JP5990183B2 - 血球数パラメータを検出する検出装置 - Google Patents

血球数パラメータを検出する検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、血液成分、例えば1の血管を流れる血中の糖濃度を検出するための分野に関する。
例えば、1の血液成分の濃度等の血球数パラメータを同定するために侵襲的に血液を採取しうる。そして、血球数パラメータは、採取した血液を用いて標準化試験紙により同定できるが、その電気抵抗値は血液成分、例えば血糖値に依存する。例えば、試験紙の電気抵抗値を検出するための直流抵抗測定を行う血糖測定機器を用いて電気抵抗値を各々検出できる。抵抗値は、血糖濃度と抵抗値のそれ自体が公知の関係に基づき、血糖濃度に変換されうる。検出精度を高めるため、各試験紙は、較正データ、例えば基準抵抗値又は対応するコードと共に提供されることにより試験紙の特性のばらつきが補正されうる。しかし、侵襲的な手法の欠点は、血液を採取しなければならず、そのため患者を傷つけることである。さらに、例えば日内変動曲線を測定するために血液成分の濃度を持続的に検出することは困難である。その上、食物摂取と、例えば血糖増加までの時間的遅延を侵襲的手法で正確に検出することはできない。また、血中血糖濃度が低い場合は特に、患者にインスリンを投与する時間を正確に同定できない。
例えば、血液中の物質濃度又は物質組成等の血球数パラメータを同定するための非侵襲的方法としてマイクロ波分光法を用いうる。血球数パラメータを検出するマイクロ波分光法は、血液が潅流する組織にマイクロ波信号を注入させ、注入したマイクロ波エネルギーの周波数依存性の吸収を検出することに基づく。
非特許文献1は、マイクロ波を用いた血球数パラメータ同定の多電極構成を記載する。多電極構成には電極間隔が異なる複数個の電極対が含まれ、これにより異なるマイクロ波信号が侵入(Eindringtiefe)しうる。血球数パラメータの検出は、インピーダンス測定、つまり1ポート測定により行われ、インピーダンスミスマッチのために誤差が生じうる。侵入が異なると、場合により毛細血管と静脈の血液を区別できず、測定結果が歪曲されうる。一般に、静脈血の血球数パラメータの測定は毛細血管血液の血球数パラメータの測定よりも正確であるが、これは例えば、毛細血管血液中の血糖の変化が静脈血に比べて遅いためである。
Andreas Caduff et al., "Non-invasive glucose monitoring in patients with Type 1 diabetes: A multi-sensor system combining sensors for dielectric and optical characterization of skin", Biosensors and Bioelectronics 24 (2009) 2778-2784 Buford Randal Jean et al., "A microwave frequency sensor for noninvasive blood-glucose measurement", SAS 2008 -IEEE Sensors Applications Symposium, Atlanta, GA, February 12-14, 2008 M. McClung, "Calibration methodology for a microwave non-invasive glucose sensor", Master Thesis, Baylor University, Mai 2008
非特許文献2及び非特許文献3は、さらに、血糖濃度の同定のための電極構成を記載する。本文献では、血液の誘電特性が血糖値に依存することを用いる。マイクロ波センサに親指を押しつけると、共振器の離調により親指の比誘電率の変化が測定される。しかし、親指の接触圧により血液が移動するために正確な測定結果が得られない。さらに、測定を持続することができない。また、血糖含有量同定のための測定データの評価は各患者に依存するため、他の患者に対する再現性がない。そして、当該方法ではマイクロ波電力の侵入を制御できず、毛細血管と静脈の血液を区別できない。さらに、比誘電率の変化は1ポート測定に基づいて行われ、ミスマッチの影響を受けやすい。
したがって、本発明の目的は、血球数パラメータ、例えば血液中の血糖値を検出するより正確な方法を開発することである。
本目的は独立請求項の特徴により達成される。有利な発展形が従属請求項の主題である。
本発明は、血球数パラメータが静脈血に基づいて同定されるようにマイクロ波を血管内に直接注入した場合、マイクロ波に基づき血球数パラメータが正確に同定されるという発見に基づく。
この目的のために、横電気波及び横磁気波が内部を伝搬しうる、血管、血管周囲の脂肪組織、皮膚の層を誘電体導波管システムとみなしうるという他の発見が用いられる。血管へマイクロ波を標的化注入するため、例えば、伝送側の多数の伝送アンテナ及び受信側の多数の受信アンテナが提供される。全てのアンテナの組み合わせの順列を用いて、例えば、最小の注入損失が最少となる受信アンテナに関する伝送アンテナを含むアンテナ対を選択しうる。選択されたアンテナ対は、血球数パラメータのマイクロ波に基づく検出に用いられうる。
1の態様では、本発明は、少なくとも1つの伝送信号を発信する多数の伝送アンテナがある伝送器、少なくとも1つの受信信号を受信する多数の受信アンテナがある受信器、多数の伝送アンテナの1つの伝送アンテナ及び多数の受信アンテナの1つの受信アンテナを含む第1検出構成を選択し、多数の伝送アンテナの1つの伝送アンテナ及び多数の受信アンテナの1つの受信アンテナを含む第2検出構成を選択するよう構成されるプロセッサ、伝送信号を発信するために前記第1検出構成が選択された場合、当該伝送信号及び受信信号に基づき第1損失変数を検出し、伝送信号を発信するために第2検出構成が選択された場合、当該伝送信号及び受信信号に基づき第2損失変数を検出するよう構成される損失検出器を含み、前記プロセッサは、前記血球数パラメータを検出するために損失変数がより小さい前記検出構成を選択するよう構成される、血管内の血液の血球数パラメータを検出する検出装置に関する。
伝送信号は好ましくは血管方向に発信される。伝送信号が受信形態である受信信号及び当該伝送信号に基づき、例えば、伝送アンテナ及び受信アンテナを含むアンテナの対を、注入損失が最少となる検出構成として選択しうる。注入損失は、例えば、上記損失変数、例えば吸収線又は減衰の比較に基づき検出されうる。
1の実施形態では、第1検出構成が選択された場合、伝送器は、第1検出構成の伝送アンテナを用いて伝送信号を発信するよう構成され、第1検出構成が選択された場合、受信器は第1検出構成の受信アンテナを用いて受信信号を受信するよう構成され、第2検出構成が選択された場合、伝送器は第2検出構成の伝送アンテナを用いて伝送信号を発信するよう構成され、第2検出構成が選択された場合、受信器は第2検出構成の受信アンテナを用いて受信信号を受信するよう構成され、損失検出器は、第1検出構成の伝送信号及び受信信号に基づき第1損失変数を検出し、第2検出構成の伝送信号及び受信信号に基づき第2損失変数を検出するよう構成される。
1の実施形態では、プロセッサは、2つの損失変数のうちより小さい損失変数を同定するため、第1損失変数を第2損失変数と比較するよう構成される。
1の実施形態では、検出装置は、切り替えマトリックス、特にプロセッサに制御されうる切り替えマトリックスを含み、当該切り替えマトリックスは多数の受信アンテナの1つの受信アンテナの各出力を損失検出器に接続するよう構成される。
1の実施形態では、伝送器は伝送信号生成器を含み、当該伝送信号生成器の1つの出力は、切り替えマトリックス、特に、上記プロセッサにより制御されうる切り替えマトリックスを用いて多数の伝送アンテナの各伝送アンテナに接続されうる。
1の実施形態では、伝送器は、第1検出構成が選択された場合及び第2検出構成が選択された場合、同一周波数、特に1〜15GHzの周波数の伝送信号又は同じモード若しくは波の種類が同じ伝送信号、特に、横電気モード又は横磁気モードの伝送信号を発信するよう構成される。
1の実施形態では、伝送器は少なくとも2つの伝送アンテナを含み、受信器は少なくとも2つの受信アンテナを含む。この伝送アンテナ及びこの受信アンテナはダイポールアンテナ又はフレームアンテナ又はパッチアンテナであってよい。
1の実施形態では、損失検出器はネットワーク分析器、特に、スカラー又はベクトルネットワーク分析器又はパワー検出器を含む。
1の実施形態では、血球数パラメータを検出するために、伝送器は、選択された検出構成の伝送アンテナを用いて、第1周波数の第1伝送信号及び第2周波数の第2伝送信号を血管に注入させるよう構成される。受信器は、選択された前記検出構成の前記受信アンテナを用いて、第1周波数による第1受信信号、第2周波数による第2受信信号を受信するよう構成される。損失検出器は、前記第1伝送信号及び前記第1受信信号に基づき第1損失変数を同定し、前記第2伝送信号及び前記第2受信信号に基づき第2損失変数を同定するよう構成される。プロセッサは、第1基準損失変数に対する前記第1損失変数の第1周波数シフトを同定し、第2基準損失変数に対する前記第2損失変数の第2周波数シフトを測定し、前記第1周波数シフト及び前記第2周波数シフトに基づき前記血球数パラメータを測定するよう構成される。
1の実施形態では、血球数パラメータを検出するため、伝送器は、選択された前記検出構成の前記伝送アンテナを用いて、第1周波数の第1伝送信号及び第2周波数の第2伝送信号を前記血管に注入させるよう構成される。受信器は、選択された前記検出構成の前記受信アンテナを用いて、前記第1周波数による第1受信信号、前記第2周波数による第2受信信号を受信するよう構成される。プロセッサは、前記第1伝送信号及び前記第1受信信号に基づき第1損失変数を測定し、前記第2伝送信号及び前記第2受信信号に基づき第2損失変数を測定し、損失変数がより大きい前記周波数に応じた血液成分の緩和時間定数を同定し、前記緩和時間定数と前記血球数パラメータの間の既知の関係に基づき前記血球数パラメータを測定するよう構成される。
1の実施形態では、損失検出器は、第1損失変数及び第2損失変数を同定するために2ポート測定を実施するよう構成され、特に、2ポート測定を用いて各前方伝送係数S21を同定するよう構成される。
1の実施形態では、損失検出器は、以下の式:
(式中、Ploss前記第1又は第2損失変数の各々を表し、S11 は入力反射係数を表し、S21 は前方伝送係数をす)
に基づき各々前記第1損失変数及び前記第2損失変数を同定するよう構成される。
1の実施形態では、伝送器は、あるモード又は波の種類として、特に横電気(TE)波又は横磁気(TM)波又は横電磁(TEM)波又はHE波として、特に前記血管の流れ又は血流方向に対して縦方向又は横方向に前記伝送信号を注入するよう構成される。
1の実施形態では、血球数パラメータは、特にグルコース等の糖又は乳酸塩若しくは乳酸あるいは酸素のある濃度の血液成分である。
他の態様によれば、本発明は、少なくとも1つの伝送信号を発信する多数の伝送アンテナがある伝送器及び少なくとも1つの受信信号を受信する多数の受信アンテナがある受信器を用いて血管内血液の血球数パラメータを検出する方法であって、以下の工程:多数の伝送アンテナの1つの伝送アンテナ及び前記多数の受信アンテナの1つの受信アンテナを含む第1検出構成を選択する工程;伝送信号を発信するために前記第1検出構成が選択された場合、前記伝送信号及び受信信号に基づき第1損失変数を検出する工程;多数の伝送アンテナの1つの伝送アンテナ及び前記多数の受信アンテナの1つの受信アンテナを含む第2検出構成を選択する工程;伝送信号を発信するために前記第2検出構成が選択された場合、前記伝送信号及び受信信号に基づき第2損失変数を検出する工程;及び血球数パラメータを検出するため、前記損失変数がより小さい前記検出構成を選択する工程;を含む。
他の方法は、検出装置の機能から直接明らかである。
他の典型的な実施形態は、添付の図面を参照して説明される。以下に詳細を示す。
検出装置のブロック図である。 検出装置のブロック図である。 人間の前腕の断面のモデルを示す。 アンテナを示す。 アンテナを示す。 アンテナを示す。 アンテナを示す。 電気的ダイポールアンテナを示す。 励起構成を示す。 励起構成を示す。 励起構成を示す。 ループアンテナ601を示す。 励起構成を示す。 励起構成を示す。 励起構成を示す。 励起構成を示す。 励起構成を示す。 検出装置の基本的回路図である。 吸収極大の周波数シフトを示す。 伝送挙動を示す。 周波数シフトを示す。 周波数に依存する実数の比誘電率ε’及び複素誘電率ε”を示す図である。 緩和時間定数(τ)と血中グルコース濃度の関係を示す図である。 通信装置を備える検出装置の概略ブロック図である。 アームバンドのブロック図である。 アームバンドの一部分のブロック図である。 アームバンドのブロック図である。 検出装置の電極の構成の概略ブロック図である。
図1は、例えば血糖値等の血球数パラメータを検出する検出装置100のブロック図である。当該検出装置は、少なくとも1つの伝送信号、例えばマイクロ波信号を図1に概略的に示す血管103に注入するよう構成される伝送器101を含む。
検出装置100は、少なくとも1つの受信信号を受信するよう構成される受信器105をさらに含む。
検出装置100は、例えばパワー検出器を含みうる損失検出器107をさらに含む。損失検出器107は伝送器101及び受信器105に取り付けられる。
検出装置は、損失検出器107に取り付けられるプロセッサ109をさらに含む。
検出装置100には、例えばプロセッサ109及び場合によっては損失検出器107がアクセスしうる記憶媒体111があってよい。
伝送器101には1つ以上の伝送信号を発信する例えば1つ以上の伝送アンテナがあってよく、当該アンテナは、例えばダイポールアンテナ又はフレームアンテナ又はパッチアンテナとして構成されうる。同様に、受信器105は1つ以上の受信信号を受信する1つ以上の伝送アンテナがあってよい。プロセッサ109は、好ましくは複数の検出構成を順に選択するよう構成される。ここで、各検出構成は1つの伝送アンテナ及び1つの受信アンテナを含み、当該伝送アンテナは互いに間隔があり、当該受信アンテナも互いに間隔があってよい。ある検出構成が選択されると、伝送器101は伝送信号の発信に関連する伝送アンテナを励起し、受信器105は受信信号を受信するのに各受信アンテナを用いる。
損失検出器107は、例えば、電磁波の損失変数、例えばエネルギー吸収を伝送信号及び受信信号に基づき同定しうる。以下の工程では、伝送信号を発信するために他の検出構成を用いて他の損失変数を検出する。このように複数の検出構成が連続的又はいかなる順序で血管103に伝送信号を注入させるのに用いられ、各検出構成で損失検出器107を用いて損失変数が同定される。プロセッサ109は例えば損失変数を比較し、損失変数が最少の検出構成を選択できる。選択された検出構成は以下のように血球数パラメータを検出するのに用いられる。
図2は、図1に示す検出装置100の実施形態でありうる検出装置を示す。当該検出装置は、例えば同調発振器202及び複数の伝送アンテナ203がありうる伝送器201を含む。当該検出装置は、例えばパワー検出器があってよい損失検出器205をさらに含む。さらに、複数の受信アンテナ207がある受信器206が提供される。
同調発振器202の1つの出力は切り替え式で、例えば切り替えマトリックス209により、例えば連続又はいかなる順序の組み合わせにも切り替え可能な各アンテナ入力に接続されうる。同様に、複数の受信アンテナ207の受信アンテナの各出力は、切り替えマトリックス211を用いて損失検出器205に接続されうる。
切り替えマトリックス209、211には、例えばトランジスタスイッチ等のスイッチがあってよい。
例えば切り替えマトリックス211及び切り替えマトリックス209により伝送アンテナ及び受信アンテナを含む対を選択しうるが、これにより、マイクロ波信号を図2に概略的に示す血管213に最適に注入しうる。切り替えマトリックス209及び211により、例えば、伝送信号の発信に用いられる第1伝送アンテナ215から開始して、連続的にアンテナ対が選択される。
受信側では、切り替えマトリックス211により、例えば、対応する受信信号を受信する受信アンテナ217から開始し、順次対応する受信アンテナが選択され、伝送信号及び受信信号に基づき損失変数が検出される。次の工程では、例えば受信アンテナ219が選択され、損失変数は伝送信号及び受信アンテナ219により受信された受信信号に基づき損失検出器を用いて再度検出される。この後、例えば、受信アンテナ221が選択され、伝送信号及び受信信号に基づき損失変数がさらに検出される。次の工程では、受信アンテナ223が選択され、伝送信号及び受信アンテナ223により受信された受信信号に基づき損失変数がさらに測定される。次の工程では、切り替えマトリックス209が、例えば伝送アンテナをさらに選択でき、上記工程が繰り返されうる。測定された損失変数の比較により、例えば最小損失変数が選択される。図2の例示では、例えば、伝送アンテナ215及び受信アンテナ221による検出構成は注入損失が最少となるが、これはアンテナ215、221が血管のすぐ上に位置するためであり、血管213へ最適な方法で信号を注入しうることが予想される。例えば、選択された検出構成は血球数パラメータの検出に用いられる。上記選択工程は、いかなる順序で実施されてもよい。つまり、伝送アンテナ215に関して例えば受信アンテナ207の全て又はいくつかが試験されうる。
伝送アンテナ203又は受信アンテナ207は、その場所及び/又は優位な方法で励起されるべき場の成分が異なってよい。ここで、切り替えマトリックス209及び211は、最適な励起の種類、例えばループアンテナ、電気的ダイポールアンテナ、パッチアンテナ又は励起場所が各々選択された周波数に関して選択されうることを保証する。
例えば、図2に示す検出装置は膨張式アームバンドと一体化されうる。コントロールパラメータの検出による損失変数検出の間に、皮膚を空気にあて、発汗しないようアームバンドを換気しうる。測定間隔は変動しうる。例えば、10分間隔で測定を実施しうる。しかし場合によって、より頻繁に測定を実施でき、測定頻度は摂食時間により同定しうる。
皮膚に位置し、各々電極プレートにより形成されうる伝送又は受信アンテナは、特に測定間の休止期で滑落することがあり、図2に示す複数の励起手段の選定は、血管213上の励起手段の選択を保証しうる。故に、血管213へマイクロ波エネルギーを最大注入しうる励起手段は、各切り替えマトリックス209及び211を用いて選択されうる。
以下に、血球数パラメータを同定する工程を、図1に示す検出装置100に基づき例示として説明する。しかし、以下の説明は図2に示す検出装置にも同様に適用される。
血球数パラメータを同定するため、1の実施形態では、伝送器101は、例えば、第1周波数の第1伝送信号及び第2周波数の第2伝送信号を図1に概略的に示す血管103に注入させうる。第1伝送信号及び第2伝送信号は、例えば共に広帯域信号をもたらしうる。伝送器101は、第1伝送信号及び第2伝送信号を例えば周波数掃引により順に発信するよう構成されうる。このため、伝送器101には、例えば、ダイポールアンテナ又はフレームアンテナ又はパッチアンテナとして構成されうる、1つ以上の伝送アンテナがある。
検出装置100は、第1周波数による第1受信信号を受信し、第2周波数による第2受信信号を受信するよう構成されうる受信器105をさらに含む。このため、当該受信器には1つ以上の受信アンテナがある。
検出装置100は、例えば伝送器101及び受信器105に取り付けられ、第1伝送信号及び第1受信信号に基づき第1損失変数を、さらに第2伝送信号及び第2受信信号に基づき第2損失変数を同定するのに提供される損失検出器107をさらに含む。
検出装置100は、損失検出器107に取り付けられ、第1基準損失変数に対する第1損失変数の第1周波数シフト及び第2基準損失変数に対する第2損失変数の第2周波数シフトを同定するために提供されるプロセッサ109をさらに含む。プロセッサ109は2つの周波数シフトに基づき血球数パラメータを同定するようにさらに構成されうる。
検出装置100には、さらに、例えば、プロセッサ109及び場合によっては損失検出器107にアクセスされうる記憶媒体111がある。例えば、第1及び第2基準損失変数又は複数の基準損失変数が記憶媒体111に保存される。例えば、基準損失変数は、血液成分、例えば血糖含有水溶液の吸収又は吸収線であってよい。周波数シフトに基づき検出された損失変数は、例えば、血糖の濃度等の血球数パラメータを周波数シフトに基づき同定するように、周波数シフト後の吸収又は吸収線であってよい。
図1又は図2に示す検出装置100は、例えば人間の前腕の血管、皮膚の層及び血管周囲の脂肪組織を、誘電体導波管システムとみなしうるという知見を用いる。人間の前腕の構造は、Netter, F.N., Atlas der Anatomie, Thieme-Verlag, 2006に記載がある。人間の前腕は筋肉組織で囲まれた2本の骨で構成される。筋肉組織の周囲には表在静脈、すなわち血管が分布する。骨、筋肉組織及び静脈は脂肪組織に覆われ、さらに皮膚上層部に覆われる。表在静脈は皮膚上層部の比較的近傍に分布し、脂肪組織により皮膚上層部から隔てられる。例えば、図1に示す伝送器101及び受信器105が皮膚上層部に設置される場合、伝送器101は、血管、脂肪組織及び皮膚層で形成される誘電体導波管システムに例えば横電気(TE)波又は横磁気(TM)波を注入するために用いられる。ここで、皮膚層及び脂肪組織は薄膜導波路となることが理解される。
例えば、材料の複素誘電率の同定に用いられるように、マイクロ波測定ヘッドが用いられると、皮膚、脂肪組織及び静脈からなる物質の混合物を特徴付けられる。
血球数パラメータを検出するのに実質的に静脈血のみを検出することは有利である。このため、伝送器101は、電磁波形態の伝送信号を血管に直接注入するよう構成されうる。伝送器101及び受信器105は、電磁波を血管に注入し、電磁波を血管103から注出させるため、各々注入損失が最少になる伝送アンテナ及び受信アンテナを選択しうるように、各々複数のアンテナがありうる。
図3A〜Cは、現場シミュレーション又は誘電体導波管システムのモデル化に用いうる、人間の前腕、例えば手首の断面の簡略化モデルを示す。図3Aに示すように、このモデルは、皮膚の層301、血管303及び静脈である血管303周囲の脂肪組織305を含む。図3Aに示すモデルは、図3Bに示す誘電体導波管を含む誘電体導波管システム及び図3Cに示す電気的薄膜導波路を形成する。
図3Bに示す誘電体導波管は、血管303及び血管周囲の脂肪組織305を含む。対照的に、図3Cの誘電体薄膜導波路は皮膚の層301及び脂肪組織305を含む。分散性が異なる、つまり周波数依存性の各複素誘電率の様態を、皮膚の層301、脂肪組織305及び血管303各々に構成する。ここで、最上層の血管303を誘電体導波管と解釈でき、その内部では、周波数に応じて、異なるモード又は波の種類、例えばTE波、TM波、TEM波又はHE波が伝搬しうる。誘電体導波管内の導波管機構に加えて、皮膚上部層301により形成される、図3Cに示す薄膜導波路の形態の他の導波管機構も存在する。
伝送器101の伝送アンテナ及び受信器105の受信アンテナは、好ましくは、専用の方式で血管303内にマイクロ波電力を注入させ、そのマイクロ波電力を、例えば数cm離れて再度注出する方法で構成されうる。ここで、血管303は面積測定に機能するため集中要素でなく分布要素として考えるべきである。損失変数は好ましくは2ポート測定に基づき測定される。ここで、検出装置を手首に装着する場合は特に、薄膜導波路3C内の薄膜導波路モードの励起を回避するべく、誘電体導波管3Bで主要モードを励起できるため、そのため、血球数パラメータをより正確に検出できる。
誘電体導波管システム内の第1モードを励起させるため、伝送信号の選択された周波数に応じて、異なるモードが優位でありうることを考慮しうる。血管303内に場が集中する好ましいモード系は、皮膚の層301内に場が集中するモード系である。図3Bの誘電体導波管の誘電特性により、特定モードでは、血管の進行方向である縦方向の成分Elongitudinal、Hlongitudinalの伝播方向は、血管進行に対して横方向である横方向の成分Etransverse、transverseより強いことが示される。従って、血管303内へマイクロ波電力を最大に注入しうるモードが、好ましくは検出すべき周波数範囲で励起される。
図4A〜Dは、典型的な方式のあるアンテナを示し、当該アンテナは伝送アンテナ、すなわち励起手段又は受信アンテナとして用いられる。
図4Aに示すアンテナ401は、第1アンテナ部403及び第2アンテナ部405を備える電気的ダイポールとして構成される。アンテナ部403及び405は間隔があり、例えば、血管407の拡張に対して横方向に構成される。アンテナ401は、供給ライン408で励起されうる。このように配列された電気的ダイポールは、例えば、血管の拡張又は血流方向を横断する電界Etangentialを生成しうる。
図4Bは、フレームアンテナであってよいアンテナ409を示す。例えば、フレームアンテナは四角形又は円形でありうる。図4Bに示した血管407に対するフレームアンテナ409の構成では、例えば、血管407の拡張又は血流方向を横断する向きの磁場Htangentialが励起され、アンテナ409は供給ライン410により励起されうる。
図4Cは、第1のアンテナ部413及び第2のアンテナ部415を備える電気的ダイポールを形成するアンテナ411を示す。アンテナ部413及び415は間隔があり、図4Cに示す供給ライン417を用いて励起される。アンテナ411により形成される電気的ダイポールは、アンテナ部413及び415が血管407の拡張に平行となるように、血管407の拡張に対して構成される。この結果、血管の拡張方向に電界成分Elongitudinalがある電界が励起される。
図4Dは、ループアンテナを形成する、フレームが四角形又は円形で形成されうるフレームアンテナ419を示す。フレームアンテナ419は供給ライン320を用いて励起され、図4Dに示すように、磁場が血管407の拡張方向に成分Hlongitudinalがあるように、血管407の拡張又は血流方向に対して構成される。
例えば、測定される各周波数範囲は、検出されるべきスペクトル線、すなわち吸収線により測定される。例えば、物質の特徴的な吸収線若しく水又はある濃度の血液成分を含む水溶液の吸収線に対する特定の血液成分の影響を観察しうる。
図4A〜Dに示すアンテナは、電気的ダイポール又は磁気フレームアンテナのいずれかである。さらに、パッチアンテナを用いうる。電気的ダイポールは、主として電気的ダイポールの軸に電界を生成する。当該軸は、図4Aに示すように、血管407例えば血流方向の接線方向に構成されるか又は図4Cに示すように、血管407の方向、例えば血流方向であってよい。場が主に磁場を生成すると、フレームアンテナが励起手段として適用されうる。表面が拡がったフレームを構成するフレームアンテナの表面ベクトルが、血流方向である血管407を横断する方向である場合、図4Bに示すように磁場も血管407を横断する方向である。対照的に、表面ベクトルが血管407の方向の場合、例えば図4Bに示すように磁場も血管407の方向である。図4A〜Dに示す励起手段を選択すると、例えば、波の種類等の主要な励起モードが得られる。
図5Aは、伝送アンテナとして又は受信アンテナとして適用されうる電気的ダイポールアンテナ501を示す。電気的ダイポールアンテナ501は、基板508内又は上に配置されて供給ライン507により励起されうるダイポールアンテナ部503及び505を含む。ダイポールアンテナ501は、伝送アンテナ又は受信アンテナとして適用されうる。
図5Bは、皮膚の層515の下の血管513の進行方向の伝送器の伝送アンテナ509及び受信器の受信アンテナ511の励起構成を示す。伝送アンテナ509及び受信アンテナ511は、例えば図5Aの電気的ダイポールアンテナである。図5Bの構成では、血流方向等の血管513の進行方向に電界成分がある電界が生成される。
図6Aは、皮膚の層607の下側に位置する血管605の進行方向、すなわち血流方向を横断する、伝送器の伝送アンテナ601及び受信器の受信アンテナ603を含む励起構成を示す。伝送アンテナ601及び受信アンテナ603は、例えば、図5Aに示す電気的ダイポールアンテナにより形成されうる。図6Bでは、ダイポールアンテナ部503及び505の構成が血流方向に対してより詳細に記載される。
図7Aは、環状フレーム703及び環状フレーム703を励起する供給ライン705を備えるループアンテナ701を示す。ループアンテナ701は、例えば、伝送アンテナとして又は受信アンテナに適用しうる。環状フレーム703及び供給ライン705は基板内又は基板上に構成されうる。
図7Bは、図7Aに示すループアンテナとして形成されうる、伝送器の伝送アンテナ707及び受信器の受信アンテナ709による励起構成を示す。ループアンテナ707、709は、例えば、環状フレーム703が血管711上に構成され、供給ライン705が血流方向である血管711の進行方向を横断する方向であるように構成される。この結果、血管711の進行を横断する方向の磁場成分Hがある磁場が伝送器側に生成される。
図8は、血管805に対する伝送器の伝送アンテナ801及び受信器の受信アンテナ803の励起構成を示す。例えば、伝送アンテナ801及び受信アンテナ803は、図7Aに示す形状であるループアンテナであってよい。例えば、これらは、環状フレーム703が各々血管805の上に構成され、供給ライン705が血管805と互い違いに構成される。この結果、血管805の進行に垂直な方向の場の成分Hが生成され、当該場の成分は、環状フレーム703により垂直方向に適用される広がった表面を示す。
図9は、例えば図7Aに示すループアンテナの形状を示す伝送器の伝送アンテナ901の励起構成を示す。伝送アンテナ901は、例えばフレーム703により垂直方向に適用される広がった表面が血管903の拡張の方向になるよう、血管903に対して構成される。当該構成は例えば血管903の屈曲部で実施しうる。この結果、血管903の進行方向の磁場成分Hが生成される。
図10は、例えば図7Aに示す形状のループアンテナであり、基板1001、例えばポリマー基板内に構成されうる伝送アンテナ701の励起構成を示す。伝送アンテナ701は、環状フレーム703により垂直方向に適用される広がった表面が血管1003の進行方向を向くように血管1003上に構成される。この結果、場の成分Hが血流方向である血管1003の進行方向になる磁場が生成される。
図11は、パッチアンテナ表面1103及び供給ライン1105を備えるパッチアンテナでよい伝送アンテナ1101の励起構成を示す。パッチアンテナ表面1103は、例えば、血管1107より上に構成され、その結果、電界成分Eが血流方向である血管1107の進行方向を向く電界が生成される。
1の実施形態では、損失検出器107は、例えばスカラー又はベクトル測定又はパワー測定を実施するよう構成される。損失変数の測定のため、単純な分光計測が実施されてよく、当該測定では測定パラメータS21の絶対値が検出される。
例えば、│S21│は図12に示す検出装置を用いて測定されうる。検出装置は、同調発振器であってよい伝送信号生成器1201を備える伝送器を含む。伝送信号生成器1201の出力は伝送アンテナ1203に接続される。検出装置はさらに受信アンテナ1205を備える受信器を含み、その出力は損失検出器1207に接続される。例えば、損失検出器はパワー検出器を含んでよい。図12に示すように、伝送アンテナ1203及び受信アンテナ1205は血管1209より上に構成される。伝送器は伝送器101に、受信器は受信器105の機能に、損失検出器1207は損失検出器107に、対応しうる。
しかし、導波管内の損失である損失変数を測定する場合の精度は、測定パラメータS11の絶対値をさらに検出することでより向上しうる。例えば、損失変数は以下の式:
(式中、Ploss前記第1又は第2損失変数の各々を表し、S11は入力反射係数を、S21は前方伝送係数をす)
に基づき測定される。
血糖濃度等の血球数パラメータを検出するため、例えば糖含有水溶液の吸収線の周波数シフトを検査できる。
例えば、図13は、第1血糖濃度での吸収極大1401の周波数シフトを、第1血糖濃度よりも高い第2血糖濃度の吸収極大1403の周波数シフトと比較したものを示す。ここで、約6GHzの伝送が損失変数として例示的に検出された。
吸収極大の周波数シフトは、例えば血糖値等の血球数パラメータの指標とみなしうる。糖含有水溶液の多量の吸収による周波数シフトを観察して、測定の信頼性をより高めうる。
図14は、手首の静脈血の広帯域伝送挙動の例示である。ここで、プロファイル1401及び1403は、異なる血糖濃度の吸収線の異なる周波数を示す。血糖値等の血球数パラメータを検出するため、吸収A、B、C、D、E、F、及びGの具体的な周波数シフトを検出しうる。例えば、血糖値に応じた周波数の高低、例えば各周波数の吸収極大及び/又は吸収極小について、2〜12GHzの範囲での周波数シフトを観察しうる。
図15は、直径6mm及び3.4mmの血管の、図14に示す吸収A、B、C、D、E、F、及びGの周波数シフトを例示する。血糖値の変化に関する吸収が、正及び負両方向において周波数シフトがあることを確認しうる。従って複数の吸収又は吸収線の検出は、血糖値等の血球数パラメータをより正確に検出しうる。
1の実施形態では、図1に示す検出装置100の伝送器101は、第1周波数の第1伝送信号及び第2周波数の第2伝送信号を、図1に概略的に示す血管103に注入するよう適用されうる。第1伝送信号及び第2伝送信号は、例えば共に広帯域信号もたらしうる。伝送器101は、第1伝送信号及び第2伝送信号を血管103内に連続的に順に注入するようにさらに構成されうる。受信器105は、同様に第1周波数において第1受信信号を、第2周波数において第2受信信号を受信するよう構成されうる。損失検出器は、第1伝送信号及び第1受信信号に基づき第1損失変数を、第2伝送信号及び第2受信信号に基づき第2損失変数を同定するために提供されうる。プロセッサは、損失変数が大きい周波数に応じて血球数パラメータの緩和時間定数τを同定するために提供されうる。他の伝送信号と受信信号を組合わせて用いる場合、損失検出器107はこれに応じて他の損失変数を測定する。
例えば、プロセッサ109は、第1損失変数が第2損失変数より大きい場合は第1周波数に応じて血球数パラメータの緩和時間係数を同定する。これに応じて、プロセッサ109は、第2損失変数が第1損失変数より大きい場合、第2周波数に応じて血球数パラメータの緩和時間定数(τ)を同定する。これは、血液成分の緩和時間定数を検出して血球数パラメータを同定しうるという知見に基づく。例えば、同定された血球数パラメータが血中糖濃度である場合、糖含有水溶液の緩和時間定数は血糖濃度、すなわち血糖値の指標となる。
特に、損失検出器は、各損失変数を同定するために複素誘電率ε”を定めるよう構成される。
このため、図16に周波数fに依存する実数の比誘電率ε’及び複素誘電率ε”を示す。
ここで、図16は、複素誘電率ε”により表される損失が、実部ε’が高レベルから低レベルへ移動する周波数範囲で上昇することを示す。この損失の上昇は分光学では吸収線ともいう。この場合に使用できる作用は、過剰な損失(ε”の極大参照)が糖含有量の濃度に伴い変動する周波数である。
例えば、人体は80%の水で構成される。水は、例えば19GHz及び50GHzに吸収線がある。その離調が測定され、糖含有量に対して示される。ε”の共振周波数の離調は、図16に示すようにε’のプラトー部の変化として検出が容易である。特に、有利には、注入に変化があってもε”の極大の周波数は変化しない。その結果、ε”を収集して糖濃度を同定するのは、ε’又はその変化のレベルを観察することよりも極めて誤差が小さい。
図16では多数の物質の当該曲線が重ねられるため、虚数の比誘電率ε”の測定により各物質が特定の吸収極大に特定されて物質を容易に分離できる。しかし、実際の比誘電率ε’は、関連する全物質の実際の全ての比誘電率ε’の和しか測定できない。
上記のとおり、プロセッサ109は損失変数が大きいか又は最大の周波数に応じて血球数パラメータの緩和定数τを同定するよう構成される。さらに、プロセッサ109は、同定された緩和時間定数に応じて血中グルコース濃度等の血球数パラメータを測定するよう構成される。
このため、図17は、緩和時間定数(τ)と血中グルコース濃度C/molL‐1の関係を示す。ここで、図17内の引用符号1701が示す領域は血糖の限界範囲を示す。
さらに、プロセッサ109は、特に、以下の式:

(式中、fは測定した損失変数が最大となる周波数を示す)
に基づき緩和時間定数(τ)を計算するよう構成される。
有利には、プロセッサ109は、複素誘電率ε”の虚部が最大となる周波数を同定するよう構成され、同定された周波数に応じて緩和時間定数(τ)を測定する。プロセッサ109は当該同定された周波数を用いてグルコース濃度等の血球数パラメータを同定する。
図18は、検出装置1800の概略ブロック図である。検出装置1800には、アームバンド1801、アームバンド1801を備えるセンサアレイ1803、マイクロプロセッサ1805、伝送信号を生成するマイクロ波回路1807及び通信装置1809がある。
センサアレイ1803には例えば、マイクロ波センサ、温度センサ及び水分センサがある。
マイクロプロセッサ1805は例えば、図1のプロセッサ109のように構成される。
通信装置1809は、検出装置1800に他の通信装置1811の通信回線を提供するように構成される。通信装置1809は例えばブルートゥースインターフェースを含む。他の通信装置411は例えば、移動無線装置、スマートフォン又はGPS使用装置である。
検出装置を備えるアームバンドが所定又は規定の接触圧で測定中に腕に押し付けられていれば、検出装置を備えるアームバンドによる血球数パラメータの測定又は検出が再現性のある方法で提供されうる。規定の接触圧を提供するため、アームバンドは検出装置及び調整装置を備える。調整装置は、少なくとも検出装置による血球数パラメータの検出中に、所定又は規定の接触圧を設定しうるように構成される。
検出装置及び調整装置を備えるアームバンドは、患者の腕、特に手首に装着されるよう構成される。
特に、手首のこの場所は患者の自由な動きを妨げない。さらに、患者の当該箇所は従来の血圧測定器具用で既に確立されている。手首にアームバンドを装着する他の利点は、通常はこの位置で脈拍があり、皮膚が薄く、誤差原因が軽減されうることである。さらに、血球数パラメータの検出中にアームバンドを圧迫すると、検出装置が調節したマイクロ波の技術的設定を変化させる空隙が発生するのが妨げられる。規定の接触圧でアームバンドを圧迫することにより、アームバンドを各患者の骨格に適合させうる。
検出装置及び調整装置を備えるアームバンドを用いて、血球数パラメータを持続的に監視しうる。上記のように当該血球数パラメータの例は血糖濃度である。血糖濃度を持続的監視できれば、食事の摂取と血糖の上昇の間の遅延時間を同定しうる。さらに、患者の日課変動に極めて迅速に反応しうる。特に、高血糖又は低血糖になると、警告が迅速に起動されうる。
他の態様では、腕の血管内の血液の血球数パラメータを検出する検出装置、及び腕上のアームバンドの規定の接触圧を調整する調整装置があるアームバンドが供される。この検出装置は上記検出装置の機能を備えてよい。
1の実施形態では、測定は狭帯域方式でなく広帯域方式で行う。伝送信号は例えば周波数掃引を用いて又は広帯域伝送信号の部分信号として血管に注入されうる。Sパラメータの好ましいベクトル検出の結果、その実部のみならず複素比誘電率を評価しうる。複数の吸収線の周波数シフトを観察して血球数パラメータをより正確に同定しうる。好ましくは1ポート測定でなく2ポート測定を用いて行われる。
図19は、検出装置1901及び調整装置1903を備えるアームバンド1900の典型的な実施形態のブロック図である。検出装置1901は腕の血管の血液の血球数パラメータを検出するよう構成される。
調整装置1903は、腕上のアームバンド1900の規定の接触圧を設定するよう構成される。アームバンド1900に所定の接触圧を設定すると、調整装置1903には、検出装置1901による血球数パラメータの再現性ある検出が保証される。このため、調整装置1903は、特に、検出装置1901により血球数パラメータが検出される場合、アームバンド1900の接触圧を規定の接触圧に設定するよう構成される。
特に、アームバンド1900は、膨張式アームバンド1900として構成される。ここで、調整装置1903には特に、所定の接触圧を設定するためにアームバンド1900を膨張させるために構成される空気ポンプがある。
詳細には、検出装置1901は、特に、少なくとも高周波信号を血管に注入するために構成される電極を含む。高周波信号は血球数パラメータを検出するパラメータを提供するために構成される。当該パラメータの例は、血球数パラメータの緩和時間定数τにより形成される。ここで、調整装置1903は、より詳細には腕上の電極の接触圧を、所定の接触圧に設定するよう設計される。
さらに、調整装置1903は、検出装置1901により血球数パラメータが検出される場合、アームバンド1900の接触力を腕に均一に分散させるように構成される。さらに、調整装置1903は、好ましくは検出装置1901により血球数パラメータが検出される間、アームバンド1900が均一に接触することを保証しうる方法で構成される。
図20は、アームバンド2000の典型的な実施形態の一部分のブロック図である。アームバンド2000には検出装置2001及び調整装置2003がある。検出装置2001及び調整装置2003は、少なくとも図19の検出装置1901及び調整装置1903のように構成される。さらに、図20の調整装置2003にはセンサ装置2005及び制御装置2007がある。センサ装置2005は、腕上のアームバンド2000の最新の接触圧を測定するよう構成される。測定された最新の接触圧に応じて制御装置2007が腕に対して所定の接触圧を設定する。
図21は、アームバンド2100の他の典型的な実施形態の一部のブロック図である。アームバンド2100には検出装置2101及び調整装置2103がある。調整装置2103にはセンサ装置2105、制御装置2107及び空気ポンプ2111がある。センサ装置2105は腕上のアームバンド2100の最新の接触圧を測定する。制御装置2107は、測定された最新の接触圧に応じて制御信号を提供する。提供された制御信号を用いて、アームバンド2100を膨張させる空気ポンプ2111が制御される。
図22は、腕の血管内の血液の血球数パラメータを検出する検出装置の電極2203、2205の構成2200の概略ブロック図である。
一般性を制限せず、構成2200は、2つの電極2203及び2205のみを示す。特に、構成2200は検出装置の一部であり、例えば、5cm×2cmの典型的な寸法のプレートとして構成される。例えば電極2203、2205には5mm×5mmの基礎領域がある。例えば、電極2203と2205の距離は1〜2cmである。これより、十分強力な伝送に十分な強度が付与され、それにより十分に深い身体内侵入が保証される。

Claims (15)

  1. 血管内の血液の血球数パラメータを検出する検出装置であって、
    少なくとも1つの伝送信号を発信する多数の伝送アンテナ(203)がある伝送器(101)、
    少なくとも1つの受信信号を受信する多数の受信アンテナ(207)がある受信器(105)、
    前記多数の伝送アンテナ(203)の1つの伝送アンテナ及び前記多数の受信アンテナ(207)の1つの受信アンテナを含む第1検出構成を選択し、前記多数の伝送アンテナ(203)の1つの伝送アンテナ及び前記多数の受信アンテナの1つの受信アンテナ(207)を含む第2検出構成を選択するよう構成されるプロセッサ(109)、
    伝送信号を発信するために前記第1検出構成が選択された場合、前記伝送信号及び受信信号に基づき第1損失変数を検出し、
    伝送信号を発信するために前記第2検出構成が選択された場合、前記伝送信号及び受信信号に基づき第2損失変数を検出するよう構成される損失検出器(107)
    を含み、前記プロセッサは、前記血球数パラメータを検出するために損失変数がより小さい前記検出構成を選択するよう構成される、検出装置。
  2. 前記第1検出構成が選択された場合、前記伝送器(101)は前記第1検出構成の前記伝送アンテナを用いて前記伝送信号を発信するよう構成され、前記第1検出構成が選択された場合、前記受信器(105)は前記第1検出構成の前記受信アンテナを用いて前記受信信号を受信するよう構成され、
    前記第2検出構成が選択された場合、前記伝送器(101)は前記第2検出構成の前記伝送アンテナを用いて前記伝送信号を発信するよう構成され、前記第2検出構成が選択された場合、前記受信器(105)は前記第1検出構成の前記受信アンテナを用いて前記受信信号を受信するよう構成され、
    前記損失検出器(107)は、前記第1検出構成の前記伝送信号及び前記受信信号に基づき前記第1損失変数を検出し、前記第2検出構成の前記伝送信号及び前記受信信号に基づき前記第2損失変数を検出するよう構成される、請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記プロセッサ(109)は、前記2つの損失変数のうちより小さい前記損失変数を同定するため、前記第1損失変数を前記第2損失変数と比較するよう構成される、請求項1又は2のいずれか1項に記載の検出装置。
  4. 前記多数の受信アンテナの1つの受信アンテナの各出力を前記損失検出器(107)に接続するよう構成される切り替えマトリックス(211)、特に、前記プロセッサ(109)により制御されうる切り替えマトリックス(211)をさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の検出装置。
  5. 前記伝送器(101)は伝送信号生成器(202)を含み、前記伝送信号生成器(202)の1つの出力は、切り替えマトリックス(209)を用いて、特に、前記プロセッサ(109)により制御されうる切り替えマトリックス(209)を用いて前記多数の伝送アンテナの各伝送アンテナに接続されうる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の検出装置。
  6. 前記伝送器(101)は、前記第1検出構成を用いる場合及び前記第2検出構成を用いる場合、同一周波数、特に1〜15GHzの周波数の周波数の伝送信号又は同じモード、特に、横電気モード又は横磁気モードの伝送信号を発信するよう構成される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の検出装置。
  7. 前記伝送器(101)は少なくとも2つの伝送アンテナ(203)を含むか又は前記受信器は少なくとも2つの受信アンテナ(207)、特にダイポールアンテナ又はフレームアンテナ又はパッチアンテナを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の検出装置。
  8. 前記損失検出器(107)はネットワーク分析器、特に、ベクトル又はスカラーネットワーク分析器又はパワー検出器である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の検出装置。
  9. 前記血球数パラメータを検出するために、
    前記伝送器(101)は、選択された前記検出構成の前記伝送アンテナを用いて、第1周波数の第1伝送信号及び第2周波数の第2伝送信号を前記血管に注入させるよう構成され、
    前記受信器(105)は、選択された前記検出構成の前記受信アンテナを用いて、前記第1周波数による第1受信信号、前記第2周波数による第2受信信号を受信するよう構成され、
    前記損失検出器(107)は、前記第1伝送信号及び前記第1受信信号に基づき第1損失変数を同定し、前記第2伝送信号及び前記第2受信信号に基づき第2損失変数を同定するよう構成され、
    前記プロセッサ(109)は、第1基準損失変数に対する前記第1損失変数の第1周波数シフトを同定し、第2基準損失変数に対する前記第2損失変数の第2周波数シフトを測定し、前記第1周波数シフト及び前記第2周波数シフトに基づき前記血球数パラメータを測定するよう構成される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の検出装置。
  10. 前記血球数パラメータを検出するため、
    前記伝送器(101)は、選択された前記検出構成の前記伝送アンテナを用いて、第1周波数の第1伝送信号及び第2周波数の第2伝送信号を前記血管に注入させるよう構成され、
    前記受信器(105)は、選択された前記検出構成の前記受信アンテナを用いて、前記第1周波数による第1受信信号、前記第2周波数による第2受信信号を受信するよう構成され、
    前記プロセッサ(109)は、前記第1伝送信号及び前記第1受信信号に基づき第1損失変数を測定し、前記第2伝送信号及び前記第2受信信号に基づき第2損失変数を測定し、損失変数がより大きい前記周波数に応じた血液成分の緩和時間定数を同定し、前記緩和時間定数と前記血球数パラメータの間の既知の関係に基づき前記血球数パラメータを測定するよう構成される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の検出装置。
  11. 前記損失検出器(107)は、前記第1損失変数及び前記第2損失変数を同定するために2ポート測定を実施するよう構成され、特に、前記2ポート測定を用いて各前方伝送係数S21を同定するよう構成される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の検出装置。
  12. 前記損失検出器(107)は、以下の式:
    (式中、Ploss前記第1又は第2損失変数の各々を表し、S11 は入力反射係数を表し、S21 は前方伝送係数をす)
    に基づき各々前記第1損失変数及び前記第2損失変数を同定するよう構成される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の検出装置。
  13. 前記伝送器(101)は、あるモード又は波の種類として、特に横電気(TE)波又は横磁気(TM)波又は横電磁(TEM)波又はHE波として、特に前記血管の流れ又は血流方向に対して縦方向又は横方向に前記伝送信号を注入するよう構成される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の検出装置。
  14. 前記血球数パラメータは、特にグルコース等の糖又は酸素である前記血液中の1の血液成分の濃度である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の検出装置。
  15. 少なくとも1つの伝送信号を発信する多数の伝送アンテナがある伝送器及び少なくとも1つの受信信号を受信する多数の受信アンテナがある受信器を用いて血管内血液の血球数パラメータを検出する方法であって、以下の工程:
    前記多数の伝送アンテナの1つの伝送アンテナ及び前記多数の受信アンテナの1つの受信アンテナを含む第1検出構成を選択する工程;
    伝送信号を発信するために前記第1検出構成が選択された場合、前記伝送信号及び受信信号に基づき第1損失変数を検出する工程;
    前記多数の伝送アンテナの1つの伝送アンテナ及び前記多数の受信アンテナの1つの受信アンテナを含む第2検出構成を選択する工程;
    伝送信号を発信するために前記第2検出構成が選択された場合、前記伝送信号及び受信信号に基づき第2損失変数を検出する工程;及び
    前記血球数パラメータを検出するため、前記損失変数がより小さい前記検出構成を選択する工程;
    を含む、方法。
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