JP5990008B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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本発明は、デジタルカメラやビデオカメラ等、撮像素子を用いる撮像装置およびその制御方法に関し、特には焦点検出機能を有する撮像素子を用いる撮像装置およびその制御方法に関する。
撮像装置は一般に自動焦点検出(AF)機能を有している。従来、コントラスト検出方式と位相差検出方式によるAFが知られている。位相差検出方式はコントラスト検出方式よりも高速な焦点検出が可能であるが、瞳分割機能を有する専用のセンサが必要であったため、比較的大きくまた高価な撮像装置で用いられてきた。しかし、近年、撮像素子が有する画素の一部に瞳分割機能を付与することにより、専用センサを用いずに位相差検出方式によるAF(位相差AF)を実現可能な撮像素子が提案されている。
特許文献1には、動画撮影時(ライブビュー表示用の動画撮影を含む)に、短周期のリフレッシュ動作と低輝度被写体に対する焦点検出を両立させるため、過去の複数回の読み出しで記憶した焦点検出用画素信号を加算して焦点検出する方法を提案している。なお、特許文献1では、焦点検出用画素信号を過去のフレームに遡って順に加算して得られる加算信号のピーク値が所定の閾値以上になるように焦点検出用画素信号の加算数を設定している。
一方、撮像素子を構成する画素には、製造過程などにおいて欠陥が生じる場合がある。画素欠陥には例えば、出力信号が大きくなる白キズ、出力信号が小さくなる黒点、入力光強度に対する出力信号のリニアリティー不良等がある。焦点検出用画素に欠陥がある場合、その出力を用いる焦点検出結果の精度が低下する。
特許文献2には、撮像素子に設定されたピント調節領域の画素に欠陥がある場合には、欠陥がある画素から所定の方向に移動した、欠陥のない位置の画素の領域をピント調節領域として設定することが開示されている。
特開2008−85738号公報 特開2001−177756号公報
しかしながら、特許文献2の方法では、ユーザが設定したピント調節領域が欠陥のある画素を含んでいる場合、ピント調節領域の位置が変更されてしまうという問題がある。この問題に対処するため、焦点検出の精度が許容できる範囲で、欠陥のある焦点検出用画素を、欠陥レベルに応じて焦点検出に使用することが考えられる。しかしこの場合、特許文献1記載の構成を適用しようとすると、適切な加算数を決定することが難しくなる。これは、欠陥画素の出力信号が加算数を決定するピーク値に影響を及ぼす可能性があるためである。
なお、欠陥画素の出力信号が加算された焦点検出用画素信号に含まれる場合、ピーク値に限らず、ボトム値やコントラスト値など、焦点検出用画素信号から得られる像の特徴量の算出結果も欠陥画素の出力信号に影響される可能性がある。そのため、像の特徴を捉えることが困難となる。
本発明はこのような従来技術の課題に鑑みなされたものであり、焦点検出用画素に欠陥がある場合でも、焦点検出用画素から得られる信号を用いた焦点検出精度への影響を抑制可能な撮像装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、位相差検出方式の焦点検出に用いる1対の焦点検出用信号を生成するための複数の焦点検出用画素が配置された撮像素子と、複数の焦点検出用画素のうち欠陥画素以外の出力から得られる特徴量と、複数の焦点検出用画素のうち欠陥画素以外および欠陥レベルが予め定められたレベルより低い欠陥画素の出力と、に基づいて、1対の焦点検出用信号を生成する生成手段と、1対の焦点検出用信号の像ずれ量からデフォーカス量を算出する算出手段と有することを特徴とする。
このような構成により、本発明によれば、焦点検出用画素に欠陥がある場合でも、焦点検出用画素から得られる信号を用いた焦点検出精度への影響を抑制可能な撮像装置及びその制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルスチルカメラの機能構成例を示す図本発明実施形態のカメラの構成図である。 本発明の実施形態における撮像素子の一部の構成例を示すブロック図 本発明の実施形態における撮像素子の撮像用画素の構造例を示す平面図および断面図 本発明の実施形態における撮像素子の焦点検出用画素の構造例を示す平面図および断面図 本発明の実施形態における撮像素子の焦点検出用画素の構造例を示す平面図および断面図 本発明の実施形態における撮像素子の、焦点検出領域に対応する領域の画素配置例を示す図 本発明の実施形態における焦点検出領域の設定例を示す図 本発明の実施形態に係るカメラの全体動作を説明するフローチャート 図8のS901で行う焦点検出処理動作を説明するフローチャート 図9のS904で行う加算処理を説明するための模式図 図8のS1101で行う動画撮影動作を説明するフローチャート
以下、図面を参照して、本発明の例示的な実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルスチルカメラ100(以下、単にカメラ100という)の機能構成例を示す図である。
第1レンズ群101は撮像光学系(結像光学系)の先端に配置され、光軸に沿って前後に移動可能に保持される。シャッタ102は、静止画撮像時の露光時間を制御するためのシャッタとしてだけでなく、開口径を調節することで撮像時の光量調節を行なう絞りとしても機能する。シャッタ102の背面(撮像素子側)に配置された第2レンズ群103は、シャッタ102と一体となって光軸に沿って前後に可能であり、第1レンズ群101とともにズーム機能を実現する。
第3レンズ群105はフォーカスレンズであり、光軸に沿って前後に移動可能である。光学ローパスフィルタ106は、撮像素子107の前方に配置され、撮像画像に発生する偽色やモアレを軽減する。撮像素子107は2次元CMOSイメージセンサとその周辺回路で構成される。本実施形態において、撮像素子107は、横方向にm個、縦方向にn個の複数の受光素子が2次元配列され、その上に、ベイヤー配列の原色カラーモザイクフィルタがオンチップで形成された、2次元単板カラーイメージセンサである。カラーフィルタは受光素子に入射する透過光の波長を画素単位で制限する。
ズームアクチュエータ111は、ズーム駆動回路129の制御に従い、不図示のカム筒を回動して第1レンズ群101と第3レンズ群105の少なくとも一方を光軸に沿って駆動して、ズーム(変倍)機能を実現する。シャッタアクチュエータ112は、シャッタ駆動回路128の制御に従い、シャッタ102の開口径を制御して撮像光量を調節すると共に、静止画撮像時の露光時間を制御する。
フォーカスアクチュエータ114は、フォーカス駆動回路126の制御に従い、第3レンズ群105を光軸に沿って駆動する。
フラッシュ115は、好ましくはキセノン管を用いた閃光照明装置であるが、連続発光するLEDを備えた照明装置であってもよい。AF補助光出力部116は、所定の開口パターンを有するマスクの像を投稿レンズを介して被写界に投影し、低輝度の被写体や低コントラストの被写体に対する焦点検出能力を向上させる。
CPU121は、カメラ100全体の動作を制御し、図示しない演算部、ROM、RAM、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェイス回路等を有する。CPU121は、ROMに記憶されたプログラムを実行して、カメラ100が有する各種回路を制御し、AF、AE、画像処理、記録等、カメラ100の機能を実現する。
フラッシュ制御回路122は、撮像動作に同期してフラッシュ115を点灯制御する。補助光駆動制御回路123は、焦点検出動作時にAF補助光出力部116を点灯制御する。撮像素子駆動回路124は、撮像素子107の動作を制御するとともに、撮像素子107から読み出した画像信号をA/D変換してCPU121に出力する。画像処理回路125は、画像信号に対してγ変換、色補間、JPEG符号化などの画像処理を適用する。
フォーカス駆動回路126は、焦点検出結果に基づいてフォーカスアクチュエータ114を駆動することにより第3レンズ群105を光軸に沿って移動させ、焦点調節を行なう。シャッタ駆動回路128は、シャッタアクチュエータ112を駆動してシャッタ102の開口径及び開閉タイミングを制御する。ズーム駆動回路129は、例えば操作スイッチ群132に含まれるズーム操作スイッチの押下によって撮像者から入力されるズーム操作に応じてズームアクチュエータ111を駆動する。
表示器131はLCD等であり、カメラ100の撮像モードに関する情報、撮像前のプレビュー画像と撮像後の確認用画像、焦点検出時の合焦状態の情報等を表示する。操作スイッチ群132は、電源スイッチ、レリーズ(撮像トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮像モード選択スイッチ等を含む。記録媒体133は例えば着脱可能な半導体メモリカードであり、撮像画像を記録する。
(撮像素子の構成)
次に、撮像素子107、及び撮像素子107を構成する撮像用画素と焦点検出用画素について説明する。
図2は、撮像素子107の一部の構成例を示すブロック図である。なお、図2では、読み出し動作が説明できる最低限の構成を示しており、画素リセット信号などが省略されている。光電変換部201は、フォトダイオード、画素アンプ、リセット用のスイッチなどで構成されている。なお、以下の説明では、撮像素子107にX方向にm個、Y方向n個の光電変換部201が二次元配置されているものとし、光電変換部201の各々を特定する場合には、PDmnと表記する。ここでm=0,1・・・,m−1、n=0,1・・・,n−1である。なお、図2では、図が煩雑にならないよう、一部の光電変換部201にのみアドレスを示している。
スイッチ202は、光電変換部201ごとに設けられ、光電変換部201の出力を選択する。スイッチ202は、垂直走査回路208により、一行ごとに選択される。
ラインメモリ203は、光電変換部201の出力を一時的に記憶するためのであり、垂直走査回路により選択された、一行分の光電変換部の出力を記憶するものである。通常は、コンデンサが使用される。
スイッチ204は、水平出力線に接続されて、水平出力線を所定の電位VHRSTにリセットするためのスイッチであり、信号HRSTにより制御される。
ラインメモリ203のm個の出力の各々にはスイッチ205(H0〜Hm-1)が設けられている。後述する水平走査回路206によってスイッチ205をH0から順次走査することで、スイッチ205を通じてラインメモリ203に記憶された光電変換部201の出力が水平出力線に順次出力され、一行分の光電変換出力が読み出される。
水平走査回路206は、スイッチ205を順次オンにして、ラインメモリ203に記憶された光電変換部201の出力を順次、水平出力線に出力させる。信号PHSTはデータ入力、PH1、PH2はシフトクロック入力であり、PH1=Hでデータがセットされ、PH2でデータがラッチされる。水平走査回路206のPH1、PH2にシフトクロックを入力してPHSTを順次シフトさせることにより、スイッチ205をH0からHm-1の順で順次オンすることができる。SKIPは、水平走査回路206に間引き読み出しの設定を行うための制御端子入力である。SKIPにHレベルの信号を入力することにより、水平走査回路206の走査を所定間隔でスキップさせることが可能であり、それによって間引き読み出しを実現する。
垂直走査回路208はV0からVn-1を順次出力することにより、光電変換部201に接続されたスイッチ202をラインごとに選択する。垂直走査回路208においても、水平走査回路206と同様に、データ入力PVST、シフトクロックPV1、PV2、間引き読み設定SKIPにより制御される。制御入力に対する動作は水平走査回路206と同様であるので詳細説明は省略する。
(画素の構造)
図3および図4は、撮像用画素と焦点検出用画素の構造例を示す図である。本実施形態の撮像素子107は、2行×2列の4画素を1単位として、対角2画素にG(緑色)の分光感度を有する画素を配置し、他の2画素にR(赤色)とB(青色)の分光感度を有する画素を各1個配置した、ベイヤー配列の画素配置が採用されている。そして、このようなベイヤー配列の画素群の一部の画素を、焦点検出用画素としている。焦点検出用画素は、離散的に配置され、位相差検出方式の焦点検出に用いる焦点検出用信号を生成するために用いられる。
図3(a)は2行×2列の撮像用画素の平面図である。上述の通り、ベイヤー配列では対角方向に2つのG画素が、他の2画素にRとBの画素が配置される。そしてこのような2行×2列の配列が撮像素子107の全体にわたって繰り返される。
図3(b)は、図3(a)のA−A断面と、撮影光学系からの光路を示す図である。
MLは各画素の最前面に配置されたオンチップマイクロレンズ、CFはR(Red)のカラーフィルタ、CFはG(Green)のカラーフィルタである。PDは画素の光電変換部201を模式的に示したもの、CLはCMOSイメージセンサ内の各種信号を伝達する信号線を形成するための配線層である。TLは撮影光学系を模式的に示したものである。
ここで、撮像用画素のオンチップマイクロレンズMLと光電変換部PDは、撮影光学系TLを通過した光束を可能な限り有効に取り込むように構成されている。換言すると、撮影光学系TLの射出瞳EPと光電変換部PDは、マイクロレンズMLにより共役関係にあり、かつ光電変換部PDの有効面積は大面積に設計される。また、図3(b)ではR画素の入射光束について図示したが、G画素及びB(Blue)画素も同一の構造を有する。従って、撮像用のRGB各画素に対応した射出瞳EPは大径となり、被写体からの光束を効率よく取り込んで画像信号のS/Nを向上させている。
図4(a)は、焦点検出用画素対を含む2行×2列の画素の平面図である。記録もしくは表示用の画像信号を得る場合、G画素で輝度情報の主成分を取得する。人間の画像認識特性は輝度情報に敏感であるため、G画素が欠損すると画質劣化が認知されやすい。一方で緑色以外の色の画素、すなわちR画素もしくはB画素は、色情報(色差情報)を取得する画素であるが、人間の画像認識特性は色情報に鈍感であるため、色情報を取得する画素は多少の欠損が生じても画質劣化に気づきにくい。そこで本実施形態においては、2行×2列の画素のうち、G画素は撮像用画素として残し、R画素とB画素の位置に焦点検出用画素対SHA及びSHBを配置している。
図4(b)は、図4(a)のA−A断面(すなわち、焦点検出用画素対の断面)と、撮影光学系からの光路を示す図である。
マイクロレンズMLと、光電変換部PDは図3(b)に示した撮像用画素と同一構造である。本実施形態においては、焦点検出用画素の信号は画像信号として利用しないため、色分離用カラーフィルタの代わりに無色透明なフィルタCF(White)が配置される。また、画素で瞳分割を行なうため、配線層CLの開口部はマイクロレンズMLの中心線に対して一方向に偏心している。すなわち、焦点検出用画素対を構成する焦点検出用画素SHAと焦点検出用画素SHBの開口は、互いに異なる方向に偏心している。
具体的には、焦点検出用画素SHAの開口部OPHAは右側に偏心しているため、撮影光学系TLの左側の射出瞳EPHAを通過した光束を受光する。同様に、焦点検出用画素SHBの開口部OPHBは左側に偏心しているため、撮影光学系TLの右側の射出瞳EPHBを通過した光束を受光する。水平方向に規則的に配列した複数の焦点検出用画素SHAで取得した輝度波形をA像波形(第1の像波形)とする。また、水平方向に規則的に配列した複数の焦点検出用画素SHBで取得した輝度波形をB像波形(第2の像波形)とする。これらA像波形とB像波形の相対位置を検出し、像のずれ量に対して変換係数を乗じることで被写体像のピントずれ量(デフォーカス量)を算出できる。
図5は、本実施形態において、撮影レンズの垂直方向(縦方向)に瞳分割を行なって、位相差検出方式の焦点検出に用いる焦点検出用信号を生成するための焦点検出用画素の配置と構造の例を示す。
図5(a)は、焦点検出用画素を含む2行×2列の画素の平面図で、図4(a)と同様に、G画素は撮像用画素として残し、RとBの画素位置に焦点検出用画素対SVC及びSVDを配置している。
図5(b)は、図5(a)のA−A断面(すなわち、焦点検出用画素対の断面)と、撮影光学系からの光路を示す図である。
図4(b)との比較から分かるように、図5(b)の画素は瞳分離方向が縦方向になっていること以外、焦点検出用画素の構造は共通である。すなわち、焦点検出用画素SVCの開口部OPVCは垂直方向下側に偏倚しているため、撮影レンズTLの上側の射出瞳EPVCを通過した光束を受光する。同様に、焦点検出用画素SVDの開口部OPVDは垂直方向上側に偏倚しているため、撮影レンズTLの下側の射出瞳EPVDを通過した光束を受光する。
垂直方向に規則的に配列した複数の焦点検出用画素SVCで取得した被写体像をC像波形とする。また、垂直方向に規則的に配列した複数の焦点検出用画素SVDで取得した被写体像をD像波形とする。これらC像波形とD像波形の相対位置を検出することで、垂直方向に輝度分布を有する被写体像のピントずれ量(デフォーカス量)が検出できる。
図6は、焦点検出領域に対応する撮像素子の領域における撮像用画素および焦点検出用画素の配置例を示した図である。Gは緑フィルタが配置された画素(G画素)、Rは赤フィルタが配置された画素(R画素)、Bは青フィルタが配置された画素(B画素)である。図中のSHAは、画素部の開口を水平方向に偏倚させて(画素部の中心位置に対してずらして)形成された焦点検出用の画素である。また、SHBは、画素の開口部をSHA画素とは、逆方向に偏倚させて形成された画素である。画素SHAの出力値から得られる焦点検出用画素信号と、画素SHBの出力値から得られる焦点検出用画素信号とから、水平方向の像ずれ量を検出する。図6では、SHA、SHB画素の白抜き部分が、偏倚した画素の開口位置を模式的に示している。なお、本発明に用いることのできる画素構成としてはこれに限らず、イエロー、マゼンタ、シアンなどの補色のフィルタを用いることも、その配列を自由に構成することもできる。その構成の中で、瞳領域が互いに逆方向に偏倚している一対の焦点検出用画素があれば本発明を適用できる。
図7は、撮像画面(または撮像素子の有効画素領域)上の焦点検出領域の設定例を示す図である。ここで、焦点検出領域は6つの領域に区切られて図示されているが、個々の領域に含まれる画素は図6に示した配置を有するものとする。本実施形態では焦点検出領域を撮像画面の中央に複数設定しており、それぞれの焦点検出領域に結像された被写体像から、焦点検出領域に配置された焦点検出用画素で像をサンプリングしている。
図8〜図11は、本実施形態に係るカメラ100の動作を説明するためのフローチャートである。以下、先に説明した各図も参照しながら、本実施形態に係るカメラ100の動作を説明する。なお、図8〜図11に示す各ステップで実行される処理は、特に異なる説明がなされている場合を除き、CPU121がプログラムを実行してカメラ100の各部を制御することによりソフトウェア的に実現されるものとして説明する。しかしながら、CPU121の動作として説明される処理の一つ以上が、プログラマブルロジックやASIC、ディスクリートな電子回路などといったハードウェアによって実施されてもよいことに留意すべきである。
まず、図8を参照して、カメラ100の全体的な動作を説明する。この動作は、例えばユーザがカメラ100の電源スイッチをオン操作することによって開始される。
S802においてCPU121は、カメラ100内の各アクチュエータや撮像素子の動作確認を行ない、メモリ内容や実行プログラムの初期化を行なうと共に、撮影準備動作を実行する。
S804においてCPU121は、カメラ100をライブビューモードにセットすることで、撮像素子107に周期的な撮像動作(動画撮影)を開始させ、表示器131へのライブビュー画像表示を行う。
S805でCPU121は、絞り制御信号を絞りシャッタ駆動回路128に送信し、絞りシャッタアクチュエータ112を通じて絞り102の開口径を撮影絞り値に設定する。なお、撮影絞り値は、測光センサ(不図示)により測光した被写界輝度と予め記憶されたプログラム線図などによってCPU121が自動的に決定した絞り値であってよい。あるいは、操作スイッチ群132を通じてユーザが手動で設定した絞り値であってもよい。
S806でCPU121は、例えば操作スイッチ群132に含まれるレリーズスイッチが半押しされたことにより焦点検出動作の開始が指示されたか否かを判定する。そして、CPU121は、焦点検出動作の開始が指示されるまで待機し、指示されるとS901の焦点検出処理を実行する。
図9に示すフローチャートを参照して、S901における、ライブビュー動作中における焦点検出動作を説明する。
本実施形態では、焦点検出を行なう際に、焦点検出領域内に存在する焦点検出用画素のうち、欠陥画素を除いた焦点検出用画素群から得られる1対の像信号(焦点検出信号)の特徴量を求める。ここで、焦点検出信号の特徴量とは、焦点検出信号の最大値、最小値、コントラスト値など、焦点検出信号から得られる像の特徴を定量的に評価する量を示す。
S902でCPU121は、焦点検出領域に配置された焦点検出用画素に欠陥画素が含まれているかどうか判定する。なお、欠陥画素の位置に関する情報は、予めCPU121の内部メモリ等に記憶されており、CPU121は、この情報に基づいて焦点検出領域内の焦点検出用画素が欠陥画素か否かを判定することができる。ただし、欠陥画素かどうかの判定は、画素の出力信号に基づいて行うなど、他の方法で行ってもよい。
S903でCPU121は、撮影されている動画の現フレームにおける焦点検出用画素の出力信号を内部メモリに記憶する。なお、記憶する出力信号は、撮像素子から読み出したアナログ信号値をCPU121が有するA/D変換器により変換したデジタル値(画素データ)であってよい。
S904でCPU121は、内部メモリに記憶した焦点検出用画素の画素データを読み出し、加算処理を行なう。この加算処理について図10を参照して説明する。本実施形態では、フォーカスレンズ(第3レンズ群105)が合焦位置に移動する間も並行して焦点検出動作が可能であり、図10では時間経過に伴ってフォーカスレンズが合焦位置に近づいている様子を示している。
図10の最上部に、時間経過を動画像のフレーム画像の読出し期間Tsと、フレーム画像の読み出しサイクルで示している。現フレームの読み出しサイクルがnであり、従って現フレームの読み出し期間はnTsとなる。読み出された最新のフレーム画像データによって表示を順次更新することにより動画像を表示する。
各フレーム画像中の焦点検出用画素の出力信号(画素データ)は、読み出しサイクルごとにCPU121の内部メモリに個別に記憶される。例えば、読み出しサイクルn(現フレーム)で読み出された焦点検出用画素の画素データは、種類ごとに焦点検出用画素データ群a(n)として記憶される。
上述の通り、焦点検出用画素にはSHA、SHB及び/又はSVC、SVDがあり、SHA群とSHB群、SVC群とSVD群が対で用いられる。本実施形態では図6に示したようにSHA、SHBの焦点検出用画素が焦点検出領域に配置されているため、各フレーム画像で焦点検出領域ごとにSHA群とSHB群から1対の画素データ群が得られる。各画素データ群から1つの像信号(焦点検出用画素信号)が得られ、SHA群から得られる像信号とSHB群から得られる像信号の位相差をデフォーカス量として検出する。
本実施形態では、同じ焦点検出用画素群から得られた過去の焦点検出用画素信号(あるいは像信号)を、必要に応じて1フレーム数にわたって加算する。この加算フレーム数は、各焦点検出用画素群の画素データ(または焦点検出用画素データ群から得られる焦点検出用画素信号)の最大値と最小値の差分(ピーク値−ボトム値:以下PB値と称す)の小さい方に基づいて制御する。この制御の詳細については後で述べる。
本実施形態においてCPU121は、PB値を算出する際に、S902で欠陥画素であると判定された焦点検出用画素の座標(位置)を参照する。焦点検出用画素群に欠陥画素が含まれていない場合、CPU121は、1対の画素データ群のそれぞれについてPB値を算出する。一方、焦点検出用画素群に欠陥画素が含まれる場合、CPU121は、欠陥画素を除いた焦点検出用画素の値から、各画素データ群もしくは各焦点検出用画素信号についてPB値を算出する。ここで算出した、各画素データ群の最大値、最小値、PB値は後で使用するため、内部メモリにフレームごとに記憶しておく。
ここでは、PB値の小さい方の画素データ群(像信号)をa(n)として説明をする。PB値の小さい方の画素データ群から画素データの加算数(以下、フレーム加算数)が決定すると、PB値の大きい方の画素データ群についても同様の加算を行う。
フレーム加算数の決定方法について説明する。まず、CPU121は、現フレームの焦点検出用画素信号のPB値と予め定められたしきい値PBthとを比較する。そして、PB値がしきい値より大きい、すなわちPB>PBthであれば、過去のフレーム画像から得られた焦点検出用画素信号を加算することなく、現フレームの焦点検出用画素信号を加算画素信号とする。図10の例では、現フレームで得られた焦点検出用画素信号a(n)のPB値がしきい値PBthを超えているため、a(n)をそのまま加算画素信号A(n)としている。
一方、現フレームの焦点検出用画素信号のPB値がしきい値以下、すなわちPB≦PBthの場合、CPU121は直前のフレーム画像から得られた焦点検出用画素信号を現フレーム画像から得られた焦点検出用画素信号に加算する。そしてCPU121は、加算信号のPB値を算出する。加算信号のPB値が依然としてPBthを超えていない場合、CPU121は加算信号のPB値がPBthを超えるまで、さらに過去のフレーム画像から得られた焦点検出用画素信号の加算と、加算信号のPB値の算出ならびにPBthとの比較を順次行う。
CPU121は加算信号のPB値がPBthを超えた時点で加算処理を終了し、加算処理後の信号を加算画素信号とする。図10の例では、焦点検出画素信号b(n−1)のPB値がしきい値PBthを超えていないため、CPU121は前フレームで取得した焦点検出用画素信号c(n−2)をb(n−1)に加算する。加算信号b(n−1)+c(n−2)のPB値はしきい値PBthを超えるため、b(n−1)+c(n−2)を加算画素信号B(n−1)とする。
また、本実施形態ではフレーム加算数に上限を設け、上限数加算しても加算信号のPB値がしきい値を超えない場合には、上限数を加算した結果を加算画素信号とする。本実施形態ではフレーム加算数の上限数を3としている。図10の例では、焦点検出画素信号c(n−2)のPB値がPBthを超えないため、前フレームの焦点検出用画素信号d(n−3)を加算するが、依然としてPB値がPBthを超えない。そのため、CPU121はさらに前フレームの焦点検出用画素信号e(n−4)を加算する。得られた加算信号c(n−2)+d(n−3)+e(n−4)のPB値は依然PBthを超えないが、CPU121は加算上限数である3フレーム分の焦点検出用画素信号を加算したc(n−2)+d(n−3)+e(n−4)を加算画素信号C(n−2)とする。
なお、以下の説明においては、各フレーム画像に対応する加算画素信号を焦点検出用信号と称す。
S905でCPU121は、1対の焦点検出用信号の正規化を行なう。焦点検出用画素は、図5および図6に示した構造を有するため、配置位置の像高や、製造誤差などによるマイクロレンズMLの光軸ずれなどによって、1対の焦点検出用信号に出力差が生じる。S905で行なう正規化処理は、デフォーカス量の算出に用いる1対の焦点検出用信号の出力差を補正する処理であり、焦点検出用信号の最大値を揃えるようゲインを調節する。S905でCPU121は、S904で得られた1対の焦点検出用信号の最大値が一致するよう、一方の焦点検出用信号に正又は負のゲインを適用する。
次にS906、S907でCPU121は、S905で正規化された1対の焦点検出用信号に対してデジタルフィルタを適用し、相関演算に不要な周波数成分を除去する。具体的にはまず焦点検出用信号のコントラスト値を求め、コントラスト値に応じて予め定められた種類のデジタルフィルタを適用する。例えば、コントラスト値が高い場合には高周波成分を残す特性を有するバンドバスフィルタを、コントラスト値が低い場合には高周波成分を除去する特性を有するバンドパスフィルタを用いることができる。ここで、コントラスト値は、焦点検出用画素群の隣接する画素の出力差の絶対値の和から算出する1次コントラストや、隣接する画素間における出力差の2乗和から算出する2次コントラストを用いることができる。
S906でCPU121は、焦点検出用信号のコントラスト値を算出する。本実施形態では、PB値の算出と同様、コントラスト値の算出についても欠陥画素である焦点検出用画素の出力値を用いない。
CPU121は、焦点検出用画素群に欠陥画素がなければ、1対の焦点検出用信号を構成する画素データの値から、上述したコントラスト値をそれぞれ算出する。
一方、焦点検出用画素群に欠陥画素がある場合、CPU121は欠陥画素を除いた焦点検出用画素のデータを用いて焦点検出用信号ごとにコントラスト値を算出する。
S907でCPU121は個々の焦点検出用信号について、S906で算出された像のコントラスト値に対応するデジタルフィルタを選択する。通常、個々の焦点検出用信号のコントラスト値はほぼ等しいが、ここでは平均値に応じた1つのデジタルフィルタを選択して1対の焦点検出用信号に適用する。
S908でCPU121は、S907でフィルタ処理された1対の焦点検出信号に対して相関演算処理を行ない、焦点検出用信号の像ずれ量(位相差)を算出する。
S910でCPU121は、相関演算処理により得られた像ずれ量に予め用意された変換係数を乗じてデフォーカス量を算出する。
S911でCPU121は合焦近傍か否か、すなわち算出されたデフォーカス量の絶対値が合焦近傍として予め規定された所定値以内か否か判定する。合焦近傍でないと判定された場合、CPU121は処理をS912へ進め、デフォーカス量をフォーカス駆動回路126へ送信し、フォーカスアクチュエータ114を通じてフォーカスレンズ(第3レンズ群105)を駆動する。
S911において合焦近傍であると判定された場合、CPU121は処理をS913に進め、例えば表示器131に表示されているライブビュー画像に重畳させて合焦表示を行ない、焦点検出処理を終了する。
図8に戻って、S807でCPU121は、操作スイッチ群132の動画撮影開始スイッチがオンされたか否かを判定する。CPU121は、動画撮影開始スイッチがオンされていない場合は処理をS901に戻して再度焦点検出処理を行い、オンされた場合は処理をS1101に進めて動画撮影処理を実行する。
図11に示すフローチャートを参照して、動画撮影処理を説明する。
S1102でCPU121は撮像素子107から画像読み出しが行う。次に、S901で、CPU121は上述した焦点検出処理を行う。S1103でCPU121はS805と同様にして露出条件を決定する測光処理を行う。測光終了後、S1104においてCPU121は、記憶しているフォーカスレンズ位置を更新する。
S1105でCPU121は、S1102で撮像素子107から読み出した画像に対し、焦点検出用画素の位置に対応する画素データを周辺の撮像画素データを用いて補間した後、現像処理を行い、フレーム画像データを生成する。そして、S1106でCPU121は動画記録処理を行う。
S1107でCPU121は操作スイッチ群132を通じて動画記録の終了が指示されたか(あるいは、他の動画記録終了条件が満たされたか)否かを判定する。動画記録の終了が指示されていない場合、CPU121は処理をS1102に戻し、次のフレーム画像の読み出しを行う。S1107において動画記録の終了が指示されていれば、動画撮影処理を終了し、一連の撮影動作を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮像素子に配置され、焦点検出用信号を生成するための複数の焦点検出用画素が欠陥画素を含む場合には、欠陥画素を除く焦点検出用画素の出力信号から焦点検出信号の特徴量を算出する。そのため、欠陥画素の出力信号が特徴量に与える影響を抑制することが可能となり、結果として焦点検出誤差を低減することができる。
(変形例)
上述の実施形態では、欠陥画素でない焦点検出用画素の出力信号から得た焦点検出信号によって焦点検出信号の特徴量を算出することで、欠陥画素の出力信号が特徴量に与える影響を抑制した。しかし、欠陥画素であるために利用しなかった焦点検出用画素がある場合、焦点検出信号を構成する画素データ数が減るため、コントラスト値のように各画素データの値が影響する特徴量には、欠陥画素を使用しなかったことによる誤差が発生する。
そのため、特徴量の算出時に一時的に、欠陥画素の出力信号の代わりに周囲の焦点検出用画素のデータを用いて補間演算した欠陥画素位置の画素データを用いて、焦点検出信号の特徴量を算出するようにしてもよい。焦点検出信号の特徴量を算出する際に、欠陥画素の推定出力信号を周辺の焦点検出用画素の出力信号を補間することで求めて用いることにより、画素データ数の減少による誤差を低減することが可能である。
また、焦点検出用画素が離散的に配置されている場合はサンプリングピッチが粗くなるので、特に空間周波数の高い被写体などにおいては、欠陥画素の出力信号を精度良く推定することは難しい。そのため、欠陥画素の欠陥レベルが予め定められたレベルより低い場合、デフォーカス量に影響が大きな相関演算処理を行う場合には、補間によって推定された信号値ではなく、欠陥画素の出力信号値を用いるようにしてもよい。
本変形例に係る焦点検出動作は、S903とS904の間で、欠陥画素の焦点検出用画素の推定出力信号値を周囲の欠陥画素でない焦点検出用画素の出力信号値の補間により算出するS1201の処理を実行することを除き、図9を用いて説明した処理と同様である。
ただし、S904の加算処理においては、欠陥画素の推定値と欠陥画素以外の焦点検出用画素の値とから得られる焦点検出用画素信号に対してPB値を算出する。
また、S908での相関演算処理には、欠陥画素の出力信号を使用するため、フレーム加算数が決定した後は、推定値の代わりに欠陥画素の(実際の)値を用いて得られる焦点検出用信号に対して加算処理を適用する。
以上説明した実施形態は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、実施形態に対して種々の変形や変更が可能である。

Claims (5)

  1. 位相差検出方式の焦点検出に用いる1対の焦点検出用信号を生成するための複数の焦点検出用画素が配置された撮像素子と、
    前記複数の焦点検出用画素のうち欠陥画素以外の出力から得られる特徴量と、前記複数の焦点検出用画素のうち欠陥画素以外および欠陥レベルが予め定められたレベルより低い欠陥画素の出力と、に基づいて、前記1対の焦点検出用信号を生成する生成手段と、
    前記1対の焦点検出用信号の像ずれ量からデフォーカス量を算出する算出手段と有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数の焦点検出用画素は、複数の第1の焦点検出用画素と複数の第2の焦点検出用画素を含み、
    前記特徴量が、前記複数の第1の焦点検出用画素のうち欠陥画素以外の出力から得られる第1の焦点検出用画素信号もしくは前記複数の第2の焦点検出用画素のうち欠陥画素以外の出力から得られる第2の焦点検出用画素信号のピーク値、ボトム値であり、
    前記生成手段は、前記ピーク値とボトム値との差が予め定められたしきい値以下の場合、前記差が前記しきい値を超えるまで、前記複数の第1の焦点検出用画素のうち欠陥画素以外および欠陥レベルが予め定められたレベルより低い欠陥画素の出力から得られる第3の焦点検出用画素信号および前記複数の第2の焦点検出用画素のうち欠陥画素以外および欠陥レベルが予め定められたレベルより低い欠陥画素の出力から得られる第4の焦点検出用画素信号ごとに、過去に得られた焦点検出用画素信号を加算する加算処理を行い、加算処理後の前記第3の焦点検出用画素信号および加算処理後の前記第4の焦点検出用画素信号を用いて前記1対の焦点検出用信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記1対の焦点検出用信号のコントラスト値を検出する検出手段をさらに有し、
    前記生成手段は、コントラスト値が高いほど高周波成分を残すようなフィルタを前記1対の焦点検出用信号に適用することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記複数の焦点検出用画素のうち欠陥画素の出力を、前記複数の焦点検出用画素のうち、該欠陥画素の周囲の欠陥画素以外の出力から推定する推定手段をさらに有し、
    前記生成手段は、前記特徴量として、前記複数の焦点検出用画素のうち欠陥画素以外の出力と、前記推定手段により推定された出力とから得られる特徴量を用いることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 位相差検出方式の焦点検出に用いる1対の焦点検出用信号を生成するための複数の焦点検出用画素が配置された撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
    生成手段が、前記複数の焦点検出用画素のうち欠陥画素以外の出力から得られる特徴量と、前記複数の焦点検出用画素のうち欠陥画素以外および欠陥レベルが予め定められたレベルより低い欠陥画素の出力と、に基づいて、前記1対の焦点検出用信号を生成する生成工程と、
    算出手段が、前記1対の焦点検出用信号の像ずれ量からデフォーカス量を算出する算出工程と有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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