JP6001303B2 - Sunroof device - Google Patents
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Description
本発明は、車両のルーフに設けられたサンルーフ装置に関するものである。 The present invention relates to a sunroof device provided on a roof of a vehicle.
従来より、車両のルーフに設けられた開口部を開閉可能なルーフパネルを備えたサンルーフ装置が知られている。 Conventionally, a sunroof device provided with a roof panel capable of opening and closing an opening provided in a vehicle roof is known.
例えば、特許文献1に係るサンルーフ装置は、車両のルーフに設けられた開口部を開閉可能なルーフパネルと、該ルーフパネルを該ルーフに連結する連結部材と、該ルーフに設けられ、該連結部材を前後方向へ移動可能且つ上下方向へ傾動可能に支持するガイドレールとを備えている。そして、連結部材には、ガイドレールと常に係合する摺動部と、ルーフパネルを前後方向に移動させるときにはガイドレールと係合する一方、ルーフパネルを上下方向に傾動させるときにはガイドレールとの係合が解除される係合部とを有している。ガイドレールには、前記摺動部が係合する溝と、前記係合部が係合する溝とが設けられている。 For example, a sunroof device according to Patent Document 1 includes a roof panel that can open and close an opening provided in a vehicle roof, a connecting member that connects the roof panel to the roof, and a connecting member that is provided on the roof. And a guide rail that supports the frame so as to be movable in the front-rear direction and tiltable in the vertical direction. The connecting member has a sliding portion that always engages with the guide rail, and engages with the guide rail when the roof panel is moved in the front-rear direction, while it engages with the guide rail when the roof panel is tilted up and down. And an engaging portion to be released. The guide rail is provided with a groove for engaging the sliding portion and a groove for engaging the engaging portion.
前記の構成によれば、ガイドレールに、前記摺動部が係合する溝と前記係合部が係合する溝とが別々に設けられており、さらに、これらの溝は高さが異なっている。そのため、ガイドレールの上下方向の寸法が大きくなってしまい、ひいては、サンルーフ装置の上下方向の寸法も大きくなってしまう。 According to the above configuration, the guide rail is provided with the groove engaged with the sliding portion and the groove engaged with the engaging portion separately, and these grooves have different heights. Yes. For this reason, the vertical dimension of the guide rail is increased, and consequently, the vertical dimension of the sunroof device is also increased.
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ガイドレールの上下方向の寸法を小さくすることにある。 The technology disclosed herein has been made in view of such a point, and an object thereof is to reduce the vertical dimension of the guide rail.
ここに開示された技術は、車両のルーフに設けられた開口部を開閉可能なルーフパネルと、該ルーフパネルを該ルーフに連結する連結部材と、該ルーフに設けられ、該連結部材を前後方向へ移動可能且つ上下方向へ傾動可能に支持するガイドレールとを備えたサンルーフ装置が対象である。そして、前記連結部材は、本体部と、該本体部から車幅方向に突出する第1係合部と、該本体部から車幅方向へ該第1係合部よりも突出する第2係合部とを有し、前記ガイドレールは、前記第1及び第2係合部を上下から挟み込む上側及び下側ガイド壁を有し、前記上側又は下側ガイド壁には、前記第1係合部の上方又は下方への移動を規制しつつ該第1係合部を前後方向へ案内する第1ガイド部と、車幅方向において該第1ガイド部よりも前記本体部から離れた側に位置し、前記第2係合部の上方又は下方への移動を規制しつつ該第2係合部を前後方向へ案内する第2ガイド部と、該第1ガイド部と該第2ガイド部との間において前後方向に延び、該第1ガイド部と該第2ガイド部とを分割する溝とが設けられているものとする。 The technology disclosed herein includes a roof panel that can open and close an opening provided in a roof of a vehicle, a connection member that connects the roof panel to the roof, and a connection member that is provided in the roof and that connects the connection member in the front-rear direction. The object is a sunroof device provided with a guide rail that is movable and tiltable in the vertical direction. The connecting member includes a main body portion, a first engagement portion protruding from the main body portion in the vehicle width direction, and a second engagement protruding from the main body portion in the vehicle width direction than the first engagement portion. The guide rail has upper and lower guide walls sandwiching the first and second engaging portions from above and below, and the upper or lower guide wall includes the first engaging portion. A first guide portion that guides the first engagement portion in the front-rear direction while restricting the upward or downward movement of the first engagement portion, and is positioned on a side farther from the main body portion than the first guide portion in the vehicle width direction. A second guide portion that guides the second engagement portion in the front-rear direction while restricting upward or downward movement of the second engagement portion; and between the first guide portion and the second guide portion. A groove extending in the front-rear direction and dividing the first guide portion and the second guide portion is provided.
前記サンルーフ装置によれば、ガイドレールの上下方向の寸法を小さくすることができる。 According to the sunroof device, the vertical dimension of the guide rail can be reduced.
以下、実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜3に、サンルーフ装置100の斜視図を示す。尚、本明細書では、説明の便宜上、車両前後方向における前側を「前」、後側を「後」、車幅方向における左側を「左」、右側を「右」と称する。
Hereinafter, embodiments will be described in detail with reference to the drawings. 1-3, the perspective view of the
サンルーフ装置100は、車両のルーフ10に形成された開口部11に設置されている。サンルーフ装置100は、開口部11の開口縁に沿って配置されるフレーム2と、フレーム2に対し移動可能に取り付けられた可動パネル5と、可動パネル5の下方に設けられたシェード6と、フレーム2の前端部に設けられたデフレクタ7(図3にのみ図示)と、可動パネル5を開閉させる開閉機構8(図4参照)とを備えている。
The
可動パネル5は、開閉機構8により駆動され、図1に示す全閉状態、図2に示すチルト状態及び図3に示す開状態となる。全閉状態においては、可動パネル5は、その周縁部が開口部11の開口縁と密着して、開口部11を密閉した状態となる。チルト状態においては、可動パネル5は、その後端縁が開口部11の開口縁よりも浮き上がるように傾斜し、可動パネル5の後端縁と開口部11の開口縁との間に換気用の隙間が形成される。開状態においては、可動パネル5は、その後端部が全閉状態よりも沈み込み且つ、ルーフ10の下方に引き込まれた状態となる。可動パネル5が最も開いた状態である全開状態においては、可動パネル5がルーフ10と概ね上下に重なり合い、開口部11が開放される。
The
フレーム2は、概ね車幅方向に延びる前側フレーム21と前後方向に延びる左側及び右側ガイドレール24L,24Rを有している。前側フレーム21には、プッシュプルケーブル12(図1のみ図示)を駆動する駆動モータ13が取り付けられている。左側ガイドレール24Lと右側ガイドレール24Rとは、左右対称な構成をしている。プッシュプルケーブル12は、前側フレーム21、左側ガイドレール24L及び右側ガイドレール24Rに敷設されている。左側及び右側ガイドレール24L,24Rのそれぞれに、開閉機構8(図1〜3では省略)が設けられている。尚、左側及び右側ガイドレール24L,24Rは、左右を区別しない場合には、単に「ガイドレール24」と称することがある。
The
可動パネル5は、略方形のガラスパネル51と、該ガラスパネル51の周縁部に設けられたウェザストリップ52とを有している。
The
シェード6は、可動パネル5と略同じ大きさのボード状に形成されている。シェード6は、左側及び右側ガイドレール24L,24Rによって案内される。
The
デフレクタ7は、図3に示すように、車幅方向に延びる本体部71と、該本体部71の車幅方向両端部から後方に延びる連結部72,72とを有している。本体部71は、車幅方向において左側ガイドレール24Lから右側ガイドレール24Rに亘って延びている。すなわち、本体部71の車幅方向長さは、前側フレーム21の車幅方向長さと略一致している。連結部72の後端部は、ガイドレール24の前端部に回動自在に連結されてる。連結部72は、本体部71が前側フレーム21から浮き上がるように付勢されている。一方、前側フレーム21には、連結部72が押し下げられたときに本体部71が収容される凹溝(図示省略)が形成されている。そのため、デフレクタ7は、可動パネル5の全閉状態及びチルト状態においては、可動パネル5の前部によって押し下げられ、前側フレーム21に形成された凹溝(図示省略)内に収容される。このとき、デフレクタ7は、図1,2に示すように、可動パネル5と前側フレーム21との間に隠れているので、外部に露出していない。一方、可動パネル5の開状態においては、デフレクタ7は、図3に示すように、外方に露出し、前側フレーム21から浮き上がった状態となる。
As shown in FIG. 3, the deflector 7 includes a
図4は、左側の開閉機構8の斜視図であり、図5は、左側ガイドレール24Lに設置された状態の開閉機構8の斜視図である。開閉機構8は、可動パネル5が取り付けられる連結部材80と、該連結部材80を前後方向に移動させたり、上下に傾動させるスライダ9とを有している。連結部材80及びスライダ9は、ガイドレール24に支持されている。連結部材80及びスライダ9の詳細な構成については、後述する。
FIG. 4 is a perspective view of the left opening /
まず、ガイドレール24の詳細構成について説明する。右側ガイドレール24Rと左側ガイドレール24Lとは左右対称な構成をしているので、以下では、左側ガイドレール24Lの構成について説明する。
First, the detailed configuration of the guide rail 24 will be described. Since the
左側ガイドレール24Lには、図5に示すように、連結部材80が前後に移動するための通路25と、通路25の両側の側方に設けられた第1及び第2ガイド溝26,27と、プッシュプルケーブル12(図5では省略)を敷設するためのケーブルガイド溝28とを有している。第1ガイド溝26は、通路25に対して車幅方向内側に位置し、第2ガイド溝27は、通路25に対して車幅方向外側に位置する。第1ガイド溝26は、車幅方向外側に開口している。一方、第2ガイド溝27は、車幅方向内側に開口している。すなわち、第1ガイド溝26及び第2ガイド溝27は、通路25に向かって、互いに向き合うように開口している。ケーブルガイド溝28は、第2ガイド溝27よりも車幅方向外側に位置し、該第2ガイド溝27と連通している。
As shown in FIG. 5, the left guide rail 24 </ b> L includes a
さらに詳しくは、左側ガイドレール24Lは、略水平な状態で前後方向に延びる下壁24aと、該下壁24aの車幅方向内側において該下壁24aから立ち上がる第1縦壁26aと、該第1縦壁26aの上端から車幅方向外側へ略水平に延びる第1上壁26bと、該下壁24aの車幅方向外側において該下壁24aから立ち上がる第2縦壁27aと、該第2縦壁27aの上端から車幅方向内側へ略水平に延びる第2上壁27bとを有している。第2縦壁27aは、下壁24aから上方に立ち上がった後、通路25の方へ傾斜している。第1縦壁26a、第1上壁26b、第2縦壁27a及び第2上壁27bは何れも、下壁24aと同様に前後方向へ延びている。
More specifically, the
第1ガイド溝26は、下壁24aと第1縦壁26aと第1上壁26bとで構成されている。下壁24aの上面と第1上壁26bの下面がそれぞれガイド面を構成する。
The
第2ガイド溝27は、下壁24aと第2縦壁27aと第2上壁27bとで構成されている。第2上壁27bの下面には、車幅方向略中央に前後方向に延びる凹溝27cが形成されている。第2上壁27bの下面は、凹溝27cにより、通路25側の第1ガイド面27dと通路25から離れた側の第2ガイド面27eとに分割されている。第1ガイド面27dと下壁24aとの間隔は、第2ガイド面27eと下壁24aとの間隔よりも僅かに大きくなっている。第2上壁27bは、上側ガイド壁の一例であり、下壁24aは、下側ガイド壁の一例であり、凹溝27cは、溝の一例であり、第1ガイド面27dは、第1ガイド部の一例であり、第2ガイド面27eは、第2ガイド部の一例である。
The
下壁24aのうち、第2縦壁27aが連結された部分の近傍は、下方に凹んでいる。この下壁24aの下方に凹んだ部分と第2縦壁27aとで、ケーブルガイド溝28が構成されている。
In the
第2上壁27bには、第1及び第2切欠部29,30が形成されている。図6は、図5のVI−VI線で切断したガイドレール24の斜視図であり、後述する第1ガイド部材31を省略している。第1切欠部29は、第2切欠部30よりも前方に位置している。第1切欠部29は、第2上壁27bの通路25側の端縁から第2上壁27bの幅方向に略方形に切り込まれた形状をしている。より詳しくは、第1切欠部29の前端縁は、段差形状になっており、第2上壁27bのうち凹溝27cが形成された部分が第1ガイド面27dが形成された部分よりも後方に突出している。第2上壁27bにおける、第1切欠部29の前方であって凹溝27cの上部には、後述する第1ガイド部材31が係合する係合孔29aが形成されている。また、第1切欠部29は、該幅方向において凹溝27cまで達している。そのため、第1ガイド面27dは、第1切欠部29により前後に分断されている。第2切欠部30も、第1切欠部29と同様の形状をしている。第1ガイド面27dは、第2切欠部30によっても前後に分断されている。一方、第2ガイド面27eは、第1及び第2切欠部29,30によって前後に分断されておらず、前後に亘って一続きの面となっている。
First and
第1切欠部29には、第1ガイド部材31が設けられている。図7は、第1ガイド部材31の斜視図であり、図8は、図7とは別の角度から見た、第1ガイド部材31の斜視図である。第1ガイド部材31には、通路25側へ開口し且つ略上下方向に延びる第1ガイド溝31aが形成されている。詳しくは、第1ガイド部材31は、第1ガイド溝31aを区画する周壁31bと、周壁31bの上端にフランジ状に設けられた上壁31cと、周壁31bの前面の下端部において前方に突出する前側突出部31d、周壁31bの後面の下端部において後方に突出する第1及び第2後側突出部31e,31fとを有している。
A
周壁31bは、第1切欠部29に嵌る形状をしている。上壁31cは、第2上壁27bに上方から係合する。前側突出部31dは、第2上壁27bのうち、第1切欠部29の前端縁において後方へ突出する、凹溝27cが形成された部分の下方に入り込む形状をしている。つまり、上壁31cと前側突出部31dとは、第2上壁27bのうち凹溝27cが形成された部分を挟持してる。尚、上壁31cの前側部分の下面には下方に突出する係合突起31gが設けられている。係合突起31gは、第1ガイド部材31が第2上壁27bに取り付けられたときに、該第2上壁27bの係合孔29aに係合する。第1後側突出部31eは、凹溝27c内に入り込む形状をしている。つまり、上壁31cと第1後側突出部31eとは、第2上壁27bの凹溝27cが形成された部分を挟持してる。第2後側突出部31fは、第1後側突出部31eよりも通路25側に位置しており、第2上壁27bのうち、第1ガイド面27dよりも通路25側の端縁部の下方に入り込む形状をしている。該端縁部は、第2上壁27bのうち第1ガイド面27dが形成された部分よりも薄く形成されている。つまり、上壁31cと第2後側突出部31fとは、第2上壁27bの通路25側の端縁部を挟持してる。
The
このように、第1ガイド部材31が第1切欠部29に取り付けられた結果、第1ガイド溝31aの下端は、第2ガイド溝27内に開口している。この開口は、第2上壁27bの通路25側の端縁から該幅方向へ矩形状に切り込まれた形状をしている。該開口は、該幅方向において凹溝27cまで達している。第1ガイド部材31は、ガイド部材の一例である。第1ガイド溝31aは、ガイド溝の一例であると共に、第1切欠部の一例でもある。
As described above, as a result of the
また、第2切欠部30には、第2ガイド部材32が設けられている。第2ガイド部材32は、第1ガイド部材31と同様に構成されている。第2ガイド部材32には、通路25側へ開口し且つ略上下方向に延びる第2ガイド溝32aが形成されている。第2ガイド溝32aの下端は、第2ガイド溝27内に開口している。この開口も、第2上壁27bの通路25側の端縁から該幅方向へ切り込まれ、凹溝27cまで達している。第2ガイド部材32は、ガイド部材の一例である。第2ガイド溝32aは、ガイド溝の一例であると共に、第2切欠部の一例でもある。
The
次に、開閉機構8の詳細構成について説明する。左右の開閉機構8,8は、左右対称な構成をしているので、以下では左側の開閉機構8の構成について説明する。
Next, a detailed configuration of the opening /
連結部材80は、図4に示すように、厚み方向が車幅方向と一致する状態、即ち、立ち上がった状態で概ね前後方向に延びる板状の本体部81と、本体部81の両側面に形成されたカム溝82(図4,5では、片方のみ図示)とを有している。本体部81の前端部及び後端部には、可動パネル5がブラケット(図示省略)を介して移動不能に取り付けられる。連結部材80は、樹脂に金属プレートをインサート成型することによって形成されている。
As shown in FIG. 4, the connecting
カム溝82は、所定の曲線に沿って湾曲しながら略前後方向に延びている。詳しくは、本体部81の側面には、所定の曲線に沿って延びる下壁82aと、該下壁82aの上方において下壁82aと略平行に延びる上壁82bと、該下壁82a及び上壁82bを連結する側壁82cとが設けられている。下壁82a、上壁82b及び側壁82cは、樹脂により形成されている。このカム溝82には、スライダ9の後述する係合部93が係合する。カム溝82は、可動パネル5がチルト状態のときに係合部93が位置するチルト領域82d、可動パネル5が全閉状態のときに係合部93が位置する全閉領域82e、及び可動パネル5が降下状態のときに係合部93が位置する降下領域82fとを有している。チルト領域82d、全閉領域82e及び降下領域82fは、この順で前から並んでいる。チルト領域82d、全閉領域82e及び降下領域82fは、それぞれ傾きが異なっている。カム溝82は、チルト領域82dと全閉領域82eとの接続部において山折り状に湾曲し、全閉領域82eと降下領域82fとの接続部において谷折り状に湾曲している。
The
本体部81の前端部には、左右に並ぶ2つのシュー83,83が設けられている。シュー83,83は、本体部81から車幅方向両側に突出している。シュー83は、本体部81に連結された先端部83aと、先端部の下端から後方に延びた後、折り返して、先端部の後端に繋がっている帯状部83bとを有している。シュー83は、全体として環状に形成されている。シュー83は、樹脂で形成されており、環状の形状と相俟って弾性的に変形可能となっている。2つのシュー83,83は、ガイドレール24の第1及び第2ガイド溝26,27に係合する。詳しくは、本体部81に対して車幅方向内側に位置するシュー83は、第1ガイド溝26に係合し、本体部81に対して車幅方向外側に位置するシュー83は、第2ガイド溝27に係合する。シュー83は、第2係合部の一例である。
Two
本体部81における、比較的前側であってシュー83,83よりも後方の位置には、本体部81から車幅方向外側に突出する前側ピン84が設けられている。本体部81の後端部には、本体部81から車幅方向外側に突出する後側ピン85が設けられている。前側ピン及び後側ピン84,85は、第2ガイド溝27に係合する。前記シュー83の方が、前側及び後側ピン84,85よりも車幅方向へ突出している。前側ピン84は、第1係合部の一例であり、後側ピン85は、第3係合部の一例である。
A
スライダ9は、ガイドレール24の第1及び第2ガイド溝26,27に係合しており、第1及び第2ガイド溝26,27に沿って前後に移動可能となっている。スライダ9は、プッシュプルケーブル12(図4,5では省略)が連結され、該プッシュプルケーブル12により駆動される。また、スライダ9は、連結部材80のカム溝82にも係合している。詳しくは、スライダ9は、相対向する一対の縦壁91(図4では1つのみ図示)と、該一対の縦壁91の下端同士を連結する連結壁92と、各縦壁91の上端において対向する縦壁91の方へ突出する係合部93と、各縦壁91の前端及び後端において対向する縦壁91とは反対側へ突出する突出片94,94と、突出片94,94に設けられた摺動部(図示省略)とを有している。スライダ9は、樹脂に金属プレートをインサート成型することによって形成されている。縦壁91、連結壁92、係合部93及び突出片94,94は、折り曲げられた金属プレートで形成されている。摺動部は、樹脂で形成されている。左右の摺動部は、それぞれガイドレール24の第1及び第2ガイド溝26,27に係合する。また、車幅方向外側の摺動部には、プッシュプルケーブル12が一体成形されている。プッシュプルケーブル12は、ガイドレール24のケーブルガイド溝28に係合する。係合部93は、連結部材80のカム溝82に係合している。
The
続いて、このように構成された開閉機構8による可動パネル5の作動について説明する。以下では、可動パネル5の作動を、シュー83、前側ピン84及び後側ピン85と第2ガイド溝27との係合関係を参照しながら説明する。尚、第1ガイド溝26には、可動パネル5の状態にかかわらず、車幅方向内側のシュー83が常に係合している。
Next, the operation of the
図9は、全閉状態のときの第2ガイド溝27における開閉機構8の縦断面図であり、図10は、チルト状態のときの第2ガイド溝27における開閉機構8の縦断面図であり、図11は、降下状態のときの第2ガイド溝27における開閉機構8の縦断面図であり、図12は、全開状態のときの第2ガイド溝27における開閉機構8の縦断面図である。
9 is a longitudinal sectional view of the opening /
全閉状態においては、図9に示すように、スライダ9の係合部93が、カム溝82の全閉領域82eに位置している。このとき、シュー83(図9〜12においては1つのみ図示)が第2ガイド溝27に設けられたストッパ27fに当接し、これにより、連結部材80がそれ以上前方へ移動することが防止されている。また、前側及び後側ピン84,85の前後方向位置は、それぞれ第1及び第2ガイド部材31,32の前後方向位置と一致している。そして、前側ピン84は、第1ガイド部材31の第1ガイド溝31a内に進入している。このことによっても、連結部材80の前方へ移動が防止されている。一方、後側ピン85は、第2ガイド溝27から上方へ完全に抜け出ている。全閉状態においては、可動パネル5は、ルーフ10と概ね面一の状態となる。
In the fully closed state, as shown in FIG. 9, the engaging
可動パネル5を全閉状態からチルトさせるときには、駆動モータ13によりプッシュプルケーブル12を介してスライダ9を前方へ移動させる。これにより、スライダ9の係合部93は、カム溝82のチルト領域82d内を前方へ移動する。このとき、チルト領域82dは、前側ほど下方に位置するように傾斜しているので、係合部93は、カム溝82の上壁82bを前方へ押圧する。ただし、前側ピン84と第1ガイド部材31との係合により連結部材80の前方への移動が規制されているので、連結部材80が前方へ移動することはない。その一方で、前側ピン84は第1ガイド溝31aに位置し、後側ピン85は第2ガイド溝27から上方へ抜け出ているので、連結部材80の上下方向への傾動は規制されていない。そのため、連結部材80は、シュー83を支点として後端部が上昇するように傾動する。それに伴い、可動パネル5も、後端部が上昇するように傾動する。図10に示すように、係合部93がチルト領域82dの前端部に到達したときに、可動パネル5が最も大きく傾動した状態となる。このとき、前側ピン84は、第1ガイド部材31の第1ガイド溝31aから完全には抜け出ておらず、第1ガイド部材31と係合した状態が維持されている。
When the
可動パネル5をチルト状態から全閉状態に移行させるときには、駆動モータ13によりプッシュプルケーブル12を介してスライダ9を後方へ移動させる。これにより、スライダ9の係合部93は、カム溝82のチルト領域82d内を後方へ移動する。このとき、チルト領域82dは、前側ほど下方に位置するように傾斜しているので、係合部93は、カム溝82の下壁82aを後方へ押圧する。ただし、前側ピン84と第1ガイド部材31との係合により連結部材80の後方への移動が規制されているので、連結部材80が後方へ移動することはない。その一方で、前側ピン84は第1ガイド溝31aに位置し、後側ピン85は第2ガイド溝27から上方へ抜け出ているので、連結部材80の上下方向への傾動は規制されていない。そのため、連結部材80は、シュー83を支点として後端部が下降するように傾動する。それに伴い、可動パネル5も、後端部が下降するように傾動する。係合部93が全閉領域82eに到達したときに、可動パネル5が全閉状態となる。このとき、前側ピン84は、第1ガイド部材31の第1ガイド溝31aから完全には抜け出ておらず、第1ガイド部材31と係合した状態が維持されている。尚、後側ピン85は、未だ、第2ガイド溝27から上方へ抜け出た状態のままである。
When the
可動パネル5を全閉状態から開状態に移行させるときには、まず、可動パネル5を降下状態に移行させ、その後、可動パネル5を後方へ移動させる。
When the
可動パネル5を全閉状態から降下状態に移行させるときには、駆動モータ13によりプッシュプルケーブル12を介してスライダ9を後方へ移動させる。これにより、スライダ9の係合部93は、カム溝82の降下領域82f内を後方へ移動する。このとき、降下領域82fは、前側ほど下方に位置するように傾斜しているので、係合部93は、カム溝82の下壁82aを後方へ押圧する。ただし、前側ピン84と第1ガイド部材31との係合により連結部材80の後方への移動が規制されているので、連結部材80が後方へ移動することはない。その一方で、前側ピン84は第1ガイド溝31aに位置し、後側ピン85は第2ガイド溝27から上方へ抜け出ているので、連結部材80の上下方向への傾動は規制されていない。そのため、連結部材80は、シュー83を支点として後端部が下降するように傾動する。それに伴い、可動パネル5も、後端部が下降するように傾動する。このとき、前側ピン84は、第1ガイド部材31の第1ガイド溝31aから下方に抜け出し、第2ガイド溝27内に進入する。また、後側ピン85は、第2ガイド部材32の第2ガイド溝32aを通過して、第2ガイド溝27内に進入する。図11に示すように、前側及び後側ピン84,85が第2ガイド溝27内において下壁24aに当接したときに、可動パネル5が最も降下した降下状態となる。降下状態においては、可動パネル5は、ルーフ10よりも下方に降下した状態となっている。
When moving the
降下状態からスライダ9をさらに後方へ移動させると、可動パネル5が後方へ移動し、開口部11が徐々に開口する。詳しくは、降下状態においては、降下領域82fは、前側ほど下方に位置するように傾斜しているので、係合部93は、カム溝82の下壁82aを後方へ押圧する。ただし、前側及び後側ピン84,85が第2ガイド溝27内において下壁24aに当接しているので、連結部材80はそれ以上下方へは傾動できない。その一方で、前側及び後側ピン84,85は、第2ガイド溝27内に位置し、第1及び第2ガイド部材31,32とは係合していないので、後方への移動が規制されていない。そのため、連結部材80は、第2ガイド溝27に沿って後方へ移動する。それに伴い、可動パネル5も後方へ移動する。後方へ移動した可動パネル5は、ルーフ10の下方に引き込まれる。全開状態においては、可動パネル5の略全体がルーフ10の下方に位置した状態となる。連結部材80が後方へ移動する間も、前側及び後側ピン84,85は、第2ガイド溝27に係合しているので、連結部材80、ひいては、可動パネル5の上下の傾動は規制される。
When the
可動パネル5を全開状態から全閉状態に移行させるときには、まず、可動パネル5を前方へ移動させて降下状態にした後、可動パネル5を上方へ傾動させる。詳しくは、駆動モータ13によりプッシュプルケーブル12を介してスライダ9を前方へ移動させる。全開状態においては、降下領域82fは、前側ほど下方に位置するように傾斜しているので、係合部93は、カム溝82の上壁82bを前方へ押圧する。ただし、前側及び後側ピン84,85が第2ガイド溝27内において第1ガイド面27dに当接しているので、連結部材80はそれ以上上方へは傾動できない。その一方で、前側及び後側ピン84,85は、第2ガイド溝27内に位置し、第1及び第2ガイド部材31,32とは係合していないので、前方への移動が規制されていない。そのため、連結部材80は、第2ガイド溝27に沿って前方へ移動する。それに伴い、可動パネル5も前方へ移動する。
When the
やがて、シュー83が第2ガイド溝27に設けられたストッパ27fに当接することにより、連結部材80の前方への移動が規制される。このとき、前側ピン84は、第1ガイド部材31の第1ガイド溝31aの下方に位置し、後側ピン85は、第2ガイド部材32の第2ガイド溝32aの下方に位置している。つまり、前側及び後側ピン84,85は、第2ガイド溝27の第1ガイド面27dによって上方への移動が規制されていない状態となっている。したがって、この時点から、係合部93が降下領域82f内を前方へ移動するようになり、それに従って、係合部93が連結部材80を後端が上昇するように傾動させる。このとき、前側ピン84は、第1ガイド部材31の第1ガイド溝31a内に進入し、後側ピン85は、第2ガイド部材32の第2ガイド溝32a内に進入する。その後、係合部93が全閉領域82eに到達したときに、可動パネル5が全閉状態となる。全閉状態においては、前側ピン84は、第1ガイド部材31の第1ガイド溝31a内に位置する一方、後側ピン85は、第2ガイド部材32の第2ガイド溝32aから上方へ抜け出ている。
Eventually, the
このように、連結部材80をガイドレール24の通路25に沿って前後に移動させたり、連結部材80をシュー83を支点に上下に傾動させたりすることによって、可動パネル5の状態を変更させる。このとき、シュー83,83は、第1及び第2ガイド溝26,27に常に係合している一方、前側及び後側ピン84,85は、連結部材80を前後方向に移動させるときだけ第2ガイド溝27に係合している一方、連結部材80を上下方向に傾動させるときには第2ガイド溝27から抜け出るようになっている。つまり、シュー83は、可動パネル5が状態を変更する間、可動パネル5がガイドレール24から離脱することを防止するための部材である。一方、前側及び後側ピン84,85は、可動パネル5が前後方向へ移動する際にシュー83と協働して可動パネル5の上下動を規制しつつ、可動パネル5を前後方向へ平行移動させるための部材である。また、第1ガイド溝31aは、可動パネル5が上下方向へ傾動する際に前側ピン84を第2ガイド溝27から離脱させると共に前側ピン84の前後方向への移動を規制する。一方、第2ガイド溝32aは、可動パネル5が上下方向へ傾動する際に後側ピン85を第2ガイド溝27から離脱させる。
Thus, the state of the
このように構成された開閉機構8においては、シュー83並びに前側及び後側ピン84,85が第2ガイド溝27によって、即ち、同じガイド溝によって案内される。第2ガイド溝27の第2上壁27bは、前後方向へ移動するシュー83並びに前側及び後側ピン84,85の上方への移動を規制するものの、所定の位置においては上方へ延びる第1及び第2ガイド溝31a,32aが該第2上壁27bに開口している。第1及び第2ガイド溝31a,32aの位置においては、前側及び後側ピン84,85だけが第2ガイド溝27から抜け出て、シュー83は第2ガイド溝27に係合したままとなる。かかる構成においては、シュー83が第1及び第2ガイド溝31a,32aが開口する部分を前後方向に通過するときに、シュー83が第1及び第2ガイド溝31a,32aの開口縁に引っ掛かる虞がある。
In the opening /
それに対し、本実施形態では、前側及び後側ピン84,85の、本体部81から車幅方向への突出量(以下、単に「突出量」ともいう)を、シュー83の突出量よりも小さくし且つ、第2上壁27bの、幅方向における本体部81に近い側の第1ガイド面27dで前側及び後側ピン84,85を案内する一方、幅方向における本体部81から離れた側の第2ガイド面27eでシュー83を案内し且つ、第1及び第2ガイド溝31a,32aを、第1ガイド面27dに開口させ、第2ガイド面27eには開口させていない。
On the other hand, in this embodiment, the amount of protrusion of the front and
図13は、図5のXIII−XIII線上に前側ピン84が位置するときの該XIII−XIII線におけるサンルーフ装置100の断面図である。図13に示すように、第2ガイド溝27のうち第1及び第2ガイド部材31,32が設けられていない部分においては、前側ピン84は、第2上壁27bの第1ガイド面27dと下壁24aとによって上下方向の移動が規制されながら、前後方向に案内されている。尚、前側ピン84は、車幅方向において、第2上壁27bの第2ガイド面27eまで達していないので、第2ガイド面27eには案内されていない。尚、図示は省略しているが、後側ピン85も、第2上壁27bの第1ガイド面27dと下壁24aとによって上下方向の移動が規制されながら、前後方向に案内されている。
FIG. 13 is a cross-sectional view of the
図14は、図5のXIII−XIII線上にシュー83,83が位置するときの該XIII−XIII線におけるサンルーフ装置100の断面図である。左側のシュー83は、図14に示すように、車幅方向において、第2上壁27bの第2ガイド面27eまで達しており、第2ガイド面27eと下壁24aとによって上下方向の移動が規制されながら、前後方向に案内されている。このとき、シュー83は、第2上壁27bの第1ガイド面27dの下方を車幅方向に通過している。尚、右側のシュー83は、第1ガイド溝26に係合し、第1上壁26bと下壁24aによって上下方向の移動が規制されながら、前後方向に案内されている。
FIG. 14 is a cross-sectional view of the
図15は、図5のVI−VI線上に前側ピン84が位置し且つ下降状態のときの該VI−VI線におけるサンルーフ装置100の断面図であり、図16は、図5のVI−VI線上に前側ピン84が位置するときの該VI−VI線で切断したガイドレール24の斜視図であり、図17は、図5のVI−VI線上に前側ピンが位置し且つ全閉状態のときの図5のVI−VI線で切断したガイドレール24の斜視図であり、図18は、図5のVI−VI線上に前側ピンが位置し且つチルト状態のときの図5のVI−VI線で切断したガイドレール24の斜視図である。図15,16に示すように、第1ガイド溝31aは、車幅方向へ、前側ピン84よりも深く切り込まれている。つまり、第1ガイド溝31aは、前側ピン84が通過できる大きさに開口している。このように、第2ガイド溝27のうち第1ガイド溝31aが開口している部分においては、前側ピン84の上方に第2上壁27bが存在していないので、前側ピン84は、上方へ移動可能となっている。この状態から連結部材80が上方へ傾動することによって、図17,18に示すように、前側ピン84は、第1ガイド溝31a内に進入していく。尚、図示は省略しているが、後側ピン85も、第2ガイド溝27のうち第2ガイド溝32aが開口している部分においては、後側ピン85の上方には第2上壁27bが存在していないので、後側ピン85は、上方へ移動可能となっている。
15 is a cross-sectional view of the
図19は、図5のVI−VI線上にシュー83,83が位置するときの該VI−VI線におけるサンルーフ装置100の断面図である。図19に示すように、第1ガイド溝31aは、車幅方向において、第2上壁27bの第2ガイド面27eまで達していない。つまり、シュー83は、第1ガイド溝31aの位置においても、第2ガイド面27eにより上方への移動が規制されている。そのため、シュー83は、第1ガイド溝31aの位置においても第2ガイド溝27から抜け出ることなく、第2ガイド溝27により前後方向に案内されている。
FIG. 19 is a cross-sectional view of the
シュー83が第1ガイド溝31aを前後方向へ通過するとき、シュー83のうち本体部81寄りの部分は、第1ガイド溝31aの開口縁の下方を通過するものの、シュー83のうち本体部81から離れた部分が第2ガイド面27eにより上方への移動が規制されているため、シュー83が第1ガイド溝31aの開口縁へ引っ掛かることが防止される。さらに、第1ガイド面27dは、第2ガイド面27eよりも高いので、このことによっても、第1ガイド溝31aの開口縁へのシュー83の引っ掛かりが防止される。
When the
したがって、前記サンルーフ装置100は、車両のルーフ10に設けられた開口部11を開閉可能な可動パネル5と、該可動パネル5を該ルーフ10に連結する連結部材80と、該ルーフ10に設けられ、該連結部材80を前後方向へ移動可能且つ上下方向へ傾動可能に支持するガイドレール24とを備えている。前記連結部材80は、本体部81と、該本体部81から車幅方向に突出する前側ピン84と、該本体部81から車幅方向へ該前側ピン84よりも突出するシュー83とを有し、前記ガイドレール24は、前記前側ピン84及びシュー83を上下から挟み込む第2上壁27b及び下壁24aを有し、第2上壁27bには、前記前側ピン84の上方への移動を規制しつつ該前側ピン84を前後方向へ案内する第1ガイド面27dと、車幅方向において該第1ガイド面27dよりも前記本体部81から離れた側に位置し、前記シュー83の上方への移動を規制しつつ該シュー83を前後方向へ案内する第2ガイド面27eと、該第1ガイド面27dと該第2ガイド面27eとの間において前後方向に延び、該第1ガイド面27dと該第2ガイド面27eとを分割する凹溝27cとが設けられている。
Therefore, the
前記の構成によれば、シュー83と前側ピン84とを共に第2上壁27b及び下壁24a(即ち、第2ガイド溝27)により前後方向へ案内することによって、ガイドレール24の高さを抑制することができる。その結果、サンルーフ装置100の上下方向のサイズを小型化することができる。
According to the above configuration, the height of the guide rail 24 is increased by guiding the
また、第2上壁27bに凹溝27cを形成し、凹溝27cによって第1ガイド面27dと第2ガイド面27eとを分割することによって、第1ガイド面27dと前側ピン84との係合を確保しつつ、第1ガイド面27dの摺動抵抗を低減することができる。すなわち、第1ガイド面27dの摺動抵抗を低下させるためには、第1ガイド面27dと前側ピン84との接触面積を小さくすればよい。しかしながら、第1ガイド面27dと第2ガイド面27eとが車幅方向に連続している、即ち、凹溝27cが設けられていない構成においては、第1ガイド面27dの幅を小さくすると、前側ピン84を第2ガイド面27eに摺接させることなく、該1ガイド面27dだけに摺接させるには、前側ピン84のうち車幅方向の端部だけを第1ガイド面27dと摺接させることになる。その結果、連結部材80が車幅方向にがたつくと、前側ピン84が第1ガイド面27dから離れてしまう虞がある。それに対し、凹溝27cによって第1ガイド面27dと第2ガイド面27eとを分割する構成においては、第1ガイド面27dと第2ガイド面27eとを車幅方向に離して配置することができるため、第1ガイド面27dを前側ピン84のうち車幅方向の端部よりも本体部81側の位置に配置させることができる。その結果、第1ガイド面27dの幅が小さくても、第1ガイド面27dと前側ピン84とを確実に摺接させることができる。
Further, a
また、該第1ガイド面27dに形成され、前記前側ピン84が進入可能な第1ガイド溝31aとが設けられており、前記シュー83は、前記可動パネル5の前後方向への移動時及び上下方向への傾動時に前記第2ガイド面27eに係合しており、前記前側ピン84は、前記可動パネル5の前後方向への移動時に前記第1ガイド面27dに係合している一方、前記可動パネル5の上下方向への傾動時には前記第1ガイド溝31aに進入し、該第1ガイド面27dとは係合していない。
The
前記の構成においては、シュー83は、連結部材80が前後方向へ移動するとき及び上下方向へ傾動するときに第1ガイド面27dと常に係合している。つまり、シュー83は、連結部材80がガイドレール24から離脱することを防止しつつ、連結部材30が傾動するときの支点となる機能を有している。一方、前側ピン84は、連結部材80が前後方向へ移動するときには第1ガイド面27dと係合している一方、連結部材80が上下方向へ傾動するときには第1ガイド面27dから離脱する。つまり、前側ピン84は、連結部材30が前後方向へ移動する際にシュー83と協働して連結部材80の上下方向への移動を規制することによって、連結部材80をその姿勢を維持したまま前後方向へ平行移動させる機能を有している。
In the above configuration, the
また、シュー83と前側ピン84とを1つのガイド溝で案内する構成において、シュー83を前側ピン84よりも車幅方向へ突出させ且つ、前側ピン84を第2上壁27bのうち本体部81側の第1ガイド面27dで案内し、シュー83を第2上壁27bのうち本体部81から離れた側の第2ガイド面27eで案内し且つ、前側ピン84が進入可能な第1ガイド溝31aを第1ガイド面27dに開口させ、第2ガイド面27eには開口させていない。こうすることによって、可動パネル5が前後方向へ移動する間及び上下方向へ傾動する間、シュー83を常に第2ガイド面27eに係合させることができるので、シュー83が第1ガイド溝31aの下を通過するときにも、シュー83が第1ガイド溝31aに引っ掛かり難くすることができ、シュー83の摺動抵抗の変動を抑制することができる。仮に、シュー83が第1ガイド面27dにも摺接する構成であったとしても、第1ガイド溝31aは第2ガイド面27eには開口していないので、第1ガイド溝31aが第1及び第2ガイド面27d,27eに開口している構成と比較して、シュー83が第1ガイド溝31aの開口縁に引っ掛かったときの摺動抵抗を抑制することができる。
Further, in the configuration in which the
尚、前記実施形態においては、第1ガイド面27dを第2ガイド面27eよりも高くしているため、このことによっても、シュー83が第1ガイド溝31aに引っ掛かり難くすることができる。
In the above-described embodiment, the
また、第1ガイド溝31aは、前側ピン84を上下方向へ案内するだけでなく、前側ピン84の前後方向への移動を規制する。具体的には、第1ガイド溝31aの前面及び後面によって前側ピン84の前後方向への移動を規制する。第1ガイド溝31aは、第2ガイド面27eには形成されないので、該前面及び後面の車幅方向寸法は、第2上壁27bにおける通路25側の端縁から第2ガイド面27eまでの距離に依存する。そのため、第1ガイド面27dと第2ガイド面27eとが車幅方向に連続している構成され且つ第1ガイド面27dの幅が小さい場合には、第1ガイド溝31aの前面及び後面の車幅方向寸法も小さくなってしまう。該前面及び後面の車幅方向寸法が小さいと、前側ピン84の前後方向への移動をしっかりと規制できない虞もある。それに対して、凹溝27cによって第1ガイド面27dと第2ガイド面27eとを分割する構成においては、第1ガイド面27dの幅を小さくした場合であっても、第1ガイド面27dを第2ガイド面27eから幅方向に離間させることができるため、第2上壁27bにおける通路25側の端縁から第2ガイド面27eまでの距離を大きくすることができる。その結果、第1ガイド溝31aの前面及び後面の車幅方向寸法を大きくすることができる。それにより、前後方向に移動しようとする前側ピン84を大きな面積で受け止めることができる。つまり、凹溝27cによって第1ガイド面27dと第2ガイド面27eとを分割することによって、第1ガイド面27dの幅の割りに、前側ピン84の前後移動を規制する面の面積を大きくすることができる。
Further, the
また、前記第2上壁27bには、前記前側ピン84を上方へ案内する第1ガイド溝31aが形成された第1ガイド部材31が設けられ、前記第1ガイド部材31は、前記第2上壁27bのうち前記凹溝27cが形成された部分を挟み込むことによって該第2上壁27bに取り付けられている。さらに、前記第1ガイド部材31は、前記第1及び第2ガイド面27d,27eを覆うことなく、露出させている。
The second
つまり、凹溝27cによって第1ガイド面27dと第2ガイド面27eとを分割することによって、第1ガイド部材31で第1及び第2ガイド面27d,27eを覆ってしまうことなく且つ簡単に、第1ガイド部材31を第2上壁27bに取り付けることができる。すなわち、第1ガイド部材31を第2上壁27bに取り付ける構成としては、第1ガイド部材31で第2上壁27bを挟み込む構成が考えられる。ここで、凹溝27cが設けられておらず、第1ガイド面27dと第2ガイド面27eとが車幅方向に連続している構成の場合には、第1ガイド部材31は第1又は第2ガイド面27d,27eと接触せざるを得ない。そのため、第1ガイド部材31は、第1又は第2ガイド面27d,27eを少なくとも部分的に覆ってしまうことになる。第1及び第2ガイド面27dはそれぞれ、前側ピン84及びシュー83を案内する面であるため、第1又は2ガイド面27d,27eの一部に第1ガイド部材31が位置すると、該第1ガイド部材31が前側ピン84又はシュー83の摺動を妨げることになる。それを解消するために、第1ガイド部材31が第1及び第2ガイド面27d,27eに配置されないように第1ガイド部材31を取り付けようとすると、第1ガイド部材31を第2上壁27bの上面に対してネジ締結したり、接着したりする構成が考えられる。しかしながら、この構成では取付の作業性が悪化してしまう。それに対し、第2上壁27bの下面に凹溝27cを設けることによって、第2上壁27bの下面を第1ガイド面27dと第2ガイド面27eとに分割できるだけでなく、第2上壁27bのうち凹溝27cが形成された部分を挟み込むようにして第1ガイド部材31を取り付けることができる。つまり、第1ガイド部材31に、凹溝27cに嵌り込む第1後側突出部31eを設け、第1ガイド部材31の上壁31cと第1後側突出部31eとで第2上壁27bを挟み込ませる。こうすることで、ネジ等の締結部品を用いることなく第1ガイド部材31を取り付けることができると共に、第1ガイド部材31で第2上壁27bを挟み込む構成であっても第1ガイド部材31で第1又は第2ガイド面27d,27eを覆うことを防止することができる。その結果、第1ガイド部材31を簡単に取り付けることができると共に、第1及び第2ガイド面27d,27eのガイド機能を損ねてしまうことを防止することができる。また、凹溝27cは第1及び第2ガイド面27e,27eよりも凹んでいるため、第2ガイド溝27内への第1後側突出部31eの突出を抑制することができる。さらに、第1後側突出部31eは、第2上壁27bのうち第1ガイド面27dが形成された部分と第2ガイド面27eが形成された部分とに挟まれているため、車幅方向への移動が規制される。つまり、第2上壁27bのうち凹溝27cが形成された部分を挟み込むようにして第1ガイド部材31を取り付けることによって、第1ガイド部材31の車幅方向の位置決めを行うことができる。
That is, by dividing the
さらに、凹溝27cによって第1ガイド面27dと第2ガイド面27eとを分割することによって、第1ガイド面27dと前側ピン84との摺動や第2ガイド面27eとシュー83との摺動により発生した摩耗粉を凹溝27c内に集積させることができる。すなわち、これらの摩耗粉が第1ガイド面27dと前側ピン84との間や第2ガイド面27eとシュー83との間に入り込むと、摺動抵抗を増大させてしまう。それに対し、第1及び第2ガイド面27d,27eに隣接させて凹溝27cを設けることによって、摩耗粉が逃げ込むスペースを確保することができる。その結果、第1ガイド面27dと前側ピン84との摺動及び第2ガイド面27eとシュー83との摺動を安定させることができる。
Further, the
また、サンルーフ装置100において、連結部材80は、前記前側ピン84よりも後方において前記本体部81から車幅方向に突出する後側ピン85をさらに有し、前記シュー83は、前記後側ピン85よりも車幅方向へ突出しており、前記第1ガイド面27dは、前記後側ピン85の上方への移動を規制しつつ該後側ピン85を前後方向へ案内しており、前記第2上側27bには、該第1ガイド面27dに形成され、前記後側ピン85が進入可能な第2ガイド溝32aがさらに設けられており、前記後側ピン85は、前記可動パネル5の前後方向への移動時に前記第1ガイド面27dに係合している一方、前記可動パネル5の上下方向への傾動時には前記第2ガイド溝32aに進入し、該第1ガイド面27dとは係合していない。
In the
前記の構成によれば、前側ピン84よりも後方に後側ピン85が形成される。後側ピン85は、前側ピン84と同様に、第1ガイド面27dにより案内される。詳しくは、後側ピン85は、連結部材80が前後方向へ移動するときには第1ガイド面27dと係合している一方、連結部材80が上下方向へ傾動するときには第1ガイド面27dから離脱する。つまり、後側ピン85は、連結部材80が前後方向へ移動する際にシュー83及び前側ピン84と協働して連結部材80の上下方向への移動を規制することによって、連結部材80をその姿勢を維持したまま前後方向へ平行移動させる機能を有している。このように、後側ピン85は、前側ピン84と同様に機能する。
According to the above configuration, the
ここで、連結部材80が前後方向へ移動するときには、スライダ9の係合部93はカム溝82のうち前後方向に対して傾斜した部分に係合しており、連結部材80には前後方向への力だけでなく、上下方向への力も作用している。そして、この上下方向への力を前側及び後側ピン84,85並びに第2上壁27b及び下壁24aで受け止めることによって、連結部材80を前後方向へ移動させている。つまり、前側ピン84だけが設けられている構成に比べて、ピンを複数設け且つそれらを前後方向の異なる位置に配置することによって連結部材80に作用する上下方向への力を分散させることができ、ピンに必要な強度を低減することができる。
Here, when the connecting
さらに、後側ピン85を連結部材80の後端部に設けることによって、連結部材80に上下方向への力が作用する際に後側ピン85に作用する力を小さくすることができる。その結果、後側ピン85に必要な強度を低減することができる。
Furthermore, by providing the
ここで、後側ピン85だけでなく、前側ピン84を設けることによって、サンルーフ装置100の上下方向寸法を小さくすることができる。すなわち、前側及び後側ピン84,85の少なくとも一方には、連結部材80が上下方向へ傾動する際に連結部材80の前後方向への移動を規制する機能が要求される。連結部材80の前後移動の規制は、上下方向に延びるガイド溝にピンを係合させることによってなされる。ガイド溝は、上下方向に延びているので、サンルーフ装置100の上下方向寸法に影響を与える。ここで、連結部材80はシュー83を支点として傾動するため、ピンの位置がシュー83に近いほどピンの上下動が小さくなり、ピンの位置がシュー83から遠いほどピンの上下動が大きくなる。つまり、連結部材80の後端部に設けられた後側ピン85をガイド溝に係合させて、連結部材80の前後移動を規制しようとすると、ガイド溝を長くする必要があり、結果として、サンルーフ装置100の上下方向寸法を増大させてしまう。それに対し、連結部材80の比較的前側に前側ピン84を設け、該前側ピン84を第1ガイド溝31aに係合させることで連結部材80の前後移動を規制することによって、第1ガイド溝31aの長さを短くすることができ、結果として、サンルーフ装置100の上下方向寸法を小さくすることができる。
Here, by providing not only the
また、第2ガイド部材32は、第1ガイド部材31と同様に構成されており、第1ガイド部材31に関連する前述の作用効果と同様の作用効果を奏する。
The
また、前記実施形態では、第2ガイド面27eを第1ガイド面27dよりも低くすることによって、シュー83が第1及び第2ガイド溝31a,32aの下方を通過する際に、それらの開口縁に引っ掛かってしまうことをより一層抑制することができる。
Moreover, in the said embodiment, when the
《その他の実施形態》
本発明は、実施形態について、以下のような構成としてもよい。
<< Other Embodiments >>
The present invention may have the following configurations for the embodiments.
前記実施形態では、可動パネル5を備えたサンルーフ装置100に関するものであるが、これに限られるものではない。例えば、ルーフ10に可動パネル5を含む複数のパネルが設けられたサンルーフ装置であってもよい。つまり、開口部を開閉可能なルーフパネルを備える限り、任意のサンルーフ装置を採用することができる。
In the said embodiment, although it is related with the
また、前記実施形態では、シュー83が2つ設けられているが、これに限られるものではない。例えば、シュー83は1つであってもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the two
また、前記実施形態では、前側及び後側ピン84,58は、本体部81から車幅方向外側に突出してるが、車幅方向内側に突出する構成であってもよい。また、前側及び後側ピン84,85は、車幅方向の両側に設けられていてもよい。さらに、前側ピン84と後側ピン85の突出方向が車幅方向において別々の方向であってもよい。さらにまた、前側及び後側ピン84,85の一方を省略してもよいし、1以上のピンをさらに設けてもよい。つまり、シュー83とピンとを同じガイド溝で案内する構成であれば、ピンの構成や個数は特に限定されるものではない。
Moreover, in the said embodiment, although the front side and rear side pins 84 and 58 protrude in the vehicle width direction outer side from the main-
また、前記実施形態では、第1ガイド面27dと下壁24aとの間隔は、第2ガイド面27eと下壁24aとの間隔よりも大きくなっているが、両者は同じ間隔であってもよい。
Moreover, in the said embodiment, although the space | interval of the
また、第1及び第2ガイド溝31a,32aは、凹溝27cにも開口しているが、第1ガイド面27dのみに開口し、凹溝27cには開口しない構成であってもよい。その場合には、前側及び後側ピン84,85の車幅方向への突出量は、凹溝27cまで達しておらず、それぞれ第1及び第2ガイド溝31a,32aに進入可能な寸法とされる。
In addition, the first and
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。 In addition, the above embodiment is an essentially preferable illustration, Comprising: It does not intend restrict | limiting the range of this invention, its application thing, or its use.
以上説明したように、本発明は、車両のルーフに設けられた開口を開閉可能なルーフパネルを備えたサンルーフ装置について有用である。 As described above, the present invention is useful for a sunroof device including a roof panel that can open and close an opening provided in a vehicle roof.
100 サンルーフ装置
10 ルーフ
11 開口部
24 ガイドレール
24a 下壁(下側ガイド壁)
27b 第2上壁(上側ガイド壁)
27c 凹溝(溝)
27d 第1ガイド面(第1ガイド部)
27e 第2ガイド面(第2ガイド部)
31 第1ガイド部材(ガイド部材)
31a 第1ガイド溝(第1切欠部、ガイド溝)
32 第2ガイド部材(ガイド部材)
32a 第2ガイド溝(第2切欠部、ガイド溝)
5 可動パネル
80 連結部材
81 本体部
83 シュー(第2係合部)
84 前側ピン(第1係合部)
85 後側ピン(第3係合部)
100
27b Second upper wall (upper guide wall)
27c Groove (groove)
27d 1st guide surface (1st guide part)
27e Second guide surface (second guide part)
31 1st guide member (guide member)
31a First guide groove (first notch, guide groove)
32 Second guide member (guide member)
32a Second guide groove (second notch, guide groove)
5
84 Front pin (first engaging part)
85 Rear pin (third engagement part)
Claims (5)
前記連結部材は、本体部と、該本体部から車幅方向に突出する第1係合部と、該本体部から車幅方向外側及び内側のうち前記第1係合部の突出方向と同じ方向へ突出しかつ、該第1係合部よりも車幅方向への突出量が大きい第2係合部とを有し、
前記ガイドレールは、前記第1及び第2係合部の両方を、前記本体部に対して車幅方向外側及び内側のいずれか一方において上下から挟み込む上側及び下側ガイド壁を有し、
前記上側又は下側ガイド壁には、前記第1係合部の上方又は下方への移動を規制しつつ該第1係合部を前後方向へ案内する第1ガイド部と、車幅方向において該第1ガイド部よりも前記本体部から離れた側に位置し、前記第2係合部の上方又は下方への移動を規制しつつ該第2係合部を前後方向へ案内する第2ガイド部と、該第1ガイド部と該第2ガイド部との間において前後方向に延び、該第1ガイド部と該第2ガイド部とを分割する溝とが設けられているサンルーフ装置。 A roof panel that can open and close an opening provided in a roof of a vehicle, a connecting member that connects the roof panel to the roof, a connecting member that is provided on the roof, can move in the front-rear direction, and tilts in the up-down direction A sunroof device comprising a guide rail for supporting the sunroof,
The connecting member includes a main body portion, a first engaging portion protruding from the main body portion in the vehicle width direction, and the same direction as the protruding direction of the first engaging portion among the outer side and the inner side in the vehicle width direction from the main body portion. And a second engagement portion that protrudes larger in the vehicle width direction than the first engagement portion ,
The guide rail has upper and lower guide walls that sandwich both the first and second engaging portions from above and below in either the vehicle width direction outer side or the inner side with respect to the main body portion ,
The upper or lower guide wall includes a first guide portion that guides the first engagement portion in the front-rear direction while restricting upward or downward movement of the first engagement portion; A second guide portion that is located on the side farther from the main body portion than the first guide portion and guides the second engagement portion in the front-rear direction while restricting the upward or downward movement of the second engagement portion. And a sunroof device provided with a groove extending in the front-rear direction between the first guide portion and the second guide portion and dividing the first guide portion and the second guide portion.
前記第1ガイド部には、前記第1係合部が進入可能な第1切欠部が形成されており、
前記第2係合部は、前記ルーフパネルの前後方向への移動時及び上下方向への傾動時に前記第2ガイド部に係合しており、
前記第1係合部は、前記ルーフパネルの前後方向への移動時に前記第1ガイド部に係合している一方、前記ルーフパネルの上下方向への傾動時には前記第1切欠部に進入し、該第1ガイド部とは係合していないサンルーフ装置。 The sunroof device according to claim 1,
The first guide part is formed with a first cutout part into which the first engagement part can enter,
The second engagement portion is engaged with the second guide portion when the roof panel moves in the front-rear direction and tilts in the up-down direction,
The first engagement portion engages with the first guide portion when the roof panel moves in the front-rear direction, and enters the first notch portion when the roof panel tilts in the up-down direction, A sunroof device not engaged with the first guide portion.
前記連結部材は、前記第1係合部よりも後方において前記本体部から車幅方向に突出する第3係合部をさらに有し、
前記第2係合部は、前記第3係合部よりも車幅方向へ突出しており、
前記第1ガイド部は、前記第3係合部の上方への移動を規制しつつ該第3係合部を前後方向へ案内しており、
前記上側又は下側ガイド壁には、該第1ガイド部に形成され、前記第3係合部が進入可能な第2切欠部がさらに設けられており、
前記第3係合部は、前記ルーフパネルの前後方向への移動時に前記第1ガイド部に係合している一方、前記ルーフパネルの上下方向への傾動時には前記第2切欠部に進入し、該第1ガイド部とは係合していないサンルーフ装置。 The sunroof device according to claim 2,
The connection member further includes a third engagement portion that protrudes in the vehicle width direction from the main body portion behind the first engagement portion,
The second engaging portion protrudes in the vehicle width direction from the third engaging portion,
The first guide portion guides the third engaging portion in the front-rear direction while restricting the upward movement of the third engaging portion.
The upper or lower guide wall is further provided with a second cutout portion formed in the first guide portion and into which the third engagement portion can enter,
The third engaging portion engages with the first guide portion when the roof panel moves in the front-rear direction, and enters the second notch portion when the roof panel tilts in the up-down direction, A sunroof device not engaged with the first guide portion.
前記連結部材は、本体部と、該本体部から車幅方向に突出する第1係合部と、該本体部から車幅方向へ該第1係合部よりも突出する第2係合部とを有し、 The connecting member includes a main body portion, a first engagement portion protruding from the main body portion in the vehicle width direction, and a second engagement portion protruding from the main body portion in the vehicle width direction than the first engagement portion. Have
前記ガイドレールは、前記第1及び第2係合部を上下から挟み込む上側及び下側ガイド壁を有し、 The guide rail has upper and lower guide walls that sandwich the first and second engaging portions from above and below,
前記上側又は下側ガイド壁には、前記第1係合部の上方又は下方への移動を規制しつつ該第1係合部を前後方向へ案内する第1ガイド部と、車幅方向において該第1ガイド部よりも前記本体部から離れた側に位置し、前記第2係合部の上方又は下方への移動を規制しつつ該第2係合部を前後方向へ案内する第2ガイド部と、該第1ガイド部と該第2ガイド部との間において前後方向に延び、該第1ガイド部と該第2ガイド部とを分割する溝とが設けられ、 The upper or lower guide wall includes a first guide portion that guides the first engagement portion in the front-rear direction while restricting upward or downward movement of the first engagement portion; A second guide portion that is located on the side farther from the main body portion than the first guide portion and guides the second engagement portion in the front-rear direction while restricting the upward or downward movement of the second engagement portion. And a groove extending in the front-rear direction between the first guide part and the second guide part and dividing the first guide part and the second guide part,
前記第1ガイド部には、前記第1係合部が進入可能な第1切欠部が形成されており、 The first guide part is formed with a first cutout part into which the first engagement part can enter,
前記第2係合部は、前記ルーフパネルの前後方向への移動時及び上下方向への傾動時に前記第2ガイド部に係合しており、 The second engagement portion is engaged with the second guide portion when the roof panel moves in the front-rear direction and tilts in the up-down direction,
前記第1係合部は、前記ルーフパネルの前後方向への移動時に前記第1ガイド部に係合している一方、前記ルーフパネルの上下方向への傾動時には前記第1切欠部に進入し、該第1ガイド部とは係合しておらず、 The first engagement portion engages with the first guide portion when the roof panel moves in the front-rear direction, and enters the first notch portion when the roof panel tilts in the up-down direction, It is not engaged with the first guide part,
前記上側又は下側ガイド壁には、前記第1係合部を上方又は下方へ案内するガイド溝が形成されたガイド部材が設けられ、 The upper or lower guide wall is provided with a guide member formed with a guide groove for guiding the first engagement portion upward or downward,
前記第1切欠部は、前記ガイド溝であり、 The first notch is the guide groove;
前記ガイド部材は、前記上側又は下側ガイド壁のうち前記溝が形成された部分を挟み込むことによって該上側又は下側ガイド壁に取り付けられているサンルーフ装置。 The sunroof device in which the guide member is attached to the upper or lower guide wall by sandwiching a portion of the upper or lower guide wall where the groove is formed.
前記ガイド部材は、前記第1及び第2ガイド部を覆うことなく、露出させているサンルーフ装置。 The sunroof device in which the guide member is exposed without covering the first and second guide portions.
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