JP6002492B2 - Combine grain side discharging device - Google Patents
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Description
本発明は、コンバインの穀粒側方排出装置に関する。 The present invention relates to a combine grain side discharging device.
従来、脱穀部から供給される大豆等の豆類(穀粒)を貯留する汎用型のコンバインのグレンタンクは、タンク外側壁に沿って立設した穀粒側方排出装置(昇降機)によって、貯留穀粒を揚送し放出ホッパから機外に放出するように構成されている(例えば、特許文献1(第4頁、第7図)参照)。上記コンバインのグレンタンクは、機台(機体フレーム本体)側に軸支される横コンベアを中心に、脱穀部から穀粒を貯留する穀粒貯留作業姿勢と機体外方側に回動(傾倒)させたメンテナンス作業姿勢とに切換回動自在に設けられている。そして、グレンタンクの外側に沿って上下部を取付支持される穀粒側方排出装置は、その下部取付手段を薄い板部材で形成されるタンク外側壁の下部側から外側に突出させて設けた取付台(取付部材)に支持させる構成にしている。 Conventionally, a general-purpose combine grain tank that stores beans (grains) such as soybeans supplied from a threshing unit is stored by a grain side discharge device (elevator) erected along the outer wall of the tank. It is configured so that the grains are lifted and discharged from the discharge hopper to the outside of the machine (see, for example, Patent Document 1 (page 4, FIG. 7)). The above-mentioned combine grain tank rotates around (inclined) the grain storage work posture for storing the grain from the threshing part and the outside of the machine body, centering on the horizontal conveyor pivotally supported on the machine base (machine frame body) side It is provided so that it can be switched and rotated to the maintenance work posture. And the grain side discharging device whose upper and lower parts are mounted and supported along the outside of the Glen tank is provided with its lower mounting means protruding outward from the lower side of the tank outer wall formed of a thin plate member. It is set as the structure supported by a mounting base (attachment member).
上記特許文献1で示されるコンバインのグレンタンクは、横コンベアを中心に機体外方側(右側)に回動させることにより、メンテナンス作業姿勢に開放された空間部を介して、駆動装置(伝動構造)等のメンテナンス作業を行なうものであるが、空間部を広くしようとしてグレンタンクを大きく回動すると、穀粒側方排出装置の自重が取付台等を介してタンク外側壁を下方に膨らませて変形させるように作用する。従って、この変形を防止するための、タンク外側壁及び取付台等の構造部材を補強する補強構造が煩雑でコスト高になる等の欠点がある。またグレンタンクの側方回動に伴い取付台は下方に大きく下がることになるため、地面や他物との接当を避けるために回動範囲の制約を受けたり、予め穀粒側方排出装置を取外したのちにグレンタンクを側方回動させねばならない等の課題がある。
The grain tank of the combine shown in the above-mentioned
上記課題を解決するために本発明によるコンバインの穀粒側方排出装置は、脱穀部6から供給される穀粒を貯留するグレンタンク5のタンク外側壁16に沿って、貯留穀粒を揚送し機外に放出する穀粒側方排出装置1を立設させて、該穀粒側方排出装置1がグレンタンク5に固定支持されたコンバインの穀粒側方排出装置において、前記グレンタンク5が機体フレーム2に立設される縦軸11を支点に穀粒貯留作業姿勢とメンテナンス作業姿勢側とに切換回動自在に設けけられ、グレンタンク5と穀粒側方排出装置1とが一体で共に水平回動可能に構成され、且つ前記穀粒側方排出装置1の下部に、機体フレーム2のフレーム部材2bの上面と側面とに各接当させる横取付片36aと縦取付片36bからなる逆L字状の取付部材36を設け、該取付部材36を介して穀粒側方排出装置1の下部をフレーム部材2bに着脱自在に取付けると共に、上記横取付片36aの先端部に上向きに傾斜させた誘導部36cを設けることにより、グレンタンク5をメンテナンス作業姿勢側から穀粒貯留作業姿勢に復帰させるとき、取付部材36を誘導部36cを介してフレーム部材2bに対し係合案内させ、取付部材36をフレーム部材2bに接当させた状態で、フレーム部材2bと取付部材36とをボルト39締着させた穀粒貯留作業姿勢では、穀粒側方排出装置1が機体フレーム2に固定支持される構成としたことを特徴としている。
In order to solve the above-described problem, the grain lateral discharge device of the combine according to the present invention pumps the stored grains along the tank
請求項1の発明によれば、グレンタンクが機体フレームに立設される縦軸を支点に穀粒貯留作業姿勢とメンテナンス作業姿勢側とに切換回動自在に設けられ、グレンタンクと穀粒側方排出装置とが一体で共に水平回動可能に構成され、且つ前記穀粒側方排出装置の下部に、機体フレームのフレーム部材の上面と側面とに各接当させる横取付片と縦取付片からなる逆L字状の取付部材を設け、該取付部材を介して穀粒側方排出装置の下部をフレーム部材に着脱自在に取付けると共に、上記横取付片の先端部に上向きに傾斜させた誘導部を設けることにより、グレンタンク5をメンテナンス作業姿勢側から穀粒貯留作業姿勢に復帰させるとき、取付部材を誘導部を介してフレーム部材に対し係合案内させ、取付部材をフレーム部材に接当させた状態で、フレーム部材と取付部材とをボルト締着させた穀粒貯留作業姿勢では、穀粒側方排出装置が機体フレームに固定支持される構成としたことにより、グレンタンクをメンテナンス作業姿勢から穀粒貯留作業姿勢に復帰させるとき、フレーム部材に対し逆L字状の取付部材を誘導部を介して穀粒貯留作業姿勢に係合案内し確実に合致させて取付けることができる。従って、穀粒貯留作業姿勢時に穀粒側方排出装置を、グレンタンクの側壁等に大きな負担をかけることなく、取付け剛性を高めてフレーム部材に支持することができ、機体振動による上下及び左右方向の揺れも防止することができる。またグレンタンクは穀粒貯留作業姿勢とメンテナンス作業姿勢との切換えを、取付部材の連結及び分離を介して穀粒側方排出装置を取付けたまま縦軸を中心に能率よく行うことができる。またメンテナンス作業姿勢にあるグレンタンクは、復帰方向に押動するだけで取付部材をフレーム部材に合致させることができるため、穀粒貯留作業姿勢に簡単に復帰させることができる。
According to the present invention, grain tank is mounted for switching rotated in the grain storage working position and the maintenance position side fulcrum vertical shaft which is erected on the machine frame, grain tank and grain side A horizontal mounting piece and a vertical mounting piece which are configured so as to be integrally rotatable with the side discharging device and are respectively brought into contact with the upper surface and the side surface of the frame member of the fuselage frame at the lower part of the grain side discharging device. An inverted L-shaped attachment member is provided, and the lower part of the grain lateral discharge device is detachably attached to the frame member via the attachment member, and the guide is inclined upward at the tip of the lateral attachment piece When the Glen
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図示する符号Aは本発明に係る穀粒側方排出装置1を備える汎用型のコンバインであり、このコンバインAは、左右一対のクローラ式の走行部2aを備える機体フレーム2に、その右側前部からキャビン3aによって囲われる操縦部3と、エンジンが搭載される原動機部4と、穀粒排出用のオーガ装置5a及び後述する穀粒側方排出装置1を有するグレンタンク(穀粒貯留部)5とを前後方向に配設している。また機体フレーム2の左側方位置には、スレッシャー型の脱穀部6を配設し、該脱穀部6の前方位置に刈取部9と搬送部10等を昇降自在に支持し、刈取部9による作物の刈高さ調節を行うように設置している。これにより圃場に植立する作物を刈取部9で刈取り、刈取られた作物を搬送部10を介し脱穀部6に搬送し、脱穀部6により脱穀選別された穀粒をグレンタンク5に供給して貯留する。
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. A symbol A shown in the figure is a general-purpose combine equipped with a grain
図示例のコンバインAは、刈取部9によって圃場に植立する大豆や小豆等の豆類穀稈(植立穀稈)を刈取り脱穀部6に供給し、脱穀部6によって脱穀処理された穀粒を、図示しない脱穀部低部の一番コンベヤから揚穀コンベアを介して、グレンタンク5に揚送供給し貯留する。このグレンタンク5には、従来の汎用コンバインと同様に、機体後方側に設置されているオーガ装置5aの他にグレンタンク5の機体外方側(右側)に、豆類等の穀粒を揚送排出するバケットコンベア式の穀粒側方排出装置(昇降機)1を備えている。これにより、グレンタンク5に貯留されている豆類等の穀粒を排出する際には、上記穀粒側方排出装置1を使用して、機体に隣接する場所に待機させるトラック等の荷台に対し排出供給させることができる。
The combine A in the illustrated example cuts and supplies beans cereals (planted cereals) such as soybeans and red beans planted in the field by the reaping
一方、上記のように構成されるグレンタンク5を備えるコンバインAにおいて、稲麦等の植立穀稈を刈取り脱穀する場合には、前記特許文献1に示されているような、グレンタンク5内に追加構成されている、タンク内を上下に仕切り穀粒を穀粒取出し口に流下案内する棚板を除去し、また必要によりシャッタを有する穀粒取出し口構造物や、前記穀粒側方排出装置1等を除去することにより、稲麦穀粒貯留用のグレンタンク5に仕様変更をしたのち、稲麦等のコンバイン作業を行いグレンタンク5内の穀粒排出はオーガ装置5aによって行われる。尚、上記特許文献1のグレンタンクは、タンク底部に配設されるオーガ式の横コンベアを中心に機体外方側(右側)に回動させて、メンテナンス作業姿勢に開放された空間部を介して、脱穀部6及び各種の伝動構造等のメンテナンス作業を行なうように構成されている。
On the other hand, in the combine A provided with the Glen
本実施形態のグレンタンク5は、横コンベア12に連通してタンク後方に立設される縦オーガ11を、グレンタンク取付け用の縦軸として取付支持しており、該縦オーガ11を中心に機体外方側に向けて切換回動自在に設置している。即ち、グレンタンク5は図1,図2に実線で示す穀粒を貯留する穀粒貯留作業姿勢から、縦オーガ11を支点に点線で示すように機体外方側に大きく水平回動させて脱穀部6の側方を広く開放する、メンテナンス作業姿勢に可逆的に切換えることができるようにしている。このようにグレンタンク5をメンテナンス作業姿勢に切換える場合には、先ず、図4で後述するようにタンク前部に設けられる伝動機構の横コンベヤ12の駆動ベルト13を外すと共に、タンク下部と機体フレーム2とを係脱自在に固定する固定機構(図示せず)の操作レバー14を解除操作することにより、縦オーガ11を中心に機体外方側に回動させることができる。
The Glen
そして、グレンタンク1には図3,図4に示すように、タンク下部に架設される横コンベヤ12の上方を覆う棚板15を着脱自在に内装しており、該棚板15の流下部側となる右側のタンク側壁16は、その側壁下部側に前記棚板15の流下部に対向する穀粒取出口19aを形成した取出側壁19が着脱自在に取付けられる。この取出側壁19は、前記穀粒取出口19aと穀粒側方排出装置1が備える流下樋20とを連通させる穀粒取出口筒部17と、穀粒取出口19aを開閉自在とする後述する開閉機構を有した平板状のシャッタ21を備えている。尚、このグレンタンク5を稲麦穀粒用として使用する場合には、上記取出側壁19を取外したのち、これに替えて穀粒取出口筒部17等を有しない同じサイズのフラットな側壁を取付けることにより仕様変更をして使用される。
As shown in FIGS. 3 and 4, the Glen
上記シャッタ21及びその開閉機構について図3を参照し説明する。先ず、シャッタ21は、取出側壁19に開口される穀粒取出口19aの上下に沿って前後方向に配設されるレール22にスライド自在に挿入しており、その開閉作動を取出側壁19に取付けたシャッタスイッチ23をONOFF操作することにより、モータ24を正逆回転させることにより、ピニオンギヤ25とラックギヤ26との噛合を介してシャッタ21を開閉するようにしている。即ち、穀粒取出口19aを閉鎖する方形状板からなるシャッタ21は、その外側板面の中途部にラックギヤ26を前後方向に沿って取付けていると共に、ラックギヤ26に噛合させるピニオンギヤ25を有するモータ24は穀粒取出口筒部17の前側側壁に取付けた構成にしており、これによりモータ24の駆動操作によりシャッタ21をスムーズに開閉させるようにしている。
The
次に、図1〜図6を参照し穀粒側方排出装置1の設置構造及びその伝動機構等について説明する。先ず、穀粒側方排出装置1は、方形状断面をなして上下方向に立設される箱体状のコンベアケース30内に、前記公知の構成からなるバッケットコンベア(図示せず)を回転駆動自在に張設していると共に、該コンベアケース30の後方下部に流下樋20を連通させた状態で一体的に設けている。またコンベアケース30の上部には、揚送された穀粒を機外に放出案内する放出ホッパ30aを構成している。そして、穀粒側方排出装置1のコンベアケース30は、グレンタンク5に対して略鉛直姿勢で固定支持されており、コンベアケース30の下部を後述する左側メタル33及び伝動ケース45等を利用してグレンタンク5側に支持し、コンベアケース30の上部をグレンタンク5上部に設置された上取付部材31aを介してグレンタンク5側に固定する構成とし、グレンタンク5に穀粒側方排出装置1が固定支持されることによって、グレンタンク5と穀粒側方排出装置1とが一緒に縦オーガ11を中心に機体外側方に回動できる。また、穀粒側方排出装置1とグレンタンク5を穀粒貯留作業姿勢に切換えた状態において、コンベアケース30の下部を、本発明に関わる下部取付手段31を介して機体フレーム2側に支持できるようになっている。
Next, with reference to FIGS. 1-6, the installation structure of the grain side discharge |
図3〜図5に示すように下部取付手段31は、バケットコンベアを張設して駆動する駆動軸32の両端を軸支する左右のメタル33を、コンベアケース30の下部両側に固設していると共に、左側のメタル33は前記したようにグレンタンク5の下部に接合させている。またコンベアケース30の下方で、取付杆34を機体フレーム2側に向けて横向きに配設するように、該取付杆34を上記左右のメタル33に取付けられて垂設される左右のメタルアーム35の下部に取付けている。取付杆34は図5に示すように、その左側端(内側端)に後述する取付部材36を該取付部材36から一体的に突設される取付部37を挿入した状態で設けている。これにより取付部材36は、機体フレーム2の右最外側に位置する前後方向のフレーム部材2bに対し、次のように係脱自在に合致するように取付けて穀粒側方排出装置1を支持するようにしている。
As shown in FIGS. 3 to 5, the lower attachment means 31 has left and
即ち、実施形態の取付部材36は、横取付片36aと縦取付片36bとにより逆L字状断面をなすように形成されており、方形状断面の角パイプからなるフレーム部材2bの上面と側面とに、穀粒側方排出装置1を支持するに十分な取付面積を有して合致するようにしている。そして、上記横取付片36aの先端部(左側)には上向きに傾斜する取付け案内用の誘導部36cを屈曲形成していると共に、縦取付片36bには前後方向の取付け間隔を有してボルト39を挿入する複数の取付孔40を穿設している。一方、フレーム部材2bの下面には、上記各取付孔40に対向する位置にネジ孔41を有する取付ブラケット42を下向きに突設している。
That is, the mounting
これにより穀粒側方排出装置1は、下部取付手段31をコンベアケース30の下部に左右のメタル33及びメタルアーム35を介して装着した状態で、その取付部材36をフレーム部材2bの取付け位置に合致させ、ボルト39を各取付孔40とネジ孔41に挿入し締着することにより、コンベアケース30の下部をフレーム部材2bに固定支持することができる。そして、この仮り立設姿勢にある状態において、コンベアケース30の上部を上部取付部材31aを介しグレンタンク5側に固定すると、穀粒側方排出装置1を略鉛直姿勢に立設することができる。
As a result, the grain
つまり、この場合に穀粒側方排出装置1は、先ず取付部材36の横取付片36aをフレーム部材2bの上面に載せて重量を支持させることができ、且つこの状態から縦取付片36bを側面に接当させるように横移動すると、位置決めを容易に行うことができるため、ボルト39の挿入締着を迅速且つ確実に行うことができる。また取付ブラケット42は、フレーム部材2bの下面から下向きに突設しているため、フレーム部材2bに対する縦取付片36bの接当面積を大きくすると共に、横取付片36aと取付孔40との取付スパンを大きくすることができるため、穀粒側方排出装置1の左右方向の取付け剛性を高めて機体振動に対し安定性を高め揺れを防止することができる。
That is, in this case, the grain
次に、グレンタンク5及び穀粒側方排出装置1の伝動機構について図4を参照し説明する。先ず、グレンタンク5の底部に横設される前記横コンベヤ12は、横コンベヤ軸12aの軸端に設けたプーリ12bを、穀粒貯留作業姿勢において原動機部4のエンジン側からベルトテンションクラッチを有するベルト伝動機構の駆動ベルト13によって回転伝動自在としている。一方、穀粒側方排出装置1は前記駆動軸32の内側端にメタル33を介して伝動ケース45を備えており、該伝動ケース45の入力軸46に設けられる大径スプロッケト46aと、前記プーリ12bの背面に取付けられる小径スプロケット47とにチェン48を張設している。これにより穀粒側方排出装置1は、小径スプロケット47と大径スプロッケト46aによる第1減速、及び伝動ケース45内のギヤ減速伝動による第2減速を介して、駆動軸32を所定回転させてバケットコンベアによる穀粒の揚送を行う。
Next, the transmission mechanism of the
以上のように穀粒側方排出装置1を設置したコンバインAは、グレンタンク5内から穀粒を機外に排出するときは、先ず、穀粒貯留時に穀粒取出口19aがシャッタ21によって閉じられている状態のままで、前記伝動機構を介して穀粒側方排出装置1のバッケットコンベアを駆動したのち、シャッタスイッチ23をONする。これによりシャッタ21は図4に示すように、ピニオンギヤ25とラックギヤ26との噛合により前方側に移動し、全開放した穀粒取出口17aから穀粒を流下樋20内に流出する。次いで、流下樋20内を流下する穀粒は、既に回転しているバッケットコンベアによって順次掬い取られた状態で揚送されて放出ホッパ30a内に排出供給される。これにより放出ホッパ30a内の穀粒は放出誘導筒等を介して、予めコンバインAの近隣に待機させているトラックの荷台等の回収容器内に放出される。
In the combine A in which the grain
一方、グレンタンク5と脱穀機1の間に配設される各種の伝動機構或いは、脱穀部6の右側機壁を開けて行う内部点検や修理等のメンテナンス作業を必要とする場合には、先ず、前記ベルト伝動機構の駆動ベルト13を外すと共に下部取付手段31のボルト39を外したのち、タンク下部と機体フレーム2とを固定している固定機構の操作レバー14を解除操作する。これにより、穀粒側方排出装置1を備えたグレンタンク5は機体フレーム2に対し図2に点線で示すように、縦オーガ11を支点に人力によって機体外方側に回動することができ、脱穀部6とグレンタンク5との間で、機体フレーム2を大きく露出させた広いメンテナンス作業空間を形成し、各種のメンテナンス作業を容易にすることができる。
On the other hand, when various kinds of transmission mechanisms arranged between the
次いで、メンテナンス作業を完了し機体外方側にあるグレンタンク5を前記穀粒貯留作業姿勢に復帰させるタンク復帰作業は、グレンタンク5を脱穀部6側に向けて押動し縦オーガ11を支点に戻し回動すると、逆順の動作によって機体フレーム2に対し下部取付手段31とグレンタンク5の低部を元に戻し、固定機構による操作レバー14の固定及びボルト39の締着を行い復帰固定することにより、コンバイン作業を速やかに続行させることができる。このとき穀粒側方排出装置1は、その下部に上向き傾斜の誘導部36cを形成した横取付片36aと縦取付片36bとからなるL字状の取付部材36を有する下部取付手段31を設けていることにより、グレンタンク5の復帰固定作業を簡単且つスムーズに行うことができると共に、グレンタンク5のタンク外側壁16に沿って設けられる穀粒側方排出装置1を安定的に支持することができる。
Next, the tank return work for completing the maintenance work and returning the
即ち、工場から出荷されたコンバインAは、長期間の使用に伴いグレンタンク5の設置構造部に、例えば縦オーガ11と取付け部等に微小ガタを生ずることがある。従って、メンテナンス作業姿勢に向けて縦オーガ11に片持ち支持状態で回動するグレンタンク5は、取付部材36が機体フレーム2から離脱して前底部側の支持が解除されると、その自重と上記微小ガタにより機体フレーム2よりやや下がった状態で回動することになる。これにより、グレンタンク5を固定位置に復帰させるときには、図5で示すように取付部材36の誘導部36cがフレーム部材2bのコーナー部に接当し、この接当抵抗により回動方向の移動が一時的に阻止されようとする。
In other words, the combine A shipped from the factory may cause minute play in the installation structure portion of the
然しながら、グレンタンク5は復帰方向の押動力と回動方向の慣性力が上記接当抵抗より勝るので、誘導部36cの下部斜面がフレーム部材2bのコーナー部に徐々に乗り上るため、横取付片36aがフレーム部材2bの上面に至り矢印方向に摺動する。これに伴い縦取付片36bがフレーム部材2bの側面に接当し、グレンタンク5の回動が停止されると共に、逆L字状の取付部材36はフレーム部材2bの固定位置に合致し、係脱自在に位置決めされた係合状態になる。
However, since the
つまり、この実施形態による穀粒側方排出装置1の設置構造によれば、グレンタンク5は復帰方向に押動するだけで、下部取付手段31の取付部材36をフレーム部材2bに合致させることができ、固定位置において前記固定機構とボルト39による固定を簡単且つ速やかに行うことができる。また取付部材36が横取付片36aと縦取付片36bを介して、コンベアケース30の下部をフレーム部材2bの固定位置に係合させるため、穀粒側方排出装置1をフレーム部材2bに対し安定よく取付け剛性を高めて支持するので、グレンタンク5の側壁等にも大きな負担をかけることなく上下及び左右方向の揺れを防止することができる。
また下部取付手段31は、コンベアケース30の下部を左右のメタル部33及び取付杆35を介して横向きに設ける取付杆34に逆L字状の取付部材36を設け、該取付部材36をフレーム部材2bに誘導部36を介して係合案内させる簡単な構成によって取付けるため、穀粒側方排出装置1の設置構造を廉価にすることができると共に、穀粒貯留作業姿勢とメンテナンス作業姿勢との切換えを能率よく行うことができる。
That is, according to the installation structure of the grain
Further, the lower attachment means 31 is provided with an inverted L-shaped
また上記構成による下部取付手段31によれば、取付ブラケット42はフレーム部材2bに対し溶接等の接合手段によって簡単に設けることができるので、在来の稲麦用のコンバインに対し穀粒側方排出装置1を後付け作業によって設置して豆類用のコンバインAとして使用する場合に、その機体フレーム2に対し特別な加工を要することなく、単に取付ブラケット42を溶接等により接合させるだけの付加作業によって使用可能にすることができる等の特徴がある。尚、取付部材36は上記取付ブラケット42を付加することなく、予めコンバイン製造工程において例えば図5に点線で示すように、機体フレーム2に対しフレーム部材2b内にボルト39を挿入する孔の内側にナット42aを設けることにより、当該ナット42aに対向する位置に穿設された取付孔40にボルト39を挿入して締着することができる。尚、この場合には前記取付ブラケット42の後付け作業は不要になる。
Further, according to the lower mounting means 31 having the above-described configuration, the mounting
さらに、穀粒側方排出装置1を設置する際に、横コンベヤ12の横コンベヤ軸12aから回転動力を逆転させて駆動軸32を回転伝動させる必要がある場合には、伝動ケース45に対し、軸支する大径スプロッケト46aの回転を逆転させる逆転ギヤケース(図示せず)を着脱自在に設けることにより、駆動軸32を介してバッケットコンベアを適正方向に回動させることができる。この構成によれば、横コンベヤ12の回転方向が異なるグレンタンク5を備えるコンバインに対しても、単に逆転ギヤケースを付設するだけで既存の穀粒側方排出装置1を簡単に設置することができる。
Furthermore, when installing the grain
また実施形態のグレンタンク5は、シャッタ21を開閉作動するモータ24のシャッタスイッチ23を取出側壁19に取付けた例について示したが、該シャッタスイッチ23は操縦部3にも設置してもよいものである。即ち、この場合にはオペレータは操縦部3側で行う穀粒側方排出装置1の伝動機構の排出クラッチの入り操作に合わせて、操縦部3からシャッタスイッチ23を操作してシャッタ21の開閉作動を行うことができる。さらに、シャッタ21を開閉作動するモータ24は、上記排出クラッチの入り切り操作に合わせ、電気的な自動制御によって連動してON,OFF作動するシャッタスイッチによって開閉作動させるようにしてもよい。この場合には、シャッタ21の開作動は、排出クラッチの入り操作が行われた数秒後に遅延させたタイミングで行うことが望ましい。
Moreover, although the
A コンバイン
1 穀粒側方排出装置
2 機体フレーム
2b フレーム部材
5 グレンタンク
6 脱穀部
11 縦軸(縦オーガ)
16 タンク外側壁
30a 放出ホッパ
36 取付部材
36a 横取付片
36b 縦取付片
36c 誘導部
A
16 Tank
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