JP5924952B2 - 通信解析装置及び通信解析方法 - Google Patents

通信解析装置及び通信解析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5924952B2
JP5924952B2 JP2012013180A JP2012013180A JP5924952B2 JP 5924952 B2 JP5924952 B2 JP 5924952B2 JP 2012013180 A JP2012013180 A JP 2012013180A JP 2012013180 A JP2012013180 A JP 2012013180A JP 5924952 B2 JP5924952 B2 JP 5924952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sampling
analog signal
digital signal
transmission path
code
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012013180A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013153331A (ja
Inventor
遠藤 聡
聡 遠藤
吉秋 小泉
吉秋 小泉
卓也 向井
卓也 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012013180A priority Critical patent/JP5924952B2/ja
Publication of JP2013153331A publication Critical patent/JP2013153331A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5924952B2 publication Critical patent/JP5924952B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Description

本発明は、通信解析装置及び通信解析方法に関する。
デジタルデータが伝送路を経由して伝送される場合、このデジタルデータは、伝送路符号を用いて符号化される。そして、伝送路には、伝送路符号の系列に応じた波形を有する電気信号等が伝送される。以下では、この電気信号等を、アナログ信号という。
伝送路により伝送されるアナログ信号の波形は、伝送路の周波数特性や外乱によってある程度歪んでしまう。この歪みが大きくなると、アナログ信号を受信した際に、波形から伝送路符号を読み取ることが困難になる。その結果、伝送路符号の伝送エラーが生じてしまう。
伝送エラーが生じた場合に、その要因を推定するためには、伝送路上のアナログ信号を傍受して、このアナログ信号と、このアナログ信号により伝送された伝送路符号を比較する必要がある。そこで、この比較を行うための装置が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に記載の装置は、通信ネットワーク上に伝送されているプロトコルデータと、この通信ネットワークをオシロスコープで測定することで得られるアナログ信号の波形とを、共通のトリガを基準とする時間軸上に表示する。これにより、通信ネットワークの管理者等が、プロトコルデータとアナログ信号の波形を比較することができる。
特開2006−300618号公報
アナログ信号により伝送された伝送路符号は、所定のタイミングにおけるアナログ信号の値に基づいて決定される。したがって、所定のタイミングにおけるアナログ信号の値は伝送エラーの発生に関連するが、それ以外の値は関連しない。
単にアナログ信号と伝送路符号とが共通の時間軸上に表示されるだけでは、アナログ信号の値のうち、伝送エラーの発生に関連する値が不明であった。このため、伝送エラーの要因の推定が困難となるおそれがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、伝送エラーの要因の推定を容易にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の通信解析装置は、
伝送路符号を示すアナログ信号を、伝送路を介して受信する受信手段と、
前記アナログ信号を第1周期でサンプリングして得られる第1サンプリング値から前記伝送路符号を決定する決定手段と、
前記第1周期よりも短い第2周期で前記アナログ信号をサンプリングして得られる第2サンプリング値に基づいて、前記アナログ信号を第1デジタル信号に変換する第1A/D変換手段と、
前記アナログ信号を、二値信号である第2デジタル信号に変換する第2A/D変換手段と、
一の前記伝送路符号を示す前記アナログ信号から前記第2A/D変換手段によって変換された前記第2デジタル信号の値のうち、前記第1サンプリング値のサンプリングタイミングにおける値以外の値の割合を算出する算出手段と、
前記伝送路符号と、前記サンプリングタイミングと、前記第1デジタル信号と、前記第2デジタル信号と、前記割合と、を出力する出力手段と、
を備える。
本発明によれば、伝送エラーの要因の推定を容易にすることができる。
第1の実施形態に係る通信解析装置が接続される伝送路を示す図である。 伝送路符号の系列、通信ユニットが生成したアナログ信号、復調されたアナログ信号、サンプリング値の系列、及び指標値の関係を説明するための図である。 通信解析装置の機能構成を示す図である。 通信解析装置の各構成要素間における情報の伝達を模式的に示す図である。 指標値算出部により実行される指標値算出処理を示すフロー図である。 制御部により実行されるデジタル信号取得スレッドを示すフロー図である。 制御部により実行される符号取得スレッドを示すフロー図である。 制御部により実行される指標値取得スレッドを示すフロー図である。 制御部により実行される操作データ取得スレッドを示すフロー図である。 制御部により実行されるメインスレッドを示すフロー図である。 表示部により表示される波形画面を示す図である。 表示部により表示されるデータ内容画面を示す図である。 第2の実施形態に係る通信解析装置と伝送路との関係を示す図である。 制御部により実行されるメインスレッドを示すフロー図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る通信解析装置10は、図1に示されるように、通信ユニットU1と通信ユニットU2とを接続する伝送路L1に接続される。通信ユニットU1、U2は、例えば、それぞれ空調機の室外機と室内機である。また、伝送路L1は、通信ユニットU1から通信ユニットU2へ変調信号A1を伝送する通信線である。
通信ユニットU1は、通信フレーム(デジタルデータ)を所定の伝送路符号で符号化することにより、アナログ信号を生成する。また、通信ユニットU1は、このアナログ信号を変調して変調信号A1を生成し、通信ユニットU2へ送信する。
通信ユニットU1による符号化は、例えばベースバンドの単流方式に従う。この場合、伝送路符号の系列は、図2に示されるように、「0」及び「1」のいずれかの値の系列となる。また、通信ユニットU1は、伝送路符号「1」をハイレベルの電圧Eに対応付け、伝送路符号「0」をローレベルの電圧ゼロに対応づけて、信号A0を生成する。これにより、信号A0は、ハイレベル又はローレベルの電圧値を周期的に示す信号となる。そして、通信ユニットU1は、所定の変調方式で信号A0を変調することにより変調信号A1を生成する。
通信ユニットU2は、伝送路L1から変調信号A1を受信して、この変調信号A1に重畳している通信フレームを復元する。
通信解析装置10は、伝送路L1により伝送される変調信号A1を傍受する。通信解析装置10は、図3に示されるように、受信部110、第1A/D変換部111、第2A/D変換部112、符号決定部113、指標値算出部140、記憶部150、時刻管理部160、操作部170、制御部180、及び表示部190を有している。
受信部110は、変調信号A1を復調して、アナログ信号の信号A2を生成する。図2には、信号A0のうち本来伝送されるべき矩形波の部分が、伝送路L1による伝送で歪むとともに遅延しているときの信号A2が示されている。受信部110は、この信号A2を、第1A/D変換部111及び第2A/D変換部112へ送信する。
第1A/D変換部111は、信号A2のうち、1個の伝送路符号を伝送する部分から複数のサンプリング値をサンプリングすることにより、信号A2をデジタル信号D1に変換する。第1A/D変換部111は、変換されたデジタル信号D1を制御部180へ送信する。
第2A/D変換部112は、通信解析装置10が接続されている通信系のプロトコルに従って、信号A2をデジタル信号D2に変換する。そして、第2A/D変換部112は、デジタル信号D2を、符号決定部113及び指標値算出部140へ送信する。
具体的には、第2A/D変換部112は、図2に示されるように、信号A2のうち、1個の伝送路符号を伝送する部分それぞれから12個のサンプリング値をサンプリングする。
また、第2A/D変換部112は、信号A2により伝送される伝送路符号の情報量と等しい量子化ビット数で、信号A2を量子化する。本実施形態に係る伝送路符号は1ビットの情報量を有するため、この量子化ビット数は1ビットである。
具体的には、第2A/D変換部112は、図2に示されるように、信号A2の値がE/2より大きい場合には「1」に量子化し、それ以外の場合には「0」に量子化する。この量子化後の値は、伝送路符号がとり得る値に基づいて定められる。
符号決定部113は、デジタル信号D2に基づいて、伝送された伝送路符号を決定する。
符号決定部113は、調歩同期方式に従って、伝送された伝送路符号を決定するためのタイミング(以下、決定タイミングという)を取得する。詳しくは、符号決定部113は、所定の伝送路符号(スタートビット)のエッジを検知し、次の伝送路符号以降に、一定周期の決定タイミングを、タイマを用いて取得する。
例えば、符号決定部113は、図2において、矢印で示されている決定タイミングを周期的に取得する。この決定タイミングは、信号A2のうち1個の伝送路符号を伝送する部分からのサンプリングが実行された12回のタイミングのうち、ほぼ中央に位置する6回目のタイミングである。
符号決定部113は、決定タイミングにおけるデジタル信号D2の値から伝送路符号を決定する。これにより、符号決定部113は、通信解析装置10が接続されている通信系のプロトコルに従って、伝送路符号を決定することとなる。符号決定部113は、決定した伝送路符号と決定タイミングとを関連づけて、符号データD3として制御部180へ送信する。
指標値算出部140は、CPU(Central Processing Unit)及びRAM(Random Access Memory)等から構成され、所定のプログラムを実行することにより、後述の処理を実行する。また、指標値算出部140は、符号決定部113と同様に決定タイミングを取得する。そして、符号決定部113は、決定タイミングごとに、符号決定部113による決定が誤りである度合いを示す指標値を、デジタル信号D2に基づいて算出する。この指標値は、0.0〜1.0の範囲内の値である。また、ノイズがある程度少ない状況において、この指標値は、値が大きいほど、決定された伝送路符号が誤りである(ビット反転エラー)可能性が高いことを示す。
指標値算出部140による指標値の算出について、図2を用いて説明する。指標値算出部140は、デジタル信号D2のうちの1個の伝送路符号を伝送する部分からサンプリングされたサンプリング値のうち、決定タイミングにおける値以外の値の割合を算出する。図2に示される場合では、デジタル信号D2のうちの伝送路符号「1」を伝送する部分から、2個の「0」と10個の「1」とがサンプリングされている。また、決定タイミングにおける値は「1」である。この場合、指標値算出部140は、12個のサンプリング値のうち「0」の割合である0.17(=2/12)を指標値として算出する。
そして、指標値算出部140は、算出した指標値と決定タイミングとを関連づけて、指標値データD4として制御部180へ送信する。また、指標値算出部140は、デジタル信号D2を、制御部180へ送信する。
記憶部150は、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等から構成され、指標値算出部140及び制御部180により実行されるプログラムを格納する。
時刻管理部160は、RTC(Real Time Clock)等から構成され、制御部180の要求に応じて、時刻データD6を制御部180へ出力する。時刻データD6は、年、月、日、時、分、及び秒単位で表される現在時刻を示すデータである。
操作部170は、通信解析装置10のユーザにより入力された情報を受け付けて、この情報を示す操作データD7を制御部180へ出力する。
制御部180は、CPU及びRAM等から構成され、デジタル信号D1、デジタル信号D2、符号データD3、指標値データD4、時刻データD6、及び操作データD7を取得する。また、制御部180は、記憶部150からプログラムをロードして実行することにより、取得した各データに基づいて後述の処理を実行する。
また、制御部180は、表示データD8を表示部190へ出力する。表示データD8は、デジタル信号D1、D2と決定タイミングとが関連付けられたデータ、及び符号データD3、指標値データD4を含む。
表示部190は、LCD(Liquid Crystal Display)等から構成され、表示データD8の内容を、通信解析装置10のユーザに対して表示する。
図4には、通信解析装置10の各構成要素の相互間における情報(信号、データ)のやり取りが、時間軸とともに模式的に示されている。図中、白抜きの長方形は各構成要素により実行される処理を示し、太線の矢印は情報の伝達を表す。
続いて、指標値算出部140により実行される処理について、図5を用いて説明する。
まず、指標値算出部140は、デジタル信号D2を受信したか否かを判定する(ステップS11)。デジタル信号D2を受信していないと判定した場合(ステップS11;No)、指標値算出部140は、ステップS11の処理を繰り返す。
デジタル信号D2を受信したと判定した場合(ステップS11;Yes)、指標値算出部140は、受信したデジタル信号D2をRAMに格納することで、一時的に保持する(ステップS12)。
次に、指標値算出部140は、デジタル信号D2のうち、所定個数のサンプリング値を取得したか否かを判定する(ステップS13)。この所定個数は、デジタル信号D2のうち、1個の伝送路符号を伝送する部分からサンプリングされたサンプリング値の個数であって、本実施形態に係る所定個数は12個である。
所定個数のサンプリング値を取得していないと判定した場合(ステップS13;No)、指標値算出部140は、ステップS11以降の処理を繰り返す。
所定個数のサンプリング値を取得したと判定した場合(ステップS13;Yes)、指標値算出部140は、RAMに保持されたサンプリング値に基づいて、指標値を算出する(ステップS14)。
そして、指標値算出部140は、指標値データD4を制御部180へ出力する(ステップS15)。その後、指標値算出部140は、ステップS11以降の処理を繰り返す。
続いて、制御部180により実行される処理について、図6〜図10を用いて説明する。制御部180は、デジタル信号取得スレッドTh1、符号取得スレッドTh2、指標値取得スレッドTh3、操作データ取得スレッドTh4及びメインスレッドTh5を、並列に処理する。以下、各スレッドについて説明する。
図6に示されるデジタル信号取得スレッドTh1では、制御部180は、まず、デジタル信号D1のうち1個の伝送路符号を伝送する部分を、第1A/D変換部111から受信したか否かを判定する(ステップS21)。デジタル信号D1を受信していないと判定した場合(ステップS21;No)、制御部180は、ステップS21の処理を繰り返す。
デジタル信号D1を受信したと判定した場合(ステップS21;Yes)、制御部180は、RAM内のデジタル信号取得フラグをONにする(ステップS22)。その後、制御部180は、ステップS21以降の処理を繰り返す。
図7に示される符号取得スレッドTh2では、制御部180は、まず、符号決定部113から符号データD3が入力されたか否かを判定する(ステップS31)。符号データD3が入力されていないと判定した場合(ステップS31;No)、制御部180は、ステップS31の処理を繰り返す。
符号データD3が入力されたと判定した場合(ステップS31;Yes)、制御部180は、RAM内の符号取得フラグをONにする(ステップS32)。その後、制御部180は、ステップS31以降の処理を繰り返す。
図8に示される指標値取得スレッドTh3では、制御部180は、まず、指標値算出部140から指標値データD4が入力されたか否かを判定する(ステップS41)。指標値データD4が入力されていないと判定した場合(ステップS41;No)、制御部180は、ステップS41の処理を繰り返す。
指標値データD4が入力されたと判定した場合(ステップS41;Yes)、制御部180は、RAM内の指標値取得フラグをONにする(ステップS42)。その後、制御部180は、ステップS41以降の処理を繰り返す。
図9に示される操作データ取得スレッドTh4では、制御部180は、まず、操作部170から操作データD7が入力されたか否かを判定する(ステップS51)。操作データD7が入力されていないと判定した場合(ステップS51;No)、制御部180は、ステップS51の処理を繰り返す。
操作データD7を受信したと判定した場合(ステップS51;Yes)、制御部180は、操作データD7をRAMに保持する(ステップS52)。その後、制御部180は、ステップS51以降の処理を繰り返す。
図10に示されるメインスレッドTh5では、制御部180は、まず、デジタル信号取得フラグがONであり、かつ符号取得フラグがONであり、かつ指標値取得フラグがONであるか否かを判定する(ステップS61)。ステップS61の判定が否定された場合(ステップS61;No)、制御部180は、ステップS61を繰り返す。
ステップS61の判定が肯定された場合(ステップS61;Yes)、制御部180は、デジタル信号取得フラグ、符号決定フラグ、及び指標値取得フラグの各フラグをOFFにクリアする(ステップS62)。
次に、制御部180は、時刻管理部160に時刻データD6の出力を要求して、時刻データD6を取得する(ステップS63)。
制御部180は、RAMに保持された操作データD7に従って、表示データD8を作成する(ステップS64)。操作データD7は、例えば、アナログ信号やデジタル信号、決定された伝送路符号、及び指標値等の表示/非表示の設定や、波形表示の倍率を含む。
また、表示データD8は、デジタル信号D1及びデジタル信号D2の波形、決定された伝送路符号、並びに算出された指標値を、決定タイミングと関連づけて表示部190に表示させるためのデータである。また、表示データD8は、伝送路符号に基づいて復元された通信フレームの識別番号及び通信フレームのデータ内容と、時刻データD6とが関連づけられたデータを含む。
そして、制御部180は、表示データD8を表示部190へ送信する(ステップS65)。これにより、表示部190には、図11に示される波形画面191、及び図12に示されるデータ内容画面192が表示される。
波形画面191は、デジタル信号D1、デジタル信号D2、指標値データD4、符号データD3、通信フレームの識別番号Fid、及び決定タイミングを示す線L2が、共通の時間軸上に表示される画面である。
データ内容画面192には、通信フレームの識別番号Fid、タイムスタンプ193、伝送路符号から復元された通信フレーム194、通信フレームのデータ内容195が表示される。また、伝送エラーが生じた場合には、伝送エラーの詳細が、データ内容195として表示される。伝送エラーの詳細は、例えば、パリティエラーである。
図10に戻り、制御部180は、ステップS61以降の処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態に係る制御部180は、デジタル信号D1及び決定された伝送路符号と、決定タイミングとを関連づけて出力する。これにより、ユーザは、例えば図11に示される波形画面191を観察して、決定タイミングにおけるデジタル信号D1の値と伝送路符号とを比較することができる。このデジタル信号D1の値は、実質的に信号A2の値を示すため、ユーザは、信号A2のおおよその値と伝送路符号とを比較することができる。ひいては、伝送エラーの要因の推定が容易になる。
また、制御部180は、デジタル信号D2と決定タイミングとを関連づけて出力する。これにより、ユーザは、伝送路符号の決定の前段として実行されるサンプリングの結果を確認することができる。また、信号A2のおおよその値や、決定された伝送路符号と、デジタル信号D2とを比較することができる。
また、制御部180は、指標値算出部により算出された指標値と、決定タイミングとを関連づけて出力する。これにより、ユーザは、決定タイミングにおいて決定された伝送路符号が誤りである度合いを認識することができる。
また、指標値算出部140は、デジタル信号D2のうち、1個の伝送路符号を伝送する部分からサンプリングされたサンプリング値に基づいて、指標値を算出した。これにより、指標値算出部140は、決定タイミング以外のタイミングにおけるデジタル信号D2の歪みに基づいて、指標値を算出することができる。
また、表示部190は、デジタル信号D1、デジタル信号D2、符号データD3、指標値データD4、及び通信フレームの識別番号Fidを、共通の時間軸上に表示した。また、表示部190は、さらに決定タイミングを示す線L2を表示した。これにより、ユーザは、決定タイミングにおける信号A2の概形や決定された伝送路符号を、視覚的に把握することができる。また、算出された指標値を視覚的に確認することにより、伝送エラー(ビット反転)の可能性が高い部分を容易に把握することができる。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について、上述の第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、上記実施形態と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。
本実施形態に係る通信解析装置10は、図13に示されるように、通信ユニットU2に内蔵され、変調信号A1を傍受する。通信解析装置10は、第1の実施形態に係る通信解析装置10と同様の構成要素を有している。
本実施形態に係る記憶部150は、制御部180から出力されたデジタル信号D1、デジタル信号D2、指標値データD4、符号データD3等を蓄積する。また、記憶部150は、制御部180の要求に応じて、蓄積されたデータを制御部180に提供する。
続いて、制御部180により実行されるメインスレッドTh6について、図14を用いて説明する。
まず、制御部180は、操作データD7に基づいて、記憶部150に蓄積されたデータを表示するか否かを判定する(ステップS71)。
蓄積されたデータを表示しないと判定した場合(ステップS71;No)、制御部180は、第1の実施形態に係るステップS61、S62を実行する。なお、本実施形態に係るステップS61の判定が否定された場合に、制御部180は、ステップS71以降の処理を繰り返す。
制御部180は、ステップS62に続いて、通信解析装置10の各構成要素から取得したデータを、記憶部150に蓄積する(ステップS72)。その後、制御部180は、時刻管理部160から時刻データD6を取得する(ステップS63)。そして、制御部180は、ステップS74へ移行する。
蓄積されたデータ等を表示すると判定した場合(ステップS71;Yes)、制御部180は、蓄積されたデータを記憶部150から読み込む(ステップS73)。具体的には、制御部180は、波形画面191及びデータ内容画面192を表示部190に表示させるためのデータを、操作データD7に従って読み込む。この操作データD7は、例えば、時間範囲を指定するための情報や、特定のデータ内容を検索するための検索キーを含む。
次に、制御部180は、RAMに保持された操作データD7に従って、表示データD8を作成する(ステップS74)。
その後、制御部180は、表示データD8を表示部190へ出力する(ステップS75)。そして、制御部180は、ステップS71以降の処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態に係る通信解析装置10は、デジタル信号D1、デジタル信号D2、符号データD3、指標値データD4等を記憶部150に蓄積する。これにより、通信解析装置10のユーザは、過去に傍受された信号A2に関するデータを参照することができるため、常に表示部190を監視する必要がなくなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態によって限定されるものではない。
例えば、表示部190は、算出された指標値を、図11に示されるように棒グラフを用いて表示したが、これには限られず、点グラフ等、その他の表示手法に従って表示してもよい。
例えば、第2A/D変換部112は、信号A2のうち、1個の伝送路符号を伝送する部分から、12回のサンプリングを実行する。そして、指標値算出部140は、このサンプリングにより得られたサンプリング値に基づいて指標値を算出した。これには限られず、指標値を算出するためのサンプリング値の個数は、ユーザが操作部170を用いることで変更してもよい。
例えば、通信解析装置10は表示部190を有したが、これに限られず、表示部190を省いて構成してもよい。この場合、通信解析装置10と外部の表示装置とを接続して、制御部180が表示データD8をこの表示装置へ出力してもよい。
例えば、上記第2の実施形態に係る制御部180は、メインスレッドTh6を実行する際に、常にステップS72にてデータを記憶部150に蓄積したが、これには限られない。例えば、制御部180は、伝送エラーが発生した場合にのみ、記憶部150にデータを蓄積してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明の通信解析装置及び通信解析方法は、伝送路上の信号の解析に適している。
10 通信解析装置
110 受信部
111 第1A/D変換部
112 第2A/D変換部
113 符号決定部
140 指標値算出部
150 記憶部
160 時刻管理部
170 操作部
180 制御部
190 表示部
191 波形画面
192 データ内容画面
193 タイムスタンプ
194 通信フレーム
195 データ内容
A0、A2 信号
A1 変調信号
D1、D2 デジタル信号
D3 符号データ
D4 指標値データ
D6 時刻データ
D7 操作データ
D8 表示データ
E 電圧
Fid 識別番号
L1 伝送路
L2 線
Th1 デジタル信号取得スレッド
Th2 符号取得スレッド
Th3 指標値取得スレッド
Th4 操作データ取得スレッド
Th5、Th6 メインスレッド
U1、U2 通信ユニット

Claims (6)

  1. 伝送路符号を示すアナログ信号を、伝送路を介して受信する受信手段と、
    前記アナログ信号を第1周期でサンプリングして得られる第1サンプリング値から前記伝送路符号を決定する決定手段と、
    前記第1周期よりも短い第2周期で前記アナログ信号をサンプリングして得られる第2サンプリング値に基づいて、前記アナログ信号を第1デジタル信号に変換する第1A/D変換手段と、
    前記アナログ信号を、二値信号である第2デジタル信号に変換する第2A/D変換手段と、
    一の前記伝送路符号を示す前記アナログ信号から前記第2A/D変換手段によって変換された前記第2デジタル信号の値のうち、前記第1サンプリング値のサンプリングタイミングにおける値以外の値の割合を算出する算出手段と、
    前記伝送路符号と、前記サンプリングタイミングと、前記第1デジタル信号と、前記第2デジタル信号と、前記割合と、を出力する出力手段と、
    を備える通信解析装置。
  2. 伝送路符号を示すアナログ信号を、伝送路を介して受信する受信手段と、
    前記アナログ信号を第1周期でサンプリングして得られる第1サンプリング値から前記伝送路符号を決定する決定手段と、
    前記第1周期よりも短い第2周期で前記アナログ信号をサンプリングして得られる第2サンプリング値に基づいて、前記アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    前記伝送路符号と、前記第1サンプリング値のサンプリングタイミングと、前記デジタル信号とを、出力する出力手段と、
    前記出力手段の出力を取得して、前記デジタル信号及び前記伝送路符号を共通の時間軸上に表示し、さらに前記サンプリングタイミングを示す線を表示する表示手段
    を備える通信解析装置。
  3. 伝送路符号を示すアナログ信号を、伝送路を介して受信する受信手段と、
    前記アナログ信号を第1周期でサンプリングして得られる第1サンプリング値から前記伝送路符号を決定する決定手段と、
    前記第1周期よりも短い第2周期で前記アナログ信号をサンプリングして得られる第2サンプリング値に基づいて、前記アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    前記伝送路符号と、前記第1サンプリング値のサンプリングタイミングと、前記デジタル信号とが相互に関連づけられたデータを記憶する記憶手段
    記記憶手段に記憶されたデータを出力する出力手段と
    を備える通信解析装置。
  4. 伝送路符号を示すアナログ信号を、伝送路を介して受信する受信ステップと、
    前記アナログ信号を第1周期でサンプリングして得られる第1サンプリング値から前記伝送路符号を決定する決定ステップと、
    前記第1周期よりも短い第2周期で前記アナログ信号をサンプリングして得られる第2サンプリング値に基づいて、前記アナログ信号を第1デジタル信号に変換する第1A/D変換ステップと、
    前記アナログ信号を、二値信号である第2デジタル信号に変換する第2A/D変換ステップと、
    一の前記伝送路符号を示す前記アナログ信号から前記第2A/D変換ステップにおいて変換された前記第2デジタル信号の値のうち、前記第1サンプリング値のサンプリングタイミングにおける値以外の値の割合を算出する算出ステップと、
    前記伝送路符号と、前記サンプリングタイミングと、前記第1デジタル信号と、前記第2デジタル信号と、前記割合と、を出力する出力ステップと、
    を含む通信解析方法。
  5. 伝送路符号を示すアナログ信号を、伝送路を介して受信する受信ステップと、
    前記アナログ信号を第1周期でサンプリングして得られる第1サンプリング値から前記伝送路符号を決定する決定ステップと、
    前記第1周期よりも短い第2周期で前記アナログ信号をサンプリングして得られる第2サンプリング値に基づいて、前記アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換ステップと、
    前記伝送路符号と、前記第1サンプリング値のサンプリングタイミングと、前記デジタル信号とを、出力する出力ステップと、
    前記出力ステップにおける出力から、前記デジタル信号及び前記伝送路符号を共通の時間軸上に表示し、さらに前記サンプリングタイミングを示す線を表示する表示ステップと、
    を含む通信解析方法。
  6. 伝送路符号を示すアナログ信号を、伝送路を介して受信する受信ステップと、
    前記アナログ信号を第1周期でサンプリングして得られる第1サンプリング値から前記伝送路符号を決定する決定ステップと、
    前記第1周期よりも短い第2周期で前記アナログ信号をサンプリングして得られる第2サンプリング値に基づいて、前記アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換ステップと、
    前記伝送路符号と、前記第1サンプリング値のサンプリングタイミングと、前記デジタル信号とが相互に関連づけられて記憶手段に記憶されたデータを出力する出力ステップと、
    を含む通信解析方法。
JP2012013180A 2012-01-25 2012-01-25 通信解析装置及び通信解析方法 Expired - Fee Related JP5924952B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012013180A JP5924952B2 (ja) 2012-01-25 2012-01-25 通信解析装置及び通信解析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012013180A JP5924952B2 (ja) 2012-01-25 2012-01-25 通信解析装置及び通信解析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013153331A JP2013153331A (ja) 2013-08-08
JP5924952B2 true JP5924952B2 (ja) 2016-05-25

Family

ID=49049354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012013180A Expired - Fee Related JP5924952B2 (ja) 2012-01-25 2012-01-25 通信解析装置及び通信解析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5924952B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01238221A (ja) * 1988-03-18 1989-09-22 Fujitsu Ltd クロック再生回路
JP2001016281A (ja) * 1999-06-30 2001-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 復調装置およびデータ送受信装置および車載lanシステム
DE10156110A1 (de) * 2001-11-16 2003-05-28 Philips Corp Intellectual Pty Empfangsschaltung zum Empfang von Nachrichtensignalen
JP2004357050A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Mitsubishi Electric Corp 波形品質評価システム及び波形品質評価方法
JP2006300618A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Iwatsu Test Instruments Corp 解析表示機能を有する計測システム及びその装置
JP5412369B2 (ja) * 2010-04-28 2014-02-12 アンリツ株式会社 データ信号品質評価装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013153331A (ja) 2013-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10978042B2 (en) Method and apparatus for generating speech synthesis model
EP2741529A2 (en) Data processing method, sensor device, and user terminal
CN105187070B (zh) 一种曼彻斯特编码信号解码方法和装置
CN109857908B (zh) 用于匹配视频的方法和装置
CA3168901A1 (en) Method and apparatus for compressing and decompressing a higher order ambisonics representation
Tate Preprocessing and Golomb–Rice encoding for lossless compression of phasor angle data
CN110199256A (zh) 计算设备、计算方法、以及计算机程序
CN110995273B (zh) 电力数据库的数据压缩方法、装置、设备及介质
JP2020013561A (ja) 予め選択されたシグネチャを使用して任意長の時系列を特徴付けるためのシステムおよび方法
EP4042307A1 (en) Method, system, electronic device, and storage medium for storing and collecting temperature data
CN108170600A (zh) 前端代码测试的覆盖率统计方法、装置及系统
CN114218505A (zh) 一种异常时空点的识别方法、装置、电子设备及存储介质
JP5924952B2 (ja) 通信解析装置及び通信解析方法
CN116720202B (zh) 业务信息检测方法、装置、电子设备和计算机可读介质
CN110442806B (zh) 用于识别图像的方法和装置
CN102547786A (zh) 车载设备3g流量分析方法和装置
WO2014019446A1 (en) Processing visible coding sequence, playing visible coding sequence
CN114510305B (zh) 模型训练方法、装置、存储介质及电子设备
CN114257840B (zh) 一种用于Matroska格式视频的修复方法和系统
US20190204121A1 (en) Particle event recordation
CN111083416B (zh) 数据处理方法、装置、电子设备及可读存储介质
CN113033680A (zh) 视频分类方法、装置、可读介质及电子设备
CN108876393B (zh) 判断用户风险程度的方法、装置
CN112306316B (zh) 点读方法、点读设备及存储介质
Furberg et al. Towards the identification of key aspects for future scenarios of the information and communication technology sector’s climate impact–Extended abstract

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5924952

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees