JP5955473B2 - Ponシステム、olt及びその高速回線復旧処理方法 - Google Patents

Ponシステム、olt及びその高速回線復旧処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5955473B2
JP5955473B2 JP2015550270A JP2015550270A JP5955473B2 JP 5955473 B2 JP5955473 B2 JP 5955473B2 JP 2015550270 A JP2015550270 A JP 2015550270A JP 2015550270 A JP2015550270 A JP 2015550270A JP 5955473 B2 JP5955473 B2 JP 5955473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
onu
sequence
mpcp
olt
mode operation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015550270A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015079537A1 (ja
Inventor
盛友 大杉
盛友 大杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5955473B2 publication Critical patent/JP5955473B2/ja
Publication of JPWO2015079537A1 publication Critical patent/JPWO2015079537A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/44Star or tree networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

この発明は、局側装置(以下、OLT:Optical Line Terminal)と複数の加入者側装置(以下、ONU:Optical Network Unit)とを備えた光通信ネットワークであるPON(Passive Optical Network)システムにおいて、特にOLTと全ONUとの間でデータ通信が可能な回線を高速に復旧させるPONシステム、OLT及びその高速回線復旧処理方法に関するものである。
PONシステムでは、1つのOLTと複数のONUとを光スターカプラ等のパッシブな光分岐器で接続することにより光通信を行う。PONシステムの制御は、IEEE802.3にて標準化されている。OLTからONUへの下り信号は、1本の幹線光ファイバを介して光分岐器まで送信され、当該光分岐器で分岐された後、支線光ファイバを介して全てのONUに送信される。また、ONUからOLTへの上り信号は、各ONUから各支線光ファイバを介して光分岐器へ送信され、当該光分岐器から1本の幹線光ファイバを介してOLTへ送信される。ここで、ONUからOLTへの上り信号に関して、複数のONUが一斉に信号を送信すると、各ONUから送信された信号同士の干渉が発生し、OLT側で正しく信号を受信することができなくなる。
上記信号の干渉を防止するため、各ONUからOLTへ送信される上り信号は、限られた伝送帯域の中で時分割送信する必要がある。そこで、予め各ONUを識別するための固有番号であるLLID(Logical Link ID)という識別子を各ONUに付与し、当該LLIDを用いて各ONUに対し信号の送信タイミングを通知するようにしている。
また、OLTから各ONUへ送信される下り信号に関しても、1本の幹線光ファイバから送信された信号は光分岐器で分岐されて全ONUに送信される。そして、各ONUでは、受信した信号に収容されたLLIDを読み取り、当該LLIDが自己に付与されたLLIDと一致すれば信号を取り込み、一致しない場合は信号を廃棄する処理を行う。
IEEE802.3では、上記LLIDを各ONUに付与する手順を規定している。OLTは、常に新しいONUを発見する準備のために一定周期でDiscoveryGate信号をブロードキャスト方式で一斉に全ONUへ送信する。DiscoveryGate信号は、LLIDが付与されていないONU(以下、リンク未確立ONU)に対して信号の送信タイミングを通知する信号である。一方、ONUは、上り信号同士の干渉を防止するため、OLTからGate(DiscoveryGate、GrantGate等)信号を受信しない限り、ONU側から信号を送信しない仕様となっている。
次に、DiscoveryGate信号を受信したリンク未確立ONUはRegisterRequest信号を送信し、リンクの要求、すなわちLLIDの付与を要求する。 次に、OLTからリンク未確立ONUに対しRegister信号を送信し、LLIDを付与する。また、OLTは、付与したLLIDを含むGrantGate信号を該当ONUにユニキャスト方式で個別に通知する。GrantGate信号は、他のONUとのデータ通信の混み具合を見ながら、上り送信帯域と上り送信タイミングを通知している。 ONUは、GrantGate信号を受信すると、指示された上り送信タイミングでRegisterAck信号を送信し、Register信号によりLLIDが付与されたことをOLTへ通知する。OLTは、ONUに付与したLLIDと当該ONU固有のMAC(Media Access Control)アドレスを対応付けて管理する。
以上により、OLTとONUの通信リンク(以下、MPCP(Multi−Point Control Protocol)リンク)が確立される。このMPCPリンクを確立する手順を以下、MPCPディスカバリーシーケンスと呼ぶ。
MPCPディスカバリーシーケンスによってMPCPリンクを確立したONUは、OLTとのデータ通信が可能となる。OLTから送信されるNormalGate信号に対して、上りに送信するデータ量を申告するReport信号をONUから返信し、OLTが送信を許可することで上りデータ通信が可能となる。しかし通常は、OLTからONUに対して遠隔での制御や設定を可能とするためのOAM(Operation Administration and Maintenance)リンクを確立する手順(以下、OAMディスカバリーシーケンス)や、OLTとONU間のデータ通信の秘匿性を保つために信号を暗号化するための手順(以下、暗号化シーケンス)及び、認証されたONUだけにデータ通信を許可するための手順(以下、認証シーケンス)を経た後にデータ通信を開始する。
複数のONUが接続されたOLTは、MPCPリンクを確立したONUに対して前述の各シーケンスを継続して処理すると同時に、一定周期でDiscoveryGate信号を送信して他のリンク未確立ONUに対するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する。OLTは、このような並行処理を繰り返し、接続された全ONUのデータ通信を可能とする。
PONシステムにおいて、OLTとONUの間の幹線光ファイバ又は支線光ファイバが切れた場合や、ONUの電源が落ちた場合、OLTから送信するGate(DiscoveryGate、Grant Gate等)信号に対するONUからの応答が無いことより、OLT側にて当該ONUとの間のMPCPリンクが切れたことを検出する。ただし、幹線光ファイバ又は支線光ファイバが一瞬切れた後直ちに回復(以下、瞬断)した際や、ONUの電源が一瞬落ちた後直ちに回復(以下、瞬停)した際の、瞬断又は瞬停の時間が一定時間以下である場合においては、OLT及びONUにおいてMPCPリンクを維持する機能(以下、ホールドオーバー機能)がある。
ホールドオーバー機能にてMPCPリンクを維持できる一定時間以上の瞬断又は瞬停が発生した場合は、一旦MPCPリンクが切れたONUに対して再びMPCPディスカバリーシーケンスから処理を始め、データ通信が可能な回線を復旧させる。この回線の復旧には高速性が求められる。従来の高速回線復旧処理方法としては、通信状態に関する最新情報(暗号パスワード、通信設定等)を更新して記憶しておき、回線を復旧させる際に記憶してある情報を利用することで復旧手順の一部を省略して高速化する方法がある(例えば特許文献1参照)。また、MPCPディスカバリーシーケンスに機能的に含まれるOLTとONU間の距離測定において、複数のONUとの距離測定を同時に実施することで回線復旧を高速化する方法もある(例えば特許文献2参照)。さらに、高優先サービスを提供しているONU等の優先的に回線を復旧させたいONUをOLTにて識別し、当該ONUに対して優先的に回線を復旧させる処理方法もある(例えば特許文献3、4参照)。
特開2002−198983号公報 特開2001−7832号公報 特開2009−188519号公報 特開2006−262129号公報
PONシステムが適用されるネットワークにおいて、ONUに対する遠隔での制御や設定が不要な場合や、通信における上位層にて暗号化されているためにデータ通信の秘匿性が担保されている場合、企業内通信に限られるためにONU毎の認証が不要な場合等、OAMディスカバリーシーケンスや暗号化シーケンス、認証シーケンスが不要な場合もある。しかしながら、従来のPONシステムでは、前述の各シーケンスの必要性を判断することができない。そのため、MPCPディスカバリーシーケンスによってMPCPリンクを確立した後にこれらの不要なシーケンスを処理することで回線の復旧までの時間が長くなるという課題があった。
また、ホールドオーバー機能にてMPCPリンクを維持できる一定時間以上の幹線光ファイバ瞬断後や全ONU電源の一斉瞬停後等、全ONUの回線を一度に復旧させる場合において、従来のPONシステムでは、OLTからのDiscoveryGate信号の送信が一定周期であるため、あるONUのMPCPディスカバリーシーケンスが完了しても他のリンク未確立ONUは次の周期までDiscoveryGate信号を待つ必要がある(一例として、MPCPディスカバリーシーケンスに要する時間は約17ミリ秒であり、OLTからDiscoveryGate信号を送信する周期は約100ミリ秒である)。そのため、接続されるONUの台数が増えるに従って、全ONUの回線復旧に要する時間におけるリンク未確立ONUが次のDiscoveryGate信号を待つ時間の割合が大きくなるとともに、全ONUの回線復旧までの時間が長くなるといった課題もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、高速に回線を復旧することができるPONシステム、OLT及びその高速回線復旧処理方法を提供することを目的としている。
この発明に係るPONシステムは、OLTと、OLTに接続された複数のONUとを備えたPONシステムにおいて、OLTは、ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報を管理するONU管理部と、リンク未確立のONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作部と、全てのONUに対してMPCPディスカバリーシーケンスを連続的に処理し、その後、ONU毎に、ONU管理部により管理される情報に基づいて必要なシーケンスを処理する第2のモード動作部と、ONU管理部により管理される情報に基づいて、第1,2のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移部とを備えたものである。
また、この発明に係るPONシステムは、OLTと、OLTに接続された複数のONUとを備えたPONシステムにおいて、OLTは、ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報を管理するONU管理部と、リンク未確立のONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作部と、ONU毎に、MPCPディスカバリーシーケンスを処理し、かつONU管理部により管理される情報に基づいて必要なシーケンスを処理する第3のモード動作部と、ONU管理部により管理される情報に基づいて、第1,3のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移部とを備えたものである。
また、この発明に係るPONシステムは、OLTと、OLTに接続された複数のONUとを備えたPONシステムにおいて、OLTは、ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報、当該シーケンスの処理を必要とするイベントの発生有無を示す情報を管理するONU管理部と、リンク未確立のONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作部と、全てのONUに対してMPCPディスカバリーシーケンスを連続的に処理し、その後、ONU管理部により管理される情報に基づいて特定のイベントが発生した場合に必要なシーケンスを処理する第4のモード動作部と、ONU管理部により管理される情報に基づいて、第1,4のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移部とを備えたものである。
また、この発明に係る高速回線復旧処理方法は、OLTと、OLTに接続された複数のONUとを備えたPONシステムによる高速回線復旧処理方法において、OLTは、ONU管理部により、ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報を管理するONU管理ステップと、第1のモード動作部により、リンク未確立のONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作ステップと、第2のモード動作部により、全てのONUに対してMPCPディスカバリーシーケンスを連続的に処理し、その後、ONU毎に、ONU管理部により管理される情報に基づいて必要なシーケンスを処理する第2のモード動作ステップと、モード遷移部により、ONU管理部により管理される情報に基づいて、第1,2のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移ステップとを有するものである。
また、この発明に係る高速回線復旧処理方法は、OLTと、OLTに接続された複数のONUとを備えたPONシステムによる高速回線復旧処理方法において、OLTは、ONU管理部により、ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報を管理するONU管理ステップと、第1のモード動作部により、リンク未確立のONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作ステップと、第3のモード動作部により、ONU毎に、MPCPディスカバリーシーケンスを処理し、かつONU管理部により管理される情報に基づいて必要なシーケンスを処理する第3のモード動作ステップと、モード遷移部により、ONU管理部により管理される情報に基づいて、第1,3のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移ステップとを有するものである。
また、この発明に係る高速回線復旧処理方法は、OLTと、OLTに接続された複数のONUとを備えたPONシステムによる高速回線復旧処理方法において、OLTは、ONU管理部により、ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報、当該シーケンスの処理を必要とするイベントの発生有無を示す情報を管理するONU管理ステップと、第1のモード動作部により、リンク未確立のONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作ステップと、第4のモード動作部により、全てのONUに対してMPCPディスカバリーシーケンスを連続的に処理し、その後、ONU管理部により管理される情報に基づいてイベントが発生した場合に必要なシーケンスを処理する第4のモード動作ステップと、モード遷移部により、ONU管理部により管理される情報に基づいて、第1,4のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移ステップとを有するものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、高速に回線を復旧することができる。
この発明の実施の形態1に係るPONシステムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1におけるONU管理部により管理されるONU管理テーブルを示す図である。 この発明の実施の形態1におけるPON制御部の状態遷移を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるPON制御部のMPCPリンク確立優先モードにおけるPONシステム全体のシーケンス図である。 この発明の実施の形態1におけるPON制御部のMPCPリンク確立優先モードにおけるフローチャートである。 この発明の実施の形態1におけるPON制御部の定常モードにおけるフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るPONシステムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2におけるPON制御部の状態遷移を示す図である。 この発明の実施の形態2におけるPON制御部のONU毎回線復旧モードにおけるPONシステム全体のシーケンス図である。 この発明の実施の形態2におけるPON制御部のONU毎回線復旧モードにおけるフローチャートである。 この発明の実施の形態3におけるPONシステムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3におけるONU管理部により管理されるONU管理テーブルである。 この発明の実施の形態3におけるPON制御部の状態遷移を示す図である。 この発明の実施の形態3におけるPON制御部の逐次回線復旧モードにおけるPONシステム全体のシーケンス図である。 この発明の実施の形態3におけるPON制御部の逐次回線復旧モードにおけるフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るPONシステムの構成を示すブロック図である。
PONシステムでは、図1に示すように、OLT1が1本の幹線光ファイバ4を介して光分岐器3と接続され、光分岐器3で分岐された各支線光ファイバ5を介して複数のONU2に接続されている。
OLT1は、ONU管理部11、PON制御部12及び光送受信部13から構成されている。
ONU管理部11は、ONU管理テーブルを管理するものである。
図2は、ONU管理部11により管理されるONU管理テーブルの一例を示す図である。図2に示すように、ONU管理テーブルには、ONU2毎に固有のMACアドレスをキーとして、OAMディスカバリーシーケンス(OAM)、暗号化シーケンス(暗号)、認証シーケンス(認証)の各々について処理が必要か否かを管理する。例えば、ONU2に対する遠隔での制御、設定が不要な場合は、当該ONU2のMACアドレスのエントリにOAMシーケンス不要として管理する。また、通信における上位層にて暗号化されているためにデータ通信の秘匿性が担保されており、OLT1とONU2での暗号化が不要な場合は、当該ONU2のMACアドレスのエントリに暗号化シーケンス不要として管理する。さらに、PONシステムが企業内通信のように限られたネットワークに適用される場合は、ONU2毎の認証が不要なため、使用されるONU2のMACアドレスのエントリに認証シーケンス不要として管理する。
また、ONU管理部11は、上記情報に加え、MPCPリンク、ONU2に付与されたLLID番号、OAMリンク、暗号化、認証の各状態を管理する。
また、ONU管理部11は、各ONU2のMPCPリンクの状態を管理するため、管理される全ONU2においてMPCPリンクが未確立となると、全ONU2のMPCPリンクが切れたこと(以下、全ONUリンク断)をPON制御部12へ通知する機能を有している。また、管理される全ONU2においてMPCPリンクが確立し、各ONU2で必要とされるシーケンスが全て完了すると、全ONU2の回線が復旧したこと(以下、全ONU回線復旧)をPON制御部12へ通知する機能も有している。
PON制御部12は、ONU2との間での通信制御を行うものである。この際、PON制御部12は、ONU管理部11により管理されるONU管理テーブルの情報に従って、ONU2側のPON制御部21との間でMPCPディスカバリーシーケンスによるMPCPリンクの確立や、OAMディスカバリーシーケンスによるOAMリンクの確立、暗号化シーケンス及び認証シーケンスを処理する。このPON制御部12は、第1のモード動作部121、第2のモード動作部122及びモード遷移部123から構成されている。
第1のモード動作部121は、リンク未確立ONU2に対してMPCPディスカバリーシーケンスを処理する定常モードで動作するものである。
第2のモード動作部122は、全てのONU2に対してMPCPディスカバリーシーケンスを連続的に処理し、その後、ONU2毎に、ONU管理部11により管理されるONU管理テーブルに基づいて必要なシーケンスを処理するMPCPリンク確立優先モードで動作するものである。
モード遷移部123は、ONU管理部11により管理されるONU管理テーブルに基づいて、第1,2のモード動作部121,122のうち一方を動作させるようPON制御部12の状態を遷移するものである。
図3はPON制御部12の状態遷移を示す図である。
図3に示すように、PON制御部12は、定常モードとMPCPリンク確立優先モードの2つの動作モードを持つ。
ここで、定常モードは、PONシステムが安定動作している状態の動作モードである。 そして、一定周期でDiscoveryGate信号を送信し、新たに接続されたリンク未確立ONU2に対するMPCPディスカバリーシーケンスを開始できるように動作する。
一方、MPCPリンク確立優先モードは、ホールドオーバー機能にてMPCPリンクを維持できる一定時間以上の幹線光ファイバ4の瞬断後、全ONU電源の一斉瞬停後等、全ONU2の回線を一度に復旧させる動作モードである。
なお、モード遷移部123は、PON制御部12が定常モードの場合において、ONU管理部11から全ONUリンク断通知を受けると、MPCPリンク確立優先モードに遷移する。一方、モード遷移部123は、PON制御部12がMPCPリンク確立優先モードの場合において、ONU管理部11から全ONU回線復旧通知を受けると、定常モードに遷移する。
光送受信部13は、ONU2の光送受信部22との間で光による通信を行うものである。
ONU2は、PON制御部21及び光送受信部22から構成されている。なお、ONU2は、一般に汎用されているものでよい。
PON制御部21は、OLT1との間での通信制御を行うものである。
光送受信部22は、OLT1の光送受信部13との間で光による通信を行うものである。
次に、上記のように構成されたPONシステムの動作について説明する。まず、PON制御部12のMPCPリンク確立優先モードにおけるPONシステム全体の動作について、図4を参照しながら説明する。なお以下では、ONU管理部11により管理されるONU管理テーブルとして図2に示すものを用いるものとする。
PON制御部12のMPCPリンク確立優先モードにおけるPONシステム全体の動作では、図4に示すように、PON制御部12のモード遷移部123は、ONU管理部11からの通知により全ONUリンク断を検出し、MPCPリンク確立優先モードに遷移する。そして、第2のモード動作部122は、接続されている複数の全ONU2に対して順次MPCPディスカバリーシーケンスを処理する。
第2のモード動作部122は、まず、ONU♯1に対するMPCPディスカバリーシーケンスを開始する。ここで、図2に示すONU管理テーブルにおいて、ONU♯1の登録内容は、OAMディスカバリーシーケンス、暗号化シーケンス及び認証シーケンスの処理が不要となっている。そのため、ONU♯1は、MPCPディスカバリーシーケンスが完了してMPCPリンクが確立された時点で回線復旧し、データ通信が可能となる。
そして、第2のモード動作部122は、ONU♯1に対するMPCPディスカバリーシーケンスが完了すると、従来のPONシステムにおける一定周期の時間間隔を待たずして次のONU♯2に対するMPCPディスカバリーシーケンスを開始する。
その後、第2のモード動作部122は、同様に接続された全ONU2がMPCPリンクを確立するまで次々とMPCPディスカバリーシーケンスを処理する。
その後、第2のモード動作部122は、ONU管理部11により管理されるONU管理テーブルに基づいて、必要なシーケンスを処理する。
ここで、図2に示すONU管理テーブルにおいて、ONU♯2の登録内容は、OAMディスカバリーシーケンスの処理が必要となっており、暗号化シーケンス及び認証シーケンスの処理が不要となっている。そのため、第2のモード動作部122は、全ONU2がMPCPリンクを確立した後、ONU♯2に対してOAMディスカバリーシーケンスを処理する。そして、ONU♯2は、OAMリンクが確立された時点で回線復旧し、データ通信が可能となる。
また、図2に示すONU管理テーブルにおいて、ONU♯3の登録内容は、OAMディスカバリーシーケンスの処理が不要となっており、暗号化シーケンス及び認証シーケンスの処理が必要となっている。そのため、第2のモード動作部122は、ONU♯2が回線復旧した後、ONU♯3に対して暗号化シーケンス及び認証シーケンスを処理する。そして、ONU♯3は、データの暗号化と認証が完了した時点で回線復旧し、データ通信が可能となる。
その後、第2のモード動作部122は、同様にONU2毎に必要なシーケンスを次々と処理することで全ONU2の回線を復旧させ、全ONU2のデータ通信を可能とする。その後、モード遷移部123は、ONU管理部11から全ONU回線復旧通知を受けて定常モードに遷移する。
ここで、各シーケンスに要する概算時間は、MPCPディスカバリーシーケンスは約17ミリ秒であり、OAMディスカバリーシーケンスは約130ミリ秒であり、暗号化シーケンスは約100ミリ秒以上であり、認証シーケンスは約40ミリ秒である。そして、本発明では、従来構成における回線復旧時間に対し、実施しないシーケンスの時間分だけ回線復旧時間を短縮できる。
なお上記では、ONU♯1から順に処理を行う場合について示したが、実際には、OLT1に接続された複数のONU2のうち、どのONU2が先にシーケンスを処理するかは、ランダムに決定される。
次に、PON制御部12のMPCPリンク確立優先モードにおけるフローチャートについて図5に示す。なお、ONU管理部11は、ONU管理テーブルの管理を行っている(ONU管理ステップ)。
PON制御部12のMPCPリンク確立優先モードにおけるフローチャートでは、図5に示すように、モード遷移部123がONU管理部11からの通知により全ONUリンク断を検出してMPCPリンク確立優先モードに遷移した後(ステップST501、モード遷移ステップ)、第2のモード動作部122は、リンク未確立ONU2がある限りリンク未確立ONU2に対するMPCPディスカバリーシーケンスを処理し、全ONU2のMPCPリンクを確立することを優先する(ステップST502,503、第2のモード動作ステップ)。
次いで、第2のモード動作部122は、接続されている全ONU2について、登録内容がOAMディスカバリーシーケンス、暗号化シーケンス、認証シーケンスの全て不要である場合(ステップST504‘YES’)、全ONU2のMPCPリンクが確立された時点で全ONUの回線復旧となるためモード遷移部123は定常モードへ遷移する(ステップST512、モード遷移ステップ)。
一方、第2のモード動作部122は、接続されている少なくとも1台以上のONU2の登録内容においてOAMディスカバリーシーケンス、暗号化シーケンス、認証シーケンスの何れか又は全てが必要である場合、ONU毎に必要なシーケンスを順に処理する(ステップST504〜511、第2のモード動作ステップ)。そして、全ONU2に対して必要なシーケンスを完了すると全ONU2の回線復旧となるためモード遷移部123は定常モードへ遷移する(ステップST512)。
次に、PON制御部12の定常モードにおけるフローチャートについて図6に示す。
PON制御部12の定常モードにおけるフローチャートでは、図6に示すように、モード遷移部123がONU管理部11からの通知により全ONU回線復旧を検出して定常モードに遷移した後(ステップST601、モード遷移ステップ)、第1のモード動作部121は、一定周期間隔でDiscoveryGate信号を送信することでリンク未確立ONU2があるか否かを確認する(ステップST602)。
このステップST602において、第1のモード動作部121は、新たにリンク未確立ONU2が接続されたと判断した場合、DiscoveryGate信号に対してONU2がRegister Request信号を応答するため引き続きMPCPディスカバリーシーケンスを処理する(ステップST603〜609、第1のモード動作ステップ)。MPCPリンク確立後は、ONU管理部11に登録された内容に従って必要なシーケンスを処理し新たに接続されたONU2に対してデータ通信を可能とする。
なお、本動作は一定周期間隔(ステップST610)で繰り返すが、いずれのタイミングであってもONU管理部11から全ONUリンク断通知を受けるとMPCPリンク確立優先モードに遷移する。
以上のように、この実施の形態1によれば、ONU2毎にOAMディスカバリーシーケンス、暗号化シーケンス、認証シーケンスの各シーケンスが必要か否かを管理し、連続的にMPCPディスカバリーシーケンスを処理した後、ONU2毎に必要なシーケンスのみ処理するように構成したので、連続的にMPCPディスカバリーシーケンスを処理することでリンク未確立のONU2がDiscoveryGate信号を待つ時間を削減でき、また、不要なシーケンスを省略することで当該シーケンスに費やす時間を削減できるので、全ONU2の回線を一度に復旧させる場合において復旧に要する時間を短くできる。
実施の形態2.
実施の形態1では全ONU2の回線を一度に復旧させる動作モードとしてMPCPリンク確立優先モードを適用した場合について示した。これに対し、実施の形態2では、ONU2毎に回線を復旧させるONU毎回線復旧モードを適用した場合について示す。
図7はこの発明の実施の形態2に係るPONシステムの構成を示すブロック図である。 図7に示す実施の形態2に係るPONシステムは、図1に示す実施の形態1に係るPONシステムの第2のモード動作部122を第3のモード動作部124に変更したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
第3のモード動作部124は、ONU2毎に、MPCPディスカバリーシーケンスを処理し、かつONU管理部11により管理される情報に基づいて必要なシーケンスを処理するONU毎回線復旧モードで動作するものである。
図8はPON制御部12の状態遷移を示す図である。
図8に示すように、PON制御部12は、定常モードとONU毎回線復旧モードの2つの動作モードを持つ。
ここで、定常モードは実施の形態1と同じである。
一方、ONU毎回線復旧モードは、ホールドオーバー機能にてMPCPリンクを維持できる一定時間以上の幹線光ファイバ4の瞬断後や全ONU電源の一斉瞬停後等、全ONU2の回線を一度に復旧させる動作モードである。
なお、モード遷移部123は、PON制御部12が定常モードの場合において、ONU管理部11から全ONUリンク断通知を受けると、ONU毎回線復旧モードに遷移する。 一方、モード遷移部123は、PON制御部12がONU毎回線復旧モードの場合において、OLT1のPON制御部12が送信したDiscoveryGate信号に対していずれのONU2のPON制御部21からもRegister Request信号を受信しない場合(ONU管理部11から全ONU回線復旧通知を受けると)、定常モードに遷移する。
次に、上記のように構成されたPONシステムの動作について説明する。まず、PON制御部12のONU毎回線復旧モードにおけるPONシステム全体の動作について、図9を参照しながら説明する。なお以下では、ONU管理部11により管理されるONU管理テーブルとして図2に示すものを用いるものとする。
PON制御部12のONU毎回線復旧モードにおけるPONシステム全体の動作では、図9に示すように、PON制御部12のモード遷移部123は、ONU管理部11からの通知により全ONUリンク断を検出し、ONU毎回線復旧モードに遷移する。そして、第3のモード動作部124は、接続されている複数のONU2のうちのONU♯1から順に、MPCPディスカバリーシーケンスと、ONU管理テーブルに基づく必要なシーケンスを処理する。
第3のモード動作部124は、まず、ONU♯1に対するMPCPディスカバリーシーケンスと、ONU管理テーブルに基づく必要なシーケンスを開始する。ここで、図2に示すONU管理テーブルにおいて、ONU♯1の登録内容は、OAMディスカバリーシーケンス、暗号化シーケンス及び認証シーケンスの処理が不要となっている。そのため、ONU♯1は、MPCPディスカバリーシーケンスが完了してMPCPリンクが確立された時点で回線復旧し、データ通信が可能となる。
そして、第3のモード動作部124は、ONU♯1に対するMPCPディスカバリーシーケンスが完了して回線復旧すると、従来のPONシステムにおける一定周期の時間間隔を待たずして次のONU♯2に対するMPCPディスカバリーシーケンスと、ONU管理テーブルに基づく必要なシーケンスを開始する。
ここで、図2に示すONU管理テーブルにおいて、ONU♯2の登録内容は、OAMディスカバリーシーケンスの処理が必要となっており、暗号化シーケンス及び認証シーケンスの処理が不要となっている。そのため、第3のモード動作部124は、ONU♯2がMPCPリンクを確立した後、ONU♯2に対するOAMディスカバリーシーケンスを処理する。そして、ONU♯2は、OAMリンクが確立された時点で回線復旧し、データ通信が可能となる。
そして、第3のモード動作部124は、ONU♯2が回線復旧した後、ONU♯3に対するMPCPディスカバリーシーケンスと、ONU管理テーブルに基づく必要なシーケンスを開始する。
ここで、図2に示すONU管理テーブルにおいて、ONU♯3の登録内容は、OAMディスカバリーシーケンスの処理が不要となっており、暗号化シーケンス及び認証シーケンスの処理が必要となっている。そのため、第3のモード動作部124は、ONU♯3がMPCPリンクを確立した後、ONU♯3に対する暗号化シーケンス及び認証シーケンスを処理する。そして、ONU♯3は、データの暗号化と認証が完了した時点で回線復旧し、データ通信が可能となる。
その後、第3のモード動作部124は、同様にONU2毎にMPCPディスカバリーシーケンスと必要なシーケンスを次々と処理することで全ONU2の回線を復旧させ、全ONU2のデータ通信を可能とする。その後、モード遷移部123は、ONU管理部11から全ONU回線復旧通知を受けて定常モードに遷移する。
次に、PON制御部12のONU毎回線復旧モードにおけるフローチャートについて図10に示す。なお、ONU管理部11は、ONU管理テーブルの管理を行っている(ONU管理ステップ)。
PON制御部12のONU毎回線復旧モードにおけるフローチャートでは、図10に示すように、モード遷移部123がONU管理部11からの通知により全ONUリンク断を検出してONU毎回線復旧モードに遷移した後(ステップST1001、モード遷移ステップ)、第3のモード動作部124は、回線復旧していないONU2がある限りリンク未確立ONUに対するMPCPディスカバリーシーケンス及び必要なシーケンスをONU2毎に処理し、ONU毎に回線復旧させる(ステップST1002〜1009、第3のモード動作ステップ)。その後、全ONU2が回線復旧となるとモード遷移部123は定常モードへ遷移する(ステップST1010、モード遷移ステップ)。
以上のように、この実施の形態2によれば、ONU2毎にOAMディスカバリーシーケンス、暗号化シーケンス、認証シーケンスの各シーケンスが必要か否かを管理し、ONU2毎に、MPCPディスカバリーシーケンスと、ONU管理テーブルに基づく必要なシーケンスを処理するように構成したので、あるONU2の回線復旧後直ちに別のリンク未確立ONU2に対するMPCPディスカバリーシーケンスを処理することでリンク未確立ONU2がDiscoveryGate信号を待つ時間を削減でき、また、不要なシーケンスを省略することで当該シーケンスに費やす時間を削減できるので、全ONU2の回線を一度に復旧させる場合において復旧に要する時間を短くできる。
なお、実施の形態1では、MPCPリンク確立後の各シーケンスが不要なONU2を優先的に回線復旧させる効果があるが、実施の形態2では、MPCPリンク確立後の各シーケンスが必要か否かに関係なく全ONU2を平等に回線復旧させることができる。
実施の形態3.
PONシステムにおけるOAMリンクの確立はONU2に対する遠隔設定/制御のイベントが発生した際に必要となる。しかしながら、遠隔設定/制御のイベントが発生しない間はOAMディスカバリーシーケンスを処理する必要はない。
また、PONシステムのトポロジー的特徴として下りデータが同報伝送されるため、通信の秘匿性を担保するためには下りデータを暗号化し宛先ONU2のみが復号できるようにする必要がある。よって、下りデータは常に暗号化しておき、あるONU2宛の下りデータが発生した際に当該ONU2にて復号できるようにする必要がある。しかしながら、下りデータが発生しない間は暗号化シーケンスを処理する必要はない。
また、ONU2を認証する目的は上りデータの送信を許可するか否かが主である。よって、上りデータが発生しない間は認証シーケンスを処理する必要はない。
このように、MPCPリンク確立後のOAMディスカバリーシーケンス、暗号化シーケンス、認証シーケンスは、必要となるイベントが発生するまで処理を後回しにすることが可能である。以下では、上記旨を考慮した構成について示す。
図11はこの発明の実施の形態3に係るPONシステムの構成を示すブロック図である。図11に示す実施の形態3のPONシステムは、図1に示す実施の形態1に係るPONシステムに監視制御端末6を追加し、OLT1にデータバッファ14及び下りデータ監視部15を追加し、ONU2にデータバッファ23を追加し、PON制御部12の第2のモード動作部122を第4のモード動作部125に変更したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
監視制御端末6は、遠隔でONU2に対する設定又は制御を行うものである。
データバッファ14は、ONU2毎の下りデータを蓄積するものである。全ONUリンク断が発生後、あるONU2宛の下りデータが初めて発生した際、当該ONU2との暗号化シーケンスが完了するまでの間送信を保留される下りデータを蓄積することで、データの廃棄を回避する。
下りデータ監視部15は、データバッファ14に蓄積されるデータを監視し、ONU2毎の下りデータ発生をONU管理部11へ通知するものである。
データバッファ23は、ONU2の上りデータを蓄積するものである。全ONUリンク断が発生後、ONU2の上りデータが初めて発生した際、当該ONU2との認証シーケンスが完了するまでの間送信を保留される上りデータを蓄積することで、データの廃棄を回避する。
なお、OLT1のPON制御部12は、実施の形態1の機能に加えて、ONU2より通知されるReport信号の内容からONU2毎の上りデータ発生をONU管理部11へ通知する機能を有している。
また、OLT1のONU管理部11は、実施の形態1に加えてONU2毎に遠隔設定/制御の発生有無、下りデータの発生有無、上りデータの発生有無を管理する。
ここで、ONU管理部11により管理されるONU管理テーブルの一例について図12に示す。
図12に示すONU管理テーブルでは、図2に示す実施の形態1におけるONU管理テーブルにて管理される情報に加えて、ONU2毎に、各種シーケンスの処理を必要とするイベントの発生有無を示す情報(遠隔設定/制御の発生有無、下りデータの発生有無、上りデータの発生有無)を管理する。
第4のモード動作部125は、全てのONU2に対してMPCPディスカバリーシーケンスを連続的に処理し、その後、ONU管理部11により管理される情報に基づいて特定のイベントが発生した場合に必要なシーケンスを処理する逐次回線復旧モードで動作するものである。
図13はPON制御部12の状態遷移を示す図である。
図13に示すように、PON制御部12は、定常モードと逐次回線復旧モードの2つの動作モードを持つ。
ここで、定常モードは、実施の形態1と同じである。
一方、逐次回線復旧モードは、全ONU2の回線を一度に復旧させる動作モードである。
なお、モード遷移部123は、PON制御部12が定常モードの場合において、ONU管理部11から全ONUリンク断通知を受けると、逐次回線復旧モードに遷移する。一方、モード遷移部123は、PON制御部12が逐次回線復旧モードの場合において、ONU管理部11から全ONU回線復旧通知を受けると、定常モードに遷移する。
次に、上記のように構成されたPONシステムの動作について説明する。まず、PON制御部12の逐次回線復旧モードにおけるPONシステム全体の動作について、図14を参照しながら説明する。なお以下では、ONU管理部11により管理されるONU管理テーブルとして図12に示すものを用いるものとする。
PON制御部12の逐次回線復旧モードにおけるPONシステム全体の動作では、図14に示すように、PON制御部12のモード遷移部123は、ONU管理部11からの通知により全ONUリンク断を検出して逐次回線復旧モードに遷移する。そして、第4のモード動作部125は、接続されている複数の全ONU2に対して順次MPCPディスカバリーシーケンスを処理する。
第4のモード動作部125は、まず、ONU♯1に対するMPCPディスカバリーシーケンスを開始する。ここで、図12に示すONU管理テーブルにおいて、ONU♯1の登録内容は、OAMディスカバリーシーケンス、暗号化シーケンス及び認証シーケンスの処理が不要となっている。そのため、ONU♯1は、MPCPディスカバリーシーケンスが完了してMPCPリンクが確立された時点で回線復旧し、データ通信が可能となる。
その後、第4のモード動作部125は、同様に接続された全ONU2がMPCPリンクを確立するまで次々とMPCPディスカバリーシーケンスを処理する。
そして、第4のモード動作部125は、全ONU2に対するMPCPディスカバリーシーケンスが完了すると、遠隔設定/制御や下りデータ発生や上りデータ発生といったイベントが発生したONU2に対して必要なシーケンスを処理する。例えばONU♯3にて下りデータが発生した場合にはONU♯3に対する暗号化シーケンスを処理し、続いてONU♯3にて上りデータが発生した場合にはONU♯3に対する認証シーケンスを処理する。
ここで、図12に示すONU管理テーブルにおいて、ONU♯3は暗号化シーケンス及び認証シーケンスの処理が必要となっている。そのため、ONU♯3は、認証シーケンスが完了した時点で回線復旧する。
第4のモード動作部125は、同様にONU2毎にイベントが発生する度に必要なシーケンスを次々と処理することで全ONU2の回線を復旧させ、全ONU2のデータ通信を可能とする。その後、モード遷移部123は、ONU管理部11から全ONU回線復旧通知を受けて定常モードに遷移する。
次に、PONシステムによるPON制御部12の逐次回線復旧モードにおけるフローチャートについて図15に示す。なお、ONU管理部11は、ONU管理テーブルの管理を行っている(ONU管理ステップ)。
PONシステムによるPON制御部12の逐次回線復旧モードにおけるフローチャートでは、図15に示すように、モード遷移部123がONU管理部11からの通知により全ONUリンク断を検出して逐次回線復旧モードに遷移した後(ステップST1501、モード遷移ステップ)、第4のモード動作部125は、リンク未確立ONU2がある限り当該ONU2に対するMPCPディスカバリーシーケンスを処理し、全ONU2のMPCPリンクを確立させる(ステップST1502,1503、第4のモード動作ステップ)。
そして、接続されている全ONU2について、登録内容がOAMディスカバリーシーケンス、暗号化シーケンス及び認証シーケンスの全ての処理が不要となっている場合(ステップST1504‘YES’)、全ONU2のMPCPリンクが確立された時点で全ONUの回線復旧となるためモード遷移部123は定常モードへ遷移する(ステップST1518、モード遷移ステップ)。
一方、接続されている少なくとも1台以上のONU2の登録内容においてOAMディスカバリーシーケンス、暗号化シーケンス、認証シーケンスの何れか又は全てが必要である場合、遠隔設定/制御や下りデータ発生や上りデータ発生といったイベントが発生したONU2に対して逐次必要なシーケンスを処理する(ステップST1504〜1517、第4のモード動作ステップ)。その後、全ONU2に対して必要なシーケンスを完了すると全ONU2の回線復旧となるためモード遷移部123は定常モードへ遷移する(ステップST1518,モード遷移ステップ)。
以上のように、この実施の形態3によれば、ONU2毎にOAMディスカバリーシーケンス、暗号化シーケンス、認証シーケンスの各シーケンスが必要か否か、及び当該シーケンスを必要とするイベントの発生有無を管理し、ONU2に対してMPCPディスカバリーシーケンスを連続的に処理し、その後、ONU管理部11により管理される情報に基づいて特定のイベントが発生したときに必要なシーケンスを処理するように構成したので、実施の形態1の効果に加えて、各種シーケンスの処理を必要となるイベントが発生するまで後回しにすることで、先にイベントが発生したONU2の回線復旧までの時間をさらに短くできる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係るPONシステムは、高速に回線を復旧することができ、OLTと複数のONUPONシステムにおいて、特にOLTと全ONUとの間でデータ通信が可能な回線を高速に復旧させるPONシステム等に用いるのに適している。
1 OLT、2 ONU、3 光分岐器、4 幹線光ファイバ、5 支線光ファイバ、6 監視制御端末、11 ONU管理部、12 PON制御部、13 光送受信部、14 データバッファ、15 下りデータ監視部、21 PON制御部、22 光送受信部、
23 データバッファ、121 第1のモード動作部、122 第2のモード動作部、123 モード遷移部、124 第3のモード動作部、125 第4のモード動作部。

Claims (9)

  1. OLTと、前記OLTに接続された複数のONUとを備えたPONシステムにおいて、
    前記OLTは、
    前記ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報を管理するONU管理部と、
    リンク未確立の前記ONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作部と、
    全ての前記ONUに対してMPCPディスカバリーシーケンスを連続的に処理し、その後、前記ONU毎に、前記ONU管理部により管理される情報に基づいて必要なシーケンスを処理する第2のモード動作部と、
    前記ONU管理部により管理される情報に基づいて、前記第1,2のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移部とを備えた
    ことを特徴とするPONシステム。
  2. OLTと、前記OLTに接続された複数のONUとを備えたPONシステムにおいて、
    前記OLTは、
    前記ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報を管理するONU管理部と、
    リンク未確立の前記ONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作部と、
    前記ONU毎に、MPCPディスカバリーシーケンスを処理し、かつ前記ONU管理部により管理される情報に基づいて必要なシーケンスを処理する第3のモード動作部と、
    前記ONU管理部により管理される情報に基づいて、前記第1,3のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移部とを備えた
    ことを特徴とするPONシステム。
  3. OLTと、前記OLTに接続された複数のONUとを備えたPONシステムにおいて、
    前記OLTは、
    前記ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報、当該シーケンスの処理を必要とするイベントの発生有無を示す情報を管理するONU管理部と、
    リンク未確立の前記ONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作部と、
    全ての前記ONUに対してMPCPディスカバリーシーケンスを連続的に処理し、その後、前記ONU管理部により管理される情報に基づいて前記特定のイベントが発生した場合に必要なシーケンスを処理する第4のモード動作部と、
    前記ONU管理部により管理される情報に基づいて、前記第1,4のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移部とを備えた
    ことを特徴とするPONシステム。
  4. 複数のONUが接続されたOLTにおいて、
    前記ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報を管理するONU管理部と、
    リンク未確立の前記ONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作部と、
    全ての前記ONUに対してMPCPディスカバリーシーケンスを連続的に処理し、その後、前記ONU毎に、前記ONU管理部により管理される情報に基づいて必要なシーケンスを処理する第2のモード動作部と、
    前記ONU管理部により管理される情報に基づいて、前記第1,2のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移部と
    を備えたことを特徴とするOLT。
  5. 複数のONUが接続されたOLTにおいて、
    前記ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報を管理するONU管理部と、
    リンク未確立の前記ONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作部と、
    前記ONU毎に、MPCPディスカバリーシーケンスを処理し、かつ前記ONU管理部により管理される情報に基づいて必要なシーケンスを処理する第3のモード動作部と、
    前記ONU管理部により管理される情報に基づいて、前記第1,3のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移部と
    を備えたことを特徴とするOLT。
  6. 複数のONUが接続されたOLTにおいて、
    前記ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報、当該シーケンスの処理を必要とするイベントの発生有無を示す情報を管理するONU管理部と、
    リンク未確立の前記ONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作部と、
    全ての前記ONUに対してMPCPディスカバリーシーケンスを連続的に処理し、その後、前記ONU管理部により管理される情報に基づいて前記特定のイベントが発生した場合に必要なシーケンスを処理する第4のモード動作部と、
    前記ONU管理部により管理される情報に基づいて、前記第1,4のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移部と
    を備えたことを特徴とするOLT。
  7. OLTと、前記OLTに接続された複数のONUとを備えたPONシステムによる高速回線復旧処理方法において、
    前記OLTは、
    ONU管理部により、前記ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報を管理するONU管理ステップと、
    第1のモード動作部により、リンク未確立の前記ONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作ステップと、
    第2のモード動作部により、全ての前記ONUに対してMPCPディスカバリーシーケンスを連続的に処理し、その後、前記ONU毎に、前記ONU管理部により管理される情報に基づいて必要なシーケンスを処理する第2のモード動作ステップと、
    モード遷移部により、前記ONU管理部により管理される情報に基づいて、前記第1,2のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移ステップとを有する
    ことを特徴とする高速回線復旧処理方法。
  8. OLTと、前記OLTに接続された複数のONUとを備えたPONシステムによる高速回線復旧処理方法において、
    前記OLTは、
    ONU管理部により、前記ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報を管理するONU管理ステップと、
    第1のモード動作部により、リンク未確立の前記ONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作ステップと、
    第3のモード動作部により、前記ONU毎に、MPCPディスカバリーシーケンスを処理し、かつ前記ONU管理部により管理される情報に基づいて必要なシーケンスを処理する第3のモード動作ステップと、
    モード遷移部により、前記ONU管理部により管理される情報に基づいて、前記第1,3のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移ステップとを有する
    ことを特徴とする高速回線復旧処理方法。
  9. OLTと、前記OLTに接続された複数のONUとを備えたPONシステムによる高速回線復旧処理方法において、
    前記OLTは、
    ONU管理部により、前記ONU毎に、OAMリンクを確立するOAMディスカバリーシーケンス、信号を暗号化する暗号化シーケンス及びデータ通信を許可する認証シーケンスが必要か否かを示す情報、当該シーケンスの処理を必要とするイベントの発生有無を示す情報を管理するONU管理ステップと、
    第1のモード動作部により、リンク未確立の前記ONUに対してMPCPリンクを確立するMPCPディスカバリーシーケンスを処理する第1のモード動作ステップと、
    第4のモード動作部により、全ての前記ONUに対してMPCPディスカバリーシーケンスを連続的に処理し、その後、前記ONU管理部により管理される情報に基づいて前記イベントが発生した場合に必要なシーケンスを処理する第4のモード動作ステップと、
    モード遷移部により、前記ONU管理部により管理される情報に基づいて、前記第1,4のモード動作部のうち一方を動作させるモード遷移ステップとを有する
    ことを特徴とする高速回線復旧処理方法。
JP2015550270A 2013-11-28 2013-11-28 Ponシステム、olt及びその高速回線復旧処理方法 Active JP5955473B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/082074 WO2015079537A1 (ja) 2013-11-28 2013-11-28 Ponシステム、olt及びその高速回線復旧処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5955473B2 true JP5955473B2 (ja) 2016-07-20
JPWO2015079537A1 JPWO2015079537A1 (ja) 2017-03-16

Family

ID=53198526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015550270A Active JP5955473B2 (ja) 2013-11-28 2013-11-28 Ponシステム、olt及びその高速回線復旧処理方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5955473B2 (ja)
WO (1) WO2015079537A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107919917B (zh) * 2017-12-29 2020-09-29 武汉长光科技有限公司 一种阻止非法onu注册上线的方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006319491A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Hitachi Communication Technologies Ltd Atm−ponシステムおよびonu自動接続方法
JP2013175835A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Of Networks:Kk 光通信ネットワークシステム、子局通信装置、親局通信装置、及び制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006319491A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Hitachi Communication Technologies Ltd Atm−ponシステムおよびonu自動接続方法
JP2013175835A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Of Networks:Kk 光通信ネットワークシステム、子局通信装置、親局通信装置、及び制御方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6016017729; 安田 禎之、他5名: '上り帯域割り当て情報に基づく暗号方式制御を備えた10G/1GデュアルレートEPON OLT LSI' 電子情報通信学会技術研究報告 VLD2011-124 第111巻 第450巻, 20120228, pp.25-30, 社団法人 電子情報通信学会 *

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015079537A1 (ja) 2015-06-04
JPWO2015079537A1 (ja) 2017-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9264213B2 (en) Time synchronization method for communication system, slave station apparatus, master station apparatus, control device, and program
JP5463165B2 (ja) 省電力化可能なponシステムにおける、onuのスリープ状態からの復旧方法
US9179204B2 (en) Optical network system
JP4786423B2 (ja) 通信システムおよび局内装置
US20140161438A1 (en) Protection for distributed radio access networks
WO2010109802A1 (ja) 自律分散制御によるパス設定方法およびシステム並びに通信装置
JP2009065341A (ja) Ponシステム
JP5578023B2 (ja) 局側装置、宅側装置、光通信システム、および光通信システムの制御方法
JP5955473B2 (ja) Ponシステム、olt及びその高速回線復旧処理方法
JP6242376B2 (ja) 通信システム及び加入者側装置
JP2012244233A (ja) Onu、時刻同期方法および時刻同期プログラム
JP2014220699A (ja) 予備系局側光回線終端装置及び局側装置
US20180359235A1 (en) Transmission apparatus and communication method
JP6003509B2 (ja) 親局通信装置、親局制御プログラム及びネットワークシステム
JP6028395B2 (ja) 省電力制御システム、親局装置及び省電力制御プログラム
JP2017038258A (ja) Ponシステムおよびユーザ端末
JP2016143950A (ja) Ponシステム
CN101304309B (zh) 一种gpon系统的密钥管理方法
JP5941024B2 (ja) 光伝送システム、加入者終端装置、及び光信号伝送装置
JP6287404B2 (ja) 局側装置
JP2014131264A (ja) 切替検出装置、宅側装置、光回線の暗号デバイス、局側装置、光通信システム、切替検出方法、およびプログラム
JP5914616B1 (ja) ネットワークシステム、ファームウェア更新方法、局側終端装置及び加入者側終端装置
JP5767183B2 (ja) Ponシステム及びそのリンク断防止方法
JP5988814B2 (ja) 通信装置、子局装置、制御装置、通信システムおよび通信制御方法
JP2013175835A (ja) 光通信ネットワークシステム、子局通信装置、親局通信装置、及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5955473

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250