JP6008618B2 - ごみ焼却炉におけるごみ状態検出装置 - Google Patents
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Description
上記ごみレベル判断部にて得られたごみレベルを時系列でもって入力して所定個数のごみレベルの平均値を求めるごみレベル平均値算出部、炉本体内の燃え切り点を検出する燃え切り点検出部およびこれら求められたごみレベル平均値および燃え切り点を入力してごみ枯れを予測する予測判断部からなるごみ枯れ予測手段とを備えたものである。
ごみレベル判断部にて得られたごみレベルを時系列でもって入力して隣接するごみレベル値同士の差であるごみレベル差を求めるごみレベル差算出部およびこのごみレベル差算出部で求められたごみレベル差に基づきブリッジの有無を判断するブリッジ判断部からなるブリッジ検出手段を備えたものである。
まず、本発明に係るごみ状態検出装置が具備されるごみ焼却炉の概略構成について説明する。
上記ごみ供給装置11は、下部に開口部12aが設けられるとともに上側にごみ貯留用空間部12bが設けられた逆四角錐形状(ホッパー形状)のごみ貯留用容器12と、このごみ貯留用容器12の下部に配置されてその空間部12b内のごみを炉本体1側に押し出すためのごみ押出し装置13と、ごみ貯留用容器12の側壁部に設けられて当該容器内に発生するごみのブリッジを解消するためのブリッジ解除装置14とから構成されている。
図2に示すように、このごみ状態検出装置21は、ごみ貯留用容器12内のごみ表面高さであるごみレベルを検出するためのごみレベル検出手段(検出装置とも言う)22と、このごみレベル検出手段22により検出されたごみレベルに基づきごみ貯留用容器12内にブリッジが発生しているか否かを検出するためのブリッジ検出手段(検出装置とも言う)23と、上記ごみレベル検出手段22により検出されたごみレベルおよび燃焼室5における火格子3上での燃え切り点(燃え切り位置)に基づきごみ枯れの発生を予測するごみ枯れ予測手段(予測装置とも言う)24とが具備されている。
なお、ここでは、説明を簡単にするために、2つのクラスに分けるとともに、各クラスについても、2つのクラスターに分けるものとして説明する。
予備工程では、訓練用データが2つのクラスに分けられるとともに、各クラスについても、2つのクラスターに分けられる。
このファジィc平均法は繰返し重み付き最小二乗法を用いるので目的関数Jiは下記(1)式のように設定される。
すなわち、ハードとファジイの中間的なセミハードクラスタリングをするために、メンバーシップukiを下記(8)式のように設定する。
まず、クラスター毎の初期メンバーシップ(uk1,uk2)を下記(9)式および(10)式のように設定する。
このとき、目的関数Jを用いてセミハードクラスタリングを行う。
そして、上記求められたメンバーシップuに基づき、各クラス毎にクラスタリングが行われる。
すなわち、第1フェーズにて求められた各クラスターの中心vに対して、マハラノビス距離Dを求める。このとき、第1フェーズで求められたメンバーシップuが用いられる。
この粒子群最適化法は、メンバーシップ関数u*における3つのパラメータ(m,γ,ν)と同じくパラメータであるクラスターの混合比率αの最適化が行われる。
すなわち、上記メンバーシップ関数u*を用いたメンバーシップ*uが、正しいクラスに属するように、言い換えれば、正しいクラスのメンバーシップ*uの方が大きくなるように、最適化が図られる。
次に、上記FCM識別器を用いて、ごみレベルを検出する場合の実工程について簡単に説明する。
すなわち、出力値としては2.82が得られる。この値を、実際のごみ高さに変換すれば、ごみレベルを細かい値で表わすことができる。勿論、この出力値を、そのまま用いてもよい。
このFCM識別器は、図4に示すように、撮影画像取得部31で取得された画像データを例えば10000(100×100ピクセル)に区画する正規化部61と、この正規化部61で正規化された画像データを10000次元のベクトルにするベクトル化部62と、このベクトル化部62でベクトル化されたベクトルデータの次元を主成分分析により例えば50次元のデータに圧縮する次元圧縮部63と、この次元圧縮部63で次元圧縮された画像データの予め求められたクラスターの中心に対するマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離計算部64と、このマハラノビス距離計算部64で求められたマハラノビス距離に基づきメンバーシップ関数u*およびメンバーシップ*uを求める上記(7)式および(6)式が具備されたメンバーシップ計算部65と、このメンバーシップ計算部65で求められたメンバーシップ*uに基づき、当該画像データが、ごみレベルを表すどのクラスに属するかを判断するレベル判断部66とから構成されている。なお、次元圧縮部63、マハラノビス距離計算部64、メンバーシップ計算部65およびレベル判断部66での計算に際しては、データベース部(図示せず)から適切なごみ貯留用容器12の形状・寸法データ、画像圧縮係数、識別用パラメータなどが読み込まれて使用される。なお、実稼動時において、読み込まれる識別用パラメータは訓練などにより最適に調整された値である(説明を省略するが、パラメータの調整部などが具備されている)。
次に、上記ごみ状態検出装置21を用いたごみ焼却炉の運転について説明する。
図7の矢印Eにて示すように、超音波センサによる計測値は、時々、誤った計測値を出力しているが、FCM識別器33により検出されたごみレベルは安定しており、実際のごみレベルに略一致していた。
一方、上記ごみレベルは所定時間おきに検出されており、時系列でもって、そのごみレベルのデータがブリッジ検出手段23に入力されている。
さらに、炉内撮影用カメラ26で撮影された画像は燃焼室画像取得部51に入力された後、燃え切り点検出部52に入力され、ここで、エッジ処理などの画像処理が施されて、火格子3上での燃え切り点が検出される。なお、この燃え切り点については、他の検出手段にて得られた値、例えばFCM識別器により検出した燃え切り点を用いてもよい。
そして、このごみレベル平均値と上記検出された燃え切り点とが予測判断部54に入力されてごみ枯れが発生するか否かが予測される。
このFCM識別器は、撮影用カメラにより撮影された画像データから複数の代表値を取得して正規化する正規化部と、この正規化部で得られた代表値よりなる画像データをベクトル化するベクトル化部と、このベクトル化部でベクトル化されたベクトルデータの次元を圧縮する次元圧縮部と、この次元圧縮部で圧縮されたベクトルデータの予め訓練用データで求められたクラスター中心に対するマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離計算部と、このマハラノビス距離計算部で求められたマハラノビス距離を下記(13)式に示すメンバーシップ関数(u*)に代入するとともにこの関数値を下記(14)式に代入してメンバーシップ(チルダu)を求めるメンバーシップ計算部と、このメンバーシップ計算部で求められたメンバーシップを用いて撮影画像を、例えば5つのクラス(ごみレベルの異なる範囲を示すクラス)に分けるレベル判断部(状態判断部ともいえる)とを具備したものである。
さらに、(13)式にて示すメンバーシップ関数(u*)における各パラメータ(m,γ,ν,α)の最適化を行う際に、粒子群最適化法が用いられている。
2 ごみ供給口
3 火格子
4 焼却残渣取出口
5 燃焼室
11 ごみ供給装置
12 ごみ貯留用容器
12a 開口部
12b ごみ貯留用空間部
13 ごみ押出装置
14 ブリッジ解除装置
21 ごみ状態検出装置
22 ごみレベル検出手段
23 ブリッジ検出手段
24 ごみ枯れ予測手段
26 炉内撮影用カメラ
27 容器内撮影用カメラ
31 撮影画像取得部
32 ごみレベル判断部
33 FCM識別器
41 ごみレベル差算出部
42 ブリッジ判断部
51 燃焼室画像取得部
52 燃え切り点検出部
53 ごみレベル平均値算出部
54 予測判断部
61 正規化部
62 ベクトル化部
63 次元圧縮部
64 マハラノビス距離計算部
65 メンバーシップ計算部
66 レベル判断部
Claims (2)
- ごみ焼却炉の炉本体内にごみを供給するためのごみ貯留用容器内を撮影カメラにて撮影した撮影画像を所定時間間隔でもって取得する撮影画像取得部およびこの撮影画像取得部で取得された画像データからファジィc平均法を用いた識別器によりごみの表面高さであるごみレベルを判断するごみレベル判断部からなるごみレベル検出手段と、
上記ごみレベル判断部にて得られたごみレベルを時系列でもって入力して所定個数のごみレベルの平均値を求めるごみレベル平均値算出部、炉本体内の燃え切り点を検出する燃え切り点検出部およびこれら求められたごみレベル平均値および燃え切り点を入力してごみ枯れを予測する予測判断部からなるごみ枯れ予測手段とを備えたことを特徴とするごみ焼却炉におけるごみ状態検出装置。 - ごみレベル判断部にて得られたごみレベルを時系列でもって入力して隣接するごみレベル値同士の差であるごみレベル差を求めるごみレベル差算出部およびこのごみレベル差算出部で求められたごみレベル差に基づきブリッジの有無を判断するブリッジ判断部からなるブリッジ検出手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のごみ焼却炉におけるごみ状態検出装置。
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