JP6003965B2 - 診断装置並びに当該診断装置における画像処理方法及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、診断装置並びに当該診断装置における画像処理方法及びそのプログラムに関する。
皮膚病変の診断として視診は必ず行われ、多くの情報を得ることが出来る。しかしながら、肉眼やルーペだけでは、ホクロとしみの判別さえ難しく、良性腫瘍と悪性腫瘍の鑑別も難しい。そこで、ダーモスコープ付きカメラを用いて病変を撮影するダーモスコピー診断が行われている。
ダーモスコープとは、ハロゲンランプ等で病変部を明るく照らし、エコージェルや偏光フィルタなどにより反射光の無い状態にし、10倍程度に拡大して観察する非侵襲性の診察器具である。この器具を用いた観察法をダーモスコピーと呼んでいる。ダーモスコピー診断については、インターネットURL(http://www.twmu.ac.jp/DNH/department/dermatology/dermoscopy.html)<平成26年9月1日閲覧>に詳細に記載されている。ダーモスコピー診断によれば、角質による乱反射がなくなることにより、表皮内から真皮浅層までの色素分布が良く見えてくる。
例えば、特許文献1に、上記したダーモスコープで撮影された皮膚画像に対して、色調、テクスチャ、非対称度、円度等の値を用いて診断を行う色素沈着部位の遠隔診断システムの技術が開示されている。それは、ダーモスコープを付けたカメラ付き携帯電話を用い、ダーモスコープを通して、メラノーマの心配がある良性色素性母斑などがある皮膚を撮影する。そして、携帯電話のネットワーク接続機能を用いてインターネットに接続し、撮影した皮膚画像を遠隔診断装置に送信して診断を依頼するものである。皮膚画像を受信した遠隔診断装置は、メラノーマ診断プログラムを用い、皮膚画像から、それがメラノーマであるか否か、あるいはメラノーマであった場合にどの病期のメラノーマであるかを診断し、その結果を医師に返信する。
特開2005−192944号
皮膚病については上記したダーモスコープ画像による診断が普及しつつあるが、明瞭な形状変化や模様を得られないことも多く、画像の観察や病変の判断は担当医の熟練度に依存しているのが現状である。したがって、ダーモスコープ画像の病変部分を強調する等、画像処理によって、容易、かつ的確に診断可能なツールの出現がのぞまれていた。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、医師の診断を容易にするとともに診断精度の向上をはかる、診断装置並びに当該診断装置における画像処理方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の一態様は、患部の撮影画像を用いて病変を診断する診断装置であって、前記撮影画像を記憶する画像記憶部と、前記画像記憶部に記憶された前記撮影画像を処理する処理部と、を備え、前記処理部が、前記撮影画像を輝度成分と色情報成分とに分離する第1の分離手段と、前記輝度成分を骨格成分と詳細成分とに分離する第2の分離手段と、前記骨格成分に対して強調処理を施す強調手段と、前記強調された骨格成分と前記詳細成分とから輝度成分を復元し、前記復元した輝度成分と前記色情報成分を用いて強調画像を生成する生成手段と、を備えことを特徴とする。
本発明によれば、医師の診断を容易にするとともに診断精度の向上をはかる、診断装置並びに当該診断装置における画像処理方法及びそのプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る診断装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る診断装置の基本処理動作を示すフローチャートである。 図2の撮影画像の強調処理動作の詳細を示すフローチャートである。 図3の血管らしさ抽出処理理動作の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る診断装置の表示画面構成の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、本実施形態と言う)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号または符号を付している。
(実施形態の構成)
図1は、本実施形態に係る診断装置100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る診断装置100には、ダーモスコープ付き撮影装置110が接続されている。ダーモスコープ付き撮影装置110は、診断装置100(処理部101)からの指示により撮影を行ない、撮影画像(ダーモスコピー画像)を画像記憶部102に格納するとともに表示装置120上に表示する。また、撮影画像は、処理部101により強調処理が施されて画像記憶部102に保存されると共に表示装置120上に表示される。入力装置130は、ダーモスコープ画像の撮影開始指示、後述するダーモスコピー画像中の部位選択操作等を行う。
なお、表示装置120、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)モニタにより構成され、入力装置130は、マウス等により構成されている。
処理部101は、画像記憶部102に記憶された撮影画像を処理するもので、図1に示すように、第1の分離手段101aと、第2の分離手段101bと、強調手段101cと、生成手段101dと、を含む。
第1の分離手段101aは、撮影画像を輝度成分と色情報成分とに分離する手段として機能する。第2の分離手段101bは、輝度成分を骨格成分と詳細成分に分離する手段として機能する。
強調手段101cは、骨格成分に対し強調処理を施す手段として機能し、骨格成分を中心値よりも明るく圧縮する第1の強調手段101c−1、または骨格成分にシャープネスフィルタ処理を施す第2の強調手段101c−2のいずれかを含む。生成手段101dは、強調された骨格成分と詳細成分とから輝度を復元し、色情報成分を用いて強調画像を生成する手段として機能する。
なお、第1の強調手段101c−1は、第2の分離手段101bにより分離された骨格成分の画像がとりうる最大値と最小値が強調前後で変化しないように1以下の係数で累乗して強調する手段として機能する。また、第2の強調手段101c−2は、骨格成分を中心値よりも明るく圧縮して得られる圧縮画像を生成し、生成した圧縮画像に所定の畳み込み係数を畳み込み演算してシャープネスフィルタ処理を施す手段として機能する。
上記した第1の分離手段101a、第2の分離手段101b、強調手段101c(第1の強調手段101c−1,第2の強調手段101c−2)、生成手段101dは、いずれも、処理部101が、処理部101が有する本実施形態に係るプログラムを逐次読み出し実行することにより、それぞれが持つ上記した機能を実現する。
(実施形態の動作)
以下、図1に示す本実施形態に係る診断装置100の動作について、図2以降を参照しながら詳細に説明する。
図2に、本実施形態に係る診断装置100の基本処理動作の流れが示されている。図2によれば、処理部101は、まず、ダーモスコープ付き撮影装置110で撮影された患部(例えば、皮膚病変部位)の撮影画像を取得する(ステップS11)。そして、取得した撮影画像を画像記憶部102の所定の領域に格納するとともに、表示装置120に表示する(ステップS12)。続いて、処理部101は、撮影画像に対して強調処理を施し(ステップS13)、その処理画像を先に表示した撮影画像とともに表示装置120に並べて表示して医師の診断に委ねる(ステップS14)。
図5に表示装置120に表示される表示画面イメージの一例が示されている。画面に向かって左に撮影画像が表示される撮影画像表示領域121が、右に、例えば、血管の強調画像1が表示される強調画像表示領域122が割り当てられている。医師が、図面右下に割り当てられている「撮影開始」ボタン123を、入力装置130を操作(クリック)することによりダーモスコープ付き撮影装置110による患部の撮影が開始される。そして上記した処理部101の処理により、表示装置120のそれぞれの領域121,122に、撮影画像と、撮影画像のうち、例えば、血管部位の強調画像とが並んで表示される。
図3に、図2のステップS13の「画像強調処理」の詳細な処理手順が示されている。ここでは、処理部101が、ダーモスコープ付き撮影装置110で撮影された患部の撮影画像から骨格成分と詳細成分とに分離し、それぞれに対して異なる強調処理を施す例を示している。
具体的に、処理部101は、まず、色空間変換を行う。処理部101は、第1の分離手段101aが、ダーモスコープ付き撮影装置110から取得されるRGB色空間の撮影画像を、CIELAB色空間(以下、単にLab色空間というが、正確には、CIE 1976 L*a*b*色空間)に変換する(ステップS131)。Lab色空間については、例えば、インターネットURL(http://Ja.wikipedia.org/wiki/Lab%E8%89%B2%E7%A9%BA%E9%96%93)<平成26年9月1日閲覧>にその詳細が記載されている。
次に、処理部101は、第2の分離手段101bが、撮影画像を骨格成分と詳細成分とに分離するために、L画像にエッジ保存型フィルタ処理を施す(ステップS132)。ここで、エッジ保存型フィルタとして、例えば、バイラテラルフィルタを用いる。バイラテラルフィルタは、例えば、インターネットURL(http://en.wikipedia.org/wiki/Bilateral filter)<平成26年9月1日閲覧>にその詳細が記載されている。
次に、処理部101は、強調手段101cが、L画像にバイラテルフィルタ処理を施して得られるB画像、B=bilateral_filter(L)を取得する。ここで、B画像は骨格成分である。次に、強調手段101cが、詳細成分であるD画像を取得する。ここで、詳細画像Dは、D=L画像−B画像により取得することができる(ステップS133)。
続いて、強調手段101c(第1の強調手段101c−1)は、骨格画像Bをp階乗することにより強調された骨格画像B1を得る(ステップS134)。このときのpは、p<=1となる。このとき、強調手段101cは、骨格画像Bの取りうる最大値と最小値が変換前後で同じになるように処理する。具体的には、Lab色空間では輝度Lの値範囲が0から100であるため、B1は、B1=(B^p)/(100^p)*100で求めることができる。次に、強調手段101cは、B1を、値Zを基準にK1倍して圧縮画像B2を得る(S135)。
圧縮画像B2は、B2=(B1−Z)*K1+Zで求めることができる。ここで、係数K1は圧縮率で1以下とし、ここでは0.2〜0.8程度の値とする。また、Zは、中心Cよりも明るめに設定する。ここで、Cは圧縮を行う中心位置であり、C=(50^p)/(100^p)*100であり、これを5%から50%程度大きくした値がZになる。すなわち、強調手段101cは、骨格成分を中心値よりも明るく圧縮して強調する。
次に、強調手段101c(第2の強調手段101c−2)は、圧縮画像B2にシャープネスフィルタ処理を施して鮮鋭化画像B3とする(ステップS136:B3 ← sharpnessFilter(B2))。第2の強調手段101c−2は、シャープネスフィルタ処理を実行するにあたり、以下のカーネルMを圧縮画像B2に畳み込み演算(convoltion)を行う。なお、以下に示すコンボリューション行列(畳み込みカーネルMの値)は一例である。
|−0.1667 −0.6667 −0.1667|
M=|−0.6667 4.3333 −0.6667|
|−0.1667 −0.6667 −0.1667|
なお、上記した圧縮強調処理を第1の強調手段101c−1が実行し、続くシャープネスフィルタ処理を第2の強調手段101c−2が行うものとして説明したが、強調手段101cが、圧縮強調処理とシャープネスフィルタ処理の両方を実行することは必須でなく、圧縮強調処理とシャープネスフィルタ処理のいずれか一方でもよい。
次に、強調手段101cは、血管らしさを尤度Aとして抽出して詳細画像Dの強調の度合いに反映させる処理を実行する(ステップS137)。血管らしさ(尤度A)は、ノイズを除去した骨格画像の圧縮画像B2と同じ次元の情報をもっており、各ピクセルに対して0から1の血管らしさ情報(尤度A)を持つ。血管らしさが増すと1に近づく。図4に、ステップS137の「血管らしさを尤度Aとして抽出する処理」がフローチャートで示されている。
図4によれば、強調手段101cは、Lab色空間の赤系の色相方向であるa軸の値を取得し(ステップS137a)、血管らしさ(尤度A)について、aの値を、0からSの範囲で制限を与えて正規化を行い、0から1の値範囲に設定する(ステップS137b,S137c)。ここで、Sは、例えば80とする。ここでは、0から80の値で制限を与えたが、この値は一例であり、この値に制限されない。
説明を図3のフローチャートに戻す。強調手段101cは、上記のように血管らしさを尤度Aとして求めた後(ステップS137)、その尤度Aを用いて詳細画像Dの強調係数K3を求める(ステップS3138)。強調係数K3は、K3=A*K2で求めることができる。ここでは、強調係数K3の下限を係数K2のLM1倍とする。ここで、LM1は、0〜1の範囲で、例えば0.5とする。すなわち、K3=max(K3,LM1)で、max()は、要素ごとに2つの引数の最大値を返す関数である。LM1はスカラーであるため、強調係数K3と同次元に同値で拡張して処理がなされる。
続いて、強調手段101cは、詳細画像Dに強調係数K3を用いて強調処理を施し、詳細画像Dの強調画像D1とする(ステップS139)。すなわち、強調画像D1は、D1=D*K3で求められる。なお、*は要素ごとの乗算を表している。
続いて、処理部101は、生成手段101dが、強調手段101cにより強調され変換された骨格画像B1と、強調され変換された強調画像D1とを加算(L”=B3+D1)することにより、変換された輝度画像L”を取得する(ステップS140)。続いて、得られた輝度画像L”と、赤系の色相成分であるa軸ならびに青系の色相成分であるb軸の値とによりRGB色空間に変換して最終的な強調画像Eを生成する(ステップS141)。すなわち、生成手段101dは、強調された骨格成分と詳細成分画像とから輝度を復元し、色情報成分を用いて強調画像を生成する。そして、処理部101は、表示装置120に、例えば、図5の表示画面に示すように、撮影画像表示領域121と強調画像表示領域122とを並べて表示する。
なお、強調手段101cは、上記したように、骨格成分と、詳細成分のいずれをも強調することができ、骨格成分については明るめに圧縮するか、シャープネスフィルタ処理により圧縮して強調し、詳細成分については、血管らしさに応じて強調処理を施した。このとき、生成手段101dは、必ずしも、強調された骨格成分と強調された詳細成分とを必要とせず、少なくとも一方から輝度を復元することが可能である。例えば、生成手段101dは、強調手段101cにより強調された骨格成分(B2またはB3)と、第2の分離手段101bにより分離された詳細成分(D)とを加算することにより、変換された輝度画像L”を取得することが可能である。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係る診断装置100によれば、処理部101が、画像記憶部102に記憶された撮影画像を輝度成分と色情報成分とに分離し、輝度成分を骨格成分と詳細成分とに分離し、骨格成分を中心値よりも明るく圧縮するか、骨格成分にシャープネスフィルタ処理を施し、強調された骨格成分と詳細成分とから輝度を復元し、色情報成分を用いて強調画像を生成することにより、例えば、図5の表示画面に示すように、撮影画像表示領域121と強調画像表示領域122とを並べて表示することができる。ここで、骨格成分を中心値よりも明るく圧縮して強調した場合、血管色が維持され、骨格成分にシャープネスフィルタ処理を施して強調した場合、細かなノイズが増えずに、画像内の骨格成分がシャープになる。したがって、医師は、例えば、線状血管や点状血管について明瞭な画像を視認でき、容易、かつ的確に診断を行うことができ、診断精度が向上する。
なお、本実施形態に係る診断装置100によれば、輝度成分を骨格成分と詳細成分とに分離する際にバイラテラルフィルタ処理を用いることとしたが、バイラテラルフィルタに限らず、エプシロンフィルタ等、エッジ保存型平滑化フィルタであれば代替可能である。また、画面表示例として、図5に示すように、撮影画像表示領域121と強調画像表示領域122とを並べて表示したが、同じ画面上で切り替えて表示しても同様の効果が得られる。また、輝度画像を得るのにLab色空間を利用したが、Lab色空間によらず、例えば、輝度信号と2つの色差信号を使って表現されるYUV色空間の輝度信号Yを使用してもよい。なお、YUV色空間については、インターネットURL:http://Ja.wikipedia.org/wiki/YUV(平成26年9月1日閲覧)にその詳細が開示されている。
また、本実施形態に係る診断装置100によれば、血管らしさ(尤度A)として、Lab色空間のa軸を用いたが、a軸をb軸のプラス方向に、(a1,b1)を中心として回転させた軸を使用してもよい。その場合、a1は10〜50の値を、b1は0、回転量は0.3ラジアンから0.8ラジアン程度回転させることが必要である。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
[請求項1]
患部の撮影画像を用いて病変を診断する診断装置であって、
前記撮影画像を記憶する画像記憶部と、
前記画像記憶部に記憶された前記撮影画像を処理する処理部と、を備え、
前記処理部が、
前記撮影画像を輝度成分と色情報成分とに分離する第1の分離手段と、
前記輝度成分を骨格成分と詳細成分とに分離する第2の分離手段と、
前記骨格成分に対して強調処理を施す強調手段と、
前記強調された骨格成分と前記詳細成分とから輝度を復元し、前記色情報成分を用いて強調画像を生成する生成手段と、を備え、
前記強調手段が、
前記骨格成分を中心値よりも明るく圧縮する第1の強調手段、及び前記骨格成分にシャープネスフィルタ処理を施す第2の強調手段の少なくとも1つを含むことを特徴とする診断装置。
[請求項2]
前記第1の強調手段が、前記第2の分離手段により分離された前記骨格成分の画像がとりうる最大値と最小値が強調前後で変化しないように1以下の係数で累乗して強調することを特徴とする請求項1に記載の診断装置。
[請求項3]
前記第2の強調手段が、前記骨格成分を中心値よりも明るく圧縮して得られる圧縮画像を用い、前記圧縮画像に所定の畳み込み係数を畳み込み演算して前記シャープネスフィルタ処理を施すことを特徴とする請求項1又は2に記載の診断装置。
[請求項4]
前記生成手段が、前記強調された骨格成分と前記詳細成分とを加算して前記輝度を復元し、前記復元された輝度と、第1の色空間の赤系の色相方向と青色の色相方向に応じた前記色情報成分とから第2の色空間に変換して前記強調画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の診断装置。
[請求項5]
前記第1の色空間がCIELab色空間であり、前記第2の色空間がRGB色空間であることを特徴とする請求項4に記載の診断装置。
[請求項6]
患部の撮影画像を用いて病変を診断する診断装置における画像処理方法であって、
記憶された撮影画像を輝度成分と色情報成分とに分離する第1の分離ステップと、
前記輝度成分を骨格成分と詳細成分とに分離する第2の分離ステップと、
前記骨格成分に対して強調処理を施す強調ステップと、
前記強調された骨格成分と前記詳細成分とから輝度画像を復元し、前記色情報成分を用いて強調画像を生成する生成ステップと、を備え、
前記強調ステップが、
前記骨格成分を中心値よりも明るく圧縮すること、及び前記骨格成分にシャープネスフィルタ処理を施すことの少なくとも1つを含むことを特徴とする画像処理方法。
[請求項7]
患部の撮影画像を用いて病変を診断する診断装置における画像処理のプログラムであって、
コンピュータに、
記憶された撮影画像を輝度成分と色情報成分に分離する第1の分離機能と、
前記輝度成分を骨格成分と詳細成分とに分離する第2の分離機能と、
前記骨格成分に対して強調処理を施す強調機能と、
前記強調された骨格成分と前記詳細成分とから輝度画像を復元し、前記色情報成分を用いて強調画像を生成する生成機能と、を実行させ、
前記強調機能が、
前記骨格成分を中心値よりも明るく圧縮すること、及び前記骨格成分にシャープネスフィルタ処理を施すことの少なくとも1つを含むことを特徴とするプログラム。
100…診断装置、101…処理部、101a…第1の分離手段、101b…第2の分離手段、101c…強調手段、101d…抽出手段、111e…指定手段、110…ダーモスコープ付き撮影装置、120…表示装置、121…撮影画像表示領域、122…強調画像表示領域、130…入力装置

Claims (13)

  1. 患部の撮影画像を用いて病変を診断する診断装置であって、
    前記撮影画像を記憶する画像記憶部と、
    前記画像記憶部に記憶された前記撮影画像を処理する処理部と、を備え、
    前記処理部が、
    前記撮影画像を輝度成分と色情報成分とに分離する第1の分離手段と、
    前記輝度成分を骨格成分と詳細成分とに分離する第2の分離手段と、
    前記骨格成分に対して強調処理を施す強調手段と、
    前記強調された骨格成分と前記詳細成分とから輝度成分を復元し、前記復元した輝度成分と前記色情報成分を用いて強調画像を生成する生成手段と、を備えことを特徴とする診断装置。
  2. 前記強調手段が、前記骨格成分に対して強調処理を施し、
    前記生成手段が、前記強調された骨格成分と、前記詳細成分とから輝度成分を復元し、前記色情報成分を用いて強調画像を生成し、
    前記強調手段が、前記骨格成分を中心値よりも明るく圧縮する第1の強調手段、及び前記骨格成分にシャープネスフィルタ処理を施す第2の強調手段の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の診断装置。
  3. 前記第1の強調手段が、前記第2の分離手段により分離された前記骨格成分の画像がとりうる最大値と最小値が強調前後で変化しないように1以下の係数で累乗して強調することを特徴とする請求項2に記載の診断装置。
  4. 前記第2の強調手段が、前記骨格成分を中心値よりも明るく圧縮して得られる圧縮画像を用い、前記圧縮画像に所定の畳み込み係数を畳み込み演算して前記シャープネスフィルタ処理を施すことを特徴とする請求項2に記載の診断装置。
  5. 前記係数をp、前記分離された骨格成分の画像をB、Bの値の上限をM、前記強調された骨格成分の画像をB1としたとき、
    B1=(B^p)/(M^p)*M
    であることを特徴とする請求項2に記載の診断装置
  6. 前記強調ステップにおいて、前記骨格成分を中心値よりも明るく圧縮する圧縮画像をB2としたとき、
    B2=(B1−Z)*K1+Z
    ただし、
    K1は圧縮率で1以下、
    Cは圧縮を行う中心位置でC=((M/2)^p)/(M^p)*Mであり、
    ZはCを5%〜50%大きくした値
    であることを特徴とする請求項5記載の診断装置。
  7. 前記強調手段が、前記骨格成分にシャープネスフィルタ処理を施すとき、前記骨格成分を中心値よりも明るく圧縮して得られる圧縮画像を用い、前記圧縮画像に所定の畳み込み係数を畳み込み演算して前記シャープネスフィルタ処理を施すことを特徴とする請求項2に記載の診断装置
  8. 前記生成手段が、前記強調された骨格成分と前記詳細成分とを加算して前記輝度を復元し、前記復元された輝度と、第1の色空間の赤系の色相方向と青色の色相方向に応じた前記色情報成分とから第2の色空間に変換して前記強調画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の診断装置。
  9. 前記色情報成分の前記赤系の色相方向は、血管を強調した前記強調画像を生成するものであることを特徴とする請求項8に記載の診断装置。
  10. 前記色情報成分の前記青系の色相方向は、皮膚の病変を強調した前記強調画像を生成するものであることを特徴とする請求項8に記載の診断装置。
  11. 前記第1の色空間がCIELab色空間であり、前記第2の色空間がRGB色空間であることを特徴とする請求項8に記載の診断装置。
  12. 患部の撮影画像を用いて病変を診断する診断装置における画像処理方法であって、
    記憶された撮影画像を輝度成分と色情報成分とに分離する第1の分離ステップと、
    前記輝度成分を骨格成分と詳細成分とに分離する第2の分離ステップと、
    前記骨格成分に対して強調処理を施す強調ステップと、
    前記診断装置が、前記強調された骨格成分と前記詳細成分とから輝度画像を復元し、前記色情報成分を用いて強調画像を生成する生成ステップと、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  13. 患部の撮影画像を用いて病変を診断する診断装置における画像処理のプログラムであって、
    コンピュータに、
    記憶された撮影画像を輝度成分と色情報成分に分離する第1の分離機能と、
    前記輝度成分を骨格成分と詳細成分とに分離する第2の分離機能と、
    前記骨格成分に対して強調処理を施す強調機能と、
    前記強調された骨格成分と前記詳細成分とから輝度画像を復元し、前記色情報成分を用いて強調画像を生成する生成機能と、を実行させことを特徴とするプログラム。
JP2014227528A 2014-11-07 2014-11-07 診断装置並びに当該診断装置における画像処理方法及びそのプログラム Active JP6003965B2 (ja)

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