JP5984090B2 - 仮締切用函体及びそれを使用した仮締切工法 - Google Patents

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Description

本発明は、水中に設置された橋脚や桟橋用支持杭等の構造物の補修・補強作業等において乾式作業空間を設ける為の仮締切用函体及びそれを使用した仮締切工法に関する。
従来、河川や港湾等の水中に設置された橋脚や桟橋用支持杭等の構造物の補修・補強作業等には、水中構造物の周りに鋼矢板や鋼管矢板を立設してその構造物の周辺を囲うとともに、その囲われた内部空間をドライな状態にして作業を行う仮締切工法が広く用いられている。
しかしながら、上述の如き鋼矢板や鋼管矢板を用いた仮締切工法では、上部工により水面上の作業空間が制限される為、鋼矢板等の打設・撤去作業に多大な時間と費用を要するという問題があった。
そこで、予め工場や作業現場の地上部分等で鋼製の仮締切用函体を製作しておき、それを作業現場に運搬・曳航して水中構造物の外周部に設置し、仮締切用函体内の水を排出することによりドライ環境を形成する仮締切工法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
このような仮締切り工法には、底部に水中構造物が挿通される挿通孔を有する有底筒状の函本体と、挿通孔内縁と水中構造物との間の隙間を止水するゴムパッキン等の止水部材とを備えてなる仮締切用函体が使用され、この仮締切用函体を上端開口部が水面上に突出した状態で水中に設置し、仮締切用函体内の水を排水(ドライアップ)することにより、仮締切用函体内にドライ環境を形成するようにしたものが知られている。
この函本体100は、図9、図10に示すように、外周面部に配置されたヒンジ101を介して接合された一対の半割函体102,102をもって有底筒状に形成され、ヒンジ101を軸に両半割函体102,102を開いた状態で水中に沈めて水中構造物Aの外周部に配置した後、両半割函体102,102を閉じて接合部を潜水士により水中にてボルト締めすることで函本体100を組み立てるようになっている。
また、仮締切用函体を撤去する際には、潜水士によりボルトを取り外して両半割函体102,102をヒンジ101を介して開いた状態とし、その状態でクレーン等で函本体100を吊り上げるようになっている。
特開平09−189043号公報
しかしながら、上述の如き従来の技術では、函本体を一対の半割函体により構成した場合、重量の嵩む半割函体を水中で開閉動作させることに困難性を伴うとともに、その重量が嵩む半割体同士の開閉動作を可能とするために多くのヒンジ部材やボルト締め部材等が必要となるため函本体全体の重量が嵩むという問題があり、また、両半割函体のボルト締めによる接合又は解体を水中で潜水士の手により行う必要があり、作業性及び作業効率が悪いという問題があった。
そのことから、水中での函本体の組み立て作業を行わずに、上述の有底筒状の函本体が水中構造物に対しスライド移動することにより設置或いは撤去できることが望ましい。
しかしながら、函本体の底部の挿通孔と水中構造物との間を止水部材により止水するようにした構造では、仮締切用函体内の水を排出し、ドライ環境を形成することにより、函内外で圧力差が生じてパッキン等の止水部材が函内側に向けて強く締め込まれ、それにより高い止水効果が得られるが、補修作業等が完了し、仮締切用函体を撤去する際には、当該止水部材による締め込み力が撤去の妨げとなり、仮締切用函体の水中構造物に対する相対スライド移動を阻害する虞があった。
また、この強く締め込まれた止水部材の撤去は、水中で潜水士の手によって行わなければならず、作業効率が悪く工期短縮の阻害要因となっていた。
また、補修作業等により水中構造物の断面積が増大した部分や水中構造物の外周より外側に向けて突出した突起部分が形成された際には、当該部分に函本体底部が接触するために有底筒状を維持したまま仮締切用函体を撤去することができないという問題があった。
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑み、支持杭や橋脚等の水中構造物に対し効率よく設置・撤去可能な仮締切用函体及びそれを使用した仮締切工法の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決するための請求項1に記載の発明の特徴は、底部に水中構造物が挿通される挿通孔を有し、前記水中構造物の外周部を囲むように設置される有底筒状の函本体と、前記挿通孔の内縁と前記水中構造物との間に介在される環状の止水部材とを備えてなる仮締切用函体において、前記函本体は、端縁部が前記止水部材を介して前記水中構造物に当接するように配置された一又は複数の扉部材からなる開閉可能な開閉扉を備えたことにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記函本体底部に前記扉部材が嵌合される拡開口部を備え、前記扉部材が前記拡開口部の開口縁部にヒンジを介して開閉可能に支持されてなることにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項2の構成に加え、前記拡開口部内縁に函内側に向けて傾斜した開口側傾斜部が形成されるとともに、前記各扉部材外縁の前記開口側傾斜部と互いに対向する接合縁部に前記開口側傾斜部と互いに嵌合する扉側傾斜部が形成されたことにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項2又は3の構成に加え、前記ヒンジは、一端を前記開閉扉に支持された扉側回転軸に回転自在に連結され、他端が前記開閉窓開口縁部に支持された窓側回転軸に回転自在に連結されたクランク部材を備えてなることにある。
請求項5に記載の発明の特徴は、請求項1〜3又は4の構成に加え、前記止水部材は、環状を分割した形状の複数の止水ピースをもって構成し、前記挿通孔の内縁部に前記各止水ピースを孔軸方向でスライド可能に保持する保持部を備えたことにある。
請求項6に記載の発明の特徴は、請求項1〜4又は5の構成に加え、前記挿通孔は、内縁に函内側に向けて傾斜したテーパ部を有する形状に形成され、前記止水部材は、外周面部に前記テーパ部内に嵌合するテーパ面部を有する楔形状に形成されたことにある。
請求項7に記載の発明の特徴は、底部に水中構造物が挿通される挿通孔を有し、前記水中構造物の外周部を囲むように設置される有底筒状の函本体と、前記挿通孔の内縁と前記水中構造物との間に介在される環状の止水部材とを備えてなる予め製造された仮締切用函体を使用し、前記挿通孔に前記水中構造物を挿通させた状態で前記函本体を水中の所要位置に設置するとともに、前記止水部材により前記挿通孔と前記水中構造物との間を止水した後、前記函本体内の水を排出して水中構造物の周りにドライ空間を形成し、該ドライ空間内で作業を行う仮締切用函体を使用した仮締切工法において、前記函本体は、端縁部が前記止水部材を介して前記水中構造物に当接するように配置された一又は複数の扉部材からなる開閉可能な開閉扉を備え、前記ドライ空間における作業が完了した後、前記開閉扉を開き、その状態で前記函本体を前記水中構造物に沿って撤去することにある。
本発明に係る仮締切用函体は、上述したように、底部に水中構造物が挿通される挿通孔を有し、前記水中構造物の外周部を囲むように設置される有底筒状の函本体と、前記挿通孔の内縁と前記水中構造物との間に介在される環状の止水部材とを備えてなる仮締切用函体において、前記函本体は、端縁部が前記止水部材を介して前記水中構造物に当接するように配置された一又は複数の扉部材からなる開閉可能な開閉扉を備えたことにより、作業終了後、仮締切函体を撤去する際に開閉扉を開くことにより、好適に止水部材を水中構造物より離脱させることができ、止水部材が函本体の撤去作業を阻害することが防止できる。
また、補修作業等により既存の水中構造物の外周面より張り出した部分が形成された場合であっても、函本体底部が当該張り出した部分と接触することがなく、水中で函本体を解体することなく撤去することができ、作業効率がよい。
また、本発明において、前記函本体底部に前記扉部材が嵌合される拡開口部を備え、前記扉部材が前記拡開口部の開口縁部にヒンジを介して開閉可能に支持されたことにより、開閉扉を好適に開閉でき、また、開閉扉の開閉により挿通孔より開口面積の大きな開口部を確保することができる。
更に本発明において、前記拡開口部内縁に函内側に向けて傾斜した開口側傾斜部が形成されるとともに、前記各扉部材外縁の前記開口側傾斜部と互いに対向する接合縁部に前記開口側傾斜部と互いに嵌合する扉側傾斜部が形成されたことにより、ドライアップ時に生じる函内外の圧力差により各扉部材が閉鎖方向に付勢された際に、当該付勢力に対し高い耐力を発揮でき、扉部材が函内側に回動するのを防止することができる。
更にまた本発明において、前記ヒンジは、一端を前記開閉扉に支持された扉側回転軸に回転自在に連結され、他端が前記開閉窓開口縁部に支持された窓側回転軸に回転自在に連結されたクランク部材を備えてなることにより、開閉扉の開閉動作を円滑に行うことができる。
また、本発明において、前記止水部材は、環状を分割した形状の複数の止水ピースをもって構成し、前記挿通孔の内縁部に前記各止水ピースを孔軸方向でスライド可能に保持する保持部を備えたことにより、止水ピースを水中構造物より離脱した状態に保持することができ、円滑に設置作業を行うことがでる。
更に、本発明において、前記挿通孔は、内縁に函内側に向けて傾斜したテーパ部を有する形状に形成され、前記止水部材は、外周面部に前記テーパ部内に嵌合するテーパ面部を有する楔形状に形成されたことにより、ドライアップ時の函本体内外の圧力差を利用して高い止水効果を得ることができる。
本発明に係る仮締切用函体を使用した仮締切工法は、上述したように、底部に水中構造物が挿通される挿通孔を有し、前記水中構造物の外周部を囲むように設置される有底筒状の函本体と、前記挿通孔の内縁と前記水中構造物との間に介在される環状の止水部材とを備えてなる予め製造された仮締切用函体を使用し、前記挿通孔に前記水中構造物を挿通させた状態で前記函本体を水中の所要位置に設置するとともに、前記止水部材により前記挿通孔と前記水中構造物との間を止水した後、前記函本体内の水を排出して水中構造物の周りにドライ空間を形成し、該ドライ空間内で作業を行う仮締切用函体を使用した仮締切工法において、前記函本体は、端縁部が前記止水部材を介して前記水中構造物に当接するように配置された一又は複数の扉部材からなる開閉可能な開閉扉を備え、前記ドライ空間における作業が完了した後、前記開閉扉を開き、その状態で前記函本体を前記水中構造物に沿って撤去することにより、好適に止水部材を水中構造物より離脱させて止水部材が函本体の撤去作業を阻害することを防止でき、且つ、挿通孔より開口面積の大きな開口部を確保することができ、補修作業等により既存水中構造物の外周面より張り出した部分と接触することがないので、水中で函本体を解体する必要なく、効率よく撤去作業を行うことができ、工期の短縮を図ることができる。
本発明に係る仮締切用函体の使用状態の一例を示す縦断面図である。 同上の函本体の平面図である。 同上のA−A線断面図である。 同上のB−B線断面図である。 本発明に係る仮締切用函体の他の実施例を示す部分拡大縦断面図である。 図1中の止水部材を示す分解斜視図である。 本発明に係る仮締切用函体を使用した仮締切工法における函体設置作業の各工程の状況を示す縦断面図である。 同上の函体撤去作業の各工程の状況を示す縦断面図である。 従来の仮締切用函体の一例を示す縦断面図である。 同上の平面図である。
次に、本発明に係る仮締切用函体の実施の態様を図1〜図6に示した実施例に基づいて説明する。尚、図中符号Aは水中に立設された桟橋支持用の鋼管杭等の水中構造物、符号1は水中構造物Aに設置される仮締切用函体である。
この仮締切用函体1は、底部に水中構造物Aが挿通される挿通孔2を有する有底筒状の函本体3と、挿通孔2の内縁と水中構造物A外周との間に介在される環状の止水部材4とを備え、水中構造物Aに対し函本体3の上端開口部が水面Bより突出した状態で設置され、函本体3内の水を排出すること(ドライアップ)により水中構造物Aの周りにドライ空間を形成できるようになっている。
また、この仮締切用函体1には、閉鎖時において端縁部が止水部材4を介して水中構造物Aの外周面に当接するように配置された扉部材5,5からなる開閉可能な開閉扉6を備え、この開閉扉6を開くことにより、止水部材4を水中構造物Aより離脱させることができるとともに、函本体3底部に挿通孔2よりも大きな開口部を確保できるようになっている。
函本体3は、図1、図2に示すように、多角形平板状の底版部7と、底版部7の周縁より立ち上げた形状の周壁部8とをもって上端が開口した有底筒状に形成され、底版部7の中央部に挿通孔2が形成されている。
この函本体3は、上端にクレーンより繰り出されたワイヤーロープ9の先端が固定される吊り持ち用部材10を備え、クレーンにより吊り下げることができるようになっている。
函本体3は、多角形筒状を縦割りに分割した形状に形成された鋼製の周壁部ユニット11,11...と、多角形平板状の鋼製の底版部ユニット12とをもって構成され、各ユニットを互いに止水された状態で工場又は作業現場の水上に設定された作業エリアで予め組み立てられるようになっている。また、各周壁部ユニット11,11...は、筒軸方向で分離できるようになっている。
尚、函本体3は、上述の構造に限定されず、底版部7及び周壁部8を鋼材により一体に形成したものであってもよく、また、有底筒状を縦に半割りにした形状の一対の半割函体により構成され、両半割函体がヒンジを介して開閉できるようにしたもの等であってもよい。
この函本体3の周壁部8には、函本体3内に外部の水を導入するための開閉可能な注水口13が形成され、この注水口13は、図示しない開閉弁により開閉されるようになっている。
また、函本体3には、互いに交差するように配置された一対の仮固定用梁材14,14からなる仮固定部15を備え、各仮固定用梁材14,14の両端がそれぞれ周壁部8の内側面に固定されており、この仮固定部15を水中構造物Aの上端に支持させることにより、仮締切用函体1を水中構造物Aの所要位置に設置できるようになっている。
この仮固定部15の中央下面部、即ち、両仮固定用梁材14,14が交差する部分の下面部には、環状に配置された複数の位置決めガイド部材16,16...が突設され、この各位置決めガイド部材16,16...の内側に水中構造物Aの上端が嵌り込むことにより水中構造物Aと函本体3との中心位置合わせがなされるようになっている。
更に、函本体3には、上端開口内縁部に互いに交差し且つ互いに対向する内側面間に架け渡した配置に固定させた一対の浮き上がり防止用梁材17,17を備え、この浮き上がり防止用梁材17,17より垂下させたチェーン等からなる浮き上がり防止部材18,18...の下端をフック19等を介して水中構造物Aの上端に連結させることにより、水中に設置された仮締切用函体1が浮力により浮き上がるのを防止するようになっている。
また、必要に応じて水中構造物A外周面部と函本体3の周壁部8内周面部との間に揺動防止用梁材20,20...を架け渡すように設置し、その両端をそれぞれ水中構造物A外周面及び周壁部8内周面に固定することにより、仮締切用函体1を安定した状態で水中構造物Aに設置できる。
一方、函本体3底部を構成する底版部7には、底版部7厚み方向に貫通した矩形状の拡開口部21が形成され、この拡開口部21内に一対の扉部材5,5がその外縁を拡開口部21内縁に突き合わせた状態で嵌合されるとともに、各扉部材5,5が拡開口部21の開口縁部にヒンジ22を介して開閉可能に支持されている。
この拡開口部21は、内周縁部に函内側に向けて傾斜、即ち、函内側に進むにつれてその内周縁部の対向側に近づくように傾斜した開口側傾斜部23を備え、例えば、函外側の開口面積が広く函内側の開口面積が狭い四角錐台孔状に形成されている。
尚、この拡開口部21の開口面積は、補修作業等により既存の水中構造物A外周面より外側に張り出した部分の想定される張り出し幅を考慮して決定され、当該張り出し部分と互いに干渉しないように形成される。
各扉部材5,5は、拡開口部21の形状に合わせて矩形版状に形成され、互いに挿通孔2を介して突き合わされる端縁部に挿通孔2を二分割した形状の凹部2aを有し、両扉部材5,5が閉じられることにより、四角錐台状を成し拡開口部21が閉鎖されるとともに、両凹部2a,2aが挿通孔2を形成するようになっている。
また、各扉部材5,5の周縁部には、互いに対向する開口側傾斜部23の傾斜に合わせて傾斜した形状の扉側傾斜部24が形成され、開閉扉6が閉じられた状態では、両傾斜部23,24が互いに突き合わされるようになっている。
尚、互いに対向する拡開口部21内縁と扉部材5,5外縁との間には、ゴムパッキン等の止水材25が介在され、開閉扉6が閉じられた際、拡開口部21と扉部材5,5との間が止水されるようになっている。
また、互いに突き合わせ配置に対向する拡開口部21内縁部及び扉部材5,5外縁部にそれぞれ傾斜部を設け、その対向面部間に止水材25を介在させた構造としたことにより、ドライアップ時に生じる函内外の圧力差により各扉部材5,5が閉鎖方向に付勢された際に、当該付勢力に対し高い耐力を発揮できるようになっている。
各扉部材5,5は、図3、図4に示すように、凹部2aとは反対側の端部下面がヒンジ22を介して拡開口部21の外側開口縁部に回動可能に接合され、両扉部材5,5がヒンジ22を介して下向きに回動することにより開閉扉6が開閉するようになっている。
また、各扉部材5,5の周縁部上面及び拡開口部21の内側開口縁部には、一対の固定部材26,26がそれぞれ固定され回動規制手段を形成し、この両固定部材26,26を連結ピン等の連結部材27により連結することにより、扉部材5,5の回動動作を規制できるようになっている。
ヒンジ22は、図3のように一般的な蝶番状であってもよいが、図5に示すように、一端を扉部材5,5に支持された扉側回転軸28に回転自在に連結され、他端が拡開口部21の開口縁部に支持された開口側回転軸29に回転自在に連結されたクランク部材30を備えたものであってもよい。その場合、扉部材5,5を開く際、図5(b)に示すように、両扉部材5,5が傾斜部23,24の傾斜に沿って移動した後、図5(c)のように開口側回転軸29を中心に回動するようになっている。
挿通孔2は、内周縁部に函内側に向けて傾斜、即ち、函内側に進むにつれてその内周縁部の対向側に近づくように傾斜したテーパ部31を有する形状に形成され、止水部材4が挿通孔2の函内側に向けて楔状に嵌め込まれることにより挿通孔2内縁と水中構造物Aとの間の隙間を止水するようになっている。
止水部材4は、中央に水中構造物Aが貫通される貫通孔32が形成された環状を成し、外周部に挿通孔2のテーパ部31の形状に合わせて傾斜したテーパ面部33を備え、このテーパ面部33が挿通孔2のテーパ部31の内側に嵌合されることにより、挿通孔2内縁と水中構造物A外周との間の隙間を閉鎖し、止水するようになっている。
また、止水部材4が挿通孔2に楔状に嵌め込まれる形状としたことにより、ドライアップ時に函内外で生じる圧力差により挿通孔2内縁及び水中構造物A外面から受ける圧縮力が増す方向、即ち、函内側に向けて圧入され、高い止水効果が得られるようになっている。
この止水部材4は、環状を分割した形状のゴム材等の弾性及び遮水性を有する複数の止水ピース34,34...により構成され、この各止水ピース34,34...を楔状に挿通孔2に嵌め込むことにより、止水ピース34,34...が挿通孔2内縁と水中構造物A外側面との間で圧縮されるとともに、互いに隣り合う止水ピース34,34...の環周方向接合端面が圧縮された状態で突き合わされるようになっている。
また、挿通孔2の内縁部には、各止水ピース34,34...を移動可能に保持する保持部35を備え、止水ピース34,34...が挿通孔2に嵌め込まれる位置と挿通孔2より離脱する位置との間で移動できるようになっている。尚、各止水ピース34,34...には、予め図示しないワイヤー等が取り付けられており、このワイヤーにより保持部35の下端部から引き上げ、挿通孔2内に嵌め込むことができるようになっている。
保持部35は、挿通孔2と連続するように傾斜した形状を成し、且つ下端側が底版部7下面より突出したガイド部36と、突出部の下端にフランジ状に形成された抜け止め部37とを備えて中空円錐台孔状に形成され、開閉扉6が開いた状態にあっては各扉部材5,5に合わせて保持部分割体35a,35aに分割されるようになっている。
このように構成された仮締切用函体1は、開閉扉6が閉じた状態にあっては、底部に挿通孔2が形成され、水中構造物Aを挿通孔2に挿通させた状態で水中構造物Aを囲むように設置できるとともに、挿通孔2内縁と水中構造物Aとの間に止水部材4が介在され、函本体3内にドライ空間を形成することができる。
一方、開閉扉6を開いた状態にあっては、止水部材4が水中構造物Aより離脱した状態となり、止水部材4が函本体3の移動の妨げとならず、また、挿通孔2より広い開口部が確保されるので、補修作業等により形成された水中構造物Aの断面積が増大した部分や水中構造物Aの外周より外側に向けて突出した突起部分が函本体3底部と干渉することがなく、函本体3が有底筒状を維持したまま設置又は撤去できる。
次に、上述の如き仮締切用函体1を使用した仮締切工法について図7〜図8に基づいて説明する。尚、上述の実施例と同様の構成には同一符号を付して説明する。
先ず、作業の事前準備として、図7(a)に示すように、既設水中構造物Aの上端高さを測定するとともに、水中構造物Aの上端部にフック19が係止される係止孔40,40...を形成する。
また、予め製造された仮締切用函体1の準備作業を行う。
この準備作業は、工場で予め製造された周壁部ユニット11,11...及び底版部ユニット12を作業現場に搬入し、それを地上の作業エリアにて組立て、底部に挿通孔2が形成された有底筒状の函本体3を形成する。
また、上述の測定した水中構造物Aの上端高さに基づいて仮固定部15を構成する仮固定用梁材14,14の位置を調整し函本体3に固定するとともに、函本体3の上端に浮き上がり防止用梁材17,17を固定する。尚、開閉扉6は、閉じられた状態にあって両固定部材26,26を連結ピン等の連結部材27により連結して両扉部材5,5の回動動作が規制されている。
また、各止水ピース34,34...を保持部35の下端側に位置した状態で保持させる。
そして、上記仮締切用函体1の準備が完了したら、図7(b)に示すように、仮締切用函体1をクレーンで吊り上げ、挿通孔2の位置を水中構造物Aの位置に合わせ、その状態で仮締切用函体1を所要の位置、即ち、仮固定部15が水中構造物A上端に支持される位置まで降下させる。
その際、各止水ピース34,34...が保持部35の下端に位置することで止水部材4が水中構造物Aと干渉しないので、仮締切用函体1を容易に降下させることができる。
また、位置決めガイド部材16,16...にガイドされることにより水中構造物Aの中心位置に対し函本体3の中心位置が位置決めされるようになっている。
次に、浮き上がり防止用梁材17,17より垂下させたチェーン等の浮き上がり防止部材18,18...の下端に取り付けられたフック19を係止孔40に係止させ、更に、浮き上がり防止部材18,18...を緊張させることにより、水中構造物Aに函本体3を固定し、水中に設置された仮締切用函体1が浮力により浮き上がるのを防止する。
そして、図7(d)に示すように、必要に応じて潜水士により函本体3と水中構造物Aとの相対位置関係を調整しつつ揺動防止用梁材20,20...を設置し、函本体3の設置が完了する。
函本体3の設置が完了した後、ワイヤーにより各止水ピース34,34...を保持部35下端より引き上げ、挿通孔2内に楔状に嵌め込み各止水ピース34,34...からなる止水部材4を挿通孔2内縁と水中構造物A外側面との間に介在させ、挿通孔2内縁と水中構造物Aとの間の隙間を止水する。
この止水作業が完了した後、図7(e)に示すように、函本体3底部に設置された水中ポンプ41を使用して函本体3内の水を外部に排出し、函本体3内にドライ空間を形成する。尚、図中符号42は函本体3内の水を排出するための排水ホースである。
このように函本体3内にドライ空間を形成することにより、函内外に圧力差が生じ、この圧力差により止水部材4が挿通孔2内縁及び水中構造物A外面から受ける圧縮力が増す方向、即ち、函内側に向けて圧入され、高い止水効果が得られるようになっている。
また、当該圧力差により扉部材5,5が函内側に向けて付勢され、それにより拡開口部21と扉部材5,5との間に介在された止水材25が圧縮され、高い止水効果が得られるようになっている。
このドライ環境下において、図8(f)に示すように、水中構造物Aに対する作業、例えば、杭径方向に張り出した形状のブラケット43の取付け作業等や水中構造物Aの外周に杭径方向に突出させたスタッドの取り付け作業等を行う。
このように、水中構造物Aの断面積が増大した部分や突起部分が形成された際には、当該部分に函本体3底部が干渉するために有底筒状を維持したまま仮締切用函体1を撤去することができない。
そこで、ドライ空間での作業が完了した後、以下のように仮締切用函体1の撤去作業を行う。
まず、両固定部材26,26を連結する連結ピン等の連結部材27を取り外し、両扉部材5,5の回動規制を解除した後、函本体3の周壁部8に形成された注水口13を開いて外部の水を函本体3内に注水する。
注水作業が完了したら、図8(h)に示すように、潜水士により揺動防止梁材20,20を撤去するとともに、チェーン等の浮き上がり防止部材18,18...を水中構造物Aより取り外し、水中構造物Aに対する函本体3の固定状態を解除し、吊り持ち用部材10にワイヤーロープ9を取り付け、クレーンによる仮締切用函体1の吊り上げ作業を行う。
その際、止水部材4が挿通孔2内に楔状に嵌め込まれ、且つ、ドライアップ時の函内外圧力差により強く圧入された状態であるが、函本体3の吊り上げに伴い、水中構造物A外周面と止水部材4との接触面部にせん断方向の力が加わり、当該せん断方向の力及び自重により両扉部材5,5が回動し、開閉扉6が開く。
このように開閉扉6が開くことにより、止水部材4を構成する各止水ピース34,34...が水中構造物Aより離脱するとともに、拡開口部21が開口し、挿通孔2により開口面積の広い開口部が確保される。
そして、開閉扉6が開いた状態で更に仮締切用函体1を吊り上げ、仮締切用函体1を撤去する。その場合に、拡開口部21が開口し、挿通孔2により開口面積の広い開口部が確保されたことにより、ブラケット43等の水中構造物Aの外周面より突出した部分が函本体3底部と接触しないので、函体を水中で解体することなく有底筒状を維持したまま水中構造物Aに沿って上昇させることができる。
また、作業対象の水中構造物Aが複数ある場合には、図8(j)に示すように、地上に設置された組立て用架台44に載置した状態で、両扉部材5,5を閉じ、且つ両固定部材26,26を連結ピンにより連結して各扉部材5,5の回動を規制するとともに、各止水ピース34,34...を保持部35の下端側に配置し直し、上述の作業を繰り返す。
尚、上述の実施例では、ヒンジ22を介して函本体3底部に支持された一対の扉部材5,5をもって構成した観音開き式の開閉扉6を備えたものについて説明したが、各扉部材5,5を底版部7に挿通孔2径方向にスライド可能に支持させた引き戸式の開閉扉6を備えたものであってもよい。
また、上述の実施例では、底版部7に拡開口部21を備え、当該拡開口部21内に扉部材5,5を嵌合させた構造のものについて説明したが、底版部7全体を複数の扉部材5,5をもって構成し、底版全体が開閉する構造であってもよい。
更に、上述の実施例では、開閉扉6を一対の扉部材5,5により構成した例について説明したが、扉部材5,5の数量はこれに限定されず、3枚以上の複数であってもよく、また、一の扉部材により開閉扉を構成し、水中構造物A周りの底版部の一部分のみが開閉されるようにしてもよい。
また、上述の実施例では、函本体3を上端が開口した有底筒状に形成された例について説明したが、函本体3の上端を天版により閉鎖し、函本体3全体を水中に設置できるようにしたものであってもよい。
更に、上述の実施例では、有底筒状に組み立てた状態で函本体3をクレーン等で吊り下ろして水中構造物Aに設置する例について説明したが、函本体3の水中構造物Aへの設置方法は、上述の如き方法に限定されず、例えば、函本体3をヒンジを介して開閉可能に接合された一対の半割函体をもって構成し、ヒンジを軸に両半割函体を開いた状態で水中に沈めて水中構造物Aの外周部に配置した後、両半割函体を閉じて函本体3を組み立てることにより設置し、函本体3を撤去する際には、開閉扉6を開いて有底筒状を維持したまま吊り上げるようにしてもよい。
また、函本体3の設置に関しては、開閉扉6を開いた状態で設置作業を行い、函本体3の水中構造物Aへの設置が完了した後、開閉扉6を閉じて函本体3内外を遮断するようにしてもよい。
A 水中構造物
B 水面
1 仮締切用函体
2 挿通孔
3 函本体
4 止水部材
5 扉部材
6 開閉扉
7 底版部
8 周壁部
9 ワイヤーロープ
10 吊り持ち用部材
11 周壁部ユニット
12 底版部ユニット
13 注水口
14 仮固定用梁材
15 仮固定部
16 位置決めガイド部材
17 浮き上がり防止用梁材
18 浮き上がり防止部材
19 フック
20 揺動防止用梁材
21 拡開口部
22 ヒンジ
23 開口側傾斜部
24 扉側傾斜部
25 止水材
26 固定部材
27 連結部材
28 扉側回転軸
29 開口側回転軸
30 クランク部材
31 テーパ部
32 貫通孔
33 テーパ面部
34 止水ピース
35 保持部
36 ガイド部
37 抜け止め部

Claims (7)

  1. 底部に水中構造物が挿通される挿通孔を有し、前記水中構造物の外周部を囲むように設置される有底筒状の函本体と、前記挿通孔の内縁と前記水中構造物との間に介在される環状の止水部材とを備えてなる仮締切用函体において、
    前記函本体は、端縁部が前記止水部材を介して前記水中構造物に当接するように配置された一又は複数の扉部材からなる開閉可能な開閉扉を備えたことを特徴としてなる仮締切用函体。
  2. 前記函本体底部に前記扉部材が嵌合される拡開口部を備え、前記扉部材が前記拡開口部の開口縁部にヒンジを介して開閉可能に支持されてなる請求項1に記載の仮締切用函体。
  3. 前記拡開口部内縁に函内側に向けて傾斜した開口側傾斜部が形成されるとともに、前記各扉部材外縁の前記開口側傾斜部と互いに対向する接合縁部に前記開口側傾斜部と互いに嵌合する扉側傾斜部が形成されてなる請求項2に記載の仮締切用函体。
  4. 前記ヒンジは、一端を前記開閉扉に支持された扉側回転軸に回転自在に連結され、他端が前記開閉窓開口縁部に支持された窓側回転軸に回転自在に連結されたクランク部材を備えてなる請求項2又は3に記載の仮締切用函体。
  5. 前記止水部材は、環状を分割した形状の複数の止水ピースをもって構成し、前記挿通孔の内縁部に前記各止水ピースを孔軸方向でスライド可能に保持する保持部を備えた請求項1〜3又は4に記載の仮締切用函体。
  6. 前記挿通孔は、内縁部に函内側に向けて傾斜したテーパ部を有する形状に形成され、前記止水部材は、外周面部に前記テーパ部内に嵌合するテーパ面部を有する楔形状に形成された請求項1〜4又は5に記載の仮締切用函体。
  7. 底部に水中構造物が挿通される挿通孔を有し、前記水中構造物の外周部を囲むように設置される有底筒状の函本体と、前記挿通孔の内縁と前記水中構造物との間に介在される環状の止水部材とを備えてなる予め製造された仮締切用函体を使用し、
    前記挿通孔に前記水中構造物を挿通させた状態で前記函本体を水中の所要位置に設置するとともに、前記止水部材により前記挿通孔と前記水中構造物との間を止水した後、前記函本体内の水を排出して水中構造物の周りにドライ空間を形成し、該ドライ空間内で作業を行う仮締切用函体を使用した仮締切工法において、
    前記函本体は、端縁部が前記止水部材を介して前記水中構造物に当接するように配置された一又は複数の扉部材からなる開閉可能な開閉扉を備え、
    前記ドライ空間における作業が完了した後、前記開閉扉を開き、その状態で前記函本体を前記水中構造物に沿って撤去する仮締切用函体を使用した仮締切工法。
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