JP5926956B2 - 情報処理システム - Google Patents

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本発明は、携帯して使用する端末を用いた情報処理システムに関する。
近年、スマートフォンまたは大型画面を用いたタブレット等の高機能の携帯端末が用いられている。高機能の携帯端末では、電話機能、ネットワーク接続機能、ナビゲーション機能、撮影機能及び音声機能等の各機能を有し、これらの各機能または各機能を組み合わせて動作させるためのプログラムを内部のメモリにインストールする。所望のプログラムをインストールすることにより、携帯端末の用途を自由に拡張することができる。
また、高機能の携帯端末は、携帯して使用することを前提としているため、GPSセンサ、加速度センサ、傾斜センサ、磁気方位センサ及び照度センサ等の多数のセンサを備えている。高機能の携帯端末では、起動中のプログラムがこれらのセンサからの信号を受けて、使用環境等に応じて、各種の機能を実現するように構成されている(例えば、特許文献1)。
このように、高機能の携帯端末は、パーソナルコンピュータと同等の高機能を備えるとともに、携帯性に優れていることより、今後の益々の活用が期待されている。特に、高機能の携帯端末は、据置型のパーソナルコンピュータに代わって、特に移動時間中等に使用されるケースが今後も増大すると考えられる。
一方、据置型のパーソナルコンピュータは、機能の拡張を想定して、ボードスロット、カードスロット及びUSB端子等が設けられており、各使用目的に応じて、様々なボードユニット類が供給される。
特開2011−103073号公報
しかしながら、高機能の携帯端末においては、携帯性を損なわないように全体的にコンパクト化する必要があるため、パーソナルコンピュータが備えているようなボードスロットまたはカードスロット等を標準装備しておらず、一般的に、外部デバイスとの通信はBluetooth(登録商標)またはWi−Fi(登録商標)等の規格による無線接続によるものが主である。
また、高機能の携帯端末は、既に高機能であると共に一般ユーザを主な使用者として想定しているため、アフターマーケットにおいて別個新たなセンサ類などの外部デバイスを更に接続するといった要求は少なく、このため別個新たにセンサ類などの外部デバイスを準備しようとした場合には、接続などの点で難しい面があった。
従って、高機能の携帯端末においては、標準装備されていないセンサ等のデバイスを外部から接続することは比較的面倒で、例えば外部デバイスとの間でのデータ通信などは比較的容易に行うことができるとしても、外部からトリガ信号(trigger signal)等の外部入力信号を入力させて、その信号をトリガとして高機能の携帯端末にて所望の処理を行わせるようなことは困難で、高機能であるにも関わらず、用途の拡張に制約があるといった不便さがあった。
本発明の目的は、簡単かつ低コストな構成でありながら、携帯端末の内部のセンサを利用して外部からトリガ信号その他のオン信号等の外部入力信号を容易に取り込むことができるようにして、該外部入力信号に基づいて所望の処理を実行させること(例えば、プログラムを起動させたり、アプリケーションを実行させるなど)により、携帯端末の用途を拡張させることができる情報処理システムを提供することである。
このため、本発明の情報処理システムは、
磁気方位センサと、加速度センサと、傾斜センサと、を内蔵する携帯端末と、
前記携帯端末へ外部からの入力信号として与える外部入力信号である磁気を発生させる外部入力信号発生手段と、
を具備する情報処理システムであって、
加速度センサ及び傾斜センサから入力した検知結果に基づいて、前記携帯端末が静止しているか否かを判定し、静止していると判定した場合において、磁気方位が変化したことを磁気方位センサが検知した場合に、外部入力信号発生手段から外部入力信号が入力されたものとして取り扱うものとし
前記携帯端末は前記外部入力信号に基づいて所定の処理を実行することを特徴とする。
本発明において、前記所定の処理が、溶接作業の開始の際に前記外部入力信号発生手段により発生される磁界変化を磁気方位センサで検出することにより溶接作業の開始時期を取得すると共に、磁気方位センサにより検出される磁界変化の継続時間を溶接作業の継続時間として取得することを特徴とすることができる。
本発明によれば、簡単かつ低コストな構成でありながら、携帯端末の内部のセンサを利用して外部からトリガ信号その他のオン信号等の外部入力信号を容易に取り込むことができるようにして、該外部入力信号に基づいて所望の処理を実行させること(例えば、プログラムを起動させたり、アプリケーションを実行させるなど)により、携帯端末の用途を拡張させることができる。
本発明の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における携帯端末の静止状態においてアプリケーションを動作させる方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る情報処理システムの用途例1を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理システムの用途例2を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理システムの用途例3を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理システムの用途例4を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理システムの用途例1の電磁石に代えて永久磁石を用いた場合の一例を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、以下で説明する実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
<情報処理システムの構成>
本発明の実施の形態1に係る情報処理システムの構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る情報処理システム100の構成を示すブロック図である。
情報処理システム100は、磁界発生部101及び携帯端末150を有する。
磁界発生部101は、外部から外部入力線を介して電流が入力することにより磁界を発生する。磁界発生部101は、携帯端末150の近傍に設けられている。磁界発生部101は、例えば永久磁石または電磁石を有する。磁界発生部101は、携帯端末150への外部からのトリガ信号等の外部入力信号を発生させる外部入力信号発生手段の一例に相当する。
携帯端末150は、磁界発生部101により発生された磁界を外部入力信号(トリガ信号やオンオフ信号など)として検知した際に、所望のプログラムを起動したりアプリケーションを実行する。携帯端末150は、携帯して持ち運ぶことができる。携帯端末150は、例えばスマートフォンまたは大型画面を備えた携帯型のタッチパネルである。
<携帯端末の構成>
本発明の実施の形態1における携帯端末150の構成について、図1を用いて説明する。
携帯端末150は、内蔵される加速度センサ102と、磁気方位センサ103と、傾斜センサ104と、記憶部105と、制御部106と、報知部107とを有する。
加速度センサ102は、加速度の検知を目的とした慣性センサである。加速度センサ102は、携帯端末150の加速度を検知し、携帯端末150の傾き、動き、振動または衝撃等の様々な情報を得る。加速度センサ102は、検知結果を制御部106に出力する。
磁気方位センサ103は、地磁気を基準として絶対方位を検知するセンサである。さらに、磁気方位センサ103は、絶対方位の検知以外に、磁界発生部101により発生された磁界を検知し、検知結果を制御部106に出力する。
傾斜センサ104は、携帯端末150の傾斜角度を検出して出力するセンサである。傾斜センサ104は、携帯端末150の傾斜を検知し、検知結果を制御部106に出力する。
記憶部105は、各種のアプリケーションを動作させるためのプログラムを記憶している。このプログラムは、予め記憶部105に記憶させておくことができると共に、例えば、図示しない外部のサーバなどよりインストールされて記憶部105に記憶されることもできる。
制御部106は、加速度センサ102、磁気方位センサ103及び傾斜センサ104から入力した検知結果に基づいて、記憶部103に記憶されているプログラムを読み出す。この際、制御部106は、加速度センサ102及び傾斜センサ104から入力した検知結果に基づいて、携帯端末150が静止しているか否かを判定し、静止していると判定した場合において、磁気方位センサ103から入力した検知結果に基づいて、記憶部103に記憶されているプログラムを読み出す。
すなわち、携帯端末150が静止しているにも拘わらず磁気方位(磁界)が変化することは通常の使用態様では起こり得ない現象である。従って、携帯端末150が静止しているにも拘わらず磁気方位(磁界)が変化したことを磁気方位センサ103が検知した場合には、外部からのトリガ信号その他のオン信号等の外部入力信号が入力されたものとして取り扱うことが可能となる。
このように、携帯端末150の静止状態において、携帯端末150が内蔵する磁気方位センサ103に対して、簡単な電源とオンオフスイッチと電磁石(或いは手動の永久磁石など)により磁気変化を作用させることとすれば、当該磁気変化を、携帯端末150への外部からのトリガ信号その他のオン信号等の外部入力信号として容易かつ高精度に携帯端末150に認識させることができる。
そして、制御部106は、読み出したプログラムを起動して所望のアプリケーションを動作させる。制御部106は、所望のプログラムを動作させた際に、必要に応じて、報知部107に報知させる制御を行う。なお、静止している携帯端末150においてアプリケーションを動作させる方法については後述する。
報知部107は、携帯端末150のディスプレイ画面やスピーカなどが相当し、制御部106の制御に従って、音、画像または映像等によりユーザに報知する。
<携帯端末の静止状態においてアプリケーションを動作させる方法>
本発明の実施の形態1における携帯端末150の静止状態においてアプリケーションを動作させる方法について、図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態における携帯端末150の静止状態においてアプリケーションを動作させる方法を示すフローチャートである。
まず、携帯端末150は、制御部105において、記憶部106に記憶されているプログラムを起動させる(ステップST201)。例えば、ステップST201の処理を開始させるために、報知部107に表示されている「現在位置記憶(しばらく静止させてから)」の表示をユーザがタッチした際にプログラムを起動させる。
また、携帯端末150は、位置情報取得手段(図1において省略)において、現在位置の位置情報を取得する(ステップST202)。例えば、位置情報取得手段は、GPS衛星からのGPS信号を受信して演算を行うことにより現在位置の位置情報を取得する。
そして、携帯端末150は、制御部105において、加速度センサ102、磁気方位センサ103及び傾斜センサ104からの検知結果を用いて計算処理を行う(ステップST203)。具体的には、制御部105は、加速度センサ102の検知結果より、現在の加速度から前回検知した加速度(記憶加速度)を減算して差分加速度を算出する(現在加速度−記憶加速度=差分加速度)。また、制御部105は、磁気方位センサ103の検知結果より、現在の方位角から前回検知した方位角(記憶方位角)を減算して差分方位角を算出する(現在方位角−記憶方位角=差分方位角)。また、制御部105は、傾斜センサ104の検知結果より、現在の傾斜から前回検知した傾斜(記憶傾斜)を減算して差分傾斜を算出する(現在傾斜−記憶傾斜=差分傾斜)。
次に、携帯端末150は、制御部105において、差分加速度が1.0より小さいか否か(差分加速度<1.0)かつ差分傾斜が1.0より小さいか否か(差分傾斜<1.0)を判定する(ステップST204)。
差分加速度が1.0以上または差分傾斜が1.0以上の場合(ステップST204:No)には、携帯端末150は、ステップST201に処理を戻す。
一方、差分加速度が1.0より小さくかつ差分傾斜が1.0より小さい場合(ステップST204:Yes)には、制御部105は、携帯端末150が静止していることを表示または音声により報知するように報知部107を制御する(ステップST205)。
このような静止状態において、例えば、磁気方位センサ103が磁界の変化を検知した場合には、実際の磁界変化ではなく外部からの外部入力信号として制御部105へ入力するように仕向けられた状態であるとして、磁気方位センサ103の検知信号を外部入力信号として取り扱うようになっている。よって、以降のステップでは、静止状態における磁気方位センサ103の信号を観察する。
次に、携帯端末150は、制御部105において、加速度センサ102、磁気方位センサ103及び傾斜センサ104からの検知結果を用いて計算処理を行う(ステップST206)。具体的には、制御部105は、加速度センサ102の検知結果より、現在の加速度から前回検知した加速度(記憶加速度)を減算して差分加速度を算出する(現在加速度−記憶加速度=差分加速度)。また、制御部105は、磁気方位センサ103の検知結果より、現在方位角から前回検知した方位角(記憶方位角)を減算して差分方位角を算出する(現在方位角−記憶方位角=差分方位角)。また、制御部105は、傾斜センサ104の検知結果より、現在傾斜から前回検知した傾斜(記憶傾斜)を減算して差分傾斜を算出する(現在傾斜−記憶傾斜=差分傾斜)。
次に、携帯端末150は、制御部105において、差分加速度が1.0より小さいか否か(差分加速度<1.0)かつ差分傾斜が1.0より小さいか否か(差分傾斜<1.0)を判定する(ステップST207)。
差分加速度が1.0以上または差分傾斜が1.0以上の場合(ステップST207:No)には、携帯端末150は、静止状態が解かれたとして、ステップST202に処理を戻す。
一方、差分加速度が1.0より小さくかつ差分傾斜が1.0より小さい場合(ステップST207:Yes)には、制御部105は、磁気方位センサ103の検知結果より、差分方位角が10度よりも大きいか否かを判定する(ステップST208)。
差分方位角が10度以下の場合(ステップST208:No)には、携帯端末150は、磁気方位センサ103の検知信号の変化は小さく外部入力信号は入力されていないとして、ステップST206に処理を戻す。
一方、差分方位角が10度より大きい場合(ステップST208:No)には、制御部105は、磁気方位センサ103の検知信号の変化が大きく外部入力信号が入力されているとして、記憶部106に記憶されている所望のプログラムを読み出して起動するとともに、アプリケーションを動作させる(ステップST209)。
なお、本実施の形態では、後述するステップST210にて、磁気方位センサ103の検知信号の変化は消失し外部入力信号の入力は終了したと判断されるまでは、磁気方位センサ103の検知信号は、磁気方位信号としてではなく、起動中のアプリケーションへの外部入力信号として利用されることになる。
次に、携帯端末150は、制御部105において、差分方位角が10度よりも大きいか否かを半定する(ステップST210)。
差分方位角が10度より大きい場合(ステップST210:Yes)には、携帯端末150は、磁気方位センサ103の検知信号の変化が大きく外部入力信号の入力が継続されているとして、ステップST206に処理を戻す。
一方、差分方位角が10度以下の場合(ステップST210:No)には、制御部105は、磁気方位センサ103の検知信号の変化は消失し外部入力信号の入力は終了したとして、プログラムを停止するとともにアプリケーションの動作により取得したデータを保存し(ステップST211)、処理を終了する。
具体的には、本フローチャートには、後述する各用途例における各種処理が適用可能であるが、例えば、用途例1の場合には、溶接作業の開始の際に磁界発生部101により発生された磁界変化を磁気方位センサ103で検出することにより、溶接作業の開始時期(磁界発生部101への通電開始)を取得し、磁気方位センサ103により検出される磁界変化の継続時間を溶接作業の継続時間(磁界発生部101への通電継続時間)として取得し、1回の溶接作業の終了の際に磁界発生部101により発生された磁界変化の消失を検出することにより、溶接作業の終了時期(磁界発生部101への通電停止)を取得することなどが可能である。よって、1回の溶接作業における通電開始から通電停止までの所要時間が取得でき、これらを溶接作業毎に積算することで、1日の或いは製品完成までの溶接時間などを知ることができ、溶接作業の管理や計画などに資することができる。
<情報処理システムの用途例1>
図3は、本発明の実施の形態1に係る情報処理システム100の用途例1を示す図である。なお、図3において、図1と同一構成である部分には同一符号を付している。
図3に示すように、携帯端末150をスタンド300に保持させる。スタンド300には、磁界発生部101が設けられている。
例えば、携帯端末150では、アプリケーションの動作として、溶接施工作業において、作業者毎の溶接作業に要した時間を計測、記録または集計することができる。この際、溶接に用いられる電源装置としては、溶接中にON信号を出力するものが存在し、このON信号をスタンド300の磁界発生部101に供給することにより、磁界発生部101が磁界を発生する。磁界発生部101により発生された磁界を磁気方位センサ103で検知することにより、制御部105は、作業者毎の溶接作業に要した時間を計測、記録または集計するためのプログラムを起動させる。携帯端末150では、集計したデータを記憶する。その後、携帯端末150に記憶したデータを、コピーまたは表示したり、携帯端末150で使用できるネットワークを経由して他の端末に転送したり、またはメールに添付して送信したりすることができる。
<情報処理システムの用途例2>
図4は、本発明の実施の形態1に係る情報処理システム100の用途例2を示す図である。なお、図4において、図1と同一構成である部分には同一符号を付している。
図4に示すように、携帯端末150を置台401に載置する。置台401には、磁界発生部101が設けられている。携帯端末150を載置した置台401は、例えば床(或いは壁)402に固定されることができる。
図4に示す場合においても、上記の用途例1と同様に、携帯端末150は、溶接施工作業において、作業者毎の溶接作業に要した時間を計測、記録または集計し、集計したデータを記憶してコピー等することができる。
<情報処理システムの用途例3>
図5は、本発明の実施の形態1に係る情報処理システム100の用途例3を示す図である。なお、図5において、図1と同一構成である部分には同一符号を付している。
図5に示すように、電流が流れる電線である磁界発生部101の近傍に携帯端末150が配置されている。電線である磁界発生部101に電流が流れることにより、右ネジの法則により磁界が発生し、発生した磁界を磁気方位センサ103により検知する。
この際、制御部105は、電線である磁界発生部101に電流が流れていることを警報として報知するように報知部107を制御する。
ここにおいて、電線は、例えば、溶接機において溶接作業の際に高圧電流が流れる電線などとすることができる。これにより、上記の用途例1と同様に、携帯端末150は、溶接施工作業において、作業者毎の溶接作業に要した時間を計測、記録または集計し、集計したデータを記憶してたり、携帯端末150に記憶したデータを、コピーまたは表示したり、携帯端末150で使用できるネットワークを経由して他の端末に転送したり、またはメールに添付して送信したりすることができる。
<情報処理システムの用途例4>
図6は、本発明の実施の形態1に係る情報処理システム100の用途例4を示す図である。なお、図6において、図1と同一構成である部分には同一符号を付している。
図6に示すように、地面に人間の接近を感知するセンサ601が設けられている。センサ601は、電線602により磁界発生部101と接続されている。センサ601は、例えば玄関の床に敷かれている玄関マットに備え付けられている。人間がセンサ601を踏むことにより、センサ601が人間の接近を感知し、センサ601が電線602を介して磁界発生部101に電流を供給する。センサ601は、例えば圧電素子を用いる。センサ601は、マットを踏んだときにオン信号を発するもの以外であってよく、例えば、ドアが開かれたときにオン信号を発するようにしたものや、赤外線人感センサや超音波人感センサなどが人を検知してオン信号を発するような構成とすることができる。携帯端末150は、磁界発生部101が発生した磁界を検知して記憶部106に記憶しているプログラムを起動させる。
携帯端末150は、プログラムを起動させることにより、例えば携帯端末150に内蔵されている図示しないカメラを監視カメラとして機能させるためのアプリケーションを動作させる。携帯端末150は、カメラで撮影した動画または画像を記憶部106に記憶させる。
または、携帯端末150は、ビルや部屋の入口部分や工事現場などに人が接近したような場合に、ドアが開かれたときのオン信号、マットを踏んだときのオン信号、赤外線人感センサが人を検知して発するオン信号などにより磁界発生部101に磁界を発生させることで、プログラムを起動させることにより、報知部107を構成するディスプレイに案内の説明を表示させたり、報知部107に設けたスピーカにより案内を音声として出力させる。この場合、携帯端末150は、更なる情報を希望する人がディスプレイをタッチした際に、更に詳しい説明等をディスプレイに表示させたり音声として出力させるようにしてもよい。
プログラムの停止は、例えば、タイマーなどを動作させることで起動後所定時間経過後に行うことができる。
<本実施の形態の効果>
本実施の形態によれば、携帯端末が静止している状態において、携帯端末の内部の磁気方位センサに対して磁界を検知させるように仕向けて所望のプログラムを起動させることにより、携帯端末の用途を拡張させることができる。
すなわち、本実施の形態では、携帯端末150が静止しているにも拘わらず磁気方位(磁界)が変化することは通常の使用態様では起こり得ない現象である。従って、携帯端末150が静止しているにも拘わらず磁気方位(磁界)が変化したことを磁気方位センサ130が検知した場合には、外部からのトリガ信号その他のオン信号等の外部入力信号が入力されたものとして取り扱うようにした。これにより、携帯端末150が内蔵する磁気方位センサ130に対して、簡単な電源とオンオフスイッチと電磁石(或いは手動の永久磁石など)により磁気変化を作用させることで、容易に携帯端末150に外部からのトリガ信号その他のオン信号等の外部入力信号として認識させることが可能となり、携帯端末150では該外部入力信号に従って、各種の処理(プログラムの起動やアプリケーションの実行)を行わせることができ、携帯端末の用途を拡張させることができる。
なお、図7に示すように、永久磁石を手動で接近させることで、携帯端末150が内蔵する磁気方位センサ130に対して磁気変化を作用させることで、容易に携帯端末150に外部からのトリガ信号その他のオン信号等の外部入力信号として認識させることが可能である。図7(A)が永久磁石を携帯端末150から離した状態で、図7(B)が永久磁石を携帯端末150へ接近させた状態を示している。
なお、携帯端末150が内蔵する照度センサを利用することもでき、この場合には携帯端末150が静止しているとの条件は不要で、例えば、携帯端末150を暗所に設置しておいて、人感センサなどが人間の接近を感知し、ランプ等の発光装置へ通電して発光させ、照度センサがこれを検知した際の信号をトリガ信号或いはその他のオン信号等の外部入力信号として利用して、各種の処理(プログラムの起動やアプリケーションの実行)を行わせることができる。
また、本実施の形態によれば、人間の接近をセンサにより検知して、センサがこれを検知した際の信号をトリガ信号その他のオン信号等の外部入力信号として利用して、携帯端末のアプリケーションを動作させるようにすることにより、付近に到着後一定時間経過しても画面操作しない人や画面表示を認識できない視覚障害者などが音声による案内を自動的に受けることができるようにすることができ、また、音声による案内などを常時行う必要をなくすることができる。
よって、本実施の形態によれば、簡単かつ低コストな構成でありながら、外部からトリガ信号その他のオン信号等の外部入力信号を容易に取り込むことができるようにして、該外部入力信号に基づいて所望の処理を実行(例えば、プログラムの起動やアプリケーションの実行など)させることにより、携帯端末の用途を拡張させることができる情報処理システムを提供することができる。
<本実施の形態の変形例>
本実施の形態において、携帯端末は加速度センサ、磁気方位センサ及び傾斜センサを備えたが、本発明はこれに限らず、加速度センサ、磁気方位センサ及び傾斜センサ以外のセンサを設けることができる。
本実施の形態において、外部入力信号発生手段の一例として磁界発生部を用いたが、本発明はこれに限らず、携帯端末に内蔵されたセンサに対して、磁界の発生以外の方法により外部入力信号を供給できるものであれば、任意のものを用いることができる。
以上で説明した実施の形態は、本発明を説明するための例示に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることは可能である。
本発明は、携帯して使用する端末を用いた情報処理システムに好適である。
100 情報処理システム
101 磁界発生部
102 加速度センサ
103 磁気方位センサ
104 傾斜センサ
105 制御部
106 記憶部
107 報知部

Claims (2)

  1. 磁気方位センサと、加速度センサと、傾斜センサと、を内蔵する携帯端末と、
    前記携帯端末へ外部からの入力信号として与える外部入力信号である磁気を発生させる外部入力信号発生手段と、
    を具備する情報処理システムであって、
    加速度センサ及び傾斜センサから入力した検知結果に基づいて、前記携帯端末が静止しているか否かを判定し、静止していると判定した場合において、磁気方位が変化したことを磁気方位センサが検知した場合に、外部入力信号発生手段から外部入力信号が入力されたものとして取り扱うものとし
    前記携帯端末は前記外部入力信号に基づいて所定の処理を実行することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記所定の処理が、溶接作業の開始の際に前記外部入力信号発生手段により発生される磁界変化を磁気方位センサで検出することにより溶接作業の開始時期を取得すると共に、磁気方位センサにより検出される磁界変化の継続時間を溶接作業の継続時間として取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
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