JP5940439B2 - 負荷分散装置、負荷分散方法及びプログラム - Google Patents
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Description
負荷分散方式としては、例えば、各サーバに順番にリクエストを振り分けるラウンドロビン方式及びコネクション数が最小のサーバにリクエストを振り分ける最小コネクション方式などが知られている。
この重み付けに関連して、特許文献1では、パケットの優先度に応じて重み付けを行い、その重み付けにより定まる順序でパケットを送信する重み付けラウンドロビン制御方式が記載されている。
クライアントと複数のサーバとにネットワークを介して接続される負荷分散装置であって、
前記複数のサーバ全体で処理可能な処理量を示す全体性能値を記憶する全体性能値記憶手段と、
前記複数のサーバそれぞれの性能に応じた重み付け値を記憶する重み付け値記憶手段と、
前記全体性能値と前記サーバ毎の重み付け値とに基づいて、各サーバの性能を示す性能値を求める性能値取得手段と、
前記複数のサーバにおける休止サーバと稼働サーバとの組合せのパターン毎に、前記稼働サーバの性能値の合計である性能閾値と該稼働サーバの重み付け値とを記憶するパターン記憶手段と、
前記組合せのパターンのうち、予め設定されたパターンの稼働サーバの重み付け値を、前記パターン記憶手段が記憶しているパターン毎の稼働サーバの重み付け値を参照して特定し、その特定した稼働サーバの重み付け値の比率に従って、前記クライアントからのリクエストを前記予め設定されたパターンの稼働サーバに振り分ける負荷分散処理を行う負荷分散手段と、
前記クライアントと前記複数のサーバとの間の通信量を示す通信値を測定する測定手段と、
現在設定されているパターンの性能閾値を、前記パターン記憶手段が記憶しているパターン毎の性能閾値を参照して特定し、その特定した性能閾値と前記測定手段により測定した通信値とを比較し、前記性能閾値が前記通信値よりも小さい場合、その通信値よりも大きい性能閾値のパターンを前記組合せのパターンの中から特定する特定処理を行う特定手段と、を備え、
前記負荷分散手段は、前記現在設定されているパターンを前記特定手段により特定したパターンに更新することを特徴とする。
前記複数のサーバの平均CPU使用率を取得するCPU使用率取得手段と、
前記組合せのパターンのうち少なくとも1つの所定のパターンについて、その所定のパターンと、その所定のパターンの稼働サーバの性能閾値と、その性能閾値における稼働サーバの基準平均CPU使用率と、所定の閾値と、を対応付けて記憶する基準平均CPU使用率記憶手段と、
前記測定手段により測定された通信値が、前記所定のパターンの稼働サーバの性能閾値になった場合、前記CPU使用率取得手段より取得した平均CPU使用率と前記所定のパターンと対応する基準平均CPU使用率との差の絶対値が、前記所定のパターンと対応する所定の閾値以上か否か判断する判断手段と、
該判断手段により、前記差の絶対値が、前記所定の閾値以上であると判断すると、前記差の絶対値の大きさに応じて、前記所定のパターンの稼働サーバの性能閾値を補正する補正手段と、を備えるのが望ましい。
前記複数のサーバの平均CPU使用率を取得するCPU使用率取得手段と、
前記平均CPU使用率の上限値であるCPU使用率上限値を記憶する上限値記憶手段と、
前記CPU使用率取得手段により取得した前記平均CPU使用率が前記CPU使用率上限値以上の場合、前記現在設定されているパターンの稼働サーバの台数よりも稼働サーバ台数が多いパターンを特定し、その特定したパターンに更新する更新処理を行う更新手段と、を備え、
該更新手段は、前記更新処理を、前記平均CPU使用率が前記CPU使用率上限値よりも小さくなるまで繰り返すことが望ましい。
複数のサーバ全体で処理可能な処理量を示す全体性能値と前記複数のサーバそれぞれの性能に応じた重み付け値とに基づいて、前記複数のサーバそれぞれの性能を示す性能値を求める性能値取得ステップと、
クライアントと前記複数のサーバとの間の通信量を示す通信値を測定する測定ステップと、
前記複数のサーバにおける休止サーバと稼働サーバとの組合せのパターンの中で現在設定されているパターンの稼働サーバの性能値の合計である性能閾値と、前記測定した通信値と、を比較し、前記性能閾値が前記通信値よりも小さい場合、その通信値よりも大きい性能閾値のパターンを前記組合せのパターンの中から特定する特定ステップと、
前記現在設定されているパターンを前記特定したパターンに更新して、その更新したパターンの稼働サーバの重み付け値の比率に従って、前記クライアントからのリクエストを前記更新したパターンの稼働サーバに振り分けて負荷分散を行う負荷分散ステップと、を備えたことを特徴とする。
クライアントと複数のサーバとにネットワークを介して接続されるコンピュータを、
前記複数のサーバ全体で処理可能な処理量を示す全体性能値を記憶する全体性能値記憶手段、
前記複数のサーバそれぞれの性能に応じた重み付け値を記憶する重み付け値記憶手段、
前記全体性能値と前記サーバ毎の重み付け値とに基づいて、各サーバの性能を示す性能値を求める性能値取得手段、
前記複数のサーバにおける休止サーバと稼働サーバとの組合せのパターン毎に、前記稼働サーバの性能値の合計である性能閾値と該稼働サーバの重み付け値とを記憶するパターン記憶手段、
前記組合せのパターンのうち、予め設定されたパターンの稼働サーバの重み付け値を、前記パターン記憶手段が記憶しているパターン毎の稼働サーバの重み付け値を参照して特定し、その特定した稼働サーバの重み付け値の比率に従って、前記クライアントからのリクエストを前記予め設定されたパターンの稼働サーバに振り分ける負荷分散処理を行う負荷分散手段、
前記クライアントと前記複数のサーバとの間の通信量を示す通信値を測定する測定手段、
現在設定されているパターンの性能閾値を、前記パターン記憶手段が記憶しているパターン毎の性能閾値を参照して特定し、その特定した性能閾値と前記測定手段により測定した通信値とを比較し、前記性能閾値が前記通信値よりも小さい場合、その通信値よりも大きい性能閾値のパターンを前記組合せのパターンの中から特定する特定処理を行う特定手段、として機能させ、
前記負荷分散手段は、前記現在設定されているパターンを前記特定手段により特定したパターンに更新することを特徴とする。
以下、この発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、サーバクライアントシステムは、負荷分散装置100と、サーバ200、210及び220と、複数のクライアント300と、管理クライアント400と、を備える。
なお、複数のクライアント300それぞれのハードウェア構成及び機能は同じである。
このうち、CPU101は、負荷分散装置100全体を制御する中央演算装置である。
フラッシュROM102は、CPU101が実行するプログラムを格納している不揮発性メモリである。
RAM103は、各種データを記憶する。各種データとしては、例えば、後述する重み付けテーブル、性能テーブル及び閾値テーブルなどである。
ネットワークI/F104は、この負荷分散装置100が、サーバ200、複数のクライアント300及び管理クライアント400とネットワークを介して通信を行うためのインタフェースである。
具体的には、全体性能値受付部110は、ネットワークI/F104を介して、管理クライアント400より送信された全体性能値のパラメータを受け付けて、RAM103に記憶する。ここで、全体性能値とは、例えば、サーバ200、210及び220全体で処理可能な毎秒あたりのセッション数(セッション/秒)及び毎秒あたりのパケット数(パケット/秒)などである。
具体的には、重み付け値受付部120は、ネットワークI/F104を介して、管理クライアント400より送信された重み付け値のパラメータを受け付けて、RAM103に記憶する。重み付け値のパラメータは、管理クライアント400の管理ユーザが、サーバ200、210及び220の性能に応じて入力する。この実施形態では、一例として、管理ユーザが管理クライアント400にサーバ200、210及び220それぞれの重み付け値として2、3及び1のパラメータを入力したものとする。すると、重み付け値受付部120は、上記パラメータを受け付けて、図4に示すような重み付けテーブルを生成し、RAM103に記憶する。
具体的には、サーバ性能値取得部130は、まずRAM103に記憶された重み付けテーブルのサーバ200、210及び220それぞれの重み付け値が、全体の重み付け値に占める割合を算出する。ここで、例えば、サーバ200の重み付け値の全体に占める割合は、2(サーバ200の重み付け値)/6(重み付け値の合計値)となる。次に、サーバ性能値取得部130は、RAM103に記憶された最大性能値である60万セッション/秒と、2(サーバ200の重み付け値)/6(重み付け値の合計値)とを乗算することにより、サーバ200の性能値である20万セッション/秒を求める。サーバ性能値取得部130は、同様にサーバ210及び220についても、性能値を30万セッション/秒と10万セッション/秒とそれぞれ求める。これら各性能値は、各サーバが毎秒あたりに維持できる最大のセッション数を示している。
具体的には、閾値テーブル生成部140は、まず図5の性能テーブルを参照し、サーバ稼動状態と対応する各サーバの性能値を合計して、性能閾値であるセッション閾値をそれぞれ算出する。そして、閾値テーブル生成部140は、図6に示すように、サーバ稼動状態の組合せパターン毎に、稼動サーバのセッション閾値と、稼動サーバの重み付け値と、を対応付けた閾値テーブルを生成し、RAM103に記憶する。
具体的には、測定部150は、サーバ200、サーバ210及び220と複数のクライアント300との間の通信量を示すセッション数を毎秒カウントする。
具体的には、パターン特定部160は、現在設定されているパターンのセッション閾値を、閾値テーブルを参照して特定し、その特定したセッション閾値と測定部150によりカウントしたセッション数とを比較し、セッション閾値がカウントしたセッション数よりも小さい場合、そのカウントしたセッション数よりも大きいセッション閾値のパターンの中で、最小の性能閾値のパターンを、閾値テーブルを参照して特定する。
また、負荷分散制御部170は、パターン特定部160が、カウントしたセッション数よりも大きいセッション閾値のパターンを特定した場合、現在設定されているパターンを特定したパターンに更新する。この更新の具体的な手法については、後述する。
なお、負荷分散制御部170は、現在設定(又は更新後に設定)されたパターンの稼働サーバが1台である場合は、複数のクライアント300からのリクエストをその稼働サーバに振り分ける。
なお、この図7のフローチャートは、CPU101が、フラッシュROM102に記憶された各種プログラムを実行して図3に示した各部の機能を発揮することにより実施する。
なお、初期パターンの設定は、管理ユーザが管理クライアント400から行っても構わないし、CPU101が、休止サーバ台数が多く、かつセッション閾値が最小のパターンを特定して設定してもよい。また、この実施形態において、サーバ200、210及び220は、負荷分散装置100より所定時間リクエストの送信がないことを検知すると、自動的に稼働状態から休止状態になる。
ここで、例えば、S11でカウントしたセッション数が150,000である場合、CPU101は、パターン7のセッション閾値100,000が、セッション数150,000よりも小さいと判断する(S12のNo方向)。その後、CPU101は、カウントしたセッション数150,000よりも大きいセッション閾値のパターン1乃至6が閾値テーブルにあると判断する(S13のYes方向)。
次に、CPU101は、S14で特定したパターンが2以上か否かについて判断する(S15)。ここで、S15でYesの場合、CPU101は、休止サーバの台数が多いパターンのうち、最小のセッション閾値のパターンを特定する(S18)。具体的には、CPU101は、休止サーバの台数が多いパターンが4及び6であるためS15において2以上であると判断し(S15のYes方向)、休止サーバの台数が多いパターン4及び6のうち、最小のセッション閾値のパターン6を特定する(S18)。
また、S13に戻って、CPU101は、S11でカウントしたセッション数よりも大きいセッション閾値のパターンが閾値テーブルにないと判断すると(S13のNo方向)、セッション閾値が最大のパターンに更新するために、現在設定されているパターンの重み付け値を変更する(S20)。
また、図7においてCPU101が実施した各処理のうち、S11は測定部150の機能に、S12、13、14、15及び18はパターン特定部160の機能に、S16、17、19、及び20は負荷分散制御部170の機能に、それぞれ対応する。
次に、この発明の第2実施形態を図8乃至11を参照しながら説明する。
第2実施形態では、負荷分散装置100が、上述した図7の処理に加えて、平均CPU使用率に基づいて、閾値テーブルのセッション閾値を補正する点が第1実施形態と異なる。そこで、この異なる点を中心に以下説明する。
なお、第2実施形態において、サーバクライアントシステムの構成は、第1実施形態の図1に示した構成と同じである。また、負荷分散装置100のハードウェア構成は、第1実施形態の図2に示した構成と同じである。また、負荷分散装置100の機能については、図3に示した各部の機能に加えて、図8に示す以下の機能を備える。
具体的には、CPU使用率テーブル生成部182は、図9に示すように、例えばパターン5については、パターン5と、そのパターン5のセッション閾値300,000と、そのセッション閾値300,000における稼働サーバであるサーバ200及び220の基準平均CPU使用率50%と、所定の閾値10%とを対応付けたCPU使用率テーブルを生成し、RAM103に記憶する。なお、閾値は、管理クライアント400の管理ユーザが任意に設定する。また、基準平均CPU使用率については、カウントしたセッション数がセッション閾値になったときの稼働サーバ(上述の場合、サーバ200及び220)の平均CPU使用率を予め測定しておき設定する。
次に、閾値テーブル補正部184は、判断部183により差の絶対値が、所定の閾値以上であると判断すると、その差の絶対値の大きさに応じて、閾値テーブルの所定のパターンのセッション閾値を補正する補正手段である。
まず、CPU101は、セッション数をカウントする(S31)。
次に、CPU101は、現在設定されているパターンが所定のパターンか否か判断する(S32)。具体的には、CPU101は、図9に示したCPU使用率テーブルを参照して、現在設定されているパターンが所定のパターンか否か判断する。
ここで、CPU101は、現在設定されているパターンが所定のパターンでない場合(S32のNo方向)、図7で説明したS12乃至S20の負荷分散処理を実施して処理を終了する。
一方、CPU101は、現在設定されているパターンが所定のパターン(例えば、現在設定されているパターンがパターン5)の場合(S32のYes方向)、S31でカウントしたセッション数が、所定のパターンのセッション閾値になったか否か判断する(S33)。具体的には、CPU101は、カウントしたセッション数が、パターン5のセッション閾値300,000になったか否か判断する。
また、図10の処理においては、パターン5を例にとって説明したが、他のパターンについても図9と同様に、セッション閾値と基準平均CPU使用率と所定の閾値とを対応付けてRAM103に記憶しておき、図10のS31乃至36の処理を実施してもよいことはもちろんである。
次に、この発明の第3実施形態を図12乃至図15を参照しながら説明する。
まず、図12は、CPU使用率と消費電力の関係の一例を示している。この図12では、サーバ休止時からCPU使用率が低い間の傾きが急であるため、消費電力の変化量を考慮すると、CPU使用率を低く抑えた状態でサーバを運用した方が好ましい。
また、図13は、CPU使用率と消費電力の関係の別例を示す図である。この図13において、斜線部分は、消費電力が一定にならない区間である。また、この図13では、CPU使用率が50%を超えると、急激にサーバの消費電力が増加する。このような場合、サーバのCPU使用率を、30%よりも小さく抑えた状態でサーバを運用した方がサーバの消費電力の観点から好ましい。
なお、第3実施形態において、サーバクライアントシステムの構成は、実施形態1の図1に示した構成と同じである。また、負荷分散装置100のハードウェア構成は、実施形態1の図2に示した構成と同じである。また、負荷分散装置100の機能については、図3に示した各部の機能に加えて、図14に示す以下の機能を備える。なお、平均CPU使用率取得部181は、第2実施形態の図8の平均CPU使用率取得部181と同じなので、説明を省略する。
まず、CPU101は、現在設定されているパターンの稼働サーバの平均CPU使用率を取得する(S41)。そして、CPU101は、S41で取得した平均CPU使用率が、CPU使用率上限値よりも小さいか否か判断する(S42)。
一方、CPU101は、S41で取得した平均CPU使用率が、CPU使用率上限値以上の場合(S42でNo方向)、閾値テーブルを参照して、現在設定されているパターンの稼働サーバ台数よりも、稼働サーバ台数が多いパターンがあるか否か判断する(S43)。
ここで、CPU101は、現在設定されているパターンの稼働サーバ台数よりも、稼働サーバ台数が多いパターンがなければ(S43のNo方向)、S11乃至S20の負荷分散処理を行って処理を終了する。
なお、図15においてCPU101が実施した各処理のうち、S41は平均CPU使用率取得部181の機能に、S42乃至45は更新部192の機能に、それぞれ対応する。
例えば、第1の実施形態の図7のフローチャートでは、CPU101は、S14において、カウントしたセッション数よりも大きいセッション閾値のパターンのうち、休止サーバの台数が多いパターンを特定し、その特定したパターンが2以上の場合(S15のYes方向)、その2以上のパターンのうち最小のセッション閾値のパターンを特定したが(S18)、パターンの特定方法はこれに限られない。
例えば、カウントしたセッション数よりも大きいセッション閾値のパターンの中で、最小のセッション閾値のパターンを特定し、その特定したパターンが2以上の場合、その2以上のパターンのうち休止サーバの台数が多いパターンを特定してもよい。
また、各実施形態における閾値テーブルの性能閾値としては、セッション閾値を用いたが、他の性能閾値を用いてもよい。例えば、毎秒あたりに処理できるパケット数をパケット閾値として用いてもよい。この場合、管理ユーザは、管理クライアント400にサーバ200、210及び220全体の性能値として最大パケット数を入力する。サーバ性能値取得部130は、最大パケット数と、各サーバの重み付け値とに基づいて、各サーバのパケット閾値を算出する。そして、図7、10及び15の各フローチャートの処理にあたっては、測定部150は、通信値として複数のクライアント300から送信されるパケット数をカウントする。
例えば、図16及び図17にそれぞれ示すように、パターン1における高負荷時と低負荷時の切り替え用重み付け値を予め用意しておき、日、曜日又は時間帯に応じて重み付け値を切り替えるようにする。
CPU101は、例えば高負荷時の夜間の時間帯は図16に示す重み付け値を用いる。一方、CPU101は、例えば低負荷時の朝方及び昼間の時間帯は図17に示す切り替え用重み付け値になるように、図6の閾値テーブルのパターン1のサーバ200の重み付け値を切り替える。
具体的には、上記各実施形態では、負荷分散装置100のプログラムが、フラッシュROM102に予め記憶されているものとして説明した。しかし、フラッシュROM102のプログラムをコンピュータにインストールして、上述の各部機能を実行することができるコンピュータを構成してもよい。なお、プログラムは、フラッシュROM102に限らず、その他のコンピュータ読み取り可能な記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD及びMO等)に格納してコンピュータに配布してもよいことはもちろんである。
101 CPU
102 フラッシュROM
103 RAM
104 ネットワークI/F
110 全体性能値受付部
120 重み付け値受付部
130 サーバ性能値取得部
140 閾値テーブル生成部
150 測定部
160 パターン特定部
170 負荷分散制御部
181 平均CPU使用率取得部
182 CPU使用率テーブル生成部
183 判断部
184 閾値テーブル補正部
191 CPU上限値受付部
192 更新部
200,210,220 サーバ
300 複数のクライアント
400 管理クライアント
Claims (8)
- クライアントと複数のサーバとにネットワークを介して接続される負荷分散装置であって、
前記複数のサーバ全体で処理可能な処理量を示す全体性能値を記憶する全体性能値記憶手段と、
前記複数のサーバそれぞれの性能に応じた重み付け値を記憶する重み付け値記憶手段と、
前記全体性能値と前記サーバ毎の重み付け値とに基づいて、各サーバの性能を示す性能値を求める性能値取得手段と、
前記複数のサーバにおける休止サーバと稼働サーバとの組合せのパターン毎に、前記稼働サーバの性能値の合計である性能閾値と該稼働サーバの重み付け値とを記憶するパターン記憶手段と、
前記組合せのパターンのうち、予め設定されたパターンの稼働サーバの重み付け値を、前記パターン記憶手段が記憶しているパターン毎の稼働サーバの重み付け値を参照して特定し、その特定した稼働サーバの重み付け値の比率に従って、前記クライアントからのリクエストを前記予め設定されたパターンの稼働サーバに振り分ける負荷分散処理を行う負荷分散手段と、
前記クライアントと前記複数のサーバとの間の通信量を示す通信値を測定する測定手段と、
現在設定されているパターンの性能閾値を、前記パターン記憶手段が記憶しているパターン毎の性能閾値を参照して特定し、その特定した性能閾値と前記測定手段により測定した通信値とを比較し、前記性能閾値が前記通信値よりも小さい場合、その通信値よりも大きい性能閾値のパターンを前記組合せのパターンの中から特定する特定処理を行う特定手段と、を備え、
前記負荷分散手段は、前記現在設定されているパターンを前記特定手段により特定したパターンに更新することを特徴とする負荷分散装置。 - 前記特定手段は、
前記通信値よりも大きい性能閾値のパターンの中で、最小の性能閾値のパターンを前記組合せのパターンの中から特定することを特徴とする請求項1に記載の負荷分散装置。 - 前記特定手段は、
前記最小の性能閾値のパターンが複数ある場合、休止サーバの台数が多いパターンを前記組合せのパターンの中から特定することを特徴とする請求項2に記載の負荷分散装置。 - 前記複数のサーバの平均CPU使用率を取得するCPU使用率取得手段と、
前記組合せのパターンのうち少なくとも1つの所定のパターンについて、その所定のパターンと、その所定のパターンの稼働サーバの性能閾値と、その性能閾値における稼働サーバの基準平均CPU使用率と、所定の閾値と、を対応付けて記憶する基準平均CPU使用率記憶手段と、
前記測定手段により測定された通信値が、前記所定のパターンの稼働サーバの性能閾値になった場合、前記CPU使用率取得手段より取得した平均CPU使用率と前記所定のパターンと対応する基準平均CPU使用率との差の絶対値が、前記所定のパターンと対応する所定の閾値以上か否か判断する判断手段と、
該判断手段により、前記差の絶対値が、前記所定の閾値以上であると判断すると、前記差の絶対値の大きさに応じて、前記所定のパターンの稼働サーバの性能閾値を補正する補正手段と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の負荷分散装置。 - 前記複数のサーバの平均CPU使用率を取得するCPU使用率取得手段と、
前記平均CPU使用率の上限値であるCPU使用率上限値を記憶する上限値記憶手段と、
前記CPU使用率取得手段により取得した前記平均CPU使用率が前記CPU使用率上限値以上の場合、前記現在設定されているパターンの稼働サーバの台数よりも稼働サーバ台数が多いパターンを特定し、その特定したパターンに更新する更新処理を行う更新手段と、を備え、
該更新手段は、前記更新処理を、前記平均CPU使用率が前記CPU使用率上限値よりも小さくなるまで繰り返すことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の負荷分散装置。 - 前記CPU使用率取得手段により取得した前記平均CPU使用率が前記CPU使用率上限値より小さい場合、前記負荷分散手段による前記負荷分散処理と、前記特定手段による前記特定処理と、を行うことを特徴とする請求項5に記載の負荷分散装置。
- 複数のサーバ全体で処理可能な処理量を示す全体性能値と前記複数のサーバそれぞれの性能に応じた重み付け値とに基づいて、前記複数のサーバそれぞれの性能を示す性能値を求める性能値取得ステップと、
クライアントと前記複数のサーバとの間の通信量を示す通信値を測定する測定ステップと、
前記複数のサーバにおける休止サーバと稼働サーバとの組合せのパターンの中で現在設定されているパターンの稼働サーバの性能値の合計である性能閾値と、前記測定した通信値と、を比較し、前記性能閾値が前記通信値よりも小さい場合、その通信値よりも大きい性能閾値のパターンを前記組合せのパターンの中から特定する特定ステップと、
前記現在設定されているパターンを前記特定したパターンに更新して、その更新したパターンの稼働サーバの重み付け値の比率に従って、前記クライアントからのリクエストを前記更新したパターンの稼働サーバに振り分けて負荷分散を行う負荷分散ステップと、を備えたことを特徴とする負荷分散方法。 - クライアントと複数のサーバとにネットワークを介して接続されるコンピュータを、
前記複数のサーバ全体で処理可能な処理量を示す全体性能値を記憶する全体性能値記憶手段、
前記複数のサーバそれぞれの性能に応じた重み付け値を記憶する重み付け値記憶手段、
前記全体性能値と前記サーバ毎の重み付け値とに基づいて、各サーバの性能を示す性能値を求める性能値取得手段、
前記複数のサーバにおける休止サーバと稼働サーバとの組合せのパターン毎に、前記稼働サーバの性能値の合計である性能閾値と該稼働サーバの重み付け値とを記憶するパターン記憶手段、
前記組合せのパターンのうち、予め設定されたパターンの稼働サーバの重み付け値を、前記パターン記憶手段が記憶しているパターン毎の稼働サーバの重み付け値を参照して特定し、その特定した稼働サーバの重み付け値の比率に従って、前記クライアントからのリクエストを前記予め設定されたパターンの稼働サーバに振り分ける負荷分散処理を行う負荷分散手段、
前記クライアントと前記複数のサーバとの間の通信量を示す通信値を測定する測定手段、
現在設定されているパターンの性能閾値を、前記パターン記憶手段が記憶しているパターン毎の性能閾値を参照して特定し、その特定した性能閾値と前記測定手段により測定した通信値とを比較し、前記性能閾値が前記通信値よりも小さい場合、その通信値よりも大きい性能閾値のパターンを前記組合せのパターンの中から特定する特定処理を行う特定手段、として機能させ、
前記負荷分散手段は、前記現在設定されているパターンを前記特定手段により特定したパターンに更新することを特徴とするプログラム。
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