JP5938005B2 - アオコ除去装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アオコ除去装置に関し、特に、エアレーションを用いて水面付近の増殖期のアオコを効果的に所定深さ以下の水中に移動除去するアオコ除去装置に関する。
従来、アオコの除去方法として、集積除去、加圧破壊、粉末担持沈降など、様々な技術が提案されている。
しかしながら、従来の技術では以下の問題点があった。まず、装置が大がかりであるという問題点があった。従って、広範囲な湖沼については設置費用がかさみ、費用対効果の観点から必ずしも現実的な選択肢とならない場合があるという問題点があった。また、消費電力の大きなポンプ等を必要とし、上記と同様の問題の他、岸から離れて設置する場合、送電手段も確保しづらいという問題点もあった。
特許第4266735号公報 特許第4228264号公報 特許第4101603号公報
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、簡便かつ安価な構成で、消費電力も少なくアオコを除去する装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載のアオコ除去装置は、外筒体の中に中筒体が、中筒体の中に内筒体が、それぞれ挿入された三管構造を有するアオコ除去装置であって、三管を鉛直な姿勢にて、外筒体上面を略水面位置に保持する保持手段と、中筒体内側と内筒体外側との間に下部から空気を送出する送気手段と、を具備し、外筒体上面と内筒体上面は略同一位置とし、中筒体上面は外筒体上面より高い位置とし、外筒体は、中筒体下面より下に位置し内筒体外周に接合する底面を有し、内筒体下面は外筒体の底面より下に位置させ、送気手段に基づく気泡の上昇流に伴い外筒体内側の水が中筒体下面から引き込まれる結果、水面付近のアオコを含んだ水を外筒体上面から流入させ、中筒体を経て内筒体下面から開放することを特徴とする。
すなわち、請求項1に係る発明は、気泡の上昇流によって中筒内側の水面が押し上がることにより、外筒内側の水が中筒下面から引き込まれる結果、水面付近のアオコを含んだ水が外筒上面から外筒内側へ流入してくる。これと同時に、中筒内側上部で押し上がったアオコを含んだ水は内筒上面から流入し、所定水深の内筒下面から開放される。これによって、大電力を要しないエアレーションのみで水流を作り、アオコを水面付近から除去することができる。なお、アオコが腐敗する前に水中に拡散できるので、水中酸素欠損や遮光による悪循環を発生させない、または、断ち切ることができ、湖沼自身または魚介類の有する浄化能力によってアオコが分解消費等され、水質改善が実現される。
なお、保持手段は特に限定されず、上から吊す態様であっても、錘と浮きを用いたものであってもよい。仕様の態様により古沼底面から三管を保持ないし支持するようにしてもよい。三管の材質、径、長さ、送気手段の時間当たりの送気量も、適宜設置場所に応じて設計することができる。また、三管は円筒が好ましいが角筒であっても良い。
請求項2に記載のアオコ除去装置は、請求項1に記載のアオコ除去装置において、外筒体上面を、波形状、櫛形状、または、山切状に形成したことを特徴とする。
すなわち、請求項2に係る発明は、水を引き込む場所を作り、安定的かつ効率的に表層の流れを作出し、アオコを取り込むことができる。
請求項3に記載のアオコ除去装置は、請求項1または2に記載のアオコ除去装置において、内筒体の水面下の長さを20m以上としたことを特徴とする。
すなわち請求項3に係る発明は水圧によりアオコを破壊ないし活動阻害する程度に潰し、増殖を抑制することができる。アオコは、2.0〜2.5kg/cm程度(水深25m)でガス胞が破壊され、不活性化するので、下方への水流も考慮して内筒の長さを20mとしている。
請求項4に記載のアオコ除去装置は、請求項1,2または3に記載のアオコ除去装置において、送気手段が、太陽電池パネルを用いて駆動するものであることを特徴とする。
すなわち、請求項4に係る発明は、自立自給側の装置を構築でき、沖合設置も容易なアオコ除去装置を提供することができる。
なお、太陽電池パネルおよび送気ポンプは適宜フロート等で三管に隣接させるようにすることができる。保持手段表面が太陽電池で被覆されるようにしてもよい。
本発明によれば、簡便かつ安価な構成で、消費電力も少なくアオコを除去する装置を提供することができる。
本発明のアオコ除去装置の一例を示した断面概要図である。 本発明のアオコ除去装置の平面図である。なお、図2では、外筒上端縁の山切形状の谷部分に表層水が移動していく様子を一部描画している。 本発明のアオコ除去装置の外筒近傍における表層水の流れの様子を示した部分斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明のアオコ除去装置の一例を示した断面概要図である。図2は、本発明のアオコ除去装置の平面図である。図3は、本発明のアオコ除去装置の外筒近傍における表層水の流れの様子を示した部分斜視図である。なお、図では説明の便宜上縮尺等は適宜異ならせて描画している。
アオコ除去装置1は、外筒100、中筒200および内筒300、並びに、保持体400を主要な構成として備える。以降では、外筒100、中筒200および内筒300の組を三管体Aと適宜称することとする。本実施の形態では、各筒は、厚み10mmの塩ビチューブとしており、外筒100は外径50cmφ×長さ1m、中筒200は外径40cmφ×長さ1mm、内筒300は外径25cmφ×長さ3mのものを用いている。
三管体Aは、外筒100の中に中筒200が、中筒200の中に内筒300が挿入された配置となっており、外筒100上面より中筒200上面は10cm高く、外筒100上面より内筒300は1cm低く配置している。また、三管体Aは軸中心を共通とし、内部に複数箇所、棒状の補強体201によって筒を相互に補強している。
なお、外筒100には内筒300の外周に接合する底面101が設けられており、後述するように水は外筒100の上面の縁102のみから流入する構成となっている。また、縁102は、山切状に形成され、これにより、谷部分から水が流入し、表面水流が効率的に形成されるようにしている。
保持体400は、4つのフロート401が支持棒402によって外筒100の外周に取り付けられ、外筒100の縁102がちょうど水面に位置するようにしつつ三管体Aの姿勢を鉛直に保つようにしている。換言すれば、縁102が水面に位置するように浮力設計されたフロート401としている。フロート401が4つに分断されているので、例えば浮き輪状であればアオコが浮き輪の外側に停留しやすいところ、円滑に外筒100に到達する。
また、フロート401の内部にはエアポンプ411が、上面には太陽電池パネル412が設置されている。太陽電池パネル412により生成された電力によりエアポンプ411が駆動され空気を三管体Aに送出する。
この空気は、チューブ413を経由して、中筒200と内筒300との間の下部から排出され、泡となって上昇する。なお、エアポンプ411の能力は毎分30リットルのものを用いている。
アオコ除去装置1は以上の構成であるので、中筒200内側の泡が上昇する勢いで緩やかな上昇水流が形成され、アオコを含んだ水が縁102から引き込まれる。同時に、アオコを含んだ水は内筒300の上面から内側に落ち込み、緩やかな下降水流となって内筒300の下面から解放される。
従って、アオコが繁茂する環境にあっても、水面が被膜される前に水深の深いところにアオコが移送される結果、水環境(遮光、貧酸素)の悪化が予防される。また、被膜が形成された場合であっても、中筒200の内側で上昇する間にある程度泡等により破砕され、魚やプランクトン等の餌になり、この点からも水環境の改善が実現する。
加えて、表層の酸素濃度の高い水(および内筒内の泡によって酸素が溶解した水)が水深の深いところに供給されることとなるため、これによっても水環境が改善される。
また、太陽電池でエアポンプを駆動するので別途電源を確保する必要がなく、設置自由度の高いアオコ除去装置として提供することができる。特に、従来では、ポンプを直接的な水流発生に用いていており、必然的に高出力(高消費電力)とならざるを得なかったところ、本発明では、低消費電力で済むエアポンプによるエア供給および筒を用いた整流により効率的な水流発生を実現しており、太陽電池の利用が可能となっている。
なお、アオコ除去装置1は上記の態様に限定されない。例えば、内筒の下部に蛇腹を接続し、より深いところ、または所望の場所でアオコを含んだ水を開放することもできる。三管体Aの大きさ、エアポンプの能力等は適宜設計できることはいうまでもない。
縁102の形状は波状や櫛状としてもよい。チューブ413の先端にスポンジフィルタを取付け、泡の大きさを調整するようにしてもよい。
また、保持体400は必ずしもフロート様にする必要はなく、三管体Aを、縁102を水面高さとして鉛直に起立させる構成であればよく、送気手段やその電源も別途確保するようにしてもよい。
また、三管体A等の表面には光触媒塗料を塗布し、アオコその他の藻類、微生物等の付着を抑制するようにしてもよい。
本装置は、淡水湖、汽水湖、ダムなどに設置できるが、これに限定されず、内湾など赤潮発生域に応用することもできる。
1 アオコ除去装置
100 外筒
101 底面
102 縁
200 中筒
201 補強体
300 内筒
400 保持体
401 フロート
402 支持棒
411 エアポンプ
412 太陽電池パネル
413 チューブ
A 三管体

Claims (4)

  1. 外筒体の中に中筒体が、中筒体の中に内筒体が、それぞれ挿入された三管構造を有するアオコ除去装置であって、
    三管を鉛直な姿勢にて、外筒体上面を略水面位置に保持する保持手段と、
    中筒体内側と内筒体外側との間に下部から空気を送出する送気手段と、
    を具備し、
    外筒体上面と内筒体上面は略同一位置とし、中筒体上面は外筒体上面より高い位置とし、
    外筒体は、中筒体下面より下に位置し内筒体外周に接合する底面を有し、内筒体下面は外筒体の底面より下に位置させ
    送気手段に基づく気泡の上昇流に伴い外筒体内側の水が中筒体下面から引き込まれる結果、水面付近のアオコを含んだ水を外筒体上面から流入させ、中筒体を経て内筒体下面から開放することを特徴とするアオコ除去装置。
  2. 外筒体上面を、波形状、櫛形状、または、山切状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のアオコ除去装置。
  3. 内筒体の水面下の長さを20m以上としたことを特徴とする請求項1または2に記載のアオコ除去装置。
  4. 送気手段は、太陽電池パネルを用いて駆動するものであることを特徴とする請求項1,2または3に記載のアオコ除去装置。
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