JP5949402B2 - 受信装置及び受信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置に関する。
移動通信システムでは、端末は、移動に伴って、最適な基地局と通信を行う。
例えば、基地局Aと通信している端末が、基地局Bの方向へ移動することを考える。端末と基地局Aとの間の距離よりも、端末と基地局Bとの間の距離が近くなった場合、端末は、基地局Bと通信した方が、無線性能がよくなる場合が多い。この場合、端末は、基地局Aから基地局Bへハンドオーバする。
移動通信システムでは、ハンドオーバに備え、端末は、通信中の基地局A、及び該基地局Aに隣接する基地局B等の受信品質を測定する。端末が、通信中の基地局A、及び基地局Bの受信品質を測定し、モニタする機能をメジャメント(Measurement)機能という。
LTE(Long Term Evolution)におけるメジャメント機能について説明する。
図1は、時間方向(t)と周波数方向(f)の2次元の方向で、OFDM信号を表したものである。時間方向はOFDMシンボル、周波数方向はサブキャリアを最小単位としてもよい。LTEでは、リソースエレメント(Resource Element: RE)を単位として、様々な信号がマッピングされる。
図1には、リファレンスシグナル(Reference Signal: RS)と呼ばれる既知信号がマッピングされるリソースエレメントが示される。RSは、基地局固有のパタン系列を含む。端末は、受信品質を測定する基地局に関するRS系列を用いて、基準信号受信パワー(Reference Signal Received Power: RSRP)を測定することができる。端末は、メジャメントの際に、受信品質を測定する基地局に関するRS系列を用いて、RSRPを測定する。
受信機は、複数のアンテナで無線信号を受信する。受信機は、RF部において、所望の周波数帯の信号を得る。受信機は、所望の周波数帯の信号をダウンコンバージョンする。受信機は、AD変換器により、ダウンコンバージョンした信号をデジタル信号に変換し、デジタルベースバンド帯の信号を得る。受信機は、デジタルベースバンド帯の信号を復調し、復号する。
一方、受信機は、デジタルベースバンド帯の信号を用いて、各セルの受信品質を測定する。
端末は、RSRPと、基準信号受信品質(Reference Signal Received Quality: RSRQ)とを測定する。RSRPと、受信信号強度インジケータ(Received Signal Strength Indicator: RSSI)から、RSRQが求められる。
端末は、RSRPを算出する際に、測定対象の基地局に対応するRS系列を用いて相関演算を行う。RSは所定の周期で送信されているため、端末は、相関演算の結果を平均化する。端末は、平均化された相関演算の結果を用いて、RSRPを算出する。
LTEをエンハンス(enhance)させたLTE−Advanced(LTE−A)では、eICIC(enhanced Inter−Cell Interference Coordination)と呼ばれるセル間干渉制御技術が採用される(例えば、非特許文献1参照)。
図2は、eICICを示す図である。
端末がeNB#1と通信する際、eNB#2からの信号が干渉となる。eNB#2は、eNB#1の隣接セルである。eNB#2からは、該端末以外の他の端末向けの信号が送信される。
eICICでは、eNB#2が信号をほとんど送信しない時間帯を設ける。eNB#2が信号をほとんど送信しない時間帯に、端末とeNB#1との間で通信を行うことにより、端末への干渉を低減する。
LTE−Aでは、信号をほとんど送信しないサブフレームが用意される。該サブフレームは、ABS(almost blank subframe)と呼ばれる。eNB#2は、ABSでは、データをほとんど送信しない。従って、該サブフレームは、eNB#2からの信号が、eNB#1への干渉源となることがない。ABSで、端末とeNB#1との間で通信を行うことにより、該端末への干渉が低減される。
eNB#2と通信する端末は、eNB#2から送信されるABSに含まれるeNB#1のRSを用いてeNB#1のRSRPを測定する。また、eNB#1へハンドオーバする端末は、ABSに含まれるeNB#1のRSを用いてeNB#1のRSRPを測定する。eNB#1へハンドオーバすることにより、端末は、ABSで、eNB#1との間で通信を行うことができる。
eICICが適用される場合でも、端末は、測定対象の基地局に対応するRS系列を用いて、ABSに含まれるRSを用いて、相関演算を行い、該相関演算の結果を平均化し、該平均化された相関演算の結果を用いて、RSRPを算出する。
3GPP TS 36.300 V10.7.0、 16.1.5 Inter−cell Interference Coordination(ICIC)、 2012−03 川合,樋口,佐和橋,"QRM−MLDを用いるVSF−Spread OFDM MIMO多重におけるブランチメトリックに基づく各ステージ独立生き残りシンボルレプリカ候補数制限法,"信学技報 RCS2004−207, 2004年10月
図3は、受信品質を測定するセル(Measured cell)からのサブフレームと、干渉セル(interfering cell)からのABSの例を示す。図3において、横軸は時間であり、縦軸は周波数である。時間はOFDMシンボルを単位とし、周波数はリソースエレメントを単位としてもよい。
端末は、受信品質を測定するセルからのRSを用いて、RSRPを測定する。しかし、ABSでは、RSや、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control CHannel: PDCCH)等が送信される。このため、受信品質を測定するセルからのサブフレームと、干渉セルのABSとの間で衝突が生じる場合がある。図3では、○印により、衝突が生じる虞があるRSを示す。
(a)t=0のOFDMシンボルでは、受信品質を測定するセルからのRSは、干渉セルからのPDCCH等の制御信号と衝突する可能性がある。つまり、受信品質を測定するセルからのRSは、干渉セルからの制御信号から干渉を受ける。衝突の可能性は、全サブフレームで略同一である。
(b)t=4、11のOFDMシンボルでは、受信品質を測定するセルからのRSと、干渉セルからのPDCCH等の制御信号との間では衝突は発生しない。
(c)t=7のOFDMシンボルでは、受信品質を測定するセルからのRSは、干渉セルからの物理報知チャネル(Physical Broadcast Channel: PBCH)と衝突する可能性がある。つまり、受信品質を測定するセルからのRSは、干渉セルからの物理報知チャネルから干渉を受ける。サブフレーム番号が零(0)番であるサブフレームで衝突する可能性がある。
仮に、t=0、7のOFDMシンボルで衝突が発生したり、又は干渉が発生したりする場合を考える。この場合、t=0、7のOFDMシンボルに含まれるRSに基づいて算出されるRSRPは、t=4、11のOFDMシンボルに含まれるRSに基づいて算出されるRSRPよりも、精度が悪くなる。
つまり、t=0、4、7、及び11のOFDMシンボルに含まれるRSに基づいてRSRPを算出した場合、十分な精度が得られない虞がある。
開示の受信装置は、受信品質の測定精度を向上させることを目的とする。
開示の一実施例の受信装置は、
第1の送信装置から送信された信号を受信するRF回路と、
該RF回路により受信した信号に基づいて、受信品質を測定する信号処理部と
前記RF回路により受信した信号に基づいて、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号を指定する制御部と、
を有し、
前記信号処理部は、受信した前記信号のシンボルにマッピングされた既知信号のうち、前記第1の送信装置とは異なる第2の送信装置から送信された信号により干渉を受ける可能性の程度により区別されるシンボルを除くシンボルにマッピングされた既知信号に基づいて、受信品質を測定し、
前記第2の送信装置から送信された信号により干渉を受ける可能性の程度により区別されるシンボルは、前記第2の送信装置から送信された信号と前記第1の送信装置から送信された前記既知信号が衝突する第1のシンボルと、前記第1のシンボル以外で前記第2の送信装置から送信された信号と前記第1の送信装置から送信された前記既知信号が衝突する可能性のある第2のシンボルとを含み、
前記制御部は、前記RF回路により受信した信号に含まれる前記第1のシンボル、前記第2のシンボル、及び前記第1及び第2のシンボルを除く第3のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量に基づいて、前記第2のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量と前記第3のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量との間の差分、及び前記第1のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量と前記第3のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量との間の差分のいずれか一方、又は両方が所定の閾値以上であるか否かに基づいて、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号に指定し、
前記信号処理部は、前記制御部により指定された既知信号に基づいて、受信品質を測定する
開示の実施例によれば、受信品質の測定精度を向上させることができる。
リファレンスシグナルのマッピングの一例を示す図である。 セル間干渉制御を示す図である。 下りリンクの信号のサブフレームの一例を示す図である。 無線通信システムの一実施例を示す図である。 受信装置の一実施例を示す図である。 受信装置の一実施例を示す機能ブロック図である。 下りリンクの信号の無線フレームの一例を示す図である。 サブフレーム#0におけるOFDMシンボル群の一実施例を示す図である。 サブフレーム#0以外におけるOFDMシンボル群の一実施例を示す図である。 受信装置の動作の一実施例を示すフローチャートである。 受信装置の動作の一変形例を示すフローチャートである。 受信装置の一変形例を示す機能ブロック図である。 受信装置の一変形例を示す機能ブロック図である。 受信装置の動作の一変形例を示すフローチャートである。 受信装置の一変形例を示す機能ブロック図である。 受信装置の動作の一変形例を示すフローチャートである。 受信品質の測定結果の一例を示す図である。
以下、図面に基づいて、実施例を説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<無線通信システム>
図4は、無線通信システムの一実施例を示す。
無線通信システムの一実施例は、ユーザ端末100と、基地局200〜200(nは、n>1の整数)とを有する。図4には、一例として、n=2の場合について示す。
第1の基地局200と、第2の基地局200との間では、干渉コーディネーションにより、第1の基地局200、第2の基地局200の送信するサブフレームのいずれか一方が送信停止サブフレームとされる。送信停止サブフレームには、ABS、MBSFN(Multimedia Broadcast/Multicast Service over a Single Frequency Network)サブフレームが含まれる。無線通信システムの一実施例では、ABSが含まれる場合について説明する。
例えば、第1の基地局200の配下にユーザ端末100が在圏する場合には、第2の基地局200からの下りリンクの信号が干渉となる。この場合、第2の基地局200からの下りリンクの信号にABSが含まれる。該ABSの間は、ユーザ端末100は、第1の基地局200からの下りリンクの信号を受信する際に、第2の基地局200からの下りリンクの信号による干渉を低減できる。
<受信装置>
図5は、受信装置300の一実施例を示す。図5には、主に、受信装置300のハードウェア構成が示される。受信装置300は、ユーザ端末100に実装されてもよいし、基地局200〜200に実装されてもよい。
以下、第1の基地局200の配下に、ユーザ端末100が在圏する場合について説明する。
受信装置300は、RF回路600〜600(mは、m>0の整数)と、ADC500〜500と、ベースバンド処理装置(BBU: Base Band Unit)400とを備える。図5には、m=2の場合について示される。
RF回路600〜600は、アナログ回路により構成される。RF回路600〜600は、第1の基地局200からの無線信号を受信する。RF回路600〜600は、受信した無線信号から、所望の周波数帯の信号を得て、ダウンコンバージョンし、ADC500〜500へ入力する。
ADC500〜500は、RF回路600〜600と接続される。ADC500〜500は、デジタル信号へ、RF回路600〜600からの信号を変換する。ADC500〜500は、ベースバンド処理装置400へ、デジタル信号を入力する。
RF回路600〜600と、ADC500〜500とが一体化されてRFICとして実現されてもよい。
ベースバンド処理装置400は、DSP(Digital Signal Processor)402と、CPU(Central Processing Unit)404と、ハードウェア406と、メモリ408とを有する。
DSP402は、CPU404からの命令に従って、ベースバンド信号処理を行う。DSP402は、CPU404からの命令に従って、第1の基地局200からの受信データを処理する。
CPU404は、DSP402と接続される。CPU404は、内蔵されたファームウェア等のソフトウェア及びメモリ408に格納されたプログラム等に従って、DSP402にデジタル信号処理を実行させる。
ハードウェア406は、DSP402と接続される。ハードウェア406は、復調処理、復号処理、メジャメント処理等、各種処理を行う。
メモリ408は、CPU404と接続される。メモリ408は、DSP402、CPU404へ実行させるプログラムを格納する。
<受信装置300の機能>
図6は、受信装置300の一実施例を示す。図6には、主に、受信装置300のベースバンド処理装置400で実行される処理が示される。
受信装置300は、相関演算部702と、平均化処理部704と、RSRP算出部706と、制御部708とを有する。
CPU404は、制御部708として機能するようにしてもよい。DSP402は、相関演算部702と、平均化処理部704と、RSRP算出部706として機能するようにしてもよい。
相関演算部702は、制御部708による制御に従って、測定対象の第1の基地局200のRS系列を用いて、ADC500からのRSとの相関演算を行う。相関演算部702は、周波数方向にマッピングされた複数のRSのそれぞれの相関演算の結果を平均化してもよい。相関演算部702は、平均化処理部704へ、相関演算の結果を入力する、
平均化処理部704は、相関演算部702と接続される。平均化処理部704は、制御部708による制御に従って、相関演算部702からの相関演算の結果を平均化する。例えば、平均化処理部704は、相関演算部702からのOFDMシンボルの相関結果を時間平均する。平均化処理部704は、RSRP算出部706へ、平均化した相関演算の結果を入力する。
RSRP算出部706は、平均化処理部704と接続される。RSRP算出部706は、平均化処理部704からの平均化した相関演算の結果を用いて、RSRPを算出する。
図7は、LTEにおける下りリンクの信号のフレーム構成例を示す。図7には、周波数分割複信(Frequency Division Duplex)方式について示される。受信装置300の一実施例は、周波数分割複信方式で送信される下りリンクの信号を受信する。また、受信装置300が時分割復信方式で送信される下りリンクの信号を受信する場合についても同様に適用できる。
LTEシステムの10msの無線フレーム(radio frame)には、サブフレーム(subframe)#0〜#9が含まれる。
全てのサブフレームには、先頭から4OFDMシンボル以内に、PDCCH、PCFICH、PHICHがマッピングされる。ここで、PCFICHは、Physical Control Format Indicator Channelの略である。また、PHICHは、Physical Hybrid ARQ Indicator Channelの略である。
全てのサブフレームには、RS、PDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)がマッピングされる。
サブフレーム#0、及び#5には、PSS(Primary Synchronization Signal)と、SSS(Secondary Synchronization Signal)がマッピングされる。
また、サブフレーム#0には、PBCH(Physical Broadcast Channel)がマッピングされる。
受信装置300の一実施例では、サブフレームに含まれるOFDMシンボルが複数に分類される。一例として、3グループに分類される場合について説明する。
3グループに分類される場合、OFDMシンボルは、干渉セルからの下りリンクの信号により干渉が生じる可能性があるOFDMシンボル群Aと、干渉セルからの下りリンクの信号により干渉が生じるOFDMシンボル群Bと、干渉セルからの下りリンクの信号により干渉が生じないOFDMシンボル群Cとに分類される。
図8は、RSRPを測定するセルからのサブフレーム#0と、干渉セルからのABSの一例を示す。ここで、RSRPを測定するセルは第1の基地局200、干渉セルは第2の基地局200であってもよい。
t=0のOFDMシンボルでは、干渉セルからPDCCH等の制御信号が送信される可能性がある。よって、RSRPを測定するセルからのRSは、当該干渉セルからのPDCCH等の制御信号と衝突する可能性があるため、OFDMシンボル群Aに分類される。
t=7のOFDMシンボルでは、干渉セルから物理報知チャネルが送信される。よって、RSRPを測定するセルからのRSは、当該干渉セルからの物理報知チャネルと衝突するため、OFDMシンボル群Bに分類される。
t=4、11のOFDMシンボルでは、RSRPを測定するセルからのRSと、干渉セルからのPDCCH等の制御信号との間では衝突は発生しないため、OFDMシンボル群Cに分類される。
図9は、RSRPを測定するセルからのサブフレーム#0以外のサブフレームと、干渉セルからのABSの一例を示す。本例において、干渉セルからは物理報知チャネルが送信されない。
t=0のOFDMシンボルでは、干渉セルからPDCCH等の制御信号が送信される可能性がある。よって、RSRPを測定するセルからのRSは、当該干渉セルからのPDCCH等の制御信号と衝突する可能性があるため、OFDMシンボル群Aに分類される。
t=4、7、11のOFDMシンボルでは、RSRPを測定するセルからのRSと、干渉セルからのPDCCH等の制御信号との間では衝突は発生しないため、OFDMシンボル群Cに分類される。
制御部708は、ADC500〜500から相関演算部702へ入力されるサブフレームの番号を検出する。例えば、受信装置300が、基地局200〜200のいずれかと同期する際に、制御部708は、基地局200〜200のいずれかからの下りリンクの信号のサブフレーム番号を検出する。制御部708は、検出したサブフレームの番号に基づいて、相関演算部702へ、相関演算に使用するOFDMシンボル群を入力する。制御部708が検出したサブフレームの番号が#0である場合には、相関演算に、OFDMシンボル群A、及びCを使用できる。制御部508は、相関演算部502、及び平均化処理部504へ、OFDMシンボル群A、及びCに含まれるOFDMシンボルを示すt=0、4、11を入力する。
制御部708が検出したサブフレームの番号が#0以外である場合には、相関演算に、OFDMシンボル群A、及びCを使用できる。制御部508は、相関演算部502、及び平均化処理部504へ、OFDMシンボル群A、及びCに含まれるOFDMシンボルを示すt=0、4、11を入力する。
<受信装置300の動作>
図10は、受信装置300の動作の一実施例を示すフローチャートである。
ステップS1002では、制御部708は、相関演算部702へ入力されるサブフレームの番号がサブフレーム#0であるか否かを判定する。
ステップS1004では、ステップS1002によりサブフレーム#0であると判定された場合、制御部708は、相関演算部702、及び平均化処理部704に、相関演算に使用するOFDMシンボルを設定する。具体的には、制御部708は、使用するOFDMシンボルに、OFDMシンボル群A、及びOFDMシンボル群Cを設定する。サブフレーム#0の場合、OFDMシンボル群Aにはt=0が含まれ、OFDMシンボル群Cにはt=4、11が含まれる。
ステップS1006では、ステップS902によりサブフレーム#0でないと判定された場合、制御部708は、相関演算部702、及び平均化処理部704に、相関演算に使用するOFDMシンボルを設定する。具体的には、制御部708は、使用するOFDMシンボルに、OFDMシンボル群A、及びOFDMシンボル群Cを設定する。サブフレーム#0以外の場合、OFDMシンボル群Aにはt=0が含まれ、OFDMシンボル群Cにはt=4、7、11が含まれる。
例えば、サブフレーム#0のt=7のOFDMシンボルは、干渉セルからのPBCHと衝突する。しかし、図10に示されるフローチャートによれば、ステップS1004によりt=7のOFDMシンボルは、OFDMシンボル群A、及びCに含まれないため、相関演算、及び平均化処理には使用されない。
受信装置300の一実施例によれば、RSRPの算出に、干渉セルからの物理報知チャネルと衝突するサブフレーム#0のt=7のOFDMシンボルを使用しないため、サブフレーム#0のRSRPの測定算出精度を向上させることができる。サブフレーム#0のRSRPの算出精度を向上させることにより、受信品質の測定精度を向上させることができる。
例えば、希望信号をsとし、2つの異なる雑音をn1、n2とする。
受信信号をy1、y2とすると、式(1)、式(2)が得られる。例えば、y1はt=0のOFDMシンボルに含まれるRSの1つに対応する受信信号であり、y2はt=7のOFDMシンボルに含まれるRSの1つに対応する受信信号である。
y1=s+n1 (1)
y2=s+n2 (2)
希望信号sを得るために、式(1)、式(2)を平均化し、雑音量を抑圧する。式(3)が得られる。
1/2(y1+y2)=s+1/2(n1+n2) (3)
式(3)において、1/2(n1+n2)が雑音を示す。
雑音の平均電力は、式(4)により表される。
〈|1/2(n1+n2)|〉=1/4(〈|n1|〉+〈|n2|〉) (4)
ここで、2つの雑音n1、及びn2は無相関であると仮定した。
ここで、y1を用いた場合、雑音電力は〈|n1|〉である。
2つの雑音n1、及びn2が不均等である場合に平均したほうがよいか、平均しないほうがよいかを考える。
1/4(〈|n1|〉+〈|n2|〉)>〈|n1|
〈|n2|〉>3〈|n1|〉 (5)
式(5)から、〈|n2|〉が、〈|n1|〉の3倍よりも大きくなる場合には、y1、y2を平均化せずに、y1を用いた方がよいことが分かる。
<変形例(その1)>
受信装置300の一変形例は、図5、図6により説明される。
受信装置300の一変形例では、RSRPを測定するセルからのRSが、干渉セルからのPDCCH等の制御信号と衝突する可能性があるt=0のOFDMシンボルを、RSRPの算出に使用しない。換言すれば、RSRPの算出に、サブフレーム#0の場合にはt=4、11のOFDMシンボルを使用し、サブフレーム#0以外の場合にはt=4、7、11のOFDMシンボルを使用する。
<受信装置300の動作>
図11は、受信装置300の動作の一変形例を示すフローチャートである。
ステップS1102では、制御部708は、相関演算部702へ入力されるサブフレームの番号がサブフレーム#0であるか否かを判定する。
ステップS1104では、ステップS1102によりサブフレーム#0であると判定された場合、制御部708は、相関演算部702、及び平均化処理部704に、相関演算に使用するOFDMシンボルを設定する。具体的には、制御部708は、使用するOFDMシンボルに、OFDMシンボル群Cを設定する。サブフレーム#0の場合、OFDMシンボル群Cにはt=4、11が含まれる。
ステップS1106では、ステップS1102によりサブフレーム#0でないと判定された場合、制御部708は、相関演算部702、及び平均化処理部704に、相関演算に使用するOFDMシンボルを設定する。具体的には、制御部708は、使用するOFDMシンボルに、OFDMシンボル群Cを設定する。サブフレーム#0以外の場合、OFDMシンボル群Cにはt=4、7、11が含まれる。
受信装置300の一変形例によれば、t=0のOFDMシンボルをRSRPの算出に使用しないため、RSRPの精度を向上させることができる。RSRPの算出精度を向上させることにより、受信品質の測定精度を向上させることができる。
<変形例(その2)>
受信装置300の一変形例は、図5により説明される。
受信装置300は、各OFDMシンボル群について干渉量を測定する。受信装置300は、干渉量の測定結果に基づいて、RSRPを算出する際に、平均化するOFDMシンボル群を設定する。
<受信装置300の機能>
図12は、受信装置300の一実施例を示す。図12には、主に、受信装置300のベースバンド処理装置400で実行される処理が示される。
受信装置300は、相関演算部702と、平均化処理部704と、RSRP算出部706と、制御部708とを有する。
CPU404は、制御部702として機能するようにしてもよい。DSP402は、相関演算部702と、平均化処理部704と、RSRP算出部706として機能するようにしてもよい。
相関演算部702は、測定対象の基地局のRS系列を用いて、ADC500〜500からのRSとの相関演算を行う。相関演算部702は、周波数方向にマッピングされた複数のRSのそれぞれの相関演算の結果を、平均化してもよい。相関演算部702は、平均化処理部704へ、相関演算の結果を入力する、
平均化処理部704は、相関演算部702と接続される。平均化処理部704は、制御部708による制御に従って、相関演算部702からの相関演算の結果を平均化する。例えば、平均化処理部704は、相関演算部702からのOFDMシンボルの相関結果を時間平均する。平均化処理部704は、RSRP算出部706へ、平均化した相関演算の結果を入力する。
RSRP算出部706は、平均化処理部704と接続される。RSRP算出部706は、平均化処理部704からの平均化した相関演算の結果を用いて、RSRPを算出する。
図13は、制御部708の一変形例を示す。制御部708は、第1の干渉量測定部7082と、第2の干渉量測定部7084と、使用OFDMシンボル群判定部7086とを備える。
受信装置300の一変形例では、サブフレームに含まれるOFDMシンボルが複数のグループに分類される。一例として、3グループに分類される場合について説明する。
3グループに分類される場合、OFDMシンボルは、干渉が生じる可能性があるOFDMシンボル群Aと、干渉が生じるOFDMシンボル群Bと、干渉が生じないOFDMシンボル群Cとに分類される。
第1の干渉量測定部7082には、t=0のOFDMシンボルが入力される。第1の干渉量測定部7082は、t=0のOFDMシンボルに基づいて、OFDMシンボル群Aに関連する干渉量(以下、「干渉量I」という)を求める。干渉量の測定には、様々な方法を用いることができる(例えば、非特許文献2参照)。第1の干渉量測定部7082は、使用OFDMシンボル群判定部7086へ、干渉量Iを入力する。
第2の干渉量測定部7084には、t=7のOFDMシンボルが入力される。第2の干渉量測定部7084は、t=7のOFDMシンボルに基づいて、OFDMシンボルグループBに関連する干渉量(以下、「干渉量I」という)を求める。干渉量の測定には、様々な方法を用いることができる(例えば、非特許文献2参照)。第2の干渉量測定部7084は、使用OFDMシンボル群判定部7086へ、干渉量Iを入力する。
使用OFDMシンボル群判定部7086は、第1の干渉量測定部7082からの干渉量Iに基づいて、平均化処理部704における相関演算の結果の平均化処理に、OFDMシンボル群Aを使用するか否かを判定する。具体的には、使用OFDMシンボル群判定部7086は、干渉量Iが予め決められた閾値Xthを超える場合、平均化処理部704における相関演算の結果の平均化処理にOFDMシンボル群Aを使用しないと判定する。干渉量Iが予め決められた閾値Xthを超える場合、OFDMシンボル群Aは干渉量が多いと判断されるためである。一方、使用OFDMシンボル群判定部7086は、干渉量Iが予め決められた閾値Xthを超えない場合、平均化処理部704における相関演算の結果の平均化処理にOFDMシンボル群Aを使用すると判定する。干渉量Iが予め決められた閾値Xthを超えない場合、OFDMシンボル群Aは干渉量が少ないと判断されるためである。
使用OFDMシンボル群判定部7086は、第2の干渉量測定部7084からの干渉量Iに基づいて、平均化処理部704における相関演算の結果の平均化処理に、OFDMシンボル群Bを使用するか否かを判定する。具体的には、使用OFDMシンボル群判定部7086は、干渉量Iが予め決められた閾値Xthを超える場合、平均化処理部704における相関演算の結果の平均化処理にOFDMシンボル群Bを使用しないと判定する。干渉量Iが予め決められた閾値Xthを超える場合、OFDMシンボル群Bは干渉量が多いと判断されるためである。一方、使用OFDMシンボル群判定部7086は、干渉量Iが予め決められた閾値Xthを超えない場合、平均化処理部704における相関演算の結果の平均化処理にOFDMシンボル群Bを使用すると判定する。干渉量Iが、予め決められた閾値Xthを超えない場合、OFDMシンボル群Bは干渉量が少ないと判断されるためである。干渉量Iと比較する閾値と、干渉量Iと比較する閾値は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
受信装置300の一変形例では、OFDMシンボル群Cは、平均化処理部704における相関演算の結果の平均化処理に使用される。
サブフレーム#0以外では、OFDMシンボル群Bが存在しないため、干渉量Iに基づく処理が実行される。
<受信装置300の動作>
図14は、受信装置300の動作の一変形例を示すフローチャートである。
ステップS1402では、第1の干渉量測定部7082は、t=0のOFDMシンボルであるか否かを判定する。
ステップS1404では、ステップS1402によりt=0のOFDMシンボルであると判定された場合、第1の干渉量測定部7082は、干渉量Iを測定する。
ステップS1406では、使用OFDMシンボル群判定部7086は、干渉量Iが閾値Xthより大きいか否かを判定する。
ステップS1408では、干渉量Iが閾値Xthより大きいと判定された場合、使用OFDMシンボル群判定部7086は、t=0のOFDMシンボルを使用しないと判定する。使用OFDMシンボル群判定部7086は、平均化処理部704に、t=0のOFDMシンボルを使用しないで平均化処理を実行させる。使用OFDMシンボル群判定部7086は、処理を終了する。
ステップS1410では、干渉量Iが閾値Xthより大きくないと判定された場合、使用OFDMシンボル群判定部7086は、t=0のOFDMシンボルを使用すると判定する。使用OFDMシンボル群判定部7086は、平均化処理部704に、t=0のOFDMシンボルを使用して平均化処理を実行させる。使用OFDMシンボル群判定部7086は、処理を終了する。
ステップS1412では、ステップS1402によりt=0のOFDMシンボルでないと判定された場合、第2の干渉量測定部7084は、t=7のOFDMシンボルであるか否かを判定する。
ステップS1412によりt=7のOFDMシンボルでないと判定された場合、終了する。
ステップS1414では、ステップS1412によりt=7のOFDMシンボルであると判定された場合、第2の干渉量測定部7084は、干渉量Iを測定する。
ステップS1416では、使用OFDMシンボル群判定部7086は、干渉量Iが閾値Xthより大きいか否かを判定する。
ステップS1418では、干渉量Iが閾値Xthより大きいと判定された場合、使用OFDMシンボル群判定部7086は、t=7のOFDMシンボルを使用しないと判定する。使用OFDMシンボル群判定部7086は、平均化処理部704に、t=7のOFDMシンボルを使用しないで平均化処理を実行させる。使用OFDMシンボル群判定部7086は、処理を終了する。
ステップS1420では、干渉量Iが閾値Xthより大きくないと判定された場合、使用OFDMシンボル群判定部7086は、t=7のOFDMシンボルを使用すると判定する。使用OFDMシンボル群判定部7086は、平均化処理部704に、t=7のOFDMシンボルを使用して平均化処理を実行させる。使用OFDMシンボル群判定部7086は、処理を終了する。
受信装置300の一変形例によれば、干渉量I、Iに応じて、相関演算の結果を平均化する際に、OFDMシンボル群A、Bを使用するか否かを判断できる。干渉量が多いOFDMシンボル以外のOFDMシンボルを使用して、RSRPを算出できるため、RSRPの精度を向上させることができる。RSRPの精度を向上させることにより、受信品質の測定精度を向上させることができる。
<変形例(その3)>
受信装置300の一変形例は、図5、図12により説明される。
受信装置300は、各OFDMシンボル群について干渉量を測定する。受信装置300は、干渉量の測定結果に基づいて、RSRPを算出する際に、平均化するOFDMシンボル群を設定する。干渉量の測定には、様々な方法を用いることができる(例えば、非特許文献2参照)。
<受信装置300の機能>
図15は、制御部708を示す。制御部708は、第1の干渉量測定部7082と、第2の干渉量測定部7084と、第3の干渉量測定部7088と、第4の干渉量測定部7090と、使用OFDMシンボル群判定部7086と、平均部7092と、切替部7094とを備える。
第1の干渉量測定部7082には、t=0のOFDMシンボルが入力される。第1の干渉量測定部7082は、t=0のOFDMシンボルに基づいて、RSの干渉量Iを求める。第1の干渉量測定部7082は、使用OFDMシンボル群判定部7086へ、干渉量Iを入力する。
第2の干渉量測定部7084には、t=7のOFDMシンボルが入力される。第2の干渉量測定部7084は、t=7のOFDMシンボルに基づいて、RSの干渉量Iを求める。第2の干渉量測定部7084は、切替部7094へ、干渉量Iを入力する。
第3の干渉量測定部7088には、t=4のOFDMシンボルが入力される。第3の干渉量測定部7088は、t=4のOFDMシンボルに基づいて、RSの干渉量Iを求める。第3の干渉量測定部7088は、平均部7092へ、干渉量Iを入力する。
第4の干渉量測定部7090には、t=11のOFDMシンボルが入力される。第4の干渉量測定部7090は、t=11のOFDMシンボルに基づいて、RSの干渉量Iを求める。第4の干渉量測定部7090は、平均部7092へ、干渉量Iを入力する。
切替部7094は、第2の干渉量測定部7084と接続される。切替部7094には、サブフレーム番号(サブフレーム情報)が入力される。該サブフレーム番号は、平均化処理部704へ入力される相関演算の結果に対応するサブフレーム番号である。切替部7094は、入力されたサブフレーム番号が#0である場合、使用OFDMシンボル群判定部7086へ、第2の干渉量測定部7084からの干渉量Iを入力する。切替部7094は、入力されたサブフレーム番号が#0以外である場合、平均部7092へ、第2の干渉量測定部7084からの干渉量Iを入力する。
平均部7092は、第3の干渉量測定部7088、第4の干渉量測定部7090、及び切替部7094と接続される。平均部7092は、サブフレーム#0の場合に入力される干渉量I、I、及びIを平均化する。また、平均部7092は、サブフレーム#0以外の場合に入力される干渉量I、及びIを平均化する。平均部7092は、使用OFDMシンボル群判定部7086へ、平均化した干渉量Iを入力する。
使用OFDMシンボル群判定部7086は、第1の干渉量測定部7082、切替部7094、及び平均部7092と接続される。使用OFDMシンボル群判定部7086には、サブフレーム情報が入力される。使用OFDMシンボル群判定部7086は、干渉量I、I、及びIに基づいて、平均化処理に使用するOFDMシンボル群を判定する。
<サブフレーム#0の場合>
使用OFDMシンボル群判定部7086は、干渉量Iと干渉量Iとの差を計算する。使用OFDMシンボル群判定部7086は、干渉量Iと干渉量Iとの差が予め設定される閾値Ythを超える場合、t=0のOFDMシンボル群を平均化処理に使用しないと判定する。干渉量Iと干渉量Iとの差が予め設定される閾値Ythを超える場合には、t=0のOFDMシンボル群の干渉量は、干渉量が少ないt=4とt=11のOFDMシンボル群の干渉量を平均化したものよりも多いと判断されるためである。さらに、使用OFDMシンボル群判定部7086は、干渉量Iと干渉量Iとの差が予め設定される閾値Ythを超える場合、OFDMシンボル群Bを平均化処理に使用しないと判定する。干渉量Iと干渉量Iとの差が予め設定される閾値Ythを超える場合には、t=7のOFDMシンボル群の干渉量は、干渉量が少ないt=4とt=11のOFDMシンボル群の干渉量を平均化したものよりも干渉量が多いと判断されるためである。干渉量Iと干渉量Iとの差と比較される閾値と、干渉量Iと干渉量Iとの差と比較される閾値は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
<サブフレーム#0以外の場合>
使用OFDMシンボル群判定部7086は、干渉量Iと干渉量Iとの差を計算する。使用OFDMシンボル群判定部7086は、干渉量Iと干渉量Iとの差が予め設定される閾値Ythを超える場合、t=0のOFDMシンボル群を平均化処理に使用しないと判定する。干渉量Iと干渉量Iとの差が予め設定される閾値Ythを超える場合には、t=0のOFDMシンボル群の干渉量は、干渉量が少ないt=7とt=4とt=11のOFDMシンボル群の干渉量を平均化したものよりも多いと判断されるためである。
使用OFDMシンボル群判定部7086は、平均化処理部704へ、平均化処理に使用すると判定したOFDMシンボルを示す情報を入力する。
平均化処理部704は、使用OFDMシンボル群判定部7086からのOFDMシンボルを示す情報に基づいて、平均化処理を行う。平均化処理部704は、干渉量に拘わらず、t=4、t=11のOFDMシンボルを平均化処理に使用する。
<受信装置300の動作>
図16は、受信装置300の動作の一実施例を示すフローチャートである。
図16には、一例として、サブフレーム#0の場合について示される。
ステップS1602では、第1の干渉量測定部7082は、t=0のOFDMシンボルの干渉量Iを測定する。第2の干渉量測定部7084は、t=7のOFDMシンボルの干渉量Iを測定する。第3の干渉量測定部7088は、t=4のOFDMシンボルの干渉量Iを測定する。第4の干渉量測定部7090は、t=11のOFDMシンボルの干渉量Iを測定する。
ステップS1604では、平均部7092は、干渉量Iと、干渉量Iとを平均し、干渉量Iとする。
ステップS1606では、使用OFDMシンボル群判定部7086は、干渉量Iと干渉量Iとの差が予め設定される閾値Ythを超えるか否かを判定する。
ステップS1608では、干渉量Iと干渉量Iとの差が閾値Ythを超える場合、使用OFDMシンボル群判定部7086は、t=0のOFDMシンボルを使用しないと判定する。
ステップS1610では、干渉量Iと干渉量Iとの差が閾値Ythを超えない場合、使用OFDMシンボル群判定部7086は、t=0のOFDMシンボルを使用すると判定する。
ステップS1612では、使用OFDMシンボル群判定部7086は、干渉量Iと干渉量Iとの差が予め設定される閾値Ythを超えるか否かを判定する。
ステップS1618では、干渉量Iと干渉量Iとの差が閾値Ythを超える場合、使用OFDMシンボル群判定部7086は、t=7のOFDMシンボルを使用しないと判定する。
ステップS1620では、干渉量Iと干渉量Iとの差が閾値Ythを超えない場合、使用OFDMシンボル群判定部7086は、t=7のOFDMシンボルを使用すると判定する。
図16に示すフローチャートにおいて、ステップS1606−S1610の処理と、ステップS1612−S1616の処理の順序を逆にしてもよい。
受信装置300の一変形例では、RSRPを算出する際に使用するOFDMシンボルが適応的に判定される。干渉量が多いOFDMシンボルは除外され、干渉量が少ないOFDMシンボルを利用してRSRPが算出されるため、RSRPの精度を向上させることができる。干渉セルからの下りリンクの信号による干渉を受けないと想定されるt=4、11のOFDMシンボルを基準に、RSRPの算出に使用するか否かが判定されるため、該基準となるOFDMシンボルと同程度の干渉量である場合には、t=0、4、7、11のOFDMシンボルを利用して、RSRPを算出できる。RSRPの算出精度を向上させることにより、受信品質の測定精度を向上させることができる。
上述した実施例、及び変形例において、干渉量の代わりにSIR(signal to interference ratio)を使用してもよい。
上述した実施例、及び変形例によれば、RSRPの精度を向上させることができる。RSRPの精度を向上させることにより、受信品質の測定精度を向上させることができる。具体的には、全てのOFDMシンボルへの干渉量が多い場合は、従来と同様のRSRPの精度となる。しかし、OFDMシンボル毎に干渉量が異なる場合は、干渉量が少ないOFDMシンボルを使用してRSRPが算出されるため、精度を向上させることができる。つまり、受信環境に応じて、RSRPの算出する際に、最適なOFDMシンボルを選択できる。
図17は、t=0及びt=7のOFDMシンボルのSIRを−7.5dBとし、t=4及びt=11のOFDMシンボルのSIRを10dBとした場合のRSRPの測定値を示す。つまり、OFDMシンボル毎に干渉量が異なる場合に、正解値に対して、測定値がどのくらいずれるかを示す。従来では、正解値に対して、測定値が大きく広がるのが分かる。このため、正解値とは異なる測定値が高頻度で得られる。本実施例では、従来と比較して、正解値に対して、測定値の広がりは狭くなるのが分かる。このため、正解値に近い測定値が得られる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1の送信装置から送信された信号を受信するRF回路と、
該RF回路により受信した信号に基づいて、受信品質を測定する信号処理部と
を有し、
前記信号処理部は、受信した前記信号のシンボルにマッピングされた既知信号のうち、前記第1の送信装置とは異なる第2の送信装置から送信された信号により干渉を受ける可能性の程度により区別されるシンボルを除くシンボルにマッピングされた既知信号に基づいて、受信品質を測定する、受信装置。
(付記2)
前記第2の送信装置から送信された信号により干渉を受ける可能性の程度により区別されるシンボルシンボルは、前記第2の送信装置から送信された信号と前記第1の送信装置から送信された前記既知信号が衝突する第1のシンボルと、前記第1のシンボル以外で前記第2の送信装置から送信された信号と前記1の送信装置から送信された前記既知信号が衝突する可能のある第2のシンボルとを含む、付記1に記載の受信装置。
(付記3)
前記RF回路により受信した信号に基づいて、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号を指定する制御部
を有し、
前記制御部は、前記RF回路により受信したサブフレームが前記第1のシンボルを含む場合、前記第1のシンボルと前記第2のシンボルとを除くシンボルにマッピングされる既知信号を、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号に指定し、
前記信号処理部は、前記制御部により指定された既知信号に基づいて、受信品質を測定する、付記2に記載の受信装置。
(付記4)
前記RF回路により受信した信号に基づいて、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号を指定する制御部
を有し、
前記制御部は、前記RF回路により受信したサブフレームが前記第1のシンボルを含まない場合、前記第2のシンボルを除くシンボルにマッピングされる既知信号を、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号に指定し、
前記信号処理部は、前記制御部により指定された既知信号に基づいて、受信品質を測定する、付記2に記載の受信装置。
(付記5)
前記RF回路により受信した信号に基づいて、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号を指定する制御部
を有し、
前記制御部は、前記RF回路により受信した信号に含まれる前記第1のシンボル及び前記第2のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量が、所定の閾値以上であるか否かに基づいて、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号に指定し、
前記信号処理部は、前記制御部により指定された既知信号に基づいて、受信品質を測定する、付記2に記載の受信装置。
(付記6)
前記RF回路により受信した信号に基づいて、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号を指定する制御部
を有し、
前記制御部は、前記RF回路により受信した信号に含まれる前記第1のシンボル、前記第2のシンボル、及び前記第1及び第2のシンボルを除く第3のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量に基づいて、前記第2のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量と前記第3のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量との間の差分、及び前記第1のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量と前記第3のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量との間の差分のいずれか一方、又は両方が所定の閾値以上であるか否かに基づいて、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号に指定し、
前記信号処理部は、前記制御部により指定された既知信号に基づいて、受信品質を測定する、付記2に記載の受信装置。
(付記7)
送信装置からの信号を受信し、
受信した前記信号のシンボルにマッピングされた既知信号のうち、前記第1の送信装置とは異なる第2の送信装置から送信された信号により干渉を受ける可能性の程度により区別されるシンボルを除くシンボルにマッピングされる既知信号に基づいて、受信品質を測定する、受信方法。
(付記8)
前記信号処理部は、前記第1の送信装置に対応する既知信号の系列を用いて、前記RF回路により受信した信号との間で相関演算を行い、前記第1の送信装置とは異なる第2の送信装置から送信された信号により干渉を受ける可能性の程度により区別されるシンボルを除くシンボルにマッピングされた既知信号の相関演算の結果を平均化し、該平均値に基づいて、基準信号受信電力を算出する、付記1に記載の受信装置。
(付記9)
前記RF回路により受信した信号に基づいて、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号を指定する制御部
を有し、
前記制御部は、前記RF回路により受信した信号に含まれる前記第1の送信装置とは異なる第2の送信装置から送信された信号により干渉を受ける可能性の程度により区別されるシンボルにマッピングされる既知信号のSIRが、所定の閾値以上であるか否かに基づいて、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号に指定し、
前記信号処理部は、前記制御部により指定された既知信号に基づいて、受信品質を測定する、付記1に記載の受信装置。
(付記10)
第1の送信装置から送信された信号のシンボルにマッピングされた既知信号のうち、前記第1の送信装置とは異なる第2の送信装置から送信された信号により干渉を受ける可能性の程度により区別されるシンボルを除くシンボルにマッピングされた既知信号に基づいて、受信品質を測定する信号処理部
を有する、ベースバンド処理装置。
300 受信装置
600(nは、n>0の整数) RF回路
500 ADC
400 ベースバンド処理装置

Claims (2)

  1. 第1の送信装置から送信された信号を受信するRF回路と、
    該RF回路により受信した信号に基づいて、受信品質を測定する信号処理部と
    前記RF回路により受信した信号に基づいて、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号を指定する制御部と、
    を有し、
    前記信号処理部は、受信した前記信号のシンボルにマッピングされた既知信号のうち、前記第1の送信装置とは異なる第2の送信装置から送信された信号により干渉を受ける可能性の程度により区別されるシンボルを除くシンボルにマッピングされた既知信号に基づいて、受信品質を測定し、
    前記第2の送信装置から送信された信号により干渉を受ける可能性の程度により区別されるシンボルは、前記第2の送信装置から送信された信号と前記第1の送信装置から送信された前記既知信号が衝突する第1のシンボルと、前記第1のシンボル以外で前記第2の送信装置から送信された信号と前記第1の送信装置から送信された前記既知信号が衝突する可能性のある第2のシンボルとを含み、
    前記制御部は、前記RF回路により受信した信号に含まれる前記第1のシンボル、前記第2のシンボル、及び前記第1及び第2のシンボルを除く第3のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量に基づいて、前記第2のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量と前記第3のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量との間の差分、及び前記第1のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量と前記第3のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量との間の差分のいずれか一方、又は両方が所定の閾値以上であるか否かに基づいて、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号に指定し、
    前記信号処理部は、前記制御部により指定された既知信号に基づいて、受信品質を測定する、受信装置。
  2. 第1の送信装置からの信号を受信し、
    受信した前記信号のシンボルにマッピングされた既知信号のうち、前記第1の送信装置とは異なる第2の送信装置から送信された信号により干渉を受ける可能性の程度により区別されるシンボルを除くシンボルにマッピングされる既知信号に基づいて、受信品質を測定し、
    前記第2の送信装置から送信された信号により干渉を受ける可能性の程度により区別されるシンボルは、前記第2の送信装置から送信された信号と前記第1の送信装置から送信された前記既知信号が衝突する第1のシンボルと、前記第1のシンボル以外で前記第2の送信装置から送信された信号と前記第1の送信装置から送信された前記既知信号が衝突する可能性のある第2のシンボルとを含み、
    受信した信号に含まれる前記第1のシンボル、前記第2のシンボル、及び前記第1及び第2のシンボルを除く第3のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量に基づいて、前記第2のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量と前記第3のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量との間の差分、及び前記第1のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量と前記第3のシンボルにマッピングされる既知信号の干渉量との間の差分のいずれか一方、又は両方が所定の閾値以上であるか否かに基づいて、前記受信品質を測定する際に使用する既知信号に指定し、
    指定された既知信号に基づいて、受信品質を測定する、
    受信方法。
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