JP5922987B2 - 高濃度精子含有液採取用誘導具および高濃度精子含有液採取用具 - Google Patents

高濃度精子含有液採取用誘導具および高濃度精子含有液採取用具 Download PDF

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Description

本発明は、人工授精に用いるための哺乳動物の精子の採取、特に、雑菌等の混入の極めて少ない精子を採取可能な高濃度精子含有液採取用誘導具、高濃度精子含有液採取用具および除菌された人工授精用精子含有液調整方法に関する。
医学的生殖介助(assisted reproduction technology:ART)に用いるために、ヒトから採取された精子の洗浄、濃縮が行われている。
男性不妊に対して、ARTが有効である。ARTは広義には配偶子の形成、受精、着床、妊娠維持を医学的に補助して不妊治療を行うことである。実際に行われているARTとしては、子宮腔内人工授精(intrauterin insemination:IUI)、体外受精、胚移植(in vitro fertlization embryo transfer : IVF−ET)、顕微受精(micro-insemination)などの人工的な授精である。
膣に射精された精液は子宮頚管、子宮腔内、卵管と雌性生殖路を遡上する。そして、遡上過程において、精子数は減少し、卵管膨大部に到達するのは、10匹程度と考えられている。このため、ARTとしては、できるだけ少ない精子数で受精を可能とするため、雌性生殖路における精子遡上過程をバイパスして精子を卵子のより近くに送り届けるための手法が行われる。手法の一つであるIUIでは、子宮頚管をバイパスして、精子を注入する。また、IVF−ETでは、卵を体外に取り出してインビトロで受精させる。また、卵細胞質精子注入(intra-cytoplasma sperm injection:ICSI)では、卵子の細胞質に一匹の精子を穿刺することにより受精をもバイパスさせる。
そして、ARTに用いられる精子は、授精法により調製条件が異なるものの、IUIでは、精子濃縮および細菌の除去が求められる。IVF−ETでは、必要とする精子濃度は減少するが、運動精子の選別、精漿、細菌の除去などが要求される(精子洗浄濃縮法)。精子の調製は、修飾コロイドシリカゲルまたはパーコール(Percoll)を用いた密度勾配遠心法を用いるのが一般的である。密度勾配遠心法により、運動精子は沈澱中に濃縮される。精子はその形成、成熟の過程で細胞質を失い、運動性を有する成熟精子は細胞質を有する細菌、未成熟精子等に比して密度が高い。密度勾配遠心分離法はこの原理に基づき、成熟運動精子を精漿または細菌から分離するものである。
しかし、従来の密度勾配遠心分離法では、遠心分離後に上清をピペット等で除去しているため、遠心管内壁に付着した精漿、細菌が沈澱中に濃縮された精子に流下して再汚染するという欠点を有している。
そこで、特開2000−288082号公報(特許文献1)の精子洗浄濃縮用チューブが提案されている。この精子洗浄濃縮用チューブは、開放端11と細経化された底部12を有するガラス製チューブ1と、このチューブ1の開放端11に装着されるゴム袋2を含んでないる。また。細経底部12には折切を容易にするための脆弱部13が設けられている。
特開2000−288082号公報
特許文献1の精子洗浄濃縮用チューブは、細菌による汚染や密度勾配担体の残留の無い精子洗浄濃縮が可能であるという点において有効である。しかし、ガラス製チューブ1を用いているため、作業中、さらには、遠心分離中における破損の危険性がある。さらに、ガラス製チューブ1の細経底部12の破断操作が必須であるため、作業性が悪く、また、破断操作時におけるガラス片が、採取した精子洗浄濃縮液に混入する危険性もある。
そこで、本発明の目的は、細菌の混入が極めて少なく、かつ、作業性も良好であり、採取される高濃度精子含有液へのガラス片等の異物が混入することもないも高濃度精子含有液を採取するために有効な高濃度精子含有液採取用誘導具、高濃度精子含有液採取用具および除菌された人工授精用精子含有液調整方法を提供するものである。
上記目的を達成するものは、以下のものである。
(1) 高濃度精子含有液採取用誘導具であって、前記高濃度精子含有液採取用誘導具は、先端から後端まで貫通したルーメンを有する合成樹脂製チューブ体であり、前記チューブ体は、拡径し、かつ側面に形成されたスリットを有する精子吸引用先端部と、吸引機能付きもしくは吸引手段が接続可能な高濃度精子含有液採取器具が接続可能な採取器具接続用後端部とを備え、さらに、前記高濃度精子含有液採取用誘導具は、先端が閉塞し後端が開口した遠心分離用有底管内に収納可能であり、かつ前記遠心分離用有底管内に収納された状態にて、前記精子吸引用先端部が前記遠心分離用有底管の底部に位置し、かつ、前記遠心分離用有底管とともに遠心可能であり、さらに、遠心分離後、前記遠心分離用有底管の底部層に位置する高濃度精子含有液を前記採取器具接続用後端部側より吸引することにより、前記精子吸引用先端部から高濃度精子含有液を吸引し、前記高濃度精子含有液採取用誘導具内を通過させて、前記採取器具接続用後端部に接続される前記高濃度精子含有液採取器具に採取可能である高濃度精子含有液採取用誘導具。
(2) 前記採取器具接続用後端部は、採取器具接続用テーパー状拡径部となっている上記(1)に記載の高濃度精子含有液採取用誘導具。
(3) 前記採取器具接続用後端部は、採取器具接続用ポートを有するコネクターを備えている上記(1)に記載の高濃度精子含有液採取用誘導具。
(4) 前記高濃度精子含有液採取用誘導具は、可撓性合成樹脂製チューブ体であり、かつ、前記遠心分離用有底管内に収納され、かつ、前記遠心分離用有底管の開口部にキャップが装着された状態にて、前記キャップと前記遠心分離用有底管の底部間により押圧保持されるものである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の高濃度精子含有液採取用誘導具。
(5) 前記精子吸引用先端部は、複数の短く斜め外方に延びる突出辺を有している上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の高濃度精子含有液採取用誘導具
(6) 前記高濃度精子含有液採取用誘導具は、前記有底管内に収納された状態にて、後端が前記有底管より突出しないものである上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の高濃度精子含有液採取用誘導具。
また、上記目的を達成するものは、以下のものである。
(7) 高濃度精子含有液採取用具であって、前記高濃度精子含有液採取用具は、上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の高濃度精子含有液採取用誘導具と、前記遠心分離用有底管と、前記遠心分離用有底管の開口部に装着可能なキャップとを備える高濃度精子含有液採取用具。
また、上記目的を達成するものは、以下のものである。
(8) 除菌された人工授精用精子含有液調整方法であって、
精液を希釈液により希釈する希釈精液調整ステップと、
有底管に上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の高濃度精子含有液採取用誘導具を投入する高濃度精子含有液採取用誘導具投入ステップと、
前記高濃度精子含有液採取用誘導具が投入された前記有底管に、精子の比重より小さく、かつ細菌の比重より大きい比重を有する密度勾配液を注入する密度勾配液注入ステップと、
前記密度勾配液注入ステップにより形成された密度勾配液層上に、前記希釈精液を注入する希釈精液注入ステップと、
前記希釈精液注入ステップ後の前記有底管を遠心し、前記高濃度精子含有液採取用誘導具の先端部が位置する有底管の底部に、細菌を実質的に含有しない高濃度精子含有層を形成させる高濃度精子含有層形成ステップと、
高濃度精子含有液採取器具を前記高濃度精子含有液採取用誘導具の後端部に接続して吸引し、前記有底管の底部より高濃度精子含有液を採取する高濃度精子含有液採取ステップと、
高濃度精子含有液を採取した前記高濃度精子含有液採取器具を前記高濃度精子含有液採取用誘導具より離脱させた後、精子希釈液が投入された第2の有底管に、前記高濃度精子含有液採取器具内の高濃度精子含有液を注入する高濃度精子含有液注入ステップとを行う除菌された人工授精用精子含有液調整方法。
(9) 前記密度勾配液は、修飾コロイドシリカ、パーコール、ショ糖重合体、フィコール、ハイパック、ペルコールおよび塩化セシウムのうちいずれかを含むものである上記(8)に記載の人工授精用精子含有液調整方法。
(10) 前記密度勾配液注入ステップは、高濃度密度勾配液を注入する下層密度勾配液層形成ステップと、前記下層密度勾配液層上に、上記高濃度密度勾配液よりも低濃度の密度勾配液を注入する上層密度勾配液層形成ステップとを行うものである上記(8)または(9)に記載の人工授精用精子含有液調整方法。
(11) 前記低濃度の密度勾配液は、前記高濃度密度勾配液および前記希釈精液と識別可能な色に着色されている上記(10)に記載の人工授精用精子含有液調整方法。
本発明の高濃度精子含有液採取用誘導具は、高濃度精子含有液採取用誘導具は、先端から後端まで貫通したルーメンを有する合成樹脂製チューブ体であり、チューブ体は、拡径し、かつ側面に形成されたスリットを有する精子吸引用先端部と、吸引機能付きもしくは吸引手段が接続可能な高濃度精子含有液採取器具が接続可能な採取器具接続用後端部とを備え、さらに、高濃度精子含有液採取用誘導具は、先端が閉塞し後端が開口した遠心分離用有底管内に収納可能であり、かつ遠心分離用有底管内に収納された状態にて、精子吸引用先端部が遠心分離用有底管の底部に位置し、かつ、遠心分離用有底管とともに遠心可能であり、さらに、遠心分離後、遠心分離用有底管の底部層に位置する高濃度精子含有液を採取器具接続用後端部側より吸引することにより、精子吸引用先端部から高濃度精子含有液を吸引し、高濃度精子含有液採取用誘導具内を通過させて、採取器具接続用後端部に接続される高濃度精子含有液採取器具に採取可能となっている。
このため、遠心分離により、遠心分離用有底管の底部に形成され、除菌された高濃度精子含有液層部分をその上層の液体に接触することなく、言い換えれば、上層が含有している細菌を混入させることなく、かつ、容易に、高濃度精子含有液採取器具に採取することができる。
また、本発明の高濃度精子含有液採取用具は、上記の高濃度精子含有液採取用誘導具と、遠心分離用有底管と、遠心分離用有底管の開口部に装着可能なキャップとを備えるものであるので、遠心分離により、遠心分離用有底管の底部に形成され、除菌された高濃度精子含有液層部分をその上層の液体に接触することなく、高濃度精子含有液採取用誘導具を介して、高濃度精子含有液採取器具に採取することができる。
本発明の除菌された人工授精用精子含有液調整方法は、精液を希釈液により希釈する希釈精液調整ステップと、有底管に上記の高濃度精子含有液採取用誘導具を投入する高濃度精子含有液採取用誘導具投入ステップと、高濃度精子含有液採取用誘導具が投入された有底管に、精子の比重より小さく、かつ細菌の比重より大きい比重を有する密度勾配液を注入する密度勾配液注入ステップと、密度勾配液注入ステップにより形成された密度勾配液層上に、希釈精液を注入する希釈精液注入ステップと、希釈精液注入ステップ後の有底管を遠心し、高濃度精子含有液採取用誘導具の先端部が位置する有底管の底部に、細菌を実質的に含有しない高濃度精子含有層を形成させる高濃度精子含有層形成ステップと、高濃度精子含有液採取器具を高濃度精子含有液採取用誘導具の後端部に接続して吸引し、有底管の底部より高濃度精子含有液を採取する高濃度精子含有液採取ステップと、高濃度精子含有液を採取した高濃度精子含有液採取器具を高濃度精子含有液採取用誘導具より離脱させた後、精子希釈液が投入された第2の有底管に、高濃度精子含有液採取器具内の高濃度精子含有液を注入する高濃度精子含有液注入ステップとを行うものである。
このため、遠心分離により、遠心分離用有底管の底部に形成され、除菌された高濃度精子含有液層部分をその上層の液体に接触することなく、言い換えれば、上層が含有している細菌を混入させることなく、かつ、容易に、高濃度精子含有液採取用誘導具を介して高濃度精子含有液採取器具への採取、さらには、人工授精用精子含有液を容易に準備することができる。
図1は、本発明の実施例の高濃度精子含有液採取用誘導具の正面図である。 図2は、図1に示した高濃度精子含有液採取用誘導具の縦断面図である。 図3は、図1に示した高濃度精子含有液採取用誘導具の先端部拡大図である。 図4は、図3の縦断面図である。 図5は、本発明の除菌された人工授精用精子含有液調整方法に使用される有底管の正面図である。 図6は、図1に示した実施例の高濃度精子含有液採取用誘導具が、図5に示す有底管に収納された状態の正面図である。 図7は、図6の縦断面図である。 図8は、本発明の除菌された人工授精用精子含有液調整方法を説明するための説明図である。 図9は、本発明の除菌された人工授精用精子含有液調整方法を説明するための説明図である。 図10は、本発明の除菌された人工授精用精子含有液調整方法を説明するための説明図である。 図11は、本発明の除菌された人工授精用精子含有液調整方法を説明するための説明図である。 図12は、本発明の他の実施例の高濃度精子含有液採取用誘導具の正面図である。 図13は、図12に示した高濃度精子含有液採取用誘導具の縦断面図である。 図14は、図11に示した高濃度精子含有液採取用誘導具の基端部拡大図である。 図15は、図12に示した実施例の高濃度精子含有液採取用誘導具が、図5に示す有底管に収納された状態の正面図である。 図16は、図15の縦断面図である。
本発明の高濃度精子含有液採取用誘導具を図面に示す実施例を用いて説明する。
本発明の高濃度精子含有液採取用誘導具1は、先端から後端まで貫通したルーメンを有する合成樹脂製チューブ体2であり、チューブ体2は、拡径し、かつ側面に形成されたスリットを有する精子吸引用先端部3と、吸引機能付きもしくは吸引手段が接続可能な高濃度精子含有液採取器具9が接続可能な採取器具接続用後端部4とを備える。そして、高濃度精子含有液採取用誘導具1は、先端が閉塞し後端が開口した遠心分離用有底管7内に収納可能であり、かつ遠心分離用有底管7内に収納された状態にて、精子吸引用先端部3が遠心分離用有底管7の底部に位置し、かつ、遠心分離用有底管7とともに遠心可能である。さらに、遠心分離後、遠心分離用有底管7の底部層に位置する高濃度精子含有液15を採取器具接続用後端部4側より吸引することにより、精子吸引用先端部3から高濃度精子含有液15を吸引し、高濃度精子含有液採取用誘導具1内を通過させて、採取器具接続用後端部4に接続される高濃度精子含有液採取器具9に採取可能となっている。
また、本発明の高濃度精子含有液採取用具は、上記の高濃度精子含有液採取用誘導具1と、遠心分離用有底管7と、遠心分離用有底管7の開口部に装着可能なキャップ8とを備える。
高濃度精子含有液採取用誘導具1は、図1および図2に示すように、先端から後端まで貫通したルーメン5を有する合成樹脂製チューブ体2である。高濃度精子含有液採取用誘導具の形成材料としては、可撓性合成樹脂が好ましいが、若干の撓みが可能な半硬質合成樹脂であってもよい。具体的には、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレンコポリマー)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート)、スチレン系樹脂(ポリスチレン、MS樹脂(メタクリレート−スチレン共重合体)、MBS樹脂(メタクリレート−ブチレン−スチレン共重合体)、ポリ塩化ビニル(硬質塩化ビニル)、ポリアミド(6ナイロン,66ナイロン)などが好適に使用できる。
そして、高濃度精子含有液採取用誘導具1は、先端部(下端部)に、形成された精子吸引用先端部3を有している。図1ないし図4に示す実施例の高濃度精子含有液採取用誘導具1では、精子吸引用先端部3は、拡径し、かつ側面に形成されたスリットを有するものとなっている。具体的には、精子吸引用先端部3は、図3および図4に示すように、合成樹脂製チューブ体2の先端を十字状に切開し、切開部を押し広げることにより形成されている。このため、先端部3には、複数(具体的には、4つ)の短く斜め外方に延びる突出辺31,32,33,34を有し、各突出辺間には、略三角形状かつ先端まで延びる複数(具体的には、4つ)のスリット35を有するものとなっている。また、この実施例のものでは、突出辺31,32,33,34は、全体がほぼ同じ肉厚を有するものとなっており、先端に向かって肉薄となっていない。このため、先端部3は、スリット35を有するものの十分な保形性を維持し、遠心分離後においても、スリット35の閉塞がなく、高濃度精子含有液の確実な吸引を可能なものとしている。
高濃度精子含有液採取用誘導具1は、後端部(上端部)に、形成された吸引機能付きもしくは吸引手段が接続可能な高濃度精子含有液採取器具9が接続可能な採取器具接続用後端部4を備えている。図1および図2に示す実施例の高濃度精子含有液採取用誘導具1では、採取器具接続用後端部4は、後端(上端)に向かって、内径および外径が拡径する採取器具接続用テーパー状拡径部となっている。そして、この採取器具接続用後端部4には、図10および図11に示すように、高濃度精子含有液採取器具9の先端部が、気密に接続可能なものとなっている。また、高濃度精子含有液採取器具9は、後端部に吸引手段30の先端部が気密に接続可能なものとなっている。
また、高濃度精子含有液採取用誘導具1では、上記の精子吸引用先端部3および採取器具接続用後端部4を除く合成樹脂製チューブ体2部分は、ほぼ同じ外径および内径にて延びるチューブ部となっている。
そして、高濃度精子含有液採取用誘導具1の長さは、使用する有底管7の内部長より若干短い長さから若干長い長さの範囲内であることが好ましい。特に、この実施例のものでは、図6ないし図8に示すように、使用する有底管7の内部長より若干短いものとなっており、図6ないし図8に示すように、有底管7内に収納した状態にて、後端が有底管7より突出しないものとなっている。このため、操作中における高濃度精子含有液採取用誘導具1の予定外の接触を防止し、高濃度精子含有液採取用誘導具1の動きに起因する内部に注入した液体の不用意な攪拌が生じることがない。さらに、この実施例のものでは、有底管7の開口部に装着されるキャップ8を備えている。図6および図7に示すように、遠心分離用有底管7の開口部にキャップ8が装着された状態にて、キャップ8と遠心分離用有底管の底部間により、高濃度精子含有液採取用誘導具1は、押圧保持されるものとなっている。このため、遠心分離時における高濃度精子含有液採取用誘導具1の動きを規制する。
遠心分離用有底管7は、図5ないし図8に示すように、閉塞先端72を有し、後端が開口した筒状体であり、先端部73は、先端72に向かって縮径している。特に、図示するように、テーパー状に縮径することが好ましい。有底管7の材質としては、硬質樹脂もしくは半硬質樹脂が好適であり、特に、内部を視認可能な透明性を備えることが望ましい。具体的には、有底管7の材質としては、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリスチレン,SBSなどのスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂、アクリロニトリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、PMMA(ポリメチルメタアクリレート)等を用いることが好ましい。
キャップ8は、図5ないし図7に示すような、有底管7の後端部に装着可能な短い筒状部81と、筒状部81の後端を閉塞する閉塞部82とを有している。この実施例のものでは、閉塞部82は、内方に向かって突出するものとなっており、このため、図7に示すように、遠心分離用有底管7の開口部にキャップ8を装着することにより、高濃度精子含有液採取用誘導具1をキャップ8の閉塞部82の突出内面と遠心分離用有底管7の閉塞先端の内面間により挟持可能なものとなっている。
また、有底管7およびキャップ8は、離脱可能な係合部を備えていることが好ましい。図5ないし図7に示すものでは、有底管7の開口端の外面には、キャップ8との係合部を備えている。特に、図5ないし図7に示すものでは、有底管7の後端部の外面には、第1の螺合部74が形成されており、キャップ8の筒状部81の内面には、第1の螺合部74と螺合可能な第2の螺合部83が形成されている。キャップ8の材質としては、半硬質樹脂もしくは軟質樹脂が好適である。具体的には、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィンもしくはポリオレフィンエラストマー、ポリスチレン,SBSなどのスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂もしくはポリエステルエラストマー等を用いることができる。
次に、本発明の他の実施例の高濃度精子含有液採取用誘導具10について説明する。
図12は、本発明の他の実施例の高濃度精子含有液採取用誘導具の正面図である。図13は、図12に示した高濃度精子含有液採取用誘導具の縦断面図である。図14は、図11に示した高濃度精子含有液採取用誘導具の基端部拡大図である。図15は、図12に示した実施例の高濃度精子含有液採取用誘導具が、図5に示す有底管に収納された状態の正面図である。
この実施例の高濃度精子含有液採取用誘導具10と上述した高濃度精子含有液採取用誘導具1との相違は、後端部の形態のみであり、その他については、上述したものと同じである。
この実施例の高濃度精子含有液採取用誘導具10では、図12および図13に示すように、採取器具接続用後端部は、採取器具接続用ポートを有するコネクター20を備えるものとなっている。
コネクター20は、図14に示すように、テーパー状内腔を有する採取器具接続用ポート21と、合成樹脂製チューブ体2の後端部4a内に挿入可能な細径の接続部22と、把持用フランジ部23と、接続部22内に形成され、ポート21内とチューブ体2内のルーメン5とを連通する通路24を備えている。
このコネクター20のポート21には、ルアーチップを有するシリンジ等の吸引機能を有する採取器具が接続可能となっている。また、上述した高濃度精子含有液採取器具9を接続することも可能である。そして、コネクター20は、接続部22が、チューブ体2の後端部4a内に押し込まれ、接着されることにより、チューブ体2に固定されている。また、接続部22は、先端に向かってテーパー状に縮径するとともに、中央部に抜け止め用の環状リブ25を備えている。
コネクター20の材質としては、半硬質樹脂もしくは軟質樹脂が好適である。具体的には、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィンもしくはポリオレフィンエラストマー、ポリスチレン,SBSなどのスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂もしくはポリエステルエラストマー等を用いることができる。
そして、この実施例の高濃度精子含有液採取用誘導具10においても、その全長(先端部3の先端からコネクター20の後端までの長さ)は、使用する有底管7の内部長より若干短い長さから若干長い長さの範囲内であることが好ましい。特に、この実施例のものでは、図15および図16に示すように、使用する有底管7の内部長より若干短いものとなっており、図15および図16に示すように、有底管7内に収納した状態にて、コネクター20の後端が有底管7より突出しないものとなっている。このため、操作中における高濃度精子含有液採取用誘導具10の予定外の接触を防止し、高濃度精子含有液採取用誘導具10の動きに起因する内部に注入した液体の不用意な攪拌が生じることがない。さらに、この実施例のものでは、有底管7の開口部に装着されるキャップ8を備えている。図15および図16に示すように、遠心分離用有底管7の開口部にキャップ8が装着された状態にて、キャップ8と遠心分離用有底管の底部間により、高濃度精子含有液採取用誘導具10は、押圧保持されるものとなっている。このため、遠心分離時における高濃度精子含有液採取用誘導具10の動きを規制する。
次に、本発明の除菌された人工授精用精子含有液調整方法について、図8ないし図11を用いて説明する。
本発明の除菌された人工授精用精子含有液調整方法は、精液を希釈液により希釈する希釈精液調整ステップと、有底管7に上記の高濃度精子含有液採取用誘導具1を投入する高濃度精子含有液採取用誘導具投入ステップと、高濃度精子含有液採取用誘導具1が投入された有底管7に、精子の比重より小さく、かつ細菌の比重より大きい比重を有する密度勾配液を注入する密度勾配液注入ステップと、密度勾配液注入ステップにより形成された密度勾配液層11,12上に、希釈精液を注入する希釈精液注入ステップと、希釈精液注入ステップ後の有底管7を遠心し、高濃度精子含有液採取用誘導具1の先端部3が位置する有底管7の底部に、細菌を実質的に含有しない高濃度精子含有層15を形成させる高濃度精子含有層形成ステップと、高濃度精子含有液採取器具9を高濃度精子含有液採取用誘導具1の後端部に接続して吸引し、有底管7の底部より高濃度精子含有液15を採取する高濃度精子含有液採取ステップと、高濃度精子含有液15を採取した高濃度精子含有液採取器具9を高濃度精子含有液採取用誘導具1より離脱させた後、精子希釈液が投入された第2の有底管に、高濃度精子含有液採取器具内の高濃度精子含有液15を注入する高濃度精子含有液注入ステップとを行うものである。
発明の人工授精用精子含有液調整方法では、精液を希釈液により希釈する希釈精液調整ステップが行われる。希釈精液調整ステップでは、例えば、希釈液に採取した精液を混合することにより行われる。希釈液としては、テトロヒドロフラン(HTF)液体培地、10%SSS(Serum Substitute Supplement)含有HTF液体培地、ハンクス液(緩衝塩類溶液)、生食などが使用される。
また、有底管7に上述した高濃度精子含有液採取用誘導具1を投入する高濃度精子含有液採取用誘導具投入ステップが行われる。有底管7としては上述したものが使用される。高濃度精子含有液採取用誘導としては、上述した高濃度精子含有液採取用誘導具1,10のいずれを用いてもよい。
続いて、高濃度精子含有液採取用誘導具1が投入された有底管7に、精子の比重より小さく、かつ細菌の比重より大きい比重を有する密度勾配液を注入する密度勾配液注入ステップを行う。
密度勾配液としては、修飾コロイドシリカ含有液、パーコール液、ショ糖重合体含有液、フィコール液、ハイパック液、ペルコール液および塩化セシウム含有液などが使用される。
特に、図8に示す実施例では、不連続密度勾配法を用いている。このため、密度勾配液注入ステップでは、高濃度密度勾配液(例えば、濃度90%パーコール液)を注入する下層密度勾配液層11の形成ステップと、下層密度勾配液層11上に、高濃度密度勾配液よりも低濃度の密度勾配液(例えば、濃度70%パーコール液)を注入する上層密度勾配液層12の形成ステップとを行う。なお、上層密度勾配液層12の識別のため、低濃度の密度勾配液は、高濃度密度勾配液および希釈精液と識別可能な色に着色されたものを用いることが好ましい。また、上層密度勾配液層12の形成ステップは、下層密度勾配液層11の上に、上層密度勾配液層12を、両者間の境界面の乱れがなるべく少ない状態に形成されるように行うことが好ましい。また、高濃度密度勾配液としては、例えば、密度勾配媒体濃度80〜95%のものが好ましく、低濃度の密度勾配液としては、密度勾配媒体濃度60〜80%のものが好ましく、両者の濃度差は、10〜30%であることが好ましい。なお、密度勾配液注入ステップとしては、一種類の密度勾配液を用いる連続密度勾配法を用いるものであってもよい。
次に、密度勾配液注入ステップにより形成された密度勾配液層12上に、希釈精液調整ステップにて調整された希釈精液を注入する希釈精液注入ステップを行う。密度勾配液注入ステップが、上述したような下層密度勾配液層形成ステップと上層密度勾配液層形成ステップとを行うものである場合、希釈精液注入ステップは、形成されている2つの層を乱すことなく、図8に示すように、上層の上に希釈精液注入し、希釈精液層13が形成されるように行うことが好ましい。
そして、図8に示すように、希釈精液注入ステップが完了した有底管7を、遠心し、高濃度精子含有液採取用誘導具1の先端部3が位置する有底管7の底部に、細菌を実質的に含有しない高濃度精子含有層15を形成させる高濃度精子含有層形成ステップを行う。
具体的には、図8に示すような上層に希釈精液層13を下層に密度勾配液層11,12を有する有底管7の開口部に、図9に示すように、キャップ8を装着し、有底管8を封止するとともに、収納されている高濃度精子含有液採取用誘導具1を挟持し、移動を不能な状態とする。そして、図9の状態にて、遠心分離器に入れ、遠心分離を行う。 遠心分離は、例えば、3000rpm程度、25分程度行うことが好ましい。そして、遠心分離することにより、図9に示すように、高濃度精子含有液採取用誘導具1の先端部3が位置する有底管7の底部に、細菌を実質的に含有しない高濃度精子含有層が形成される。遠心分離により、希釈精液層中の精子は、比重が密度勾配液中の媒体より高いため、有底管7の底部に移行し、希釈精液層中の細菌およびウイルスは、比重が密度勾配液中の媒体より低いため、密度勾配液層を通過することができず、希釈精液中にとどまる。このため、有底管7の底部には、細菌を実質的に含有しない高濃度精子含有層が形成される。またこの状態では、希釈精液層は、乏精子精液層13aとなっている。
希釈精液中に含有される可能性のある細菌またはウイルスとしては、クラミジア、クラミジア・トラコマチィス、リン菌、トレポネーマ・パリーダ、軟性下疳菌、カンジタ、ヘルペスウイルス、乳頭腫ウイルス、伝染性軟属腫ウイルス、肝炎ウイルス、ヒト後天性免疫不全ウイルス、サイトメガロウイルス、EBウイルスなどがある。これらの細菌、ウイルスは、密度勾配液層によりトラップされる。
次に、高濃度精子含有液採取ステップを行う。高濃度精子含有液採取ステップは、有底管7に装着されているキャップ8を離脱し、図10に示すように、吸引手段30に装着された高濃度精子含有液採取器具9の先端部を高濃度精子含有液採取用誘導具1の後端部4に接続する。高濃度精子含有液採取器具9としては、合成樹脂製のものを用いることが好ましい。そして、吸引手段30を作動させて、有底管7の底部の高濃度精子含有層15を形成している高濃度精子含有液を高濃度精子含有液採取用誘導具1のルーメン5を通過させて、高濃度精子含有液採取器具9に採取する。
この操作中、高濃度精子含有液採取器具9は、希釈精液層に接触することがなく、また、有底管7の底部の高濃度精子含有液は、高濃度精子含有液採取用誘導具1のルーメン5内を通過するため、移動中に、希釈精液層と接触することもない。
次に、高濃度精子含有液注入ステップを行う。高濃度精子含有液注入ステップでは、図9に示すように、高濃度精子含有液が、高濃度精子含有液採取器具9に採取された後、高濃度精子含有液採取器具9を高濃度精子含有液採取用誘導具1より離脱させる。これにより、高濃度精子含有液採取器具9には、細菌を実質的に含有しない高濃度精子含有液が採取される。続いて、精子希釈液が投入された第2の有底管7aに、高濃度精子含有液採取器具9内の高濃度精子含有液15を注入する。これにより、第2の有底管7a内にて、人工授精用精子含有液15aが調整される。希釈液としては、テトロヒドロフラン(HTF)液体培地、10%SSS(Serum Substitute Supplement)含有HTF液体培地、ハンクス液(緩衝塩類溶液)、生食などが使用される。
1、10 高濃度精子含有液採取用誘導具
2 合成樹脂製チューブ体
3 精子吸引用先端部
4 採取器具接続用後端部
5 ルーメン
7 遠心分離用有底管
8 キャップ
9 高濃度精子含有液採取器具
11 下層密度勾配層
12 上層密度勾配層
13 希釈精液層
15 高濃度精子含有層

Claims (7)

  1. 高濃度精子含有液採取用誘導具であって、
    前記高濃度精子含有液採取用誘導具は、先端から後端まで貫通したルーメンを有する合成樹脂製チューブ体であり、前記チューブ体は、拡径し、かつ側面に形成されたスリットを有する精子吸引用先端部と、吸引機能付きもしくは吸引手段が接続可能な高濃度精子含有液採取器具が接続可能な採取器具接続用後端部とを備え、さらに、
    前記高濃度精子含有液採取用誘導具は、先端が閉塞し後端が開口した遠心分離用有底管内に収納可能であり、かつ前記遠心分離用有底管内に収納された状態にて、前記精子吸引用先端部が前記遠心分離用有底管の底部に位置し、かつ、前記遠心分離用有底管とともに遠心可能であり、さらに、遠心分離後、前記遠心分離用有底管の底部層に位置する高濃度精子含有液を前記採取器具接続用後端部側より吸引することにより、前記精子吸引用先端部から高濃度精子含有液を吸引し、前記高濃度精子含有液採取用誘導具内を通過させて、前記採取器具接続用後端部に接続される前記高濃度精子含有液採取器具に採取可能であることを特徴とする高濃度精子含有液採取用誘導具。
  2. 前記採取器具接続用後端部は、採取器具接続用テーパー状拡径部となっている請求項1に記載の高濃度精子含有液採取用誘導具。
  3. 前記採取器具接続用後端部は、採取器具接続用ポートを有するコネクターを備えている請求項1に記載の高濃度精子含有液採取用誘導具。
  4. 前記高濃度精子含有液採取用誘導具は、可撓性合成樹脂製チューブ体であり、かつ、前記遠心分離用有底管内に収納され、かつ、前記遠心分離用有底管の開口部にキャップが装着された状態にて、前記キャップと前記遠心分離用有底管の底部間により押圧保持されるものである請求項1ないし3のいずれかに記載の高濃度精子含有液採取用誘導具。
  5. 前記精子吸引用先端部は、複数の短く斜め外方に延びる突出辺を有している請求項1ないし4のいずれかに記載の高濃度精子含有液採取用誘導具
  6. 前記高濃度精子含有液採取用誘導具は、前記有底管内に収納された状態にて、後端が前記有底管より突出しないものである請求項1ないし5のいずれかに記載の高濃度精子含有液採取用誘導具。
  7. 高濃度精子含有液採取用具であって、前記高濃度精子含有液採取用具は、請求項1ないし6のいずれかに記載の高濃度精子含有液採取用誘導具と、前記遠心分離用有底管と、前記遠心分離用有底管の開口部に装着可能なキャップとを備えることを特徴とする高濃度精子含有液採取用具。
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