JP6006679B2 - インターフェース、及び情報処理装置 - Google Patents

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本発明は、インターフェース、及びそれを備えた情報処理装置に関する。
PC(Personal computer)や、スマートフォン、スマートパッド等の情報を入力するインターフェースとして、キーボードやタッチパネルセンサ等が知られている。
上述したインターフェースのうち、キーボードは、高速な文字入力が可能であるが、主に机上での使用を前提としており、その大きさのため必ずしも携帯用途には向かない。
タッチパネルセンサとしては、例えば、下記非特許文献1にも示されるように、各種の方式が知られており、近年急速に発達している。タッチパネルセンサは、構造が単純化できるとともに、表示と入力とを同一の画面上で行うことができるため、小型化を実現でき、持ち運びが容易である。
しかしながら、スマートフォン等に搭載される小型のタッチパネルセンサでは、画面上に表示できるキーの数が限られている。そのため、一つのキーに複数の文字を割り当て、複数回のタッチ操作や、フリックの方向により、割り当てられた文字の中から所望の文字を選択する必要があり、操作が煩雑となるとともに、大量の情報入力が困難である。また、実際にキー操作が終了したか否かを、画面上を確認しながら操作を行う必要があり、使用者への負担が大きい。
中谷健司、「タッチパネルの市場と材料技術動向」、電気硝子工業会、電気ガラス、45号、P7−13
ところで、近時では、上述したタッチパネルセンサ等の入力部を有するインターフェースを、腕や手等の生体に装着した状態で使用する技術(いわゆる、ウェアラブルインターフェース)が検討されている。
この場合、例えば下記のような課題がある。
まず、上述したように一般的なタッチパネルセンサは、主にガラスやプラスチック等の比較的硬い素材を用いており、柔軟性を付与するのが困難である。そのため、携帯性が悪く、またウェアラブルインターフェースに採用した場合に、生体の外面形状や変形に充分に追従させることができないという課題がある。
さらに、タッチパネルセンサが液晶画面と一体化している場合には、インターフェースの重量も問題となる。すなわち、筋力の低下した患者や、高齢者等の場合、インターフェースを長時間保持しながら入力する作業は困難である。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、軽量化及び薄型化を図るとともに、柔軟性に優れたインターフェース、及びそれを備えた情報処理装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明に係るインターフェースは、感圧式の入力部を備えたインターフェースにおいて、前記入力部は、導電性を有する感圧部と、前記感圧部の両面に各別に配置され、前記感圧部に入力される荷重の変化を検出する第1電極部及び第2電極部と、を備え、前記感圧部は、導電性高分子及びバインダー樹脂を含有する混合物が、繊維または布地にコーティングされてなり、前記入力部が操作された際に、入力確定を示すフィードバック力を使用者に付与するフィードバック機構を備え、前記フィードバック機構は、前記入力部のうち、使用者の操作位置と重なるように配設された紐材と、前記入力部が操作された際に前記紐材を変位させる駆動手段と、を備え、前記紐材の一部には、他の部分に対して拡大された拡大部が設けられていることを特徴としている。
(2)本発明に係るインターフェースは、感圧式の入力部を備えたインターフェースにおいて、前記入力部は、導電性を有する感圧部と、前記感圧部の両面に各別に配置され、前記感圧部に入力される荷重の変化を検出する第1電極部及び第2電極部と、を備え、前記感圧部は、導電性高分子及びバインダー樹脂を含有する混合物が、繊維または布地にコーティングされてなり、前記入力部が操作された際に、入力確定を示すフィードバック力を使用者に付与するフィードバック機構を備え、前記フィードバック機構は、前記入力部のうち、使用者の操作位置と重なるように配設された紐材と、前記入力部が操作された際に前記紐材を変位させる駆動手段と、を備え、前記駆動手段は、前記紐材に連結され、前記入力部が操作された際に回転することで前記紐材を変位させる駆動モータであることを特徴としている。
(3)本発明に係るインターフェースは、感圧式の入力部を備えたインターフェースにおいて、前記入力部は、導電性を有する感圧部と、前記感圧部の両面に各別に配置され、前記感圧部に入力される荷重の変化を検出する第1電極部及び第2電極部と、前記第2電極部上に配列されるとともに、使用者により操作可能な複数のキーと、を備え、前記感圧部は、導電性高分子及びバインダー樹脂を含有する混合物が、繊維または布地にコーティングされてなり、前記第1電極部及び前記第2電極部は、前記感圧部を厚さ方向から見た平面視で互いに交差するグリッド状に配設され、前記平面視において、前記キーそれぞれと重なる位置には、前記第1電極部及び前記第2電極部の交点が少なくとも1つずつ配置され、使用者にフィードバック力を付与するフィードバック機構を備え、前記フィードバック機構は、前記入力部のうち、使用者の操作位置と重なるように配設された紐材と、前記入力部が操作された際に前記紐材を変位させる駆動手段と、を備え、前記紐材の一部には、他の部分に対して拡大された拡大部が設けられていることを特徴としている。
このような特徴により、固化したバインダー樹脂に含まれる導電性高分子が、圧力変化による微弱な電気信号の変化を伝達できるため、高感度及び高精度の電気信号を出力できる。また、固化したバインダー樹脂により感圧部の機械的強度が高められているため、例えば生体に装着された状態においても、感圧部が外力により破損し難く、耐久性に優れる。
特に、感圧部を布状とすることで、軽量化及び薄型化を図るとともに、柔軟性に優れたインターフェースを提供することができる。そのため、大掛かりなインターフェースが不要になり、携帯性を向上させることができる。
しかも、感圧部は、布状とされているため、使用者の操作によって柔軟に変形することになる。そのため、使用者は、入力操作が確定したか否かを、操作する指先等の感覚だけではなく、感圧部の変形によりインターフェースが装着された生体側からの感覚によっても判断でき、適切な入力操作を行うことができる。この場合には、例えば視覚に頼らないブラインドタッチが可能になる。
また、入力部が操作された際に駆動手段を駆動させ、紐材を変位させることにより、使用者の指等に刺激を与える(フィードバック力を付与する)ことで、入力部の操作を使用者に向けてフィードバックすることができる。
ところで、本発明の入力部(感圧部)は柔軟性に優れた布状とされているため、例えば回転式振動子(バイブレータ)等の駆動による振動を間接的に使用者に付与する構成等では、伝達効率が低く、使用者に確実にフィードバック力を付与することが難しい。
これに対して、本発明の構成によれば、紐材が入力部のうち、使用者の操作位置に対応する領域上に配設されているため、紐材の変位が機械的な刺激として直接使用者の指等に付与されることになる。これにより、入力部の操作を使用者に対して確実にフィードバックすることができる。
)上記本発明に係るインターフェースにおいて、前記紐材の一部には、他の部分に対して拡大された拡大部が設けられていてもよい。
この構成によれば、紐材の一部に拡大部が設けられているため、延在方向において紐材の太さが異なることになる。そして、駆動手段の駆動により紐材が変位することで、紐材と使用者の指等との接触位置や、接触時間等によって、紐材から使用者に付与されるフィードバック力に強弱を付けることが可能になる。これにより、入力部の操作を使用者に対して確実にフィードバックすることができる。
)上記本発明に係るインターフェースにおいて、前記紐材は、前記感圧部に連結され、前記駆動手段の駆動により変位することで、前記感圧部を変形しうるように構成されていてもよい。
この構成によれば、紐材の変位により感圧部を変形させることで、入力部を操作した使用者に刺激を与えることができる。これにより、入力部の操作を使用者に対して確実にフィードバックすることができる。
)上記本発明に係るインターフェースにおいて、前記入力部は、前記感圧部に入力される荷重に応じて異なるキー操作が割り当てられていてもよい。
この構成によれば、感圧部に入力する荷重を調整することで、異なる情報(キー操作)を出力することができるので、優れた利便性を具備させることができる。
特に、感圧部が布状とされているため、使用者が入力する荷重が大きくなるに従い、その変形量が大きくなる。そのため、使用者は、感圧部の変形量をフィードバックして、感圧部に入力すべき荷重を適切にコントロールすることができる。
)上記本発明に係るインターフェースにおいて、可撓性を有し、使用者の生体に着脱可能に装着される装着部を備え、前記入力部が前記装着部に配設されていてもよい。
この構成によれば、上述したように感圧部が布状とされているため、装着部を生体に装着させた場合に生体の外面形状や変形に充分に追従させることができる。さらに、上述したように入力部の軽量化及び薄型化を図ることで、生体に装着した使用状態(入力状態)を長時間保持することが可能になる。
)上記本発明に係るインターフェースにおいて、前記装着部は、使用者の手に着脱可能な手袋形状に形成され、前記入力部は、前記装着部のうち、指の掌側に配置されるとともに、前記指の関節間ごとに異なるキー操作が割り当てられていてもよい。
この構成によれば、各関節間に異なるキー操作が割り当てられているため、使用者はどのキー操作しているかを容易に判断でき、ブラインドタッチを可能にする等、優れた操作性を具備させることができる。
)上記本発明に係る情報処理装置において、上記本発明のインターフェースを備えていることを特徴としている。
この構成によれば、上記本発明のインターフェースを備えているため、軽量化及び薄型化を図るとともに、柔軟性に優れた情報処理装置を提供できる。
本発明によれば、軽量化及び薄型化を図るとともに、柔軟性に優れたインターフェース、及びそれを備えた情報処理装置を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る情報処理装置を示す概略構成図(平面図)である。 (a)は入力部(センサ部)の平面図、(b)は(a)のA−A線に相当する断面図、(c)は(b)に相当する断面図であって、入力部の操作方法を説明するための説明図である。 第2実施形態における情報処理装置の概略構成図(平面図)である。 第3実施形態におけるインターフェースの平面図である。 図4のB−B線に沿うインターフェースの断面図である。 図5のC部拡大図である。 フィードバック機構の変形例を示す断面図である。 フィードバック機構の変形例を示す断面図である。 フィードバック機構の変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態の情報処理装置1を示す概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態の情報処理装置1は、生体11に着脱可能に設けられたインターフェース12と、このインターフェース12に入力された情報に基づいて図示しない表示部等の出力装置に情報を出力する情報処理部13と、を主に有している。
インターフェース12は、例えば一方の前腕14等、生体11に装着される筒状の装着部21と、この装着部21のうち周方向の一部に配設され、使用者により操作可能な感圧式の入力部22と、を備えている。
装着部21は、布体等の可撓性を有する材料により形成され、一方の前腕14の外面形状に倣って密着するような形で一方(例えば、左)の前腕14に装着されている。なお、装着部21は、前腕14に装着可能な構成であれば、筒状に限らず、装着部21をC字状とし、その両端部同士をベルト等で結ぶ構成等、適宜設計変更が可能である。
入力部22は、装着部21の外周面のうち、前腕14の内側に位置する部分(掌側)に配設されたキーパッド24と、装着部21内においてキーパッド24に対応する部分に配設されたセンサ部25(図2参照)と、を有している。
キーパッド24は、各種の文字、記号及び機能の信号の出力が割り当てられた複数のキー26を備えるキーボード状とされており、左右の指のうち、インターフェース12が装着されていない側(右側)の指27(図2参照)や、タッチペン等の指示具等をキー26に接触させ、操作可能(加圧、スライド、タップ動作等)とされている。
図示の例において、キーパッド24は、装着部21の軸方向及び周方向に沿ってマトリクス状に各種キー26が割り当てられている。具体的に、「あ行」・・・「わ行」までの子音が軸方向(X方向)に沿って割り当てられるとともに、「あ段」・・・「お段」までの母音が周方向(Y方向)に沿って割り当てられており、操作されたキー26に応じた電気信号が情報処理部13に向けて出力されるようになっている。なお、キーパッド24は、いわゆるQWERTY配列等に構成しても構わない。
図2(a)は入力部22(センサ部25)の平面図、図2(b)は(a)のA−A線に相当する断面図、図2(c)は(b)に相当する断面図であって、入力部22の操作方法を説明するための説明図である。なお、図2(a)においては、上述した装着部21(キーパッド24)の図示を省略している。
図2(a),(b)に示すように、本実施形態の入力部22は、導電体からなる感圧部31と、この感圧部31の導電面のうち、一方の導電面(図2(b)中上面)上に並設された複数の第1電極部32と、他方の導電面(図2(b)中下面)上に並設された複数の第2電極部33と、を有している。
<感圧部>
感圧部31は、導電性高分子及びバインダー樹脂を含有する混合物が、繊維または布地にコーティングされてなる。以下、感圧部31の組成について詳述する。
前記導電性高分子の種類は特に制限されず、従来公知の導電性高分子が適用可能である。例えば、導電性及び親水性に優れるPEDOT−PSS、PEDOT−S等が挙げられる。親水性に優れる導電性高分子を用いることにより、導電体(感圧部31)の導電部位の親水性を高めることができる。親水性が高い導電部位を有する導電体は、皮膚に対する親和性が高く、本実施形態の感圧部31の用途に適する。
PEDOT−PSSは、モノマーである3,4−エチレンジオキシチオフェンが、ポリ(4−スチレンスルホン酸)の存在下で重合して得られる導電性ポリマーである。PSSはPEDOTに負電荷を付与するドーパントとして機能する。導電性高分子の導電性を高める観点から、導電性高分子にはドーパントが含有されていることが好ましい。
PEDOT−PSSが単独で固化された導電体は、PEDOT−PSSが有する高い吸水性により、発汗する皮膚等の比較的湿潤な環境においてゲル化し、機械的強度が極端に低下する。このため、棒状または板状に加工したPEDOT−PSSからなる導電体を単独で皮膚面に設置して、長期間に亘り使用することは困難である。
本実施形態の導電体は、導電性高分子と、接着性材料であるバインダー樹脂及び/またはバインダー樹脂のモノマーと、必要に応じて添加する溶剤とを混合した樹脂組成物を、繊維または布地からなる基材に、塗布、印刷、浸漬、噴霧、滴下等することにより付着させ、さらに、乾燥、加温、加熱等により固化または重合させた導電体である。この導電体において、固化した樹脂組成物(混合物)に含まれる導電性高分子はバインダー樹脂に練り込まれて固化され、さらに基材によって支持されているため、耐久性に優れる。
前記バインダー樹脂の種類は特に制限されず、導電性高分子の導電性を失活させることなく、繊維または布地に導電性高分子を接着(結着)させることが可能なバインダー樹脂であれば、従来公知のバインダー樹脂が適用可能である。
また、1種のバインダー樹脂を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて併用してもよい。2種以上を組み合わせることにより、バインダー樹脂の硬化性、接着性(粘着性)、取り扱い易さ(塗布等の作業性)を高められる場合がある。
バインダー樹脂としては、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂等が用いられ、例えばナフィオン、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリエーテル、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ-p-キシレン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルエーテル、ポリビニルケトン、ポリアミド、ブタジエン系樹脂、フッ素系樹脂等の熱可塑性エラストマーを含む熱可塑性樹脂、ポリウレタン系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、変性シリコーン樹脂、フタル酸樹脂、フェノール樹脂、フラン樹脂、アニリン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、キシレン・ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、エポキシアクリレート系、アクリルエポキシカチオン重合系、感光性ポリイミド等の光硬化性樹脂等が挙げられる。
これらのうち、上記各種ビニル樹脂、ナフィオン、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、フタル酸樹脂、変性シリコーン樹脂、アクリル系樹脂が好ましい。
特にアクリル系樹脂は基材(繊維)との接着性が高く、基材から剥がれ落ちにくいことからバインダー樹脂として最も好ましい。さらにアクリル系樹脂は粘着性の調節が容易であり、加工性が高く、添加剤による柔軟性の付与や、接着及び硬化作業が比較的容易であるため、導電性高分子を基材の表面や繊維間にバインドする用途に特に適している。
一方、ポリビニルアルコール(以下、PVAという)は、バインダー樹脂として必ずしも良い材料とはいえない。PVAはアクリル系樹脂と比較して接着力が低く、剥離が生じやすいために適さない。また剥離を軽減する目的でPVAのアセタール化や架橋剤による硬化処理を加えた場合、PVAのポリマーとしての強度は向上するものの、付着された基材(繊維)が硬くなり、柔軟性や触感が悪化する。
導電体を製造する際にバインダー樹脂の前駆体である未重合のモノマーを上述した樹脂組成物に含有させる場合、重合後(固化後)の前記混合物には、未重合のモノマーが残存していてもよい。なお、前記樹脂組成物中のモノマーは、基材へ付着された後に、加熱(熱硬化)、光照射(光硬化)、重合促進剤の添加等により、積極的に重合されてもよいし、乾燥、加温、空気との接触等により、穏やかに自発的に重合されてもよい。
前記導電体を製造する際、予め重合した樹脂(ポリマー)を前記バインダー樹脂として前記樹脂組成物に含有させてもよい。
前記バインダー樹脂の好ましい具体例として、次に例示するモノマーが重合した重合体が挙げられる。アクリルモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシメチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール#400(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール#1000(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール#2000(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、メチル(メタ)アクリルアミド、エチル(メタ)アクリルアミド、プロピル(メタ)アクリルアミド、イソプロピル(メタ)アクリルアミド、ブチル(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシブチル(メタ)アクリルアミド、N-メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N-ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−イソブトキシメチル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
これらのアクリル樹脂をバインダー樹脂として用いることにより、繊維または布地からなる基材に前記混合物を確実に固定し、当該混合物の耐摩耗性、耐剥離性、耐水性、耐化学性及び機械的強度をより向上させることができるとともに、アクリル樹脂に埋包された導電性高分子の導電性を容易に維持することができる。
さらに、前記混合物中の導電性高分子とアクリル樹脂との配合比にもよるが、アクリル樹脂に埋包された導電性高分子が有する親水性及び柔軟性が維持されて、当該混合物にこれらの性質がある程度反映される。親水性及び柔軟性は、本実施形態のセンサ部25の好ましい特性として求められる性質である。導電性高分子の性質がアクリル樹脂に埋包された後も維持されるメカニズムとして、埋包された状態においても導電性高分子同士の接触が維持され、さらに、当該混合物の表面に導電性高分子の少なくとも一部が露出するためであると考えられる。
前記混合物中の導電性高分子の含有量としては、当該混合物が導電性を維持する範囲であれば特に制限されないが、例えば、0.1〜50重量%が好ましく、1〜40重量%がより好ましく、10〜30重量%がさらに好ましい。上記範囲(0.1〜50重量%)の下限値以上であると、混合物の導電性が一層向上する。上記範囲の上限値以下であると、バインダー樹脂に対する導電性高分子の含有量のバランスが一層良好となり、混合物の耐久性が一層向上する。
前記混合物中のバインダー樹脂の含有量としては、当該混合物が導電性を維持する範囲であれば特に制限されないが、例えば、50〜99.9重量%が好ましく、60〜99重量%がより好ましく、70〜90重量%が更に好ましい。上記範囲(50〜99.9重量%)の下限値以上であると、導電性高分子に対するバインダー樹脂含有量のバランスがより良好となり、混合物の耐久性が一層向上する。上記範囲の上限値以下であると、混合物の導電性が一層向上する。
前記混合物中の導電性高分子及びバインダー樹脂の合計の含有量としては、当該混合物が導電性を維持する範囲であれば特に制限されないが、例えば、50〜100重量%が好ましく、60〜100重量%がより好ましく、80〜100重量%が更に好ましい。上記範囲(50〜100重量%)であると、導電性高分子とバインダー樹脂の含有量のバランスがより良好となり、混合物の耐久性及び導電性が一層向上する。
前記混合物中の導電性高分子とバインダー樹脂の重量比としては、当該混合物が導電性を維持する範囲であれば特に制限されないが、例えば、バインダー樹脂/導電性高分子=1〜100が好ましく、2〜10がより好ましく、4〜10が更に好ましく、4〜6が特に好ましい。上記範囲(4〜10)であると、導電性高分子とバインダー樹脂の含有量のバランスがより良好となり、混合物の耐久性及び導電性が一層向上する。
導電体を構成する繊維または布地としては、前記混合物を支持する基材として機能しうるものであれば特に制限されず、従来公知の衣服等に使用されている繊維または布地が適用可能である。前記布地は織物に限定されず、不織布であってもよい。
なお、前記混合物が「繊維または布地にコーティングされている」とは、当該繊維の少なくとも一部分が当該混合物により被覆されている状態、または当該布地の少なくとも一領域に当該混合物が付着されている状態をいう。当該布地にコーティングされた混合物は、当該布地の表面及び/または裏面に付着していてもよいし、当該布地を構成する繊維(糸)同士の間で、繊維同士を結着するように付着していてもよい。当該布地の両面に前記混合物がコーティングされている場合、表面の前記混合物からなる導電面と、裏面の前記混合物からなる導電面とは、電気的に独立していてもよいし、電気的に導通していてもよい。また、前記混合物の一部は繊維の内部に浸透していてもよい。
そして、本実施形態の感圧部31は、圧力を加えると、布地に均一に固定されている導電性高分子が圧縮されるため、導電性が変化(増加)する。さらに、指27等の比較的柔軟な物体で感圧部31に圧力を加える場合は、圧力の増加とともに変形する物体表面と感圧部31との接触面積が増えるため、感圧部31の静電容量(キャパシタンス)が増加する。静電容量変化の一例として、非接触時に9ピコファラド(pF)であった静電容量が、100gの軽い圧迫時には20pFに増加し、1000gの強い圧迫時には33pFに増加する例が挙げられる。入力部22は、これらの導電性及び静電容量のうち、少なくとも一方の変化を利用している。
なお、本実施形態の感圧部31は、装着部21のうち、入力部22に対応する領域のみに設けられているが、これに限らず、装着部21の全周に亘って感圧部31を設けても構わない。
<電極部>
各電極部32,33は、線状、紐状または帯状とされ、感圧部31を介して電気的に接続されている。また、各電極部32,33は、各導電面上においてそれぞれ間隔をあけて平行に配設されている。この場合、第1電極部32は、感圧部31を厚さ方向から見た平面視において、第2電極部33の延在方向に対して直交するように配設されており、各電極部32,33は感圧部31を間に挟んでグリッド状に配設されている。
なお、各電極部32,33は、表面が導電性を有するものであれば特に制限されず、例えば、上述した感圧部31を構成する繊維状の導電体(PEDOT−PSSが単独でコーティングされた繊維)や、金属細線、金属リボン、銀コートナイロン糸、カーボン繊維(糸)等の細身の線状部材が好ましい。さらに、ITO、PEDOT−PSSまたは前記混合物等の導電性材料がコーティングされた短冊状の薄板等の細身の帯状部材が好ましい。
また、電極部32,33の断面形状は、特に制限されず、円形、矩形、多角形等の何れの形状であってもよい。電極部32,33の具体的な幅及び厚みは、用途に応じて適宜調整される。例えば、幅0.01cm〜1cm、厚み0.01cm〜0.5cmの線状または帯状部材が挙げられる。このような電極部32,33を用いることにより、各電極部32,33を容易にグリッド状に配設することができる。
また、電極部32,33の本数は特に制限されず、用途に応じて適宜設定されるが、本実施形態では、上述した各キー26に対応する部分に、各電極部32,33の交点が少なくとも1つずつ配置されるように電極部32,33の本数が設定されている。なお、第1電極部32,33の本数及び間隔と、第2電極部33の本数及び間隔とは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。さらに、各電極部32,33は、全て統一された形状または種類の部材であってもよいし、各電極部32,33のうち、一部が異なる形状または種類の部材であってもよい。但し、通常は、感圧部31の感圧特性を安定させるために、全ての電極部32,33が、同じ種類の材料からなり、統一された形状を有することが好ましい。
図1に示すように、情報処理部13は、CPU等の演算処理部、情報処理装置1としての各種のプログラム等が記憶されているROM、一時記憶媒体であるRAMや図示しない出力装置の制御を行う制御部等を有している。そして、情報処理部13は、上述した入力部22のうち、操作されたキー26に応じて出力される電気信号に基づいて、各構成品を総合的に制御するようになっている。
このように構成された情報処理装置1においては、図1、図2(c)に示すように、まず情報処理装置1を利き腕とは反対側の前腕14(図示の例では左前腕)に装着する。そして、利き腕の指27により、何れかのキー26を押すように操作すると、感圧部31のうち、操作されたキー26に対応する部分が圧縮され、各電極部32,33間が接近する。これにより、第1電極部32から第2電極部33へ電流が流れる際の抵抗値が減少する。すなわち、入力部22に加えられた圧力の2次元的な分布を、グリッド状に配設された各電極部32,33の交点の抵抗値(インピーダンス)の変化を基に測定することができる。
なお、キー操作の確定は、既存のキーボードの技術を用いることができる。例えば本実施形態のキーパッド24のように、フルキーボードへの入力の確定は、感圧部31に作用する荷重の閾値を設定し、閾値を越える荷重をもって確定することができる。
そして、入力部22は、操作された位置(キー26)に応じた電気信号を情報処理部13に向けて出力する。そして、情報処理部13は、受信した電気信号に基づき、各構成品を総合的に制御する。これにより、入力部22のキー操作に応じた情報を出力装置に出力できるようになっている。なお、情報処理部13において、入力部22で操作されたキー26を判断するように構成しても構わない。
このように、本実施形態によれば、入力部22の感圧部31が導電性高分子及びバインダー樹脂を含有する混合物が、繊維または布地にコーティングされてなる構成とした。
この構成によれば、固化したバインダー樹脂に含まれる導電性高分子が、圧力変化による微弱な電気信号の変化を伝達できるため、高感度及び高精度の電気信号を情報処理部13に出力できる。また、固化したバインダー樹脂により感圧部31の機械的強度が高められているため、生体11に装着された状態において、感圧部31が外力により破損し難く、耐久性に優れる。
特に、感圧部31を布状とすることで、軽量化及び薄型化を図るとともに、柔軟性に優れたインターフェース12及び情報処理装置1を提供することができる。
そのため、大掛かりなインターフェース12が不要になり、携帯性を向上させることができる。また、前腕14等の生体11に装着した場合に生体11の外面形状や変形に充分に追従させることができる。さらに、生体11に装着した使用状態(入力状態)を長時間保持することが可能になる。
しかも、本実施形態において、感圧部31が布状とされているため、使用者の操作によって柔軟に変形することになる。そのため、使用者は、入力操作が確定したか否かを、操作した指27の感覚だけではなく、インターフェース12が装着された前腕14側からの感覚によっても判断でき、適切な入力操作を行うことができる。この場合には、例えば視覚に頼らないブラインドタッチが可能になる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図3は、第2実施形態における情報処理装置50の概略構成図である。本実施形態の情報処理装置50では、インターフェース51を手袋形状に形成した点で上述した第1実施形態と相違している。
図3に示すように、本実施形態のインターフェース51は、一方の手52全体を覆うように装着される手袋形状の装着部53と、装着部53に設けられた入力部54と、を有している。
本実施形態の入力部54は、装着部53の外周面のうち、第2指〜第5指の内側に位置する部分(掌側)に配設されたキーパッド56と、装着部53内においてキーパッド56に対応して設けられたセンサ部57と、を有している。なお、詳細については省略するが、センサ部57は、上述した第1実施形態のセンサ部25(図2参照)と同様に、感圧部31の両面に電極部32,33が配設されたものである。
キーパッド56は、第1指以外の指(第2指〜第5指)において、指尖からMP関節に至る各関節間にキー58が割り当てられている。図示の例においては、各関節間に数字や記号がテンキー状に割り当てられている。具体的には、第2指から第5指にかけて、指尖から第1関節に亘る範囲(末節骨)、第1関節から第2関節に亘る第1第2関節間(中節骨)、第2関節から第3関節に亘る第2第3関節間(基節骨)の順に数字、及び記号(図示の例では「*」、「#」)が割り当てられている。
この構成によれば、インターフェース51を手52に装着した状態で、装着された手52の第1指により各キー58を操作することができる(図3中矢印参照)。この場合、各関節間にキー58を割り当てることで、使用者はどのキー58を操作しているかを容易に判断できるため、ブラインドタッチを可能にする等、優れた操作性を具備させることができる。
なお、上述した説明において、キーパッド56は、各関節に数字や記号が割り振られている構成について説明したが、これに限らず、各キー58にかなを割り当てても構わない。例えば、第2指から第5指における末節骨、中節骨、基節骨に対応するキー58に、第2指の末節骨から第5指の基節骨にかけて子音(「あ行」・・・「わ行」)や「*」、「#」等を順に割り当て、さらに割り当てられた各キー58(センサ部57の感圧部31)に入力される荷重に応じて母音(「あ段」・・・「お段」)を選択する構成にしても構わない。
すなわち、「あ段」から「お段」の各段に荷重が増加するような閾値を設定し、各閾値を超えたか否かで指定段を変更させることが可能である。なお、選択した段は、感圧部31に入力される荷重が解放されたこと(加圧状態から非加圧状態への変化)をトリガーとして確定することができる。また、感圧部31に入力される荷重が一定時間保持されたことをトリガーとして、選択した段を確定することも可能である。
この構成によれば、感圧部31に入力する荷重を調整することで、異なる情報(段)を出力することができるので、優れた利便性を具備させることができる。特に、本実施形態の感圧部31は、布状とされているため、使用者が入力する荷重が大きくなるに従い、その変形量が大きくなる。そのため、使用者は、感圧部31の変形量をフィードバックして、感圧部31に入力すべき荷重を適切にコントロールすることができる。
この場合、本実施形態のような手袋形状のインターフェース51においては、上述したように第1指と、第2〜5指の何れかの指と、のピンチ操作(2本の指を接近離間する操作)等を行うことにより、感圧部31に入力する荷重をより適切にコントロールすることができる。
なお、上述した構成では、感圧部31に入力される荷重の大きさによって段を選択する構成について説明したが、これに限らず、所定時間内に感圧部31が操作された回数(いわゆる、トグル操作)や、フリック操作等により段を選択しても構わない。
また、上述した実施形態では、指の掌側に対応する位置に入力部54を配設する構成としたが、これに限らず、掌や手の甲側に2次元的に入力部54を配列しても構わない。但し、健常者の場合、皮膚感覚の鋭敏さから指の掌側や、掌等に入力部54を配設するのが好ましい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図4は、第3実施形態におけるインターフェース100の平面図であり、図5は図4のB−B線に沿う断面図である。なお、図4では、後述するフィードバック機構101の説明を分かり易くするため、装着部21の図示を省略するとともに、入力部22を鎖線で示している。第3実施形態では、入力部22が操作された際に使用者の生体に、入力確定を示すフィードバック力を付与するフィードバック機構101を備えている点で、上述した各実施形態と相違している。以下の説明では、上述した第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して、説明を省略する。
図4、図5に示すように、本実施形態のインターフェース100において、フィードバック機構101は、装着部21(図5参照)の軸方向に沿って延設された第1フィードバック機構101aと、装着部21の周方向に沿って延設された第2フィードバック機構101bと、を有している。
これら各フィードバック機構101a,101bは、上述したセンサ部25の各電極部32,33(図2参照)の本数に対応して、複数ずつ配設されている。すなわち、各フィードバック機構101a,101bは、装着部21の軸方向及び周方向に沿ってマトリクス状に配設されている。なお、各フィードバック機構101a,101bは、それぞれ同様の構成からなるため、以下の説明では、一つのフィードバック機構101を例にして説明する。
図6は、図5のC部拡大図である。なお、図6においては、上述した電極部32,33の図示を省略している。
図5、図6(a)に示すように、各フィードバック機構101は、一対のコネクタ105a,105b間に架け渡された複数(図示の例では2本)の紐材106と、一対のコネクタ105a,105bのうち、一方のコネクタ105aを回転駆動させる駆動モータ(駆動手段)107と、他方のコネクタ105bを支持するアンカー108と、駆動モータ107及びアンカー108を支持する支持フレーム109と、を主に有している。なお、図示の例では、装着部21内において、フィードバック機構101の上方に重なるように上述したセンサ部25が配設されている。しかしながら、フィードバック機構101とセンサ部25の位置は、適宜設計変更が可能である。例えば、フィードバック機構101の下方にセンサ部25を配設しても構わない。
まず、支持フレーム109は、例えば棒状とされるとともに、装着部21内に配置されている。なお、図示の例において、支持フレーム109は、延在方向に沿う横断面が直線状とされているが、装着部21の形状(装着される生体11(図1参照)の外面形状)に合わせて適宜設計変更が可能である。また、支持フレーム109は、各フィードバック機構101に設けてもよく、複数のフィードバック機構101をまとめて支持するように設けてもよい。
なお、支持フレーム109のうち、駆動モータ107及びアンカー108に位置する部分には、駆動モータ107、アンカー108、及び紐材106を覆う紐カバー114,115が設けられている。そして、紐カバー114,115(駆動モータ107やアンカー108)は、キーパッド24の外周部分のうち、キー26よりも外側に位置する部分、またはキーパッド24の外側に位置する部分に配置される。これにより、キー26の操作時において、使用者の指27と紐カバー114,115(駆動モータ107やアンカー108)との干渉を防ぐことができる。
駆動モータ107は、サーボモータやギヤードモータ等が用いられており、支持フレーム109の一端部に設けられている。駆動モータ107の回転軸には、一方のコネクタ105aが設けられている。一方のコネクタ105aは、例えば駆動モータ107の回転軸と同軸上に配置された板状とされている。なお、図示の例において、駆動モータ107は、その軸方向が支持フレーム109の延在方向に沿うようにして支持フレーム109に支持されている。
アンカー108は、支持フレーム109の他端部に固定された基部111と、基部111から支持フレーム109の延在方向に沿う一端部に向けて延在する弾性帯112と、を有している。
弾性帯112は、支持フレーム109の延在方向に沿って伸縮可能とされ、その先端部(支持フレーム109の延在方向に沿う一端部側)に上述した他方のコネクタ105bが設けられている。なお、他方のコネクタ105bは、例えば一方のコネクタ105aと同形同大とされ、支持フレーム109の延在方向に沿って一方のコネクタ105aと対向している。
各紐材106は、それら一端部が一方のコネクタ105aにおいて、中心(駆動モータ107の回転軸)を挟んで径方向に対向する位置に連結され、他端部が他方のコネクタ105bにおいて一方のコネクタ105aと対応する位置に連結されている。なお、紐材106の材料は、適宜選択することが可能であり、例えば絶縁体からなる繊維や、本実施形態の感圧部31を構成する導電性を有する繊維等により形成することが可能である。
各紐材106には、両者間を架け渡すようにビーズ等のイナーシャ部材(拡大部)113が設けられている。
また、各フィードバック機構101a,101bは、入力部22のうち、使用者の操作位置(キー26)と重なる位置に、各フィードバック機構101a,101bの紐材106同士の交点が少なくとも1つずつ位置するように配置されている。
本実施形態において、入力部22は、上述した第1実施形態のように何れかのキー26が操作されると、操作された位置(キー26)に応じた電気信号を情報処理部13(図1参照)に向けて出力する。すると、情報処理部13は、操作されたキー26に対応するフィードバック機構(具体的には、各第1フィードバック機構101a及び各第2フィードバック機構101bのうち、操作されたキー26を通る第1フィードバック機構101a及び第2フィードバック機構101b)に向けて動作信号を出力する。
動作信号を受信したフィードバック機構101a,101bは、駆動モータ107を回転駆動させることで、一方のコネクタ105aを回転させる。すると、図6(b)に示すように、一方のコネクタ105aの回転に伴い、2本の紐材106がこより状に捩れる(緊張状態)とともに、紐材106に設けられたイナーシャ部材113が回転する。そして、紐材106の捩れやイナーシャ部材113の回転により装着部21を介して操作者の指27(図2参照)を刺激(フィードバック力を付与)することで、入力部22の操作を使用者に向けてフィードバックすることができる。なお、紐材106の捩りに伴い弾性帯112が伸長することで、駆動モータ107とアンカー108の基部111との距離を一定に維持した状態で、紐材106の捩れが許容されるようになっている。
そして、入力部22の操作から所定時間経過後、駆動モータ107が逆回転することで、紐材106の捩れが解除され、図4(a)に示すような状態(弛緩状態)に復元する。
したがって、本実施形態によれば、上述した実施形態と同様の作用効果を奏することに加え、入力部22の操作に応じてフィードバック機構101a,101bを動作させることで、入力部22の操作を使用者に向けてフィードバックすることができる。
ところで、本実施形態のようなウェアラブルインターフェースにおいては、装着部21や入力部22が柔軟性に優れた布状とされているため、例えば回転式振動子(バイブレータ)等の駆動による振動を間接的に使用者に付与する構成等では、伝達効率が低く、使用者に確実にフィードバック力を付与することが難しい。
これに対して、本実施形態によれば、入力部22のうち、使用者の操作位置(キー26)と重なる位置に配置された紐材106の回転(変位)が機械的な刺激として直接使用者の指27等に付与されることになる。これにより、入力部22の操作を使用者に対して確実にフィードバックすることができる。
また、フィードバック機構101を紐材106の変位により実現することで、インターフェース12の柔軟性や薄さを維持することができ、優れた装着感、携帯性を維持することができる。
しかも、本実施形態では、各フィードバック機構101a,101bが、各キー26に対応するように設けられているため、目的とする領域(操作したキー26)に選択的に刺激を与えることができる。
また、第1フィードバック機構101a及び第2フィードバック機構101bの紐材106が重なるように配置されるため、任意の第1フィードバック機構101a及び第2フィードバック機構101bの双方を駆動させることで、上下2段の共振を利用でき、使用者が認識しうる程度の刺激(フィードバック力)を確実に付与できる。
さらに、本実施形態では、紐材106にイナーシャ部材113が設けられているため、延在方向において紐材106の太さが異なることになる。これにより、紐材106と指27との接触位置や、接触時間等により使用者に付与されるフィードバック力に強弱を付けることが可能になるので、入力部22の操作を使用者に対して確実にフィードバックすることができる。
なお、上述した実施形態では、2本の紐材106をこより状に捩る構成について説明したが、これに限らず、1本や3本以上の紐材106を捩る構成としても構わない。また、上述した実施形態では、イナーシャ部材113として、紐材106にビーズを設ける構成について説明したが、これに限らず、ディスクや棒等であっても構わない。
また、イナーシャ部材113に代えて、紐材106に結び目や重ね合わせ部分を設けたり、太さ等の異なる複数の紐材106を用いたりする等、紐材106全体のうち一部が他の部分よりも拡大した拡大部が設けられ、紐材106が不整な形状に形成されていれば構わない。なお、これら拡大部を設けない構成としても構わない。
また、上述した実施形態では、各キー26に応じてフィードバック機構101a,101bを複数ずつ配設する構成について説明したが、これに限らず、フィードバック機構101a,101bの個数は適宜設計変更が可能であり、単独で設けても構わない。
さらに、上述した実施形態では、感圧部31や装着部21とは別体でフィードバック機構101の紐材106を配設する構成について説明したが、これに限らず、紐材106の一部または全部を感圧部31や装着部21に編み込んだり、縫い付けたりしても構わない。
[変形例]
次に、第3実施形態の変形例について説明する。図7(a)〜(c)は、変形例に相当するフィードバック機構120,130,140の断面図である。なお、以下の説明では、上述した第3実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
図7(a)に示すように、本変形例のフィードバック機構120は、一対のプーリ121,122と、一対のプーリ102,103間に巻回された無端状の紐材123と、一方のプーリ121を回転駆動させる駆動モータ107と、駆動モータ107及びプーリ121,122を支持する支持フレーム109と、を主に有している。
一対のプーリ121,122は、支持フレーム109の両端部にそれぞれ配設され、これらプーリ121,122間に紐材123が巻回されている。なお、支持フレーム109のうち、他方のプーリ122に位置する部分と、駆動モータ107に近接する部分には、他方のプーリ122及び紐材123を覆う紐カバー124,125が設けられている。
この構成によれば、駆動モータ107の回転駆動により、一方のプーリ121が回転することで、一方のプーリ121の回転に伴い、他方のプーリ122が回転するとともに、これらプーリ121,122間を紐材123が走行する。そして、紐材123の走行により装着部21(図6参照)を介して操作者の指27(図2参照)を摺るように刺激することができる。
また、図7(b)に示すフィードバック機構130のように、紐材123の一部を重ね合わせた重合部(拡大部)131を形成したり、図7(c)に示すフィードバック機構140のように、紐材123にビーズ等のイナーシャ部材(拡大部)141を通したりすることで、紐材123の一部に拡大部を形成しても構わない。
さらに、図8に示すフィードバック機構150は、感圧部31に設けられた複数のリング部材151と、プーリ121と、の間に紐材152が巻回されて構成されている。
具体的に、各リング部材151は、間隔をあけた状態で直線状に配列されている。また、紐材152は、各リング部材151内を挿通されるとともに、プーリ121の回転により巻取られるようにプーリ121に巻回されている。
この構成によれば、駆動モータ107の回転駆動によりプーリ121が回転すると、紐材152がプーリ121に巻き取られる。これにより、紐材152が挿通されたリング部材151が駆動モータ107側に接近することで、感圧部31が絞られる。これにより、感圧部31のうち、絞られた部分が隆起または陥没して、皺(ギャザー)となることで、使用者の指27等に刺激を与えることができる。なお、入力部22(図6参照)の操作から所定時間経過後、駆動モータ107が逆回転することで、感圧部31が復元する。また、感圧部31に、フレームや形状記憶性布等を接着(裏打ち)したり、紐材152をスプリング等に通して紐材152が復元し易くしたりすることで、感圧部31の形状が自己回復し易いように調節することも可能である。
なお、上述した変形例では、感圧部31に別体のリング部材151を設け、このリング部材151に紐材152を通す構成について説明したが、これに限らず、感圧部31自体に貫通孔を設け、この貫通孔内に紐材152を通す構成する等、適宜設計変更が可能である。
また、上述した変形例では、感圧部31を隆起または陥没させた皺状に変形させる構成について説明したが、これに限らず、感圧部31の変形により使用者に刺激を与える構成であれば、感圧部31の屈曲、回転、反転、折り曲げ、伸縮、毛足立ち等を例示することもできる。
また、上述した変形例では、感圧部31自体を変形させる構成について説明したが、これに限らず、感圧部31とは別体の布体を設け、この布体にフィードバック機構150を設けることにより、布体を変形させる構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、本実施形態のフィードバック機構を生体電極に用いる構成にしても構わない。具体的に、図9に示す生体電極161は、指162に装着可能な装着部163と、装着部163に隣接して配置されたプーリ121と、装着部163及びプーリ121間を架け渡すように巻回された紐材164と、プーリ121を回転駆動させる駆動モータ107と、を備えている。
装着部163は、例えばC字状とされ、指162の掌側に位置する部分が開放されている。
紐材164は、感圧部31を構成する繊維状の導電体からなり、上述した装着部163の開放部分(指162の掌側に位置する部分)を通して指に接触可能とされている。すなわち、図示の例では、紐材164が生体表面から生体信号を検出するための電極部として構成されている。なお、紐材164は、上述した第3実施形態やその変形例と同様の構成により変位させることができる。例えば、駆動モータ107の回転動作により紐材164を捩ったり、走行させたり、プーリ121により紐材164を巻取ったりすることが可能である。
ところで、生体電極を用いて生体表面から心電図等の生体信号を取得する場合、歪みの少ない生体信号を得るためには、電極部を皮膚(指162)上に一定圧で密着させる必要がある。しかしながら、実際の使用環境においては、体幹の屈曲や捻り動作等により、電極部が皮膚表面から浮き上がり、皮膚との接触が不安定になることがある。
これに対して、上述した構成によれば、紐材164の生体への接着圧が減少し、紐材164が皮膚から浮き上がりやすい状態になった場合等において、駆動モータ107を駆動して紐材164を変位させることで、紐材164の緊張度の調節を行うことができる。そのため、紐材164の皮膚への接着圧を回復させ、生体信号の安定接続を得ることができる。
なお、上述した各実施形態では、インターフェース12,51を腕や手等に装着した場合について説明したが、これに限らず、生体11の様々な部分に装着しても構わない。例えば、頭に装着可能な帽子型や、上半身に装着可能なシャツ型(若しくはジャケット型)、足に装着可能な靴型等に形成することが可能である。
また、インターフェース12,51は生体11に装着した状態で使用する構成に限らず、机等に載置して使用しても構わない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1,50…情報処理装置 11…生体 12,51,100…インターフェース 21,52,163…装着部 22,54…入力部 31…感圧部 32…第1電極部 33…第2電極部 101,120,130,140,150…フィードバック機構 101a…第1フィードバック機構 101b…第2フィードバック機構 106,123,152,164…紐材 107…駆動モータ(駆動手段) 113,141…イナーシャ部材(拡大部) 131…重合部(拡大部)

Claims (9)

  1. 感圧式の入力部を備えたインターフェースにおいて、
    前記入力部は、
    導電性を有する感圧部と、
    前記感圧部の両面に各別に配置され、前記感圧部に入力される荷重の変化を検出する第1電極部及び第2電極部と、を備え、
    前記感圧部は、導電性高分子及びバインダー樹脂を含有する混合物が、繊維または布地にコーティングされてなり、
    前記入力部が操作された際に、入力確定を示すフィードバック力を使用者に付与するフィードバック機構を備え、
    前記フィードバック機構は、
    前記入力部のうち、使用者の操作位置と重なるように配設された紐材と、
    前記入力部が操作された際に前記紐材を変位させる駆動手段と、を備え、
    前記紐材の一部には、他の部分に対して拡大された拡大部が設けられていることを特徴とするインターフェース。
  2. 感圧式の入力部を備えたインターフェースにおいて、
    前記入力部は、
    導電性を有する感圧部と、
    前記感圧部の両面に各別に配置され、前記感圧部に入力される荷重の変化を検出する第1電極部及び第2電極部と、を備え、
    前記感圧部は、導電性高分子及びバインダー樹脂を含有する混合物が、繊維または布地にコーティングされてなり、
    前記入力部が操作された際に、入力確定を示すフィードバック力を使用者に付与するフィードバック機構を備え、
    前記フィードバック機構は、
    前記入力部のうち、使用者の操作位置と重なるように配設された紐材と、
    前記入力部が操作された際に前記紐材を変位させる駆動手段と、を備え、
    前記駆動手段は、前記紐材に連結され、前記入力部が操作された際に回転することで前記紐材を変位させる駆動モータであることを特徴とするインターフェース。
  3. 感圧式の入力部を備えたインターフェースにおいて、
    前記入力部は、
    導電性を有する感圧部と、
    前記感圧部の両面に各別に配置され、前記感圧部に入力される荷重の変化を検出する第1電極部及び第2電極部と、
    前記第2電極部上に配列されるとともに、使用者により操作可能な複数のキーと、を備え、
    前記感圧部は、導電性高分子及びバインダー樹脂を含有する混合物が、繊維または布地にコーティングされてなり、
    前記第1電極部及び前記第2電極部は、前記感圧部を厚さ方向から見た平面視で互いに交差するグリッド状に配設され、
    前記平面視において、前記キーそれぞれと重なる位置には、前記第1電極部及び前記第2電極部の交点が少なくとも1つずつ配置され
    使用者にフィードバック力を付与するフィードバック機構を備え、
    前記フィードバック機構は、前記入力部のうち、使用者の操作位置と重なるように配設された紐材と、
    前記入力部が操作された際に前記紐材を変位させる駆動手段と、を備え、
    前記紐材の一部には、他の部分に対して拡大された拡大部が設けられていることを特徴とするインターフェース。
  4. 前記紐材の一部には、他の部分に対して拡大された拡大部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のインターフェース。
  5. 前記紐材は、前記感圧部に連結され、前記駆動手段の駆動により変位することで、前記感圧部を変形しうるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のインターフェース。
  6. 前記入力部は、前記感圧部に入力される荷重に応じて異なるキー操作が割り当てられていることを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載のインターフェース。
  7. 可撓性を有し、使用者の生体に着脱可能に装着される装着部を備え、
    前記入力部が前記装着部に配設されていることを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載のインターフェース。
  8. 前記装着部は、使用者の手に着脱可能な手袋形状に形成され、
    前記入力部は、前記装着部のうち、指の掌側に配置されるとともに、前記指の関節間に異なるキー操作が割り当てられていることを特徴とする請求項7に記載のインターフェース。
  9. 請求項1から請求項の何れか1項に記載のインターフェースを備えていることを特徴とする情報処理装置。
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