JP5955391B2 - 参照ピクチャリストの取り扱い - Google Patents

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Description

本実施形態は、概して、映像符号化および復号化、詳しくは、このような映像符号化および復号化における参照ピクチャの取り扱いに関する。
高効率映像符号化(HEVC)は、共同研究部会−映像符号化(JCT−VC)において現在開発中の新しい映像符号化標準である。JCT−VCは、動画像専門家グループ(MPEG)と国際電気通信連合−電位通信標準化部門(ITU−T)との間の共同プロジェクトである。現在のところ、ある程度の数の新しいツールを含み、H.264/最新映像符号化(AVC)よりかなり効率的であるHEVCモデル(HM)が規定されている。
HEVCにおけるピクチャは、1つ以上のスライスに区分化され、各スライスは、独立に復号化可能なピクチャのセグメントである。すなわち、スライスが欠けている場合、たとえば、伝送中に失われた場合、このピクチャの他のスライスは、それにもかかわらず、正確に復号化することができる。スライスを独立にするために、スライスは、互いに依存しない。同じピクチャの別のスライスのビットストリーム要素は、ある特殊なスライスのいかなる要素を復号化するためにも必要とされることがない。
各スライスは、スライスが独立に復号化可能であるため必要な全てのデータを独立に提供するスライスヘッダを含んでいる。スライスヘッダに存在するデータ要素の一例は、デコーダがこのスライスの空間的位置を知るために使用されるスライスアドレスである。別の例は、スライスの開始のため使用すべき量子化パラメータが何であるかを知るためにデコーダによって使用されるスライス量子化デルタである。スライスヘッダには、より一層多くのデータ要素が存在する。
HEVCは、現在ピクチャの復号化のため使用される予め復号化されたピクチャである参照ピクチャを取り扱う仕組みを有している。HEVCにおける参照ピクチャは、「参照用」としてマーク付けされることにより参照のため利用可能である復号化ピクチャバッファ(DPB)内のピクチャである。参照ピクチャとして使用されるピクチャは、参照ピクチャリストにまれ、HEVCのための参照ピクチャリストは、H.264における参照ピクチャリストに類似する。参照ピクチャリストは、その後、現在ピクチャ内の現在スライスの復号化プロセスで使用される。
HEVCは、各ピクチャに対して、ピクチャが属しているテンポラルレイヤに対応するtemporal_idも規定する。テンポラルレイヤは、順序付けされ、上位テンポラルレイヤが下位テンポラルレイヤの復号化に影響を与えることなく除去することができる一時的スケーラビリティのため使用される。すなわち、テンポラルレイヤAがテンポラルレイヤBより上位である場合、テンポラルレイヤAに属しているピクチャは、予測のためテンポラルレイヤBからのピクチャを使用することができるが、テンポラルレイヤBに属しているピクチャは、予測のためテンポラルレイヤAからのピクチャを使用することができない。HEVCでは、以前の規格、たとえば、H.264の場合のように相対的な方式で参照ピクチャ修正をシグナル通知する代わりに、参照ピクチャの絶対シグナリングを使用することが提案される。絶対シグナリングは、ピクチャ毎に明示的にどんな参照ピクチャを維持すべきかをバッファ記述でデコーダにシグナル通知することにより、または、シーケンス・パラメータ・セット(SPS)への参照を通じてこれらをシグナル通知することにより実現される。バッファ記述は、参照ピクチャセット(RPS)と呼ばれることもある。
ピクチャ順序カウント(POC)は、ピクチャの表示順序を規定し、そして、参照ピクチャを識別するためにもHEVCにおいて使用される。HEVCの最初の草案では、POCだけではなく、temporal_idもまたバッファ記述で各参照ピクチャに対してシグナル通知された。バッファ記述中のPOCおよびtemporal_idの値は、これが参照している参照ピクチャのスライスヘッダでシグナル通知されたPOCおよびtemporal_idの値と同一でなければならない。temporal_idは、バッファ記述に含まれている参照ピクチャに対するバッファ記述復号化プロセス中に使用されるが、利用できないか、または、復号化ピクチャバッファ内に存在するピクチャが意図せずに失われたか、または、正しく削除されたことが推定された場合に復号化ピクチャバッファ(復号化ピクチャを格納している)で利用できない。バッファ記述中の参照ピクチャが現在ピクチャのtemporal_idより上位であるtemporal_idを有する場合、このピクチャは、正しく削除されたと判断され、復号化プロセス継続することができ、そうでなければ、このピクチャは、意図的ではなく失われたと判断され、現在ピクチャは、正確に復号化することができない。
欠けているピクチャが意図せずに失われたか、または、正しく削除されたかを推定するプロセスは、実際のバッファ記述復号化プロセスとは無関係であり、バッファ記述復号化プロセスの前後にかかわらず実行され得ることに注意するべきである。
temporal_idは、参照ピクチャリスト構築プロセスでも使用される。現在フレームのテンポラルレイヤより上位のテンポラルレイヤに属している参照ピクチャは、現在ピクチャの参照ピクチャリストにまれない。
HEVCにおいて提案されるような上位レベルでの復号化プロセスの概略図は、図1に見られる。
本発明の実施形態は、参照ピクチャ取り扱いの効率的な解決法を提供する。
前述のとおり、HEVCの以前の草案では、temporal_idは、テンポラルレイヤの数に依存して、最大で3ビットまでを使用して各バッファ記述でピクチャ毎にシグナル通知された。DPB(復号化ピクチャバッファ)内で利用できないピクチャに対して、バッファ記述からのtemporal_idは、ピクチャが正しく削除されたか、または、意図せずに失われたかを推定するために使用された。
temporal_idが2ビット以上を用いてシグナル通知されたとき、冗長性が存在する。たとえば、レイヤ0のピクチャを復号化するとき、ある特定の参照ピクチャがテンポラルレイヤ1または2に属しているか否かは、ピクチャが正しく削除されたか、または、意図せずに失われたかを推定するために問題とならない。唯一の重要な情報は、このピクチャが上位レイヤにあるか否かであり、なぜならば、これがまさにピクチャが正しく削除されたか、または、意図せずに失われたかを推定するために必要な情報であるからである。
本発明の実施形態によれば、参照ピクチャが参照ピクチャのリストにまれるべきであるか否かをデコーダに明示的に指示するためにセットされた1−ビットフラグが提供される。
従って、本発明の実施形態の第1の態様によれば、参照ピクチャを使用して複数のピクチャの映像ストリーム中の現在ピクチャの表現を符号化する方法が提供される。この方法では、現在ピクチャに対するバッファ記述中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグが符号化され、ここで、1−ビットフラグは、参照ピクチャが参照ピクチャのリストにまれるべきか否かをデコーダに明示的に指示するためにセットされる。参照ピクチャのリストは、現在ピクチャを復号化するときにどのピクチャが参照のため使用することができるかを示している。
本発明の実施形態の第2の態様によれば、参照ピクチャを使用して複数のピクチャの映像ストリーム中の現在ピクチャの表現を復号化する方法が提供される。この方法では、現在ピクチャに対するバッファ記述中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグが復号化される。1−ビットフラグは、現在ピクチャを復号化するときにどのピクチャが参照のため使用することができるかを指示する参照ピクチャのリストに参照ピクチャがまれるべきか否かをデコーダに明示的に指示する。
本発明の実施形態の第3の態様によれば、参照ピクチャを使用して複数のピクチャの映像ストリーム中の現在ピクチャの表現を符号化するエンコーダが提供される。エンコーダは、現在ピクチャに対するバッファ記述中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグを符号化するように構成され、エンコーダは、参照ピクチャが参照ピクチャのリストにまれるべきか否かをデコーダに明示的に指示するために1−ビットフラグをセットするように構成されているプロセッサを備える。参照ピクチャのリストは、現在ピクチャを復号化するときにどのピクチャが参照のため使用することができるかを指示している。
本発明の実施形態の第4の態様によれば、参照ピクチャを使用して複数のピクチャの映像ストリーム中の現在ピクチャの表現を復号化するデコーダが提供される。デコーダは、現在ピクチャに対するバッファ記述中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグを復号化するように構成されている。1−ビットフラグは、参照ピクチャが参照ピクチャのリストにまれるべきか否かをデコーダに明示的に指示し、ここで、参照ピクチャのリストは、現在ピクチャを復号化するときにどのピクチャが参照のため使用することができるかを指示する。さらに、デコーダは、参照ピクチャが参照ピクチャのリストにまれるべきか否かを判定するために1−ビットフラグを使用するように構成されているプロセッサを備える。
第5の態様によれば、参照ピクチャを使用して複数のピクチャの映像ストリーム中の現在ピクチャの表現を符号化するエンコーダが提供される。エンコーダは、現在ピクチャに対するバッファ記述中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグを符号化するように構成されている。エンコーダは、フラグがこの参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャのレイヤ識別情報と同じまたは下位である場合に参照ピクチャは参照ピクチャリストにまれるべきであることを指示するように、かつ、フラグがこの参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャのレイヤ識別情報より上位である場合に参照ピクチャは参照ピクチャリストから除外されることを指示するように、各参照ピクチャのレイヤ識別情報と現在ピクチャのレイヤ識別情報との間の比較に従って1−ビットフラグをセットするように構成されているプロセッサを備える。
第6の態様によれば、参照ピクチャを使用して複数のピクチャの映像ストリーム中の現在ピクチャの表現を復号化するデコーダが提供される。デコーダは、現在ピクチャに対するバッファ記述中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグを復号化するように構成されている。デコーダは、復号化ピクチャバッファ内の対応する参照ピクチャが欠けているバッファ記述中の各参照ピクチャに対する1−ビットフラグをチェックするように構成されているプロセッサを備え、1−ビットフラグが参照ピクチャは参照ピクチャリストにまれていることを指示している場合、プロセッサは、ピクチャが意図せずに失われているという結論を出すように構成されている。
本発明の実施形態の利点は、バッファ記述中のピクチャ毎に3ビットが費やされ、かつ、1ビットまで削減することができると仮定すると、バッファ記述の明示的なシグナリングが使用された場合、Nがバッファ記述に記述された参照ピクチャの個数であるとして、1スライス当たりに2*Nビットのビット節約実現することができることである。それ故に、本発明の実施形態は、バッファ記述中のピクチャがDPB内に厳密に存在すべきか否かをシグナル通知するための冗長性が削除される解決法を提供する。すなわち、参照ピクチャが正しく削除されたか、または、意図せずに失われたかに関する情報が最大3ビットではなく、高々1ビットによって指示される。
実施形態の利点は、エンコーダがフラグの値に零をセットすることにより参照ピクチャリストから同一または下位テンポラルレイヤに属しているある特定のピクチャを除外することを選ぶことができ、このことにより、参照ピクチャリスト修正をシグナル通知する必要性を削除することができ、従って、参照ピクチャインデックスをシグナル通知するため必要なビットレートを削減し、および/または、ビット数を削減することである。
従来技術によるHEVCにおいて提案されるような上位レベルでの復号化プロセスの概略図である。 本発明の実施形態に係るエンコーダおよびデコーダにおける方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るエンコーダを示す図である。 本発明の実施形態に係るデコーダを示す図である。
実施形態は、どちらのピクチャが現在ピクチャを復号化するため使用されるかについて記載する参照ピクチャリスト(参照ピクチャのリストとも呼ばれる)の取り扱いに関係する。実施形態では、エンコーダは、1−ビットフラグ(2つの可能な値を有している)を使用することにより参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきか否かをデコーダに明示的に指示し、ここで、参照ピクチャリストは、現在ピクチャを復号化するときにどのピクチャが参照のため使用することができるかを指示する。
その結果、参照ピクチャリストは、現在ピクチャを復号化するときに参照のため使用することができるピクチャのリストであり、参照ピクチャリストは、デコーダで記憶される。ピクチャは、POCによって定義される。しかし、リストにまれたピクチャは、参照のため使用されることを要求されないが、リストにまれていないピクチャは、現在ピクチャを復号化するときに参照のため使用されることが許可されない。
参照ピクチャセット(RPS)とも呼ばれるバッファ記述は、ビットストリームでエンコーダからデコーダにシグナル通知され、バッファ記述は、参照ピクチャと各参照ピクチャに対する1−ビットフラグとを備える。1−ビットフラグは、バッファ記述中の参照ピクチャ毎にこれが参照ピクチャリストにまれるべきか否かを明示的に指示する。
第1の態様に係るエンコーダによって実行される方法では、1−ビットフラグがシグナル通知され、ここで、1−ビットフラグは、現在ピクチャに対するバッファ記述中の参照ピクチャに関連付けられている。これは、図2に示され、ここで、参照ピクチャが参照ピクチャのリストにまれるべきか否かをデコーダに明示的に指示するために1−ビットフラグ220がセットされる(200)。
一実施形態によれば、1−ビットフラグは、現在ピクチャのレイヤより上位レイヤからの参照ピクチャがリストにまれないようにセットされる(201a)。従って、エンコーダのプロセッサは、参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャより上位である場合、参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきでないことを明示的に指示するために1−ビットフラグをいつでもセットするように構成されている。本実施形態では、参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャのレイヤ識別情報より上位であると決定され(200)、1−ビットフラグは、参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャのレイヤ識別情報より上位である場合、参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきでないことを明示的に指示するようにセットされる(201a)。
さらなる実施形態によれば、1−ビットフラグは、少なくとも参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャと同じまたは下位である場合、参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきであることを明示的に指示するようにセットされる(201b)。
これは、少なくとも参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャと同じまたは下位である場合、1つの参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきであることを明示的に指示するために1−ビットフラグに「1」をセットし(201b)、少なくとも参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャより上位である場合、1つの参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきでないことを明示的に指示するために1−ビットフラグに「0」をセットすることにより(201a)行うことができる。
さらなる実施形態によれば、1−ビットフラグは、参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャと同じまたは下位であり、かつ、別の条件が満たされた場合、参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきであることを明示的に指示するようにセットされる(201c)。これは、レイヤ識別情報が現在ピクチャのレイヤ識別情報より上位である場合、参照ピクチャがまれることが決して許可されるべきでないが、参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャのレイヤ識別情報と同じまたは下位である場合、エンコーダは、別の条件に従って、参照ピクチャがまれるべきであるか否かを選び、それに応じてフラグをセットすることができることを意味する。この別の条件の実施例は、特定値より大きい(ベース)量子化パラメータを持つピクチャを除外することである。
現在ピクチャに対するバッファ記述210中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグ220は、符号化され(202)、デコーダに送信される。1−ビットフラグ220は、スライスヘッダ、または、シーケンス・パラメータ・セットもしくはピクチャ・パラメータ・セットのようなパラメータ・セット符号化ことができる。シーケンス・パラメータ・セットは、2つ以上のピクチャに対する情報を格納する。
図2にさらに関連して、参照ピクチャを使用して複数のピクチャの映像ストリーム中の現在ピクチャの表現を復号化する方法が提供される。現在ピクチャに対するバッファ記述中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグがエンコーダから受信され、その後、復号化される(203)。デコーダは、スライスヘッダにおいて、または、シーケンス・パラメータ・セットのようなパラメータ・セットにおいて1−ビットフラグを復号化するように構成されることがある。
1−ビットフラグは、現在ピクチャを復号化するときにどのピクチャが参照のため使用することができるかを指示する参照ピクチャのリストに参照ピクチャがまれるべきか否かをデコーダに明示的に指示する。1−ビットフラグは、参照ピクチャが参照ピクチャのリストにまれるべきであるか否かを判定するために使用される(204)。
実施形態によれば、1−ビットフラグの一方の値は、参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャより上位であるとき、参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきでないことを明示的に指示する。別の実施形態では、1−ビットフラグの一方の値は、参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャと同じまたは下位である場合、1つの参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきであることを明示的に指示する。
これらの実施形態は、「1」にセットされた1−ビットフラグが1つの参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきことを明示的に指示し、「0」にセットされた1−ビットフラグが1つの参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきでないことを明示的に指示することによって実証することができる。
実施形態の別の態様に係るエンコーダ300は、図3に示されるように、バッファ記述中の各参照ピクチャに対する1−ビットフラグ220にエンコーダ300によって判定されたとおりの値がセットされるバッファ記述を作成し、シグナル通知するように構成されている。すなわち、エンコーダは、現在ピクチャに対するバッファ記述中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグ220を符号化するように構成され、ここで、1−ビットフラグは、参照リストがどのピクチャが現在ピクチャを復号化するため使用することができるかを指示する参照ピクチャのリストにまれるべきか否かをデコーダに明示的に指示するためにセットされる。エンコーダ300は、バッファ記述を作成し、参照ピクチャが参照ピクチャのリストにまれるべきか否かを明示的に指示するような1−ビットフラグ220をセットするように構成されているプロセッサ302を備える。エンコーダ300は、参照ピクチャに関連がある情報のようなピクチャ関連情報およびレイヤ情報を記憶するメモリ301をさらに備えることがある。さらに、エンコーダ300は、スライスヘッダにおいて、または、シーケンス・パラメータ・セットのようなパラメータ・セットにおいて1−ビットフラグ220を符号化するように構成されることがある。
一実施形態によれば、1−ビットフラグ220は、現在ピクチャと比べて上位レイヤからの参照ピクチャがリストにまれないようにセットされる。従って、エンコーダは、現在ピクチャのレイヤと比べて上位テンポラルレイヤからの参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれないように1−ビットフラグの値をいつでもセットするように制限される。このことは、プロセッサ302が参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャのレイヤ識別情報より上位であるか否かを判定し、本実施形態によれば、参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャのレイヤ識別情報より上位である場合、参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきでないことを明示的に指示するように1−ビットフラグをセットするようにさらに構成されていることを意味する。
プロセッサ302は、少なくとも参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャと同じまたは下位である場合、参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきであることを明示的に指示するように1−ビットフラグをセットするようにさらに構成されている。
さらなる実施形態によれば、プロセッサ302は、1つの参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきであることを明示的に指示するために1−ビットフラグに「1」をセットし、1つの参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきでないことを明示的に指示するために1−ビットフラグに「0」をセットするように構成されている。
上述のとおり、参照ピクチャは、レイヤ識別情報が現在ピクチャのレイヤ識別情報より上位である場合、まれることが決して許可されるべきでない。参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャのレイヤ識別情報と同じまたは下位である場合、エンコーダは、それに応じてフラグをセットすることにより参照ピクチャがまれるべきであるか否かを選ぶことができる。この場合、プロセッサ302は、参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャと同じまたは下位であり、かつ、別の条件が満たされる場合、参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきであることを明示的に指示するように1−ビットフラグをセットするようにさらに構成されている。
デコーダは、参照ピクチャリスト230を作成するために1−ビットフラグ220によって提供された情報を使用する。それ故に、上述の実施形態に従って実行するデコーダは、スライスヘッダを復号化するように構成されている。バッファ記述中の各参照ピクチャに対する1−ビットフラグ220を含むバッファ記述は、スライスヘッダ中の構文要素から、および/または、ことによるとアクティブ状態のシーケンス・パラメータ・セットから復号化される。ピクチャマーキングは、その後、バッファ記述を使用して実行される。
さらなる態様によれば、参照ピクチャを使用して複数のピクチャの映像ストリーム中の現在ピクチャの表現を復号化するデコーダが図4に示されるように提供される。デコーダ400は、現在ピクチャに対するバッファ記述中の1つずつの関連付けられている参照ピクチャのための1−ビットフラグ220を受信するように構成され、デコーダ400は、参照ピクチャが参照ピクチャのリスト230にまれるべきか否かをデコーダに明示的に指示する1−ビットフラグ220を復号化するように構成されているプロセッサ402を備える。さらに、プロセッサ402は、参照ピクチャが参照ピクチャのリストにまれるべきか否かを判定するために1−ビットフラグを使用するように構成されている。
図4に示されるように、参照ピクチャセットとも呼ばれるバッファ記述210は、参照ピクチャref pic 1、ref pic 2などを格納し、各参照ピクチャに対して、参照ピクチャが参照ピクチャリスト230にまれるべきか否かを指示するそれぞれの1−ビットフラグflag 1、flag 2などが存在する。
さらに、一実施形態によれば、デコーダは、1−ビットフラグの一方の値が1つの参照ピクチャは参照ピクチャリストにまれるべきでないことを明示的に指示するものと解釈するように構成されているプロセッサ402を備える。プロセッサ402は、1−ビットフラグの一方の値が1つの参照ピクチャは参照ピクチャリストにまれるべきであることを明示的に指示するものと解釈するようにさらに構成されてもよい。
各ピクチャがレイヤ識別情報によって識別されたレイヤに属している別の実施形態によれば、プロセッサ402は、「1」がセットされた1−ビットフラグが1つの参照ピクチャは参照ピクチャリストにまれるべきであることを明示的に指示し、「0」がセットされた1−ビットフラグが1つの参照ピクチャは参照ピクチャリストにまれるべきでないことを明示的に指示するものと解釈するように構成されている。
さらなる実施形態によれば、プロセッサ402は、スライスヘッダにおいて、または、パラメータ・セットにおいて1−ビットフラグを復号化するように構成されている。
上述の実施形態において記載されているように、現在ピクチャのレイヤ識別情報より上位であるレイヤ識別情報を有している参照ピクチャは、参照ピクチャのリストに決してまれるべきでない。このことは、欠けているピクチャに対して、1−ビットフラグは、ピクチャが意図せずに失われたか否かを判定するためにデコーダによってさらに使用することができることを意味する。
フラグが意図せずに失われたピクチャが存在しないことを検証するためにバッファ記述中の各ピクチャに対して使用されるときのデコーダにおける手続きが以下に記載される。従って、参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきか否かについて結論を出すために1−ビットフラグの値をチェックするステップを含めて、参照ピクチャリストが作成される。欠けているピクチャに対して、1−ビットフラグは、ピクチャが意図せずに失われたか否かを判定するためにさらに使用することができる。1−ビットフラグの一方の値は、参照ピクチャが現在ピクチャと同じであるか、または、より下位のレイヤ識別情報を有していることを指示し、このことは、欠けている参照ピクチャが意図せずに失われたことを指示する。1−ビットフラグの別の値は、ピクチャが正しく削除されている可能性があること、すなわち、欠けている参照ピクチャが現在ピクチャより上位のレイヤ識別情報を有しているときを示す。参照ピクチャリスト構築を含む残りの復号化プロセスは、影響を受けない。
図4にさらに関連して、本発明の実施形態の第5の態様によれば、参照ピクチャを使用して複数のピクチャの映像ストリーム中の現在ピクチャの表現を復号化するデコーダ400が提供される。デコーダ400は、現在ピクチャに対するバッファ記述中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグ220を復号化するように構成されている。デコーダ400は、復号化ピクチャバッファ内の対応する参照ピクチャが欠けているバッファ記述中の各参照ピクチャに対する1−ビットフラグの値をチェックするように構成されているプロセッサを備え、1−ビットフラグの値が参照ピクチャは参照ピクチャリストにまれるべきであることを指示している場合、プロセッサは、参照ピクチャが意図せずに失われたという結論を出すように構成されている。
それ故に、デコーダは、実施形態に係るピクチャを復号化するために以下のステップを実行するように構成されることがある。
●スライスヘッダが復号化される。
●バッファ記述中の各参照ピクチャに対するフラグを含むバッファ記述は、スライスヘッダにおける構文要素から、および、おそらくピクチャ・パラメータ・セットまたはシーケンス・パラメータ・セットのようなアクティブ状態のパラメータ・セットから復号化される。
●ピクチャマーキングは、バッファ記述を使用して実行される。
●バッファ記述中の各ピクチャに対して、フラグは、本実施形態では、意図せずに失われたピクチャが存在しないことを検証するために使用される。
●参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきであるか否かについて結論を出すために参照ピクチャのtemporal_idを現在ピクチャのtemporal_idと比較するステップを含めて、参照ピクチャリストが作成される。その結果、フラグは、どの参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれるべきであるかをフラグの値に基づいて判定することにより参照ピクチャリストを作成するために使用される。
●ピクチャが復号化される。
さらなる代替案によれば、参照ピクチャリスト構築プロセスは、ピクチャが参照ピクチャリスト(群)にまれているか否かを判定するために、temporal_idによって実証された参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャのtemporal_idともはやこれ以上比較されないように変更される。現在ピクチャのtemporal_idより上位のtemporal_idを有する参照ピクチャが参照ピクチャリストにまれることが決して許可されないことに注意すべきである。その代わりに、上記1−ビットフラグは、ピクチャが意図せずに失われたか、または、ピクチャが正しく除去されたかを指示し、参照ピクチャが現在ピクチャと同じテンポラルレイヤまたはより下位に属していることを表現する値がフラグの値にセットされた場合に限り、参照ピクチャがまれるように使用される。
図3にさらに関連して、参照ピクチャを使用して複数のピクチャの映像ストリーム中の現在ピクチャの表現を符号化するエンコーダ300が提供される。エンコーダは、現在ピクチャに対するバッファ記述210中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグ220を符号化するために構成されている。エンコーダは、参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャのレイヤ識別情報と同じまたは下位である場合にフラグが参照ピクチャは参照ピクチャリストに含まれるべきであることを指示し、かつ、参照ピクチャのレイヤ識別情報が現在ピクチャのレイヤ識別情報より上位である場合にフラグが参照ピクチャは参照ピクチャリストから除外されることを指示するように、各参照ピクチャのレイヤ識別情報と現在ピクチャのレイヤ識別情報との間の比較に従って1−ビットフラグをセットするように構成されているプロセッサ302を備える。
それ故に、エンコーダは、実施形態に係るピクチャを符号化するために以下のステップを実行するように構成されてもよい。
●バッファ記述は、現在ピクチャのレイヤ識別情報とバッファ記述中の参照ピクチャとの比較の評価に従ってバッファ記述中の各ピクチャに対するフラグの値をセットして作成される。現在ピクチャより上位のレイヤ識別情報を持つピクチャに対して、1つずつの対応するフラグは、ピクチャが参照ピクチャリストに含まれないことになることを指示するためにセットされる。現在ピクチャと同じまたは下位のレイヤ識別情報を持つピクチャに対して、1つずつの対応するフラグは、ピクチャが参照ピクチャリストに含まれることになることを指示するためにセットされる。
●バッファ記述が符号化される。
●ピクチャが符号化される。
エンコーダ300は、高効率映像符号化(HEVC)エンコーダでもよく、たとえば、モバイル端末で実施されてもよい。さらに、デコーダ400は、高効率映像符号化(HEVC)デコーダでもよく、たとえば、モバイル端末で実施されてもよい。しかし、実施形態がHEVCに限定されないことに注意すべきである。
プロセッサ302、402は、たとえば、メモリ301、401の形で、コンピュータ・プログラム・プロダクトに記憶されたコンピュータプログラムに格納されているソフトウェア命令を実行することが可能である。それぞれのコンピュータ・プログラム・プロダクトは、読み出し書き込みメモリ(RAM)と読み出し専用メモリ(ROM)との何らかの組み合わせであるメモリであってよい。それぞれのメモリは、たとえば、磁気メモリ、光メモリ、固体メモリ、または、さらに遠隔搭載メモリのうちのいずれか1つまたは組み合わせである可能性がある固定記憶域を備える。

Claims (30)

  1. エンコーダにより実行されて、参照ピクチャを使用して複数のピクチャの映像ストリーム中の現在ピクチャの表現を符号化する方法であって、
    前記現在ピクチャに対するバッファ記述(210)中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグ(220)を符号化すること(202)を含み、
    前記1−ビットフラグ(220)は、前記1−ビットフラグ(220)に関連付けられている前記参照ピクチャが、デコーダに記憶された参照ピクチャのリスト(230)に含まれるべきか否かを前記デコーダに明示的に指示するためにセットされ(200)、
    前記参照ピクチャのリスト(230)は、前記デコーダが現在ピクチャを復号化するときにどの参照ピクチャを参照のために使用することができるのかを示す、方法。
  2. 各ピクチャがレイヤ識別情報によって識別されたレイヤに属し、前記方法は、
    前記参照ピクチャの前記レイヤ識別情報が前記現在ピクチャの前記レイヤ識別情報より上位であるか否かを判定すること(200)と、
    前記参照ピクチャの前記レイヤ識別情報が前記現在ピクチャの前記レイヤ識別情報より上位である場合に、前記参照ピクチャが前記参照ピクチャのリストに含まれるべきでないことを明示的に指示するように前記1−ビットフラグをセットすること(201a)と
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 少なくとも前記参照ピクチャの前記レイヤ識別情報が前記現在ピクチャと同じまたは下位である場合に、前記参照ピクチャが前記参照ピクチャリストに含まれるべきであることを明示的に指示するように前記1−ビットフラグをセットすること(201b)をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 1つの参照ピクチャが前記参照ピクチャリストに含まれるべきことを明示的に指示するために前記1−ビットフラグを「1」にセットすること(201b)と、
    1つの参照ピクチャが前記参照ピクチャリストに含まれるべきでないことを明示的に指示するために前記1−ビットフラグを「0」にセットすること(201a)とをさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記参照ピクチャの前記レイヤ識別情報が前記現在ピクチャと同じまたは下位であり、かつ、別の条件が満たされる場合に、前記参照ピクチャが前記参照ピクチャリストに含まれるべきであることを明示的に指示するように前記1−ビットフラグをセットすること(201c)をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  6. 前記1−ビットフラグは、スライスヘッダに符号化される、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記1−ビットフラグは、パラメータ・セットに符号化される、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記レイヤ識別情報は、テンポラルレイヤ識別情報である、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. デコーダにより実行されて、参照ピクチャを使用して複数のピクチャの映像ストリーム中の現在ピクチャの表現を復号化する方法であって、
    前記現在ピクチャに対するバッファ記述中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグを復号化すること(203)であって、前記1−ビットフラグは、前記1−ビットフラグに関連付けられている前記参照ピクチャが、デコーダに記憶された参照ピクチャのリストに含まれるべきか否かを前記デコーダに明示的に指示しており、前記参照ピクチャのリストは、前記デコーダが現在ピクチャを復号化するときにどの参照ピクチャを参照のために使用することができるのかを示すような、1−ビットフラグを復号化すること(203)と、
    前記参照ピクチャが前記参照ピクチャのリストに含まれるべきであるか否かを判定するために前記1−ビットフラグを使用すること(204)とを含む、方法。
  10. 前記1−ビットフラグの一方の値は、前記参照ピクチャが前記参照ピクチャリストに含まれるべきでないことを明示的に指示する、請求項9に記載の方法。
  11. 前記1−ビットフラグの他方の値は、1つの参照ピクチャが前記参照ピクチャリストに含まれるべきであることを明示的に指示する、請求項10に記載の方法。
  12. 「1」にセットされた前記1−ビットフラグは、1つの参照ピクチャが前記参照ピクチャリストに含まれるべきことを明示的に指示し、
    「0」にセットされた前記1−ビットフラグは、1つの参照ピクチャが前記参照ピクチャリストに含まれるべきでないことを明示的に指示する、請求項9から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記1−ビットフラグは、スライスヘッダに符号化される、請求項9から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記1−ビットフラグは、パラメータ・セットに符号化される、請求項9から12のいずれか一項に記載の方法。
  15. 参照ピクチャを使用して複数のピクチャの映像ストリーム中の現在ピクチャの表現を符号化するエンコーダ(300)であって、
    前記エンコーダは、前記現在ピクチャに対するバッファ記述(210)中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグ(220)を符号化するように構成され、
    前記エンコーダはプロセッサ(302)を備えており、前記プロセッサ(302)は、前記1−ビットフラグ(220)に関連付けられている前記参照ピクチャが、デコーダに記憶された参照ピクチャのリスト(230)に含まれるべきか否かを前記デコーダに明示的に指示するために前記1−ビットフラグ(220)をセットするように構成されており、前記参照ピクチャのリスト(230)は、前記デコーダが現在ピクチャを復号化するときにどの参照ピクチャを参照のために使用することができるのかを示す、エンコーダ(300)。
  16. 各ピクチャがレイヤ識別情報によって識別されたレイヤに属し、前記プロセッサ(302)は、前記参照ピクチャの前記レイヤ識別情報が前記現在ピクチャの前記レイヤ識別情報より上位であるか否かを判定し(200)、前記参照ピクチャの前記レイヤ識別情報が前記現在ピクチャの前記レイヤ識別情報より上位である場合に前記参照ピクチャが前記参照ピクチャのリストに含まれるべきでないことを明示的に指示するように前記1−ビットフラグ(220)をセットするようにさらに構成されている、請求項15に記載のエンコーダ(300)。
  17. 前記プロセッサ(302)は、少なくとも前記参照ピクチャの前記レイヤ識別情報が前記現在ピクチャと同じまたは下位である場合に前記参照ピクチャが前記参照ピクチャリストに含まれるべきであることを明示的に指示するように前記1−ビットフラグ(220)をセットするようにさらに構成されている、請求項16に記載のエンコーダ(300)。
  18. 前記プロセッサ(302)は、1つの参照ピクチャが前記参照ピクチャリストに含まれるべきことを明示的に指示するために前記1−ビットフラグを「1」にセットし、1つの参照ピクチャが前記参照ピクチャリストに含まれるべきでないことを明示的に指示するために前記1−ビットフラグを「0」にセットするようにさらに構成されている、請求項15から17のいずれか一項に記載のエンコーダ(300)。
  19. 前記プロセッサ(302)は、前記参照ピクチャの前記レイヤ識別情報が前記現在ピクチャと同じまたは下位であり、かつ、別の条件が満たされる場合に、前記参照ピクチャが前記参照ピクチャリストに含まれるべきであることを明示的に指示するように前記1−ビットフラグをセットするようにさらに構成されている、請求項16に記載のエンコーダ(300)。
  20. 前記プロセッサ(302)は、スライスヘッダに前記1−ビットフラグを符号化するように構成されている、請求項15から19のいずれか一項に記載のエンコーダ(300)。
  21. 前記プロセッサ(302)は、パラメータ・セットに前記1−ビットフラグを符号化するように構成されている、請求項15から19のいずれか一項に記載のエンコーダ(300)。
  22. 前記レイヤ識別情報は、テンポラルレイヤ識別情報である、請求項15から21のいずれか一項に記載のエンコーダ(300)。
  23. 高効率映像符号化HEVCエンコーダである、請求項15から22のいずれか一項に記載のエンコーダ(300)。
  24. 参照ピクチャを使用して複数のピクチャの映像ストリーム中の現在ピクチャの表現を復号化するデコーダ(400)であって、
    前記デコーダ(400)は、前記現在ピクチャに対するバッファ記述中の参照ピクチャに関連付けられている1−ビットフラグ(220)を復号化するように構成され、
    前記1−ビットフラグ(220)は、前記1−ビットフラグに関連付けられている前記参照ピクチャが、デコーダに記憶された参照ピクチャのリスト(230)に含まれるべきか否かを前記デコーダに明示的に指示しており、前記参照ピクチャのリスト(230)は、前記デコーダが現在ピクチャを復号化するときにどの参照ピクチャを参照のために使用することができるのかを示しており、
    前記デコーダ(400)は、前記参照ピクチャが前記参照ピクチャのリスト(230)に含まれるべきか否かを判定するために前記1−ビットフラグ(220)を使用するように構成されているプロセッサ(402)を備える、デコーダ(400)。
  25. 前記デコーダは、前記1−ビットフラグの一方の値が1つの参照ピクチャは前記参照ピクチャリストに含まれるべきでないことを明示的に指示するものと解釈するように構成されているプロセッサ(402)を備える、請求項24に記載のデコーダ(400)。
  26. 前記プロセッサ(402)は、前記1−ビットフラグの他方の値が1つの参照ピクチャは前記参照ピクチャリストに含まれるべきであることを明示的に指示するものと解釈するようにさらに構成されている、請求項25に記載のデコーダ(400)。
  27. 前記プロセッサ(402)は、「1」にセットされた前記1−ビットフラグが1つの参照ピクチャは前記参照ピクチャリストに含まれるべきであることを明示的に指示し、「0」にセットされた前記1−ビットフラグが1つの参照ピクチャは前記参照ピクチャリストに含まれるべきでないことを明示的に指示するものと解釈するようにさらに構成されている、請求項24から26のいずれか一項に記載のデコーダ(400)。
  28. 前記プロセッサ(402)は、スライスヘッダに前記1−ビットフラグを復号化するように構成されている、請求項24から27のいずれか一項に記載のデコーダ(400)。
  29. 前記プロセッサ(402)は、パラメータ・セットに前記1−ビットフラグを復号化するようにさらに構成されている、請求項24から27のいずれか一項に記載のデコーダ(400)。
  30. 高効率映像符号化HEVCデコーダである、請求項24から29のいずれか一項に記載のデコーダ(300)。
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