JP6008921B2 - 低温液化ガス充填装置 - Google Patents

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Description

本発明は、低温液化ガス充填装置に関し、特に、在宅酸素療法用液体酸素気化式供給装置における親容器から子容器に液体酸素を移充填する際に用いられる低温液化ガス充填装置に関する。
在宅酸素療法用液体酸素気化式供給装置は、室内に設置される親容器と、携帯型の子容器とを備えており、子容器を使用する際には、親容器から液体酸素を移充填している。親容器から子容器への液体酸素の移充填は、親容器と子容器とにそれぞれ設けられている充填弁を使用者が連結することにより行われている(例えば、特許文献1参照。)。
特表2010−525260号公報
しかし、特許文献1に記載された充填弁連結構造では、親容器及び子容器に特別な連結構造を必要とするため、一般的なものとはいえなかった。一般的には、親容器の充填弁に子容器の充填弁を接続し、子容器を上から押さえ付けて充填弁を開弁状態とし、親容器から子容器に液体酸素を移充填するようにしている。この場合、力の弱い使用者(患者)にとっては大きな負担となることがあり、押さえ付け力が不安定になると液体酸素の移充填が不十分となり、子容器からの酸素ガスの供給を所定時間行えなくなってしまうおそれがあった。また、移充填の際に充填弁が凍結して親容器から子容器を取り外すことが困難になることもあった。
そこで本発明は、親容器(第1低温液化ガス容器)の充填弁と子容器(第2低温液化ガス容器)の充填弁とを容易に連結できるとともに、連結状態を保持することができ、さらに、充填弁が凍結しても容易に分離させることができる低温液化ガス充填装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の低温液化ガス充填装置は、低温液化ガスを充填した第1低温液化ガス容器の天板に突設した第1充填弁に、第2低温液化ガス容器に突設した第2充填弁を押し付けることによって両充填弁を開弁させ、第1低温液化ガス容器内の低温液化ガスを両充填弁を介して第2低温液化ガス容器内に移充填するための低温液化ガス充填装置において、前記第1低温液化ガス容器の天板に取り付けられる基板部と、該基板部上に設けられる弁保持部とを有し、該弁保持部は、対向配置された一対の軸受片と、両軸受片によって両端部が回動可能に支持された軸部材と、該軸部材に取り付けられて軸部材と一体に回動する第1回動部材と、前記軸部材に対して回動可能に取り付けられた第2回動部材、第3回動部材及び第4回動部材と、該第4回動部材に回動可能に設けられた第5回動部材と、該第5回動部材の移動状態をガイドするガイド部材と、前記軸部材の一端に設けられた回動操作レバーと、前記第2回動部材の回動を規制する可動ロック部材とを備え、前記第1回動部材は、前記回動操作レバーの操作に伴って前記軸部材と一体に回動し、前記第2回動部材は、前記第1回動部材に設けた押動部によって回動し、前記第3回動部材は、前記第2回動部材との間に設けられた押圧スプリングを介して回動し、前記第5回動部材は、前記第3回動部材との連動部を介して前記ガイド部材にガイドされて移動し、前記第4回動部材は、前記第5回動部材との連結部を介して回動するように組み合わされ、第1充填弁と第2充填弁とを連結する前の待機状態では、第1回動部材の先端部上面が第1充填弁の側方に位置し、第5回動部材の先端部が第1回動部材の先端部より上方で、かつ、軸部材側に位置した状態であり、第1充填弁に第2充填弁を押し付ける際には、前記第2充填弁の側方に突設した連結ピンを第1回動部材の先端部上面に当接させた状態で回動操作レバーを回動操作して第1回動部材の先端部を下方に向けて回動させることにより、第1回動部材に設けた第2回動部材押動部によって第2回動部材を回動させ、該第2回動部材の回動により押圧スプリングを介して第3回動部材が回動し、第3回動部材の回動により連動部を介して第5回動部材が移動するとともに、第5部材との連結部を介して第4回動部材が回動し、軸部材を中心に回動する第4回動部材の回動とガイド部材によるガイドとによって移動する第5回動部材の先端部が前記連結ピンを下方に押圧して第2充填弁を第1充填弁に押し付けて両充填弁を開弁させ、更に回動操作レバーを回動操作したときに、第2回動部材が押圧スプリングを圧縮し、該押圧スプリングの付勢力によって第3回動部材を介して第5回動部材を第2充填弁の押し付け方向に付勢するとともに、第2回動部材に設けた係合部が前記可動ロック部材に係合して第2回動部材の回動が規制されることによって両充填弁の開弁状態が保持され、第1充填弁から第2充填弁を分離する際には、前記回動操作レバーを逆方向に回動操作して第1回動部材の逆方向に回動させることにより、第1回動部材に設けたロック解除部が前記可動ロック部材をロック解除方向に移動させて可動ロック部材による第2回動部材のロックを解除して第2回動部材を逆方向に回動させ、圧縮スプリングの付勢力を解除して第3回動部材を逆方向に回動させ、第3回動部材の逆方向への回動によって第5回動部材が逆方向に移動するとともに第4回動部材が逆方向に回動し、軸部材を中心に回動する第4回動部材の逆方向への回動とガイド部材によるガイドとによる逆方向への移動によって第5回動部材の先端部が上方に回動して第2充填弁の押し付けを解除し、第1回動部材の先端部が上方に向けて回動することにより、連結ピンを介して第2充填弁を上方に移動させることにより、第2充填弁を第1充填弁から分離することを特徴としている。
本発明の低温液化ガス充填装置によれば、回動操作レバーを所定角度だけ回動操作することにより、第1充填弁と第2充填弁とを連結して開弁状態に保持することができ、第1低温液化ガス容器内の低温液化ガスを両充填弁を介して第2低温液化ガス容器に確実かつ安全に移充填することができる。また、移充填終了後は、回動操作レバーを逆方向に回動操作することにより、第2充填弁を第1充填弁から強制的に分離することができるので、移充填時に両充填弁が凍結していても、両充填弁を容易に分離させることができる。
本発明の低温液化ガス充填装置の一形態例を示す斜視図である。 同じく側面図である。 同じく平面図である。 図3のIV−IV断面図である。 第1低温液化ガス容器の天板に基板部を取り付けた状態を示す斜視図である。 低温液化ガス充填装置の弁保持部を示す分解斜視図である。 第2充填弁連結前の待機状態を示す弁保持部の側面図である。 同じく背面図である。 同じく平面図である。 図9のX−X断面図である。 第2充填弁連結開始時の状態を示す弁保持部の断面図である。 第2充填弁連結途中の第1の状態を示す断面図である。 第2充填弁連結途中の第2の状態を示す断面図である。 第2充填弁連結途中の第3の状態を示す断面図である。 第2充填弁連結時の状態を示す断面図である。 第2充填弁分離開始時の状態を示す断面図である。 第2充填弁分離終了時の状態を示す断面図である。
図1乃至図17は、本発明の低温液化ガス充填装置の一形態例を示している。なお、以下の説明において、図2乃至図4に示す状態において右側を前方、左側を後方として説明する。
本形態例に示す低温液化ガス充填装置は、図5に示すように、在宅酸素療法用液体酸素気化式供給装置における親容器(第1低温液化ガス容器)11の天板11aに突設した親充填弁(第1充填弁)12に、子容器(第2低温液化ガス容器)13に突設した子充填弁(第2充填弁、図7参照)14を押し付けることによって両充填弁12,14を開弁させ、親容器11内の液体酸素を両充填弁12,14を介して子容器13に移充填する際に、子充填弁14を親充填弁12に押し付けた開弁状態に保持するためのものであって、親容器11の天板11aに取り付けられる基板部15と、該基板部15上に設けられる弁保持部16とを有している。
本形態例に示す親容器11は、患者の室内に設置される在宅酸素療法用液体酸素気化式供給装置の親容器として広く用いられるものであって、基板部15は、親容器11の天板11aに一般的に設けられている親充填弁12及び通気用スリット11bに対応した形状及び構造で形成されている。すなわち、基板部15の前端部には、親充填弁12の基部に係合する弁側係合部17が設けられ、基板部15の後端部には、通気用スリット11bに係合するスリット止着部18が設けられている。
スリット止着部18は、基板部15を貫通した鉛直方向の連結ピン18aの下端部に水平方向の係止ピン18bを設けるとともに、連結ピン18aの上端部に係止レバー18cを設けている。天板11aへの基板部15の取り付けは、弁側係合部17を親充填弁12の基部に係合させた後、係止レバー18cを立てた状態で、係止レバー18cを回して係止ピン18bを通気用スリット11bに平行な状態としてから係止ピン18bを通気用スリット11bに挿通した後、係止レバー18cを回して係止ピン18bを通気用スリット11bに交差する方向として係止レバー18cを折り畳むことによって行うことができる。
さらに、弁側係合部17の近傍の前端部両側には、弁保持部16を取り付けるための係合ピン19及び係止ラッチ20が設けられており、前記弁保持部16には、前端下部に前記係合ピン19が嵌入する係合溝16aが設けられ、後部側外面に前記係止ラッチ20に係止する係止ピン16bが設けられている。係止ラッチ20は、係止スプリング20aによって係止方向に付勢されており、係止ラッチ20を手で非係止位置に移動させることによって係止ピン16bとの係止状態を解除できるように形成されている。天板11aに取り付けた基板部15への弁保持部16の取り付けは、前記係合溝16aに係合ピン19を嵌入させた後、係止ピン16bを係止ラッチ20に押し込んで係止させることによって行うことができる。
前記弁保持部16は、前記係合溝16a及び係止ピン16bを有するベース部材21の幅方向両側から鉛直方向に立ち上がって対向配置された一対の軸受片22,22と、両軸受片22,22によって両端部が回動可能に支持された軸部材23と、該軸部材23に取り付けられて軸部材23と一体に回動する第1回動部材31と、前記軸部材23に対して回動可能に取り付けられた第2回動部材41、第3回動部材51及び第4回動部材61と、各第4回動部材61にそれぞれ回動可能に設けられた一対の第5回動部材71と、両軸受片22,22の内面に複数のビス22aで取り付けられて前記第5回動部材71の移動状態をガイドするガイド部材24と、一方の軸受片22から突出した軸部材23の一端に設けられた回動操作レバー25と、両軸受片22,22の後端部に設けられて前記第2回動部材41の回動を規制するための可動ロック部材26とを備えている。回動操作レバー25は、基部に設けた固着部25aが軸部材23にビスで固定されており、後方に延びた先端部には回動操作用の握り部(図示せず)が取り付けられている。また、軸部材23の周囲には、第2回動部材41を反時計回りに付勢する保持スプリング23aが設けられている。
前記第1回動部材31は、軸部材23が挿通される軸挿通孔32を有する一対の回動腕部33,33と、両回動腕部33間を連結する上部連結片34と、該上部連結片34の中央部に設けられた軸連結片35と、回動腕部33の外周に設けられた第2回動部材41の押動部36と、回動腕部33の前端部上面に設けられて移充填終了時に両充填弁12,14を分離させる弁分離部37と、回動腕部33の後端部下面に設けられて可動ロック部材26を非ロック位置に押動するロック解除部38と、移充填終了時に第5回動部材71を待機位置に回動させる連動ピン押し上げ部39とを有している。この第1回動部材31は、軸挿通孔32が軸部材23の面取部に対応した面取形状に形成されるとともに、軸連結片35を軸部材23にビス35aで固着することにより、前記回動操作レバー25の回動操作に伴って軸部材23と一体に回動する。
前記第2回動部材41は、軸部材23が回動可能に挿通される軸挿通孔42を有する一対の回動腕部43,43と、両回動腕部43間を連結する下部連結片44及びバネ受片45と、下部連結片44の端部部分から回動腕部43の外方に突出して前記保持スプリング23aの付勢力で前記第1回動部材31の押動部36に係合する押動突起46と、回動腕部43の後端部下面に設けられて可動ロック部材26に係合して第2回動部材41の回動を規制するロック部47とを備えている。
この第2回動部材41は、図7乃至図10に示す待機状態で、第1回動部材31が軸部材23を中心として時計回りに回動し、押動部36で押動突起46が押動されることによって第1回動部材31と共に時計回りに回動する。また、移充填終了後、第1回動部材31が反時計回りに回動する際には、第1回動部材31のみが回動するように形成されている。
前記第3回動部材51は、軸部材23が回動可能に挿通される軸挿通孔52を有する一対の回動腕部53,53と、両回動腕部53間を連結する下部連結片54及びバネ受片55と、回動腕部53の前端部に設けられた連動溝56とを備えており、前記第2回動部材41のバネ受片45と第3回動部材51のバネ受片55との間には、移充填中に両充填弁12,14を連結状態に保持するための押圧スプリング57が設けられている。
押圧スプリング57は、押圧スプリング57内に挿通される鍔付支持筒58と、該鍔付支持筒58を第2回動部材41のバネ受片45に固定する長ボルト59とで支持されており、第2回動部材41のバネ受片45には、長ボルト59が螺着する雌ねじ孔45aが形成されており、第3回動部材51のバネ受片55には、鍔付支持筒58の筒部58aが挿通可能で、鍔部58bが通過できない大きさの長孔55aが形成されている。この第3回動部材51は、第2回動部材41が軸部材23を中心として時計回りに回動し、バネ受片45が押圧スプリング57を介してバネ受片55を押動することにより、時計回りに回動する。
前記第4回動部材61は、軸部材23が回動可能に挿通される軸挿通孔62を有する一対の回動腕部63,63と、両回動腕部63間を連結する後部連結片64とを備えており、回動腕部63の回動連結部65に、前記第5回動部材71が回動可能に取り付けられている。第5回動部材71は、第4回動部材61との回動連結部65に対して前部上方に、前記子充填弁14の側方に突設した連結ピン13aを下方に押し付けるための連結ピン押圧部72が設けられ、回動連結部65の前部下方に、前記第3回動部材51の連動溝56に移動可能に挿入される連動ピン73が設けられ、回動連結部65の後部下方に、前記ガイド部材24に設けられたガイド溝27に移動可能に挿入されるガイドピン74が設けられている。
ガイド部材24に設けられたガイド溝27は、中間部27aから後端部27bの間は、軸部材23を中心とする円弧状に形成され、中間部27aから前端部27cの間は、円弧状部分の端部から外周方向に突出する状態に形成されている。これにより、第5回動部材71は、第3回動部材51が時計回りに回動し、連動溝56が下方に向かって回動するのに伴い、連動ピン73が下方に向かって移動すると同時に、ガイドピン74がガイド部材24のガイド溝27にガイドされて移動する。これにより、連結ピン押圧部72は、最初に前方に移動した後、第4回動部材61の回動開始に伴って下方に向かって移動する状態となる。
可動ロック部材26は、両軸受片22間に設けられた支持軸26aと、該支持軸26aに回動可能に設けられた揺動部材26bと、該揺動部材26bの上端部に掛け渡されたロック軸26cと、該ロック軸26cをロック位置に付勢するロックスプリング26dとを有しており、揺動部材26bの下端部がベース部材21の底板21aに当接して所定のロック位置に位置決めされている。
このように形成した低温液化ガス充填装置の弁保持部16は、図7乃至図10に示す待機状態において、回動操作レバー25は後方に向かって水平方向に倒れた状態になっており、第1回動部材31は反時計回りに所定位置まで回った状態で、一対の弁分離部37は、子充填弁14の両側方に位置して略水平方向に向いた状態になっている。また、第5回動部材71の連結ピン押圧部72は、弁分離部37の上方で、かつ、弁分離部37より後方に位置した状態になっている。
移充填を行う際には、親容器11の上方に子容器13を配置し、親充填弁12と子充填弁14とを対向配置した状態にする。このとき、図11に示すように、子容器13の連結ピン13aは、待機状態の弁分離部37に当接した状態になる。この状態で回動操作レバー25を上方に回動操作すると、第1回動部材31が時計回りに回動を開始し、押動部36が押動突起46を押動すると、第2回動部材41も時計回りに回動する。
図12に示すように、第2回動部材41が時計回りに回動すると、バネ受片45が押圧スプリング57を圧縮し、該押圧スプリング57の復元力によってバネ受片55が押動されることによって第3回動部材51が時計回りに回動する。第3回動部材51が時計回りに回動して連動溝56が回動すると、該連動溝56内に係合している連動ピン73を介して第5回動部材71を回動連結部65を中心として時計回りに回動させる。
第5回動部材71は、ガイドピン74がガイド部材24のガイド溝27にガイドされ、回動直後は、ガイド溝27の前端部27cから中間部27aに至る部分を進むので、回動連結部65を挟んで対向する位置にある連結ピン押圧部72が他の回動部材31,41,51の回動量に比べて早く回動し、図13に示すように、連結ピン13aの上方に被さる位置になる。
回動操作レバー25を更に回動操作して各回動部材31,41,51を回動させると、図14に示すように、連結ピン押圧部72が連結ピン13aの上方に当接し、ガイドピン74がガイド溝27の中間部27aから後端部27bの円弧状部分を進み、第4回動部材61を時計回りに回動させながら連結ピン押圧部72が連結ピン13aを介して子充填弁14を下方に押圧し、親充填弁12と子充填弁14とを連結させて開弁させる。これにより、親容器11から子容器13への液体酸素の移充填が始まる。
親充填弁12と子充填弁14とが連結状態になると連結ピン押圧部72の下方への移動が止まり、第5回動部材71の回動も止まる。これにより、第4回動部材61及び第3回動部材51の回動も止まるので、回動操作レバー25を更に回動操作すると、第1回動部材31及び第2回動部材41の回動に伴って、第2回動部材41のバネ受片45が第3回動部材51のバネ受片55に接近し、鍔付支持筒58をバネ受片55の長孔55aから突出させながら押圧スプリング57を圧縮していく。
同時に、第2回動部材41の後端が可動ロック部材26のロック軸26cを後方に押動し、ロックスプリング26dを弾性変形させながら揺動部材26bの上部が後方に回動する。第2回動部材41の後端がロック軸26cを通る過ぎると、揺動部材26bがロックスプリング26dの復元力により、下端がベース部材21の底板21aに当接するまで揺動部材26bが回動し、ロック軸26cが第2回動部材41のロック部47の下方に移動する。
図15に示すように、第2回動部材41のロック部47が可動ロック部材26によってロックされて第2回動部材41の回動が規制されるので、圧縮状態に保たれた押圧スプリング57の復元力により、第3回動部材51を介して第5回動部材71が連結ピン13aを押圧した状態を保持する。したがって、回動操作レバー25から手を放しても、両充填弁12,14の連結状態を保持することができ、回動操作レバー25や子容器13を手で保持することなく液体酸素の移充填を行うことができ、子容器13からのガス抜き操作なども簡単に行うことができる。
移充填終了後には、図16に示すように、回動操作レバー25を下方に押し込んで第1回動部材31を反時計回りに回動させる。このとき、可動ロック部材26によってロックされている第2回動部材41は回動することなく、第1回動部材31のみが回動することにより、第1回動部材31の後端のロック解除部38がロック軸26cを後方に押動し、図16に示すように、第2回動部材41のロック部47とロック軸26cとのロック状態を解除する。
これにより、第2回動部材41が回動可能になるとともに、第1回動部材31の連動ピン押し上げ部39が連動ピン73を押し上げるので、図17に示すように、第2回動部材41乃至第5回動部材71が待機状態の位置に回動するとともに、第1回動部材31は、弁分離部37が上方に向かって回動する際に連結ピン13aを上方に押し上げ、親充填弁12に連結状態になっている子充填弁14を親充填弁12から分離する。このとき、大気中の水分が両充填弁12,14の表面で凍結していても、回動操作レバー25の回動操作によって第1回動部材31の弁分離部37で子充填弁14を親充填弁12から容易に分離することができる。また、連動ピン押し上げ部39によって第5回動部材71を待機状態の位置に回動させるので、子容器13を取り外す際に、連結ピン押圧部72が連結ピン13aの移動の邪魔になることはない。
このように、子容器13の子充填弁14を所定の位置にセットした後、回動操作レバー25を上方に向けて回動操作することによって両充填弁12,14を連結状態にできるとともに、第2回動部材41を可動ロック部材26によってロックすることで連結状態を保持して子容器13を固定した状態にできるので、液体酸素の移充填を容易かつ確実に行うことができる。したがって、力の弱い使用者であっても、一つの回動操作レバー25を操作するだけで親容器11から子容器13への液体酸素の移充填を問題なく行うことができる。また、移充填中に子容器13からのガス抜きが必要な場合でも、子容器13を支える必要がないことから、容易に行うことができる。
なお、本形態例では、親容器内の液体酸素を子容器内に移充填する例を挙げて説明したが、本発明は、液体窒素などの各種ガスの移充填にも適用することができる。低温液化ガス充填装置の細部の構造及び形状は、親容器や子容器の状態、親充填弁及び子充填弁の状態などの各種条件に応じて適宜に設定することができる。例えば、弁保持部のベース部材と基板部とを一体に形成することもできる。
11…親容器、11a…天板、11b…通気用スリット、12…親充填弁、13…子容器、13a…連結ピン、14…子充填弁、15…基板部、16…弁保持部、16a…係合溝、16b…係止ピン、17…弁側係合部、18…スリット止着部、18a…連結ピン、18b…係止ピン、18c…係止レバー、19…係合ピン、20…係止ラッチ、20a…係止スプリング、21…ベース部材、21a…底板、22…軸受片、22a…ビス、23…軸部材、23a…保持スプリング、24…ガイド部材、25…回動操作レバー、25a…固着部、26…可動ロック部材、26a…支持軸、26b…揺動部材、26c…ロック軸、26d…ロックスプリング、27…ガイド溝、27a…中間部、27b…後端部、27c…前端部、31…第1回動部材、32…軸挿通孔、33…回動腕部、34…上部連結片、35…軸連結片、35a…ビス、36…押動部、37…弁分離部、38…ロック解除部、39…連動ピン押し上げ部、41…第2回動部材、42…軸挿通孔、43…回動腕部、44…下部連結片、45…バネ受片、45a…雌ねじ孔、46…押動突起、47…ロック部、51…第3回動部材、52…軸挿通孔、53…回動腕部、54…下部連結片、55…バネ受片、55a…長孔、56…連動溝、57…押圧スプリング、58…鍔付支持筒、58a…筒部、58b…鍔部、59…長ボルト、61…第4回動部材、62…軸挿通孔、63…回動腕部、64…後部連結片、65…回動連結部、71…第5回動部材、72…連結ピン押圧部、73…連動ピン、74…ガイドピン

Claims (1)

  1. 低温液化ガスを充填した第1低温液化ガス容器の天板に突設した第1充填弁に、第2低温液化ガス容器に突設した第2充填弁を押し付けることによって両充填弁を開弁させ、第1低温液化ガス容器内の低温液化ガスを両充填弁を介して第2低温液化ガス容器内に移充填するための低温液化ガス充填装置において、
    前記第1低温液化ガス容器の天板に取り付けられる基板部と、該基板部上に設けられる弁保持部とを有し、
    該弁保持部は、対向配置された一対の軸受片と、両軸受片によって両端部が回動可能に支持された軸部材と、該軸部材に取り付けられて軸部材と一体に回動する第1回動部材と、前記軸部材に対して回動可能に取り付けられた第2回動部材、第3回動部材及び第4回動部材と、該第4回動部材に回動可能に設けられた第5回動部材と、該第5回動部材の移動状態をガイドするガイド部材と、前記軸部材の一端に設けられた回動操作レバーと、前記第2回動部材の回動を規制する可動ロック部材とを備え、
    前記第1回動部材は、前記回動操作レバーの操作に伴って前記軸部材と一体に回動し、前記第2回動部材は、前記第1回動部材に設けた押動部によって回動し、前記第3回動部材は、前記第2回動部材との間に設けられた押圧スプリングを介して回動し、前記第5回動部材は、前記第3回動部材との連動部を介して前記ガイド部材にガイドされて移動し、前記第4回動部材は、前記第5回動部材との連結部を介して回動するように組み合わされ、
    第1充填弁と第2充填弁とを連結する前の待機状態では、第1回動部材の先端部上面が第1充填弁の側方に位置し、第5回動部材の先端部が第1回動部材の先端部より上方で、かつ、軸部材側に位置した状態であり、
    第1充填弁に第2充填弁を押し付ける際には、前記第2充填弁の側方に突設した連結ピンを第1回動部材の先端部上面に当接させた状態で回動操作レバーを回動操作して第1回動部材の先端部を下方に向けて回動させることにより、第1回動部材に設けた第2回動部材押動部によって第2回動部材を回動させ、該第2回動部材の回動により押圧スプリングを介して第3回動部材が回動し、第3回動部材の回動により連動部を介して第5回動部材が移動するとともに、第5部材との連結部を介して第4回動部材が回動し、軸部材を中心に回動する第4回動部材の回動とガイド部材によるガイドとによって移動する第5回動部材の先端部が前記連結ピンを下方に押圧して第2充填弁を第1充填弁に押し付けて両充填弁を開弁させ、更に回動操作レバーを回動操作したときに、第2回動部材が押圧スプリングを圧縮し、該押圧スプリングの付勢力によって第3回動部材を介して第5回動部材を第2充填弁の押し付け方向に付勢するとともに、第2回動部材に設けた係合部が前記可動ロック部材に係合して第2回動部材の回動が規制されることによって両充填弁の開弁状態が保持され、
    第1充填弁から第2充填弁を分離する際には、前記回動操作レバーを逆方向に回動操作して第1回動部材の逆方向に回動させることにより、第1回動部材に設けたロック解除部が前記可動ロック部材をロック解除方向に移動させて可動ロック部材による第2回動部材のロックを解除して第2回動部材を逆方向に回動させ、圧縮スプリングの付勢力を解除して第3回動部材を逆方向に回動させ、第3回動部材の逆方向への回動によって第5回動部材が逆方向に移動するとともに第4回動部材が逆方向に回動し、軸部材を中心に回動する第4回動部材の逆方向への回動とガイド部材によるガイドとによる逆方向への移動によって第5回動部材の先端部が上方に回動して第2充填弁の押し付けを解除し、第1回動部材の先端部が上方に向けて回動することにより、連結ピンを介して第2充填弁を上方に移動させることにより、第2充填弁を第1充填弁から分離することを特徴とする低温液化ガス充填装置。
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