JP5963614B2 - レンズ鏡筒用カム筒のカム溝測定方法及び製造方法 - Google Patents
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Description
従来測定方法は、カム溝の形状(両側壁面の角度や溝幅)が成形歪みによって設計形状とは異なっていても、カム溝の両側壁面に接したプローブ当接部のカム筒軸方向位置及びカム筒径方向位置が設計形状から予測される位置と同じであれば、同じカム溝と判断してしまうことになる。
(1)三次元測定機の測定台の上に設置された回転円盤の回転中心位置を測定し、上記三次元測定機が有するXYZ三次元座標のZ軸位置を決定するステップ、
(2)円形の治具基準面と上記治具基準面に同心の基準円周面とを有する測定治具を、上記治具基準面の円中心と上記回転円盤の回転中心とが概ね一致するように、上記回転円盤上に設置するステップ、
(3)上記XYZ三次元座標のXY平面上における上記治具基準面の円中心位置と、上記XY平面に対する上記治具基準面の面傾斜度を測定するステップ、
(4)上記カム筒のカム筒中心軸と直交するようにして上記カム筒に設けられたカム筒基準面を、上記カム筒中心軸と上記治具基準面の円中心とを一致させつつ上記治具基準面に当接させて、上記測定治具に上記カム筒を搭載するステップ、
(5)上記測定治具に搭載された上記カム筒に設けられたカム筒回転基準点のXYZ座標値を測定することにより、上記カム筒中心軸及び上記カム筒回転基準点を通る直線と上記XYZ三次元座標のX軸又はY軸とがなす角度である回転方向傾斜度を測定するステップ、
(6)上記三次元測定機に装着された測定プローブであって当該プローブの先端に上記カム溝の最狭部幅よりも小さい直径の球形状当接部を有する測定プローブを用い、上記カム筒中心軸から所定の距離だけ離れた測定位置で上記プローブの上記当接部を上記カム溝の側壁面の1箇所に接触させた後、上記カム筒中心軸からの上記所定距離を一定に保ったまま、上記回転円盤を回転させて倣い測定を行なって上記カム溝側壁面のXYZ座標値を収集する工程を、上記カム筒中心軸からの距離が互いに異なる複数の測定位置で行なうステップ、
(7)上記カム溝側壁面の上記XYZ座標値を、上記治具基準面の円中心位置及び上記面傾斜度、並びに上記カム筒回転基準点の上記回転方向傾斜度に基づいて、平行移動、傾け及び回転の各座標変換を行なうことによって、上記カム筒基準面をX’Y’平面とし、上記カム筒中心軸をZ’軸とするX’Y’Z’直交座標値にコンピュータによって変換して上記カム溝側壁面の測定データを得るステップ。
ここで、ステップ(3)におけるカム筒回転基準点の回転方向傾斜度を測定は、治具基準面の円中心位置の測定又は治具基準面の面傾斜度の測定と同時に行なわれてもよいし、これらの測定とは別途行なわれてもよい。
(A)製品設計における製品の仕上がり寸法よりもカム溝幅が大きくなるように、予め一定寸法の削り代を残したカム溝形成型を有する金型で成形された円筒状のレンズ鏡筒用カム筒を用意するステップ、
(B)請求項1から3のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒用カム筒のカム溝測定方法によって上記レンズ鏡筒用カム筒のカム溝測定を行なうステップ、
(C)得られた上記カム溝側壁面の上記測定データから求まるカム溝側壁面データと上記製品設計における仕上がり寸法との差だけ、上記カム溝形成型を削り込んで上記金型を修正するステップ、
(D)上記ステップ(B)で削り込み修正した上記金型を用いてカム筒を成形するステップ。
図1から図7を参照して、本発明のレンズ鏡筒用カム筒のカム溝測定方法の一実施例を説明する。
図1に示されるように、測定プローブユニット1は三次元測定機7に装着される。三次元測定機7には演算処理装置(コンピュータ)9が接続されている。演算処理装置9は、三次元測定機7の動作を制御して、測定プローブ5の当接部3を被測定物に接触させたまま被測定物の座標値データ群を高速度で収集記録保存する。得られた座標値データ群は演算処理装置9に接続された表示装置11に表示することが可能である。演算処理装置9には、キーボードやマウス等の操作部13も接続されている。
HDD9dは、各種制御プログラムを格納する記録媒体である。RAM42は、各種プログラムを格納する他、各種処理のワーク領域を提供する。
三次元測定機7にはX軸、Y軸、Z軸の方向が定められている。実際の測定に際して、測定装置としての座標軸位置、特にZ軸位置を定める必要がある。回転円盤19の回転中心はZ軸位置として定められる。
[ステップ(1)]
回転円盤19の回転中心位置を測定して三次元測定機7に認識させる。回転円盤19の回転中心位置の測定方法は、上記ミツトヨ社製CNC三次元測定機CRYSTA−Apex Sシリーズ等も標準ソフトとして有している極めて一般的な方法である。当該測定方法の詳細な説明は省略するが、例えば、回転円盤19上の回転中心を除く特定の1点について、回転円盤19を回転させて得られる3箇所の異なる位置でのXY座標値を測定し、当該3箇所の位置を頂点とする三角形の外接円の中心を計算することにより得られる。
図4に示されるように、回転円盤19上に測定治具21を搭載する。図5に示されるように、測定治具21は真円度の高い円形の治具基準面23を有する。測定治具21は、治具基準面23が上向きとなり、かつ治具基準面23の中心が回転円盤19の中心に概ね一致するように回転円盤19の上に設置される。このとき、測定治具21はマグネット台25を介して回転円盤19の上に設置することができる。
また、円形の治具基準面23は、完全に円形のものでなくてもよく、例えば円形の一部分が切り欠かれた形状であってもよい。
そこで、これらの不一致度を知るために、マグネット台25に設置した測定治具21の治具基準面23の中心のXY座標値(円中心位置)を測定する。治具基準面23の中心の座標値は、例えば、プローブユニット1の測定プローブ5の先端の当接部3を測定治具21の基準円周面29上の周方向の異なる任意の3点に接触させて、それらの3点のXY座標値を測定し、それらの3点で形成される三角形の外接円の中心を計算することにより求まる。なお、基準円周面29上の4点以上の測定点でXY座標値の測定を行ない、それらの測定点で形成される多角形の外接円の中心を計算して基準円周面29の円中心位置を求めてもよい。
また、治具基準面23の中心の座標値は、高い真円度で治具基準面23と同心に形成された内周面31を基準円周面として利用して同様に測定することでも求まる。
治具基準面23上の周方向の異なる任意の3点のXYZ座標値を求める。これにより、XY平面に対する治具基準面23の傾き、すなわちXY平面に対するX’Y’平面の傾き度合いが求まる。
図6に示されるように、レンズ鏡筒用カム筒33を測定治具21に搭載する。図6(C)に示されるように、カム筒33の内周面に形成されたカム筒基準面35と、測定治具21の治具基準面23とがピタリと当接する。また、カム筒基準面35よりも下端側のカム筒内周面部分37と、測定治具21の基準円周面29とがピタリと当接する。このとき、カム筒33の端面38と、測定治具21の円柱状台座部27の上端面28とは接触せず、治具基準面23とカム筒基準面35との正確な接触を妨げないようになっている。
XYZ座標系に対するX’Y’Z’座標系のX’座標もしくはY’座標の位置関係を定めるために、カム筒33のカム筒回転基準点を定める。カム筒33の外周面には、通常、筒固定用の穴や突起等が設けられているので、これらの穴や突起の中心位置を基準位置として定めると便利である。例えば、カム筒33の外周面上の円柱状の突起41の円柱中心をカム筒回転基準点と定める。なお、当該カム筒回転基準点は、カム筒33の内周面や上端面に設けられてもよい。
図7に示されるように、測定プローブ5の先端の球形状当接部3の直径tは、カム溝39の最狭部幅Wよりも十分に小さい。また、当接部3の直径tは、カム溝39の深さDよりも小さい。ただし、当接部3の直径tは、カム溝39の深さDと同じであってもよいし、カム溝39の深さDよりも大きくてもよい。
なお、ここで得られるカム溝39の側壁面のXYZ座標値は、当接部3の中心位置に関する座標値である。
また、ここでは1つのカム溝39について、測定位置A,Bの2箇所で倣い測定を行なったが、カム溝39の中心軸からの距離が互いに異なる測定位置は3箇所以上であってもよい。
上記ステップ(6)で収集されたカム溝39の側壁面のXYZ座標値を演算処理装置9(コンピュータ)によってX’Y’Z’直交座標値に変換してカム溝側壁面の測定データを得る。具体的には、上記ステップ(3)で得られた治具基準面23の円中心位置及び面傾斜度、並びに上記ステップ(5)で得られたカム筒回転基準点の回転方向傾斜度に基づいて、平行移動、傾け及び回転の各座標変換を行なう。これにより、カム筒基準面をX’Y’平面とし、カム筒中心軸をZ’軸とするX’Y’Z’直交座標値が得られる。
なお、これらの座標変換自体は公知の座標変換であって、演算処理装置9に搭載されたコンピュータプログラムが自動で行なってくれる。
例えば、カム筒33の外周面に設けられた突起41をカム筒側の位置合せ部位とし、測定治具21には、突起41を受ける凹部を設けるようにすればよい。
図9は、レンズ鏡筒用カム筒を成形するための金型の一部分を示す概略的な断面図である。(A)はカム溝に対応する位置に削り代が残された状態を示す。(B)は(A)の金型を用いて成形されたカム溝の側壁面位置の一例を破線で示す。(C)は(B)のカム溝側壁面位置に対して削り込み修正した状態を示す。
製品設計における狙いの製品の仕上がり寸法よりもカム溝幅が大きくなるように、予め一定寸法の削り代を両側壁に残したカム溝形成型を有する金型で成形された円筒状のレンズ鏡筒用カム筒を用意する。ここで、予め残しておくカム溝形成型の削り代とは、例えば溶融樹脂を金型キャビティ内に射出注入するゲート位置、ガス抜きのガスベント、成形品の樹脂材料や厚みと形状その他の成形条件を含む諸条件に基づくCAE(Computer Aided Engineering)解析データにより並びに経験的に想定される成形品の歪量を考慮して、想定されるカム溝の最大歪量とすることができる。
本発明のレンズ鏡筒用カム筒のカム溝測定方法によってレンズ鏡筒用カム筒のカム溝測定を行ない、カム溝側壁面の測定データを得る。例えば、図1から図7を参照して説明した上記カム溝測定方法の実施例によって、カム溝側壁面の測定データを得る。
得られたカム溝側壁面の測定データから求まるカム溝側壁面データと、製品設計における狙いの仕上がり寸法との差を求める。当該差の量だけ、カム溝形成型を削り込んで金型43を修正する。
図9(A)において、金型43はカム溝形成型面45を備えている。カム溝形成型面45は、成形歪が生じないと仮定した場合の製品仕上がりの狙い寸法位置の仕上がり面47に対して、成形条件等により想定される最大歪量の大きさを見込んだ分の削り代Lを残した位置に形成されている。金型43を用いてカム筒の成形を行なう。
上記ステップ(C)で削り込み修正した金型を用いてカム筒の成形製造を行なう。これにより、成形歪のない製品設計時の仕上がり形状と寸法どおりのカム溝を有するカム筒を製造することができる。
カム溝39の対向する両壁39a,39bに同時に当接する程度の半径Rをもつ仮想カムピン当接球53を設定する。ここで、半径Rは、組み上げられたレンズ鏡筒においてカムピンの実動作時にカム溝39の両壁39a,39bに同時に当接するカムピン当接部の大きさに概ね等しい大きさに設定される。
本発明のレンズ鏡筒用カム筒のカム溝測定方法、例えば、図1から図7を参照して説明した上記カム溝測定方法の実施例によって得られたレンズ鏡筒用カム筒33のカム溝39の側壁面39a,39bの測定データ(変換後座標値群データ)に基づいて、カム溝側壁面39a,39bの座標値をカム溝側壁面39a,39bの法線方向であって、かつ対向するカム溝側壁面39b,39a側へ仮想カムピン当接球53の半径R分だけ移動させたときの仮想面55a,55bを算出する。
仮想面55a,55bが交差して形成される交差曲線を算出する。この交差曲線は仮想カムピン当接球53の中心の軌跡57を示す。このようにして、仮想カムピン当接球53の中心の軌跡57を算出する。
上記各ステップにおいて、軌跡面、カム溝側壁面、仮想面、交差曲線を算出するとは、面もしくは曲線を表す面方程式もしくは曲線方程式を算出すること、又は面上点の座標値データ群もしくは曲線上の点の座標値データ群を算出することを意味する。
また、カム筒に設けられたカム溝は、カム筒の外周面から内周面へ又は内周面から外周面へ貫通しているものであってもよい。
また、カム筒は、カメラのレンズ鏡筒に使用されるもののみならず、望遠鏡やその他の光学関連機器のレンズ鏡筒に使用されるものであってもよい。
5 測定プローブ
7 三次元測定機
9 演算処理装置(コンピュータ)
15 測定台
19 回転円盤
21 測定治具
23 治具基準面
33 カム筒
35 カム筒基準面
39 カム溝
39a,39b カム溝側壁面
43 金型
53 仮想カムピン当接球
55a,55b 仮想面
57 仮想カムピン当接球の中心の軌跡
Claims (6)
- 以下のステップ(1)〜(7)を含むレンズ鏡筒用カム筒のカム溝測定方法。
(1)三次元測定機の測定台の上に設置された回転円盤の回転中心位置を測定し、前記三次元測定機が有するXYZ三次元座標のZ軸位置を決定するステップ、
(2)円形の治具基準面と前記治具基準面に同心の基準円周面とを有する測定治具を、前記治具基準面の円中心と前記回転円盤の回転中心とが概ね一致するように、前記回転円盤上に設置するステップ、
(3)前記XYZ三次元座標のXY平面上における前記治具基準面の円中心位置と、前記XY平面に対する前記治具基準面の面傾斜度を測定するステップ、
(4)前記カム筒のカム筒中心軸と直交するようにして前記カム筒に設けられたカム筒基準面を、前記カム筒中心軸と前記治具基準面の円中心とを一致させつつ前記治具基準面に当接させて、前記測定治具に前記カム筒を搭載するステップ、
(5)前記測定治具に搭載された前記カム筒に設けられたカム筒回転基準点のXYZ座標値を測定することにより、前記カム筒中心軸及び前記カム筒回転基準点を通る直線と前記XYZ三次元座標のX軸又はY軸とがなす角度である回転方向傾斜度を測定するステップ、
(6)前記三次元測定機に装着された測定プローブであって当該プローブの先端に前記カム溝の最狭部幅よりも小さい直径の球形状当接部を有する測定プローブを用い、前記カム筒中心軸から所定の距離だけ離れた測定位置で前記プローブの前記当接部を前記カム溝の側壁面の1箇所に接触させた後、前記カム筒中心軸からの前記所定距離を一定に保ったまま、前記回転円盤を回転させて倣い測定を行なって前記カム溝側壁面のXYZ座標値を収集する工程を、前記カム筒中心軸からの距離が互いに異なる複数の測定位置で行なうステップ、
(7)前記カム溝側壁面の前記XYZ座標値を、前記治具基準面の円中心位置及び前記面傾斜度、並びに前記カム筒回転基準点の前記回転方向傾斜度に基づいて、平行移動、傾け及び回転の各座標変換を行なうことによって、前記カム筒基準面をX’Y’平面とし、前記カム筒中心軸をZ’軸とするX’Y’Z’直交座標値にコンピュータによって変換して前記カム溝側壁面の測定データを得るステップ。 - 前記ステップ(7)の座標変換を前記ステップ(6)で前記カム溝側壁面の前記XYZ座標値を収集しながらコンピュータによってリアルタイムに行なう請求項1に記載のレンズ鏡筒用カム筒のカム溝測定方法。
- 前記カム筒及び前記測定治具は、前記カム筒が前記測定治具に対して常に同一の回転角度で搭載されるように位置合せ部位を備えており、かつ、前記測定治具はカム筒回転基準点を備えており、
前記ステップ(3)は、前記測定治具の前記カム筒回転基準点のXYZ座標値を測定することにより、前記カム筒回転基準点の前記回転方向傾斜度を測定する工程も含み、
前記ステップ(5)を行なわない、請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒用カム筒のカム溝測定方法。 - 前記カム溝の対向する両壁に同時に当接する程度の半径をもつ仮想カムピン当接球を設定し、
前記ステップ(7)で得られた前記カム溝側壁面の測定データに基づいて、前記カム溝側壁面を対向する前記カム溝側壁面側へ前記仮想カムピン当接球の半径分だけ移動させたときの仮想面が交差して形成される交差曲線を得ることによって、前記仮想カムピン当接球の中心の軌跡を得るステップをさらに含む請求項1から3のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒用カム筒のカム溝測定方法。 - 以下のステップ(A)〜(D)を含むレンズ鏡筒用カム筒の製造方法。
(A)製品設計における製品の仕上がり寸法よりもカム溝幅が大きくなるように、予め一定寸法の削り代を残したカム溝形成型を有する金型で成形された円筒状のレンズ鏡筒用カム筒を用意するステップ、
(B)請求項1から3のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒用カム筒のカム溝測定方法によって前記レンズ鏡筒用カム筒のカム溝測定を行なうステップ、
(C)得られた前記カム溝側壁面の前記測定データから求まるカム溝側壁面データと前記製品設計における仕上がり寸法との差だけ、前記カム溝形成型を削り込んで前記金型を修正するステップ、
(D)前記ステップ(B)で削り込み修正した前記金型を用いてカム筒を成形するステップ。 - 前記ステップ(C)において、前記金型の修正はNC加工機を用いて行なわれる請求項5に記載のレンズ鏡筒用カム筒の製造方法。
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