JP5985347B2 - 回転トルク伝達装置及びそれを用いたガスタービン発電機 - Google Patents

回転トルク伝達装置及びそれを用いたガスタービン発電機 Download PDF

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Description

本発明は、遊星型磁気歯車に係り、特に、外側回転部及び内側回転部の周上に永久磁石を設け、珪素鋼板を軸方向に積層した磁性バーを備えた遊星型磁気歯車及びそれを用いたガスタービン発電機に関する。
歯車装置としては、高効率で比較的容易に動力を伝達することができる機械式の歯車装置が広く一般に用いられているが、その他に、磁石の磁気的な吸引・反発によってトルクを伝達する磁気歯車装置(回転トルク伝達装置)がある。
磁気歯車装置の従来技術として、例えば、同心状に配置した内輪磁気歯車(駆動ロータ)と外輪磁気歯車(被駆動ロータ)の間に磁気を透過する複数の磁性バー(磁気経路部材)を環状に配置し、内輪磁気歯車に入力したトルクを外輪磁気歯車に伝達するものがある(例えば、特許文献1参照)。なお、この磁気歯車装置に用いる磁石として、小型化を図るため磁力が強いネオジム・鉄・ボロン系焼結磁石が用いられている。
米国特許第3,378,710号明細書
上記従来技術のような構造の磁気歯車装置では、駆動ロータに設けた磁石から発生する回転磁束波が磁気経路部材を通過することにより、被駆動ロータと同期する回転磁束波が発生する。
一方、駆動ロータから発生した回転磁束波が磁気経路部材を通過することにより、被駆動ロータと同期しない回転磁束波(非同期磁束波)も発生する。この非同期磁束波は、被駆動ロータの磁性材料に渦電流を発生させる。このため、被駆動ロータの磁性材料が発熱し、磁力エネルギーが無駄に放散される。
本発明の目的は、非同期磁束波成分の発生を低減することができるトルク伝達装置及びそれを用いたガスタービン発電機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、回転可能に支持された筒状の外側ロータと、前記外側ロータの内周面上に配置された外側ロータ磁石と、前記外側ロータの内側に、回転可能に支持された内側ロータと、前記内側ロータの外周面上に配置された内側ロータ磁石と、前記外側ロータと前記内側ロータの間に環状に配置され、前記内側ロータ磁石が回転することよって生成される磁束波を透過する第1の磁気経路部材と、前記外側ロータと前記内側ロータの間に環状に配置され、前記磁束波を透過する第2の磁気経路部材と、を備え、前記第2の磁気経路部材は、前記第1の磁気経路部材において、前記外側ロータ磁石に対向する面が、前記外側ロータの回転に同期しない前記磁束波である非同期磁束波の半波長の奇数倍、周方向に移動したものである。
本発明によれば、非同期磁束波成分の発生を低減することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施形態である回転トルク伝達装置を軸方向から見た断面図である。 図1に示す回転トルク伝達装置を側面から見た断面図である。 本発明の実施形態である回転トルク伝達装置に用いられる磁気経路部材ホルダの斜視図(模式図)である。 本発明の実施形態である回転トルク伝達装置に用いられる磁気経路部材を構成する珪素鋼板及び傾斜型磁気経路部材を構成する珪素鋼板を説明するための図である。 傾斜型磁気経路部材が配置された層における、本発明の実施形態である回転トルク伝達装置の断面図である。 本発明の実施形態である回転トルク伝達装置に用いられる磁気経路部材を通過した磁束波のスペクトルを表す図である。 本発明の実施形態である回転トルク伝達装置に用いられる磁気経路部材を通過した磁束波のグラフを表す図である。 本発明の実施形態である回転トルク伝達装置を備えたガスタービン発電機の概略構成図である。
以下、図1〜図7を用いて本発明の実施形態である回転トルク伝達装置の構成及び動作を説明する。回転トルク伝達装置は、回転トルクを伝達する装置であり、例えば、ガスタービン発電機に用いられるものである。ガスタービン発電機の詳細については、図8を用いて後述する。
最初に、図1〜図2を用いて、回転トルク伝達装置の構成を説明する。
図1は、本発明の実施形態である回転トルク伝達装置100を軸方向から見た断面図である。
回転トルク伝達装置100は、駆動ロータ(内側ロータ)5、磁気経路部材ホルダ8、被駆動ロータ(外側ロータ)4を備える。
円筒状の内側ロータ5は、金属(非磁性材料)でできている。内側ロータ5の外周面上には、14個の駆動ロータ磁石(内側ロータ磁石)3が周方向に配置される。この場合、内側ロータ磁石3の極対数は7となる。
ここで、内側ロータ5の径方向外側にN極3aを内側ロータ5の径方向内側にS極3bを配置した内側ロータ磁石3と、N極3aとS極3bを逆にした内側ロータ磁石3とが交互に周方向に配置される。内側ロータ磁石3は、永久磁石であり、磁場を生成する。図1では、内側ロータ磁石3のN極3aは斜線で表されている。
円筒状の磁気経路部材ホルダ8は、絶縁性の樹脂であるFRP(Fiber Reinforced Plastics)でできており、珪素鋼板を積層して形成された磁気経路部材2を内部に含んでいる。磁気経路部材2は、内側ロータ磁石3が回転することによって生成される磁束波を透過する。図1では、周方向に等間隔で24個の磁気経路部材2が配置されている。磁気経路部材ホルダ8と内側ロータ磁石3の間には、1〜5mmの隙間がある。磁気経路部材ホルダ8の詳細については、図3を用いて後述する。
円筒状の外側ロータ4は、金属(非磁性材料)でできている。これにより、磁束波が外側ロータ4の外側に漏れないようになっている。外側ロータ4の内周面上には、34個の被駆動ロータ磁石(外側ロータ磁石)1が周方向に配置される。この場合、外側ロータ磁石1の極対数は17となる。外側ロータ4と外側ロータ磁石1は接着剤で固定されている。外側ロータ磁石1と磁気経路部材ホルダ8の間には、1〜5mmの隙間がある。
ここで、外側ロータ4の径方向外側にN極1aを外側ロータ4の径方向内側にS極1bを配置した外側ロータ磁石1と、N極1aとS極1bを逆にした外側ロータ磁石1とが交互に周方向に配置される。外側ロータ磁石1は、永久磁石であり、磁場を生成する。図1では、外側ロータ磁石1のN極1aは斜線で表されている。
図2は、図1に示す回転トルク伝達装置100を側面から見た断面図である。なお、図1と同一の部分には、同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
回転トルク伝達装置100は、入力シャフト9、出力シャフト10、支持体12、支持部材13、14を備える。
入力シャフト9は、金属(非磁性材料)でできている。入力シャフト9の端部には、フランジ9aが形成される。フランジ9aと内側ロータ5は、ボルトB1で固定される。これにより、入力シャフト9から入力されたトルクが内側ロータ5に伝えられる。
出力シャフト10は、金属(非磁性材料)でできている。出力シャフト10の端部には、フランジ10aが形成される。フランジ10aの内側ロータ5に対向する面の中央には、凹部10bが形成される。凹部10bの外側には、溝部10cが形成されている。フランジ10aと外側ロータ4は、ボルトB2で固定される。これにより、外側ロータ4から出力されたトルクは、出力シャフト10に伝えられる。
支持体12は、入力シャフト9を回転可能に支持する軸受12aを備える。支持体12と磁気経路部材ホルダ8は、ボルトB3で固定されている。なお、支持体12は、ボルトB4で基礎に固定されている。本実施形態では、磁気経路部材ホルダ8は、完全に固定され、回転可能に支持されていない。
支持部材13は、出力シャフト10のフランジ部10aに対向する面の中央に凸部13aを備える。支持部材13と内側ロータ5は、ボルトB5で固定される。
支持部材14は、端部にフランジ14aを備える。支持部材14と磁気経路部材ホルダ8は、ボルトB6で固定される。
支持部材13の凸部13aと出力シャフト10の凹部10bの間には、ベアリング11Aが取り付けられている。これにより、支持部材13及び内側ロータ5が回転可能に支持される。
支持部材14のフランジ14aと出力シャフト10の溝部10cの間には、ベアリング11Bが取り付けられている。これにより、出力シャフト10及び外側ロータ4が回転可能に支持される。
次に、図3〜図4を用いて、磁気経路部材ホルダ8の構成を説明する。
図3は、本発明の実施形態である回転トルク伝達装置100に用いられる磁気経路部材ホルダ8の斜視図(模式図)である。磁気経路部材ホルダ8は、第1の磁気経路部材としての磁気経路部材2、第2の磁気経路部材としての傾斜型磁気経路部材6(6A,6B)を備える。
以下、磁気経路部材2、傾斜型磁気経路部材6A、又は傾斜型磁気経路部材6Bが属する層を入力シャフト9a側から順に第1層、第2層、…、とする。各層は、磁気経路部材ホルダ8の中心軸Lに垂直である。なお、磁気経路部材ホルダ8の中心軸Lは、外側ロータ4及び内側ロータ4の中心軸と同一直線上にある。
まず、図4を用いて、磁気経路部材2及び傾斜型磁気経路部材6の構成を説明する。図4は、本発明の実施形態である回転トルク伝達装置100に用いられる磁気経路部材2を構成する珪素鋼板2a及び傾斜型磁気経路部材6を構成する珪素鋼板6aのを説明するための図である。
図4(A)は、珪素鋼板2a及び珪素鋼板6aを説明するための模式図である。図4(A)では、図面を見やすくするため、磁気経路部材ホルダ8の軸方向Qから見た2個の珪素鋼板2aと、珪素鋼板6aのみを表示している。
珪素鋼板2aは、略長方形の形状である。略長方形の珪素鋼板2aを磁気経路部材ホルダ8の中心軸Lの軸方向に積層することにより、略直方体の磁気経路部材2が形成される。
一方、珪素鋼板6aは、略平行四辺形の形状である。珪素鋼板6aは、珪素鋼板2aにおいて、外側ロータ磁石1に対向する辺2a1が(2n+1)×(λ/2)の長さ(円弧の長さ)だけ、周方向Rに移動したものである。
なお、nは整数であり、λは内側ロータ磁石3が回転することによって生成される磁束波のうち、外側ロータ4の回転に同期しない磁束波である非同期磁束波の波長である。本実施形態では、説明を簡単にするため、n=0とする。非同期磁束波の詳細については、図6、図7を用いて後述する。
ここで、n=0の場合、(2n+1)×(λ/2)は十分小さいため、図4(B)に示すような平行四辺形の珪素鋼板6cを用いてもよい。図4(B)は、珪素鋼板6cを磁気経路部材ホルダ8の軸方向Qから見た正面図である。なお、図4(A)と同一の部分には、同一の符号を付す。方向Sは、珪素鋼板4cの辺6c1に沿った方向を示し、方向Qは、磁気経路部材ホルダ8の周方向を示す。
珪素鋼板6cは、珪素鋼板2aにおいて、外側ロータ磁石1に対向する辺2a1が、距離(2n+1)×(λ/2)だけ、辺2a1に沿って、方向Sに平行移動した平行四辺形の珪素鋼板である。これにより、珪素鋼板6cの加工が容易になる。
略平行四辺形の珪素鋼板6aを磁気経路部材ホルダ8の中心軸Lの軸方向に積層することにより、傾斜型磁気経路部材6が形成される。これにより、傾斜型磁気経路部材6は、磁気経路部材2において、外側ロータ磁石1に対向する面が、非同期磁束波の半波長の奇数倍の長さ(円弧の長さ)だけ、周方向Rに移動したものとなる。
すなわち、傾斜型磁気経路部材6は、磁気経路部材2において、外側ロータ磁石1に対向する面が、(π/非同期磁束波の波数)の奇数倍の角度[rad]だけ、磁気経路部材ホルダ8の中心軸Lの周りに回転したものである。
ここで、波長がλ1の非同期磁束波に対応する珪素鋼板6aを積層することにより傾斜型磁気経路部材6Aが形成される。また、波長がλ2の非同期磁束波に対応する珪素鋼板6aを積層することにより、傾斜型磁気経路部材6Bが形成される。λ1,λ2の詳細については、図7を用いて後述する。
図3に戻り、磁気経路部材2及び傾斜型磁気経路部材6(6A,6B)の配置について説明する。
第(2k−1)層(k=1,2,…)には、磁気経路部材2が、磁気経路部材ホルダ8の周方向Rに等間隔で24個、環状に配置される。磁気経路部材2において、外側ロータ磁石1に対向する面及び内側ロータ磁石3に対向する面は、磁気経路部材ホルダ8の径Pに垂直である。なお、図3では、図面を見やすくするために、周方向Rに2個だけ磁気経路部材2を表示している。以下、傾斜型磁気経路部材6についても同様である。
ここで、環状に配置される磁気経路部材2の個数をns、内側ロータ磁石3の極対数をPH、外側ロータ磁石1の極対数をPLとすると、ns=PH+PLを満たすようになっている。以下、磁気経路部材6についても同様である。
第(4k−2)層(k=1,2,…)には、波長がλ1の非同期磁束波に対応する傾斜型磁気経路部材6Aが、磁気経路部材ホルダ8の周方向Rに等間隔で24個、環状に配置される。傾斜型磁気経路部材6Aにおいて、内側ロータ磁石3に対向する面は、磁気経路部材ホルダ8の径Pに垂直である。
第4k層(k=1,2,…)には、波長がλ2の非同期磁束波に対応する傾斜型磁気経路部材6Bが、磁気経路部材ホルダ8の周方向Rに等間隔で24個、環状に配置される。傾斜型磁気経路部材6Aにおいて、内側ロータ磁石3に対向する面は、磁気経路部材ホルダ8の径Pに垂直である。
第(2k−1)層に配置された磁気経路部材2、第(4k−2)層に配置された傾斜型磁気経路部材6A、及び第4k層に配置された傾斜型磁気経路部材6Bは、磁気経路部材ホルダ8の軸方向Qに重ねられる。なお、軸方向Qは、外側ロータ4及び内側ロータ5の軸方向と一致する。
ここで、軸方向Qに重ねられた、磁気経路部材2、波長がλ1の非同期磁束波に対応する傾斜型磁気経路部材6A、及び波長がλ2の非同期磁束波に対応する傾斜型磁気経路部材6Bにおいて、内側ロータ5に対向するそれぞれの面と磁気経路部材ホルダ8の中心軸Lとの距離は等しい。このため、図4に示すように、磁気経路部材2を構成する珪素鋼板2aの辺2a2と、傾斜型磁気経路部材6(6A,6B)を構成する珪素鋼板6aの辺6a2を、中心軸Lに垂直な面に投影したときに射影が一致する。
図5は、傾斜型磁気経路部材6(6A,6B)が配置された層における、本発明の実施形態である回転トルク伝達装置100の断面図である。なお、図1と同一の部分には、同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1の磁気経路部材2が配置された層における断面図と比較すると、磁気経路部材2が磁気経路部材6に置き換えられている点が異なる。図5では、傾斜型磁気経路部材6が環状に24個配置されている。
次に、図1,図2,図5を用いて、本発明の実施形態である回転トルク伝達装置100の動作を説明する。
入力シャフト9からトルクが入力されると、内側ロータ5が回転する。内側ロータ5が回転することにより、内側ロータ磁石3も回転する。これにより、回転磁束波が発生する。
回転磁束波は磁気経路部材2及び傾斜型磁気経路部材6を通過(透過)する。回転磁束波が磁気経路部材2を通過することにより、外側ロータ4に同期する磁束波と外側ロータ4に同期しない非同期磁束波が発生する。ここで、非同期磁束波は、磁気経路部材6を通過した回転磁束波によって消去される。この詳細については、図6〜7を用いて後述する。
外側ロータ4に同期する磁束波によって、外側ロータ4は回転する。外側ロータ4が回転することにより、出力シャフト10にトルクが伝わる。
次に、図6〜図7を用いて、本発明の実施形態である回転トルク伝達装置100の作用効果を説明する。
以下では、第(2k−1)層と、第(4k−2)と、第4k層に分けて、回転トルク伝達装置100の作用効果を説明する。
(I)第(2k−1)層
第(2k−1)層(k=1,2,…)には、磁気経路部材2が配置されている。入力シャフト9からトルクが入力されると、内側ロータ磁石3が回転する。内側ロータ磁石3が回転することによって発生する磁束波の1次波fm(θ,t)は、次の式(1)で表される。ここで、内側ロータ磁石3の極対数をPH、内側ロータ磁石3の起磁力をfac、回転角速度をωとする。なお、磁束波の1次波は、磁束波をフーリエ展開したときの一次成分である。
fm(θ,t) = fac sin(PH(θ−ωt)) ・・・ (1)
また、磁気経路部材2のパーミアンス(permeance)の空間分布の一次成分は、次の式(2)で表される。ここで、λdcは、パーミアンスの直流成分、λacは変動分を示す。なお、パーミアンスは、磁気抵抗の逆数である。
P(θ) = λdc + λac sin(nsθ) ・・・ (2)
内側ロータ磁石3が回転することによって発生する磁束波fm(θ,t)が磁気経路部材2を通過した後の磁束波φ(θ,t)は、次の式(3)で表される。ここで、磁気経路部材2の数をnsとする。
φ(θ,t) = fm(θ,t) x P(θ) ・・・ (3)
= fac λdc sin(PH(θ−ωt))
+ (1/2) fac λac (cos((ns−PH)(θ−(−PH/(ns−PH))ωt))
− cos((ns+PH)(θ−(PH/(ns+PH))ωt)))
式(3)より、内側ロータ磁石3が回転することによって発生する磁束波fm(θ,t)は、磁気経路部材2を通過した後、次の3個の磁束波に変調される。
i) 円周上の波数がPHである磁束波。
ii) 円周上の波数がns-PHである磁束波。
iii) 円周上の波数がns+PHである磁束波。
i)とiii)の磁束波は回転方向が同一であるが、ii)の磁束波はこれらと回転方向が逆である。
ここで、外側ロータ磁石1の極対数をPLとし、磁気経路部材2の数をns = PH + PL とすると、ii)の磁束波の波数は、ns-PH=PLとなる。したがって、外側ロータ4と同期するのは、ii)の磁束波である。一方、磁束波i)とiii)は、外側ロータ4の回転に寄与していない。すなわち、磁束波i)とiii)は、非同期磁束波である。
これらの非同期磁束波は、従来、外側ロータ4の磁性部材に渦電流を発生させ、温度上昇や部材の劣化を招くとともに、損失ともなっていた。
本実施形態では、PH=17,PL=7,ns=24であり、ns=PH+PLを満たす。このため、外側ロータ磁石1の極対数PLと、外側ロータ4の回転に寄与する磁束波ii)の波数ns−PH(=PL)は一致する。したがって、内側ロータ5から外側ロータ4に回転トルクを効率的に伝えることができる。
図6は、本発明の実施形態である回転トルク伝達装置100に用いられる磁気経路部材2を通過した磁束波のスペクトルを表す図である。縦軸は磁束密度(テスラ)を示し、横軸は、磁束波の波数を示す。ここで、波数がPHの磁束波S1は、上記i)の磁束波に対応する。波数がns-PHである磁束波S2は、上記ii)の磁束波に対応する。波数がns+PHの磁束波S3は、上記iii)に対応する。
図7は、本発明の実施形態である回転トルク伝達装置に用いられる磁気経路部材2を通過した磁束波のグラフを表す図である。
図7(A)は、磁気経路部材2を通過した、波数がPHの磁束波のグラフG1を表す図である。縦軸は磁束密度を示し、横軸は回転角度θを示す。グラフG1は、上記i)の磁束波に対応する。この磁束波は、前述したように、外側ロータ4に同期しない非同期磁束波である。この非同期磁束波の波長λ1は式(3)により次の式(4)で表される。
λ1=2π/PH ・・・ (4)
πは円周率、PHは、外側ロータ磁石1の極対数である。
図7(B)は、磁気経路部材2を通過した、波数がns−PHの磁束波のグラフを表す図である。縦軸は磁束密度を示し、横軸は回転角度θを示す。グラフG2は、上記ii)の磁束波に対応する。この磁束波は、前述したように、外側ロータ4に同期する磁束波である。
図7(C)は、磁気経路部材2を通過した、波数がns+PHの磁束波のグラフを表す図である。縦軸は磁束密度を示し、横軸は回転角度θを示す。グラフG2は、上記iii)の磁束波に対応する。この磁束波は、前述したように、外側ロータ4に同期しない非同期磁束波である。この非同期磁束波の波長λ2は式(3)により次の式(5)で表される。
λ2=2π/(ns+PH) ・・・ (5)
πは円周率、nsは各層に配置される磁気経路部材2又は傾斜型磁気経路部材6の個数である。
(II)第(4k−2)層
第(4k−2)層(k=1,2,…)には、波長がλ1の非同期磁束波に対応する傾斜型磁気経路部材6Aが環状に配置されている。
これらの傾斜型磁気経路部材6Aは、磁気経路部材2において、外側ロータ磁石1に対向する面が、外側ロータ4の回転に同期しない磁束波である非同期磁束波のλ1/2=(π/PH)の長さ(円弧の長さ)だけ、周方向に移動したものである。
これにより、第(4k−2)層に配置された傾斜型磁気経路部材6Aを通過した磁束波は、図7(A)に示す非同期磁束波と比較して、位相がπずれる。このため、波数がPHの非同期磁束波の一次成分が消去される。
(III)第4k層
第4k層(k=1,2,…)には、波長がλ2の非同期磁束波に対応する傾斜型磁気経路部材6Bが環状に配置されている。
これらの傾斜型磁気経路部材6は、磁気経路部材2において、外側ロータ磁石1に対向する面が、外側ロータ4の回転に同期しない磁束波である非同期磁束波のλ2/2=(π/(ns+PH))の長さ(円弧の長さ)だけ、周方向に移動したものである。
これにより、第4k層に配置された傾斜型磁気経路部材6を通過した磁束波は、図7(C)に示す非同期磁束波と比較して、位相がπずれる。このため、波数がns+PHの非同期磁束波の一次成分が消去される。
以上説明したように、本実施形態によれば、外側ロータ4の回転に寄与していない非同期磁束波の一次成分を消去することができる。このため、非同期磁束波成分の発生を低減することができる。これにより、非同期磁束波により発生する渦電流による外側ロータ4の発熱を低減することが可能である。
各層に配置された、磁気経路部材2、傾斜型磁気経路部材6A、又は傾斜型磁気経路部材6Bの個数nsは、内側ロータ磁石3の極対数PHと外側ロータ磁石1の極対数PLの和である。これにより、内側ロータ5から外側ロータ4に回転トルクを効率的に伝えることができる。
波数がPH及びns+PHの非同期磁束波の回転方向は、外側ロータ4の回転方向と逆向きである。一方、波数がns−PHの磁束波(同期磁束波)の回転方向は、外側ロータ4の回転方向と同じ向きである。本実施形態では、傾斜型磁気経路部材6は、非同期磁束波と逆位相の磁束波を発生させる。この磁束波により発生する反作用の方向は、同期磁束波により発生する反作用の方向と同一となる。このため、磁気歯車の磁束エネルギーを有効に使うことにより、トルク伝達の効率向上が図れる。
また、外側ロータ4が非磁性材料でできているため、磁束波が外側ロータ4の外側に漏れない。
次に、図8を用いて、回転トルク伝達装置100を備えたガスタービン発電機200の構成及び動作を説明する。
図8は、本発明の実施形態である回転トルク伝達装置100を備えたガスタービン発電機200の概略構成図である。ガスタービン発電機200は、圧縮機90、燃焼器91、タービン92、回転トルク伝達装置100、発電機94を備える。圧縮機90のシャフト90a及びタービン92のシャフト92aは、圧縮機90とタービン92の間に設けられたシャフト93に連結されている。
圧縮機90は、タービン92のシャフト92aから伝達されるトルクにより、空気を吸入し、圧縮する。圧縮機90は、圧縮空気を燃焼器91に供給する。
燃焼器91は、圧縮機90から供給された圧縮空気に燃料を混合し、燃焼する。燃焼器91は、燃焼によって生成された燃焼ガスをタービン92に供給する。
タービン92は、燃焼器91から供給された燃焼ガスによりトルクを出力する。ガスタービン92によって出力されたトルクは、シャフト92aからシャフト93及びシャフト90aに伝達される。
回転トルク伝達装置100は、前述したように、入力シャフト9から入力されたトルクを出力シャフト10に伝える。入力シャフト9は、圧縮機90のシャフト90aに連結されている。これにより、回転トルク伝達装置100は、タービン92のシャフト92aから伝達されたトルクを、入力シャフト9から出力シャフト10に伝達する。
また、回転トルク伝達装置100の出力シャフト10は、発電機94に接続されている。これにより、回転トルク伝達装置100は、タービン92から伝達されたトルクを、発電機94に伝達する。
発電機94は、回転トルク伝達装置100から伝達されたトルクにより、発電する。
前述したように、回転トルク伝達装置100は、トルクを効率的に伝えることができる。このため、ガスタービン発電機200は、効率的に発電することができる。
本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
上記実施形態では、外側ロータ磁石1を34個、内側ロータ磁石3の個数を14個としたが、これらの個数は任意である。
上記実施形態では、第1層に磁気経路部材2、第2層に傾斜型磁気経路部材6A、第3層に磁気経路部2、第4層に傾斜型磁気経路部材6B、第5層に磁気経路部材2、・・・を配置しているが、磁気経路部材2、傾斜型磁気経路部材6A、傾斜型磁気経路部材6Bをどの層に配置するかは任意である。
例えば、第1層に磁気経路部材2、第2層に傾斜型磁気経路部材6A、第3層に傾斜型磁気経路部材6B、第4層に磁気経路部材2、・・・を配置するようにしてもよい。
ただし、磁気経路部材2は、主として外側ロータ4に同期する磁束波を発生させるものであるため、磁気経路部材2が配置される層の数は、傾斜型磁気経路部材6A又は傾斜型磁気経路部材6Bが配置される層の数より大きいことが望ましい。
1…被駆動ロータ磁石(外側ロータ磁石)
2…磁気経路部材
3…駆動ロータ磁石(内側ロータ磁石)
4…被駆動ロータ(外側ロータ)
5…駆動ロータ(内側ロータ)
6…傾斜型磁気経路部材
8…磁気経路部材ホルダ
90…圧縮機
91…燃焼器
92…タービン
93…シャフト
94…発電機
100…回転トルク伝達装置
200…ガスタービン発電機

Claims (9)

  1. 回転可能に支持された筒状の外側ロータと、
    前記外側ロータの内周面上に配置された外側ロータ磁石と、
    前記外側ロータの内側に、回転可能に支持された内側ロータと、
    前記内側ロータの外周面上に配置された内側ロータ磁石と、
    前記外側ロータと前記内側ロータの間に環状に配置され、前記内側ロータ磁石が回転することよって生成される磁束波を透過する第1の磁気経路部材と、
    前記外側ロータと前記内側ロータの間に環状に配置され、前記磁束波を透過する第2の磁気経路部材と、
    を備え、
    前記第2の磁気経路部材は、
    前記第1の磁気経路部材において、前記外側ロータ磁石に対向する面が、前記外側ロータの回転に同期しない前記磁束波である非同期磁束波の半波長の奇数倍、周方向に移動したものである
    ことを特徴とする回転トルク伝達装置。
  2. 請求項1に記載の回転トルク伝達装置であって、
    前記第1の磁気経路部材と前記第2の磁気経路部材は、
    前記外側ロータ及び前記内側ロータの軸方向に重ねられた
    ことを特徴とする回転トルク伝達装置。
  3. 請求項2に記載の回転トルク伝達装置であって、
    環状に配置される前記第1又は第2の磁気経路部材の個数nsは、
    内側ロータ磁石の極対数PHと外側ロータ磁石の極対数PLの和である
    ことを特徴とする回転トルク伝達装置。
  4. 請求項3に記載の回転トルク伝達装置であって、
    前記非同期磁束波は、
    波数がPHの前記磁束波と、波数が(ns+PH)の前記磁束波である
    ことを特徴とする回転トルク伝達装置。
  5. 請求項4に記載の回転トルク伝達装置であって、
    前記第2の磁気経路部材は2種類あり、
    前記第1の磁気経路部材が配置される層と、
    波数がPHの前記非同期磁束波に対応する前記第2の磁気経路部材が配置される層と、
    波数が(ns+PH)の前記非同期磁束波に対応する前記第2の磁気経路部材が配置される層と、
    が前記外側ロータ及び前記内側ロータの軸方向に重ねられた
    ことを特徴とする回転トルク伝達装置。
  6. 請求項5に記載の回転トルク伝達装置であって、
    波数がPHの前記非同期磁束波に対応する前記第2の磁気経路部材は、
    前記第1の磁気経路部材において、前記外側ロータ磁石に対向する面が、(π/PH)の奇数倍、周方向に移動したものであり、
    波数が(ns+PH)の前記非同期磁束波に対応する前記第2の磁気経路部材は、
    前記第1の磁気経路部材において、前記外側ロータ磁石に対向する面が、(π/(ns+PH))の奇数倍、周方向に移動したものである
    ことを特徴とする回転トルク伝達装置。
  7. 請求項6に記載の回転トルク伝達装置であって、
    前記第2の磁気経路部材は、平行四辺形の珪素鋼板を積層して形成された
    ことを特徴とする回転トルク伝達装置。
  8. 請求項7に記載の回転トルク伝達装置であって、
    前記外側ロータは、非磁性材料でできている
    ことを特徴とする回転トルク伝達装置。
  9. 空気を吸入し、圧縮する圧縮機と、
    圧縮された空気に燃料を混合し、燃焼する燃焼器と、
    燃焼によって生成された燃焼ガスによってトルクを出力するタービンと、
    前記タービンから出力されたトルクを伝達する回転トルク伝達装置と、
    前記回転トルク伝達装置から伝達されたトルクにより、発電する発電機と、
    を備え、
    前記回転トルク伝達装置は、
    回転可能に支持された筒状の外側ロータと、
    前記外側ロータの内周面上に配置された外側ロータ磁石と、
    前記外側ロータの内側に、回転可能に支持された内側ロータと、
    前記内側ロータの外周面上に配置された内側ロータ磁石と、
    前記外側ロータと前記内側ロータの間に環状に配置され、前記内側ロータ磁石が回転することよって生成される磁束波を透過する第1の磁気経路部材と、
    前記外側ロータと前記内側ロータの間に環状に配置され、前記磁束波を透過する第2の磁気経路部材と、
    を備え、
    前記第2の磁気経路部材は、
    前記第1の磁気経路部材において、前記外側ロータ磁石に対向する面が、前記外側ロータの回転に同期しない前記磁束波である非同期磁束波の半波長の奇数倍、周方向に移動したものである
    ことを特徴とするガスタービン発電機。
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