JP5305392B2 - Iqデータの二乗和ルート計算手段 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置における受信装置等に係り、特に復調装置等で用いられるI、Qで表される数値の二乗和のルートを演算するIQデータの二乗和ルート計算法に関する。
ディジタル信号処理においては、その演算処理過程でルートの演算を要する場合があり、このような場合、従来は、コンピュータなどであらかじめ算出しておいたルート計算値をROMなどの所定のアドレスに格納しておき、必要に応じてテーブルを検索する処理(LUT:Look Up Table)技法が用いられていた。
この手法は、例えば、ROMのアドレス値に対応するルートの値を該アドレスに格納し、ある数値のルートの値が必要になったら、その数値をアドレスとしてROMから格納値を読み込むものである。
また二乗和のルートを求めるという条件がある場合の簡易的な近似計算方法として、次の手段が知られている。つまり、ルートをSQRT、AとBの絶対値の大きな方をGT(A,B)、AとBの絶対値の小さな方をLT(A,B)と表記すると、式1のような簡易近似式で近似解を求めることができる。
(式1)
SQRT(A+B)=GT(A,B)+1/2(LT(A,B))
しかし、式1は誤差が大きく、特にGT(A,B)がLT(A,B)の2倍である場合には誤差が11.8%に達するとされている。式1を改良して、LT(A,B)を2のn乗で除算する方法を提案し、信号処理回路としてこの手法のハードウエア化を目指した報告もある(特許文献1参照)。
また、ニュートン逐次近似法による解法も知られている。しかし本解法では初期値が必要となるため、ルートを求めたい数値に応じた初期値をROMに保存し、テーブル化する手段が取られるなど、計算資源が多く必要であった。この初期値が適したものでない場合、逐次近似には多くの計算時間を要していた。
特開2001−320301号公報
しかるに前記手段によると、例えばROMを用いる手段ではメモリ資源が必要になってしまうという欠点があり、また、二乗和に限定した場合の簡易近似式を用いる手段は精度が低く、これを通信装置の復調回路等で用いると、誤りの発生につながりかねない。
前記課題を解決するために本発明は、
通信機における復調処理等において、I/Q復調器で求まるベースバンドの実部であるIと虚部であるQに関してIの二乗とQの二乗の和の平方根を求める場合に、
IとQの和をXの初期値とし、
Iの二乗とQの二乗の和を前記Xで除する第1の除算器と、
前記第1の除算器の計算結果にXを加算する加算器と、
前記加算器の計算結果を2で除する第2の除算器と、
から成り、
前記第2の除算器の計算結果を新たなXとし、第1の除算器と加算器と第2の除算器の計算を繰り返すことを特徴とするIQデータの二乗和ルート計算手段とする。
以上
前記手段によれば、ニュートン逐次近似法によってルート計算をする際に、ルートを求めたい数値に応じた初期値をROMに記憶させる必要が無くなるため、ハードウエア資源を簡略化できる。
また、ニュートン逐次近似法においては、解よりも大きな数値を初期値とすることが良いとされているが、本発明によればそれを満足するため、近似解を求めるための繰り返し演算回数を少なくできる。実験によれば、繰り返し回数を3回程度取ることによって、充分な精度でのルート計算ができることがわかった。
このように、本発明によれば、初期値を機械的に設定することが可能になり、また、精度の良いルート演算値を少ない計算時間で求めることが可能になる。
本発明にかかる処理ブロック図。 本発明にかかる処理フローチャート。
本発明に関する好適な実施例について、図を参照して説明する。
図1は本発明にかかるルート計算装置の全体概略図である。通信装置における復調部等で受信信号を復調し、復調信号をベースバンド帯域に変換し、実部のIと虚部のQを数値として扱う場合に、その信号処理の過程でIの二乗とQの二乗の和のルートを計算しなければならない処理が頻繁に出現する。
本発明はこのように、IとQの二値において、Iの二乗とQの二乗の和のルートを計算する場合に、その手段としてニュートン逐次近似法を用い、その初期値としてIとQの和を用いることを特徴とするものである。
まず、初期値X101にI+Qをセットする。次にルートを求めたい元の数値a103にI+Qをセットする。そして、逐次近似によって更新していくX105にX105を入力する。
次に、第1の除算器107の分子をa103とし、同分母をX105とし、a÷Xを計算する。次に、X105と第1の除算器107の出力を加算器109で加算する。次に第2の除算器111によって、加算器109の計算結果を2で除する。第2の除算器は単純な1ビット右シフト器でも良い。
第2の除算器の結果をXn+1とし、これを求めたいルートの値とする。しかし逐次近似手法であるから、前記計算を繰り返すことで、Xn+1は、より精度の高い解となる。従って、第2の除算器111の出力をX105に入力し、再び第1の除算器107と加算器109と第2の除算器111の計算を繰り返す。
解よりもやや大きな数値を初期値とすることが条件が良いと言われているニュートン逐次近似法において、本発明のように、初期値XをI+Qとすると、該条件を満たすため、本発明では前記繰り返し回数は多くとも3回もしくは4回で演算を終了させることができる。
一例として、例えばI=10、Q=20とし、小数点以下3桁目を四捨五入すると、求めたい解は式2のように22.36となる。
(式2)
√(10+20)=√(500)=22.36
次にこの数値を用いて、図1の計算を実施する。
(式3)
=10+20=30
(式4)
=(X+a/X)/2=(30+500/30)/2=23.33
(式5)
=(X+a/X)/2=(23.33+500/23.33)/2=22.38
(式6)
=(X+a/X)/2=(22.38+500/22.38)/2=22.36
このように、本例では3回の繰り返し演算によって、小数点以下2桁目まで解が真値に一致している。
図2に前記処理をフローチャートの形態で示す。まず初期値Xを計算し(S201)、固定値aを計算し(S203)、以下繰り返し計算として、p=a/Xの計算(S205)、q=X+pの計算(S207)をし、求めるべき解つまり√(a)はqである。
求まったqはルート計算が真値に近づいていく過程の数値であり、これをより真値に近づけるために再びpの計算(S205)に戻る。本発明によれば、この繰り返しは3回または4回行えば充分である。
しかしながら本発明では前記繰り返し回数をなんら制限するものではない。高い計算制度を要求されない場合にはS205、S207、S209を一度だけの計算で終了させても良いし、非常に高い計算制度を要求される場合には同5回以上の計算を行うこともありうる。
また、本発明においては、第1の除算器107の除算手段についてはこれを限定しない。
また、本発明は通信装置における復調装置に適用する例を用いて説明したが、二乗和のルートを計算する他の分野においても適用することが出来るものであり、利用分野を本実施例に限定するものではない。
101…初期値、 103…ルートを求めたい元の数値、
105…級数、 107…第1の除算器、
109…加算器、 111…第2の除算器。

Claims (1)

  1. 通信機における復調処理において、I/Q復調器で求まるベースバンドの実部であるIと虚部であるQに関してIの二乗とQの二乗の和の平方根を求める場合に、
    IとQの和をXの初期値とし、
    Iの二乗とQの二乗の和を前記Xで除する第1の除算器と、
    前記第1の除算器の計算結果にXを加算する加算器と、
    前記加算器の計算結果を2で除する第2の除算器と、
    から成り、
    前記第2の除算器の計算結果を新たなXとし、第1の除算器と加算器と第2の除算器の計算を繰り返すことを特徴とするIQデータの二乗和ルート計算手段。
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