JP5916175B1 - 通信中継装置、通信端末及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線LAN基地局等の通信中継装置は、複数の種類の通信接続のうち、より適切な種類の通信接続を通信端末との間で効率的に確立できることが望ましい。【解決手段】通信端末による通信を中継する通信中継装置であって、第1無線通信規格に準拠した第1通信接続を通信端末との間に確立する通信接続確立部と、通信端末と通信中継装置とが第2無線通信規格に準拠した第2通信接続を確立するための通信設定情報を、第1通信接続を介して通信端末に送信することによって、通信端末と通信中継装置との間の通信接続の第1通信接続から第2通信接続への切り替えを制御する切替制御部とを備える通信中継装置を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、通信中継装置、通信端末及びプログラムに関する。
2.4GHz帯と5GHz帯との双方についての通信サービスを提供する無線LAN基地局が知られていた。(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2013−110605号公報
無線LAN基地局等の通信中継装置は、複数の種類の通信接続のうち、より適切な種類の通信接続を通信端末との間で効率的に確立できることが望ましい。
本発明の第1の態様によれば、通信端末による通信を中継する通信中継装置であって、第1無線通信規格に準拠した第1通信接続を通信端末との間に確立する通信接続確立部と、通信端末と通信中継装置とが第2無線通信規格に準拠した第2通信接続を確立するための通信設定情報を、第1通信接続を介して通信端末に送信することによって、通信端末と通信中継装置との間の通信接続の第1通信接続から第2通信接続への切り替えを制御する切替制御部とを備える通信中継装置が提供される。
上記通信設定情報は、上記通信中継装置を識別する識別情報と、上記通信中継装置と第2通信接続を確立するための認証情報とを含んでよい。上記識別情報は、上記通信中継装置のSSIDであってよく、上記認証情報はパスワードであってよい。上記認証情報は、ワンタイムパスワードであってよい。上記通信中継装置は、上記通信中継装置が利用する複数の周波数帯の利用状況に基づいて生成したチャネル情報を含む上記通信設定情報を生成する通信設定情報生成部をさらに備えてよい。
上記第1無線通信規格は2.4GHz帯の周波数帯域を利用する通信規格及び5GHz帯の周波数帯域を利用する通信規格のうちの一方であり、上記第2無線通信規格は上記2.4GHz帯の周波数帯域を利用する通信規格及び上記5GHz帯の周波数帯域を利用する通信規格のうちの他方であってよい。上記切替制御部は、上記通信端末が上記第1通信接続を介してアクセスした通信先が予め登録された通信先である場合に、上記通信端末と上記通信中継装置との間の通信接続の上記第1通信接続から上記第2通信接続への切り替えを制御してよい。上記切替制御部は、上記通信端末が実行したアプリケーションが予め登録されたアプリケーションである場合に、上記通信端末と上記通信中継装置との間の通信接続の上記第1通信接続から上記第2通信接続への切り替えを制御してよい。
上記通信中継装置は、デジタル放送を受信するデジタル放送受信部を更に備えてよく、上記第1無線通信規格の最大通信速度は、上記第2無線通信規格の最大通信速度よりも遅くてよく、上記切替制御部は、上記デジタル放送受信部が受信した上記デジタル放送に対応する動画データを上記通信端末に送信する場合に、上記通信端末と上記通信中継装置との間の通信接続の上記第1通信接続から上記第2通信接続への切り替えを制御してよい。上記切替制御部は、上記第1無線通信規格が利用する周波数帯に対する干渉を検出した場合に、上記通信端末と上記通信中継装置との間の通信接続の上記第1通信接続から上記第2通信接続への切り替えを制御してよい。
本発明の第2の態様によれば、通信端末による通信を中継する通信中継装置であって、第1の周波数帯を利用した第1通信接続を上記通信端末との間に確立する通信接続確立部と、上記通信端末が上記第1通信接続を介してアクセスした通信先が予め登録された通信先である場合、上記通信端末が実行したアプリケーションが予め登録されたアプリケーションである場合、又は、上記第1無線通信規格が利用する周波数帯に対する干渉を検出した場合に、上記通信端末と上記通信中継装置との間の通信接続の上記第1通信接続から第2の周波数帯を利用した第2通信接続への切り替えを制御する切替制御部とを備える、通信中継装置が提供される。
本発明の第3の態様によれば、コンピュータを、上記通信中継装置として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明の第4の態様によれば、通信端末であって、上記通信端末の通信を中継する通信中継装置との間に、第1無線通信規格に準拠した第1通信接続を確立する通信接続確立部と、上記通信端末と上記通信中継装置とが第2無線通信規格に準拠した第2通信接続を確立するための通信設定情報を、上記第1通信接続を介して上記通信中継装置から受信する通信設定情報受信部と、を備え、上記通信接続確立部は、上記第1通信接続を介して上記通信中継装置から受信した上記通信設定情報を用いて上記通信中継装置との間に上記第2通信接続を確立する、通信端末が提供される。
本発明の第5の態様によれば、コンピュータを、上記通信端末として機能させるためのプログラムが提供される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
通信中継装置100の通信環境の一例を概略的に示す。 通信中継装置100及び通信端末200による処理の流れの一例を概略的に示す。 通信中継装置100の機能構成の一例を概略的に示す。 通信端末200の機能構成の一例を概略的に示す。 通信中継装置100による処理の流れの一例を概略的に示す。 通信中継装置100と複数の通信端末200との間の通信接続の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、通信中継装置100の通信環境の一例を概略的に示す。通信中継装置100は、通信端末200による通信を中継する。通信中継装置100は、無線LANルータであってよい。通信中継装置100は、例えば、モバイルWi‐Fi(登録商標)ルータであり、通信端末200と基地局20との間の通信を中継する。
通信中継装置100は、無線LANルータと通信端末200との間の通信を中継する無線LAN中継器であってもよい。また、通信中継装置100は、有線LAN接続が可能な据え置き型のWi‐Fiルータであってもよく、通信端末200と有線LANにおけるルータとの通信を中継してもよい。
通信中継装置100は、複数の無線通信規格に対応してよい。例えば、通信中継装置100は、IEEE802.11の複数の伝送規格のうち2つ以上の伝送規格に対応する。通信中継装置100は、2.4GHz帯の周波数帯域を利用する通信規格、5GHz帯の周波数帯域を利用する通信規格、60GHz帯の周波数帯域を利用する通信規格、SubGHz帯の周波数帯域を利用する通信規格及びその他の周波数帯域を利用する通信規格のうち2つ以上の通信規格に対応してよい。
通信中継装置100は、複数の通信端末200のそれぞれとの間に通信接続を確立する。通信中継装置100は、複数の通信端末200のそれぞれとの間に、異なる種類の通信接続を確立してよい。例えば、通信中継装置100は、一の通信端末200と5GHz帯の周波数帯域を利用する通信規格に準拠した通信接続(5GHz帯通信接続と記載する場合がある。)を確立しつつ、他の通信端末200と2.4GHzの周波数帯域を利用する通信規格に準拠した通信接続(2.4GHz帯通信接続と記載する場合がある。)を確立する。
通信端末200は、通信中継装置100と無線通信する。通信端末200は、通信中継装置100と通信接続を確立することができれば、どのような端末であってもよい。例えば、通信端末200は、スマートフォン等の携帯電話、タブレット端末及びパーソナルコンピュータ等である。また、通信端末200は、無線通信機能を備えるテレビ、エアコン及び冷蔵庫等の家電であってもよい。
基地局20は、3G(第3世代移動通信システム)、LTE(Long Term Evolution)又は4G(第4世代移動通信システム)等に属する基地局であってよい。ネットワーク10は、3G、LTE及び4G等の携帯電話網、LAN及びWAN等の専用網、並びにインターネット等を含んでよい。
本実施形態に係る通信中継装置100は、複数の無線通信規格のうちの一の通信規格に準拠した通信接続を通信端末との間に確立しているときに、状況に応じて、当該通信端末との間の通信接続を、当該一の通信規格に準拠した通信接続から他の通信規格に準拠した通信接続に切り替えさせる。例えば、通信中継装置100は、一の通信規格に準拠した通信接続を通信端末との間に確立しているときに、当該通信端末が高いスループットを必要とする状況になると予測される場合又は高いスループットを必要とする状況になった場合に、当該通信端末との間の通信接続を、当該一の通信規格よりも高いスループットを実現できる他の通信規格に準拠した通信接続に切り替えさせる。
判断基準管理装置300は、複数種類の通信接続を切り替える判断基準を管理する。複数種類の通信接続とは、利用する周波数帯がそれぞれ異なる複数の通信接続であってよい。例えば、複数種類の通信接続とは、複数の無線通信規格のそれぞれに準拠した複数の通信接続である。複数種類の通信接続は、2.4GHz帯通信接続、5GHz帯通信接続、60GHz帯通信接続、SubGHz帯通信接続及び他の周波数帯を利用する通信規格に準拠した通信接続を含んでよい。また、複数種類の通信接続は、一の無線通信規格における複数のチャネルのそれぞれを利用した通信接続を含んでよい。
判断基準管理装置300は、例えば、複数の無線通信規格のうちの一の通信規格に準拠した通信接続から、複数の無線通信規格のうちの他の通信規格に準拠した通信接続へ切り替えるか否かを判断する判断基準を管理する。また、例えば、判断基準管理装置300は、一の無線通信規格における複数のチャネルのうちの一のチャネルを利用した通信接続から、他のチャネルを利用した通信接続へ切り替えるか否かを判断する判断基準を管理する。
通信中継装置100は、ネットワーク10を介して、判断基準管理装置300から判断基準を含む判断基準情報を受信してよい。例えば、判断基準管理装置300は、新たな判断基準が登録された場合に、通信中継装置100に対して当該新たな判断基準を含む判断基準情報を送信する。判断基準管理装置300は、例えば、通信中継装置100を製造する製造元及び通信中継装置100を管理する管理元等によって管理される。
図2は、通信中継装置100及び通信端末200による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、通信中継装置100が、5GHz帯を利用する通信規格及び2.4GHz帯を利用する通信規格をサポートする場合を例示する。
ステップ202(ステップをSと省略して記載する場合がある。)では、通信端末200が、2.4GHz用のプロファイルを生成する。通信端末200は、例えば、通信端末200を操作する操作者の指示に従って、2.4GHz用のプロファイルを生成する。2.4GHz用のプロファイルとは、通信端末200と通信中継装置100とが、例えば802.11nのような2.4GHz帯通信接続を確立するための情報である。
プロファイルは、通信中継装置100のSSID(Service Set Identifier)及びWi‐Fi接続用のパスワードを含んでよい。SSIDは、通信中継装置100を識別する識別情報の一例であってよい。Wi‐Fi接続用のパスワードは、通信中継装置100と通信接続を確立するための認証情報の一例であってよい。プロファイルは、通信設定情報の一例であってよい。
通信端末200は、例えば、通信端末200の操作者によって入力された通信中継装置100のSSID及びパスワードを用いて、2.4GHz用のプロファイルを生成してよい。通信端末200は、通信中継装置100によってブロードキャストされるSSIDを受信してもよい。
通信中継装置100の2.4GHz帯用のSSIDと5GHz帯用のSSIDとが異なる場合、通信端末200は、2.4GHz帯用のSSID及びパスワードを用いて2.4GHz用のプロファイルを生成してよい。また、通信中継装置100の2.4GHz帯用のSSIDと5GHz帯用のSSIDとが同一である場合、通信端末200は、SSID及びパスワードと、2.4GHz帯を利用した通信用のプロファイルであることを示す情報とを用いて、2.4GHz用のプロファイルを生成してよい。
S204では、S202で生成された2.4GHz用のプロファイルを用いて、通信端末200と通信中継装置100とが通信接続を確立する。通信端末200が2.4GHz用のプロファイルを通信中継装置100に送信し、通信中継装置100が受信したプロファイルを認証することによって、通信接続が確立されてよい。
S206では、S204で確立された通信接続を介して、通信端末200と通信中継装置100とが通信する。通信中継装置100は、通信端末200とネットワーク10との間の通信を中継してよい。
S208では、通信中継装置100が、通信端末200との間の通信接続の、2.4GHz帯通信接続から、5GHz帯通信接続への切り替えを決定する。例えば、通信中継装置100は、通信端末200が通信中継装置100を介してアクセスした通信先が、予め登録された動画配信サイト等の高いスループットが必要となる通信先である場合に、5GHz帯通信接続への切り替えを決定する。
S210では、通信中継装置100が、5GHz帯通信接続を確立するための5GHz用のプロファイルを生成する。5GHz用のプロファイルは、通信中継装置100のSSID及びパスワードを含んでよい。
通信中継装置100の5GHz帯用のSSIDと2.4GHz帯用のSSIDとが異なる場合、通信中継装置100は、5GHz帯用のSSIDとパスワードとを用いて5GHz用のプロファイルを生成してよい。通信中継装置1005GHz帯用のSSIDと2.4GHz帯用のSSIDとが同一である場合、通信中継装置100は、SSID及びパスワードと、5GHz帯を利用した通信用のプロファイルであることを示す情報とを用いて、5GHz用のプロファイルを生成してよい。
通信中継装置100は、通信端末200に割り当てるチャネルを示すチャネル情報を5GHz用のプロファイルに含めてよい。通信中継装置100は、例えば、5GHz帯に含まれる複数のチャネルのうち、未使用のチャネルの情報を示すチャネル情報を5GHz用のプロファイルに含める。
通信中継装置100は、通信端末200に割り当てるIPアドレスの情報を示すIP情報を5GHz用のプロファイルに含めてよい。通信中継装置100は、自らが管理する複数のIPアドレスのうち、未使用のIPアドレスを示すIP情報を5GHz用のプロファイルに含めてよい。
S212では、通信中継装置100が、S204で確立された2.4GHz帯通信接続を介して、S210で生成した5GHz用のプロファイルを通信端末200に送信する。通信中継装置100は、5GHz用のプロファイルと5GHz帯通信接続に切り替える指示とを通信端末200に送信してもよい。また、通信中継装置100は、5GHz用のプロファイルと、通信切断要求とを通信端末200に送信してもよい。
S214では、通信端末200が、S212で通信中継装置100から受信した5GHz用のプロファイルを用いて、通信中継装置100との間に5GHz帯通信接続を確立する。通信端末200は、5GHz用のプロファイルを受信したことに応じて2.4GHz帯通信接続を切断して、受信した5GHz用のプロファイルを通信中継装置100に送信する。そして、通信中継装置100が受信したプロファイルを認証することによって、5GHz帯通信接続が確立される。
通信端末200は、5GHz用のプロファイルと5GHz帯通信接続に切り替える指示とを通信中継装置100から受信した場合、当該指示に従って、通信中継装置100との間に5GHz帯通信接続を確立してよい。また、通信端末200は、5GHz用のプロファイルと通信切断要求とを受信した場合、当該通信切断要求に従って、2.4GHz帯通信接続を切断してよい。そして、通信端末200は、2.4GHz帯通信接続が切断された後、5GHz用のプロファイルを用いて、通信中継装置100と5GHz帯通信接続を確立してよい。
通信中継装置100が送信する5GHz用のプロファイルにチャネル情報が含まれていた場合、通信端末200と通信中継装置100とは、当該チャネル情報が示すチャネルを利用する通信接続を確立してよい。このように、通信中継装置100が、通信端末200に割り当てる予定のチャネルを示すチャネル情報を予め通信端末200に送信することによって、通信端末200がチャネルをスキャンする時間を省略することができる。これにより、2.4GHz帯通信接続から5GHz帯通信接続への切り替えに要する時間を短縮することができる。
通信中継装置100が送信する5GHz用のプロファイルにIP情報が含まれていた場合、通信端末200には、当該IP情報が示すIPアドレスが割り当てられてよい。このように、通信中継装置100が、通信端末200に割り当てる予定のIPアドレスを示すIP情報を予め通信端末200に送信することによって、通信端末200から5GHz用のプロファイルを受信した後にIPアドレスを割り当てる場合に比べて、通信確立に要する時間を短縮することができる。
図3は、通信中継装置100の機能構成の一例を概略的に示す。通信中継装置100は、中継装置情報格納部102、通信接続確立部104、通信中継部106、アプリ情報受信部108、デジタル放送受信部110、放送データ送信部112、放送データ要求受信部114、DFS(Dynamic Frequency Selection)機能部116、判断基準情報受信部118、通信設定情報生成部120及び切替制御部130を備える。なお、通信中継装置100がこれらのすべての構成を備えることは必須とは限らない。
中継装置情報格納部102は、通信中継装置100に関する情報を格納する。中継装置情報格納部102は、通信中継装置100のSSID及びパスワードを格納してよい。また、中継装置情報格納部102は、通信中継装置100が対応する無線通信規格の情報を格納してよい。
通信接続確立部104は、通信端末200との間に通信接続を確立する。通信接続確立部104は、通信端末200から受信したプロファイルを認証して、認証可と判定した場合に、通信端末200との通信接続を確立する。通信接続確立部104は、通信端末200から受信したプロファイルに含まれるパスワードと、中継装置情報格納部102に格納されているパスワードとが一致するか否かを判定することによって、プロファイルを認証してよい。
通信中継部106は、通信接続確立部104によって通信接続が確立された通信端末200の通信を中継する。通信中継部106は、通信端末200が、通信接続確立部104によって確立された通信接続を介してアクセスする通信先の情報を取得する。通信中継部106は、取得した通信先の情報を切替制御部130に送信する。
アプリ情報受信部108は、通信端末200から、通信端末200によって実行されたアプリケーションを示すアプリ情報を受信する。アプリ情報受信部108は、受信したアプリ情報を切替制御部130に送信する。
デジタル放送受信部110は、デジタル放送を受信する。デジタル放送受信部110は、地上デジタル放送を受信してよい。デジタル放送受信部110は、フルセグ及びワンセグを受信してよい。また、デジタル放送受信部110は、BSデジタル放送を受信してもよい。
放送データ送信部112は、デジタル放送受信部110が受信したデジタル放送に対応する動画データを送信する。デジタル放送に対応する動画データとは、デジタル放送によって受信した動画を、通信接続確立部104によって確立した通信接続を介して通信端末200に送信するべく変換したデータであってよい。
放送データ要求受信部114は、デジタル放送に対応する動画データを要求する放送データ要求を、通信端末200から受信する。放送データ要求受信部114が放送データ要求を受信したことに応じて、放送データ送信部112は、デジタル放送受信部110が受信するデジタル放送に対応する動画データを、通信接続確立部104によって確立された通信接続を介して通信端末200に送信する。また、放送データ要求受信部114は、放送データ要求を受信した場合、放送データ要求を受信した旨を示す情報を、切替制御部130に送信する。放送データ要求を受信した旨を示す情報は、放送データ要求自体であってもよい。
DFS機能部116は、5GHz帯において気象レーダー等を検出する。DFS機能部116は、5GHz帯において気象レーダー等を検出した場合、その旨を示す情報を切替制御部130に送信する。
判断基準情報受信部118は、複数種類の通信接続を切り替えるための判断基準情報を受信する。判断基準情報受信部118は、例えば、判断基準管理装置300から判断基準情報を受信する。
判断基準情報は、複数種類の通信接続のそれぞれに対応する判断基準を含んでよい。複数種類の通信接続のうちの第1の種類の通信接続に対応する判断基準は、通信中継装置100と通信端末200とが当該第1の種類の通信接続を確立しているときに満たされた場合に、通信接続を第1の種類の通信接続から他の種類の通信接続に切り替える基準であってよい。第1の種類の通信接続に対応する判断基準は、切替先の通信接続の種類に関する情報を含んでもよい。例えば、判断基準情報は、通信中継装置100と通信端末200とが第1の種類の通信接続を確立しているときに、第1の基準が満たされた場合の切替先として第2の種類の通信接続を示す情報を含み、第2の基準が満たされた場合の切替先として第3の種類の通信接続を示す情報を含む。
具体例として、判断基準情報は、通信中継装置100と通信端末200とが第1の種類の通信接続を確立しているときに通信端末200が実行した場合に、第2の種類の通信接続に切り替えるアプリケーションを示すアプリ情報を含む。
また、判断基準情報は、通信中継装置100と通信端末200とが第1の種類の通信接続を確立しているときに通信中継装置100が通信端末200から受信した場合に、第2の種類の通信接続に切り替えるデータの種類を含む。例えば、当該データの種類は、放送データ要求を示す。
また、判断基準情報は、通信中継装置100と通信端末200とが第1の種類の通信接続を確立しているときに発生した場合に、第2の種類の通信接続に切り替える現象の情報を含む。例えば、当該現象は、第1の種類の通信接続が利用する周波数帯に対する干渉を示す。第1の種類の通信接続が5GHz帯通信接続である場合、当該現象は、例えば、5GHz帯における気象レーダー等の検出である。
通信設定情報生成部120は、中継装置情報格納部102に格納されている通信中継装置100に関する情報を用いて、通信設定情報を生成する。通信設定情報生成部120は、通信中継装置100のSSID及びパスワードを含む通信設定情報を生成してよい。通信設定情報生成部120は、通信中継装置100が利用する複数の周波数帯の利用状況に基づいて生成したチャネル情報を含む通信設定情報を生成してもよい。
切替制御部130は、通信端末200との間に確立した通信接続の切り替えを制御する。切替制御部130は、複数種類の通信接続のうちの一の種類の通信接続を、他の種類の通信接続に切り替えてよい。例えば、切替制御部130は、通信端末200との間に複数の無線通信規格のうちの一の通信規格に準拠した一の通信接続を確立しているときに、通信端末200と通信中継装置100とが、複数の無線通信規格のうちの他の通信規格に準拠した他の通信接続を確立するための通信設定情報を、当該一の通信接続を介して通信端末200に送信することによって、通信端末200と通信中継装置100との間の通信接続の、当該一の通信接続から当該他の通信接続への切り替えを制御してよい。
切替制御部130は、判断基準情報格納部132、切替判断部134、通信設定情報送信部136及び接続端末情報格納部138を有する。判断基準情報格納部132は、判断基準情報受信部118が判断基準管理装置300から受信した判断基準情報を格納してよい。また、判断基準情報格納部132は、通信中継装置100の製造者によって設定された判断基準情報を格納してもよい。また、判断基準情報格納部132は、通信中継装置100を使用する使用者によって設定された判断基準情報を格納してもよい。
切替判断部134は、判断基準情報格納部132に格納されている判断基準情報に基づいて、通信端末200との間の通信接続を切り替えるか否かを判定する。
切替判断部134は、通信中継部106から通信アクセス先の情報を受信した場合に、通信端末200との間の通信接続を切り替えるか否かを判定してよい。切替判断部134は、通信中継部106から受信した通信先の情報が示す通信先が、判断基準情報に予め登録された通信先である場合に、通信端末200との間の通信接続を切り替えることを決定する。
判断基準情報には、例えば、第1無線通信規格よりも最大通信速度が速い第2無線通信規格に準拠した通信接続に対して、必ずしも高いスループットが必要でない通信先が登録される。必ずしも高いスループットが必要でない通信先とは、例えば、コンテンツに動画を含まないサイトである。またさらに、通信接続の切替先として第1無線通信規格に準拠した通信接続が登録されてよい。
例えば、第2無線通信規格が5GHz帯を利用する通信規格である場合、通信中継装置100が複数の通信端末200と第2無線通信規格に準拠した通信接続を確立すると、通信中継装置100は、複数の通信端末200と時分割で通信することになるので、接続する通信端末200の数が増えるほど、それぞれの通信端末200のスループットは低下する。それに対して、本実施形態に係る通信中継装置100によれば、必ずしも高いスループットが必要でない通信先にアクセスする通信端末200との通信接続を、2.4GHz帯を利用する通信規格等の第1無線通信規格に準拠した通信接続に切り替えることができるので、5GHz帯通信接続を確立している複数の通信端末200のスループットを、適切に調整することができる。
また、判断基準情報には、例えば、当該第1無線通信規格に準拠した通信接続に対して、高いスループットを必要とする通信先が登録される。高いスループットを必要とする通信先とは、例えば、動画配信サイトである。またさらに、通信接続の切替先として、当該第2無線通信規格に準拠した通信接続が登録されてよい。これにより、本実施形態に係る通信中継装置100によれば、2.4GHz帯通信接続を確立している複数の通信端末200のうち、高いスループットを必要とする通信端末200のみを、5GHz帯通信接続に切り替えることができる。
また、切替判断部134は、アプリ情報受信部108からアプリ情報を受信した場合に、通信端末200との間の通信接続を切り替えるか否かを判定してよい。切替判断部134は、アプリ情報受信部108から受信したアプリ情報が示すアプリケーションが、判断基準情報に登録されたアプリケーションである場合に、通信端末200との間の通信接続を切り替えることを決定する。
判断基準情報には、例えば、第1無線通信規格よりも最大通信速度が速い第2無線通信規格に準拠した通信接続に対して、必ずしも高いスループットが必要でないアプリケーションが登録される。またさらに、通信接続の切替先として第1無線通信規格に準拠した通信接続が登録されてよい。また、判断基準情報には、例えば、当該第1無線通信規格に準拠した通信接続に対して、高いスループットを必要とするアプリケーションが登録される。またさらに、通信接続の切替先として第2無線通信規格に準拠した通信接続が登録されてよい。
高いスループットを必要とするアプリケーションとは、いわゆるストリーミングアプリ及びテレビ電話用のアプリ等であってよい。また、必ずしも高いスループットが必要でないアプリケーションとは、外部との通信を行わないアプリケーション及び外部との通信量が高いスループットを必要とするアプリケーションに比べて少ないアプリケーション等であってよい。これにより、本実施形態に係る通信中継装置100によれば、通信端末200が実行したアプリケーションに応じて、適切に通信端末200との通信接続を切り替えることができる。
また、切替判断部134は、放送データ要求受信部114から放送データ要求を受信した旨を示す情報を受信した場合に、通信端末200との間の通信接続を切り替えるか否かを判定してよい。切替判断部134は、通信端末200との間に第1無線通信規格に準拠した通信接続が確立されているときに、放送データ要求を受信した旨を示す情報を受信した場合に、通信端末200との間の通信接続を第2無線通信規格に準拠した通信接続に切り替えることを判定してよい。これにより、デジタル放送に対応する動画データを通信端末200に対して送信する場合に、最大通信速度がより速い第2無線通信接続を介して送信することができるようになる。
なお、切替判断部134は、放送データ要求受信部114から放送データ要求を受信した旨を示す情報を受信した場合に、送信するデジタル放送に対応する動画データに基づいて、通信端末200との間の通信接続を切り替えるか否かを判定してもよい。例えば、切替判断部134は、通信端末200との間に第1無線通信規格に準拠した通信接続が確立されているときに、ワンセグに対応する動画データを通信端末200に送信する場合には、通信接続を切り替えず、フルセグに対応する動画データを通信端末200に送信する場合には、通信接続を第2無線通信規格に準拠した通信接続に切り替えることを判定してよい。これにより、送信するデジタル放送に対応する動画データのデータ量に応じて、通信端末200との間の通信接続を切り替えるか否かを判定できる。
また、切替判断部134は、DFS機能部116から、5GHz帯において気象レーダー等を検出した旨を示す情報を受信した場合に、通信端末200との間の通信接続を切り替えるか否かを判定してよい。切替判断部134は、通信端末200との間に5GHz帯通信接続が確立されているときに、5GHz帯において気象レーダー等を検出した旨を示す情報を受信した場合、通信端末200との間の通信接続を、2.4GHz帯通信接続等の他の種類の通信接続に切り替えることを判定してよい。
通信設定情報送信部136は、通信設定情報生成部120によって生成された通信設定情報を通信端末200に送信する。通信設定情報送信部136は、切替判断部134が、通信端末200との間の通信接続を切り替えることを決定した場合に、通信中継装置100と通信端末200とが切り替え先の通信接続を確立するための通信設定情報を、通信端末200に送信する。
このとき、通信設定情報生成部120は、中継装置情報格納部102に予め登録されたパスワードを用いるのではなく、ワンタイムパスワードを用いて通信設定情報を生成してもよい。すなわち、通信設定情報生成部120は、切替判断部134が通信端末200との間の通信接続を切り替えることを決定する毎に、異なるパスワードを用いて通信設定情報を生成してよい。これにより、通信中継装置100は、通信端末200から通信設定情報を受信した場合に、その通信設定情報が、通信端末200によって生成された通信設定情報であるのか、通信設定情報生成部120が生成した通信設定情報であるかを識別することができる。
また、これにより、例えば、2.4GHz帯通信接続を確立するためのパスワードを公開し、5GHz帯通信接続を確立するためのパスワードを非公開としておき、切替判断部134によって、5GHz帯通信接続への切り替えを判定した場合のみ、通信端末200との間に5GHz帯通信接続を確立するという形態を実現することができる。
接続端末情報格納部138は、通信中継装置100が通信接続を確立している複数の通信端末200の情報を格納する。接続端末情報格納部138は、複数の通信端末200のそれぞれとの間に確立している通信接続の種類を示す情報を格納する。例えば、接続端末情報格納部138は、通信中継装置100が5GHz帯通信接続及び2.4GHz帯通信接続に対応している場合に、複数の通信端末200のそれぞれが、5GHz帯通信接続と、2.4GHz帯通信接続のいずれを確立しているかを示す情報を格納する。
また、接続端末情報格納部138は、複数の通信端末200のそれぞれの通信先を示す情報を格納してよい。また、接続端末情報格納部138は、複数の通信端末200のそれぞれが実行しているアプリケーションを示すアプリ情報を格納してよい。また、接続端末情報格納部138は、複数の通信端末200のそれぞれについて、デジタル放送に対応する動画データを送信しているか否かを示す情報を格納してよい。
切替判断部134は、接続端末情報格納部138に格納されている情報に基づいて、通信端末200との間の通信接続を切り替えるか否かを判定してもよい。例えば、切替判断部134は、5GHz帯通信接続を確立している通信端末200が1台である場合に、通信端末200が必ずしも高いスループットを必要としない通信先にアクセスした場合、通信接続を切り替えず、5GHz帯通信接続を確立している通信端末200が複数台である場合に、複数の通信端末200のうちの1台が必ずしも高いスループットを必要としない通信先にアクセスした場合、当該通信端末200の通信接続を2.4GHz帯通信接続に切り替えることを判定する。
図4は、通信端末200の機能構成の一例を概略的に示す。通信端末200は、通信設定情報生成部202、通信設定情報格納部204、通信接続確立部206、通信部210及び表示制御部230を備える。
通信設定情報生成部202は、例えば、通信端末200の操作者によって入力された通信中継装置100のSSID及びパスワードを用いて、通信設定情報を生成する。通信設定情報生成部202は、通信中継装置100から受信したSSIDと、操作者によって入力されたパスワードとを用いて通信設定情報を生成してもよい。
通信設定情報格納部204は、通信設定情報生成部202が生成した通信設定情報を格納する。通信接続確立部206は、通信中継装置100との間に通信接続を確立する。通信接続確立部206は、通信設定情報格納部204に格納されている通信設定情報を通信中継装置100に送信することによって、通信中継装置100との間に通信接続を確立してよい。
通信部210は、通信接続確立部206によって確立された通信接続を介して、通信中継装置100と通信する。通信部210は、通信中継装置100を介して、ネットワーク10と通信してよい。
通信部210は、放送データ要求送信部212、放送データ受信部214、アプリ情報送信部216及び通信設定情報受信部218を有する。放送データ要求送信部212は、放送データ要求を通信中継装置100に送信する。放送データ要求送信部212は、通信端末200の操作者の操作に応じて、放送データ要求を通信中継装置100に送信してよい。放送データ受信部214は、通信中継装置100からデジタル放送に対応する動画データを受信する。
アプリ情報送信部216は、アプリ情報を通信中継装置100に送信する。アプリ情報送信部216は、通信端末200の操作者によるアプリケーションの実行操作を検出した場合に、実行操作を検出したアプリケーションを示すアプリ情報を通信中継装置100に送信してよい。
通信設定情報受信部218は、通信中継装置100から通信設定情報を受信する。通信設定情報受信部218は、通信中継装置100との間に確立された一の種類の通信接続を介して、通信中継装置100との間に他の種類の通信接続を確立するための通信設定情報を受信してよい。
通信設定情報受信部218は、通信設定情報とともに、通信接続の切替指示を受信してもよい。また、通信設定情報受信部218は、通信設定情報とともに、通信切断要求を受信してもよい。通信設定情報格納部204は、通信設定情報受信部218が受信した通信設定情報を格納する。
通信接続確立部206は、通信設定情報受信部218が受信した通信設定情報に基づいて、通信中継装置100との間に通信接続を確立してよい。通信接続確立部206は、通信設定情報受信部218が、通信設定情報とともに、通信接続の切替指示を受信した場合、当該切替指示に従って、通信接続を切り替えてよい。また、通信接続確立部206は、通信設定情報受信部218が、通信設定情報とともに、通信切断要求を受信した場合、当該通信切断要求に従って、通信中継装置100との間の通信接続を切断してよい。そして、通信接続確立部206は、その後、通信設定情報に従って、通信中継装置100との間に通信接続を確立してよい。
表示制御部230は、通信端末200のディスプレイの表示を制御する。表示制御部230は、例えば、放送データ受信部214が受信したデジタル放送に対応する動画データを通信端末200のディスプレイに表示させる。
図5は、通信中継装置100による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、通信中継装置100が5GHz帯通信接続及び2.4GHz帯通信接続に対応しており、一の通信端末200と通信接続を確立してから当該通信接続を切断するまでの処理の流れの一例を概略的に示す。図5に示す各処理は、通信中継装置100が備える制御部が主体となって実行される。
ステップ502(ステップをSと省略して記載する場合がある。)では、通信端末200との間に確立された通信接続の種類が、5GHz帯通信接続であるか、2.4GHz帯通信接続であるかを判定する。5GHz帯通信接続であると判定した場合、S504に進み、2.4GHz帯通信接続であると判定した場合、S516に進む。
S504では、切替判断部134が、判断基準情報格納部132から、5GHz帯通信接続に対応する判断基準情報を読み出す。5GHz帯通信接続に対応する判断基準情報が読み出し済みであれば、当ステップはスキップされてよい。
S506では、通信端末200との間で、5GHz帯通信接続を介して通信を行う。S508では、切替判断部134が、5GHz帯において気象レーダー等が検出されたか否かを判定する。5GHz帯において気象レーダー等が検出されたと判定された場合、S512に進み、判定されなかった場合、S510に進む。
S510では、切替判断部134が、通信端末200の通信先が予め登録された高スループットが必要な通信先であるか否かを判定する。高スループットが必要な通信先であると判定された場合、S514に進み、判定されなかった場合、S512に進む。
S512では、切替判断部134が通信接続の切替制御を実行する。切替判断部134は、通信設定情報送信部136を介して、通信端末200との間に2.4GHz帯通信接続を確立するための通信設定情報を送信することによって、通信端末200との間の通信接続を、5GHz帯通信接続から、2.4GHz帯通信接続に切り替える。
S516では、切替判断部134が、判断基準情報格納部132から、2.4GHz帯通信接続に対応する判断基準情報を読み出す。2.4GHz帯通信接続に対応する判断基準情報が読み出し済みであれば、当ステップはスキップされてよい。
S518では、通信端末200との間で、2.4GHz帯通信接続を介して通信を行う。S520では、切替判断部134が、放送データ要求を受信した旨を示す情報を受信したか否かを判定する。放送データ要求を受信した旨を示す情報を受信したと判定された場合、S524に進み、判定されなかった場合、S522に進む。
S522では、切替判断部134が、通信端末200の通信先が、予め登録された高スループットが必要な通信先であるか否かを判定する。高スループットが必要な通信先であると判定された場合、S524に進み、判定されなかった場合、S514に進む。
S524では、切替判断部134が通信接続の切替制御を実行する。切替判断部134は、通信設定情報送信部136を介して、通信端末200との間に5GHz帯通信接続を確立するための通信設定情報を送信することによって、通信端末200との間の通信接続を、2.4GHz帯通信接続から、5GHz帯通信接続に切り替える。
S514では、通信端末200との間の通信接続が切断されたか否かを判定する。通信接続が切断したと判定されなかった場合、S502に戻り、切断したと判定された場合、処理が終了する。なお、通信中継装置100は、通信接続の切替のための切断である場合には通信接続が切断されたと判定しない。
図6は、通信中継装置100と複数の通信端末200との間の通信接続の一例を概略的に示す。図6は、6台の通信端末200のうち、2台の通信端末200との間に2.4GHz帯通信接続を確立し、4台の通信端末200との間に5GHz帯通信接続を確立している場合を例示する。
通信中継装置100は、複数の通信端末200との通信接続の確立状況に応じて、通信接続の切替を制御してよい。例えば、切替判断部134は、通信中継部106から受信した通信端末200の通信先、アプリ情報受信部108から受信したアプリ情報及び放送データ要求受信部114から受信した放送データ要求を受信した旨を示す情報等に基づいて通信接続を切り替えることを判定した場合であっても、複数の通信端末200との通信接続の確立状況が予め定められた条件を満たした場合には、通信接続を切り替えないとの判定に変更する。
例えば、5GHz帯通信接続への切り替えにおける予め定められた条件とは、5GHz帯通信接続の上限数であってよい。例えば、2.4GHz帯通信接続を確立している通信端末200のうち、一の通信端末200について、通信先、アプリ情報又は放送データ要求を受信した旨を示す情報等に基づいて、5GHz帯通信へ切り替えることを判定した場合であっても、5GHz帯通信接続の上限数に既に達していた場合には、通信接続を切り替えないとの判定に変更する。これにより、5GHz帯通信接続を既に確立している通信端末200の通信品質を一定以上に保つことができる。
また、5GHz帯通信接続への切り替えにおける予め定められた条件とは、2.4GHz帯通信接続の上限数であってもよい。例えば、2.4GHz帯通信接続を確立している通信端末200のうち、一の通信端末200について、通信先、アプリ情報又は放送データ要求を受信した旨を示す情報等に基づいて、5GHz帯通信へ切り替えることを判定した場合であっても、2.4GHz帯通信接続の上限数に達していなければ、通信接続を切り替えないとの判定に変更する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 ネットワーク、20 基地局、100 通信中継装置、102 中継装置情報格納部、104 通信接続確立部、106 通信中継部、108 アプリ情報受信部、110 デジタル放送受信部、112 放送データ送信部、114 放送データ要求受信部、116 DFS機能部、118 判断基準情報受信部、120 通信設定情報生成部、130 切替制御部、132 判断基準情報格納部、134 切替判断部、136 通信設定情報送信部、138 接続端末情報格納部、200 通信端末、202 通信設定情報生成部、204 通信設定情報格納部、206 通信接続確立部、210 通信部、212 放送データ要求送信部、214 放送データ受信部、216 アプリ情報送信部、218 通信設定情報受信部、230 表示制御部、300 判断基準管理装置

Claims (13)

  1. 通信端末による通信を中継する通信中継装置であって、
    第1無線通信規格に準拠した第1通信接続を通信端末との間に確立する通信接続確立部と、
    前記通信端末と前記通信中継装置とが第2無線通信規格に準拠した第2通信接続を確立するための通信設定情報を、前記第1通信接続を介して前記通信端末に送信することによって、前記通信端末と前記通信中継装置との間の通信接続の前記第1通信接続から前記第2通信接続への切り替えを制御する切替制御部と
    を備え
    前記第1無線通信規格の最大通信速度は、前記第2無線通信規格の最大通信速度よりも遅く、
    前記通信接続確立部は、前記第1通信接続を複数の通信端末と確立し、
    前記切替制御部は、前記第1通信接続を確立している前記通信端末が前記第1通信接続を介してアクセスした通信先が、動画配信サイトである場合に、前記通信端末と前記通信中継装置との間の通信接続を前記第1通信接続から前記第2通信接続へ切り替えさせる、通信中継装置。
  2. 前記通信接続確立部は、前記第2通信接続を複数の通信端末と確立し、
    前記切替制御部は、前記第2通信接続を確立している前記通信端末が前記第2通信接続を介してアクセスした通信先が、コンテンツに動画を含まないサイトである場合に、前記通信端末と前記通信中継装置との間の通信接続を前記第2通信接続から前記第1通信接続へ切り替えさせる、請求項1に記載の通信中継装置。
  3. 前記通信設定情報は、前記通信中継装置を識別する識別情報と、前記通信中継装置と第2通信接続を確立するための認証情報とを含む、請求項1又は2に記載の通信中継装置。
  4. 前記識別情報は、前記通信中継装置のSSIDであり、前記認証情報はパスワードである、請求項に記載の通信中継装置。
  5. 前記認証情報は、ワンタイムパスワードである、請求項又はに記載の通信中継装置。
  6. 前記通信中継装置が利用する複数の周波数帯の利用状況に基づいて生成したチャネル情報を含む前記通信設定情報を生成する通信設定情報生成部をさらに備える、請求項からのいずれか一項に記載の通信中継装置。
  7. 前記第1無線通信規格は2.4GHz帯の周波数帯域を利用する通信規格であり、前記第2無線通信規格は5GHz帯の周波数帯域を利用する通信規格である、請求項1からのいずれか一項に記載の通信中継装置。
  8. デジタル放送を受信するデジタル放送受信部
    を更に備え
    記切替制御部は、前記デジタル放送受信部が受信した前記デジタル放送に対応し、かつ、フルセグに対応する動画データを、前記第1通信接続を確立している前記通信端末に送信する場合、前記通信端末と前記通信中継装置との間の通信接続前記第1通信接続から前記第2通信接続へ切り替えさせ前記デジタル放送受信部が受信した前記デジタル放送に対応し、かつ、ワンセグに対応する動画データを、前記第1通信接続を確立している前記通信端末に送信する場合、前記通信端末と前記通信中継装置との間の前記通信接続を切り替えさせない、請求項1から7のいずれか一項に記載の通信中継装置。
  9. 前記切替制御部は、前記第1無線通信規格が利用する周波数帯に対する干渉を検出した場合に、前記通信端末と前記通信中継装置との間の通信接続の前記第1通信接続から前記第2通信接続への切り替えを制御する、請求項1からのいずれか一項に記載の通信中継装置。
  10. 通信端末による通信を中継する通信中継装置であって、
    第1の周波数帯を利用した第1通信接続を前記通信端末との間に確立する通信接続確立部と、
    前記通信端末が前記第1通信接続を介してアクセスした通信アクセス先が予め登録された通信先である場合、前記通信端末が実行したアプリケーションが予め登録されたアプリケーションである場合、又は、前記第1の周波数帯に対する干渉を検出した場合に、前記通信端末と前記通信中継装置との間の通信接続の前記第1通信接続から第2の周波数帯を利用した第2通信接続への切り替えを制御する切替制御部と
    を備え
    前記第1の周波数帯を利用した前記第1通信接続の最大通信速度は、前記第2の周波数帯を利用した前記第2通信接続の最大通信速度よりも遅く、
    前記通信接続確立部は、前記第1通信接続を複数の通信端末と確立し、
    前記切替制御部は、前記第1通信接続を確立している前記通信端末が前記第1通信接続を介してアクセスした通信先が、動画配信サイトである場合に、前記通信端末と前記通信中継装置との間の通信接続を前記第1通信接続から前記第2通信接続へ切り替えさせる、通信中継装置。
  11. 前記通信接続確立部は、前記第2通信接続を複数の通信端末と確立し、
    前記切替制御部は、前記第2通信接続を確立している前記通信端末が前記第2通信接続を介してアクセスした通信先が、コンテンツに動画を含まないサイトである場合に、前記通信端末と前記通信中継装置との間の通信接続を前記第2通信接続から前記第1通信接続へ切り替えさせる、請求項10に記載の通信中継装置。
  12. デジタル放送を受信するデジタル放送受信部
    をさらに備え、
    前記切替制御部は、前記デジタル放送受信部が受信した前記デジタル放送に対応し、かつ、フルセグに対応する動画データを、前記第1通信接続を確立している前記通信端末に送信する場合、前記通信端末と前記通信中継装置との間の通信接続を前記第1通信接続から前記第2通信接続へ切り替えさせ、前記デジタル放送受信部が受信した前記デジタル放送に対応し、かつ、ワンセグに対応する動画データを、前記第1通信接続を確立している前記通信端末に送信する場合、前記通信端末と前記通信中継装置との間の前記通信接続を切り替えさせない、請求項10又は11に記載の通信中継装置。
  13. コンピュータを、請求項1から12のいずれか一項に記載の通信中継装置として機能させるためのプログラム。
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