JP5988513B2 - ぱちんこ遊技機 - Google Patents

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Description

ぱちんこ遊技機に関する。
現在最も普及しているぱちんこ遊技機は、始動口(スタートチャッカー)に遊技球が入球したことを契機として、7セグ等の表示部上で「特別図柄」(或いは主遊技図柄)と称される図柄が変動表示され、当該特別図柄が特定態様(例えば「7」)となった場合、通常遊技状態よりも遊技者にとって利益状態の高い特別遊技状態{通常時は閉状態にある大入賞口(いわゆるアタッカー)が所定条件で開放する内容の遊技}に移行するタイプの機種(いわゆる「第一種ぱちんこ遊技機」)である。ここで、遊技者の利益に直結する特別図柄の表示制御の負担を軽減するために、前記の「特別図柄」とは別に、遊技の興趣性を高めるための演出用の「装飾図柄」と称される図柄が、前記特別図柄の変動とシンクロした形で、前記表示部よりもサイズが大きい液晶等のディスプレー上で変動表示される。そして、特別図柄の変動が開始されると装飾図柄もこれに合わせて変動を開始し、特別図柄が特定態様(例えば「7」)で停止した場合、装飾図柄もこれに合わせて所定態様(例えば「777」)で停止することとなる。そして、遊技者は、装飾図柄が所定態様で停止したことにより、特別遊技へ移行が確定したことを認識する。
ここで、当該仕組みはこの種のぱちんこ遊技機で共通するので、他種との差別化を図るためには、前記図柄の変動態様を含めた演出全般に対し、いかに工夫を凝らし高い興趣性を付与するかということに注力されている。例えば、装飾図柄の図柄変動と連動して実行され得る演出であって特別遊技への移行期待度等を示唆する画像表示を行う、いわゆる予告演出を実行する演出手法がその一つである。
特開2000−288185号公報 特開2002−45492号公報 特開2010−155027号公報 特開2010−220637号公報
しかしながら、このような演出手法は従来から多用されているため、遊技の興趣性を向上させるためには更なる改善が必要であるという課題が存在する。
本態様に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口と、
主遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な主遊技用識別情報表示部と、
副遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な演出表示部と、
遊技の進行を制御する主遊技部と、
演出表示部への演出表示を制御する副遊技部と
を備え、
主遊技部は、
始動口への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段と、
前記乱数に基づき、当否判定を行う当否判定実行手段と、
前記当否判定の結果に基づき、主遊技用識別情報を主遊技用識別情報表示部上にて変動表示した後で停止表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段と、
前記当否判定の結果が当選であった場合、遊技者にとって有利な特別遊技へ移行し得る特別遊技実行手段と
を備え、
副遊技部は、
主遊技用識別情報が主遊技用識別情報表示部上にて変動表示されている期間内において、副遊技用識別情報を演出表示部上にて変動表示開始した後から確定的に停止表示するまでを本変動とし、本変動内において副遊技用識別情報を変動表示した後で暫定的に停止表示する擬似変動を一又は複数回実行可能な副遊技用識別情報表示制御手段と、
擬似変動の実行中別遊技への移行期待度を表す予告演出を演出表示部にて表示し得る手段であって、予告演出を表示するに際して、複数の予告演出グループの中の或る予告演出グループに属するいずれかの予告演出を表示する予告演出表示制御手段と
を備え、
前記複数の予告演出グループは、少なくとも第1の予告演出グループを含み、
本変動内におけるある擬似変動の実行中において、第1の予告演出グループに属する予告演出が表示された場合であって、当該ある擬似変動における暫定的な停止表示後の変動表示において予告演出が表示される場合には、第1の予告演出グループに属する予告演出が再度表示されるか又は第1の予告演出グループとは異なる予告演出グループに属する予告演出が表示されるかのいずれかとなり得るよう構成されており、
第1の予告演出グループに属する予告演出が表示された場合における表示内容と、第1の予告演出グループとは異なる予告演出グループに属する予告演出が表示された場合における表示内容とが異なるよう構成されており、
擬似変動が実行される際にて副遊技用識別情報が暫定的に停止表示される場合には、通常の副遊技用識別情報とは異なる特定の副遊技用識別情報が暫定的に停止表示され得るよう構成されており、
本変動内においては特定の副遊技用識別情報が暫定的に停止表示されるか否かを示唆する特殊予告演出を表示可能に構成されており、
特殊予告演出として、少なくとも第1特殊予告演出と第2特殊予告演出とを有し、第1特殊予告演出が表示された場合には当該第1特殊予告演出が表示された後において特定の副遊技用識別情報が暫定的に停止表示されることが確定的とはならない一方で、第2特殊予告演出が表示された場合には当該第2特殊予告演出が表示された後において特定の副遊技用識別情報が暫定的に停止表示されることが確定的となるよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
<付記>
尚、本態様とは異なる別態様について以下に列記しておくが、これらには何ら限定されることなく実施することが可能である。
本別態様に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
主遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230)と、
副遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な副遊技用識別情報表示部(例えば、装飾図柄表示領域2311)を少なくとも有する、情報を出力可能な一又は複数の情報出力部(例えば、演出表示手段2310)と、
遊技の進行を制御する主遊技部(例えば、主制御装置1000)と、
前記一又は複数の情報出力部(例えば、演出表示手段2310)への情報出力を制御する副遊技部(例えば、演出表示制御手段2320)と
を備え、
主遊技部(例えば、主制御装置1000)は、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
前記乱数に基づき、当否判定を行う当否判定実行手段(例えば、当否抽選手段1135)と、
前記当否判定の結果に基づき、主遊技用識別情報を主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230)上にて変動表示した後で停止表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段(例えば、表示制御手段1150)と、
前記当否判定の結果が当選であった場合、遊技者にとって有利な特別遊技へ移行し得る特別遊技実行手段(例えば、特別遊技制御手段1170)と
を備え、
副遊技部(例えば、演出表示制御手段2320)は、
主遊技用識別情報が主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230)上にて変動表示されている期間内において、副遊技用識別情報を副遊技用識別情報表示部(例えば、装飾図柄表示領域2311)上にて変動表示開始した後から確定的に停止表示するまでを本変動とし、本変動内において副遊技用識別情報を変動表示した後で暫定的に停止表示する擬似変動を一又は複数回実行可能な副遊技用識別情報表示制御手段(例えば、装飾図柄表示制御手段2322)と
を備え、
擬似変動の実行と連動して実行され得る演出である擬似連演出を情報出力部(例えば、演出表示手段2310)にて出力可能に構成されており、擬似連演出として、第一の擬似連演出パターンと第一の擬似連演出パターンとは演出の内容が異なる第二の擬似連演出パターンとを少なくとも有し、第一の擬似連演出パターンが実行される場合よりも、第二の擬似連演出パターンが実行される場合の方が、特別遊技への移行期待度が相対的に高く、
本変動内におけるある擬似変動の実行と連動して、第一の擬似連演出パターン又は第二の擬似連演出パターンを実行した場合、当該ある擬似変動における暫定的な停止表示後において新たな擬似変動を実行可能であり、第一の擬似連演出パターンの実行後よりも第二の擬似連演出パターンの実行後の方が、当該新たな擬似変動の実行可能性が高い、或いは、第二の擬似連演出パターンの実行後においては、当該新たな擬似変動の実行が確定的となるよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
尚、本別態様に係るぱちんこ遊技機は、次のような構成を備えていてもよい。
擬似変動の実行時における副遊技用識別情報の暫定的な停止表示の際には、本変動における副遊技用識別情報の確定的な停止表示の際には表示され得ない特定態様を表示可能に構成されており、
第二の擬似連演出パターンが実行される場合には、前記暫定的な停止表示の際に前記特定態様が表示されないよう構成されている。
本態様に係るぱちんこ遊技機によれば、いわゆる予告演出を実行する演出手法において、遊技の興趣性を更に向上させることができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 図2は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の背面図である。 図3は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的全体構成図である。 図4は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の機能ブロック図である。 図5は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図6は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での補助遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図7は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での電動役物駆動判定処理のフローチャートである。 図8は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図9は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図10は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での第1(第2)主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図11は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での第1(第2)主遊技図柄表示処理にて用いられるテーブル構成図である。 図12は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図13は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図14は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図15は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御装置側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図16は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのメインフローチャートである。 図17は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での保留情報管理処理のフローチャートである。 図18は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図19は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図20は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での予告演出内容決定処理のフローチャートである。 図21は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での擬似連中予告演出内容決定処理のフローチャートである。 図22は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。 図23は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。 図24は、本実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での擬似連中予告演出内容決定処理のフローチャートである。 図25は、本実施形態からの変更例2に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図26は、本実施形態からの変更例2に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図27は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図28は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図29は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図30は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図31は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、カットイン演出イメージ図である。 図32は、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での擬似連図柄仮停止態様決定処理のフローチャートである。 図33は、第3実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図34は、第3実施形態に係るぱちんこ遊技機における、連打演出イメージ図である。 図35は、第4実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図36は、第4実施形態に係るぱちんこ遊技機における、ストーリー演出イメージ図である。 図37は、第5実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での保留情報管理処理のフローチャートである。 図38は、第5実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での先読み演出実行判定処理のフローチャートである。 図39は、第5実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図40は、第5実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での演出内容決定処理のフローチャートである。 図41は、第5実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理にて用いられるテーブル構成図である。 図42は、第6実施形態に係るぱちんこ遊技機における、擬似連演出イメージ図である。
実施するための形態
はじめに、本明細書における各用語の意義について説明する。「入球」とは、賞球が払い出される入賞のみならず、賞球払い出しの無い「スルーチャッカー」への通過も含む。「乱数(乱数値)」とは、ぱちんこ遊技機において何らかの遊技内容を決定するための抽選(電子計算機によるくじ)に使用される乱数であり、狭義の乱数の他に擬似乱数も含む(例えば、乱数としてはハード乱数、擬似乱数としてはソフト乱数)。例えば、遊技の結果に影響を与えるいわゆる「基本乱数」、具体的には、特別遊技の移行と関連した「当選乱数(当否抽選用乱数)」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技(例えば確率変動遊技)に移行するか否かを決定する「当り図柄決定乱数」等を挙げることができる。尚、変動態様の内容や確定識別情報の内容等を決定する際、これらすべての乱数を使用する必要はなく、互いに同一又は相違する、少なくとも一つの乱数を使用すればよい。また、本明細書では、乱数の数とか複数個の乱数、といった形で乱数を個数表示していることがあるが、乱数取得の契機となる入球口(例えば始動入球口)の一回の入球により取得された乱数を一個と称している(即ち、前記の例だと、当選乱数+変動態様決定乱数+図柄決定乱数・・・という乱数の束を一個の乱数と称している)。また、例えば、一種の乱数(例えば当選乱数)が、別種の乱数(例えば図柄決定乱数)を兼ねていてもよい。
尚、以下の実施形態は、従来の第1種ぱちんこ遊技機を二つ混在させたような機種(第1種第1種複合機)である。但し、これには何ら限定されず、他の遊技機(例えば、従来の第1種、第2種、第3種、一般電役等のぱちんこ遊技機)に応用された場合も範囲内である。尚、本実施形態は、あくまで一例であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等に関し、以下の態様に限定されるものではない。また、上記した実施形態や変更例は、特定のものに対して適用されると限定的に解すべきでなく、どのような組み合わせであってもよい。例えば、ある実施形態についての変更例は、別の実施形態の変更例であると理解すべきであり、また、ある変更例と別の変更例が独立して記載されていたとしても、当該ある変更例と当該別の変更例を組み合わせたものも記載されていると理解すべきである。また、本実施形態では、各種テーブルに関し、抽選テーブルと参照テーブルとが存在するが、これらも限定的ではなく、抽選テーブルを参照テーブルとしたり或いはこの逆としてもよい。
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の前面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、ぱちんこ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、ぱちんこ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110、補助遊技始動口2410、第1大入賞口2120、第2大入賞口2220、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230、演出表示装置2140、補助遊技図柄表示装置2420、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。以下、各要素を順番に詳述する。
次に、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第1主遊技始動口2210は、第1主遊技始動口入球検出装置(第1入球検出装置)2211を備える。ここで、第1主遊技始動口入球検出装置2211は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1主遊技始動口入球情報を生成する。
次に、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、第2主遊技始動口2110は、第2主遊技始動口入球検出装置(第2入球検出装置)2111と、第2主遊技始動口電動役物(電動役物)2112と、を備える。ここで、第2主遊技始動口入球検出装置2111は、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2主遊技始動口入球情報を生成する。次に、第2主遊技始動口電動役物2112は、第2主遊技始動口2110に遊技球が入賞し難い閉鎖状態と当該通常状態よりも遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
ここで、本例においては、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とは、上下に重なる位置に配されており、通常時は第1主遊技始動口2210の存在により、第2主遊技始動口2110の上部が塞がれている。そして、後述するように、通常遊技時には、第2主遊技始動口2110へは殆ど遊技球が入球しないように構成されている。
尚、本実施形態では、第2主遊技始動口2110側に電動役物を設けるよう構成したが、これには限定されず、第1主遊技始動口2210側に電動役物を設けるよう構成してもよい。更には、本実施形態では、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とを重ねるように配置したがこれにも限定されず、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110とを離隔して設けるよう構成してもよい。その場合には、例えば、第1主遊技始動口2210と第2主遊技始動口2110との入球割合が略同一となるよう構成してもよいし、入球割合が相違するよう構成(いわゆる打ち分けタイプの構成)してもよい。
次に、補助遊技始動口2410は、補助遊技始動口入球検出装置(入球検出装置)2411を備える。ここで、補助遊技始動口入球検出装置2411は、補助遊技始動口2410への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す補助遊技始動口入球情報を生成する。尚、補助遊技始動口2410への遊技球の入球は、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112を拡開させるための抽選の契機となる。
次に、第1大入賞口2120及び第2大入賞口2220は、第1主遊技図柄(特別図柄)又は第2主遊技図柄(特別図柄)が大当り図柄や小当り図柄で停止した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口142の上方に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)は、遊技球の入球を検出するための第1大入賞口入賞検出装置(第1入賞検出装置)2121{第2大入賞口入賞検出装置(第2入賞検出装置)2221}と、第1大入賞口電動役物(第1電動役物)2122{第2大入賞口電動役物(第2電動役物)2222}と、を備える。ここで、第1大入賞口入賞検出装置2121(第2大入賞口入賞検出装置2221)は、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1大入賞口入球情報(第2大入賞口入球情報)を生成する。第1大入賞口電動役物2122(第2大入賞口電動役物2222)は、第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に第1大入賞口2120(第2大入賞口2220)を可変させる{例えば、第1大入賞口電動役物ソレノイド2122a(第2大入賞口電動役物ソレノイド2222a)を励磁及び消磁することで実現可能に構成される}。尚、本実施形態では、大入賞口は二つ存在するが、第1主遊技に基づく特別遊技と第2主遊技に基づく特別遊技を一つの大入賞口で実行するよう構成してもよい。また、本実施形態では、大入賞口の態様を、横長方形状を成し遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに可変させる態様としているが、これには限定されない。その場合には、例えば、大入賞口内に設けられた棒状部材が遊技者側に突き出した状態である進出状態と遊技者側に対して引っ込んだ状態である退避状態とを採り得る態様(所謂、ベロ型アタッカー)としてもよく、大入賞口への入球数を所定数(例えば、10個)とすることを担保したい場合において好適である。(但し、あくまで好適な態様であり、これには限定されない)。
次に、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技(第2主遊技)に対応する第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)に関連した表示等を実行する装置である。具体的構成としては、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)は、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)と、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)とを備える。ここで、第1主遊技図柄保留表示部2132(第2主遊技図柄保留表示部2232)は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、第1主遊技(第2主遊技)に係る乱数の保留数(実行されていない主遊技図柄の変動数)に相当する。尚、第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)は、例えば7セグメントLEDで構成され、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は、「0」〜「9」の10種類の数字及びハズレの「−」で表示される{但し、これには限定されず、いずれの主遊技図柄が表示されたかのかを遊技者が認識困難となるよう、7セグメントLEDを用いて記号等によって表示することが好適である。また、保留数表示においても、4個のランプから構成されていることには限定されず、最大4個分の保留数を表示可能に構成(例えば、1個のランプから構成されており、保留数1:点灯、保留数2:低速点滅、保留数3:中速点滅、保留数4:高速点滅、するよう構成)されていればよい}。
尚、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本実施形態では、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)自体に演出的な役割を持たせて第1装飾図柄(第2装飾図柄)を表示させないような手法を採用する場合には、後述する演出表示装置2310のような液晶ディスプレーに、第1主遊技図柄(第2主遊技図柄)を表示させるように構成してもよい。
次に、演出表示装置2140は、主として、第1主遊技図柄・第2主遊技図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の変動表示及び停止表示が行われると共に、装飾図柄の保留球表示が行われる。具体的には、後述する演出表示制御手段2320の表示制御により、画面上に、装飾図柄の変動表示及び停止表示が実行される装飾図柄表示領域2311(不図示)と、第1主遊技図柄に対応した装飾図柄の保留表示が実行される第1保留表示部2312a(不図示)及び第2主遊技図柄に対応した装飾図柄の保留表示が実行される第2保留表示部2312b(不図示)と、が形成される。尚、演出表示装置2140は、本実施形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。
次に、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄に関する表示等を実行する装置である。具体的構成としては、補助遊技図柄表示装置2420は、補助遊技図柄表示部2421と、補助遊技図柄保留表示部2422とを備える。ここで、補助遊技図柄保留表示部2422は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、補助遊技図柄変動の保留数(実行されていない補助遊技図柄変動の数)に相当する。
最後に、センター飾り192は、演出表示装置2310の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置2310の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
次に、図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機の背面側における基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、ぱちんこ遊技機の全体動作を制御し、特に第1主遊技始動口2210(第2主遊技始動口2110)へ入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御装置(メイン基板)1000と、遊技内容に興趣性を付与する演出表示装置2140上での各種演出に係る表示制御等を行う演出制御手段(サブメイン制御部)2320と、主に演出表示を実行する演出表示装置(サブサブ制御部)2310と、賞球タンク212、賞球レール214及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク212から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット216等を備える賞球払出機構(セット基盤)210と、払出ユニット216による払出動作を制御する賞球払出制御装置3000と、上球皿110の遊技球(貯留球)を遊技領域120へ1球ずつ発射する発射装置232と、発射装置232の発射動作を制御する発射制御基板230と、ぱちんこ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニット290と、ぱちんこ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチ292等が、前枠104裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的な概略構成を説明する。はじめに、本実施形態に係るぱちんこ遊技機は、前述したように、遊技の進行を制御する主制御基板1000と、主制御基板1000からの情報(信号、コマンド等)に基づいて遊技球の払出を制御する賞球払出制御基板3000と、主制御基板1000からの情報(信号、コマンド等)に基づいて装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2140上での各種演出、スピーカ114からの音響、遊技効果ランプ190の点灯、エラー報知等の実行を制御する副制御基板2000と、これらの制御基板を含む遊技機全体に電源を供給する電源供給ユニット290と、を主体として構成されている。尚、副制御基板2000は、装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2140上での各種演出、スピーカ114からの音響、遊技効果ランプ190の点灯、エラー報知を制御するサブメイン制御部2320と、演出表示装置2140上での装飾図柄の変動表示・停止表示及び保留表示や予告表示等の表示処理を実行するサブサブ制御部2310の2つの制御部とを備えている。ここで、主制御基板1000、賞球払出制御基板3000、サブメイン制御部2320及びサブサブ制御部2310には、様々な演算処理を行うCPU、CPUの演算処理を規定したプログラムを予め記憶するROM、CPUが取り扱うデータ(遊技中に発生する各種データやROMから読み出されたコンピュータプログラム等)を一時的に記憶するRAMが搭載されている。以下、各基板の概略構成及び各基板・装置間の電気的な接続態様について概説する。
まず、主制御基板1000は、入賞口センサS{前述した第1主遊技始動口入球検出装置2211、第2主遊技始動口入球検出装置2111、補助遊技始動口入球検出装置2411、第1大入賞口入賞検出装置2121、第2大入賞口入賞検出装置2221、一般入賞検出装置(不図示であるが、一般入球口とは、賞球はあるが図柄抽選を行わない入球口である)}、図示略する駆動ソレノイド(前述した、第1大入賞口電動役物ソレノイド2122a、第2大入賞口電動役物ソレノイド2222a等)、情報表示LED(不図示)等、遊技の進行に必須となる入出力装置と電気的に接続され、各入力装置からの入力信号に基づいて遊技の進行を制御している。更に、主制御基板1000は、賞球払出制御基板3000と、副制御基板2000(サブメイン制御部2320・サブサブ制御部2310)とも電気的に接続されており、遊技進行に基づいて、賞球払出等に関する情報(コマンド)を賞球払出制御基板3000に、演出・遊技の進行状態等に関する情報(コマンド)を副制御基板2000にそれぞれ送信可能に構成されている。尚、主制御基板1000は、外部接続端子(不図示)を介してホールコンピュータH等と接続可能となっており、外部接続端子を介してホールコンピュータHと配線接続することで、主制御基板1000から外部の装置に対して遊技関連情報を出力できるよう構成されている。
また、本実施形態では、図3の矢印表記の通り、主制御基板1000と賞球払出制御基板3000とは、双方向通信が可能となるよう構成されている一方、主制御基板1000とサブメイン制御部2320とは、主制御基板1000からサブメイン制御部2320への一方向通信が可能となるよう構成されている(通信方法は、シリアル通信、パラレル通信のいずれを用いてもよい)。尚、制御基板間(制御装置間)の通信については一方向通信でも双方向通信でもよい。
次に、賞球払出制御基板3000は、遊技球の払出を実行する賞球払出機構210と、遊技者によって操作可能な装置であって遊技球の貸出要求を受付け賞球払出制御基板3000に伝達する遊技球貸出装置100とに接続されている。また、図示略するが、本実施形態では、賞球払出制御基板内に、発射装置の制御回路部が併設されており、賞球払出制御基板と発射装置(発射ハンドル・発射モータ・球送り装置等)とも接続されている。尚、本実施形態では、遊技球貸出装置100を別体として遊技機に隣接する形態を採用しているが、遊技機と一体としてもよく、その場合には、賞球払出制御基板3000により貸出制御及び電子マネー等貸出用の記録媒体の管理制御等を統括して行ってもよい。
次に、副制御基板2000は、前述したように装飾図柄等を表示する演出表示装置2140と、スピーカ114と、遊技効果ランプ190、その他演出用の駆動装置(不図示)と接続されている。本実施形態では、前述の通り、副制御基板2000内にサブメイン制御部2320とサブサブ制御部2310とを有しており、サブメイン制御部2320によりスピーカ114から出力させる音声の制御、遊技効果(電飾)ランプ190の点灯制御並びに、演出表示装置上で表示する表示内容の決定制御が行われ、サブサブ制御部2310により、演出表示装置上の表示制御(実体的な表示制御)が行われるように構成されている。尚、本実施形態では、サブメイン制御部2320とサブサブ制御部2310とを、副制御基板2000にて一体化されるよう構成されているが、これに限定されるわけではない(別基板として構成してもよいが、一体化するよう構成することでスペースメリットや配線等にノイズが混入してしまう事態を低減できるといったメリットが生ずる)。また、両制御部での作業分担についても、例えばサブサブ制御部2310により音声制御を実行させる(VDPに音声制御回路が一体化されたものを採用する場合に好適)等、適宜変更できる。また、賞球として物理的な賞球を付与せずに電子的な価値を付与してもよい。
次に、図4のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御装置1000は、遊技に係る遊技周辺機器(第1主遊技周辺機器A、第2主遊技周辺機器B、第1・第2主遊技共用周辺機器C、補助遊技周辺機器D)、演出に係るサブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、主制御装置1000からの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出制御装置3000と、情報伝達可能に接続されている。また、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)は、画像演出を実行するサブサブ制御部2310(演出表示手段2310)、各種遊技効果ランプ190(例えばサイドランプ)やスピーカ114等とも電気的に接続されている。更に、賞球払出制御装置3000は、ステッピングモータやスプロケット等を備えた賞球払出装置と電気的に接続されている。尚、主制御装置1000、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、サブサブ制御部2310(演出表示手段2310)、賞球払出制御装置3000等は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御装置1000に含まれるとする各手段を周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に搭載される形で構成してもよい。例えば、周辺機器(例えば、遊技周辺機器2000)に含まれるとする各手段を主制御装置1000に搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御装置1000は、主遊技(第1主遊技、第2主遊技、特別遊技)・補助遊技・一般遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1100と、遊技周辺機器2000側に各種遊技情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報{例えば、15R大当り(出球あり)、2R大当り(出球無し)、小当り、ハズレ}、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等}を送信するための情報送信制御手段1300(及び未送信コマンドを蓄積するコマンド送信用バッファ1301)と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出制御装置3000を制御する賞球払出決定手段1400と、を有している。
ここで、遊技制御手段1100は、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段1110と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための乱数取得判定実行手段1120と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1130と、後述する第1主遊技側乱数・第2主遊技側乱数・補助遊技側乱数に基づき特別遊技の当否及び第2主遊技始動口電動役物2112の開放可否を抽選する当否抽選手段1135と、各乱数に基づき、各図柄の停止図柄及び変動態様(変動時間等)を決定するための図柄内容決定手段1140と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1150と、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための電動役物開閉制御手段1160と、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1170と、第1主遊技及び第2主遊技並びに補助遊技に関し、現在の遊技状態をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1180と、現在及び過去の遊技状態[例えば、主遊技に関する状態{通常遊技状態、特定遊技状態(確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態)、特別遊技状態}、補助遊技に関する状態(易開放状態、非易開放状態)、主遊技図柄や補助遊技図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)]等を一時記憶するための遊技状態一時記憶手段1190と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段1110は、第1主遊技始動口2210へ遊技球が入球したか否かを判定する第1主遊技始動口入球判定手段1111と、第2主遊技始動口2110へ遊技球が入球したか否かを判定する第2主遊技始動口入球判定手段1112と、補助遊技始動口2410に遊技球が流入したか否かを判定する補助遊技入球口入球判定手段1113とを有している。
次に、乱数取得判定実行手段1120は、第1主遊技始動口2210への遊技球の入球に基づき第1主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第1当選乱数、第1変動態様決定乱数、第1主遊技図柄決定乱数等)を取得する第1主遊技乱数取得判定実行手段1121と、第2主遊技始動口2110への遊技球の入球に基づき第2主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、第2当選乱数、第2変動態様決定乱数、第2主遊技図柄決定乱数等)を取得する第2主遊技乱数取得判定実行手段1122と、補助遊技側選乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための補助遊技乱数取得判定実行手段1123とを有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類(例えば、当選乱数や変動態様決定乱数)により割り振られた「0」〜「65535」や「0」〜「255」といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1130は、第1主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第1主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに保留するための第1主遊技図柄保留手段1131と、第2主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該第2主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに保留するための第2主遊技図柄保留手段1132と、補助遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した補助遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を図柄変動許可が下りるまで補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに保留するための補助遊技図柄保留手段1133と、を有している。ここで、第1主遊技図柄保留手段1131、第2主遊技図柄保留手段1132及び補助遊技図柄保留手段1133は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a及び補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを夫々有している。
次に、当否抽選手段1135は、当否抽選の結果、当りである場合に特別遊技への移行決定をする(例えば、内部的に当りフラグをオンにする)特別遊技移行決定手段1135aと、当否抽選を行う際に参照される当否抽選用テーブル1135bとを、有している。ここで、当否抽選用テーブル1135bは、第1主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1と、第2主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3と、を有している。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。
次に、図柄内容決定手段1140は、取得した遊技内容決定乱数(第1主遊技乱数)に基づき、第1主遊技図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第1主遊技内容決定手段1141と、取得した遊技内容決定乱数(第2主遊技乱数)に基づき、第2主遊技図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する第2主遊技内容決定手段1142と、取得した補助遊技図柄当選乱数に基づき補助遊技図柄の停止図柄を決定する補助遊技内容決定手段1143とを有している。
ここで、第1主遊技内容決定手段1141は、第1主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141aを有しており、当該第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141aは、当否結果・遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→第1主遊技通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→第1主遊技確率変動遊技状態用抽選テーブル、時間短縮遊技→第1主遊技時間短縮遊技状態用抽選テーブル)。また、第2主遊技内容決定手段1142は、第2主遊技図柄に係る停止図柄や変動態様を決定する際に参照される第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142aを有しており、当該第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142aは、当否結果・遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→第2主遊技通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→第2主遊技確率変動遊技状態用抽選テーブル、時間短縮遊技→第2主遊技時間短縮遊技状態用抽選テーブル)。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。更に、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aを有しており、当該補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aは、遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(通常遊技→補助遊技通常用抽選テーブル、確率変動遊技及び時間短縮遊技→補助遊技時間短縮用抽選テーブル)。
次に、表示制御手段1150は、第1主遊技図柄表示装置2130の第1主遊技図柄表示部2131上で、所定時間第1主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第1主遊技図柄制御手段1151と、第2主遊技図柄表示装置2230の第2主遊技図柄表示部2231上で、所定時間第2主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う第2主遊技図柄制御手段1152と、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a及び第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aのいずれにも乱数が一時記憶されている場合には、いずれの乱数保留手段に一時記憶された乱数に基づく主遊技図柄の変動を優先するかを決定する主遊技図柄保留解除制御手段1154と、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上で、所定時間補助遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う補助遊技図柄制御手段1153とを有している。
ここで、第1主遊技図柄制御手段1151は、前記第1主遊技内容決定手段1141により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第1主遊技図柄変動時間管理手段1151aを更に有している。また、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151aは、ゼロクリア可能な第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。次に、第2主遊技図柄制御手段1152は、前記第2主遊技内容決定手段1142により決定された変動態様に係る変動時間を管理するための第2主遊技図柄変動時間管理手段1152aを更に有している。また、第2主遊技図柄変動時間管理手段1152aは、ゼロクリア可能な第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1(デクリメントカウンタ)を更に有している。更に、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄表示装置2420の補助遊技図柄表示部2421上での補助遊技図柄の変動時間を管理するための補助遊技図柄変動時間管理手段1153aを有している。また、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、時間を計測可能な補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1を更に備えている。
次に、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための条件判定手段1161と、第2主遊技始動口2110の電動役物2112の駆動(開放)時間を計測する開放タイマ1162とを有している。
次に、特別遊技制御手段1170は、特別遊技(大当り、小当り)に移行するための条件を充足しているか否か、具体的には、大当り又は小当りに当選している{特別遊技(大当り、小当り)実行許可フラグが発生している}か否かを判定する条件判定手段1171と、特別遊技移行条件を充足している場合、当該特別遊技の内容(具体的には、開状態となる大入賞口、ラウンド数、ラウンド間時間等)を特別遊技関連情報一時記憶手段1194中にセットする特別遊技内容決定手段1172と、第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を所定条件で開状態にするという特別遊技(大当り、小当り)を実行するための特別遊技実行手段1173と、特別遊技に関する各種処理の時間管理(例えば、第1大入賞口2120及び第2大入賞口2220の開閉時間)を行うための特別遊技時間管理手段1174とを有している。ここで、特別遊技時間管理手段1174は、ラウンド時間を管理する特別遊技用タイマ1174aを更に有している。また、特別遊技内容決定手段1172は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットされるべき前記特別遊技の内容を特定する際に参照される特別遊技内容参照テーブル1172aを更に有している(テーブルの詳細については不図示)。
次に、特定遊技制御手段1180は、特定遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する特定遊技終了条件判定手段1181と、を有している。ここで、特定遊技終了条件判定手段1181は、時短回数をカウント可能な時短回数カウンタ1181aを更に有している。ここで、「特定遊技」とは、例えば、特別遊技への抽選確率が通常遊技時よりも高い確率変動遊技や、主遊技図柄の変動時間が通常遊技時よりも相対的に短い時間短縮遊技を指す。
ここで、本実施形態においては、時短中には、非時短中と比較して、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動時間が相対的に短縮される(時間短縮機能)。更に、補助遊技図柄の変動時間も相対的に短縮されると共に、第2主遊技始動口2110の電動役物2112の開放延長時間が相対的に延長される(開放時間延長機能)。また、本実施形態における時短は、第1主遊技図柄の変動回数と第2主遊技図柄の変動回数の合計値が所定回数を超えた場合に終了する(時短回数制限無しの確率変動遊技を除く)。即ち、時短回数は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動(停止)毎に減算されるよう構成されている。尚、上記の特定遊技終了条件判定手段1181は、例えば、図柄変動の度に所定確率で特定遊技(例えば確率変動遊技や時間短縮遊技)から通常遊技への移行抽選を行う機能を有していてもよい(転落抽選機能を有するぱちんこ遊技機の場合)。
次に、遊技状態一時記憶手段1190は、第1主遊技(第1主遊技図柄の変動から停止に至るまでの遊技)における現在の遊技状態を一時記憶するための第1主遊技状態一時記憶手段1191と、第2主遊技(第2主遊技図柄の変動から停止に至るまでの遊技)における現在の遊技状態を一時記憶するための第2主遊技状態一時記憶手段1192と、補助遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための補助遊技状態一時記憶手段1193と、特別遊技における現在の遊技状態(例えば、ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数、特別遊技に関する各種フラグのオンオフ等)を一時記憶するための特別遊技関連情報一時記憶手段1194とを有している。
ここで、第1主遊技状態一時記憶手段1191は、第1主遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第1フラグ一時記憶手段1191aと、現在変動中の第1主遊技図柄(変動開始条件が成立した第1主遊技図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191bとを有している。
また、第2主遊技状態一時記憶手段1192は、第2主遊技に関する各種遊技状態における各種フラグのオンオフ情報を一時記憶するための第2フラグ一時記憶手段1192aと、現在変動中の第2主遊技図柄(変動開始条件が成立した第2主遊技図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192bとを有している。
また、補助遊技状態一時記憶手段1193は、補助遊技に関する情報(例えば、補助遊技図柄当選フラグ・開放延長フラグ・時間短縮フラグ等の各種フラグのオンオフ情報)を一時記憶するための補助遊技関連情報一時記憶手段1193aと、現在変動中の補助遊技図柄(変動開始条件が成立した補助遊技図柄)に係る停止図柄等の情報を一時記憶するための補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bとを有している。
次に、遊技周辺機器2000について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器は、第1主遊技側の周辺機器である第1主遊技周辺機器Aと、第2主遊技側の周辺機器である第2主遊技周辺機器Bと、第1主遊技側と第2主遊技側の共用周辺機器である第1・第2主遊技共用周辺機器Cと、補助遊技に関する補助遊技周辺機器Dと、サブメイン制御部2320(演出表示制御手段2320)、サブサブ制御部2310(演出表示装置2310)等、を有している。ここで、サブメイン制御部2320により制御される演出は、第1主遊技図柄及び第2主遊技図柄の変動と時間的に同期の取れた形での装飾図柄の変動を含め、遊技の結果に影響を与えない情報のみの表示に係るものである。以下、これらの周辺機器を順番に説明する。
まず、第1主遊技周辺機器Aは、特別遊技移行の契機となる第1主遊技始動口2210と、第1主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第1主遊技図柄表示装置2130と、を有している。
次に、第2主遊技周辺機器Bは、特別遊技移行の契機となる第2主遊技始動口2110と、第2主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な第2主遊技図柄表示装置2230と、を有している。
次に、第1・第2主遊技共用周辺機器Cは、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技の際には所定条件下で開状態となる第1大入賞口2120と、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技の際には所定条件下で開状態となる第2大入賞口2220と、を有する。
次に、補助遊技周辺機器Dは、第2主遊技始動口2110の第2主遊技始動口電動役物2112の開放の契機となる補助遊技始動口2410と、補助遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な補助遊技図柄表示装置2420とを有している。
ここで、演出表示制御手段(サブメイン制御部)2320は、主制御装置1000側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段2321と、装飾図柄の変動態様や停止図柄の決定処理及び表示制御処理を司る装飾図柄表示制御手段2322と、装飾図柄の保留個数管理や保留表示処理を司る装図保留情報表示制御手段2323と、演出制御全般に係る情報を一時記憶するための演出一般情報一時記憶手段2324と、サブサブ制御部2310側との情報送受信を制御する情報送受信制御手段2400と、を有している。以下、上記各手段を詳述する。
まず、表示情報受信手段2321は、主制御装置1000側からの第1主遊技及び第2主遊技に関する図柄情報や表示指示情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2321aを有している。
次に、装飾図柄表示制御手段2322は、主制御装置1000側からの情報に基づいて、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定する装図表示内容決定手段2322aと、装飾図柄の図柄変動に係る各種情報(変動態様情報、停止図柄情報、各種フラグ等)を一時記憶するための装図表示関連情報一時記憶手段2322cと、装飾図柄の変動時間を計時するための装図変動時間管理タイマ2322dと、後述する演出内容である主演出内容を決定するための主演出動作内容決定手段2322eと、後述する演出内容である予告演出内容を決定するための予告演出内容決定手段2322fと、を有している。ここで、装図表示内容決定手段2322aは、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定する際に参照される装図変動内容決定用抽選(参照)テーブル2322a−1を有している。また、主演出動作内容決定手段2322eは、主演出内容、表示更新内容及び表示更新タイミングを決定するための主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e−1を有している(尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。)。また、予告演出内容決定手段2322fは、予告演出内容、表示更新内容を決定するための予告演出内容決定用抽選テーブル2322f−1と、大当り信頼度の高い予告演出(強予告)の実行予定回数を計数するための強予告カウンタ2322f−2と、いわゆる擬似連続変動の実行予定回数を計数するための擬似連カウンタ2322f−3と、を有している。
次に、装図保留情報表示制御手段2323は、装飾図柄に係る保留に関する情報を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2323aを有している。
また、演出表示手段(サブサブ制御部)2310は、演出表示装置2140上表示領域である装飾図柄表示領域2311、第1保留表示部2312a、第2保留表示部2312bへ画像を表示する画像表示制御手段2313と、サブメイン制御部2320側との情報送受信を制御する副情報送受信制御手段2450と、を有している。ここで、画像表示制御手段2313は、サブメイン制御部2320側から受信したコマンドや各種画像表示に係る情報を一時記憶するための画像表示関連情報一時記憶手段2313aを更に有している。
尚、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230及び補助遊技図柄表示装置2420が、主制御装置1000と情報伝達可能に接続されており、残る演出表示手段2310が、演出表示制御手段2320と情報伝達可能に接続されている。即ち、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230及び補助遊技図柄表示装置2420は、主制御装置1000により制御され、演出表示手段2310は、演出表示制御手段2320により制御されることを意味する。尚、主制御装置1000と片方向通信(一方向通信)により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
次に、図5は、主制御装置1000が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。遊技機の電源投入後、同図(a)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源投入後、初期設定を行った後(不図示)、ステップ3002で、主制御装置1000は、RAMクリアボタンの入力ポートを確認し、電源供給ユニット290のリセットボタン(RAMクリアボタン)が操作されたか否か、即ち、遊技場の管理者等によって意図的にRAMの内容をクリアさせる操作が行われたか否かを判定する。ステップ3002でYesの場合、ステップ3004で、主制御装置1000は、主制御装置1000側のRAM内容(例えば、遊技状態一時記憶手段1190内の情報等)を全てクリアする。次に、ステップ3006で、情報送信制御手段1300は、主制御基板1000のRAMをクリアしたことを示すラムクリア情報(コマンド)をサブメイン制御部2320側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ3014の処理に移行する。他方、ステップ3002でNoの場合は、ステップ3008で、主制御装置1000は、主制御装置1000におけるRAM領域の内容をチェックする(例えば、電断時に記録されたチェックサムとRAM領域に保存されている情報量との比較を行う)。次に、ステップ3010で、主制御装置1000は、当該チェック結果に基づきRAMの内容が正常でないか否か(正確に電断時の情報がRAMにバックアップされていないか否か)を判定する。ステップ3010でYes、即ちRAMにバックアップされていたデータが異常な場合には、ステップ3004の処理(前述したRAMクリア処理)に移行する。他方、ステップ3010でNo、即ちRAMにバックアップされていたデータが正常な場合、ステップ3011で、主制御装置1000は、主遊技装置1000におけるRAM内に記憶(バックアップ)されている電断時の各種情報コマンドを取得し、ステップ3012で、取得した各種情報コマンドをサブメイン制御部2320側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ3014の処理に移行する。次に、ステップ3014で、主制御装置1000は、同図のステップ1000によって示される主制御装置1000側のメイン処理に係る実行定時割り込み(例えば、約1.5ms毎のハードウェア割り込みを契機とするが、本例では、当該割り込み周期をTとする)を許可し(その結果、当該実行定時割り込みタイミング到達時には、同図のステップ1000が実行されることとなる)、ステップ3020の処理に移行する。尚、ステップ3020に移行後は、次の定時割り込みタイミングに到達するまで、主制御装置1000は、各種乱数更新処理(例えば、乱数カウンタのインクリメント処理)を繰り返し実行することとなる。
次に、タイマ割り込み処理について説明する。主制御装置1000は、定時割り込みタイミングに到達した場合に発生する割り込み要求に基づいて、同図(b)の処理を実行する。即ち、定時割り込み周期Tの到達時(例えば、約1.5ms毎のハードウェア割り込み)を契機として、ステップ1100で、主制御装置1000は、後述の補助遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1200で、主制御装置1000は、後述の電動役物駆動判定処理を実行する。次に、ステップ1300で、主制御装置1000は、後述の主遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1400で、主制御装置1000は、後述の主遊技図柄表示処理を実行する。次に、ステップ1500で、主制御装置1000は、後述の特別遊技作動条件判定処理を実行する。次に、ステップ1600で、主制御装置1000は、後述の特別遊技制御処理を実行する。次に、ステップ1700で、主制御装置1000(特に賞球払出決定手段1400)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出制御処理(賞球払出機構210の駆動制御等を賞球払出制御基板3000に実行させ、その結果を管理するための処理等)を実行する。次に、ステップ1800で、主制御装置1000は、外部信号の出力処理(外部端子板、ホールコンピュータH等への情報出力)を実行する。次に、ステップ1900で、主制御装置1000は、制御コマンド送信処理(前述の各処理でセットされたコマンドをサブメイン制御部側に送信する)を実行し、本割り込み処理の実行直前に実行されていた処理に復帰する。
次に、NMI割り込み処理について説明する。前述の通り、主制御装置1000は、リセットICからの電断信号がCPUのNMI端子に入力されるように構成されており、遊技機における電源断時において、同図(c)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源断時(本例では、NMI割り込み時)において、ステップ3604で、主制御装置1000は、RAM領域の情報に基づき電断時情報(例えば、チェックサム)をセットする。次に、ステップ3606で、主制御装置1000は、RAM領域への書き込みを禁止すると共に、タイマ割り込み処理を禁止し、電源断待ちループ処理に移行する。
次に、図6は、図5におけるステップ1100のサブルーチンに係る、補助遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1102で、補助遊技入球口入球判定手段1113は、補助遊技入球口2410に遊技球が入球(流入、ゲートの場合は通過)したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、補助遊技乱数取得判定実行手段1123は、補助遊技内容決定乱数(例えば、補助遊技図柄当選乱数)を取得する。次に、ステップ1108で、補助遊技図柄保留手段1133は、何個目の保留であるかという情報と共に、当該乱数を補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aにセットする形で保留球を1加算し、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定処理)に移行する。尚、ステップ1102及びステップ1104でNoの場合も、次の処理(ステップ1200の電動役物駆動判定処理)に移行する。
次に、図7は、図5におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電動役物駆動判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aを参照して、電動役物開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aを参照して、補助遊技図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aにアクセスし、補助遊技図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1216で、補助遊技内容決定手段1143は、補助遊技状態一時記憶手段1193を参照して補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)を取得すると共に、補助遊技内容決定用抽選テーブル1143aを参照し、当該取得した補助遊技側の遊技状態及び当該保留球に基づく補助遊技図柄乱数に基づき停止図柄を決定(例えば、補助遊技時短フラグがオンである場合には、オフである場合と比して高確率で当選図柄を選択)して補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bに一時記憶する。次に、ステップ1218で、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)に基づき、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1に補助遊技図柄の変動時間に係る所定時間(例えば、補助遊技時短フラグがオンの場合には5秒、補助遊技時短フラグがオフの場合には30秒)をセットする。そして、ステップ1220で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の補助遊技図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1222で、補助遊技図柄保留手段1133は、補助遊技図柄に関する当該保留球を1減算した上で補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1133aに記録されている保留情報を更新すると共に、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1をスタートした後、補助遊技図柄表示部2421上で補助遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1224で、補助遊技図柄変動時間管理手段1153aは、補助遊技図柄変動管理用タイマ1153a−1を参照して、補助遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1224でYesの場合、ステップ1226で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技図柄情報一時記憶手段1193bを参照して補助遊技図柄の停止図柄を取得すると共に、当該取得した補助遊技図柄の停止図柄を補助遊技図柄表示部2421上で確定表示する。そして、ステップ1228で、補助遊技図柄制御手段1153は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の補助遊技図柄変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1230で、条件判定手段1161は、当該補助遊技図柄の停止図柄が「当り」であるか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)に基づき、開放タイマ1162に電動役物の開放時間に係る所定時間(例えば、補助遊技時短フラグがオンの場合には6秒、補助遊技時短フラグがオフの場合には0.5秒)をセットする。次に、ステップ1234で、電動役物開閉制御手段1160は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の電動役物開放中フラグをオンにする。そして、ステップ1236で、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を開放する。次に、ステップ1238で、電動役物開閉制御手段1160は、開放タイマ1162を参照して、電動役物の開放時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1238でYesの場合、ステップ1240及びステップ1242で、電動役物開閉制御手段1160は、第2主遊技始動口2110の電動役物2112を閉鎖すると共に、補助遊技関連情報一時記憶手段1193a中の電動役物開放中フラグをオフにし、次の処理(ステップ1300の主遊技内容決定乱数取得処理)に移行する。
尚、ステップ1202でNoの場合にはステップ1238に移行し、ステップ1204でNoの場合にはステップ1224に移行し、ステップ1206、ステップ1224、ステップ1230及びステップ1238でNoの場合には次の処理(ステップ1300の主遊技内容決定乱数取得処理)に移行する。
また、本フローチャートでは、便宜上、ステップ1226での停止図柄表示後、すぐに次のステップに移行しているが、これには限定されない。その場合には、500ms程度の停止表示固定時間を経てから次の処理に移行するよう構成してもよい(例えば、停止表示固定中フラグ及びタイマを利用して分岐処理を行うことによりこの処理を達成可能である)。
次に、図8は、図5におけるステップ1300のサブルーチンに係る、主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1302で、第1主遊技始動口入球判定手段1111は、第1主遊技始動口2210の第1入球検出装置2211から第1主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aを参照し、主遊技(特に第1主遊技側)に関する保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、第1主遊技乱数取得判定実行手段1121は、第1主遊技内容決定乱数を取得する。
なお、本実施例では、第1主遊技内容決定乱数として、当否を決定するための当否抽選乱数、当り時の図柄を決定するための図柄抽選乱数、特別図柄の変動パターン(変動時間)を決定するための変動態様抽選乱数の3つの乱数を取得している。ちなみに、これら3つの乱数は夫々更新周期・乱数範囲の異なる乱数生成手段から生成され、本タイミングで一連的に取得するようになっている。次に、ステップ1312で、第1主遊技図柄保留手段1131は、当該第1主遊技内容決定乱数を第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131aに記憶する。次に、ステップ1313で、情報送信制御手段1300は、第1主遊技乱数が取得された旨の情報(保留発生コマンド)を、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。
次に、ステップ1314で、第2主遊技始動口入球判定手段1112は、第2主遊技始動口2110の第2入球検出装置2111から第2主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1314でYesの場合、ステップ1316で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、主遊技(特に第2主遊技側)に関する保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1316でYesの場合、ステップ1318で、第2主遊技乱数取得判定実行手段1122は、第2主遊技内容決定乱数を取得する。なお、本実施例では、第2主遊技内容決定乱数として、第1主遊技内容決定手段と同様に当否抽選乱数、図柄抽選乱数、変動態様抽選乱数の3つの乱数を取得している。ちなみに、第1主遊技内容決定乱数の各乱数の取得範囲と第2主遊技内容決定乱数の各乱数の取得範囲(例えば第1主遊技用の当否抽選乱数と第2主遊技用の当否抽選乱数の取得範囲)を同じに設定している。次に、ステップ1324で、第2主遊技図柄保留手段1132は、当該第2主遊技内容決定乱数を第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aに記憶する。次に、ステップ1325で、情報送信制御手段1300は、第2主遊技乱数が取得された旨の情報(保留発生コマンド)を、サブメイン制御部2320へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットし、次の処理(ステップ1400の主遊技図柄表示処理)に移行する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合にはステップ1314に移行し、ステップ1314及びステップ1316でNoの場合には次の処理(ステップ1400の主遊技図柄表示処理)に移行する。
尚、本実施形態では、ステップ1313、ステップ1325にてサブメイン制御部2320へ送信する情報として、乱数が取得された旨の情報を送信しているが、当該乱数値の情報や主遊技図柄の保留数を付帯して送信してもよく、これらの情報により乱数が取得された旨の情報として代用することも可能である。
次に、図9は、図5におけるステップ1400のサブルーチンに係る、主遊技図柄表示処理のフローチャートである。まず、ステップ1401で、主遊技図柄保留解除制御手段1154は、第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132aを参照し、第2主遊技図柄の保留が存在していないか否かを確認する。ステップ1401でYesの場合、ステップ1400(1)で、主制御装置1000は、後述の第1主遊技図柄表示処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。他方、ステップ1401でNoの場合、ステップ1400(2)で、主制御装置1000は、後述の第2主遊技図柄表示処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。このように、本実施形態においては、第2主遊技図柄の保留球が存在する場合には、第1主遊技図柄の保留球の存在に係らず(たとえ入賞順序が第1主遊技図柄の保留の方が先でも)、第2主遊技図柄の保留消化を優先して実行するよう構成されているが、これには限定されない(入賞順序に基づく保留消化や、双方の主遊技図柄を同時並行的に抽選する並列抽選を実行するよう構成してもよい)。
次に、図10は、図9におけるステップ1400(1){ステップ1400(2)}のサブルーチンに係る、第1主遊技図柄表示処理(第2主遊技図柄表示処理)のフローチャートである。尚、本処理は、第1主遊技図柄側と第2主遊技図柄とで略同一の処理となるため、第1主遊技図柄側について主に説明し、第2主遊技図柄側の処理については括弧書きとする。まず、ステップ1402で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する。ここで、この変動開始条件は、特別遊技中や図柄変動中でないことが条件となる。
次に、ステップ1414で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)に一時記憶されている、今回の図柄変動に係る第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)を読み出し、第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段1131a(第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段1132a)から削除すると共に、当該一時記憶されている残りの情報をシフトする(保留消化処理)。次に、ステップ1403で、当否抽選手段1135は、各遊技状態に対応する第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1(第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3)を参照し、第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)(特に、当選抽選乱数)に基づき、主遊技図柄当否(本例では、大当り又は小当り)抽選を実行する。
ここで、図11(主遊技テーブル1)は、第1主遊技用当否抽選テーブル1135b−1(第2主遊技用当否抽選テーブル1135b−3)の一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、確率変動遊技状態時における大当り当選確率は、非確率変動遊技状態時における大当り当選確率よりも高確率となるよう構成されている。また、第1主遊技側においては、特別遊技の実行前後における遊技状態が変化し得ない当りである小当りが当選し得るよう構成されている。尚、当選確率はあくまでも一例であり、これには何ら限定されない。また、大当り及び小当りの抽選方法についても特に限定されず、同一の抽選テーブルで大当り及び小当りの抽選を実行してもよいし、先に大当り抽選テーブルを参照して大当り抽選を実行し、大当り抽選にはずれた場合、更に小当り抽選テーブルを参照して小当り抽選を実行するように構成してもよい。更には、先に小当り抽選テーブルを参照して小当り抽選を実行し、小当り抽選にはずれた場合又は当たった場合でも重ねて大当り抽選を実行してもよい。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1417で、特別遊技移行決定手段1135aは、当該主遊技図柄の当否抽選結果が当りか否かを判定する。ステップ1417でYesの場合、ステップ1418で、特別遊技移行決定手段1135aは、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の「当りフラグ」をオンにする。他方、ステップ1417でNoの場合には、ステップ1418をスキップする。
次に、ステップ1416−1で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)を参照し、主遊技図柄当否抽選結果及び第1主遊技内容決定乱数(第2主遊技内容決定乱数)(特に、図柄抽選乱数)に基づいて主遊技図柄に関する停止図柄を決定し、これらを第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶する。
ここで、図11(主遊技テーブル2)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)の一例である(特に、停止図柄決定用テーブルの一例)。本例に示されるように、本実施形態においては、大当りに当選した場合、特別遊技時における最大実行ラウンド数の異なる複数の主遊技図柄候補(本例では、「1A、1B」=8R及び「7A、7B」=16R)の内から一の主遊技図柄が大当り図柄として決定されるよう構成されている。ここで、大当り図柄「1A、1B」は、後述するように、当該大当り図柄に係る特別遊技実行後には確率変動遊技状態へ移行しないこととなる態様である(以下、非確変大当り、と呼ぶことがある)一方、大当り図柄「7A、7B」は、後述するように、当該大当り図柄に係る特別遊技実行後には確率変動遊技状態へ移行することとなる態様である(以下、確変大当り、と呼ぶことがある)。
次に、ステップ1416−3で、第1主遊技内容決定手段1141(第2主遊技内容決定手段1142)は、各遊技状態に対応する第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)を参照し、主遊技図柄当否抽選結果及び第1主遊技内容決定乱数(第1主遊技内容決定乱数)(特に、変動態様抽選乱数)に基づいて主遊技図柄の変動態様を決定し、これらを第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶して、ステップ1419に移行する。
ここで、図11(主遊技テーブル3)は、第1主遊技内容決定用抽選テーブル1141a(第2主遊技内容決定用抽選テーブル1142a)の一例である(特に、変動態様決定用テーブルの一例)。本例に示されるように、本実施形態においては、主遊技図柄の当否抽選結果及び主遊技時短フラグ状態に基づき、主遊技図柄の変動態様(変動時間)が決定されるよう構成されている。即ち、主遊技図柄の当否抽選結果が当りの場合には相対的に変動時間が長時間となる変動態様が決定され易く、主遊技時短フラグがオフである場合(時短遊技状態)には相対的に変動時間が短時間となる変動態様が決定され易いよう構成されている。尚、本例はあくまでも一例であり、停止図柄の種類や選択率等には何ら限定されない。また、本実施形態では、説明の便宜上、保留球数に応じて異なるテーブルを有するよう構成しなかったが、保留球数に応じて異なるテーブルを有するように構成してもよいことはいうまでもない。
次に、ステップ1419で、情報送信制御手段1300は、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に一時記憶された主遊技図柄に係るコマンド(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)及び現在の遊技状態に係るコマンド(図柄変動表示開始指示コマンド)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1420で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)が、主遊技図柄の変動時間に係る所定時間を第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)にセットする。そして、ステップ1422で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)上で、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に記憶された変動態様に従い、主遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1446で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオンする。そして、ステップ1434で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)が、主遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1434でYesの場合、ステップ1437で、情報送信制御手段1300は、図柄変動が終了する旨の情報(図柄確定表示指示コマンド)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。次に、ステップ1438で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)上での主遊技図柄の変動表示を停止し、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b(第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192b)に記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1440で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の変動中フラグをオフにする。そして、ステップ1442で、第1主遊技図柄変動時間管理手段1151a(第2主遊技図柄変動時間管理手段1152a)は、第1主遊技図柄変動管理用タイマ1151a−1(第2主遊技図柄変動管理用タイマ1152a−1)をリセットする。
次に、ステップ1450で、主制御装置1000は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1434でNoの場合には、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
尚、ステップ1402でNoの場合には、ステップ1444で、第1主遊技図柄制御手段1151(第2主遊技図柄制御手段1152)は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1444でYesの場合にはステップ1434に移行し、ステップ1444でNoの場合には次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図12は、図9におけるステップ1450のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1452で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数カウンタ値が0よりも大きいか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aの時短回数カウンタ値を1減算する。次に、ステップ1456で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aを参照して、時短回数が0であるか否かを判定する。ステップ1456でYesの場合、ステップ1460で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a中の主遊技時短フラグ及び第2フラグ一時記憶手段1192a中の主遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1462で、特定遊技制御手段1180は、遊技状態一時記憶手段1190内の補助遊技時短フラグをオフにし、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。尚、ステップ1452及びステップ1456でNoの場合にも、次の処理(ステップ1500の特別遊技作動条件判定処理)に移行する。
次に、図13は、図5におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、条件判定手段1171は、第1主遊技図柄表示装置2130(第2主遊技図柄表示装置2230)の第1主遊技図柄表示部2131(第2主遊技図柄表示部2231)上に表示された主遊技図柄が停止したか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1504で、条件判定手段1171は、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)を参照し、当りフラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1504でYesの場合、ステップ1505で、特別遊技内容決定手段1172は、当該所定態様に基づき、特別遊技内容参照テーブル1172aを参照することにより、当該特別遊技の内容(例えば、当り図柄に対応した最大ラウンド数や、各ラウンドにおける大入賞口の開閉態様)を特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットする。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ1510で、特定遊技終了条件判定手段1181は、特別遊技の開始時における停止図柄が小当り図柄(本例では、「SA」図柄)でないか否かを判定する。ステップ1510でYesの場合、ステップ1552及びステップ1554で、特定遊技制御手段1180は、第1フラグ一時記憶手段1191a及び第2フラグ一時記憶手段1192a中の特定遊技フラグ(主遊技確変フラグ・主遊技時短フラグ・補助遊技時短フラグ)を一旦オフにすると共に、時短回数カウンタ1181aをリセット(時短回数カウンタ値=0)する。次に、ステップ1506及びステップ1508で、条件判定手段1171は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194中の特別遊技移行許可フラグをオンにすると共に、第1フラグ一時記憶手段1191a(第2フラグ一時記憶手段1192a)中の当りフラグをオフにし、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。尚、ステップ1502及びステップ1504でNoの場合にも、次の処理(ステップ1600の特別遊技制御処理)に移行する。尚、ステップ1510でNoの場合、ステップ1506に移行する。
次に、図14は、図5におけるステップ1600のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1602で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1602でYesの場合、ステップ1604及びステップ1606で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにする。次に、ステップ1608で、情報送信制御手段1300は、特別遊技を開始する旨の情報(特別遊技開始表示指示コマンド)を、サブメイン制御部側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットし、ステップ1612に移行する。他方、ステップ1602でNoの場合、ステップ1610で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ1610でYesの場合には、ステップ1612に移行する。尚、ステップ1610でNoの場合には、特別遊技実行手段1173は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ1612で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照し、ラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ1612でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ1614〜1624の処理を行うことなく、ステップ1626に移行する。他方、ステップ1612でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ1614で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194にセットした開放パターン(例えば、開放し続ける開放パターン、開閉を行うパターン)をセットする。次に、ステップ1616で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の入賞球カウンタをゼロクリアする。次に、ステップ1618で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド数カウンタに1を加算する。尚、特別遊技関連情報一時記憶手段1194に記憶されているラウンド数は、特別遊技開始直後(初期値)は0であり、以後ラウンドを重ねていく毎に1ずつインクリメントされる。次に、ステップ1620で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド継続フラグをオンにする。そして、ステップ1622で、特別遊技実行手段1173は、第1大入賞口2120の第1電動役物2122又は第2大入賞口2220の第2電動役物2222を駆動して第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を開放し、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)に所定時間(例えば30秒)をセットする。次に、ステップ1624で、情報送信制御手段1300は、現在の特別遊技中に係る遊技状態コマンド(例えば、現在のラウンド数や遊技球の入賞個数等)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットして、ステップ1626に移行する。
次に、ステップ1626で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照して当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ1626でYesの場合には、ステップ1630に移行する。他方、ステップ1626でNoの場合、ステップ1628で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)を参照して大入賞口開放に係る所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ1628でYesの場合にも、ステップ1630に移行し、ステップ1628でNoの場合には、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、ステップ1630で、特別遊技実行手段1173は、第1大入賞口2120の第1電動役物2122又は第2大入賞口2220の第2電動役物2222の駆動を停止して第1大入賞口2120又は第2大入賞口2220を閉鎖する。そして、ステップ1632で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技用タイマ1174a(特に開放時間タイマ)をリセットする。次に、ステップ1634で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内のラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ1636で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194を参照して、当該ラウンドが最終ラウンド(例えば、確率変動大当り及び時間短縮変動大当りの場合は第15ラウンド、突然確率変動大当りの場合は第2ラウンド)であるか否かを判定する。ステップ1636でYesの場合、ステップ1638で、特別遊技実行手段1173は、特別遊技関連情報一時記憶手段1194内の特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ1640で、情報送信制御手段1300は、特別遊技を終了する旨の情報(特別遊技終了表示指示コマンド)を、サブメイン制御部2320側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセットする。そして、ステップ9000で、遊技制御手段1100は、後述の特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。尚、ステップ1636でNoの場合にも、次の処理(ステップ1700の賞球払出処理)に移行する。
次に、図15は、図14におけるステップ9000のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ9002で、特定遊技制御手段1180は、第1主遊技図柄情報一時記憶手段1191b及び第2主遊技図柄情報一時記憶手段1192bを参照し、特別遊技の開始時における停止図柄を確認する。次に、ステップ9010で、特定遊技制御手段1180は、当該確認結果に基づき、特別遊技の開始時における停止図柄が小当り図柄(本例では、「SA」)でないか否かを判定する。ステップ9010でYesの場合、ステップ9012で、特定遊技制御手段1180は、当該確認結果に基づき、特別遊技の開始時における停止図柄が確変大当り図柄(本例では、「7A、7B」)であるか否かを判定する。ステップ9012でYesの場合、ステップ9014で、特定遊技制御手段1180は、遊技状態一時記憶手段1190内の主遊技確変フラグをオンにし、ステップ9021に移行する。他方、ステップ9012でNoの場合には、ステップ9021に移行する。次に、ステップ9021で、特定遊技制御手段1180は、時短回数カウンタ1181aの値に所定回数(本例では、70)をセットする。次に、ステップ9024で、特定遊技制御手段1180は、遊技状態一時記憶手段1190内の主遊技時短フラグをオンにする。次に、ステップ9026で、特定遊技制御手段1180は、補助遊技関連情報一時記憶手段1193aの補助遊技時短フラグをオンにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。他方、ステップ9010でNoの場合、換言すれば、特別遊技の開始時における停止図柄が小当り図柄である場合、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、図16〜図23を参照して、サブメイン制御部2320側で実行される制御処理を説明する。まず、図16は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、副制御基板2000側(特に、サブメイン制御部2320側)のメインフローチャートである。ここで、同図(a)の処理は、遊技機への電源投入時等のリセット後に実行されるサブ基板側での初期処理である。即ち、遊技機への電源投入時において、サブメイン制御部2320の繰り返し処理ルーチンであるステップ5000を繰り返し実行するループ処理に移行する。ここで、ステップ5000が実行された場合、同図(b)の処理に示されるように、まず、ステップ5600で、演出表示制御手段2320は、後述する保留情報管理処理を実行する。次に、ステップ5700で、演出表示制御手段2320は、後述する装飾図柄表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ5800で、演出表示制御手段2320は、後述する装飾図柄表示制御処理を実行する。次に、ステップ6000で、演出表示制御手段2320は、後述する特別遊技中表示制御処理を実行する。次に、ステップ7000で、演出表示制御手段2320は、表示コマンド送信制御処理{詳細は割愛するが、例えば、サブメイン制御部2320側における情報送受信制御手段2400から、サブサブ制御部2310側における副情報送受信制御手段2450へ表示処理に係るコマンド(コマンドのセット処理については一例を後述する)を送信する処理に相当する。尚、当該受信したコマンドに基づき、サブサブ制御部2310側における画像表示制御手段2313が、画像表示処理を実行するよう構成されている}を実行し、本繰り返し処理ルーチンを終了する。
以上のように、サブメイン制御部は、リセット後、サブメイン側ルーチン(S5000〜S7000)をループ処理する形態を採用している。また、同図(c)の処理は、サブメイン制御部2320の割り込み処理であり、前述した主制御基板1000のSTB信号線からの信号がサブメイン制御部2320のCPUの一端子(本例では、NMI端子)に接続されていた場合における処理フロー(ステップ4700)である。即ち、サブメイン制御部2320のCPUにおいてNMI割り込みが発生した場合(STB信号線がオンとなった場合)、ステップ4800で、サブメイン制御部2320は、主制御装置1000側からのコマンド入力ポート(前述したデータ信号線の入力ポート)を確認する。そして、ステップ4900で、サブメイン制御部2320は、当該確認結果に基づき、サブメイン制御部2320側のRAM(本例では、メイン側情報一時記憶手段2321a)に、主制御装置1000側から送信されたコマンドを一時記憶し、本割り込み処理直前に実行されていた処理へ復帰する。
次に、図17は、図16におけるステップ5600のサブルーチンに係る、保留情報管理処理のフローチャートである。まず、ステップ5602で、装図保留情報表示制御手段2323は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から新たな保留発生コマンド(第1主遊技図柄又は第2主遊技図柄に係る保留情報)を受信したか否かを判定する。ステップ5602でYesの場合、ステップ5604で、装図保留情報表示制御手段2323は、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタ(本例では、第1主遊技用が最大4個、第2主遊技用が最大4個)に「1」を加算する。次に、ステップ5606で、装図保留情報表示制御手段2323は、主制御装置1000側から送信された保留発生コマンドに基づき、保留情報(特に、主遊技図柄抽選に係る乱数値)を、装図保留情報一時記憶手段2323aに一時記憶し、ステップ5620に移行する。
他方、ステップ5602でNoの場合、ステップ5610で、装図保留情報表示制御手段2323は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から図柄変動表示開始指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ5610でYesの場合、ステップ5612で、装図保留情報表示制御手段2323は、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタから「1」を減算する。次に、ステップ5614で、装図保留情報表示制御手段2323は、当該図柄変動に係る保留情報を、装図保留情報一時記憶手段2323aから削除すると共に、残りの保留情報をシフトする。次に、ステップ5616で、演出表示制御手段2320は、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグ領域にアクセスし、図柄内容決定許可フラグをオンにし、ステップ5620に移行する。
次に、ステップ5620で、装図保留情報表示制御手段2323は、演出表示手段2310を駆使して演出表示装置2140上(特に、第1保留表示部2312a、第2保留表示部2312b)に、装図保留情報一時記憶手段2323a内の装図保留カウンタ値と同数の保留表示ランプを点灯表示し、次の処理(ステップ5700の装飾図柄表示内容決定処理)に移行する。尚、ステップ5610でNoの場合には、ステップ5620に移行する。
次に、図18は、図16におけるステップ5700のサブルーチンに係る、装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ5702で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグエリアを参照し、図柄内容決定許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5702でYesの場合、ステップ5704で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグエリア内の図柄内容決定許可フラグをオフにする。次に、ステップ5706で、装図表示内容決定手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された図柄情報(主遊技図柄に係る停止図柄・変動態様)に基づき、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定し装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶する。ここで、装飾図柄の停止図柄としては、主遊技図柄に係る停止図柄が大当り図柄(本例では、「1A、1B、7A、7B」)である場合には、3つの数字がそろっている図柄(ゾロ目)とし、ハズレ又は小当り(本例では、SA)の場合には、3つの数字がそろわない図柄とすることを例示することができる。また、装飾図柄の変動態様としては、主遊技図柄に係る変動態様(変動時間)に基づき、非リーチ、ノーマルリーチ、スーパーリーチ等のリーチ変動態様を決定することを例示することができる。
次に、ステップ5707で、主演出動作内容決定手段2322eは、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された装飾図柄の当否結果及び装飾図柄の変動態様に基づき、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―1を参照して主演出内容を決定し、表示更新タイミング、表示更新内容をセットすると共に、演出一般情報一時記憶手段2324内に一時記憶する。次に、ステップ5900で、予告演出内容決定手段2322fは、後述する予告演出内容決定処理を実行する。次に、ステップ5708で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグをオンにし、次の処理(ステップ5800の装飾図柄表示制御処理)に移行する。尚、ステップ5702でNoの場合にも、次の処理(ステップ5800の装飾図柄表示制御処理)に移行する。
ここで、図19(主演出テーブル1)は、図18にて参照される、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―1(主演出内容決定用抽選テーブル、特に、装図変動態様がスーパーリーチである場合)の一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、主遊技図柄の当否結果(左端列にて図示されており、本例では、「ハズレ」又は「大当り」)及び装飾図柄の変動態様(左2列目にて図示されており、本例では「スーパーリーチ(総演出時間60秒)」の場合のみ例示)と取得乱数値(サブメイン基板側で取得した乱数値であって、左3列目にて図示)とに基づき、主演出内容(左4列目にて図示されており、本例では、「主演出A−1(ハズレ)」や「主演出A−1(大当り)」等)を決定可能に構成されている。そして、主演出内容が決定された場合には、「表示更新タイミング」と「表示更新内容」とを一義的に決定可能に構成されている。例えば、主演出内容=「主演出A−1(ハズレ)」であった場合には、「表示更新タイミング」=「変動開始時(0秒後)」において「表示更新内容」=「装図変動開始(全列)」と決定され、「表示更新タイミング」=「変動開始6秒後」において「表示更新内容」=「リーチ画像表示1(ハズレ)」と決定される。そして、後述するように、装飾図柄の変動時間に係る経過時間に応じて、「表示更新タイミング」に到達した「表示更新内容」が順次実行されることとなる。尚、「主演出A−1(ハズレ)」で定義される演出パターン(一連の表示内容)と他の主演出内容の名称で定義される演出パターンとは異なるものであることを補足しておく。
ここで、本実施形態においては、いわゆる擬似連続変動を実行可能に構成されており、具体的には、本例における主演出内容「主演出A−4(ハズレ)擬似連2」、「主演出A−4(ハズレ)擬似連3」、「主演出A−4(大当り)擬似連2」、「主演出A−4(大当り)擬似連3」によって示されている。例えば、主演出内容「主演出A−4(ハズレ)擬似連2」においては、「表示更新タイミング」=「変動開始時(0秒後)」において「表示更新内容」=「装図変動開始(全列)」が実行された後、「表示更新タイミング」=「変動開始4秒後」、「変動開始5秒後」、「変動開始6秒後」において「表示更新内容」=「装図仮停止表示(左列)」、「装図仮停止表示(右列)」、「装図仮停止表示(中列)」が順次実行される。そして、その後、「表示更新タイミング」=「変動開始7秒後」において「表示更新内容」=「装図変動再開(全列)」が実行された後、「表示更新タイミング」=「変動開始11秒後」、「変動開始12秒後」、「変動開始13秒後」において「表示更新内容」=「装図仮停止表示(左列)」、「装図仮停止表示(右列)」、「装図仮停止表示(中列)」が順次実行されることで、遊技者にとっては、恰も複数回の図柄変動が発生しているようにみえるのである。この繰り返しが、いわゆる擬似連続変動と呼ばれる演出手法であり、主演出内容「主演出A−4(ハズレ)擬似連2」においては、擬似変動が2回連続して実行された後、更に1回の本変動が実行されることで、計3回分の図柄変動が発生しているようにみえるのである。
また、本実施形態においては、夫々の擬似変動が実行される際に、図柄変動と連動して実行される演出であって大当り期待度等を表す予告演出を実行可能に構成されている。例えば、主演出内容「主演出A−4(ハズレ)擬似連2」においては、擬似変動1回目の実行に際して、「表示更新タイミング」=「変動開始後3秒後」において「表示更新内容」=「予告演出1−1」が実行され、擬似変動2回目の実行に際して、「表示更新タイミング」=「変動開始後10秒後」において「表示更新内容」=「予告演出1−2」が実行されるよう構成されている。また、本変動においては、「表示更新タイミング」=「変動開始後30秒後」において「表示更新内容」=「予告演出2」が実行され、「表示更新タイミング」=「変動開始後45秒後」において「表示更新内容」=「予告演出3」が実行されるよう構成されている。尚、夫々の予告演出実行時において表示される予告画像の詳細については後述する。尚、本例では、リーチ画像表示1〜5の夫々の表示期間が異なるよう構成されており、また、リーチ画像表示1〜5の夫々の表示内容も異なるよう構成されているが、これには限定されず、リーチ画像表示1〜5の夫々の表示内容の一部が同一(例えば、いわゆるショートリーチ、ミドルリーチ、ロングリーチ等の同一リーチの一部)となるよう構成してもよく、また、リーチ画像表示1〜5の夫々の表示期間がすべて同一となる(その際には、一律60秒ではなく60秒を超える)よう構成してもよい。
次に、図20は、図18におけるステップ5900のサブルーチンに係る、予告演出内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ5902で、予告演出内容決定手段2322fは、強予告カウンタ2322f−2のカウンタ値をリセット(ゼロクリア)する。ここで、強予告カウンタ2322f−2とは、大当り期待度の高い予告演出が選択された場合にインクリメントされるカウンタであり、本実施形態においては、後述するように予告演出内容=「強予告」が選択された場合にインクリメントされることとなる。次に、ステップ5904で、予告演出内容決定手段2322fは、演出一般情報一時記憶手段2324を参照し、主演出内容が擬似連続変動態様(本例では、「主演出A−4(ハズレ)擬似連2」、「主演出A−4(ハズレ)擬似連3」、「主演出A−4(大当り)擬似連2」、「主演出A−4(大当り)擬似連3」)でないか否かを判定する。ステップ5904でYesの場合、ステップ5906で、予告演出内容決定手段2322fは、予告演出内容決定用抽選テーブル2322f−1(特に、予告演出テーブル1A)を参照し、主遊技図柄の当否結果に基づき、予告演出内容1(図柄変動直後において実行される予告演出内容)を仮決定する。
ここで、図中欄外にて、予告演出内容決定用抽選テーブル2322f−1(特に、予告演出テーブル1A)の一例を示す。本例に示されるように、本実施形態においては、主演出内容と連動して実行される予告演出の内容を決定するに際し、大当り期待度が異なる複数の予告演出内容(本例では、「弱予告」<「中予告」<「強予告」)が予め定められており、当該複数の予告演出内容の内から一の予告演出内容を抽選によって決定されるよう構成されている。ここで、例えば、大当り期待度が高い予告演出内容(例えば、「強予告」)が選択された場合、予告画像内容として大当り期待度が高い旨を報知する画像(例えば、予告画像の縁取りがキリン柄)が表示されるよう構成されている{以下、他の予告演出についても同様であり、予告演出内容1〜3における「強予告」に関しては、いずれの属性をキリン柄(例えば、キリン帯コメント、キリン模様の紙吹雪、キリン柄のカットイン画像、等)とするかは適宜設計事項である}。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ5908で、予告演出内容決定手段2322fは、当該仮決定した予告演出内容1が「強予告」か否かを判定する。ステップ5908でYesの場合、ステップ5910で、予告演出内容決定手段2322fは、強予告カウンタ2322f−2のカウンタ値に1を加算(インクリメント)し、ステップ5920に移行する。他方、ステップ5908でNoの場合には、ステップ5920に移行する。尚、ステップ5904でNoの場合、ステップ5950で、予告演出内容決定手段2322fは、後述する擬似連中予告演出内容決定処理を実行し、ステップ5920に移行する。
次に、ステップ5920で、予告演出内容決定手段2322fは、予告演出内容決定用抽選テーブル2322f−1(特に、予告演出テーブル2)を参照し、主遊技図柄の当否結果に基づき、予告演出内容2(リーチ発生直後において実行される予告演出内容)を仮決定する。次に、ステップ5922で、予告演出内容決定手段2322fは、当該仮決定した予告演出内容2が「強予告」でないか否かを判定する。ステップ5922でYesの場合には、ステップ5930に移行する。他方、ステップ5922でNoの場合、ステップ5923で、予告演出内容決定手段2322fは、当該図柄変動が大当りでないか否かを判定する。ステップ5923でYesの場合、ステップ5924で、予告演出内容決定手段2322fは、強予告カウンタ2322f−2のカウンタ値が所定値(本例では、1)以上であるか否かを判定する。ステップ5924でYesの場合、換言すれば、当該図柄変動が大当りに係る変動でなく、当該変動内で所定回数以上の「強予告」が仮決定されている場合、ステップ5926で、予告演出内容決定手段2322fは、当該仮決定内容を「強予告」ではない予告演出内容(例えば、「中予告」)に変更し、ステップ5930に移行する。他方、ステップ5923又はステップ5924でNoの場合、ステップ5928で、予告演出内容決定手段2322fは、強予告カウンタ2322f−2のカウンタ値に1を加算(インクリメント)し、ステップ5930に移行する。
次に、ステップ5930で、予告演出内容決定手段2322fは、予告演出内容決定用抽選テーブル2322f−1(特に、予告演出テーブル3)を参照し、主遊技図柄の当否結果に基づき、予告演出内容3(リーチ中において実行される予告演出内容)を仮決定する。次に、ステップ5932で、予告演出内容決定手段2322fは、当該仮決定した予告演出内容3が「強予告」でないか否かを判定する。ステップ5932でYesの場合には、ステップ5940に移行する。他方、ステップ5932でNoの場合、ステップ5933で、予告演出内容決定手段2322fは、当該図柄変動が大当りでないか否かを判定する。ステップ5933でYesの場合、ステップ5934で、予告演出内容決定手段2322fは、強予告カウンタ2322f−2のカウンタ値が所定値(本例では、1)以上であるか否かを判定する。ステップ5934でYesの場合、換言すれば、当該図柄変動が大当りに係る変動でなく、当該変動内で所定回数以上の「強予告」が仮決定されている場合、ステップ5936で、予告演出内容決定手段2322fは、当該仮決定内容を「強予告」ではない予告演出内容(例えば、「中予告」)に変更し、ステップ5940に移行する。他方、ステップ5933又はステップ5934でNoの場合、ステップ5938で、予告演出内容決定手段2322fは、強予告カウンタ2322f−2のカウンタ値に1を加算(インクリメント)し、ステップ5940に移行する。
次に、ステップ5940で、予告演出内容決定手段2322fは、以上の処理によって仮決定された予告演出内容1〜3に基づき、実行予定である予告画像内容を、演出一般情報一時記憶手段2324内にセットし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。以上のように構成することで、本実施形態においては、一の図柄変動中において実行される予告演出内容において、当該図柄変動が大当りに係る変動でない場合には、当該変動内で所定回数(本例では、1回)以上の「強予告」が表示され得ない一方、当該図柄変動が大当りに係る変動である場合には、当該変動内で所定回数(本例では、1回)以上の「強予告」が表示され得るよう動作することとなる。その結果、本実施形態においては、「一の図柄変動中において強予告が所定回数以上表示されれば大当り確定」とする法則が成立することとなり、大当り期待度の高い予告演出が何度も表示された後にハズレてしまうことで遊技者の遊技続行の意思を著しく低減させてしまう事態を回避することができる。しかしながら、本実施形態においては、前述したように、擬似変動中においても予告演出を実行可能であるため、夫々の擬似変動時において実行される予告演出においても当該法則が成立し得るよう構成しておくことが望ましいこととなる。
次に、図21は、図20におけるステップ5950のサブルーチンに係る、擬似連中予告演出内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ5952で、予告演出内容決定手段2322fは、擬似連カウンタ2322f−3のカウンタ値Rをリセット(ゼロクリア)する。次に、ステップ5953で、予告演出内容決定手段2322fは、演出一般情報一時記憶手段2324内に一時記憶された主演出内容を参照し、擬似連回数を導出する(例えば、主演出内容A−4の場合=擬似連2回、主演出内容A−5=擬似連3回)。次に、ステップ5954で、予告演出内容決定手段2322fは、当該導出した擬似連回数を擬似連回数Mとして、演出一般情報一時記憶手段2324内に一時記憶する。
次に、ステップ5956で、予告演出内容決定手段2322fは、擬似連カウンタ2322f−3のカウンタ値Rに1を加算(インクリメント)する。次に、ステップ5960で、予告演出内容決定手段2322fは、強予告カウンタ2322f−2のカウンタ値が所定値(本例では、1)以上であるか否かを判定する。ステップ5960でYesの場合、換言すれば、当該変動内で所定回数以上の「強予告」が既に決定されている場合、ステップ5962で、予告演出内容決定手段2322fは、予告演出内容決定用演出テーブル2322f−1(特に、予告演出テーブル1C)を参照し、主遊技図柄の当否結果に基づき、擬似連カウンタ2322f−3のカウンタ値R回目の擬似変動時における予告演出内容を導出し、ステップ5966に移行する。他方、ステップ5960でNoの場合、換言すれば、当該変動内で所定回数以上の「強予告」が未だ決定されていない場合、ステップ5964で、予告演出内容決定手段2322fは、予告演出内容決定用演出テーブル2322f−1(特に、予告演出テーブル1B)を参照し、主遊技図柄の当否結果に基づき、擬似連カウンタ2322f−3のカウンタ値R回目の擬似変動時における予告演出内容を導出し、ステップ5966に移行する。
ここで、図中欄外にて、予告演出内容決定用抽選テーブル2322f−1(特に、予告演出テーブル1B及び予告演出テーブル1C)の一例を示す。本例に示されるように、本実施形態においては、擬似連続変動時における予告画像内容として、前述した予告演出内容1(図柄変動直後において実行される予告演出内容)と同様の内容が選択されるよう構成されている。即ち、擬似連続変動時においても、大当り期待度が高い予告演出内容(例えば、「強予告」)が選択された場合、予告画像内容として大当り期待度が高い旨を報知する画像(例えば、予告画像の縁取りがキリン柄)が表示されるよう構成されているのである。そして、予告演出テーブル1B及び予告演出テーブル1Cの双方を比較すると明らかなように、当該変動内で所定回数以上の「強予告」が未だ決定されていない場合には、当否結果に拘わらず「強予告」が選択され得る一方、当該変動内で所定回数以上の「強予告」が既に決定されている場合であって、当否結果がハズレである場合には「強予告」が選択され得ないこととなる。尚、本例のように構成した場合、「擬似連続変動時における同系統種別の予告における大当り期待度の低下(いわゆる属性の成り下がり)」が発生し得るため、「予告演出テーブル1Cがセリフ予告以外の、例えばステップアップ予告等が選択され得る」よう構成してもよい。このように構成することで、最終回となる擬似変動前の擬似変動にて強予告が表示されたとしても、予告種別を変更して中予告にすることが可能となるため整合性が担保される(遊技者に成り下がりとして認識され難くなる)こととなる。但し、このように構成した場合には、「同系統種別の予告演出が擬似連続変動時に成り下がると大当り期待度が低下し、擬似連続変動によって予告系統種別が変化する場合は強予告→中予告となっても『種別が違うから大当り期待度が低下することにならない』といった前提条件(法則性)を遊技者が認識している必要があることを補足しておく。また、本例では、大当り確定を意味する予告演出については例示していないが、このような予告演出(例えば、「レインボー色」を属性とする予告演出)を設けるよう構成しておいてもよい。
フローチャートの説明に戻ると、次に、ステップ5966で、予告演出内容決定手段2322fは、当該決定した予告演出内容に基づき、擬似連カウンタ2322f−3のカウンタ値R回目の擬似変動時において実行予定である予告画像内容を、演出一般情報一時記憶手段2324内にセットする。次に、ステップ5970で、予告演出内容決定手段2322fは、当該決定された予告演出内容が「強予告」であるか否かを判定する。ステップ5970でYesの場合、ステップ5972で、予告演出内容決定手段2322fは、強予告カウンタ2322f−2のカウンタ値に1を加算し、ステップ5974に移行する。他方、ステップ5970でNoの場合には、ステップ5974に移行する。次に、ステップ5974で、予告演出内容決定手段2322fは、演出一般情報一時記憶手段2324に一時記憶されている擬似連回数Mを参照し、擬似連カウンタ2322f−3のカウンタ値Rが擬似連回数Mと同値であるか否か、即ち、実行予定である擬似変動回数分の予告画像内容のセット処理が完了したか否かを判定する。ステップ5974でYesの場合には、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する一方、ステップ5974でNoの場合には、再度ステップ5956に移行することで、擬似変動回数分の予告画像内容のセット処理に係るループ処理が実行されることとなる。
以上のように構成することで、本実施形態においては、一の図柄変動中において実行される予告演出内容において、当該図柄変動が大当りに係る変動でない場合には、当該変動内で所定回数(本例では、1回)以上の「強予告」が表示され得ない一方、当該図柄変動が大当りに係る変動である場合には、当該変動内で所定回数(本例では、1回)以上の「強予告」が表示され得るよう構成されている状況下、擬似変動中においても予告演出を実行可能であるよう構成されている場合において、夫々の擬似変動時において実行される予告演出を含めた形で、「一の図柄変動中において強予告が所定回数以上表示されれば大当り確定」とする法則が成立することとなり、遊技者が当該法則を誤認してしまう事態を回避することが可能となるのである。尚、変更例として、例えば、「擬似連続変動にて1の系統種別の予告から2の系統種別の予告演出へと切り替わる場合において、それぞれの予告演出にて強予告が選択された際には大当り確定とする」よう構成してもよい。
尚、本実施形態においては、一の図柄変動中における様々なタイミングで予告演出を実行可能に構成されており、本例では、より早期のタイミングで実行される予告演出内容から順次決定されるよう構成されている。このように構成した場合、所定回数(本例では、1回)以上の「強予告」が選択されないよう制御するに際しては、当該より早期のタイミングで実行される予告演出内容ほど「強予告」が選択されないよう制御され難くなる一方、より末期のタイミングで実行される予告演出内容ほど「強予告」が選択されないよう制御され易くなることとなる。しかしながら、予告演出内容の決定順番には何ら限定されず、予告演出内容の決定順番を本例とは異なる順番とし、例えば、より末期のタイミングで実行される予告演出内容から順次決定されるよう構成することで、当該より末期のタイミングで実行される予告演出内容ほど「強予告」が選択されないよう制御され難くなる、といった構成を採用してもよく、演出の設計意図にあわせて予告演出内容の決定順番を適宜変更しても何ら問題はないことを補足しておく。
次に、図22は、図16におけるステップ5800のサブルーチンに係る、装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ5802で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5802でYesの場合、ステップ5804で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄内容決定フラグをオフにする。次に、ステップ5806で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ5809で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dをスタートし、ステップ5810に移行する。尚、ステップ5802でNoの場合にも、ステップ5810に移行する。
次に、ステップ5810で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5810でYesの場合、ステップ5812で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dと装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶された変動態様に基づき、装飾図柄の変動開始タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ5812でYesの場合、ステップ5814で、装飾図柄表示制御手段2322は、装飾図柄の変動表示コマンドをセットし、ステップ5830に移行する。他方、ステップ5812でNoの場合、ステップ5816で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dと装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶された変動態様に基づき、装飾図柄の停止表示タイミング(仮停止表示タイミング又は確定表示タイミング)に到達したか否かを判定する。ステップ5816でYesの場合、ステップ5818で、装飾図柄表示制御手段2322は、装飾図柄の停止表示コマンド(仮停止表示コマンド又は確定表示コマンド)をセットし、ステップ5830に移行する。他方、ステップ5816でNoの場合、ステップ5820で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dと装図表示関連情報一時記憶手段2322cに一時記憶された変動態様に基づき、予告画像やリーチ画像の表示タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ5820でYesの場合、ステップ5822で、装飾図柄表示制御手段2322は、当該予告画像やリーチ画像に係る画像表示コマンドをセットし、ステップ5830に移行する。尚、ステップ5820でNoの場合には、ステップ5830に移行する。
次に、ステップ5830で、装飾図柄表示制御手段2322は、主遊技図柄が停止表示されたか否かを判定する(例えば、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、主制御装置1000側から主遊技図柄が停止表示される旨の情報を受信したか否かを判定する)。ステップ5830でYesの場合、ステップ5832で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図変動時間管理タイマ2322dを停止すると共にリセット(ゼロクリア)する。次に、ステップ5834で、装飾図柄表示制御手段2322は、装図表示関連情報一時記憶手段2322c内の図柄変動中フラグをオフにし、次の処理(ステップ6000の特別遊技中表示制御処理)に移行する。尚、ステップ5810又はステップ5830でNoの場合にも、次の処理(ステップ6000の特別遊技中表示制御処理)に移行する。
次に、図23は、図16におけるステップ6000のサブルーチンに係る、特別遊技中表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6002で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリアを参照し、特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6002でYesの場合、ステップ6004で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から特別遊技開始表示指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6004でYesの場合、ステップ6006及びステップ6008で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内の特別遊技中フラグをオンにすると共に、演出表示装置2140上で大当り開始表示を行い(大当りの種類に基づき適宜表示を行う)、ステップ6012に移行する。尚、ステップ6002でNoの場合にも、ステップ6012に移行する。
次に、ステップ6012で、演出表示制御手段2320は、メイン側から逐次送信されている遊技情報に基づき、演出表示装置2140上にてラウンド数と入賞個数を逐次表示する(遊技性や大当りの種類等に基づき、必要に応じて適宜実行すればよい)。次に、ステップ6014で、演出表示制御手段2320は、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、メイン側から特別遊技終了表示指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6014でYesの場合、ステップ6016で、演出表示制御手段2320は、演出表示装置2140上で、大当り終了表示を行う(大当りの種類に基づき適宜表示を行う)。次に、ステップ6018で、演出表示制御手段2320は、演出一般情報一時記憶手段2324のフラグエリア内の特別遊技中フラグをオフにし、次の処理(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理)に移行する。尚、ステップ6004又はステップ6014でNoの場合にも、次の処理(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理)に移行する。
(まとめ)
本実施形態に係るぱちんこ遊技機によれば、一の図柄変動中において実行される予告演出内容において、当該図柄変動が大当りに係る変動でない場合には、当該変動内で所定回数(本例では、1回)以上の「強予告」が表示され得ない一方、当該図柄変動が大当りに係る変動である場合には、当該変動内で所定回数(本例では、1回)以上の「強予告」が表示され得るよう構成されている状況下、擬似変動中においても予告演出を実行可能であるよう構成されている場合において、夫々の擬似変動時において実行される予告演出を含めた形で、「一の図柄変動中において強予告が所定回数以上表示されれば大当り確定」とする法則が成立することとなり、遊技者が当該法則を誤認してしまう事態を回避することが可能となるのである。
(変更例1)
尚、本実施形態においては、大当りに係る変動でない擬似変動中に実行する予告演出を決定する場合、所定回数(本例では、1)以上の「強予告」が既に決定されていた際には、以降の予告演出を決定するに際して、同一系統の予告演出における「強予告」が決定されないよう構成されているが、これには限定されない。そこで、このような構成の一例を、本実施形態からの変更例(変更例1)とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
まず、図24は、本実施形態からの変更例1における、図20でのステップ5950のサブルーチンに係る、擬似連中予告演出内容決定処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、予告演出テーブル1Cのテーブル内容についてであり、その目的は、擬似変動中の予告演出内容を決定する際、ある系統の予告演出において、所定回数(本例では、1)以上の「強予告」が既に決定されていた場合には、以降の予告演出を決定するに際して、当該ある系統の予告演出とは異なる系統の予告演出を選択し得るよう構成することである。即ち、当該テーブル内容は、擬似変動中の予告演出内容を決定する際、ある系統の予告演出(本例では、「セリフ」演出系統)において、所定回数(本例では、1)以上の「強予告」が既に決定されていた場合に参照されるよう構成されている。そして、当該図柄変動がハズレに係る図柄変動である場合には、取得乱数値がいずれの値であっても、当該ある系統の予告演出(本例では、「セリフ」演出系統)が選択され得ないと共に、当該ある系統の予告演出とは異なる系統の予告演出(本例では、「カットイン」演出系統)が選択される一方、当該図柄変動が大当りに係る図柄変動である場合には、当該ある系統の予告演出(本例では、「セリフ」演出系統)、及び、当該ある系統の予告演出とは異なる系統の予告演出(本例では、「カットイン」演出系統)の双方が選択され得るよう構成されている。
このように構成することで、本実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機においては、擬似変動中の予告演出が実行された際、1回目の「強予告」の発生前においては、「セリフ」演出系統のみが選択され得ると共に、1回目の「強予告」の発生以降において、ハズレに係る擬似変動である状況下では「セリフ」演出系統から「カットイン」演出系統へと切り替わることとなる一方、1回目の「強予告」の発生以降において、大当りに係る擬似変動である状況下では「セリフ」演出系統から「セリフ」演出系統へと維持され得ることとなる。即ち、遊技者にとっては、1回目の「強予告」の発生以降において、再度「セリフ」演出系統が発生した場合には、大当りへの期待度が著しく上昇する(本例では、大当り確定となる)こととなる結果、遊技者にとって分かり易い予告演出を提供できることとなる。また、本例のように、1回目の「強予告」の発生以降において「セリフ」演出系統における「弱予告」や「中予告」が選択されないよう構成した場合、1回目の「強予告」の発生以降において、「セリフ」演出系統に係る大当り期待度のランクダウン(例えば、「強予告」→「弱予告」)が発生しないこととなり、「一の図柄変動中において強予告が所定回数以上表示されれば大当り確定」という法則を担保しつつ、大当り期待度のランクダウンによる演出の興趣性低下を回避できることとなる。
尚、本例では、演出系統が切り替わる際に選択される演出系統である異系統予告を1種類しか例示していないが、これには限定されない。例えば、異系統予告にも「弱予告」「中予告」「強予告」などの大当り期待度別等の複数パターンを設けてもよいし、異系統予告1、異系統予告2など、予告系統が異なる複数パターンを用意してもよく、更に、予告系統によって大当り期待度を示唆するよう構成してもよい(例えば、複数パターンの異系統予告において、吹雪予告:期待度低、カットイン予告:期待度中、役物予告:期待度高、等)。
尚、本例はあくまで一例であり、1回目の「強予告」の発生以降において、演出系統が切り替わり得る点に着目した場合、通常擬似連続変動パターンと特定擬似連続変動パターンとに区分けして、特定擬似連続変動パターンが選ばれた時点で擬似連続変動の継続が確定する(又は擬似連続変動の継続期待度が高い)よう構成しておくことが好適である。ここで、通常擬似連続変動パターンとは「直前の擬似変動と同系統の予告演出を実行する擬似変動」であり、特定擬似連続変動パターンとは「直前の擬似変動と異系統の予告演出を実行する擬似変動」を意味している。このように構成した場合、「強予告」が既に発生している状況下においては、特定擬似連続変動パターンよりも通常擬似連続変動パターンの方が大当りへの期待度が高まる(後に「強予告」が出現した場合、「一の図柄変動中において強予告が所定回数以上表示されれば大当り確定」との法則に則り、大当りが確定するチャンスが高いことに起因する)。他方、「強予告」が未だ発生していない状況下においては、通常擬似連続変動パターンよりも特定擬似連続変動パターンの方が大当りへの期待度が高まる(擬似連続変動の継続が確定する、或いは、本変動へと発展することが確定することに起因する)。
(変更例2)
尚、本実施形態においては、特に図示していないが、遊技の進行度合いに基づいて、実行される演出が異なるよう構成してもよい。そこで、そのような構成の一例を、本実施形態からの変更例2とし、以下、本実施形態との相違点についてのみ詳述する。尚、本実施形態からの変更例2においては、演出表示制御手段2320は、主演出内容、表示更新内容及び表示更新タイミングを決定するための主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―2及び主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―3を有している。
はじめに、図25は、本実施形態からの変更例2における、図16でのステップ5700のサブルーチンに係る、装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。本実施形態からの変更点は、ステップ5709(変2)〜5718(変2)であり、その目的は、時間短縮遊技後に特殊ステージに移行し、参照する主演出テーブルを変更することである。即ち、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定した後、ステップ5709(変2)で、装図表示内容決定手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、時間短縮遊技の終了タイミングに到達したか否かを判定する。ここで、本ステップにおける時間短縮遊技の終了タイミングとは、主遊技図柄の変動回数によって終了するタイミングの事であり、特別遊技に当選したことによる時間短縮遊技の終了は含まない。また、当該タイミング到達により、背景画像が特殊ステージ画像に変化し、特殊ステージ滞在時は非滞在時とは異なる主演出テーブルを参照することとなる。
ステップ5709(変2)でYesの場合、ステップ5710(変2)で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグエリア内にある特殊ステージ移行中フラグをオンにし、ステップ5712(変2)に移行する。他方、ステップ5709(変2)でNoの場合にも、ステップ5712(変2)に移行する。次に、ステップ5712(変2)で、装図表示内容決定手段2322aは、メイン側情報一時記憶手段2321aを参照し、特殊ステージ終了タイミングに到達したか否かを判定する。
ここで、本例における特殊ステージ終了タイミングは、特殊ステージに移行してから特別遊技に当選せずに主遊技図柄が50回変動する、又は、特殊ステージ中に当選した特別遊技の終了直後である。尚、特殊ステージ終了タイミングはこれには限定されず、主遊技図柄の変動数を変更してもよいし、リーチ変動が所定回数実行されたか等どのようにしても問題ない。また、特殊ステージ移行条件も適宜変更してもよく、例えば、時間短縮遊技状態を特殊ステージとする、特定のハズレ図柄当選で特殊ステージに移行する等としてもよい。
ステップ5712(変2)でYesの場合、ステップ5714(変2)で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグエリア内にある特殊ステージ移行中フラグをオフにし、ステップ5716(変2)に移行する。他方、ステップ5712(変2)でNoの場合にもステップ5716(変2)に移行する。次に、ステップ5716(変2)で、装図表示内容決定手段2322aは、装図表示関連情報一時記憶手段2322cのフラグエリアを参照し、特殊ステージ移行中フラグがオフであるか否かを参照する。ステップ5716(変2)でYesの場合には、ステップ5717(変2)で、主演出動作内容決定手段2322eは、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された装飾図柄の当否結果及び装飾図柄の変動態様に基づき、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―2を参照して主演出内容を決定し、表示更新タイミング、表示更新内容をセットすると共に、演出一般情報一時記憶手段2324内に一時記憶し、ステップ5900に移行する。他方、ステップ5716(変2)でNoの場合には、ステップ5718(変2)で、主演出動作内容決定手段2322eは、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された装飾図柄の当否結果及び装飾図柄の変動態様に基づき、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―3を参照して主演出内容を決定し、表示更新タイミング、表示更新内容をセットすると共に、演出一般情報一時記憶手段2324内に一時記憶し、ステップ5900に移行する。
次に、図26(主演出テーブル2、主演出テーブル3)は、本実施形態からの変更例2における、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―2、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―3(主演出内容決定用抽選テーブル)の一例である。まず、主演出テーブル2は、特殊ステージ移行中フラグがオフである場合、即ち、特殊ステージに滞在していない場合に参照する主演出内容決定用抽選テーブルである。主演出内容は、中列の装飾図柄が仮停止した後に確定表示される態様と、当該仮停止後に再変動する擬似連続変動となる態様とで構成されている。次に、主演出テーブル3は、特殊ステージ移行中フラグがオンである場合、即ち、特殊ステージに滞在している場合に参照する主演出内容決定用抽選テーブルである。主演出内容は主演出テーブル2と同一であり、主演出内容に対応する乱数値の振り分けが異なっている。即ち、主演出テーブル3は主演出テーブル2と比較して擬似連続変動が実行される主演出内容が選択され易く構成されている。
尚、主演出テーブル3の内容はこれには限定されず、例えば、主遊技保留数によって擬似連続変動の発生頻度が相違するよう構成してもよい。そのように構成した場合、保留数が少ない程、擬似連続変動の発生頻度が高くなるよう構成することが好ましい。
以上のように構成することで、本実施形態からの変更例2に係るぱちんこ遊技機においては、特定の演出ステージ滞在時において擬似連続変動の発生頻度を変更し得るよう構成することで、遊技者の利益態様が低い状態(通常遊技状態)においても、様々な演出態様が存在することにより、遊技者は飽きることなく遊技を続行することができ、遊技機の稼働率を向上できることとなる。尚、特定の演出ステージ滞在時においては、擬似連続変動の発生頻度以外にも、1回の変動における擬似連続変動の平均回数、1回の変動における擬似連続変動の上限回数、等を変更してもよい。また、特定の演出ステージ滞在時においては、擬似連続演出の態様を異ならせ得るよう構成してもよい{例えば、特定の演出ステージ滞在時には、後述する擬似連図柄(仮停止することで擬似連続変動が再度実行されることが確定する図柄)が仮停止することなく擬似連続変動が発生し得る、或いは、擬似連図柄が仮停止した場合に擬似連続変動が発生し得るよう構成した場合であっても、特定の演出ステージ非滞在時と比較して、その実行頻度が相対的に低下する(即ち、擬似連図柄が仮停止することなく擬似連続変動が発生し得る及び/又は擬似連図柄が仮停止した場合に擬似連続変動が発生し得るよう構成した場合における実行頻度が低下する)、等}。
(第2実施形態)
尚、本実施形態においては、擬似連続変動中の演出として予告演出を実行してはいるものの、当該予告演出は擬似連続変動とならない場合にも表示され得る演出であるため、当該予告演出とは別に、擬似連続変動となる可能性を示唆するような演出を実行することで、より効果的に、遊技の興趣性を高めることが可能である。そこで、そのような構成の一例を、第2実施形態とし、以下、本実施形態との相違点についてのみ詳述する。尚、第2実施形態において、演出表示制御手段2320は、主演出内容、表示更新内容及び表示更新タイミングを決定するための主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―4、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―5及び主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―6と、停止示唆演出において停止煽り演出と停止確定演出とのどちらを実行するかを決定する際に参照する擬似連図柄仮停止態様決定テーブル2322e―1―1とを有している。
はじめに、図27は、第2実施形態における、図16でのステップ5700のサブルーチンに係る、装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。本実施形態からの相違点は、ステップ5720(第2)及びステップ6050(第2)であり、その目的は、擬似連図柄仮停止態様決定処理を実行することである。即ち、装飾図柄の最終停止図柄及び変動態様を決定した後、ステップ5720(第2)で、主演出動作内容決定手段2322eは、メイン側情報一時記憶手段2321a内に一時記憶された装飾図柄の当否結果及び装飾図柄の変動態様に基づき、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―4、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―5、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―6を参照して主演出内容を決定し、表示更新タイミング、表示更新内容をセットすると共に、演出一般情報一時記憶手段2324内に一時記憶する。次に、ステップ6050(第2)で、装図表示内容決定手段2322aは、後述する、擬似連図柄停止態様決定処理を実行し、ステップ5900に移行する。
次に、図28(主演出テーブル4)は、第2実施形態における、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―4(主演出内容決定用抽選テーブルであり、特に、変動時間が10秒の場合)の一例である。本実施形態との相違点は、擬似連続変動時において、装飾図柄の左列と右列が仮停止した後に、カットイン演出(通常カットイン演出)が実行される演出内容が追加され、擬似連続変動が実行される主演出内容が削除されたことである。また、本例においては、変動時間が10秒の場合には擬似連続変動が実行されない(装飾図柄仮停止後の再変動が実行されない)ように構成されている。
ここで、通常カットイン演出は、擬似連続変動の発生(擬似連図柄の仮停止表示)を示唆する演出であるが、後述する特殊カットイン演出とは異なり、擬似連続変動が必ず発生するわけではない。そのため、同図右のイメージ図に示されるように、通常カットイン演出の発生後に、擬似連図柄が仮停止表示されず、そのままハズレ図柄(バラケ目)が停止表示されることがあるのである。
次に、図29(主演出テーブル5)は、第2実施形態における、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―5(主演出内容決定用抽選テーブル、特に変動時間が60秒の場合)の一例である。本実施形態との相違点は、擬似連続変動時において、装飾図柄の左列と右列が仮停止した後に、カットイン演出(通常カットイン演出、特殊カットイン演出)が実行されることと、擬似連発生時の装飾図柄の中列の仮停止図柄が擬似連図柄となっていることである。ここで擬似連図柄とは、仮停止することで擬似連続変動が再度実行されることが確定する図柄(本例では、R図柄)である。カットイン演出は特殊カットイン演出が通常カットイン演出よりも、発生した時の大当りとなる期待度が高くなるよう構成されている(例えば、特殊カットイン演出が実行された場合には、必ず擬似連続変動となり、通常カットイン演出が実行された場合には、擬似連続変動とならない場合がある)。尚、本例においては装飾図柄の中列に擬似連図柄が1回でも仮停止した場合には、その後にリーチ変動となることが確定するよう構成されている。また、カットイン演出が発生した後の中列の仮停止時には、必ず停止示唆演出が発生するよう構成されている。また、本例においては、変動時間が60秒の場合には擬似連続変動が1回実行されるように構成されている。尚、本例においては、装飾図柄の中列に擬似連図柄が1回でも仮停止した場合には、その後にリーチ変動となることが確定するよう構成されているが、これには限定されず、擬似連図柄が仮停止した後にもリーチ変動とならずにバラケ目にて確定表示(ハズレ)となるよう構成してもよい。
尚、カットイン演出が発生した場合には何らかの法則を設けてもよく、例えば、特殊カットイン演出が発生した場合にはその後のリーチ変動時における演出態様が特定の態様となることが確定的(もしくは濃厚)になる等、カットイン演出の種類に応じて、その後の演出の展開を示唆し得るよう構成してもよい。
次に、図30(主演出テーブル6)は、第2実施形態における、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―6(主演出内容決定用抽選テーブル、特に変動時間が70秒の場合)の一例である。本実施形態との相違点は、擬似連続変動時において、装飾図柄の左列と右列が仮停止した後に、カットイン演出(通常カットイン演出、特殊カットイン演出)が実行されることと、擬似連発生時の装飾図柄の中列の仮停止図柄が擬似連図柄となっていることである。また、本例においては、変動時間が70秒の場合には擬似連続変動が2回実行されるように構成されている。尚、本例においては装飾図柄の中列に擬似連図柄が1回でも仮停止した場合には、その後にリーチ変動となることが確定するよう構成されている。また、カットイン演出が発生した後の中列の仮停止時には、必ず停止示唆演出が発生するよう構成されている。即ち、同一変動における2回目のカットイン演出発生時には、その後擬似連図柄が仮停止し、再度擬似連続変動が開始されることが確定的となるのである。また、これには限定されず、2回目の停止示唆演出時にも擬似連図柄が仮停止せず且つリーチ変動とならないように構成してもよい。尚、本例においては擬似連続変動が実行されるのは2回まで、カットイン演出が実行されるのは2回までとしたがこれには限定されず、どちらも何回実行してもよく、前述した2回目のカットイン演出発生時にその後擬似連図柄が仮停止し、再度擬似連続変動が開始されることが確定的となる法則を3回目以降のカットイン演出にも適用してもよい。また、カットイン演出の発生タイミングは、装飾図柄の左列と右列が仮停止した後には限定されず、いずれの装飾図柄も仮停止していない、もしくは1列しか仮停止していない、もしくはリーチ態様を形成している仮停止である、等のタイミングでもよい。
次に、図31は、第2実施形態における、カットイン演出イメージ図である。本イメージ図は、擬似連続変動時の主演出内容H−3の場合の装飾図柄の変動開始からリーチ報知演出が実行されるまでを例示している。まず、装飾図柄の全列が変動開始した後、予告演出1−1(予告演出1であるセリフ予告の1回目)が発生する。その後、装飾図柄が左列、右列の順に仮停止する。本タイミングにおいては、装飾図柄の左列と右列とは異なる図柄である。次に、カットイン演出が発生する。本タイミングにおいては、カットイン演出は通常カットイン演出となり、当該通常カットイン演出は、発生時において擬似連図柄が中列に仮停止するか否かが判別できない(仮停止が確定していない)カットイン演出であり、他方、後述する特殊カットイン演出は、発生した時点で擬似連図柄が中列に仮停止することが確定的となるカットイン演出である。次に、後述する停止示唆演出が実行され、中列に擬似連図柄が仮停止する。当該擬似連図柄が仮停止することにより、次の(1回目の)擬似連続変動が実行されることが確定することとなる。
次に、再び装飾図柄の全列が変動開始した後、予告演出1−2(予告演出1であるセリフ予告の2回目)が発生する。その後、装飾図柄が左列、右列の順に仮停止する。本タイミングにおいては、装飾図柄の左列と右列とは同一の図柄である。次に、カットイン演出が発生する。本タイミングにおいては、カットイン演出は特殊カットイン演出となっている。次に、後述する停止示唆演出が実行され、中列に擬似連図柄が仮停止する。当該擬似連図柄が仮停止することにより、次の(2回目の)擬似連続変動が実行される(特殊カットイン演出が実行された時点で、擬似連確定)。
次に、再び装飾図柄の全列が変動開始した後、予告演出1−3(予告演出1であるセリフ予告の3回目)が発生する。その後、装飾図柄が左列、右列の順に仮停止する。本タイミングにおいては、装飾図柄の左列と右列とは同一の図柄である。次に、カットイン演出が発生せずに、リーチ報知演出が実行され、以降はリーチ演出が実行されることとなる。
尚、本例においては、擬似連続変動の回数を重ねる毎に予告演出がランクアップ(例えば、弱予告→中予告、中予告→強予告、等)するよう構成したが、ランクダウン(例えば、中予告→弱予告、強予告→中予告、等)しなければよく、同内容が連続してもよい(例えば、弱予告→弱予告、中予告→中予告、等)。また、擬似連続変動が発生した後にリーチ変動とならない演出態様が存在するよう構成した場合、当該リーチ変動とならない演出態様の時には、リーチ変動となる演出態様の時と比較して予告演出がランクアップし難いよう構成してもよい。
次に、図32は、第2実施形態における、図27でのステップ6050(第2)のサブルーチンに係る、擬似連図柄仮停止態様決定処理のフローチャートである。まず、ステップ6052で、装図表示内容決定手段2322aは、主演出内容は所定の演出内容(擬似連図柄の停止示唆演出を実行する演出内容)であるか否かを判定する。ステップ6052でYesの場合、ステップ6054で、装図表示内容決定手段2322aは、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―4、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―5及び主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―6を参照し、擬似連図柄の総仮停止回数が2回であるか否かを判定する。ステップ6054でYesの場合、ステップ6056で、装図表示内容決定手段2322aは、擬似連図柄仮停止態様決定テーブル2322e―1―1を参照し、1回目の擬似連図柄の仮停止態様を抽選により決定する。次に、ステップ6058で、装図表示内容決定手段2322aは、擬似連図柄仮停止態様決定テーブル2322e―1―1を参照し、2回目の擬似連図柄の仮停止態様を抽選により決定し、次の処理(ステップ5900の処理)に移行する。
尚、ステップ6054でNoの場合、ステップ6060で、装図表示内容決定手段2322aは、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―4、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―5及び主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―6を参照し、擬似連図柄の総仮停止回数が1回であるか否かを判定する。ステップ6060でYesの場合、ステップ6062で、装図表示内容決定手段2322aは、擬似連図柄仮停止態様決定テーブル2322e―1―1を参照し、1回目の擬似連図柄の仮停止態様を抽選により決定し、次の処理(ステップ5900の処理)に移行する。他方、ステップ6060でNoの場合、換言すれば、擬似連図柄の総仮停止回数が0回である場合、ステップ6064で、装図表示内容決定手段2322aは、擬似連図柄の仮停止態様を「停止煽り演出→非停止」に決定し、次の処理(ステップ5900の処理)に移行する。尚、ステップ6052でNoの場合にも、次の処理(ステップ5900の処理)に移行する。
ここで、同図左下は擬似連図柄仮停止態様決定テーブルの一例である。同テーブルに示されるように、本例においては、停止示唆演出が実行され擬似連図柄が仮停止することとなる場合には、停止示唆演出の演出態様が「停止煽り演出(青色)→擬似連図柄仮停止」となるか、「停止確定演出(赤色)→擬似連図柄仮停止」となるかを抽選により決定するよう構成されている。尚、停止煽り演出は擬似連図柄が仮停止するか否かが確定的でない停止示唆演出であり、停止確定演出は擬似連図柄が仮停止することが確定的である停止示唆演出であり、停止煽り演出は青色、停止確定演出は赤色でどちらも形態は同一(R図柄を半透明にして表示)である。
また、同図右下の停止示唆演出実行イメージ図は、停止示唆演出の一例である。同イメージに示されるように、本例では、停止示唆演出が発生し、当該停止示唆演出と重なる位置まで擬似連図柄が移動してきて、当該擬似連図柄が仮停止する。尚、図示していないが、擬似連図柄が仮停止しない場合には、当該擬似連図柄は中列の仮停止位置を通過して下方向に移動することとなる。
以上のように構成することで、第2実施形態に係るぱちんこ遊技機においては、擬似連続変動となるか否かを煽る演出(本例では、停止示唆演出)が発生する旨を報知する演出(本例では、カットイン演出)を設けることで、遊技者は当該カットイン演出を視認することにより、擬似連続変動が実行されることに期待感を持つと共に、擬似連図柄が仮停止する期待度の異なるカットイン演出を複数設けることにより遊技の興趣性が高まることとなる。また、カットイン演出と同様に擬似連図柄が仮停止する期待度の異なる前記停止示唆演出を複数設けることにより、さらに遊技の興趣性が高まることとなる。
(第3実施形態)
尚、本実施形態及び第2実施形態においては、自動的に擬似連続変動に係る演出が実行される態様であったが、遊技者の操作によって演出が進行し得るよう構成してもよい。そこで、そのような構成の一例を、第3実施形態とし、以下、本実施形態との相違点についてのみ詳述する。尚、第3実施形態において、演出表示制御手段2320は、主演出内容、表示更新内容及び表示更新タイミングを決定するための主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―7、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―8、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―9を有している。
はじめに、図33(主演出テーブル7、主演出テーブル8、主演出テーブル9)は、第3実施形態における、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―7、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―8、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―9(主演出内容決定用抽選テーブル)の一例である。本実施形態との相違点は、連打演出を実行し得るよう構成したことである。尚、擬似連図柄については第2実施形態と同一の態様であるため説明は割愛する。前記連打演出は、遊技者が演出中にサブ入力ボタンを連打(複数回の押下)して敵キャラを倒すことができれば成功となる演出である。当該連打演出に成功すると中列に擬似連図柄が仮停止し、失敗すると中列に擬似連図柄が仮停止せずにバラケ目となる。尚、変動時間が10秒の場合は連打演出に失敗して擬似連図柄が仮停止しない態様であり、変動時間が60秒の場合は連打演出に成功して擬似連図柄が仮停止し擬似連続変動が1回実行される態様であり、変動時間が70秒の場合は連打演出に成功して擬似連図柄が仮停止し擬似連続変動が2回実行される態様である。
次に、図34は、第3実施形態における、連打演出イメージ図である。本イメージ図は、擬似連続変動時の主演出内容J−1の場合の装飾図柄の変動開始からリーチ報知演出が実行されるまでを例示している。尚、連打演出を除いた部分については、図31と略同様なため説明は割愛する。本例においては、装飾図柄の左列と右列が仮停止した後、連打演出が実行される。表示領域に敵キャラが表示されると共に遊技者にサブ入力ボタンの操作を促す画像が表示される。ここで遊技者がサブ入力ボタンを連打することによって、表示領域左部のメーターが溜まっていき、当該メーターが上部まで到達すると敵キャラを倒して連打演出成功となる。また、連打演出成功となる予定の連打演出が実行された場合に、遊技者が所定時間(例えば、3秒)内に当該メーターが上部に到達する回数分サブ入力ボタンを押下しなかった場合には、当該所定時間経過後に敵キャラを倒して連打演出成功となるよう構成されている(連打演出成功の演出を実行せずに擬似連となるよう構成したり、連打演出失敗の演出を実行しておきながら擬似連となるよう構成してもよい)。また、連打演出失敗となる予定の連打演出が実行された場合には、サブ入力ボタンを連打しても前記メーターは上部まで到達せず、前記所定時間経過後に敵キャラを倒せず連打演出失敗となるよう構成されている。当該連打演出に成功することにより、実行中の変動において擬似連図柄が1回以上仮停止することが確定的となる。
尚、本例では、連打演出はサブ入力ボタンを連打することでメーターを溜めて敵キャラを倒す演出態様としたが、演出態様はこれには限定されず、タイミングよくサブ入力ボタンを1回押下する演出態様や、サブ入力ボタンを操作せずに演出が進行するような演出態様等、演出に成功することにより、実行中の変動において擬似連図柄が1回以上仮停止することが確定的となるよう構成されていればよい。
以上のように構成することで、第3実施形態に係るぱちんこ遊技機においては、擬似連図柄の停止示唆演出の実行前に、その後に擬似連続変動が発生するか否かを示唆する演出を実行し、遊技者の操作部材の操作によって当該演出が進行し得るよう構成することで、遊技者は擬似連続変動の実行に係る当該演出の成功に期待感を抱きながら操作部材の操作することとなり、遊技の興趣性が高まることとなる。
(第4実施形態)
尚、以上の実施形態で実施しているような、通常の擬似連演出とは別に、演出態様の異なる擬似連演出を実行し得るよう構成することで、遊技の興趣性を更に高めることが可能である。そこで、そのような構成の一例を第4実施形態とし、以下、本実施形態との相違点についてのみ、詳述する。尚、第4実施形態において、演出表示制御手段2320は、主演出内容、表示更新内容及び表示更新タイミングを決定するための主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―10を有している。
まず、図35は、第4実施形態において参照される、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e−10(主演出内容決定用抽選テーブル)の一例(特に、変動時間60秒の場合)である。本例では、変動時間が60秒である場合、ボタン演出{例えば、サブ入力ボタンSBの押下(又は所定時間経過)によって、擬似連図柄が仮停止表示される(擬似連となる)か否かが判明する演出}によって擬似連演出が進行する通常擬似連2とは別に、特殊擬似連2(ストーリー擬似連)が実行され得るよう構成されている。当該特殊擬似連演出においては、通常擬似連演出の際に表示している予告演出(例えば、予告演出1−1、1−2、1−3)及びボタン演出が表示されないと共に、専用の演出(ストーリー演出1〜3)が表示されるよう構成されている。また、大当りとなる変動においては、ハズレ変動と比較して、当該特殊擬似連演出が選択され易いよう構成されている。尚、本例では特に図示していないが、特殊擬似連演出においては、常に最終段階まで演出が発展する(例えば、装飾図柄の再変動が2回実行される)よう構成することで、遊技者がストーリー演出を最後まで鑑賞できるよう構成してもよい。
次に、図36は、第4実施形態における、特殊擬似連演出にて表示されるストーリー演出の表示イメージ図である。例えば、主演出内容がL−2である場合、装飾図柄の変動開始後、ストーリー演出1が表示される。次に、ストーリー演出1の表示が終了すると、左列・中列・右列に装飾図柄が仮停止する(中列には擬似連図柄が仮停止)。その後、装飾図柄の再変動が開始され、ストーリー演出2が表示される。次に、ストーリー演出2の表示が終了すると、左列・中列・右列に装飾図柄が仮停止する(中列には擬似連図柄が仮停止)。その後、装飾図柄の再変動が開始され、ストーリー演出3が表示される。次に、ストーリー演出3の表示が終了すると、左列、右列の順で装飾図柄が仮停止(テンパイ)し、リーチ報知演出が表示され、以降、リーチ報知演出へと移行することとなる。尚、本例はあくまで一例であり、これには限定されず、例えば、通常擬似連においては、擬似連図柄の仮停止表示を契機として装飾図柄の再変動が開始される一方、ストーリー擬似連においては擬似連図柄を用いず、ズレ目(例えば「4・5・5」等の図柄の並び)や順目(例えば「4・5・6」等の図柄の並び)にて装飾図柄が仮停止したことを契機として、装飾図柄の再変動が開始されるよう構成してもよい{逆に、通常擬似連では擬似連図柄を用いず、ストーリー擬似連では擬似連図柄を用いるよう構成してもよいし、いずれの擬似連演出をも実行し得る場合、擬似連図柄が仮停止表示された擬似連では、擬似連図柄を用いない擬似連(ズレ目や順目を契機とする擬似連)よりも、当該変動にて大当りとなる期待度が高い(又は低い)よう構成してもよい}。
以上のように構成することで、第4実施形態に係る遊技機によれば、通常の擬似連演出よりも大当りとなる期待度が高い特殊擬似連演出(ストーリー擬似連)を実行し得るよう構成されており、当該特殊擬似連演出の実行時には、通常の擬似連演出時に実行される予告演出を実行せず、また、当該特殊擬似連演出時専用の演出(ストーリー演出)を表示し得るため、大当りの期待度が高い旨を遊技者に対して効果的に伝えることができ、遊技の興趣性を向上させることが可能となる。
(第5実施形態)
尚、以上の実施形態では、特に図示していないが、存在している保留の当否結果を事前判定することにより、擬似連演出の興趣性を更に向上させることが可能である。そこで、そのような構成の一例を第5実施形態とし、以下、本実施形態との相違点についてのみ、詳述する。
ここで、第5実施形態において、演出表示制御手段2320は、先読み演出の実行を制御するための、先読み演出実行制御手段2325と、主演出内容、表示更新内容及び表示更新タイミングを決定するための主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e―11とを有している。また、先読み演出実行制御手段2325は、先読み演出実行カウンタ2325cを更に有している。
まず、図37は、第5実施形態における、図16でのステップ5600のサブルーチンに係る、保留情報管理処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態との相違点は、ステップ5631(第5)及びステップ6100(第5)についてであり、その目的は、発生した保留の当否結果を事前判定し、適切な先読み演出を実行し得るよう構成することである。即ち、ステップ5606で、新たな保留情報を一時記憶した後、ステップ5631(第5)で、先読み演出実行制御手段2325は、当該新たに一時記憶した保留以前に消化される保留内に、当選(大当り)となる保留が無いか否かを判定する。ステップ5631(第5)でYesの場合、ステップ6100(第5)で、先読み演出実行制御手段2325は、後述する先読み演出実行判定処理を実行し、ステップ5620に移行する。他方、ステップ5631(第5)でNoの場合、ステップ6100(第5)の処理を実行せずに、ステップ5620に移行する。
次に、図38は、第5実施形態における、図37でのステップ6100(第5)のサブルーチンに係る、先読み演出実行判定処理のフローチャートである。即ち、ステップ6102で、先読み演出実行制御手段2325は、先読み演出実行カウンタ2325cを参照し、当該カウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ6102でYesの場合、ステップ6104で、先読み演出実行制御手段2325は、装図保留情報一時記憶手段2323aに一時記憶されている保留情報(特に、変動態様決定乱数等)に基づき、当該新たな保留の変動時間を事前判定する。次に、ステップ6106で、先読み演出実行制御手段2325は、当該新たな保留の変動時間が所定時間(例えば、30秒)以上となることが確定しているか否かを判定する。ここで、変動時間を事前判定するに際して、例えば、当該新たな保留の変動態様乱数値が901〜1023である場合、非時間短縮遊技状態中において、当該新たな保留消化時の保留数・当否結果に関係なく、変動時間が30秒以上となることが判定できる。
ステップ6106でYesの場合、ステップ6108で、先読み演出実行制御手段2325は、当該新たな保留が大当りとなる保留であるか否かを判定する(例えば、当否抽選乱数に基づいて判定する)。ステップ6108でYesの場合、ステップ6110で、先読み演出実行制御手段2325は、所定確率(例えば、1/3)で当選となる先読み演出抽選を実行し、ステップ6114に移行する。他方、ステップ6108でNoの場合、ステップ6112で、先読み演出実行制御手段2325は、所定確率(例えば、1/7であるが、ステップ6110での当選確率より低確率であればよい)で当選となる先読み演出抽選を実行し、ステップ6114に移行する。
次に、ステップ6114で、先読み演出実行制御手段2325は、当該先読み演出抽選(ステップ6110又はステップ6112の抽選)に当選したか否かを判定する。ステップ6114でYesの場合、ステップ6116で、先読み演出実行制御手段2325は、装図保留情報一時記憶手段2323に一時記憶された保留数を参照し、前記抽選に当選した保留(トリガ保留)が消化されるまでの主遊技図柄の変動停止回数Ha(0〜4回)を導出する。次に、ステップ6118で、先読み演出実行制御手段2325は、先読み演出を実行する回数(本例では、Ha)が、最低先読み演出回数(有効な先読み演出を実行するための最低回数であり、例えば、2回)以上であるか否かを判定する。ステップ6118でYesの場合、ステップ6120で、先読み演出実行制御手段2325は、先読み演出実行カウンタ2325cにHaをセットし、次の処理(ステップ5620の処理)に移行する。尚、ステップ6102、ステップ6106、ステップ6114、ステップ6118のいずれかでNoの場合にも、次の処理(ステップ5620の処理)に移行する。
次に、図39は、第5実施形態における、図16でのステップ5700のサブルーチンに係る、装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態との相違点は、ステップ6200(第5)についてであり、その目的は、後述する演出内容決定処理を実行し得るよう構成することである。即ち、ステップ5706で、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定した後、ステップ6200(第5)で、主演出動作内容決定手段2322eは、後述する演出内容決定処理を実行し、ステップ5900の処理に移行する。
次に、図40は、第5実施形態における、図39でのステップ6200(第5)のサブルーチンに係る、演出内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ6202で、主演出動作内容決定手段2322eは、先読み演出実行カウンタ2325cを参照し、当該カウンタ値が0であるか否かを判定する。ステップ6202でYesの場合、換言すれば、先読み演出の実行中でない場合、ステップ6204で、主演出動作内容決定手段2322eは、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e−1(特に、本実施形態と同様のテーブル)を参照し、主遊技図柄の変動態様(変動時間)に基づいて演出内容を決定する。次に、ステップ6205で、主演出動作内容決定手段2322eは、当該変動中の背景演出として「非先読み時用背景」を表示するコマンドをセットし、次の処理(ステップ5900の処理)に移行する。
他方、ステップ6202でNoの場合、換言すれば、先読み演出の実行中である場合、ステップ6206で、主演出動作内容決定手段2322eは、当該変動がトリガ保留に係る変動(例えば、先読み演出実行カウンタ値=1)であるか否かを判定する。ステップ6206でYesの場合、ステップ6208で、主演出動作内容決定手段2322eは、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e−11(特に、トリガ保留消化時演出内容決定テーブル)を参照し、主遊技図柄の変動態様(変動時間)に基づいて演出内容を決定し、ステップ6212に移行する。
他方、ステップ6206でNoの場合、換言すれば、先読み演出中であってトリガ保留以前の保留消化時(先読み演出実行カウンタ値>1)である場合、ステップ6210で、主演出動作内容決定手段2322eは、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e−11(特に、先読み時演出内容決定テーブル)を参照し、主遊技図柄の変動態様(変動時間)に基づいて演出内容を決定し、ステップ6212に移行する。
次に、ステップ6212で、主演出動作内容決定手段2322eは、先読み演出実行カウンタ2325cのカウンタ値を1減算(デクリメント)する。次に、ステップ6213で、主演出動作内容決定手段2322eは、当該変動中の背景演出として「先読み時専用背景」を表示するコマンドをセットし、次の処理(ステップ5900の処理)に移行する。このように構成することで、先読み演出非実行中・トリガ保留消化以前の先読み演出実行中・トリガ保留消化時の夫々において、演出内容(演出内容を決定するテーブル)を相違させることが可能となるのである。
ここで、同図の背景演出表示イメージ図は、「非先読み時用背景」と「先読み時専用背景」とを図示したものである。背景演出の内容(いずれの背景演出を表示するか)は、変動開始時に決定され、当該変動中は、当該決定された背景演出の内容が継続して表示されることとなる。尚、本例では、背景演出の内容として「非先読み時背景」と「先読み時専用背景」との2種類のみを例示しているが、これには限定されず、例えば、遊技状態(時間短縮遊技状態・確率変動遊技状態・限定頻度状態)等に応じて背景演出が切り替わるよう構成してもよい。また、例えば、先読み時専用背景を複数パターン(例えば、表示色の異なる複数パターン)有し、当該先読み演出に係るトリガ保留の大当り期待度に応じて先読み時専用背景の表示態様を決定するよう構成してもよい(トリガ保留の変動が近づくにつれて切り替わるよう構成してもよい)。
次に、図41は、主演出動作内容決定用抽選テーブル2322e−11(特に、先読み時演出内容決定テーブル及びトリガ保留消化時演出内容決定テーブル)の一例である。先読み演出非実行時のテーブルと比較して、先読み時演出内容決定テーブルでは、擬似連演出が実行されないように構成されていると共に、先読み時専用の予告演出(例えば、トリガ保留までの変動数をカウントダウンする演出等)が実行されるよう構成されている。また、トリガ保留消化時演出内容決定テーブルでは、先読み時専用(トリガ保留消化時専用)の擬似連演出が実行されるよう構成されている。当該先読み時専用擬似連演出の演出内容は、特に図示していないが、例えば、第4実施形態で詳述したストーリー擬似連演出のように、通常時には実行されない(又は実行され難い)演出であればよい。また、当該先読み時専用擬似連演出の実行中においては、通常時の擬似連演出における予告演出(例えば、セリフ予告等)が実行されない(又は、頻度が減少する)よう構成されている。尚、本例では特に図示していないが、例えば、先読みゾーン(本例では、先読み時専用背景や先読み時専用の予告演出を表示する期間)に移行する場合には、所定の先読みゾーン突入演出(例えば、左列・右列・中列の装飾図柄がブラックアウト)を経るよう構成してもよく、そのように構成した場合、先読みゾーン突入演出がなされるか否かを煽る演出(例えば、左列・右列の装飾図柄がブラックアウトし、中列の装飾図柄が点滅する演出)を実行し得るよう構成してもよい。
以上の様に構成することで、第5実施形態に係る遊技機によれば、新たな保留発生時に当否結果(及び変動態様)を事前判定し、当該事前判定結果に基づいて専用の演出を実行し得るよう構成されている。特に、専用の演出を実行する契機となった保留であるトリガ保留以前の保留に係る変動はハズレ変動であるため、余計な擬似連演出が発生せず、トリガ保留の期待感を高める先読み時専用予告演出を実行するよう構成されており、遊技者の興味をトリガ保留に集中させる。また、トリガ保留消化時には、先読み演出非実行時には実行されない(又は、実行され難い)擬似連演出を実行するよう構成することで、遊技者の期待感を更に高める演出となり、遊技の興趣性を向上させることが可能となるのである。
(第6実施形態)
尚、以上の実施形態はあくまで一例であり、これには限定されず、例えば、擬似連演出の態様として様々な態様が考えられる。そこで、以上の実施形態とは異なる擬似連演出の態様を、第6実施形態とし、以下、詳述する。
まず、図42(a)及び(b)は、以上の実施形態とは擬似連の報知態様が異なる擬似連演出の一例である。(a)の例では、特に擬似連図柄を設けず、順目(例えば、「4・5・6」や「1・2・3」等の図柄の並び)によって擬似連を報知する態様である。図示されるように、左列に「4」図柄、右列に「6」図柄が仮停止表示されることによって、順目がテンパイ{中列に所定の図柄(例えば、「5」図柄)が仮停止することによって順目が完成する状態}となり、停止示唆演出が行われる。本例では、「5」図柄が仮停止することによって順目(=擬似連確定)となるため、「5」図柄の仮停止を煽る停止示唆演出が実行される。その後、「5」図柄が仮停止表示された場合、順目が完成し、装飾図柄の再変動が開始されることとなる。また、擬似連図柄を設けない場合には、擬似連を報知する図柄の並び(順目やズレ目)となることを示唆する(又は煽る)演出(例えば、左列に「1」図柄が仮停止し、右列に「3」図柄が仮停止表示されることを示唆する演出)を実行することで、以上の実施形態における停止示唆演出に代わる演出とすることが可能である。尚、その他の擬似連報知態様(例えば、役物の完成)である場合には、擬似連が報知されることを示唆する(又は煽る)演出を実行することで、停止示唆演出に代わる演出とすることが可能である。
次に、同図(b)の例では、擬似連を報知する擬似連画像を表示すると共に、ズレ目(例えば、「4・5・5」や「7・8・8」等の図柄の並び)によって擬似連を報知する態様である。図示されるように、左列に「4」図柄、右列に「5」図柄が仮停止表示されることによって、ズレ目がテンパイ{中列に所定の図柄(例えば、「5」図柄)が仮停止することによってズレ目が完成する状態}となる。ここで、本例では、擬似連画像の停止示唆演出を実行する。その後、擬似連となる場合には、中列に擬似連画像が仮停止表示される。次に、所定時間(例えば、1秒)経過を契機として擬似連画像が消去され、背面ではズレ目(本例では、「4・5・5」)が完成しており、装飾図柄の再変動が開始されることとなる。
次に、同図(c)は、以上の実施形態とは異なる擬似連図柄を表示し、擬似連回数の最低保障回数(擬似連演出が実際に実行される回数、又は少なくとも実行される回数)を報知する態様である。また、本例では、仮停止図柄がリーチ目である状態において擬似連演出が実行される場合を例示している。図示されるように、左列・右列に「4」図柄が仮停止表示されることによって、リーチ目となり、特殊擬似連図柄(当該図柄が仮停止表示されることによって、複数回数の擬似連演出の実行が確定となる図柄)の停止示唆演出が実行される。その後、中列に特殊擬似連図柄が仮停止表示された場合、装飾図柄の再変動が開始されるが、当該再変動後の擬似連も確定していることとなる。尚、本例では、特殊擬似連図柄として、以上の実施形態にて擬似連を表していた「R」図柄が2つ並んだような図形を用いることによって、2回の擬似連が確定することを報知するよう構成したが、これには限定されず、例えば、擬似連図柄(及び/又は停止示唆演出)の表示色によって、擬似連演出の最低保障回数を報知し得るよう構成してもよい(例えば、青色で表示した場合には1回、緑色で表示した場合には2回、赤色で表示した場合には3回、等)。
次に、同図(d)は、以上の実施形態とは、擬似連の報知タイミングが異なる態様である。図示されるように、左列・右列に「4」図柄が仮停止し、リーチ報知演出が表示された後、中列は変動表示を継続するが、中列に擬似連画像が仮停止表示され、装飾図柄の再変動が開始されることとなる。本例は、リーチ報知演出が実行された(=擬似連とならなかった)状況において、急に擬似連画像が仮停止表示され、擬似連となることで、遊技者の期待感を取り戻す効果を有する。
次に、同図(e)は、役物による演出を取り入れた態様の一例である。図示されるように、左列・右列に「4」図柄が仮停止し、リーチ目となっている状況下、遊技者にサブ入力ボタンの操作を促す演出を表示する。擬似連となる場合、サブ入力ボタンが操作されるか、又は所定時間が経過したことを契機として、役物が駆動(出現)され、擬似連となることが報知される。その後、役物が駆動(収納)され、装飾図柄の再変動が開始されることとなる。
以上のように、第6実施形態に係る構成にて、擬似連演出を実行することが可能であるが、各構成はあくまで一例であり、各構成に含まれる要素同士を適宜組み合わせて、擬似連演出を実行することが可能である。例えば、リーチ演出後に{(d)の構成}、ボタン押し演出{(e)の構成}を表示し、サブ入力ボタンの押下(又は所定時間経過)を契機として、右列の図柄が「5」図柄に替わると共に、中列に「5」図柄が仮停止表示されてズレ目が完成{(b)の構成}し、装飾図柄の再変動が開始されると共に、仮停止表示された図柄のエフェクト表示色によって、擬似連の最低保障回数を報知する{(c)の構成}よう構成することが可能である。
尚、本例では図示していないが、遊技状態によって擬似連続変動に係る演出態様を相違させて特定の法則を持たせるよう構成してもよい。例えば、通常遊技時においては、中列の装飾図柄が仮停止するときに停止煽り演出を実行した後擬似連図柄が中列に仮停止しない演出態様が存在するようにし、確率変動遊技状態(又は時間短縮遊技状態、限定頻度状態、等)時においては、中列の装飾図柄が仮停止するときに停止煽り演出を実行した後擬似連図柄が中列に仮停止しない演出態様が存在しない(停止示唆演出が実行された場合に必ず擬似連図柄が仮停止する)よう構成してもよい。又は、確率変動遊技状態(又は時間短縮遊技状態、限定頻度状態、等)において停止煽り演出が実行された場合には、通常遊技状態において停止煽り演出が実行された場合よりも、擬似連図柄が仮停止表示される確率が高い(又は確定する)よう構成してもよい。また、確率変動遊技状態時においては、中列の装飾図柄が仮停止するときに停止示唆演出が実行された場合には必ず、大当り期待度の高い特定の演出(スーパーリーチ)が実行されるよう構成してもよく、これら特定の法則をどのように組み合わせてもよい。尚、このように構成する場合にも、通常遊技状態と確率変動遊技状態(又は時間短縮遊技状態、限定頻度状態、等)とでは、同一の擬似連図柄を用いるよう構成してもよい(逆に、異なる擬似連図柄、擬似連報知態様であってもよい)。
また、本例においては特に図示していないが、演出の実行態様(法則)が本来の実行態様と異なる(いわゆる、法則崩れである)場合には、当該変動(先読み演出等の場合、当該演出の契機となった保留に係る変動)において大当りとなる期待度が高い(又は確定となる)よう構成してもよい。例えば、第2実施形態において、特殊カットイン演出(本来であれば、擬似連が確定となる演出)が実行されたにも拘わらず、擬似連とならなかった場合、当該変動での大当りが確定となるよう構成してもよい。その他、例えば、第2実施形態における、停止示唆演出の表示色が赤色だと擬似連が確定、第3実施形態における、連打演出成功で擬似連が確定、第4実施形態における、ストーリー演出は最終段階まで擬似連継続(必ず最終段階まで擬似連が継続するよう構成した場合)、第5実施形態において、先読み演出中はトリガ保留以前の変動で擬似連演出が発生しない、等の演出の実行態様(法則)に関しても、当該構成を適用可能である{例えば、第2実施形態における停止示唆演出のように擬似連が再度実行されることが確定する演出があったにも拘わらず、擬似連が発生しない場合には大当りが確定する(例えば、停止示唆演出の表示色が赤色であったにも拘わらず、示唆された図柄(本例では、擬似連図柄であるが、数字図柄等の一般的な装飾図柄であってもよい)が仮停止しない場合には大当りが確定する、又は、擬似連毎に発生し得る予告演出であって擬似連が再度実行される旨を報知する予告演出が出現したにも拘わらず擬似連しなかった場合には大当りが確定する、等)、或いは、擬似連毎に発生し得る予告演出に係る大当り発生期待度がランクダウンした場合には大当りが確定する(例えば、擬似連1回目にて大当り発生期待度が80%となる予告演出が発生した後、擬似連2回目にて大当り発生期待度が80%未満となる予告演出が発生した後)、等}。
(擬似連続変動の構成)
本例における擬似連続変動に係る演出態様は前述した態様以外にも様々存在し、以下の構成要素をどのように組み合わせてもよい。
≪擬似連変動となる場合の装飾図柄の仮停止時の演出≫
・いずれかの列の仮停止図柄を擬似連図柄とする
・装飾図柄の代わりに擬似連図柄のみを仮停止する
・特定の法則の装飾図柄の仮停止態様(例えば、左列中列右列の仮停止出目が456等の順目、468の偶数の順目、等)にて仮停止する
・いずれかの列の仮停止図柄を役物で代用する
・装飾図柄の代わりに役物のみを作動する
・いずれかの列の仮停止図柄の代わりにサブ液晶に図柄を表示する
・装飾図柄の代わりにサブ液晶のみに図柄を表示する
・効果音等によって擬似連続変動となる旨を報知する
・動画像によって擬似連続変動となる旨を報知する
・操作部材による擬似連続変動となる旨の報知(例えば、発射ハンドルの振動、発射ハンドルが光る、発射ハンドルから風が出る、等)
≪擬似連続変動となる場合の報知内容≫
・擬似連続変動として装飾図柄が再変動する旨を報知
・擬似連続変動として装飾図柄が再変動する最低保障回数を報知
・大当りとなる期待度を報知
・現在の変動において擬似連続変動となった回数(擬似連図柄の仮停止回数)を報知
・現在の変動の演出態様がリーチ演出となる旨を報知
・現在の変動が大当りとなる旨を報知
≪擬似連変動となるタイミング≫
・装飾図柄の最後に仮停止となる列が仮停止したタイミング
・リーチ変動中(装飾図柄の最後に仮停止となる列が変動している)
・装飾図柄の変動開始直後
・装飾図柄の全列が変動中
・装飾図柄の全列が仮停止中
(まとめ)
尚、以上の実施例において示した構成に基づき、以下のような概念を抽出(列記)することができる。但し、以下に列記する概念はあくまで一例であり、これら列記した概念の結合や分離(上位概念化)は勿論のこと、以上の実施例において示した更なる構成に基づく概念を、これら概念に付加してもよい。
本概念(1)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
主遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230)と、
副遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な副遊技用識別情報表示部(例えば、装飾図柄表示領域2311)を少なくとも有する、情報を出力可能な一又は複数の情報出力部(例えば、演出表示手段2310)と、
遊技の進行を制御する主遊技部(例えば、主制御装置1000)と、
前記一又は複数の情報出力部(例えば、演出表示手段2310)への情報出力を制御する副遊技部(例えば、演出表示制御手段2320)と
を備え、
主遊技部(例えば、主制御装置1000)は、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
前記乱数に基づき、当否判定を行う当否判定実行手段(例えば、当否抽選手段1135)と、
前記当否判定の結果に基づき、主遊技用識別情報を主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230)上にて変動表示した後で停止表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段(例えば、表示制御手段1150)と、
前記当否判定の結果が当選であった場合、遊技者にとって有利な特別遊技へ移行し得る特別遊技実行手段(例えば、特別遊技制御手段1170)と
を備え、
副遊技部(例えば、演出表示制御手段2320)は、
主遊技用識別情報が主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230)上にて変動表示されている期間内において、副遊技用識別情報を副遊技用識別情報表示部(例えば、装飾図柄表示領域2311)上にて変動表示開始した後から確定的に停止表示するまでを本変動とし、本変動内において副遊技用識別情報を変動表示した後で暫定的に停止表示する擬似変動を一又は複数回実行可能な副遊技用識別情報表示制御手段(例えば、装飾図柄表示制御手段2322)と
を備え、
擬似変動の実行と連動して実行され得る演出である擬似連演出を情報出力部(例えば、演出表示手段2310)にて出力可能に構成されており、擬似連演出として、第一の擬似連演出パターンと第一の擬似連演出パターンとは演出の内容が異なる第二の擬似連演出パターンとを少なくとも有し、第一の擬似連演出パターンが実行される場合よりも、第二の擬似連演出パターンが実行される場合の方が、特別遊技への移行期待度が相対的に高く、
本変動内におけるある擬似変動の実行と連動して、第一の擬似連演出パターン又は第二の擬似連演出パターンを実行した場合、当該ある擬似変動における暫定的な停止表示後において新たな擬似変動を実行可能であり、第一の擬似連演出パターンの実行後よりも第二の擬似連演出パターンの実行後の方が、当該新たな擬似変動の実行可能性が高い、或いは、第二の擬似連演出パターンの実行後においては、当該新たな擬似変動の実行が確定的となるよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
尚、本概念(1)に係るぱちんこ遊技機は、次のような構成を備えていてもよい。
擬似変動の実行時における副遊技用識別情報の暫定的な停止表示の際には、本変動における副遊技用識別情報の確定的な停止表示の際には表示され得ない特定態様を表示可能に構成されており、
第二の擬似連演出パターンが実行される場合には、前記暫定的な停止表示の際に前記特定態様が表示されないよう構成されている。
本概念(2)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
主遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230)と、
副遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な副遊技用識別情報表示部(例えば、装飾図柄表示領域2311)を少なくとも有する、情報を出力可能な一又は複数の情報出力部(例えば、演出表示手段2310)と、
遊技の進行を制御する主遊技部(例えば、主制御装置1000)と、
前記一又は複数の情報出力部(例えば、演出表示手段2310)への情報出力を制御する副遊技部(例えば、演出表示制御手段2320)と
を備え、
主遊技部(例えば、主制御装置1000)は、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
前記乱数に基づき、当否判定を行う当否判定実行手段(例えば、当否抽選手段1135)と、
前記当否判定の結果に基づき、主遊技用識別情報を主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230)上にて変動表示した後で停止表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段(例えば、表示制御手段1150)と、
前記当否判定の結果が当選であった場合、遊技者にとって有利な特別遊技へ移行し得る特別遊技実行手段(例えば、特別遊技制御手段1170)と
を備え、
副遊技部(例えば、演出表示制御手段2320)は、
主遊技用識別情報が主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230)上にて変動表示されている期間内において、副遊技用識別情報を副遊技用識別情報表示部(例えば、装飾図柄表示領域2311)上にて変動表示開始した後から確定的に停止表示するまでを本変動とし、本変動内において副遊技用識別情報を変動表示した後で暫定的に停止表示する擬似変動を一又は複数回実行可能な副遊技用識別情報表示制御手段(例えば、装飾図柄表示制御手段2322)と、
擬似変動の実行中における所定の出力タイミングにて、特別遊技への移行期待度を表す予告情報を情報出力部(例えば、演出表示手段2310)にて出力し得る手段であって、予告情報を出力するに際して、複数種類の予告情報がグループ化された複数の予告情報グループの中からいずれかの予告情報グループ内のいずれかの予告情報を出力する予告情報出力制御手段(例えば、予告演出内容決定手段2322f)と
を備え、
ある予告情報グループに属する複数種類の予告情報は、その種類に応じて特別遊技への移行期待度が異なり、且つ、特別遊技への移行期待度が最も高いものとして特別遊技への移行が確定的となる種類を含んでおり、
本変動内におけるある擬似変動の実行中において、ある予告情報グループ内の予告情報を出力した場合には、当該ある擬似変動における暫定的な停止表示後の変動表示において予告情報を出力するに際して、特別遊技への移行期待度に応じて、ある予告情報グループ内の予告情報を再度出力するか或いはある予告情報グループとは異なる予告情報グループ内の予告情報を出力するかのいずれとするかの選択確率を異ならせるよう構成されており、
本変動内におけるある擬似変動の実行中において、ある予告情報グループ内の特別遊技への移行期待度が最も高く且つ特別遊技への移行が確定的とならない種類の予告情報を出力した場合であっても、当該ある擬似変動における暫定的な停止表示後の変動表示において、当該ある予告情報グループとは異なる予告情報グループ内の特別遊技への移行期待度が最も高いものでなく且つ特別遊技への移行が確定的とならない種類の予告情報を出力し得るよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
尚、本概念(2)に係るぱちんこ遊技機は、次のような構成を備えていてもよい。
前記当否判定の結果が所定確率で当選となる低確率抽選状態と、前記当否判定の結果が当該所定確率よりも高確率で当選となる高確率抽選状態とを有し、特別遊技の実行終了後において高確率抽選状態とし得るよう構成されており、
高確率抽選状態にある場合であって特別遊技への移行が予定されている場合において、擬似変動の実行中に前記特別遊技への移行が確定的となる種類の予告情報が出力された場合には、当該特別遊技の実行終了後において高確率抽選状態となることが確定的となるよう構成されている。
尚、本概念(2)に係るぱちんこ遊技機は、次のような構成を備えていてもよい。
前記当否判定の結果が所定確率で当選となる低確率抽選状態と、前記当否判定の結果が当該所定確率よりも高確率で当選となる高確率抽選状態とを有し、特別遊技の実行終了後において高確率抽選状態とし得るよう構成されており、且つ、最終的な擬似変動における暫定的な停止表示後の変動表示において所定のリーチ演出を実行可能に構成されており、
低確率抽選状態にある場合には、擬似変動の実行を示唆するものの擬似変動を実行しない非擬似連変動を実行可能であるか又は擬似変動が実行された場合であっても最終的な擬似変動における暫定的な停止表示後の変動表示において所定のリーチ演出を未実行とし得る一方、高確率抽選状態にある場合には、非擬似連変動を実行しない又は最終的な擬似変動における暫定的な停止表示後の変動表示において所定のリーチ演出の実行が確定的となるよう構成されている。
本概念(3)に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)と、
主遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230)と、
副遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な副遊技用識別情報表示部(例えば、装飾図柄表示領域2311)を少なくとも有する、情報を出力可能な一又は複数の情報出力部(例えば、演出表示手段2310)と、
遊技の進行を制御する主遊技部(例えば、主制御装置1000)と、
前記一又は複数の情報出力部(例えば、演出表示手段2310)への情報出力を制御する副遊技部(例えば、演出表示制御手段2320)と
を備え、
主遊技部(例えば、主制御装置1000)は、
始動口(例えば、第1主遊技始動口2210、第2主遊技始動口2110)への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)と、
乱数取得手段(例えば、乱数取得判定実行手段1120)により乱数が取得された場合、当否判定許可条件を充足するまで当該取得された乱数を保留として一時記憶する乱数一時記憶手段(例えば、保留制御手段1130)と、
当否判定許可条件を充足した場合、前記乱数に基づき、当否判定を行う当否判定実行手段(例えば、当否抽選手段1135)と、
前記当否判定の結果に基づき、主遊技用識別情報を主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230)上にて変動表示した後で停止表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段(例えば、表示制御手段1150)と、
前記当否判定の結果が当選であった場合、遊技者にとって有利な特別遊技へ移行し得る特別遊技実行手段(例えば、特別遊技制御手段1170)と、
副遊技部(例えば、演出表示制御手段2320)側で実行される演出表示に際して必要な遊技情報を副遊技部(例えば、演出表示制御手段2320)側へ送信する手段であって、当否判定許可条件を充足していない保留に関する情報を副遊技部(例えば、演出表示制御手段2320)側へ事前に送信し得る遊技情報送信手段(例えば、情報送信制御手段1300)と
を備え、
副遊技部(例えば、演出表示制御手段2320)は、
主遊技部(例えば、主制御装置1000)から送信された遊技情報を受信する遊技情報受信手段(例えば、表示情報受信手段2321)と、
遊技情報受信手段(例えば、表示情報受信手段2321)により前記保留に関する情報が受信された場合、当該受信された保留に関する情報において所定条件を充足した際には、当該所定条件を充足した保留の存在を示唆又は報知する保留先読み演出表示内容を情報出力部(例えば、演出表示手段2310)にて表示し得るよう制御する保留先読み演出表示制御手段(例えば、先読み演出実行制御手段2325)と、
主遊技用識別情報が主遊技用識別情報表示部(例えば、第1主遊技図柄表示装置2130、第2主遊技図柄表示装置2230)上にて変動表示されている期間内において、副遊技用識別情報を副遊技用識別情報表示部(例えば、装飾図柄表示領域2311)上にて変動表示開始した後から確定的に停止表示するまでを本変動とし、本変動内において副遊技用識別情報を変動表示した後で暫定的に停止表示する擬似変動を一又は複数回実行可能な副遊技用識別情報表示制御手段(例えば、装飾図柄表示制御手段2322)と、
擬似変動の実行中における所定の出力タイミングにて、特別遊技への移行期待度を表す予告情報を情報出力部(例えば、演出表示手段2310)にて出力し得る手段であって、予告情報を出力するに際して、複数種類の予告情報がグループ化された複数の予告情報グループの中からいずれかの予告情報グループ内のいずれかの予告情報を出力する予告情報出力制御手段(例えば、予告演出内容決定手段2322f)と
を備え、
本変動内におけるある擬似変動の実行中において、ある予告情報グループ内の予告情報を出力した場合には、当該ある擬似変動における暫定的な停止表示後の変動表示において予告情報を出力するに際して、特別遊技への移行期待度に応じて、ある予告情報グループ内の予告情報を再度出力するか或いはある予告情報グループとは異なる予告情報グループ内の予告情報を出力するかのいずれとするかの選択確率を異ならせるよう構成されており、
前記所定条件を充足した保留に到るまでの保留に係る主遊技用識別情報の変動表示の際には擬似変動を実行しない一方、前記所定条件を充足した保留に係る主遊技用識別情報の変動表示の際には擬似変動を実行可能であり、
擬似変動の実行と連動して実行される演出である擬似連演出を情報出力部(例えば、演出表示手段2310)にて表示可能であり、且つ、保留先読み演出表示内容として所定の画像を情報出力部(例えば、演出表示手段2310)にて表示可能に構成されており、前記所定条件を充足した保留に係る主遊技用識別情報の変動表示の際に実行される擬似変動時であって当該所定の画像が表示されている場合には、当該所定の画像が表示されていない場合に表示され得る擬似連演出とは表示内容が異なる擬似連演出を表示し得るか又は当該所定の画像が表示されていない場合と比較して擬似連演出の実行頻度を相対的に低下させるよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
尚、本概念(3)に係るぱちんこ遊技機は、次のような構成を備えていてもよい。
前記所定条件を充足した保留に係る主遊技用識別情報の変動表示の際に実行される擬似変動時であって前記所定の画像が表示されている場合、本変動内におけるある擬似変動の実行中において、ある予告情報グループ内の予告情報を出力した場合には、当該ある擬似変動における暫定的な停止表示後の変動表示において予告情報を出力するに際して、ある予告情報グループとは異なる予告情報グループ内の予告情報が出力されないよう構成されている。
尚、本概念(3)に係るぱちんこ遊技機は、次のような構成を備えていてもよい。
擬似変動の実行時における副遊技用識別情報の暫定的な停止表示の際には、本変動における副遊技用識別情報の確定的な停止表示の際には表示され得ない特定態様を表示可能に構成されている。
尚、本概念(3)に係るぱちんこ遊技機は、次のような構成を備えていてもよい。
擬似変動の実行時における副遊技用識別情報の暫定的な停止表示の際には、本変動における副遊技用識別情報の確定的な停止表示の際には表示され得ない特定態様を表示可能に構成されており、前記所定条件を充足した保留に係る主遊技用識別情報の変動表示の際に実行される擬似変動時であって前記所定の画像が表示されている場合に表示され得る当該特定態様の表示内容と、前記所定の画像が表示されていない場合に実行される擬似変動時において表示され得る当該特定態様の表示内容とが、異なるよう構成されている。
尚、以上に挙げた概念の他にも、以下に示す付加構成と組み合わせることで、更なる別概念とすることも可能である。
本付加構成(1)は、
ある本変動内における擬似変動の実行回数を報知し得るよう構成されている、或いは、ある本変動内において擬似変動が実行される度に、特別遊技への移行期待度が上昇している旨を報知し得るよう構成されている。
本付加構成(2)は、
ある本変動内であって擬似変動が実行されるよりも前のタイミングにおいて、所定の擬似変動実行条件を提示する課題提示演出を実行可能に構成されており、当該提示された所定の擬似変動実行条件を充足した場合には、当該ある本変動内における擬似変動の実行が確定的となるよう構成されている。
本付加構成(3)は、
擬似変動の実行時における副遊技用識別情報の暫定的な停止表示の際には、本変動における副遊技用識別情報の確定的な停止表示の際には表示され得ない特定態様を表示可能に構成されており、
ある擬似変動の実行が完了するよりも前のタイミングにおいて、当該ある擬似変動の実行時において前記特定態様が表示されるか否かを示唆又は報知し得るよう構成されている。
本付加構成(4)は、
擬似変動の実行時における副遊技用識別情報の暫定的な停止表示の際には、本変動における副遊技用識別情報の確定的な停止表示の際には表示され得ない特定態様を表示可能に構成されており、
ある擬似変動の実行が完了するよりも前のタイミングにおいて、当該ある擬似変動の実行時において前記特定態様が表示されるか否かを示唆又は報知し得るよう構成されており、当該示唆又は報知し得る演出パターンとして複数種類の演出パターンを有し、いずれの演出パターンが表示されるかに応じて、前記特定態様が表示される可能性が異なるよう構成されている。
本付加構成(5)は、
複数種類の演出表示形式を有し、当該複数種類の演出表示形式の内のいずれかを情報出力部にて出力するよう構成されており、ある種類の演出表示形式が出力されている場合には、当該ある種類とは異なる種類の演出表示形式が出力されている場合と比較して、擬似変動の実行頻度が上昇する、或いは、ある種類の演出表示形式が出力されている場合において、保留数が所定数以下である場合には、保留数が当該所定数超過の場合と比較して、擬似変動の実行頻度が上昇するよう構成されている。
本付加構成(6)は、
擬似変動の実行時における副遊技用識別情報の暫定的な停止表示の際には、本変動における副遊技用識別情報の確定的な停止表示の際には表示され得ない特定態様を表示可能に構成されており、
前記特定態様の表示内容として複数種類有し、いずれの種類の特定態様が表示されるかに応じて、当該表示後にて予定されている擬似変動の最少実行回数を報知可能に構成されている。
本付加構成(7)は、
擬似変動の実行と連動して実行される演出である擬似連演出を情報出力部にて出力可能に構成されており、擬似連演出の表示内容として複数種類有し、いずれの種類の擬似連演出が表示されるかに応じて、当該表示後にて予定されている擬似変動の最少実行回数を報知可能に構成されている。
尚、以上の実施形態においては、ぱちんこ遊技機についてのみ例示しているが、回胴式遊技機(いわゆる)スロットマシンに対しても適用することが可能である。ここで、周知のスロットマシンについて補足説明しておく。
まず、周知のスロットマシンには、遊技の進行を司る主遊技制御部としてのメイン基板と、演出の実行を司る副遊技制御部としてのサブ基板(サブメイン基板、サブサブ基板)と、主遊技用識別情報を表示するための主遊技用識別情報表示部として複数の識別情報が夫々外周上に配置された複数列(一般には3列)のリールと、遊技者によって操作可能であって遊技開始を指示する主遊技開始指示装置としてのスタートレバーと、遊技者によって操作可能であって遊技進行を指示する主遊技進行指示装置としてのストップボタンと、を有している。そして、メイン基板には、スタートレバーが操作されたことを契機として主遊技用乱数を取得する主遊技用乱数取得手段と、主遊技用乱数取得手段が取得した乱数に基づき一又は複数の停止識別情報を暫定的に決定する主遊技用識別情報表示内容決定手段(例えば、小役や特別遊技に係る役物等の当選役を内部的に決定する表示内容決定手段)と、主遊技用識別情報表示内容決定手段により暫定的に決定された一又は複数の停止識別情報とストップボタンの操作タイミングとに基づき、一の停止識別情報を主遊技用識別情報表示部であるリール上に確定表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段(例えば、内部的に決定された当選役とストップボタンが押圧されたタイミングとに基づき、所定の位置でリールを停止するリール制御手段)と、主遊技用識別情報表示部であるリール上にて停止識別情報として所定態様が表示された場合、特別遊技に移行させるよう制御する特別遊技実行制御手段(例えば、「777等」が所定の有効ライン上に並んだことを契機として、特別役物を作動させる特別役物作動手段)と、主遊技用乱数取得手段が取得した主遊技用乱数に関する情報を副遊技制御部側に送信する主遊技側情報送信制御手段と、を有している。
このような周知構成のスロットマシンにおける副遊技制御部側について、本実施形態に係る構成を適用することができるのである。具体的には、スロットマシンにおいては、スタートレバーが操作されたことを契機として、或いは、ストップボタンが操作されたことを契機として、本実施形態における予告演出の実行可否や実行内容を決定することが可能であり、このような構成下において、本実施形態(及び変更例)によって示した構成を適用することが可能である。
1000 主制御装置、1100 遊技制御手段
1110 入球判定手段、1111 第1主遊技始動口入球判定手段
1112 第2主遊技始動口入球判定手段、1113 補助遊技入球口入球判定手段
1120 乱数取得判定実行手段、1121 第1主遊技乱数取得判定実行手段
1122 第2主遊技乱数取得判定実行手段、1123 補助遊技乱数取得判定実行手段
1130 保留制御手段、1131 第1主遊技図柄保留手段
1131a 第1主遊技図柄保留情報一時記憶手段、1132 第2主遊技図柄保留手段
1132a 第2主遊技図柄保留情報一時記憶手段、1133 補助遊技図柄保留手段
1133a 補助遊技図柄保留情報一時記憶手段、1135 当否抽選手段
1135a 特別遊技移行決定手段、1135b 当否抽選用テーブル
1135b−1 第1主遊技用当否抽選テーブル、1135b−3 第2主遊技用当否抽選テーブル
1140 図柄内容決定手段、1141 第1主遊技内容決定手段
1141a 第1主遊技内容決定用抽選テーブル、1142 第2主遊技内容決定手段
1142a 第2主遊技内容決定用抽選テーブル、1143 補助遊技内容決定手段
1143a 補助遊技内容決定用抽選テーブル、1150 表示制御手段
1151 第1主遊技図柄制御手段、1151a 第1主遊技図柄変動時間管理手段
1151a−1 第1主遊技図柄変動管理用タイマ、1152 第2主遊技図柄制御手段
1152a 第2主遊技図柄変動時間管理手段、1152a−1 第2主遊技図柄変動管理用タイマ
1154 主遊技図柄保留解除制御手段、1153 補助遊技図柄制御手段
1153a 補助遊技図柄変動時間管理手段、1153a−1 補助遊技図柄変動管理用タイマ
1160 電動役物開閉制御手段、1161 条件判定手段
1162 開放タイマ、1170 特別遊技制御手段
1171 条件判定手段、1172 特別遊技内容決定手段
1172a 特別遊技内容参照テーブル、1173 特別遊技実行手段
1174 特別遊技時間管理手段、1174a 特別遊技用タイマ
1180 特定遊技制御手段、1181 特定遊技終了条件判定手段
1181a 時短回数カウンタ、1190 遊技状態一時記憶手段
1191 第1主遊技状態一時記憶手段、1191a 第1フラグ一時記憶手段
1191b 第1主遊技図柄情報一時記憶手段、1192 第2主遊技状態一時記憶手段
1192a 第2フラグ一時記憶手段、1192b 第2主遊技図柄情報一時記憶手段
1193 補助遊技状態一時記憶手段、1193a 補助遊技関連情報一時記憶手段
1193b 補助遊技図柄情報一時記憶手段、1194 特別遊技関連情報一時記憶手段
1300 情報送信制御手段、1301 コマンド送信用バッファ
1400 賞球払出決定手段
2000 遊技周辺機器
2210 第1主遊技始動口、2211 第1入球検出装置
2130 第1主遊技図柄表示装置、2131 第1主遊技図柄表示部
2132 第1主遊技図柄保留表示部、2110 第2主遊技始動口
2111 第2入球検出装置、2112 電動役物
2230 第2主遊技図柄表示装置、2231 第2主遊技図柄表示部
2232 第2主遊技図柄保留表示部、2120 第1大入賞口
2121 第1入賞検出装置、2122 第1電動役物
2220 第2大入賞口、2221 第2入賞検出装置
2222 第2電動役物、2410 補助遊技入球口
2411 入球検出装置、2420 補助遊技図柄表示装置
2421 補助遊技図柄表示部、2422 補助遊技図柄保留表示部
2320 演出表示制御手段(サブメイン制御基板)、2321 表示情報受信手段
2321a メイン側情報一時記憶手段、2322 装飾図柄表示制御手段
2322a 装図表示内容決定手段、2322a−1 装図変動内容決定用抽選テーブル
2322c 装図表示関連情報一時記憶手段、2322d 装図変動時間管理タイマ
2322e 主演出動作内容決定手段、2322e−1 主演出動作内容決定用抽選テーブル
2322f 予告演出内容決定手段、2322f−1 予告演出内容決定用抽選テーブル
2322f−2 強予告カウンタ、2322f−3 擬似連カウンタ
2323 装図保留情報表示制御手段、2323a 装図保留情報一時記憶手段
2324 演出一般情報一時記憶手段、2400 情報送受信制御手段
2310 演出表示手段(サブサブ制御基板)、2450 副情報送受信制御手段
2313 画像表示制御手段、2313a 画像表示関連情報一時記憶手段
2311 装飾図柄表示領域、2312a 第1保留表示部
2312b 第2保留表示部、3000 賞球払出制御装置

Claims (1)

  1. 遊技球が入球可能な始動口と、
    主遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な主遊技用識別情報表示部と、
    副遊技用識別情報を変動表示及び停止表示可能な演出表示部と、
    遊技の進行を制御する主遊技部と、
    演出表示部への演出表示を制御する副遊技部と
    を備え、
    主遊技部は、
    始動口への遊技球の入球に基づき、乱数を取得する乱数取得手段と、
    前記乱数に基づき、当否判定を行う当否判定実行手段と、
    前記当否判定の結果に基づき、主遊技用識別情報を主遊技用識別情報表示部上にて変動表示した後で停止表示するよう制御する主遊技用識別情報表示制御手段と、
    前記当否判定の結果が当選であった場合、遊技者にとって有利な特別遊技へ移行し得る特別遊技実行手段と
    を備え、
    副遊技部は、
    主遊技用識別情報が主遊技用識別情報表示部上にて変動表示されている期間内において、副遊技用識別情報を演出表示部上にて変動表示開始した後から確定的に停止表示するまでを本変動とし、本変動内において副遊技用識別情報を変動表示した後で暫定的に停止表示する擬似変動を一又は複数回実行可能な副遊技用識別情報表示制御手段と、
    擬似変動の実行中別遊技への移行期待度を表す予告演出を演出表示部にて表示し得る手段であって、予告演出を表示するに際して、複数の予告演出グループの中の或る予告演出グループに属するいずれかの予告演出を表示する予告演出表示制御手段と
    を備え、
    前記複数の予告演出グループは、少なくとも第1の予告演出グループを含み、
    本変動内におけるある擬似変動の実行中において、第1の予告演出グループに属する予告演出が表示された場合であって、当該ある擬似変動における暫定的な停止表示後の変動表示において予告演出が表示される場合には、第1の予告演出グループに属する予告演出が再度表示されるか又は第1の予告演出グループとは異なる予告演出グループに属する予告演出が表示されるかのいずれかとなり得るよう構成されており、
    第1の予告演出グループに属する予告演出が表示された場合における表示内容と、第1の予告演出グループとは異なる予告演出グループに属する予告演出が表示された場合における表示内容とが異なるよう構成されており、
    擬似変動が実行される際にて副遊技用識別情報が暫定的に停止表示される場合には、通常の副遊技用識別情報とは異なる特定の副遊技用識別情報が暫定的に停止表示され得るよう構成されており、
    本変動内においては特定の副遊技用識別情報が暫定的に停止表示されるか否かを示唆する特殊予告演出を表示可能に構成されており、
    特殊予告演出として、少なくとも第1特殊予告演出と第2特殊予告演出とを有し、第1特殊予告演出が表示された場合には当該第1特殊予告演出が表示された後において特定の副遊技用識別情報が暫定的に停止表示されることが確定的とはならない一方で、第2特殊予告演出が表示された場合には当該第2特殊予告演出が表示された後において特定の副遊技用識別情報が暫定的に停止表示されることが確定的となるよう構成されている
    ことを特徴とするぱちんこ遊技機。
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