JP5938009B2 - 情報推薦装置、情報推薦方法及び情報推薦プログラム - Google Patents

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本発明は、アイテムを推薦する技術に関する。
従来から、過去に利用したサービスコンテンツアイテム(以下、アイテム)の利用履歴を蓄積しておき、それに含まれるユーザ情報とアイテム情報の関係をグラフ構造とみなし、そのグラフ構造中での両者の関係に基づきユーザが興味を持つアイテムを推薦する技術がある。
非特許文献1では、利用履歴内のユーザ情報とアイテム情報をノードとし、ノードの接続関係をグラフ構造で表して、RWR(Random Walk with Restart)のアルゴリズムを適用することにより、推薦アイテムを特定している。
RWRのアルゴリズムでは、グラフ上で他ノードとの関連性の高い人気アイテムを重要アイテムとするため、個人化の度合いと人気度の度合いの両方を考慮した推薦が可能となり、推薦対象のユーザがアイテムを十分多く利用していない場合でも人気度の高いアイテムを推薦でき、より広い状況で利用することが可能となる。
また、上記非特許文献1では、ユーザ情報やアイテム情報以外に、ユーザ間やアイテム間の関連性を示したメタデータ情報を更に考慮することにより、利用履歴が少ない場合でも効果的にアイテムを推薦するようにしている。
更に、非特許文献2,3では、過去の利用履歴よりも直近の利用履歴の方がユーザの持つ最近の興味と関連性が高い点について着目し、忘却関数を用い、アイテム利用時刻からの経過時間に応じて当該アイテムへの興味に対する重みを減衰させるようにしている。
I.Konstas、外2名、"On Social Networks and Collaborative Recommendation"、Proc. SIGIR ‘09、p.195-202 Y.Ding、外1名、"Time Weight Collaborative Filtering"、Proc. CIKM ‘05、p.485-492 Nathan N. Liu、外3名、"Online Evolutionary Collaborative Filtering"、Proc. RecSys ‘10、p.95-102
しかし、上記非特許文献1の技術によれば、直近の利用履歴と過去の利用履歴を等しく扱うため、時間の経過に伴いユーザの興味が変化する場合にはアイテムの推薦精度が低下してしまう。
これに対し、上記非特許文献2,3の技術によれば、時間経過に伴い利用アイテムに対する興味の度合いを減衰させるため、より直近の利用履歴に合ったアイテムを推薦できる。
しかしながら、現実には、ある特定時期に利用されるアイテム(子供の誕生日前の数日間内に購入される玩具等)や、一定のタイムスパンで利用されるアイテム(数ヶ月毎に購入される歯磨き粉等)等、時間経過に伴って興味の度合いを単純に減衰させることが適切でないアイテムが存在するため、そのようなアイテムを適切に推薦できなかった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、ユーザの都合に適したアイテムを推薦することを目的とする。
請求項1に記載の情報推薦装置は、ユーザにより利用されたアイテムの識別情報とその利用時刻とを前記ユーザの識別情報に関連付けた利用履歴を記憶しておく記憶手段と、前記記憶手段から複数の利用履歴を取得し、各利用履歴に含まれる利用時刻を用いて、各アイテムが利用された時間的な利用パターンをアイテム毎又はユーザ毎に特定する特定手段と、関連付けられた前記アイテムの識別情報と前記ユーザの識別情報とをエッジでそれぞれ連結し、各利用時刻からの経過時間に応じた重みを各エッジに与え、所定の利用パターンに合致するアイテムがある場合には当該アイテムに係るエッジの重みを修正したグラフ構造を生成する生成手段と、前記グラフ構造内の各エッジに与えられた重みに基づき推薦アイテムを決定する決定手段と、を有することを要旨とする。
本発明によれば、所定の利用パターンに合致するアイテムがある場合には当該アイテムに係るグラフ構造上のエッジの重みを修正するため、ユーザの都合に適したアイテムを推薦できる。
請求項2に記載の情報推薦装置は、請求項1に記載の情報推薦装置において、前記生成手段は、経過時間に応じて減衰する重みを各エッジに与え、前記合致するアイテムに係るエッジの重みについては減衰後の重みよりも大きい重みに修正することを要旨とする。
本発明によれば、経過時間に応じて減衰する重みを各エッジに与え、所定の利用パターンに合致するアイテムに係るエッジの重みについては減衰後の重みよりも大きい重みに修正するため、ユーザの都合により適したアイテムを推薦できる。
請求項3に記載の情報推薦装置は、請求項1又は2に記載の情報推薦装置において、前記決定手段は、前記アイテムに関するメタデータが更にエッジで連結されたグラフ構造を用いて前記推薦アイテムを決定することを要旨とする。
本発明によれば、アイテムに関するメタデータが更にエッジで連結されたグラフ構造を用いて推薦アイテムを決定するため、ユーザの都合により適したアイテムを推薦できる。
請求項4に記載の情報推薦方法は、コンピュータにより、ユーザにより利用されたアイテムの識別情報とその利用時刻とを前記ユーザの識別情報に関連付けた利用履歴を記憶手段に記憶しておく記憶ステップと、前記記憶手段から複数の利用履歴を取得し、各利用履歴に含まれる利用時刻を用いて、各アイテムが利用された時間的な利用パターンをアイテム毎又はユーザ毎に特定する特定ステップと、関連付けられた前記アイテムの識別情報と前記ユーザの識別情報とをエッジでそれぞれ連結し、各利用時刻からの経過時間に応じた重みを各エッジに与え、所定の利用パターンに合致するアイテムがある場合には当該アイテムに係るエッジの重みを修正したグラフ構造を生成する生成ステップと、前記グラフ構造内の各エッジに与えられた重みに基づき推薦アイテムを決定する決定ステップと、を有することを要旨とする。
本発明によれば、所定の利用パターンに合致するアイテムがある場合には当該アイテムに係るグラフ構造上のエッジの重みを修正するため、ユーザの都合に適したアイテムを推薦できる。
請求項5に記載の情報推薦方法は、請求項4に記載の情報推薦方法において、前記生成ステップは、経過時間に応じて減衰する重みを各エッジに与え、前記合致するアイテムに係るエッジの重みについては減衰後の重みよりも大きい重みに修正することを要旨とする。
本発明によれば、経過時間に応じて減衰する重みを各エッジに与え、所定の利用パターンに合致するアイテムに係るエッジの重みについては減衰後の重みよりも大きい重みに修正するため、ユーザの都合により適したアイテムを推薦できる。
請求項6に記載の情報推薦方法は、請求項4又は5に記載の情報推薦方法において、前記決定ステップは、前記アイテムに関するメタデータが更にエッジで連結されたグラフ構造を用いて前記推薦アイテムを決定することを要旨とする。
本発明によれば、アイテムに関するメタデータが更にエッジで連結されたグラフ構造を用いて推薦アイテムを決定するため、ユーザの都合により適したアイテムを推薦できる。
請求項7に記載の情報推薦プログラムは、請求項4乃至6のいずれかに記載の情報推薦方法をコンピュータに実行させることを要旨とする。
本発明によれば、ユーザの都合に適したアイテムを推薦できる。
情報推薦装置の機能ブロック構成を示す図である。 アイテムDBのデータ例を示す図である。 サービス利用ログDBのデータ例を示す図である。 グラフ構造の例を示す図である。 出現パターンDBのデータ例を示す図である。 推薦アイテムDBのデータ例を示す図である。 オフライン処理を示すフローチャートである。
本発明は、利用履歴からアイテムの利用パターンを分析し、所定の利用パターンに該当するアイテムについては、経過時間に伴い減衰する重みに代えて別の重みに修正することにより、ユーザにとってより意味があり、アイテム消費の機会を逃さないアイテムの推薦を実現するようにしている。
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。但し、本発明は多くの異なる様態で実施することが可能であり、本実施の形態の記載内容に限定して解釈すべきではない。
図1は、本実施の形態に係る情報推薦装置1の機能ブロック構成を示す図である。この情報推薦装置1は、過去のユーザのアイテムの利用状況を元に、ユーザが利用する可能性の高い電子的又は物理的なアイテムを推薦する装置である。
具体的には、ブラウザ機能部11と、コンテンツ提供部12と、アイテムDB13と、ログ取得部14と、サービス利用ログDB15と、グラフ構築部16と、出現パターン特定部17と、出現パターンDB18と、第1のエッジ重み算出部19と、第2のエッジ重み算出部20と、推薦対象特定部21と、推薦アイテムDB22と、推薦アイテム提示部23とで構成される。以下、各部の機能について詳述する。
コンテンツ提供部12は、ブラウザ機能部11により表示されたブラウザを介して、ユーザにより入力されたユーザIDを受け付け、内部に持つコンテンツ提供ロジックに基づきアイテムDB13にアクセスし、そのアイテムDB13から取得したアイテム情報を上記ブラウザを介してユーザに提示する機能部である。
また、受け付けたユーザIDを元に推薦アイテム提示部23にアクセスし、その推薦アイテム提示部23から取得した推薦アイテムを上記ブラウザを介してユーザに提示する機能や、閲覧や購買のように予め決められた形態でアイテムの利用があった場合に、ユーザIDとユーザが利用したアイテムのアイテムIDとをログ取得部14に渡す機能も備えている。
アイテムDB13は、アイテム情報を格納しておくデータベースである。アイテム情報の例を図2に示す。アイテムを識別するアイテムIDが格納され、各アイテムに関するメタデータや他のデータがある場合には、そのメタデータ等も併せて格納される。
なお、メタデータとは、アイテムについての情報を表す付加的なデータである。例えば、アイテムがアプリケーションプログラムの場合、そのプログラムの名称や説明文、その説明文から抽出したキーワード等である。また、アイテムが商品の固有名の場合には、チョコレートといったカテゴリー名等である。
ログ取得部14は、コンテンツ提供部12からユーザIDとアイテムIDの組み合わせ受け付けて、タイムスタンプ情報(利用時刻)と共にサービス利用ログDB15に格納する機能部である。
サービス利用ログDB15は、ユーザのアイテム利用履歴を記録するデータベースである。アイテム利用履歴の例を図3に示す。ログ取得部14で受け付けられたユーザIDとアイテムIDの組み合わせがタイムスタンプ情報に対応付けて記録される。
グラフ構築部16は、サービス利用ログDB15に格納されているユーザIDとアイテムIDのペアを元に、ユーザとアイテムをそれぞれノードとし、サービス利用ログ上でのノード間の関係をエッジとしたグラフ構造を構築し、第1のエッジ重み算出部19や第2のエッジ重み算出部20からの情報を元に特定した重みを各エッジに付与して、推薦対象特定部21に渡す機能部である。
なお、予め決められた設定により、アイテムDB13に格納されているアイテムのメタデータの要素もノードとして扱う。例えば、あるアイテムの分野を示すキーワードがメタデータで記述されている場合、そのキーワードもグラフ構造中のノードとして認識し、そのアイテムを示すノードとエッジで接続されている状態のグラフ構造を構築する。アイテムDB13のアイテム情報が図2の場合におけるグラフ構造の例を図4に示す。
出現パターン特定部17は、サービス利用ログDB15とアイテムDB13の情報を元に、利用履歴全体でのアイテムの出現パターンを特定し、更には、ユーザ毎のアイテムの出現パターンを特定して、それらの特定結果を出現パターンDB18に格納する機能部である。
特定する出現パターンの例としては、例えば、連続的には起こらないが特定時期に消費される特定時期型消費パターンや、消費のタイムスパンがある程度想定されるスパン一定型消費パターン等である。
前者は、バレンタインデー日前の2,3日内でのチョコレートの購入や子供の誕生日前の1週間内での玩具の購入等、ある特定時期にアイテムを利用するようなケースである。一方、後者は、6ヶ月毎の歯ブラシの購入や1年毎のソフトウェアライセンスの購入等、一定の期間間隔でアイテムを利用するようなケースである。
出現パターンの特定結果の例を図5に示す。例えば、サービス利用ログDB15にチョコレートのアイテムIDが含まれている場合、それに対応するタイムスタンプ情報を元に、そのサービス利用ログDB15内でチョコレートが出現するパターンが特定時期型であるかスパン一定型であるかを特定し、特定されたパターン種別とその出現パターンを格納する。
なお、パターン種別の特定については公知の技術で実現可能である。特定時期型消費パターンの分析については、対象となるアイテムの出現時期との相関を直接分析する方法や、周波数分析等を行い、周期性が認められるものについて時期との相関を分析する方法等を用いて実現可能である。また、スパン一定型消費パターンについては、ユーザ毎のアイテム消費間隔を周波数分析することや、購入間隔を直接分析する方法を用いて実現可能である。なお、周波数分析の具体的計算手法については、例えば、「M.Vlachos、外2名、“Identifying Similarities, Periodicities and Bursts for Online Search Queries”、Proc. SIGMOD ‘04」に記載されている。
第1のエッジ重み算出部19は、グラフ構築部16から取得したタイムスタンプ付き履歴情報を元に、履歴の新鮮さを考慮して各エッジに対する重みを算出し、その履歴情報に履歴の重みを付与した形でグラフ構築部16に返却する機能部である。
例えば、以下の式(1)を用いて、タイムスタンプ時刻からの経過時間に応じてエッジに対する重みが減衰するように、時刻tでのエッジの重みW(t)を計算する。
Figure 0005938009
なお、Tは重みの初期値であり、tは履歴の発生時刻(タイムスタンプ時刻)であり、t1/2は減衰の程度を表す設定値である。
第2のエッジ重み算出部20は、グラフ構築部16から履歴情報を取得すると共に、出現パターンDB18から出現パターンの特定結果情報を取得して、それら2つの情報を元に、履歴情報の各レコードに対して出現パターンを考慮した重み付けを行い、それを付与した形でグラフ構築部16に返却する機能部である。
具体的には、いずれかの出現パターンに該当するアイテムについては、そのアイテムに関連するエッジの重み(経過時間に応じて減衰した重み)をキャンセルし、新たな重みを付与する。
例えば、図2〜図5の各情報を前提とし、2014年2月10日に分析した場合、図5の1行目の条件「Item_keyword=チョコレート」と、図4のノード「Z001」のキーワードとが合致するので、そのようなノードに関連するエッジの重みを上げるように修正する。つまり、第1のエッジ重み算出部19で算出された重みW(t)を、それよりも大きい重みW(t)’に変更(修正)する。なお、修正後の重みW(t)’は、例えば、上記の式(1)を減衰部分が考慮されないように変形した式を用いて算出する。
推薦対象特定部21は、グラフ構築部16から取得したグラフ構造上において、アイテムの推薦を行う対象ユーザとアイテムとの関連性を重要度として評価し、対象ユーザ及びアイテムとその重要度との組み合わせを元に推薦アイテムを特定(例えば、重要度が上位3つを推薦アイテムと選定し特定)し、推薦アイテムDB22に格納する機能部である。
重要度の算出方法としては、対象ユーザと各アイテムとの重みやステップ数、グラフ上でのランダムウォーク等を考慮し、ノード間の重要性を評価する前述のRWRのアルゴリズムを用いて計算する。なお、そのアルゴリズムの具体的計算方法については、例えば、「M.Gori、外1名、“ItemRank: A Random-Walk Based Scoring Algorithm for Recommender Engines”、Proc. IJCAI ‘07、p.2766-2771」に記載されている。
推薦アイテムDB22は、推薦対象特定部21によって特定された推薦アイテムを、対象ユーザ及び優先度と共に格納するデータベースである。推薦アイテムの例を図6に示す。推薦アイテムのアイテムIDと優先度の組み合わせ情報がユーザIDと共に格納される。なお、優先度は、重要度に応じて決定される。
推薦アイテム提示部23は、コンテンツ提供部12からの問い合わせに応じて推薦アイテムDB22にアクセスし、その推薦アイテムDB23から対象ユーザに対する推薦アイテムを取得して、全ての推薦アイテム又は優先度に応じた一部の推薦アイテムをコンテンツ提供部12に提示する機能部である。
ブラウザ機能部11は、ユーザとのインタフェースを提供し、ユーザIDを受け付けて、コンテンツ提供部12により提示された情報を画面に表示し、コンテンツ利用リクエストの受け付け等を行う機能部である。
次に、情報推薦装置1の動作について説明する。この動作は、オンライン処理とオフライン処理に大別される。
オンライン処理では、コンテンツ提供部12が中心となり、ユーザのコンテンツ利用に応じて、その利用によるログデータをサービス利用ログDB15へ格納し、推薦アイテムDB22に格納された推薦アイテムをユーザへ提示する。
オフライン処理では、まず、サービス利用ログDB15とアイテムDB13に格納されたアイテム利用履歴やアイテム情報を用いて、出現パターンDB18を構築する。次に、その出現パターンDB18に格納された出現パターンの特定結果を更に用いて、推薦アイテムDB22を構築する。図7を参照しながら、この処理を詳述する。
まず、出現パターン特定部17が、サービス利用ログDB15に格納されているアイテム利用履歴と、アイテムDB13に格納されているメタデータを含むアイテム情報とを用いて、アイテム利用履歴全体でのアイテムの出現パターンを特定し、その特定結果を出現パターンDB18に格納する(ステップS1)。
次に、出現パターン特定部17は、上記アイテム利用履歴と上記アイテム情報を用いて、ユーザ毎のアイテムの出現パターンを特定し、その特定結果を出現パターンDB18に更に格納する(ステップS2)。
次に、グラフ構築部16が、上記アイテム利用履歴に格納されているユーザIDとアイテムIDのペアを元に、ユーザとアイテムをそれぞれノードとし、アイテム利用履歴上でのノード間をエッジで連結したグラフ構造を構築する(ステップS3)。
次に、グラフ構築部16は、第1のエッジ重み算出部19に対して、時間経過に伴う履歴の新鮮さを考慮した各エッジの重み情報を問い合わせ、取得した重みをグラフ構造上のエッジに付与する(ステップS4)。
次に、グラフ構築部16は、第2のエッジ重み算出部20に対して、アイテムの出現パターンを考慮したエッジの重み情報を問い合わせ、該当するアイテムに関連するエッジの重みを当該出現パターン考慮の重みに更新する(ステップS5)。
次に、推薦対象特定部21が、決められたユーザについて、ステップS3〜ステップS5で得られたグラフ構造を元に各アイテムの重要度を計算し、その重要度を用いて推薦アイテムを決定して、アイテムと優先度の組み合わせ情報をユーザIDと共に推薦アイテムDBに格納する(ステップS6)。
最後に、アイテム利用履歴内の全てのユーザについてステップS2〜ステップS6の処理を完了したかを判定し、完了していない場合にはステップS2に戻り、完了している場合には本フローを終了する(ステップS7)。
以上より、本実施の形態によれば、商品の購入時期を考慮した特定時期型消費パターンや、購入のインターバルを考慮したスパン一定型消費パターン等に合致するアイテムがある場合には、そのアイテムに関連するグラフ構造上のエッジの重みを修正するので、ユーザの都合に適したアイテムを推薦できる。すなわち、ユーザにとってより意味があり、アイテム消費の機会を逃さないアイテムの推薦を実現できる。
最後に、本実施の形態で説明した情報推薦装置1は、コンピュータにより実現可能である。また、この情報推薦装置1の構成要素の各動作をプログラムとして構築し、情報推薦装置1として利用されるコンピュータにインストールして実行させることや、通信ネットワークを介して流通させることが可能である。
1…情報推薦装置
11…ブラウザ機能部
12…コンテンツ提供部
13…アイテムDB
14…ログ取得部
15…サービス利用ログDB
16…グラフ構築部
17…出現パターン特定部
18…出現パターンDB
19…第1のエッジ重み算出部
20…第2のエッジ重み算出部
21…推薦対象特定部
22…推薦アイテムDB
23…推薦アイテム提示部
S1〜S7…ステップ

Claims (7)

  1. ユーザにより利用されたアイテムの識別情報とその利用時刻とを前記ユーザの識別情報に関連付けた利用履歴を記憶しておく記憶手段と、
    前記記憶手段から複数の利用履歴を取得し、各利用履歴に含まれる利用時刻を用いて、各アイテムが利用された時間的な利用パターンをアイテム毎又はユーザ毎に特定する特定手段と、
    関連付けられた前記アイテムの識別情報と前記ユーザの識別情報とをエッジでそれぞれ連結し、各利用時刻からの経過時間に応じた重みを各エッジに与え、所定の利用パターンに合致するアイテムがある場合には当該アイテムに係るエッジの重みを修正したグラフ構造を生成する生成手段と、
    前記グラフ構造内の各エッジに与えられた重みに基づき推薦アイテムを決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする情報推薦装置。
  2. 前記生成手段は、
    経過時間に応じて減衰する重みを各エッジに与え、前記合致するアイテムに係るエッジの重みについては減衰後の重みよりも大きい重みに修正することを特徴とする請求項1に記載の情報推薦装置。
  3. 前記決定手段は、
    前記アイテムに関するメタデータが更にエッジで連結されたグラフ構造を用いて前記推薦アイテムを決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報推薦装置。
  4. コンピュータにより、
    ユーザにより利用されたアイテムの識別情報とその利用時刻とを前記ユーザの識別情報に関連付けた利用履歴を記憶手段に記憶しておく記憶ステップと、
    前記記憶手段から複数の利用履歴を取得し、各利用履歴に含まれる利用時刻を用いて、各アイテムが利用された時間的な利用パターンをアイテム毎又はユーザ毎に特定する特定ステップと、
    関連付けられた前記アイテムの識別情報と前記ユーザの識別情報とをエッジでそれぞれ連結し、各利用時刻からの経過時間に応じた重みを各エッジに与え、所定の利用パターンに合致するアイテムがある場合には当該アイテムに係るエッジの重みを修正したグラフ構造を生成する生成ステップと、
    前記グラフ構造内の各エッジに与えられた重みに基づき推薦アイテムを決定する決定ステップと、
    を有することを特徴とする情報推薦方法。
  5. 前記生成ステップは、
    経過時間に応じて減衰する重みを各エッジに与え、前記合致するアイテムに係るエッジの重みについては減衰後の重みよりも大きい重みに修正することを特徴とする請求項4に記載の情報推薦方法。
  6. 前記決定ステップは、
    前記アイテムに関するメタデータが更にエッジで連結されたグラフ構造を用いて前記推薦アイテムを決定することを特徴とする請求項4又は5に記載の情報推薦方法。
  7. 請求項4乃至6のいずれかに記載の情報推薦方法をコンピュータに実行させることを特徴とする情報推薦プログラム。
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