JP5948939B2 - 保守管理装置、保守システム、及び、保守方法 - Google Patents

保守管理装置、保守システム、及び、保守方法 Download PDF

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本発明は、情報処理システムの保守に関し、特に、保守を実施する装置の制御に関する。
情報処理システムに含まれる情報処理装置や記憶装置に障害が発生した場合、情報処理システムの動作を継続するため、障害を発生した装置の障害の確認や修理などの保守が必要である。保守作業において、保守員は、情報処理システムの基盤となる装置や重要なデータを操作する場合がある。このような操作において、保守員が、間違えた操作や不正な操作を行うと、情報処理システムの安全性が損なわれる。そこで、情報処理システムを守るため、保守員が実行できる操作内容の制限が、適用されている。(例えば、特許文献1参照)
また、情報処理システムの情報処理装置は、ネットワークを介して接続した情報処理装置と情報をやり取りする。情報処理装置は、このような情報のやり取りを用いて、他の装置を制御できる。(例えば、特許文献2参照)
そこで、保守においても保守対象の装置を直接操作する保守に限らず、ネットワークやケーブルを介して接続した保守装置を用いた保守が実施されている。(例えば、特許文献3参照)
このような保守は、例えば、次のように行われる。
図12は、一般的な保守システム91の構成を示すブロック図である。
保守システム91は、保守管理装置911と、保守対象装置912と、保守実施装置913とを含む。保守システム91の各装置は、ネットワークを介して接続している。
保守対象装置912は、保守の対象となる装置である。
保守実施装置913は、保守のための命令(コマンド)を送信して保守を実施する装置である。
保守管理装置911は、保守対象装置912と保守実施装置913とを仲介して保守の動作を管理する。そのため、保守管理装置911は、保守対象装置912と接続するための対象インターフェース(Interface、以下、「IF」と言う)部914と、保守実施装置913と接続するための保守IF部915とを含む。なお、一般的に、保守管理装置911は、消費電力削減や不正なアクセスを防ぐため、保守を実施しない場合、保守IF部915を停止(例えば、電力の供給を停止)する。
保守対象装置912で障害が発生した場合、保守システム91の各装置は、次のように動作する。
保守対象装置912は、障害を発生すると、警報(アラート)を保守管理装置911に送信する。
対象IF部914を介して保守対象装置912から障害の警報を受信すると、保守管理装置911は、保守IF部915を起動(例えば、電力を供給)する。そして、保守管理装置911は、保守対象装置912から受信した警報を保守実施装置913に送信する。警報を受信した保守実施装置913は、保守管理装置911の保守IF部915と対象IF部914とを介して、保守対象装置912に保守のための命令を送り、保守を実施する。
特開平05−153237 特開2011−193659 特開平04−358248
保守対象装置を不正な操作から守るためには、保守管理装置は、保守対象装置への操作内容(保守命令)を判断する必要がある。
しかし、保守の対象となる装置(保守対象装置)は、常に情報を処理するため、データの保存位置やデータの内容が常に変化する。また、保守対象装置は、周辺装置の増設や入れ替えが行われ、管理用のデータの位置が変化する。
しかし、特許文献1に記載のプログラム蓄積型構内交換機は、メモリ位置に基づきセキュリティレベルを設定するものである。そのため、特許文献1に記載のプログラム蓄積型構内交換機は、データの位置が固定でない保守対象装置に対応できないという問題点があった。
また、特許文献2に記載の公衆電源システムは、コンセントの近傍の設置された遠隔操作防止装置が情報を受信したときにコンセントを利用可能とするものである。そのため、特許文献2に記載の公衆電源システムは、保守対象装置と保守管理装置とが常に近傍にあるという位置関係の変更に対応できないという問題点があった。
さらに、特許文献3に記載の保守診断装置は、送られるデータと、予め記憶した機密データとを比較して、一致した場合に送信を停止して機密保護するものである。そのため、特許文献3に記載の保守診断装置は、予め、保守対象装置と保守実施装置との間でやり取りされる全データに対する比較データを記憶することが必要である。つまり、特許文献3に記載の保守診断装置は、予め、発生する障害に対して保守対象装置と保守実施装置とで送信及び受信される全てのデータに対応する機密データを作成して記憶する必要がある。
しかし、近年、情報処理システムは、多くの情報処理装置を含み、保守内容も多く、頻繁に修正されている。つまり、保守において比較するための機密データは、非常に大きな量となる。そのため、特許文献3に記載の保守診断装置は、多くの機密データを作成し、保存することが必要であるという問題点があった。また、特許文献3に記載の保守診断装置は、保守内容に変更に伴い、常に機密データの修正が必要であるという問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、データの記憶位置及び装置の接続位置に基づかず、全ての送信データに対応した判定のためのデータを用意せずに、保守実施装置からの不正な保守を処理しない保守管理装置、保守システム、及び、保守方法を提供することにある。
本発明の保守管理装置は、保守対象装置での障害の発生に基づく警報を受信し、前記警報の保守実施装置への送信の方針である保守方針に基づいて、送信の可否を判定する保守承認装置の判定結果を、前記警報の送信において用いるか否かを判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記警報を送信した後、前記警報の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記警報の判定結果に応じて前記警報の前記保守実施装置への送信可否を制御する保守方針制御手段と、前記警報に対し、前記保守対象装置への保守に用いる保守命令を前記保守実施装置から受信し、前記保守命令の送信の可否を判定する保守命令判定情報を基に、前記保守承認装置の判定結果を、前記保守命令の前記保守対象装置への送信において用いるか否かを判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記保守命令を送信した後、前記保守命令の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記保守命令の判定結果に応じて前記保守命令の前記保守対象装置への送信可否を制御する保守命令制御手段とを含む。
本発明の保守システムは、保守の対象である障害の発生に基づく警報を送信する保守対象装置と、保守を実施するための保守命令を送信する保守実施装置と、受信した情報の送信の可否の判定結果を送信する保守承認装置と、前記警報を受信し、前記警報の前記保守実施装置への送信の方針である保守方針に基づいて、前記保守承認装置の判定結果を、前記警報の送信において用いるか否かを判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記警報を送信した後、前記警報の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記警報の判定結果に応じて前記警報の前記保守実施装置への送信可否を制御する保守方針制御手段と、前記警報に対し、前記保守対象装置への保守に用いる前記保守命令を前記保守実施装置から受信し、前記保守命令の送信の可否を判定する保守命令判定情報を基に、前記保守承認装置の判定結果を、前記保守命令の前記保守対象装置への送信において用いるか否かを判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記保守命令を送信した後、前記保守命令の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記保守命令の判定結果に応じて前記保守命令の前記保守対象装置への送信可否を制御する保守命令制御手段とを含む保守管理装置とを含む。
本発明の保守方法は、保守対象装置での障害の発生に基づく警報を受信し、前記警報の保守実施装置への送信の方針である保守方針に基づいて、送信の可否を判定する保守承認装置の判定結果を、前記警報の送信において用いるか否かを判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記警報を送信した後、前記警報の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記警報の判定結果に応じて前記警報の前記保守実施装置への送信可否を制御し、前記警報に対し、前記保守対象装置への保守に用いる保守命令を前記保守実施装置から受信し、前記保守命令の送信の可否を判定する保守命令判定情報を基に、前記保守承認装置の判定結果を、前記保守命令の前記保守対象装置への送信において用いるか否かを判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記保守命令を送信した後、前記保守命令の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記保守命令の判定結果に応じて前記保守命令の前記保守対象装置への送信可否を制御する。
本発明のプログラムは、保守対象装置での障害の発生に基づく警報を受信し、前記警報の保守実施装置への送信の方針である保守方針に基づいて、送信の可否を判定する保守承認装置の判定結果を、前記警報の送信において用いるか否かを判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記警報を送信した後、前記警報の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記警報の判定結果に応じて前記警報の前記保守実施装置への送信可否を制御する処理と、前記警報に対し、前記保守対象装置への保守に用いる保守命令を前記保守実施装置から受信し、前記保守命令の送信の可否を判定する保守命令判定情報を基に、前記保守承認装置の判定結果を、前記保守命令の前記保守対象装置への送信において用いるか否かを判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記保守命令を送信した後、前記保守命令の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記保守命令の判定結果に応じて前記保守命令の前記保守対象装置への送信可否を制御する処理とをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、データの記憶位置及び装置の接続位置、並びに、全ての送信データに対応した判定データを用意しなくても、保守実施装置からの保守内容の可否を判定することができる。
図1は、本発明における第1の実施形態に係る保守システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る保守管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態に係る保守方針制御部の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態に係る接続制御部の構成の一例を示すブロック図である。 図5は、第1の実施形態に係る保守命令制御部の構成の一例を示すブロック図である。 図6は、第1の実施形態に係る保守システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図7は、第1の実施形態に係る保守管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、第1の実施形態に係る保守管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、第1の実施形態に係る保守管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、第1の実施形態に係る保守管理装置の別の構成の一例を示すブロック図である。 図11は、第1の実施形態に係る保守管理装置の別の構成の一例を示すブロック図である。 図12は、一般的な保守システムの構成を示すブロック図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明における第1の実施形態に係る保守システム1の構成の一例を示すブロック図である。
保守システム1は、保守管理装置10と、保守対象装置20と、保守実施装置30と、保守承認装置40とを含み、保守実施装置30から保守対象装置20への保守を実現する。
保守管理装置10は、保守実施装置30が実施する保守対象装置20への保守を管理する。より具体的には、保守管理装置10は、次に示す送信の可否の少なくとも1つを判定する。
(1)保守対象装置20が障害を検出したことを示す警報(アラート)の保守実施装置30への送信の可否
(2)保守実施装置30が発行した保守命令の保守対象装置20への送信の可否
(3)保守対象装置20の保守命令の実施結果である保守結果の保守実施装置30への送信の可否
保守管理装置10は、これら全てを判定しても良く、いずれか1つ又は2つを判定しても良い。保守管理装置10は、これらの判定において、保守承認装置40の判定を用いる。さらに、保守管理装置10は、これらの判定において、全てに保守承認装置40の判定を用いても良い。あるいは、保守管理装置10は、1つ又は2つの判定に保守承認装置40の判定を用い、他の送信については自装置で判定しても良い。
さらに、保守管理装置10は、保守実施装置30との接続についても管理する。
保守対象装置20は、障害の発生時に、保守実施装置30の保守の対象となる装置である。保守対象装置20は、障害を検出すると、保守管理装置10に警報を送信する。また、保守対象装置20は、保守管理装置10を介して、保守実施装置30から保守のための命令(保守命令)を受信すると、保守命令を実行する。そして、保守対象装置20は、保守命令の結果(保守結果)を、保守管理装置10を介して、保守実施装置30に返す。なお、保守対象装置20は、保守システム1に含まれる情報を処理するサーバやクライアント装置である。又は、保守対象装置20は、保守システム1に含まれる記憶装置や入出力装置でも良い。そのため、保守対象装置20の詳細な説明は、省略する。
保守実施装置30は、保守管理装置10を介して、保守対象装置20の保守を実施する装置である。保守実施装置30は、保守対象装置20の警報を受信すると、保守命令を保守対象装置20に送信する。そして、保守実施装置30は、保守対象装置20から受信した保守結果を判定し、必要に応じて次の保守(例えば、次の保守命令の送信)を実施する。保守実施装置30は、一般的な情報処理システムの保守装置で良い。そのため、保守実施装置30の詳細な説明は、省略する。
保守承認装置40は、保守管理装置10から判定対象の情報(警報、保守命令、及び、保守結果)を受信し、保守管理装置10における情報の送信の可否を判定し、判定の結果(以下、「判定結果」と言う)を保守管理装置10に送信する。
本実施形態の保守承認装置40の構成は、各判定対象の情報を判定できれば特に制限はない。
例えば、保守承認装置40は、データベースとデータマイニング機能とを備えた意思決定支援システムやエキスパートシステムでも良い。
あるいは、保守承認装置40は、保守対象装置20が含まれる情報処理システムの管理者が操作するシステム管理端末装置でもよい。保守承認装置40がシステム管理端末装置の場合、保守承認装置40は、例えば、次のように動作する。(一例として、保守命令の場合について説明する。)
保守承認装置40は、保守管理装置10から保守命令を受信し、ディスプレイに保守命令を表示する。そして、保守承認装置40は、保守命令を確認した管理者の判定結果を、キーボード又はマウスを用いて受信する。保守承認装置40は、受信した管理者の判定結果を保守管理装置10に送信する。
また、本実施形態に保守承認装置40は、1つの装置で構成する必要はない。判定対象の情報(警報など)を受信する装置が、判定結果を送信する保守承認装置40と別装置でもよい。例えば、保守員の携帯端末装置が、警報を受信し、表示する。表示された警報を確認した保守員の判定結果をキーボードから受信した保守承認装置40が、判定結果を送信しても良い。あるいは、保守承認装置40は、情報(警報、保守命令、又は、保守結果)毎に、それぞれを判定する別装置で構成されてもよい。
このように、本実施形態の保守承認装置40は、送信の可否の判定結果を保守管理装置10に送信できれば、装置及び構成に、特に制限はない。そのため、保守承認装置40についての詳細な説明は、省略する。
なお、図1に示す本実施形態の各装置を接続する接続経路(ネットワーク)は、特に制限はない。例えば、本実施形態の接続経路は、LAN(Local Area Network)でも良く、WAN(Wide Area Network)やインターネットでもよい。あるいは、接続経路は、物理的には複数のネットワークから構成される仮想的なネットワーク(V−LAN:Virtual-LAN)でもよい。また、1つのオフィス(事務室)に設けられたネットワークで構成された保守システム1の場合、保守管理装置10、保守対象装置20、保守承認装置40、及び、保守実施装置30は、同じLANに接続されてもよい。さらに、ブレードサーバのように、保守管理装置10、保守対象装置20、保守承認装置40、及び、保守実施装置30は、同一の筐体に含まれても良い。つまり、本実施形態の保守システム1は、各装置の設置の位置、各装置に物理的な距離には、特に制限はない。例えば、保守システム1の保守実施装置30は、遠隔で保守対象装置20を保守してもよく、近接で保守してもよい。
そのため、接続経路についての詳細な説明は省略する。
次に、保守管理装置10について、図面を参照して詳細に説明する。
図2は、保守管理装置10の構成の一例を示すブロック図である。
保守管理装置10は、保守方針制御部110と、保守命令制御部120と、接続制御部130と、対象IF部140と、保守IF部150と、承認IF部160とを含む。
保守方針制御部110は、予め保守対象装置20の利用者、又は、システムの管理者などが設定した警報の送信に関する保守方針(保守ポリシー)を保存する。
ここで、保守方針は、次のような方針を含む。
(1)警報の送信の可否の判定についての方針、つまり、送信の可否を判定するか否か、及び、判定する場合の判定装置についての方針。
(2)保守IF部150の起動及び停止についての方針、つまり、保守IF部150の起動のタイミング(条件)、及び、停止のタイミング(条件)についての方針。
保守方針制御部110は、保守方針を基に、警報の送信及び保守IF部150を制御する。
まず、保守方針制御部110は、保守対象装置20から警報を受信すると、保守方針を基に、警報に対応する動作を制御する。
具体的には、保守方針制御部110は、次のように動作する。
保守方針が、警報の送信において保守承認装置40の判定結果を必要とする場合、保守方針制御部110は、次のように動作する。
保守方針制御部110は、警報を受信すると、保守方針を確認する。保守方針が、保守承認装置40の判定結果を用いるため、保守方針制御部110は、警報を保守承認装置40に送信する。そして、保守承認装置40から警報の判定結果を受信する。判定結果が送信可の場合、保守方針制御部110は、警報を保守実施装置30に送信する。判定結果が送信不可の場合、保守方針制御部110は、警報を送信しない。
保守方針が、警報の送信において保守承認装置40の判定結果不要の場合、保守方針制御部110は、次のように動作する。
保守方針制御部110は、警報を受信すると、保守方針を確認する。保守方針が、保守承認装置40の判定結果が不要のため、保守方針制御部110は、警報を保守実施装置30に送信する。
なお、保守方針に保守管理装置10での判定条件が含まれる場合、保守方針制御部110は、上記の動作の結果として送信可の場合、さらに、判定条件を基に送信の可否を判定する。そして、保守方針制御部110は、送信可の場合に、警報を保守実施装置30に送信する。
また、保守方針制御部110は、保守方針に基づいて、接続制御部130を用いて保守実施装置30との接続を中継する保守IF部150の起動及び停止(例えば、通電の開始と終了)を制御する。
具体的には、保守方針制御部110は、次のように動作する。
保守方針が、警報の送信可ならば保守IF部150を起動する場合、保守方針制御部110は、警報の送信の可否を判定して送信可の場合、接続制御部130に指示を出した保守IF部150を起動する。
また、保守方針が、警報送信後の保守IF部150を停止する場合、保守方針制御部110は、次のように動作する。警報を受信すると、保守方針制御部110は、接続制御部130に指示を出して、保守IF部150を起動し、保守IF部150を介して保守実施装置30に警報を送信する。その後、保守方針制御部110は、接続制御部130に指示を出して、保守IF部150を停止する。
なお、本実施形態において、保守方針は、特に制限がない。既に説明に用いた保守方針と重複するもののあるが、例えば、警報に関する保守方針として、次のような内容が想定できる。
(1)警報について
(a)保守承認装置40を用いた判定
用いる / 用いない
(b)保守管理装置10の判定
判定する / 判定しない
(2)保守IF部150について
(a)起動
警報を送信する場合 / 常に起動
(b)停止
停止しない(常に起動) / 警報送信後停止
このように、保守方針制御部110は、保守方針を基に動作する。保守方針は、上記の例のように、警報ごとの情報ではない。つまり、本実施形態の保守管理装置10は、警報ごとの判定情報を保持しなくても動作可能である。さらに、保守方針制御部110は、保守方針を基に、保守承認装置40を用いた判定結果を利用できる。そのため、保守管理装置10は、保守承認装置40の判定結果を基に、不正な保守実施装置30への警報の送信を防げる。
保守命令制御部120は、保守命令を判定する情報(以下、「保守命令判定情報」と言う)を基に、保守実施装置30から受信した保守のための命令(保守命令)に対する動作を制御する。
ここで、保守命令判定情報は、保守命令の送信の可否、つまり、保守命令の送信の可否を判定するか否か、及び、判定する場合の判定を行う装置に関する情報を含む。
具体的には、保守承認装置40は、次のように動作する。
保守命令判定情報が、保守承認装置40を用いた判定結果を必要とする場合、保守命令制御部120は、次のように動作する。
保守命令を受信すると、保守命令制御部120は、保守命令を保守承認装置40に送り、保守命令の判定を依頼する。判定結果が送信可の場合、保守命令制御部120は、保守命令を保守対象装置20に送信する。判定結果が送信不可の場合、保守命令制御部120は、保守命令を送信しない。
保守命令判定情報が、保守承認装置40の判定結果が不要の場合、保守命令制御部120は、保守命令を受信すると、保守命令を保守対象装置20に送信する。
なお、保守命令判定情報に保守管理装置10での判定条件が含まれる場合、保守命令制御部120は、上記の動作の結果として送信可の場合、さらに、判定条件を基に送信の可否を判定する。そして、保守命令制御部120は、送信可の場合に、保守命令を保守対象装置20に送信する。
なお、本実施形態において、保守命令判定情報は、特に制限がない。例えば、保守命令に関する保守命令判定情報として、次のような内容が想定できる。
(1)保守命令について
(a)保守承認装置40を用いた判定
用いる / 用いない
(b)保守管理装置10の判定
判定する / 判定しない
このように、保守命令制御部120は、保守命令判定情報を基に動作する。保守命令判定情報は、上記の例のように、保守命令ごとの情報ではない。つまり、本実施形態の保守管理装置10は、保守命令ごとの保守命令判定情報を保持しなくても保守命令に対して動作可能である。さらに、保守命令制御部120は、保守命令判定情報を基に、保守承認装置40を用いた判定を利用できる。そのため、保守管理装置10は、保守承認装置40の判定を基に、不正な保守実施装置30からの保守命令を防げる。
また、保守命令制御部120は、保守対象装置20から保守命令に対する保守結果を受信する。保守命令制御部120は、受信した保守の結果を、必要に応じ保守承認装置40を用いた判定後、保守実施装置30に送信する。
接続制御部130は、保守管理装置10と保守実施装置30とを接続する保守IF部150の起動及び停止を制御する。接続制御部130は、保守管理装置10の起動時、保守IF部150を停止する。そして、接続制御部130は、保守方針制御部110の指示を基に、保守IF部150起動する。また、保守方針制御部110指示を基に、接続制御部130は、保守IF部150を停止する。接続制御部130は、保守IF部150を、電気的な起動及び停止、例えば、保守IF部150の電源の供給及び停止を制御しても良い。あるいは、接続制御部130は、機能的に、保守IF部150の動作を起動及び停止しても良い。
対象IF部140は、保守管理装置10と保守対象装置20との接続を中継する。対象IF部140は、保守管理装置10と保守対象装置20との接続経路の仕様に従って動作すればよい。そのため、対象IF部140の詳細な説明は省略する。なお、対象IF部140は、「対象接続部」と言うこともできる。
保守IF部150は、保守管理装置10と保守実施装置30との接続を中継する。保守IF部150は、接続制御部130の指示を基に、起動及び停止する。また、保守IF部150は、保守管理装置10と保守実施装置30との接続経路の仕様に従って動作すればよい。そのため、保守IF部150の詳細な説明は省略する。なお、保守IF部150は、「保守接続部」と言うこともできる。
承認IF部160は、保守管理装置10と保守承認装置40との接続を中継する。承認IF部160は、保守管理装置10と保守承認装置40との接続経路の仕様に従って動作すればよい。そのため、承認IF部160の詳細な説明は省略する。なお、承認IF部160は、「承認接続部」と言うこともできる。
なお、ここまでの説明において、保守方針制御部110が、接続制御部130を制御するとしたが、保守管理装置10の構成は、これに限られない。例えば、保守命令制御部120が、接続制御部130を制御しても良い。この場合、保守命令制御部120は、例えば、次のように動作しても良い。
保守命令制御部120は、保守実施装置30から保守命令を受信すると、接続制御部130に保守IF部150の停止を指示する。そして、保守命令制御部120は、保守対象装置20の保守命令を送信する。保守結果を受信すると、保守命令制御部120は、接続制御部130に保守IF部150の起動を指示し、保守結果を保守実施装置30に送信する。このような動作を基に、保守管理装置10は、保守IF部150の動作時間を削減できる。
次に、保守管理装置10の各構成の詳細について説明する。
まず、保守方針制御部110の構成について説明する。
図3は、保守方針制御部110の構成の一例を示す図である。
保守方針制御部110は、警報受信部111と、保守方針判定部112と、接続指示部113とを含む。
警報受信部111は、対象IF部140を介して、保守対象装置20から、警告を受信し、保守方針判定部112に送信する。
保守方針判定部112は、保守方針を基に、警報に対する動作を制御する。より詳細に説明すると、保守方針判定部112は、例えば、次のように動作する。
保守対象装置20から警報を受信すると、保守方針判定部112は、保守方針を基に、警報の送信に、保守承認装置40の判定結果を用いるか否かを判定する。
判定が必要な場合、保守方針判定部112は、保守承認装置40に警報を送信し、判定を依頼する。
送信可の判定結果の場合、保守方針判定部112は、接続指示部113を制御し、接続制御部130に対し保守IF部150の起動の指示の送信を命令する。ただし、保守方針判定部112は、保守方針に基づいて、この命令を行う。その後、保守方針判定部112は、保守IF部150を介して、警報を保守実施装置30に送信する。
送信不可の判定結果の場合、保守方針判定部112は、処理を終了する。
また、保守方針において保守承認装置40の判定が不要の場合、保守方針判定部112は、警報を保守実施装置30に送信する。ただし、保守方針判定部112は、保守方針に保守IF部150の方針が含まれる場合、保守IF部150を制御する。
保守方針判定部112は、このように動作するため、保守方針保存部116を含む。
保守方針保存部116は、保守方針を保存する。そして、保守方針保存部116は、保守方針判定部112に指示に応じて、保守方針を保守方針判定部112に送信する。なお、保守方針保存部116は、保守を開始する前に、保守方針を保存しておけば、保存方法などに特に制限はない。例えば、保守管理装置10が、予め、保守対象装置20から保守方針を受信し、保守方針保存部116に保存しても良い。あるいは、保守システム1の管理者が、保守管理装置10を操作して、保守方針保存部116に保守方針を保存しても良い。そのため、保守方針の保存についての詳細な説明は、省略する。
さらに、保守方針判定部112は、保守情報保存部117を含む。
保守情報保存部117は、保守方針判定部112が保守を制御する際に用いる情報や、制御の結果を保存する。例えば、保守情報保存部117は、保守方針判定部112の保守IF部150の起動及び停止の情報を保存しても良い。
なお、保守方針保存部116及び保守情報保存部117は、保守方針判定部112に含まれず、保守方針判定部112からアクセス可能な記憶装置に含まれても良い。
接続指示部113は、保守方針判定部112の指示を基に、接続制御部130に保守IF部150の起動及び停止の指示を送信する。また、接続指示部113は、接続制御部130から指示の結果を受信し、保守方針判定部112に返しても良い。さらに、接続指示部113は、保守IF部150への指示及び結果を保守情報保存部117に保存しても良い。
次に、接続制御部130の構成について説明する。
図4は、接続制御部130の構成の一例を示すブロック図である。
接続制御部130は、接続指示受信部131と、保守IF制御部132とを含む。
接続指示受信部131は、保守方針制御部110から、保守IF部150を制御する指示(命令)を受信する。接続指示受信部131は、受信した指示を、保守IF制御部132に送信する。なお、接続指示受信部131は、保守IF制御部132の動作結果を保守方針制御部110に返しても良い。
保守IF制御部132は、受信した指示を基に、保守IF部150の起動/停止を制御する。
続いて保守命令制御部120の構成について説明する。
図5は、保守命令制御部120の構成の一例を示すブロック図である。
保守命令制御部120は、保守命令受信部121と、保守命令判定部122と、保守命令送信部123と、命令結果処理部124とを含む。
保守命令受信部121は、保守IF部150を介して、保守実施装置30から保守命令を受信する。保守命令受信部121は、受信した保守命令を保守命令判定部122に送信する。
保守命令判定部122は、保守命令判定情報を基に、送信の可否の判定に保守承認装置40を用いるか否かを判定する。保守承認装置40を用いる場合、保守命令判定部122は、保守命令を保守承認装置40に送る。そして、判定結果として送信可を受信した場合、保守命令判定部122は、保守命令を保守命令送信部123に送信する。
このように動作するため、保守命令判定部122は、保守命令判定情報を保存する保守命令保存部126を含む。なお、保守命令保存部126は、保守命令判定部122に含まれず、保守命令判定部122の外部に設けられた記憶装置に含まれても良い。
保守命令送信部123は、保守命令を受信すると、対象IF部140を介して、保守命令を保守対象装置20に送信する。
命令結果処理部124は、対象IF部140を介して、保守対象装置20から保守命令を実行した結果である保守結果を受信する。命令結果処理部124は、保守IF部150を介して、保守結果を保守実施装置30に送信する。なお、命令結果処理部124は、保守結果を送信する前に、所定の条件(以下、「保守結果送信条件」と言う)を基に、保守結果の送信の可否を判定しても良い。さらに、命令結果処理部124は、この判定に保守承認装置40を用いてもよい。
なお、命令結果処理部124が、保守結果送信条件を含んでも良い。しかし、保守命令判定情報が含む保守命令を保守対象装置20に送信する条件と、保守結果送信条件とは、同様の場合が多い。そのため、命令結果処理部124は、保守命令判定情報を保守結果送信条件として用いても良い。この場合、命令結果処理部124は、保守命令保存部126の保守命令判定情報を用いて、保守結果の送信の動作を制御する。
続いて、保守管理装置10の動作について図面を参照して説明する。
保守管理装置10は、保存している保守方針及び保守命令判定情報に基づいて、警報や保守命令の送信の可否を判断して、警報や保守命令を送信する。そこで、保守管理装置10が、各送信の前に保守承認装置40の判定結果を受信してから送信する場合の動作の概要を説明する。
なお、保守管理装置10の対象IF部140、保守IF部150、及び、承認IF部160は、情報を中継する構成のため、以下の動作の説明において、説明及び図面への記載を適宜省略する。
図6は、保守システム1の動作の概要を示すシーケンス図である。
保守対象装置20は、障害を検出する(1001)と、警報を保守管理装置10に送信する(1002)。
警報を受信した保守管理装置10は、警報を保守承認装置40に送信する(1003)。
警報を受信した保守承認装置40は、警報の内容を判定し、判定結果を保守管理装置10に返す(1004)。
保守管理装置10は、判定結果を確認する(1005)。
判定結果が送信不可の場合(1005でNO)、保守管理装置10は、動作を終了する(1021)。なお、この場合、保守管理装置10は、保守対象装置20に警報に対する保守ができないことを通知しても良い。
判定結果が送信可の場合(1005でYES)、保守管理装置10は、警報を保守実施装置30に送信する(1006)。
警報を受信した保守実施装置30は、保守命令を保守管理装置10に送信する(1007)。
保守命令を受信した保守管理装置10は、保守命令を保守承認装置40に送信する(1008)。
保守命令を受信した保守承認装置40は、保守命令を判定し、判定結果を保守管理装置10に返す(1009)。
保守管理装置10は、判定結果を確認する(1010)。
判定結果が送信不可の場合(1010でNO)、保守管理装置10は、保守命令を保守対象装置20に送らず、処理を終了する(1022)。なお、この場合、保守管理装置10は、保守実施装置30に保守命令が実行できないことを通知しても良い。
判定結果が送信可の場合(1010でYES)、保守管理装置10は、保守命令を保守対象装置20に送信する(1011)。
保守命令を受信した保守対象装置20は、保守命令を実行し、保守結果を保守管理装置10に返す(1012)。
保守結果を受信した保守管理装置10は、保守結果を保守承認装置40に送信する(1013)。
保守結果を受信した保守承認装置40は、保守結果を判定し、判定結果を保守管理装置10に返す(1014)。
保守管理装置10は、判定結果を判定する(1015)。
判定結果が送信不可の場合(1015でNO)、保守管理装置10は、保守結果を送信しないで、終了する(1023)。なお、この場合、保守管理装置10は、保守実施装置30に保守命令の結果を送信できないことを通知しても良い。
判定結果が送信可の場合(1015でYES)、保守管理装置10は、保守結果を、保守実施装置30に送信する(1016)。
保守結果を受信した保守実施装置30は、保守結果に基づいて動作する。
次に、保守管理装置10の詳細な動作について説明する。
まず、保守管理装置10が、保守対象装置20から警報を受信し、保守実施装置30に警報を送信するまでの動作について説明する。
図7は、保守管理装置10が、保守対象装置20から警報を受信し、保守実施装置30に警報を送信するまでの動作の一例を示すフローチャートである。
なお、保守IF部150は、初期状態として停止状態をする。
保守方針制御部110の警報受信部111が、保守対象装置20から警報を受信する(ステップ2001)。警報受信部111は、保守方針判定部112に警報を送信する。
保守方針判定部112は、保守方針保存部116に保存した保守方針を確認し、受信した警報に対する動作を選択する(ステップ2002)。
ここで、保守方針は、例えば、警報が所定の範囲に含まれるか否かを基に、警報の送信を判定するとしても良い。ただし、本実施形態の説明では安全性を向上するため、保守方針は、保守承認装置40の判定結果が送信可の場合、保守実施装置30に送信して保守を開始するとして、説明を続ける。また、保守IF部150についての保守方針は、一例として、警報送信時に起動とする。
保守方針判定部112は、警報を保守承認装置40に送信する(ステップ2003)。
保守方針判定部112は、保守承認装置40から判定結果を受信し、送信可か送信不可かを判定する(ステップ2004)。
送信不可の場合(ステップ2004でNO)、保守管理装置10は、処理を終了する。
送信可の場合(ステップ2004でYES)、保守方針判定部112は、保守方針を基に、接続指示部113に、保守IF部150の起動を指示する。指示を受信した接続指示部113は、接続制御部130に、保守IF部150の起動を指示する。接続制御部130は、保守IF部150を起動する。つまり、保守管理装置10は、保守実施装置30との通信経路を起動し、保守実施装置30との接続を確保する(ステップ2005)。
保守IF部150を起動して保守実施装置30と接続が確保されると、保守方針判定部112は、保守対象装置20から受信した警報を、保守実施装置30に送信する(ステップ2006)。
警報を送信後、保守方針判定部112は、保守に関する情報(例えば、警報、警報を受信した時刻、保守IF部150の起動時刻、及び、警報を送信した保守実施装置30に関する情報)を保守情報保存部117に保存する(ステップ2007)。
なお、保守管理装置10は、送信不可の場合(ステップ2004でNO)、ステップ2007進み、送信不可と判定された警報を、保守に関する情報として保守情報保存部117に保存しても良い。
なお、ステップ2005において、接続制御部130は、例えば、次のように動作する。
接続制御部130の接続指示受信部131は、保守方針制御部110からの保守IF部150の起動の指示を受信する。接続指示受信部131は、保守IF制御部132に指示を送信する。保守IF部150の起動の指示を受信した保守IF制御部132は、保守IF部150を起動する。保守IF部150の起動後、接続指示受信部131は、起動完了を保守方針制御部110に返す。
次に、保守管理装置10が、保守実施装置30から保守命令を受信し、保守対象装置20に送信するまでの動作について説明する。
図8は、保守管理装置10が、保守実施装置30から保守命令を受信し、保守対象装置20に送信するまでの動作の一例を示すフローチャートである。
保守命令制御部120の保守命令受信部121が、保守実施装置30から保守命令を受信する(ステップ3001)。
保守命令受信部121は、受信した保守命令を、保守命令判定部122に送信する。保守命令判定部122は、保守命令保存部126の保守命令判定情報を基に、保守命令に対する動作を選択する(ステップ3002)。
ここで、保守命令判定部122は、保守命令判定情報を基に、保守対象装置20への保守命令の送信の可否を判定しても良い。ただし、本実施形態の説明では、安全性を向上するため、保守命令判定部122は、保守命令の保守承認装置40の判定結果が送信可の場合に、保守対象装置20に送信するとして、説明する。
保守命令判定部122は、保守命令を保守承認装置40に送信する(ステップ3003)。
保守命令判定部122は、保守承認装置40から判定結果を受信し、送信可か送信不可かを判定する(ステップ3004)。
送信不可の場合(ステップ3004でNO)、保守管理装置10は、処理を終了する。
送信可の場合(ステップ3004でYES)、保守命令判定部122は、保守命令を保守命令送信部123に送信する。保守命令を受信した保守命令送信部123は、保守命令を保守対象装置20に送信する(ステップ3005)。
保守命令を送信後、保守管理装置10は、送信した保守命令に関する情報を保存する(ステップ3007)。保守命令に関する情報は、例えば、保守命令や保守命令を保守対象装置20の送った時刻である。なお、本実施形態の保守管理装置10が保守命令に関する情報を保存する構成は、特に限られない。例えば、保守管理装置10は、保守情報保存部117に、保守命令に関する情報を保存する領域を設け、保存しても良い。
なお、保守管理装置10は、送信不可の場合(ステップ3004でNO)、ステップ3007進み、送信不可の保守命令を、保守命令に関する情報として保存しても良い。
次に、保守管理装置10が、保守対象装置20から保守結果を受信し、保守実施装置30に送信するまでの動作について説明する。
図9は、保守管理装置10が、保守対象装置20から保守結果を受信し、保守実施装置30に送信するまでの動作の一例を示すフローチャートである。
保守命令制御部120の命令結果処理部124が、保守対象装置20から保守結果を受信する(ステップ4001)。
命令結果処理部124は、受信した保守命令に対して、保守命令判定部122が選択した保守命令に対する動作と同様に動作するとして、説明を続ける。そのため、ここでは、保守結果の保守承認装置40での判定結果が送信可の場合、命令結果処理部124は、保守結果を保守実施装置30に送信するとして、説明する。
命令結果処理部124は、保守結果を保守承認装置40に送信する(ステップ4003)。
命令結果処理部124は、保守承認装置40から判定結果を受信し、送信可か送信不可かを判定する(ステップ4004)。
送信不可の場合(ステップ4004でNO)、保守管理装置10は、処理を終了する。
送信可の場合(ステップ4004でYES)、命令結果処理部124は、保守結果を保守実施装置30に送信する(ステップ4005)。
保守結果を送信後、保守管理装置10は、送信した保守結果に関する情報を保存する(ステップ4007)。保守結果に関する情報は、例えば、保守結果や保守結果を受信した時刻である。なお、本実施形態の保守管理装置10が保守結果を保存する構成は、特に限られないが、保守命令と関連付けて保存することが望ましい。例えば、保守情報保存部117に保守命令を保存する場合、保守管理装置10は、保守結果も保守情報保存部117に保存することが望ましい。
なお、保守管理装置10は、送信不可の場合(ステップ4004でNO)、ステップ4007進み、送信不可の保守結果を、保守結果に関する情報として保存しても良い。
このように動作する第1の実施形態に係る保守管理装置10は、データの記憶位置及び装置の接続位置に基づかず、且つ、全ての送信データのための判定データを用意しなくても、保守実施装置30を用いた保守を管理できる。
その理由は、次のとおりである。
保守管理装置10は、保守対象装置20から受信した警報の動作を保守方針に基づいて判定する。警報は、保守対象装置20のデータの記憶位置及び物理的な接続位置に依存しない情報である。つまり、保守管理装置10は、保守対象装置20のデータの記憶位置及び接続位置に基づかず、判定できるためである。
同様に、保守管理装置10は、保守命令判定情報を基に保守実施装置30から受信した保守命令の動作を判定する。保守命令は、保守実施装置30のデータの記憶位置及び物理的な接続位置に依存しない。つまり、保守管理装置10は、保守実施装置30のデータの記憶位置及び接続位置に基づかず、判定できるためである。
また、保守管理装置10は、保守方針又は保守命令判定情報を基に判定する。さらに、保守管理装置10は、保守承認装置40の判定結果を利用できる。そのため、保守管理装置10は、装置内に保存する情報として、保守方針と保守命令判定情報を保存すればよく、保守の動作においてやり取りされる全ての情報(データ)に対応する判定情報を保存する必要がないためである。
また、保守管理装置10は、保守実施装置30からの不正な保守命令を保守対象装置20に送信しない効果を得ることができる。
その理由は、次のとおりである。
保守管理装置10は、保守対象装置20から受信した警報を、保守承認装置40の判定結果を基に、保守実施装置30への送信の可否を判定できる。つまり、保守管理装置10は、保守承認装置40の判定結果を用いて、不正な保守実施装置30との接続を避けることができるためである。
さらに、保守管理装置10は、保守実施装置30から受信した保守命令を、保守承認装置40の判定結果を用いて、保守対象装置20への送信の可否を判定できる。つまり、保守管理装置10は、保守承認装置40の判定結果を用いて、不正な保守命令の保守対象装置20への送信を避けることができるためである。
また、保守管理装置10は、不必要な保守結果を保守実施装置30に送らない効果を得ることができる。
その理由は、保守管理装置10は、保守対象装置20から受信した保守結果を、保守承認装置40の判定結果を用いて、保守実施装置30への送信の可否を判定できる。つまり、保守管理装置10は、不必要な保守結果を保守実施装置30への送信を避けることができるためである。
なお、本実施形態の保守管理装置10の構成は、これまでの説明に限らない。保守管理装置10は、複数の構成を1つの構成としても良い。例えば、保守管理装置10は、保守方針保存部116と保守情報保存部117とを1つの記憶装置で構成してもよい。さらに、保守管理装置10は、保守方針保存部116と、保守情報保存部117と、保守命令保存部126とを1つの記憶装置で構成してもよい。
また、保守管理装置10がルータのように通信パケットの内容に基づいて接続先を切り替える装置に接続する場合、保守管理装置10は、対象IF部140と、保守IF部150と、承認IF部160とのいずれか2つ又は全部を1つのNIC(Network Interface Card 又は Circuit)で構成してもよい。
あるいは、保守管理装置10は、1つの構成を複数の構成に分けても良い。例えば、保守管理装置10は、保守方針判定部112を、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを含むコンピュータと記憶装置とで実現しても良い。
図10は、本実施形態の別の構成である保守管理装置60の構成の一例を示す図である。
保守管理装置60は、CPU610と、ROM620と、RAM630と、IO(Input/Output)640と、内部記憶装置650と、キーボード660と、マウス670と、ディスプレイ680と、NIC690と、NIC700と、NIC710とを含み、コンピュータを構成している。
CPU610は、ROM620、又は、IO640を介して内部記憶装置650からプログラムを読み込む。そして、CPU610は、読み込んだプログラムに基づいて、既に説明した本実施形態の保守管理装置10の各機能を実現する。CPU610は、各機能を実現する際に、RAM630及び内部記憶装置650を一時記憶として使用する。また、CPU610は、保守方針保存部116、保守情報保存部117、及び、保守命令保存部126として内部記憶装置650を用いる。また、CPU610は、対象IF部140としてNIC690を、保守IF部150としてNIC700を、承認IF部160としてNIC710を用いる。さらに、CPU610は、IO640を介して、キーボード660及びマウス670から入力データを受信し、ディスプレイ680に表示データを表示する。
なお、CPU610は、コンピュータで読み取り可能なプログラムを記憶した記憶媒体720が含むプログラムを、図示しない記憶媒体読み取り装置を用いて読み込んでも良い。あるいは、CPU610は、NIC690、NIC700、又は、NIC710のいずれかを介して図示しないネットワークに接続された外部記憶装置からプログラムを読み込んでも良い。
ROM620は、CPU610が実行するプログラム、及び、固定的なデータを記憶する。ROM620は、例えば、P−ROM(Programmable-ROM)やフラッシュROMである。
RAM630は、CPU610が実行するプログラムやデータを一時的に記憶する。RAM630は、例えば、D−RAM(Dynamic-RAM)である。
CPU610、ROM620、及び、RAM630を含めて「処理部」と言うこともある。
IO640は、内部記憶装置650やキーボード660などとCPU610とのデータを仲介する。IO640は、例えば、IOインターフェースカードである。
内部記憶装置650は、保守管理装置60の長期的に保存するデータやプログラムを保存する。また、内部記憶装置650は、保守管理装置10の保守方針保存部116、保守情報保存部117、及び、保守命令保存部126として動作する。さらに、内部記憶装置650は、CPU610の一時記憶装置として動作しても良い。内部記憶装置650は、例えば、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、SSD、又は、ディスクアレイ装置である。
キーボード660及びマウス670は、保守管理装置60の操作者からの入力指示を受信する入力部である。キーボード660及びマウス670は、受信した入力指示のデータをCPU610に送信する。
ディスプレイ680は、保守管理装置60の表示部である。CPU610は、操作者に必要な情報を、ディスプレイ680に表示する。
NIC690は、対象IF部140として動作し、保守管理装置60と保守対象装置20との接続を中継する。
NIC700は、保守IF部150として動作し、保守管理装置60と保守実施装置30との接続を中継する。
NIC710は、承認IF部160として動作し、保守管理装置60と保守承認装置40との接続を中継する。
NIC690、NIC700、及び、NIC710は、例えば、LANカードである。
このように構成された保守管理装置60は、保守管理装置10と同様の効果を得ることができる。
その理由は、保守管理装置60のCPU610が、プログラムに基づいて保守管理装置10と同様の動作を実現できるためである。
なお、本実施形態の保守管理装置10は、保守IF部150を起動した状態でも動作可能である。この場合、保守管理装置10は、接続制御部130を省略できる。また、ブレードサーバのように内部バスを介して装置が接続するシステムがある。このようなシステムの保守管理装置10は、各IF部が内部バスとなる。
図11は、このような場合の保守管理装置10の構成の一例を示す図である。
図11に示す保守管理装置10は、図2の保守管理装置10から、接続制御部130と、対象IF部140と、保守IF部150と、承認IF部160とを省略した。
図11に示す保守管理装置10は、図2に示す保守管理装置10と同様の効果を得ることができる。
その理由は、図11示す保守管理装置10は、図2に示す保守管理装置10と同様に、保守方針と保守命令判定情報とを基に、保守承認装置40の判定結果を用いて、各情報(警報、保守命令、及び、保守結果)の送信の可否を判定できるためである。
なお、図11に示す保守管理装置10は、本実施形態の最小構成である。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
(変形例1)
図6乃至図9を用いて説明した動作において、保守管理装置10は、保守実施装置30及び保守対象装置20に送信する情報(警報、保守命令、保守結果)の全てに対し保守承認装置40の判定結果を用いた。しかし、本実施形態の保守管理装置10は、これに限られるわけではない。保守管理装置10は、警報、保守命令、又は、保守結果のいずれか1つ、又は、2つにおいて判定結果を用いても良い。例えば、保守管理装置10は、警報を送信する際に判定結果を用い、それ以降の保守命令及び保守結果の送信では送信可否の判定を省略してもよい。
保守管理装置10は、保守方針及び保守命令判定情報に基づいて、このような保守承認装置40の判定結果の使用を切り換えることができる。例えば、上記の場合、保守管理装置10は、警報に対しては判定結果を必要とする保守方針と、保守命令と保守結果については判定結果を不要とする保守命令判定情報を保持すれば良い。
あるいは、保守対象装置20への不正なアクセスは、保守命令を用いて行われる。
そこで、保守管理装置10は、警報(及び保守結果)については、判定結果を用いずに保守実施装置30の送信し、保守実施装置30からの保守命令については、保守承認装置40の判定結果を用いて送信の可否を判定しても良い。
この場合、保守方針は判定結果の不要が設定され、保守命令判定情報は判定結果の必要が設定される。さらに、命令結果処理部124は、判定結果の不要を条件として記憶すればよい。
(変形例2)
インターネットやWANのような外部のネットワークを介した情報処理システムのネットワークは、不通となる場合がある。そのため、WANを介して保守承認装置40を接続した保守管理装置10は、ネットワークの不通など判定結果を受信できない場合がある。
そこで、保守承認装置40に判定を依頼してから所定の時間を経過しても判定結果を受信できない場合、保守管理装置10は、判定結果を用いずに、各情報(警報、保守命令、又は、保守結果)を送信しても良い。
この変形例の保守管理装置10は、保守方針又は保守命令判定情報が所定の時間を経過した場合の動作(この場合、例えば、「所定の時間経過後に送信する」)を含めばよい。
このように構成された変形例1及び変形例2の保守管理装置10は、第1の実施形態の保守管理装置10と同様の効果を得ることができる。
その理由は、変形例1及び変形例2の保守管理装置10は、第1の実施形態の保守管理装置10と同様に、保守方針及び保守命令判定情報を基に送信の可否を判定できるためである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 保守システム
10 保守管理装置
20 保守対象装置
30 保守実施装置
40 保守承認装置
60 保守管理装置
91 保守システム
110 保守方針制御部
111 警報受信部
112 保守方針判定部
113 接続指示部
116 保守方針保存部
117 保守情報保存部
120 保守命令制御部
121 保守命令受信部
122 保守命令判定部
123 保守命令送信部
124 命令結果処理部
126 保守命令保存部
130 接続制御部
131 接続指示受信部
132 保守IF制御部
140 対象IF部
150 保守IF部
160 承認IF部
610 CPU
620 ROM
630 RAM
640 IO
650 内部記憶装置
660 キーボード
670 マウス
680 ディスプレイ
690 NIC
700 NIC
710 NIC
720 記憶媒体
911 保守管理装置
912 保守対象装置
913 保守実施装置
914 対象IF部
915 保守IF部

Claims (6)

  1. 保守対象装置での障害の発生に基づく警報を受信し、送信の可否を判定する保守承認装置の判定結果を前記警報の送信において用いるか否かを前記警報の保守実施装置への送信の方針である保守方針に基づいて判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記警報を送信した後、前記警報の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記警報の判定結果に応じて前記警報の前記保守実施装置への送信可否を制御する保守方針制御手段と、
    前記警報に対し、前記保守対象装置への保守に用いる保守命令を前記保守実施装置から受信し、前記保守命令の送信の可否を判定する保守命令判定情報を基に、前記保守承認装置の判定結果を、前記保守命令の前記保守対象装置への送信において用いるか否かを判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記保守命令を送信した後、前記保守命令の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記保守命令の判定結果に応じて前記保守命令の前記保守対象装置への送信可否を制御する保守命令制御手段と、
    前記保守実施装置に接続するインターフェースとして機能する保守接続手段と、
    前記保守方針制御手段から指示を受信して前記保守接続手段の起動及び停止を制御する接続制御手段と
    を含み、さらに、
    前記保守方針制御手段が、
    前記警報を受信する警報受信手段と、
    前記保守方針を保存する保守方針保存手段と、
    前記接続制御手段に前記指示を送信する接続指示手段と、
    前記警報受信手段から前記警報を受信し、前記保守方針保存手段から読み出される前記保守方針を基に、前記保守承認装置に前記警報を送信するか否かの判定と、前記接続指示手段における前記指示の命令と、前記警報の前記保守実施装置への送信とを制御する保守方針判定手段と
    を含む保守管理装置。
  2. 前記保守命令制御手段が、
    前記保守命令を受信する保守命令受信手段と、
    前記保守命令判定情報を保存する保守命令保存手段と、
    前記保守命令を送信する保守命令送信手段と、
    前記保守命令受信手段から前記保守命令を受信し、前記保守方針保存手段から読み出される前記保守命令判定情報を基に、前記保守承認装置に前記保守命令を送信するか否かの判定と、前記保守命令の前記保守承認装置への送信と、前記保守命令の前記保守命令送信手段への送信とを実行する保守命令判定手段と
    を含む請求項1に記載の保守管理装置。
  3. 前記保守命令制御手段が、
    前記保守命令に対応する結果である保守結果を受信し、前記保守結果の送信に前記保守承認装置の判定結果を用いるか否かを判定し、用いる場合、前記保守結果を前記保守承認装置に送信し、前記保守承認装置から前記保守結果の判定結果を受信し、前保守結果の判定結果を基に前記保守結果を送信する
    請求項1又は請求項2に記載の保守管理装置
  4. 保守の対象である障害の発生に基づく警報を送信する保守対象装置と、
    保守を実施するための保守命令を送信する保守実施装置と、
    受信した情報の送信の可否の判定結果を送信する保守承認装置と、
    前記警報を受信し、前記保守承認装置の判定結果を前記警報の送信において用いるか否かを前記警報の前記保守実施装置への送信の方針である保守方針に基づいて判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記警報を送信した後、前記警報の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記警報の判定結果に応じて前記警報の前記保守実施装置への送信可否を制御する保守方針制御手段と、
    前記警報に対し、前記保守対象装置への保守に用いる前記保守命令を前記保守実施装置から受信し、前記保守命令の送信の可否を判定する保守命令判定情報を基に、前記保守承認装置の判定結果を、前記保守命令の前記保守対象装置への送信において用いるか否かを判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記保守命令を送信した後、前記保守命令の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記保守命令の判定結果に応じて前記保守命令の前記保守対象装置への送信可否を制御する保守命令制御手段と、
    前記保守実施装置に接続するインターフェースとして機能する保守接続手段と、
    前記保守方針制御手段から指示を受信して前記保守接続手段の起動及び停止を制御する接続制御手段とを含み、さらに、
    前記保守方針制御手段が、
    前記警報を受信する警報受信手段と、
    前記保守方針を保存する保守方針保存手段と、
    前記接続制御手段に前記指示を送信する接続指示手段と、
    前記警報受信手段から前記警報を受信し、前記保守方針保存手段から読み出される前記保守方針を基に、前記保守承認装置に前記警報を送信するか否かの判定と、前記接続指示手段における前記指示の命令と、前記警報の前記保守実施装置への送信とを制御する保守方針判定手段と
    を含む保守管理装置と
    を含む保守システム。
  5. 保守対象装置での障害の発生に基づく警報を受信し、送信の可否を判定する保守承認装置の判定結果を前記警報の送信において用いるか否かを前記警報の保守実施装置への送信の方針である保守方針に基づいて判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記警報を送信した後、前記警報の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記警報の判定結果に応じて前記警報の前記保守実施装置への送信可否を制御し、
    前記警報に対し、前記保守対象装置への保守に用いる保守命令を前記保守実施装置から受信し、前記保守命令の送信の可否を判定する保守命令判定情報を基に、前記保守承認装置の判定結果を、前記保守命令の前記保守対象装置への送信において用いるか否かを判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記保守命令を送信した後、前記保守命令の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記保守命令の判定結果に応じて前記保守命令の前記保守対象装置への送信可否を制御し、さらに、
    前記保守実施装置に接続するインターフェースとして機能の指示を受信して前記インターフェースとしての機能の起動及び停止を制御し、さらに、
    前記保守方針を保存し、
    前記指示を前記インターフェースとしての機能に送信し、
    前記保守方針を基に、前記保守承認装置に前記警報を送信するか否かの判定と、前記指示の命令と、前記警報の前記保守実施装置への送信とを制御する
    保守方法。
  6. 保守対象装置での障害の発生に基づく警報を受信し、送信の可否を判定する保守承認装置の判定結果を、前記警報の送信において用いるか否かを前記警報の保守実施装置への送信の方針である保守方針に基づいて判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記警報を送信した後、前記警報の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記警報の判定結果に応じて前記警報の前記保守実施装置への送信可否を制御する処理と、
    前記警報に対し、前記保守対象装置への保守に用いる保守命令を前記保守実施装置から受信し、前記保守命令の送信の可否を判定する保守命令判定情報を基に、前記保守承認装置の判定結果を、前記保守命令の前記保守対象装置への送信において用いるか否かを判定し、用いる場合、前記保守承認装置に前記保守命令を送信した後、前記保守命令の判定結果を前記保守承認装置から受信し、前記保守命令の判定結果に応じて前記保守命令の前記保守対象装置への送信可否を制御する処理と、
    前記保守実施装置に接続するインターフェースとして機能の指示を受信して前記インターフェースとしての機能の起動及び停止を制御する処理と、
    前記保守方針を保存する処理と、
    前記指示を前記インターフェースとしての機能に送信する処理と、
    前記保守方針を基に、前記保守承認装置に前記警報を送信するか否かの判定と、前記指示の命令と、前記警報の前記保守実施装置への送信とを制御する処理と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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