JP5970314B2 - サービス制御装置およびサービス制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザネットワークにサービスを提供するサーバ装置を、制御するサービス制御装置およびサービス制御プログラムに関する。
近年の通信ネットワークおよび情報処理端末の発達に伴い、クラウドコンピューティングが普及しつつある。従来、ユーザは自身のハードウェアにアプリケーションをインストールしてアプリケーションを利用することで、データを処理していた。これに対し、クラウドコンピューティングにおいてユーザは、通信ネットワーク経由でサービスを享受することで、データを処理する。クラウドコンピューティングにおいて、通信ネットワークを介した、アプリケーションに依存したデータのアップロードやダウンロードが広く普及しつつある。
クラウドコンピューティングの発達に伴い、ネットワークの運用に関する機能についても、クラウドコンピューティングのネットワークサービスとして提供されつつある(例えば、非特許文献1参照。)。非特許文献1において、ネットワークサービスで提供するネットワーク運用に必要な機能として、ルーティング機能、ファイアーウォール機能、ロードバランサー機能などを挙げている。このほか、DDos(Distributed Denial of Service)対策機能なども、ネットワークサービスで提供することも考えられている。
NTTコミュニケーションズ、"クラウド・エヌ(特徴)"、[online]、[平成24年9月18日検索]、インターネット<http://www.ntt.com/cloudn/data/feature.html>
このようなネットワークサービスをユーザに提供する場合、サービス提供事業者は、個々のユーザ毎、またユーザの要求毎に、サービス提供可能なサーバ装置を用意することにより実現していた。そのため、サーバ装置の導入および運用においてコストがかさむ問題があった。また個々のユーザ毎、またユーザの要求毎にサーバ装置を用意するので、ユーザの要求に変更があった場合にフレキシブルに変更したり、所定の機能を実現するサーバ装置を他のユーザのために転用したりすることは、困難となる場合がある。
このような状況により、従来のクラウドコンピューティングにおいて、装置の柔軟性に欠け、またネットワークサービスを提供するサーバ装置を集中的に管理することが困難となっていた。またこれに伴い、ネットワークサービスの提供におけるメンテナンスコストも膨大になるという問題があった。
従って本発明の目的は、ユーザネットワークに柔軟にサービスを提供可能なサービス制御装置およびサービス制御プログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、ユーザネットワークにサービスを提供するサーバ装置を、制御するサービス制御装置に関する。本発明の第1の特徴に係るサービス制御装置は、ユーザネットワークへの追加サービスの要求を受け付ける追加サービス受付手段と、ユーザネットワークに追加サービスを提供するための指示を、サーバ装置に送信する追加サービス制御手段を備え、追加サービス制御手段は、当該ユーザネットワークに追加サービスを提供するためのアプリケーションをサーバ装置にインストールするための指示を、サーバ装置に送信する。
ここで、インストールするための指示は、サーバ装置における仮想マシンの起動およびオペレーションシステムの稼働と、オペレーションシステムを含むメモリのイメージデータのコピーと、アプリケーションのライセンスの設定と、のうちの少なくともいずれかの指示であることが好ましい。また、アプリケーションの提供形態は、ユーザネットワークが占有して利用する占有型であることが好ましい。
アプリケーションの提供形態が、複数のユーザネットワークが共有して利用するシェア型である場合、追加サービス制御手段は、稼働中の追加対象のアプリケーションに、当該ユーザネットワークが当該アプリケーションによるサービスを利用するための情報を設定する指示を、サーバ装置に送信しても良い。
本発明の第2の特徴は、ユーザネットワークにサービスを提供するサーバ装置を、制御するサービス制御装置に関する。即ち本発明の第2の特徴に係るサービス制御装置は、機能の識別子と、当該機能を実現可能なアプリケーションの識別子と、当該機能を実現するために当該アプリケーションを用いる優先度とを対応づけた機能別優先度データと、ユーザネットワークの識別子と、当該ユーザネットワークに提供可能なアプリケーションの識別子とを対応づけた設定済アプリケーションデータと、を記憶する記憶装置と、ユーザネットワークへ機能を追加するための、追加サービスの要求を受け付ける追加サービス受付手段と、機能別優先度データおよび設定済アプリケーションデータを読み出して、当該ユーザネットワークに提供可能かつ追加対象の機能を実現可能なアプリケーションのうち、最も優先度の高いアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションで追加する機能を実現するための情報を設定する指示を、サーバ装置に送信する追加サービス制御手段を備える。
本発明の第3の特徴は、ユーザネットワークにサービスを提供するサーバ装置を、制御するサービス制御プログラムに関する。即ち本発明の第3の特徴に係るサービス制御プログラムは、コンピュータを、ユーザネットワークへの追加サービスの要求を受け付ける追加サービス受付手段と、ユーザネットワークに追加サービスを提供するための指示を、サーバ装置に送信する追加サービス制御手段として機能させ、追加サービス制御手段は、当該ユーザネットワークに追加サービスを提供するためのアプリケーションをサーバ装置にインストールするための指示を、サーバ装置に送信する。
ここで、インストールするための指示は、サーバ装置における仮想マシンの起動およびオペレーションシステムの稼働と、オペレーションシステムを含むメモリのイメージデータのコピーと、アプリケーションのライセンスの設定と、のうちの少なくともいずれかの指示であることが好ましい。また、アプリケーションの提供形態は、ユーザネットワークが占有して利用する占有型であることが好ましい。
アプリケーションの提供形態が、複数のユーザネットワークが共有して利用するシェア型である場合、追加サービス制御手段は、稼働中の追加対象のアプリケーションに、当該ユーザネットワークが当該アプリケーションによるサービスを利用するための情報を設定する指示を、サーバ装置に送信しても良い。
本発明の第4の特徴は、ユーザネットワークにサービスを提供するサーバ装置を、制御するサービス制御プログラムに関する。本発明の第4の特徴においてコンピュータは、機能の識別子と、当該機能を実現可能なアプリケーションの識別子と、当該機能を実現するために当該アプリケーションを用いる優先度とを対応づけた機能別優先度データと、ユーザネットワークの識別子と、当該ユーザネットワークに提供可能なアプリケーションの識別子とを対応づけた設定済アプリケーションデータと、を記憶する記憶装置を備える。本発明の第4の特徴に係るサービス制御プログラムは、コンピュータを、ユーザネットワークへ機能を追加するための、追加サービスの要求を受け付ける追加サービス受付手段と、機能別優先度データおよび設定済アプリケーションデータを読み出して、当該ユーザネットワークに提供可能かつ追加対象の機能を実現可能なアプリケーションのうち、最も優先度の高いアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションで追加する機能を実現するための情報を設定する指示を、サーバ装置に送信する追加サービス制御手段として機能させる。
本発明によれば、ユーザネットワークに柔軟にサービスを提供可能なサービス制御装置およびサービス制御プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るサービス提供システムのシステム構成を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るサービス提供方法を説明するシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係るサービス制御装置のハードウェア構成と機能ブロックを説明する図である。 本発明の実施の形態に係るアプリケーションタイプデータのデータ構造とデータの一例を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る機能別優先度データのデータ構造とデータの一例を説明する図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
(サービス提供システム)
図1を参照して、本発明の実施の形態に係るサービス提供システム5を説明する。本発明のサービス提供システム5は、ユーザネットワーク3にネットワークサービスを提供する。サービス提供システム5は、サービス制御装置1、サーバシステム2、第1のユーザネットワーク3a、第2のユーザネットワーク3b、第1の管理端末6aおよび第2の管理端末6bを備える。
実施の形態に係るサービス提供システム5において、サービス制御装置1、サーバシステム2、第1のユーザネットワーク3aおよび第2のユーザネットワーク3bは、通信ネットワーク4により相互に通信可能に接続されている。通信ネットワーク4は、公衆通信ネットワーク、専用回線、公衆通信ネットワークに設けられたVPNなどである。またサービス制御装置1は、通信ネットワーク4を介すことなくサーバシステム2に接続しても良い。図1に示す例において第1の管理端末6aは、ユーザネットワーク3aおよび通信ネットワーク4を介してサービス制御装置1に接続する場合を説明するが、この例に限られない。第2の管理端末6bについても同様である。
実施の形態において第1のユーザネットワーク3aおよび第2のユーザネットワーク3bを特に区別しない場合、単にユーザネットワーク3と記載する場合がある。また、第1の管理端末6aおよび第2の管理端末6bを特に区別しない場合、単に管理端末6と記載する場合がある。
ユーザネットワーク3は、企業や個人などのユーザが利用するネットワークであって、具体的には、社内ネットワークや、公衆ネットワークなどである。本発明の実施の形態において、ユーザネットワーク3内の各種機能や、機能を実現するための各種アプリケーションを、サーバシステム2によるネットワークサービスとして、ユーザネットワーク3に提供する。このとき、各種機能や各種アプリケーションの追加、削除、変更などの指示を、サービス制御装置1がサーバシステム2に入力する。
管理端末6は、ユーザネットワーク3のユーザが利用する端末である。管理端末6は、ユーザの操作に従って、ユーザネットワーク3に設定するアプリケーションや機能の情報などを、サービス制御装置1に入力する。サービス制御装置1は、管理端末6から入力された情報に従って、ユーザネットワーク3にネットワークサービスを提供する指示を、サーバシステム2に入力する。ここでユーザは、ユーザネットワーク3を利用する者であって、企業や個人である。本発明の実施の形態において管理端末6は、サービス制御装置1に追加サービスの情報を入力できればどの位置に存在しても良い。例えば管理端末6は、ユーザネットワーク3内に位置しても良いし、ユーザネットワーク3外に位置しても良い。
サーバシステム2は、ユーザネットワーク3にサービスを提供する。サーバシステム2は、第1のサーバ装置21aおよび第2のサーバ装置21bを備え、いわゆるクラウドコンピューティングを実現するシステムである。第1のサーバ装置21aおよび第2のサーバ装置21bは、サーバ通信ネットワーク20により相互に接続される。実施の形態において第1のサーバ装置21aおよび第2のサーバ装置21bを特に区別しない場合、単にサーバ装置21と記載する場合がある。図1に示す例においてサーバシステム2は、2つのサーバ装置21を備える場合を説明するが、この数に限られない。またこれらのサーバ装置21は、物理には複数の装置が仮想的に一つのサーバ装置として機能することもある。
サーバシステム2は、サーバシステム2のサーバ装置21が各種アプリケーションソフトウェアを実行する。サーバシステム2は、ユーザネットワーク3に、この各種アプリケーションソフトウェアによるネットワークサービスを提供する。サーバシステム2が実行するアプリケーションは、例えば、ユーザネットワーク3の管理に必要な機能を実現するアプリケーションである。具体的には、ルータ、キャッシュ、ファイアーウォール、DPI(Deep Packet Inspection )、ロードバランサーなどである。サーバシステム2は、サービス制御装置1およびユーザネットワーク3に接続する。
サーバ装置21は、各種ネットワークサービスを提供するために、複数の仮想マシンをエミュレートする仮想ホストコンピュータであっても良い。図1に示す例において第1のサーバ装置21aは、第1の仮想マシン211a、第2の仮想マシン211b、第3の仮想マシン211c、第4の仮想マシン211dおよび第5の仮想マシン211eをエミュレートする。また第2のサーバ装置21bは、第6の仮想マシン211fおよび第7の仮想マシン211gをエミュレートする。サーバ装置21がいずれの仮想マシンをエミュレートするかは、サーバの負荷や運用状況などにより適宜変更されても良い。実施の形態において、第1の仮想マシン211a、第2の仮想マシン211b、第3の仮想マシン211c、第4の仮想マシン211d、第5の仮想マシン211e、第6の仮想マシン211fおよび第7の仮想マシン211gを特に区別しない場合、単に仮想マシン211と記載する場合がある。
またサーバ装置21は、仮想マシンを用いることなく、アプリケーションによるネットワークサービスを実行しても良い。具体的には、サーバシステム2を構成するサーバ装置21の一つが、仮想マシンを用いることなく、プロキシサーバなどのアプリケーションによるネットワークサービスを提供しても良いし、仮想マシンがそのネットワークサービスを提供しても良い。
サービス制御装置1は、ユーザネットワーク3にサービスを提供するサーバ装置21を、制御する。サービス制御装置1は、ユーザからの要請に応じて、サーバシステム2に対し、ユーザネットワーク3にサービスを提供する指示を送信し、ユーザネットワーク3がサービスを享受できるように制御する。サービス制御装置1は、一般的なコンピュータに、所定の処理を実現するためのプログラムがインストールされ、実装されることにより実現される。
サービス制御装置1は、ネットワークサービスを提供する事業者が管理し、サーバシステム2のサーバの動作を制御する。例えばサービス制御装置1は、ユーザネットワーク3のサービス要求を実現するために、サーバシステム2のサーバ装置21で各サービスを起動し実行させるための指示を、サーバシステム2に送信する。この各サービスの起動や実行は、OSの選択やインストール、ライセンス情報の設定、アプリケーションのインストールなどを含む。
サービス制御装置1は、サービス提供の制御のための指示を、サーバシステム2に送信しても良いし、サーバシステム2内のサーバ装置21に送信しても良い。サービス制御装置1がサーバシステム2に制御のための指示を送信する場合、サーバシステム2が、サービス制御装置1から入力された指示を実行するサーバ装置21を特定し、そのサーバ装置21が指示を実行する。サービス制御装置1がサーバ装置21に指示を送信する場合、サービス制御装置1が、その指示を実行するサーバ装置21を特定し、特定したサーバ装置21に指示を送信する。サービス制御装置1が、いずれに指示を送信するかは、アプリケーション種別、ネットワークサービスの提供形態や実装形態などに基づいて、適宜適切に選択されて良い。
本発明の実施の形態において、サービス制御装置1は、サーバシステム2の外に位置する場合を説明するが、これに限られない。例えば、サービス制御装置1は、サーバシステム2内のサーバ装置21であっても良いし、そのサーバ装置21で稼働する仮想マシン211であっても良い。
(サービス提供方法)
図2を参照して、図1に示すサービス提供システム5におけるサービス提供方法を説明する。
まず管理端末6において、ユーザネットワーク3が享受する追加サービスの情報が入力されると、ステップS1において管理端末6は、その情報をサービス制御装置1に送信する。この情報は例えば、ユーザネットワーク3への追加サービスの識別子や、この追加サービスを享受するために必要な情報を含む。追加サービスの識別子は、追加サービスを実現するアプリケーションの識別子、追加サービスの機能名称などを含む。追加サービスを享受するために必要な情報は、追加サービスを提供するアプリケーションの設定情報などである。
これらの情報の入力は、複数のステップを経て実現されても良い。例えば、管理端末6から、ユーザネットワーク3への追加サービスの識別子が入力されると、サービス制御装置1は、ユーザネットワーク3がこの追加サービスを享受するために必要な情報を入力するための画面を管理端末6に表示する。その後ユーザはこの画面に対して必要な情報を入力し、管理端末6は、入力された情報をサービス制御装置1に入力しても良い。
本発明の実施の形態において、管理端末6が要求する追加サービスの種別を、シェア型アプリケーションによるネットワークサービスの提供、占有型アプリケーションによるネットワークサービスの提供、および所定の機能を提供するネットワークサービスの提供の3つに大別して考える。なお、この追加サービスの種別の分類は一例であってこれに限られるものではなく、例えば、サービスの提供形態に応じて、適宜適切な種別が設定されても良い。
シェア型アプリケーションは、サーバシステム2内で、一つのアプリケーションを稼働することで、ネットワークサービスを利用する複数のユーザが共有して利用できるタイプのアプリケーションである。本発明の実施の形態において、ユーザがこのシェア型アプリケーションによる追加サービスを要求した際、既にサーバシステム2内で、このシェア型アプリケーションが、インストールされライセンスも登録されて、稼働している場合を想定する。シェア型アプリケーションは、例えば、プロキシ機能を提供するアプリケーションである。プロキシ機能を提供する場合でも、個々のユーザ毎にカスタマイズした範囲でネットワークサービスを提供する場合、このプロキシ機能を提供するアプリケーションは、占有型アプリケーションとして扱っても良い。
占有型アプリケーションは、このネットワークサービスを利用する各ユーザのために、そのユーザの占有領域を確保する必要のあるアプリケーションである。ユーザネットワーク3に占有型アプリケーションによるネットワークサービスを提供する場合、サービス制御装置1は、ユーザ毎に仮想マシンを確保する。さらにサービス制御装置1は、確保した仮想マシンに、この占有型アプリケーションによるネットワークサービスを実現するソフトウェアのインストールの処理などが必要となる。占有型アプリケーションは、例えば文書生成や表計算などの機能を提供するアプリケーションである。
所定の機能を提供するネットワークサービスの提供は、所定の機能を実現可能であれば、その機能を実現するためのアプリケーションを問わない形態である。例えば、ユーザが、ユーザネットワーク3において所定のIPアドレスからのアクセスを拒否したい場合、その機能を実現するための方法として、ルータやファイアーウォールなどが考えられる。サービス制御方法において、このように機能のみが指定された場合、この機能を実現する最適なアプリケーションを特定して、ユーザにネットワークサービスを提供する。
本発明の実施の形態においては、ステップS1において管理端末6から入力された追加サービスの種別に応じて、サービス制御装置1は処理する。
具体的にはまず、サービス制御装置1はステップS2において、追加対象のサービスがシェア型アプリケーションによるネットワークサービスの追加であるか否かを判定する。
ステップS2において追加サービスがシェア型アプリケーションによるネットワークサービスの追加であると判定された場合、ステップS3に進む。ステップS3においてサービス制御装置1は、既に稼働し、追加サービスを提供可能なアプリケーションに、ユーザネットワーク3の情報を登録する指示を、サーバシステム2に送信する。サーバシステム2は、このシェア型アプリケーションについて、ユーザネットワーク3のユーザの情報を登録し、このユーザネットワーク3にもネットワークサービスを提供する。管理端末3がアプリケーションを利用するために設定した情報を、サービス制御装置1が、サーバシステム2に送信し、シェア型アプリケーションに、この情報を設定しても良い。
ステップS2において、追加対象のサービスがシェア型アプリケーションによるネットワークサービスの提供でない場合、ステップS4において、追加対象のサービスが占有型アプリケーションによるネットワークサービスの追加であるか否かを判定する。
ステップS4において追加サービスが占有型アプリケーションによるネットワークサービスの追加であると判定された場合、ステップS5に進む。ステップS5においてサービス制御装置1は、占有型アプリケーションを稼働するためのユーザ環境を確保する指示をサーバシステム2に送信する。ユーザ環境が確保されると、サービス制御装置1は、ステップS5において確保されたユーザ環境において、占有型アプリケーションによるネットワークを提供可能な状態にするための指示を送信する。具体的にはサービス制御装置1は、ステップS6において、ユーザのための占有型アプリケーションのライセンスを設定し、この占有型アプリケーションを確保済のユーザ環境にインストールする指示を、サーバシステム2に送信する。サービス制御装置1は、ユーザネットワーク3がアプリケーションを利用するために、管理端末6が設定した情報をサーバシステム2に送信し、占有型アプリケーションに、この情報を設定しても良い。
ステップS4において、追加サービスが占有型アプリケーションによるネットワークサービスの追加でないと判定された場合、ステップS7に進む。ここでは、追加サービスが、シェア型アプリケーションおよび占有型アプリケーションによるネットワークサービスの追加ではなく、所定の機能を提供するネットワークサービスの追加である場合を想定する。サービス制御装置1は、ステップS7において、追加対象の機能を実現可能なアプリケーションから、最適なアプリケーションを特定する。ステップS8においてユーザネットワーク3の機能に関するネットワークサービスを享受するために、管理端末6が設定した情報を、サービス制御装置1がサーバシステム2に送信し、サーバシステム2が、特定したアプリケーションに、この情報を設定しても良い。
ステップS3、ステップS6またはステップS8における処理が完了すると、サーバシステム2が、ユーザネットワーク3に追加サービスを提供できる状態になる。ステップS9においてサーバシステム2は、追加サービスを提供できる旨を示す完了応答をサービス制御装置1に送信する。ステップS10においてサービス制御装置1は、完了応答を管理端末6に送信する。
なお図2に示す例において、完了応答は、サービス制御装置1を介して送信される場合を説明する。他の実施例として、サーバシステム2が、サービス制御装置1を介することなく、完了応答を管理端末6に送信しても良い。
また、図2に示す処理によって実現されたネットワークサービスの終了を、ユーザが希望する場合、ユーザネットワーク3は、終了対象のネットワークサービスの識別子を、サービス制御装置1に送信する。その場合サービス制御装置1は、終了対象のネットワークサービスを提供したアプリケーションの削除や、ユーザ情報の削除または無効化などの指示を、サーバシステム2に入力する。サービス制御装置1からアプリケーションの削除や、ユーザ情報の削除または無効化などの指示が入力されると、サーバシステム2は、その指示を実行する。
(サービス制御装置)
図3を参照して、本発明の実施の形態に係るサービス制御装置1を説明する。サービス制御装置1は、中央処理制御装置100、記憶装置130および通信制御装置140を備える一般的なコンピュータである。サービス制御装置1は、このようなコンピュータを所定の手段として機能させるためのプログラムにより、図3に示す各手段を備える。
通信制御装置140は、サーバシステム2および管理端末6と通信するためのインタフェースである。
記憶装置130は、サービス制御プログラムを記憶するとともに、アプリケーションタイプデータ131、イメージ蓄積データ132、機能別優先度データ133および設定済アプリケーションデータ134を記憶する。
アプリケーションタイプデータ131は、管理端末6からの追加サービスの要求に基づいて、適切にネットワークサービスを提供するためのデータであって、アプリケーションの識別子と、当該アプリケーションの提供形態とを対応づけたデータである。アプリケーションタイプデータ131は、例えば、図4に示すデータ構造とデータの一例を備える。
図4に示すアプリケーションタイプデータ131は、アプリケーション名称をキーに、オペレーションシステム、ライセンス形態および提供形態を対応づけている。「オペレーションシステム」は、このアプリケーションを実行するためのオペレーションシステムである。ユーザネットワーク3にネットワークサービスを提供する際、この「オペレーションシステム」で指定されたオペレーションシステムで動くサーバ装置21または仮想マシン211が必要となる。
「ライセンス」は、ユーザネットワーク3でアプリケーションによるネットワークサービスを享受するために必要となるライセンスの形態である。図4に示す例では、「個別設定」と、「ネットワーク設定」がある。「個別設定」は、個々のアプリケーションに対して、ライセンスの設定が必要となるアプリケーションであることを示す。「ネットワーク設定」は、アプリケーションの提供形態にかかわらず、ネットワーク上に一つのライセンスの設定が必要となるアプリケーションであることを示す。ユーザネットワーク3にネットワークサービスを提供する際、この「ライセンス」で指定された形態でのライセンスが必要となる。
「提供形態」は、ユーザネットワーク3でネットワークサービスを提供する際、サーバシステム2がどのような形態でアプリケーションを設定する必要があるかを示すデータである。図4に示す例において、提供形態は、占有型アプリケーションおよびシェア型アプリケーションが存在する。
イメージ蓄積データ132は占有型アプリケーションによるネットワークサービスを提供するにあたり、占有型アプリケーションをインストール可能な状態のメモリ状態を、イメージデータとして蓄積する。イメージデータは、例えば、オペレーションシステムや、ファイアーウォールプログラムなどがインストールされ、稼働可能なメモリ状態のデータである。イメージデータは、オペレーションシステムや、占有型アプリケーションの稼働に必要となるプログラムの種別毎に設けられても良い。
例えば、仮想マシンを新たに起動してネットワークサービスを提供する際、オペレーションシステムが稼働可能なメモリ状態を仮想マシンにコピーする。これにより、仮想マシンの稼働に要する時間を節約し、占有型アプリケーションを早急にインストールすることができる。
機能別優先度データ133は、追加サービスが、アプリケーションを特定しない所定の機能の提供の場合、その機能を実現するためのアプリケーションを決定するために用いられるデータである。機能別優先度データ133は、機能の識別子と、当該機能を実現可能なアプリケーションの識別子と、当該機能を実現するために当該アプリケーションを用いる優先度とを対応づけたデータである。
図4に示すように機能別優先度データ133は、所定の機能を実現可能なアプリケーションに対し、優先度を付与する。例えば、特定のIPアドレスからのパケットの受信を拒否するためのアプリケーションとして、ルータおよびファイアーウォールの各アプリケーションが考えられる。そこで、図4に示す例において機能別優先度データ133は、機能「受信拒否機能」について、「ルータ」に機能別優先度「1」を対応づけ、「ファイアーウォール」に機能別優先度「2」を対応づけて保持する。この場合、受信拒否機能を要求したユーザについて、既に「ルータ」と「ファイアーウォール」のアプリケーションが割り当てられている場合、より優先度の高い「ルータ」を用いて、受信拒否機能を実現する。また受信拒否機能を要求したユーザについて、既に「ファイアーウォール」のアプリケーションが割り当てられ、「ルータ」のアプリケーションが割り当てられていない場合、「ファイアーウォール」を用いて、受信拒否機能を実現する。
設定済アプリケーションデータ134は、ユーザネットワーク3の識別子と、当該ユーザネットワーク3に提供可能なアプリケーションの識別子とを対応づけたデータである。ユーザネットワーク3に新たなネットワークサービスを提供すると、サービス制御装置1は、設定済アプリケーションデータ134を更新する。具体的には、サービス制御装置1は、ユーザネットワーク3の識別子と、このユーザネットワーク3に新たに提供可能となったネットワークサービスに関するアプリケーションの識別子とを対応づけたレコードを、設定済アプリケーションデータ134に挿入する。設定済アプリケーションデータ134は、サービス制御装置1のログデータや、ユーザの属性データなどで代用されても良い。
中央処理制御装置100は、追加サービス受付手段110および追加サービス制御手段120を備える。
追加サービス受付手段110は、管理端末6から、ユーザネットワーク3への追加サービスの要求を受け付ける。追加サービス受付手段110の処理は、図2のステップS1に相当する。追加サービス受付手段110は、必要に応じて、追加サービスを指定したり、追加サービスの享受に必要な設定情報を入力したりするための画面を、管理端末6に表示する。追加サービス受付手段110は、管理端末6から入力された、これら追加サービスの情報を、追加サービス制御手段120に入力する。
ここで、追加サービス受付手段110は、ユーザネットワーク3に追加するネットワークサービスについて、シェア型で追加するか、占有型で追加するかの情報も、管理端末6から受信しても良い。例えば、プロキシのネットワークサービスは、シェア型でも占有型でも、いずれでも提供可能な場合、管理端末6は、シェア型または占有型の別を、入力する。追加サービス受付手段110は、管理端末6によって入力された提供形態でネットワークサービスを提供する旨の情報を、追加サービス制御手段120に入力する。
なお、サービス制御装置1は、ユーザがサービス事業者と契約している料金体系によって、アプリケーションや提供形態を決定しても良い。この場合、ユーザの料金体系の識別子と、この料金体系で提供可能なアプリケーションの識別子と、このアプリケーションの提供形態を対応づけたデータを保持する。この場合、ユーザは所望のアプリケーションの識別子を管理端末6に入力する。管理端末6が、アプリケーションの識別子をサービス制御装置1に送信する。サービス制御装置1は、入力されたアプリケーション種別と、ユーザの料金体系とから、このユーザのユーザネットワーク3へのネットワークサービスの提供形態を決定しても良い。
追加サービス制御手段120は、ユーザネットワーク3に追加サービスを提供するための指示を、サーバシステム2に送信する。追加サービス制御手段120の処理は、図2のステップS2ないしステップS10に相当する。追加サービス制御手段120は、シェア型アプリ追加手段121、占有型アプリ追加手段122、機能追加手段123などを備える。追加サービスの種別によって、いずれかの手段が、ユーザの追加サービスの要求を処理する。
また追加サービス制御手段120は、シェア型アプリ追加手段121、占有型アプリ追加手段122、機能追加手段123などにより、ユーザネットワーク3にネットワークサービスを提供可能な状態になると、その状態を管理端末6に通知する。さらに追加サービス制御手段120は、設定済アプリケーションデータ134を更新する。
追加サービス制御手段120は、追加サービスの情報が入力されると、その追加サービスが、アプリケーションによるサービスの追加であるか、アプリケーションに依存しない機能の追加であるかを判定する。追加サービス制御手段120は、追加サービスがアプリケーションによるサービスの追加の場合、アプリケーションタイプデータ131を読み出して、追加対象のアプリケーションの識別子の提供形態を取得する。追加サービス制御手段120は、提供形態に応じて、ユーザネットワーク3に追加サービスを提供するための指示を、サーバ装置21に送信する。
ここで追加サービス制御手段120は、提供形態が、複数のユーザネットワーク3が共有して利用するシェア型である場合、シェア型アプリ追加手段121に処理をさせる。また追加サービス制御手段120は、提供形態が、ユーザネットワーク3が占有して利用する占有型である場合、占有型アプリ追加手段122に処理させる。さらに追加サービスが、機能の追加の場合、追加サービス制御手段120は、機能追加手段123に処理させる。
また、管理端末6から、アプリケーションによる追加サービスの提供形態が指定された場合、追加サービス制御手段120は、その指定された提供形態に対応する処理手段に処理させる。具体的には、管理端末6からシェア型の提供形態が指定された場合、追加サービス制御手段120は、シェア型アプリ追加手段121に処理させる。管理端末6から占有型の提供形態が指定された場合、追加サービス制御手段120は、占有型アプリ追加手段122に処理させる。
シェア型アプリ追加手段121は、ユーザネットワーク3に新たにシェア型アプリケーションによるネットワークサービスを提供するために、必要な指示をサーバシステム2に入力する。シェア型アプリ追加手段121は、稼働中の追加対象のアプリケーションに、ユーザネットワーク3がアプリケーションを利用するための情報を設定する指示を、サーバ装置21に送信する。例えばシェア型アプリケーションが、このアプリケーションを利用するユーザの識別子や利用環境などを保持している場合を想定する。この場合、シェア型アプリ追加手段121は、新たに利用するユーザの識別子やこのユーザの利用環境などの情報を、このシェア型アプリケーションに設定するための指示を、サーバ装置21に送信する。サーバ装置21は、追加対象のアプリケーションに、新たに利用するユーザの識別子やこのユーザの利用環境などの情報を設定し、ユーザネットワーク3に追加対象のアプリケーションによるネットワークサービスを提供する。またシェア型アプリ追加手段121は、必要に応じて、ライセンス情報を更新する指示を送信する。
占有型アプリ追加手段122は、ユーザネットワーク3に新たに占有型アプリケーションによるネットワークサービスを提供するために、必要な指示をサーバシステム2に入力する。占有型アプリ追加手段122は、ユーザネットワーク3に追加サービスを提供するためのアプリケーションをサーバシステム2にインストールするための指示を、サーバシステム2に送信する。ここで、このインストールするための指示は、例えば、サーバシステム2における仮想マシン211の起動およびオペレーションシステムの稼働と、オペレーションシステムを含むメモリのイメージデータのコピーと、アプリケーションのライセンスの設定と、のうちの少なくともいずれかの指示である。
これにより占有型アプリ追加手段122は、ユーザネットワーク3に占有型アプリケーションによるネットワークサービスを提供するためのユーザ環境を確保する。さらに占有型アプリ追加手段122は、ユーザ環境に追加サービスに対応するアプリケーションをインストールする指示を、サーバ装置21に送信する。
占有型アプリ追加手段122は、追加サービスを実現可能なアプリケーションを特定すると、アプリケーションタイプデータ131を参照して、そのアプリケーションの実行環境となるオペレーションシステムを特定する。その後占有型アプリ追加手段122は、仮想マシン211を起動し、起動した仮想マシン211上で特定したオペレーションシステムを稼働させる。このとき、占有型アプリ追加手段122は、オペレーションシステムが稼働しているユーザ環境で、アプリケーションを実行するために必要となるプログラムも稼働させる。また占有型アプリ追加手段122は、アプリケーションデータ131を参照して、必要に応じて、ライセンス情報を設定する指示を送信する。
また占有型アプリ追加手段122は、オペレーションシステムやプログラムをインストールすることなく、イメージ蓄積データ132を用いても良い。占有型アプリ追加手段122は、イメージ蓄積データ132から、このアプリケーションを実行するためのオペレーションシステムやプログラムがインストールされた状態のメモリ状態を示すイメージデータを読み出し、仮想マシン211上にコピーする。
またユーザ環境を確保するために、ユーザ単位で、あらかじめ充分なハードウェアリソースを有する仮想マシンを、あらかじめ確保する方法も考えられる。この場合、占有型アプリ追加手段122は、既にユーザのために用意された仮想マシンの一つに対し、オペレーションシステムやミドルウェアをインストールした後、あるいはイメージデータをコピーした後、ライセンスを設定したり、アプリケーションをインストールしたりしても良い。
このように占有型アプリ追加手段122は、ユーザ環境を確保した後、この領域に占有型アプリケーションをインストールする指示をサーバに送信する。サーバ装置21は、確保したユーザ環境に、占有型アプリケーションをインストールする。その後サーバ装置21は、追加対象のアプリケーションに、新たに利用するユーザの識別子やこのユーザの利用環境などの情報を設定し、ユーザネットワーク3に追加対象のアプリケーションによるネットワークサービスを提供する。
機能追加手段123は、ユーザネットワーク3に新たな機能を追加するために、その機能を実現可能なアプリケーションを特定するとともに、機能の実現に必要な指示を、サーバシステム2に入力する。機能追加手段123は、機能別優先度データ133および設定済アプリケーションデータ134を読み出して、ユーザネットワーク3に提供可能かつ追加対象の機能を実現可能なアプリケーションのうち、最も優先度の高いアプリケーションを特定する。さらに機能追加手段123は、特定したアプリケーションで追加する機能を実現するための情報を設定する指示を、サーバ装置21に送信する。
例えばユーザのユーザネットワーク3が、受信拒否機能を実現可能なサービスとして、ルータアプリケーションによるネットワークサービスと、ファイアーウォールアプリケーションによるネットワークサービスとを享受している場合を考える。この場合機能追加手段123は、図5に示す機能別優先度データ133を参照して、より優先度の高いアプリケーションである「ルータ」を、受信拒否機能を実現するアプリケーションとして特定する。さらに機能追加手段123は、このアプリケーションでユーザの希望する受信拒否機能を実現するための指示をサーバシステム2に送信する。具体的には機能追加手段123は、ルータのアプリケーションについて、ユーザが指定したアドレスを受信拒否するために、アクセスリストを書き換える指示を、サーバシステム2に入力する。
一方、ユーザのユーザネットワーク3が、受信拒否機能を実現可能なサービスとして、ファイアーウォールアプリケーションによるネットワークサービスを享受しており、ルータアプリケーションによるネットワークサービスを享受していない場合を考える。この場合機能追加手段123は、図5に示す機能別優先度データ133を参照して、「ファイアーウォール」を、受信拒否機能を実現するアプリケーションとして特定する。さらに機能追加手段123は、このアプリケーションでユーザネットワーク3での受信拒否機能を実現するための指示をサーバシステム2に送信する。具体的には機能追加手段123は、ファイアーウォールのアプリケーションについて、ユーザが指定したアドレスを受信拒否するために、設定を変更する指示を、サーバシステム2に入力する。
またユーザが要求する追加サービスを、ユーザネットワーク3に提供可能かつ追加対象の機能を実現可能なアプリケーションが存在しない場合、機能追加手段123は、管理端末6にその旨を表示し、所望の機能を実現可能なアプリケーションのいずれかを選択させる。シェア型アプリ追加手段121または占有型アプリ追加手段122は、選択されたアプリケーションによるネットワークサービスを享受するための指示を、サーバシステム2に送信するとともに、機能を実現するための指示を、サーバシステム2に送信する。
またサービス制御装置1は、サーバシステム2がユーザネットワーク3にネットワークサービスを提供するにあたり、一元管理可能なライセンス情報を、ライセンスデータに集約して保持する。例えば、サービス制御装置1は、サーバシステム2で実行されるアプリケーションのライセンスキーのリストを、ライセンスデータとして保持する。
具体的には、サービス制御装置1を運営するサービス事業者が、複数のライセンスを保持する場合、ユーザがアプリケーションの利用を開始する際、そのユーザにライセンスを払い出す。その際、サービス制御装置1は、ライセンスデータに、ライセンスを払い出したユーザの識別子と、払い出したライセンスキーとを対応づけて保持する。さらにサービス制御装置1は、ライセンスデータに、まだユーザに払い出していないライセンスキーを、払い出し可能なライセンスとして保持する。また、ユーザネットワーク3がアプリケーションの利用を開始するに先だって、そのアプリケーションのベンダーからライセンスを購入する際、その購入したライセンスのライセンスキーと、このライセンスキーを利用するユーザの識別子とを、ライセンスデータに保持する。
上述したように、本発明の実施の形態に係るサービス提供システム5において、ユーザネットワーク3の維持管理で必要になる機能を、クラウド上のサーバで実行するアプリケーションによって、実現することができる。これにより、ユーザネットワーク3内や、サーバシステム2内で、各ユーザネットワーク3の専用のサーバを設置することなく、クラウド上の仮想サーバで実現することができる。従って、ユーザネットワーク3の維持管理のためのアプリケーションを、コストを抑えて導入することができる。
また、本発明の実施の形態に係るサービス提供システム5においてユーザは、管理端末6にユーザネットワーク3への追加サービスの情報を入力することにより、短時間で所望のネットワークサービスを享受できる。
具体的には、ユーザが、管理端末6に入力したユーザネットワーク3への追加サービスの情報は、サービス制御装置1に入力される。サービス制御装置1は、追加サービスの情報が入力されると、その追加サービスを実現するための指示を、クラウドのサーバシステム2に入力する。これにより、サービス制御装置1は、サービスを提供するための仮想マシンの確保、オペレーションシステムのインストールおよびサービスを実現するためのアプリケーションのインストールおよびライセンス設定まで、一元的に制御することができる。また、各種サービス毎に登録が必要であったライセンス管理も、サービス制御装置1が、一元的に集中管理することができる。これにより、ハードウェアのメンテナンスやラインセンスの管理に要していたコストを大幅に削減するとともに、ユーザに対して短期間でネットワークサービスを提供することができる。
また、サービスの追加のみならず、サービスの停止についても、同様に適用できる。例えば、サービス制御装置1が、サーバシステム2に指示を送信し、サーバシステム2に、停止対象のサービス提供に用いていたリソースを解放させる。これにより、限られたハードウェアリソースを柔軟に有効利用することができる。
このように、サーバシステム2で提供するサービスを、サービス制御装置1が一元管理することにより、ユーザに柔軟にサービスを提供することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施の形態に記載したサービス制御装置は、図3に示すように一つのハードウェア上に構成されても良いし、その機能や処理数に応じて複数のハードウェア上に構成されても良い。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 サービス制御装置
2 サーバシステム
3 ユーザネットワーク
4 通信ネットワーク
5 サービス提供システム
6 管理端末
20 サーバ通信ネットワーク
21 サーバ装置
100 中央処理制御装置
110 追加サービス受付手段
120 追加サービス制御手段
121 シェア型アプリ追加手段
122 占有型アプリ追加手段
123 機能追加手段
130 記憶装置
131 アプリケーションタイプデータ
132 イメージ蓄積データ
133 機能別優先度データ
134 設定済アプリケーションデータ
140 通信制御装置
211 仮想マシン

Claims (10)

  1. ユーザネットワークにサービスを提供するサーバ装置を、制御するサービス制御装置であって、
    ユーザネットワークへの追加サービスの要求を受け付ける追加サービス受付手段と、
    前記ユーザネットワークに前記追加サービスを提供するための指示を、サーバ装置に送信する追加サービス制御手段を備え、
    前記追加サービス制御手段は、前記追加サービスを提供可能なアプリケーションの識別子と、当該アプリケーションの提供形態とを対応づけたアプリケーションタイプデータを参照して、
    当該ユーザネットワークに前記追加サービスを提供するためのアプリケーションの提供形態が、前記ユーザネットワークが占有して利用する占有型であると判定した場合、占有型の前記アプリケーションに前記ユーザネットワークのためのライセンスを設定して、前記サーバ装置にインストールするための指示を、前記サーバ装置に送信するとともに、当該ユーザネットワークが前記占有型のアプリケーションを使用するための情報を前記サーバ装置に送信する
    ことを特徴とするサービス制御装置。
  2. 前記アプリケーションタイプデータを参照して、前記アプリケーションの提供形態が、複数のユーザネットワークが共有して利用するシェア型であると判定した場合、
    前記追加サービス制御手段は、稼働中の追加対象の前記アプリケーションに、当該ユーザネットワークが当該アプリケーションによるサービスを利用するための情報を設定する指示を、前記サーバ装置に送信し、
    前記情報は、当該アプリケーションを利用するユーザの識別子および利用環境を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のサービス制御装置。
  3. 前記追加サービス制御手段は、前記ユーザネットワークが契約している料金体系で提供可能な前記アプリケーションの識別子および提供形態を決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のサービス制御装置。
  4. 前記追加サービス制御手段は、払い出されていないライセンスを払出可能なライセンスとして保持し、前記払出可能なライセンスから、前記ユーザネットワークのためのライセンスを払い出し、前記ユーザネットワークの識別子と払い出したライセンスとを対応づけて保持する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のサービス制御装置。
  5. ユーザネットワークにサービスを提供するサーバ装置を、制御するサービス制御装置であって、
    機能の識別子と、当該機能を実現可能なアプリケーションの識別子と、当該機能を実現するために当該アプリケーションを用いる優先度とを対応づけた機能別優先度データと、
    ユーザネットワークの識別子と、当該ユーザネットワークに提供可能なアプリケーションの識別子とを対応づけた設定済アプリケーションデータと、を記憶する記憶装置と、
    前記ユーザネットワークへ機能を追加するための、追加サービスの要求を受け付ける追加サービス受付手段と、
    前記機能別優先度データおよび前記設定済アプリケーションデータを読み出して、当該ユーザネットワークに提供可能かつ追加対象の機能を実現可能なアプリケーションのうち、最も優先度の高いアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションで前記追加する機能を実現するための情報を設定する指示を、前記サーバ装置に送信する追加サービス制御手段
    を備えることを特徴とするサービス制御装置。
  6. ユーザネットワークにサービスを提供するサーバ装置を、制御するサービス制御プログラムであって、
    コンピュータを、
    ユーザネットワークへの追加サービスの要求を受け付ける追加サービス受付手段と、
    前記ユーザネットワークに前記追加サービスを提供するための指示を、サーバ装置に送信する追加サービス制御手段として機能させ、
    前記追加サービス制御手段は、前記追加サービスを提供可能なアプリケーションの識別子と、当該アプリケーションの提供形態とを対応づけたアプリケーションタイプデータを参照して、
    当該ユーザネットワークに前記追加サービスを提供するためのアプリケーションの提供形態が、前記ユーザネットワークが占有して利用する占有型であると判定した場合、占有型の前記アプリケーションに前記ユーザネットワークのためのライセンスを設定して、前記サーバ装置にインストールするための指示を、前記サーバ装置に送信するとともに、当該ユーザネットワークが前記占有型のアプリケーションを使用するための情報を前記サーバ装置に送信する
    ことを特徴とするサービス制御プログラム。
  7. 前記アプリケーションタイプデータを参照して、前記アプリケーションの提供形態が、複数のユーザネットワークが共有して利用するシェア型であると判定した場合、
    前記追加サービス制御手段は、稼働中の追加対象の前記アプリケーションに、当該ユーザネットワークが当該アプリケーションによるサービスを利用するための情報を設定する指示を、前記サーバ装置に送信し、
    前記情報は、当該アプリケーションを利用するユーザの識別子および利用環境を含む
    ことを特徴とする請求項6に記載のサービス制御プログラム。
  8. 前記追加サービス制御手段は、前記ユーザネットワークが契約している料金体系で提供可能な前記アプリケーションの識別子および提供形態を決定する
    ことを特徴とする請求項6または7に記載のサービス制御プログラム。
  9. 前記追加サービス制御手段は、払い出されていないライセンスを払出可能なライセンスとして保持し、前記払出可能なライセンスから、前記ユーザネットワークのためのライセンスを払い出し、前記ユーザネットワークの識別子と払い出したライセンスとを対応づけて保持する
    ことを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載のサービス制御プログラム。
  10. ユーザネットワークにサービスを提供するサーバ装置を、制御するサービス制御プログラムであって、
    コンピュータは、
    機能の識別子と、当該機能を実現可能なアプリケーションの識別子と、当該機能を実現するために当該アプリケーションを用いる優先度とを対応づけた機能別優先度データと、
    ユーザネットワークの識別子と、当該ユーザネットワークに提供可能なアプリケーションの識別子とを対応づけた設定済アプリケーションデータと、を記憶する記憶装置を備え、
    前記コンピュータを、
    前記ユーザネットワークへ機能を追加するための、追加サービスの要求を受け付ける追加サービス受付手段と、
    前記機能別優先度データおよび前記設定済アプリケーションデータを読み出して、当該ユーザネットワークに提供可能かつ追加対象の機能を実現可能なアプリケーションのうち、最も優先度の高いアプリケーションを特定し、特定したアプリケーションで前記追加する機能を実現するための情報を設定する指示を、前記サーバ装置に送信する追加サービス制御手段
    として機能させることを特徴とするサービス制御プログラム。
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