JP5974509B2 - Daylighting sheet, roll-up daylighting screen, and method for manufacturing daylighting sheet - Google Patents
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Description
本発明は、建物の内部に日光等の外光を採り入れるための採光シート、該採光シートを用いたロールアップ採光スクリーン、及び採光シートの製造方法に関する。 The present invention relates to a daylighting sheet for incorporating outside light such as sunlight into a building, a roll-up daylighting screen using the daylighting sheet, and a method for manufacturing the daylighting sheet.
いわゆる窓ガラス等により、建物の内部に日光を採り入れて快適な空間を形成することは周知である。これに対し、直射日光を制御してより快適な態様で光を採り入れる技術が特許文献1〜3に開示されている。これら技術によれば、プリズム等のような所定の幾何学的形状を備えた屈折率差を有する界面を利用して日光等の外光を所望の方向に偏向、反射して制御している。
It is well known that a so-called window glass or the like forms a comfortable space by introducing sunlight into a building. On the other hand,
しかしながら、特許文献1〜3に記載の技術では外側から入射する光については制御することができるが、室内側から外を見たときにも像が屈折するため、外の景色を見るための鮮明さに不足があった。また、特許文献1に記載の発明では、プリズム状の部材の保持の観点から問題が生じ、生産安定性や製造後の製品の取り扱い及び形状安定性に課題があった。例えば、巻回、展開を繰り返すようなロールアップスクリーンにこれを適用することに困難があった。一方、特許文献2、3に記載の発明では、プリズム状の凹凸が室内側に露出しているため、その耐久性にも問題があった。
However, although the techniques described in
そこで本発明は上記した問題点に鑑み、室外側からの光を所望の方向に制御しつつ、室内側からは室外側を見ることが可能であるとともに、耐久性にも優れる採光シートを提供することを課題とする。また、採光シートを用いたロールアップ採光スクリーン、及び採光シートの製造方法を提供する。 Therefore, in view of the above-described problems, the present invention provides a daylighting sheet that can see the outdoor side from the indoor side while controlling the light from the outdoor side in a desired direction, and is excellent in durability. This is the issue. In addition, a roll-up daylighting screen using the daylighting sheet and a method for manufacturing the daylighting sheet are provided.
以下、本発明について説明する。 The present invention will be described below.
請求項1に記載の発明は、台形断面を有して一方向に伸びる単位プリズムが、一方向とは異なる方向に複数配列された偏向層と、透光性を有する板状の部材であり、偏向層の単位プリズムの台形断面の下底となる面に積層された基材層と、透光性を有する板状の部材であり、偏向層の単位プリズムの台形断面の上底となる面に積層された保護層と、を有し、複数の単位プリズムの間には、光を吸収することなく単位プリズムとの界面で全反射するように単位プリズムより低い屈折率の材料が充填されており、全反射する界面は基材層の法線に対して4.5°以上12.1°以下で傾斜している、採光シートである。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の採光シートにおいて、最表面にさらにハードコート層が配置されることを特徴とする。
The invention according to
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の採光シートを製造する方法であって、基材層の一方の面に単位プリズムの下底が配置されるように偏向層を形成する工程と、接着層が一方の面に積層された保護層を、接着層が単位プリズムの上底に接するように貼り付ける工程と、を含む、採光シートの製造方法である。
The invention according to claim 3 is a method for producing the daylighting sheet according to
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の採光シートを製造する方法であって、ハードコート層が一方の面に積層された基材層の他方の面に単位プリズムの下底が配置されるように偏向層を形成する工程と、接着層が積層された保護層を、接着層が単位プリズムの上底に接するように貼り付ける工程と、を含む、採光シートの製造方法である。
The invention according to
本発明によれば、室外側からの光を所望の方向に制御しつつ、室内側からは室外側を見ることが可能であるとともに、耐久性にも優れるものとすることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, while controlling the light from the outdoor side to a desired direction, while being able to see the outdoor side from the indoor side, it can also be excellent in durability.
本発明の上記した作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし本発明は当該実施形態に限定されるものではない。 The above-described operation and gain of the present invention will be clarified from embodiments for carrying out the invention described below. Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the drawings. However, the present invention is not limited to the embodiment.
図1は第一実施形態にかかる採光シート10が適用されたロールアップ採光スクリーン1の斜視図である。このように採光シート10の上端を軸部材に取り付け、採光シート10を当該軸に巻回、及び展開可能に構成することによりロールアップ採光スクリーン1が形成される。
このようなロールアップ採光スクリーン1は、例えば建物の窓の室内側正面に設置され、該窓から室内に入射する光を制御する。以下、採光シート10の構成について説明する。
FIG. 1 is a perspective view of a roll-up
Such a roll-up
図2は、図1にII−IIで示した鉛直方向における断面図のうち採光シート10の部分の断面を示し、採光シート10の層構成を模式的に表した図である。図2では、見易さのため繰り返しとなる符号は一部省略することがある(以降に示す各図において同じ。)。図3には、図2の一部で、偏向層12の単位プリズム13に注目して拡大した図を示した。
FIG. 2 is a diagram schematically showing the layer structure of the
採光シート10は、基材層11、偏向層12、接着層14、保護層15、及びハードコート層16を備えている。以下に各層について説明する。なお、図2、図3では採光シート10が展開され、垂直になるように窓の前に設置された姿勢で表されており、図2、図3の紙面左が窓側、紙面右が室内側、紙面上方が天、紙面下方が地となる。なお、上記のように紙面左は窓側であるが、便宜上室外側と記載する。
The
基材層11は、偏向層12を形成するための基材となる層であり、透光性を有するとともに、偏向層12の変形を防止できるように支持する。かかる観点から、基材層11を形成する材料の具体例として例えば、アクリル、スチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル等のうちの1つ以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)を挙げることができる。
ここで基材層11の厚さは25μm以上300μm以下であることが好ましい。25μmより薄いとしわが発生したり基材としての機能を損なう虞がある。一方300μmより厚いと製造時における巻取りが困難となる。
The
Here, the thickness of the
偏向層12は、日光等の室外側からの光である外光を偏向して室内側に透過させる機能を有する層である。偏向層12は、図2、図3に表れているように、複数の単位プリズム13が配列されている。
The deflecting
各単位プリズム13は、基材層11の面のうち室内側となる面に設けられ、基材層11から凸となるように突出して形成されている。本実施形態では単位プリズム13は鉛直方向断面において台形断面を有しており、当該断面を維持して紙面奥/手前方向(すなわち水平方向)に延びるように形成され、該延びる方向にとは異なる方向に配列されている。
Each
単位プリズム13は、台形断面において、下底を形成する第一面13a、上底を形成する第二面13b、第一面13aと第二面13bとを結ぶ面のうち下方に設けられる脚を形成する偏向面13c、及び上方に設けられる脚を形成する立ち上げ面13dを備えている。
In the trapezoidal section, the
本実施形態では第一面13aが室外側に面しており、第二面13bが室内側に面している。第一面13aと第二面13bとは略平行に形成されている。第一面13a、第二面13bはその面が基材層11の面に平行であることが好ましい。
In the present embodiment, the
偏向面13cは外光を全反射させて室内側に透過させる面であり、基材層11の面の法線となす角がθ1である。θ1の大きさは、外光を全反射させて所望の偏向をさせることができれば特に限定されることはないが、外光が日光であり、斜め上方から入射してくることを鑑みるとθ1は0°以上12.1°以下であることが好ましく、θ1は4.5°であることがさらに好ましい。θ1が0°であるとき偏向面13cは室内外方向に平行となる。ここで角度θ1の正負は、採光シートを図3のように垂直に設置した姿勢において、室外側から室内側に向けて下がる傾斜を負、室外側から室内側に向けて上がる傾斜を正とする。以下同様である。
当該θ1の範囲は、例えば東京(北緯35.5度)、札幌(北緯43度)、那覇(北緯26度)の南北に緯度の大きく異なる3か所を基準とし、夏至、冬至における太陽の南中高度及び偏向層に用いることができる一般的な材料の屈折率を考慮して求めることができる。より具体的には次の通りである。
東京は北緯35.5度、札幌は北緯43度、那覇は北緯26度であり、各地の夏至の南中高度はそれぞれ78度(東京)、70.5度(札幌)、87.5度(那覇)となる。一方、冬至の南中高度は31度(東京)、23.5度(札幌)、40.5度(那覇)である。従って、当該範囲の最小である23.5度と最大である87.5度との中心は55度である。ここで、一般的な樹脂の屈折率を1.49(アクリル系樹脂)〜1.59(スチレン、ポリカーボネート系樹脂)として、スネルの法則に基づいて全反射条件を計算し、生産性も考慮すると、θ1は0°以上12.1度以下であることが好ましく、4.5度であることが更に好ましい。θ1が0度より小さいと金型を製造する際の切削性、金型により単位プリズムを成型する際の成型性、及び金型離型性が悪くなる。また、θ1が12.1度より大きくなると、夏至における那覇の南中高度87.5度のときに全反射しなくなる。
Deflecting
The range of θ 1 is, for example, three locations with significantly different latitudes in the north and south of Tokyo (35.5 ° north latitude), Sapporo (43 ° north latitude), and Naha (26 ° north latitude). It can be determined in consideration of the refractive index of a general material that can be used for the south and middle altitudes and the deflection layer. More specifically, it is as follows.
Tokyo has a latitude of 35.5 degrees north, Sapporo has a latitude of 43 degrees north, Naha has a latitude of 26 degrees north, and the southern and middle altitudes of the summer solstice are 78 degrees (Tokyo), 70.5 degrees (Sapporo), and 87.5 degrees ( Naha). On the other hand, the southern and middle altitudes of the winter solstice are 31 degrees (Tokyo), 23.5 degrees (Sapporo), and 40.5 degrees (Naha). Therefore, the center of the minimum of 23.5 degrees and the maximum of 87.5 degrees is 55 degrees. Here, when the refractive index of a general resin is 1.49 (acrylic resin) to 1.59 (styrene, polycarbonate resin), the total reflection condition is calculated based on Snell's law, and the productivity is also taken into consideration. , Θ 1 is preferably 0 ° or more and 12.1 ° or less, and more preferably 4.5 °. If θ 1 is less than 0 °, the cutting performance when manufacturing a mold, the moldability when molding a unit prism with the mold, and the mold releasability are deteriorated. Further, when θ 1 is greater than 12.1 degrees, total reflection is not achieved when the Nanaka south-high altitude is 87.5 degrees in the summer solstice.
立ち上げ面13dは、偏向面13cを形成することにより生じる面である。ただし、立ち上げ面13dは、偏向面13cで全反射した外光が立ち上げ面13dで反射しないように傾斜して形成されていることが好ましい。具体的には立ち上げ面13dが基材層11の面の法線となす角をθ2とする。θ2の大きさは、−75.5°以上−26.9°以下であることが好ましく、−53.3°であることがさらに好ましい。当該範囲は上記した条件に基づき、全反射しない角度を好ましい範囲としたものである。
The rising
単位プリズムのピッチは10μm以上200μm以下であることが好ましい。ピッチが10μmより小さいと製造の困難がある。一方、ピッチが200μmより大きくなると金型を製造する際の切削性、金型により単位プリズムを成型する際の成型性、及び金型離型性が悪く、製造上の不具合が生じる可能性がある。また単位プリズムの幅(第一面13aの下底幅)は、5μm以上150μm以下であることが好ましい。当該幅が5μmより小さいと製造の困難がある。一方当該幅が150μmより大きくなると金型を製造する際の切削性、金型により単位プリズムを成型する際の成型性、及び金型離型性が悪く、製造上不具合が生じる可能性がある。
The pitch of the unit prisms is preferably 10 μm or more and 200 μm or less. If the pitch is smaller than 10 μm, manufacturing is difficult. On the other hand, when the pitch is larger than 200 μm, the machinability at the time of manufacturing the mold, the moldability at the time of molding the unit prism by the mold, and the mold releasability are poor, and there may be a manufacturing defect. . The width of the unit prism (the bottom width of the
偏向層の厚さは10μm以上200μm以下であることが好ましい。10μmより薄いと光学的な性能が不十分であったり、偏向層の加工が微細となり精度が低下したりする。一方200μmより厚いと偏向層を成型するに際して金型からの離型性に問題が生じることがある。 The thickness of the deflection layer is preferably 10 μm or more and 200 μm or less. If the thickness is less than 10 μm, the optical performance is insufficient, or the processing of the deflection layer becomes fine and the accuracy is lowered. On the other hand, if it is thicker than 200 μm, there may be a problem in releasability from the mold when the deflection layer is molded.
ここで単位プリズム13は基材層11と同じ材料であってもよいし、異なる材料であってもよい。ただし両者間で屈折率差があるとこの界面で光が偏向されてしまう可能性が高まるので、同じ材料であること、又は異なる材料であっても屈折率差が小さい、あるいは屈折率差がないことが好ましい。
単位プリズム13と基材層11とを同じ材料とする場合には、基材層11と偏向層12とを一体に形成することもできる。また、偏向層12と基材層11とが異なる材料である場合、及び同じ材料の場合であっても、基材層11と偏向層12が別に形成され、なんらかの手段により積層されてもよい。
偏向層12の形成方法の例は後で説明する。
Here, the
When the
An example of a method for forming the
偏向層12の単位プリズム13を形成する材料は特に限定されることはないが、具体例として例えば、アクリル、スチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル等の一以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)を挙げることができる。
ただし、単位プリズム13の弾性率は2000MPaより小さいことが好ましい。これにより巻いたり(巻回)、巻き戻し(展開)たりする際にワレが生じる可能性を低減させることができる。
The material for forming the
However, the elastic modulus of the
なお、本実施形態では隣り合う単位プリズム13間は空気で満たされている。空気は屈折率が1.0であり、単位プリズム13の屈折率との関係で十分大きな屈折率差を得ることができる。当該屈折率差が大きいほど偏向面13cで全反射することができる外光が多くなるので好ましい。
ただし、これに限定されることなく、隣り合う単位プリズム13間に、単位プリズム13を構成する材料の屈折率より低い屈折率を有する材料を充填してもよい。具体的に充填される材料は特に限定されることはないが、例えば、アクリル、スチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル等の一以上を主成分とする透明樹脂や、エポキシアクリレートやウレタンアクリレート系の反応性樹脂(電離放射線硬化型樹脂等)を挙げることができる。
In the present embodiment, the space between
However, the present invention is not limited to this, and a material having a refractive index lower than that of the material constituting the
また、偏向面13c、立ち上げ面13dは微小な凹凸が形成された、いわゆるマット面としてもよい。これによれば光の拡散を伴って室内側に光を採り入れることができる。
Further, the
接着層14は、後述する保護層15を偏向層12の第二面13b側に貼り付けるための層であり、かかる機能を有する各種のものを用いることができる。接着層に用いられる材料は特に限定されることはないが、公知の粘着剤、接着剤、紫外線硬化樹脂、電離放射線硬化樹脂、光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂等を用いることができる。例えばアクリル系の粘着剤を用いることができ、さらに具体的にはアクリル系共重合体とイソシアネート化合物を組み合わせた粘着剤を挙げることができる。ただし、採光シート10の性質上、透光性、耐候性に優れた材料によることが好ましい。
ここで接着層14の厚さは特に限定されるものではないが、10μm以上100μm以下であることが好ましい。10μmより薄いと接着の効果が不十分になる可能性が高く、100μmより厚いと層厚の均一化が困難になる。
The
Here, the thickness of the
保護層15は、上記基材層11と対になり、偏向層12を挟むように配置される層であり、基材層11と併せて偏向層12を保護する機能を有する。保護層15はこのような機能を有するものであれば、その材料は特に限定されることはないが、例えば上記した基材層11と同様の材料により形成することができる。
ここで保護層15の厚さは25μm以上300μm以下であることが好ましい。25μmより薄いとしわが発生したり基材としての機能を損なう虞がある。一方300μmより厚いと製造時における巻取りが困難となる。
The
Here, the thickness of the
ハードコート層16は、表面保護を目的として採光シート10のうち、基材層11とは反対側の最表面に設けられる層である。ハードコート層16は透明な樹脂層として形成することができ、擦り傷、表面汚染に対する耐性の観点から、硬化性樹脂が硬化してなる樹脂硬化層として形成することが好ましい。
具体的には電離放射線硬化性樹脂、その他公知の硬化性樹脂等を要求性能に応じて適宜採用すればよい。電離放射線硬化性樹脂としては、アクリレート系、オキセタン系、シリコーン系などが挙げられる。例えば、アクリレート系の電離放射線硬化性樹脂は、単官能(メタ)アクリレートモノマー、2官能(メタ)アクリレートモノマーモノマー、3官能以上の(メタ)アクリレートモノマーなどの(メタ)アクリル酸エステルモノマー、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステルオリゴマー乃至は(メタ)アクリル酸エステルプレポリマーなどからなる。さらに3官能以上の(メタ)アクリレートモノマーを例示すれば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等がある。
The
Specifically, an ionizing radiation curable resin, other known curable resins, or the like may be appropriately employed according to the required performance. Examples of the ionizing radiation curable resin include acrylate-based, oxetane-based, and silicone-based resins. For example, acrylate-based ionizing radiation curable resins include monofunctional (meth) acrylate monomers, bifunctional (meth) acrylate monomer monomers, (meth) acrylate monomers such as trifunctional or higher (meth) acrylate monomers, urethane ( It consists of (meth) acrylate ester oligomers such as (meth) acrylate, epoxy (meth) acrylate, and polyester (meth) acrylate, or (meth) acrylate prepolymers. Examples of tri- or higher functional (meth) acrylate monomers include trimethylolpropane tri (meth) acrylate, pentaerythritol tetra (meth) acrylate, dipentaerythritol hexa (meth) acrylate, and the like.
また、ハードコート層16には、耐汚染性向上の機能を追加してもよい。これは例えばシリコーン系化合物、フッ素系化合物などを添加することにより可能となる。さらにその他の機能として帯電防止性向上、撥水性向上、難燃性の機能を有するものとしてもよい。
帯電防止性向上には、例えば電子伝導タイプではPEDOT−PSS(PEDOT(Poly(3,4−ethylenedioxythiophene);3,4−エチレンジオキシチオフェンポリマー)とPSS(poly(styrenesulfonate);スチレンスルホン酸ポリマー)とを共存)を用いたり、イオン導電タイプではリチウム塩系材料を適用したりすることが挙げられる。
一方、撥水性向上には、フッ素系化合物を用いることが挙げられる。
また、難燃性向上のために用いることができる材料としては、塩化ビニルや、ポリオレフィンに水和化金属を含有させた材料などが挙げられる。
Further, the
For example, PEDOT-PSS (PEDOT (Poly (3,4-ethylenedioxythiophene); 3,4-ethylenedioxythiophene polymer) and PSS (poly (styrenesulfonate); styrene sulfonic acid polymer) is used for improving the antistatic property. Coexistence), and for the ionic conductivity type, a lithium salt material is applied.
On the other hand, to improve water repellency, use of a fluorine-based compound can be mentioned.
In addition, examples of materials that can be used to improve flame retardancy include vinyl chloride and materials containing a hydrated metal in polyolefin.
以上説明した採光シート10は例えば次のように製造することができる。
The
偏向層12は金型ロールを用いる方法により形成することができる。すなわち、円筒状であるロールの外周面に偏向層12の単位プリズム13を転写可能な凹凸が設けられた金型ロールを準備する。そして金型ロールとこれに対向するように配置されたニップロールとの間に、基材層11となる基材を挿入する。そして、基材の一方の面と金型ロールとの間に偏向層12を構成する組成物を供給しながら金型ロール及びニップロールを回転させる。これにより金型ロールの表面に形成された凹凸の凹部内に偏向層12を構成する組成物が充填され、該組成物が金型ロールの凹凸の表面形状に沿ったものとなる。
The
ここで、偏向層12を構成する組成物としては、上記したものが好ましいが、さらに具体的には次の通りである。すなわち、光硬化型プレポリマー(P1)に、反応性希釈モノマー(M1)及び光重合開始剤(I1)を配合した光硬化型樹脂組成物を用いることができる。
Here, as the composition constituting the
上記光硬化型プレポリマー(P1)としては、例えば、エポキシアクリレート系、ウレタンアクリレート系、ポリエーテルアクリレート系、ポリエステルアクリレート系、ポリチオール系等のプレポリマーを挙げることができる。 Examples of the photocurable prepolymer (P1) include epoxy acrylate-based, urethane acrylate-based, polyether acrylate-based, polyester acrylate-based, and polythiol-based prepolymers.
また、上記反応性希釈モノマー(M1)としては、例えば、ビニルピロリドン、2−エチルヘキシルアクリレート、β−ヒドロキシアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート等を挙げることができる。 Examples of the reactive dilution monomer (M1) include vinyl pyrrolidone, 2-ethylhexyl acrylate, β-hydroxy acrylate, and tetrahydrofurfuryl acrylate.
また、上記光重合開始剤(I1)としては、例えば、ヒドロキシベンゾイル化合物(2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾインアルキルエーテル等)、ベンゾイルホルメート化合物(メチルベンゾイルホルメート等)、チオキサントン化合物(イソプロピルチオキサントン等)、ベンゾフェノン(ベンゾフェノン等)、リン酸エステル化合物(1,3,5−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド等)、ベンジルジメチルケタール等が挙げられる。これらの中から、光硬化型樹脂組成物を硬化させるための照射装置及び光硬化型樹脂組成物の硬化性から任意に選択することができる。なお、偏向層12の着色防止の観点から好ましいのは、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン及びビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイドである。
Examples of the photopolymerization initiator (I1) include hydroxybenzoyl compounds (2-hydroxy-2-methyl-1-phenylpropan-1-one, 1-hydroxycyclohexyl phenyl ketone, benzoin alkyl ether, etc.), benzoyl Formate compounds (such as methylbenzoylformate), thioxanthone compounds (such as isopropylthioxanthone), benzophenones (such as benzophenone), phosphate compounds (1,3,5-trimethylbenzoyldiphenylphosphine oxide, bis (2,4,6-) Trimethylbenzoyl) -phenylphosphine oxide and the like, and benzyldimethyl ketal and the like. Among these, the irradiation device for curing the photocurable resin composition and the curability of the photocurable resin composition can be arbitrarily selected. From the viewpoint of preventing coloring of the
これらの光硬化型プレポリマー(P1)、反応性希釈モノマー(M1)及び光重合開始剤(I1)は、それぞれ、1種類で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。 These photocurable prepolymer (P1), reactive diluent monomer (M1) and photopolymerization initiator (I1) can be used alone or in combination of two or more.
金型ロールと基材との間に挟まれ、ここに充填された偏向層を構成する組成物に対し、基材側から光照射装置により光を照射する。これにより、偏向層を構成する組成物を硬化させ、その形状を固定させることができる。そして、離型ロールにより金型ロールから基材層及び成形された偏向層を離型する。 Light is irradiated from the base material side by a light irradiation device to the composition constituting the deflection layer sandwiched between the mold roll and the base material and filled therein. Thereby, the composition which comprises a deflection | deviation layer can be hardened and the shape can be fixed. Then, the base layer and the formed deflection layer are released from the mold roll by the release roll.
一方、保護層15の一方の面にハードコート層16、他方の面に接着層14を積層した積層体を準備し、接着層14が偏向層12の第二面13b側になるように積層する。
また接着層14が紫外線硬化樹脂、光硬化性樹脂からなる場合には、積層後に紫外線又は光を照射して硬化させればよい。
これにより採光シート10が形成される。
On the other hand, a laminate in which the
When the
Thereby, the
採光シート10には上記した各層のいずれかに、他の機能を付加させるための構成を備えてもよい。これには例えば、近赤外線吸収機能、紫外線吸収機能、及び熱線吸収機能を挙げることができる。
The
近赤外線吸収機能は、近赤外線吸収色素を上記した各層の1つ又は複数に成膜したり、塗布したりすることにより向上させることができる。近赤外線吸収色素としては、800nm以上1100nm以下の波長領域を吸収するものを用いることが好ましい。該波長領域の近赤外線の透過率が20%以下が好ましく、10%以下であることがさらに好ましい。一方で、近赤外線吸収色素は可視光領域、即ち、380nm以上780nm以下の波長領域で、十分な透過率を有することが好ましい。 The near-infrared absorbing function can be improved by depositing or applying a near-infrared absorbing dye on one or more of the above-described layers. As the near-infrared absorbing dye, it is preferable to use one that absorbs a wavelength region of 800 nm to 1100 nm. The near infrared transmittance in the wavelength region is preferably 20% or less, and more preferably 10% or less. On the other hand, the near-infrared absorbing dye preferably has a sufficient transmittance in the visible light region, that is, in the wavelength region of 380 nm to 780 nm.
紫外線吸収機能は、ベンゾトリアゾール系(BASF社製TINUVIN P、TINUVIN P FL、TINUVIN 234、TINUVIN 326、TINUVIN 326 FL、TINUVIN 328、TINUVIN 329、TINUVIN 329 FL)や、トリアジン系紫外線吸収剤(BASF社製TINUVIN 1577 ED)、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(BASF社製CHIMASSORB 81、CHIMASSORB 81 FL)、ベンゾエート系紫外線吸収剤(BASF社製 TINUVIN 120)等の適用が挙げられる。 The ultraviolet absorbing function is based on benzotriazole (TINSFIN P, TINUVIN P FL, TINUVIN 234, TINUVIN 326, TINUVIN 326 FL, TINUVIN 328, TINUVIN 329, TINUVIN 329 FL) manufactured by BASF, and triazine ultraviolet absorbers (BASF). Examples thereof include TINUVIN 1577 ED), benzophenone ultraviolet absorbers (CHIMASSORB 81, CHIMASORB 81 FL manufactured by BASF), and benzoate ultraviolet absorbers (TINUVIN 120 manufactured by BASF).
一方、熱線吸収機能は、金属酸化物超微粒子を用いることができ、これには例えばアンチモンドープ酸化スズ(ATO)、スズドープ酸化インジウム(ITO)、フタロシアニン化合物等を挙げることができる。 On the other hand, metal oxide ultrafine particles can be used for the heat ray absorbing function, and examples thereof include antimony-doped tin oxide (ATO), tin-doped indium oxide (ITO), and phthalocyanine compounds.
次に採光シート10によりロールアップ採光スクリーン1を形成し、採光シート10を展開して建物の窓の室内側正面に配置した場面における主要な光路について説明する。図3に模式的な光路例を示した。なお当該光路例は概念的に示したものであり、屈折、反射の程度等を厳密に表したものではない。
Next, main light paths in a scene in which the roll-up
日光が想定される斜め上方から窓を透過して採光シート10に照射された外光L11は、基材層11を透過して偏向層12の単位プリズム13に入射する。単位プリズム13に入射した外光L11は偏向面13cに達し、その界面で全反射して斜め上方に進む光に偏向される。そのあと、外光L11は立ち上げ面13dに達するが、立ち上げ面13dは上記したようにθ2の角度を有しているので、ここでは全反射することなく透過し、接着層14、保護層15、及びハードコート層16を透過して室内側に入射する。このとき、外光L11は斜め上方に偏向されているので、光は天井や室内側空間の奥に照射される。
なお、θ1の角度によっては水平方向や水平方向より下方に向けて偏向させることができる。この場合でも少なくとも入射光の角度より上方に偏向して室内側に光を採り入れることが可能である。
このように採光シート10によれば、斜め上方から入射された光を入射した角度より上方に偏向して室内に光を採り入れることができる。これにより例えば床面や空間の下部に直射日光が照射されることが好ましくない場合に、光量を落とさず空間の上部に光を採り入れることが可能となる。
The external light L11 transmitted through the window from the obliquely upper side where the sunlight is assumed and irradiated on the
Incidentally, depending theta 1 angle may be deflected downward from the horizontal direction and the horizontal direction. Even in this case, it is possible to introduce light into the room by deflecting at least above the angle of incident light.
As described above, according to the
一方、室内側から室外を見たとき、観察者の視線は光L12による。すなわち、基材層11に対して平行な面である単位プリズム13の第二面13b及び第一面13aを介して室外を観察することができる。この部分では界面における大きな屈折がないので、室外側の景色を鮮明に見ることが可能である。
On the other hand, when the outside is viewed from the indoor side, the observer's line of sight is based on the light L12. That is, the outdoor can be observed through the
以上のように、採光シート10によれば、外光を適切に偏向しつつ、室内側から外の景色を比較的鮮明に見ることが可能である。また、凹凸を有する単位プリズム13が基材層11及び保護層15により挟まれているので耐久性も向上させることができる。
As described above, according to the
一方、単位プリズム13の第一面13a及び第二面13bにより偏向層12の各単位プリズム13が基材層11、保護層15で強く保持されているので、生産安定性に優れ、及び製品においても取り扱いの容易、形状の安定性にも優れたものであるといえる。すなわち、ロールアップ採光スクリーンとして巻回、展開が繰り返されても形状を長い時間維持することができる。
On the other hand, since each
図4は第二実施形態にかかる採光シート20を説明する図であり、採光シート10の図3に相当する図である。採光シート20は、上記した採光シート10の偏向層12に代えて偏向層22が適用されている点で採光シート10と異なる。他の構成部材については採光シート10の説明が妥当するのでここでは説明を省略する。
FIG. 4 is a diagram for explaining the
偏向層22は、図4に表れているように、複数の単位プリズム23が配列されている。各単位プリズム23は、基材層11の面のうち室内側となる面に設けられ、基材層11から凸となるように突出して形成されている。本実施形態では単位プリズム13は鉛直方向断面において台形断面を有しており、当該断面を維持して紙面奥/手前方向(すなわち水平方向)に延びるように形成され、該延びる方向とは異なる方向に配列されている。
The
単位プリズム23は、台形断面において、下底を形成する第一面23a、上底を形成する第二面23b、第一面23aと第二面23bとを結ぶ面のうち下方に設けられる脚を形成する偏向面23c、及び上方に設けられる脚を形成する立ち上げ面23dを備えている。
In the trapezoidal cross section, the
本実施形態では第一面23aが室外側に面しており、第二面23bが室内側に面している。第一面23aと第二面23bとは略平行に形成されている。また、第一面23a、第二面23bはその面が基材層11の面に平行であることが好ましい。
In the present embodiment, the
本実施形態では偏向面23cは外光を屈折させて室内側に透過させる面であり、基材層11の面の法線となす角がθ3である。θ3の大きさは、外光を屈折させて所望の偏向をさせることができれば特に限定されることはないが、外光が日光であり、斜め上方から入射してくることを鑑みるとθ3は5.7°以上51.1°以下であることが好ましく、θ3は29.3°であることがさらに好ましい。これもθ1で説明した考え方に基づき、適切な屈折が可能である範囲を求めたものである。θ3が角度が5.7度より小さいと屈折させることができなくなり、角度が51.1度より大きいと下向きに屈折してしまい、逆効果となる虞がある。
Deflecting
立ち上げ面23dは、偏向面23cを形成することにより生じる面である。本実施形態で、立ち上げ面23dは、偏向面23cで屈折した外光が達する機会は少ないので、立ち上げ面23dが基材層11の面の法線となす角をθ4は特に限定されることはない。ただし、金型を製造する際の切削性、金型により単位プリズムを成型する際の成型性、及び金型離型性が悪く、製造上不具合が生じる可能性がある観点から、θ4は0度以下、好ましくは0度である。
The rising
単位プリズム23のピッチ等は上記した単位プリズム13と同様である。
The pitch of the
ここで単位プリズム23を構成する材料及び隣合う単位プリズム23間の態様は、上記した偏向層12と同様である。
Here, the material constituting the
また、偏向面23c、立ち上げ面23dは微小な凹凸が形成された、いわゆるマット面としてもよい。これによれば光の拡散を伴って室内側に光を採り入れることができる。
Further, the
次に採光シート20によりロールアップ採光スクリーンを形成し、採光シート20を展開して建物の窓の室内側正面に配置した場面における主要な光路について説明する。図4に模式的な光路例を示した。なお当該光路例は概念的に示したものであり、屈折、反射の程度等を厳密に表したものではない。
Next, a description will be given of main light paths in a scene in which a roll-up daylighting screen is formed by the
日光が想定される斜め上方から窓を透過して採光シート20に照射された外光L21は、基材層11を透過して偏向層22の単位プリズム23に入射する。単位プリズム23に入射した外光L21は偏向面23cに達し、その界面で屈折して屈折前よりも上方に進む光に偏向される。そのあと、接着層14、保護層15、及びハードコート層16を透過して室内側に入射する。このとき、外光L21は入射光より上方に偏向されているので、光は室内側空間の奥に照射される。
The external light L21 that has passed through the window from the obliquely upper side where sunlight is assumed and is applied to the
このように採光シート20によれば、斜め上方から入射された光を入射した角度より上方に偏向して室内に光を採り入れることができる。これにより例えば床面や空間の下部に直射日光が照射されることが好ましくない場合に、光量を落とさず空間の奥にまで光を採り入れることが可能となる。
As described above, according to the
一方、室内側から室外を見たとき、観察者の視線は光L22による。すなわち、基材層11に対して平行な面である単位プリズム23の第二面23b及び第一面23aを介して室外を観察することができる。この部分では界面における大きな屈折がないので、室外側の景色を鮮明にみることが可能である。
On the other hand, when the outside is viewed from the indoor side, the observer's line of sight is based on the light L22. That is, the outdoor can be observed through the
以上のように、採光シート20によれば、外光を適切に偏向しつつ、室内側から外の景色を比較的鮮明に見ることが可能である。また、凹凸を有する単位プリズム23が基材層11及び保護層15により挟まれているので耐久性も向上させることができる。
As described above, according to the
一方、単位プリズム23の第一面23a及び第二面23bにより偏向層22の各単位プリズム23が基材層11、保護層15で強く保持されているので、生産安定性に優れ、及び製品においても取り扱いの容易、形態の安定性にも優れたものであるといえる。すなわち、ロールアップ採光スクリーンとして巻回、展開が繰り返されても形状を長い時間維持することができる。
On the other hand, since each
図5は第三実施形態にかかる採光シート30を説明するための図であり、採光シート10の図2に相当する図である。従って図5は採光シート30の層構成を模式的に表した図である。図6には、図5の一部で、偏向層32の単位プリズム33に注目して拡大した図を示した。
FIG. 5 is a view for explaining the
採光シート30は、保護層15、接着層14、偏向層32、基材層11、及びハードコート層16を備えている。以下に各層について説明する。
The
保護層自体の機能及び構成は上記した採光シート10の保護層15と同様である。
The function and configuration of the protective layer itself are the same as those of the
保護層15の面のうち室内側となる面には面には接着層14が配置される。当該接着層14は採光シート10に備えられた接着層14と同様である。
An
偏向層32は、日光等の室外側からの光である外光を偏向して室内側に透過させる機能を有する層である。偏向層32は、図5、図6に表れているように、複数の単位プリズム33が配列されている。
The
各単位プリズム33は、接着層14の面のうち保護層15とは反対側に設けられている。本実施形態では単位プリズム33は鉛直方向断面において台形断面を有しており、当該断面を維持して紙面奥/手前方向(すなわち水平方向)に延びるように形成され、該延びる方向とは異なる方向に配列されている。
Each
単位プリズム33は、台形断面において、下底を形成する第一面33a、上底を形成する第二面33b、第一面33aと第二面33bとを結ぶ面のうち下方に設けられる脚を形成する偏向面33c、及び上方に設けられる脚を形成する立ち上げ面33dを備えている。
In the trapezoidal cross section, the
本実施形態では第一面33aが室内側に面しており、第二面33bが室外側に面している。第一面33aと第二面33bとは略平行に形成されている。第一面33a、第二面33bはその面が基材層11の面に平行であることが好ましい。
In the present embodiment, the
本実施形態では偏向面33cは外光を全反射させて室内側に透過させる面であり、基材層11の面の法線となす角がθ5である。θ5の大きさは、外光を全反射させて所望の偏向をさせることができれば特に限定されることはないが、外光が日光であり、斜め上方から入射してくることを鑑みるとθ5は−87.5°以上−36.5°以下であることが好ましく、θ5は−49.5°であることがさらに好ましい。当該範囲も上記θ1と同様の考え方により偏向面33cにて全反射する条件から得たものである。
Deflecting surface 33c in this embodiment is a surface that transmits external light by total reflection on the interior side, the normal angle formed between the surface of the
立ち上げ面33dは、偏向面33cを形成することにより生じる面である。ただし、立ち上げ面33dは、単位プリズム33に入射する外光が立ち上げ面33dで反射しないように傾斜して形成されていることが好ましい。具体的には立ち上げ面33dが基材層11の面の法線となす角をθ6とする。θ6の大きさは、2.5°以上66.5°以下であることが好ましく、35°であることがさらに好ましい。当該範囲も上記θ1と同様の考えにより立ち上げ面33dにて全反射することなく単位プリズム33に光が入射する条件から得たものである。
The rising
単位プリズム33のピッチ等は単位プリズム13と同様である。
The pitch of the
そして単位プリズム33のうち、第二面33bが接着層14に接着されている。
In the
単位プリズム33を構成する材料等、その他の構成については上記した採光シート10の単位プリズム13と同様である。
Other configurations such as the material constituting the
また、偏向面33c、立ち上げ面33dは微小な凹凸が形成された、いわゆるマット面としてもよい。これによれば光の拡散を伴って室内側に光を採り入れることができる。
Further, the deflection surface 33c and the rising
基材層11は偏向層32の第一面33aに接するように配置される層であり、採光シート10で説明した基材層11と同様である。
The
ハードコート層16は、基材層11の面のうち偏向層32が配置されていない側の面に積層される。ハードコート層16自体の構成は採光シート10で説明したものと同様である。
The
以上説明した採光シート30は例えば次のように製造することができる。
The
偏向層32は金型ロールを用いる方法により形成することができる。すなわち、円筒状であるロールの外周面に偏向層32の単位プリズム33を転写可能な凹凸が設けられた金型ロールを準備する。そして金型ロールとこれに対向するように配置されたニップロールとの間に、基材層11となる基材を挿入する。このとき基材の一方の面にはハードコート層16が予め形成されていることが好ましい。そして、基材のうちハードコート層16が配置されていない側の面と金型ロールとの間に偏向層32を構成する組成物を供給しながら金型ロール及びニップロールを回転させる。これにより金型ロールの表面に形成された凹凸の凹部内に偏向層32を構成する組成物が充填され、該組成物が金型ロールの凹凸の表面形状に沿ったものとなる。ここで、偏向層32を構成する組成物は、採光シート10の製造方法で説明したものと同様である。
The
金型ロールと基材との間に挟まれ、ここに充填された偏向層を構成する組成物に対し、基材側から光照射装置により光を照射する。これにより、偏向層を構成する組成物を硬化させ、その形状を固定させることができる。そして、離型ロールにより金型ロールから基材層及び成形された偏向層を離型する。 Light is irradiated from the base material side by a light irradiation device to the composition constituting the deflection layer sandwiched between the mold roll and the base material and filled therein. Thereby, the composition which comprises a deflection | deviation layer can be hardened and the shape can be fixed. Then, the base layer and the formed deflection layer are released from the mold roll by the release roll.
一方、保護層15の一方の面に接着層14を配置した積層体を準備し、接着層14を偏向層32の第二面33bに被せるように積層する。
ここで接着層14が紫外線硬化樹脂、光硬化性樹脂からなる場合には、積層後に紫外線又は光を照射して硬化させればよい。
以上により採光シート30が形成される。
On the other hand, a laminate in which the
Here, when the
Thus, the
次に採光シート30によりロールアップ採光スクリーンを形成し、採光シート30を展開して建物の窓の室内側正面に配置した場面における主要な光路について説明する。図6に模式的な光路例を示した。なお当該光路例は概念的に示したものであり、屈折、反射の程度等を厳密に表したものではない。
Next, a description will be given of main light paths in a scene in which a roll-up daylighting screen is formed by the
日光が想定される斜め上方から窓を透過して採光シート30に照射された外光L31は、保護層15、及び接着層14を透過して偏向層32の単位プリズム33に入射する。外光L31は単位プリズム33に入射するに際し、立ち上げ面33dに達するが、立ち上げ面33dは上記したようにθ6の角度を有しているので、ここでは全反射することなく単位プリズム33内に入射する。単位プリズム33に入射した外光L31は偏向面33cに達し、その界面で全反射して斜め上方に進む光に偏向される。そのあと、基材層11、及びハードコート層16を透過して室内側に入射する。このとき、外光L31は斜め上方に偏向されているので、光は天井や室内側空間の奥に照射される。
なお、θ5の角度によっては水平方向や水平方向より下方に向けて偏向させることができる。この場合でも少なくとも入射光の角度より上方に偏向して室内側に光を採り入れることが可能である。
このように採光シート30によれば、斜め上方から入射された光を入射した角度より上方に偏向して室内に光を採り入れることができる。これにより例えば床面や空間の下部に直射日光が照射されることが好ましくない場合に、光量を落とさず空間の上部に光を採り入れることが可能となる。
The external light L31 that has passed through the window from the obliquely upper side where sunlight is assumed and is applied to the
Note that the angle of theta 5 may be deflected downward from the horizontal direction and the horizontal direction. Even in this case, it is possible to introduce light into the room by deflecting at least above the angle of incident light.
As described above, according to the
一方、室内側から室外を見たとき、観察者の視線は光L32による。すなわち、基材層11に対して平行な面である単位プリズム33の第二面33b及び第一面33aを介して室外を観察することができる。この部分では界面における大きな屈折がないので、室外側の景色を鮮明にみることが可能である。
On the other hand, when the outside is viewed from the indoor side, the observer's line of sight is based on the light L32. That is, the outdoor can be observed through the
以上のような採光シート30によっても上記効果を奏するものとなる。
The
図7は第四実施形態にかかる採光シート40を説明する図であり、該採光シート30の図6に相当する図である。採光シート40は、上記した採光シート30の偏向層32に代えて偏向層42が適用されている点で採光シート30と異なる。他の構成部材については採光シート30の説明が妥当するのでここでは説明を省略する。
FIG. 7 is a view for explaining a
偏向層42は、図7に表れているように、複数の単位プリズム43が配列されている。各単位プリズム43は、基材層11の面のうちハードコート層16とは反対側に設けられ、基材層11から凸となるように突出して形成されている。本実施形態では単位プリズム43は鉛直方向断面において台形断面を有しており、当該断面を維持して紙面奥/手前方向(すなわち水平方向)に延びるように形成され、該延びる方向とは異なる方向に配列されている。
As shown in FIG. 7, the
単位プリズム43は、台形断面において、下底を形成する第一面43a、上底を形成する第二面43b、第一面43aと第二面43bとを結ぶ面のうち下方に設けられる脚を形成する偏向面43c、及び上方に設けられる脚を形成する立ち上げ面43dを備えている。
In the trapezoidal cross section, the
本実施形態では第一面43aが室外側に面しており、第二面43bが室内側に面している。第一面43aと第二面43bとは略平行に形成されている。また、第一面43a、第二面43bはその面が基材層11の面に平行であることが好ましい。
In the present embodiment, the
本実施形態では偏向面43cは外光を屈折させて室内側に透過させる面であり、基材層11の面の法線となす角がθ7である。θ7の大きさは、外光を屈折させて所望の偏向をさせることができれば特に限定されることはないが、外光が日光であり、斜め上方から入射してくることを鑑みるとθ7は−87.5°以上−23.5°以下であることが好ましく、θ7は−55°であることがさらに好ましい。これもθ1で説明した考え方に基づき、偏向面43cで適切な屈折が可能である範囲を求めたものである。
Deflecting
立ち上げ面43dは、偏向面43cを形成することにより生じる面である。本実施形態で、立ち上げ面43dは、偏向面43cで屈折した外光が達する機会は少ないので、立ち上げ面43dが基材層11の面の法線となす角θ8は特に限定されることはない。ただし、金型を製造する際の切削性、金型により単位プリズムを成型する際の成型性、及び金型離型性が悪く、製造上不具合が生じる可能性がある観点から、θ8は0度以上、好ましくは0度である。
The rising
単位プリズム43のピッチ等は単位プリズム13と同様である。
The pitch of the
ここで単位プリズム43を構成する材料及び隣合う単位プリズム43間の態様は、上記した偏向層32と同様である。
Here, the material constituting the
次に採光シート40によりロールアップ採光スクリーンを形成し、採光シート40を展開して建物の窓の室内側正面に配置した場面における主要な光路について説明する。図7に模式的な光路例を示した。なお当該光路例は概念的に示したものであり、屈折、反射の程度等を厳密に表したものではない。
Next, main light paths in a scene where a roll-up daylighting screen is formed by the
日光が想定される斜め上方から窓を透過して採光シート40に照射された外光L41は、保護層15及び接着層14を透過して偏向層42の単位プリズム43に入射する。その際、外光L41は偏向面43cに達し、その界面で屈折して屈折前よりも上方に進む光へと偏向される。そのあと、基材層11、及びハードコート層16を透過して室内側に入射する。このとき、外光L41は入射光より上方に偏向されているので、光は室内側空間の奥に照射される。
The external light L41 transmitted through the window from an obliquely upper side where sunlight is assumed and applied to the
このように採光シート40によれば、斜め上方から入射された光を入射した角度より上方に偏向して室内に光を採り入れることができる。これにより例えば床面や空間の下部に直射日光が照射されることが好ましくない場合に、光量を落とさず空間の奥にまで光を採り入れることが可能となる。
Thus, according to the
一方、室内側から室外を見たとき、観察者の視線は光L42による。すなわち、基材層11に対して平行な面である単位プリズム43の第二面43b及び第一面43aを介して室外を観察することができる。この部分では界面における大きな屈折がないので、室外側の景色を鮮明にみることが可能である。
On the other hand, when the outside is viewed from the indoor side, the observer's line of sight is based on the light L42. That is, the outdoor can be observed through the
以上のような採光シート40によっても上記した効果を奏するものとなる。
The above-described effect can be obtained by the
1 ロールアップ採光スクリーン
10、20、30、40 採光シート
11 基材層
12、22、32、42 偏向層
13、23、33、43 単位プリズム
14 接着層
15 保護層
16 ハードコート層
DESCRIPTION OF
Claims (4)
透光性を有する板状の部材であり、前記偏向層の前記単位プリズムの台形断面の下底となる面に積層された基材層と、
透光性を有する板状の部材であり、前記偏向層の前記単位プリズムの台形断面の上底となる面に積層された保護層と、を有し、
複数の前記単位プリズムの間には、光を吸収することなく前記単位プリズムとの界面で全反射するように前記単位プリズムより低い屈折率の材料が充填されており、前記全反射する前記界面は前記基材層の法線に対して4.5°以上12.1°以下で傾斜している、採光シート。 A plurality of unit prisms each having a trapezoidal cross section and extending in one direction are arranged in a direction different from the one direction, and
A plate-like member having translucency, and a base material layer laminated on a surface serving as a lower base of the trapezoidal cross section of the unit prism of the deflection layer;
A plate-shaped member having a light transmitting property, have a, a protective layer laminated on a surface to be upper base of the trapezoidal cross section of the unit prisms of the deflection layer,
Between the plurality of unit prisms, a material having a refractive index lower than that of the unit prism is filled so as to totally reflect at the interface with the unit prism without absorbing light. A daylighting sheet inclined at 4.5 ° or more and 12.1 ° or less with respect to the normal line of the base material layer .
前記基材層の一方の面に前記単位プリズムの前記下底が配置されるように前記偏向層を形成する工程と、
接着層が一方の面に積層された前記保護層を、前記接着層が前記単位プリズムの前記上底に接するように貼り付ける工程と、を含む、採光シートの製造方法。 A method for producing the daylighting sheet according to claim 1 or 2,
Forming the deflection layer such that the lower bottom of the unit prism is disposed on one surface of the base material layer;
A step of attaching the protective layer having an adhesive layer laminated on one surface thereof so that the adhesive layer is in contact with the upper bottom of the unit prism.
前記ハードコート層が一方の面に積層された前記基材層の他方の面に前記単位プリズムの前記下底が配置されるように前記偏向層を形成する工程と、
接着層が積層された前記保護層を、前記接着層が前記単位プリズムの前記上底に接するように貼り付ける工程と、を含む、採光シートの製造方法。 A method for producing the daylighting sheet according to claim 2,
Forming the deflection layer such that the lower base of the unit prism is disposed on the other surface of the base material layer on which the hard coat layer is laminated on one surface;
A step of attaching the protective layer on which the adhesive layer is laminated so that the adhesive layer is in contact with the upper bottom of the unit prism.
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