JP5998788B2 - Oil pump structure - Google Patents
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Description
本発明は、エンジンのオイルポンプの仕事効率を向上させ、高効率化を図るオイルポンプ構造に関する。 The present invention improves the work efficiency of the oil pump of the engine relates to an oil pump structure to achieve high efficiency.
二輪車両や四輪車両等のエンジンには、オイルポンプの仕事効率を向上させる技術として、オイルポンプから余剰に吐出されたオイルを油圧で開閉するリリーフバルブ機構を介してオイル吸入通路へ戻すインナーリリーフ構造のオイル戻し技術が知られている。 For engines such as two-wheeled vehicles and four-wheeled vehicles, as a technology to improve the work efficiency of the oil pump, an inner relief that returns the oil discharged excessively from the oil pump to the oil intake passage through a relief valve mechanism that opens and closes hydraulically Structure oil return technology is known.
従来のインナーリリーフ構造のオイル戻し技術では、オイルポンプから吐出される余剰オイルがオイル吐出通路からリリーフバルブ機構を経てオイル吸入通路へ戻る循環経路を形成しており、リリーフバルブ機構の配置を容易にするために、リリーフバルブ機構はオイルポンプのポンプロータから離れた位置に設けられている。 In the conventional oil relief technology with an inner relief structure, a surplus oil discharged from the oil pump forms a circulation path from the oil discharge passage to the oil suction passage through the relief valve mechanism, making it easy to arrange the relief valve mechanism Therefore, the relief valve mechanism is provided at a position away from the pump rotor of the oil pump.
インナーリリーフ構造を採用した従来のオイル戻し構造では、オイルポンプのポンプロータからリリーフバルブ機構が離れた位置に設けられているために、
第1に、オイル吸入通路に戻るオイル通路長が長くなり、オイル通路の曲折箇所の増加によりオイル流動抵抗が増大し、仕事の回収効率が悪化すること、
第2に、リリーフバルブ機構の設置により、大型化、重量増加を招くこと、
第3に、リリーフバルブ機構を設けたリリーフバルブ挿入穴に盲栓の追加が必要となり、部品点数の増加や重量増加を招くことが挙げられ、問題となっていた。
In the conventional oil return structure that employs the inner relief structure, the relief valve mechanism is located at a position away from the pump rotor of the oil pump.
First, the length of the oil passage returning to the oil suction passage becomes longer, the oil flow resistance increases due to an increase in the number of bent portions of the oil passage, and the work recovery efficiency deteriorates.
Second, the installation of the relief valve mechanism leads to an increase in size and weight,
Thirdly, it is necessary to add a blind plug to the relief valve insertion hole provided with the relief valve mechanism, resulting in an increase in the number of parts and an increase in weight.
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、余剰油循環経路を短縮してオイル流動抵抗を軽減させ、オイルポンプの小型軽量化や仕事効率の高効率化を図ることができるオイルポンプ構造を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and can reduce the oil flow resistance by shortening the excess oil circulation path, and can reduce the size and weight of the oil pump and increase the work efficiency. An object is to provide a pump structure .
本発明は、上述した課題を解決するために、オイルポンプによりオイル吸入通路に汲み上げられたオイルを吐出通路に吐出し、吐出したオイルをオイルフィルタを経て内燃機関の所要部に供給するオイル供給装置を設け、前記オイル吐出通路内の油圧によりリリーフバルブが移動し開弁するとオイル吐出通路がオイル吸入通路と連通してオイルを戻すリリーフバルブ機構を内蔵したオイルポンプ構造において、前記リリーフバルブ機構は、前記オイルポンプのポンプロータ幅方向一側に並列され、かつ前記オイル吐出通路およびオイル吸入通路と筒状のリリーフバルブボディの余剰油入口から余剰油出口に至る余剰油循環経路とが共通の同一平面上に配置され、前記リリーフバルブ機構は、オイルポンプのポンプ駆動軸と直交する交差方向でかつ前記オイル吐出通路下流側の開口部からオイル吐出通路を経てオイル吸入通路に挿入可能に配設されることを特徴とするオイルポンプ構造である。 In order to solve the above-described problems, the present invention discharges oil pumped up to an oil suction passage by an oil pump to a discharge passage, and supplies the discharged oil to a required part of an internal combustion engine through an oil filter. In the oil pump structure having a built-in relief valve mechanism in which the oil discharge passage communicates with the oil suction passage and returns oil when the relief valve moves and opens due to the hydraulic pressure in the oil discharge passage, the relief valve mechanism includes: The oil pump passage and the oil suction passage and the surplus oil circulation path extending from the surplus oil inlet to the surplus oil outlet of the cylindrical relief valve body are arranged in common on the same side in the pump rotor width direction of the oil pump. The relief valve mechanism is arranged in a cross direction perpendicular to the pump drive shaft of the oil pump. One is an oil pump structure, characterized in that said by the opening of the oil discharge passage downstream through the oil discharge passage is insertably disposed in the oil suction passage.
本発明においては、オイル吐出通路およびオイル吸入通路と、リリーフバルブ機構の余剰油入口および余剰油出口に至る余剰油循環経路とが共通の同一平面上に配置されたことにより、リリーフバルブ機構とオイルポンプロータまでの距離がより近接して配設でき、一層の小型化が可能となる。さらに、リリーフバルブ機構の余剰油循環系路が短縮され、オイル流動抵抗を軽減して効率よくオイルをオイル吸入通路に戻すことができ、オイルポンプの仕事効率を向上させることができる。 In the present invention, the oil discharge passage and the oil suction passage and the surplus oil inlet and surplus oil circulation path leading to the surplus oil outlet of the relief valve mechanism are arranged on the same common plane. The distance to the pump rotor can be arranged closer, and further miniaturization becomes possible. Furthermore, the excess oil circulation system path of the relief valve mechanism can be shortened, the oil flow resistance can be reduced and the oil can be efficiently returned to the oil suction path, and the work efficiency of the oil pump can be improved.
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
図1は、本発明に係るオイルポンプ構造を備えたエンジンを示す全体構成図である。このエンジン10は例えば自動二輪車に搭載されるもので、クランクケース11上にシリンダブロック12、シリンダヘッド13およびシリンダヘッドカバー14が順次重ねられ、前傾して設けられる。クランクケース11は、上クランクケース15と下クランクケース16を組み合せて構成され、下クランクケース16の下側にオイルを貯留したオイルパン17が設けられる。
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing an engine provided with an oil pump structure according to the present invention. The
下クランクケース16の例えば右側にはオイルポンプ18が設置され、このオイルポンプ18の下部にオイルストレーナ19がストレーナ締付部19aを介して締め付けられ、固定される。オイルポンプ18はオイルパン17に貯留されたオイルをオイルストレーナ19を通して汲み上げ、汲み上げられたオイルをオイル吐出側に吐出し、続いて、オイルクーラ23でオイルを冷却し、オイルフィルタ22でろ過した後、エンジン10の所要部に送り、オイル潤滑している。
For example, an
オイルポンプ18は、図2に示すように、ポンプ本体ケースを構成するオイルポンプボディ25にポンプ蓋ケース26が側方から合されてポンプ本体27が構成され、このポンプ本体27が複数の締付ねじ27a,27a,…で締結され、一体に形成される。オイルポンプボディ25の頂部には、クランクケース合せ面25aが形成され、この合せ面25aを介して下クランクケース16右側方のポンプ取付け面(図示省略)に合せた状態でオイルポンプ18は締結手段(図示せず)で締め付けられ、取り付けられる。オイルポンプ18には、オイルポンプボディ25およびポンプ蓋ケース26のポンプ本体27を貫いてポンプ駆動軸28が図3に示すように、回転自在に軸支される。なお、符号29はポンプ駆動軸28の外側端側に設けられたポンプスプロケットである。
As shown in FIG. 2, the
また、オイルポンプ18は、オイルポンプボディ25とポンプ蓋ケース26が組み合されて図3および図4に示すように、ポンプ本体27が一体に構成される。ポンプ本体27の内部にはオイルパン17のオイルがオイルストレーナ19を通して汲み上げられるオイル吸入通路30が形成される。ポンプ本体27にはオイル吸入通路30、ポンプ室31およびオイル吐出通路32が図5に示すようにそれぞれ構成される。ポンプ室31内には例えばトロコイド式のポンプロータ33が収容されている。ポンプロータ33は、図6および図7に示すようにポンプ駆動軸28に回転自在に取り付けられ、ポンプ駆動軸28の回転により、ポンプロータ33がポンプ室31内を偏心して回転駆動され、オイル吸入通路30内のオイルをポンプ室31に導いて圧縮し、続いて図示しない吐出ポートを経てオイル吐出通路32に吐出し、このオイル吐出通路32から図1に示すオイルフィルタ22を経由してオイルフィルタ22でろ過した後、エンジン(内燃機関)10の所要部に供給され、各所要部をオイル潤滑するようになっている。
In addition, the
オイルポンプ18はポンプ本体27のオイルポンプボディ25内に形成されたオイル吐出通路32は頂部である下流側に、図5に示すようにオイル吐出口(開口部)32aが開口している。オイル吐出通路32は連通室34内を介してオイル吸入通路30に連通している。その際、オイルポンプボディ25の連通空間34を密に塞ぐようにリリーフバルブ機構35が挿入して内蔵される。
The
リリーフバルブ機構35は、全体として筒状のスリーブ構造に構成され、下端がオイル吸入通路30の底部側ストッパ段部30aに当接して、保持される。連通空間34は、リリーフバルブ機構35を挿設し、据え付けた状態で、筒状のリリーフバルブボディ36の頭部側に装着されるOリング等の密封手段39で軸封される。リリーフバルブ機構35は、オイル吐出通路32とオイル吸入通路30とを分離させ、セパレートしている。
The
ところで、リリーフバルブ機構35は、スリーブ構造をなす筒状のリリーフバルブボディ36と、このリリーフバルブボディ36のスリーブ孔に摺動自在に収容された有底円筒状のリリーフバルブ37と、このリリーフバルブ37をオイル吐出通路32側にばね付勢するリリーフ用スプリング38とを有し、単体で機能するバルブ構造に構成される。リリーフバルブ37は、中心線C1が図7および図8に示すように、ポンプ駆動軸28と直交するように立体交差して配置され、ポンプロータ33の近くに配設され、位置される。
Incidentally, the
リリーフバルブ機構35は、リリーフバルブボディ36のスリーブ孔が図5に示すように余剰油循環経路40を構成している。余剰油循環経路40は、リリーフバルブ37の余剰油(オイル)入口41から余剰油(オイル)出口42に至るインナーリリーフ構造の油路である。リリーフバルブ機構35は、オイル吐出通路32から分岐された余剰油を、オイル潤滑経路をバイパスしてオイル吸入通路30に戻すインナーリリーフ構造の余剰油循環経路40をポンプ本体27内に構成している。
In the
リリーフバルブ機構35は、図5および図7に示すように、ポンプロータ33の軸方向一側近くに設けられる。このオイルポンプ18の内部構造では、オイル吸入通路30およびオイル吐出通路32と、余剰油入口41から余剰油出口42に至る余剰油循環経路40とが共通の同一平面上に配設される。オイルポンプ18のオイル吐出通路32およびオイル吸入通路30と、リリーフバルブ機構35の余剰油循環経路40とが共通の同一平面上に存在するポンプ本体27内の配置構造とすることで、余剰油入口41から余剰油出口42に至る余剰油循環経路40の油路長さを短くすることができ、オイル流路抵抗を軽減(小さく)させることができる。
As shown in FIGS. 5 and 7, the
また、リリーフバルブ機構35は、有底円筒状リリーフバルブ37の余剰油入口41および余剰油出口42が、図8および図9に示すように、ポンプ駆動軸28の中心線O1の上下となるように交差して配置される。リリーフバルブ37の余剰油入口41はオイル吐出通路32に臨むように開口しており、余剰油出口42はオイル吸入通路30内に開口している。なお、余剰油出口42は、作業環境の良い場所で、リリーフバルブボディ36の途中をスリーブ孔に直交する方向に穴加工するだけでよいから、穴加工は容易である。
Further, the
さらに、ポンプ本体27のオイルポンプボディ25には、オイル吸入通路30とオイル吐出通路32の連通空間34からオイル吐出通路32の下流側開口部(オイル吐出口)32aまで筒状のリリーフバルブボディ36の外径より大きな大径形状の空間が直線状に開放されており、オイル吐出通路32下流側の開口部32aからリリーフバルブ機構35の挿入、取付けが容易に行なわれる形状、構造に構成される。
Further, the
また、リリーフバルブ機構35は、図5および図8に示すように、オイル吐出通路32下流側のオイル吐出口(開口部)32aから筒状のリリーフバルブボディ36を矢印Aで示すように挿入可能な形状、構造に構成したので、オイルポンプボディ25のクランクケース合せ面25a側の開口部32aから容易にリリーフバルブ機構35をオイル吐出通路32内に挿入して組み付けることができる。その際、リリーフバルブ機構35の組込みに盲栓が不要となり、盲栓を省略することができる。したがって、従来技術で使用されている盲栓や盲栓用横穴の穿設は不要となり、部品点数が減少し、オイルポンプボディ25の内部構造を簡素化することができる。
Further, as shown in FIGS. 5 and 8, the
本実施形態のオイルポンプ18は、リリーフバルブ機構35をインナーリリーフ構造に構成して、余剰油循環経路40の短縮化を図ることができる上、オイル、流動抵抗を低減させることができ、効率よくオイルをオイル吸入通路30側に戻すことができる。
The
さらに、リリーフバルブ機構35の筒状リリーフバルブボディ36は、余剰油循環経路40の一方の開放端を余剰油入口41としてオイル吐出経路32に連通し、他方の余剰油出口42はオイル吸入通路30と連通してインナーリリーフ構造を構成しているため、オイルポンプボディ25への穴加工や加工穴を塞ぐ盲栓は不要となり、オイルポンプボディ25の加工工数とコストを低減させることができる。筒状のリリーフバルブボディ36のオイル出口42の形成は加工が容易な外部作業位置で行なうことができるので容易であり、このオイル出口42はリリーフバルブ37の摺動により、余剰油出口42を開閉させることができ、結果として余剰油循環経路40を開閉することができる。オイルポンプ18のオイルポンプボディ25に内蔵されるリリーフバルブ機構35に余剰油循環経路40を形成することができるための穴加工や盲栓の装着は不要となる。
Further, the cylindrical
リリーフバルブ機構35は、独立した単体のバルブ構造に構成され、オイルポンプボディ25のオイル吐出通路32側からの挿入や組付けが容易で内蔵させる構造としたので、インナーリリーフ構造をとらないエンジンのオイルポンプに使用してリリーフバルブ機構の部品の共通化を図ることも可能である。リリーフバルブ機構35は使用環境や要求性能に応じて容易にリリーフバルブの開弁量や流量調整を行なうことができる。
The
加えて、本実施形態に係るオイルポンプ18の構造では、オイルポンプ18の吐出側圧力が多くなると、単体のリリーフバルブ機構35は、オイル吐出通路32の吐出圧力がリリーフバルブ37に作用し、スプリング38を縮ませて下方に摺動させるので、リリーフバルブ37を自動的に開くことができる。その際、余剰油循環経路40の余剰油入口41,出口42は図9に示すように、オイルポンプ18の吐出ポート形状の外径円B内に配置されているため、流路長が短く、流動抵抗が小さいので、効率よく余剰油をオイル吸入通路30に戻すことができる。さらに、ポンプ駆動軸28と単体のリリーフバルブ機構35は近接して立体交差状に設けられているために、オイルポンプ18全体の小型・軽量化が図れる。
In addition, in the structure of the
さらに、単体のリリーフバルブ機構35は、オイルポンプボディ25のオイル吐出通路32側より挿入し、底部をオイルポンプボディ25に突き当てて位置決め固定する簡素な組付け構造であるため、組付け性が容易となり、さらに、オイル吸入通路30より油圧が高いオイル吐出通路32側からの挿入のために固定ボルトやリテーナが不要となって部品点数を削減できる。
Further, the single
オイルポンプ18のオイルポンプボディ25に挿入され、組み付けられるリリーフバルブ機構35を作動させるためには、図5および図10に示すように、リリーフ用スプリング45側に圧抜き通路46が必要となる。本実施形態のオイルポンプ18の組付け構造では、図1に示すオイルストレーナ19の組付け(ねじ)部19a内で、圧抜き通路46を兼用したため、圧抜き通路46の加工や盲栓が不要となり、製造コストや部品点数の削減を図ることができる。
In order to operate the
[リリーフバルブ機構の組付け方法]
リリーフバルブ機構35をオイルポンプ18のオイルポンプボディ25に組み付ける方法を説明する。
[Relief valve mechanism assembly method]
A method for assembling the
リリーフバルブ機構35は、筒状(スリーブ状)のリリーフバルブボディ36とこのバルブボディ36のスリーブ孔(リリーフ孔)に収容される有底円筒状のリリーフバルブ37およびリリーフ用スプリング38とから単体で機能するオイルポンプ18の内蔵構造に構成される。リリーフバルブ機構35をオイルポンプ18のオイルポンプボディ25内に内蔵するインナーリリーフ構造に構成し、リリーフバルブ機構35を図5および図8に示すように、オイルポンプボディ25のオイル吐出通路32内に上方から挿入される。
The
具体的には、リリーフバルブ機構35をオイルポンプボディ25のポンプ吐出通路32下流側の開口部、すなわちオイル吐出口32a側から挿入することができる。このとき、リリーフバルブ機構35の筒状バルブボディ36は、オイル吐出口32a側からオイル吐出通路32内に挿入し、図5、図7および図8に示すように、オイル吸入通路30の底部側ストッパ段部30aに突き当てて位置決めさせる組付け構造に構成される。リリーフバルブ機構35の筒状バルブケース36をオイル吸入通路30のストッパ段部30aに突き当てて位置決めさせるだけで、リリーフバルブ機構35のオイルポンプボディ25への組付けが完了するので、リリーフバルブ機構35の組付け性が簡単かつ容易に行なうことができる。
Specifically, the
なお、リリーフバルブ機構35は単体のバルブ構造に組み立ててからオイルポンプ18のオイルポンプボディ25に組み付ける例を示したが、リリーフバルブ機構35は、初めに、筒状のリリーフバルブボディ36のオイル吐出通路32から連通空間34部を経てオイル吸入通路30に挿入し、ストッパ段部30aに突き当て位置決めし、組み付けてから、リリーフ用スプリング38および有底円筒状のリリーフバルブ37をリリーフバルブボディ36のスリーブ孔内に挿入して単体バルブ構造のリリーフバルブ機構35を構成してもよい。
Although the
いずれにしても、単体バルブ構造のリリーフバルブ機構35をオイルポンプ18のポンプボディ25に組み込むだけで、リリーフバルブ機構35をオイルポンプボディ25内に位置決めして内蔵させることができる。リリーフバルブ機構35をオイルポンプボディ36に組み込み、内蔵させるだけで、オイルポンプボディ25内にインナーリリーフ構造の余剰油循環経路40が構成される。
In any case, the
リリーフバルブ機構35を内蔵したオイルポンプボディ25へのポンプ蓋ケース26の締付けやオイルストレーナ19の取付けは、リリーフバルブ機構35の組付け前に行なっても、あるいは、組付け後に行なってもよい。オイルポンプボディ25に、ポンプ駆動軸28やオイルポンプ18およびリリーフバルブ機構35を組み込んだ後、ポンプ蓋ケース26を覆わせて締め付け、ポンプスプロケット29やオイルストレーナ19を取り付けると、図3に示すオイルポンプ18が組み付けられて構成される。オイルポンプ18は、頂部のクランクケース合せ面25aを上向きにして、図1に示すように、クランクケース11の右側方下部のポンプ取付面(図示せず)に合せ、締付けボルト等の締付手段で締め付けることにより、エンジン10の下部に取り付けられる。
The tightening of the
リリーフバルブ機構35を内蔵したオイルポンプ18はエンジン10の下部に取り付けられて組み立てられる。オイルポンプ18には単体構造のリリーフバルブ機構35が内蔵されるが、このリリーフバルブ機構35は、リリーフバルブ37が激しく開閉動作する環境下においては、リリーフバルブボディ36にオイルポンプ18より高い強度や耐摩耗性が要求される。その際、リリーフバルブ機構35は単体バルブ構造で構成され、オイルポンプ18に内蔵されるが、オイルポンプ18とは別体であることを考慮すると、ポンプ本体27は軽合金材料で構成され、筒状のリリーフバルブボディ36は鉄鋼材料で構成されるといった異種材料の組合せが可能となる。
The
なお、本実施形態では、オイルポンプを自動二輪車のエンジンに適用した例を示したが、このオイルポンプは四輪車両のエンジン、船外機や水上乗物車両のエンジン、さらに、芝刈り機や汎用エンジンに適用することができる。 In this embodiment, an example in which the oil pump is applied to an engine of a motorcycle has been shown. However, this oil pump is applicable to an engine of a four-wheel vehicle, an engine of an outboard motor or a water vehicle, a lawn mower, and a general-purpose engine. Can be applied to the engine.
10 エンジン
11 クランクケース
12 シリンダブロック
13 シリンダヘッド
14 シリンダヘッドカバー
15 上クランクケース
16 下クランクケース
17 オイルパン
18 オイルポンプ
19 オイルストレーナ
22 オイルフィルタ
23 オイルクーラ
25 オイルポンプボディ
26 ポンプ蓋ケース
27 ポンプ本体
28 ポンプ駆動軸
29 ポンプスプロケット
30 オイル吸入通路
31 ポンプ室
32 オイル吐出通路
33 ポンプロータ
34 連通空間
35 リリーフバルブ機構
36 リリーフバルブボディ(筒状バルブケース)
37 リリーフバルブ(弁体)
38 スプリング
39 密封手段(Oリング)
40 余剰油循環経路
41 オイル入口(余剰油入口)
42 オイル出口(余剰油出口)
DESCRIPTION OF
37 Relief valve (valve)
38
40 Excess
42 Oil outlet (excess oil outlet)
Claims (6)
前記リリーフバルブ機構は、前記オイルポンプのポンプロータ幅方向一側に並列され、かつ前記オイル吐出通路およびオイル吸入通路と筒状のリリーフバルブボディの余剰油入口から余剰油出口に至る余剰油循環経路とが共通の同一平面上に配置され、
前記リリーフバルブ機構は、オイルポンプのポンプ駆動軸と直交する交差方向でかつ前記オイル吐出通路下流の開口部からオイル吐出通路を経てオイル吸入通路に挿入可能に配設されることを特徴とするオイルポンプ構造。 An oil supply device is provided for discharging the oil pumped up by the oil pump into the oil intake passage to the discharge passage, and supplying the discharged oil to the required part of the internal combustion engine through the oil filter. In the oil pump structure with a built-in relief valve mechanism in which the oil discharge passage communicates with the oil suction passage to return oil when the valve moves and opens,
The relief valve mechanism is arranged in parallel on one side in the pump rotor width direction of the oil pump, and the excess oil circulation path extends from the oil discharge passage, the oil suction passage, and the excess oil inlet of the cylindrical relief valve body to the excess oil outlet. Are arranged on the same common plane,
The relief valve mechanism is arranged to be inserted in an oil suction passage through an oil discharge passage from an opening portion downstream of the oil discharge passage in an intersecting direction orthogonal to a pump drive shaft of an oil pump. Pump structure.
前記リリーフバルブ機構は、筒状のリリーフバルブボディとこのリリーフバルブボディのスリーブ孔に収容される有底筒状のリリーフバルブおよびリリーフ用スプリングとから単体で機能するバルブ構造に構成され、
前記リリーフバルブ機構の筒状リリーフバルブボディをオイル吐出通路から連通空間を通してリリーフ吸入通路に挿入して前記オイルポンプボディに内蔵させることで、前記オイル吐出通路は、オイル吸入通路から分離して形成された請求項1に記載のオイルポンプ構造。 While the oil discharge passage and the oil suction passage formed in the oil pump body of the oil pump are communicated via a communication space,
The relief valve mechanism is configured as a valve structure that functions as a single unit from a cylindrical relief valve body and a bottomed cylindrical relief valve and a relief spring accommodated in a sleeve hole of the relief valve body,
By inserting the cylindrical relief valve body of the relief valve mechanism into the relief suction passage through the communication space from the oil discharge passage and incorporating it into the oil pump body, the oil discharge passage is formed separately from the oil suction passage. The oil pump structure according to claim 1.
前記オイルポンプボディは、オイル吐出通路とオイル吸入通路の連通空間からオイル吐出通路の開口部まで、前記筒状リリーフバルブボディの外径より大径で開放されている請求項2に記載のオイルポンプ構造。 The cylindrical relief valve body of the relief valve mechanism is configured in an assembly structure to be inserted from an opening downstream of the oil discharge passage,
3. The oil pump according to claim 2, wherein the oil pump body is opened from a communication space of the oil discharge passage and the oil suction passage to an opening portion of the oil discharge passage with a diameter larger than the outer diameter of the cylindrical relief valve body. Construction.
前記リリーフバルブ機構は、筒状のリリーフバルブボディ内に、前記オイル吐出通路内に開口する余剰油入口から前記オイル吸入通路内に開口する余剰油出口に至るインナーリリース構造の余剰油経路が構成された請求項2または3に記載のオイルポンプ構造。 When the relief valve mechanism is inserted into the oil pump body of the oil pump through the communication space and assembled and incorporated,
In the relief valve mechanism, an excess oil path having an inner release structure extending from an excess oil inlet opening in the oil discharge passage to an excess oil outlet opening in the oil suction passage is configured in a cylindrical relief valve body. The oil pump structure according to claim 2 or 3.
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