JP5935470B2 - 光信号多重分配装置及び光通信システム及び光信号多重分配方法 - Google Patents

光信号多重分配装置及び光通信システム及び光信号多重分配方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ネットワークの光信号多重分配装置及び光通信システム及び光信号多重分配方法に関する。
将来の光ネットワークにおいては、従来の光ファイバ通信システムを用いた大容量の情報が流れると共に、端局装置から離れた地点に置かれた中継光ノード等の装置において信号光の多重と分離、信号光の分岐と挿入、波長変換、スィッチング等の処理が必要である。その際に、できるだけ光信号と電気信号との間の変換なしに、情報を多重、分離、及び伝搬して行くことが、最もエネルギー効率の高い光ネットワークの実現に有効である。
しかしながら、現状では、光ネットワークにおける中継光ノード等において、端局装置のように光信号と電気信号との間の変換処理が行われており、その場合、伝送されてきた光信号を一旦電気信号に変換し、これを電気的に処理した後、再び光信号に変換する必要がある。この場合、回路構成が複雑になると共に、光・電気変換の際に発生する損失を補償するために、大きな電力が必要である。
一方、光ネットワークの制御には、各所においてリアルタイムに各種の情報をモニタし、そのモニタ信号を基に有効なネットワーク制御を行う必要がある。また、将来の情報ネットワークにおいては、様々なモニタ信号の情報量自体が大きくなると考えられる。光・電気変換を伴わない光処理は、電気信号に較べて十分に広い帯域を有し、情報量に関係しない動作が可能であり有効である。更に、各地点に存在する情報を効率的に多重・伝搬可能な技術が、省電力でフレキシブルな光ネットワークを実現する上で極めて重要である。
現状、例えばモニタ情報の伝送には、電気信号として光信号とは別に伝搬されるか、あるいは、光情報として伝搬する場合であっても、電気的情報を光情報に変換した後、信号のヘッダ部分等に書き込む方法や専用の光波を用いる方法等を用いている。
ところで、送信局と、受信局との間に、光伝送路を介して敷設される中継局に、送信局からの入力信号光及び励起光を非線形光学媒質に供給する信号光/励起光供給手段と、非線形光学媒質に供給された入力信号光及び励起光により発生した出力信号光及び位相共役光を抽出する信号光/位相共役光抽出手段とを有する位相共役光発生装置と、励起光を中継局固有の監視データにより変調する変調手段を備え、変調された監視データを含む位相共役光を受信局へ送信する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
国際公開WO94/009403号パンフレット
従来技術においては、大容量の光信号の流れをそのままにした状態ではなく、光信号のヘッダ部分に信号を載せた伝送、あるいは多重信号用に独立した伝搬用光キャリアを用いる技術等が必要となり、光信号多重の構成が複雑であり、電力効率が十分でなかった。特に、光・電気変換なしに、光ファイバを伝搬する光に任意の地点から信号情報を直接多重する技術はなかった。
開示の光信号多重分配装置は、設置点における情報を搬送光に多重して伝搬し、伝搬された情報を設置点で受信することを目的とする。
開示の一実施形態による光信号多重分配装置は、光ネットワークから第1の入出力点に第1の搬送光及び第1のモニタ光が波長多重された波長多重光を供給され、前記第1の搬送光と前記第1のモニタ光を分波する第1の光カプラと、
前記第1の光カプラで分波した第1の搬送光を、第1のデータ信号を含む信号で光変調して前記第1の搬送光に前記第1のデータ信号を多重する光変調器と、
前記第1の光カプラで分波した第1のモニタ光の一部分岐を受信して前記第1のモニタ光から第2のデータ信号を復調する受信機と、
前記分波した第1のモニタ光の一部分岐の残りと前記第1のデータ信号を多重した第1の搬送光とを合波して第2の入出力点から光ネットワークに送出する第2の光カプラと、を有する。
本実施形態によれば、設置点における情報を搬送光に多重して伝搬し、伝搬された情報を設置点で受信することができる。
光信号多重分配装置の第1実施形態の構成図である。 WDMカプラの遮断波長特性を示す図である。 光信号多重分配装置の第2実施形態の構成図である。 光信号多重分配装置の第3実施形態の構成図である。 WDMカプラの遮断波長特性を示す図である。 光信号多重分配装置の第4実施形態の構成図である。 光信号多重分配装置の第5実施形態の構成図である。 WDMカプラの遮断波長特性を示す図である。 光通信システムの第1実施形態の構成図である。 光通信システムの第2実施形態の構成図である。 光通信システムの第3実施形態の構成図である。 光通信システムの第4実施形態の構成図である。 光変調器の第1実施形態の構成図である。 光変調器の第2実施形態の構成図である。 光変調器の第3実施形態の構成図である。 受信機の第1実施形態の構成図である。 受信機の第1実施形態の変形例の構成図である。 搬送光の光変調制御系の一実施形態の構成図である。 サブキャリア変調信号生成の変形例を示す構成図である。
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。
<光信号多重分配装置の第1実施形態>
図1に光信号多重分配装置の第1実施形態の構成図を示す。図1において、第1、第2の入出力点である点Aと点Bは光ファイバによって光ネットワークに繋がれており、点Aから点Bに向かって波長λ01の搬送光E01及び波長λ02のモニタ光E02が伝搬される。ここで、搬送光E01は点Aと点Bの間の途中地点から情報つまりデータ信号を載せるためのものである。一方、モニタ光E02には、予め情報つまりデータ信号が載せられており、点Aと点Bの間の途中地点で当該情報を抽出して読み出すためのものである。
光信号多重分配装置10Aにおいては、搬送光E01及びモニタ光E02は波長λ01と波長λ02を分離可能な分波器としての光カプラ11に供給され、光カプラ11で分波された波長λ01の搬送光E01は光変調器12に供給される。光変調器12は搬送光E01にデータ信号Bを含む信号による光変調をかけ、搬送光E01にデータ信号Bを光周波数分割多重して光カプラ13に供給する。ここで、データ信号Bを含む信号としては変調器15において周波数fのキャリアをデータ信号Bで変調したサブキャリア変調信号Bを用いる。このサブキャリア変調信号は電気信号である。光変調器12としては、強度変調器、光位相変調器、光周波数変調器などを用いる。
一方、光カプラ11で搬送光E01から分波されたモニタ光E02は光パワーカプラ14に供給される。光パワーカプラ14はモニタ光E02を1/Nだけパワー分岐し、このパワー分岐した成分を受信機16で受信してデータ信号を読み取る。モニタ光E02の残り成分[1−(1/N)]は、合波器としての光カプラ13で搬送光E01と合波された後、点Bの方向に更に伝搬する。
<WDMカプラの遮断波長特性>
ところで、光カプラ11及び光カプラ13としては例えばWDMカプラを用いる。図2に示すように、搬送光E01とモニタ光E02の波長は、WDMカプラの別々の透過帯域に設定する。すなわち、モニタ光E02の信号光ES1の波長は、搬送光E01の透過帯域の外側に配置されるように設定する。このとき、各WDMカプラの遮断波長は波長λ01と波長λ02の中間に位置するように設定する。これにより、搬送光E01のみに信号による光位相変調を与えることがでる。また、モニタ光E02は、搬送光E01の光変調にほとんど影響を与えることなしにWDMカプラである光カプラ11及び光カプラ13により搬送光E01と分波及び合波され、モニタ光E02のパワーの一部をタップつまり分岐して、有効にデータ信号を読み取ることが可能である。なお、光位相変調器12によるパワー損失は、光アンプ等を用いて適宜補償しても良い。
なお、図1では変調器15において周波数fのキャリアをデータ信号Bで変調したサブキャリア変調信号Bを生成して光変調器12に供給しているが、図19に示すように、変調器15〜15において周波数f〜fのキャリアをデータ信号B〜Bで変調したサブキャリア変調信号B〜Bを周波数多重し、この周波数多重信号を光変調器12に供給する構成としても良い。
<光信号多重分配装置の第2実施形態>
図3に光信号多重分配装置の第2実施形態の構成図を示す。図3において、点Aと点Bは光ファイバによって繋がれており、点Aから点Bに向かって波長λ01の搬送光E01が伝搬され、点Bから点Aに向かって波長λ02のモニタ光E02が伝搬される。ここで、搬送光E01は、点Aと点Bの間の途中地点から、データ信号を載せるためのものである。一方、モニタ光E02には、予め情報(データ信号)が載せられており、点Aと点Bの間の途中地点で当該情報を抽出して読み出すためのものである。
光信号多重分配装置10Bにおいては、波長λ01の搬送光E01は光カプラ17を通して光変調器12に供給される。光変調器12は搬送光E01にデータ信号Bを含む信号による光変調をかけ、搬送光E01にデータ信号Bを光周波数分割多重して光カプラ18に供給する。その際、データ信号Bを含む信号としては、変調器15において周波数fのキャリアをデータ信号Bで変調したサブキャリア変調信号を用いる。このサブキャリア変調信号は電気信号である。
一方、波長λ01と波長λ02を分離可能な分波器としての光カプラ18で搬送光E01から分波されたモニタ光E02は光パワーカプラ14に供給される。光パワーカプラ14はモニタ光E02を1/Nだけパワー分岐し、このパワー分岐した成分を受信機16で受信してデータ信号を読み取る。モニタ光E02の残り成分[1−(1/N)]は、合波器としての光カプラ17で搬送光E01と合波した後、点Aの方向に更に伝搬する。光カプラ18及び光カプラ17としては、例えば図2に示す遮断波長特性のWDMカプラを用いる。
<光信号多重分配装置の第3実施形態>
図4に光信号多重分配装置の第3実施形態の構成図を示す。図4において、点Aと点Bは光ファイバによって光ネットワークに繋がれており、点Aから点Bに向かって波長λ01の搬送光E01及び波長λ02のモニタ光E02が伝搬される。ここで、搬送光E01は点Aと点Bの間の途中地点からデータ信号を載せるためのものである。一方、モニタ光E02には、予め情報(データ信号)が載せられており、点Aと点Bの間の途中地点で当該情報を抽出して読み出すためのものである。
光信号多重分配装置20Aにおいて、搬送光E01及びモニタ光E02は波長λ01と波長λ02を分離可能なWDMカプラ21に供給され、WDMカプラ21で分波された波長λ01の搬送光E01はWDMカプラ22に供給される。WDMカプラ22では搬送光E01に波長λ01とは異なる波長λS1の信号光ES1が合波される。信号光ES1は例えばデータ信号Bで周波数fのキャリアを変調したサブキャリア変調信号により変調された信号光である。WDMカプラ22の出力光は位相変調器としての非線形ファイバ23に供給され、この非線形ファイバ23内で信号光ES1により、搬送光E01に相互位相変調(XPM:Cross Phase Modulation)をかけ、搬送光E01にデータ信号Bを光周波数分割多重する。非線形ファイバ23を通した光信号はWDMカプラ24にて信号光ES1を分岐されたのち、WDMカプラ25に供給される。
一方、WDMカプラ21で搬送光E01から分波されたモニタ光E02は光パワーカプラ26に供給される。光パワーカプラ26はモニタ光E02を1/Nだけパワー分岐し、このパワー分岐した成分を受信機27で受信してデータ信号を読み取る。モニタ光E02の残り成分[1−(1/N)]はWDMカプラ25で搬送光E01と合波した後、点Bの方向に更に伝搬する。
この実施形態では搬送光E01及びモニタ光E02の合波及び分波にWDMカプラ21,22,24,25を用いている。図5に示すように、搬送光E01の波長と、モニタ光E02及び信号光ES1の波長は、WDMカプラの別々の透過帯域に設定する。すなわち、モニタ光E02及び信号光ES1の波長は、上記搬送光E01の透過帯域の外側に配置されるように設定する。このとき、各WDMカプラの遮断波長を波長λ01と波長λ02の間に位置するように設定する。これにより、搬送光E01はほとんど損失なしに、信号光による光変調を受けることができ、その後、信号光ES1は、WDMカプラ24により搬送光から分波される。
また、モニタ光E02は搬送光E01の光変調にほとんど影響を与えることなしにWDMカプラ21,25で搬送光E01と分波/合波され、モニタ光E02のパワーの一部をタップつまり分岐して、有効にデータ信号を読み取ることが可能である。なお、光多重されたデータ信号は帯域光フィルタや光・電気変換後の電気フィルタ等において抽出したのち検波する。
<光信号多重分配装置の第4実施形態>
図6に光信号多重分配装置の第4実施形態の構成図を示す。図6において、点Aと点Bは光ファイバによって繋がれており、点Aから点Bに向かって波長λ01の搬送光E01が伝搬され、点Bから点Aに向かって波長λ02のモニタ光E02が伝搬される。ここで、搬送光E01は、点Aと点Bの間の途中地点から、データ信号を載せるためのものである。一方、モニタ光E02には、予め情報(データ信号)が載せられており、点Aと点Bの間の途中地点で当該情報を抽出して読み出すためのものである。
光信号多重分配装置20Bにおいて、搬送光E01及びモニタ光E02は波長λ01と波長λ02を分離可能なWDMカプラ21に供給され、WDMカプラ21で分波された波長λ01の搬送光E01はWDMカプラ22に供給される。WDMカプラ22では搬送光E01に波長λ01とは異なる波長λS1の信号光ES1が合波される。信号光ES1は例えばデータ信号Bで周波数fのキャリアを変調したサブキャリア変調信号により変調された信号光である。WDMカプラ22の出力光は位相変調器としての非線形ファイバ23に供給され、この非線形ファイバ23内で信号光ES1により、搬送光E01に相互位相変調をかけ、搬送光E01にデータ信号Bを光周波数分割多重する。非線形ファイバ23を通した光信号はWDMカプラ24にて信号光ES1を分岐されたのち、WDMカプラ25に供給される。
一方、WDMカプラ25で搬送光E01から分波されたモニタ光E02は光パワーカプラ26に供給される。光パワーカプラ26はモニタ光E02を1/Nだけパワー分岐し、このパワー分岐した成分を受信機27で受信してデータ信号を読み取る。モニタ光E02の残り成分[1−(1/N)]はWDMカプラ21で搬送光E01と合波した後、点Aの方向に更に伝搬する。
<光信号多重分配装置の第5実施形態>
図7に光信号多重分配装置の第5実施形態の構成図を示す。図7において、点Aと点Bは光ファイバによって光ネットワークに繋がれており、点Aから点Bに向かって波長λ011の搬送光E011及び波長λ012のモニタ光E012が伝搬される。また、点Bから点Aに向かって波長λ021の搬送光E021及び波長λ022のモニタ光E022が伝搬される。ここで、搬送光E011とE021は点Aと点Bの間の途中地点からデータ信号を載せるためのものである。一方、モニタ光E012とE022には、予め情報(データ信号)が載せられており、点Aと点Bの間の途中地点で当該情報を抽出して読み出すためのものである。
光信号多重分配装置20Cにおいて、搬送光E011及びモニタ光E012は波長λ011と波長λ012を分離可能なWDMカプラ21に供給され、WDMカプラ21で分波された波長λ011の搬送光E011はWDMカプラ22に供給される。WDMカプラ22では搬送光E011にサーキュレータ28よりの波長λ011とは異なる波長λS1の信号光ES1が合波される。信号光ES1は例えばデータ信号Bで周波数f11のキャリアを変調したサブキャリア変調信号により変調された信号光である。WDMカプラ22の出力光は位相変調器としての非線形ファイバ23に供給され、この非線形ファイバ23内で信号光ES1により、搬送光E011に相互位相変調をかけ、搬送光E011にデータ信号Bを光周波数分割多重する。非線形ファイバ23を通した光信号はWDMカプラ24にて信号光ES1を分岐されたのち、WDMカプラ25に供給される。
一方、WDMカプラ21で搬送光E011から分波されたモニタ光E012は光パワーカプラ26に供給される。光パワーカプラ26はモニタ光E012を1/Nだけパワー分岐し、このパワー分岐した成分を受信機27で受信してデータ信号を読み取る。モニタ光E012の残り成分[1−(1/N)]はWDMカプラ25で搬送光E011等と合波した後、点Bの方向に更に伝搬する。
また、搬送光E021及びモニタ光E022は波長λ021と波長λ022を分離可能なWDMカプラ25に供給され、WDMカプラ25で分波された波長λ021の搬送光E021はWDMカプラ24に供給される。WDMカプラ24では搬送光E021にサーキュレータ29よりの波長λ021とは異なる波長λS2の信号光ES2が合波される。信号光ES2は例えばデータ信号Bで周波数f21のキャリアを変調したサブキャリア変調信号により変調された信号光である。WDMカプラ24の出力光は位相変調器としての非線形ファイバ23に供給され、この非線形ファイバ23内で信号光ES2により、搬送光E021に相互位相変調をかけ、搬送光E021にデータ信号Bを光周波数分割多重する。非線形ファイバ23を通した光信号はWDMカプラ22にて信号光ES2を分岐されたのち、WDMカプラ21に供給される。
一方、WDMカプラ21で搬送光E021から分波されたモニタ光E022は光パワーカプラ26に供給される。光パワーカプラ26はモニタ光E022を1/Nだけパワー分岐し、このパワー分岐した成分を受信機27で受信してデータ信号を読み取る。モニタ光E022の残り成分[1−(1/N)]はWDMカプラ21で搬送光E021等と合波した後、点Bの方向に更に伝搬する。
<WDMカプラの遮断波長特性>
非線形ファイバ23の入出力端に合波及び分波用のWDMカプラ21,22,24,25を設け、搬送光E011の波長λ011と搬送光E021の波長λ021をWDMカプラの同じ透過帯域に配置し、信号光ES1の波長λS1と信号光ES2の波長λS2及びモニタ光E012の波長λ012とモニタ光E022の波長λ022はWDMカプラの別の透過帯域に設定する。すなわち、信号光とモニタ光の波長は、搬送光の透過帯域の外側に配置されるように設定する。
図8(A)は、WDMカプラ21,22,24,25それぞれの遮断波長をほぼ共通にし、搬送光E011,E021の波長と、信号光ES1,ES2及びモニタ光E012,E022の波長を分離した場合の例である。図8(B)は、WDMカプラ21,25の遮断波長と、WDMカプラ22,24の遮断波長を離調し、搬送光E011,E021とモニタ光E012,E022をWDMカプラ21,25により分離し、搬送光E011,E021と信号光ES1,ES2をWDMカプラ22,24により分離した場合の例である。このとき、搬送光E011,E021はほとんど損失なしに信号光による光位相変調を受けることができ、信号を搬送光に光多重した後は、信号光及び出力制御光は搬送光から分波される。
<光通信システムの第1実施形態>
図9に光通信システムの第1実施形態の構成図を示す。図9においては、図4の光信号多重分配装置20Aを別々の地点に配置することにより、当該地点の情報を搬送光に光周波数分割多重する。その際、各地点の情報には、各々固有の周波数を割り当てる。
図9において、ターミナル30Aとターミナル30Bを光ファイバで繋ぎ、ターミナル30Aからターミナル30Bの方向には波長λ01の搬送光E01と波長λ02のモニタ光E02を伝搬する。ターミナル30Aとターミナル30Bの間に、図4に示す光信号多重分配装置20Aと同一構成のN個の光信号多重分配装置31−1〜31−Nを配置して光ネットワークを構成する。ターミナル30Aからターミナル30Bの方向に伝搬する搬送光E01は波長λS1j(jは1からNまでの整数)を有する信号光ES1jを用いて相互位相変調で光変調する。信号光ES1jは例えばデータ信号B1jで周波数f1jのキャリアを変調したサブキャリア変調信号により変調された信号光である。
また、モニタ光E02は、光信号多重分配装置31−1〜31−Nそれぞれにおいて、1/Nのパワー分を分離してモニタ信号つまりデータ信号を検出する。また、伝播された搬送光E01及びモニタ光E02はターミナル30Bにおいて信号検波される。
<光通信システムの第2実施形態>
図10に光通信システムの第2実施形態の構成図を示す。図10においては、図6の光信号多重分配装置20Bを別々の地点に配置することにより、当該地点の情報を搬送光に光周波数分割多重する。その際、各地点の情報には、各々固有の周波数を割り当てる。
図10においては、ターミナル30Aとターミナル30Bを光ファイバで繋ぎ、ターミナル30Aからターミナル30Bの方向には波長λ01の搬送光E01を伝搬し、ターミナル30Bからターミナル30Aの方向に波長λ02のモニタ光E02を伝搬する。ターミナル30Aとターミナル30Bの間に、図6に示す光信号多重分配装置20Bと同一構成の構成のN個の光信号多重分配装置32−1〜32−Nを配置する。ターミナル30Aからターミナル30Bの方向に伝搬する搬送光E01は波長λS1j(jは1からNまでの整数)を有する信号光ES1jを用いて相互位相変調で光変調する。信号光ES1jは例えばデータ信号B1jで周波数f1jのキャリアを変調したサブキャリア変調信号により変調された信号光である。
また、モニタ光E02は、光信号多重分配装置31−N〜31−1それぞれにおいて、1/Nのパワー分を分離してモニタ信号つまりデータ信号を検出する。また、伝播された搬送光E01はターミナル30Bにおいて信号検波され、伝播されたモニタ光E02はターミナル30Aにおいて信号検波される。
<光通信システムの第3実施形態>
図11に光通信システムの第3実施形態の構成図を示す。図11においては、図7の光信号多重分配装置20Cを別々の地点に配置することにより、当該地点の情報を搬送光に光周波数分割多重する。その際、各地点の情報には、各々固有の周波数を割り当てる。
図11においては、ターミナル30Aとターミナル30Bを光ファイバで繋ぎ、ターミナル30Aからターミナル30Bの方向には波長λ011の搬送光E011と波長λ012のモニタ光E012を伝搬する。また、ターミナル30Bからターミナル30Aの方向には波長λ021の搬送光E021と波長λ022のモニタ光E022を伝搬する。
ターミナル30Aとターミナル30Bの間に、図7に示す光信号多重分配装置20Cと同一構成のN個の光信号多重分配装置33−1〜33−Nを配置する。ターミナル30Aからターミナル30Bの方向に伝搬する搬送光E011は波長λS1j(jは1からNまでの整数)を有する信号光ES1jを用いて相互位相変調で光変調する。信号光ES1jは例えばデータ信号B1jで周波数f1jのキャリアを変調したサブキャリア変調信号により変調された信号光である。同様に、ターミナル30Bからターミナル30Aの方向に伝搬する搬送光E021は波長λS2j(jは1からNまでの整数)を有する信号光ES2jを用いて相互位相変調で光変調する。信号光ES2jは例えばデータ信号B2jで周波数f2jのキャリアを変調したサブキャリア変調信号により変調された信号光である。
また、モニタ光E012は、光信号多重分配装置31−1〜31−Nそれぞれにおいて、1/Nのパワー分を分離してモニタ信号つまりデータ信号を検出する。また、伝播された搬送光E011及びモニタ光E012はターミナル30Bにおいて信号検波される。同様に、モニタ光E022は、光信号多重分配装置31−N〜31−1それぞれにおいて、1/Nのパワー分を分離してモニタ信号つまりデータ信号を検出する。また、伝播された搬送光E021及びモニタ光E022はターミナル30Aにおいて信号検波される。
<光通信システムの第4実施形態>
なお、第1乃至第3実施形態では1本の光ファイバを使ってターミナル30A,30B間で光信号を伝搬する構成について示してきたが、これらの実施形態で複数の光ファイバを用いて伝搬する構成についても適用可能である。
図12に示す光通信システムの第4実施形態は、図10に示す実施形態の動作を2本の光ファイバを用いて実現する実施形態の構成を示したものである。この場合、ターミナル30Aからターミナル30Bの方向には光ファイバ41で波長λ01の搬送光E01を伝搬し、途中の光信号多重分配装置20Bと同一構成のN個の光信号多重分配装置42−1〜42−Nにおいて、データ信号B1jを光周波数分割多重する。
一方、ターミナル30Bからターミナル30Aの方向には光ファイバ43で波長λ02のモニタ光E01を伝搬し、途中の光信号多重分配装置20Bと同一構成の構成のN個の光信号多重分配装置44−N〜44−1において1/N分岐し、モニタ光を検出する。
ここで、光信号多重分配装置42−1〜42−Nは光信号多重機能だけを有していれば良く、光信号多重分配装置44−N〜44−1は光信号分配機能だけを有していれば良い。また、光信号多重分配装置42−1〜42−Nの配置位置と光信号多重分配装置44−1〜44−Nの配置位置は同一地点であっても良く、また、異なる地点であっても良い。
<光変調器の実施形態>
上記の各実施形態において、データ信号Bの変調方式としては、振幅変調、位相変調、周波数変調、及びこれらの多値変調、あるいは直交周波数多重(OFDM)、QAMなど各種の方式を適用可能である。
図13に光変調器の第1実施形態の構成図を示す。図13においては、搬送光E01についてのj番目の光変調器の構成を示す。搬送光E01と信号光ES1jを合波器51で合波して光変調器52に入力し、搬送光E01に信号光ES1jによる光変調をかけ、搬送光E01に信号光ES1jの有するデータ信号B1jを光周波数分割多重して出力する。搬送光E01は光変調器52において、ES1jによる相互位相変調(XPM)を受けて光位相変調される。ここで、信号光ES1jは、乗算器54でRF周波数f1jにデータB1jを乗算して得られたサブキャリア変調信号B1j(f1j)、言い換えると、周波数f1jの高周波キャリアがデータB1jにより変調されたサブキャリア変調信号B1j(f1j)を用いて、光変調器53にて変調された光である。
図14に光変調器の第2実施形態の構成図を示す。この実施形態は図13において、光変調器52として光ファイバ55を用い、光変調器53としてレーザダイオード(LD)56を用いている。この場合、レーザダイオード56はサブキャリア変調信号B1j(f1j)により駆動電流が変調され、振幅変調された信号光ES1jを出力する。次に、信号光ES1jは合波器51で搬送光E01と合波された後、光ファイバ55に入力される。搬送光E01は光ファイバ55内で発生する相互位相変調により、信号光ES1jのパワーPS1jに比例した光位相変調を受け、変調された搬送光E01'として出力される。この相互位相変調を通じて、データ信号B1jは搬送光E01の中心周波数からf1jの周波数変位をもって光周波数分割多重される。
上記光位相変調器の第2実施形態ではレーザダイオード56をサブキャリア変調信号により直接変調する場合について示したが、より高いキャリア周波数(RF周波数)を持つサブキャリア変調信号B1j(f1j)により変調をかける場合には、図15に示すように外部光変調器を用いても良い。図15に光位相変調器の第3実施形態の構成図を示す。図15においては、レーザダイオード57は制御光源として波長λS1jの光波を生成して光変調器58に供給する。光変調器58は波長λS1jの制御光をサブキャリア変調信号B1j(f1j)で振幅変調して信号光ES1jを出力する。
なお、異なる波長(周波数fa,fb)を持つ2つの光波のビート周波数(fa−fb)をサブキャリア周波数として、上記光位相変調を行うことも可能である。
なお、信号光ES1jの偏光状態と搬送光E01の偏光状態は、所望の光位相変調を得ることができるように調整して光カプラに入力する。例えば、信号光ES1jの偏光状態は、偏光制御器を用いて搬送光E01の偏光状態に一致させる。あるいは、2つの直交偏波毎に変調度のほぼ同じ光位相変調をかける偏光ダイバーシティ方式を用いてもよい。
なお、信号光ES1jと搬送光E01の偏光状態が一致している場合に比べ、互いに直交している場合の相互位相変調の変調度は低下するが、後に示すように、受信機において電気信号に変換した後、電気回路や電気処理装置を用いて、上記変調度の差を補償する方法も有力である。
<受信機の実施形態>
図16にターミナル30A,30Bに内蔵される受信機の第1実施形態の構成図を示す。受信機16,27についても図16と同様の構成である。図16において、受信機は受光器61、増幅器62、帯域フィルタ(BPF:Band pass filter)63、及び復調器64を有している。
例えばフォトダイオード(PD)などの受光器61には搬送光Eが入力されて電気信号に変換され、サブキャリア周波数多重信号ΣB(f)が出力される。受光器61から出力されるサブキャリア周波数多重信号は増幅器62によって増幅された後、サブキャリア変調信号を通過させる帯域フィルタ63により選別される。帯域フィルタ63により選別されたチャネルは復調器64により検波される。復調器64としては、例えば包絡線検波器、2乗検波器、位相検波器などが考えられるが、データ信号の変調方式に合う復調方式を適宜採用する。例えば、OFDM信号の場合であれば、デジタル信号処理回路とデジタル・アナログ/アナログ・デジタル(DAC/ADC)変換回路を用いるなどである。このようにして、受信機は搬送光からサブキャリア変調されたデータ信号B(f)を復調することができる。
図17に受信機の第1実施形態の変形例の構成図を示す。図17においては、合波器65にて搬送光Eに、局部発振器であるレーザダイオード65からの局発光を合波して受光器61に入力している。局発光の周波数(波長)は、信号光の周波数(波長)と所望の離調周波数(fif)分だけ異なるものとする。これにより、受光器61からは中間周波数帯(fif)の電気信号を得ることができる。
また、受信機の一部には、復調した情報の誤り検出や揺らぎ等を解消するデジタル信号処理回路を設けてもよい。特に、fif=0を設定してホモダイン検波を行い、デジタル信号処理する方式も有力である。また、図16,図17の受信機の入力端に光帯域フィルタや分散媒質を適宜配置し、最適感度での受信状態を確立してもよい。
非線形ファイバ23としては、高非線形ファイバ(HNLF)をはじめ、コアにゲルマニウムやビスマス等をドープして非線形屈折率を高めたファイバもしくは導波路構成が考えられる。また、モードフィールドを小さくすることで光パワー密度を高めたファイバもしくは導波路構成、カルコゲナイドガラスを用いたファイバ、フォトニック結晶ファイバなどが考えられる。
また、非線形ファイバ23に代わる他の非線形光学媒質として、量子井戸構造の半導体光アンプ、量子ドット半導体光アンプ、シリコンフォトニクス型導波路等を用いることも可能である。更に他の非線形光学媒質として、三光波混合などの2次の非線形光学効果を発生させるデバイスを利用することもできる。この場合、これらのデバイスは、例えば擬似位相整合構造を有するLiNbO導波路(PPLN)、GaAlAs素子、あるいは2次非線形光学結晶等を用いることもできる。2次の非線形媒質を用いる場合でも、位相整合がとれる波長配置をとる構成が好ましい。
更に、本実施形態においては、搬送光が波長分割多重(WDM)されている場合には、信号をWDM搬送光に一括して多重することができる。したがって、搬送光が流れたままの状態において、リアルタイムにネットワークに新しい情報を多重可能である。この効果により、各地点jに非線形ファイバを配置し、その入出力端に信号光を合分波するためのWDMカプラを配置することにより、搬送光への信号多重を実現する。
図18に光信号多重分配装置内の搬送光の光位相変調制御系の一実施形態の構成図を示す。図18において、信号光源71から出力される波長λS1の信号光ES1は光パワー制御器73を通してWDMカプラ22に供給され、波長λ01の搬送光E01に合波される。WDMカプラ22の出力光は非線形ファイバ23に供給され、この非線形ファイバ23内で信号光ES1により、搬送光E01に相互位相変調をかけ、搬送光E01にデータ信号Bを光周波数分割多重する。非線形ファイバ23を通した光信号はWDMカプラ24にて信号光ES1を分岐されたのち出力される。
監視回路74は出力搬送光E01の品質を監視する。なお、監視回路74は搬送光を抽出する光フィルタ、搬送光を受光する受光素子を含んで構成される。出力搬送光E01の品質としては、例えば出力搬送光E01の光パワーであり、この他に波形やスペクトルなどがある。比較回路75は、監視回路74で検出した搬送光E01の光パワーなどに基づいて、光位相変調の動作特性を算出して比較回路74に保持している所定の閾値パワーと比較し、例えば搬送光の光パワーと閾値パワーとの差分などの比較結果を光パワー制御器73に供給する。光パワー制御器73は比較結果に基づいて、例えば出力搬送光E01の光パワーが一定値となるように、信号光ES1の光パワーや偏光状態などを制御する。
上記の実施形態によれば、光信号を電気変換することなしに、光ネットワークの各地点における情報を搬送光に多重し伝搬すると共に、伝搬されたモニタ情報を各地点で受信することが可能であり、光ネットワークにおける省電力でフレキシブルな光信号多重の実現に有効である。
(付記1)
光ネットワークから第1の入出力点に第1の搬送光及び第1のモニタ光が波長多重された波長多重光を供給され、前記第1の搬送光と前記第1のモニタ光を分波する第1の光カプラと、
前記第1の光カプラで分波した第1の搬送光を、第1のデータ信号を含む信号で光変調して前記第1の搬送光に前記第1のデータ信号を多重する光変調器と、
前記第1の光カプラで分波した第1のモニタ光の一部分岐を受信して前記第1のモニタ光から第2のデータ信号を復調する受信機と、
前記分波した第1のモニタ光の一部分岐の残りと前記第1のデータ信号を多重した第1の搬送光とを合波して第2の入出力点から光ネットワークに送出する第2の光カプラと、
を有することを特徴とする光信号多重分配装置。
(付記2)
付記1記載の光信号多重分配装置において、
前記第2の光カプラは、光ネットワークから前記第2の入出力点に供給される前記波長多重光から前記第1の搬送光と前記第1のモニタ光を分波し、
前記受信機は、前記第2の光カプラで分波した第1のモニタ光の一部分岐を受信して前記第1のモニタ光から第2のデータ信号を復調し、
前記第1の光カプラは、分波した第1のモニタ光の一部分岐の残りを前記第1の搬送光と合波して光ネットワークに送出する
ことを特徴とする光信号多重分配装置。
(付記3)
付記1記載の光信号多重分配装置において、
前記第2の光カプラは、前記第2の入出力点から前記第1の搬送光及び前記第1のモニタ光と波長が異なる第2の搬送光及び第2のモニタ光が波長多重された波長多重光を供給され、
前記変調器は、更に、分波した第2の搬送光を、第3のデータ信号を含む信号で光変調して前記第2の搬送光に前記第3のデータ信号を多重し、
前記受信機は、更に、分波した第2のモニタ光の一部分岐を受信して前記第2のモニタ光から第4のデータ信号を復調し、
前記第1の光カプラは、前記分波した第2のモニタ光の一部分岐の残りを前記第3データ信号と多重した搬送光とを合波して第1の入出力点から光ネットワークに送出する
ことを特徴とする光信号多重分配装置。
(付記4)
付記1乃至3のいずれか1項記載の光信号多重分配装置において、
前記変調器は、前記第1,第2の搬送光の少なくともいずれか一方と、前記第1,第2の搬送光と波長が異なる第1,第2の信号光の少なくともいずれか一方を合波されて供給され、相互位相変調により前記第1の搬送光に前記第1の信号光に含まれる前記第1のデータ信号を多重し、前記第2の搬送光に前記第2の信号光に含まれる前記第3のデータ信号を多重する非線形光学媒質である
ことを特徴とする光信号多重分配装置。
(付記5)
付記4項記載の光信号多重分配装置において、
前記非線形光学媒質として光ファイバを用いる
ことを特徴とする光信号多重分配装置。
(付記6)
付記1乃至5のいずれか1項記載の光信号多重分配装置において、
前記第1及び第2の光カプラとしてWDMカプラを用いる
ことを特徴とする光信号多重分配装置。
(付記7)
付記1乃至6のいずれか1項記載の光信号多重分配装置において、
前記第1の信号光は、前記第1のデータ信号により特定周波数のキャリアを変調したサブキャリア変調信号を用いて変調したサブキャリア信号光である
ことを特徴とする光信号多重分配装置。
(付記8)
付記7項記載の光信号多重分配装置において、
前記第2の信号光は、前記第3のデータ信号により前記第1のデータ信号とは異なる特定周波数のキャリアを変調したサブキャリア変調信号を用いて変調したサブキャリア信号光である
ことを特徴とする光信号多重分配装置。
(付記9)
付記8記載の光信号多重分配装置において、
前記第1,第2の信号光は、前記第1,第3のデータ信号それぞれにより複数のキャリアを変調したサブキャリア変調信号の周波数多重信号を用いて変調したサブキャリア信号光である
ことを特徴とする光信号多重分配装置。
(付記10)
付記7記載の光信号多重分配装置をターミナル間に複数配置して光ファイバで接続した光ネットワークの光通信システムであって、
複数の光信号多重分配装置それぞれは、互いに異なるサブキャリア信号光で変調した第1の搬送光を前記光ネットワークに送出し、
前記ターミナルは、
前記光ネットワークから前記第1の搬送光を受光してサブキャリア周波数多重信号に変換する受光器と、
前記サブキャリア周波数多重信号をサブキャリア変調信号に選別する帯域フィルタと、
前記サブキャリア変調信号から前記第1のデータ信号を復調する復調器を有する
ことを特徴とする光通信システム。
(付記11)
付記10記載の光通信システムにおいて、
前記ターミナルは、前記光ネットワークからの前記第1の搬送光を局発光と合波した後、前記受光器により受光する
ことを特徴とする光通信システム。
(付記12)
光ネットワークから第1の入出力点に第1の搬送光及び第1のモニタ光が波長多重された波長多重光を供給され、前記第1の搬送光と前記第1のモニタ光を分波し、
分波した第1の搬送光を、第1のデータ信号を含む信号で光変調して前記第1の搬送光に前記第1のデータ信号を多重し、
分波した第1のモニタ光の一部分岐を受信して前記第1のモニタ光から第2のデータ信号を復調し、
前記分波した第1のモニタ光の一部分岐の残りと前記第1のデータ信号を多重した第1の搬送光とを合波して第2の入出力点から光ネットワークに送出する
ことを特徴とする光信号多重分配方法。
(付記13)
付記12記載の光信号多重分配方法において、
光ネットワークから前記第2の入出力点に供給される前記波長多重光から前記第1の搬送光と前記第1のモニタ光を分波し、
分波した第1のモニタ光の一部分岐を受信して前記第1のモニタ光から第2のデータ信号を復調し、
分波した第1のモニタ光の一部分岐の残りを前記第1の搬送光と合波して光ネットワークに送出する
ことを特徴とする光信号多重分配方法。
(付記14)
付記12記載の光信号多重分配方法において、
前記第2の入出力点から前記第1の搬送光及び前記第1のモニタ光と波長が異なる第2の搬送光及び第2のモニタ光が波長多重された波長多重光を供給され、
分波した第2の搬送光を、第3のデータ信号を含む信号で光変調して前記第2の搬送光に前記第3のデータ信号を多重し、
分波した第2のモニタ光の一部分岐を受信して前記第2のモニタ光から第4のデータ信号を復調し、
前記分波した第2のモニタ光の一部分岐の残りを前記第3データ信号を多重した搬送光と合波して第1の入出力点から光ネットワークに送出する
ことを特徴とする光信号多重分配方法。
10A,10B,20A,20B,20C 光信号多重分配装置
11,18 光カプラ
12 光位相変調器
13,17 合波器
14 光パワーカプラ
15 変調器
16,27 受信機
21,22,24,25 WDMカプラ
23 非線形ファイバ
26 光パワーカプラ

Claims (11)

  1. 光ネットワークから第1の入出力点に第1の搬送光及び第1のモニタ光が波長多重された波長多重光を供給され、前記第1の搬送光と前記第1のモニタ光を分波する第1の光カプラと、
    前記第1の光カプラで分波した第1の搬送光を、第1のデータ信号を含む信号で光変調して前記第1の搬送光に前記第1のデータ信号を多重する光変調器と、
    前記第1の光カプラで分波した第1のモニタ光の一部分岐を受信して前記第1のモニタ光から第2のデータ信号を復調する受信機と、
    前記分波した第1のモニタ光の一部分岐の残りと前記第1のデータ信号を多重した第1の搬送光とを合波して第2の入出力点から光ネットワークに送出する第2の光カプラと、
    を有することを特徴とする光信号多重分配装置。
  2. 光ネットワークから第1の入出力点に供給される第1の搬送光と、第1のモニタ光の一部分岐の残りを合波し、前記第1のモニタ光の一部分岐の残りを分波して前記第1の入出力点から光ネットワークに送出し、前記第1の搬送光を分波して出力する第1の光カプラと、
    前記第1の光カプラが出力する前記第1の搬送光を、第1のデータ信号を含む信号で光変調して前記第1の搬送光に前記第1のデータ信号を多重する光変調器と、
    前記第1のデータ信号を多重した第1の搬送光と、光ネットワークから第2の入出力点に供給される第1のモニタ光を合波し、前記第1の搬送光を分波して前記第2の入出力点から光ネットワークに送出し、前記第1のモニタ光を分波して出力する第2の光カプラと、
    前記第2の光カプラが出力する第1のモニタ光の一部分岐を受信して前記第1のモニタ光から第2のデータ信号を復調する受信機と、
    を有することを特徴とする光信号多重分配装置。
  3. 請求項1記載の光信号多重分配装置において、
    前記第2の光カプラは、前記第2の入出力点から前記第1の搬送光及び前記第1のモニタ光と波長が異なる第2の搬送光及び第2のモニタ光が波長多重された波長多重光を供給され、
    前記変調器は、更に、分波した第2の搬送光を、第3のデータ信号を含む信号で光変調して前記第2の搬送光に前記第3のデータ信号を多重し、
    前記受信機は、更に、分波した第2のモニタ光の一部分岐を受信して前記第2のモニタ光から第4のデータ信号を復調し、
    前記第1の光カプラは、前記分波した第2のモニタ光の一部分岐の残りを前記第3データ信号を多重した搬送光と合波して第1の入出力点から光ネットワークに送出する
    ことを特徴とする光信号多重分配装置。
  4. 請求項記載の光信号多重分配装置において、
    前記変調器は、前記第1の搬送光と、前記第1の搬送光と波長が異なる第1の信号光を合波されて供給されると共に、前記第2の搬送光と、前記第2の搬送光と波長が異なる第2の信号光を合波されて供給され、相互位相変調により前記第1の搬送光に前記第1の信号光に含まれる前記第1のデータ信号を多重し、前記第2の搬送光に前記第2の信号光に含まれる前記第3のデータ信号を多重する非線形光学媒質である
    ことを特徴とする光信号多重分配装置。
  5. 請求項4項記載の光信号多重分配装置において、
    前記非線形光学媒質として光ファイバを用いる
    ことを特徴とする光信号多重分配装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載の光信号多重分配装置において、
    前記第1及び第2の光カプラとしてWDMカプラを用いる
    ことを特徴とする光信号多重分配装置。
  7. 請求項4又は5記載の光信号多重分配装置において、
    前記第1の信号光は、前記第1のデータ信号により特定周波数のキャリアを変調したサブキャリア変調信号を用いて変調したサブキャリア信号光である
    ことを特徴とする光信号多重分配装置。
  8. 請求項7項記載の光信号多重分配装置において、
    前記第2の信号光は、前記第3のデータ信号により前記第1のデータ信号とは異なる特定周波数のキャリアを変調したサブキャリア変調信号を用いて変調したサブキャリア信号光である
    ことを特徴とする光信号多重分配装置。
  9. 請求項7記載の光信号多重分配装置をターミナル間に複数配置して光ファイバで接続した光ネットワークの光通信システムであって、
    複数の光信号多重分配装置それぞれは、互いに異なるサブキャリア信号光で変調した第1の搬送光を前記光ネットワークに送出し、
    前記ターミナルは、
    前記光ネットワークから前記第1の搬送光を受光してサブキャリア周波数多重信号に変換する受光器と、
    前記サブキャリア周波数多重信号をサブキャリア変調信号に選別する帯域フィルタと、
    前記サブキャリア変調信号から前記第1のデータ信号を復調する復調器を有する
    ことを特徴とする光通信システム。
  10. 請求項9記載の光通信システムにおいて、
    前記ターミナルは、前記光ネットワークからの前記第1の搬送光を局発光と合波した後、前記受光器により受光する
    ことを特徴とする光通信システム。
  11. 光ネットワークから第1の入出力点に第1の搬送光及び第1のモニタ光が波長多重された波長多重光を供給され、前記第1の搬送光と前記第1のモニタ光を分波し、
    分波した第1の搬送光を、第1のデータ信号を含む信号で光変調して前記第1の搬送光に前記第1のデータ信号を多重し、
    分波した第1のモニタ光の一部分岐を受信して前記第1のモニタ光から第2のデータ信号を復調し、
    前記分波した第1のモニタ光の一部分岐の残りと前記第1のデータ信号を多重した第1の搬送光とを合波して第2の入出力点から光ネットワークに送出する
    ことを特徴とする光信号多重分配方法。
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