JP5974197B2 - プログラムおよび情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は近接無線通信を行う無線通信装置間の機器制御技術に関するものである。
近年、スマートホンと呼ばれる携帯電話機能の他にカメラ機能、ネットブラウザ機能、無線通信機能、更にはメールなどアプリケーション実行機能などを搭載した多機能型携帯電話が製品として市場に出ている。無線通信機能としては、電話通信以外にWLAN(Wireless Local Area Network)、Bluetooth(登録商標 以下BT通信)、IC(Integrated Circuit)カードシステムなどがスマートホンに搭載されている。その中のICカードシステムでは、RF(Radio Frequency)フィールド(磁界)を発信するイニシエータと呼ばれる装置に、ターゲットと呼ばれる他のICカードが近づくと、ICカードは電磁誘導によって電源の供給を受けるとともに、データ転送を行う。ICカードシステムにおける通信プロトコルとしてNear Field Communication(NFC通信)が策定されている。一方でこのような複数の通信プロトコルを備える機器間でのデータ転送において、機器の特定と認証、通信プロトコルの決定をICカードシステムで行い、容量の大きい実データについては、NFCよりも、BT通信などのより高速通信が可能な別のプロトコルに切り換えて(ハンドオーバー)、通信を行う方法が開示されている(例えば特許文献1)。
また上述したようなスマートホンなどの携帯端末から、コピー、スキャンなど複数の機能を備えるMulti Function Printer(MFP)への画像印刷に適用した場合、携帯端末側のアプリケーションにおいて、印刷したい画像を選択し、NFC通信を利用してMFPの特定と他のBT通信などのプロトコルにおける認証キーの交換などを行い、画像データはハンドオーバーが行われWLANやBT通信により送信される。MFPでは送られた画像データを解析し、紙などのメディアに印刷を行う。このようなシステム構成を適用して、ユーザは簡易な操作で印刷された画像データを入手することが可能となる。
特開2004−364145号公報
上記の従来技術のような通信を行う装置において、操作性の更なる向上が望まれていた。
この課題を解決するため、例えば本発明によるプログラムは以下の構成を備える。すなわち、
NFC(Near Field Communication)による通信を行う第1のNFCユニットを備える携帯端末装置により実行されるプログラムであって、
ユーザの指示により印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットプリンタが備える第2のNFCユニットと通信可能な状態が継続している場合に、前記携帯端末装置において設定されている印刷設定を示し且つユーザが印刷指示を行うための画面を前記携帯端末装置が備える表示部に表示させる表示制御工程と、
前記印刷対象の画像に対応する画像データを、NFCとは異なる通信方式により前記プリンタに送信する送信制御工程と、
を前記携帯端末装置に実行させ、
前記印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットと前記第2のNFCユニットとのNFCによる通信が可能な状態が継続されずに前記第1のNFCユニットが前記第2のNFCユニットと通信できなくなった状態において、前記画面は表示されず、
前記表示制御工程において前記画面が表示されている前記表示部に対するユーザの印刷指示があった場合に、前記画像データが前記プリンタにより前記印刷設定に従って印刷される
ことを特徴とする。
本発明によれば、通信を行う装置において、操作性を向上させることができる。
MFP装置の制御フロー(代表図)。 システム全体構成図。 携帯型通信端末装置の外観図。 MFP装置の外観図。 携帯型通信端末装置の表示例を示す図。 第1の実施形態の処理シーケンスチャート図。 MFPの表示画面例を示す図。 携帯型通信端末装置のブロック図。 MFP装置のブロック図。 NFCユニット詳細説明図。 携帯型通信端末装置の表示例を示す図。 第2の実施形態のシーケンスチャート Capabilityの返却例を示す図。 携帯型通信端末装置のフロー。 イニシエータとして動作するまでのフロー。 パッシブモードによる通信シーケンス。 アクティブモードによる通信シーケンス。 ターゲットの状態遷移。
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態に記載されている構成要素の相対配置、表示画面等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[第1の実施形態]
本第1の実施形態では、近接無線通信方式を用いて低速通信手段で認証をしてから無線通信の高速通信手段に切り替えて印刷データを送信する例を説明する。更に具体的にはNFC(Near Field Communication)のような近距離無線通信で認証を行い、他の通信方式の無線通信にて通信を引き継ぐハンドオーバーの技術を用いた印刷方法について説明する。
本第1の実施形態の図2は、本無線通信システムの構成を表した図である。携帯型通信端末装置200、マルチファンクションプリンタ(以後、MFP)300が接続されている。携帯型通信端末装置200は認証方法、通信速度が違う少なくとも2種類以上の無線通信手段を持つ装置である。PDA(Personal Digital Assistant)などの個人情報端末、携帯電話、デジタルカメラなど、印刷対象となるファイルを扱える装置であれば何でも良い。MFP300は、インクジェットプリンタなどの印刷部を用いた印刷機能を有しており、各種設定が可能な表示装置と操作パネルを備えている。その他、原稿台に原稿を載せて原稿を読み取る読取機能、FAX機能や電話機能を有していても良い。
図3は、携帯型通信端末装置200の外観を表した図である。本実施形態ではスマートホンを例にしている。スマートホンとは、携帯電話の機能の他に、カメラや、ネットブラウザ、メール機能などを搭載した多機能型の携帯電話のことである。NFCユニット201はNFCを用いて通信を行う箇所であり、実際にNFCユニット201を相手先のNFCユニットに10cm程度以内に近づけることで通信を行うことができる。BTユニット202はBluetoothで通信を行うためのユニットで装置内に配置されている。表示部203はLCD方式の表示機構を備えたディスプレイである。操作部204は、静電式タッチパネル方式の、表示部203の表示画面を覆う透明な操作機構を備えており、ユーザの操作情報を検知する。代表的な操作方法は表示部203がボタン状の表示を行い、ユーザが操作部204に触れることによってボタン部分に関連付けられたイベントを発行し処理を実行することである。電源キー205は電源のオン、およびオフをする際に用いる。
図4(a)(b)はMFP300の外観斜視図、並びに上面図を示している。原稿台301はガラス状の透明な台であり、原稿をのせてスキャナで読み取る時に使用する。原稿蓋302はスキャナで読み取りを行う際に読取光が外部に漏れないようにするための蓋である。印刷用紙挿入口303は様々なサイズの用紙をセットする挿入口である。ここにセットされた用紙は一枚ずつ印刷部に搬送され、所望の印刷を行って印刷用紙排出口304から排出される。原稿蓋302の上部には操作部305およびNFCユニット306が配置されている。操作表示部305には各種操作を行うキーやLCD方式による情報表示部を備えており、MFP300に関する操作や設定が可能な構成となっている。NFCユニット306は近接無線通信を行うためのユニットで、実際に近接させる場所である。NFCユニット306から約10cmが接触の有効距離である。BTユニット307はBT通信を行うための通信モジュール、アンテナが埋め込まれている。
図8は実施形態における携帯型通信端末装置200(実施形態ではスマートホンとしている)のブロック図である。
携帯型通信端末装置200は装置のメインの制御を行うメインボード801と、WLAN通信を行うWLANユニット817と、NFC通信を行うNFCユニット818とBluetooth(登録商標)通信を行うBTユニット821からなる。
メインボード801においてCPU802は、システム制御部であり、携帯型通信端末装置200の全体を制御する。ROM803は、CPU802が実行する制御プログラムや組み込みオペレーティングシステム(OS)プログラム等を格納する。本実施形態では、ROM803に格納されている各制御プログラムは、ROM803に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウエア制御を行う。
RAM804は、SRAM(static RAM)等で構成され、プログラム制御変数等を格納し、また、ユーザが登録した設定値や携帯型通信端末装置200の管理データ等を格納し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。
画像メモリ805は、DRAM(dynamic RAM)等で構成され、通信部を介して受信した画像データや、データ蓄積部812から読みだした画像データをCPU802で処理するために一時的に格納する。不揮発性メモリ822は、フラッシュメモリ(flash memory)等で構成され、電源がオフされた後でも保存しておきたいデータを格納する。例えば電話帳データや、過去に接続したデバイス情報などがある。なお、このようなメモリ構成はこれに限定されるものではない。例えば画像メモリ805とRAM804を共有させてもよいし、データ蓄積部812にデータのバックアップなどを行ってもよい。また本実施形態ではDRAMを用いているが、ハードディスクや不揮発性メモリ等を使用する場合もあるのでこの限りではない。
データ変換部806は、ページ記述言語(PDL)等の解析や、色変換、画像変換などのデータ変換を行う。電話部807は電話回線の制御を行い、スピーカ部813を介して入出力される音声データを処理することで電話による通信を実現している。操作部808は図2で説明した操作部204の信号を制御している。GPS(Global Positioning System)809は現在の緯度や経度などを取得する。表示部810は図2で説明した表示部203の表示内容を電子的に制御しており、各種入力操作や、MFP300の動作状況、ステータス状況の表示等を行う事ができる。
カメラ部811はレンズを介して入力された画像を電子的に記録して符号化する機能を有している。カメラ部811で撮影された画像はデータ蓄積部812に保存される。スピーカ部813は電話機能のための音声を入力または出力する機能や、その他アラーム通知などの機能を実現している。電源部814は携帯可能な電池、およびその制御をおこなう。電源状態には、電池に残量が無い電池切れ状態、電源キー205を押下していない電源オフ状態、通常起動している起動状態、起動しているが省電力になっている省電力状態がある。
実施形態における携帯型通信端末装置200は、先に説明したように、無線通信するための手段として、WLAN、NFC、Bluetooth(登録商標)の3つを有し、このいずれでも無線通信することができる。これらは、MFPなどの他デバイスとのデータ通信を行場合、データをパケットに変換し、他デバイスにパケット送信を行う。逆に、外部の他デバイスからのパケットを、データに変換してCPU101に対して送信する。WLANユニット817、NFCユニット818、BTユニット821はそれぞれバスケーブルなどで接続されている。WLANユニット817、NFCユニット818、BTユニット821は規格に準拠した通信を実現するためのユニットである。NFCユニット818の詳細は図10を用いて後ほど行う。
上記構成要素803〜814、817、818、821、822は、CPU802が管理するシステムバス819を介して、相互に接続されている。
図9は、MFP300の概略構成を示すブロック図である。MFP300は装置のメインの制御を行うメインボード901と、WLAN通信を行うWLANユニット917と、NFC通信を行うNFCユニット918とBluetooth(登録商標)通信を行うBTユニット919からなる。
メインボード901においてCPU902は、システム制御部であり、MFP300の全体を制御する。ROM903は、CPU902が実行する制御プログラムや組み込みオペレーティングシステム(OS)プログラム等を格納する。本実施形態では、ROM903に格納されている各制御プログラムは、ROM903に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウエア制御を行う。
RAM904は、SRAM(static RAM)等で構成され、プログラム制御変数等を格納し、また、ユーザが登録した設定値やMFP300の管理データ等を格納し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。不揮発性メモリ905は、フラッシュメモリ(flash memory)等で構成され、電源がオフされた時でも保持していたいデータを格納する。具体的にはネットワーク接続情報、ユーザデータなどである。画像メモリ906は、DRAM(dynamic RAM)等で構成され、各通信ユニットを介して受信した画像データや、符号復号化処理部912で処理した画像データや、メモリカードコントローラ516を介して取得した画像データなどを蓄積する。また、携帯型通信端末装置200のメモリ構成と同様に、このようなメモリ構成はこれに限定されるものではない。データ変換部907は、ページ記述言語(PDL)等の解析や、画像データからプリントデータへの変換などを行う。
読取制御部908について説明する。読取部910が、CISイメージセンサ(密着型イメージセンサ)によって原稿を光学的に読み取る。次に電気的な画像データに変換した画像信号を、図示しない画像処理制御部を介して、2値化処理や中間調処理等の各種画像処理を施し、高精細な画像データを出力する。
操作部909、表示部911は図4で説明した操作表示部105を表している。
符号復号化処理部912は、MFP300で扱う画像データ(JPEG、PNG等)を符号復号化処理や、拡大縮小処理を行う。
給紙部915は印刷のための用紙を保持する事ができる部位である。記録制御部916からの制御で給紙部915から給紙を行うことができる。特に給紙部は複数種類の用紙を一つの装置に保持するために、複数の給紙部を用意する事ができる。そして記録制御部916により、どの給紙部から給紙を行うかの制御を行うことができる。
記録制御部916は、印刷される画像データに対し、図示しない画像処理制御部を介して、スムージング処理や記録濃度補正処理、色補正等の各種画像処理を施し、高精細な画像データに変換し、記録部915に出力する。また、記録制御部916は印刷部の情報を定期的に読みだしてRAM904の情報を更新する役割も果たす。具体的にはインクタンクの残量やプリントヘッドの状態などを更新することである。
MFP300にも携帯型通信端末装置200と同様、無線通信するための手段が3つ搭載されており、機能は同等のため、説明は省略する。上記構成要素902〜919は、CPU902が管理するシステムバス923を介して、相互に接続されている。
図10はNFCユニット818やNFCユニット918で使用されているNFCユニットの詳細を説明した図である。NFCユニット1000の構成について図10を用いて説明する。NFCユニット1000は、NFCコントローラ部1001と、アンテナ部1002と、RF部1003と、送受信制御部1004と、NFCメモリ1005(書き換え可能な不揮発性メモリで構成される)と、電源1006と、デバイス接続部1007を有する。アンテナ部1002は、他のNFCデバイスから電波やキャリアの受信や、他のNFCデバイスに電波やキャリアの送信を行う。RF部1003はアナログ信号をデジタル信号に変復調する機能を備えている。RF部103はシンセサイザを備えていて、バンド、チャネルの周波数を識別し、周波数割り当てデータによるバンド、チャネルの制御をしている。送受信制御部1004は送受信フレームの組み立て及び分解、プリアンブル付加及び検出、フレーム識別など、送受信に関する制御をおこなう。送受信制御部1004はNFCメモリ1005の制御も行い、各種データやプログラムを読み書きする。アクティブモードとして動作する場合、電源1006(スマートホンやMFPの主電源)を介して電力の供給を受け、デバイス接続部1007を通じてデバイスとの通信や、アンテナ部1001を介して送受信されるキャリアにより、通信可能な範囲にある他のNFCデバイスと通信する。一方、パッシブモードとして動作する場合、アンテナを介して他のNFCデバイスからキャリアを受信して電磁誘導により他のNFCデバイスから無線による電力の供給を受け、キャリアの変調により当該他のNFCデバイスとの間で通信を行い、データを送受信する。
図15は、NFCユニットがイニシエータとして動作するためのフローチャートである。
まず初めにステップS2001の初期段階では、NFCユニットはターゲットとして動作し、イニシエータからの命令を待っている状態になる。次にステップS2002として、NFCユニットは、NFC規格による通信を制御するアプリケーションからの要求でイニシエータに切り替わることができる。NFCユニットがイニシエータに切り替わる要求に応じた場合、ステップS2003において、アプリケーションは、アクティブモードまたはパッシブモードのどちらかを選択し、伝送速度を決める必要がある。次にステップS2004において、イニシエータは自装置以外が出力するRFフィールドの存在を検知する。外部のRFフィールドが存在した場合は、イニシエータは自らのRFフィールドは発生させない。外部のRFフィールドが存在しなかった場合にはステップS2005に進み、イニシエータは自らのRFフィールドを発生させる。以上のステップを経て、NFCユニットはイニシエータとして動作を開始する。
図16は、パッシブモードによるデータ交換を行うシーケンスを示している。ここでは、第一のNFCユニット2101がイニシエータ、第二のNFCユニット2102がターゲットとして動作している場合について説明する。
まずステップS2101として、第一のNFCユニット2101は、単一デバイス検知を行い、第二のNFCユニット2102を特定する。次にステップS2102において、第一のNFCユニット2101は、属性要求として自身の識別子や送受信のビット伝送速度、有効データ長などを送信する。また、属性要求は汎用バイトを有しており、任意に選択して使用することができる。有効な属性要求を受信した場合、第二のNFCユニット2102はステップS2103として、属性応答を送信する。ここで、第二のNFCユニット2102からの送信は負荷変調によって行われており、図中では負荷変調によるデータ送信は点線の矢印で表現している。
有効な属性応答を確認した後、第一のNFCユニット2101は、ステップS2104として、パラメータ選択要求を送信して引き続く伝送プロトコルのパラメータを変更することができる。パラメータ選択要求に含まれるパラメータは、伝送速度と有効データ長である。第二のNFCユニット2102は、有効なパラメータ選択要求を受信した場合、ステップS2105においてパラメータ選択応答を送信し、パラメータを変更する。なお、ステップS2104およびS2105は、パラメータ変更を行わない場合は省略しても良い。
次にステップS2106において、第一のNFCユニット2101と第二のNFCユニット2102は、データ交換要求およびデータ交換応答によってデータの交換を行う。データ交換要求および応答は、通信相手が有するアプリケーションに対する情報などをデータとして伝送することができ、データサイズが大きい場合には分割して送信することもできる。
データ交換が終了するとステップS2107に移行し、第一のNFCユニット2101は、選択解除要求または解放要求のどちらか送信する。選択解除要求を送信した場合、第二のNFCユニット2102はステップS2108で選択解除応答を送信する。第一のNFCユニット2101は、選択解除応答を受け取ると、第二のNFCユニット2102を示す属性を解放してステップS2101に戻る。解放要求を送信した場合、第二のNFCユニット2102は、ステップS2108で解放応答を送信して初期状態へ戻る。第一のNFCユニット2101は、解放応答を受け取れば、ターゲットは完全に解放されており、初期状態へ戻ってもよい。
図17は、アクティブモードによるデータ交換を行うシーケンスを示している。ここでは、第一のNFCユニット2201がイニシエータ、第二のNFCユニット2202がターゲットとして動作している場合について説明する。
まずステップS2201において、第一のNFCユニット2201は、属性要求として自身の識別子や送受信のビット伝送速度、有効データ長などを送信する。第二のNFCユニット2202は、有効な属性要求を受信した場合、ステップS2202において属性応答を送信する。ここで、第二のNFCユニット2202からの送信は、自らの発したRFフィールドによって行われる。このため、第一および第二のNFCユニットは、データ送信が終了するとRFフィールドの出力を停止する。
有効な属性応答を確認した後、第一のNFCユニット2201は、ステップS2203として、パラメータ選択要求を送信して伝送プロトコルのパラメータを変更することができる。パラメータ選択要求に含まれるパラメータは、伝送速度と有効データ長である。第二のNFCユニット2202は、有効なパラメータ選択要求を受信した場合、ステップS2204においてパラメータ選択応答を送信し、パラメータを変更する。なおパッシブモードの場合と同様に、ステップS2203およびS2204は、パラメータ変更を行わない場合は省略しても良い。
次にステップS2205において、第一のNFCユニット2201と第二のNFCユニット2202は、データ交換要求およびデータ交換応答によってデータの交換を行う。データ交換要求および応答は、アプリケーションに対する情報などをデータとして伝送することができ、データサイズが大きい場合には分割して送信することもできる。
データ交換が終了するとステップS2206に移行し、第一のNFCユニット2201は、選択解除要求または解放要求のどちらか送信する。選択解除要求を送信した場合、第二のNFCユニット2202はステップS2207で選択解除応答を送信する。第一のNFCユニット2201は、選択解除応答を受け取ると、第二のNFCユニット2202を示す属性を解放する。その後ステップS2208において、第一のNFCユニット2201は、識別子が既知な別のターゲットに対して起動要求を送信する。起動要求を受けたターゲットは、起動応答をステップS2209において送信し、ステップS2201に戻る。解放要求を送信した場合、第二のNFCユニット2102は、ステップS2108で解放応答を送信して初期状態へ戻る。第一のNFCユニット2101は、解放応答を受け取れば、ターゲットは完全に解放されており、初期状態へ戻ってもよい。
図18は、NFCにおけるターゲットの状態遷移を表している。
POWER-OFF状態S2301は、電源切断の状態を表している。この状態S2301において、ターゲットは、しきい値Hminよりも大きな磁場Hの中に置かれている場合はSENSE状態S2302に移行する。SENSE状態S2302にある場合、ターゲットは、イニシエータからの命令を待ち受けている。ターゲットは、検知要求または全デバイス起動要求を受け取った場合、RESOLUTION状態S2303に移行して検知応答を返す。他の命令を受け取った場合は、そのままSENSE状態S2302にとどまる。RESOLUTION状態S2303においては、単一デバイス検出が用いられる。単一デバイス検出の結果として、有効な選択要求を受け取った場合、ターゲットは選択応答をイニシエータに返してSELECTED状態S2304になる。他の命令を受け取った場合は、SENSE状態S2302に戻る。
SELECTED状態S2304において、ターゲットは、属性要求、パラメータ選択要求、または有効な独自仕様の命令を認識する。ターゲットは、有効な休止要求または選択解除要求を受け取った場合、SLEEP状態S2305になる。その他の命令を受け取った場合には、SENSE状態S2302に戻る。
SLEEP状態S2305のターゲットは、全デバイス起動要求を受け取った場合、検知応答を返してからRESOLUTION*状態S2306に移行する。他の命令を受け取った場合は、そのままSLEEP状態S2305にとどまる。RESOLUTION*状態S2306はRESOLUTION状態S2303とほぼ同じ状態であり、単一デバイス検出が用いられる。有効な選択要求を受け取った場合、ターゲットはSELECTED*状態S2307に遷移する。その他の命令を受け取った場合は、SLEEP状態S2305に戻る。SELECTED*状態S2307はSELECTED状態S2304とほぼ同じ状態であり、ターゲットは、属性要求、パラメータ選択要求、または有効な独自仕様の命令を認識する。有効な休止要求または選択解除要求を受け取った場合は、SLEEP状態に遷移する。その他の命令を受け取った場合は、SLEEP状態にフォールバックする。
以上、実施形態におけるNFCユニット及びそのNFCユニット間の通信手順を説明した。上記を、携帯型通信端末装置200が有するNFCユニット818、及びMFP300が有するNFCユニット918それぞれが実行することになる。
上記を踏まえ、本第1の実施形態における携帯型通信端末装置200が有する画像データを、MFP300にて印刷する印刷処理に適用した場合の具体例を以下に詳細に説明する。
図5は携帯型通信端末装置200で動作する画像印刷アプリケーションの例を示したものである。アプリケーションを起動すると最初に図5(a)画像選択画面ではタッチパネル表示画面203上に画像データのサムネイル501が表示され、ユーザが所望の画像を選択できる構成となっている。選択された画像にはフォーカス502(図示では太枠)が当てられ、非フォーカス状態の他の画像とが区別可能になっている。このアプリケーションでは画像選択以外にも画像を拡大縮小表示や、撮影日などの画像情報なども確認出来る構成となっている(不図示)。ユーザは1つまたは複数の画像を選択し、表示された印刷開始キー503をタッチして、指示するとBTユニット202を介してInquiry RequestによりMFPを検索し、検索されたMFPの名前一覧が表示部203の表示画面上に表示する。図5(b)に示すプリンタ選択画面は検索されたプリンタの表示例を示している。一方でBT通信によるプリンタ検索と同時にNFC通信のためにNFCユニット201(818)のアンテナの周囲にRFフィールドを形成し、ターゲット(実施形態ではMFP上のNFCユニット918)を検索する。携帯型通信端末装置200をMFP300の近傍に配置することにより、NFC通信によりターゲットとなるMFPが見つかると、BT通信のInquiry Requestによる機器探索を停止し、NFC通信プロトコルによる通信を開始しBT通信に必要な情報を入手する。携帯型通信端末装置200は、NFC通信により受信したデータをもとにターゲットとして探索されたMFP300に対してBT通信により接続を行い、画像データを転送する。ユーザに対して画像データ送信を示すために、印刷画像情報やデータ転送状況を示す情報を含んだ図5(c)の印刷状態表示画面を表示する。本実施形態の説明では携帯型通信端末装置200がNFC通信のイニシエータとなりパッシブモードで通信する例を挙げて説明しているが、MFP側がイニシエータになる接続方式や双方がアクティブモードとなって通信する方法によっても本発明の目的は達成可能である。
次に携帯型通信端末装置200とMFP300との間のNFC通信プロトコル及びBT通信プロトコルについて図6のシーケンスチャートを用いて詳細に説明する。
携帯型通信端末装置200は画像を送信する機器を探索するためにNFC通信によりポーリングを行う(S601)。ポーリングに対してMFP300からの応答が返る(S602)と、携帯型通信端末装置200はターゲットが見つかったと判断して、自身のNFC IDを含めたNFC ID要求を行う(S603)。MFP300はこの要求を受信し、自身のNFC IDを要求に対する応答として送信する(S604)。上記により、携帯型通信端末装置200、MFP300ではそれぞれ受信したNFC IDにより通信相手を特定する。その後、相互機器間のキー交換による認証要求(S605)、認証応答(S606)が行われ、相互認証が確立するとともにその後の通信の暗号化が行われる。
次に携帯型通信端末装置200から利用可能な他のプロトコルに関する情報の要求を行う(S607)。MFP300は、この要求を受け付けると、自身が利用可能な他のプロトコルに関する情報(BT通信を含む)を応答S608する。携帯型通信端末装置200では受信したプロトコル情報を元に、画像データの送信に適したプロトコルとして、NFCよりも高速なBT通信を選択する。次に携帯型通信端末装置200はMFP300とのBT通信接続に必要なBluetooth Device Address(BD_ADDR)やパスキー、リンクキーに関する情報を要求して(S609)、MFP300からの応答によりBT通信接続に必要な情報を受信する(S610)。
携帯型通信端末装置200は受信した情報を元にBT通信部202によりBT接続要求S611を発行し、MFP300は接続要求に応答する(S612)ことによりBTリンク接続が確立する。携帯型通信端末装置200はBT通信によりMFP300に、選択された画像データを送信する(S615、S616)。一方で携帯型通信端末装置200のNFC通信部ではBT通信に関係なくポーリングを送り続け(S613、S617)、MFP300はポーリングに対する応答(S614、S618)をそれぞれ返却する。ポーリング(S619)に対する応答が返らなくなることにより、携帯型通信端末装置200とMFP300の物理的な距離が離れたことが検出される。このポーリングコマンドについては、携帯型通信端末装置200がMFP300の近傍にあることを確認するために発行しているものなので、他のコマンドを送信することによっても本発明の目的を達成可能である。また携帯型通信端末装置200からコマンド送信を行わずにRFフィールドを形成し続け、MFP300がRFフィールドを検出し続けることによっても本発明の目的は達成できる。本実施形態ではBT通信によるいわゆるプッシュ型により画像データを送信する手順について説明しているが、プル型によりMFP側からデータを取得しにいく方法、WLAN接続などBT通信以外の他のプロトコルを利用して画像データを送信する方法や画像データがインターネット上のサーバーに保存されていて、MFPは印刷対象画像データのURL情報を受け取り直接サーバーに画像データを取りに行く方法などでも本発明の目的は達成される。
次にMFP300における通信制御について図1のフローチャートと図7の画面表示例を参照して詳細に説明する。
RFフィールドが形成している携帯型通信端末装置200がMFP300に近づき、MFP300がそのRFフィールドが検出する(S101)と、NFC通信によりID要求、認証要求などに対する応答を行う(S102)。次にMFP300は、利用可能な通信プロトコル情報とその通信処理に必要な情報の送受信を行う(S103)。携帯型通信端末装置200及びMFP300は、通信で交わした情報を元にBT通信を確立する(S104)。上記のMFP300の通信処理(第1の通信制御処理)と同様の処理が携帯型通信端末装置200でも行われることになる(第2の通信制御処理)。
なお、このBT通信の確立が成功したとき、画面表示にメッセージもしくはブザー音等の音響出力でユーザに報知する(不図示)。
さて、BT通信が確立したとき、MFP300は、図6で説明した、携帯型通信端末装置200からのポーリングをNFCユニット918を介して検出する(S613、S617)ことにより、NFC通信圏内に携帯型通信端末装置200が依然として位置しているかどうかを検出する(S105)。MFP300のNFCユニット918がポーリングを検出されない場合、すなわち、携帯型通信端末装置200が、MFP300のNFCユニット918の通信圏外に移動した場合、BT通信にてPUSH形式にて送信された画像データの印刷を行う(S109)。このときの、印刷に係る設定は、MFP側にて事前に設定したデフォルトの設定に従って行う(第1の印刷制御処理)。
一方、BT通信が確立した直後、NFCユニット918がポーリングを検出した場合には、MFP300は、そのポーリング検出している期間が予め設定された閾値以上継続しているか否かを判定する(S105)。否の場合には、ポーリングを検出している限りは、S105、S106をループする。この間に、ユーザが、携帯型通信端末装置200をNFC通信圏外に移動させた場合(BT通信が確立している期間が閾値未満の場合)、NFCによる通信が途絶えることになるので、S105の判定がNoとなり、処理はS109に進み、デフォルトの設定に従って印刷を行う。
一方、BT通信が確立してから2秒以上、ユーザが携帯型通信端末装置200をMFP300のNFCユニット918にかざしつづけると判定された場合、MFP300は、印刷に係る詳細設定画面(図7(a))を表示部911に表示する(S107)。また詳細設定が可能なことを通知するためにブザー音による通知を行う(不図示)。なお、上記2秒という期間の検出にはMFPのタイマにより時間を計測する方法やポーリングの回数をカウントすることにより時間経過が検出可能である。図7(a)に示す詳細設定画面ではMFP300の画像印刷に関連する用紙サイズ、用紙種類、印刷品位、フチ設定、写真補正、赤目補正などの項目が並べられ、それぞれについてユーザが設定可能な構成となっている(不図示)。従って、デフォルトでは用紙サイズとしてL判が指定されていたとしても、2L判を指定することも可能である。ユーザは、各種設定を完了した場合には、図示の決定ボタン701を選択する。この決定ボタン701の選択(タッチ)を検出すると、MFP300は、S104にて、携帯型通信端末装置200から送信された画像データを印刷するために、S107にてユーザが設定した印刷設定(又は印刷条件)に従った印刷処理を行う(S109)(第2の印刷制御処理)。
以上説明したように、本第1の実施形態によれば、ユーザは携帯型通信端末装置200を操作して、印刷させたい画像ファイルを選択し、印刷指示を行った状態で、MFP300のNFCユニット918に携帯型通信端末装置200をかざす(NFCの通信圏内に位置させると)と、NFCを用いて認証を経て、携帯型通信端末装置200とMFP300とのBT通信を行うための情報交換が行われ、これ以降はBT通信による通信が行われ印刷が行えるようなると共に、NFC通信は必須でなくなる。係る点(第1段階に到達した点)はユーザに対して表示、音響のいずれかで報知する。従って、ユーザはそれを確認した後であれば、携帯型通信端末装置200をMFP300のNFCユニット918から離したとしても、BT通信の通信圏内に居さえすれば画像ファイルの正常な送信が行えることになり、印刷物を得ることができる。ただし、この場合の印刷に係る設定は、MFP300にて事前に設定したデフォルトの設定に従って印刷がなされる。一方、BT通信が開始してから所定時間(実施形態では2秒)以上、ユーザが携帯型通信端末装置200をMFP300のNFCユニット918にかざした状態を続けると、第2段階に到達したと見なして、ユーザが印刷に係る詳細設定を行えるようにするため、印刷に係る詳細設定に係る画面が自動的にMFP300の表示部911に表示する。そして、その設定完了の指示を待って、印刷を行う。通常、MFPは、文字とおり多機能な装置であるので、多数の設定メニューが階層構造で管理されている。従って、その中から、印刷に係る詳細設定メニューにたどりつくためには、何回もの操作をしなければならない。係る点、本第1の実施形態によれば、携帯型通信端末装置200をMFP300のNFCユニット918にかざし、BT通信が確立してからから所定時間(実施形態では2秒間)そのままの状態を維持するだけで、印刷の詳細設定画面(メニュー)の表示に移行でき、操作性を格段に向上させることができる。
なお、前述の例ではステップS104の段階で画像データを送信して印刷を開始するいわゆるプッシュ型送信によるデータ送信方法での送信例について説明したが、プル型の送信形態でも本発明の目的は達成可能である。S104のBT通信開始の時点で印刷の画像データ情報を送信する。画像情報には画像ファイル名、パス名情報が含まれている。ステップS105閾値によるNFC通信継続の判定により閾値に満たずにNFC通信圏外に移動させた場合にはMFP側からデータ受信のためのチャネル接続要求をおこない、先に受信した画像データ情報に従い、印刷に必要な画像データの受信要求を行う(プル受信)。NFC通信が閾値以上に継続した場合には、詳細設定の完了を終えてから、即座に移動させた場合と同様にデータ受信のためのチャネル接続要求を行い、画像データのプル受信を行う。プッシュ型と比較してプル型の受信を行うことにより、印刷用画像データが適宜取得可能な構成となり、MFP側の受信バッファの制約が軽減されるなどのメリットが生じる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態ではMFP300により印刷の詳細設定を行ったが、本第2の実施形態では携帯型通信端末装置200により印刷詳細設定を行う方法について詳細に説明する。
始めに携帯型通信端末装置200の画像印刷アプリケーションのユーザ操作手順について図5と図11の表示画面例を参照して説明する。アプリケーションを起動すると図5(a)画像選択画面が表示され画像が選択可能となる。画像を選択し印刷開始キー503を選択するとBTユニット202を介してInquiry RequestによりMFPを検索し、検索されたMFPを表示画面上に表示する。図5(b)プリンタ選択画面は検索されたプリンタの表示例を示している。検索されたMFPは表示部203に表示される。一方でBT通信によるプリンタ検索と同時にNFC通信のためにNFCユニット201のアンテナの周囲にRFフィールドを形成し、近傍のターゲットを検索する。ユーザは携帯型通信端末装置をMFP300のNFCユニット918の近傍に配置する(かざす)ことにより、NFC通信によりターゲットとなるMFPが見つかる。ターゲットが見つかった直後にユーザが携帯型通信端末装置をMFPから遠ざけるとBT通信を開始してデータの送信を開始され、MFP装置のデフォルトの印刷設定で印刷が開始される。ユーザが携帯型通信端末装置200をMFP300に所定期間以上(2秒)近づけたままでいると、携帯型通信端末装置200は、MFP300からNFC通信によりCapability情報を取得し、取得した値をもとに携帯型通信端末装置に詳細設定画面1100(図11参照)を表示する。詳細設定画面1100では詳細設定部1101を操作することによりMFP300の各種印刷設定が変更可能な構成となっている。詳細設定が完了し印刷開始ボタン1102に触れるとユーザが選択した設定と画像データを送信しMFP装置は印刷を開始する。印刷が開始されると印刷中画面5(c)が表示される。
次に携帯型通信端末装置200とMFP300とのNFC通信プロトコル及びBT通信プロトコルを図12のシーケンスチャートを参照して詳細に説明する。
携帯型通信端末装置200は画像を送信する機器を探索するためにNFC通信によりポーリングを行う(S1201)。ポーリングに対してMFP300からの応答S1202が返ると、携帯型通信端末装置200はターゲットが見つかったと判断して、自身のNFC IDを含めたNFC ID要求を行う(S1203)。MFP300はこの要求を受信し、自身のNFC IDを送信することにより応答を返す(S1204)。携帯型通信端末装置200、MFP300ではそれぞれ受信したNFC IDにより通信相手を特定する。その後、相互機器間のキー交換による認証要求(S1205)、認証応答(S1206)が行われ、相互認証が確立するとともにその後の通信の暗号化が行われる。
次に携帯型通信端末装置200はMFP300に対し、利用可能な他のプロトコルに関する情報の要求を行う(S1207)。MFP300はこの要求を受け付けると、自身が利用可能な他のプロトコルに関する情報(BT通信を含む)を応答する(S1208)。携帯型通信端末装置200では受信したプロトコル情報を元に、画像データの送信に適したプロトコルとして返答されたBT通信を選択する。次に携帯型通信端末装置200はMFP300とのBT通信接続に必要なBluetooth Device Address(BD_ADDR)やパスキー、リンクキーに関する情報を要求して(S1209)、MFP300からの応答によりBT通信接続に必要な情報を受信する(S1210)。携帯型通信装置200はNFC通信によるポーリングを継続して複数回送信し(S1211、S1213)、MFP300はポーリング応答を返却する(S1212、S1214)。携帯型通信装置200はポーリング応答が継続している時間を計測し、例えば2秒以上継続してMFP300が近傍(NFCの通信圏内)にあることを検出するとNFC通信を用いてMFP300の機能情報を記述したCapability情報を要求する(S1215)。このMFP300は、この要求を受けてCapability情報を送信する(S1216)。図13はXML形式で記載されたCapability情報の要求(同図(a))と、Capability情報の例(同図(b))の例を示している。図示の如く、Capability情報は、搭載可能な用紙サイズ、用紙種類、印刷できる画像の形式などの情報が含まれている。携帯情報端末装置200は受信したCapability情報に基づき、印刷設定の詳細画面を自身の表示部810に表示してユーザに設定が可能な状態とする。ユーザの設定が完了して印刷開始ボタンに触れることにより、MFP300に対してBT接続要求を行い(S1217)、MFP300からの応答S1218により接続が確立する。次に携帯情報端末装置200は選択された設定情報とともにBT通信により画像データを送信する(S1219)。MFP300は応答を返却し(S1220)、設定された情報を元に印刷を開始する。
図14は本第2の実施形態における携帯型通信端末装置200の通信制御処理フローを示した図である。近傍のターゲットを検索するためにRFフィールドを開始し(S1401)、ターゲットであるMFP300が検出されるのを待つ(S1402)。ターゲットが検出されるとNFC通信によりID要求、認証要求などのコマンドを送受信する(S1403)。次にMFP300に対して利用可能なプロトコル情報を要求し情報を取得する(S1404)。プロトコル情報が得られると、BT通信へ移行可能になったので、ユーザにブザー音などで決定を通知する(不図示)。そして、次のS1405にて、NFC通信ではポーリングを継続しMFP300が近傍にあるかどうかを検出する。ポーリング応答がある一定時間(実施形態では2秒)を経過する前に途切れた場合には、取得したプロトコル情報を元にMFP300にBT通信による接続を開始し、S1410にて画像データを送信する(第1の送信制御処理)。この場合には、デフォルトの印刷設定内容に従って印刷されることになる。
一方、ポーリング応答している継続期間を検出して(S1406)、例えば一定時間(2秒)以上の時間が検出された場合には、MFP300に対してMFP300の機能情報(Capability情報)をNFC通信により要求し取得する(S1407)。この取得が成功すると、携帯型通信端末装置200はユーザにブザー音などで通知すると共に取得したCapability情報を元に操作画面上に印刷に関する設定画面を表示し、ユーザが印刷設定可能な状態とする(S1408)。ユーザが印刷に関する設定を完了し印刷開始ボタンを選択すると(S1409)、MFP300と、決定されたプロトコル情報によりBT通信による接続を開始し、S1410に進んで、設定された印刷条件を記述した印刷設定情報をとともに画像データの送信を開始する(第2の送信制御処理)。
以上の説明からもわかるように、本第2の実施形態では、携帯型通信端末装置200からMFP300への画像の流れはPUSH型になる。また、携帯型通信端末装置200は、NFC通信によりCapability情報を送受信したが、他の通信プロトコルによって送受信しても本発明の目的を達することが可能である。また実施形態中でのポーリングコマンド(S1211、S1213)については、携帯型通信端末装置がMFPの近傍にあることを確認するために発行しているものなので、他のコマンドを送信することによっても本発明の目的を達成可能である。また携帯型通信端末装置からコマンド送信を行わずにRFフィールドを形成し続け、MFPがRFフィールドを検出し続けることによっても本発明の目的は達成できる。本実施形態ではBT通信によるいわゆるプッシュ型により画像データを送信する手順について説明しているが、プル型によりMFP側からリンク接続を行いデータを取得しにいく方法、WLAN接続などBT通信以外の他のプロトコルを利用して画像データを送信する方法や画像データがインターネット上のサーバーに保存されていて、MFPは印刷対象画像データのURL情報を受け取り、MFPから直接サーバーに画像データを取りに行く方法などでも本発明の目的は達成される。
以上説明したように本第2の実施形態における印刷システムによっても、ユーザが携帯型通信端末装置からMFPのデフォルト設定で印刷を行いたい場合と詳細設定を行いたい場合とで簡易な操作の違いにより携帯型通信端末装置の処理動作を切り分ける事が可能となる。
なお、実施形態では、NFCによる通信が確立したとき、BT通信のための情報を交換し、BT通信を確立するものとして説明したが、BT通信に限らずWLAN通信に移行しても構わない。
また、上記実施形態では、携帯型通信端末装置がスマートホンであることを前提にして説明したが、近接無線通信を行う第1の通信手段、及び、当該第1の通信手段よりも高速且つ通信距離が長い第2の通信手段とを含む複数の通信に係るハードウェアを有する携帯端末であれば、携帯電話、デジタルカメラ、PDA、携帯型PC等種類は問わない。また、特に、スマートホン、PDA、PCの場合、それらの内部のプロセッサが実行するアプリケーションプログラムでもって、上記実施形態で示した携帯型通信端末装置200を実現できるので、本発明はコンピュータプログラムをもその範疇とすることは明らかである。さらにまた、通常、コンピュータプログラムは、CD−ROM等のコンピュータ可読記憶媒体に格納されているわけであるから、係るコンピュータ可読記憶媒体をもその範疇とすることも明らかである。
200…携帯型通信端末装置、300…MFP

Claims (22)

  1. NFC(Near Field Communication)による通信を行う第1のNFCユニットを備える携帯端末装置により実行されるプログラムであって、
    ユーザの指示により印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットプリンタが備える第2のNFCユニットと通信可能な状態が継続している場合に、前記携帯端末装置において設定されている印刷設定を示し且つユーザが印刷指示を行うための画面を前記携帯端末装置が備える表示部に表示させる表示制御工程と、
    前記印刷対象の画像に対応する画像データを、NFCとは異なる通信方式により前記プリンタに送信する送信制御工程と、
    を前記携帯端末装置に実行させ、
    前記印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットと前記第2のNFCユニットとのNFCによる通信が可能な状態が継続されずに前記第1のNFCユニットが前記第2のNFCユニットと通信できなくなった状態において、前記画面は表示されず、
    前記表示制御工程において前記画面が表示されている前記表示部に対するユーザの印刷指示があった場合に、前記画像データが前記プリンタにより前記印刷設定に従って印刷される
    ことを特徴とするプログラム。
  2. NFC(Near Field Communication)による通信を行う第1のNFCユニットを備える携帯端末装置により実行されるプログラムであって、
    ユーザの指示により印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットプリンタが備える第2のNFCユニットと通信可能な状態が継続している場合に、前記携帯端末装置において設定されている印刷設定を示し且つユーザが印刷指示を行うための画面を前記携帯端末装置が備える表示部に表示させる表示制御工程と、
    前記表示制御工程において前記画面が表示されている前記表示部に対するユーザの印刷指示があった場合に、前記印刷対象の画像に対応する画像データを、NFCとは異なる通信方式により前記プリンタに送信する送信制御工程と、
    を前記携帯端末装置に実行させ、
    前記印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットと前記第2のNFCユニットとのNFCによる通信が可能な状態が継続されずに前記第1のNFCユニットが前記第2のNFCユニットと通信できなくなった状態において、前記画面は表示されない
    ことを特徴とするプログラム。
  3. NFC(Near Field Communication)による通信を行う第1のNFCユニットを備える携帯端末装置により実行されるプログラムであって、
    ユーザの指示により印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットの所定の範囲内にプリンタが備える第2のNFCユニットがある状態が継続している場合に、前記携帯端末装置において設定されている印刷設定を示し且つユーザが印刷指示を行うための画面を前記携帯端末装置が備える表示部に表示させる表示制御工程と、
    前記印刷対象の画像に対応する画像データを、NFCとは異なる通信方式により前記プリンタに送信する送信制御工程と、
    を前記携帯端末装置に実行させ、
    前記印刷対象の画像が選択されており且つ前記第2のNFCユニットが前記所定の範囲内にある状態が継続されずに前記第2のNFCユニットが前記所定の範囲内になくなった状態において、前記画面は表示されず、
    前記表示制御工程において前記画面が表示されている前記表示部に対するユーザの印刷指示があった場合に、前記画像データが前記プリンタにより前記印刷設定に従って印刷される
    ことを特徴とするプログラム。
  4. NFC(Near Field Communication)による通信を行う第1のNFCユニットを備える携帯端末装置により実行されるプログラムであって、
    ユーザの指示により印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットの所定の範囲内にプリンタが備える第2のNFCユニットがある状態が継続している場合に、前記携帯端末装置において設定されている印刷設定を示し且つユーザが印刷指示を行うための画面を前記携帯端末装置が備える表示部に表示させる表示制御工程と、
    前記表示制御工程において前記画面が表示されている前記表示部に対するユーザの印刷指示があった場合に、前記印刷対象の画像に対応する画像データを、NFCとは異なる通信方式により前記プリンタに送信する送信制御工程と、
    を前記携帯端末装置に実行させ、
    前記印刷対象の画像が選択されており且つ前記第2のNFCユニットが前記所定の範囲内にある状態が継続されずに前記第2のNFCユニットが前記所定の範囲内になくなった状態において、前記画面は表示されない
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 前記携帯端末装置は前記表示部としてのタッチパネルを備え、
    前記表示制御工程では、前記画面を前記タッチパネルに表示させ、
    前記印刷指示は、前記タッチパネルに対するユーザのタッチであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記表示部に、画像を選択するための選択画面を表示させる第2の表示制御工程を前記携帯端装置にさらに実行させ、
    前記第2の表示制御工程において表示された前記選択画面に対するユーザの指示に応じて、前記印刷対象の画像が選択される
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプログラム。
  7. 前記表示制御工程では、前記第1のNFCユニットと前記第2のNFCユニットとのNFCによる通信が確立している時間が予め設定された閾値以上である場合に、前記画面を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプログラム。
  8. 前記表示制御工程において前記画面が表示された後、ユーザの指示に応じて、前記画面により示された前記印刷設定から変更可能であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプログラム。
  9. 前記表示制御工程では、前記印刷設定を変更可能な設定画面を前記画面として前記表示部に表示させることを特徴とする請求項に記載のプログラム。
  10. 前記送信制御工程では、前記印刷設定に対応する設定情報と、前記画像データを送信させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のプログラム。
  11. 前記印刷設定は、用紙種と用紙サイズの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のプログラム。
  12. 前記第1のNFCユニットがNFCにおけるイニシエータとして動作し、前記NFCにおけるターゲットとして動作する前記第2のNFCユニットを検出することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のプログラム。
  13. 前記第1のNFCユニットにより、前記第2のNFCユニットから、NFCとは異なる前記通信方式により前記プリンタと接続するための接続情報が取得され、
    前記送信制御工程では、前記接続情報に基づいて、NFCとは異なる前記通信方式により前記画像データを送信させることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のプログラム。
  14. NFCとは異なる前記通信方式によりプリンタを検索する検索工程と、
    前記検索工程において検索されたプリンタを示す情報を前記表示部に表示させる第3の表示制御工程と、
    を前記携帯端末装置にさらに実行させることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のプログラム。
  15. NFCとは異なる前記通信方式は、WLANであることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のプログラム。
  16. 前記携帯端末装置はスマートフォンであることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載のプログラム。
  17. NFC(Near Field Communication)による通信を行う第1のNFCユニットと表示部を備える携帯端末装置により実行されるプログラムであって、
    ユーザの指示により印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットプリンタが備える第2のNFCユニットと通信可能な状態が継続している場合に、前記携帯端末装置において設定されている印刷設定を示し且つユーザが印刷指示を行うための画面を表示している前記表示部に対する、NFCによる通信に基づく印刷の印刷指示を受け付ける受付工程と、
    前記印刷対象の画像に対応する画像データを、NFCとは異なる通信方式により前記プリンタに送信する送信制御工程と、
    を前記携帯端末装置に実行させ、
    前記印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットと前記第2のNFCユニットとのNFCによる通信が可能な状態が継続されずに前記第1のNFCユニットが前記第2のNFCユニットと通信できなくなった状態において、前記画面において行われる前記印刷指示は受け付けられず、
    前記受付工程において前記印刷の指示が受け付けられた場合に、前記画像データが前記プリンタにより前記印刷設定に従って印刷される
    ことを特徴とするプログラム。
  18. NFC(Near Field Communication)による通信を行う第1のNFCユニットと表示部を備える携帯端末装置により実行されるプログラムであって、
    ユーザの指示により印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットプリンタが備える第2のNFCユニットと通信可能な状態が継続している場合に、前記携帯端末装置において設定されている印刷設定を示し且つユーザが印刷指示を行うための画面を表示している前記表示部に対する、NFCによる通信に基づく印刷の印刷指示を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程において前記印刷の指示が受け付けられた場合に、前記印刷対象の画像に対応する画像データを、NFCとは異なる通信方式により前記プリンタに送信する送信制御工程と、
    を前記携帯端末装置に実行させ、
    前記印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットと前記第2のNFCユニットとのNFCによる通信が可能な状態が継続されずに前記第1のNFCユニットが前記第2のNFCユニットと通信できなくなった状態において、前記画面において行われる前記印刷指示は受け付けられない
    ことを特徴とするプログラム。
  19. NFC(Near Field Communication)による通信を行う第1のNFCユニットと表示部を備える携帯端末装置により実行されるプログラムであって、
    ユーザの指示により印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットの所定の範囲内にプリンタが備える第2のNFCユニットがある状態が継続している場合に、前記携帯端末装置において設定されている印刷設定を示し且つユーザが印刷指示を行うための画面を表示している前記表示部に対する、NFCによる通信に基づく印刷の印刷指示を受け付ける受付工程と、
    前記印刷対象の画像に対応する画像データを、NFCとは異なる通信方式により前記プリンタに送信する送信制御工程と、
    を前記携帯端末装置に実行させ、
    前記印刷対象の画像が選択されており且つ前記第2のNFCユニットが前記所定の範囲内にある状態が継続されずに前記第2のNFCユニットが前記所定の範囲内になくなった状態において、前記画面において行われる前記印刷指示は受け付けられず、
    前記受付工程において前記印刷の指示が受け付けられた場合に、前記画像データが前記プリンタにより前記印刷設定に従って印刷される
    ことを特徴とするプログラム。
  20. NFC(Near Field Communication)による通信を行う第1のNFCユニットと表示部を備える携帯端末装置により実行されるプログラムであって、
    ユーザの指示により印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットの所定の範囲内にプリンタが備える第2のNFCユニットがある状態が継続している場合に、前記携帯端末装置において設定されている印刷設定を示し且つユーザが印刷指示を行うための画面を表示している前記表示部に対する、NFCによる通信に基づく印刷の印刷指示を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程において前記印刷の指示が受け付けられた場合に、前記印刷対象の画像に対応する画像データを、NFCとは異なる通信方式により前記プリンタに送信する送信制御工程と、
    を前記携帯端末装置に実行させ、
    前記印刷対象の画像が選択されており且つ前記第2のNFCユニットが前記所定の範囲内にある状態が継続されずに前記第2のNFCユニットが前記所定の範囲内になくなった状態において、前記画面において行われる前記印刷指示は受け付けられない
    ことを特徴とするプログラム。
  21. NFC(Near Field Communication)による通信を行う第1のNFCユニットを備える携帯端末装置と、NFCによる通信を行う第2のNFCユニットを備えるプリンタによる情報処理方法であって、
    ユーザの指示により印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットプリンタが備える第2のNFCユニットと通信可能な状態が継続している場合に、前記携帯端末装置において設定されている印刷設定を示し且つユーザが印刷指示を行うための画面を前記携帯端末装置が表示部に表示する表示制御工程と、
    前記携帯端末装置が、前記印刷対象の画像に対応する画像データを、NFCとは異なる通信方式により前記プリンタに送信する送信制御工程と、
    前記表示制御工程において前記画面が表示されている前記表示部に対するユーザの印刷指示があった場合に、前記プリンタが前記画像データを前記印刷設定に従って印刷する印刷制御工程と、
    を有し、
    前記印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットと前記第2のNFCユニットとのNFCによる通信が可能な状態が継続されずに前記第1のNFCユニットが前記第2のNFCユニットと通信できなくなった状態において、前記画面は表示されない
    ことを特徴とする情報処理方法。
  22. NFC(Near Field Communication)による通信を行う第1のNFCユニットを備える携帯端末装置と、NFCによる通信を行う第2のNFCユニットを備えるプリンタによる情報処理方法であって、
    ユーザの指示により印刷対象の画像が選択されており、且つ前記第1のNFCユニットの所定の範囲内にプリンタが備える第2のNFCユニットがある状態が継続している場合に、前記携帯端末装置において設定されている印刷設定を示し且つユーザが印刷指示を行うための画面を前記携帯端末装置が表示部に表示する表示制御工程と、
    前記携帯端末装置が、前記印刷対象の画像に対応する画像データを、NFCとは異なる通信方式により前記プリンタに送信する送信制御工程と、
    前記表示制御工程において前記画面が表示されている前記表示部に対するユーザの印刷指示があった場合に、前記プリンタが前記画像データを前記印刷設定に従って印刷する印刷制御工程と、
    を有し、
    前記表示制御工程では、前記印刷対象の画像が選択されており且つ前記第2のNFCユニットが前記所定の範囲内にある状態が継続されずに前記第2のNFCユニットが前記所定の範囲内になくなった状態において、前記画面は表示されない
    ことを特徴とする情報処理方法。
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