JP5932977B2 - 患者インタフェース装置用の調節可能にロックされる額サポート - Google Patents

患者インタフェース装置用の調節可能にロックされる額サポート Download PDF

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Description

本願は、35 U.S.C.§119(e)の下、2011年5月17日出願の米国特許仮出願第61/486,807号の優先権の利益を主張し、その内容は、参照によって本願明細書に盛り込まれるものとする。
本発明は、ユーザの気道に及び/又はユーザの気道からガスを運ぶための患者インタフェース装置に関し、特に、患者インタフェース装置の額サポートを調整する機構を有する患者インタフェース装置に関する。
非侵襲的に、すなわち、患者に挿管することなく又は患者の食道に外科的に気管チューブを挿入することなく、呼吸ガスのフローを患者の気道に供給することが必要であり又は望ましい多くの状況がある、例えば、非侵襲換気として知られている技法を使用して患者に肺換気を行うことが知られている。更に、例えば特に閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)でありうる睡眠時無呼吸症候群又はうっ血心不全のような医学的疾患を処置するために、持続的気道陽圧法(CPAP)又は患者の呼吸サイクルによって変化する可変気道内圧を供給することが知られている。
非侵襲換気及び圧力サポート療法は、患者の顔上に、マスクコンポーネントを有する患者インタフェース装置を配置することを必要とする。マスクコンポーネントは、以下に限定されるものではないが、患者の鼻を覆う鼻マスク、患者の鼻孔内に受け入れられる鼻プロングを有する鼻クッション、鼻及び口腔を覆う鼻/口マスク、又は患者の顔を覆うフルフェースマスクでありうる。患者インタフェース装置は、換気装置又は圧力サポート装置を患者の気道にインタフェースし、それにより、呼吸ガスのフローが、圧力/フロー生成装置から患者の気道に供給されることができる。患者の頭部の上/周りにフィットするように適応される1又は複数のストラップを有するヘッドギアによって、このような装置を装着者の顔上に維持することが知られている。
このような患者インタフェース装置は一般に長期間装着されるので、ヘッドギアは、不快さを伴うことなく、患者の顔に対し装置のマスクコンポーネントを十分に密着したシールで維持することが重要である。フィット及び快適さがしばしば関心事である1つの領域は、患者の鼻の鼻梁であり、この理由は、ほとんどの患者インタフェース装置が、この領域に圧力を印加するからである。この圧力が効果的に管理されることが可能でない場合、貧弱なフィット又は患者の不快さのどちらか又は両方が生じ、それによって、装置の効果を制限する。
従って、本発明の目的は、従来の患者インタフェース装置の欠点を克服する患者インタフェース装置を提供することである。この目的は、本発明の一実施形態により、患者インタフェース装置に印加される鼻梁圧力の簡単で便利な管理を可能にする、選択的に調整可能な額サポートアセンブリを有する患者インタフェース装置を提供することによって、達成される。
一実施形態において、呼吸ガスのフローを患者の気道に供給する患者シーリングアセンブリであって、クッション及びクッションに結合されるフレーム部材を有する患者シーリングアセンブリと、フレーム部材の遠位端に設けられる調整可能な額サポートアセンブリと、を有する患者インタフェース装置が提供される。調整可能な額サポートアセンブリは、額クッションに結合される調整機構を有する。調整機構は、ハウジングと、額クッションに結合されるベース部分、及びベース部分から延び、ハウジング内に受け入れられる細長いポスト部材、を有する額クッションサポート部材と、細長いポスト部材に選択的に結合されるように構成されるロック部材と、を有する。ロック部材は、ロックされた状態とロックされていない状態の間で移動可能である。ロックされた状態において、ロック部材は、細長いポスト部材と係合し、細長いポスト部材に対してハウジングが移動することを防ぐ。ロックされていない状態では、ロック部材は、細長いポスト部材と係合せず、従って、細長いポスト部材及びハウジングは、バネバイアスが細長いポスト部材に縦軸に沿って印加されることなく、細長いポスト部材の縦軸に沿った方向において互いに対し自由に直線的に移動可能であり、ハウジングに対する細長いポスト部材の移動は、額クッションに対するフレーム部材及びクッションの移動を生じさせる。
別の実施形態において、患者の気道内に呼吸ガスのフローを伝達するように適応される患者シーリングアセンブリであって、クッション及びクッションに結合されるフレーム部材を有する患者シーリングアセンブリを有する患者インタフェース装置が提供される。患者インタフェース装置は更に、フレーム部材の遠位端に設けられる調整可能な額サポートアセンブリを有し、調整可能な額サポートアセンブリは、額クッションに結合される調整機構を有する。調整機構は、ハウジング及び額クッションに結合されるベース部分と、ベース部分から延び、ハウジング内に受け入れられる細長いポスト部材と、を有する額クッションサポート部材を有し、ハウジングは、後部オリフィス及び爪部材を有する後端部を有する。細長いポスト部材は、後部オリフィスに受け入れられ、少なくとも細長いポスト部材の長さの一部に沿って各々設けられる第1の歯車列及び第2の歯車列を有する。調整機構は更に、ピニオン部材を有するノブ付きアクチュエータを有する。ピニオン部材は、第1の歯車列と動作可能に係合する。爪部材は、通常、第2の歯車列に係合するようにバイアスされる。細長いポスト部材の縦軸を横断する方向におけるノブ付きアクチュエータの移動は、爪部材が、第2の歯車列との係合から外れて移動されるようにし、ノブ付きアクチュエータの回転は、細長いポスト部材の縦軸に沿って、細長いポスト部材とハウジングの間の相対移動を生じさせる。ハウジングに対する細長いポスト部材の移動は、額クッションに対する、フレーム部材及びクッションの移動を生じさせる。
本発明のこれら及び他の目的、特徴及び特性、構造の関連する構成要素の動作方法及び機能、部品の組み合わせ及び製造の経済は、添付の図面を参照して以下の記述及び添付の請求項を考慮することにより明らかになるであろう。それらはすべて、本明細書の一部を形成する。さまざまな図面において、同様の参照数字は対応する部分を示す。しかしながら、図面は、図示及び記述の目的にすぎず、本発明の制限の規定を意図しないことが明白に理解されることができる。
本発明の1つの例示的な実施形態による、患者に呼吸治療のレジメンを提供するように適応されるシステムの概略的な等角図。 図1のシステムの概略的な側面図。 図1のシステムの患者インタフェース装置の一部を形成するハウジングの前方等角図。 図1のシステムの患者インタフェース装置の一部を形成する直線並進アセンブリの前方等角図。 図1のシステムの患者インタフェース装置の一部を形成する、額クッションサポート部材の前方等角図。 図5の額クッションサポート部材の下面図。 図1のシステムの患者インタフェース装置の一部を形成するボタン部材の前方等角図。 図1のシステムの患者インタフェース装置の一部を形成するバンパー部材の前方等角図。 図1のシステムの患者インタフェース装置の一部を形成する、ハウジング内に受け入れられるバンパー部材の前方等角図。 代替の実施形態による、図1のシステムの代替のキャップ、及び患者インタフェース装置の一部を形成するハウジングを示す等角図。 図10のハウジングの前方等角図。 図10のハウジングの上面図。 部分的に組み立てられた直線並進アセンブリを示す、図10のハウジングの前方等角図。 本発明の代替の実施形態による、調整可能な額サポートアセンブリの前方等角図。 本発明の代替の実施形態による、調整可能な額サポートアセンブリの側面図。 図14及び図15に示される調整可能な額サポートアセンブリのハウジングの前方等角図。 図16の調整可能な額サポートアセンブリのハウジングの後方等角図。 図16の調整可能な額サポートアセンブリのハウジングの正面図。 図16の調整可能な額サポートアセンブリのハウジングの背面図。 例示的な実施形態による額クッションサポート部材の前方等角図。 例示的な実施形態による額クッションサポート部材の下面図。 図14及び15に示される調整可能な額サポートアセンブリのボタンアセンブリの前方等角図。 図22に示されるボタンアセンブリのベース部材の前方等角図。 図22に示されるボタンアセンブリのベース部材の左側側面図。 図22に示されるボタンアセンブリのベース部材の右側側面図。 図22に示されるボタンアセンブリのボタン部材の前方等角図。 図22に示されるボタンアセンブリのボタン部材の側面図。 図22に示されるボタンアセンブリのボタン部材の上面図。 図22に示されるボタンアセンブリのボタン部材の背面図。 本発明の他の代替の実施形態による、調整機構がロックされた状態における、調整可能な額サポートアセンブリの部分的な上面断面図。 図30の調整可能な額サポートアセンブリの部分的な側面断面図。 ロックされていない状態における、図30の調整可能な額サポートアセンブリの上面断面図。 ロックされていない状態における、図30の調整可能な額サポートアセンブリの部分的な側面断面図。
ここで使用されるとき、「a」、「an」及び「the」の単数形は、文脈が他の場合を特に示さない限り、複数の言及を含む。ここで使用されるとき、コンポーネントの2又はそれ以上の部分が「結合される」という記述は、リンクが生じる限り、部品が直接的又は間接的に、すなわち1又は複数の中間部品又はコンポーネントを通じて、結合され又は一緒に動作することを意味する。ここで使用されるとき、「直接的に結合される」は、2つの構成要素が互いに直接接触することを意味する。ここで使用されるとき、「固定的に結合される」又は「固定される」は、2つのコンポーネントが、互いに対して一定の向きを維持しながら一体となって移動するように結合されることを意味する。
ここで使用されるとき、「単一(unitary)」という語は、コンポーネントが1の部品又はユニットとして生成されることを意味する。すなわち、別々に生成され、その後ユニットとして一緒に結合される部品を含むコンポーネントは、「単一」コンポーネント又はボディではない。ここで用いられるとき、2又はそれ以上の部分又はコンポーネントが互いに「係合する」という記述は、部品が、直接的に、又は1又は複数の中間部品又はコンポーネントを通じて、互いに対して力を及ぼすことを意味する。ここで用いられるとき、「数」という語は、1又は1より大きい整数(すなわち複数)を意味する。
ここで使用される、例えば上、下、左、右、上方、下方、前、後及びそれらの派生語のような方向に関する表現は、図面に示される構成要素の方向に関するものであり、そこに明白に示されない限り、請求項を制限しない。
1つの例示的な実施形態による、患者に呼吸治療のレジメンを提供するように構成されるシステム2は、図1及び図2に概して示される。システム2は、圧力生成装置4、供給コンジット6及び流体結合コンジット10を有する患者インタフェース装置8を有する。圧力生成装置4は、呼吸ガスのフローを生成するように構成され、以下に限定されるものではないが、換気装置、一定圧力サポート装置(例えば持続的気道陽圧法装置又はCPAP装置)、可変圧力装置(例えばフィリップス レスピロニクス (Murrysville, Pennsylvania)によって製造され供給されるBiPAP、Bi−Flex又はC−Flex)、及び自動滴定圧力サポート装置を含む。供給コンジット6は、流体結合コンジット10を通じて患者インタフェース装置8から圧力生成装置4へ呼吸ガスのフローを伝達するように構成され、図示される実施形態において、流体結合コンジット10は、エルボコネクタである。供給コンジット6及び患者インタフェース装置8は、多くの場合、集合的に患者回路と呼ばれる。
患者インタフェース装置8は、患者シーリングアセンブリ12を有し、図示される実施形態において、患者シーリングアセンブリ12は鼻マスクである。しかしながら、患者の気道への呼吸ガスのフローの供給を容易にする、鼻/口マスク、鼻クッション(「枕スタイル」の鼻クッション又は「鼻の下のスタイル」の鼻クッション)又はフルフェースマスクのような他のタイプの患者シーリングアセンブリが、本発明の範囲内にありながら、患者シーリングアセンブリ12と置き換えられることができる。患者シーリングアセンブリ12は、フレーム部材16に結合されるクッション14を有する。図示される実施形態において、クッション14は、柔軟な、可撓性の、クッションのように柔らかいエラストマ材料の単一部品から規定され、例えばこれに限定されるものではないが、シリコン、適切に柔軟性のある熱可塑性物質エラストマ、独立気泡フォーム、又はこのような材料の任意の組み合わせでありうる。
図示される実施形態において、フレーム16は、以下に限定されるものではないが、例えば射出成形熱可塑性物質又はシリコンのような剛性又は半剛性の材料から作られ、クッション14が流動的に取り付けられる表面プレート部分18を有する。流体結合コンジット10が結合される表面プレート部分18の開口は、圧力生成装置4からの呼吸ガスのフローが、クッション14によって規定される内部空間に、そして患者の気道に伝達されることを可能にする。代替の実施形態において、クッション14は、フレーム16によって支持され、フレーム16内にオリフィスを通じて受け取られることができ、それにより、流体結合コンジットは、表面プレート部分ではなく、クッション14に直接結合される。更に、例示的な実施形態において、表面プレート部分18は、患者インタフェース装置8を患者頭部に固定するために、ヘッドギアコンポーネント(図示せず)の個々のストラップのボールコネクタを受け取る第1及び第2のソケットタイプ接続部材20A、20Bを有する。
フレーム部材16は更に、患者インタフェース装置8の調整可能な額サポートアセンブリ26に接続される遠位端24を有する細長い接続部材22を有する。接続部材32は、さまざまな異なるサイズ、形状及び構造を有することができ、任意のロケーションでフレームに結合されることができることが理解されるべきである。調整可能な額サポートアセンブリ26は、額クッション30に結合される調整機構28を有し、例示的な実施形態において、額クッション30は、クッション14の材料と同様の材料で作られる。ここに詳しく記述されるように、調整機構28は、額クッション30に対する接続部材22の位置、特に接続部材の遠位端24の位置を変化させることによって、クッション14の頂上部分により患者の鼻梁に印加される力を選択的に調整する機構を提供する。
図示される実施形態において、調整機構28は、接続部材22の遠位端24に結合されるハウジング32と、ハウジング32に結合されるキャップ34と、ハウジング32内に部分的に受け取られ、収容される直線並進アセンブリ36(更に詳しく後述される)と、を有する。図示される実施形態において、ハウジング32は、別個に形成されており、例えば接着剤のような適切な機構によってフレーム部材16に取り付けられているが、代替の実施形態において、ハウジング32は、フレーム部材16の一体部分として形成されることもできる。
図3は、ハウジング32の前方等角図である。図3に示されるように、ハウジング32は、キャップ34が取り付けられる前端部38と、その中に形成されるオリフィス42を有する後端部40と、を有する。ハウジング32は更に、その中に形成されるオリフィス46を有する上面44と、接続部材22の遠位端24が取り付けられる(又は上述したようにその一体部分として形成される)下面48と、を有する。更に、ハウジング32は、内側チャンバ50を規定する。
図4は、直線並進アセンブリ36の等角図である。直線並進アセンブリ36は、額クッションサポート部材52、ボタン部材54及びバンパー部材56を有する。
図5は、額クッションサポート部材52の等角図であり、図6は、額クッションサポート部材52の下面図である。図5に示されるように、額クッションサポート部材52は、額クッション30が取り付けられるベース部分58と、ベース部分58から延びる細長いポスト部材60と、を有する。図示される非限定的な実施形態において、ポスト部材60は、右側及び左側に側方凹部62A、62Bを有し、その下面上に下方凹部64を有する。しかしながら、他の凹部形状及び構造も可能であることが理解される。例えば、各々がポスト部材60の下部及び側部をスパンする複数のC形状の凹部が、ポスト部材60に設けられることができる。代替として、凹部の3つの組ではなく、ただ2つの組(例えば、単に側方凹部62A、62B)が用いられることもできる。ポスト部材60は更に、丸められた上縁部66A、66B(図4)を有する。これらの特徴(丸められた上縁部66A、66B)は、それが回転しないように組み立てを「調和させる(key)」ことを助け、組み立て中にその向きを維持することを助ける。
図7は、ボタン部材54の等角図である。図7に示すように、ボタン部材54は、上部係合部分68と、係合部分68から下方に延びるオリフィス72を規定する環状部分70と、を有する。更に、環状部分70は、下部突出部材74と、右及び左側突出部材76A、76Bと、をそれぞれ有する。しかしながら、他の突出形状及び構造も可能であることが理解されるであろう。
図8は、1つの例示の非限定的な実施形態によるバンパー部材56の等角図である。例示的な実施形態において、バンパー部材56は、例えばシリコンのような可撓性の弾性材料で作られる。バンパー部材56は、その丸められた上面に凹部80が設けられた中央部分78を有する。バンパー部材56は更に、その下面の両側に設けられた外向きに延びるフランジ82A、82Bを有する。代替の実施形態において、凹部80は省かれることができ、その場合、バンパーは、簡単な、押し出し成形された形状でありうる。更に、バンパーの上面は、他の形状(すなわち丸められた以外の形状)であってもよい。
調整機構28を組み立てるために、バンパー部材56は、図9に示されるようにハウジング32の内側チャンバ50に挿入される。具体的には、バンパー部材の下面が、ハウジング32の下部スロット84内に受け取られ、フランジ82A、82Bは、端部スロット部分86A、86B内に受け取られる。バンパー部材56がこのように位置付けられるとき、凹部80は、ハウジング32のオリフィス46の下に位置付けられることになる。ボタン部材54は、環状部分70の端部を最初に入れるようにして、オリフィス46を通じて内側チャンバ50に挿入され、環状部分70の下部が、凹部80内に受け取られる。凹部80は、ボタン部材54が適切に位置合わせされて受け取られることを確実にするのを助けるように、中心決め機能を提供する。下向きの力が、ボタン部材54の係合部分68に加えられ、それによって、バンパー部材56を圧縮する。これが行われるとき、ポスト部材60が、ハウジング32のオリフィス42及びボタン部材54の環状部分70に挿入される。
明らかなように、下向きの力をボタン部材54に印加する動作は、そのパスから外れて突出部材74、76A及び76Bを動かすことによって、ポスト部材60にクリアランスを提供する。下向きの力が除去されると、バンパー部材56は圧力を減らされ、ボタン部材は、上向きに動かされ、ポスト部材60の個々の凹部62A、62B及び64内に突出部材74、76A及び76Bが受け取られるようにする(適当な位置にそれを固定する)。こうして、上述したようにボタン部材54を押し、所望のロケーションにポスト部材60を移動し、ボタン部材56から圧力を解除して、突出部材74、76A及び76Bが個々の凹部62A、62B及び64内に受け取られることを可能にし、こうして、それらが位置合わせされることによって、ポスト部材60は、ボタン部材54及びバンパー部材56(及び従ってハウジング32)に対し直線的に選択的に移動されることができる。
従って、患者インタフェース装置8が、図1及び図2に示されるように組み立てられる場合、額クッションサポート部材52及び額クッション30(患者の頭部上の固定の位置にくる)に対する、ハウジング32及びフレーム部材16の接続部材22の位置は、上述したような調整機構28の動作によって、直線的に調整されることができる。この直線的な調整アクションは、クッション14の頂上部分によって患者の鼻梁に印加される力の選択的な調整を可能にし、この理由は、上述したように接続部材22の位置の変更が、クッション14の頂上部分を、患者の鼻に近づけるように及び鼻から離れるように回転させるようにするからである。
図10は、調整可能な額サポートアセンブリ26に、直線並進アセンブリ36を収容するために使用されることができる、代替のキャップ100及びハウジング102を示す等角図である。本明細書の他の部分で記述されるハウジング32と同様に、ハウジング102は、接続部材22の遠位端24に結合されるように構成される。図11は、ハウジング102の前方等角図であり、図12は、ハウジング102の上面図である。図11及び図12に示されるように、ハウジング102は、キャップ100が取り付けられる前端部104と、その中に形成されるオリフィス108を有する後端部106と、を有する。ハウジング102は更に、その中に形成されるオリフィス112を有する上面110と、接続部材22の遠位端24が取り付けられる(又は上述したようにその一体部分として形成される)下面114と、を有する。ハウジング102は、内側チャンバ116を規定し、端部スロット部分120A、120Bを有する下部スロット118を有する。更に、壁部材122A、122Bが、内側チャンバ116の両側に提供され、受け取りスロット124A、124Bを規定する。図13に示されるように、直線並進アセンブリ36が、ハウジング102を使用して組み立てられるときに、ボタン部材54の環状部分70が、受け取りスロット124A、124B内に受け取られ、保持される。この態様において、受け取りスロット124A、124Bは、押し下げられるとき及び使用中、ボタン部材54の角度を制御することを助ける。
図14は、代替の調整可能な額サポートアセンブリ200の前方等角図であり、図15は、代替の調整可能な額サポートアセンブリ200の側面図であり、かかる額サポートアセンブリ200は、患者インタフェース装置8の調整可能な額サポートアセンブリ26と置き換えられることができる。調整可能な額サポートアセンブリ200は、例示的な実施形態においてクッション14の材料と同様の材料で作られる額クッション204に結合される調整機構202を有する。ここに詳細に記述されるように、調整機構202は、額クッション204に対して、接続部材22、特にその遠位端24の位置を変化させることによって、クッション14の頂上部分によって患者の鼻梁に印加される力を選択的に調整する機構を提供する。図示される実施形態において、調整機構202は、接続部材22の遠位端24に結合されるハウジング206と、ハウジング206内に部分的に受け取られ収容される直線並進アセンブリ208(後で一層詳しく記述される)と、を有する。図示される実施形態において、ハウジング206は、フレーム部材16の一体部分として形成されているが、それは、別個に形成され、適切な機構(例えば接着剤)によってフレーム部材16に取り付けられることもできる。
図16、図17、図18及び図19はそれぞれ、ハウジング206(フレーム部材16の遠位端24に取り付けられて示される)の、前方等角図、後方等角図、正面図、背面図である。図16、図17、図18及び図19に示されるように、ハウジング206は、主チャネル214の両側に位置する第1の側方チャネル212A及び第2の側方チャネル212Bを有する本体部を有する。図示される実施形態において、第1の側方チャネル212A及び第2の側方チャネル212Bはそれぞれ、その一端が開いており、その反対側の端部が閉じており、主チャネル214は、本体部210を貫通する。更に、主チャネル214は、フランジ部材218A、218Bによって規定される下方スロット216を有し、各々の側方チャネル212A、212Bは、スロット222A、222Bを規定するフランジ部材220A、220Bを有する。
直線並進アセンブリ208は、額クッションサポート部材224及びボタンアセンブリ226を有する。額クッションサポート部材224及びボタンアセンブリ226の各々が、以下に詳しく記述される。
図20は、例示的な実施形態による額クッションサポート部材224の前方等角図であり、図21は、例示的な実施形態による額クッションサポート部材224の下面図である。額クッションサポート部材224は、額クッション204が取り付けられるベース部分226と、ベース部分226の中央領域から延びる細長い中央ポスト部材228と、中央ポスト部材228の両側にあって、ベース部分226から延びる第1及び第2の細長い側方ポスト部材230A、230Bと、を有する。例示的な実施形態において、中央ポスト部材228は、中央ポスト部材228を通って延在する中央オリフィス234の両側に位置する、その下面上の歯列232A及び歯列232Bを有する。更に、側方ポスト部材230A、230Bの各々は、下方フランジ236A、236Bを有する。これらのコンポーネントの機能は、以下に記述される。
図22は、直線並進アセンブリ208のボタンアセンブリ226の例示的な実施形態の前方等角図である。ボタンアセンブリ226は、2つの協働するコンポーネントであるベース部材238及びボタン部材240を有し、それらの各々は、以下に詳しく記述される。
図23は、ベース部材238の前方等角図であり、図24は、ベース部材238の左側面図であり、図25は、ベース部材238の右側立面図である。ベース部材238は、ベース部材238の後部244において互いに結合される第1の足部材242A及び第2の足部材242Bを有する。ホール248Aを有する第1の突出部材246Aが、足部材242Aから上方へ延び、ホール248Bを有する第2の突出部材246Bが、足部材242Bから上方へ延びている。
アーム部材250は、後部244に結合される。図23及び図24に示されるように、アーム部材250は、後部244に取り付けられ、後部244から概して上方に延びるベース部分を有する。アーチ型部分254が、ベース部分252に取り付けられる。最後に、アーム部材250は、アーチ型部分254から延びる伸長部256を有する。アーチ型部分254の形状及び構造は、伸長部分256を上方へ(第1の足部材242A及び第2の足部材242Bから離れるように)バイアスするばねのようにそれを動作させる。更に、伸長部分256は、その第1の側に設けられる第1の側方凹部258Aと、その第2の側に設けられる第2の側方凹部258Bと、を有する。伸長部分256の遠位端は更に、アーム部材250に対し直角に延在するリッジ部材260及び262を有する。ポスト部材264は、リッジ部材260及び262の間の伸長部分に位置付けられる。
図26は、ボタン部材240の前方等角図であり、図27は、ボタン部材240の側面図であり、図28は、ボタン部材240の上面図であり、図29は、ボタン部材240の後面図である。ボタン部材240は、本明細書の他の部分に記述されるボタンアセンブリ226を作動させるように、患者の指と係合し患者の指によって押圧されるように構成されるリブ付き係合部材266を有する。第1及び第2のアーム268A及び268Bは、係合部材266の内側表面から、外向きに延びる。アーム268Aは、内方に延びる前釘270A及び内方に延びる後釘272Aを有し、同様に、アーム268Bは、内方に延びる前釘270B及び内方に延びる後釘272Bを有する。
ボタンアセンブリ226は、前釘270Aをホール248Aに挿入し、前釘270Bをホール248Bに挿入しながら、後釘272Bが側方凹部258B内に受け取られ、後釘272Aが側方凹部258A内に受け取られるような態様で、ベース部材238上にボタン部材240を位置付けることによって組み立てられる。このように組み立てられるとき、係合部材266に印加される下向きの力は、ボタン部材を、前釘270A、270Bを軸に回転させ、後釘272A、272Bによって側方凹部258A、258Bに印加される力は、アーム部材250が、その垂直バイアスに対して片側支持される形態で下方へ移動されるようにする。この重要性は以下に記述される。
調整機構202は、足部材242A及び242Bが下方スロット216内に受け取られる形態で、ボタンアセンブリ226をハウジング216の主チャネル214の後部に挿入することによって、組み立てられる。図14及び図15に示されるように、これが行われるとき、係合部材266は、ハウジング206の上面の上に延在する。次に、下向きの力が、係合部材266に印加されることによって、アーム部材250を下向きに移動させ、額クッションサポート部材224が、ハウジング216の前部に挿入される。具体的には、中央ポスト部材228が、ハウジング216の主チャネル214に挿入され、側方ポスト部材230A、230Bがそれぞれ、ハウジング206の第1の側方チャネル212A及び第2の側方チャネル212Bに挿入される(下方フランジ236A、236Bがそれぞれスロット222A、222Bに受け取られる)。係合部材266に対する下向きの力が解除され、その結果、アーム部材250が上向きにバイアスされる。これが行われると、ポスト部材264は、中央ポスト部材228の中央オリフィス234を通って受け取られ、リッジ部材260、262は、隣接する歯232A、232B(図21)の両側に存在するスロット又は凹部に受け取られる。このような状態で、ハウジング206内の額クッションサポート部材224の位置が固定される。ハウジング206内で額クッションサポート部材224を移動させることが望まれる場合、下向きの力が、係合部材266に再び印加され、それによって、アーム部材250が、歯232A、232Bとの係合から外れて下方へ移動されるようにし、ゆえに、額クッションサポート部材224のフリーな動きを可能にする。所望の位置に達する場合、下向きの力が解除され、それにより、アーム部材250が歯232A、232Bと再び係合する。
従って、患者インタフェース装置8が、額サポートアセンブリ200によって組み立てられるとき、額クッションサポート部材224及び額クッション204に対するハウジング206及びフレーム部材16の接続部材22の位置(それは、患者頭部上の固定の位置である)は、上述したような調整機構202の動作によって、直線的に調整されることができる。この直線的な調整アクションは、クッション14の頂上部分によって患者の鼻梁に印加される力の選択的な調整を可能にする。上述したように接続部材22の位置を変えることは、クッション14の頂上部分を、患者の鼻に向かう方へ及び鼻から離れる方へ回転させる。
図30は、本発明の他の代替の実施形態による、調整可能な額サポートアセンブリ400の部分的な上面断面図であり、図31は、部分的な側面断面図である。調整可能な額サポートアセンブリ400は、システム2内の患者インタフェース装置8の調整可能な額サポートアセンブリ28と置き換えられることができる。調整可能な額サポートアセンブリ400は、額クッション404に結合される調整機構402を有する。
調整機構402は、本明細書の他の部分に記述されるフレーム部材の遠位端に結合されるように構成されるハウジング部分406を有する。ハウジング部分406は、フレーム部材の一体部分として形成されることができ、又は、別個に形成され、適切な機構(例えば接着剤)によってフレーム部材に取り付けられることができる。調整機構402は、更に、ハウジング部分406内に部分的に受け取られ収容される直線並進アセンブリ410(以下に更に詳しく記述される)を有する。
直線並進アセンブリ410は、額クッションサポート部材412及びノブ付きアクチュエータ414を有する。額クッションサポート部材412は、額クッション404が取り付けられるベース部分416と、ベース部分416から延びる細長いポスト部材418と、を有する。例示的な実施形態において、ポスト部材418は、ポスト部材418の上面に設けられる複数の歯422を有する上部歯車列420(ラックとも呼ばれる)と、ポスト部材418の下面に設けられる複数の歯426を有する下部歯車列424(ラックとも呼ばれる)と、を有する。
ノブ付きアクチュエータ414は、その円筒状中央部分432に設けられる複数の歯430を有する中央ピニオン部材428と、中央部分432の両側に設けられる第1及び第2の勾配部分434A、434Bと、を有する。歯430は、歯車列420の歯422と噛み合い協働するように構成される。図30に示されるように、ノブ付きアクチュエータ414は、ポスト438A、438Bによって第1及び第2の勾配部分434A、434Bに取り付けられる第1及び第2のノブ部材436A、436Bを有する。図示される非限定的な実施形態において、勾配部分434A、434Bは、45度の角度をなす。最後に、ハウジング部分406は、歯426と選択的に係合するように構成される可撓性の爪部材440を有する。爪部材440は、ポスト部材418の下面へ向けてバイアスされる。
図30及び図31は、爪部材440が歯車列424と係合するロックされた状態の調整機構402を示す。このような状態では、ノブ付きアクチュエータ414は、図30に示される矢印の方向に回転されることができず、ゆえに、ハウジング部分406は、額クッションサポート部材412及び額クッション404(患者頭部上の固定の位置にある)に対し移動されることができない。反対に、図32及び図33は、後述されるように爪部材440が歯車列424と係合しなくなることを強いられるロックされていない状態の調整機構402を示す。ロックされていない状態では、ノブ付きアクチュエータ414は、図32に示される矢印の方向に回転されることができ、従って、ハウジング部分406は、額クッションサポート部材412及び額クッション404に対し移動されることが可能である。
より具体的には、調整機構402をロックされていない状態に動かすために、ユーザは、ノブ部材436A、436Bのいずれか一方を内向きに押さなければならない。そうすることは、(ノブ部材436Aが内方に押された)図32に示されるように、中央ピニオン部材428を、ポスト部材418を横断する方向に移動させる。このような横断方向の移動は、内向きに押されたノブ部材436A、436Bの1つと関連付けられる勾配部分434A、434B(図示される実施形態では、勾配部分434A)が、爪部材440に結合されるハウジング部分406の特徴と係合するようにし、それにより、爪部材を、(バイアスに対抗して)ポスト部材418の下面から離れさせる。これが行われると、ノブ付きアクチュエータ414は、自由に回転することができる。このような回転は、ピニオン部材428及び歯車列420の間の相互作用を通じて、額クッションサポート部材412及び額クッション404(患者の頭部上の固定の位置にある)に対して、ハウジング部分406及び取り付けられたフレーム部材の位置が直線的に調整されるようにし、それによって、本明細書の他の部分に記述される患者の鼻梁に印加される力の選択的な調整を可能にする。ノブ部材436A、436Bの一方にかかる内向きの圧力が解除されると、調整機構402は、図30及び図31に示されるロックされた状態に戻るようにバイアスされる。
請求項において、括弧内に示される参照符号は、請求項を制限するものとして解釈されるべきでない。「含む、有する(comprising、including)」という語は、請求項に列挙されるもの以外の構成要素又はステップの存在を除外しない。いくつかの手段を列挙する装置の請求項において、これらの手段のいくつかは、同じ1つのハードウェアアイテムによって具体化されることができる。構成要素に先行する「a」又は「an」の語は、このような構成要素の複数の存在を除外しない。いくつかの手段を列挙する任意の装置請求項において、これらの手段のいくつかは、同じ1つのハードウェアアイテムによって具体化されることができる。特定の構成要素が互いに異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの構成要素が組み合わせにおいて使用されることができないことを示さない。
本発明は、最も実際的で好適な実施形態と現在考えられるものに基づいて説明の目的で詳しく記述されているが、このような詳細は単に当該目的のためにあり、本発明は、開示された実施形態に制限されず、逆に、添付の請求項の精神及び範囲内にある変更例及び等価な取り合わせをカバーすることが意図されることが理解されるべきである。例えば、本発明は、可能な範囲で、任意の実施形態の1又は複数の特徴が他の実施形態の1又は複数の特徴と組み合わせられることができることを企図するものであることが理解されるべきである。

Claims (11)

  1. 患者インタフェース装置であって、
    (a)患者の気道内に呼吸ガスのフローを伝達するように構成される患者シーリングアセンブリであって、クッション及び該クッションに結合されるフレーム部材を有する患者シーリングアセンブリと、
    (b)前記フレーム部材の遠位端に設けられ、額クッションに結合される調整機構を有する調整可能な額サポートアセンブリと、
    を有し、前記調整機構が、
    ハウジングと、
    前記額クッションに結合されるベース部分、及び該ベース部分から延び、前記ハウジング内に受け取られる細長いポスト部材、を有する額クッションサポート部材と、
    前記細長いポスト部材に選択的に結合されるロック部材と、
    を有し、
    前記ロック部材は、ロックされた状態及びロックされていない状態の間で移動可能であり、
    ロックされた状態では、前記ロック部材は、前記細長いポスト部材と係合し、前記ハウジングに対し前記細長いポスト部材が移動することを防ぎ、
    ロックされていない状態では、前記ロック部材は、前記細長いポスト部材と係合せず、それにより、その縦軸に沿って前記細長いポスト部材に如何なるバネバイアスも印加されることなく、前記細長いポスト部材及び前記ハウジングは、前記細長いポスト部材の縦軸に沿った方向において、互いに対し自由に直線的に移動可能であり、前記ハウジングに対する前記細長いポスト部材の移動が、前記額クッションに対する前記フレーム部材及び前記クッションの移動を生じさせ
    前記ロック部材は、前記ハウジング内に保持される弾性部材と、係合部分及び環状部分を有するボタン部材とを有し、前記環状部分は、前記係合部分から下向きに延在する第1のオリフィスを規定し、前記環状部分は、前記ハウジング内に設けられる第2のオリフィスを通って前記ハウジング内に受け取られ、前記弾性部材と係合し、前記細長いポスト部材は、前記第1のオリフィスを通って受け取られ、前記ロック部材は、前記弾性部材を圧縮させるように前記係合部分に印加される力に応じて、ロックされていない状態へ動かされる、患者インタフェース装置。
  2. 前記患者インタフェース装置が患者によって装着される場合、前記額クッションに対する前記フレーム部材及び前記クッションの移動は、患者の鼻に対し前記クッションをピボット回転させることにより、前記クッションの頂上部分によって患者の鼻梁に印加される力を調整する、請求項1に記載の患者インタフェース装置
  3. 前記弾性部材がシリコンで作られる、請求項に記載の患者インタフェース装置。
  4. 前記弾性部材は、凹部が設けられた丸められた上面を有する中央部分を有し、前記環状部分の下部は、前記凹部内に受け取られる、請求項に記載の患者インタフェース装置。
  5. 前記ハウジングは、第1及び第2の端部スロット部分を有する下部スロットを有し、前記弾性部材は、その下面の両側に設けられる第1及び第2の外向きに延びるフランジを有し、前記第1の外向きに延びるフランジは、前記第1の端部スロット部分に受け取られ、前記第2の外向きに延びるフランジは、前記第2の端部スロット部分に受け取られる、請求項に記載の患者インタフェース装置。
  6. 前記細長いポスト部材は、その長さに沿って複数の凹部を有し、
    前記環状部分は、前記弾性部材が圧縮されない場合に、前記ロック部材がロックされた状態になるように、前記凹部の1つに受け取られる突出部材を有し、
    前記係合部分に力が印加されて前記弾性部材を圧縮させる場合、前記突出部材は、前記凹部のいずれにも受け取られず、前記ロック部材がロックされていない状態になり、前記細長いポスト部材が前記ボタン部材の中を移動されることを可能にする、請求項に記載の患者インタフェース装置。
  7. 前記細長いポスト部材が、
    その第1の側部における複数の第1の側方凹部と、
    その第2の側部における複数の第2の側方凹部と、
    その下面における複数の下部凹部と、
    を有し、前記環状部分が、
    前記弾性部材が圧縮されない場合に前記下部凹部の1つに受け取られる下部突出部材と、
    前記弾性部材が圧縮されない場合に前記第1の側方凹部の1つに受け取られる第1の側方突出部材と、
    前記弾性部材が圧縮されない場合に前記第1の側方凹部の1つに受け取られる第2の側方突出部材と、
    を有し、
    前記係合部分に力が印加されて前記弾性部材を圧縮させる場合、前記下部突出部材は、前記下部凹部のいずれにも受け取られず、前記第1の側方突出部材は、前記第1の側方凹部のいずれにも受け取られず、前記第2の側方突出部材は、前記第2の側方凹部のいずれにも受け取られず、それによって、前記細長いポスト部材が前記ボタン部材の中を移動されることを可能にする、請求項に記載の患者インタフェース装置。
  8. 前記ハウジングは、前記ボタン部材の前記環状部分を受け取りガイドするように構成される1又は複数の受け取りスロットを有する、請求項1に記載の患者インタフェース装置
  9. 患者インタフェース装置であって、
    患者の気道内に呼吸ガスのフローを伝達するように構成され、クッション及び該クッションに結合されるフレーム部材を有する患者シーリングアセンブリと、
    前記フレーム部材の遠位端に設けられる調整可能な額サポートアセンブリと、
    を有し、前記調整可能な額サポートアセンブリは、額クッションに結合される調整機構を有し、
    前記調整機構は、ハウジングと、額クッションサポート部材と、を有し、前記額クッションサポート部材は、前記額クッションに結合されるベース部分と、前記ベース部分から延びるとともに前記ハウジング内に受けられる細長いポスト部材と、を持ち
    前記ハウジングは、後部オリフィス及び爪部材を有する後端部を有し、
    前記細長いポスト部材は、前記後部オリフィスを通じて受け取られ、少なくとも前記細長いポスト部材の長さの一部に沿って設けられる第1の歯車列及び第2の歯車列を有し、
    前記調整機構は更に、ピニオン部材を有するノブ付きアクチュエータを有し、前記ピニオン部材は、前記第1の歯車列と動作可能に係合し、前記爪部材は通常、第2の歯車列に係合するようにバイアスされ、
    前記細長いポスト部材の縦軸を横断する方向における前記ノブ付きアクチュエータの移動は、前記第2の歯車列との係合から外れるように前記爪部材を移動させ、それにより、前記ノブ付きアクチュエータの回転が、前記細長いポスト部材の縦軸に沿う前記細長いポスト部材と前記ハウジングとの間の相対移動を生じさせ、前記ハウジングに対する前記細長いポスト部材の移動は、前記額クッションに対する前記フレーム部材及び前記クッションの移動を生じさせる、患者インタフェース装置。
  10. 前記ハウジングは、後部オリフィス及び爪部材を有する後端部を有し、
    前記細長いポスト部材は、後部オリフィスを通じて受け取られ、各々が少なくとも前記細長いポスト部材の長さの一部に沿って設けられる第1の歯車列及び第2の歯車列を有し、
    前記調整機構は更に、ピニオン部材を有するノブ付きアクチュエータを有し、前記ピニオン部材は、前記第1の歯車列と動作可能に係合し、前記爪部材は通常、前記第2の歯車列と係合するようにバイアスされ、
    前記細長いポスト部材の縦軸を横断する方向における前記ノブ付きアクチュエータの移動は、前記爪部材が、前記第2の歯車列との係合から外れて移動されるようにし、それにより、前記ノブ付きアクチュエータの回転が、前記細長いポスト部材と前記ハウジングとの間の相対移動を生じさせる、請求項に記載の患者インタフェース装置。
  11. 前記ピニオン部材が勾配部分を有し、
    前記ノブ付きアクチュエータが前記横断方向に移動される場合、前記勾配部分は、前記爪部材のバイアスに対抗する力を供給させ、それにより、前記爪部材が、前記第2の歯車列との係合から外れて移動される、請求項1に記載の患者インタフェース装置。
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