JP5943984B2 - ドライバの実行方法および機器 - Google Patents
ドライバの実行方法および機器 Download PDFInfo
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Description
また、主記憶装置は例えば、メインメモリやキャッシュメモリ等であり、補助記憶装置はハードディスク、USBメモリ、その他メモリーカード等である。
(実施の形態1)
まず、図1,図2を用いて、実施の形態1における組み込みOSがインストールされた機器について説明する。
図1に示すように、実施の形態1における組み込みOSがインストールされた産業用機器等の機器1は、CPU2等の演算装置と、ROM3等の書き換え不能な記憶装置と、RAM4等の書き換え可能な記憶装置と、周辺機器等の外付けのハードウェア5を接続するためのインターフェース6と、機器1の機能に応じた様々な装置(図示せず)等から構成される。以下の説明では、演算装置の例としてCPU2,書き換え不能な記憶装置としてROM3,書き換え可能な記憶装置としてRAM4を備える機器1を例に説明する。
図10は本発明のドライバリストの機能を例示する図、図11は本発明の仮ドライバの機能を例示する図である。
上述のように、実施の形態1における組み込みOSがインストールされた機器1では、ROM3に、特定ドライバ9と仮ドライバ10とを有するドライバ8、およびOS7が格納されている。また、RAM4には、追加ドライバ13を保持するアプリケーション14とドライバリスト11が記録されている。ドライバリスト11には、ROM3に格納された特定ドライバ9に対応する特定のハードウェア以外のハードウェアの内、使用を予定する追加のハードウェアの固有情報があらかじめ記載されている。なお、アプリケーション14は複数種類格納されていても良く、他にアプリケーション12を格納していても良い。また、ドライバリスト11にも、複数の追加のハードウェアの固有情報を記述していても良い。また、ドライバリスト11は、アプリケーション14に内蔵されていても、外部に格納されても良い。その場合、アプリケーション14が格納されるRAM4やその他の機器1に内蔵される書き換え可能な記憶装置に格納される。さらに、ドライバリスト11の形態でなく、アプリケーション14が、アクセスを許可する追加のハードウェアの固有情報を保持しても良い。
例えば、アプリケーションが、汎用ドライバにSystem ROM消去命令を実行する不正なI/Oアクセスを要求した場合で、I/Oアクセスの制限が行われていない場合、OSが格納されたSystem ROMが消去され、その後、機器1は動作しない状況に陥る。
(実施の形態2)
次に、図1〜図3を用いて、実施の形態2における組み込みOSがインストールされた機器およびこの機器におけるドライバの実行方法について説明する。
図1〜図3に示すように、実施の形態2における組み込みOSがインストールされた機器19は、実施の形態1における組み込みOSがインストールされた機器1において、アプリケーション18としてアプリケーション14に暗号化キー15をさらに加えて、追加のハードウェア16にも暗号化キー15と同一の暗号化キー17をさらに保持させる。ここで、図3において、アプリケーション18,仮ドライバ10,追加のハードウェア16以外の構成は、図1における機器1の構成と同様で有り、図示を省略している。このような構成の機器19において、図2のステップ5における固有情報の比較の際に、アプリケーション18が保持する暗号化キー15と追加のハードウェア16が保持する暗号化キー17とを比較する。そして、暗号化キー15,17が一致した場合のみ、追加のハードウェア16を使用する許可を出すようにする。つまり、固有情報が一致したとしても、暗号化キー15,17が一致しない場合は、追加のハードウェア16を使用する許可を出さない。これにより、追加のハードウェア16が保持する暗号化キー17と同一の暗号化キー15を保持するアプリケーション18のみを実行させることができ、意図しないアプリケーションからの追加のハードウェア16の使用を回避することができる。
機器1や機器19は、例えば、工場のラインにおいて、センサの解析装置や各種検査装置、空冷用ファンの制御装置等に用いられる。また、機器1,19に接続されるハードウェアとしては、デジタルI/OやAD/DAコンバータ、シリアル通信デバイス,センサ,アクチュエータ等が用いられる。
この構成例では、アプリケーション14の追加、及び、図4における温度センサ24を赤外線センサ25へ変更することで、従来では生産できなかった新製品の生産への対応が行えるようになる。
(実施の形態3)
次に、図2,図12〜図13を用いて、実施の形態3における組み込みOSがインストールされた機器およびこの機器におけるドライバの実行方法について説明する。
実施の形態3における組み込みOSがインストールされた機器およびこの機器におけるドライバの実行方法は、実施の形態1,2において、アプリケーションが追加のハードウェアにアクセスする度に固有情報の比較を行っていたのに対し、あらかじめ記録されたアクセス許可されたハードウェアの固有情報と、接続されたハードウェアの固有情報との比較を1度だけ行うことを特徴とする。そのため、実施の形態1,2のドライバの実行方法および機器に対し、アクセス許可リストをさらに備える点が異なる。アクセス許可リストは、あらかじめ記録されたアクセス許可されたハードウェアの固有情報と、接続されたハードウェアの固有情報との比較を行った結果、一致した場合にその固有情報を記録する。
図12における本実施の形態の機器20は、図1に示す実施の形態1,2の機器1に対して、アクセス許可リスト21をさらに設ける点がことなる。なお、図12においては、ドライバリストを設けず、アプリケーション22が追加を許可する追加のハードウェアの固有情報23を保持する構成を示し、以下この構成について説明する。
次に、実施の形態3における図12に示す機器を用いたドライバの実行方法について、図2,図12,図13を用いて説明する。
まず、アプリケーション22は、追加のハードウェアにアクセスする場合、あらかじめ記憶したアクセスしようとする追加のハードウェアの固有情報がアクセス許可リスト21に書き込まれているかどうかを確認する(ステップ11)。固有情報が、許可リスト21に書き込まれている固有情報と一致する場合は、図2のステップ7,8と同様に追加のハードウェアを動作させる(ステップ12)。アクセス許可リスト21に対応する固有情報が書き込まれていない場合、あらかじめ記憶した固有情報と、接続された追加のハードウェアの固有情報とを比較する(ステップ13)。一致しない場合は、追加のハードウェアを動作させない(ステップ13)。一致する場合は、その固有情報をアクセス許可リスト21に書き込むと共に(ステップ15)、ステップ12と同様に追加のハードウェアを動作させる(ステップ16)。
2 CPU
3 ROM
4 RAM
5 ハードウェア
6 インターフェース
7 OS
8 ドライバ
9 特定ドライバ
10 仮ドライバ
11 ドライバリスト
12 アプリケーション
13 追加ドライバ
14 アプリケーション
15 暗号化キー
16 追加のハードウェア
17 暗号化キー
18 アプリケーション
19 機器
20 機器
21 アクセス許可リスト
22 アプリケーション
23 固有情報
24 温度センサ
25 赤外線センサ
26 検査対象
27 検査対象
28 新検査用ツール
29 温度センサ
30 ファン
31 温度センサ
32 ファン
33 検査用ツール
Claims (12)
- 組み込みOSおよび特定のハードウェアに対応する特定ドライバが書き換え不能な状態で格納される機器に前記特定のハードウェアと異なる追加のハードウェアを接続してアプリケーションを実行するに際し、
前記アプリケーションは前記追加のハードウェアに対応する追加ドライバを保持し、前記機器はアクセスを許可する追加のハードウェアの固有情報を記憶しており、
前記機器が記憶する固有情報と前記追加のハードウェアの固有情報とを比較する比較工程と、
前記比較工程で前記機器が記憶する固有情報と前記追加のハードウェアの固有情報とが一致する場合には前記追加ドライバを用いて前記追加のハードウェアを動作させる動作工程と
を有することを特徴とするドライバの実行方法。 - 前記比較工程を、前記アプリケーションが前記追加のハードウェアにアクセスする毎に行うことを特徴とする請求項1記載のドライバの実行方法。
- 組み込みOSおよび特定のハードウェアに対応する特定ドライバが書き換え不能な状態で格納される機器に前記特定のハードウェアと異なる追加のハードウェアを接続してアプリケーションを実行するに際し、
前記アプリケーションは前記追加のハードウェアに対応する追加ドライバを保持し、前記機器はアクセスを許可する追加のハードウェアの固有情報を記憶しており、
前記機器が記憶する固有情報と前記追加のハードウェアの固有情報とを比較する比較工程と、
前記比較工程で前記アプリケーションが記憶する固有情報と前記追加のハードウェアの固有情報とが一致する場合にはアクセス許可リストに一致した固有情報を記憶させる固有情報記憶工程と、
前記アプリケーションがアクセスする追加のハードウェアの固有情報が前記アクセス許可リストに記憶されている場合および前記比較工程で前記機器が記憶する固有情報と前記追加のハードウェアの固有情報とが一致する場合には前記追加ドライバを用いて前記追加のハードウェアを動作させる動作工程と
を有することを特徴とするドライバの実行方法。 - 前記機器が記憶する固有情報は、前記アプリケーションに格納されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のドライバの実行方法。
- 前記アプリケーションが記憶する固有情報は、1または複数の前記アプリケーションが記憶する固有情報をドライバリストとして保持されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のドライバの実行方法。
- 前記機器に接続された前記追加のハードウェアの固有情報を接続リストに記憶する工程をさらに有し、前記比較工程において、前記追加のハードウェアの固有情報として前記接続リストに記憶された固有情報を用いて比較することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のドライバの実行方法。
- あらかじめ前記追加のハードウェアがアクセスすることを許可するリソースを設定しておき、前記動作工程において、前記追加のハードウェアを動作させる際に、許可された前記リソース以外のリソースに前記追加のハードウェアがアクセスすることを禁止することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のドライバの実行方法。
- あらかじめ前記アプリケーションおよび前記追加のハードウェアに同一の暗号キーを格納しておき、前記比較工程において前記アプリケーションが保持する暗号キーと前記追加のハードウェアが保持する暗号キーとを比較し、一致する場合のみ、前記動作工程において前記アプリケーションに保持されているドライバを用いて前記追加のハードウェアを動作させることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のドライバの実行方法。
- ハードウェアが外付けされてアプリケーションを実行する機器であって、
演算装置と、
組み込みOSおよびドライバがインストールされる書き換え不能な記憶装置と、
追加のハードウェアの固有情報および前記アプリケーションを記憶する書き換え可能な記憶装置と
を有し、前記ドライバはあらかじめ定められた特定のハードウェアに対応する特定ドライバと前記特定のハードウェア以外の前記追加のハードウェアの使用を許可する仮ドライバとからなり、前記演算装置は、前記機器に外付けされるハードウェアが前記特定のハードウェアの場合は前記特定ドライバで前記特定のハードウェアを動作させ、前記追加のハードウェアの場合は前記仮ドライバを介して前記固有情報の一致を確認して前記アプリケーションに保持されているドライバを用いて前記追加のハードウェアを動作させることを特徴とする機器。 - 前記アプリケーションが前記追加のハードウェアの固有情報を保持することを特徴とする請求項9記載の機器。
- あらかじめ前記追加のハードウェアがアクセスすることを許可するリソースを設定しておき、前記追加のハードウェアを動作させる際に、許可された前記リソース以外のリソースに前記追加のハードウェアがアクセスすることを禁止することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の機器。
- あらかじめ前記アプリケーションおよび前記追加のハードウェアに同一の暗号キーを格納しておき、前記アプリケーションが保持する暗号キーと前記追加のハードウェアが保持する暗号キーとを比較し、一致する場合のみ、前記アプリケーションに保持されているドライバを用いて前記追加のハードウェアを動作させることを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれか1項に記載の機器。
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JP2014219804A JP5943984B2 (ja) | 2014-10-29 | 2014-10-29 | ドライバの実行方法および機器 |
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