JP5956316B2 - 主観画質推定装置、主観画質推定方法及びプログラム - Google Patents
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Description
主観画質の定義通りに推定する方法は、ACR−HRR法、一対比較法といった主観評価実験によって推定するものである(例えば非特許文献1参照)。これらの方法では、複数人の被験者を用意し、被験者が評価対象となる動画像を繰り返し見て、その動画像の主観画質を評価する。ACR−HRR法では、被験者は、Excellent、Good、Fair、Poor、Badの5段階で主観画質の評価を実施する。評価値の被験者平均値は、動画像の主観画質評価値として用いられ、MOS(Mean Opinion Score)と呼ばれる。ところが、ACR−HRR法では、被験者を複数人集めなければならない。さらに、被験者に動画像を何度も繰り返し見てもらって評価を行うため、時間がかかる。そのため、個別の動画像の主観画質評価の推定に用いることは、事実上困難である。
まず、本発明の一実施形態の概略について説明する。
図1は、本実施形態の主観評価値算出方法を実現する機器(CBR符号化)の構成を示すブロック図である。図1において、QP予測式生成部10は、動画像の1画素あたりの平均符号量bとQP間の関係式(QP予測式)を生成する。すなわち、QP予測式生成部10は、標本となる複数のビットレートBでエンコーダ11が動画像を符号化して生成された、または既にある符号化データの1画素あたりの平均符号量とQPとの組み合わせによって、1画素あたりの平均符号量とQPとの関係式(QP予測式)を生成する。
次に、本発明の一実施形態の詳細について説明する。
図1において、QP予測式生成部10は、ビットレートB、解像度r、フレームレートf、オリジナル動画像Iを外部から入力して生成したQP予測式をQP予測部14に出力する。QP予測部14は、QP予測式生成部10から入力したQP予測式と外部から入力したビットレートB、解像度r、フレームレートfとに基づき、算出した予測QPを主観画質推定部18に出力する。主観画質推定部18は、外部から入力した解像度r、フレームレートfに対応する主観画質推定式S(q)を、主観画質推定式管理部15に問い合わせて受け取る。主観画質推定部18は、受け取った主観画質推定式S(q)にQP予測部14から入力した予測QPを代入し、主観画質推定値sを算出して出力する。
まず、QP予測式生成部10は、オリジナル動画像I、次式(3)に示す解像度rj、フレームレートfj、ビットレートBjを入力する(ステップS200)。このとき、変数jを1とする。次に、変数jがMより大となったか否かを判定する(ステップS201)。そして、変数jがMより大でなければ(ステップS201のYES)、ステップS202へ進む。
次に、QP予測部14は、QP予測式算出部13で生成したQP予測式Q(b)とビットレートB、候補の解像度r及びフレームレートfとを入力とし(ステップS205)、そのビットレートB、候補解像度r、フレームレートfにおける1画素あたりの平均符号量bを算出する。その1画素あたりの平均符号量bを用いてQP予測式Q(b)から予測QPを算出し、主観画質推定部18に出力する(ステップS206)。
次に、主観画質推定式管理部15は、主観画質推定部18からの問い合わせに対して処理を行う。主観画質推定式管理部15は、主観画質を推定したい解像度r、フレームレートfを入力し、解像度r、フレームレートfに対応する主観画質推定式S(q)が主観画質推定式DB16に存在するかを確認する(ステップS207)。主観画質推定式S(q)が存在しない場合には(ステップS207のNO)、その解像度r、フレームレートfに対応するS(q)を主観画質推定式生成部17によって生成し、主観画質推定式DB16に格納する(ステップS208)。
最後に、主観画質推定部18は、予測QPを主観画質推定式S(q)に代入し、主観画質推定値sを求めて出力する(ステップS209、S210)。
QP予測式生成部10は、QP予測式の生成のためにエンコーダ11から取り出したQPからQP予測式を算出する内部処理を有する。以下、該QP予測式を算出する内部処理について説明する。主観画質推定式管理部15は、主観画質推定式DB16と主観画質推定式生成部17とを備えている。主観画質推定式DBの構造と主観画質推定式生成B17の算出処理フローについても説明する。
まず、QP予測式生成部10がエンコーダ11から量子化パラメータ(QP)の取り出す方法について具体的に説明する。QP予測式生成部10は、動画像を符号化する際のQPの平均値(平均QP)を後述するように求め、その動画像のQPとして取り出す。
QP予測式算出部13は、1画素あたりの平均符号量b1、b2、…、bMとQPq1、q2、…、qMを入力として、QP予測式Q(b)を生成し、QP予測部14に出力する。
(1)各フレームの初期qの平均
(2)全マクロブロック(HEVCでは全コーディングユニット)の平均
CBRの場合では、平均bではなく、ターゲットとするビットレートから算出できるbを用いてもよい。高速に数式(5)を算出したい場合には、全フレームの平均ではなく、GOP内でサンプルしたフレームの平均bと平均qから求めてもよい。各フレームでbとqからQP予測式Q(b)を算出し、そのα、βの平均を用いてもよい。
図10は、本実施形態による主観画質推定式DB16の構成例を示す概念図である。主観画質推定式は、一次式(S(q)=γq+δ)で表される。主観画質推定式DB16は、解像度とフレームレートに対する主観画質推定式S(q)のγ、δの値を格納している係数テーブルの形で実現される。図10に示す例では、解像度「1920×1080」に対しては、フレームレート=30、γ=−0.15、δ=7.9、また、フレームレート=15、γ=−0.10、δ=5.94、また、フレームレート=7.5、γ=−0.04、δ=2.00が紐付けられて格納されている。同様に、解像度「960×540」及び解像度「480×270」に対してもフレームレート、γ、δがそれぞれ紐付けられて格納されている。
図11は、本実施形態による主観画質推定式生成部17の動作を説明するためのフローチャートである。主観画質推定式生成部17は、候補解像度r、フレームレートfを入力とし(ステップS290)、その候補解像度r、フレームレートfに対応する主観画質推定式(γ、δ)を、既知の解像度とフレームレートの主観画質推定式(γ、δ)を用いて推定する(ステップS291)。そして主観画質推定式生成部17は、、その生成した主観画質推定式を主観画質推定式DB16に格納する(ステップS292)。
主観画質推定式S(q)は、次式(7)で表す。
主観画質推定式生成部17は、主観画質推定式DB16に解像度rの動画像に対する主観画質推定式が存在しない場合に、主観画質推定式DB16にある主観画質推定式のγ、δから主観画質を推定したい解像度rの主観画質推定式のγ、δを補間する。
主観画質推定式生成部17は、主観画質推定式DB16にフレームレートfの動画像に対する主観画質推定式が存在しない場合に、主観画質推定式DB16にある主観画質推定式のγ、δから主観画質を推定したいフレームレートfの主観画質推定式のγ、δを補間する。
主観画質推定式生成部17は、主観画質推定式DB16に解像度rとフレームレートfの動画像に対する主観画質推定式が存在しない場合に、主観画質推定式DB16にある主観画質推定式のγ、δから主観画質を推定したい解像度r、フレームレートfの主観画質推定式のγ、δを補間する。
図12は、本実施形態による主観画質推定式生成部17での加重平均による係数の算出方法を示す概念図である。主観画質推定式生成部17は、主観画質推定式DB16にある4つの主観画質推定式のγ、δの値の加重平均によって推定する。図12に示すように、4つの解像度と4つのフレームレートとの組み合わせ(r2、f2)、(r2、f3)、(r3、f2)、(r3、f3)に対して、4つのγが与えられたとし、それをγ2、γ3、γ4、γ5とする。ここで、図12に示す位置(r1、f1)でのγを求めたいとし、それをγ1とする。γ1は、図12におけるγ23、γ45の解像度の比による加重平均で求められる。γ23は、次式(10)で求められる。
Claims (9)
- 動画像の1画素あたりの平均符号量から量子化パラメータを予測するためのQP予測式を生成するQP予測式生成部と、
前記QP予測式を用いて、1画素あたりの平均符号量から予測QPを算出するQP予測部と、
符号化パラメータに対する主観画質推定式を出力する主観画質推定式管理部と、
前記予測QP及び前記主観画質推定式に基づいて、主観画質推定値を算出する主観画質推定部と、
を備える主観画質推定装置。 - 前記QP予測式生成部は、
動画像をエンコードして平均QPと1画素あたりの平均符号量とを出力するエンコーダと、
前記エンコーダによって出力された前記平均QP及び前記平均符号量を格納するパラメータ記憶部と、
前記パラメータ記憶部に格納された前記平均QP及び前記平均符号量に基づいて前記QP予測式を算出するQP予測式算出部と、
を備える請求項1に記載の主観画質推定装置。 - 前記QP予測式生成部は、
符号化データを解析して平均QPと1画素あたりの平均符号量とを出力するパーサーと、
前記パーサーによって出力された前記平均QP及び前記平均符号量を格納するパラメータ記憶部と、
前記パラメータ記憶部に格納された前記平均QP及び前記平均符号量に基づいて前記QP予測式を算出するQP予測式算出部と、
を備える請求項1に記載の主観画質推定装置。 - 前記QP予測式算出部は、前記パラメータ記憶部に格納された前記平均QP及び前記平均符号量の組み合わせを複数取得し、取得された前記組み合わせに基づいて、N次式(Nは1以上の整数)で表現した1画素あたりの前記平均QP及び前記平均符号量の関係を最小二乗法によって表すことによって前記QP予測式を算出する、請求項2又は3に記載の主観画質推定装置。
- 前記QP予測式算出部は、前記パラメータ記憶部に格納された前記平均QP及び前記平均符号量の組み合わせを2組取得し、前記2組が表す2点を含む直線によって表される式を前記QP予測式として算出する、請求項2又は3に記載の主観画質推定装置。
- 前記主観画質推定式管理部は、前記主観画質推定式を格納しており、前記主観画質推定部によって要求された主観画質推定式を格納している場合は、当該主観画質推定式を前記主観画質推定部に出力し、前記主観画質推定部によって要求された主観画質推定式を格納していない場合は、既に格納されている前記主観画質推定式に基づいて、要求された主観画質推定式を生成し前記主観画質推定部に出力する、請求項1から5のいずれか1項に記載の主観画質推定装置。
- 前記主観画質推定式管理部は、初期値として事前の主観評価実験によって得られた主観画質推定式を格納しており、格納された前記主観画質推定式の係数及び符号化パラメータの組み合わせに基づいて前記係数及び前記符号化パラメータの関係を近似するN次式(Nは1以上の整数)を生成し、近似したN次式に基づいて前記主観画質推定式を生成する、請求項6に記載の主観画質推定装置。
- 動画像の1画素あたりの平均符号量から量子化パラメータを予測するためのQP予測式を生成するQP予測式生成ステップと、
前記QP予測式を用いて、1画素あたりの平均符号量から予測QPを算出するQP予測ステップと、
符号化パラメータに対する主観画質推定式を出力する主観画質推定式管理ステップと、
前記予測QP及び前記主観画質推定式に基づいて、主観画質推定値を算出する主観画質推定ステップと、
を有する主観画質推定方法。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の主観画質推定装置が行う処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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