JP5918073B2 - 充填状況の観察方法 - Google Patents

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Description

本発明は、水中などの改良対象域の空隙に充填材を充填する際の充填状況の観察方法に関するものである。
地盤の調査や観察をおこなうために地盤にボーリング孔を削孔し、そのボーリング孔にカメラを挿入して孔壁の撮影をおこない、撮影された画像によって地質や地盤状態を確認する方法が知られている(特許文献1−4参照)。
特許文献1では、自立性の弱い地盤の調査を行うために、透明なケーシングを地盤に静的貫入させ、ケーシングの内部から外側の孔壁を撮影する方法が開示されている。
また、特許文献2には、ボーリング孔に混濁水が溜まっている場合に、混濁水を排水して清水と入れ替えることによって鮮明な画像を撮影する方法が開示されている。
特開2006−37573号公報 特開2000−160978号公報 特開平6−311401号公報 特開平1−210594号公報
ここで、通常の地盤調査であれば、ボーリング孔の周面には全方向からほぼ均等な圧力が作用した状態になるため、特許文献1に開示されているようなケーシングの配置方法でも移動してしまうことがない。
しかしながら、水中に積み上げられた捨石などの堆積物の空隙に、可塑性モルタルや水中モルタルなどの充填材を充填する際には、充填材の充填管側からケーシングに付加的な圧力が作用することになる。
そして、このような偏圧によってケーシングが移動すると、ケーシング内で撮影を行ってもどの位置の撮影を行っているのかが不明確になり、充填状況を正確に把握することができなくなる。
また、充填材がケーシングの下端開口などから内部に侵入すると、内部の水が混濁して透明度が落ちたり、充填材が充満したりして、撮影が行えなくなるおそれがある。
そこで、本発明は、偏圧が作用するような状況でも観察位置を正確に把握することが可能な充填状況の観察方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の充填状況の観察方法は、改良対象域の空隙に充填材を充填する際の充填状況の観察方法であって、前記改良対象域を所定の深度まで削孔して少なくとも観察範囲が透明になったケーシングを設置する工程と、前記ケーシングの上部の水平方向の移動を前記改良対象域上方の上部構造物によって制限させるとともに、下端を固化材によって閉塞かつ固定する工程と、前記ケーシング内の透明度を撮影可能な状態にしてカメラ装置を所定の深度に設置する工程と、前記カメラ装置で前記ケーシングの透明部分の外側を撮影することによって前記充填材の充填状況を観察する工程とを備えたことを特徴とする。
ここで、前記ケーシングの透明部分には、位置情報が表示されていることが好ましい。また、前記カメラ装置で撮影された充填状況に応じて前記充填材の注入圧力を調整する工程を備えた構成にすることもできる。
らに、前記充填材の充填後に、前記ケーシングを利用して非破壊試験を行う工程を備えた構成とすることもできる。
このように構成された本発明の充填状況の観察方法は、少なくとも観察範囲が透明になったケーシングの上部の水平方向の移動を上部構造物によって制限するとともに、下端を固化材によって閉塞かつ固定する。
このため、ケーシングに偏圧が作用しても、上部と下端の水平方向の移動が制限されたケーシングが横方向にずれることがなく、カメラ装置で撮影される観察位置を正確に把握することができる。また、ケーシングの下端が固化材によって閉塞されているので、充填材がケーシング内部に侵入して撮影が行えなくなるような状態になることがない。
また、ケーシングの透明部分に深度や方位が分かるような位置情報が表示されていれば、ケーシングの外側の状況と一緒に位置情報が撮影されるので、容易に観察位置を把握することができる。
さらに、カメラ装置で撮影された充填状況に応じて充填材の注入圧力を調整すれば、効率よく充填作業を行うことができる
そして、このように充填状況の観察に使用したケーシングによって保護された孔は、充填材が硬化した後に空洞の有無などを確認するための弾性波探傷などの非破壊試験を行う際にも利用することができる。
本発明の実施の形態の充填状況の観察方法の工程を示した説明図である。 ケーシングを設置する工程を示した説明図である。 ケーシングとその内部に挿入するカメラ装置の構成とを説明する斜視図である。 ケーシングとその内部に挿入するカメラ装置の構成とを説明する平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1,2は、本実施の形態の充填状況の観察方法の工程を説明するための断面図である。
本実施の形態の充填状況の観察方法は、例えば水中の改良対象域の空隙に充填材5を充填する際に実施される。例えば、海や湖沼や河川などにおいて、護岸工事や沿岸付近に構造物を構築する際や防波堤又は防潮堤を構築する際などに適用される。
水上又は沿岸に構造物等を構築したり護岸を行ったりする際には、水中に捨石1,・・・などを投入することによって堆積物を形成し、その堆積物を基礎にしたり基礎構造物や岸壁周辺の洗掘防止にしたりする。
ここで、図2に示すような捨石1,・・・を積み上げて形成された堆積物(改良対象域)には不規則に空隙が存在するため、構造物の基礎に使用した場合に不等沈下などを発生させるおそれがある。
そこで、捨石1,・・・の空隙に、可塑性モルタルや水中モルタルなどの充填材5を充填して補強を行う場合がある。本実施の形態の充填状況の観察方法は、このような場合に充填材5の充填状況の確認などを行うために適用される。
図2は、水面W下の傾斜した基礎地盤G上に、多数の捨石1,・・・が石垣のように積み上げられ、その天端に上部構造物としての既設構造物3の先端が設置されている状態を示している。
この既設構造物3は、例えば放水路や取水口などで、この図2では上床版3aと底版3bとを備えている。また、既設構造物3の水側には、充填材5の充填工事などの足場にするために、杭32,・・・で支持された仮桟橋31が設けられる。
本実施の形態で使用するケーシング2は、少なくとも充填材5の充填状況を観察したい範囲が透明になっている。この観察範囲となる透明部分(図3の透明部22)は、アクリル樹脂などの硬質透明樹脂材で形成することができる。また、透明樹脂材とガラスの積層構造であってもよい。
そして、ケーシング2の全長は、すべてが透明であっても、観察範囲のみが透明であってもいずれの形態でもよい。例えば、上端2aや堆積物に埋設されない範囲や下端2bを円筒状の鋼管によって形成し、堆積物に埋設される範囲のみを円筒状の透明樹脂材で形成することができる。
一方、ケーシング2の透明部22には、図3,4に示すように位置情報を表示させる。図3に示した位置情報は、深度を示す深度目盛23である。深度目盛23には、例えばケーシング2の上端面からの深度が記されており、深度目盛23をケーシング2の透明部22の外側の状況と同時に撮影することで、どの深度の撮影を行っているかを容易に把握することができる。
また、図4に示した位置情報は、方位を示す方位目盛24A−24Dである。例えば、北(N)方向には1本線の方位目盛24A、西(W)方向には2本線の方位目盛24B、南(S)方向には3本線の方位目盛24C、東(E)方向には4本線の方位目盛24Dを記しておくことで、撮影している方向を知ることができる。
そして、撮影を行うカメラ装置4は、水中カメラ40と、水中カメラ40をケーシング2内で吊り下げるためのロッド41と、水中カメラ40によって撮影された画像データや制御信号を送信するケーブル42と、水中カメラ40のレンズ下方に配置される反射鏡43とを主に備えている。
水中カメラ40は、静止画のみを撮影するもの、動画のみを撮影するもの又は静止画と動画の両方が撮影できるものなどのいずれであってもよい。また、ケーシング2内には後述するように水が充満することになるため、水中カメラ40は使用想定水深に応じた防水仕様となっている。
この水中カメラ40は、真下を撮影するように設定されており、その撮影領域に反射鏡43が配置される。反射鏡43は、ロッド41の軸方向に対して45度傾斜した向きで水中カメラ40に取り付けられる。
この反射鏡43には、水平方向のケーシング2の周面及びそこに透過されたケーシング2の外側の状態が映り、その反射鏡43に映った鏡像を水中カメラ40によって撮影する。
次に、本実施の形態の充填状況の観察方法の工程、及びその作用について説明する。
まず、図2に示すように、既設構造物3の上床版3aから真下に向けて削孔を行う。この削孔は、コンクリート製の既設構造物3や捨石1,・・・に孔を開ける作業になるため、パーカッションドリルなどを使って行う。
そして、ボーリングされた削孔にケーシング2を挿入する。ケーシング2を挿入する際は、方位目盛24A−24Dが所定の方向を向くようにして挿入作業を行う。
このようにして挿入されたケーシング2の上端2aは、上床版3aによって水平方向の移動が制限される。また、底版3bを貫通する箇所でも、ケーシング2の水平方向の移動は制限される。
一方、基礎地盤Gまで到達したケーシング2の下端2bには、水平方向及び鉛直方向の移動を制限するために根固め部21を設ける。根固め部21は、ケーシング2の中に注入ホースを挿入し、その注入ホースの先端から下端2b周辺にセメントミルクなどの固化材を注入することによって構築することができる。
この根固め部21による固定によって深度目盛23の位置、及び方位目盛24A−24Dの位置が固定されるため、根固め部21を構築する前に、深度目盛23及び方位目盛24A−24Dが正確な位置に配置されているかを確認する。
ケーシング2は、根固め部21によって鉛直方向の移動が制限されているため、上端2aは必ずしも上床版3aに接合させなくてもよい。なお、必要に応じて、上端2aと上床版3aの孔との隙間にセメントミルクなどの接合材を充填して接合させることもできる。
また、根固め部21を設けることによって、ケーシング2の下端2bの開口は閉塞される。この閉塞によって、ケーシング2内に下端2b開口から水や充填材5が流入することがなくなる。
この時点でケーシング2内には、ボーリング削孔時や根固め部21の構築時の混濁した水が溜まっている場合がある。そのような場合には、混濁した水をケーシング2の上端2a開口から排水し、その代わりに清水をケーシング2内に充填して透明度を向上させる。
また、上述したケーシング2の設置工程とは別に、充填管51の設置を行う。充填管51の設置工程は、ケーシング2の設置工程とは独立した工程であるため、いずれのタイミングで行ってもよい。
充填管51の設置工程では、複数の充填管51,・・・が捨石1,・・・による堆積物内に挿入される。図1では、ケーシング2を挟んだ両側に充填管51,51が配置されている。
そして、ケーシング2には、カメラ装置4を挿入する。カメラ装置4は、水中カメラ40が撮影したい深度に配置されるまで挿入する。水中カメラ40が配置されている位置は、ケーシング2に記された深度目盛23を撮影することによって把握することができる。
ここで、充填材5の充填作業を開始する前に、水中カメラ40によってケーシング2の外側を撮影する。この撮影によって、充填前の堆積物の空隙の状況を観察することができる。
例えば、捨石1,・・・が積み上げられてからそれ程時間が経過していない新設時には、捨石1,・・・を積む工事の際に設定した空隙率をそのまま現状の空隙率とすることができる。しかしながら、捨石1,・・・が積まれて何年もの年月が経過していると、捨石1,・・・の隙間に砂利や砂等が溜まって空隙率が当初より減少している場合がある。
充填材5は堆積物の空隙に充填されるため、空隙率の大小によって充填量が大きく変わることになる。そこで、充填前のケーシング2の外側を撮影することによって、充填前の空隙率の推定に利用することができる。
そして、推定された空隙率に基づいて充填材5の充填量を算出することができる。また、充填管51とケーシング2が設置された観察孔との距離、及び充填材5の予定している注入圧力に基づいて、充填材5の上昇状況(上昇速度)を実験や数値解析によって把握しておくことができる。
充填作業は、例えば充填管51,・・・の上端に注入ポンプ(図示省略)を接続して行う。充填管51に注入ポンプによって充填材5を送り込むと、充填材5は充填管51の下端から吐出されて捨石1,・・・の空隙の中を広がっていく。
空隙の連続する方向にもよるが通常は、図1に示すように充填管51を中心に充填材5が広がってケーシング2に到達する。そして、ケーシング2の透明部22にまで充填材5が上昇してくると、透明部22を透過した充填材5を撮影することができる。
ここで、充填管51,51のある限られた方向から先行して充填材5が到達すると、ケーシング2に偏圧を作用させることになる。しかしながらケーシング2は、既設構造物3の上床版3aによって上端2aの水平方向の移動が制限されるとともに、下端2bは根固め部21によって水平方向に加えて鉛直方向の移動も制限されている。
このため、充填材5によってケーシング2に偏圧が作用しても、上端2aと下端2bの水平方向の移動が制限されたケーシング2が横方向にずれることはなく、カメラ装置4で撮影された観察位置がケーシング2を挿入した当初の平面位置のまま移動がないものとして扱うことができる。
また、ケーシング2の下端2bが根固め部21によって閉塞されているので、充填材5がケーシング2内部に侵入して内部の清水を混濁させることがなく、透明度を保持したまま撮影を続けることができる。
また、観察範囲となるケーシング2の透明部22には、深度目盛23及び方位目盛24A−24Dが位置情報として表示されているので、ケーシング2の外側の状況と一緒に位置情報を撮影することで、容易に観察位置を把握することができる。
さらに、撮影位置を変更する場合は、ロッド41を回したり、ロッド41を上下させたりすればよい。このようにして位置を変更した後にも、位置情報を一緒に撮影することによって容易に観察位置を把握することができる。
このようにしてカメラ装置4で撮影された充填状況は、リアルタイムで地上のモニタ(図示省略)によって確認することができる。充填作業は、充填範囲と空隙率などから予め充填材5の充填量を想定して行われるため、予定していた量の充填材5を充填してもケーシング2周辺に充填材5が到達しない場合や上昇速度が遅い場合、又は予想以上に早く充填材5が到達した場合や上昇速度が早い場合は、充填材5の注入圧力を大きくしたり小さくしたりするなど調整することができる。このように充填状況の観察結果を充填作業にフィードバックさせることによって、効率のよい充填を行うことができる。
また、充填状況の観察に使用したケーシング2によって保護された孔は、充填材5が硬化した後には、堆積物内の空洞の有無などを確認するための弾性波探傷などの非破壊試験を行う際にも利用することができる。
例えば、ケーシング2内に弾性波探傷の受振器を挿入し、他のケーシング2又は堆積物の表面などに起振器を設置するなどして起振源を設ける。そして、起振源から出射されて充填材5で固められた捨石1,・・・の堆積物の中を伝播した弾性波を、受振器で受振させて得られた測定データを逆解析するなどして、堆積物中に空洞が残っていないかなどを確認することができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、水中に捨石1,・・・を積み上げて形成された堆積物の空隙に充填材5を充填する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、石や土砂などが自然に堆積して形成された堆積物や亀裂のある岩盤や地盤などを改良対象域とすることもできる。また、改良対象域が水面W下以外にある場合にも、本発明を適用することができる。
さらに、前記実施の形態では、捨石1,・・・による堆積物が既設のものである場合について主に説明したが、これに限定されるものではなく、新たに捨石1,・・・を積み上げる新設時にも本発明の充填状況の観察方法は適用できる。この場合は、新設工事の際に設定した空隙率を使用することで、充填作業前の堆積物の空隙状況の観察工程を省略することもできる。
また、前記実施の形態では、円筒状のケーシング2について説明したが、これに限定されるものではなく、多角筒状のケーシングであってもよい。また、透明部22は、捨石1,・・・が積まれた堆積物の全高にわたっていなくても、観察が必要とされる範囲が透明部分になっていればよい。
さらに、前記実施の形態では、ケーシング2側に位置情報を表示したが、これに限定されるものではなく、例えばケーシング2の上端2aから上方に突出するロッド41側に位置情報を示す目盛などがあれば、カメラ装置4を挿入した深度を特定することができる。
また、前記実施の形態では、充填材5がモルタルである場合について説明したが、これに限定されるものではなく、コンクリート、セメントミルク又は薬液などを充填材5として空隙に充填する場合にも本発明が適用できる。
さらに、前記実施の形態では、ケーシング2の上端2aの水平方向の移動を既設構造物3によって制限させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、上部構造物を新たに設けてケーシング2の上端2aを拘束させることもできる。
また、前記実施の形態では、ケーシング2の上端2aを拘束する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、底版3bの位置など改良対象域の上方に位置するケーシング2の上部の水平方向の移動が制限できればよい。
1 捨石(改良対象域)
2 ケーシング
2a 上端(上部)
2b 下端
21 根固め部
22 透明部(透明部分)
23 深度目盛(位置情報)
24A−24D 方位目盛(位置情報)
3 既設構造物(上部構造物)
4 カメラ装置
5 充填材

Claims (3)

  1. 改良対象域の空隙に充填材を充填する際の充填状況の観察方法であって、
    前記改良対象域を所定の深度まで削孔して少なくとも観察範囲が透明になったケーシングを設置する工程と、
    前記ケーシングの上部の水平方向の移動を前記改良対象域上方の上部構造物によって制限させるとともに、下端を固化材によって閉塞かつ固定する工程と、
    前記ケーシング内の透明度を撮影可能な状態にしてカメラ装置を所定の深度に設置する工程と、
    前記カメラ装置で前記ケーシングの透明部分の外側を撮影することによって前記充填材の充填状況を観察する工程とを備え
    前記ケーシングの透明部分には、位置情報が表示されていることを特徴とする充填状況の観察方法。
  2. 改良対象域の空隙に充填材を充填する際の充填状況の観察方法であって、
    前記改良対象域を所定の深度まで削孔して少なくとも観察範囲が透明になったケーシングを設置する工程と、
    前記ケーシングの上部の水平方向の移動を前記改良対象域上方の上部構造物によって制限させるとともに、下端を固化材によって閉塞かつ固定する工程と、
    前記ケーシング内の透明度を撮影可能な状態にしてカメラ装置を所定の深度に設置する工程と、
    前記カメラ装置で前記ケーシングの透明部分の外側を撮影することによって前記充填材の充填状況を観察する工程と
    前記カメラ装置で撮影された充填状況に応じて前記充填材の注入圧力を調整する工程とを備えたことを特徴とする充填状況の観察方法。
  3. 改良対象域の空隙に充填材を充填する際の充填状況の観察方法であって、
    前記改良対象域を所定の深度まで削孔して少なくとも観察範囲が透明になったケーシングを設置する工程と、
    前記ケーシングの上部の水平方向の移動を前記改良対象域上方の上部構造物によって制限させるとともに、下端を固化材によって閉塞かつ固定する工程と、
    前記ケーシング内の透明度を撮影可能な状態にしてカメラ装置を所定の深度に設置する工程と、
    前記カメラ装置で前記ケーシングの透明部分の外側を撮影することによって前記充填材の充填状況を観察する工程と
    前記充填材の充填後に、前記ケーシングを利用して非破壊試験を行う工程とを備えたことを特徴とする充填状況の観察方法。
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