JP5987071B2 - 継合部材 - Google Patents

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Description

本発明は、2以上の機器を接続するための継合部材に関し、特に圧力調整器を接続するための継合部材に関する。
圧力調整器は、高圧のガスを所定の圧力まで減圧するものである。身近なところで言えば、高圧ボンベのLPガス(liquefied petroleum gas)を家庭用のガス料理器具で使える圧力まで減圧する圧力調整器が広く用いられている。
圧力調整器はダイヤフラム等を用いた機械的な構造によって圧力を調整するものが一般的であり、その構造上の制約ゆえ入口圧力(元圧)等が変動すると出口圧力(調整圧)も変動する。そこで、調整圧の変動を抑制するために、圧力調整器を直列に二段配置した二段式圧力調整器が知られている(特許文献1)。
2つの圧力調整器の接続には、ニップルと呼ばれる継合部材を用いる方法が主流であった。このニップルは、内部が中空の円筒形状であり、両側にねじ山が形成され、それぞれのねじ山を、1次側圧力調整器の開口部に形成されたねじ溝と、2次側圧力調整器の開口部に形成されたねじ溝に係合させ接続する。
図7は、ニップル70を用いて接続された2つの圧力調整器30、40を説明する図である。一般的にニップルのねじ溝は先端に行くほど径が小さくなるテーパー形状となっており、ねじを締め込む程にそれぞれの圧力調整器と強固に結合され、シール性を確保できる構造となっている。
特開2006−053727号公報
圧力調整器の接続においては、接続の密閉性が重要となる。気体の密閉性(気密性)が低下すると、ガス漏れが発生し、人体にとって有毒なガスを取り扱う場合には安全性の問題をも引き起こす。また、外部より水の浸入を止める液体の密閉性(液密性)が低いと、外部から水分が侵入し、腐食等によって機器の気密性や耐久性に影響を及ぼす。特に、LPガス用の圧力調整器等は屋外に設置されることが多いため、水分の侵入はより重大な問題となる。
しかしながら、前述のニップルを用いた接続においては、テーパーねじを用いるため、長期の使用等によってねじが緩むと接続部の気密性や液密性が低下し、水分の侵入による腐食等により耐用年数を縮めてしまう原因になっていた。また、それぞれの圧力調整器自体をねじることでねじの締め付けが行わることから、組付けに手間と時間を要しており、さらには、2つの圧力調整器が角度ずれをおこした状態で組み付けられるおそれもあった。
本発明にかかる継合部材は、
開口部を有するフランジ接続面をそれぞれ備えた1次側機器と2次側機器とを接続するための継合部材であって、
前記1次側機器の開口部内に挿入される筒状の第1挿入部と、
前記第1挿入部と同軸上にあり、前記2次側機器の開口部内に挿入される筒状の第2挿入部と、を備え、
前記第1挿入部は、軸周りに少なくとも1つのシール部材を有し、
前記第2挿入部は、前記2次側機器の開口部内に設けられたねじ溝と係合するねじ山を有する。
このような構成によれば、角度ずれなく、かつ組付性及びシール性良く機器を接続することができる。
なお、本明細書における「シール性」とは、気密性及び液密性をいい、対象の気体及び液体が内部(シール部)から外部に漏れるのを防ぎ、また外部から内部に侵入することを防ぐ性能をいうものとする。
また、上記の構成にあっては、前記第1挿入部は2つのシール部材を有し、前記第1挿入部の先端側が気密用シール部材であり、もう一方は液密用シール部材であってもよい。
このような構成によれば、特性の異なったシール部材を適切な場所に配置することにより、高い液密性及び気密性を実現できる。
また、上記の構成にあっては、前記第2挿入部は、その先端面の軸回りに形成された円状の当接部を備えてもよい。
このような構成によれば、前記第2挿入部が前記当接部において前記2次側機器の内部と当接し、当該箇所において、ガス圧を制御することができる。
また、上記の構成にあっては、前記当接部は、軸方向の断面形状において、その先端がとがった形状を有してもよい。
このような構成によれば、当接部におけるシール性をより良好なものとすることができる。
また、上記の構成にあっては、前記ねじは、ストレートタイプであってもよい。
このような構成によれば、テーパータイプと比較し、ねじの緩みによるシール性の悪化を防止することができる。
また、上記の構成にあっては、前記第1挿入部は、前記第2挿入部に隣接し、かつ軸方向の所定区間において軸回り方向に突出した突出部を備えてもよい。
このような構成によれば、前記第2挿入部を前記2次側機器の開口部内に挿入した際に、かかる突出部が前記2次側機器のフランジ接続面に当接し、これにより前記開口部内に挿入される第2挿入部の長さを精度良く管理することができる。
以上説明したように、本発明にかかる継合部材を用いて機器を接続することにより、角度ずれなく、かつ組付性及びシール性良く機器を接続することができる。
第1の実施形態にかかる継合部材を正面から見た図である。 第1の実施形態にかかる継合部材を(a)左方向から見た図、(b)右方向から見た図である。 図2(a)におけるA−A断面図である。 第1の実施形態にかかる継合部材によって接続される1次側機器の説明図である。 第1の実施形態にかかる継合部材によって接続される2次側機器の説明図である。 第1の実施形態にかかる継合部材によって接続された圧力調整器の説明図である。 ニップルを用いて接続された圧力調整器の説明図である。 一般的なフランジ接続によって接続された圧力調整器の説明図である。
以下、本実施形態にかかる継合部材について詳細に説明する。但し、これらの実施形態はいずれも例示であり、本発明についての限定的解釈を与えるものではない。なお、図面において、同一の又は対応する部分については同一の符号を付すものとする。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる継合部材を正面から見た図である。
継合部材1は、同軸上に、それぞれ筒状である第1挿入部10と第2挿入部20とを備える。第1挿入部10は、軸回りの表面に、2つのシール部材用の溝11a、11bを有し、これらは軸方向に平行に配置される。また、第1挿入部10は、第2挿入部20に隣接し、かつ軸方向の所定区間において軸回り方向に突出した突出部12を有する。第2挿入部20は、軸回りの表面に形成されたねじ山21と、同じく軸回りの表面に形成されたシール部材用溝22とを有する。
シール部材用の溝11a、11b、22には、それぞれ一般的なOリング状のシール部材を嵌め込むことができる。用途に応じて、液密用、気密用等の特化した機能を有するシール部材を用いることができ、さらにはこれらのシール部材を適切に配置して組み合わせて用いることも可能である。
図2(a)は継合部材1を左方向からみた図であり、同図(b)は右方向から見た図である。また、図3は、図2(a)における継合部材1のA−A断面図である。図3に示す通り、継合部材1は内部に中空部2を備える。これにより、1次側機器30(図4)と2次側機器40(図5)のそれぞれの開口部は、図3に示す継合部材1の中空部2を介して連通し、気体の流動が可能となる。
また、継合部材1の第2挿入部20は、その先端面の軸回りに形成された円状の当接部23を備える。当接部23は、ノズルとも呼ばれ、軸方向の断面形状においてその先端がとがった形状を有する。また、継合部材1の第2挿入部20は、その先端面の当接部23の外周に窪み部24をさらに備える。
継合部材1の材質としては真鍮等を用いることができ、また、継合部材1は機械加工等により製造することができる。
(使用状態)
次に、本実施形態にかかる継合部材1の使用状態について説明する。
本実施形態にかかる継合部材1は、1次側機器30と2次側機器40との接続に継手として用いられ、これにより組付性及びシール性良く機器を接続することができる。本実施形態では、1次側機器30及び2次側機器40は共に圧力調整器であり、さらには、1次側機器40は1次側圧力調整器であって、2次側機器40は2次側圧力調整器である。このように圧力調整器を2段式とすることによって、1段式の圧力調整器と比較し、元圧の変動に対する調整圧の変動を抑制することできる。本実施形態にかかる継合部材1は、2次側圧力調整器40の圧力調整用部材に入力ガスの圧力を適切に伝えるノズルとしての機能も併せ持つ。
なお、本実施形態では、1次側機器30及び2次側機器40はいずれもダイアフラム式の圧力調整器であるが、本実施形態にかかる継合部材1によって接続される圧力調整器はダイアフラム式に限定されるものではなく、また圧力調整器以外の機器への応用も可能である。
図4は、1次側機器(1次側圧力調整器)30の説明図であり、図5は2次側機器(2次側圧力調整器)40の説明図である。図4に示すように、1次側機器30は、フランジ接続面31を備え、フランジ接続面31は開口部32を有する。また、図5に示すように、2次側機器40は、フランジ接続面41を備え、フランジ接続面41は開口部42を有し、開口部42の内部にはねじ溝43が形成されている。
ここで、図5を用いてダイアフラム式圧力調整器の構造について簡単に説明する。ガスの未使用時には圧力調整器に流入するガスは、弁ゴム51と呼ばれるゴム製の部材においてシールされる。一般的にガスは内部が中空の筒状等の部材(以下、「ガス供給部材」とする。)によって供給され、ガス未使用時はこの部材が弁ゴム51に押し当てられた状態になっている。
弁ゴム51は弁体52の先端に設けられ、弁体52はアーム53を介して、連動子54と連動する。
連動子54は、ダイアフラム55に連結されている。ダイアフラム55は出口圧力を調整するためのゴム製の部材であり、金属製または樹脂製の板状部材である受圧板56と結合されている。ダイアフラム55及び受圧板56は調圧用スプリング57aによって図面下方向に付勢されており、圧力調整器の出口圧力に応じてダイアフラム55及び受圧板56が図面上下方向に変位する。
ガスの使用時には、ダイアフラム55及び受圧板56と連動する調圧用スプリング57aの弾性力が連動子54及びアーム53等を介して弁ゴム51に伝わり、弁ゴム51が図面左右方向に変位することで、弁ゴム51とガス供給部材との隙間が増減し、出口側に供給されるガス量が変化することで、出口圧力を調整される。
ガスの使用時において、例えば、出口圧力が低下すると、調圧用スプリング57aによって付勢されたダイアフラム55及び受圧板56に対して下方向の力が加わる。この力が連動子54及びアーム53によって方向転換され、弁体52の先端に取り付けられた弁ゴム51は図面右方向に移動する。これによって、弁ゴム51とガス供給部材との間の隙間が広がり、図3に示す継合部材1の窪み部24を介してより多くの入力ガスが出口側に流れることで、出口側の圧力を上昇し、所定の出口圧となるよう調整される。
圧力調整器は安全弁58を備えており、安全弁58は安全弁用スプリング57bによって付勢されている。圧力調整器は出口圧力が想定外に上昇した場合は、この安全弁58が開くことでガスが大気に放出され、圧力の異常上昇を回避する。安全弁58の作動圧力は、安全弁用スプリング57bの強さによって適合される。
組み付けられた圧力調整器は、その出口圧力の精度を担保するため、実際の調整圧を測定し、設計値とのずれがある場合には、図6における圧力調整ねじ59によって圧力を微調整(校正)する。
図4に示す1次側圧力調整器30についても、2次側圧力調整器40と同様のメカニズムで作動する。ダイアフラム65が図面上下方向に変位することにより、ダイアフラム65に連結された弁ゴム部(図示せず)の開閉量が変化し、出口側に供給されるガス量が増減する。ダイアフラム65は調圧用スプリング67aによって図面下方向に付勢されており、調圧用スプリング67aの弾性力と、出口ガスがその圧力によってダイアフラム65を押し上げる力が均衡することにより、出口圧が調整される。なお、図4に示す1次側圧力調整器30は、図面奥側からガスが入力され、図面右側からガスを出力する。後述する図6、7、及び8においても同様である。
前述のように、弁ゴム51には、その内部に入力ガスが流動する筒状部材が押し当てられる。この場合、組付け状態(ガス未使用時)において弁ゴム51に部材をシール性よく当接させ、かつ当接寸法を管理することが重要となる。
一般的に、面と面で接触させるよりも面と線で接触させた方がシール性は良好となる。本実施形態にかかる継合部材1は、第2挿入部20の先端面の軸回りに形成された円状の当接部23を備え、この当接部23は軸方向の断面形状において、その先端がとがった形状となっている。そのため、弁ゴム51の表面に対して継合部材1の当接部23が線で当接することになり、面と面で当接させる場合よりもシール性が良好となる。
また、継合部材1を用いて接続する場合は、2次側圧力調整器に挿入される継合部材1の長さも重要となる。前記の当接部23は、組付け時(ガス未使用時)において所定の圧力で弁ゴム51を押し込むように組み付けることが前提とされているため、継合部材1を挿入しすぎたり、又は挿入が不足すると、弁ゴム51の初期位置が変わってしまい、調圧値に影響を及ぼす。
なお、圧力調整器は調整圧を微調整するための調整ねじ59を備えるため、組み付けに起因した調圧値のずれは微量であれば調整することができる。しかしながら、調整ねじによる調整によって組付けに時間と手間を要してしまうため、弁ゴム51への当接寸法を精度良く管理することが好ましい。
従来のニップルを用いた接続においては、ニップルはテーパーねじを採用するため、組付け時にはねじの締め付けトルクが十分高くなるまで締め付けられていた。機器内に挿入されるニップルの長さは設計上考慮されているものの、ねじ山形状のばらつき等の影響を受けやすく、機器内に挿入されるニップルの長さを精度よく管理できなかった。
一方、本実施形態にかかる継合部材1を用いた接続では、継合部材1の第2挿入部20のねじ山21はストレートねじであり、さらに、継合部材1が第1挿入部10に突出部12を備えている。このため、第2挿入部20を2次側機器40に挿入する際、この突出部12が2次側機器40のフランジ接続面41に当接することによって、2次側機器40の内部に挿入される継合部材1の長さが精度良く管理され、弁ゴム51への当接寸法のばらつきが軽減されることで、組付けに起因する調圧値ずれを抑制することができる。
また、本実施形態にかかる継合部材1では、中空部2の内部をガスが流動する。この場合、2次側圧力調整器の弁ゴム51の径が決まっているため、継合部材1の当接部23の径は弁ゴム51の径よりも小さくなっており、それに伴い、当接部23に隣接する部分の中空部2の径も決定される。
ここで、中空部2の径が広い方がガスの圧力損失(圧損)の観点から有利なため、継合部材1の中空部は当接部23を備える第2挿入部20の先端面から、反対側の第1挿入部10の先端面にかけて末広がりの形状を有してもよい。具体的には図3で示すように段階的に末広がりの形状を有することができ、又は連続的に末広がりの形状を有することもできる。
(組付け手順)
次に、本実施形態にかかる継合部材1を用いて1次側機器30と2次側機器40を接続をする手順について説明する。なお、これまでの説明と同様、1次側機器30は1次側圧力調整器、2次側機器40は2次側圧力調整器とする。
まず、継合部材1の第2挿入部20を、2次側機器40の開口部42内に挿入する。この場合、継合部材1のねじ山21を、2次側機器40の開口部42内に形成されたねじ溝43に係合させ挿入していく。
本実施形態にかかる継合部材1を2次側機器40の開口部42内にねじ込んでいくと、継合部材1の第1挿入部10に設けられた突出部12が2次側機器40のフランジ接続面41と当接する。これによって第2挿入部の挿入工程が完了する。
上述のごとく、圧力調整器の接続においては、弁ゴム51の当接寸法を精度良く管理することが重要となる。この点、本実施形態における継合部材1を用いれば、突出部12によって2次側機器40に挿入される継合部材1の長さが規定されるため、弁ゴム51における当接寸法のばらつきを抑制することができ、圧力調整器の組付けにおける調圧値の校正の手間を軽減できる。
なお、第2挿入部20のねじ山21、及び/又は、2次側機器40のねじ溝43には、必要に応じて接着剤を塗布してもよく、さらにはシール性を備えた接着剤を塗布することもできる。これによって、ねじの緩みを予防でき接続の耐久性を向上できるとともに、シール性の向上も期待できる。接着剤としては、嫌気性接着剤等を用いることができる。また、ねじ山21よりもフランジ接続面に近いシール部材用の溝22には、液密用のシール部材を取り付けることで、フランジ接続面からの水滴の浸入を効果的に防止することができる。
次に、継合部材1の第1挿入部10を、1次側機器30の開口部32内に挿入する。ここで、第1挿入部10のシール部材用の溝11a、11bには、それぞれ気密性シール部材と液密性シール部材を取り付けておくことが好ましい。このように特性の異なったシール部材をそれぞれ取り付けておくことで、高い気密性及び液密性を実現できる。特に、フランジ接続面に近い溝11bには液密用シール部材を備えることが好ましい。このようにすることで、フランジ接続面からの水滴の浸入を効果的に防止できる。
最後に、1次側機器30のフランジ接続面31と2次側機器40のフランジ接続面41をボルト等を用いた一般的な方法によって結合する。これにより、継合部材1を介した1次側機器30と2次側機器40の接続が完了する。
(本実施形態の効果)
図7は、ニップル70を用いて接続された1次側圧力調整器71と2次側圧力調整器72を説明する図である。前述のごとく、このニップル接続においては角度ずれの恐れがあり、またねじの緩みによるシール性の悪化、さらには水侵入による機器の腐食により耐用年数を縮めてしまう恐れもあった。一方、本実施形態にかかる継合部材を用いた接続では、角度ずれの心配がなく、かつ組付性及びシール性が良好である。また、本実施形態にかかる継合部材1が2次側圧力調整器72のノズルとしても機能するため、2次側圧力調整器72がノズルを備える必要がなく、構造を簡素化できる。
図8は一般的なフランジ体80を用いて接続された1次側圧力調整器81と2次側圧力調整器82を説明する図である。フランジ接続面によって接続するためニップル接続のような角度ずれの心配はないが、フランジ接続面においてしかシール性を確保できないので水等が侵入しやすく、機器の腐食等の問題を有していた。
本実施形態にかかる継合部材1を用いて接続された圧力調整器は、ニップル接続のような角度ずれのおそれを回避できるだけでなく、係合部材1を介して十分なシール性が確保されるため、機器の耐久性を向上させることができる。さらには、継合部材1によって2次側圧力調整器40の弁ゴム51への当接寸法を精度よく管理できるため、組付け時の調整が容易であり、組付性にも優れるものである。
1 継合部材
2 中空部
10 第1挿入部
11a,b シール部材用溝
12 突出部
20 第2挿入部
21 ねじ山
22 シール部材用溝
23 当接部(ノズル)
24 窪み部
30、71、81 1次側機器
31 フランジ接続面
32 開口部
40、72、82 2次側機器
41 フランジ接続面
42 開口部
43 ねじ溝
51 弁ゴム
52 弁体
53 アーム
54 連動子
55、65 ダイアフラム
56 受圧板
57a、57b、67a スプリング
58 安全弁
59 圧力調整ねじ
70 ニップル
80 フランジ体

Claims (13)

  1. 開口部を有するフランジ接続面をそれぞれ備えた1次側機器と2次側機器とを接続するための継合部材であって、
    前記1次側機器の開口部内に挿入される筒状の第1挿入部と、
    前記第1挿入部と同軸上にあり、前記2次側機器の開口部内に挿入される筒状の第2挿入部と、を備え、
    前記第1挿入部は、軸周りに少なくとも1つのシール部材を有し、
    前記第2挿入部は、前記2次側機器の開口部内に設けられたねじ溝と係合するねじ山を有するとともに、前記第1挿入部に隣接するシール部材を有する
    継合部材。
  2. 前記第1挿入部は、軸回りに2つのシール部材を有する
    請求項1に記載の継合部材。
  3. 前記2つのシール部材は、前記第1挿入部の先端側が気密用シール部材であり、もう一方は液密用シール部材である
    請求項2に記載の継合部材。
  4. 前記第2挿入部は、その先端面の軸回りに形成された円状の当接部を備える
    請求項1〜のいずれか1項に記載の継合部材。
  5. 前記当接部は、軸方向の断面形状において、その先端がとがった形状を有する
    請求項に記載の継合部材。
  6. 前記第2挿入部は、その先端面の前記当接部の外周に窪み部をさらに備える
    請求項又はに記載の継合部材。
  7. 前記ねじは、ストレートタイプである
    請求項1〜のいずれか1項に記載の継合部材。
  8. 前記第1挿入部は、前記第2挿入部に隣接し、かつ軸方向の所定区間において軸回り方向に突出した突出部を備え、
    前記突出部は、前記第2挿入部を前記2次側機器の開口部内に挿入した際に前記2次側機器のフランジ接続面に当接し、これにより前記開口部内に挿入される第2挿入部の長さが規定される
    請求項1〜のいずれか1項に記載の継合部材。
  9. 前記1次側機器又は前記2次側機器の少なくともいずれかは圧力調整器である
    請求項1〜のいずれか1項に記載の継合部材。
  10. 前記1次側機器及び前記2次側機器は、2段式圧力調整器であって、
    前記1次側機器は、1次側圧力調整器であり、
    前記2次側機器は、2次側圧力調整器である
    請求項に記載の継合部材。
  11. 請求項1〜1のいずれか1項に記載の継合部材によって接続された1次側機器及び2次側機器。
  12. 開口部を有するフランジ接続面をそれぞれ備えた1次側機器と2次側機器とを、請求項1〜1のいずれか1項に記載の継合部材を用いて接続する方法であって、
    前記2次側機器の開口部内のねじ溝に前記第2挿入部のねじ山を係合させ、前記第2挿入部を挿入する工程と、
    前記1次側機器の開口部内に、前記第1挿入部を挿入する工程と、
    前記1次側機器及び2次側機器を、前記フランジ接続面において結合する工程と、
    を備える接続方法。
  13. 開口部を有するフランジ接続面をそれぞれ備えた1次側機器と2次側機器とを、請求項に記載の突出部を有する継合部材を用いて接続する方法であって、
    前記2次側機器の開口部内のねじ溝に前記第2挿入部のねじ山を係合させ、前記突出部が前記2次側機器のフランジ接続面に当接するまで前記第2挿入部を挿入する工程と、
    前記1次側機器の開口部内に、前記第1挿入部を挿入する工程と、
    前記1次側機器及び2次側機器を、前記フランジ接続面において結合する工程と、
    を備える接続方法。
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