JP5930917B2 - 基板型アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、薄型の基板上にアンテナを構成した基板型アンテナに関する。
従来の基板型アンテナとして、誘電体からなる基板と、この基板の一方の基板面に形成されて一ヶ所で分断したループ状の第一結合部パターンと、基板の他方の基板面に形成されて一ヶ所で分断すると共に、分断した両端にそれぞれ給電点を接続したループ状の第二結合部パターンとを有し、第一結合部パターンおよび第二結合部パターン間を静電容量結合および磁気誘導結合し、第一結合部パターンの一方端にアンテナを接続して構成したものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−142666号公報
しかしながら、従来の基板型アンテナでは、一枚の基板上に一つの共振周波数帯域を持つアンテナを構成するという考え方しかなかったため、薄型の基板を使用する効果を十分に活用することができないでいた。
本発明の目的は、薄型の基板上に簡単な構成で複数のアンテナを構成した基板型アンテナを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、誘電体からなる基板の一方側基板面に、一箇所を分断したループ状の第一結合部パターンを形成し、この第一結合部パターンの分断した位置の両端部に第一アンテナを構成するアンテナ素子をそれぞれ接続し、前記基板上に形成した給電点とアース点から送受信信号を送受信する基板型アンテナにおいて、前記基板の他方側基板面に、前記第一結合部パターンに対向する位置に一箇所を分断したループ状の第二結合部パターンを形成し、この第二結合部パターンの分断した位置の一方側に第二アンテナを構成するアンテナ素子を接続し、前記第一アンテナの一方の前記アンテナ素子に前記給電点を構成し、前記第一アンテナの他方の前記アンテナ素子に接地用アース点を構成し、前記接地用アース点に一端を接続し他端を接地した接地ケーブルを設け、前記第一アンテナおよび前記第二アンテナは、共通の前記給電点からそれぞれ送受信信号を送受信可能に構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、一枚の薄型の基板と、これを使用した基板型アンテナを小型化しても、接地ケーブルによる接地によって、共振周波数帯域のVSWR値が望ましい値に抑えることができ、給電点側から二つの共振周波数帯域の送受信信号を感度良く送受信することが可能となる。従って、比較的簡単な構成で、小型で高性能の基板アンテナを容易に得ることができる。
また本発明は、上記の構成に加えて、前記第一アンテナおよび前記第二アンテナは、共通の前記給電点からそれぞれ異なる共振周波数帯域の送受信信号を送受信可能に構成したことを特徴とする。
また本発明は、上記の構成に加えて、前記接地ケーブルは、その径を0.1mm以上で0.5mm以下とした導線で構成したことを特徴とする。
また本発明は、上記の構成に加えて、前記接地ケーブルは、その長さの増減によって共振周波数帯域の微調整を調整可能にしたことを特徴とする。
本発明による基板型アンテナによれば、一枚の薄型の基板と、これを使用した基板型アンテナを小型化しても、接地ケーブルによる接地によって、基板の一方側基板面に構成した第一アンテナにおける共振周波数帯域のVSWR値を望ましい値に抑えることができ、給電点側から二つの共振周波数帯域の送受信信号を感度良く送受信することが可能となる。従って、比較的簡単な構成で、小型で高性能の基板アンテナを容易に得ることができる。
本発明の一実施の形態による基板型アンテナを示す平面図である。 図1に示した基板型アンテナの一方側基板面を示す平面図である。 図1に示した基板型アンテナの他方側基板面を示す平面図である。 図1に示した基板型アンテナにおける接地ケーブルの長さに対するVSWR値の変化を示す特性図である。 比較のために示す他の基板型アンテナの一方側基板面を示す平面図である。 比較のために示す他の基板型アンテナの一方側基板面を示す平面図である。 共振周波数に対するVSWR値を示す特性図である。 共振周波数に対する利得を示す特性図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による基板型アンテナの平面図であり、図2は、その一方側基板面のみを示す平面図である。
基板1は、誘電体、例えばガラスエポキシ機材によって製作され、この一枚の基板1の一方側基板面2には、図1および図2に示したようにギャップ3によって一箇所を分断したループ状、例えば略C字状にした第一結合部パターン4を形成し、この第一結合部パターン4の分断した両端部を使用して第一アンテナが構成されている。第一結合部パターン4の分断した一方端側には、電路5を介してアンテナ素子6が接続されている。この第一アンテナにおけるアンテナ素子6の他方端部には、給電点7が形成されている。アンテナ素子6に近接して並ぶようにアース部8が配置され、このアース部8によって、給電点7に与えられる電位を安定させている。また、給電点7の近傍に位置するアース部8には、アース点9が形成されている。給電点7には、長さ100mm程度のU.FLコネクタケーブル等の同軸ケーブル10における中心部信号線11が接続され、アース点9には同軸ケーブル10の外周部シールド線12が接続されている。
これに対して、第一結合部パターン4の分断した他方端側には、アンテナ素子13が接続され、このアンテナ素子13の端部には、接地用アース点14が形成されている。アンテナ素子13の接地用アース点14には、接地ケーブル15の一端が半田付けで接続されている。この接地ケーブル15は、長さ100mm程度で、径rが0.1≦r≧0.5[mm]の導線16を絶縁被覆(裸線でも良い)したもので、その他端は後に接地されることになる。このようにして第一アンテナは、給電点11とアース点12間でモノポール方式アンテナを構成している。
図3は,上述した基板1の裏面側である他方側基板面を示す平面図である。
同じ基板1の他方側基板面17には、図2に示した第一結合部パターン4のギャップ3に位置を合致させて形成したギャップ18を有したほぼ同ループ状の第二結合部パターン19を形成しており、ギャップ18によって分断した第二結合部パターン19の一方端側には電路20を介して第二アンテナを構成するアンテナ素子21が接続されている。
この実施の形態では、アンテナ素子6およびアンテナ素子13から成る第一アンテナの共振周波数帯域は、例えば800MHz帯域、詳細には800〜975MHzであり、一方、アンテナ素子21から成る第二アンテナの共振周波数帯域は、先の第一アンテナの周波数帯域よりも高い方の周波数帯域、例えば2GHz帯域、詳細には1700〜2200MHzである。
このときの基板1は、厚さ0.3mm、長さ65mm、幅10mm程度の外形寸法を有して矩形に成され、小型化されている。第一結合部パターン4は、中心部に5mm程度の円形の切り欠き部22を有し、またギャップ3の幅は0.5mm程度である。アンテナ素子13は、長さ23mm、幅9.5mm程度で、アンテナ素子6は、長さ34mm、幅2mmである。またアース部8は、長さ30.25mm、幅6.5mm程度である。また、第二結合部パターン19は、第一結合部パターン4とほぼ同形状であり、中心部に5mm程度の円形の切り欠き部23を有し、ギャップ18の幅は0.5mm程度である。第二アンテナを構成するアンテナ素子21は、長さ24mm、幅2mm程度である。
このようにして、一枚の薄型の基板1を使用して、その一方側基板面2に第一結合部パターン4を形成し、その他方側基板面17に第二結合部パターン19を形成すると、両結合部パタン4,19間は基板1の静電容量を介して静電容量結合されると共に、磁気誘導結合される。従って、見かけ上は1枚の薄型の基板1でありながら、二つの第一アンテナおよび第二アンテナを構成することができ、しかも共通の給電点7で異なる二つの周波数帯域の信号を送受信するモノポール方式アンテナを構成することができる。
しかし、基板1の小型化を図ると、詳細については後述するように低い方の共振周波数帯域のVSWR値が上がってしまうことが分かった。これに対して、低い方の周波数帯域のために構成した第一アンテナでは、ループ状に形成した第一結合部パターン4の分断した一方側に電路5を介してアンテナ素子6を接続し、このアンテナ素子6に設けた給電点7で送受信信号を送受信するだけでなく、ループ状に形成した第一結合部パターン4の分断した他方側に接地用アース点14を有するアンテナ素子13を接続し、このアンテナ素子13の接地用アース点14に一端を接続した接地ケーブル15で接地するようにしている。
アンテナ素子13に形成した接地用アース点14を接地ケーブル15で接地することによって、一枚の薄型の基板1と、これを使用した基板型アンテナを小型化しても、低い方の共振周波数帯域のVSWR値を望ましい値まで下げることができ、同軸ケーブル10から800MHz帯域と2GHz帯域の送受信信号を感度良く送受信することが可能となる。従って、比較的簡単な構成で、小型で、高感度の基板アンテナを容易に得ることができる。
しかも、アンテナ素子13に形成した接地用アース点14を接地ケーブル15で接地すると、その接地ケーブル15の長さを調整することによって共振周波数の微調整を図ることができるようになる。
図4は、接地ケーブル15の長さを変えた場合の第一アンテナにおける共振周波数帯域のVSWR値の変化を示す特性図である。接地ケーブル15の長さを12cmとしたときの特性曲線30と、接地ケーブル15の長さを10cmとしたときの特性曲線31を併記している。両者の比較から分かるように、接地ケーブル15の長さを12cmとしたときは、特性曲線30に示すようにVSWR値を下げることができる。
このように、アンテナ素子13に形成した接地用アース点14を接地ケーブル15で接地すると、接地ケーブル15の長さを調整することによって共振周波数の微調整を図ることができる。この特性を利用して、共振周波数に応じて接地ケーブル15の長さを調整することによって、微調整を行うことができるので、基板1における第一アンテナを構成するためのパターンを変えることなく、このパターンの大きさおよび形状は標準化を図って構成を簡略することができる。
次に、一枚の薄型の基板1と、これを使用した基板型アンテナを小型化しても、第一アンテナによって構成した低い方の共振周波数帯域のVSWR値を望ましい値まで下げる効果について説明する。これは、一枚の基板を使用して一つの共振周波数を持つように構成して二枚の基板を組み合わせた従来の基板型アンテナと、図5および図6に示した基板型アンテナと、上述した図1〜図3に示した基板型アンテナとを使用し、各特性上の変化について説明する。
先ず、図5および図6に示した基板型アンテナ、つまり、図1に示した接地線15を使用しないで、基板1の一方側基板面2側に第一アンテナを構成し、他方側基板面17に第二アンテナを構成した基板型アンテナについて説明する。尚、図1〜図3に示したものとの同等物には同一符号をつけて詳細な説明を省略する。
図5に示すように基板1の表面側である一方側基板面2の構成は、図2とほぼ同様であるが、第一結合パターン4の一方側端部に結合したアンテナ素子13には、接地ケーブル接続用の接地点はない。しかし、第一結合パターン4の他方側端部に結合したアンテナ素子6には給電点7が形成され、その近傍に配置したアース部8には接地点9が形成され、給電点7および接地点9には同軸ケーブル10が接続されている。
しかし、基板1の裏面側である他方側基板面17には、図6に示すように第二結合部パターン19を有し、この第二結合部パターン19の分断した一方側端部には、電路20を介して第二アンテナを構成するアンテナ素子21を接続している。さらに第二結合部パターン19の分断した他方側端部には、第二結合部パターン19の外周部に外側に突出するように細長い微調整用アンテナ素子24を形成している。この微調整用アンテナ素子24は、その突出長を調整することによって共振周波数の微調整が行えるようにしている。
この種の構成の基板型アンテナでは、基板1は、厚さ0.3mm、長さ78mm、幅20mm程度の外形寸法を有して矩形に成されている。図5に示した第一アンテナを構成する方の第一結合部パターン4は、中心部に6mm程度の円形の切り欠き部22を有し、ギャップ3の幅は0.5mm程度である。アンテナ素子13は、長さ29.25mm、幅13m皿程度で、アンテナ素子6は、長さ36mm、幅2mmである。またアース部7は、長さ28.5mm、幅13.25mm程度である。
また第二アンテナを構成する方の第二結合部パターン19は、第一結合部パターン4と同様の大きさである。アンテナ素子21は、長さ24mm、幅2mm程度で、アンテナ素子24は、長さ3mm、幅1.5mm程度である。
このような構成の基板型アンテナでも、共通の同軸ケーブル10を使用して給電点10から二つの異なる共振周波数帯域の送受信信号を送受信することができるようになる。このとき、アンテナ素子4およびアンテナ素子6から成る第一アンテナの共振周波数帯域としては、例えば800MHz帯域、第二アンテナの共振周波数帯域は、例えば2GHz帯域とすることができる。また、一枚の基板を使用して一つの共振周波数を持つように構成して二枚の基板を組み合わせた従来の基板型アンテナに比べて、基板1の面積を約70%に小型化することができる。
しかし、この種のモノポール方式アンテナでは、所望の共振周波数にマッチングするために、その都度、長さや形状などのアンテナパターンを変更しなければならない。また、アース部8の面積も大きい方が特性が安定し、第一アンテナおよび第二アンテナを構成するアンテナ素子の長さもλ/2に近い方が共振を取りやすい傾向を持っているため、基板1は長さが78mm、幅が20mmとなってしまい、基板1をさらに小型化するのが難しかった。しかも、基板1を小型化しようとすると、図7に示すように低い方の共振周波数帯域のVSWR値が上がってしまうということも明らかになった。
図7は、共振周波数に対するVSWR値を示す特性図であり、第一アンテナの共振周波数帯域としては800〜975MHz帯域、第二アンテナの共振周波数帯域は1700〜2200GHz帯域としている。図4および図5に示した基板型アンテナの特性曲線25は、基板1の小型化によって低い方の共振周波数帯域、つまり800MHz帯域のVSWR値が大きくなっている。これに対して、図1〜図3に示した基板型アンテナの特性曲線26では、低い方の共振周波数帯域、詳細には800〜975MHzで、VSWR値を望ましい値である3.00以下に保持することができる。しかも、第一アンテナの共振周波数帯域800〜975MHzと、第二アンテナの共振周波数帯域1700〜2200MHzでのVSWR値を2.50以下で安定させることが可能となった。
図8は、改善した低い方の共振周波数帯域における利得特性図である。一枚の基板に一つの共振周波数帯域を持つように構成すると共に、共振周波数帯域の異なる二枚の基板を組み合わせた従来の基板型アンテナの利得特性曲線27と、図5および図6に示した基板型アンテナの利得特性曲線28と、上述した図1〜図3に示した基板型アンテナの利得特性曲線29とを示している。
同図から分かるように低い方の共振周波数帯域800〜975MHzにおいて、図1〜図3に示した基板型アンテナの利得特性曲線29は、図5および図6に示した基板型アンテナの利得特性曲線28よりも殆ど高利得となっている。しかも、利得特性曲線29は、従来の基板型アンテナの利得特性曲線27にほぼ匹敵する高感度の利得を得ることができる。
図1〜図3に示した基板型アンテナでは、第一アンテナに設けた給電点7と、これに近接配置したアース点9とに接続した同軸ケーブル10を設け、二つの共振周波数帯域の送受信信号を送受信するだけでなく、第一アンテナに形成した接地用アース点14に一端を接続した接地ケーブル15を設け、この接地ケーブル15の他端を接地している。
このような基板型アンテナによれば、一枚の薄型の基板1と、これを使用した基板型アンテナを小型化しても、接地ケーブル15による接地によって、基板の一方側基板面に構成した第一アンテナにおける共振周波数帯域のVSWR値が望ましい値に抑えることができ、同軸ケーブル10から異なる二つの共振周波数帯域の送受信信号を感度良く送受信することが可能となる。従って、比較的簡単な構成で、小型で高性能の基板アンテナを容易に得ることができる。例えば、図5および図6に示した基板型アンテナにおける基板1は、長さが78mm、幅が20mmであるのに対して、図1〜図3に示した基板型アンテナにおける基板1は、長さ65mm、幅10mm程度であり、基板1の大きさを42%程度まで縮小することができる。
また一枚の薄型の基板1を使用して、その一方側基板面2に第一結合部パターン4を形成し、その他方側基板面17に第二結合部パターン19を形成し、見かけ上は1枚の薄型の基板1でありながら、二つの第一アンテナおよび第二アンテナを構成することができる。一枚の基板1における一方側基板面2と他方側基板面17を利用しないで、従来のような複数枚の基板を使用したものと比較すると、本構造の基板1は、約30%の面積にまで縮小することができる。
尚、上述の説明では、一枚の基板1に構成した異なる共振周波数帯域として800MHz帯域と2GHz帯域とを例示したが、これに限定するものではない。また、図3に示したアンテナ素子21は、第二結合部パターン19の一方側端部に電路20を介して接続したが、第二結合部パターン19の他方側端部に電路20を介して接続しても同様の効果を得ることができる。
以上説明した本発明の基板型アンテナは、誘電体からなる基板1の一方側基板面2に、一箇所を分断したループ状の第一結合部パターン4を形成し、この第一結合部パターン4の分断した位置の一方側端部に低い方の共振周波数と成る第一アンテナを構成するアンテナ素子6を、また第一結合部パターン4の分断した位置の他方側端部に第一アンテナを構成するアンテナ素子13を接続し、基板1に形成した給電点7とアース点9から送受信信号を送受信する基板アンテナにおいて、基板1の他方側基板面17に、第一結合部パターン4に対向する位置に一箇所を分断したループ状の第二結合部パターン19を形成し、第二結合部パターン19の分断した位置の一方側端部に他の共振周波数帯域となる第二アンテナを構成するアンテナ素子21を接続し、第一アンテナおよび第二アンテナは、共通の給電点7から異なる共振周波数帯域の送受信信号を送受信可能に構成し、第一アンテナの他方のアンテナ素子13に接地用アース点14を構成し、この接地用アース点14に一端を接続し他端を接地した接地ケーブル15を設けている。
このような基板型アンテナによれば、見かけ上は簡単な一枚の薄い基板アンテナでありながら、第一アンテナと第二アンテナを構成することができ、共通の給電点7およびアース点9を使用しながら薄型の基板1に二つのアンテナを簡単に構成することができる。
しかも、第一結合部パターン4の分断した他方側端部に接続したアンテナ素子13の接地用アース点14に一端を接続した接地ケーブル15で接地するようにしているため、一枚の薄型の基板1と、これを使用した基板型アンテナを小型化しても、接地ケーブル15による接地によって、一方側基板面に構成した第一アンテナにおける共振周波数帯域のVSWR値が望ましい値に抑えることができ、同軸ケーブル10から異なる二つの共振周波数帯域の送受信信号を感度良く送受信することが可能となる。従って、比較的簡単な構成で、小型で高性能の基板アンテナを容易に得ることができる。
また接地ケーブル15としては、その径を0.1mm以上で0.5mm以下とした導線(絶縁被覆或いは裸線)で構成している。
径を0.1mm以上としたのは、これ以上細くすると作業に支障が生じるためであり、また、0.5mm以下としたのは、これ以上太くした場合抵抗が増え感度の良い送受信を確定するためのチューニングが難しくなるためである。
また接地ケーブル15は、その長さの増減によって共振周波数帯域の微調整を調整可能にしたため、図6に示すように第二結合部パターン19の外周部に外側に突出するように細長い微調整用アンテナ素子24を形成し、この微調整用アンテナ素子24の長さなどを調整する必要がなくなり、基板1におけるアンテナ構成のためのパターンの大きさおよび形状の標準化を図ることができるようになり、接地ケーブル15側で簡単に調整することができるようになる。
1 基板
2 一方側基板面
4 第一結合部パターン
6 アンテナ素子
7 給電点
8 アース部
9 アース点
10 同軸ケープル
13 アンテナ素子
14 接地用アース点
15 接地ケーブル
17 他方側基板面
19 第二結合部パターン
21 アンテナ素子

Claims (4)

  1. 誘電体からなる基板の一方側基板面に、一箇所を分断したループ状の第一結合部パターンを形成し、この第一結合部パターンの分断した位置の両端部に第一アンテナを構成するアンテナ素子をそれぞれ接続し、前記基板上に形成した給電点から送受信信号を送受信する基板型アンテナにおいて、
    前記基板の他方側基板面に、前記第一結合部パターンに対向する位置に一箇所を分断したループ状の第二結合部パターンを形成し、この第二結合部パターンの分断した位置の一方側に第二アンテナを構成するアンテナ素子を接続し、前記第一アンテナの一方の前記アンテナ素子に前記給電点を構成し、前記第一アンテナの他方の前記アンテナ素子に接地用アース点を構成し、前記接地用アース点に一端を接続し他端を接地した接地ケーブルを設け、前記第一アンテナおよび前記第二アンテナは、共通の前記給電点からそれぞれ送受信信号を送受信可能に構成したことを特徴とする基板型アンテナ。
  2. 前記第一アンテナおよび前記第二アンテナは、共通の前記給電点からそれぞれ異なる共振周波数帯域の送受信信号を送受信可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の基板型アンテナ。
  3. 前記接地ケーブルは、その径を0.1mm以上で0.5mm以下とした導線で構成したことを特徴とする請求項1に記載の基板型アンテナ。
  4. 前記接地ケーブルは、その長さの増減によって共振周波数帯域の微調整を調整可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の基板型アンテナ。
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