JP5978706B2 - 印刷制御プログラム、情報処理装置、印刷システム及び印刷装置 - Google Patents

印刷制御プログラム、情報処理装置、印刷システム及び印刷装置 Download PDF

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Description

本発明は、印刷制御プログラム、情報処理装置、印刷システム及び印刷装置に関し、特に、印刷制御プログラムによって生成される印刷データの容量の制御に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、電子化された書類の出力に用いられる印刷装置においては、PC(Personal Computer)等の情報処理装置において生成された印刷ジョブに基づいて印刷出力を実行するプリンタが一般的に利用されている。そして、プリンタに入力する印刷ジョブを生成するための機能を実現するソフトウェア・プログラムとして、夫々のプリンタの機能に対応したプリンタドライバを情報処理装置にインストールすることが一般的である。
そして、プリンタドライバにおいては、減色処理、圧縮処理、インデックス化、間引き処理等、カラーイメージデータのサイズを小さくしてカラーイメージデータを含む印刷ジョブのプリンタへの転送効率を向上させるための処理を行うことにより、印刷のスループットを向上することが行われている。
上述した各処理のうち、減色処理、間引き処理については、元のイメージデータの色の再現性を損なうため、印刷出力される画像の画質の向上の観点においては採用するべきではない。インデックス化は、出力するべき画像において用いられている色数に依存し、サイズが小さくなるとは限らない。また、圧縮処理は、ある程度のデータ容量の削減が期待されるため、上記インデックス化と組み合わせて用いられている。
ここで、インデックス化の例について説明する。例えば、RGB(Red、Green、Blue)3色が夫々8bitで表現され、1pixelが24bit、即ち3byteで表現される画像において、7015pixel×4960pixelのA4サイズの画像を出力対象の画像とする。
上記画像をそのままの状態で印刷ジョブに含めることとすると、3byte×7015pixel×4960pixelで、約104MB(メガバイト)の容量となる。他方、容量が756byteである256色(1byte)のインデックステーブルによってインデックス化する場合、1byte×7015pixel×4960pixel+756byteで、約35MB(メガバイト)の容量となり、約3分の1のサイズに削減することができる。
このようなインデックス化の処理においては、出力画像にフルカラーの部分とモノクロの部分とが含まれている場合、モノクロの部分についてもCMYK形式で処理されてしまい、非効率な処理及び情報転送が実行されてしまう。そのような課題を解決するため、出力画像を複数の領域に区切り、夫々の領域毎にフルカラーであるかモノクロであるかを判断して画像処理を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示された技術は、画像の圧縮に関するものであり、インデックス化を前提とする本件とはその趣旨が異なる。
インデックス化処理においては、イメージブロック単位で色数をカウントし、色数に適した形式に合わせて変換を行う。例えば、色数が256色以内に収まる場合は8bitインデックスデータとして処理をするが、257色以上を使用している場合は、257色であっても、元の24bit形式のまま送信される事となり、データ量の削減効果が得られない。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、プリンタドライバによる印刷ジョブの生成処理における画像のインデックス化処理を効率化することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、印刷装置に印刷出力を実行させるための印刷制御情報を生成するための印刷制御プログラムであって、前記印刷出力するべき画像を取得して記憶媒体に記憶させるステップと、記憶された前記画像を構成する各画素の色を前記画素の並び順に従って判定するステップと、前記各画素の色の判定結果に基づいて異なる色をカウントするステップと、前記異なる色を表現するための情報をインデックス値と関連付けて記憶媒体に記憶させるステップと、判定された色に関連付けられた前記インデックス値を前記画素の並び順に従って記憶媒体に記憶させるステップと、前記異なる色のカウント数が予め定められた前記インデックス値の数の上限値を越えた場合に、前記画素の並び順に従って記憶されたインデックス値を用いて前記印刷制御情報を生成して出力すると共に、前記異なる色のカウント数をリセットするステップと、前記画素の並び順における主走査ラインの終端の画素の色を判定して前記インデックス値を記憶媒体に記憶させた場合に、前記異なる色のカウント数に応じて前記インデックス値のビット数を決定し、前記画素の並び順に従って記憶されたインデックス値を用いて、前記決定したビット数で前記印刷制御情報を生成して出力するステップとを情報処理装置に実行させることを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、印刷装置に印刷出力を実行させるための印刷制御情報を生成するための印刷制御機能を実現する情報処理装置であって、前記印刷出力するべき画像を取得する画像取得部と、前記取得した画像を構成する各画素の色を前記画素の並び順に従って判定する画素色判定部と、前記各画素の色の判定結果に基づいて異なる色をカウントする色カウント部と、前記異なる色を表現するための情報をインデックス値と関連付けて記憶媒体に記憶させるインデックス処理部と、前記判定された色に関連付けられた前記インデックス値を前記画素の並び順に従って記憶媒体に記憶させる画像変換処理部と、前記画素の並び順に従って記憶されたインデックス値を用いて前記印刷制御情報を生成して出力する印刷制御情報処理部とを含み、前記印刷制御情報処理部は、前記異なる色のカウント数が予め定められた前記インデックス値の数の上限値を越えた場合に、前記画素の並び順に従って記憶されたインデックス値を用いて前記印刷制御情報を生成して出力すると共に、前記異なる色のカウント数をリセットし、前記画素の並び順における主走査ラインの終端の画素の色を判定して前記インデックス値を記憶媒体に記憶させた場合に、前記異なる色のカウント数に応じて前記インデックス値のビット数を決定し、前記画素の並び順に従って記憶されたインデックス値を用いて、前記決定したビット数で前記印刷制御情報を生成して出力することを特徴とする。
また、本発明の更に他の態様は、印刷システムであって上記印刷制御プログラムと印刷装置とを含むことを特徴とする。
また、本発明の更に他の態様は、印刷装置であって、上記印刷制御プログラムが記憶された記憶部を含むことを特徴とする。
本発明によれば、プリンタドライバによる印刷ジョブの生成処理における画像のインデックス化処理を効率化することができる。
本発明の実施形態に係る印刷システムの機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るプリンタドライバのグラフィック部の機能構成を示す図である。 24bit画像データの例を示す図である。 インデックス化された画像データの例を示す図である。 本発明の実施形態に係るグラフィック部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るグラフィック部によって生成されるPDLデータの例を示す図である。 本発明の実施形態に係るグラフィック部によるPDLデータの送信態様を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るプリンタにおけるバンドの例を示す図である。 本発明の実施形態に係るPDLデータの出力動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るPCのハードウェア構成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、プリンタドライバがインストールされた情報処理装置であるPC(Personal Computer)と、プリンタドライバによって生成される印刷ジョブに従って印刷出力を実行する印刷装置であるプリンタとを含む印刷システムを例として説明する。尚、印刷装置はプリンタでなくとも良く、PCにインストールされたプリンタドライバによって生成される印刷ジョブに基づいて画像形成出力を実行する装置であれば良い。
図1は、本実施形態に係る印刷システムの機能構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る印刷システムはPC1及びプリンタ8を含み、PC1とプリンタ8とは、ネットワーク9を介して接続されている。PC1においては、インストールされたアプリケーション2がOS(Operation System)上で動作することにより、文書作成や画像編集等の機能を提供し、ユーザの操作に応じて、印刷出力するべき画像の元となる情報を提供する。
アプリケーション2は、ユーザの操作に応じてプリンタドライバ10のUI(User Interface)部10aを起動し、UI部10aのGUI(Graphical UI)を介して設定される印刷出力の設定情報をDEVMODE構造体と呼ばれる情報形式で取得する。
そして、アプリケーション2若しくはアプリケーション2によって起動されたUI部10aに対してユーザの操作により印刷実行命令が入力されると、アプリケーション2は、GDI(Graphics Device Interface)3を起動し、UI部10aを介して設定されたDEVMODE構造体及び出力するべき画像の情報を受け渡す。
GDI3は、一般的に基本ソフトであるOSに組み込まれた描画エンジンである。GDI3は、DDI(Device Driver Interface)を介してプリンタドライバ10のグラフィック部10bを起動し、処理を受け渡す。
プリンタドライバ10のグラフィック部10bは、GDI3によってOSの内部命令として出力された画像データを、印刷出力を実行させる対象のプリンタ8が処理可能なデータ形式であるPDL(Page Description Language)形式のデータに変換する。PDL形式のデータは、プリンタ8に印刷を実行させるための印刷制御情報である。グラフィック部10bは、PDL形式に変換したデータを順次スプーラー4に受け渡す。
スプーラー4は、グラフィック部10bによって生成されたPDL形式のデータを、スプールファイル5として記憶媒体に一次的に記憶させる。これにより、プリンタドライバ10においてグラフィック部10bがPDLデータを生成した後、プリンタ8がPDLデータを受け付けることが出来ない状態であったとしても、プリンタドライバ10は生成したPDLデータをスプーラー4に渡して次の処理にすぐに移ることができるため、処理を効率化することができる。
スプールファイル5として記憶媒体に記憶されたPDLデータは、プリンタプロセッサ6によって再度スプーラー4に受け渡され、ポートモニタ7により、ネットワーク9を介してプリンタ8に送信される。
次に、本実施形態に係るプリンタドライバ10のグラフィック部10bの機能構成について、図2を参照して説明する。図2に示すように、グラフィック部10bは、グラフィック処理部100、色数判定処理部101、画像変換処理部102、PDL生成処理部103、インデックステーブル104及び画像バッファ105を含む。
グラフィック制御部100は、画像データの処理全体を制御する。色数判定処理部101は、画像データの色数をカウントして判定すると共に、カウントした色をインデックステーブルに追加する。画像変換処理部102は、24bitデータである画像データから4bitまたは8bitのインデックスデータへの変換処理を行い、画像バッファ105に変換後のデータを記憶させる。PDL生成処理部103は、画像バッファに記憶された変換後のデータまたは元の24bitデータに基づき、PDL(Page Description Language)形式のデータを生成する。
図3は、一般的な24bit形式の画像データの内容を模式的に示す図である。図3に示すように、一般的な24bit形式の画像データにおいては、“R:0”、“G:128”、“B:128”・・・のように、RGB各色の諧調が256階調(8bit)によって表現された画素が縦横に配置されており、RGB各色の256階調のデータによって1画素分の色が決定される。この場合、同一の色であっても、夫々別のデータによって表現されるため、必ず1画素につき24bitが必要になる。
これに対して、図4は、256色でインデックス化された画像データの内容及びインデックステーブルの内容を模式的に示す図である。図4上段に示すように、インデックス化された画像データにおいては、“0”、“3”、“100”・・・のように、インデックス値によって1画素の色が記述されている。
ここで、図4に示すインデックス値のビットサイズは、インデックス化の色数によって異なる。インデックス化の色数は例えば16色、256色があり、16色であれば4bit、256色であれば8bitである。そして、図4下段に示すように、RGB夫々の色の組み合わせが、各インデックス値に対応して設定されている。これにより、インデックス化された画像データにおいては、8bitによって1画素を表現することができる。
尚、インデックス化された画像データを用いる場合、図4上段に示すようなインデックス値が縦横に配列された画像データに加えて、図4下段に示すようなインデックステーブルも含めてプリンタ8に送信する必要がある。図4下段に示すように、インデックステーブルにおいては、RGB夫々の諧調の値、即ち、画像を構成する画素の色を表現するための情報が、インデックス値と関連付けられている。256色のインデックステーブルの容量は例えば756byteである。
このような構成において、本実施形態に係る要旨は、上述したような16色または256色のようなインデックステーブルの色数上限と、インデックス化に際してカウントされる色数との関係に応じてインデックス化の処理を行うことにある。以下、本実施形態に係るグラフィック部10bの動作について説明する。
図5は、本実施形態に係るグラフィック部10bの動作を示すフローチャートである。図5に示すように、グラフィック制御部100は、グラフィック部10bに入力された画像情報を取得すると(S501)、先頭画素から順番にカレントピクセルを設定する。即ち、グラフィック制御部100が、画像取得部として機能する。そして、色数判定処理部101は、カレントピクセルの色を確認する(S502)。即ち、色数判定処理部101が、S502において、画素色判定部として機能する。
確認したカレントピクセルの色が未だインデックステーブルに登録されていない未登録色、即ち、既にインデックステーブルに登録されている色とは異なる色であれば(S503/YES)、色数判定処理部101は、色数カウンタをインクリメントする(S504)。即ち、色数判定処理部101が、異なる色をカウントする色カウント部として機能する。
インクリメントされた後の色数カウンタのカウント値が256色以下であれば(S505/YES)、色数判定処理部101は、カレントピクセルの色を登録してインデックステーブルを更新する(S506)。即ち、色数判定処理部101が、異なる色として認識された色を表現するための情報とそのインデックス値とを関連付けて記憶させるインデックス処理部として機能する。また、画像変換処理部102は、カレントピクセルのインデックス値を画像バッファに追加する(S507)。
他方、インクリメントされた後の色数カウンタのカウント値が256色を超えた場合(S505/NO)、グラフィック制御部100が、色数判定処理部101からの通知に基づき、それまでに画像バッファ105に格納された8bitのインデックスデータをPDL生成処理部103から取得すると共に、インデックステーブル104の情報を取得し、スプーラー4に送信する(S508)。即ち、PDL生成処理部103及びグラフィック制御部100が画像変換処理部として機能する。そして、色数判定処理部101に、インデックステーブルをクリアすると共に色数カウンタをリセットさせる(S509)。その後、カレントピクセルの色についてS506以降の処理が実行される。
また、カレントピクセルの色が既にインデックステーブルに登録されている色であった場合(S503/NO)、画像変換処理部102は、カレントピクセルのインデックス値を画像バッファに追加する(S507)。S507の処理が完了すると、グラフィック制御部100は、カレントピクセルがライン終端であるか否か判断し(S510)、カレントピクセルがライン終端でなければ(S510/NO)、グラフィック制御部100は、カレントピクセルを次のピクセルに移動して(S513)、S502からの処理を繰り返す。
カレントピクセルがライン終端であった場合(S510/YES)、グラフィック制御部100が、色数カウンタのカウント値に応じたbit数のインデックスデータをPDL生成処理部103から取得すると共に、インデックステーブル104の情報を取得し、スプーラー4に送信する(S511)。ここでも、PDL生成処理部103及びグラフィック制御部100が画像変換処理部として機能する。
S511において、グラフィック制御部100は、色数カウンタのカウント値が“2”以下であれば1bit、“4”以下であれば2bit、“8”以下であれば3bit、“16”以下であれば4bit、“32”以下であれば5bit、“64”以下であれば6bit、“128”以下であれば7bitのインデックスデータを取得する。
尚、色数カウンタのカウント値に応じたbit数でのインデックスデータの取得に際しては、画像バッファにおいて8bitでインデックスデータを格納しておき、PDL生成処理部103が、グラフィック制御部100からの色数カウンタのカウント値の指定に応じて、必要なビットのみを取得するようにすれば容易に実現可能である。例えば、指定された色数カウンタのカウント値が“10”であれば、生成するべきインデックスデータは4bitである。そのため、PDL生成処理部103は、8bitで格納されているインデックス値の先頭の4bitを無視し、後ろの4bitのみを取得する。
S511の処理が完了すると、グラフィック制御部100は、画像の終端まで処理が完了したか否かを確認する(S512)。確認の結果、終端まで処理が完了していなければ(S512/NO)、グラフィック制御部100は、カレントピクセルを移動して(S513)、S502からの処理を繰り返す。他方、画像終端まで処理が完了していれば(S512/YES)、処理を終了する。
図6は、このような処理により送信されるPDLデータの形式をライン毎に模式的に示す図である。図6の場合、1ライン目はラインの途中で色数が256色に達し、S508、S509の処理を経てラインの途中までのデータが8bitのデータとして生成されている。そして、ラインの残りの部分の色数は10色であるため、16色以下の4bitのデータとして生成されている。
また、2ライン目は、1ラインに含まれる色が200色であり、256色以下であるため、1ライン分のデータを8bitのデータとして生成されている。また、3ライン目は、1ライン目と同様にラインの途中で色数が256色に達しており、ラインの残りの部分の色数は4色であるため、4色以下の2bitのデータとして生成されている。
図7は、図6に示すようなデータがPDLデータとして送信される際に、PC1からプリンタ8に送信されるデータの例を順番に示す図である。図7においては、上から下の順にデータが送信される。図7に示すように、1ライン目のPDLデータとして、256色分のインデックスデータ及び8bitのピクセルデータが送信された後、10色分のインデックスデータ及び4bitのピクセルデータが送信され、その後にライン終端を示す識別情報であるライン終端識別子が送信される。
また、2ライン目のPDLデータとして、200色分のインデックスデータ及び8bitのピクセルデータが送信された後、ライン終端識別子が送信される。また、3ライン目のPDLデータとして、256色分のインデックスデータ及び8bitのピクセルデータが送信された後、4色分のインデックスデータ及び2bitのピクセルデータが送信され、その後にライン終端を示すライン終端識別子が送信される。
このように、本実施形態に係るグラフィック制御部100は、ラインの先頭から順にインデックス化されたピクセルデータを送信すると共にインデックステーブルを送信し、更に各ラインの境目を示すためのライン終端識別子を送信する。これにより、プリンタ8においては、データを受信した順にインデックステーブルを参照して各ピクセルの色を認識可能であると共に、ライン終端識別子に基づいてラインの終端を認識することができる。
一般的なプリンタにおいては、画像形成出力を実行するための画像データを生成する際に、1ページ分の画像を複数のライン毎のまとまりに区切った“バンド”と呼ばれる単位で画像処理を行う。図8は“バンド”の概念を模式的に示す図である。
このようなバンド毎の処理において、1つのバンドを構成するライン数はプリンタの機種や画像形成出力時の設定によって変化する。そのため、1つのインデックステーブルに対応するピクセルデータが2つのラインにまたがっており、その2つのラインがバンドの境目によって別々のバンドに分割される場合、1つのインデックステーブルを別々のバンド処理において参照することとなる。
近年の情報処理装置においては、演算装置のマルチコア化が進んでおり、夫々のバンド処理を別々のコアに分散して処理することは当然に考えられるが、上述したように1つのインデックステーブルを別々のバンド処理において参照する場合、このような分散処理における弊害となる。また、シングルスレッドの場合においても、画像処理が完了したバンドのインデックステーブルを次のバンドの画像処理においても参照する必要があり、メモリ領域を圧迫するという弊害もある。
本実施形態に係るグラフィック部10bによれば、異なるラインにおいては必ず異なるインデックステーブルが生成され、同一のインデックステーブルに対応するピクセルデータが2つのラインにまたがることがないため、上述したような弊害を回避することが可能である。
また、“ライン終端識別子”によって各ラインの終端を示すことが可能であるため、例えば各ラインの後端側が白色の場合、その部分についてはピクセルデータの送信を省略することができる。そのような処理を含むS511の処理について、図9に示す。
図9に示すように、グラフィック制御部100は、S511の処理を開始すると、インデックステーブル104の情報を取得する(S901)。また、グラフィック制御部100は、色数判定処理部101の色数カウンタのカウント値に基づき、PDL生成御部103からインデックス値のピクセルデータを取得する(S902)。S902において、グラフィック部100は、色数カウンタのカウント値に基づいてピクセルデータのインデックス値のbit数を決定し、上述したように、決定したbit数分のデータを取得する。
インデックス値のピクセルデータを取得すると、グラフィック制御部100は、S901において取得したインデックステーブルに基づいて白色を示すインデックス値を取得し、そのインデックス値に基づいてS902において取得したピクセルデータのライン後端側において連続する無地、即ち白色の範囲を認識する(S903)。白色を示すインデックス値とは、例えば、図4に示すようなインデックスデータにおいて、R、G、Bの値が夫々“255”であるインデックス値である。
S903により後端側の白色の範囲を認識すると、グラフィック制御部100は認識した部分をピクセルデータから削除し(S904)、残ったピクセルデータをスプーラー4に出力し(S905)、続いてライン終端識別子を出力して(S906)、処理を終了する。尚、1ラインが全て白色であった場合、S904において全てのピクセルデータが削除されるため、そのラインについてはライン終端識別子のみが送信されることとなる。
このような処理により、PC1からプリンタ8に送信されるPDLデータのデータ量を更に削減することが可能となり、よりネットワーク負荷を軽減することが可能となる。
以上、説明したように、本実施形態に係る印刷システムにおいては、インデックステーブルにおける色数制限に従ってラインの途中でインデックステーブルを切り替えることにより、全てのピクセルデータをインデックス化すると共に、ライン終端においては、インデックステーブルに登録されている色数に応じてピクセルデータのビット数を選択する。これにより、プリンタドライバによる印刷ジョブの生成処理における画像のインデックス化を効率化することができる。
尚、上記実施形態においては、主走査ライン毎にライン終端識別子を出力する場合を例として説明した。しかしながらこれは一例であり、例えば、上述したようなプリンタ8におけるバンド処理において、1つのバンドに含まれるライン数が予め判明していれば、そのライン数毎に図5のS510の判断を行っても良い。これによっても、上記と同様の効果を得ることが可能であると共に、インデックス化を更に効率化することが可能である。
尚、図5に示すような機能は、上述したように図2に示すグラフィック部10bによって実現されるが、図2に示すようなグラフィック部10bの機能構成は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実現される。以下、本実施形態に係るPC1のハードウェア構成について図10を参照して説明する。
図10に示すように、本実施形態に係るPC1は、一般的な情報処理端末と同様の構成を有する。即ち、本実施形態に係るPC1は、CPU(Central Processing Unit)30、RAM(Random Access Memory)31、ROM(Read Only Memory)32、HDD(Hard Disk Drive)34及びI/F35がバス33を介して接続されている。また、I/F35にはLCD(Liquid Crystal Display)36及び操作部37が接続されている。
CPU30は演算手段であり、PC1全体の動作を制御する。RAM31は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU30が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM32は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。
HDD34は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。I/F35は、バス34と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD36は、ユーザがPC1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部37は、キーボードやマウス等、ユーザがPC1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM32やHDD34若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体に格納されたプログラムがRAM31に読み出され、それらのプログラムに従ってCPU30が演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、図1、図2に示すような、本実施形態に係るPC1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
図2に示すようなグラフィック部10bの機能構成を実現するプリンタドライバ10は、例えば光記憶媒体等に格納されたソフトウェア・プログラムが、PC1のHDD34にインストールされることによって構成される。しかしながら、図2に示すようなプリンタドライバ10をインストールするための方法は、記憶媒体に格納されたソフトウェア・プログラムをPC1に読み出すことに限らず、例えば、ネットワークを介してPC1にソフトウェア・プログラムをダウンロードすることによって実現することも可能である。
そのような場合において、プリンタドライバ10をインストールするためのインストーラ・プログラムをプリンタ8に設けられた記憶媒体に記憶しておき、プリンタ8からPC1にインストーラ・プログラムをダウンロードすることによっても、PC1にプリンタドライバ10を構成することができる。即ち、本実施形態に係るプリンタドライバ10の流通形態として、プリンタドライバ10を記憶させた記憶媒体を含むプリンタ10としての流通形態が考えられる。
1 PC
2 アプリケーション
3 GDI
4 スプーラー
5 スプールファイル
6 プリンタプロセッサ
7 ポートモニタ
8 プリンタ
9 ネットワーク
10 プリンタドライバ
10a UI部
10b グラフィック部
30 CPU
31 RAM
32 ROM
33 バス
34 HDD
35 I/F
36 LCD
37 操作部
100 グラフィック制御部100
101 色数判定処理部
102 画像変換処理部
103 PDL生成処理部
104 インデックステーブル
105 画像バッファ
特開2010−152597号公報

Claims (8)

  1. 印刷装置に印刷出力を実行させるための印刷制御情報を生成する印刷制御プログラムであって、
    前記印刷出力するべき画像を取得して記憶媒体に記憶させるステップと、
    記憶された前記画像を構成する各画素の色を前記画素の並び順に従って判定するステップと、
    前記各画素の色の判定結果に基づいて異なる色をカウントするステップと、
    前記異なる色を表現するための情報をインデックス値と関連付けて記憶媒体に記憶させるステップと、
    判定された色に関連付けられた前記インデックス値を前記画素の並び順に従って記憶媒体に記憶させるステップと、
    前記異なる色のカウント数が予め定められた前記インデックス値の数の上限値を越えた場合に、前記画素の並び順に従って記憶されたインデックス値を用いて前記印刷制御情報を生成して出力すると共に、前記異なる色のカウント数をリセットするステップと、
    前記画素の並び順における主走査ラインの終端の画素の色を判定して前記インデックス値を記憶媒体に記憶させた場合に、前記異なる色のカウント数に応じて前記インデックス値のビット数を決定し、前記画素の並び順に従って記憶されたインデックス値を用いて、前記決定したビット数で前記印刷制御情報を生成して出力するステップとを情報処理装置に実行させることを特徴とする印刷制御プログラム。
  2. 前記決定したビット数で前記印刷制御情報を生成して出力するステップにおいては、全ての主走査ライン毎に、前記画素の並び順における主走査ラインの終端の画素の色を判定して前記インデックス値を記憶媒体に記憶させた場合に、前記異なる色のカウント数に応じて前記インデックス値のビット数を決定することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御プログラム。
  3. 前記決定したビット数で前記印刷制御情報を生成して出力するステップにおいては、前記印刷装置における画像処理の単位となるライン数毎に、前記画素の並び順における主走査ラインの終端の画素の色を判定して前記インデックス値を記憶媒体に記憶させた場合に、前記異なる色のカウント数に応じて前記インデックス値のビット数を決定することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御プログラム。
  4. 前記決定したビット数で前記印刷制御情報を生成して出力した後、主走査ラインの終端を示す識別情報を出力するステップを情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の印刷制御プログラム。
  5. 前記決定したビット数で前記印刷制御情報を生成して出力するステップにおいて、前記画素の並び順における主走査ラインの終端側において連続する無地の範囲を抽出し、抽出した無地の範囲の前記インデックス値を削除することを特徴とする請求項4に記載の印刷制御プログラム。
  6. 印刷装置に印刷出力を実行させるための印刷制御情報を生成する印刷制御機能を実現する情報処理装置であって、
    前記印刷出力するべき画像を取得する画像取得部と、
    前記取得した画像を構成する各画素の色を前記画素の並び順に従って判定する画素色判定部と、
    前記各画素の色の判定結果に基づいて異なる色をカウントする色カウント部と、
    前記異なる色を表現するための情報をインデックス値と関連付けて記憶媒体に記憶させるインデックス処理部と、 前記判定された色に関連付けられた前記インデックス値を前記画素の並び順に従って記憶媒体に記憶させる画像変換処理部と、
    前記画素の並び順に従って記憶されたインデックス値を用いて前記印刷制御情報を生成して出力する印刷制御情報処理部とを含み、
    前記印刷制御情報処理部は、
    前記異なる色のカウント数が予め定められた前記インデックス値の数の上限値を越えた場合に、前記画素の並び順に従って記憶されたインデックス値を用いて前記印刷制御情報を生成して出力すると共に、前記異なる色のカウント数をリセットし、
    前記画素の並び順における主走査ラインの終端の画素の色を判定して前記インデックス値を記憶媒体に記憶させた場合に、前記異なる色のカウント数に応じて前記インデックス値のビット数を決定し、前記画素の並び順に従って記憶されたインデックス値を用いて、前記決定したビット数で前記印刷制御情報を生成して出力することを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1乃至5いずれか1項に記載の印刷制御プログラムと印刷装置とを含むことを特徴とする印刷システム。
  8. 請求項1乃至5いずれか1項に記載の印刷制御プログラムが記憶された記憶部を含むことを特徴とする印刷装置。
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