JP5998192B2 - 雪滑り防止具 - Google Patents
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Description
[第1実施形態]
本実施形態にかかる雪滑り防止具1Aを図1乃至図4を参照しながら説明する。
図5中に示されている如く、第2実施形態の雪滑り防止具1Bは、脚10aの先端の突起50aが図1乃至図4を参照しながら前述した第1実施形態の雪滑り防止具1Aの突起50と比較して、雪止め部20に向かうにつれて脚10aの第2側面11bから遠ざかるように大きく反っている。このような突起50aは、第1実施形態の雪滑り防止具1Aの突起50に比べ、隙間200からの雪滑り防止具1Bの抜けをより確実に阻止することができる。また、第2実施形態の雪滑り防止具1Bは、脚10aの先端の突起50aを有することにより、厚みの違う太陽光パネルに対しても対応することができる。具体的には、突起50aの先端が裏面65側へ貫通しない場合であっても、突起50aは、太陽光パネルとの間において、弾性負荷手段として働き雪滑り防止具1Bの抜けを防止する。
図6中に示されているように、第3実施形態の雪滑り防止具1Cは、図1乃至図4中に示されている雪滑り防止具1Aの弾性負荷手段40の板ばねと比べ、脚10aの第1側面11aから分岐している弾性負荷手段40aの板ばねの先端部が最終的には、脚10aの第1側面11aと平行又は、上記第1側面11aに向かい曲げられている。
図7中に示されているように、第4実施形態の雪滑り防止具1Dは、脚10aの弾性負荷手段40aの板ばねが、図6中に示されている第3実施形態の雪滑り防止具1Cの弾性負荷手段40aの板ばねと同じである。さらに、第4実施形態の雪滑り防止具1Dの脚10aの先端部の突起50は、図1乃至図4中に示されている第1実施形態の雪滑り防止具1Aの脚10aの先端の突起50と同じである。このため、第4実施形態の雪滑り防止具1Dの脚10aは、第1実施形態の雪滑り防止具1Aより少し隙間200へ差し込みづらくなるが、太陽光パネル60a,60bのフレーム61の側面64に対する摩擦力を増加させることができるので、より強固に隙間200に支持される。
図8中に示されているように、第5実施形態の雪滑り防止具1Eは、脚部10が2本の脚10aおよび10bを含む。
次に図9を参照しながら第6実施形態の雪滑り防止具1Fについて説明する。
さらに、図10乃至図12を参照しながら、第7実施形態の雪滑り防止具1Gについて説明する。
図13は、図5,図6に示した突起50aの別の実施形態を示した部分拡大図である。
段部52cは、太陽光パネルの厚み40mmに対応する。太陽光パネルの厚みが35mmの場合は、段部を設けずに突起50aの先端を利用する。突起50aは、段部52を設けることにより種々の太陽光パネルの厚みに合わせてより強固に係合することができるため抜けにくくなる。なお、図13で示した突起50aの構造は、実施形態5または実施形態7に示す雪滑り防止具1E,1Gにも設けることができる。
図14中に示されるように、第9実施形態の雪滑り防止具1Hは、第1実施形態に係る雪滑り防止具1Aの軒側と棟側を反転して設置した構成とほぼ同じ構成を有している。第1実施形態の雪滑り防止具1Aとの相違は、以下の3点である。第1の相違は、脚10cの第2側面11b側(軒側)に弾性負荷手段40bを有することである。第2の相違は、脚10cの先端に第1側面11a側(棟側)へ曲がったフック状の突起50bを有していることである。第3の相違は、肩部30の近傍を先端の突起50に比べ厚くし、突起50bへ向かうにしたがって徐々に薄くなるように形成していることである。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]パネルの表面に積もった雪の落下を防止する雪滑り防止具であって、
前記パネルと相互に隣接するパネルとの間の隙間、または、前記パネルと保護壁との間の隙間に差し込まれる少なくとも1つの脚を含む脚部と、
前記脚部が前記隙間に差し込まれた後に、前記隙間から外部へ突出し、前記パネルの表面に積もった雪の滑りを止める雪止め部と、
前記脚部に設けられ、前記脚部が前記隙間に差し込まれたときに前記隙間を規定している前記パネルの側面又は前記保護壁の内側壁に弾性力を負荷し、前記脚部を摩擦係合させる弾性負荷手段を備えることを特徴とする雪滑り防止具。
[2]前記弾性負荷手段は、前記脚部の側面の一部から側方に分岐し前記雪止め部に向かい延出した板ばねを含むことを特徴とする[1]に記載の雪滑り防止具。
[3]前記脚部の先端には、前記脚部が前記隙間から引き抜かれるときに前記パネル又は前記保護壁の裏面に係合する抜け防止用の突起が設けられていることを特徴とする[1]または[2]に記載の雪滑り防止具。
[4]前記雪止め部の雪押さえ面には、溝または孔が設けられていることを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか一つに記載の雪滑り防止具。
[5]前記脚部と前記雪止め部との境界で前記脚部と前記雪止め部に交差する方向に前記隙間より広く延出している肩部を備えていることを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか一つに記載の雪滑り防止具。
[6]前記脚部は、前記肩部において、前記隙間の幅よりも狭い間隔で設けられている2本の脚を含み、前記2本の脚は、前記弾性負荷手段としての機能を含み、前記2本の脚が前記隙間に差し込まれる前の前記2本の脚の先端間の幅は、前記隙間の幅よりも大きく広げられていることを特徴とする[5]に記載の雪滑り防止具。
[7]前記2本の脚の先端には、前記2本の脚が前記隙間から引き抜かれるときに前記パネル又は前記保護壁の裏面に係合する抜け防止用の突起が設けられていることを特徴とする[6]に記載の雪滑り防止具。
[8]前記突起は、複数の段部を前記突起の外側面にさらに備えていることを特徴とする[3]または[7]に記載の雪滑り防止具。
Claims (8)
- パネルの表面に積もった雪の落下を防止する雪滑り防止具であって、
前記パネルと相互に隣接する前記パネルとの間の隙間、または、前記パネルと保護壁との間の隙間に差し込まれる少なくとも1つの脚を含む脚部と、
前記脚部が前記隙間に差し込まれた後に、前記隙間から外部へ突出し、前記パネルの表面に積もった雪の滑りを止める雪止め部と、
前記脚部に設けられ、前記脚部が前記隙間に差し込まれたときに前記隙間を規定している前記パネルの側面又は前記保護壁の内側壁に弾性力を負荷し、前記脚部を摩擦係合させる弾性負荷手段を備え、
前記弾性負荷手段は、前記脚部の側面の一部から側方に分岐し前記雪止め部に向かい延
出した板ばねを含むことを特徴とする雪滑り防止具。 - 前記脚部の先端には、前記脚部が前記隙間から引き抜かれるときに前記パネル又は前記保護壁の裏面に係合する抜け防止用の突起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の雪滑り防止具。
- 前記雪止め部の雪押さえ面には、溝または孔が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の雪滑り防止具。
- 前記脚部と前記雪止め部との境界で前記脚部と前記雪止め部に交差する方向に前記隙間より広く延出している肩部を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の雪滑り防止具。
- 前記脚部は、前記肩部において、前記隙間の幅よりも狭い間隔で設けられている2本の脚を含み、前記2本の脚は、前記弾性負荷手段としての機能を含み、前記2本の脚が前記隙間に差し込まれる前の前記2本の脚の先端間の幅は、前記隙間の幅よりも大きく広げられていることを特徴とする請求項4に記載の雪滑り防止具。
- 前記2本の脚の先端には、前記2本の脚が前記隙間から引き抜かれるときに前記パネル又は前記保護壁の裏面に係合する抜け防止用の突起が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の雪滑り防止具。
- 前記突起は、複数の段部を前記突起の外側面にさらに備えていることを特徴とする請求項2または請求項6に記載の雪滑り防止具。
- パネルの表面に積もった雪の落下を防止する雪滑り防止具であって、
前記パネルと相互に隣接する前記パネルとの間の隙間、または、前記パネルと保護壁との間の隙間に差し込まれる少なくとも1つの脚を含む脚部と、
前記脚部が前記隙間に差し込まれた後に、前記隙間から外部へ突出し、前記パネルの表面に積もった雪の滑りを止める雪止め部と、
前記脚部に設けられ、前記脚部が前記隙間に差し込まれたときに前記隙間を規定している前記パネルの側面又は前記保護壁の内側壁に弾性力を負荷し、前記脚部を摩擦係合させる弾性負荷手段を備え、
前記脚部と前記雪止め部との境界で前記脚部と前記雪止め部に交差する方向に前記隙間より広く延出している肩部を備え、
前記脚部は、前記肩部において、前記隙間の幅よりも狭い間隔で設けられている2本の脚を含み、前記2本の脚は、前記弾性負荷手段としての機能を含み、前記2本の脚が前記隙間に差し込まれる前の前記2本の脚の先端間の幅は、前記隙間の幅よりも大きく広げられていることを特徴とする雪滑り防止具。
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