JP6006832B1 - コンビネーションバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】バッグ装着用基部材の装着面に複数種類のポーションバッグを任意に配置し、その配置を自在に変更できるコンビネーションバッグを提供する。【解決手段】バッグ装着用基部材2の外側の装着面10に、外面形状の異なる複数種類のポーションバッグ20を、連結具Jにより各ポーションバッグがそれぞれの一定の姿勢を維持できるようにかつ当該姿勢で相互に隣接するように装着する。異なる種類のポーションバッグ20の外面形状は、単一の単位形状U或いは複数の単位形状の組み合わせからなる。連結具Jは、各ポーションバッグの裏面に設けた連結子30と、装着面10上に規則的に点在させた複数の連結受部12とを相互に着脱自在に形成している。装着面を覆うように複数種類のポーションバッグを装着させた状態で、これらポーションバッグの全体を囲む輪郭Cを変えずにポーションバッグ相互の配置を変化できる。【選択図】図1

Description

本発明は、コンビネーションバッグに関する。
この種のコンビネーションバッグとして、大きなメインバッグの側面の所定位置に、形状の異なる複数のポーションバッグをそれぞれ取り付けたものが知られている(特許文献1の図4、特許文献2参照)。
特開2007−61305 特開2009−55944
特許文献1及び特許文献2のコンビネーションバッグは、大きさの異なる複数のバッグを組み合わせて機能性を高めたものであるが、デザインとしては、単純に複数の物品の形態を結合しただけであり、使い続けているうちに利用者に飽きられるおそれがある。
飽きの来ないデザインとしては、利用者の気分や用途に応じて形態を変化させることができるもの、利用者の遊び心をくすぐるようなものであることが望ましい。
本発明の目的は、バッグ装着用基部材の装着面に複数種類のポーションバッグを任意のパターンで配置することができ、その配置を自在に変更できるコンビネーションバッグを提供することである。
第1の手段として、
バッグ装着用の基部材2の外側の装着面10に、この装着面への対向方向から見た外面形状の異なる複数種類のポーションバッグ20を、連結具Jにより、各ポーションバッグ20がそれぞれの一定の姿勢を維持できるようにかつ当該姿勢で相互に隣接するように装着してなり、
異なる種類のポーションバッグ20の外面形状を、単一の単位形状U或いは複数の単位形状の組み合わせからなる形状とし、
上記連結具Jは、各ポーションバッグ20の裏面に設けた連結子30と、上記装着面10上に規則的に点在させた複数の連結受部12とを、相互に着脱自在に形成してなり、
上記連結子30は、表面側から見て、各ポーションバッグ20の少なくとも何れかの単位形状U内に設置されており、
また装着面10を覆うように複数種類のポーションバッグ20を装着させた状態で、上記対向方向から見て、これらポーションバッグ20の全体を囲む輪郭Cを変えずに、ポーションバッグ20相互の配置を変化させることができるように設けたコンビネーションバッグであって、
上記単位形状Uを三角形又は四角形とするとともに、上記ポーションバッグ20の形状を一つの単位形のみからなる多角形或いは複数の単位形状の組み合わせによりなる多角形とし、
多角形状の各ポーションバッグ20は、隣接する全てのポーションバッグに対して当該多角形の対向する各辺で当接する。
本手段は、図1及び図3に示すように、バッグ装着用の基部材2の外側に装着面10を形成し、この装着面10へ、外面形状の異なる複数種類のポーションバッグ20を、連結具Jにより、各ポーションバッグ20がそれぞれの一定の姿勢を維持できるようにかつ当該姿勢で相互に隣接するように装着することを提案する。上記連結具Jは、ポーションバッグ20の裏面側に設けた連結子30と、装着面10に設けた連結受部12とで形成する。またポーションバッグ20は、単一の単位形状U或いは複数の単位形状の組み合わせからなる形状からなる形状としている。例えば図1の横長のポーションバッグ20Bは、右半分の単位形状及び左半分の単位形状からなる。そして図5(B)に想像線で示すように、表面側から透視して見たときに、連結子は、ポーションバッグ20の少なくとも何れかの単位形状内にあるように設ける。また、連結受部12は、図3又は図5に示すように、装着面10のうち、この装着面10を覆う複数種類のポーションバッグ20の各単位形状と向かい合う単位領域10a毎に、配置している。これにより、装着面10を覆うように複数種類のポーションバッグ20を装着させた状態で、上記対向方向から見て、これらポーションバッグ20の全体を囲む輪郭Cを変えずに、ポーションバッグ20相互の配置を変化させることを可能としている。
ここで「基部材」とは、それ自体がバッグ機能を有するもの(メインバッグ)としてもよく、またバッグ機能を有しない基板としてもよいものとする。
「ポーションバッグ」とは、本明細書において、コンビネーションバッグ全体に対する一部のバッグ(部分バッグ)という意味に用いる。基部材をメインバッグとした場合には、これに付随するサブバッグとなる。
「連結子」及び「連結受部」という用語は、便宜的に、前者は連結具のうちでポーションバッグ側の部分、後者は装着面側の部分と使い分けているだけであり、“連結子”及び“連結受部”という言葉によって構造が限定されるものではない。例えば後述の連結子の構造及び連結受部の構造を相互に入れ替えても構わない。
「単位形状」は、最小のポーションバッグに相当する形状である。四角形(正方形、長方形、平行四辺形)や三角形などとすることが可能である。大きなポーションバッグの外面形状は複数の単位形状を組み合わせて形成する。
「ポーションバッグ20の全体を囲む輪郭C」とは、図1に示す縦長長方形、図6(A)に示す六角形(正三角形の角部を切り落とした六角形)、図6(B)の正方形などのおおよその形状をいうものとし、ポーションバッグの角部の丸みによる凹みや隙間は無視するものとする。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
上記連結子30は、各ポーションバッグ20の裏面の少なくとも一部の単位形状の中心に設置し、
上記連結受部12は、上記装着面上に仮想の格子パターンを形成するように格子点状に点在させ、
上記装着面10を覆うように複数種類のポーションバッグ20を装着したときに、これらポーションバッグ20の単位形状の中心と、上記格子パターンPの格子点とが一致するように格子パターンの形状及び格子間隔を設定した。
本手段では、例えば図5(A)に示すように、連結受部12を格子点状に配置することを提案している。本明細書において、「格子」とは、同一形状の多角形を空間上にタイルのように配置して形成される形状をいい、四角格子(矩形格子・正方格子・菱形格子)に限定されない。例えば図6に示す六角格子であってもよい。格子パターンの形状及び格子間隔は、上記装着面10を覆うように複数種類のポーションバッグ20を装着したときに、これらポーションバッグ20の単位形状の中心と、上記格子パターンPの格子点とが一致するように設定され、そして各ポーションバッグ20の裏面の少なくとも一部の単位形状の中心には連結子30を設置している。これにより、装着面10内でポーションバッグ20同士の配置パターンを変更しても、各連結子30を何れかの連結受部12へ連結できる。
の手段は、第1の手段又は第2の手段有し、かつ
上記連結具Jは、連結受部12に対して連結子30を装着面10と平行な方向へ移動させることで分離できるようにした。
本手段では、図4に示すように、連結子30を装着面10と平行な方向へ移動することで連結受部12から分離できるようにしている。連結子30を装着面10から離す方向に移動することで取り外す場合と比べて、人込みの中でポーションバッグ20が他人の持ち物などに引っ掛かって外れてしまうことを防止できる。
の手段は、第1の手段から第の手段のいずれかを有し、かつ
複数種類のポーションバッグ20として、第1種ポーションバッグ20Aと第2種ポーションバッグ20Bと第3種ポーションバッグ20Cとを設けており、
第1種ポーションバッグ20Aの外面形状は単一の単位形状であり、
第2種ポーションバッグ20Bの外面形状は2つの単位形状が連続した形状であり、
第3種ポーションバッグ20Cの外面形状は3つ以上の単位形状が連続した形状とした。
本手段は、図1に示すように、ポーションバッグ20の態様として、外面形状を単一の単位形状とした第1種ポーションバッグ20A、外面形状を2つの単位形状が連続した形状とする第2種ポーションバッグ20B、外面形状を3つ以上の単位形状が連続した形状とする第3種ポーションバッグ20Cとすることを提案している。3種類のポーションバッグ20を利用することでレイアウトの変更の自由度が増加し、パズルのように組み合わせることができる。
の手段は、第1の手段から第の手段のいずれかを有し、かつ
上記基部材2を弯曲可能な材料で形成するとともに、
装着面10と平行な方向から見たポーションバッグ20の形状を、外側が幅広のテーパ状とした。
第3種ポーションバッグ20Cの外面形状は3つ以上の単位形状が連続した形状とした。
本手段は、図10に示すように、装着面10と平行な方向から見たポーションバッグ20の形状を、外側が幅広のテーパ状としたので、使用中に基部材2を弯曲させることでポーションバッグ20同士の間に隙間が生ずることを防止できる。例えば基部材2をリュックサック型として身体に身に着け、身体を屈めたような場合を想定している。
第1の手段に係る発明によれば、装着面10を覆うように複数のポーションバッグ20を装着したときに、装着面への対向方向から見て、これらポーションバッグ20の全体を囲む輪郭Cを変えずに、ポーションバッグ20相互の配置を変化させることができるように設けたから、必要に応じてポーションバッグを組み合えることができ、かつ異なる外面形状のポーションバッグの組み合わせを変更する楽しみがあるので、利便性及びデザイン性を向上できる。
第2の手段に係る発明によれば、連結受部12を格子点状に点在させたので、複数種類のポーションバッグを規則正しく、体裁よく配列させることができる
の手段に係る発明によれば、連結具Jは、連結受部12に対して連結子30を装着面10と平行な方向へ移動させないと分離できないので、例えば電車の中で他人が不正にポーションバッグを外方へ引っ張って取り外そうとしても取り外しできない。
の手段に係る発明によれば、少なくとも3種類の形状のポーションバッグを組み合わせたので、ポーションバッグ20をパズルのように組み合わせてレイアウトの変更を楽しむことができる。
の手段に係る発明によれば、ポーションバッグの形状を外側に巾広のテーパ状としたから、基部材2を身体に身に着けたときに、身体の曲げ伸ばしに応じて基部材が弯曲しても、ポーションバッグ同士の間に隙間を生じて体裁を損なうことがない。
本発明の第1実施形態に係るコンビネーションバッグの正面図である。 図1のコンビネーションバッグの斜視図である。 図1のコンビネーションバッグの分解斜視図である。 図1のコンビネーションバッグを側方から見た作用説明図である。 図1のコンビネーションバッグの格子パターン(四角格子)を示すために模式的に描いた説明図であり、同図(A)はポーションバッグを装着する前の基部材の前面図を、同図(B)は、ポーションバッグを装着した状態を表す図である。 本発明の第2実施形態に係るコンビネーションバッグの格子パターン(六角格子)を示すために模式的に描いた説明図であり、同図(A)は正六角格子を、同図(B)は変形六角格子をそれぞれ表している。 本発明の参考例に係るコンビネーションバッグの正面図である。 本発明の第実施形態に係るコンビネーションバッグの分解斜視図である。 本発明の第実施形態に係るコンビネーションバッグの側面図である。 図9のコンビネーションバッグの一つのポーションバッグの斜視図である。 図9のコンビネーションバッグの作用説明である。
図1から図5は、本発明の第1実施形態に係るコンビネーションバッグを示している。このコンビネーションバッグは、バッグ装着用の基部材2と、複数のポーションバッグ20とで形成している。
基部材2は、ポーションバッグ20を装着するための装着面10を有する部材であればよい。本実施形態の基部材2は、それ自体がバッグ機能を有するメインバッグ2Aとして形成しているが、後述の通り、バッグ機能を有しないものでも構わない。また上記メインバッグは、図示例の背負い鞄型に限定されず、それ以外の鞄(例えば手提げ鞄)であってもよい。
本実施形態のメインバッグ2Aは、図3〜図4に示すように、背板部である後部4a及び前部4bを、底部4c及び側部4dに比べて広く設けた箱形であり、その頂部4eに第1開口部6を形成している。後部4aには肩ベルト8を付設している。これらの構造は適宜変更することができる。メインバッグ2Aは変形可能な柔軟な材料で形成することが好適である。
上記メインバッグ2Aの前部4bの外面は、図3に示すように、装着面10として平らに形成しており、この装着面10に複数の連結受部12を規則正しく点在させている。
本実施形態の装着面10は、四角形(図示例では長方形)であり、縦方向及び横方向の各辺の長さは、後述のポーションバッグ20の単位形状Uの対応する辺の長さの整数倍としている。図2において、符号B2は、上記単位形状Uの対応する辺の長さと等しい間隔で描いた仮想の境界線を示す。これら境界線により区画された装着面10の各部分(単位領域10aという)の中心にそれぞれ上記連結受部12を固定させている。この構成により、これら連結受部12が、四角格子タイプの格子パターンPで配置されるようにしている(図5(A)参照)。
上記連結受部12は、後述の連結子30の挿入片32を挿入するための挿入口14を有し、挿入片32を挿入することでロックがかかるとともに、連結受部12の適所に設けた押釦16を押すとロックが解除されるように設けている。図示例では、挿入口14を連結受部12の上面に形成しているが、連結受部12の側面又は下面に設けても構わない。連結受部12と連結子30とで連結具Jが形成される。
ポーションバッグ20は、裏面部22に固定させた連結子30を有し、この連結子30を介して上記装着面10に装着できるように形成している。
この装着面10へ装着した状態でポーションバッグ20の外面形状は、単位形状Uを組み合わせた形状としている。単位形状Uを、正方形や正三角形などの正多角形とすると、ポーションバッグ20の配列の自由度が大となって好適である。しかし、長方形・菱形・二等辺三角形・直角三角形などの多角形としてもよい。なお、ポーションバッグ20外面形状とは、装着面10と向かい合う方向(対向方向という)から見た形状をいうものとする。
図示のポーションバッグ20は、裏面部22及び表面部24をほぼ平行に、これら両面部に対して周面部26をほぼ垂直に形成しているが、これらの形状は適宜変更することができる。ポーションバッグ20には開口部を設けることが望ましい。開口部の位置は任意であるが、表面部24に設けると使い勝手がよい。作図は省略するが、例えば表面部の中心線に沿って直線状の一本の開口部を設けてもよい。また表面部の隣接する二辺に沿ってL字形の開口部を、或いは表面の三辺に沿ってコの字形の開口部を設けることができる。開口部は、ジッパー付きの開閉可能な開口部とすることができる。
上記連結子30は、裏面部22に固定させた固定板から、この固定板と平行な方向へ挿入片32を突設している。連結子30は、ポーションバッグ20の何れかの単位形状Uの中心付近に位置するように配置することが望ましい。単位形状Uの中心は、例えば図心とすることができ、四角形の場合には2本の対角線の交点、真円の場合には円の中心である。
本発明においては、ポーションバッグ20として、外面形状の異なる複数種類のものを設けている。これにより、一定の広がりの装着面10内において、利用者が各種類のポーションバッグ20の配置を変えて、レイアウトを工夫する楽しみを生ずる。
本発明の必須条件ではないが、好適な態様を次に掲げる。
(1)格子パターンの異なる方向の格子間隔を同じにすると、ポーションバッグの位置だけでなく、向きを変えてポーションバッグ20を再配置することができ、レイアウトのパターンが増えるので、面白味が高まる。
(2)各種類毎に固有の装飾的要素(色彩や柄など)を設定すると、審美性が高まり、レイアウトの楽しみを増大させる。
(3)各ポーションバッグ20の厚みを一定とすることで、装着面10に装着したときの各ポーションバッグ20の表面部24がほぼ面一になるようにすると、装着面10に対して斜め方向から見ても、ポーションバッグ20全体のレイアウトが容易に観察者の視野に入り、本発明のコンビネーションバッグの外観のユニークさを際立たせることができる。
ポーションバッグ20の種類は任意であるが、この明細書では、複数種類のポーションバッグ20を便宜的に第1種ポーションバッグ20Aと第2種ポーションバッグ20Bと第3種ポーションバッグとに分類している。
第1種ポーションバッグ20Aの外面形状は単一の単位形状Uである。この場合には、その単位形状Uの中心に連結子30を設ける。
第2種ポーションバッグ20Bの外面形状は2つの単位形状Uが連続した形状である。この場合には、各単位形状Uの中心に連結子30を設ける。
第3種ポーションバッグ20Cの外面形状は3つ以上の単位形状が連続した形状である。この場合、ポーションバッグ20を構成する単位形状の数が多いときに、その全てについて連結子30を設けると、そのポーションバッグ20を装着面10へ着脱する作業に手間がかかる。そこでポーションバッグ20の姿勢を維持するのに必要な程度で幾つか(例えば3個のポーションバッグであれば両側、6個のポーションバッグ20であれば四隅)の単位形状Uの中心に連結子30を設ければ足りる。
図示例では、これら各種類のポーションバッグの外面形状を四角形とし、この四角形の隣り合う2辺の長さを単位長さ(上述の正方格子の格子間隔)の整数倍としている。これにより、ポーションバッグの配列を工夫する面白味が高まる。
上記ポーションバッグ20を装着面10へ取り付けるときには、図3に示す状態から一点鎖線で示すように、各ポーションバッグ20の連結子30の挿入片32を装着面10の連結受部12の挿入口14へ挿入して固定させるとよい。これにより連結具Jを介してポーションバッグ20を装着面10へ連結することができる。例えば図3中で一番下の第三種ポーションバッグ20を、そのまま装着面10の下半部へ取り付けてもよいが、装着面10の上半分へ取り付けてもよい。さらに残りのポーションバッグ20を、装着面10の空きの部分へ装着すればよい。図1の例では単位形状Uがやや図面左右方向へ長い長方形であるので、同じ第2種ポーションバッグ20Bでも形状が少し異なる。こうした制約を考慮しつつ、レイアウトの変更を行うとよい。
これに対して、図5に示すように単位形状Uが正方形である場合には、例えば縦長のポーションバッグ20を、横長の姿勢へ向きを変えても装着面10に装着することができ、レイアウトの自由度が広がる。
ポーションバッグ20を装着面10から外すときには、例えばメインバッグ2Aを図4に示すように前側へ変形してポーションバッグ20の自由端部28を掴んでポーションバッグ20と装着面10との間に手を入れ、連結受部12の押釦16を操作して連結受部12と連結子30とのロックを外し、上方へ引き上げればよい。単純にポーションバッグ20を水平方向外側へ引っ張っても外れないので、人込みの中で他物にポーションバッグ20が引っかかって取れたり、或いは他人がそれを不正に外して盗難するということが起こりにくい。
図5(A)は、本発明の装着面Sの構成の概念図であり、簡単のために連結受部12を小さい丸印で描いている。同図において、連結受部12は、想像線で描いた仮想の格子線Lが交わる格子点にそれぞれ配置されている。図示例では、その格子パターンPを正方格子としている。各格子点は、装着面10の単位領域10aの中心に位置している。図5(A)では一つの単位領域のみを一点鎖線で描いている。この単位領域10aは、装着面10に装着されたポーションバッグ20の各単位形状Uと向かい合うように形成されている。
図5(B)は、図5(A)の装着面10に複数種類のポーションバッグ20を装着した状態を描いている。簡単のために連結子30も丸印で描いている。図示例では1個の第1種ポーションバッグ20AA、3個の第2種ポーションバッグ20B、単位形状3個分の第3ポーションバッグ20及び単位形状6個分の第3種ポーションバッグ20Cを用いて装着面10の全体を覆っている。これらポーションバッグ20の配置と向きとを変形して、ポーションバッグ20全体の輪郭Cを変えないように、パズルゲームのように異なる形状のポーションバッグ20を組み合わせることができる。これにより、利用者自体がコンビネーションバッグのレイアウトを変更することができる。
以下、本発明の他の実施形態について説明する。これらの説明において第1実施形態と同じ構成については解説を省略する。
図6は、本発明の第2実施形態に係るコンビネーションバッグを示している。図5と同じように連結子30及び連結受部12を図面で大小の丸印として描いている。本実施形態では、装着面10の連結受部12の格子パターンPを六角格子としたものである。
図6(A)は、格子パターンを正六角格子とするとともに、ポーションバッグ20の単位形状Uを正三角形としている。こうした正六角格子の形状は、ハニカム(蜂の巣)形状などとも呼ばれている。
図6(B)は、上記格子パターンPを変形六角格子とするとともに、ポーションバッグ20の単位形状Uは直角三角形としている。
図7は、本発明の参考例に係るコンビネーションバッグを示している。
本実施形態では、上記異なる種類のポーションバッグ20の外面形状を、第1実施形態のように単一の単位形状U或いは複数の単位形状の組み合わせからなる形状の代わりに、単位形状Uである単位円或いは相互に隣接する複数の仮想の単位円に外接するループ形としている。第1実施形態に準じて、一つの単位形状Uからなるものを第1種ポーションバッグ20A、2つのみの単位形状Uを連続してなるものを第2種ポーションバッグ20B、3つ以上の単位形状Uを連続してなるものを第3種ポーションバッグ20Cというものとする。
第1種ポーションバッグ20Aの外面形状は単一の円である。第2種ポーションバッグ20B及び第3種ポーションバッグ20Cの外面形状は、一部の単位円の円弧と、隣り同士の単位円同士の間で両単位円に外接する線分とで構成されている。
第1実施形態のコンビネーションバッグとは外観が異なるが、単位形状の組み合わせにより複数種類のバッグの外面形状を形成するとともに、装着面10のうち単位形状の中心に対応する箇所に格子点状に連結子30を配置して、レイアウトの変更を可能とするという本発明の原理はそのまま当てはまる。図示例では、格子パターンを正方格子としているが、矩形(長方形)の格子や六角格子にも適用できる。
本参考例の発明では、ポーションバッグ20の単位形状を円形としたので、ポーションバッグ20同士の間に隙間が広く生じる。従ってポーションバッグ20を取り外すときに、その隙間からポーションバッグ20と装着面10との間に手を入れて、連結具Jのロックを解除する作業が容易となる。
なお、本参考例の発明の構成及び効果を下記に付記する。
異なる種類のポーションバッグ20の外面形状を、単一の単位形状U或いは複数の単位形状の組み合わせからなる形状の代わりに、単位形状Uである単位円或いは相互に隣接する複数の仮想の単位円に外接するループ形としている。
本構成では、ポーションバッグ20の外面形状を、単位形状である単位円、或いは相互に連続する単位円を包摂するループとして形成している。このため、ポーションバッグ20の輪郭の少なくとも一部に単位円の円弧が現れるから、ポーションバッグ相互の隙間が生じ、ポーションバッグ20を取り外す際に、その隙間に手を入れてポーションバッグ20を把持することが容易となる。
この構成によれば、上記異なる種類のポーションバッグ20の外面形状を、単位形状Uである単位円、或いは相互に隣接する複数の仮想の単位円に外接するループ形としたので、ポーションバッグの取り外しが容易となる。
図8は、本発明の第実施形態に係るコンビネーションバッグを示している。本実施形態では、基部材2を、メインバッグに代えて、平板状の基板2Bにしたものである。図示例の基板2Bは横方向に長く、2つの短辺にベルト8を付設している。図示のベルトは、一対のベルト部分からなり、基板2Bから離れたベルトの端部を相互に着脱可能としている。もっとも、その形状は適宜変更することができる。図示例のものは、例えば人間の胴体に巻き付け、装着することに適しているが、取り付ける場所に対応して、例えば基板2Bを縦長にして、2つの長辺側にベルトを付設することで、腕などに装着し易くしてもよい。図面中、34は第2開口部である。
なお、基板2B以外の構成に関しては、先の実施形態の説明を援用する。
図9から図11は、本発明の第実施形態に係るコンビネーションバッグを示している。本実施形態では、図10に示すように、装着面10へ装着した状態でポーションバッグ20を装着面10と平行な方向から見てテーパ状に形成したものである。すなわち、装着面10に近い側の幅aと比べて、装着面10から遠い側の幅bを広くしている。このような構成とした理由は、基部材2を人の身体に装着したときに、身体の動きに対応してポーションバッグ20同士の間に隙間を生じ、体裁を損ねることを防止するためである。
図9は3つのポーションバッグ20を平らな装着面10に装着した状態を描いている。3つのポーションバッグ20はもともと同じテーパ形状であるが、相互に当接しあって若干変形している。図11のように基部材2を背負って身体をかがめると、各ポーションバッグ20はもともとテーパ状であるので、相互の間に隙間を生じない。
2…バッグ装着用の基部材 2A…メインバッグ 2B…基板
4a…後部(背板部) 4b…前部 4c…底部 4d…側部 4e…頂部
6…開口部 8…ベルト(肩ベルト)
10…装着面 10a…単位区画
12…連結受部 14…挿入口 16…押釦
20…ポーションバッグ 20A…第1種ポーションバッグ
20B…第2種ポーションバッグ20BC…第3種ポーションバッグ
22…裏面部 24…表面部 26…周面部 28…自由端部
30…連結子 32…挿入片 34…第2開口部
B1、B2…境界線
D…対向方向
C…輪郭 J…連結具 L…格子線
P…格子パターン U…単位形状

Claims (5)

  1. バッグ装着用の基部材(2)の外側の装着面(10)に、この装着面への対向方向から見た外面形状の異なる複数種類のポーションバッグ(20)を、連結具(J)により、各ポーションバッグ(20)がそれぞれの一定の姿勢を維持できるようにかつ当該姿勢で相互に隣接するように装着してなり、
    異なる種類のポーションバッグ(20)の外面形状を、単一の単位形状(U)或いは複数の単位形状の組み合わせからなる形状とし、
    上記連結具(J)は、各ポーションバッグ(20)の裏面に設けた連結子(30)と、上記装着面(10)上に規則的に点在させた複数の連結受部(12)とを、相互に着脱自在に形成してなり、
    上記連結子(30)は、表面側から見て、各ポーションバッグ(20)の少なくとも何れかの単位形状(U)内に設置されており、
    また装着面(10)を覆うように複数種類のポーションバッグ(20)を装着させた状態で、上記対向方向から見て、これらポーションバッグ(20)の全体を囲む輪郭(C)を変えずに、ポーションバッグ(20)相互の配置を変化させることができるように設けたコンビネーションバッグであって、
    上記単位形状(U)を三角形又は四角形とするとともに、上記ポーションバッグ(20)の形状を一つの単位形状のみからなる多角形或いは複数の単位形状の組み合わせによりなる多角形とし、
    多角形状の各ポーションバッグ(20)は、隣接する全てのポーションバッグに対して当該多角形の対向する各辺で当接する、ことを特徴とする、コンビネーションバッグ。
  2. 上記連結子(30)は、各ポーションバッグ(20)の裏面の少なくとも一部の単位形状の中心に設置し、
    上記連結受部(12)は、上記装着面上に仮想の格子パターン(P)を形成するように格子点状に点在させ、
    上記装着面(10)を覆うように複数種類のポーションバッグ(20)を装着したときに、これらポーションバッグ(20)の単位形状の中心と、上記格子パターン(P)の格子点とが一致するように格子パターンの形状及び格子間隔を設定したことを特徴とする、請求項1に記載のコンビネーションバッグ。
  3. 上記連結具(J)は、連結受部(12)に対して連結子(30)を装着面(10)と平行な方向へ移動させることで分離できるようにしたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のコンビネーションバッグ。
  4. 複数種類のポーションバッグ(20)として、第1種ポーションバッグ(20A)と第2種ポーションバッグ(20B)と第3種ポーションバッグ(20C)とを設けており、
    第1種ポーションバッグ(20A)の外面形状は単一の単位形状であり、
    第2種ポーションバッグ(20B)の外面形状は2つの単位形状が連続した形状であり、
    第3種ポーションバッグ(20C)の外面形状は3つ以上の単位形状が連続した形状としたことを特徴とする、請求項1から請求項の何れかに記載のコンビネーションバッグ。
  5. 上記基部材(2)を弯曲可能な材料で形成するとともに、
    装着面(10)と平行な方向から見たポーションバッグ(20)の形状を、外側が幅広のテーパ状としたことを特徴とする、請求項1から請求項のいずれかに記載のコンビネーションバッグ。
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