JP6008618B2 - ごみ焼却炉におけるごみ状態検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ごみ焼却炉におけるごみ貯留用容器内のごみレベルなどのごみの状態を検出するためのごみ状態検出装置に関するものである。
従来、ごみ焼却炉には、炉内に投入するごみを貯留するためのごみ貯留用容器が具備されているとともに、炉内での燃焼を安定させるために、ごみ貯留用容器内のごみの表面高さであるごみレベルが一定に維持されている。このため、ごみ貯留用容器内のごみレベルが検出されていた。
従来、ごみレベルを検出する場合、超音波レベル計が用いられており、ごみ表面までの距離が超音波を用いて計測されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−64361号公報
しかし、超音波レベル計を用いた場合、投入されたごみの種類およびごみの表面形状によっては超音波の反射率が異なり計測誤差の発生につながるとともに、ごみを部分的にしか検知することができず、その検知部分にごみなどが偏り堆積すると誤検知につながり、したがって、その都度、運転員が工業用カメラなどの撮影画像で確認する必要があった。
このような動作により、ごみの投入が遅れたり、また燃焼室内でのごみ枯れの発生に繋がっていた。なお、超音波レベル計の替わりに工業用カメラを用いてもよいが、ごみレベルを検出するために、撮影画像にエッジ処理を施してごみ貯留用容器の壁面とごみとの境界を求めることも考えられるが、ごみ貯留用容器内に長尺のものが縦方向に引っ掛かって残留している場合があり、この場合には、エッジ処理で検出することができない場合があるとともに、ごみを投入するクレーンの画像や、光や影などの濃淡により、ごみレベルを正確に検出し得ないことがある。
そこで、本発明は、ごみ焼却炉において、例えばごみ貯留用容器内のごみレベルなどのごみ状態を正確に検出し得るごみ状態検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係るごみ焼却炉におけるごみ状態検出装置は、ごみ焼却炉の炉本体内にごみを供給するためのごみ貯留用容器内を撮影カメラにて撮影した撮影画像を所定時間間隔でもって取得する撮影画像取得部およびこの撮影画像取得部で取得された画像データからファジィc平均法を用いた識別器によりごみの表面高さであるごみレベルを判断するごみレベル判断部からなるごみレベル検出手段と、
上記ごみレベル判断部にて得られたごみレベルを時系列でもって入力して所定個数のごみレベルの平均値を求めるごみレベル平均値算出部、炉本体内の燃え切り点を検出する燃え切り点検出部およびこれら求められたごみレベル平均値および燃え切り点を入力してごみ枯れを予測する予測判断部からなるごみ枯れ予測手段とを備えたものである。
また、本発明の請求項2に係るごみ焼却炉におけるごみ状態検出装置は、請求項1に記載のごみ状態検出装置において、
ごみレベル判断部にて得られたごみレベルを時系列でもって入力して隣接するごみレベル値同士の差であるごみレベル差を求めるごみレベル差算出部およびこのごみレベル差算出部で求められたごみレベル差に基づきブリッジの有無を判断するブリッジ判断部からなるブリッジ検出手段を備えたものである。
上記ごみ状態検出装置の構成によると、ごみレベル検出手段によりごみレベルを検出するのに、ファジィc平均法による識別器を用いるようにしたので、従来のような超音波レベル計に比べて、ごみレベルを正確に検出することができる。
また、ごみ貯留用容器内のごみレベルをファジィc平均法を用いた識別器により検出するとともに、このごみレベルに基づきブリッジの有無を判断するようにしたので、より正確にブリッジの発生を知ることができる。
さらに、ファジィc平均法を用いた識別器により検出されたごみレベルに基づきごみ枯れを予測するようにしたので、より正確にごみ枯れを予測することができる。
本発明の実施の形態に係るごみ焼却炉の概略構成を示す模式図である。 同実施例に係るごみ焼却炉におけるごみ状態検出装置の概略構成を示すブロック図である。 同ごみ状態検出装置の構成を示すブロック図である。 同ごみ状態検出装置にて用いられるFCM識別器の概略構成を示すブロック図である。 同FCM識別器によるファジィクラスタリングの説明図である。 同FCM識別器によるクラス分けの説明図である。 同FCM識別器を用いたごみレベルの値と、超音波センサを用いた計測結果との比較を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態に係るごみ焼却炉におけるごみ状態検出装置を、図1〜図7に基づき説明する。
まず、本発明に係るごみ状態検出装置が具備されるごみ焼却炉の概略構成について説明する。
図1に示すように、ごみ焼却炉は例えばストーカ炉であって、その炉本体1内には、前部にごみ供給口2が、中央に火格子3が、後部に焼却残渣取出口4がそれぞれ設けられて、ごみを燃焼させ且つ前寄り上方にフリーボード空間部が設けられた燃焼室5が具備され、またこの燃焼室5で発生した排ガスを外部に導くための第1煙道6および熱回収用のボイラ部7が配置された第2煙道8が設けられている。
このごみ焼却炉には、炉本体1内にごみを供給するためのごみ供給装置11、燃焼制御およびごみ投入指令などの制御を行う制御装置(図示せず)などが具備されている。
上記ごみ供給装置11は、下部に開口部12aが設けられるとともに上側にごみ貯留用空間部12bが設けられた逆四角錐形状(ホッパー形状)のごみ貯留用容器12と、このごみ貯留用容器12の下部に配置されてその空間部12b内のごみを炉本体1側に押し出すためのごみ押出し装置13と、ごみ貯留用容器12の側壁部に設けられて当該容器内に発生するごみのブリッジを解消するためのブリッジ解除装置14とから構成されている。
このブリッジ解除装置14は、側壁部に設けられた開口部12cに鉛直面内で揺動自在(矢印aにて示す)に設けられた揺動板15と、この揺動板15をごみ貯留用容器12の内外方向で揺動させるシリンダ装置16とから構成されている。したがって、シリンダ装置16を作動させることにより、揺動板15をごみ貯留用容器12内に揺動つまり出退させれば、ブリッジが解消される。
さらに、このごみ焼却炉には、本発明に係るごみ状態検出装置が具備されている。
図2に示すように、このごみ状態検出装置21は、ごみ貯留用容器12内のごみ表面高さであるごみレベルを検出するためのごみレベル検出手段(検出装置とも言う)22と、このごみレベル検出手段22により検出されたごみレベルに基づきごみ貯留用容器12内にブリッジが発生しているか否かを検出するためのブリッジ検出手段(検出装置とも言う)23と、上記ごみレベル検出手段22により検出されたごみレベルおよび燃焼室5における火格子3上での燃え切り点(燃え切り位置)に基づきごみ枯れの発生を予測するごみ枯れ予測手段(予測装置とも言う)24とが具備されている。
また、図1に示すように、ごみ状態、つまりごみの燃焼状態およびごみ貯留用容器12内のごみレベルを検出するために、燃焼室5の後壁部1aには、前方を撮影する炉内撮影用カメラ(例えば、CCDカメラなどの工業用カメラが用いられる)26が設けられるとともに、ごみ貯留用容器12内を撮影する容器内撮影用カメラ(例えば、CCDカメラなどの工業用カメラが用いられる)27が設けられている。なお、炉内撮影用カメラ26により、燃焼室5内が後壁側(焼却残渣取出口側)から前壁側(ごみ供給口側)に向かって撮影され、また容器内撮影用カメラ27により、後壁側(炉本体側)から前壁側の下方に向かって、ごみ貯留用容器12内が撮影される。
上記ごみレベル検出手段22は、図3に示すように、上述した容器内撮影用カメラ27と、この容器内撮影用カメラ27にて例えば1秒間隔で撮影した撮影画像すなわち静止画を取得する撮影画像取得部31と、この撮影画像取得部31で取得された画像データを入力してファジィc平均法に基づきごみ表面高さであるごみレベルを判断するごみレベル判断部32とから構成されている。
上記ブリッジ検出手段23は、上記ごみレベル判断部32で得られたごみレベルを時系列でもって入力してブリッジが発生したかどうか(ブリッジ発生の有無)を検出するものであり、時系列のごみレベル同士の差(ごみレベルの傾き)を求めるごみレベル差算出部41と、このごみレベル差算出部41で求められたごみレベル差を入力してブリッジの発生・ブリッジが発生していない正常・ごみのどか落ちなどの異常を判断するブリッジ判断部42とから構成されている。
このブリッジ判断部42では、ごみレベル差が複数の範囲、例えば3つの範囲のうち、どの範囲に入るかで判断される。例えば、予め、実験などにより、ブリッジが発生していないと判断し得るごみレベル差の範囲として2つの閾値(設定値とも言う)t1,t2を求めておき、ごみレベル差が0〜t1の範囲内であれば、ブリッジが発生していると判断されるとともにその指標値が「1」とされる。また、ごみレベル差がt1〜t2の範囲内であれば、ブリッジが発生していないと判断されるとともにその指標値が「0.5」とされる。さらに、ごみレベル差がt2を超えている場合には、ごみのどか落ちが発生していると判断されるとともにその指標値が「0」とされる。なお、ごみレベル差からブリッジの発生の有無を判断するのに、メンバーシップ関数を用いることもできる。
そして、最終的にブリッジ発生の有無を判断(判定)する際には、例えば時系列で求められた10個分のごみレベルデータについて判断される。すなわち、10個分のごみレベル差の指標値がメモリに保持されるとともに、これら10個分の指標値が掛け算される。例えば、掛け算された指標値の値Sが、所定値(例えば、0.8)以上であれば、ブリッジが発生していると判断され、掛け算された指標値の値Sが、所定範囲内(例えば、0<S<0.8)であれば正常であると判断され、また掛け算された指標値の値Sが0(ゼロ)である場合には、どか落ちなどの異常が発生していると判断される。このように、複数のデータについて、その指標値を掛け算することにより、継続して同じレベルが維持されているか否かが判断される。
上記ごみ枯れ予測手段24では、上記ごみレベル判断部32で得られたごみレベルを時系列でもって入力するとともに火格子3上での燃え切り点に基づき燃焼室5内でのごみ枯れの発生が予測される。
このごみ枯れ予測手段24は、炉内撮影用カメラ26により撮影した燃焼室5内の静止画を所定時間間隔でもって、例えば1秒間隔でもって取得(入力)する燃焼室画像取得部51と、この燃焼室画像取得部51で取得された画像データからエッジ処理などの画像処理を行い燃え切り点を検出する燃え切り点検出部52と、上記ごみレベル判断部32で得られたごみレベルを時系列でもって入力して所定時間でのごみレベルの平均値を求めるごみレベル平均値算出部53と、このごみレベル平均値算出部53および燃え切り点検出部52で得られた燃え切り点を入力してごみ枯れの発生を予測する予測判断部54とから構成されている。
この予測判断部54では、ごみレベル平均値が予め定められた閾値(設定値)より低く且つ燃え切り点が火格子3の前寄り(ごみ供給口2寄り)である場合に、「ごみ枯れが発生する」と言う予測が出力される。
ところで、上記ごみレベル検出手段22では、ファジィc平均法(fuzzy c−means;FCM識別法とも言われる)を用いたファジィクラスタリングが行われるため、ファジィc平均法による識別器(以下、FCM識別器とも言い、ソフトウエアにより構成されている)33が具備されている。
ここで、FCM識別器33による一般的なクラス分けについて説明しておく。
なお、ここでは、説明を簡単にするために、2つのクラスに分けるとともに、各クラスについても、2つのクラスターに分けるものとして説明する。
このファジィc平均法の適用に際しては、各種パラメータを選定する予備工程と実際に識別が行われる実工程とがある。
予備工程では、訓練用データが2つのクラスに分けられるとともに、各クラスについても、2つのクラスターに分けられる。
そして、このとき得られたクラスター中心位置(以下、クラスター中心と言う)、分散共分散行列などのデータおよび評価用データを用いて、メンバーシップ関数(後述する)の各パラメータの最適化が図られる。なお、訓練用データは、ごみ貯留用容器12内における任意高さのごみ表面を撮影した画像データであり、評価用データについても、撮影用カメラにてごみ貯留用容器12内を撮影した画像データである。
次に、ファジィc平均法について説明する。
このファジィc平均法は繰返し重み付き最小二乗法を用いるので目的関数Jは下記(1)式のように設定される。
Figure 0006008618
但し、(1)式中、ukiはメンバーシップ、Dはマハラノビス距離で下記(2)式にて表わされる。
Figure 0006008618
は分散共分散行列(ファジィ分散共分散行列)、vはデータの平均値つまりクラスター(i)の中心で、それぞれ下記(3)式および(4)式にて表わされる。なお、kはデータ番号である。
Figure 0006008618
また、クラスター(i)の混合比率αを下記(5)式にて表わす。
Figure 0006008618
上記(2)式〜(5)式を(1)式で示す目的関数値が収束するまで繰り返すのがFCM識別器によるクラスタリングである。
そして、予備工程には、マハラノビス距離を計算するためのクラスター中心と分散共分散行列を求めるために訓練用データのクラスタリングをクラス毎に行う第1フェーズと、メンバーシップ関数のパラメータの最適化を行うために評価用データをクラス毎に分類する第2フェーズとが具備されている。
ところで、k番目のデータxのクラスqへのメンバーシップ(値)(チルダuqk)は下記(6)式にて表わされる。式中では、uの頭に、チルダの記号(〜)を付加しており、この「チルダu」を文章中では、「*u」として表記する。なお、メンバーシップ関数については、下記に示すように「u」と表記する。
Figure 0006008618
(6)式中、uqkj はクラスターjに対するメンバーシップ関数で、下記(7)式で表わされる。
πはクラスqの混合比率(訓練用データの混合比率)、すなわち事前確率であり、cはクラス毎のクラスターjの数で、本実施例では2(c=2)である。
Figure 0006008618
上記(7)式のメンバーシップ関数uqkj には複数のパラメータが含まれており、これらのパラメータは、訓練用データおよび評価用データを用いて(訓練用データだけを用いてもよい)最適化が行われる。
そして、クラス分けを行う際に、計算時間の短縮化を図るために、セミハードクラスタリングが行われる。このセミハードクラスタリングにおいては、メンバーシップとして離散値(例えば、0.6とか、0.8など)が用いられる。
また、このセミハードクラスタリングにおいては、クラスを2つに分けるとともに、これら各クラスを2つのクラスターに分けるものとする。これは、経験上、各クラスを2つのクラスターに分割するのが、効率良くクラスタリングを行い得ることが判っているからである。なお、クラスター個数については、2つに限定されるものでもなく、例えば1つまたは3つ以上であってもよい。例えば、上記離散値を0.5とすると、クラスター数は1となり、離散値を1.0とすると、ハード(ファジィではない)な2つのクラスターとなる。上記クラスの個数については、2個として説明したが(するが)、勿論、3個以上でもよく、後で詳述する本実施の形態の場合では5個とされる。
第1フェーズでは、訓練用データを用いて、クラス毎にセミハードクラスタリングが行われる。
すなわち、ハードとファジイの中間的なセミハードクラスタリングをするために、メンバーシップukiを下記(8)式のように設定する。
Figure 0006008618
以下、具体的な手順について説明する(クラスター数(i)は2個とする)。なお、βは上述した離散値で指定される。
まず、クラスター毎の初期メンバーシップ(uk1,uk2)を下記(9)式および(10)式のように設定する。
Figure 0006008618
なお、上記式中、fは1つのクラスの画像データxの主成分得点である。
上記の式により、メンバーシップが与えられると、(4)式からvを、(3)式からSを求め、そして(2)式と(3)式とからマハラノビス距離Dを求め、(8)式でメンバーシップuを更新する。この更新は、メンバーシップが収束するまで繰り返し行われる。
次に、訓練用データを用いて、各クラス毎(クラス1,2)にクラスタリングを行う。すなわち、各クラスをそれぞれ2つのクラスターに分割する。
このとき、目的関数Jを用いてセミハードクラスタリングを行う。
すなわち、目的関数Jが最小となるような訓練用データ毎のメンバーシップuを求める。これにより、各クラスターの中心vとそのメンバーシップuとが求められる。
そして、上記求められたメンバーシップuに基づき、各クラス毎にクラスタリングが行われる。
第2フェーズでは、評価用データを用いてクラスタリングが行われる。
すなわち、第1フェーズにて求められた各クラスターの中心vに対して、マハラノビス距離Dを求める。このとき、第1フェーズで求められたメンバーシップuが用いられる。
そして、予め定められた(6)式にて示すメンバーシップ関数uに、上記求められたマハラノビス距離Dを適用して(用いて)、メンバーシップ関数uにおける各パラメータ(m,γ,ν,α;これらを自由パラメータまたはハイパーパラメータとも言う)の最適化を図る。この最適化においては、粒子群最適化法(PSO)が用いられる。
ここで、この粒子群最適化法を簡単に説明しておく。
この粒子群最適化法は、メンバーシップ関数uにおける3つのパラメータ(m,γ,ν)と同じくパラメータであるクラスターの混合比率αの最適化が行われる。
すなわち、この粒子群最適化法では、粒子群の最良位置の探索が、以下に示す(11)式および(12)式の更新式により行われる。
Figure 0006008618
上記式中、Paraは粒子の位置を示すパラメータで、α,m,γ,νからなるベクトルである。Veloは粒子の速度ベクトルである。Randは「0」と「1」との間の乱数の対角行列である。w,c,cはスカラー定数である。pbset とgbest はそれぞれpbset とgbestの位置ベクトルである。
そして、これらの自由パラメータは、評価用データの誤識別率を最小にするように決定される。
すなわち、上記メンバーシップ関数uを用いたメンバーシップ*uが、正しいクラスに属するように、言い換えれば、正しいクラスのメンバーシップ*uの方が大きくなるように、最適化が図られる。
上述した準備工程にて、メンバーシップ関数uが求められることになる。
次に、上記FCM識別器を用いて、ごみレベルを検出する場合の実工程について簡単に説明する。
ここでは、ごみレベルを5つの範囲に分けるものとして説明する。例えば、図6に示すように、ごみ貯留用容器12内でのごみレベルを、0〜1(クラス1:中心値が0.5)、1〜2(クラス2:中心値が1.5)、2〜3(クラス3:中心値が2.5)、3〜4(クラス4:中心値が3.5)、4〜5(クラス5:中心値が4.5)に分けるものとして説明する。なお、図1のごみ貯留用容器12の部分に、0〜5のごみレベルを示しておく。
まず、撮影され且つ所定の処理(後述する)が施された画像データの、上記準備工程で求められた各クラスターの中心vに対するマハラノビス距離Dを求めるとともに、このマハラノビス距離を上記(7)式に代入して求められるメンバーシップ関数値uを上記(6)式に代入し、各クラスにおける各クラスターに対するメンバーシップ*uを求める。そして、クラスター毎に求められたメンバーシップ*uを加算し、クラス(i)毎のメンバーシップ*uを求める。
そして、各クラスにおけるメンバーシップ*uが求められると、各クラスの中心値(中央値)にメンバーシップ値が掛けられた値の総和が求められる。勿論、中心値にメンバーシップ*uが掛けられた値の総和を求める総和演算部(ソフトウエアにより実行される)が設けられている。
図6に基づき、具体的に説明すると、検出対象の画像データに対して、例えばクラス1(中心値が0.5)のメンバーシップ*uが0(ゼロ)、クラス2(中心値が1.5)のメンバーシップ*uが0.01、クラス3(中心値が2.5)のメンバーシップ*uが0.66、クラス4(中心値が3.5)のメンバーシップ*uが0.033で、クラス5(中心値が4.5)のメンバーシップ*uが0(ゼロ)である場合には、下記式で示される数値がメンバーシップとして得られる。
0.5×0+1.5×0.01+2.5×0.66+3.5×0.33+4.5×0=2.82
すなわち、出力値としては2.82が得られる。この値を、実際のごみ高さに変換すれば、ごみレベルを細かい値で表わすことができる。勿論、この出力値を、そのまま用いてもよい。
ここで、上述したFCM識別器の構成について説明しておく。
このFCM識別器は、図4に示すように、撮影画像取得部31で取得された画像データを例えば10000(100×100ピクセル)に区画する正規化部61と、この正規化部61で正規化された画像データを10000次元のベクトルにするベクトル化部62と、このベクトル化部62でベクトル化されたベクトルデータの次元を主成分分析により例えば50次元のデータに圧縮する次元圧縮部63と、この次元圧縮部63で次元圧縮された画像データの予め求められたクラスターの中心に対するマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離計算部64と、このマハラノビス距離計算部64で求められたマハラノビス距離に基づきメンバーシップ関数uおよびメンバーシップ*uを求める上記(7)式および(6)式が具備されたメンバーシップ計算部65と、このメンバーシップ計算部65で求められたメンバーシップ*uに基づき、当該画像データが、ごみレベルを表すどのクラスに属するかを判断するレベル判断部66とから構成されている。なお、次元圧縮部63、マハラノビス距離計算部64、メンバーシップ計算部65およびレベル判断部66での計算に際しては、データベース部(図示せず)から適切なごみ貯留用容器12の形状・寸法データ、画像圧縮係数、識別用パラメータなどが読み込まれて使用される。なお、実稼動時において、読み込まれる識別用パラメータは訓練などにより最適に調整された値である(説明を省略するが、パラメータの調整部などが具備されている)。
具体的な計算手順を説明すると、例えば分けるクラスが2つの場合、マハラノビス距離計算部64では、画像データの予め求められているクラスター中心に対するマハラノビス距離Dが求められ、そしてメンバーシップ計算部65では、マハラノビス距離Dに基づきメンバーシップ関数u(関数値)が求まり、このメンバーシップ関数uに基づきメンバーシップ*uが求められる。つまり、各クラスターに対してメンバーシップ*u,*uが求められる。そして、各クラス毎において、メンバーシップが加算されて、クラスにおけるメンバーシップ*uc1,*uc2が求められる。
そして、レベル判断部66において、これら求められた各クラスでのメンバーシップ*uc1,*uc2同士が比較されて、その値が大きい方に、この画像データが属していると判断される。
例えば、この判断時の各クラスにおけるメンバーシップを図5に示す。図5は、2つのクラス1およびクラス2に、それぞれ2つのクラスター1およびクラスター2をそれぞれ形成したもので、クラス1側には、v11のクラスター1とv12のクラスター2とがあり、またクラス2側にも、v21のクラスター1と、v22のクラスター2とがある。図5において、Xの地点が判断すべき画像データであるとすると、クラス1における一方のクラスター1に対するXのメンバーシップをu11、他方のクラスター2に対するXのメンバーシップをu12とし、またクラス2の一方のクラスター1に対するXのメンバーシップをu21、他方のクラスター2に対するXのメンバーシップをu22とすると、Xのクラス1に対するメンバーシップuは、u11+u12となり、またXのクラス2に対するメンバーシップuは、u21+u22となる。つまり、各クラスにおける各クラスターのメンバーシップの合計値(両クラスターに対するメンバーシップの高さの合計である)が各クラスに対するメンバーシップとなる。そして、そのメンバーシップu,uのうち、大きい方のクラスに所属していることになる。
なお、上述した粒子群最適化法にて誤識別率が最小となるように自由パラメータが探索されるが、例えばクラスターの混合比率αを変化させると、図5のクラスターの領域(等高線で示す)の形状が変化することになり、したがって2つのクラスの境界線も非線形に変化する。
そして、上述したように、クラスが5つである本実施の形態の場合には、図6のようなクラス分けになる。
次に、上記ごみ状態検出装置21を用いたごみ焼却炉の運転について説明する。
ごみレベル検出手段22にて、予め、訓練用データおよび評価用データにより、各種識別用のパラメータが決定されている状態において、ごみ貯留用容器12内が容器内撮影用カメラ27で例えば1秒間隔でもって静止画が取得される。
そして、この静止画は、ごみレベル判断部32に入力されて、ここでFCM識別器33にてクラス分けが行われるとともに、その際に得られたメンバーシップ*uに基づき、ごみレベルが求められる。
なお、FCM識別器33によるごみレベル(実線にて示す)と、超音波センサによる計測値(破線にて示す)とを比較した結果を図7に示しておく。
図7の矢印Eにて示すように、超音波センサによる計測値は、時々、誤った計測値を出力しているが、FCM識別器33により検出されたごみレベルは安定しており、実際のごみレベルに略一致していた。
すなわち、FCM識別器33を用いたごみレベル検出手段22の方が、従来のような超音波レベル計に比べて、ごみレベルを正確に測定することができる。
一方、上記ごみレベルは所定時間おきに検出されており、時系列でもって、そのごみレベルのデータがブリッジ検出手段23に入力されている。
このブリッジ検出手段23のごみレベル差算出部41では、時系列でもって連続的に入力されるごみレベルの前後データ間の差が求められ、このごみレベル差がブリッジ判断部42に入力されて、予め設定された閾値と比較されて、ブリッジが発生している状態か、それともブリッジが発生していない正常状態か、またはどか落ちなどが発生している異常状態かが判断される。
ブリッジが発生していると判断された場合には、このブリッジ検出手段23からごみ供給装置11のブリッジ解除装置14に解除指令が出力されて、ブリッジが解消される。
さらに、炉内撮影用カメラ26で撮影された画像は燃焼室画像取得部51に入力された後、燃え切り点検出部52に入力され、ここで、エッジ処理などの画像処理が施されて、火格子3上での燃え切り点が検出される。なお、この燃え切り点については、他の検出手段にて得られた値、例えばFCM識別器により検出した燃え切り点を用いてもよい。
一方、時系列で得られたごみレベルはごみレベル平均値算出部53に入力され、所定個数(例えば、10個分)についての平均値が求められる。
そして、このごみレベル平均値と上記検出された燃え切り点とが予測判断部54に入力されてごみ枯れが発生するか否かが予測される。
例えば、ごみレベルが低い場合(例えば、図1に示す「0〜1」の範囲である場合)で且つ燃え切り点が火格子3の前寄りである場合(ごみ供給口2側に近い場合)には、ごみ枯れが発生すると予測される。
この場合、例えばごみ焼却炉の中央制御装置を介してごみ投入用クレーンに対して、ごみ貯留用容器12内へのごみ投入指令が出力される。勿論、ブリッジが発生している場合には、やはり、中央制御装置を介してブリッジ解除装置14にブリッジの解除動作が指示される。
このように、ごみ貯留用容器12内のごみレベルをFCM識別器33により検出するとともに、このごみレベルに基づきブリッジが発生しているか否かを判断するようにしているので、より正確にブリッジの発生を知ることができる。また、同様に、FCM識別器33によるごみレベルに基づきごみ枯れを予測するようにしているので、より正確にごみ枯れを予測することができる。
なお、上述したFCM識別器の構成を一般的に且つ簡単に説明すると、以下のようになる。
このFCM識別器は、撮影用カメラにより撮影された画像データから複数の代表値を取得して正規化する正規化部と、この正規化部で得られた代表値よりなる画像データをベクトル化するベクトル化部と、このベクトル化部でベクトル化されたベクトルデータの次元を圧縮する次元圧縮部と、この次元圧縮部で圧縮されたベクトルデータの予め訓練用データで求められたクラスター中心に対するマハラノビス距離を求めるマハラノビス距離計算部と、このマハラノビス距離計算部で求められたマハラノビス距離を下記(13)式に示すメンバーシップ関数(u)に代入するとともにこの関数値を下記(14)式に代入してメンバーシップ(チルダu)を求めるメンバーシップ計算部と、このメンバーシップ計算部で求められたメンバーシップを用いて撮影画像を、例えば5つのクラス(ごみレベルの異なる範囲を示すクラス)に分けるレベル判断部(状態判断部ともいえる)とを具備したものである。
Figure 0006008618
但し、上記式中、αqjはクラスq内のクラスターjの混合比率、Sは分散共分散行列、πはクラスqの混合比率である。
また、次元圧縮部にて次元を圧縮する際に、主成分分析法を用いたものである。
さらに、(13)式にて示すメンバーシップ関数(u)における各パラメータ(m,γ,ν,α)の最適化を行う際に、粒子群最適化法が用いられている。
1 炉本体
2 ごみ供給口
3 火格子
4 焼却残渣取出口
5 燃焼室
11 ごみ供給装置
12 ごみ貯留用容器
12a 開口部
12b ごみ貯留用空間部
13 ごみ押出装置
14 ブリッジ解除装置
21 ごみ状態検出装置
22 ごみレベル検出手段
23 ブリッジ検出手段
24 ごみ枯れ予測手段
26 炉内撮影用カメラ
27 容器内撮影用カメラ
31 撮影画像取得部
32 ごみレベル判断部
33 FCM識別器
41 ごみレベル差算出部
42 ブリッジ判断部
51 燃焼室画像取得部
52 燃え切り点検出部
53 ごみレベル平均値算出部
54 予測判断部
61 正規化部
62 ベクトル化部
63 次元圧縮部
64 マハラノビス距離計算部
65 メンバーシップ計算部
66 レベル判断部

Claims (2)

  1. ごみ焼却炉の炉本体内にごみを供給するためのごみ貯留用容器内を撮影カメラにて撮影した撮影画像を所定時間間隔でもって取得する撮影画像取得部およびこの撮影画像取得部で取得された画像データからファジィc平均法を用いた識別器によりごみの表面高さであるごみレベルを判断するごみレベル判断部からなるごみレベル検出手段と、
    上記ごみレベル判断部にて得られたごみレベルを時系列でもって入力して所定個数のごみレベルの平均値を求めるごみレベル平均値算出部、炉本体内の燃え切り点を検出する燃え切り点検出部およびこれら求められたごみレベル平均値および燃え切り点を入力してごみ枯れを予測する予測判断部からなるごみ枯れ予測手段とを備えたことを特徴とするごみ焼却炉におけるごみ状態検出装置。
  2. ごみレベル判断部にて得られたごみレベルを時系列でもって入力して隣接するごみレベル値同士の差であるごみレベル差を求めるごみレベル差算出部およびこのごみレベル差算出部で求められたごみレベル差に基づきブリッジの有無を判断するブリッジ判断部からなるブリッジ検出手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のごみ焼却炉におけるごみ状態検出装置。
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