JP6005439B2 - 携帯端末用のアンテナおよびその製造方法、ならびに、当該アンテナを備えた携帯端末 - Google Patents

携帯端末用のアンテナおよびその製造方法、ならびに、当該アンテナを備えた携帯端末 Download PDF

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Description

本発明は、携帯端末の筐体の内部に配置される携帯端末用のアンテナおよびその製造方法、ならびに、当該アンテナを備えた携帯端末に関する。
従来から、非接触充電用の充電台に、非接触充電機能を搭載した携帯端末を設置することにより簡単に充電を行うことのできる非接触充電方式の提案がなされている。代表的な非接触充電方式としては3つの方式が主流であり、「電磁誘導方式」、「電波方式」および「電磁界共鳴方式」がある。これらの方式の中で、特に「電磁誘導方式」では、充電台と、充電される携帯端末内の電池には、双方にコイルが搭載されており、両コイルを近接して配置した状態で送電用(充電台側の)コイルに電流を流すことにより、両コイル間を貫く磁束の強さが変化し、これに伴って受電側(携帯端末内の電池側の)コイルに起電力が発生する、という仕組みとなっている。このような方式では、原理的に、高い電力伝達効率を得るためには両コイルを近接した状態で配置する必要があるため、携帯端末の電池面を充電台側に向けて密着させて設置できるようになっていることが好ましい。
次に、図6に従来のストレート端末の一例である携帯電話機100の構成を示す。同図に示す携帯電話機100では、アンテナ106、106aおよび106bのそれぞれがハウジング101の電池102の設置側に近い方に配置されている。
別の例として特許文献1に開示された折り畳み式携帯無線機がある。
この折り畳み式携帯無線機では、上部筐体に設けられた導電性フレームと導電性ヒンジ部とで構成される第1アンテナ素子と、下部筐体に設けられた第2アンテナ素子と、下部筐体に設けられた回路基板に搭載される第1周波数帯に対応した第1無線回路および第2周波数帯に対応した第2無線回路と、第1無線回路から第1アンテナ素子に給電する給電端子と、第2無線回路から第2アンテナ素子に給電する給電端子とを具備し、第1周波数帯と第2周波数帯とを用いた同時通信ができるようになっている。
また、さらに別の例として特許文献2に開示された携帯無線装置がある。この携帯無線装置では、少なくとも2つのアンテナ素子と、第1上側筐体および第2上側筐体の2つの上側筐体と、下側筐体と、第1上側筐体、第2上側筐体、および下側筐体を接続するヒンジ部とを備え、第1上側筐体、第2上側筐体、および下側筐体は、ヒンジ部を介して折り畳み可能であり、第1上側筐体および第2上側筐体には、それぞれ少なくとも1つのアンテナ素子が配置されている。
また、さらに別の例として、特許文献3に開示された折り畳み型携帯電話機がある。この折り畳み型携帯電話機では、2つの筐体を開いて通話を行う場合には、アンテナを収納溝部より離脱操作して、アンテナが設置された筐体より離間させることで、アンテナの放射効率を改善している。
特開2006−128772号公報(2006年 5月18日公開) 特開2006− 41757号公報(2006年 2月 9日公開) 特開2000−269715号公報(2000年 9月29日公開)
しかしながら、上記の従来技術には、携帯端末を充電台に設置した際のアンテナ特性の劣化の問題点については全く考慮されていないという問題点がある。
例えば、図6に示す携帯電話機100では、上記のように、アンテナ106、106aおよび106bのそれぞれが、ハウジング101の電池102の設置側に近い方に配置されているため、充電台を設置した際に、アンテナ106、106aおよび106bのそれぞれが充電台に近接し、アンテナ特性が劣化してしまう可能性がある。
また、上記特許文献1に開示された折り畳み式携帯無線機では、上部筐体および下部筐体に別の周波数で動作する第1アンテナおよび第2アンテナを形成する点が記載されているものの、携帯端末を充電台に設置した際のアンテナ特性の劣化の問題点については全く考慮されていない。
また、上記特許文献2に開示された携帯無線装置では、第1上側筐体および第2上側筐体に、それぞれ少なくとも1つのアンテナ素子を配置する点が記載されているものの、携帯端末を充電台に設置した際のアンテナ特性の劣化の問題点については全く考慮されていない。
さらに、上記特許文献3に開示された折り畳み型携帯電話機では、アンテナを収納溝部より離脱操作して、アンテナを話者の頭部より離れた位置に配置する点が記載されているものの、携帯端末を充電台に設置した際のアンテナ特性の劣化の問題点については全く考慮されていない。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、携帯端末を充電台に設置した際のアンテナ特性の劣化を抑制することができる携帯端末用のアンテナなどを提供することにある。
本発明のアンテナは、上記の課題を解決するために、ユーザの操作を受け付ける側の面である操作面と、該操作面から所定の距離だけ離間して存在し、非接触充電が行われる側の面である充電給電面と、が少なくとも同一の筐体に互いに対向して設けられた携帯端末用のアンテナであって、複数のアンテナ素子部と、上記操作面と上記充電給電面との間に設けられ、上記複数のアンテナ素子部のそれぞれの給電に用いられる給電用基板と、を備え、上記複数のアンテナ素子部のうちの少なくとも1つのアンテナ素子部の全部または一部が、上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側に配置されていることを特徴とする。
また、本発明のアンテナの製造方法は、ユーザの操作を受け付ける側の面である操作面と、該操作面から所定の距離だけ離間して存在し、非接触充電が行われる側の面である充電給電面と、が少なくとも同一の筐体に互いに対向して設けられた携帯端末用のアンテナの製造方法であって、複数のアンテナ素子部のそれぞれの給電に用いられる給電用基板を、上記操作面と上記充電給電面との間に配置する給電用基板配置ステップと、上記複数のアンテナ素子部のうちの少なくとも1つのアンテナ素子部の全部または一部を、上記給電用基板配置ステップで配置した上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側に配置するアンテナ素子部配置ステップと、を含むことを特徴とする。
ここで、(複数のアンテナ素子部からなる単一または複数の)アンテナが筐体の内部に配置された携帯端末の充電給電面の側を非接触充電用の充電台の上に設置した場合、アンテナ素子部の全部または一部が充電台に近接すると、充電台の内部の回路部やその他金属構成部品などの影響を受け、アンテナ素子部の全部または一部のアンテナ特性の劣化が生じやすくなる。これは、アンテナ特性の劣化度(劣化の度合い)は充電台の内部の回路部やその他金属構成部品などと、アンテナ素子部の全部または一部との間の距離にも依存し、その距離が小さくなるほど劣化は大きくなる傾向があるためである。
そこで、本発明の上記の構成では、複数のアンテナ素子部のうちの少なくとも1つのアンテナ素子部の全部または一部を、給電用基板の操作面に近い方の面の側に配置している。
また、上記の構成によれば、アンテナが配置される携帯端末における操作面と充電給電面とは所定の距離だけ離間して存在している。
このため、上記少なくとも1つのアンテナ素子部の全部または一部と、非接触充電が行われる側の面である充電給電面と、は少なくとも給電用基板の基板厚よりも長い一定の距離だけ離間することになる。
よって、本発明のアンテナが配置された携帯端末の筐体の充電給電面の側を非接触充電用の充電台の上に設置した場合に、少なくとも1つのアンテナ素子部の全部または一部のアンテナ特性が劣化することを抑制することができる。
以上により、本発明のアンテナが配置された携帯端末を充電台に設置した際のアンテナ特性の劣化を抑制することができる。
また、本発明のアンテナは、上記の構成に加えて、上記複数のアンテナ素子部のうちの、上記少なくとも1つのアンテナ素子部と異なる残りのアンテナ素子部が、上記給電用基板の上記充電給電面に近い方の面の側に配置され、上記残りのアンテナ素子部が動作する周波数帯が、上記少なくとも1つのアンテナ素子部が動作する周波数帯よりも高周波数帯であることが好ましい。
ここで、同一の距離であっても、アンテナ素子部が動作する周波数が低いほど波長に対する距離が小さく見えるため、アンテナ特性の劣化度は大きくなる傾向がある。
このため、本発明の上記の構成では、給電用基板の充電給電面に近い方の面の側に配置された、複数のアンテナ素子部のうちの残りのアンテナ素子部が動作する周波数帯を、上記少なくとも1つのアンテナ素子部が動作する周波数帯よりも高周波数帯としている。
これにより、例えば、非接触充電用の充電台の樹脂板などの厚みの距離効果により上記の残りのアンテナ素子部のアンテナ特性の劣化を抑制することも可能となり、本発明のアンテナが配置された携帯端末の充電給電面の側を充電台の上に設置した場合に、上記の少なくとも1つのアンテナ素子部の全部または一部のみならず、上記の残りのアンテナ素子部のアンテナ特性が劣化することを抑制することもできる。これにより、上記の少なくとも1つのアンテナ素子部と上記の残りのアンテナ素子部とのそれぞれが動作する両周波数帯においてバランスの取れたアンテナ特性の確保が可能となる。
また、本発明のアンテナは、上記の構成に加えて、上記残りのアンテナ素子部と上記給電用基板とを電気的に接続する第1給電接続部と、上記少なくとも1つのアンテナ素子部と上記給電用基板とを電気的に接続する第2給電接続部と、を備え、上記第1給電接続部は、上記給電用基板の上記充電給電面に近い方の面の側に配置され、上記第2給電接続部は、上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側に配置されていても良い。
上記構成によれば、少なくとも第1給電接続部のサイズと第2給電接続部のサイズとを合わせた距離の程度だけ上記の少なくとも1つのアンテナ素子部の全部または一部と上記充電給電面との距離を離間させることができる。
このため、本発明のアンテナが配置された携帯端末の充電給電面の側を非接触充電用の充電台の上に設置した場合に、少なくとも1つのアンテナ素子部の全部または一部のアンテナ特性が劣化することをより抑制することができる。
また、本発明のアンテナは、上記の構成に加えて、上記残りのアンテナ素子部と上記給電用基板とを電気的に接続する第1給電接続部と、上記少なくとも1つのアンテナ素子部と上記給電用基板とを電気的に接続する第2給電接続部と、を備え、上記第1給電接続部と上記第2給電接続部とは、ともに上記給電用基板の上記充電給電面に近い方の面の側、または、上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側のいずれか一方に配置され、上記少なくとも1つのアンテナ素子部の開放端が上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側に配置され、上記残りのアンテナ素子部の開放端が上記給電用基板の上記充電給電面に近い方の面の側に配置されていても良い。
上記の構成によれば、第1給電接続部と第2給電接続部とが、ともに給電用基板の同一面側(給電用基板の充電給電面に近い方の面の側、または、給電用基板の操作面に近い方の面の側のいずれか一方)に配置されているものの、上記の少なくとも1つのアンテナ素子部の開放端が給電用基板の操作面に近い方の面の側に配置されているため、充電台の設置時に充電台からの距離として充電台からアンテナ素子部の開放端までの距離が大きくなり、上記の少なくとも1つのアンテナ素子部の開放端側の特性の劣化を少なくとも軽減させることができる。
また、第1給電接続部と第2給電接続部とを、給電用基板の同一面側に配置しているため、上記の少なくとも1つのアンテナ素子部と上記の残りのアンテナ素子部とを給電用基板の同一面側で一体形成することができ、アンテナの生産または組立ての容易性を向上させることができる。
また、本発明のアンテナは、上記の構成に加えて、上記複数のアンテナ素子部のそれぞれと、上記給電用基板と、を電気的に接続する単一の給電接続部を備え、上記単一の給電接続部は、上記給電用基板の上記充電給電面に近い方の面の側、または、上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側のいずれか一方に配置され、上記少なくとも1つのアンテナ素子部の開放端が上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側に配置され、上記残りのアンテナ素子部の開放端が上記給電用基板の上記充電給電面に近い方の面の側に配置されていても良い。
上記の構成によれば、上記少なくとも1つのアンテナ素子部、および上記残りのアンテナ素子部は、単一(共通)の給電接続部を介して給電される一点給電構成であり、例えば、充電給電面の近傍にて複数のアンテナ素子部を分岐させ、それぞれの周波数帯で動作する長さのアンテナを形成することができる。これにより、例えば、操作面と給電用基板との間に無線回路を設けた場合に、無線回路側が複数の周波数帯用のアンテナ素子部に対して一つの入出力端子を備えるような場合でも、上述した効果と同様の効果を有するアンテナを形成することができる。また、単一の給電接続部を一点給電にて構成しているため、上記の少なくとも1つのアンテナ素子部と上記の残りのアンテナ素子部とを給電用基板の同一面側で一体形成することができ、携帯端末の生産または組立ての容易性を向上させることができる。
また、本発明の携帯端末は、上記のいずれかのアンテナが、ユーザの操作を受け付ける側の面である操作面と、該操作面から所定の距離だけ離間して存在し、非接触充電が行われる側の面である充電給電面と、が互いに対向して設けられた筐体の内部に配置されていることが好ましい。
上記構成によれば、携帯端末を充電台に設置した際のアンテナ特性の劣化を抑制することができる。
本発明のアンテナは、以上のように、複数のアンテナ素子部と、上記操作面と上記充電給電面との間に設けられ、上記複数のアンテナ素子部のそれぞれの給電に用いられる給電用基板と、を備え、上記複数のアンテナ素子部のうちの少なくとも1つのアンテナ素子部の全部または一部が、上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側に配置されている構成である。
また、本発明のアンテナの製造方法は、以上のように、複数のアンテナ素子部のそれぞれの給電に用いられる給電用基板を、上記操作面と上記充電給電面との間に配置する給電用基板配置ステップと、上記複数のアンテナ素子部のうちの少なくとも1つのアンテナ素子部の全部または一部を、上記給電用基板配置ステップで配置した上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側に配置するアンテナ素子部配置ステップと、を含む方法である。
それゆえ、アンテナが配置された携帯端末を充電台に設置した際のアンテナ特性の劣化を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の実施の一形態である携帯電話機の構造を示す構造図であり、(a)は、携帯電話機の構造を操作面側から見たときの様子を示し、(b)は、(a)の紙面に対して操作面の右側に隣接する側面の側から見たときの様子を示し、(c)は、操作面に対向する充電給電面の側から見たときの様子を示す。 上記携帯電話機を非接触充電方式にて充電しているときの様子を示す図であり、(a)は、携帯電話機と充電台の斜視図であり、(b)は、上記携帯電話機および充電台のそれぞれを長手方向に切断したときの横断面図である。 上記携帯電話機の通話時の使用状態を示す模式図である。 本発明の他の実施形態である携帯電話機の構造を示す構造図であり、(a)は、携帯電話機の構造を操作面側から見たときの様子を示し、(b)は、(a)の紙面に対して操作面の右側に隣接する側面の側から見たときの様子を示し、(c)は、操作面に対向する充電給電面の側から見たときの様子を示す。 本発明のさらに他の実施形態である携帯電話機の構造を示す構造図であり、(a)は、携帯電話機の構造を操作面側から見たときの様子を示し、(b)は、(a)の紙面に対して操作面の右側に隣接する側面の側から見たときの様子を示し、(c)は、操作面に対向する充電給電面の側から見たときの様子を示す。 従来のストレート端末の構造を示す図であり、(a)は、LCD側を示し、(b)は、電池側を示す。
本発明の一実施形態について図1〜図5に基づいて説明すれば、次の通りである。以下の特定の実施形態で説明する構成以外の構成については、必要に応じて説明を省略する場合があるが、他の実施形態で説明されている場合は、その構成と同じである。また、説明の便宜上、各実施形態に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
また、各図面に記載した各構成の形状や寸法は、実際の形状や寸法を反映させたものではなく、図面の明瞭化と簡略化のために必要に応じて変更している。さらに、後述する各構成の仕様等(例えば、アンテナ6の構成材料など)は、本発明の本質とはあまり関係がなく、必要に応じて適宜設定すれば良いので、以下ではその説明を省略する。
なお、以下の説明では、本発明の携帯端末を具現化する形態として、ストレート型の携帯電話機(携帯端末)31a〜31cを例にとって説明するが、本発明を具現化する形態はこれらに限定されない。
例えば、クラムシェル型の携帯端末も本発明の範疇に含まれる。但し、この場合、クラムシェル型の携帯端末のヒンジで結合された複数の筐体のうち、充電台に接触させられる充電給電面を備える筐体が、本発明を適用可能なストレート端末(携帯電話機31a〜31c)の筐体(筐体1)に相当しているものと考えればよい。
〔基本となる技術原理について〕
ここで、本発明の実施の一形態に関する具体的な説明に入る前に、本発明を理解する上で基本となる技術原理について纏める。
以下で説明する携帯電話機31a〜31cの構造は、主として下記の(イ)〜(ホ)の技術原理を基本として構成されている。
(イ)充電台の内部の回路部やその他金属構成部品(および/または携帯電話機を構成する各種金属)と、アンテナ素子と、の間の距離が小さくなる程、アンテナ特性が劣化しやすい。
(ロ)通話時などに人体頭部に近接するほど人体の影響を受けアンテナ特性が劣化しやすい、または、電磁波の人体吸収量が大きくなる。
(ハ)アンテナ素子部の全部または一部を充電給電面側に配置すれば、通話時において人体からの影響を小さくしてアンテナ特性の劣化を抑制でき、電磁波の人体吸収量も小さくすることができる。
(ニ)同一の距離であっても、アンテナ素子部が動作する周波数が低いほど波長に対する距離が小さく見えるため、アンテナ特性の劣化度は大きくなる傾向がある。
(ホ)筐体の外形に沿わせてアンテナ素子部を分散配置することがアンテナ特性の劣化の抑制に効果的である。
〔実施の形態1〕
次に、図1に基づき、本発明の実施の一形態である携帯電話機31aの構成について説明する。図1は、携帯電話機31aの構造を示す構造図である。図1(a)は、携帯電話機31aの構造を操作面SUF1側から見たときの様子を示す。また、図1(b)は、携帯電話機31aの構造を、図1(a)の紙面に対して操作面SUF1の右側に隣接する側面の側から見たときの様子を示す。さらに、図1(c)は、操作面SUF1に対向する充電給電面SUF2の側から見たときの様子を示す。
携帯電話機31aは、同図に示すように、筐体1、電池2、表示素子3、受話部4、送話部5、アンテナ6、無線回路部8を備える構成である。
(筐体1)
筐体1は、携帯電話機31aを構成する各種部品を収容するためのハウジングであり、同図に示すように、操作面SUF1と、充電給電面SUF2とを少なくとも有している。また、操作面SUF1と、充電給電面SUF2とは、所定の距離だけ離間して存在し、同一の筐体1に対して互いに対向して設けられている。ここで、操作面SUF1は、ユーザの操作を受け付ける側の面であり、一方、充電給電面SUF2は、非接触充電が行われる側の面である。なお、操作面SUF1側には、後述する表示素子3が設けられているほか、入力手段としてボタンキー、静電キーを備えていても良い。また、入力手段として、各種方式のポインティングデバイスによる入力手段を用いてもよい。筐体1の構成材料としては、樹脂材料としてABS樹脂〔アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)共重合合成樹脂〕や、PC/ABS〔ABS樹脂とポリカーボネート(PC)のアロイ〕、ポリアミド樹脂系材料、及び上記にガラス繊維を混入させたものなど、金属材料としてマグネシウム合金やステンレス鋼材(SUS)、アルミニウムなどを例示することができる。金属材料はアンテナ部分には被らないよう部分的に使用されることが多く、インサート成型により樹脂と一体成型してもよい。
(電池2)
電池2は、携帯電話機31aを構成する各種部品に電力を供給するものであり、本実施形態では、さらに後述する受電側コイル15(不図示)が内蔵されており、非接触充電機能を有している(図2参照)。また、電池2は、筐体1の内部において後述する給電用基板7の充電給電面SUF2に近い側に配置されている。電池2の例としては、リチウムイオン電池やリチウムポリマー電池の他、超小型燃料電池(DMFC:直接メタノール型燃料電池)、空気亜鉛電池、光空気2次電池、プロトンポリマー電池、有機ラジカル電池などを例示することができる。
(表示素子3)
表示素子3は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro luminescence)デイスプレイ等で構成され、本実施形態の表示素子3は、タッチパネル(図示せず)を備えることで入力機能も有している。
(受話部4)
受話部4は、小型スピーカーで構成され、電話の相手先からの通話などの音声が出力される。
(送話部5)
送話部5は、小型MIC(Microphone)で構成され、ユーザから電話の相手先に対する通話などの音声が入力される。
(アンテナ6)
アンテナ6は、携帯電話機31a用のアンテナであり、図1(b)に示すように、後述する給電用基板7、第1アンテナ素子部(残りのアンテナ素子部)11、第2アンテナ素子部(少なくとも1つのアンテナ素子部)12、第1給電バネ(第1給電接続部)13、および、第2給電バネ(第2給電接続部)14を備える構成である。
アンテナ6は少なくとも2つ以上の異なる周波数帯、例えば、800MHz帯と2GHz帯とで動作する複数のアンテナ素子部を備え、本実施形態では第1アンテナ素子部11(2GHz帯で動作)および第2アンテナ素子部12(800MHz帯で動作)の2つを備えるがこれに限定されない。例えば、アンテナ6は、3つ以上の異なる周波数帯で動作する3つ以上のアンテナ素子部を備えていても良い。
(給電用基板7)
次に、給電用基板7は、携帯電話機31aの各種機能を実現する回路部品が実装された(フレキシブル)プリント基板であり、図示しない整合回路が設けられている。整合回路は、第1アンテナ素子部11の2GHz帯および第2アンテナ素子部12の800MHz帯のそれぞれのインピーダンスと、無線回路部8の入力インピーダンス(一般には50Ω程度)との整合を取るための回路である。
(無線回路部8)
無線回路部8は、上記の整合回路、後述する第1給電バネ13および第2給電バネ14のそれぞれを介して第1アンテナ素子部11および第2アンテナ素子部12に給電するものであり、無線信号の送受信がなされる。無線回路部8の周波数帯は、本実施形態では、2GHz帯および800MHz帯であるが、これに限定されず、例えば、2GHz帯、1.9GHz帯、1.8GHz帯、900MHz帯、800MHz帯などの中から、選択された任意の複数の周波数帯であっても良い。
(第1アンテナ素子部11)
第1アンテナ素子部11は高域側周波数帯(本実施形態では2GHz帯)で動作し、給電用基板7から電池2側のエリア(給電用基板7の充電給電面SUF2に近い側の面の側)に配置されている。
アンテナ素子部11は、ステンレス鋼材(SUS)やリン青銅、また各種メッキ(銅、ニッケル、金)、導電性のある金属系塗料など、による金属材料のパターンで形成され、金属単体による構成、もしくは樹脂材料のハウジングに上記金属が一体形成されたものでもよい。上記ハウジングとして筺体1を利用し、筺体1の表面もしくは樹脂内部にアンテナ金属を形成する方法もある。またはFPC(フレキシブルプリント基板)や、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムなどに形成された金属パターン(メッキ)を用いてもよい。
(第2アンテナ素子部12)
一方、第2アンテナ素子部12は低域側周波数帯(本実施形態では800MHz帯)で動作し、給電用基板7から表示素子3側のエリア(給電用基板7の操作面SUF1に近い面の側)に配置されている。
第2アンテナ素子部12の構成材料についても第1アンテナ素子部11と同様である。
なお、高域側周波数帯および低域側周波数帯のそれぞれは、上記の周波数帯に限定されず、例えば、2GHz帯、1.9GHz帯、1.8GHz帯、900MHz帯、800MHz帯などの中から、選択された任意の複数の周波数帯であっても良い。
(第1給電バネ13、第2給電バネ14)
本実施形態の第1給電バネ13、第2給電バネ14は、それぞれ給電用基板7に実装された部品であり、第1アンテナ素子部11は第1給電バネ13を介して、また、第2アンテナ素子部12は、第2給電バネ14を介して、給電用基板7に接続されているが、給電バネの接続形態はこれに限定されない。例えば、第1アンテナ素子部11および第2アンテナ素子部12にそれぞれ一体形成された単一の給電バネ(給電接続部)を、給電用基板7に設けられた接点用パターン部に接触導通させる構造であっても良い。なお、本実施形態の第1給電バネ13の一端、第2給電バネ14の一端は、それぞれ配線パターンによって整合回路を介して無線回路部8に接続されている。
また、給電バネを用いない給電接続手段であってもよく、例えば、アンテナ素子部11、12をFPC(フレキシブルプリント基板)上のパターンで形成し(前述)、給電用基板7に実装されたFPC用コネクタを介してFPC基板パターンと接続する構造であってもよい。
また、アンテナ素子部と給電用基板との接続は第1給電バネ13、第2給電バネ14に限定されず、他の接続手段、たとえば給電用基板のグランド(地導体)とアンテナ素子部とを接続する接続バネ(不図示)を1個、もしくは複数個有してもよい。
(アンテナ6の特徴的構成について)
以上のように、アンテナ6は、ユーザの操作を受け付ける側の面である操作面SUF1と、操作面SUF1から所定の距離だけ離間して存在し、非接触充電が行われる側の面である充電給電面SUF2と、が少なくとも同一の筐体1に互いに対向して設けられた携帯電話機31a用のアンテナである。また、アンテナ6は、第1アンテナ素子部11および第2アンテナ素子部12と、操作面SUF1と充電給電面SUF2との間に設けられ、第1アンテナ素子部11および第2アンテナ素子部12のそれぞれの給電に用いられる給電用基板7と、を備え、第2アンテナ素子部12(全部)が、給電用基板7の操作面SUF1に近い方の面の側に配置されている構成である。
ここで、(複数のアンテナ素子部からなる単一または複数の)アンテナが筐体の内部に配置された携帯端末の充電給電面の側を非接触充電用の充電台の上に設置した場合、アンテナ素子部の全部または一部が充電台に近接すると、充電台の内部の回路部やその他金属構成部品などの影響を受け、アンテナ素子部の全部または一部のアンテナ特性の劣化が生じやすくなる。これは、アンテナ特性の劣化度(劣化の度合い)は充電台の内部の回路部やその他金属構成部品などと、アンテナ素子部の全部または一部との間の距離にも依存し、その距離が小さくなるほど劣化は大きくなる傾向があるためである。
そこで、本実施形態の上記の構成では、第2アンテナ素子部12を、給電用基板7の操作面SUF1に近い方の面の側に配置している。
また、上記の構成によれば、アンテナ6が配置される携帯電話機31aにおける操作面SUF1と充電給電面SUF2とは所定の距離だけ離間して存在している。
このため、第2アンテナ素子部12と充電給電面SUF2と、は少なくとも給電用基板7の基板厚よりも長い一定の距離だけ離間することになる。
よって、本実施形態のアンテナ6が配置された携帯電話機31aの筐体の充電給電面SUF1の側を非接触充電用の充電台22(図2参照)の上に設置した場合に、第2アンテナ素子部12のアンテナ特性が劣化することを抑制することができる。
以上により、本実施形態のアンテナ6が配置された携帯電話機31aを後述する充電台22に設置した際のアンテナ特性の劣化を抑制することができる。
また、本実施形態のアンテナ6は、第1アンテナ素子部11が、給電用基板7の充電給電面SUF2に近い方の面の側に配置され、第1アンテナ素子部11が動作する周波数帯が、第2アンテナ素子部12が動作する周波数帯よりも高周波数帯である。
ここで、同一の距離であっても、アンテナ素子部が動作する周波数が低いほど波長に対する距離が小さく見えるため、アンテナ特性の劣化度は大きくなる傾向がある。
このため、本実施形態のアンテナ6では、給電用基板7の充電給電面SUF2に近い方の面の側に配置された、第1アンテナ素子部11が動作する周波数帯を、第2アンテナ素子部12よりも高周波数帯としている。
これにより、例えば、非接触充電用の充電台22の樹脂板25(図2参照)などの厚みの距離効果により第1アンテナ素子部11のアンテナ特性の劣化を抑制することも可能となり、本実施形態のアンテナ6が配置された携帯電話機31aの充電給電面SUF2の側を充電台22の上に設置した場合に、第2アンテナ素子部12のみならず、第1アンテナ素子部11のアンテナ特性が劣化することを抑制することもできる。これにより、第1アンテナ素子部11および第2アンテナ素子部12のそれぞれが動作する両周波数帯においてバランスの取れたアンテナ特性の確保が可能となる。
また、本実施形態のアンテナ6は、第1アンテナ素子部11と給電用基板7とを電気的に接続する第1給電バネ13と、第2アンテナ素子部12と給電用基板7とを電気的に接続する第2給電バネ14と、を備え、第1給電バネ13は、給電用基板7の充電給電面SUF2に近い方の面の側に配置され、第2給電バネ14は、給電用基板7の操作面SUF1に近い方の面の側に配置されている。
上記構成によれば、第1給電バネ13のサイズ(紙面に対して左右方向の長さ)と第2給電バネ14のサイズとを合わせた距離の程度だけ第2アンテナ素子部12と充電給電面SUF2との距離を離間させることができる。
このため、本実施形態のアンテナ6が配置された携帯電話機31aの充電給電面SUF2の側を非接触充電用の充電台22の上に設置した場合に、第2アンテナ素子部12のアンテナ特性が劣化することをより抑制することができる。
(アンテナ6の製造方法)
次に、上記のアンテナ6の製造方法について説明する。
本実施形態のアンテナ6の製造方法は、下記(1)〜(3)の工程を含む。
(1)給電用基板配置ステップ:給電用基板7を携帯電話機31aの筐体1の操作面SUF1と充電給電面SUF2との間に配置する。
(2)アンテナ素子部配置ステップ:第1アンテナ素子部11を、給電用基板配置ステップで配置した給電用基板7の充電給電面SUF2に近い方の面の側に配置する。より具体的には、第1アンテナ素子部11と給電用基板7とを第1給電バネ13を介して接続する。
(3)第2アンテナ素子部12を、給電用基板配置ステップで配置した給電用基板7の操作面SUF1に近い方の面の側に配置する。より具体的には、第2アンテナ素子部12と給電用基板7とを第2給電バネ14を介して接続する。
以上により、上述したアンテナ6またはアンテナ6を備えた携帯電話機31aを製造することができる。
(非接触充電について)
次に、図2は、携帯電話機31a(または後述する携帯電話機31b、31c)を非接触充電方式にて充電しているときの様子を示す図である。図2(a)は、携帯電話機31a〜31cと充電台22の斜視図である。一方、図2(b)は、携帯電話機31aおよび充電台22のそれぞれを長手方向に切断したときの横断面図である。図2(a)に示すように、上述した携帯電話機31aの筐体1の内部に内蔵された電池2の内部には、受電側コイル15が設けられている。次に、図2(b)に示すように、充電台22は、送電用コイル23、ACケーブル24、樹脂板25、充電用回路部26を備える構成である。
同図に示すように、充電を行いたい場合は、電池2を下にした状態(充電給電面SUF2の側を下に向けた状態)で充電台22の樹脂板25上に携帯電話機31aを設置する。このとき、電池2内の受電側コイル15と充電台22の内部の送電用コイル23とが近接対向した位置になるよう配置し、ACケーブル24、充電用回路部26を介して送電用コイル23に電流を供給することにより磁界が発生し、受電側コイル15を貫く磁束の強さが変化するため、受電側コイル15に起電力が発生して電池2が充電される。
充電電力効率を高めるためには、両コイル間の距離を小さくする必要があるため、樹脂板25は薄い方が好ましい。このとき、アンテナ6は充電台22に近接するため、充電台22内部の充電用回路部26やその他金属構成部品(図示せず)の影響を受け、アンテナ特性の劣化が生じやすくなる。充電台22の機能において上記両コイル(受電側コイル15、送電用コイル23)の位置合わせが重要であるが、その手段として充電台22の内部にモーターおよびコイル感知用の回路パターンを設け、携帯電話機31aの電池2の内部の受電側コイル15を自動検出し、モーター駆動により送電用コイル23の位置を走査する等の方法が提案されているが、この場合、充電台22の内部の送電用コイル23以外の周辺回路や金属構成部品が非常に多くなるため、アンテナ特性への影響度(劣化度)はより大きくなりやすい。
上記のアンテナ特性の劣化度は金属部品、周辺回路とアンテナとの距離に依存し、距離が小さくなるほど劣化は大きくなる傾向となる。また、同一の距離であっても、周波数が低いほど波長に対する距離が小さく見えるため、劣化度は大きくなる傾向となる。本実施形態では、図1に示したように低域側用のアンテナ(第2アンテナ素子部12)が給電用基板7から表示素子3側のエリア(給電用基板7の操作面SUF1に近い面の側)に配置されることにより、充電台22上に設置時において充電台22と一定の距離を確保することができ、アンテナ6の特性劣化を小さく抑制することができる。
一方で高域側用のアンテナ(第1アンテナ素子部11)は給電用基板7から電池2側のエリア(給電用基板7の充電給電面SUF2に近い面の側)に配置されているため、充電台22と第1アンテナ素子部11が近接するが、2GHz帯等の高域側用アンテナであるため、樹脂板25の厚み等の距離効果により劣化は小さく抑えられ、低域側の第2アンテナ素子部12と同程度の劣化度に抑制することが可能となり、両周波数帯においてバランスの取れた特性確保が可能となる。
(人体頭部の影響について)
次に、図3は、携帯電話機13a(または携帯電話機31b、31c)の通話時の使用状態を示す模式図である。同図に示すように、通話時には、携帯電話機31aの操作面SUF1の側が、人体頭部32と近接する。人体吸収量としては単位体積あたりの吸収電力値[W/kg]の評価指標となるため、アンテナ6の位置、特性が同等である場合は一般的には吸収電力分布が人体表面に集中する高周波帯の方が厳しい傾向となる。
携帯電話機31aでは、図1に示したように高域側用のアンテナ(第1アンテナ素子部11)が給電基板7から電池2側のエリアに配置されることにより、通話時(人体近接時)の人体吸収量を小さく抑えることが可能となる。一方で低域側用のアンテナ(第2アンテナ素子部12)は人体側に配置されるが、800MHz帯等の低い周波数帯用であるため吸収電力は拡散するため、人体吸収量としては小さく、結果として両周波数帯においてバランスの取れた特性確保が可能となる。
上記の図2および図3において、第1アンテナ素子部11および第2アンテナ素子部12がともにどちらか同一のエリア(電池2側または表示素子3側)に配置された場合、充電台22の設置時の劣化、もしくは通話時の人体吸収量のどちらかが著しく悪化する傾向になる、という問題が生じるが、本実施形態の携帯電話機31aにおいては、両条件、および周波数帯においてもバランスの取れた特性を確保することが可能となる。
〔実施の形態2〕
次に、図4に基づき、本発明の他の実施形態である携帯電話機31bの構造について説明する。図4は、携帯電話機31bの構造を示す構造図である。図4(a)は、携帯電話機31bの構造を操作面SUF1側から見たときの様子を示す。また、図4(b)は、図4(a)の紙面に対して操作面SUF1の右側に隣接する側面の側から見たときの様子を示す。さらに、図4(c)は、操作面SUF1に対向する充電給電面SUF2の側から見たときの様子を示す。
本実施形態の携帯電話機31bでは、アンテナ6における第1アンテナ素子部(残りのアンテナ素子部)41および第2アンテナ素子部(少なくとも1つのアンテナ素子部)42のそれぞれの配置方法、ならびに、給電用基板7に対する1給電バネ(第1給電接続部)43および第2給電バネ(第2給電接続部)44のそれぞれの接続方法が、上述した携帯電話機31aのアンテナ6における構造と異なっている。しかしながら、それ以外の構成については、携帯電話機31aと同じである。よって、以下の説明では、本実施形態の携帯電話機31bと携帯電話機31aとの上記の相違点のみについて説明し、その他の構成の説明については省略する。
(第1給電バネ43、第2給電バネ44)
同図に示すように本実施形態の携帯電話機31bでは、第1給電バネ43および第2給電バネ44が、ともに給電用基板7の同一面側(給電用基板7の充電給電面SUF2)に近い方の面の側に配置されている。しかしながら、給電用基板7に対する第1給電バネ43および第2給電バネ44の接続は、これに限定されない。例えば、第1給電バネ43および第2給電バネ44が、ともに給電用基板7の操作面SUF1に近い方の面の側に配置されていても良い。
(第1アンテナ素子部41、第2アンテナ素子部42)
次に、第1アンテナ素子部41は高域側周波数帯(例えば、2GHz帯)で動作し、給電用基板7の充電給電面SUF2(または電池面)側に実装された第1給電バネ43を介して給電され、給電用基板7から電池2側のエリア内(給電用基板7の充電給電面SUF2に近い面の側)に配置されている。また、特に、本実施形態の携帯電話機31bでは、第1アンテナ素子部41の開放端END2が給電用基板7の充電給電面SUF2に近い方の面の側に配置されている。
一方、第2アンテナ素子部42は低域側周波数帯(例えば、800MHz帯)で動作し、給電用基板7の充電給電面SUF2(または電池面)側に実装された第2給電バネ44を介して給電され、給電用基板7から電池2側のエリア内(給電用基板7の充電給電面SUF2に近い面の側)に配置されているが、同図に示すように、第2アンテナ素子部42の開放端END1は、給電用基板7の操作面SUF1に近い方の面の側に配置されている。
上記の構成によれば、第1給電バネ43と第2給電バネ44とが、ともに給電用基板7の同一面側(給電用基板7の充電給電面SUF2に近い方の面の側)に配置されているものの、第2アンテナ素子部42の開放端END1が給電用基板7の操作面SUF1に近い方の面の側に配置されているため、充電台22の設置時に充電台22からの距離として充電台22から第2アンテナ素子部42の開放端END1までの距離が大きくなり、第2アンテナ素子部42の開放端END1側の特性の劣化を少なくとも軽減させることができる。
また、第1給電バネ43と第2給電バネ44とを、給電用基板7の同一面側に配置しているため、第1アンテナ素子部41と第2アンテナ素子部42とを給電用基板7の同一面側で一体形成することができ、アンテナ6の生産または組立ての容易性を向上させることができる。また、通話時の人体吸収量に関しても上記の携帯電話機31aと同様の効果が得られる。
〔実施の形態3〕
次に、図5に基づき、本発明のさらに他の実施形態である携帯電話機31cの構造について説明する。図5は、携帯電話機31cの構造を示す構造図である。図5(a)は、携帯電話機31cの構造を操作面SUF1側から見たときの様子を示す。また、図5(b)は、図5(a)の紙面に対して操作面SUF1の右側に隣接する側面の側から見たときの様子を示す。さらに、図5(c)は、操作面SUF1に対向する充電給電面SUF2の側から見たときの様子を示す。
本実施形態の携帯電話機31cでは、まず、アンテナ6における第1アンテナ素子部(残りのアンテナ素子部)51および第2アンテナ素子部(少なくとも1つのアンテナ素子部)52のそれぞれの配置方法が異なっている。また、特に、本実施形態の携帯電話機31cでは、第1アンテナ素子部51および第2アンテナ素子部52が、ともに、単一の給電バネ(単一の給電接続部)53を介して給電用基板7に接続されている点が異なっている。しかしながら、それ以外の構成については、携帯電話機31aと同じである。よって、以下の説明では、本実施形態の携帯電話機31cと携帯電話機31aとの上記の相違点のみについて説明し、その他の構成の説明については省略する。
(給電バネ53)
同図に示すように、本実施形態の携帯電話機31cは、第1アンテナ素子部51および第2アンテナ素子部52のそれぞれと、給電用基板7と、を電気的に接続する単一の給電バネ53を備えている。
また、本実施形態の携帯電話機31cでは、単一の給電バネ53は、給電用基板の充電給電面SUF2に近い方の面の側に配置されているが、給電用基板7に対する給電バネ53の配置方法はこれに限定されない。例えば、単一の給電バネ53は、給電用基板7の操作面SUF1に近い方の面の側に配置されていても良い。
(第1アンテナ素子部51、第2アンテナ素子部52)
第1アンテナ素子部51は高域側周波数帯(例えば、2GHz帯)で動作し、給電基板7の充電給電面SUF2(または電池面)側に実装された単一の給電バネ53を介して給電され、給電用基板7から電池2側のエリア内(給電用基板7の充電給電面SUF2に近い面の側)に配置されている。また、特に、本実施形態の携帯電話機31cでは、第1アンテナ素子部51の開放端END2が給電用基板7の充電給電面SUF2に近い方の面の側に配置されている。
一方、第2アンテナ素子部52は低域側周波数帯(例えば、800MHz帯)で動作し、単一(または同一)の給電バネ53を介して給電され、第2アンテナ素子部52の開放端END1側が給電用基板7から表示素子3側のエリア内(給電用基板7の操作面SUF1に近い面の側)に位置するよう配置されている。
上記の構成によれば、第1アンテナ素子部51および第2アンテナ素子部52は、単一(共通)の給電バネ53を介して給電される一点給電構成であり、例えば、充電給電面SUF2の近傍にて複数のアンテナ素子部(本実施形態では、第1アンテナ素子部51および第2アンテナ素子部52)を分岐させ、それぞれの周波数帯で動作する長さのアンテナ6を形成することができる。また、アンテナ特性上の効果に関しては、第2実施形態に記載の動作原理と同一である。以上により、例えば、操作面SUF1と給電用基板7との間に無線回路部8を設けた場合に、無線回路部8側が複数の周波数帯用のアンテナ素子部に対して一つの入出力端子を備えるような場合でも、上述した効果と同様の効果を有するアンテナ6を形成することができる。また、単一の給電バネ53を一点給電にて構成しているため、第1アンテナ素子部51および第2アンテナ素子部42を給電用基板7の同一面側で一体形成することができ、携帯電話機31cの生産または組立ての容易性を向上させることができる。
〔本発明の別の表現〕
本発明は、以下のように表現することもできる。
すなわち、本発明の携帯電話機(または、携帯電話機に搭載される携帯電話機用のアンテナ、以下同じ。)は、非接触充電機能を搭載した携帯電話機において、それぞれ異なる周波数帯で動作する複数のアンテナと、アンテナを給電するための給電用基板とを有し、給電用基板の電池面側(反LCD側)に第一のアンテナが配置され、給電用基板のLCD側に第二のアンテナが配置され、第一のアンテナは高域周波数帯で動作し、第二のアンテナは低域周波数帯で動作するように構成されていても良い。
これにより、非接触充電機能を搭載した携帯電話機において、充電台に設置したときのアンテナ特性劣化および/または通話時の人体頭部の影響によるアンテナ特性劣化の抑制効果、ならびに、人体頭部吸収量(SAR:Specific Absorption Rate:比吸収率)を小さく抑える効果を両立させることができる。
また、本発明の携帯電話機は、高域周波数帯で動作する第1アンテナ素子部が電池面側に、低域周波数帯で動作する第2アンテナ素子部が表示面(LCD)側に配置されていても良い。
これにより、非接触充電台に設置したときのアンテナ特性劣化を小さく抑えるとともに、通話時の人体頭部によるアンテナ特性への影響、および人体吸収量を小さく抑制する、という3つの効果を得られる。
また、本発明の携帯電話機は、表示素子(LCD)と、送話部(MIC)と、受話部(イヤレシーバ)と、アンテナと、アンテナを給電するための給電用基板と、非接触充電機能を有する電池とを備えた携帯電話において、筐体の一方の面に電池が配置されるとともに、その反対面側に表示素子(LCD)が配置され、上記アンテナは各々異なる周波数帯で動作する少なくとも二つの内蔵アンテナ素子を有し、一方のアンテナ素子(第1アンテナ素子部)が給電用基板から電池側のエリア(第一のエリア)に配置され、他方のアンテナ素子(第2アンテナ素子部)が給電用基板から表示素子(LCD)側のエリア(第二のエリア)に配置されていても良い。
また、本発明の携帯電話機は、第1アンテナ素子部が高域周波数帯で動作するアンテナであり、第2アンテナ素子部が低域周波数帯で動作するように構成されていても良い。
また、本発明の携帯電話機は、第1アンテナ素子部と第2アンテナ素子部とは各それぞれ別の給電接続手段を備え、第一の給電手段は給電用基板の電池側面に配置され、第二の給電手段は給電用基板の表示素子側面に配置されていても良い。
また、本発明の携帯電話機は、第1アンテナ素子部と第2アンテナ素子部とはそれぞれ別の給電接続手段を備え、第一の給電手段と第二の給電手段はともに給電用基板の同一面側に配置され、第1アンテナ素子部の開放端が第一のエリアに形成されるとともに、第2アンテナ素子部の開放端が第二のエリアに形成されていても良い。
また、本発明の携帯電話機は、第1アンテナ素子部と第2アンテナ素子部とは共通の給電接続手段を備え、給電接続手段は給電用基板の電池側面もしくは表示素子側面に配置され、第1アンテナ素子部の開放端が第一のエリアに形成されるとともに、第2アンテナ素子部の開放端が第二のエリアに形成されていても良い。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、非接触充電機能を搭載した携帯端末の内部に配置されるアンテナ、該アンテナを備えた携帯端末に適用できる。
1 筐体
6 アンテナ
7 給電用基板
11 第1アンテナ素子部(残りのアンテナ素子部)
12 第2アンテナ素子部(少なくとも1つのアンテナ素子部)
13 第1給電バネ(第1給電接続部)
14 第2給電バネ(第2給電接続部)
31a〜31c 携帯電話機(携帯端末)
41 第1アンテナ素子部(残りのアンテナ素子部)
42 第2アンテナ素子部(少なくとも1つのアンテナ素子部)
43 第1給電バネ(第1給電接続部)
44 第2給電バネ(第2給電接続部)
51 第1アンテナ素子部(残りのアンテナ素子部)
52 第2アンテナ素子部(少なくとも1つのアンテナ素子部)
53 給電バネ(単一の給電接続部)
SUF1 操作面
SUF2 充電給電面
END1 開放端
END2 開放端

Claims (7)

  1. ユーザの操作を受け付ける側の面である操作面と、該操作面から所定の距離だけ離間して存在し、非接触充電が行われる側の面である充電給電面と、が少なくとも同一の筐体に互いに対向して設けられた携帯端末用のアンテナであって、
    複数のアンテナ素子部と、
    上記操作面と上記充電給電面との間に設けられ、上記複数のアンテナ素子部のそれぞれの給電に用いられる給電用基板と、を備え、
    上記複数のアンテナ素子部のうちの少なくとも1つのアンテナ素子部の全部または一部が、上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側に配置されていることを特徴とするアンテナ。
  2. 上記複数のアンテナ素子部のうちの、上記少なくとも1つのアンテナ素子部と異なる残りのアンテナ素子部が、上記給電用基板の上記充電給電面に近い方の面の側に配置され、
    上記残りのアンテナ素子部が動作する周波数帯が、上記少なくとも1つのアンテナ素子部が動作する周波数帯よりも高周波数帯であることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 上記残りのアンテナ素子部と上記給電用基板とを電気的に接続する第1給電接続部と、
    上記少なくとも1つのアンテナ素子部と上記給電用基板とを電気的に接続する第2給電接続部と、を備え、
    上記第1給電接続部は、上記給電用基板の上記充電給電面に近い方の面の側に配置され、
    上記第2給電接続部は、上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ。
  4. 上記残りのアンテナ素子部と上記給電用基板とを電気的に接続する第1給電接続部と、
    上記少なくとも1つのアンテナ素子部と上記給電用基板とを電気的に接続する第2給電接続部と、を備え、
    上記第1給電接続部と上記第2給電接続部とは、ともに上記給電用基板の上記充電給電面に近い方の面の側、または、上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側のいずれか一方に配置され、
    上記少なくとも1つのアンテナ素子部の開放端が上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側に配置され、
    上記残りのアンテナ素子部の開放端が上記給電用基板の上記充電給電面に近い方の面の側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ。
  5. 上記複数のアンテナ素子部のそれぞれと、上記給電用基板と、を電気的に接続する単一の給電接続部を備え、
    上記単一の給電接続部は、上記給電用基板の上記充電給電面に近い方の面の側、または、上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側のいずれか一方に配置され、
    上記少なくとも1つのアンテナ素子部の開放端が上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側に配置され、
    上記残りのアンテナ素子部の開放端が上記給電用基板の上記充電給電面に近い方の面の側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ。
  6. 請求項1から5までのいずれか1項に記載のアンテナが、ユーザの操作を受け付ける側の面である操作面と、該操作面から所定の距離だけ離間して存在し、非接触充電が行われる側の面である充電給電面と、が互いに対向して設けられた筐体の内部に配置されていることを特徴とする携帯端末。
  7. ユーザの操作を受け付ける側の面である操作面と、該操作面から所定の距離だけ離間して存在し、非接触充電が行われる側の面である充電給電面と、が少なくとも同一の筐体に互いに対向して設けられた携帯端末用のアンテナの製造方法であって、
    複数のアンテナ素子部のそれぞれの給電に用いられる給電用基板を、上記操作面と上記充電給電面との間に配置する給電用基板配置ステップと、
    上記複数のアンテナ素子部のうちの少なくとも1つのアンテナ素子部の全部または一部を、上記給電用基板配置ステップで配置した上記給電用基板の上記操作面に近い方の面の側に配置するアンテナ素子部配置ステップと、を含むことを特徴とするアンテナの製造方法。
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