特許文献1記載の技術の場合、第2球殻の内側に電磁石を配置する一方、球体の外側に多数の溝状の磁極歯を形成する必要があって構造が複雑となる不都合があった。また、特許文献2記載の技術の場合、出力軸が直交配置される3個の電動モータに加え、回転球とそれらを支持する支持体とZ軸用モータに接続される第4のモータを必要とし、同様に構造が複雑となる不都合があった。
この発明の目的は上記した従来技術の不都合を解消し、第1、第2リンクをX,Y平面において任意の方向に変位させると共に、構造として簡易な球面アクチュエータを提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1に係る球面アクチュエータにあっては、第1リンクに固定され、内部に第1空間が形成されるソケット部と、第2リンクに接続自在であると共に、前記ソケット部の第1空間にX,Y平面における任意の方向に滑動自在に収容され、前記第1空間と協働して共用空間を形成自在な第2空間が設けられるボール部と、給排される流体圧に応じて伸縮自在な流体圧室からそれぞれ構成されるn個の袋状部材からなると共に、前記共用空間の受圧面に係合自在に配置されて前記流体圧室の伸縮を前記第1リンクに対する前記第2リンクの前記X,Y平面における任意な方向への変位として伝達自在なXY平面変位手段と、前記流体圧室を流体圧源とリザーバとにそれぞれ接続する流体圧路が収容される流体圧管と、前記流体圧路を介して前記流体圧室への流体圧の給排を制御する流体圧制御手段とを備える如く構成した。
請求項2に係る球面アクチュエータにあっては、前記共用空間の受圧面が、前記第1空間と前記第2空間を規定する壁面からなる如く構成した。
請求項3に係る球面アクチュエータにあっては、前記第1空間が中心cを有する大略半球状を呈すると共に、前記第2空間を規定する壁面が側面視において前記中心cに向けて傾斜させられる如く構成した。
請求項4に係る球面アクチュエータにあっては、前記第2空間を規定する壁面が、側面視において前記中心cに向けて前記第1空間に接近するように傾斜させられる如く構成した。
請求項5に係る球面アクチュエータにあっては、前記共用空間の受圧面が、前記第1空間を規定する壁面と前記第2空間に配置されるディスクとからなる如く構成した。
請求項6に係る球面アクチュエータにあっては、前記第1空間から延長させられる前記流体圧管が柱体からなると共に、前記ディスクが前記柱体を介して前記第2空間に支持させられる如く構成した。
請求項7に係る球面アクチュエータにあっては、前記XY平面変位手段の前記共用空間の受圧面への係合に助力すると共に、前記流体圧室の伸縮する方向を規制する規制手段を備える如く構成した。
請求項8に係る球面アクチュエータにあっては、前記規制手段が、前記共用空間において前記第1空間の壁面から前記第2空間に向けて突設させられる突起からなる如く構成した。
請求項9に係る球面アクチュエータにあっては、前記突起が、前記n個の袋状部材に当接される少なくともn個の面を有する多面体からなる如く構成した。
請求項10に係る球面アクチュエータにあっては、前記突起が、前記n個の袋状部材を係合自在に固定する円錐体からなる如く構成した。
請求項11に係る球面アクチュエータにあっては、前記突起が、前記第1空間の壁面から前記第2空間に向けて突設させられるプレートからなる如く構成した。
請求項12に係る球面アクチュエータにあっては、前記突起が、前記第2空間の壁面から前記第1空間に向けて突設させられるプレートからなる如く構成した。
請求項13に係る球面アクチュエータにあっては、前記第1リンクに対して前記第2リンクを前記X,Y平面に直交するZ軸回りに回転変位自在なZ軸回り変位手段を備える如く構成した。
請求項14に係る球面アクチュエータにあっては、前記Z軸回り変位手段が前記ボール部に相対変位自在に連結されると共に、充填される流体圧の大きさに応じて前記第1リンクに対して前記第2リンクを揺動自在な揺動モータからなる如く構成した。
請求項15に係る球面アクチュエータにあっては、前記Z軸回り変位手段が、前記n個の袋状部材とプレートからなる如く構成した。
請求項1に係る球面アクチュエータにあっては、第1リンクに固定され、内部に第1空間が形成されるソケット部と、第2リンクに接続自在であると共に、ソケット部の第1空間にX,Y平面における任意の方向に滑動自在に収容され、第1空間と協働して共用空間を形成自在な第2空間が設けられるボール部と、給排される流体圧に応じて伸縮自在な流体圧室からそれぞれ構成されるn個の袋状部材からなると共に、共用空間の受圧面に係合自在に配置されて流体圧室の伸縮を第1リンクに対する第2リンクのX,Y平面における任意な方向への変位として伝達自在なXY平面変位手段と、流体圧室を流体圧源とリザーバとにそれぞれ接続する流体圧路が収容される流体圧管と、流体圧路を介して流体圧室への流体圧の給排を制御する流体圧制御手段とを備える如く構成したので、流体圧室から構成される袋状部材からなるXY平面変位手段などを備える簡易な構造でありながら、第1リンクに対して第2リンクをX,Y平面における任意の方向に変位させることができ、球面関節などに好適に用いることができる。
また、流体圧を介して第1リンクに対して第2リンクを変位させるように構成したので、例えば多関節機構の一つとして用いるとき、流体圧源を1個備え、それを流体圧路でそれぞれの球面アクチュエータの袋状部材からなるXY平面変位手段に接続すれば足りることから、電気アクチュエータを用いる場合に比し、高出力かつ小型化にするのが容易である。
請求項2に係る球面アクチュエータにあっては、共用空間の受圧面が、第1空間と第2空間を規定する壁面からなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
請求項3に係る球面アクチュエータにあっては、第1空間が中心cを有する大略半球状を呈すると共に、第2空間を規定する壁面が側面視において中心cに向けて傾斜させられる如く構成したので、上記した効果に加え、袋状部材(流体圧室)の伸縮を壁面に効率的に伝えることができる。
請求項4に係る球面アクチュエータにあっては、第2空間を規定する壁面が、側面視において中心cに向けて前記第1空間に接近するように傾斜させられる如く構成したので、上記した効果に加え、袋状部材(流体圧室)の伸縮を壁面に効率的に伝えることができる。
請求項5に係る球面アクチュエータにあっては、共用空間の受圧面が、第1空間を規定する壁面と第2空間に配置されるディスクとからなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
請求項6に係る球面アクチュエータにあっては、第1空間から延長させられる流体圧管が柱体からなると共に、ディスクが柱体を介して第2空間に支持させられる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
請求項7に係る球面アクチュエータにあっては、XY平面変位手段の共用空間の受圧面への係合に助力すると共に、流体圧室の伸縮する方向を規制する規制手段を備える如く構成したので、上記した効果に加え、受圧面への係合を助力すると共に、流体圧室の伸縮方向を適正に規制することで、第1リンクに対して第2リンクをX,Y平面における任意の方向に一層確実に変位させることができる。
請求項8に係る球面アクチュエータにあっては、規制手段が、共用空間において第1空間の壁面から第2空間に向けて突設させられる突起からなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
請求項9に係る球面アクチュエータにあっては、突起が、n個の袋状部材に当接される少なくともn個の面を有する多面体からなる如く構成したので、上記した効果に加え、袋状部材(流体圧室)の伸縮を突起に効率的に伝えることができる。
請求項10に係る球面アクチュエータにあっては、突起が、n個の袋状部材に係合自在な円錐体からなる如く構成したので、上記した効果に加え、袋状部材(流体圧室)の伸縮を突起に効率的に伝えることができる。
請求項11に係る球面アクチュエータにあっては、突起が、第1空間の壁面から第2空間に向けて突設させられるプレートからなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
請求項12に係る球面アクチュエータにあっては、突起が、第2空間の壁面から第1空間に向けて突設させられるプレートからなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
請求項13に係る球面アクチュエータにあっては、第1リンクに対して第2リンクをX,Y平面に直交するZ軸回りに回転変位自在なZ軸回り変位手段を備える如く構成したので、上記した効果に加え、構造として簡易でありながら、球面関節などに一層好適に用いることができる。
請求項14に係る球面アクチュエータにあっては、Z軸回り変位手段がボール部に相対変位自在に連結されると共に、充填される流体圧の大きさに応じて第1リンクに対して前記第2リンクを揺動自在な揺動モータからなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造として一層簡易にすることができる。
請求項15に係る球面アクチュエータにあっては、Z軸回り変位手段が、n個の袋状部材とプレートからなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造として一層簡易にすることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る球面アクチュエータを実施するための形態について説明する。
図1はこの発明の第1実施例に係る球面アクチュエータの斜視図、図2はその底面図、図3は分解斜視図、図4(a)(b)は図1に示す球面アクチュエータの模式的側面断面図、図5(a)(b)は図4のV−V線断面図、図6は図1に示す球面アクチュエータの模式的断面図である。
図1から図6に示す如く、第1実施例に係る球面アクチュエータ10は、入力部材と出力部材の一方からなる第1リンク12に固定されるソケット部14と、入力部材と出力部材の他方からなる第2リンク16に接続自在なボール部20を備える。
後述する如く、球面アクチュエータ10は、第1リンク12に対して第2リンク16をX,Y平面、即ち、X,Y軸方向を含む平面において任意の方向に変位自在であると共に、X,Y平面を構成するX,Y軸に直交するZ軸回りに回転変位自在に構成される。図1にX,Y,Z軸(方向)を示す。
ソケット部14は球を大円(球面を中心を通る平面で切断したときの切断面の円)位置14aを超える小円位置14bで切断してなる、大略半球状(より具体的には球と半球の間の形状)の外形を呈すると共に、その内部に外形に即して同様に大略半球状を呈する凹部からなる第1空間14cが形成される。尚、図1で符号cは第1空間14cの中心を示す。
ボール部20も同様に球を大円(球面を中心を通る平面で切断したときの切断面の円)位置20aを超える小円位置20bで切断してなる、大略半球状(より具体的には球と半球の間の形状)の外形を呈し、ソケット部14の第1空間14cにX,Y平面における任意の方向に滑動自在に収容される。
図4に模式的に示す如く、ボール部20は底面で閉鎖されると共に、その底面はソケット部14の第1空間14cに面する側が後退させられ、ソケット部14の第1空間14cと協働して共用空間を形成自在な第2空間20cを形成する。図示の如く、第2空間20cは内側に傾斜する傾斜面とそれに続く平坦な面とで構成される。
「共用空間」は、第1空間14cと第2空間20cで形成(合成)される空間、即ち、第1空間14cと第2空間20cを合わせた空間を意味する。ソケット部14とボール部20は軽量かつ剛性の高い素材、例えばプラスチック、CFRP、マグネシウムなどから製作される。
球面アクチュエータ10はソケット部14とボール部20に加え、n個(具体的には3個。図1では2個のみ示す)の袋状部材(XY平面変位手段)22を備える。袋状部材22は、共用空間の受圧面(壁面)24に係合自在に配置され、流体圧管26に収容される流体圧路26aを介して供給される流体圧に応じて伸縮自在な流体圧室(油室)からそれぞれ構成され、流体圧室の伸縮を第1リンク12に対する第2リンク16のX,Y平面における任意な方向への変位として伝達自在に構成される。
さらに、球面アクチュエータ10は、流体圧路26aを介してn個の袋状部材22への流体圧の給排を制御する流体圧制御手段30を備える。この実施例では流体圧として作動油の圧力を用いる。
3個の袋状部材22は風船(バルーン)状を呈し、伸縮自在なプラスチック材、ゴム材などの弾性を有する素材から製作される。以下、3個の袋状部材を符号22で総称すると共に、22a,22b,22cで特定する。
このように、XY平面変位手段は、3個の袋状部材22から構成される。3個の袋状部材22は、共用空間の受圧面24に摩擦力によって係合自在に配置される。受圧面24は具体的には、図3と図4に示す如く、第1受圧面(第1空間14cの(第1空間14cを規定する)壁面14c1)24aと第2受圧面(第2空間20cの(第2空間20cを規定する)壁面20c1)24bからなる。
即ち、ソケット部14とボール部20は軽量かつ剛性の高い素材から、袋状部材22は伸縮自在な弾性を有する素材から製作されるが、それらの摩擦係数が適宜な範囲となるように選択することで、袋状部材22は共用空間の第1、第2受圧面24a,24bに摩擦力によって係合自在に配置され、供給される流体圧に応じた流体圧室の伸縮を第1リンク12に対する第2リンク16のX,Y平面における任意な方向への変位として伝達自在なように構成される。
図1に示す如く、第2空間20cを規定する壁面20c1、より正確にはその傾斜面は側面視において第1空間14cの中心cに向けて傾斜する如く構成される。
さらに、球面アクチュエータ10は、3個の袋状部材22の付近に、3個の袋状部材22の共用空間の受圧面24(特に第1受圧面24a)への係合を助力すると共に、袋状部材(流体圧室)22の一部を固定しつつ、袋状部材22の伸縮する方向を規制する規制手段32を備える。
規制手段32は、図1に示す如く、共用空間において第1空間14cの壁面14c1(第1受圧面24a)から第2空間20cに向けて突設させられる突起32aからなる。突起32aは3個(n個)の袋状部材22に当接される少なくとも3個(n個)の面を有する多面体、より具体的には三角錐体の頂部を切り欠いた形状を呈する多面体からなり、袋状部材22の共用空間の受圧面24への摩擦力による係合を助力する。
流体圧管26に収容される3本の流体圧路26aは、3個の袋状部材22をそれぞれ油圧ポンプ(あるいはアキュムレータ)からなる流体圧源26bとリザーバ26cとにそれぞれ接続する。
流体圧制御手段30はCPU,ROM,RAM,I/Oなどを備えるマイクロコンピュータから構成される電子制御ユニット(Electronic Control Unit。以下「ECU」という)30aからなり、流体圧路26aに介挿される電磁ソレノイドバルブ群30a1を励磁・消磁して3個の袋状部材22のそれぞれへの油圧(流体圧)の給排を制御する。
さらに、球面アクチュエータ10は、第1リンク12に対して第2リンク16をX,Y平面に直交するZ軸回りに回転変位させるZ軸回り変位手段34を備える。Z軸回り変位手段34は具体的には、充填される流体圧の大きさに応じてボール部20をソケット部14に対して揺動自在な揺動モータ34aからなる。
即ち、図4と図5に示す如く、ボール部20の第2空間20cの壁面20c1の上の閉鎖空間には円筒状の揺動モータ34aが収容される。揺動モータ34aは第2リンク16に固定されてボール部20の内部空間20dに収容される。尚、図示は省略するが、ソケット部14とボール部20は実際には分割可能な構造とされ、後述する第2実施例の図7に示す如く、ソケット部14はボルトで止められるように構成される。
図5(a)(b)に示す如く、揺動モータ34aには上面視円形の油室(シリンダ)34a1が円周角度において360度未満、例えば330度にわたって設けられ、その内部に摺動自在にピストン34a2が収容される。ピストン34a2は、ボール部20に接続される。
次いで、この実施例に係る球面アクチュエータ10の動作を説明する。
図6は第2空間20cから第1空間14cを見たときの断面図であるが、同図を参照してX,Y平面での任意の方向への変位を説明すると、ECU30aによって3本の流体圧路26aを介して3個の袋状部材22に油圧が均等に供給される場合、3個の袋状部材22a,22b,22cは図6の中央に示す状態にあり、球面アクチュエータ10は図1に示す中立位置とされる(図4に示す如く、3個の袋状部材22a,22b,22cは、共用空間の受圧面24a,24bに摩擦力によって係合して受圧面24a,24bに押圧力を作用させるように構成される)。
ここで3個の袋状部材22に油圧が不均衡に供給されると、例えば図6(b)に示すように22bへの供給が大きく増加させられる一方、22a,22cへの供給が大きく減少させられると、袋状部材22bの押圧面が増加し、図示は省略するが、第1リンク12に対して第2リンク16を中立位置からX軸(同図下部に示す)から60度の方向へと変位させる。
また、例えば同図(c)に示すように22a,22bへの供給が同程度に大きく増加させられ、22cへの供給が大きく減少させられると、22a,22bの押圧面が増加して第1リンク12に対して第2リンク16を中立位置からX軸方向へと変位させる。
また、例えば同図(d)に示すように22aへの供給が増加させられ、22b,22cへの供給が大きく減少させられると、袋状部材22aの押圧面が増加して第1リンク12に対して第2リンク16を中立位置からY軸に30度までの方向へと変位させる。同図(e)から(g)に示す例も同様である。
次いで、図5を参照してZ軸回りの回転変位を説明すると、ECU30aによって流体圧路26を介して揺動モータ34aの油室(シリンダ)34a1の一方に油圧が給排されると、それに応じてピストン34a2がその方向に駆動させられ、よって揺動モータ34aが第1リンク12に対して第2リンク16をZ軸回りに相対回転させる。
第1実施例に係る球面アクチュエータ10は上記の如く構成したので、流体圧室から構成される袋状部材22からなるXY平面変位手段などを備える簡易な構造でありながら、第1リンク12に対して第2リンク16をX,Y平面における任意の方向に変位させることができ、球面関節などに好適に用いることができる。
また、流体圧を介して第1リンク12に対して第2リンク16を変位させるように構成したので、例えば多関節機構の一つとして用いるとき、流体圧源を1個備え、それを流体圧路26aでそれぞれの球面アクチュエータの袋状部材22からなるXY平面変位手段に接続すれば足りることから、電気アクチュエータを用いる場合に比し、高出力かつ小型化にするのが容易である。
また、共用空間の受圧面24が、第1空間14cと第2空間20cを規定する壁面14c1,20c1(第1受圧面24a、第2受圧面24b)からなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
また、第1空間14cが中心cを有する大略半球状を呈すると共に、第2空間20c1を規定する壁面20c1、より正確にはその傾斜面が側面視において中心cに向けて傾斜するように構成したので、袋状部材(流体圧室。XY平面変位手段)22の伸縮を第2受圧面24bに効率的に伝えることができる。
また、袋状部材22の共用空間の受圧面24への係合に助力すると共に、袋状部材22の一部を固定しつつ、袋状部材22の伸縮する方向を規制する規制手段32を備える如く構成したので、上記した効果に加え、受圧面24への係合を助力すると共に、袋状部材22の伸縮方向を適正に規制することで、袋状部材22の伸縮を第2受圧面24bに効率的に伝えることができる。
また、規制手段32が、共用空間において第1空間14cの壁面14c1から第2空間20cに向けて突設させられる突起32a、より具体的にはn個の袋状部材22に当接される少なくともn個の面を有する多面体からなる如く構成したので、上記した効果に加え、袋状部材(流体圧室)22の伸縮を突起32aに効率的に伝えることができる。
また、第1リンク12に対して第2リンク16をX,Y平面に直交するZ軸回りに回転変位自在なZ軸回り変位手段34、より具体的にはボール部20に相対変位自在に連結されると共に、充填される流体圧の大きさに応じて第1リンク12に対して前記第2リンク16を揺動自在な揺動モータ34aを備える如く構成したので、上記した効果に加え、構造として簡易でありながら、球面関節などに一層好適に用いることができる。
図7はこの発明の第2実施例に係る球面アクチュエータの断面図、図8はそのソケット部の斜視図である。
第2実施例に係る球面アクチュエータ110も、入力部材と出力部材の一方からなる第1リンク112に固定されるソケット部114と、入力部材と出力部材の他方からなる第2リンク116に接続自在なボール部120を備える。
ソケット部114は大略半球状の外形を呈すると共に、その内部に外形に即して同様に大略半球状を呈する凹部からなる第1空間114cが形成される。ボール部120も大略半球状を呈し、ソケット部114の第1空間114cにX,Y平面における任意の方向に滑動自在に収容されると共に、図において下方の開口端側にソケット部114の第1空間114cと協働して共用空間を形成自在な第2空間120cが設けられる。
図示の如く、ソケット部114は中央付近で分割可能な構造とされ、ボルト止めされるように構成される。後述する第3、第4実施例に係る球面アクチュエータも同様である。
第2実施例に係る球面アクチュエータ110も、ソケット部114とボール部120に加え、n個(具体的には6個。1個のみ図示)の袋状部材(XY平面変位手段)122を備える。袋状部材122は、共用空間の受圧面124(より具体的には第1受圧面(第1空間114cの壁面114c1)124aと第2受圧面(第2空間120cの壁面120c1)124b)に係合自在に配置され、流体圧管126(に収容される流体圧路126a)を介して供給される流体圧に応じて伸縮自在な流体圧室(油室)からそれぞれ構成され、流体圧室の伸縮を第1リンク112に対する第2リンク116のX,Y平面における任意な方向への変位として伝達自在に構成される。
さらに、第2実施例に係る球面アクチュエータ110も、流体圧路126aを介してn個の袋状部材122への流体圧の給排を制御する流体圧制御手段(図示せず)を備える。
6個の袋状部材122は第1実施例と同様に伸縮自在なプラスチック材、ゴム材などの弾性を有する素材からなって風船状を呈し、流体圧路を介して供給される油圧に応じて伸縮自在な流体圧室(油室)を構成する。袋状部材122は、規制手段132と壁面120c1の一部により、その一部が固定される。
第2実施例にあっては、袋状部材(XY平面変位手段)122が摩擦力によって係合される受圧面124、即ち、第2空間120cを規定する壁面120c1は側面視において第1空間114cの中心cに向けて傾斜、より具体的には第1空間114cに接近するように傾斜する如く構成される。
また、第2実施例において6個の袋状部材122の受圧面124への係合を助力すると共に、伸縮する方向を規制する規制手段132は、図8に示す如く、第1実施例と同様、第1空間114cの壁面114c1から第2空間120cに向けて突設させられる突起132aからなる。突起132aは6個(n個)の袋状部材122を係合自在な円錐体からなる共に、その表面に袋状部材122を係止する係止部(小突起など)132a1を少なくともn個備える。
また、第2実施例に係る球面アクチュエータ110も、第1リンク112に対して第2リンク116をX,Y軸に直交するZ軸回りに回転変位させるZ軸回り変位手段134を備える。Z軸回り変位手段134は具体的には、ボール部120に配置されて充填される流体圧に応じて第1リンク112に対して第2リンク116をZ軸回りに揺動自在な揺動モータ134aからなる。
次いで、第2実施例に係る球面アクチュエータ110の動作を説明する。
図7を参照してX,Y平面の任意の方向への変位を説明すると、第1実施例と同様、6個の袋状部材122は受圧面124に当接して押圧力を作用させるように構成されることから、ECU30aによって流体圧路を介して6個の袋状部材122に油圧が均等に供給される場合、球面アクチュエータ110は図7に示す中立位置とされる。
その状態から6個の袋状部材122に油圧が不均衡に供給されると、それに応じて6個の袋状部材122の押圧面が増減し、図示は省略するが、第1リンク112に対して第2リンク116を中立位置からX,Y軸を含む任意の方向へと変位させる。
また、ECU30aによって流体圧路を介して揺動モータ134aの油室の一方に油圧が給排されると、それに応じて揺動モータ134aのピストンがその方向に駆動させられ、第1リンク112に対して第2リンク116をZ軸回りに相対回転させる。
第2実施例に係る球面アクチュエータ110は上記の如く構成したので、第1実施例と同様、流体圧室から構成される袋状部材122からなるXY平面変位手段などを備える簡易な構造でありながら、第1リンク112に対して第2リンク116をX,Y平面における任意の方向に変位させることができ、球面関節などに好適に用いることができる。
また、流体圧を介して第1リンク112に対して第2リンク116を変位させるように構成したので、例えば多関節機構の一つとして用いるとき、流体圧源を1個備え、それを流体圧路126aでそれぞれの球面アクチュエータの袋状部材からなるXY平面変位手段に接続すれば足りることから、電気アクチュエータを用いる場合に比し、高出力かつ小型化にするのが容易である。
また、共用空間の受圧面124が、第1空間114cと第2空間120cを規定する壁面114c1,120c1(第1受圧面124a、第2受圧面124b)からなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
また、第1空間114cが中心cを有する大略半球状を呈すると共に、第2空間120cを規定する壁面120c1が側面視において中心cに向けて傾斜、より具体的には第1空間114cに接近するようにさせられる如く構成したので、上記した効果に加え、袋状部材(流体圧室。XY平面変位手段)122の伸縮を第2受圧面124bに効率良く伝達することができる。
また、袋状部材122の共用空間の受圧面124への係合に助力すると共に、袋状部材122の一部を固定しつつ、その伸縮する方向を規制する規制手段132を備える如く構成したので、上記した効果に加え、受圧面124への係合を助力すると共に、流体圧室の伸縮方向を適正に規制することで、第1リンク112に対して第2リンク116をX,Y平面における任意の方向に一層確実に変位させることができる。
また、規制手段132が、共用空間において第1空間114cの壁面114c1から第2空間120cに向けて突設させられる突起132a、より具体的にはn個の袋状部材122に当接される円錐体からなる如く構成したので、上記した効果に加え、袋状部材(流体圧室)122の伸縮を突起132aに効率的に伝えることができる。
また、第1リンク112に対して第2リンク116をX,Y平面に直交するZ軸回りに回転変位自在なZ軸回り変位手段134、より具体的にはボール部120に相対変位自在に連結されると共に、充填される流体圧の大きさに応じて第1リンク112に対して前記第2リンク116を揺動自在な揺動モータ134aを備える如く構成したので、上記した効果に加え、構造として簡易でありながら、球面関節などに一層好適に用いることができる。
図9はこの発明の第3実施例に係る球面アクチュエータの斜視図、図10はその分解斜視図、図11(a)(b)は図9のXI−XI線断面図である。
第3実施例に係る球面アクチュエータ210は、入力部材と出力部材の一方からなる第1リンク212に接続自在な、より具体的には固定されたソケット部214と、入力部材と出力部材の他方からなる第2リンク216に接続自在な、より具体的には固定されたボール部220を備える。
ソケット部214は大略半球状の外形を呈すると共に、その内部に外形に即して同様に大略半球状を呈する凹部からなる第1空間214cが形成される。ボール部220も大略半球状を呈し、ソケット部214の第1空間214cにX,Y平面における任意の方向に滑動自在に収容されると共に、内部にソケット部214の第1空間214cと協働して共用空間を形成自在な第2空間220cが設けられる。図示の如く、第3実施例にあっては、第2空間220cは従前の実施例に比して広く形成される。
第3実施例に係る球面アクチュエータ210も、ソケット部214とボール部220に加え、n個(具体的には5個)の袋状部材(XY平面変位手段)222を備える。袋状部材222は、共用空間の受圧面224(より具体的には第1受圧面(第1空間214cの壁面214c1)224aと第2受圧面(第2空間220cの壁面220c1)224b)に係合自在に配置され、流体圧管226に収容される流体圧路(図示せず)を介して供給される流体圧に応じて伸縮自在な流体圧室(油室)からそれぞれ構成され、流体圧室の伸縮を第1リンク212に対する第2リンク216のX,Y平面における任意な方向への変位として伝達自在に構成される。
さらに、第3実施例に係る球面アクチュエータ210も、流体圧路を介してn個の袋状部材222への流体圧の給排を制御する流体圧制御手段(図示せず)を備える。
5個の袋状部材222は第1実施例と同様に伸縮自在なプラスチック材、ゴム材などの弾性を有する素材からなって風船状を呈し、流体圧路を介して供給される油圧に応じて伸縮自在な流体圧室(油室)を構成する。
また、第3実施例において、5個の袋状部材222の受圧面224(224a,224b)への係合を助力すると共に、伸縮する方向を規制する規制手段232は、図9と図10に示す如く、第1空間214cの壁面214c1から第2空間220cに向けて突設させられる突起232、より具体的には柱体(流体圧管226)を介して第2空間220cに支持されるプレート232a1とディスク232a2と、第2空間220cの壁面220c1から第1空間214cに向けて突設させられる第2のプレート232bからなる。
5個の袋状部材222は第1実施例と同様に伸縮自在なプラスチック材、ゴム材などの弾性を有する素材からなって風船状を呈し、流体圧路を介して供給される油圧の大きさに応じて伸縮自在な油室を構成する。
また、第3実施例において5個の袋状部材222の伸縮方向を規制する規制手段232は、図10に示す如く、第1空間214cの壁面214c1から第2空間220cに向けて突設させられる突起232a(プレート232a1とディスク232a2)と、第2空間220cの壁面220c1から第1空間214cに向けて突設させられる突起(第2のプレート)232bからなる。
また、第3実施例において特徴的なことは、上記した突起232a(232a1,232a2),232bがZ軸回り変位手段234としても機能することである。即ち、図11(a)(b)に示す如く、突起232a(232a1,232a2),232bには5個の袋状部材222のうちの少なくとも2個が当接するように構成される。
次いで、第3実施例に係る球面アクチュエータ210の動作を説明する。
図10を参照してX,Y平面での任意の方向への変位を説明すると、第1実施例と同様、5個の袋状部材222は受圧面224に係合して押圧力を作用させるように構成されることから、ECU30aによって流体圧路を介して5個の袋状部材222に油圧が均等に供給される場合、球面アクチュエータ210は図9に示す中立位置とされる。
その状態から5個の袋状部材222に油圧が不均衡に供給されると、それに応じて5個の袋状部材222の受圧面224の面積が増減して第1リンク212に対して第2リンク216を中立位置からX,Y平面での任意の方向へと変位させる。
また、このとき、図11に示す如く、プレート232a,232bに両側で係合する袋状部材222の一方に油圧が供給されて伸張する一方、他方から油圧が排出されて収縮すると、Z軸回りの回転力がプレート232a,232bに作用し、よって第1リンク212に対して第2リンク216をZ軸回りに相対回転させる。
第3実施例に係る球面アクチュエータ210は上記の如く構成したので、第1実施例と同様、流体圧室から構成される袋状部材222からなるXY平面変位手段などを備える簡易な構造でありながら、第1リンク212に対して第2リンク216をX,Y平面における任意の方向に変位させることができ、球面関節などに好適に用いることができる。
また、流体圧を介して第1リンク212に対して第2リンク216を変位させるように構成したので、例えば多関節機構の一つとして用いるとき、流体圧源を1個備え、それを流体圧路でそれぞれの球面アクチュエータの袋状部材からなるXY平面変位手段に接続すれば足りることから、電気アクチュエータを用いる場合に比し、高出力かつ小型化にするのが容易である。
また、共用空間の受圧面224が、第1空間214cと第2空間220cを規定する壁面214c1,220c1(第1受圧面224a、第2受圧面224b)からなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
また、袋状部材(流体圧室)222の共用空間の受圧面224への係合に助力すると共に、袋状部材222の伸縮する方向を規制する規制手段232を備える如く構成したので、上記した効果に加え、袋状部材222の伸縮方向を適正に規制することで、第1リンク212に対して第2リンク216をX,Y平面における任意の方向に一層確実に変位させることができる。
また、規制手段232が突起232a(232a1,232a2),232bからなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができると共に、第1リンク212に対して第2リンク216をX,Y平面に直交するZ軸回りに回転変位自在なZ軸回り変位手段234として機能する如く構成したので、上記した効果に加え、構造として簡易でありながら、球面関節などに一層好適に用いることができる。
図12はこの発明の第4実施例に係る球面アクチュエータの斜視図、図13はその分解斜視図である。
第4実施例は第3実施例の変形例であり、第3実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第4実施例に係る球面アクチュエータ310にあっては、袋状部材(XY平面変位手段)322が係合する共用空間の受圧面324が、ボール部320の底面からなる第1受圧面324aと、第2空間320cに配置されるディスク3241からなる第2受圧面324bからなる如く構成した。
より具体的には、第4実施例にあっては、第1空間314cから柱体として構成される流体圧管326が第2空間320cに延長させられると共に、第2受圧面324bが、延長された流体圧管326を介して第2空間320cに支持されるディスク3241からなる如く構成した。袋状部材322(図12で1個のみ示す)は、第1受圧面324aと第2受圧面324bの間に収容される。
これにより、第3実施例に比して構造を一層簡易にすることができる。第4実施例の残余の構造および効果は第3実施例と異ならない。
上記した如く、第1から第4実施例に係る球面アクチュエータ10,110,210,310にあっては、第1リンク12,112,212,312に固定され、内部に第1空間14c,114c,214c,314cが形成されるソケット部14,114,214,314と、第2リンク16,116,216,316に接続自在であると共に、前記ソケット部の第1空間にX,Y平面における任意の方向に滑動自在に収容され、前記第1空間と協働して共用空間を形成自在な第2空間20c,120c,220c,320cが設けられるボール部20,120,220,320と、給排される流体圧に応じて伸縮自在な流体圧室からそれぞれ構成されるn個の袋状部材22,122,222,322からなると共に、前記共用空間の受圧面24,124,224,324に係合自在に配置されて前記流体圧室の伸縮を前記第1リンクに対する前記第2リンクの前記X,Y平面における任意な方向への変位として伝達自在なXY平面変位手段(袋状部材)22,122,222,322と、前記流体圧室を流体圧源26bとリザーバ26cとにそれぞれ接続する流体圧路26a,126a,226aが収容される流体圧管26,126,226,326と、前記流体圧路を介して前記流体圧室への流体圧の給排を制御する流体圧制御手段30(ECU30a)とを備える如く構成したので、流体圧室から構成される袋状部材22,122,222,322からなるXY平面変位手段などを備える簡易な構造でありながら、第1リンク12,112,212,312に対して第2リンク16,116,216,316をX,Y平面における任意の方向に変位させることができ、球面関節などに好適に用いることができる。
また、流体圧を介して第1リンク12,112,212,312に対して第2リンク16,116,216,316を変位させるように構成したので、例えば多関節機構の一つとして用いるとき、流体圧源を1個備え、それを流体圧路でそれぞれの球面アクチュエータの袋状部材22,122,222,322からなるXY平面変位手段に接続すれば足りることから、電気アクチュエータを用いる場合に比し、高出力かつ小型化にするのが容易である。
また、前記共用空間の受圧面24が、前記第1空間14c,114c,214c,314cと前記第2空間20c,120c,220c,320cを規定する壁面14c1,114c1,214c1,314c1,20c1,120c1,220c1,320c1からなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
また、前記第1空間14c,114cが中心cを有する大略半球状を呈すると共に、前記第2空間20c,120cを規定する壁面20c1,120c1が側面視において前記中心cに向けて傾斜させられる如く構成したので、上記した効果に加え、袋状部材22,122の伸縮を効率的に伝えることができる。
また、前記第2空間120cを規定する壁面120c1が、側面視において前記中心cに向けて前記第1空間114cに接近するように傾斜させられる如く構成したので、上記した効果に加え、袋状部材22,122の伸縮を効率的に伝えることができる。
また、前記共用空間の受圧面324が、前記第1空間314cを規定する壁面314c1と前記第2空間320cに配置されるディスク3241とからなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
また、前記第1空間314cから延長させられる前記流体圧管が柱体からなると共に、前記ディスク3241が前記柱体を介して前記第2空間320cに支持させられる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
また、前記XY平面変位手段の前記共用空間の受圧面24,124,224,324への係合に助力すると共に、前記流体圧室の伸縮する方向を規制する規制手段32,132,232,332を備える如く構成したので、上記した効果に加え、受圧面への係合を助力すると共に、流体圧室の伸縮方向を適正に規制することで、第1リンク12,112,212,312に対して第2リンク16,116,216,316をX,Y平面における任意の方向に一層確実に変位させることができる。
また、前記規制手段が、前記共用空間において前記第1空間14c,114cの壁面14c1,114c1から前記第2空間20c、120cに向けて突設させられる突起32a,132a(プレート232a1、ディスク232a2、プレート332a)からなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
また、前記突起32aが、前記n個の袋状部材22に当接される少なくともn個の面を有する多面体からなる如く構成したので、上記した効果に加え、袋状部材(流体圧室)22の伸縮を突起32aに効率的に伝えることができる。
また、前記突起132aが、前記n個の袋状部材122に係合自在な円錐体からなる如く構成したので、上記した効果に加え、袋状部材(流体圧室)122の伸縮を突起132aに効率的に伝えることができる。
また、前記突起232a,332aが、前記第1空間214c,314cの壁面214c1,314c1から前記第2空間220c,320cに向けて突設させられるプレートからなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
また、前記突起332bが、前記第2空間220cの壁面220c1から前記第1空間214cに向けて突設させられるプレートからなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造を一層簡易にすることができる。
また、前記第1リンク12,112,212,312に対して前記第2リンク16,116,216,316を前記X,Y平面に直交するZ軸回りに回転変位自在なZ軸回り変位手段34,134,234を備える如く構成したので、上記した効果に加え、構造として簡易でありながら、球面関節などに一層好適に用いることができる。
また、前記Z軸回り変位手段34,134,234が前記ボール部に相対変位自在に連結されると共に、充填される流体圧の大きさに応じて前記第1リンク12,112に対して前記第2リンク16,116を揺動自在な揺動モータ34a,134aからなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造として一層簡易にすることができる。
また、前記Z軸回り変位手段が、前記n個の袋状部材222,322とプレート232a1(ディスク232a2),232b,332a,332bからなる如く構成したので、上記した効果に加え、構造として一層簡易にすることができる。
上記において、流体(作動流体)として作動油を用いたが、それに限られるものではなく、水あるいは空気などであっても良い。
また、袋状部材の個数を3個、6個、あるいは5個などとしたが、それに限られるものではない。例えば第2実施例においてはリターンスプリングを用いることで1個にすることも可能である。