剤に比べて、UVA光及びUVB光の双方を含むUV光に関してさらに大き
な安定性を示す。従って、本発明の組成物は、好都合なUV光感受性アッセイを用いて判
定すると、好適な対照に比べてUV光に対する低下した感受性を示す。
組成物の実施形態は、活性剤のほかの製剤、たとえば、リン酸カルシウム粒子が組成物
に存在しない製剤に比べてさらに大きなpH安定性を示す。従って、本発明の組成物は、
従来のpH感受性アッセイを用いて判定すると、好適な対照に比べて低下したpHに対す
る感受性を示す。特定の実施形態では、組成物は、たとえば、4.25〜10.75のよ
うな、たとえば、4〜11のような3〜11に及ぶpHにて安定である。
組成物の実施形態は、活性剤のほかの製剤、たとえば、リン酸カルシウム粒子が組成物
に存在しない製剤に比べて酸化に関してさらに大きな安定性を示す。従って、本発明の組
成物は、従来の酸化感受性アッセイを用いて判定すると、好適な対照に比べて酸化に対し
て低下した感受性を示す。
組成物の実施形態は、活性剤のほかの製剤、たとえば、リン酸カルシウム粒子が組成物
に存在しない製剤に比べて熱分解に関して大きな安定性を示す。従って、本発明の組成物
は、従来の熱分解感受性アッセイを用いて判定すると、好適な対照に比べて熱分解に対し
て低下した感受性を示す。
組成物の実施形態は、活性剤のほかの製剤、たとえば、リン酸カルシウム粒子が組成物
に存在しない製剤に比べて機械的分解に関して大きな安定性を示す。従って、本発明の組
成物は、従来の機械的分解感受性アッセイを用いて判定すると、好適な対照に比べて機械
的分解に対して低下した感受性を示す。
製作方法
本発明の態様はさらに、活性剤を充填した均一、硬質、球状のナノ多孔質のリン酸カル
シウム粒子及びそれを含む局所用組成物の作製方法を包含する。活性剤を充填した均一、
硬質、球状のナノ多孔質のリン酸カルシウム粒子の作製方法に関して、これらの方法の態
様は、ある量の、内部空間を規定する多孔質構造を含む均一で、硬質、球状のナノ多孔質
のリン酸カルシウム粒子と活性剤を混ぜ合わせることを含む。粒子と活性剤は、活性剤が
均一、硬質、球状のナノ多孔質のリン酸カルシウム粒子の内部空間に入り、活性剤を充填
した均一、硬質、球状のナノ多孔質のリン酸カルシウム粒子を生じるのに十分な条件下で
非水性溶媒の存在下で混ぜ合わせられる。この工程は、非水性溶媒の存在下である量の、
活性剤を充填した均一、硬質、球状のナノ多孔質のリン酸カルシウム粒子を含む液体組成
物の生成を生じ、非水性溶媒には1つ以上の共溶媒が含まれ得る。この混ぜ合わせ工程に
続いて、方法は、活性剤を負荷した均一、硬質、球状のナノ多孔質のリン酸カルシウム粒
子から非水性溶媒を分離して乾燥生産品組成物、すなわち、活性剤を充填した均一、硬質
、球状のナノ多孔質のリン酸カルシウム粒子で構成される粉末を作製することを含む。
場合によっては、方法は、当初の量の均一、硬質、球状のナノ多孔質のリン酸カルシウ
ム粒子を非水性溶媒で事前に濡らして均一、硬質、球状のナノ多孔質のリン酸カルシウム
粒子の内部に存在する気体を取り除くことを含む。たとえば、湿った粒子を生成するのに
十分な条件下である量の粒子を非水性有機溶媒と混ぜ合わせてもよい。粒子を非水性溶媒
と混ぜ合わせるのに採用されるプロトコルは変化してもよく、その際、当該プロトコルの
例には撹拌等を伴った又は伴わない浸漬が挙げられる。当該溶媒には、たとえば、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセリン、ブチレン
グリコール、エトキシジグリコール、ポリエチレングリコール、ジグリコールのメチル若
しくはエチルエーテル、環状ポリオール、エトキシ化若しくはプロポキシ化グリコール、
及びUSP467残留溶媒に列記された溶媒−たとえば、酢酸ヘプタン、アセトン、酢酸
イソブチル、アニソール、酢酸イソプロピル、1−ブタノール、酢酸メチル、2−ブタノ
ール、3−メチル−1−ブタノール、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、tert−ブチ
ルメチルエーテル、メチルイソブチルケトン、クメン、2−メチル−1−プロパノール、
ジメチルスルホキシド、ペンタン、エタノール、1−ペンタノール、酢酸エチル、1−プ
ロパノール、エチルエーテル、2−プロパノール、ギ酸エチル、酢酸プロピル、ギ酸のよ
うなクラス3残留溶媒、及びUSP467に列記された溶媒−たとえば、アセト二トリル
、クロロベンゼン、クロロホルム、シクロヘキサン、1,2−ジクロロエタン、1,2−
ジメトキシエタン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、1
,4−ジオキサン、2−エトキシエタノール、エチレングリコール、ホルムアミド、ヘキ
サン、メタノール、2−メトキシエタノール、メチルブチルケトン、メチルシクロヘキサ
ン、塩化メチレン、N−メチルピロリドン、ニトロメタン、ピリジン、スルホラン、テト
ラヒドロフラン、テトラリン、トルエン、トリクロロエチレン、及びキシレンのようなク
ラス2残留溶媒のような、しかし、これらに限定されない化粧用溶媒又は皮膚科用医薬品
用の溶媒が挙げられるが、これらに限定されない。混ぜ合わせに続いて、過剰な溶媒を所
望のような粒子から分離させて湿った粒子を生成してもよい。
粒子(乾燥した又は上述のように事前に湿らせた)を非水性(たとえば、有機)溶媒に
存在する活性剤の溶液と混ぜ合わせて非水性の、たとえば、有機溶媒に粒子と活性剤を含
む液体組成物を生成してもよい。活性剤溶液の非水性、たとえば、有機溶媒は変化し得る
。当該溶媒には、たとえば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、プロピレン
グリコール、グリセリン、ブチレングリコール、エトキシジグリコール、ポリエチレング
リコール、ジグリコールのメチル若しくはエチルエーテル、環状ポリオール、エトキシ化
若しくはプロポキシ化グリコール、及びUSP467残留溶媒に列記された溶媒−たとえ
ば、酢酸ヘプタン、アセトン、酢酸イソブチル、アニソール、酢酸イソプロピル、1−ブ
タノール、酢酸メチル、2−ブタノール、3−メチル−1−ブタノール、酢酸ブチル、メ
チルエチルケトン、tert−ブチルメチルエーテル、メチルイソブチルケトン、クメン
、2−メチル−1−プロパノール、ジメチルスルホキシド、ペンタン、エタノール、1−
ペンタノール、酢酸エチル、1−プロパノール、エチルエーテル、2−プロパノール、ギ
酸エチル、酢酸プロピル、ギ酸のようなクラス3残留溶媒、及びUSP467に列記され
た溶媒−たとえば、アセト二トリル、クロロベンゼン、クロロホルム、シクロヘキサン、
1,2−ジクロロエタン、1,2−ジメトキシエタン、N,N−ジメチルアセトアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、1,4−ジオキサン、2−エトキシエタノール、エチレ
ングリコール、ホルムアミド、ヘキサン、メタノール、2−メトキシエタノール、メチル
ブチルケトン、メチルシクロヘキサン、塩化メチレン、N−メチルピロリドン、ニトロメ
タン、ピリジン、スルホラン、テトラヒドロフラン、テトラリン、トルエン、トリクロロ
エチレン及びキシレンのようなクラス2残留溶媒のような、しかし、これらに限定されな
い化粧用溶媒又は皮膚科用医薬品用の溶媒が挙げられるが、これらに限定されない。溶媒
は、粒子を湿らせるのに用いられる溶媒と同一でもよいし、異なっていてもよい。異なる
場合、特定の実施形態では、活性剤溶液の溶媒は、粒子を湿らせるのに用いられる溶媒と
少なくとも混和性である。活性剤溶液は1つ以上の共溶媒を含んでもよく、その際、当該
共溶媒には、ポリエチレングリコール、たとえば、PEG400、PEG200等、グリ
セリド等が挙げられるが、これらに限定されない。
従来のプロトコルを用いて、たとえば、撹拌によって活性剤溶液と粒子(乾燥した又は
上述のように事前に湿らせた)を混ぜ合わせて粒子と活性剤の双方を含む液体組成物を生
成してもよい。特定の例では、制御された圧力のもとで非水性溶媒の存在下にて均一で硬
い球状のナノ多孔性のリン酸カルシウム粒子と活性剤を混ぜ合わせる。制御された圧力の
もとで混ぜ合わせる場合、当該圧力は変化してもよく、場合によっては0.05トール〜
0.5トールを含む、たとえば、0.01〜0.1トールのような0.001〜1トール
に及ぶ。
次に、液体組成物の粒子から非水性溶媒を分離させて、内部空間と内部空間に存在する
活性剤の量を規定する多孔性構造を含む均一、硬質、球状のナノ多孔質のリン酸カルシウ
ム粒子の所望の生産品を生成する。分離は従来のプロトコルを用いて達成してもよく、そ
の際、特定の実施形態では、分離には、負圧下での乾燥、たとえば、真空での、真空デシ
ケータ、真空乾燥器、噴霧乾燥器、回転エバポレータ等を介した乾燥が含まれる。所望で
あれば、この分離工程で高い温度を採用してもよい。
上記製作プロトコルは、活性剤を負荷した均一で硬い球状のナノ多孔性のリン酸カルシ
ウム粒子、すなわち、内部空間と内部空間に存在する活性剤の量を規定する多孔性構造を
含む均一で硬い球状のナノ多孔性のリン酸カルシウム粒子の乾燥粉末組成物の生成を生じ
る。
上述のような局所組成物を生成するには、ある量の、得られた活性剤を充填した均一、
硬質、球状のナノ多孔質のリン酸カルシウム粒子を所望のような当該送達媒体と混ぜ合わ
せてもよい。従来の製作プロトコルが採用されてもよい。
有用性
本発明の局所用組成物は、対象の局所位置に活性剤を送達する方法で使用され、その際
、局所位置は、皮膚表面の位置又は粘膜の位置であり得る。活性剤を対象の局所位置に送
達することにおいて、本発明の製剤は活性剤を充填した粒子を対象の皮膚表面直下にある
少なくとも表皮の位置に送達し得る。従って、本発明の実施形態は、対象の角化層に活性
剤を充填した粒子を送達する方法を含み、その際、方法は対象の深部角質層及び/又は真
皮への複合体の送達を生じ得る。「深部角質層」によって、皮膚表面より下の10以上の
細胞層を含む、皮膚表面より下の5以上の細胞層のような皮膚表面より下の2以上の細胞
層である領域を意味する。場合によっては、複合体は、皮膚の表面から下の15μm以上
を含む、たとえば、5μm以上のような2μm以上である角質層の領域に送達される。
その標的皮膚位置に達する際、酸性条件下、たとえば、角質層の生理的酸性条件のよう
なpH5.0以下を含む、たとえば、5.5以下のようなpH6.0以下の条件下で、均
一、硬質、球状のナノ多孔質のリン酸カルシウム粒子が溶解するにつれて、活性剤を充填
した粒子はその活性剤「最大充填量」を放出し、破壊し(皮膚のpH勾配によって起きる
溶解を介して)始める。角質層における粒子の溶解に要する時間は変化してもよく、特定
の実施形態では、30分間〜3時間を含む、たとえば、10分間〜12時間のような1分
間〜24時間に及び、その時間にわたって、活性剤を結合する粒子から活性剤が放出され
る。活性剤を結合する粒子から放出される活性剤の比率は変化してもよく、特定の例では
、50%以上(w/w)を含む、たとえば、10%以上のような1%以上である。
従って、本発明の方法は、対象の少なくとも角質層への活性剤の送達を生じる。一部の
実施形態では、活性剤は角化層に残って所望の活性を発揮する。さらに他の実施形態では
、活性剤は、生体の1以上のそのほかの標的位置にてその活性を発揮し得る。当該生体の
追加の標的位置には、たとえば、透明層、顆粒層、有棘層、基底層のような、しかし、こ
れらに限定されない追加の表皮領域及び真皮が挙げられる。特定の実施形態では、活性剤
は真皮の領域に送達される。特定の実施形態では、活性剤は真皮の下の領域、たとえば、
皮下組織に送達される。本発明の皮膚送達製剤による送達の際、活性剤によって接触され
る位置によって、場合によっては、活性剤は対象に全身的に送達されてもよい。活性剤が
対象に全身的に送達される場合、活性剤の治療上の血漿レベルが達成される。活性剤の治
療上の血漿レベルは、特定の活性剤及び治療される状態によって変化し得る。特定の実施
形態では、達成される治療上の活性レベルは、10ng〜100ngを含む、たとえば、
1ng〜1μgのような1pg〜20μgに及ぶ。
本発明の方法の実践にて、局所組成物が対象の局所領域に塗布され、上述のように対象
への活性剤の所望の送達を生じるのに十分な時間、局所領域で維持される。局所領域は、
特定の実施形態では角質化した皮膚領域である。毛嚢、汗腺及び皮脂腺を含む角質下皮膚
領域は、種々の位置、たとえば、四肢、腕、脚;胴部、たとえば、胸、背中、腹;頭部、
たとえば、首、顔等に存在してもよい。特定の実施形態では、領域は、たとえば、顔領域
、たとえば、前頭部、後頭部、口の周り等の頭部領域である。組成物が塗布される局所領
域は、特定の実施形態では、3〜10cm2を含む、たとえば、1〜50cm2のような1
mm2〜300cm2に及ぶ、面積に関して変化し得る。
塗布に続いて、所望の治療成績、たとえば、当該症状の改善、乾燥の抑制が生じるのに
十分な時間、塗布の部位で局所を維持する。時間は変化し得るし、特定の実施形態では、
1時間〜12時間以上を含む、たとえば、30分間〜12時間のような1分間〜24時間
以上に及ぶ。
本発明の方法の実践では、所与の時間にわたって単回用量又は2回以上用量が対象に投
与される。たとえば、1ヵ月の所与の治療期間にわたって、たとえば、2回以上の用量、
3回以上の用量、4回以上の用量、5回以上の用量等のような1回以上の用量が対象に投
与されてもよく、その際、用量は、週1回又は毎日又は1日当たり複数回ででも投与され
てもよい。
場合によっては、活性剤が均一、硬質、球状のナノ多孔質のリン酸カルシウム粒子に充
填されないことを除いて同一の活性剤と送達媒体から構成されるような好適なコントロー
ルと比べて、本発明は活性剤の高い浸透を生じる。コントロールと比べたとき、そのよう
な実施形態では、浸透は、10倍以上を含む、たとえば、5倍以上のような2倍以上高め
られる。
主題の方法及び組成物は、種々の異なった種類の動物で使用されてもよく、動物は通常
、「哺乳類」又は「哺乳動物」であり、これらの用語は、肉食目(たとえば、イヌ及びネ
コ)、げっ歯類(たとえば、マウス、モルモット及びラット)、ウサギ目(たとえば、ウ
サギ)、及び霊長類(たとえば、ヒト、チンパンジー及びサル)を含む哺乳動物の部類の
範囲内である所望の生物に幅広く使用される。特定に実施形態では、対象又は患者はヒト
である。
主題の局所製剤は、活性剤を対象に送達することが所望である適用で使用される。特定
の実施形態では、主題の局所製剤は、疾患状態、たとえば、活性剤の投与に反応性である
疾患状態の治療に採用される。「治療」によって、対象を冒す状態と関連する症状の少な
くとも改善が達成されることを意味し、改善は、パラメータ、たとえば、治療される状態
に関連する症状の程度における少なくとも低下を指す広い意味で使用される。従って、治
療はまた、病的な状態又はそれに関連する少なくとも症状が、完全に抑制される、たとえ
ば、発生が防がれる、又は止められる、たとえば、状態又は状態を特徴とする少なくとも
症状で対象がもはや苦しまないように終了させる状況も含む。特定の実施形態では、疾患
状態で苦しんでいることが分かった対象に局所製剤が提供されるように、疾患状態の存在
について対象が診断され得る。
限定の目的ではなく、説明の目的で以下の実施例を提供する。
実施例
I.均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子の製作及び特徴付け
A.製作
温度、pH、撹拌速度、試薬濃度、添加速度及び熟成時間の制御条件下、リン酸塩錯体
水溶液をカルシウム錯体水溶液または懸濁液に滴下することにより、リン酸カルシウムナ
ノ結晶スラリーを調製した。空気−液体流体ノズルを備えた圧力ノズル型噴霧乾燥機を使
用して、スラリーを噴霧乾燥し球状多孔質粉末を形成した。ガス釜または電気炉を用い乾
燥粉末を1〜24時間の時間範囲、300〜900℃の温度範囲で焼結した。
B.特徴付け
図1(A)及び(B)は、SEM(A)10000倍、(B)50000倍を用いて、
合成された2ミクロンの均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子(上述のよ
うに生産された)の多孔質構造を示す。図2(A)及び(B)は、SEM(A)及びTE
M(B)(15000倍)を用いて、2ミクロン均一で堅い球状のナノ多孔性リン酸カル
シウム粒子(上述のように生産された)の外部及び内部構造を示す。内部及び外部表面積
が大きい(25〜50m2/g)ことは、活性試薬との高い結合力を考慮に入れると実質
的である。図3は、Coulter Multisizer3粒子計数器により決定され
、走査型電子顕微鏡により確認された粒子サイズ分布を示す。平均粒子サイズは2μmで
ある。
II.均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子の活性剤充填
A.サリチル酸
抗挫創剤に有用な疎水性の小さい分子であるサリチル酸は水不溶性であり、ヒドロキシ
アパタイトに対する結合力は低い(ヒドロキシアパタイトへの結合能力は約1mg以下で
ある)。サリチル酸はエタノール及びPEG(ポリエチレングリコール)に30%まで可
溶性である。ヒドロキシアパタイトは酸性溶液に可溶性であり分解する。
下記に示すように、HYDROXYSOMES(登録商標)の均一、硬質、球状のナノ
多孔質リン酸カルシウム粒子(Laboratory Skin Care、Olymp
ic Valley CA)と固体サリチル酸との比がリン酸カルシウム粒子の分離を防
ぐために十分小さい場合、より詳細を下記に示すように、減圧下、浸漬及び浸透工程後、
溶媒を除去することにより、高充填サリチル酸及びリン酸カルシウム粒子乾燥粉末複合体
が得られる。
25%サリチル酸充填HYDROXYSOMES(登録商標)の均一、硬質、球状のナ
ノ多孔質リン酸カルシウム粒子錯体を作るため次の原料を使用した。
サリチル酸 17.24% 12.50g
PEG−8 13.80% 10.00g
Hydroxysomes(登録商標) 68.96% 50.00g
(均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子)
合計: 100.00% 72.50g
溶媒: エタノールを使用した。
手順
1.減圧下または減圧なしで、HYDROXYSOMES(登録商標)の均一、硬質、
球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子を89gのエタノールで30分間浸漬することに
より、粒子懸濁液を調製する。
2.ビーカー中でサリチル酸、PEG−8及び81gのエタノールを均一になるまで混
合し、サリチル酸飽和溶液を調製する。
3.HYDROXYSOMES(登録商標)の均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カ
ルシウム粒子とサリチル酸溶液を30分間混合する。
4.600mmHgの減圧下で2時間30分、ロータリーエバポレーターを使用してエ
タノールを除去する。
5.乾燥粉末錯体が得られた。
B.溶剤なしのサリチル酸
20%サリチル酸充填HYDROXYSOMES(登録商標)の均一、硬質、球状のナ
ノ多孔質リン酸カルシウム粒子錯体を作るため次の原料を使用した。
サリチル酸 20% 1g
Hydroxysomes(登録商標) 80% 4g
(均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子)
合計: 100% 5g
溶媒: エノール10gを使用した。
手順
1.ビーカー中でサリチル酸及び10gのエタノールを均一になるまで混合し、サリチ
ル酸飽和溶液を調製する。
2.HYDROXYSOMES(登録商標)の均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カ
ルシウム粒子懸濁液をサリチル酸溶液に加える。
3.600mmHgの減圧下で1時間30分、ロータリーエバポレーターを使用してエ
タノールを除去する。出発圧力は173mbar、最終圧力は30mbarであった。
4.乾燥粉末錯体が得られた。
C.レスベラトロール
実施例Iで上述したように、レスベラトロール充填HYDROXYSOMES(登録商
標)の均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子を調製した。20%レスベラ
トロール充填HYDROXYSOMES(登録商標)の均一、硬質、球状のナノ多孔質リ
ン酸カルシウム粒子錯体を作るため次の原料を使用した。
レスベラトロール 20% 2.5g
Hydroxysomes(登録商標) 80% 10g
(均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子)
合計: 100% 12.5g
溶媒: エタノール38gを使用した。
手順
1.ダイアフラム真空ポンプを用いた圧力条件下、HYDROXYSOMES(登録商
標)の均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子を18gのエタノールで30
分間浸漬してHYDROXYSOMES(登録商標)の均一、硬質、球状のナノ多孔質リ
ン酸カルシウム粒子懸濁液を調製する。
2.ビーカー中でレスベラトロール及び20gのエタノールを均一になるまで混合して
レスベラトロール溶液を調製する。
3.HYDROXYSOMES(登録商標)の均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カ
ルシウム粒子懸濁液及びレスベラトロール溶液を30分間混合する。
4.85mbarの減圧下40℃で8時間、ロータリーエバポレーター(Buchi
R otavapor R−215)を使用してエタノールを除去する。
5.乾燥粉末レスベラトロール錯体が得られた。
水性調剤に溶解する上述のレスベラトロール錯体の最大量を遊離レスベラトロールと比
較した。遊離レスベラトロールと比較して、7倍多い量のレスベラトロールが水性調剤に
均一に分散し調剤されることがわかった。
D.レチニルパルミタート
実施例Iで上述したように、レチニルパルミタート充填HYDROXYSOMES(登
録商標)の均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子を調製した。16.7%
レチニルパルミタート充填HYDROXYSOMES(登録商標)の均一、硬質、球状の
ナノ多孔質リン酸カルシウム粒子錯体を作るため、次の原料を使用した。
レチニルパルミタート 16.7% 10g
HYDROXYSOMES(登録商標) 83.3% 50g
(均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子)
合計: 100% 60g
溶媒: エタノール280gを使用した。
手順
1.ダイアフラム真空ポンプを用い減圧条件下、HYDROXYSOMES(登録商標
)の均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子を80gのエタノールで30分
間浸漬してHYDROXYSOMES(登録商標)の均一、硬質、球状のナノ多孔質リン
酸カルシウム粒子懸濁液を調製する。
2.ビーカー中でレチニルパルミタート及び200gのエタノールを均一になるまで混
合しレチニルパルミタート溶液を調製する。
3.HYDROXYSOMES(登録商標)の均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カ
ルシウム粒子懸濁液及びレチニルパルミタート溶液を30分間混合する。
4.75mbarの減圧下40℃で8時間、ロータリーエバポレーター(Buchi
R otavapor R−215)を使用してエタノールを除去する。
5.乾燥粉末レチニルパルミタート錯体が得られた。
合成されたレチニルパルミタートHYDROXYSOMES(登録商標)の均一、硬質
、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子を水性調剤中の錯体として好結果で調剤された
E.他の水可溶性活性体の実施例
ポリフェノール、カロチノイド、フラボノイド、アントシアニン、ビタミンA、ビタミ
ンE、アスタキサンチン、(ジパルミトイルヒドロキシプロリン)、ユビキノールのよう
な脂肪親和性活性体、アダパレン、ジクロフェナク、リドカインのような脂肪親和性薬剤
を、上述の方法に従ったHYDROXYSOMES(登録商標)の均一、硬質、球状のナ
ノ多孔質リン酸カルシウム粒子上に充填できる。
III.活性試薬充填の均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子の
特徴付け
A.粒子サイズ分布
上述のように生産されたレスベラトロール充填HYDROXYSOMES(登録商標)
錯体の粒子サイズ分布をHoriba LA−300 レーザー粒子サイズ分析装置を使
用して評価した。HYDROXYSOMES(登録商標)及びレスベラトロール錯体の両
方は、図4に示すように均一な粒子サイズ分布で約6μmの重量に基づく平均粒子サイズ
を示した。
B.機械的安定性
HYDROXYSOMES(登録商標)及びレスベラトロールHYDROXYSOME
S(登録商標)錯体の機械的安定性をShimazu MCT マイクロ圧縮試験器を使
用して測定した。HYDROXYSOMES(登録商標)とレスベラトロールHYDRO
XYSOMES(登録商標)錯体間に破壊点力の変化はなかった。均質化工程及び混合工
程中のレスベラトロールHYDROXYSOMES(登録商標)錯体の機械的安定性をH
oriba LA−300 レーザー粒子分析装置を使用して評価した。工程後の粒子サ
イズ変化はなかった。
C.顕微鏡検査
顕微鏡観察により、図5に示すようなレスベラトロールHYDROXYSOMES(登
録商標)錯体の球状の均一な構造が示された。
D.充填の確認
レスベラトロールHYDROXYSOMES(登録商標)錯体についてメタノール抽出
の逆相HPLC分析により、次のように錯体中のレスベラトロールの真の充填量がわかっ
た。
試料 レスベラトロール含有量
15%充填 13.04%
(15:85 レスベラトロール:HYDROXYSOMES(登録商標))
20%充填 16.67%
(20:80 レスベラトロール:HYDROXYSOMES(登録商標))
25%充填 20.00%
(20:57 レスベラトロール:HYDROXYSOMES(登録商標))
先の発明は明白に理解するため図解及び例により詳細に示されているが、添付のクレー
ムの趣旨または範囲から離れることなく変更及び修正が行われることは、この発明の教示
を考慮に入れ当業者に直ちに理解される。
従って、上記は単に発明の原理を示しているにすぎない。ここで明快に述べられていな
いまたは示されていないが、当業者は発明の原理を具体化し趣旨及び範囲内に含まれる様
々な取り合わせを考案できることがわかる。更に、ここで列挙される全ての例及び条件付
き言語は主に、当該分野を進める発明者が寄与する発明の原理及び考えを理解する際に読
者を手助けすることを目的とし、特に列挙される実施例及び条件に限定されることなく構
成される。更に、特定の実施例と同様に発明の原理、態様及び実施形態を列挙する全陳述
はその構造的及び機能的に均等物を含むことを意図する。そのうえ、そのような均等物は
従来公知の均等物及び将来開発される均等物、つまり構造にかかわらず同じ機能を実行す
るように開発された要素の両方を含む。そのため、この発明の範囲はここに示され述べら
れた実施形態に限定されるものではない。むしろ、この発明の範囲及び精神は添付のクレ
ームにより具体化される。
付表I
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Claims (4)

  1. (a)内部空間を規定するナノ多孔質構造を含む均一、硬質、球状の多孔質リン酸カルシウム粒子と、
    活性剤とを、
    均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子の内部空間に入り、活性剤が充填された均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子を生産するために十分な条件下にて非水溶媒の存在下で組み合わせ、
    (b)活性剤が充填された均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子から非水溶媒を負圧下で蒸発させて分離すること
    を含み、さらに
    均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子の内部に存在するガスを除去するため、均一、硬質、球状のナノ多孔質リン酸カルシウム粒子を非水溶媒で予め湿らせることを含む方法。
  2. 前記非水溶媒が有機溶媒であり、かつ前記有機溶媒が有機共溶媒を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記活性剤は、リスベラトロール活性剤を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の方法
  4. 前記活性剤は、レチノール活性剤を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の方法
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