JP5994460B2 - 二乗和ルート演算装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル復調信号の同相成分の値Iと直交位相成分の値Qが入力され、上記Iと上記Qの二乗の和(I2+Q2)のルート(平方根)を、ニュートン逐次近似法の繰り返し演算を用いて求める二乗和ルート演算装置に関する。
デジタル復調信号には同相成分Iと直交位相成分Qが含まれており、この同相成分Iと直交位相成分Qより振幅を求めるための演算方法として、特許文献1に示すように、ニュートン逐次近似法を用いる方法がある。このニュートン逐次近似法では初期値が必要となるため、特許文献1では、この初期値にIとQの和を用いている。
特開2010−268075号公報
しかし、特許文献1の方法では、IとQの二乗の和のルートの近似解を得るために3回または4回繰り返し演算を行う必要があった。
そこで、本発明は、特許文献1と同様にニュートン逐次近似法を用いて、一回目の演算で得られる解と真値との差が特許文献1より小さくなるようにして、近似解を導くための演算回数を少なくして、演算処理時間を短縮出来るような二乗和ルート演算装置を提供することを目的としたものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の二乗和ルート演算装置は、デジタル復調信号の同相成分の値Iと直交位相成分の値Qが入力され、前記Iと前記Qの二乗の和のルートを、ニュートン逐次近似法の繰り返し演算を用いて求めるものであって、ニュートン逐次近似法で用いる初期値として、前記Iと前記Qの各々の絶対値を算出し、算出した各々の絶対値のうち大きい方の絶対値を出力する初期値演算手段を備えるものである。
本発明の二乗和ルート演算装置によれば、一回目の演算で得られる解と真値との差が小さくなり、繰り返す演算回数を減らすことで演算処理時間を短縮出来る。
図1は、本発明にかかる二乗和ルート演算装置の構成図である。 図2は、本発明の演算精度を示したグラフである。 図3は、特許文献1の演算精度を示したグラフである。 図4は、IとQの小さい方の絶対値を初期値とした場合の演算精度を示したグラフである。 図5は、IとQの絶対値の平均値を初期値とした場合の演算精度を示したグラフである。
以下に、本発明にかかる二乗和ルート演算装置の実施例を図面に基づいて、詳細に説明する。
本発明の実施の形態にかかる二乗和ルート演算装置について、図1に基づいて説明する。通信装置における復調装置などで変調された信号を復調信号であるベースバンドに変換し、同相成分の値Iと直交位相成分の値Qを用いて振幅を求めるために、Iの二乗とQの二乗の和のルートを演算する処理が頻繁に出現する。
本発明は、上記Iの二乗と上記Qの二乗の和のルートをニュートン逐次近似法を用いて演算する場合に、ニュートン逐次近似法の初期値に、上記Iの絶対値と上記Qの絶対値のうち大きい値を用いることを特徴とするものである。
まず初めに、ニュートン逐次近似法に用いる初期値を、絶対値手段101と比較手段103から構成される初期値演算手段105を用いて求める。上記Iの値と上記Qの値を絶対値手段101に入力し、絶対値手段101がIとQの絶対値(|I|、|Q|)を各々求め、求めた絶対値を出力する。絶対値手段101が出力した値(|I|、|Q|)が入力される比較手段103は、入力された値である|I|と|Q|の大きさを比較して、大きい方の絶対値を出力する。この比較手段103が出力した値、つまり初期値演算手段105が出力した値をニュートン逐次近似法に用いる初期値X0とする。例えば、比較手段103に入力される、|I|が10で、|Q|が20である場合、|Q|の方が大きいので、比較手段103は|Q|の値である20を出力する。なお、|I|と|Q|が等しい場合、|I|と|Q|のどちらか一方を出力するように予め設定しておく。例えば、|I|と|Q|が等しい場合は|I|を出力するように予め設定しておく。
選択手段111には、初期値演算手段105の出力値であるX0と、後述する本演算装置の演算結果である第二の除算手段117の出力値Xn+1が入力される。この選択手段111は、繰り返し演算回数をn回とした時、n=0の時つまり初回はX0を出力し、n≧1の時つまり2回目以降はXn+1を出力する。以下、選択手段111の出力値をXと記載する。
次に、上記Iの値と上記Qの値の二乗の和を算出する。上記Iの値と上記Qの値を二乗演算手段107に入力し、二乗演算手段107がIとQの二乗の値(I2とQ2)を各々求め、求めた二乗の値を出力する。二乗演算手段107が出力した値(I2とQ2)が入力される第一の加算手段109は、入力された値であるI2とQ2とを加算し、加算結果(I2+Q2、以下ではAと記載)を出力する。
そして、第一の加算手段109が出力した値Aと、選択手段111が出力した値Xを第一の除算手段113に入力する。第一の除算手段113では、分子をAとし、分母をXとして、AをXで除算し、演算結果(A/X、以下ではBと記載)を出力する。
選択手段111の出力した値Xと第一の除算手段113の出力した値Bが入力された第二の加算器115は、入力された値XとBとを加算し、加算結果(X+B、以下ではCと記載)を出力する。そして、第二の加算器115が出力した値Cが入力された第二の除算手段117は、入力された値Cを2で除算し、演算結果(C/2)を出力する。
第二の除算手段117の出力した値(C/2)はニュートン逐次近似法の演算を一回行った値となり、今まで行った演算回数をnとすると、上記の第二の除算手段117が出力した値はXn+1と表す。ニュートン逐次近似手法は、前記演算を繰り返すことで、Xn+1は、真値へと収束していく。従って、第二の除算手段117の出力値であるXn+1を選択手段111に入力し、再び第一の除算手段113と第二の加算器115と第二の除算手段117の演算を繰り返す。なお、解が収束したか否かの判定方法は、予め決められた演算回数を行うか、第二の除算手段117が出力した値Xn+1と前回の値Xnとを比較してその差が所定の値よりも小さくなったかで行っても良く、本発明はこれに限定したものではない。
なお、本発明で求めた初期値と本発明で求めた初期値と異なる方法で求めた初期値を用いた場合のニュートン逐次近似法の1万個の初期値データの1回目の演算で得られた解と真値との誤差を示した演算精度をそれぞれ図2、図3、図4、図5に示した。図2は、本発明の演算精度を示したグラフであり、縦軸はデータ数を示しており、横軸は真値との誤差を示している。横軸の各誤差に対する縦軸のデータ数を全て合計すると1万になる。図3は特許文献1の場合を示したグラフであり、図4はIとQの小さい方の絶対値を初期値とした場合を示したグラフであり、図5はIとQの絶対値の平均値を初期値とした場合を示したグラフである。
本発明は、図2に示すように、半分以上のデータが誤差1%以内に収まっていることが分かる。一方、特許文献1は、図3に示すように、約四割のデータが誤差6%あることが分かる。図2と図3を比較することで、本発明は特許文献1よりも演算精度が良いことが分かる。また、図4と図5も同様に図2と比較すると、本発明はIとQの小さい方の絶対値を初期値とした場合とIとQの絶対値の平均値を初期値とした場合よりも演算精度が良いことが分かる。
よって、本発明の二乗和ルート演算装置は、特許文献1、IとQの小さい方の絶対値を初期値とした場合、IとQの絶対値の平均値を初期値とした場合よりも、一回目の演算精度が良い。
また、ニュートン逐次近似法は演算を繰り返し行うことで、近似解を求める方法である。そこで、繰り返し演算回数について、特許文献1に記載されている例(I=10、Q=20)を一例として、本発明および上記二つの場合に適用した結果を下記に示す。特許文献1によると、真値は√(I2+Q2)=22.36であり、初期値X0=I+Q=30を入力すると、X1=23.33、X2=22.38、X3=22.36となり、解が収束するまでに演算回数が3回必要となる。
本発明の場合は、
0=|Q|=20
1=(X0+A/X0)/2=(20+500/20)/2=22.5
2=(X1+A/X1)/2=(22.5+500/22.5)/2=22.36
となり、演算回数が2回で済む。
同様に、IとQの小さい方の絶対値を初期値とした場合は、
0=|I|=10
1=(X0+A/X0)/2=(10+500/10)/2=30
2=(X1+A/X1)/2=(30+500/30)/2=23.33
3=(X2+A/X2)/2=(23.33+500/23.33)/2=22.38
=(X3+A/X3)/2=(22.38+500/22.38)/2=22.36
となり、演算回数が4回必要となる。
一方、IとQの絶対値の平均値を初期値とした場合は、
0=(|I|+|Q|)/ 2=(10+20)/2=15
1=(X0+A/X0)/2=(15+500/15)/2=24.17
2=(X1+A/X1)/2=(24.17+500/24.17)/2=22.43
3=(X2+A/X2)/2=(22.43+500/22.43)/2=22.36
となり、演算回数が3回必要となる。
よって、本発明の方が特許文献1、IとQの小さい方の絶対値を初期値とした場合、IとQの絶対値の平均値を初期値とした場合よりも演算回数が少なくて済むことが分かる。
以上より、本発明は、特許文献1、IとQの小さい方の絶対値を初期値とした場合、IとQの絶対値の平均値を初期値とした場合よりも、一回目の演算精度が良く、解が収束するまでの繰り返し演算回数を少なくすることができる。
101 絶対値手段
103 比較手段
105 初期値演算手段
107 二乗演算手段
109 第一の加算手段
111 選択手段
113 第一の除算手段
115 第二の加算手段
117 第二の除算手段

Claims (1)

  1. デジタル復調信号の同相成分の値Iと直交位相成分の値Qが入力され、前記Iと前記Qの二乗の和のルートを、ニュートン逐次近似法の繰り返し演算を用いて求める二乗和ルート演算装置であって、
    前記ニュートン逐次近似法で用いる初期値として、前記Iと前記Qの各々の絶対値を算出し、算出した各々の絶対値のうち大きい方の絶対値を出力する初期値演算手段を備えることを特徴とする二乗和ルート演算装置。
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