JP6005056B2 - 冷却のためのe−1,3,3,3−テトラフルオロプロペンと少なくとも1つのテトラフルオロエタンとを含む冷媒の使用 - Google Patents

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Description

本開示は、冷却装置でのE−1,3,3,3−テトラフルオロプロペンと少なくとも1つのテトラフルオロエタンとを含む冷媒組成物の使用に関する。
冷凍業界は過去数十年間、モントリオール議定書の結果として段階的に廃止されつつあるオゾン層破壊クロロフルオロカーボン(CFC)およびハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)の代替冷媒を見いだす努力をしてきた。ほとんどの冷媒生産業者にとっての解決策は、ハイドロフルオロカーボン(HFC)冷媒の商業化であった。HFC−134aなどの、HFC冷媒は、オゾン層破壊係数がゼロであり、従ってモントリオール議定書の結果としての現行規制の段階的廃止による影響を受けない。
さらなる環境規制は、ある種のHFC冷媒の全世界段階的廃止を究極的にもたらす可能性がある。現在、自動車業界は、移動式エアコンに使用される冷媒についての地球温暖化係数に関する規制に直面している。それ故、移動式エアコン市場向けの地球温暖化係数が低下した新規冷媒を特定することが現在非常に必要とされている。万一規制が、例えば固定式エアコンおよび冷凍システムに対して、将来より広範に適用されたら、冷凍およびエアコン工業の全領域に使用することができる冷媒のさらにより大きい必要性が感じられるであろう。
HFC−134aおよびHCFC−124は、とりわけ、工業プロセス向けに快適なエアコンおよび冷却を提供するために冷却装置に使用されている。環境への影響が少ない代替品がこれらの冷媒の代わりに求められている。具体的には、オゾン層破壊係数が低い代替品から全くない代替品および低いGWPの代替品が求められている。
本発明は冷却を行う方法を含む。本方法は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCとの総量の重量比が約0.05〜0.99(例えば、0.05〜0.82、0.1〜0.8、および0.85〜0.99)であるという条件で;(a)E−CFCH=CHFと(b)式Cの少なくとも1つのテトラフルオロエタンとを含む液体冷媒をエバポレーターで蒸発させ、それによって冷媒蒸気を生成する工程を含む。
本発明はまた、HCFC−124またはHFC−134a冷媒を、前記冷媒向けにデザインされた冷却装置で置き換える方法を含む。本方法は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCとの総量の重量比が約0.05〜0.99(例えば、0.05〜0.82、0.1〜0.8、および0.85〜0.99)であるという条件で;(a)E−CFCH=CHFと(b)式Cの少なくとも1つのテトラフルオロエタンとを含む代替冷媒組成物をエバポレーターで提供し、それによって冷媒蒸気を生成する工程を含む。
本発明はまた、冷却のための冷却装置を含む。冷却装置は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCとの総量の重量比が約0.05〜0.99(例えば、0.05〜0.82、0.1〜0.8、および0.85〜0.99)であるという条件で;(a)E−CFCH=CHFと(b)式Cの少なくとも1つのテトラフルオロエタンとを含む冷媒を含む作動流体を含有する。
E−CFCH=CHFと(b)式Cの少なくとも1つの化合物とを含有する組成物を利用するフラデッドエバポレーター(flooded evaporator)冷却装置の一実施形態の略図である。 E−CFCH=CHFと(b)式Cの少なくとも1つの化合物とを含有する組成物を利用する直接膨張式冷却装置の一実施形態の略図である。
以下に説明される実施形態の詳細を述べる前に、幾つかの用語が定義されるかまたは明確にされる。
地球温暖化係数(GWP)は、二酸化炭素の1キログラムの排出と比較して特定の温室効果ガス(冷媒または作動流体などの)の1キログラムの大気排出による相対的な地球温暖化寄与を推定するための指数である。GWPは、所与のガスに関する大気寿命の影響を示して異なる対象期間について計算することができる。100年対象期間についてのGWPは一般に参考値である。本明細書に報告されるGWPについてのあらゆる値は、100年の対象期間に基づくものである。
オゾン層破壊係数(ODP)は、「The Scientific Assessment of Ozone Depletion,2002,A report of the World Meteorological Association’s Global Ozone Research and Monitoring Project」,1.1.4節,頁1.28−1.31(この節の第1段落を参照されたい)に定義されている。ODPは、フルオロトリクロロメタン(CFC−11)と比べて質量−質量基準でみたときの、ある化合物(冷媒または作動流体などの)から予期される成層圏でのオゾン層破壊の程度を表す。
冷凍能力(冷却能力と言われる場合もある)は、循環される冷媒の1ポンド当たりのエバポレーターにおける冷媒のエンタルピーの変化、すなわち、エバポレーターを出る冷媒蒸気の単位体積当たりエバポレーターで冷媒によって除去される熱(容積キャパシティ)を定義するための用語である。冷凍能力は、冷媒または作動流体組成物が冷却を行う能力の尺度である。それ故、この容積キャパシティが高ければ高いほど、行われる冷却は大きい。冷却速度は、単位時間当たりにエバポレーターで冷媒によって除去される熱を意味する。加熱能力は、ヒートポンプなどの、加熱システムについての相当する値である。
性能係数(COP)は、サイクルを運転するために入力される必要エネルギーで割ったサイクルでの除熱量である。COPが高ければ高いほど、エネルギー効率は高い。COPは、エネルギー効率比(EER)、すなわち、内温および外温の特有のセットでの冷凍、エアコン、またはヒートポンプ機器についての効率格付けに直接関係する。
温度グライド(簡単に「グライド」と言われる場合もある)は、あらゆるサブクーリングまたは過熱を除いて、冷却または加熱サイクルシステムの機器構成部品中での冷媒または作動流体による相変化プロセスの出発温度と終了温度との差の絶対値である。この用語は、近共沸混合物または非共沸組成物の凝縮または蒸発を説明するために用いられてもよい。冷凍、エアコンまたはヒートポンプシステムの温度グライドに言及するとき、エバポレーターでの温度グライドおよび凝縮器での温度グライドの平均である平均温度グライドを提供することが一般的である。適度な温度グライドは、0.1未満の温度グライドであると考えられ、本明細書に記載されるようなフラデッドエバポレーター冷却装置で許容される。
本明細書で用いるところでは、冷媒は、サイクルで作動流体として機能する化合物または化合物の混合物を含む組成物であって、繰り返しサイクルの中で液体から蒸気へおよび蒸気から液体への相変化を受ける組成物である。繰り返しサイクルは、あらゆる冷凍システム、冷蔵庫、冷凍機、エアコンシステム、エアコン、ヒートポンプ、冷却装置などで行われる可能性がある。
冷却媒体は、伝熱流体、または冷却装置から冷却される遠く離れた場所もしくは本体まで冷却装置からの冷却もしくは加熱を運ぶための二次ループで使用される物質を記載するために本明細書で用いられる。冷却媒体として役立つことができる代表的な流体としては、とりわけ、水、エチレングリコールおよびプロピレングリコールなどの、グリコール、ならびにイオン性液体が挙げられる。
可燃性は、着火するおよび/または火炎を伝播する組成物の能力を意味するために用いられる用語である。冷媒または他の作動流体について、可燃性下限(「LFL」)は、ASTM(米国材料試験協会(American Society of Testing and Materials))E681−2001に明記されている試験条件下に冷媒または作動流体と空気との均質な混合物を通して火炎を伝播することができる空気中の冷媒または作動流体の最低濃度である。可燃性上限(「UFL」)は、ASTM E−681によって測定されるような組成物と空気との均質な混合物を通して火炎を伝播することができる空気中の冷媒または作動流体の最高濃度である。可燃性および不燃性成分を含む混合物中の不燃性成分の含有率が増加するにつれて、LFLおよびUFLは互いに近づく。混合物中の不燃性成分の含有率が臨界値に達するとき、混合物のLFLおよびUFLは等しくなる。臨界値より多くの不燃性成分を含有する組成物は不燃性である。単一成分冷媒または共沸冷媒ブレンドについては、組成は漏洩中に変わらず、それ故漏洩中の組成変化は、可燃性を決定する要因でない。多くの冷凍、エアコン、またはヒートポンプ用途向けに、冷媒または作動流体は不燃性であることが(要求されない場合)望ましい。
共沸組成物は、所与の圧力下に液体形態にあるときに、その温度が個々の成分の沸騰温度より高くてもまたは低くてもよい、実質的に一定の温度で沸騰し、そして沸騰を受けている全体液体組成物と本質的に同一の蒸気組成を提供するであろう2つ以上の異なる成分の混合物である(例えば、M.F.Doherty and M.F.Malone,Conceptual Design of Distillation Systems,McGraw−Hill(New York),2001,185−186,351−359を参照されたい)。
従って、共沸組成物の本質的な特徴は、所与の圧力で、液体組成物の沸点が固定されること、および沸騰している組成物の上方の蒸気の組成が本質的に沸騰している全体液体組成物のそれである(すなわち、液体組成物の成分の分別が全く起こらない)ことである。共沸組成物の各成分の沸点および重量百分率は両方とも、共沸組成物が異なる圧力で沸騰にさらされるときに変化する可能性があることが認められている。このように、共沸組成物は、成分の間に存在する、または成分の組成範囲の観点からもしくは指定圧力での一定の沸点で特徴づけられる組成物の各成分の厳密な重量百分率の観点から存在する独特の関係の観点から定義されてもよい。
本明細書で用いるところでは、共沸混合物様(近共沸とも言われる)組成物は、共沸組成物のように本質的に挙動する(すなわち、定沸点特性または沸騰もしくは蒸発時に分別しない傾向を有する)組成物を意味する。それ故に、沸騰もしくは蒸発中に、蒸気および液体組成は、仮にそれらが変わるとしても、最小限のまたは無視できる程度に変わるにすぎない。これは、沸騰もしくは蒸発中に、蒸気および液体組成がかなりの程度に変わる非共沸混合物様組成物と対比されるべきである。
さらに、共沸混合物様組成物は、実質的に等しい露点圧力および沸点を示す。すなわち、所与の温度での露点圧力および沸点圧力の差は、3%もしくは5%差またはそれ未満などの、小さい値であろう。
非共沸組成物または非共沸混合物様組成物は、単一物質よりもむしろ混合物として挙動する2つ以上の物質の混合物である。非共沸組成物を特徴づける一方法は、液体の部分蒸発または蒸留によって生成する蒸気が、それが蒸発させられるまたは蒸留される液体とは実質的に異なる組成を有する、すなわち、混合物が実質的な組成変化ありで蒸留される/還流することである。非共沸組成物を特徴づける別の方法は、特定の温度での組成物の沸点蒸気圧および露点蒸気圧が実質的に異なることである。本明細書では、露点圧力および沸点圧力の差が(沸点圧力を基準として)5パーセント以上である場合、組成物は非共沸性である。
本明細書で用いるところでは、用語「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、「含む(includes)」、「を含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」またはそれらの任意の他の変形は、非排他的な包含を網羅することが意図される。例えば、要素のリストを含むプロセス、方法、物品、もしくは装置は、それらの要素のみに必ずしも限定されず、明確にリストされないか、またはかかるプロセス、方法、物品、もしくは装置に固有である他の要素を含んでもよい。さらに、相反する記載がない限り、「または」は、包含的なまたはを意味し、排他的なまたはを意味しない。例えば、条件AまたはBは、次のいずれか1つで満たされる:Aは真であり(または存在し)かつBは偽である(または存在しない)、Aは偽であり(または存在せず)かつBは真である(または存在する)、ならびにAおよびBの両方とも真である(または存在する)。
移行句「からなる」は、明記されないあらゆる要素、工程、または原料を除外する。特許請求の範囲内の場合、かかるものは特許請求の範囲から、通常それに関連した不純物を除き列挙されるもの以外の材料の包含を閉め出すであろう。語句「からなる」が序文の直後よりもむしろ、特許請求の範囲の本文の節に現れるとき、それは、その節に述べられる要素のみを限定し;他の要素は全体として特許請求の範囲から除外されない。
移行句「から本質的になる」は、文字通り開示されるものに加えて、材料、工程、特徴、成分、または要素を含む組成物、方法または装置を明示するために用いられ、ただし、これらの追加の包含される材料、工程、特徴、成分、または要素は特許請求される発明の基本的なおよび新規な特性に実質的に影響を及ぼさない。用語「から本質的になる」は、「を含む」と「からなる」との中間領域を占める。
出願人が「含む(comprising)」などのオープンエンド用語で発明または発明の一部を明示している場合、(特に明記しない限り)その記載は用語「から本質的になる」または「からなる」を用いてかかる発明をまた記載していると解釈されるべきであることが容易に理解されるべきである。
同様に、「a」または「an」の使用は、本明細書に記載される要素および成分を記載するために用いられる。これは、便宜上および本発明の範囲の一般的な意味を与えるために行われるにすぎない。この記載は、1つまたは少なくとも1つを包含すると読まれるべきであり、そして単数はまた、それが複数ではないことを意味することが明確でない限り複数を包含する。
特に明確にされない限り、本明細書に用いられるすべての技術的および科学的用語は、本発明が属する技術の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書に記載されるものに類似のまたは均等の方法および材料を本発明の実施形態の実施または試験に用いることができるが、好適な方法および材料は以下に記載される。本明細書に言及されるすべての刊行物、特許出願、特許、および他の参考文献は、特に節が言及されない限り、全体が参照により援用される。矛盾が生じた場合には、定義をはじめとして、本明細書が優先される。加えて、材料、方法、および実施例は例示的であるにすぎず、限定的であることを意図されない。
組成物
本方法での使用のために開示されるような組成物は、(a)E−CFCH=CHF(E−HFO−1234zeまたはトランス−HFO−1234ze)と(b)式CFXCHFY(式中、XおよびYはそれぞれ、HおよびFからなる群から選択される;ただしXがHであるとき、YはFであり、XがFであるとき、YはHである)の少なくとも1つの化合物とを含む冷媒を含む。これらの組成物は、成分(b)として式Cの2つのテトラフルオロエタン異性体(すなわち、1,1,2,2−テトラフルオロエタン(HFC−134、CHFCHF)および/または1,1,1,2−テトラフルオロエタン(HFC−134a、CFCHF))の1つまたは両方を含む。
E−CFCH=CHFは、フルオロカーボン製造業者から商業的に入手可能であるかまたは当該技術で公知の方法によって製造されてもよい。具体的に、この化合物は、1,1,1,2,3−ペンタフルオロプロパン(HFC−245eb、CFCHFCHF)、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(HFC−245fa、CFCHCHF)などの、ペンタフルオロプロパンの群の脱フッ化水素によって製造されてもよい。脱フッ素水素反応は、触媒の存在下にまたは不在下に気相で、そしてまたNaOHまたはKOHなどの、苛性との反応によって液相で行われてもよい。これらの反応は、参照により本明細書に援用される、米国特許出願公開第2006/0106263号明細書により詳細に記載されている。
式Cの化合物は、商業的に入手可能であるかもしれないし、または当該技術で公知の方法によって、例えば、テトラフルオロエチレンの水素化により英国特許第1578933号明細書(参照により本明細書に援用される)に記載されている方法によって製造されてもよい。後者の反応は、水素化触媒、例えば、パラジウム/アルミナの存在下に、標準温度または高温、例えば250℃以下で都合良く達成されてもよい。さらに、HFC−134は、参照により本明細書に援用される、U.S.Dep.Comm.Off.Tech.Serv/Rep.136732,(1958),pp.25−27にJ.L.Bitnerらによって報告されているように1,1,2,2−テトラフルオロエタンへの1,2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエタン(すなわち、CClFCClFまたはCFC−114)の水素化によって製造されてもよい。HFC−134aは、1,1,1,2−テトラフルオロエタンへの1,1−ジクロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエタン(すなわち、CClFCFまたはCFC−114a)の水素化によって製造されてもよい。
一実施形態では、成分(b)はCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比は約0.01〜0.99(例えば、約0.05〜約0.82)である。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.68(例えば、約0.05〜約0.68)であると
きに、適度なエバポレーターおよび凝縮器グライド、すなわち0.1℃未満の温度グライドを有すると考えられる。これらの組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.55(例えば、約0.05〜約0.55)であるときに低い温度エバポレーターおよび凝縮器グライド、すなわち0.05℃未満の温度グライドを有すると考えられる。無視できる温度エバポレーターおよび凝縮器グライド、すなわち0.01℃未満の温度グライドを有すると考えられる、約0.30〜0.43であるE−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比の組成物が注目すべきである。
一実施形態では、成分(b)はCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比は約0.01〜0.69(例えば、約0.05〜約0.69)である。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.69であるときに不燃性であると考えられる。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.699(例えば、約0.05〜約0.699)であるときに不燃性であると考えられる。E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が0.70未満である、E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物が注目すべきである。
一実施形態では、成分(b)はCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比は約0.01〜0.70である。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.70(例えば、約0.05〜約0.44)であるときに最大達成可能性能の4%以内の容積冷却能力およびCOPを提供すると考えられる。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.65(例えば、約0.05〜約0.65)であるときに最大達成可能性能の3%以内の容積冷却能力およびCOPを提供すると考えられる。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.55(例えば、約0.05〜約0.55または約0.30〜約0.43)であるときに最大達成可能性能の2%以内の容積冷却能力およびCOPを提供すると考えられる。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜約0.35であるときに最大達成可能性能の1%以内の容積冷却能力およびCOPを提供すると考えられる。
一実施形態では、成分(b)はCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比は約0.09〜0.99である。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.09〜0.99(例えば、約0.10〜約0.82)であるときに1000未満のGWPを有すると考えられる。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.73〜0.99(例えば、約0.73〜約0.82)であるときに300未満のGWPを有すると考えられる。
一実施形態では、成分(b)はCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比は約0.01〜0.82(例えば、約0.05〜約0.82)である。E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.82(例えば、約0.05〜約0.82)であるときに不燃性である考えられるE−CFCH=CHFとCFCHFとを含む組成物が注目すべきである。E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.81(例えば、約0.05〜約0.81)であるときに不燃性である考えられるE−CFCH=CHFとCFCHFとを含む組成物がまた注目すべきである。E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.80(例えば、約0.05〜約0.80)であるときに不燃性である考えられるE−CFCH=CHFとCFCHとを含む組成物がまた注目すべきである。
成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.1〜0.2である組成物が注目すべきである。成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.2〜0.3である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.3〜0.4である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.4〜0.5である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.5〜0.6である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.6〜0.7である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.7〜0.8である組成物がまた注目すべきである。
成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.3〜0.4である組成物が注目すべきである。成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.4〜0.5である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.5〜0.6である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.6〜0.7である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.7〜0.8である組成物がまた注目すべきである。
成分(b)がCHFCHFとCFCHFとの混合物であり、CHFCHF対CFCHFの重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)であり、かつ、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHF、CHFCHFおよびCFCHFの総量の重量比が約0.1〜0.2である組成物が注目すべきである。成分(b)がCHFCHFとCFCHFとの混合物であり、CHFCHF対CFCHFの重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)であり、かつ、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHF、CHFCHFおよびCFCHFの総量の重量比が約0.2〜0.3である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFとCFCHFとの混合物であり、CHFCHF対CFCHFの重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)であり、かつ、
E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHF、CHFCHFおよびCFCHFの総量の重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFとCFCHFとの混合物であり、CHFCHF対CFCHFの重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)であり、かつ、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHF、CHFCHFおよびCFCHFの総量の重量比が約0.4〜0.5である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFとCFCHFとの混合物であり、CHFCHF対CFCHFの重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)であり、かつ、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHF、CHFCHFおよびCFCHFの総量の重量比が約0.5〜0.6である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFとCFCHFとの混合物であり、CHFCHF対CFCHFの重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)であり、かつ、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHF、CHFCHFおよびCFCHFの総量の重量比が約0.6〜0.7である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFとCFCHFとの混合物であり、CHFCHF対CFCHFの重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)であり、かつ、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHF、CHFCHFおよびCFCHFの総量の重量比が約0.7〜0.8である組成物がまた注目すべきである。上に記載されたCHFCHFおよびCFCHFを両方とも含む組成物についてCHFCHF対CFCHFの重量比が約9:1〜約1:1.25(例えば1.25:1〜約1:1.25)である組成物が特に注目すべきである。
一実施形態では、成分(b)はCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比は約0.01〜0.68である。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.68であるときに、そしてまたE−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.85〜0.99であるときに、適度なグライド、すなわち0.1℃未満の温度グライドを有することが分かった。これらの組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.55であるときに、そしてまたE−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.92〜0.99であるときに低い温度グライド、すなわち0.05℃未満の温度グライドを有することが分かった。無視できる温度グライド、すなわち0.01℃未満の温度グライドを有することが分かった、約0.3〜0.43であるE−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比の組成物が注目すべきである。
E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCとの総量の重量比が約0.85〜0.69である組成物が、例えばHCFC−124の代替品として、特に注目すべきである。
一実施形態では、成分(b)はCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比は約0.01〜0.69である。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.69であるときに不燃性であることが分かった。
一実施形態では、成分(b)はCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比は約0.01〜0.70である。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=C
HF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.70であるときに最大達成可能性能の4%以内の能力およびCOPを提供することが分かった。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.65であるときに最大達成可能性能の3%以内の能力およびCOPを提供することが分かった。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.55であるときに最大達成可能性能の2%以内の能力およびCOPを提供することが分かった。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.35であるときに最大達成可能性能の1%以内の能力およびCOPを提供することが分かった。
一実施形態では、成分(b)はCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比は約0.09〜0.99である。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.09〜0.99であるときに1000未満のGWPを有すると考えられる。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.73〜0.99であるときに300未満のGWPを有すると考えられる。E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.87〜0.99であるときに150未満のGWPを有すると考えられる。
E−FCH=CHFとCFCHFとを含む組成物は、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.90〜0.99であるときに150未満のGWPを有すると考えられる。
一実施形態では、成分(b)はCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比は約0.01〜0.82(例えば、約0.05〜約0.82)である。E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.82(例えば、約0.05〜約0.82)であるときに不燃性であるE−CFCH=CHFとCFCHFとを含む組成物が注目すべきである。E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.81(例えば、約0.05〜約0.81)であるときに不燃性であるE−CFCH=CHFとCFCHFとを含む組成物がまた注目すべきである。E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.01〜0.80(例えば、約0.05〜約0.80)であるときに不燃性であるE−CFCH=CHFとCFCHFとを含む組成物がまた注目すべきである。
一実施形態では、本明細書に開示される組成物は、湿気の除去に役立つために、冷凍またはエアコン機器(冷却装置なとの)において乾燥剤と組み合わせて使用されてもよい。乾燥剤は、活性アルミナ、シリカゲル、またはゼオライトベースのモレキュラーシーブからなってもよい。代表的なモレキュラーシーブとしては、MOLSIV XH−7、XH−6、XH−9およびXH−11(UOP LLC,Des Plaines,IL)が挙げられる。約3オングストローム〜約6オングストロームの名目細孔径を有するモレキュラーシーブが注目すべきである。
一実施形態では、本明細書に開示される組成物は、ポリアルキレングリコール、ポリオールエステル、ポリビニルエーテル、鉱油、アルキルベンゼン、合成パラフィン、合成ナフテン、およびポリ(アルファ)オレフィンからなる群から選択される少なくとも1つの潤滑油と組み合わせて使用されてもよい。
幾つかの実施形態では、本明細書に開示されるような組成物と組み合わせて有用な潤滑油は、冷凍またはエアコン装置での使用に好適なものを含んでもよい。これらの潤滑油の中には、クロロフルオロカーボン冷媒を利用する蒸気圧縮冷凍装置に通常使用されるものがある。一実施形態では、潤滑油は、圧縮冷凍潤滑の分野で「鉱油」として一般に知られるものを含む。鉱油はパラフィン(すなわち、直鎖および分岐鎖炭素鎖、飽和炭化水素)、ナフテン(すなわち、環式パラフィン)ならびに芳香族化合物(すなわち、交互二重結合によって特徴づけられる1つまたは複数の環を含有する不飽和の環式炭化水素)を含む。一実施形態では、潤滑油は圧縮冷凍潤滑の分野で「合成油」として一般に知られるものを含む。合成油はアルキルアリール(すなわち線状および分枝状アルキルのアルキルベンゼン)、合成パラフィンおよびナフテン、ならびにポリ(アルファオレフィン)を含む。代表的な従来型潤滑油は、商業的に入手可能なBVM 100N(BVA Oilsによって販売されるパラフィン系鉱油)、商標Suniso(登録商標)3GSおよびSuniso(登録商標)5GSでCrompton Co.から商業的に入手可能なナフテン系鉱油、商標Sontex(登録商標)372LTでPennzoilから商業的に入手可能なナフテン系鉱油、商標Calumet(登録商標)RO−30でCalumet Lubricantsから商業的に入手可能なナフテン系鉱油、商標Zerol(登録商標)75、Zerol(登録商標)150およびZerol(登録商標)500でShrieve Chemicalsから商業的に入手可能な線状アルキルベンゼン、ならびにHAB22(新日本石油株式会社によって販売される分枝状アルキルベンゼン)である。
別の実施形態では、潤滑油はハイドロフルオロカーボン冷媒と一緒の使用をデザインされたものをまた含んでもよく、圧縮冷凍およびエアコン装置の運転条件下で本発明の冷媒と混和性である。かかる潤滑油には、Castrol(登録商標)100(Castrol、United Kingdom)などのポリオールエステル(POE)、Dow(Dow Chemical,Midland,Michigan))製のRL−488Aなどのポリアルキレングリコール(PAG)、ポリビニルエーテル(PVE)ならびにポリカーボネート(PC)が含まれるが、それらに限定されない。
潤滑油は、所与の圧縮機の要件および潤滑油が暴露されるであろう環境を考慮することによって選択される。
(a)E−CFCH=CHFと(b)式Cの少なくとも1つの化合物とを含む組成物と共に使用するためのPOE、PAG、PVEおよびPCからなる群から選択される潤滑油が特に注目すべきである。
一実施形態では、本明細書に開示されるような含む組成物は、相溶化剤、UV染料、可溶化剤、トレーサー、安定剤、パーフルオロポリエーテル(PFPE)、および官能化パーフルオロポリエーテル、ならびにそれらの混合物からなる群から選択される添加剤をさらに含んでもよい。鉱油潤滑油のための約1重量パーセント〜約10重量パーセントの炭化水素相溶化剤(例えば、プロパン、シクロプロパン、n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、イソペンタン、および/またはネオペンタン)を含む組成物が注目すべきである。シクロペンタン、シクロブタン、n−ブタン、イソブタンおよびn−ペンタンなどの炭化水素相溶化剤が特に注目すべきである。約1重量パーセント〜約5重量パーセントの前記炭化水素相溶化剤を含む組成物がまた注目すべきである。
一実施形態では、組成物は、約0.01重量パーセント〜約5重量パーセントの安定剤、フリーラジカル捕捉剤または酸化防止剤と共に使用されてもよい。かかる他の添加剤には、ニトロメタン、ヒンダードフェノール、ヒドロキシルアミン、チオール、ホスファイト、またはラクトンが含まれるが、それらに限定されない。単一の添加剤または組み合わせが使用されてもよい。
任意選択的に、別の実施形態では、ある種の冷凍またはエアコンシステム添加剤が、性能およびシステム安定性を高めるために本明細書に開示されるような組成物に、要望に応じて添加されてもよい。これらの添加剤は、冷凍およびエアコンの分野で公知であり、摩耗防止剤、極圧潤滑油、腐食および酸化防止剤、金属表面不活性化剤、フリーラジカル捕捉剤、および泡制御剤を含むが、それらに限定されない。一般に、これらの添加剤は、全体組成物に対して少量で本発明組成物中に存在してもよい。典型的には、約0.1重量パーセント未満から約3重量パーセントほどに多い濃度の各添加剤が使用される。これらの添加剤は、個々のシステム要件に基づいて選択される。これらの添加剤には、トリアリールホスフェートの系統、ブチル化トリフェニルホスフェート(BTPP)、または他のアルキル化トリアリールホスフェートエステル、例えば、Akzo Chemicals製のSyn−0−Ad 8478、トリクレジルホスフェートおよび関連化合物などの、EP(極圧)潤滑性添加剤の系統が含まれる。さらに、金属ジアルキルジチオホスフェート(例えばジチオリン酸ジアルキル亜鉛またはZDDP、Lubrizol 1375およびこの族の化学薬品の他のメンバーが本発明の組成物に使用されてもよい。他の耐摩耗性添加剤には、天然物油、およびSynergol TMS(International Lubricants)などの非対称ポリヒドロキシル潤滑添加剤が含まれる。同様に、酸化防止剤、フリーラジカル捕捉剤、および水捕捉剤などの安定剤が用いられてもよい。このカテゴリーの化合物には、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、エポキシドおよびそれらの混合物が含まれ得るが、それらに限定されない。腐食防止剤には、ドデシルコハク酸(DDSA)、アミンホスフェート(AP)、オレイルサルコシン、イミダゾン誘導体および置換スルホネートが含まれる。金属表面不活性化剤には、アレオキサリル(areoxalyl)ビス(ベンジリデン)ヒドラジド(CAS登録番号6629−10−3)、N,N’−ビス(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナモイルヒドラジン(CAS登録番号32687−78−8)、2,2’−オキサミドビス−エチル−(3,5−ジ−第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート(CAS登録番号70331−94−1)、N,N’−(ジサリシリデン)−1,2−ジアミノプロパン(CAS登録番号94−91−7)ならびにエチレンジアミン四酢酸(CAS登録番号60−00−4)およびその塩、ならびにそれの混合物が含まれる。
別の実施形態では、追加の添加剤には、ヒンダードフェノール、チオホスフェート、ブチル化トリフェニルホスホロチオネート、オルガノホスフェート、またはホスファイト、アリールアルキルエーテル、テルペン、テルペノイド、エポキシド、フッ素化エポキシド、オキセタン、アスコルビン酸、チオール、ラクトン、チオエーテル、アミン、ニトロメタン、アルキルシラン、ベンゾフェノン誘導体、アリールスルフィド、ジビニルテレフタル酸、ジフェニルテレフタル酸、イオン液体、およびそれらの混合物からなる群から選択された少なくとも1つの化合物を含む安定剤が含まれる。代表的な安定剤化合物には、トコフェロール;ヒドロキノン;t−ブチルヒドロキノン;モノチオホスフェート;および、商標Irgalube(登録商標)63でCiba Specialty Chemicals(Basel,Switzerland)、本明細書では以下「Ciba」から商業的に入手可能な、ジチオホスフェート;それぞれ、商標Irgalube(登録商標)353およびIrgalube(登録商標)350でCibaから商業的に入手可能な、ジアルキルチオホスフェートエステル;商標Irgalube(登録商標)232でCibaから商業的に入手可能な、ブチル化トリフェニルホスホロチオネート;商標Irgalube(登録商標)349(Ciba)でCibaから商業的に入手可能な、アミンホスフェート;Irgafos(登録商標)168としてCibaから商業的に入手可能な、ヒンダードホスファイト;商標Irgafos(登録商標)OPHでCibaから商業的に入手可能な、トリス−(ジ−第三ブチルフェニル)などのホスフェート;(ジ−n−オクチルホスファイト);および商標Irgafos(登録商標)DDPPでCibaから商業的に入手可能な、イソ−デシルジフェニルホスファイト;アニソール;1,4−ジメトキシベンゼン;1,4−ジエトキシベンゼン;1,3,5−トリメトキシベンゼン;d−リモネン;レチナール;ピネン;メントール;ビタミンA;テルピネン;ジペンテン;リコピン;ベータカロテン;ボルナン;1,2−プロピレンオキシド;1,2−ブチレンオキシド;n−ブチルグリシジルエーテル;トリフルオロメチルオキシラン;1,1−ビス(トリフルオロメチル)オキシラン;OXT−101(東亜合成株式会社)などの、3−エチル−3−ヒドロキシメチル−オキセタン;OXT−211(東亞合成株式会社)などの、3−エチル−3−((フェノキシ)メチル)−オキセタン;OXT−212(東亞合成株式会社)などの、3−エチル−3−((2−エチル−ヘキシルオキシ)メチル)−オキセタン;アスコルビン酸;メタンチオール(メチルメルカプタン);エタンチオール(エチルメルカプタン);補酵素A;ジメルカプトコハク酸(DMSA);グレープフルーツメルカプタン((R)−2−(4−メチル−3−シクロヘキセニル)プロパン−2−チオール));システイン((R)−2−アミノ−3−スルファニル−プロパン酸);リポアミド(1,2−ジチオラン−3−ペンタンアミド);商標Irganox(登録商標)HP−136でCibaから商業的に入手可能な、5,7−ビス(1,1−ジメチルエチル)−3−[2,3(または3,4)−ジメチルフェニル]−2(3H)−ベンゾフラノン;ベンジルフェニルスルフィド;ジフェニルスルフィド;ジイソプロピルアミン;商標Irganox(登録商標)PS 802(Ciba)でCibaから商業的に入手可能な、ジオクタデシル3,3’−チオジプロピオネート;商標Irganox(登録商標)PS 800でCibaから商業的に入手可能な、ジドデシル3,3’−チオプロピオネート;商標Tinuvin(登録商標)770でCibaから商業的に入手可能な、ジ−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート;商標Tinuvin(登録商標)622LD(Ciba)でCibaから商業的に入手可能な、ポリ−(N−ヒドロキシエチル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシ−ピペリジルスクシネート;メチルビスタローアミン;ビスタローアミン;フェノール−アルファ−ナフチルアミン;ビス(ジメチルアミノ)メチルシラン(DMAMS);トリス(トリメチルシリル)シラン(TTMSS);ビニルトリエトキシシラン;ビニルトリメトキシシラン;2,5−ジフルオロベンゾフェノン;2’,5’−ジヒドロキシアセトフェノン;2−アミノベンゾフェノン;2−クロロベンゾフェノン;ベンジルフェニルスルフィド;ジフェニルスルフィド;ジベンジルスルフィド;イオン液体などが含まれるが、それらに限定されない。
一実施形態では、イオン液体安定剤は、少なくとも1つのイオン液体を含む。イオン液体は、液体であるかまたは100℃より下の融点を有する有機塩である。別の実施形態では、イオン液体安定剤は、ピリジニウム、ピリダジニウム、ピリミジニウム、ピラジニウム、イミダゾリウム、ピラゾリウム、チアゾリウム、オキサゾリウムおよびトリアゾリウムからなる群から選択された陽イオンと;[BF、[PF、[SbF、[CFSO、[HCFCFSO、[CFHFCCFSO、[HCClFCFSO、[(CFSON]、[(CFCFSON]、[(CFSOC]、[CFCO、およびFからなる群から選択された陰イオンとを含有する塩を含む。代表的なイオン液体安定剤には、それらのすべてがFluka(Sigma−Aldrich)から入手可能である、emim
BF(1−エチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート);bmim
BF(1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート);emim
PF(1−エチル−3−メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスフェート);およびbmim PF(1−ブチル−3−メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスフェー
ト)が含まれる。
一実施形態では、本明細書に開示されるような組成物は、パーフルオロポリエーテル添加剤と共に使用されてもよい。パーフルオロポリエーテルの共通の特性は、パーフルオロアルキルエーテル部分の存在である。パーフルオロポリエーテルは、パーフルオロポリアルキルエーテルと同義語である。頻繁に用いられる他の同義語には、「PFPE」、「PFAE」、「PFPEオイル」、「PFPE流体」、および「PFPAE」が含まれる。例えば、CF−(CF−O−[CF(CF)−CF−O]j’−R’fの式を有するパーフルオロポリエーテルは、商標Krytox(登録商標)でDuPontから商業的に入手可能である。この式中、j’は2〜100(両端を含む)であり、R’fはCFCF、C〜Cパーフルオロアルキル基であるか、またはそれらの組み合わせである。
商標Fomblin(登録商標)およびGalden(登録商標)でAusimont(Milan,Italy)から商業的に入手可能な、パーフルオロオレフィン光酸化によって製造された、他のPFPEもまた使用することができる。商標Fomblin(登録商標)−Yで商業的に入手可能なPFPEは、CFO(CFCF(CF)−O−)m’(CF−O−)n’−R1fの式を有することができる。CFO[CFCF(CF)O]m’(CFCFO)o’(CFO)n’−R1fもまた好適である。この式中、R1fはCF、C、C、またはそれらの2つ以上の組み合わせであり;(m’+n’)は、8〜45(両端を含む)であり;m/nは、20〜1000(両端を含む)であり;o’は1であり;(m’+n’+o’)は、8〜45(両端を含む)であり;m’/n’は、20〜1000(両端を含む)である。
商標Fomblin(登録商標)−Zで商業的に入手可能なPFPEは、CFO(CFCF−O−)p’(CF−O)q’CF(式中、(p’+q’)は40〜180であり、p’/q’は0.5〜2である(両端を含む))の式を有することができる。
ダイキン工業株式会社(日本)から商標DemnumTMで商業的に入手可能な、別の系統のPFPEもまた使用することができる。それは、2,2,3,3−テトラフルオロオキセタンの順次オリゴマー化およびフッ素化によって製造することができ、F−[(CF−O]t’−R2f(式中、R2fはCF、C、またはそれらの組み合わせであり、t’は、2〜200(両端を含む)である)の式をもたらす。
冷却装置
本発明の一実施形態では、冷却のための(例えば、空気を冷却するための)冷却装置であって、前記装置が、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCとの総量の重量比が約0.05〜約0.99(例えば、約0.05〜約0.82)であるという条件で;(a)E−CFCH=CHFと(b)式Cの少なくとも1つのテトラフルオロエタンとを含む冷媒を含む作動流体を含有する装置が提供される。
冷却装置は、エアコン/冷凍装置のタイプである。本開示は、蒸気圧縮冷却装置に関する。かかる機械的蒸気圧縮冷却装置は、その一実施形態が図1に示される、フラデッドエバポレーター冷却装置、またはその一実施形態が図2に示される、直接膨張式冷却装置のどちらかであってもよい。フラデッドエバポレーター冷却装置および直接膨張式冷却装置の両方とも、空冷式かまたは水冷式であってもよい。冷却装置が水冷式である実施形態では、かかる冷却装置は、システムからの放熱のための冷却塔と一般に関係がある。冷却装置が空冷式である実施形態では、冷却装置は、システムから熱を放出するための冷媒−空気フィン付き−チューブ(refrigerant−to−air finned−tube)凝縮器コイルおよびファンを備え付けている。空冷式冷却システムは一般に、冷却塔と水ポンプとを含む等価能力の水冷式冷却システムよりコストがかからない。しかしながら、水冷システムは、凝縮温度がより低いために多くの運転条件下でより効率的であり得る。
フラデッドエバポレーター冷却装置および直接膨張式冷却装置の両方を含む、冷却装置は、ホテル、オフィスビル、病院、大学などを含む、大きな商業ビルに快適なエアコン(空気の冷却および除湿)を提供するために、空気処理および分配システムと結合されてもよい。別の実施形態では、冷却装置、最も可能性が高い空冷式の直接膨張式冷却装置は、潜水艦および水上艦で追加の実用性を見いだしてきた。非常に暑い気候またはある工業環境でなどの、高い周囲温度の環境で冷却を提供する冷却装置が注目すべきである。
冷却装置は、幾つかの異なるタイプの圧縮機、容積式圧縮機か動圧縮機(例えば、遠心圧縮機)かのどちらかを用いてもよい。容積式圧縮機としては、往復、スクリュー、またはスクロール圧縮機が挙げられる。スクリュー圧縮機を使用する冷却装置が注目すべきである。遠心圧縮機を使用する冷却装置がまた注目すべきである。
遠心圧縮機は、作動流体を放射状に加速させるために回転要素を用い、ケーシングに収納された羽根車および拡散器を典型的には含む。遠心圧縮機は通常、羽根車目玉、すなわち循環羽根車の中央入口で作動流体を取り入れ、それを外側に放射状に加速させる。幾らかの圧力上昇が羽根車部分で起こるが、圧力上昇のほとんどは、速度が静圧に変換される、ケーシングの拡散器部分で起こる。各羽根車−拡散器一式は圧縮機の1段階である。遠心圧縮機は、所望の最終圧力および処理されるべき冷媒の容積に依存して、1〜12以上の段階で構築される。
圧縮機の圧力比、または圧縮比は、絶対吐出圧力対絶対入口圧力の比である。遠心圧縮機によって供給される圧力は、比較的広範囲の能力にわたって実質的に一定であり得る。遠心圧縮機が生み出すことができる圧力は、羽根車の先端速度に依存する。先端速度は、その先端で測定される羽根車の速度であり、羽根車の直径およびその回転数毎分に関係する。具体的な用途で必要とされる先端速度は、作動流体の熱力学的状態をエバポレーター状態から凝縮器状態に上げるために必要とされる圧縮機仕事に依存する。遠心圧縮機の容積流れ能力は、羽根車の通過のサイズによって決定される。これは、圧縮機のサイズを所要容積流れ能力よりも所要圧力に依存するようにする。
容積式圧縮機は蒸気をチャンバーに引き入れ、チャンバー容積は蒸気を圧縮するために減らされる。圧縮された後、蒸気は、チャンバーの容積をゼロまたはほぼゼロにさらに減らすことによってチャンバーから追われる。
往復圧縮機は、クランク軸によって駆動されるピストンを用いる。それらは、固定式か移動式かのどちらかであり得るし、単段または多段であり得るし、電動機または内燃エンジンによって駆動することができる。5〜30hpの小さい往復圧縮機は、自動車用途で見られ、典型的には断続使用向けである。100hpまでのより大きい往復圧縮機は、大きな工業用途で見いだされる。吐出圧力は、低い圧力から非常に高い圧力(5000psiまたは35MPa超)までの範囲であり得る。
スクリュー圧縮機は、ガスをより小さい空間へ押し込むために2つのかみ合った回転容積式螺旋状スクリューを使用する。スクリュー圧縮機は通常、商業的および工業的用途で連続運転用であり、固定式か移動式かのどちらかであってもよい。それらの用途は、5hp(3.7kW)〜500hp(375kW)超、低い圧力から非常に高い圧力(1200psiまたは8.3MPa超)であり得る。
スクロール圧縮機は、スクリュー圧縮機に似ており、ガスを圧縮するために2つの交互的螺旋形状スクロールを含む。出力は、回転スクリュー圧縮機のそれよりも脈動する。
冷却装置の運転方法を例示するために、図を参照する。水冷式フラデッドエバポレーター冷却装置が図1に例示される。この冷却装置では、水、および、幾つかの実施形態では、グリコール(例えば、エチレングリコールまたはプロピレングリコール)などの、添加物を含む、暖かい液体である第1冷却媒体は、入口および出口を有するエバポレーター6のコイル9を通って、矢印3で入るように示されるビル冷却システムなどの冷却システムから冷却装置に入る。暖かい第1冷却媒体はエバポレーターに配送され、そこでエバポレーターの下方部分に示される液体冷媒によって冷却される。液体冷媒は、コイル9を通って流れる暖かい第1冷却媒体よりも低い温度で蒸発する。冷却された第1冷却媒体は、コイル9のリターン部分を経て矢印4で示されるように、ビル冷却システムへ逆再循環する。図1のエバポレーター6の下方部分に示される液体冷媒は蒸発し、圧縮機7に吸い込まれ、圧縮機は冷媒蒸気の圧力および温度を高める。圧縮機は、冷媒蒸気が、エバポレーターから出るときの冷媒蒸気の圧力および温度よりも高い圧力および温度で、凝縮器5中で凝縮できるようにこの蒸気を圧縮する。水冷式冷却装置の場合には液体である、第2冷却媒体は、冷却塔から凝縮器5のコイル10を経て図1の矢印1で凝縮器に入る。第2冷却媒体はこのプロセスで暖められ、コイル10のリターンループおよび矢印2を経て冷却塔にまたは環境に戻される。この第2冷却媒体は、凝縮器で蒸気を冷却し、蒸気を液体冷媒に凝縮させ、その結果図1に示されるように凝縮器の下方部分には液体冷媒がある。凝縮器中の凝縮した液体冷媒は、オリフィス、毛細管または膨張弁であってもよい、膨張デバイス8を通ってエバポレーターへ逆流する。膨張デバイス8は液体冷媒の圧力を低下させ、液体冷媒を部分的に蒸気に変換する、すなわち、液体冷媒は、圧力が凝縮器とエバポレーターとの間で降下するにつれてフラッシュする。フラッシングは冷媒、すなわち、液体冷媒および冷媒蒸気の両方をエバポレーター圧力での飽和温度に冷却し、その結果、液体冷媒および冷媒蒸気の両方がエバポレーター中に存在する。
単一成分冷媒組成物については、エバポレーターでの蒸気冷媒の組成は、エバポレーターでの液体冷媒の組成と同じものであることが指摘されるべきである。この場合には、蒸発は一定温度で起こるであろう。しかしながら、本発明でのように、冷媒ブレンド(または混合物)が使用される場合、エバポレーターでの(または凝縮器での)液体冷媒および冷媒蒸気は異なる組成を有するかもしれない。これは、機器を運転するのに不十分なシステムおよび困難をもたらす可能性があり、従って単一成分冷媒がより望ましい。共沸混合物または共沸混合物様組成物は、液体組成および蒸気組成が非共沸または非共沸混合物様組成物の使用から生じる可能性があるいかなる非能率をも低減する本質的に同じものであるように、冷却装置で単一成分冷媒として本質的に機能するであろう。
700kWを超える冷却能力の冷却装置は一般に、エバポレーターおよび凝縮器中の冷媒が冷却媒体用のチューブのアレイ、コイルまたは他の導管を取り囲む(すなわち、冷媒がシェル側にある)フラデッドエバポレーターを用いる。フラデッドエバポレーターは、冷媒をより多く装填する必要があるが、より近いアプローチ温度およびより高い効率を可能にする。700kW未満の能力の冷却装置は普通、冷媒がチューブの内側を流れるエバポレーターと、チューブを取り囲む、すなわち、冷却媒体がシェル側にある、エバポレーターおよび凝縮器中の冷却媒体とを用いる。かかる冷却装置は直接膨張式(DX)冷却装置と呼ばれる。水冷式の直接膨張式冷却装置の一実施形態が図2に例示される。図2に例示されるような冷却装置では、暖水などの、暖かい液体である第1液体冷却媒体が入口14でエバポレーター6’に入る。(少量の冷媒蒸気と共に)ほとんど液体の冷媒が矢印3’でエバポレーターのコイル9’に入り、蒸発し、蒸気に変わる。結果として、第1液体冷却媒体はエバポレーターで冷却され、冷却された第1液体冷却媒体は出口16でエバポレーターを出て、ビルなどの、冷却される本体に送られる。図2のこの実施形態では、ビルまたは他の冷却される本体を冷却するのは、この冷却された第1液体冷却媒体である。冷媒蒸気は、矢印4’でエバポレーターを出て、圧縮機7’に送られ、そこでそれは圧縮され、高温、高圧冷媒蒸気として出る。この冷媒蒸気は、1’で凝縮器コイル10’を通って凝縮器5’に入る。冷媒蒸気は、凝縮器で、水などの第2液体冷却媒体によって冷却され、液体になる。第2液体冷却媒体は、凝縮器冷却媒体入口20を通って凝縮器に入る。第2液体冷却媒体は、凝縮する冷媒蒸気から熱を抽出し、冷媒蒸気は液体冷媒になり、これは第2液体冷却媒体を凝縮器で暖める。第2液体冷却媒体は凝縮器を通って凝縮器冷却媒体出口18を通って出る。凝縮した冷媒液体は、図2に示されるように下方コイル10’を通って凝縮器を出て、オリフィス、毛細管または膨張弁であってもよい、膨張デバイス12を通って流れる。膨張デバイス12は液体冷媒の圧力を低下させる。膨張の結果生成した、少量の蒸気は、コイル9’を通って液体冷媒と共にエバポレーターに入り、このサイクルが繰り返される。
機械的蒸気圧縮冷却装置は、それらが用いる圧縮機のタイプで特定されてもよい。一実施形態では、本明細書に開示される組成物は、以下に記載されるような、本明細書で以下遠心冷却装置と言われる、遠心圧縮機を利用する冷却装置で有用である。
方法
一実施形態では、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCとの総量の重量比が約0.05〜0.99(例えば、約0.05〜約0.82)であるという条件で;(a)E−CFCH=CHFと(b)式Cの少なくとも1つのテトラフルオロエタンとを含む液体冷媒をエバポレーターで蒸発させ、それによって冷媒蒸気を生成する工程を含む冷却を行う方法が提供される。
一実施形態では、冷却は、前記エバポレーターを含む冷却装置で行われ、本方法は、冷却媒体をエバポレーターに通し、それによって冷媒の前記蒸発が冷却媒体を冷却する工程と、冷却された冷却媒体をエバポレーターから冷却される本体へ通す工程とをさらに含む。
冷却される本体は、冷却されてもよい任意の空間、物体または流体であってもよい。一実施形態では、冷却される本体は、部屋、ビル、自動車の客室、冷蔵庫、冷凍庫、またはスーパーマーケットもしくはコンビニエンス・ストアの陳列ケースであってもよい。あるいはまた、別の実施形態では、冷却される本体は、冷却媒体または伝熱流体であってもよい。
冷却媒体が水であり、冷却される本体が空間冷却のための空気である実施形態が特に注目すべきである。
別の実施形態では、冷却媒体は工業用伝熱液体であってもよく、ここで、冷却される本体は化学プロセス流れであり、それは、プロセスラインおよび蒸留塔などのプロセス用機器を含む。イオン性液体、水性塩化カルシウムまたは塩化ナトリウムなどの様々なブライン、プロピレングリコールまたはエチレングリコールなどのグリコール、メタノール、および2006 ASHRAE Handbook on Refrigerationの4節にリストされるものなどの他の伝熱媒体などの工業用伝熱液体が注目すべきである。
E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCとの総量の重量比が約0.5〜0.82である方法;特にE−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCとの総量の重量比が約0.6〜0.82である方法;より特にE−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCとの総量の重量比が約0.74〜0.82である方法が注目すべきである。
ある実施形態では、冷却を行う方法は、冷媒蒸気を遠心圧縮機で圧縮する工程をさらに含む。
冷却を行う方法の一実施形態では、成分(b)はCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比は0.7未満(例えば、約0.05〜0.68)である。
冷却を行う方法の一実施形態では、成分(b)はCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比は約0.09〜0.82である。
冷却を行う方法の一実施形態では、成分(b)はCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比は約0.05〜0.70である。
冷却を行う方法の一実施形態では、成分(b)はCFCHFである。成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が0.70未満である方法が注目すべきである。
一実施形態では、冷却を行う方法は、図1に関連して上に記載されたようなフラデッドエバポレーター冷却装置で冷却を行うことを含む。この方法では、液体冷媒組成物は、第1冷却媒体の近くで蒸発させられて冷媒蒸気を形成する。冷却媒体は水などの暖かい液体であり、それは冷却システムからパイプを経てエバポレーターへ運ばれる。暖かい液体は冷却され、ビルなどの、冷却される本体に通される。冷媒蒸気は次に、例えば、冷却塔から取り込まれる冷却された液体である第2冷却媒体の近くで凝縮させられる。第2冷却媒体は、冷媒蒸気が凝縮して液体冷媒を形成するように冷媒蒸気を冷却する。この方法で、フラデッドエバポレーター冷却装置はまた、ホテル、オフィスビル、病院および大学を冷却するために使用されてもよい。
別の実施形態では、冷却を行う方法は、図2に関連して上に記載されたような直接膨張式冷却装置で冷却を行うことを含む。この方法では、液体冷媒組成物はエバポレーターに通され、蒸発して冷媒蒸気を生成する。第1液体冷却媒体は、蒸発する冷媒によって冷却される。第1液体冷却媒体は、エバポレーターから冷却される本体に通される。この方法で、直接膨張式冷却装置はまた、ホテル、オフィスビル、病院、大学、ならびに海軍潜水艦または海軍水上艦を冷却するために使用されてもよい。
フラデッドエバポレーター冷却装置でか直接膨張式冷却装置でかのどちらかで冷却を行うどちらかの方法で、冷却装置は、遠心圧縮機である圧縮機を含む。
本発明の別の実施形態では、E−CFCH=CHF対E−CFCH−CHFとCとの総量の重量比が0.05〜0.99(例えば、約0.05〜約0.82)であるという条件で;(a)E−CFCH=CHFと(b)式Cの少なくとも1つのテトラフルオロエタンとを含む代替冷媒組成物を提供する工程を含む、HCFC−124またはHFC−134a冷媒を、前記冷媒向けにデザインされた冷却装置で置き換える方法が提供される。E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとC成分との総量の重量比が約0.05〜0.68である、HCFC−124またはHFC−134aを置き換える方法が注目すべきである。E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとC成分との総量の重量比が約0.09〜0.82である、HCFC−124またはHFC−134aを置き換える方法がまた注目すべきである。E−C
CH=CHF対E−CFCH=CHFとC成分との総量の重量比が約0.05〜0.70である、HCFC−124またはHFC−134aを置き換える方法がまた注目すべきである。E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCとの総量の重量比が約0.5〜0.82である、HCFC−124またはHFC−134aを置き換える方法;E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCとの総量の重量比が約0.6〜0.82である、HCFC−124またはHFC−134aを置き換える方法;およびE−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCとの総量の重量比が約0.74〜0.82である、HCFC−124またはHFC−134aを置き換える方法がまた注目すべきである。
既存の機器でHFC−134aを本明細書に開示される組成物で置き換える際に、追加の利点は、機器もしくは運転条件または両方を調節することによって実現してもよい。例えば、羽根車直径および羽根車速度は、本明細書に開示されるような組成物が代替作動流体として使用されている遠心冷却装置で調節されてもよい。
一実施形態では、HCFC−124またはHFC−134aを置き換える方法で、冷却装置は、羽根車を有する、遠心圧縮機を含み、羽根車の回転速度を調節する(例えば、上げるかまたは下げる)工程をさらに含む。
一実施形態では、HCFC−124またはHFC−134aを置き換える方法で、冷却装置は、羽根車を有する、遠心圧縮機を含み、圧縮機羽根車を異なる(例えば、より大きいまたはより小さい)直径の羽根車で置き換える工程をさらに含む。
気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)(IPCC)によって公表されたGWP計算に基づき、代替を必要としている冷媒および伝熱流体には、HCFC−124およびHFC−134aが含まれるが、それに限定されない。本方法の冷却装置は、フラデッドエバポレーター冷却装置または直接膨張式冷却装置であってもよい。
HCFC−124またはHFC−134aを置き換えるこの方法で、本明細書に開示される組成物は、当初はHCFC−124またはHFC−134aで運転するためにデザインされかつ製造されたであろう遠心冷却装置で有用である。
一実施形態では、HCFC−124またはHFC−134aを置き換える方法は、HCFC−124またはHFC−134a冷媒で達成される冷却能力とより良く合致するために遠心圧縮機の羽根車の回転速度を上げる工程をさらに含む。別の実施形態では、HCFC−124またはHFC−134aを置き換える方法は、HCFC−124またはHFC−134a冷媒で達成される冷却能力とより良く合致するために遠心圧縮機の羽根車の回転速度を下げる工程をさらに含む。
あるいはまた、別の実施形態では、HCFC−124またはHFC−134aを置き換える方法は、HCFC−124またはHFC−134a冷媒で達成される冷却能力とより良く合致するために遠心圧縮機羽根車をより大きい直径の羽根車で置き換える工程をさらに含む。別の実施形態では、HCFC−124またはHFC−134aを置き換える方法は、HCFC−124またはHFC−134a冷媒で達成される冷却能力とより良く合致するために遠心圧縮機羽根車をより小さい直径の羽根車で置き換える工程をさらに含む。
あるいはまた、HCFC−124またはHFC−134aを置き換える方法では、本明細書に開示されるような組成物は、新しいフラデッドエバポレーター冷却装置または新しい直接膨張式冷却装置などの、新しい機器で有用であるかもしれない。かかる新しい機器では、遠心圧縮機およびエバポレーターならびにこれと共に使用される凝縮器が使用されてもよい。
成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.1〜0.2である組成物が代替品として注目すべきである。成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.2〜0.3である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.3〜0.4である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.4〜0.5である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.5〜0.6である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.6〜0.7である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.7〜0.8である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.05〜0.68である方法が特に注目すべきである。成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCHFCHFとの総量の重量比が約0.09〜0.82である方法がまた特に注目すべきである。
成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.3〜0.4である組成物が代替品として注目すべきである。成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.4〜0.5である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.5〜0.6である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.6〜0.7である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.7〜0.8である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.76〜0.82(例えば、約0.78〜約0.82)である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が0.70未満である方法が特に注目すべきである。成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHFとCFCHFとの総量の重量比が約0.3〜0.82である方法がまた特に注目すべきである。
成分(b)がCHFCHFとCFCHFとの混合物であり、CHFCHF対CFCHFの重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)であり、かつ、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHF、CHFCHFおよびCFCHFの総量の重量比が約0.1〜0.2である組成物が代替品として注目すべきである。成分(b)がCHFCHFとCFCHFとの混合物であり、CHFCHF対CFCHFの重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)であり、かつ、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHF、CHFCHF
よびCFCHFの総量の重量比が約0.2〜0.3である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFとCFCHFとの混合物であり、CHFCHF対CFCHFの重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)であり、かつ、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHF、CHFCHFおよびCFCHFの総量の重量比が約0.3〜0.4である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFとCFCHFとの混合物であり、CHFCHF対CFCHFの重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)であり、かつ、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHF、CHFCHFおよびCFCHFの総量の重量比が約0.4〜0.5である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFとCFCHFとの混合物であり、CHFCHF対CFCHFの重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)であり、かつ、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHF、CHFCHFおよびCFCHFの総量の重量比が約0.5〜0.6である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFとCFCHFとの混合物であり、CHFCHF対CFCHFの重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)であり、かつ、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHF、CHFCHFおよびCFCHFの総量の重量比が約0.6〜0.7である組成物がまた注目すべきである。成分(b)がCHFCHFとCFCHFとの混合物であり、CHFCHF対CFCHFの重量比が少なくとも約1:4(例えば、約9:1〜約1:4)であり、かつ、E−CFCH=CHF対E−CFCH=CHF、CHFCHFおよびCFCHFの総量の重量比が約0.7〜0.8である組成物がまた注目すべきである。上に記載されたCHFCHFおよびCFCHFの両方を含む組成物について、CHFCHF対CFCHFの重量比が約9:1〜約1:1.25(例えば1.25:1〜約1:1.25)である組成物が特に注目すべきである。
本明細書に開示される概念は、特許請求の範囲に記載される本発明の範囲を限定しない、以下の実施例でさらに説明される。
実施例1:遠心冷却装置でのHFC−134aの置き換え
Figure 0006005056
この実施例は、25重量パーセントのE−HFO−1234zeを含有するE−HFO−1234ze/HFC−134ブレンド(ブレンド「A」と称される)が冷却装置でHFC−134aに置き換わり得ることを実証する。このブレンドのための羽根車先端速度はまた、HFC−134aのためのそれに近く、それ故ブレンドAは少ない機器修正のみで既存の遠心冷却装置で使用することができよう。
Figure 0006005056
実施例2:遠心冷却装置でのHFC−134aの置き換え
Figure 0006005056
この実施例は、75重量パーセントのE−HFO−1234zeを含有するE−HFO−1234ze/HFC−134ブレンド(ブレンド「B」と称される)が冷却装置でHFC−134aに置き換わり得ることを実証する。このブレンドのための羽根車先端速度はまた、HFC−134aのためのそれに近く、それ故ブレンドBは少ない機器修正のみで既存の遠心冷却装置で使用することができよう。
Figure 0006005056
実施例3:高い周囲温度で動作する容積式冷却装置でのHCFC−124の置き換え
Figure 0006005056
この実施例は、50重量パーセントのE−HFO−1234zeを含有するE−HFO−1234ze/HFC−134ブレンド(ブレンド「C」と称される)が冷却装置でHFC−124に置き換わり得ることを実証する。
Figure 0006005056
実施例4:E−CFCH=CHFとCHFCHFとを含有する組成物の可燃性試験
70重量パーセントのE−CFCH=CHF(E−HFO−1234ze)と30重量パーセントのCHFCHF(HFC−134)とを含有する組成物は、ASTM E681−2001試験手順に従って60℃の温度で試験され、可燃性であることが分かった。69.9重量パーセントのE−CFCH=CHF(E−HFC−1234ze)と30.1重量パーセントのCHFCHF(HFC−134)とを含有する組成物は、同じ条件下に試験され、不燃性であることが分かった。
実施例5:E−CFCH=CHFとCFCHFとを含有する組成物の可燃性試験
82.5重量パーセントのE−CFCH=CHF(E−HFO−1234ze)と17.5重量パーセントのCFCHF(HFC−134a)とを含有する組成物は、ASTM E681−2001試験手順に従って60℃の温度で試験され、可燃性であることが分かった。81.3重量パーセントのE−CFCH=CHF)と18.7重量パーセントのCFCHFとを含有する組成物は、同じ条件下に試験され、UFLおよびLFLについて単一値で可燃性であることが分かった。80重量パーセントのE−CFCH=CHF)と20重量パーセントのCFCHFとを含有する組成物は、同じ条件下に試験され、不燃性であることが分かった。81.25重量パーセントのE−CFCH=CHF)と18.75重量パーセントのCFCHFとを含有する組成物は、同じ条件下に試験され、不燃性であることが分かった。
実施例6:遠心冷却装置でのHFC−134aの置き換え
Figure 0006005056
この実施例は、80重量パーセントのE−HFO−1234zeを含有するE−HFO−1234ze/HFC−134aブレンド(ブレンド「D」と称される)が冷却装置でHFC−134aに置き換わり得ることを実証する。さらに、ブレンドDについてのGWPは、1430に等しいHFC−134aのGWPと比べてたったの291であり、著しい改善を提供する。
Figure 0006005056
以上、本発明を要約すると下記のとおりである。
1.E−CFCH=CHF及びCの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.05〜0.99であるという条件で;(a)E−CFCH=CHF、及び(b)式Cの少なくとも1つのテトラフルオロエタン、を含む液体冷媒をエバポレーターで蒸発させる工程、それによって冷媒蒸気を生成する工程を含む冷却を生じ
させる方法。
2.冷却が、前記エバポレーターを含む冷却装置内で生じ、冷却媒体をエバポレーターを通過させ、それによって冷媒の前記蒸発が冷却媒体を冷却する工程、及び冷却された冷却媒体をエバポレーターから冷却しようとする物体へ通す工程をさらに含む、上記1に記載の方法。
3.冷却媒体が水であり、冷却しようとする物体が空間冷却のための空気である、上記2に記載の方法。
4.冷却媒体が工業伝熱液体であり、冷却しようとする物体が化学プロセス流である、上記2に記載の方法。
5.冷媒蒸気を遠心圧縮機内で圧縮する工程をさらに含む、上記2に記載の方法。
6.成分(b)がCHFCHFである、上記2に記載の方法。
7.成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF及びCHFCHFの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が0.7未満である、上記6に記載の方法。
8.成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF及びCHFCHFの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.05〜0.68である、上記2に記載の方法。
9.成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF及びCHFCHFの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.09〜0.82である、上記2に記載の方法。
10.成分(b)がCFCHFである、上記2に記載の方法。
11.E−CFCH=CHF及びCFCHFの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が0.70未満である、上記10に記載の方法。
12.E−CFCH=CHF及びCの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.5〜0.82である、上記2に記載の方法。
13.E−CFCH=CHF及びCの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.6〜0.82である、上記2に記載の方法。
14.E−CFCH=CHF及びCの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.74〜0.82である、上記2に記載の方法。
15.HCFC−124またはHFC−134a冷媒を、冷媒向けにデザインされた冷却装置内で置き換える方法であって、E−CFCH=CHF及びCの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.05〜0.99であるという条件で;(a)E−CFCH=CHF、及び(b)式Cの少なくとも1つのテトラフルオロエタンを含む代替冷媒組成物を備え付ける工程を含む、上記方法。
16.成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF及びCFCHFの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が0.70未満である、上記15に記載の方法。
17.成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF及びCHFCHFの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.05〜0.68である、上記15に記載の方法。
18.成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF及びCHFCHFの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.09〜0.82である、上記15に記載の方法。
19.E−CFCH=CHF及びCの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.5〜0.8である、上記15に記載の方法。
20.E−CFCH=CHF及びCの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.6〜0.8である、上記15に記載の方法。
21.E−CFCH=CHF及びCの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.74〜0.8である、上記15に記載の方法。
22.成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF及びCFCH
の総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.3〜0.8である、上記15に記載の方法。
23.冷却装置が、インペラーを有する遠心圧縮機を含み、該インペラーの回転速度を調整する工程をさらに含む、上記15に記載の方法。
24.冷却装置が、インペラーを有する遠心圧縮機を含み、圧縮機インペラーを異なる直径のインペラーで置き換える工程をさらに含む、上記15に記載の方法。
25.成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF及びCFCHFの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が0.85未満である、上記15に記載の方法。
26.成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF及びCHFCHFの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.1〜0.5である、上記15に記載の方法。
27.成分(b)がCHFCHFであり、E−CFCH=CHF及びCHFCHFの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.1〜0.3である、上記15に記載の方法。
28.E−CFCH=CHF及びCの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.5〜0.82である、上記15に記載の方法。
29.E−CFCH=CHF及びCの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.6〜0.82である、上記15に記載の方法。
30.E−CFCH=CHF及びCの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.74〜0.82である、上記15に記載の方法。
31.成分(b)がCFCHFであり、E−CFCH=CHF及びCFCHFの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.3〜0.82である、上記15に記載の方法。
32.冷却のための冷却装置であって、E−CFCH=CHF及びCの総量に対するE−CFCH=CHFの質量比が約0.05〜0.99であるという条件で;(a)E−CFCH=CHF、及び(b)式Cの少なくとも1つのテトラフルオロエタン、を含む冷媒を含む作動流体を含有する、上記装置。
33.遠心圧縮機を含む上記32に記載の冷却装置。

Claims (9)

  1. E−CF3CH=CHF及びC224の総量に対するE−CF3CH=CHFの質量比が0.05〜0.82であるという条件で;(a)E−CF3CH=CHF、及び(b)式C224の少なくとも1つのテトラフルオロエタン、を含む液体冷媒をエバポレーターで蒸発させる工程、それによって冷媒蒸気を生成する工程を含む冷却を生じさせる方法であって、ここで冷却が前記エバポレーターを含む冷却装置内で生じ、そして前記冷却装置が遠心圧縮機をさらに含む、上記方法。
  2. E−CF 3 CH=CHF及びC 2 2 4 の総量に対するE−CF 3 CH=CHFの質量比が0.25〜0.80である、請求項1に記載の方法。
  3. 成分(b)がCHF2CHF2である、請求項1に記載の方法。
  4. 成分(b)がCHF2CHF2であり、E−CF3CH=CHF及びCHF2CHF2の総量に対するE−CF3CH=CHFの質量比が0.7未満である、請求項1に記載の方法。
  5. 成分(b)がCF3CH2Fであり、そしてE−CF 3 CH=CHF及びCF 3 CH 2 Fの総量に対するE−CF 3 CH=CHFの質量比が0.70未満である、請求項1に記載の方法。
  6. HCFC−124またはHFC−134a冷媒を、その冷媒向けにデザインされた冷却装置内で置き換える方法であって、E−CF3CH=CHF及びC224の総量に対するE−CF3CH=CHFの質量比が0.05〜0.82であるという条件で;(a)E−CF3CH=CHF、及び(b)式C224の少なくとも1つのテトラフルオロエタンを含む代替冷媒組成物を備え付ける工程を含み、ここで前記冷却装置が遠心圧縮機を含む、上記方法。
  7. E−CF 3 CH=CHF及びC 2 2 4 の総量に対するE−CF 3 CH=CHFの質量比が0.25〜0.80である、請求項6に記載の方法。
  8. 冷却のための冷却装置であって、E−CF3CH=CHF及びC224の総量に対するE−CF3CH=CHFの質量比が0.05〜0.82であるという条件で;(a)E−CF3CH=CHF、及び(b)式C224の少なくとも1つのテトラフルオロエタン、を含む冷媒を含む作動流体を含有し、ここで前記冷却装置が遠心圧縮機を含む、上記装置。
  9. E−CF 3 CH=CHF及びC 2 2 4 の総量に対するE−CF 3 CH=CHFの質量比が0.25〜0.80である、請求項8に記載の装置。
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