以下、本発明の各実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される構成要素、構成要素の接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、請求の範囲だけによって限定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
以下の説明により、複数のPLP(Physical Layer Pipe)のうちのそれぞれのPLP(図65のデータ2f1、2f2、図1の2a2などを参照)の伝送パラメータを含むシグナリング情報2e2を生成するシグナリング情報生成部2b2(図64)と、それぞれのPLPの伝送パラメータに基づいた処理を行うPLP処理部群2b3と、生成されたシグナリング情報2e2と、それぞれのPLPのデータ(データ2f1、2f2…)とが含まれるデータ2eを送信する送信部2b4とを備える送信装置100(図64)が示される。
それぞれのPLPのデータ(データ2f1、2f2…)は、複数の状態(図6Bのclass-1、class-2など参照)の受信装置(第1の受信装置2d1、第2の受信装置2d2)のうちの、そのPLPのフラグ(図6Cのデータ1b)により示されるそれぞれの受信装置により受信され、その他の前記受信装置によっては受信されない。
生成されるシグナリング情報2e2は、それぞれのPLPの伝送パラメータとして、そのPLPのフラグ(データ1b)を含む。
このように、例えば、この送信装置100は、テレビ番組の無線信号を送信する送信施設2b7(図64)などに設けられ、送信されるデータ2dは、上述のテレビ番組の音声、映像などの情報を表わすデータである。
受信装置(受信装置2c1)は、例えば、送信された上述の無線信号のテレビ番組の音声、映像などの情報を再生する、一般家庭に設けられるテレビなどである。
なお、PLP処理部群2b3により行われる上述の処理は、例えば、それぞれのPLPのデータ(データ2f1、2f2)を生成する処理でもよい。
これにより、PLPのデータ(データ2f1、2f2…)とが含まれるデータ2eが送信されて、PLPでのメリットが得られる。
しかも、送信されるデータ2eに含まれるシグナリング情報2e2は、それぞれのPLPのデータのフラグ(データ1b)を含み、このフラグにより示されるそれぞれの受信装置により、そのフラグのPLPのデータが受信され、示されないその他の受信装置によっては受信されない。これにより、受信装置の状態(クラス)により、受信されるか否かが切り替わり、クラスによるメリットも得られる。
これにより、PLPでのメリットと、クラスでのメリットとが両立できる。
なお、これにより、単に、送信されるデータ2eのシグナリング情報2e2がフラグ(データ1b)を含むだけで足り、上述の切替をするか否かの判定の処理などの余計な処理が、受信装置でされない。これにより、行われる処理の処理量が、より少なくできる。
また、単に、送信装置100により、上述のようなデータ2eが送信されるだけで足りて、受信装置(テレビなど)により、上述の判定の処理などの処理がされるか否かに関わらず、上述の適切な動作がされて、適切な動作が比較的確実にできる。
複数の状態の受信装置は、第1の受信装置2d1と、第2の受信装置2d2と(図65)を含んでもよい。
第2の受信装置2d2の状態は、第1の受信装置2d1の状態である一方の状態、または、一方の状態とは別の他方の状態のうちの何れかの状態でもよい。
第2の受信装置2d2は、第1の受信装置2d1により受信される何れのPLPのデータも受信してもよい。
複数のPLPのデータ(データ2f1、2f2など)は、音声を示す第1のPLPのデータ(例えばデータ2f1、図6Aの第2列の「音声」を参照)と、映像を示す第2のPLPのデータ(例えばデータ2f2、第2列の「映像」を参照)とを含んでもよい。
第1のPLPのデータのフラグ(データ1b)は、第1の受信装置2d1および第2の受信装置2d2の両方を示し(図6Aの第2列を参照)てもよい。
第2のPLPのデータのフラグ(データ1b)は、第2の受信装置2f2のみを示してもよい(第2列を参照)。
第1の受信装置2d1は、第1のPLPのデータ(データ2f1)のみを受信し、第2のPLPのデータ(データ2f2)を受信せず、音声のみを再生し、映像を再生しなくてもよい(図6Aの第2列を参照)。
第2の受信装置2d2は、第1のPLPのデータ(データ2f1)と、第2のPLPのデータ(データ2f2)との両方を受信して、受信された2つのデータにより示される音声および映像の両方を再生してもよい(第3列を参照)。
そして、受信装置(例えば図64の受信装置2c1)であって、送信された、それぞれのPLPのデータ(データ2f1、2f2…)が含まれるデータ2eに含まれるシグナリング情報2e2を受信する受信部2c2と、1つ以上のPLPのデータのそれぞれを、当該受信装置により受信されるPLPのデータとして選択する選択部2c3とを備える。
受信されるシグナリング情報2e2は、複数のPLPのデータのうちのそれぞれのPLPのデータ(データ2f1、2f2…)のフラグ(図6Cのデータ1bなど)を含む。
それぞれのフラグは、複数の状態(図6Aの第2行、第3行を参照)の受信装置(第1の受信装置2d1、第2の受信装置2d2)のうちから、そのフラグのPLPのデータを受信する1つ以上の受信装置を特定する。
選択部2c3は、当該選択部2c3を備える受信装置2c1により受信されるPLPのデータとして、当該受信装置2c1の状態(例えば図6Aのclass-2)の受信装置を特定するそれぞれのフラグ(データ1b)のPLPのデータ(例えば、図6A第2列の「映像」のデータなど、)を選択する。
これにより、上述の送信装置と共に用いられるのに特に適した受信装置が提供できる。
(実施の形態1)
図5は、本発明の実施の形態1における送信装置100の構成を示す図である。
本書類では、従来の送信装置2000(図2)での構成要素と同様の構成要素には、適宜、同じ符号を用い、詳しい説明を省略する。
図5の送信装置100の構成は、先述の図2に示す従来の送信装置2000と比較して、次のような構成である。
つまり、送信装置100の構成は、物理層処理部112中に、TS毎に、PLP割当部1211および1212を追加した構成である。
また、送信装置100の構成は、PLP処理部1311〜1318およびL1情報処理部141へと、従来の送信装置2000におけるPLP処理部20311〜20312およびL1情報処理部2041を、各々、置き換えた構成である。
なお、送信装置100では、PLP処理部1311〜1318については、伝送するPLP毎に備える。
図5の送信装置100において、物理層処理部112中のPLP割当部1211および1212のそれぞれのPLP割当部は、TS生成部2010および2011のうちの、そのPLP割当部のTS生成部から出力されるTSに含まれる、そのTSのプログラムの音声・映像のサービス・コンポーネント毎にPLPを割り当て、また、そのTSのL2情報にPLPを割り当てる。
図6Aは、受信機クラスの定義を示す図である。
なお、それぞれのクラス(受信機クラス、例えばclass-1)の受信機は、そのクラスの定義におけるそれぞれの技術事項(図6Aの表の第2行第2列〜第5列)を備える。
受信機クラス−2(第3行)では、音声・映像のサービス・コンポーネントと、L2情報とを受信し(第3行第2列)、受信すべきPLPの最大数である最大PLP数は、3(第3行第3列)である。
そして、受信機クラス−2では、インターリーブ最大合計容量を、(2^19 + 2^15) cellsと定義し(第4列)、DJB (De-Jitter Buffer)最大合計容量を2 Mbitと定義している(第5列)。
一方、受信機クラス−1では(第2行)、映像コンポーネントを受信しないクラスと定義することにより(第2行第2列)、受信すべきPLPの最大数である最大PLP数を、2に削減することができる(第2行第3列)。
これにより、インターリーブ最大合計容量を (2^17 + 2^15) cellsと定義し(第2行第4列)、DJB最大合計容量を1 Mbitと定義している(第2行第5列)。
図6Bは、各TS(例えば、第2〜第3行のTS−1)に含まれるプログラム(例えば、第3行のProgram-2など)の該当PLP群(第3行第3列)と、そのPLP群の一部である、受信機クラス−1及び受信機クラス−2のそれぞれのクラスでの該当PLP群(第3行第4列、第5列)を示す図である。
図6Cは、L1−post(configurable)におけるPLPループに新設するL1情報(図1の情報2a1を参照)を示す図である。
なお、図6Cでは、プログラミング言語における、構造体を示す表記がされて、模式的な図示がされる。
つまり、PLP_ID、PLP_TYPEなどのデータが含まれる組データ(組)がある。L1情報には、0〜「NUM_PLP-1」のそれぞれの番号のPLPにおける、この組データが含まれる。
L1情報には、PLP毎に、そのPLPのPLP_RX_CLASS(データ1b)を新設する。
PLP_RX_CLASSは、そのPLP_RX_CLASSのPLP(そのPLPの、映像などのデータ)が受信されるべき受信機クラスを示している。
このPLP_RX_CLASS の値である“0”は、受信機クラス−2のみ (この例では映像に該当)を示し、“1”は、受信機クラス−1と2(この例ではL2情報と音声に該当)を示す。
つまり、プログラム(例えば、第2行における、TS−1のProgram-1)についての、それぞれのクラス(例えばclass-2)のPLP群(第2行第5列)がある。
PLP群は、1つ以上のPLP(PLP−1、2、5)を含む。
含まれるそれぞれのPLPのPLP_RX_CLASS(データ1b)により、そのクラス(class-2)が示される。
これにより、受信機(class-2の受信機)により、複数のPLPのPLP_RX_CLASS(データ1b)に基づいて、で選局されたプログラム(例えばTS−1のプログラム−1)の、1つ以上のPLPが含まれるPLP群 (PLP−1、2、5)が識別される。
これにより、そのPLP群に含まれるそれぞれのPLPが、受信機クラス−1及び2(例えば上述のclass-2の受信機)で受信すべきかどうかが判定可能にできる。
また、図6Cに示す通り、PLP毎に、PLP_SYNC_COND(データ1c)を新設してもよい。
このPLP_SYNC_CONDの信号は、受信機において、DJB部の後段で行うPLP統合処理における同期条件を示しており、“0”は厳密であることを示し、“1”は厳密でないことを示す。
例えば、あるPLPが、厳密でない同期条件を有している場合、そのPLPのPLP_SYNC_CONDが、“1”を示すことにより、受信機は、そのPLPに関して、同期条件を緩和する。これにより、PLP統合処理を、比較的容易にすることができる。
図7は、PLP処理部131Nの構成を示す図である。
図5のPLP処理部1311〜1318のそれぞれの構成は、例えば、このPLP処理部131Nの構成と同じ構成などである。
このPLP処理部131Nの構成は、図3に示す従来のPLP処理部2031Nと比較して、次のような構成である。
その構成とは、入力処理部171と、インターリーブ部174との置き換えをした構成である。
図7のPLP処理部131Nにおいて、入力処理部171は、図6Bに示す受信機クラス−1及び2の該当PLP群(図6Bの第4列、第5列)のPLPのBUFS (DJBバッファ容量)の合計が、図6Aに示すDJB最大合計容量(第4列)以下となるように、ISSY (Input Stream SYnchronizer) 情報を生成する。
この入力処理部171は、こうして生成されたISSY情報を、ベースバンド・ヘッダあるいはTSパケットの後部に付加し、TSパケットを・ベースバンドフレームに変換して出力する。
ベースバンド・フレームは、FEC符号化部2072、マッピング部2073で処理される。
この処理がされたた後に、インターリーブ部174は、図6Bに示す受信機クラス−1及び2の該当PLP群のインターリーブ合計容量が、図6Aに示すインターリーブ最大合計容量(第4列)以下であるとの条件下で、整数個のFECフレームを含むTIブロック内で、マッピングデータ (cell)の並べ替えを行う。
図8は、L1情報処理部141(図5)の構成を示す図である。
このL1情報処理部141の構成は、図4に示す従来のL1情報処理部2041と比較して、次のような構成である。
つまり、その構成とは、L1情報生成部181へと、L1情報生成部2081が置き換えられた構成である。
図8のL1情報処理部141において、L1情報生成部181は、図6Cに示すPLP_RX_CLASS(データ1b)が含まれるように、L1−pre情報とL1−post情報と(図1の情報2a1を参照)を生成する。
なお、更に、図6Cに示すPLP_SYNC_CONDが含まれるように、L1−pre情報とL1−post情報とが生成されてもよい。
また、L1−pre情報とL1−post情報とを生成する際には、インターリーブに関連する伝送パラメータについては、前述の通り、図6Bに示す受信機クラス−1及び2の該当PLP群のインターリーブ合計容量が、図6Aに示すインターリーブ最大合計容量以下であるとの条件が満たされる。該当PLP群のインターリーブ合計容量が算出される際には、L1−post(configurable)における各PLPのPLP_NUM_BLOCKS_MAXが用いられる。
これにより、該当PLP群に含まれる全PLPが、PLP_NUM_BLOCKS_MAXを用いて定義される最大FECフレーム数を含む場合であっても、受信機は、図6Aに示すインターリーブ最大合計容量のメモリを備えることにより、1面のメモリで、該当PLP群に含まれる全PLPのデインターリーブを行うことができる。
なお、受信機が、2面のデインターリーブ用メモリを備える場合には、該当PLP群のインターリーブ合計容量算出の際には、L1−post (dynamic)における各PLPのPLP_NUM_BLOCKSが用いられてもよい。
これにより、インターリーブ用メモリの無駄な空きスペースを極力削減して、インターリーブを行うことができる。
図5に示す送信装置100のその他の動作は、図2に示す従来の送信装置2000と同様である。
図9及び図10は、それぞれ、受信バッファモデル (受信機クラス-2)200、受信バッファモデル (受信機クラス-1)250の構成を示す図である。
なお、受信機クラス-2は、受信バッファモデル200の構成と同じ構成の受信バッファを有し、受信機クラス-1は、受信バッファモデル250の構成と同じ構成の受信バッファを有する。例えば、200により、受信機クラス-2の受信バッファモデルでなく、同じ構成の上述の受信バッファが示されると考えられてもよい。また、250により、受信機クラス-1の受信バッファモデルでなく、同じ構成の上述の受信バッファが示されると考えられてもよい。
図5に示す送信装置100では、送信信号が、これらの受信バッファモデルに入力された場合に、デインターリーブ部でのバッファ・オーバーフローと、DJB部でのバッファ・アンダーフローが生じないように、インターリーブに関連する伝送パラメータや、BUFSを含むISSY情報が生成される。
この目的のために、これらの受信バッファモデルが定義される。
図9の受信バッファモデル(受信機クラス-2)200は、復調部211、周波数デインターリーブ・L1情報デインターリーブ部215、データPLP(音声)用デインターリーブ部221、データPLP(映像)用デインターリーブ部222、共通PLP(L2情報)用デインターリーブ部223、多重部231、デマッピング部232、FEC復号化部233、分離部234、データPLP(音声)用DJB部241、データPLP(映像)用DJB部242、共通PLP(L2情報)用DJB部243を備える。
図9の受信バッファモデル (受信機クラス-2) 200は、以下の通り定義される。
復調部211は、RF信号を受信し、OFDM復調を行い、I・Q座標のcellデータを出力する。
周波数デインターリーブ・L1情報デインターリーブ部215は、cellデータを、周波数デインターリーブし、かつ、L1情報のデインターリーブを行う。
デインターリーブされたL1情報は、多重部231を通過する。そして、デマッピング部232が、デマッピング処理を行い、FEC復号化部233が、LDPC復号処理、BCH復号処理を行う。
これにより、L1情報が復号される。
選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP群 (PLP−1、2、5)が識別されると、図6Cに示すPLP_RX_CLASSにより、PLP−1、2、5が、受信機クラス-2の該当PLP群と認識される。
データPLP(音声)用デインターリーブ部221は、復号されたL1情報に基づき、音声を伝送するPLP−1のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理での並び替えとは逆の並べ替えを行う。
データPLP(映像)用デインターリーブ部222は、得られたL1情報に基づき、映像を伝送するPLP−2のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理での並び替えとは逆の並べ替えを行う。
共通PLP(L2情報)用デインターリーブ部223は、得られたL1情報に基づき、L2情報を伝送するPLP−5のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理での並び替えとは逆の並べ替えを行う。
これら3つのデインターリーブ部におけるメモリ最大合計容量は、図6Aに示す通り、(2^19 + 2^15) cellsである。
デインターリーブ処理に関連するL1情報は、PLP−1、2、5のPLP_NUM_BLOCKS、PLP_NUM_BLOCKS_MAXなどである。
多重部231は、これらの3つのデインターリーブ部の出力を、FECフレーム単位で、多重する。
デマッピング部232が、デマッピング処理を行い、FEC復号化部233が、LDPC復号処理、BCH復号処理を行う。
これにより、これら3つのPLPデータが復号される。
分離部234は、復号されたPLPデータを、PLP毎(3つ)に分離する。
データPLP(音声)用DJB部241、データPLP(映像)用DJB部242、共通PLP(L2情報)用DJB部243は、それぞれ、復号されたPLPデータを格納するベースバンド・フレーム中のISSY情報に基づき、DJB用バッファを用いて、ジッタを除去して、それぞれ、音声、映像、L2情報のパケットを出力する。
出力された各パケットは、図示しない機能ブロックにおけるPLP統合処理において統合され、音声、映像、L2情報を含んだTSが生成される。
これら3つのDJB処理におけるバッファ容量の合計は、図6Aに示す通り、2 Mbitである。
PLP−1、2、5のうちのそれぞれのPLPでのバッファ容量は、ISSY情報に含まれるBUFSの値で指定される。
また、これら3つのDJB処理において、バッファの残容量が、1ベースバンド・フレーム未満である間、対応するPLP用デインターリーブ部へのWait制御信号を、activeにすることにより、対応するデインターリーブ部からの出力が停止される。
図10の受信バッファモデル (受信機クラス-1) 250の構成は、図9の受信バッファモデル(受信機クラス-2)200と比較して、データPLP(映像)用デインターリーブ部222と、データPLP(映像)用DJB部242とを削除し、多重部281と分離部284とへの置き換えをした構成である。
選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP群 (PLP−1、2、5)が識別されると、図6Cに示すPLP_RX_CLASSにより、PLP−1と5が、受信機クラス-1の該当PLP群と認識される。
データPLP(音声)用デインターリーブ部221と、共通PLP(L2情報)用デインターリーブ部223はそれぞれ、音声を伝送するPLP−1のcell、L2情報を伝送するPLP−5のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
これら2つのデインターリーブ部におけるメモリ最大合計容量は、図6Aに示す通り(2^17 + 2^15) cellsである。
デインターリーブ処理に関連するL1情報は、PLP−1、5のPLP_NUM_BLOCKS、PLP_NUM_BLOCKS_MAXなどである。
多重部281は、これら2つのデインターリーブ部の出力を、FECフレーム単位で多重する。
分離部284は、復号されたPLPデータを、PLP毎(2つ)に分離する。
データPLP(音声)用DJB部241と、共通PLP(L2情報)用DJB部243とは、それぞれ、復号されたPLPデータを格納するベースバンド・フレーム中のISSY情報に基づき、DJB用バッファを用いて、ジッタを除去して、それぞれ、音声、L2情報のパケットを出力する。
出力された各パケットは、図示しない機能ブロックにおけるPLP統合処理において統合されて、音声、L2情報を含んだTSが生成される。
これら2つのDJB処理におけるバッファ容量の合計は、図6Aに示す通り、1 Mbitである。
PLP−1、5のうちのそれぞれのバッファ容量は、ISSY情報に含まれるBUFSの値で指定される。
また、これら2つのDJB処理において、バッファの残容量が、1ベースバンド・フレーム未満である間、対応するPLP用デインターリーブ部へのWait制御信号をactiveにすることにより、対応するデインターリーブ部からの出力を停止する。
その他の動作は、図9に示す受信バッファモデル (受信機クラス-2) 200と同じである。
本実施の形態1の受信装置 (受信機クラス-2)は、図9に示す受信バッファモデル (受信機クラス-2) 200に基づいて構成される。
図6Aの受信機クラス-2の定義に基づき、受信装置 (受信機クラス-2)は、最大3つのPLPを処理可能とするように、予め3つのデインターリーブ部221〜223、及び3つのDJB部241〜243を備える。
また、予め、デインターリーブ部のメモリ合計容量として、(2^19 + 2^15) cells以上の容量が用意され、DJB部バッファ合計容量として、2 Mbit以上の容量が用意される。
なお、この受信装置の一部または全てを含むような集積回路が構成されて、1チップ化がされてもよい。
本実施の形態1の受信装置 (受信機クラス-1)は、図10に示す受信バッファモデル (受信機クラス-1)250に基づいて構成する。
図6Aの受信機クラス-1の定義に基づき、受信装置 (受信機クラス-1)は、最大2つのPLPを処理可能とするように、予め、2つのデインターリーブ部221と223、及び、2つのDJB部241と243を備える。
また、予め、デインターリーブ部メモリ合計容量として、(2^17 + 2^15) cells以上の容量が用意され、DJB部バッファ合計容量として、1 Mbit以上の容量が用意される。
なお、この受信装置の一部または全てを含むような集積回路が構成されて、1チップ化がされてもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、複数の受信機クラスが定義された際における動作をする送信装置、そのような送信装置を制御するための受信バッファモデル、受信装置、集積回路、及びプログラムを提供することができる。
特に、受信すべきPLP数に基づき、インターリーブ・デインターリーブメモリ最大合計容量と、DJB最大合計容量とが定義され、各PLPの容量に関するパラメータが、L1情報やISSY情報で送信されることなどが、本技術の特徴である。
(実施の形態2)
図11は、本発明の実施の形態2における送信装置300の構成を示す図である。
従来の送信装置2000(図2)、及び、実施の形態1の送信装置100と同じ構成要素には、適宜、同じ符号を用い、詳しい説明が省略される。
本実施の形態2では、PLPに対して割り当てられるコンポーネントのプログラムとは異なるプログラムのコンポーネントが、そのPLPと同じPLPに割り当てられる。
同じPLPに割り当てられるコンポーネントを、音声として、例示がされる。
音声コンポーネントでは、映像コンポーネントのビットレートと比較して、ビットレートが低いため、異なるプログラムのコンポーネントを、同じPLPに割り当てることにより、インターリーブ効果の向上や、インターリーブ処理の遅延短縮を図れる。
図11の送信装置300の構成は、図5に示す、実施の形態1における送信装置100と比較して、物理層処理部312中のPLP割当部3211および3212と、L1情報処理部341とへの置き換えがされた構成である。
PLP処理部(1311〜1317)は、伝送するPLP毎に設けられる。
図11の送信装置300において、PLP割当部3211および3212は、TS生成部2010または2011から出力されるTSに対して、同一TS内の音声コンポーネントを、同じPLPに割り当てる。
映像とL2情報は、実施の形態1と同じく、映像コンポーネント毎に、及びL2情報にPLPを割り当てる。
実施の形態1と同じく、図6Aが、受信機クラスの定義である。
図12は、各TSに含まれるプログラム毎の該当PLP群、受信機クラス−1及び2の該当PLP群を示す図である。
実施の形態1と同じく、図6Cが、L1−post (configurable)におけるPLPループに新設するL1情報が用いられる。
図13は、L1情報処理部341の構成を示す図である。
この構成は、図8に示す実施の形態1のL1情報処理部141と比較して、L1情報生成部381への置き換えがされた構成である。
図13のL1情報処理部341において、L1情報生成部381は、図12に示す受信機クラス−1及び2の該当PLP群に基づき、図6Cに示すPLP_RX_CLASSが含まれるように、L1−pre情報とL1−post情報とを生成する。
なお、更に、図6Cに示すPLP_SYNC_CONDも含まれるように、L1−pre情報とL1−post情報とが生成されてもよい。
その他の動作は、実施の形態1における送信装置100と同じである。
本実施の形態2の受信バッファモデル(受信機クラス-2)は、図9に示す実施の形態1の受信バッファモデル (受信機クラス-2)と同じである。
本実施の形態2の受信装置 (受信機クラス-2)は、この受信バッファモデル (受信機クラス-2)に基づいて構成する。
本実施の形態2の受信バッファモデル (受信機クラス-1)は、図10に示す、実施の形態1の受信バッファモデル (受信機クラス-1) と同じである。
本実施の形態2の受信装置 (受信機クラス-1)は、この受信バッファモデル (受信機クラス-1)に基づいて構成する。
受信バッファモデルと受信装置に関して、実施の形態1との違いは、TS1のプログラムが選局された場合、データPLP(音声)用DJB部241から、2プログラムの音声コンポーネントが出力されることである。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、複数の受信機クラスを定義した際の送信装置、その送信装置を制御するための受信バッファモデル、受信装置、集積回路、及びプログラムを提供することができる。特に、PLPに割り当てられるコンポーネントのプログラムとは異なるプログラムのコンポーネントを、そのPLPと同じPLPに割り当てることなどが特徴として挙げられる。
(実施の形態3)
図14は、本発明の実施の形態3における送信装置400の構成を示す図である。
従来の送信装置、及び実施の形態1〜2の送信装置と同じ構成要素については、同じ符号を用い、説明を省略する。
本実施の形態3では、TS生成部において、SVC(Scalable Video Coding)を用いて、映像コンポーネントとして、映像B(Base layer)と映像E(Enhancement layer)との2つを生成する。
これにより、音声、映像B、映像Eのコンポーネント毎の伝送品質が実現される。
図14の送信装置400の構成は、図5に示す、実施の形態1における送信装置100と比較して、TS生成部410、411と、物理層処理部412中のPLP割当部421と、L1情報処理部441とへの置き換えがされた構成である。
PLP処理部1311〜1319および13110〜13111は、伝送するPLP毎に設けられる。
図15は、TS生成部410、411の構成を示す図である。
図15のTS生成部410、411は、図2に示す、従来のTS生成部2010、2011と比較して、映像符号化部4221および4222とL2情報処理部425とへのき換えがされた構成である。
図11のTS生成部410、411において、映像符号化部4221および4222は、SVCを用いた情報源符号化を行い、映像Bと映像Eとの2つのコンポーネントを生成する。
L2情報処理部425は、PSIやSIなどのL2情報を生成する。
図14の送信装置400において、物理層処理部412中のPLP割当部4211および4212は、TS生成部410または411から出力されるTSのプログラム毎に含まれる音声・映像B・映像Eのサービス・コンポーネント毎に、PLPを割り当て、また、L2情報に、PLPを割り当てる。
図16Aは、受信機クラスの定義を示す図である。
受信機クラス−3では、音声・映像B・映像Eのサービス・コンポーネントと、L2情報とを受信し、受信すべきPLPの最大数である最大PLP数は、4である。
インターリーブ最大合計容量が、(2^19 + 2^15) cellsと定義されており、また、DJB最大合計容量が、2 Mbitと定義されている。
一方、受信機クラス−2は、映像Eコンポーネントを受信しないクラスと定義することにより、受信すべき最大PLP数を、3に削減することができる。
これにより、インターリーブ最大合計容量が、(2^18 + 2^15) cellsと定義され、DJB最大合計容量が、1.5 Mbitと定義されている。
受信機クラス−1は、映像E・映像Bコンポーネントを受信しないクラスと定義することにより、受信すべきPLPの最大数である最大PLP数を2に削減することができる。
これにより、インターリーブ最大合計容量が、(2^17 + 2^15) cellsと定義され、DJB最大合計容量が、1 Mbitと定義されている。
図16Bは、各TSに含まれるプログラム毎の該当PLP群、受信機クラス−1、2、3の該当PLP群を示す図である。
図16Cは、L1−post(configurable)におけるPLPループに新設するL1情報を示す図である。
PLP毎に、PLP_RX_CLASSが新設される。
PLP_RX_CLASSは、そのPLP_RX_CLASSのデータが設けられたPLP(そのPLPの、映像Bなどのデータ)が受信されるべき受信機クラスを示しており、このPLP_RX_CLASS の値である“0”は、受信機クラス−3のみ(この例では映像Eに該当)を示し、“1”は、受信機クラス−2と3(この例では映像Bに該当)を示し、“2”は、受信機クラス−1、2、3(この例ではL2情報と音声に該当)を示す。
これにより、受信機で選局されたプログラム(例えばTS−1のプログラム−1)のPLP群 (PLP−1、2、3、7)が識別されると、各PLPが、受信機クラス−1、2、3で受信すべきかどうかを判定することができる。
図17は、L1情報処理部441の構成を示す図である。
この構成は、図8に示す実施の形態1のL1情報処理部141と比較して、L1情報生成部481への置き換えがされた構成である。
図17のL1情報処理部441において、L1情報生成部481は、図16Bに示す受信機クラス−1、2、3の該当PLP群に基づき、図16Cに示すPLP_RX_CLASSが含まれるように、L1−pre情報とL1−post情報とを生成する。
なお、更に、図16Cに示すPLP_SYNC_CONDが含まれるように、L1−pre情報とL1−post情報とを生成してもよい。
その他の動作は、実施の形態1における送信装置100と同じである。
図18、図19は、それぞれ、受信バッファモデル (受信機クラス-3) 500、受信バッファモデル (受信機クラス-2) 550の構成を示す図である。
受信機クラス-1に関しては、図10に示す実施の形態1〜2の受信バッファモデル (受信機クラス-1) 250と同じである。
図14に示す送信装置400は、送信信号を、これらの受信バッファモデルに入力した場合に、デインターリーブ部でのバッファ・オーバーフローと、DJB部でのバッファ・アンダーフローが生じないように、インターリーブに関連する伝送パラメータや、BUFSを含むISSY情報を生成する。
この目的のために、これらの受信バッファモデルが定義される。
図18に示す受信バッファモデル(受信機クラス-3) 500は、図9に示す、実施の形態1における受信バッファモデル(受信機クラス-2)200と比較して、4つのデインターリーブ部221、524、525、223を有し、4つのDJB部241、243、544、545を有していることが異なる。
この構成は、更に、多重部531と分離部534とへの置き換えがされた構成である。
図18の受信バッファモデル (受信機クラス-3) 500において、デインターリーブされたL1情報は、多重部531を通過する。そしてデマッピング部232、FEC復号化部233により、L1情報が復号される。
選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP群 (PLP−1、2、3、7)が識別されると、図16Cに示すPLP_RX_CLASSにより、PLP−1、2、3、7が、受信機クラス-3の該当PLP群と認識される。
データPLP(音声)用デインターリーブ部221は、復号されたL1情報に基づき、音声を伝送するPLP−1のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
共通PLP(L2情報)用デインターリーブ部223は、得られたL1情報に基づき、L2情報を伝送するPLP−7のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
データPLP(映像B)用デインターリーブ部524は、得られたL1情報に基づき、映像Bを伝送するPLP−2のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
データPLP(映像E)用デインターリーブ部525は、得られたL1情報に基づき、映像Eを伝送するPLP−3のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
これら4つのデインターリーブ部におけるメモリ最大合計容量は、図16Aに示す通り、(2^19 + 2^15) cellsである。
デインターリーブ処理に関連するL1情報は、PLP−1、2、3、7のPLP_NUM_BLOCKS、PLP_NUM_BLOCKS_MAXなどである。
多重部531は、これら4つのデインターリーブ部の出力を、FECフレーム単位で多重する。
分離部534は、復号されたPLPデータを、PLP毎(4つ)に分離する。
データPLP(音声)用DJB部241、共通PLP(L2情報)用DJB部243、データPLP(映像B)用DJB部544、データPLP(映像E)用DJB部545は、それぞれ、復号されたPLPデータを格納するベースバンド・フレーム中のISSY情報に基づき、DJB用バッファを用いてジッタを除去して、それぞれ音声、L2情報、映像B、映像Eのパケットを出力する。
出力された各パケットは、図示しない機能ブロックによるPLP統合処理において統合され、音声、L2情報、映像B、映像Eを含んだTSが生成される。
これら4つのDJB処理におけるバッファ容量の合計は、図16Aに示す通り、2 Mbitである。
PLP−1、2、3、7それぞれのバッファ容量は、ISSY情報に含まれるBUFSの値で指定される。
また、これら4つのDJB処理において、バッファの残容量が、1ベースバンド・フレーム未満である間、対応するPLP用デインターリーブ部へのWait制御信号がactiveにされることにより、対応するデインターリーブ部からの出力が停止する。
その他の動作は、図9に示す受信バッファモデル (受信機クラス-2) 200と同じである。
図19の受信バッファモデル (受信機クラス-2) 550の構成は、図18の受信バッファモデル(受信機クラス-3)500と比較して、データPLP(映像E)用デインターリーブ部525とデータPLP(映像B)用DJB部544を削除し、多重部581と分離部584とへの置き換えがされた構成である。
選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP群 (PLP−1、2、3、7)が識別されると、図16Cに示すPLP_RX_CLASSにより、PLP−1、2、7が、受信機クラス-2の該当PLP群と認識される。
データPLP(音声)用デインターリーブ部221、共通PLP(L2情報)用デインターリーブ部223、データPLP(映像B)用デインターリーブ部524はそれぞれ、音声を伝送するPLP−1のcell、L2情報を伝送するPLP−7のcell、映像Bを伝送するPLP−2のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
これら3つのデインターリーブ部におけるメモリ最大合計容量は、図16Aに示す通り、(2^18 + 2^15) cellsである。
デインターリーブ処理に関連するL1情報は、PLP−1、2、7のPLP_NUM_BLOCKS、PLP_NUM_BLOCKS_MAXなどである。
多重部581は、これら3つのデインターリーブ部出力をFECフレーム単位で多重化する。
分離部584は、復号されたPLPデータを、PLP毎(3つ)に分離する。
データPLP(音声)用DJB部241、共通PLP(L2情報)用DJB部243、データPLP(映像B)用DJB部544は、それぞれ、復号されたPLPデータを格納するベースバンド・フレーム中のISSY情報に基づき、DJB用バッファを用いてジッタを除去して、それぞれ音声、L2情報、映像Bのパケットを出力する。
出力された各パケットは、図示しない機能ブロックによるPLP統合処理において統合され、音声、L2情報、映像Bを含んだTSが生成される。
これら3つのDJB処理におけるバッファ容量の合計は、図16Aに示す通り、1.5 Mbitである。
PLP−1、2、7それぞれのバッファ容量は、ISSY情報に含まれるBUFSの値で指定される。
また、これら3つのDJB処理において、バッファの残容量が、1ベースバンド・フレーム未満である間、対応するPLP用デインターリーブ部へのWait制御信号がactiveにされることにより、対応するデインターリーブ部からの出力が停止する。
その他の動作は、図18に示す受信バッファモデル(受信機クラス-3)500と同じである。
図10の受信バッファモデル (受信機クラス-1) 250において、選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP群(PLP−1、2、3、7)が識別されると、図16Cに示すPLP_RX_CLASSにより、PLP−1、7を受信機クラス-1の該当PLP群と認識する。
データPLP(音声)用デインターリーブ部221、共通PLP(L2情報)用デインターリーブ部223は、それぞれ、音声を伝送するPLP−1のcell、L2情報を伝送するPLP−7のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
これら2つのデインターリーブ部におけるメモリ最大合計容量は、図16Aに示す通り、(2^17 + 2^15) cellsである。
デインターリーブ処理に関連するL1情報は、PLP−1、7のPLP_NUM_BLOCKS、PLP_NUM_BLOCKS_MAXなどである。
データPLP(音声)用DJB部241、共通PLP(L2情報)用DJB部243は、それぞれ、復号されたPLPデータを格納するベースバンド・フレーム中のISSY情報に基づき、DJB用バッファを用いてジッタを除去して、それぞれ音声、L2情報のパケットを出力する。
出力された各パケットは、図示しない機能ブロックにおけるPLP統合処理において統合され、音声、L2情報を含んだTSが生成される。
これら2つのDJB処理におけるバッファ容量の合計は、図16Aに示す通り、1 Mbitである。
PLP−1、7それぞれのバッファ容量は、ISSY情報に含まれるBUFSの値で指定される。
また、これら2つのDJB処理において、バッファの残容量が1ベースバンド・フレーム未満である間、対応するPLP用デインターリーブ部へのWait制御信号をactiveにすることにより、対応するデインターリーブ部からの出力を停止する。
その他の動作は、図9に示す受信バッファモデル (受信機クラス-2) 200と同じである。
本実施の形態3の受信装置 (受信機クラス-3)は、図18に示す受信バッファモデル (受信機クラス-3) 500に基づいて構成する。
図16Aの受信機クラス-3の定義に基づき、受信装置 (受信機クラス-3)は、最大4つのPLPを処理可能とするように、予め4つのデインターリーブ部221、223、524、525、及び4つのDJB部241、243、544、545を備える。
また、予め、デインターリーブ部メモリ合計容量を、(2^19 + 2^15) cells以上、DJB部バッファ合計容量を、2 Mbit以上備える。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
本実施の形態3の受信装置 (受信機クラス-2)は、図19に示す受信バッファモデル (受信機クラス-2) 550に基づいて構成する。
図16Aの受信機クラス-2の定義に基づき、受信装置 (受信機クラス-2)は、最大3つのPLPを処理可能とするように、予め3つのデインターリーブ部221、223、524、及び3つのDJB部241、243、544を備える。
また、予め、デインターリーブ部メモリ合計容量として、(2^18 + 2^15) cells以上が用意され、DJB部バッファ合計容量として、1.5 Mbit以上が用意される。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路が構成されて、1チップ化がされてもよい。
本実施の形態3の受信装置 (受信機クラス-1)は、図10に示す受信バッファモデル (受信機クラス-1)250に基づいて構成される。
図16Aの受信機クラス-1の定義に基づき、受信装置 (受信機クラス-1)は、最大2つのPLPを処理可能とするように、予め2つのデインターリーブ部221と223、及び2つのDJB部241と243を備える。
また、予めデインターリーブ部メモリ合計容量として、(2^17 + 2^15) cells以上が用意され、DJB部バッファ合計容量として、1 Mbit以上が用意される。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路が構成され、1チップ化がされてもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、複数の受信機クラスを定義するようにした送信装置、その送信装置を制御するための受信バッファモデル、受信装置、集積回路、及びプログラムを提供することができる。特に、SVCを用いて、映像コンポーネントとして、映像Bと映像Eの2つを生成し、音声、映像B、映像Eのコンポーネント毎の伝送品質が実現されることが特徴である。
(実施の形態4)
図20は、本発明の実施の形態4における送信装置600の構成を示す図である。
従来の送信装置、及び実施の形態1〜3の送信装置と同じ構成要素については、適宜同じ符号を用い、詳しい説明を省略する。
本実施の形態4では、実施の形態3と同じく、TS生成部において、SVCを用いて映像コンポーネントとして映像Bと映像Eの2つを生成する。
更に、映像Bを伝送するPLPには、MISO(Multi-Input Single- Output)伝送を、映像Eを伝送するPLPには、MIMO(Multi-Input Multi-Output)伝送を適用することにより、音声、映像B、映像Eのコンポーネント毎の伝送品質を実現するとともに、受信アンテナ数も含めた複数の受信機クラスを定義することが特徴である。
図20の送信装置600の構成は、図14に示す実施の形態3における送信装置400と比較して、物理層処理部612中のL1情報処理部641とフレーム構成部651とへの置き換えがされ、OFDM信号生成部2061を2つの送信アンテナそれぞれに備えた構成である。
更に、映像Bを伝送するPLPに対しては、MISO−PLP処理部(6322、6325、6329)に置き換え、映像Eを伝送するPLPに対しては、MIMO−PLP処理部(6333、6336、63310)に置き換えた構成である。
伝送するPLP毎に、PLP処理部(1311、1314、1317、1318、13111)、またはMISO−PLP処理部(6322、6325、6329)に置き換え、映像Eを伝送するPLPに対しては、MIMO−PLP処理部(6333、6336、63310)、またはMIMO−PLP処理部(6333、6336、63310)を備える。
図21Aは、受信機クラスの定義を示す図である。
図16Aに示す実施の形態3における受信機クラスの定義と比較して、受信最小アンテナ数とMISO/MIMO復号の必要性を追加している。また、受信機クラス−2と3のインターリーブ最大合計容量をそれぞれ、(2^19 + 2^15) cells 、(2^20 + 2^15) cellsに増加させている。
実施の形態3と同じく、図16Bが各TSに含まれるプログラム毎の該当PLP群、受信機クラス−1、2、3の該当PLP群である。
図21Bは、L1−post(configurable)におけるPLPループに新設するL1情報を示す図である。
図16Cに示す実施の形態3におけるL1情報と比較して、更にPLP毎に、PLP_ MIMO_MISO_SISOを新設する。PLP_MIMO_MISO_SISOは、“0”は、MIMO伝送(この例では映像Eに該当)、“1”は、MISO伝送(この例では映像Bに該当)、“2”は、SISO伝送(この例ではL2情報と音声に該当)と定義する。
これにより、受信機で選局されたプログラム(例えばTS−1のプログラム−1)のPLP群 (PLP−1、2、3、7)が識別されると、各PLPが、MIMO伝送、MISO伝送、SISO伝送の何れかを判定することができる。
図22は、MISO−PLP処理部632Nの構成を示す図である。
図20に示されるそれぞれのMISO−PLP処理部の構成は、このMISO−PLP処理部632Nの構成と同様の構成を備える。
この構成は、図7に示す実施の形態1〜3のPLP処理部131Nと比較して、MISO符号化部675を追加し、インターリーブ部174を2つの送信アンテナそれぞれに備えた構成である。
図22のMISO−PLP処理部632Nにおいて、MISO符号化部675は、MISO符号化を行う。2つの送信アンテナ毎のインターリーブ部174はそれぞれ、実施の形態1〜3と同じインターリーブを行う。
図23は、MIMO−PLP処理部633Nの構成を示す図である。
図20に示されるそれぞれのMIMO−PLP処理部の構成は、このMIMO−PLP処理部633Nの構成と同様の構成を備える。
この構成は、図7に示す実施の形態1〜3のPLP処理部131Nと比較して、MIMO符号化部676を追加し、インターリーブ部174を2つの送信アンテナそれぞれに備えた構成である。
図23のMIMO−PLP処理部633Nにおいて、MIMO符号化部676は、MIMO符号化を行う。
2つの送信アンテナ毎のインターリーブ部174はそれぞれ、実施の形態1〜3と同じインターリーブを行う。
図24は、L1情報処理部641の構成を示す図である。
この構成は、図4に示す従来のL1情報処理部2041と比較して、L1情報生成部681への置き換えがされた構成である。
図24のL1情報処理部641において、L1情報生成部681は、図21Bに示すPLP_RX_CLASSとPLP_MIMO_MISO_SISOが含まれるように、L1−pre情報とL1−post情報とが生成される。
なお、更に、図6Cに示すPLP_SYNC_CONDが含まれるように、L1−pre情報とL1−post情報とが生成されてもよい。
図20の送信装置600において、フレーム構成部651は、PLP処理部(1311、1314、1317、1318、13111)、MISO−PLP処理部(6322、6325、6329)、MIMO−PLP処理部(6333、6336、63310)から出力される各PLPのマッピングデータと、L1情報処理部641から出力されるL1情報のマッピングデータを用いて、伝送フレームを生成して出力する。
送信アンテナ−1 (Tx-1)の伝送フレームには、PLP処理部(1311、1314、1317、1318、13111)から出力されるSISO伝送のPLPと、MISO−PLP処理部(6322、6325、6329)から出力されるMISO伝送のPLPと、MIMO−PLP処理部(6333、6336、63310)から出力されるMIMO伝送のPLPと、L1情報処理部641から出力されるL1情報のマッピングデータを配置する。
一方、送信アンテナ−2 (Tx-2)の伝送フレームには、MIMO−PLP処理部(6333、6336、63310)から出力されるMIMO伝送のPLPのマッピングデータを配置する。
2つの送信アンテナ毎のOFDM信号生成部2061は、それぞれ、実施の形態1〜3と同じく、フレーム構成部651から出力される伝送フレーム構成に対して、パイロット信号の付加、IFFT、GIの挿入、P1シンボルの挿入を行い、送信信号を出力する。
その他の動作は、図14に示す実施の形態3の送信装置400と同じである。
図25、26は、それぞれ、受信バッファモデル (受信機クラス-3) 700、受信バッファモデル (受信機クラス-2) 750の構成を示す図である。
受信機クラス-1に関しては、図10に示す実施の形態1〜3の受信バッファモデル (受信機クラス-1) 250と同じである。
図20に示す送信装置600は、送信信号を、これらの受信バッファモデルに入力した場合に、デインターリーブ部でのバッファ・オーバーフローと、DJB部でのバッファ・アンダーフローが生じないように、インターリーブに関連する伝送パラメータや、BUFSを含むISSY情報を生成する。
この目的のために、これらの受信バッファモデルが定義される。
図25に示す受信バッファモデル (受信機クラス-3)700は、図18に示す実施の形態3における受信バッファモデル (受信機クラス-3) 500と比較して、受信アンテナ−2 (Rx-2)に関する復調部211、周波数デインターリーブ・L1情報デインターリーブ部215、データPLP(映像E)用デインターリーブ部525を追加し、SISO/MISO/MIMOデマッピング部732への置き換えがされた構成である。
図25に示す受信バッファモデル (受信機クラス-3)700は、以下の通り定義される。
Rx-1の復調部211、周波数デインターリーブ・L1情報デインターリーブ部215は、図18に示す、実施の形態3の受信バッファモデル (受信機クラス-3)500と同じ動作を行う。
デインターリーブされたL1情報は、多重部531を通過し、SISO/MISO/MIMOデマッピング部732、FEC復号化部233が、実施の形態3の受信バッファモデル (受信機クラス-3)500と同じ動作を行う。これにより、L1情報が復号される。
選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP群 (PLP−1、2、3、7)が識別されると、実施の形態3と同じく、図21Cに示すPLP_RX_CLASSにより、PLP−1、2、3、7を受信機クラス-3の該当PLP群と認識する。
Rx-1のデータPLP(音声)用デインターリーブ部221は、復号されたL1情報に基づき、音声を伝送するPLP−1のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
Rx-1の共通PLP(L2情報)用デインターリーブ部223は、得られたL1情報に基づき、L2情報を伝送するPLP−7のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
Rx-1のデータPLP(映像B)用デインターリーブ部524は、得られたL1情報に基づき、映像Bを伝送するPLP−2のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
Rx-1のデータPLP(映像E)用デインターリーブ部525は、得られたL1情報に基づき、映像Eを伝送するPLP−3のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
多重部531は、これら4つのデインターリーブ部出力を、FECフレーム単位で多重する。
また、図21Cに示すPLP_MIMO_MISO_SISOにより、PLP−1と7はSISO伝送、PLP−2はMISO伝送、PLP−3はMIMO伝送と認識する。Rx-2の復調部211、周波数デインターリーブ・L1情報デインターリーブ部215は、Rx-1と同じ動作を行う。
Rx-2のデータPLP(映像E)用デインターリーブ部525は、得られたL1情報に基づき、映像Eを伝送するPLP−3のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
これら5つのデインターリーブ部におけるメモリ最大合計容量は、図21Aに示す通り、(2^20 + 2^15) cellsである。
SISO/MISO/MIMOデマッピング部732は、SISO伝送されるPLP−1(音声)とPLP−7(L2情報)に対して、実施の形態3と同じく、デマッピング処理を行う。
MISO伝送されるPLP−2(映像B)に対して、MISO用デマッピング処理を行う。
MIMO伝送されるPLP−3(映像E)に対して、MIMO用デマッピング処理を行う。
分離部534は、復号されたPLPデータを、PLP毎(4つ)に分離する。
4つのDJB処理におけるバッファ容量の合計は、図21Aに示す通り、2 Mbitである。PLP−1、2、3、7それぞれのバッファ容量は、ISSY情報に含まれるBUFSの値で指定される。
4つのDJB処理において、バッファの残容量が1ベースバンド・フレーム未満である間、対応するPLP用デインターリーブ部へのWait制御信号をactiveにすることにより、対応するデインターリーブ部からの出力を停止する。
特に、データPLP(映像E)用DJB部545は、Wait制御信号をRx-1と2の両方のデータPLP(映像E)用デインターリーブ部525に出力する。
その他の動作は、図18に示す実施の形態3における受信バッファモデル (受信機クラス-3) 500と同じである。
図26の受信バッファモデル (受信機クラス-2) 750は、図25の受信バッファモデル(受信機クラス-3)700と比較して、Rx-1のデータPLP(映像E)用デインターリーブ部525とデータPLP(映像B)用DJB部544を削除し、Rx-2を削除し、多重部581、分離部584、SISO/MISOデマッピング部782への置き換えがされた構成である。
図19の実施の形態3における受信バッファモデル(受信機クラス-3)550と比較すると、SISO/MISOデマッピング部782への置き換えがされた構成である。
選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP群 (PLP−1、2、3、7)が識別されると、実施の形態3と同じく、図21Cに示すPLP_RX_CLASSにより、PLP−1、2、7を受信機クラス-2の該当PLP群と認識する。
データPLP(音声)用デインターリーブ部221、共通PLP(L2情報)用デインターリーブ部223、データPLP(映像B)用デインターリーブ部524はそれぞれ、音声を伝送するPLP−1のcell、L2情報を伝送するPLP−7のcell、映像Bを伝送するPLP−2のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
これら3つのデインターリーブ部におけるメモリ最大合計容量は、図21Aに示す通り、(2^19 + 2^15) cellsである。
デインターリーブ処理に関連するL1情報は、PLP−1、2、7のPLP_NUM_BLOCKS、PLP_NUM_BLOCKS_MAXなどである。
多重部581は、これら3つのデインターリーブ部出力を、FECフレーム単位で多重する。
SISO/MISOデマッピング部732は、SISO伝送されるPLP−1(音声)と7(L2情報)に対して、実施の形態3と同じくデマッピング処理を行う。
MISO伝送されるPLP−2(映像B)に対して、MISO用デマッピング処理を行う。
分離部584は、復号されたPLPデータを、PLP毎(3つ)に分離する。
3つのDJB処理におけるバッファ容量の合計は、図21Aに示す通り、1.5 Mbitである。
PLP−1、2、7それぞれのバッファ容量は、ISSY情報に含まれるBUFSの値で指定される。
3つのDJB処理において、バッファの残容量が1ベースバンド・フレーム未満である間、対応するPLP用デインターリーブ部へのWait制御信号をactiveにすることにより、対応するデインターリーブ部からの出力を停止する。
その他の動作は、図19に示す実施の形態3における受信バッファモデル(受信機クラス-3)550と同じである。
図10の受信バッファモデル (受信機クラス-1) 250において、選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP群 (PLP−1、2、3、7)が識別されると、図21Cに示すPLP_RX_CLASSにより、PLP−1、7を、受信機クラス-1の該当PLP群と認識する。
データPLP(音声)用デインターリーブ部221、共通PLP(L2情報)用デインターリーブ部223はそれぞれ、音声を伝送するPLP−1のcell、L2情報を伝送するPLP−7のcellのcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
これら2つのデインターリーブ部におけるメモリ合計容量は、図21Aに示す通り、(2^17 + 2^15) cellsである。
デインターリーブ処理に関連するL1情報は、PLP−1、7のPLP_NUM_BLOCKS、PLP_NUM_BLOCKS_MAXなどである。
多重部281は、これら2つのデインターリーブ部出力を、FECフレーム単位で多重する。
分離部284は、復号されたPLPデータをPLP毎(2つ)に分離する。
データPLP(音声)用DJB部241、共通PLP(L2情報)用DJB部243は、それぞれ、復号されたPLPデータを格納するベースバンド・フレーム中のISSY情報に基づき、DJB用バッファを用いてジッタを除去して、それぞれ音声、L2情報のパケットを出力する。
出力された各パケットは、図示しない機能ブロックにおけるPLP統合処理において統合され、音声、L2情報を含んだTSが生成される。
これら2つのDJB処理におけるバッファ容量の合計は、図21Aに示す通り、1 Mbitである。
PLP−1、7それぞれのバッファ容量は、ISSY情報に含まれるBUFSの値で指定される。
また、これら2つのDJB処理において、バッファの残容量が1ベースバンド・フレーム未満である間、対応するPLP用デインターリーブ部へのWait制御信号をactiveにすることにより、対応するデインターリーブ部からの出力を停止する。
本実施の形態4の受信装置 (受信機クラス-3)は、図25に示す受信バッファモデル (受信機クラス-3) 700に基づいて構成する。
図21Aの受信機クラス-3の定義に基づき、受信装置 (受信機クラス-3)は、予め2アンテナを備える。
また最大4つのPLPを処理可能とするように、予めRx-1に対する4つのデインターリーブ部221、223、524、525、及び4つのDJB部241、243、544、545を備える。
更に、予めRx-2に対するデインターリーブ部525を備える。
また、予め、デインターリーブ部メモリ合計容量を、(2^20 + 2^15) cells以上、DJB部バッファ合計容量を、2 Mbit以上備える。
更に、予め、MISO復号、MIMO復号を可能としておく。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
本実施の形態3の受信装置 (受信機クラス-2)は、図26に示す受信バッファモデル (受信機クラス-2) 750に基づいて構成する。
図21Aの受信機クラス-2の定義に基づき、受信装置 (受信機クラス-2)は、最大3つのPLPを処理可能とするように、予め、3つのデインターリーブ部221、223、524、及び3つのDJB部241、243、544を備える。
また、予め、デインターリーブ部メモリ合計容量を、(2^19 + 2^15) cells以上、DJB部バッファ合計容量を、1.5 Mbit以上備える。
更に、予め、MISO復号を可能としておく。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
本実施の形態3の受信装置 (受信機クラス-1)は、図10に示す受信バッファモデル (受信機クラス-1) 250に基づいて構成する。
図21Aの受信機クラス-1の定義に基づき、受信装置 (受信機クラス-1)は、最大2つのPLPを処理可能とするように、予め2つのデインターリーブ部221と223、及び2つのDJB部241と243を備える。
また、予めデインターリーブ部メモリ合計容量を、(2^17 + 2^15) cells以上、DJB部バッファ合計容量を、1 Mbit以上備える。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、複数の受信機クラスを定義するようにした送信装置、その送信装置を制御するための受信バッファモデル、受信装置、集積回路、及びプログラムを提供することができる。特に、映像Bを伝送するPLPには、MISO伝送を、映像Eを伝送するPLPには、MIMO伝送を適用することにより、音声、映像B、映像Eのコンポーネント毎の伝送品質を実現するとともに、受信アンテナ数も含めた複数の受信機クラスを定義することが特徴である。
(実施の形態5)
図27は、本発明の実施の形態5における送信装置800の構成を示す図である。
従来の送信装置、及び実施の形態1〜4の送信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
本実施の形態5では、規格がブランチを有し、ブランチ毎にFEC符号化方式が異なる場合を示す。
一例として、ブランチ1が、LDPC符号化方式を採用し、ブランチ2が、Turbo符号化方式を採用する場合を示す。
図27の送信装置800は、図2に示す従来の送信装置2000と比較して、物理層処理部812中のPLP処理部8311および8312とL1情報処理部841とへの置き換えがされた構成である。
PLP処理部8311および8312は、伝送するPLP毎に備える。
図28Aは、受信機クラスの定義を示す図である。
受信機クラス−2は、ブランチ1と2の両方に対応し、FEC復号としては、LDPCとTurboの両方を実装する。
インターリーブ最大容量を、2^19 cells、DJB最大容量を、2 Mbitと定義している。
一方、受信機クラス−1aは、ブランチ1のみに対応すると定義することにより、FEC復号としてはLDPCのみを実装すればよい。
受信機クラス−1bは、ブランチ2のみに対応すると定義することにより、FEC復号としてはTurboのみを実装すればよい。
図28Bは、各TSに含まれるプログラム毎の該当PLP、受信機クラス−1a、1b、2の該当PLP、FEC符号化、規格ブランチを示す図である。
図28Cは、L1−post(configurable)におけるPLPループに新設するL1情報を示す図である。
PLP毎に、PLP_RX_CLASSを新設する。
PLP_RX_CLASSは、そのPLPが受信されるべき受信機クラスを示しており、“0”は、受信機クラス−1aと2 (この例では規格ブランチ1:LDPCに該当)、“1”は、受信機クラス−1bと2(この例では規格ブランチ2:Turboに該当)と定義する。
これにより、受信機で選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP (PLP−1)が識別されると、そのPLPが受信機クラス−1a、1b、2で受信すべきかどうかを判定することができる。
また、図28Dに示す通り、PLP毎に、PLP_BRANCHを新設してもよい。
PLP_BRANCHは、そのPLPの規格ブランチを示しており、“0”は、ブランチ−1 (この例ではLDPCに該当)、“1”は、ブランチ−2(この例ではTurboに該当)と定義する。
これにより、受信機で選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP (PLP−1)が識別されると、そのPLPが、受信機クラス−1a、1b、2で受信すべきかどうかを判定することができる。
また、図28Eに示す通り、PLP毎に、PLP_FEC_CODEを新設してもよい。
PLP_FEC_CODEは、そのPLPの FEC符号化方式を示しており、“0”は、LDPC (この例では規格ブランチ−1に該当)、“1”は、Turbo (この例では規格ブランチ−2に該当)と定義する。
これにより、受信機で選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP (PLP−1)が識別されると、そのPLPが受信機クラス−1a、1b、2で受信すべきかどうかを判定することができる。
図29は、PLP処理部831Nの構成を示す図である。
図27に示されるそれぞれのPLP処理部の構成は、このPLP処理部831Nの構成と同様の構成を備える。
図3に示す、従来のPLP処理部2031と比較して、FEC符号化部872への置き換えがされた構成である。
図29のPLP処理部831Nにおいて、FEC符号化部872は、そのPLPの規格ブランチに基づき、BCH符号化・LDPC符号化、またはTurbo符号化を行う。
図30は、L1情報処理部841の構成を示す図である。
図4に示す、従来のL1情報処理部2041と比較して、L1情報生成部881への置き換えがされた構成である。
図30のL1情報処理部841において、L1情報生成部881は、図28Cに示すPLP_RX_CLASSが含まれるように、L1−pre情報とL1−post情報と(図1の情報2a1を参照)を生成する。
あるいは、図28Dに示すPLP_BRANCHが含まれるように、L1−pre情報とL1−post情報とが生成されてもよい。
あるいは、図28Eに示すPLP_FEC_CODEが含まれるように、L1−pre情報とL1−post情報とが生成されてもよい。
また、L1−pre情報とL1−post情報を生成する際には、インターリーブに関連する伝送パラメータは、図28Bに示す受信機クラス−1a、1b、2の該当PLPのインターリーブ容量が、図28Aに示すインターリーブ最大容量以下の条件が満たされる。
該当PLPのインターリーブ容量算出の際には、L1−post(configurable)における各PLPの PLP_NUM_BLOCKS_MAXを用いる。
その他の動作は、図2に示す従来の送信装置2000と同じである。
図31〜33は、それぞれ、受信バッファモデル (受信機クラス-2) 900、受信バッファモデル (受信機クラス-1a) 950、受信バッファモデル (受信機クラス-1b) 1000の構成を示す図である。
図27に示す送信装置800は、送信信号をこれらの受信バッファモデルに入力した場合に、デインターリーブ部でのバッファ・オーバーフローと、DJB部でのバッファ・アンダーフローが生じないように、インターリーブに関連する伝送パラメータや、BUFSを含むISSY情報を生成する。
この目的のために、これらの受信バッファモデルが定義される。
図31に示す受信バッファモデル (受信機クラス-2) 900は、図9に示す実施の形態1における受信バッファモデル (受信機クラス-2) 200と比較して、1つのデインターリーブ部921を有し、1つのDJB部941を有していることが異なる。
更に、多重部931とFEC復号化部933とへの置き換えがされ、分離部234を削除した構成である。
図31の受信バッファモデル (受信機クラス-2) 900において、デインターリーブされたL1情報は、多重部931を通過する。そしてデマッピング部232、FEC復号化部933により、L1情報が復号される。
なお、FEC復号化部933は、LDPC・BCH復号化とTurbo復号化が可能である。
選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP (PLP−1)が識別されると、図28Cに示すPLP_RX_CLASS、または、図28Dに示すPLP_BRANCH、または、図28Eに示すPLP_FEC_CODEにより、PLP−1を、受信機クラス-2で受信可能なPLPと認識する。
デインターリーブ部921は、復号されたL1情報に基づき、PLP−1のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
デインターリーブ部におけるメモリ最大容量は、図28Aに示す通り2^19 cellsである。デインターリーブ処理に関連するL1情報は、PLP−1のPLP_NUM_BLOCKS、PLP_NUM_BLOCKS_MAXなどである。
デインターリーブ部出力は、多重部931を通過する。
FEC復号化部933では、Turbo復号化が行われる。
DJB部は、復号されたPLPデータを格納するベースバンド・フレーム中のISSY情報に基づき、DJB用バッファを用いてジッタを除去して、TSを出力する。
DJB処理におけるバッファ容量は、図28Aに示す通り2 Mbitである。
PLP−1のバッファ容量は、ISSY情報に含まれるBUFSの値で指定される。
また、DJB処理において、バッファの残容量が1ベースバンド・フレーム未満である間、デインターリーブ部921へのWait制御信号をactiveにすることにより、対応するデインターリーブ部921からの出力を停止する。
その他の動作は、図9に示す受信バッファモデル (受信機クラス-2) 200と同じである。
一方、選局されたプログラムが、TS−2のプログラム−1である場合、そのPLP(PLP−2)が識別されると、図28Cに示すPLP_RX_CLASS、または、図28Dに示すPLP_BRANCH、または、図28Eに示すPLP_FEC_CODEにより、PLP−2を、受信機クラス-2で受信可能なPLPと認識する。
以降の処理で、前述のTS−1のプログラム−1が選局された場合と異なるのは、PLP−2に対するFEC復号化部933では、LDPC・BCH復号化が行われることである。
図32に示す受信バッファモデル (受信機クラス-1a) 950は、図31に示す受信バッファモデル (受信機クラス-2) 900と比較して、FEC復号化部233への置き換えがされた構成である。
なお、FEC復号化部233は、LDPC・BCH復号化のみ可能である。
選局されたプログラム (例えばTS−2のプログラム−1)のPLP (PLP−2)が識別された場合、受信バッファモデル (受信機クラス-2) 900と同じ動作を行う。
FEC復号化部233の構成が異なるが、PLP−2は、BCH・LDPC符号化されており、FEC復号化部233で復号可能である。
一方、選局されたプログラムが、TS−1のプログラム−1である場合、そのPLP (PLP−1)が識別されると、図28Cに示すPLP_RX_CLASS、または、図28Dに示すPLP_BRANCH、または、図28Eに示すPLP_FEC_CODEにより、PLP−2を、受信機クラス-1aでは受信不可能なPLPと認識する。
図33に示す受信バッファモデル (受信機クラス-1b) 1000は、図31に示す受信バッファモデル (受信機クラス-2) 900と比較して、FEC復号化部1033への置き換えがされた構成である。
なお、FEC復号化部1033は、Turbo復号化のみ可能である。
選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP (PLP−1)が識別された場合、受信バッファモデル (受信機クラス-2) 900と同じ動作を行う。
FEC復号化部1033の構成が異なるが、PLP−1は、Turbo符号化されており、FEC復号化部1033で復号可能である。
一方、選局されたプログラムが、TS−2のプログラム−1である場合、そのPLP(PLP−2)が識別されると、図28Cに示すPLP_RX_CLASS、または、図28Dに示すPLP_BRANCH、または、図28Eに示すPLP_FEC_CODEにより、PLP−2を、受信機クラス-1bでは受信不可能なPLPと認識する。
本実施の形態5の受信装置(受信機クラス-2)は、図31に示す受信バッファモデル (受信機クラス-3) 900に基づいて構成する。
図28Aの受信機クラス-2の定義に基づき、受信装置 (受信機クラス-2)は、LDPC・BCH復号とTurbo復号を処理可能とするように、予め、両方の復号が可能なFEC復号化部933を備える。
また、予めデインターリーブ部メモリ容量を、2^19 cells以上、DJB部バッファ容量を、2 Mbit以上備える。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
本実施の形態5の受信装置 (受信機クラス-1a)は、図32に示す受信バッファモデル (受信機クラス-1a) 950に基づいて構成する。
図28Aの受信機クラス-1aの定義に基づき、受信装置 (受信機クラス-1a)は、LDPC・BCH復号を処理可能とするように、予め、その復号が可能なFEC復号化部233を備える。
また、予め、デインターリーブ部メモリ容量を、2^19 cells以上、DJB部バッファ容量を、2 Mbit以上備える。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
本実施の形態5の受信装置 (受信機クラス-1b)は、図33に示す受信バッファモデル (受信機クラス-1b) 1000に基づいて構成する。
図28Aの受信機クラス-1bの定義に基づき、受信装置 (受信機クラス-1b)は、Turbo復号を処理可能とするように、予め、その復号が可能なFEC復号化部1033を備える。
また、予め、デインターリーブ部メモリ容量を、2^19 cells以上、DJB部バッファ容量を、2 Mbit以上備える。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、規格がブランチを有し、ブランチ毎にFEC符号化方式が異なる場合に、複数の受信機クラスを定義する送信装置、送信装置を制御するための受信バッファモデル、受信装置、集積回路、及びプログラムを提供することができる。
(実施の形態6)
図34は、本発明の実施の形態6における送信装置1100の構成を示す図である。
従来の送信装置、及び実施の形態1〜5の送信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
本実施の形態6では、規格がバージョンを更新し、新しいバージョンは、古いバージョンで含まれなかった処理を追加する場合を示す。
一例として、バージョン2で、MIMO伝送を追加する場合を示す。
図34の送信装置1100は、図27に示す、実施の形態5の送信装置800と比較して、物理層処理部1112中のL1情報処理部1141とフレーム構成部651とへの置き換えがされ、PLP−1に対して、MIMO−PLP処理部6331への置き換えがされ、OFDM信号生成部2061を2つの送信アンテナそれぞれに備えた構成である。
伝送するPLP毎に、PLP処理部1312、またはMIMO−PLP処理部6331を備える。
図35Aは、受信機クラスの定義を示す図である。
受信機クラス−2は、バージョン1と2の両方に対応し、受信最小アンテナ数は、2、MIMO復号を必要とする。
また、インターリーブ最大容量を、2^20 cells、DJB最大容量を、2 Mbitと定義している。
一方、受信機クラス−1は、バージョン1のみに対応すると定義することにより、受信最小アンテナ数は、1に削減でき、MIMO復号が不要となる。
図35Bは、各TSに含まれるプログラム毎の該当PLP、受信機クラス−1、2の該当PLP、SISO/MISO伝送、規格バージョンを示す図である。
図35Cは、L1−post(configurable)におけるPLPループに新設するL1情報を示す図である。
PLP毎に、PLP_RX_CLASSを新設する。
PLP_RX_CLASSは、そのPLPが受信されるべき受信機クラスを示しており、“0”は、受信機クラス−1と2 (この例ではSISO伝送に該当)、“1”は、受信機クラス−2(この例ではMIMO伝送に該当)と定義する。
これにより、受信機で選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP (PLP−1)が識別されると、そのPLPが、受信機クラス−1、2で受信すべきかどうかを判定することができる。
図35Dは、新設するL1情報の他の一例を示す図である。
また、図35Dに示す通り、PLP毎に、PLP_VERSIONを新設してもよい。
PLP_ VERSIONは、そのPLPの規格バージョンを示しており、“0”は、バージョン−1 (この例ではSISO伝送に該当)、“1”は、バージョン−2(この例ではMIMO伝送に該当)と定義する。
これにより、受信機で選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP (PLP−1)が識別されると、そのPLPが、受信機クラス−1、2で受信すべきかどうかを判定することができる。
図35Eは、新設するL1情報の他の一例を示す図である。
また、図35Eに示す通り、PLP毎に、PLP_MIMO_SISOを新設してもよい。
PLP_MIMO_SISOは、“0”はSISO伝送(この例では規格バージョン−1に該当)、“1”は、MIMO伝送(この例では規格バージョン−2に該当)と定義する。
これにより、受信機で選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP (PLP−1)が識別されると、そのPLPが、受信機クラス−1、2で受信すべきかどうかを判定することができる。
図36は、L1情報処理部1141の構成を示す図である。
図4に示す従来のL1情報処理部2041と比較して、L1情報生成部1181への置き換えがされた構成である。
図36のL1情報処理部1141において、L1情報生成部1181は、図35Cに示すPLP_RX_CLASSが含まれるように、L1−pre情報とL1−post情報と(図1の情報2a1を参照)を生成する。
あるいは、図35Dに示すPLP_ VERSIONが含まれるように、L1−pre情報とL1−post情報とが生成されてもよい。
あるいは、図35Eに示すPLP_MIMO_SISOが含まれるように、L1−pre情報とL1−post情報とが生成されてもよい。
また、L1−pre情報とL1−post情報を生成する際には、インターリーブに関連する伝送パラメータは、図35Bに示す受信機クラス−1、2の該当PLPのインターリーブ容量が、図35Aに示すインターリーブ最大容量以下の条件が満たされる。
該当PLPのインターリーブ容量算出の際には、L1−post(configurable)における各PLPの PLP_NUM_BLOCKS_MAXを用いる。
MIMO−PLP処理部633は、図23に示す通り、実施の形態4と同じ動作を行う。
フレーム構成部651は、PLP処理部1312、MIMO−PLP処理部6331から出力される各PLPのマッピングデータと、L1情報処理部1141から出力されるL1情報のマッピングデータを用いて、伝送フレームを生成して出力する。
送信アンテナ−1 (Tx-1)の伝送フレームには、PLP処理部1312から出力されるSISO伝送のPLPと、MIMO−PLP処理部6331から出力されるMIMO伝送のPLPと、L1情報処理部641から出力されるL1情報のマッピングデータを配置する。
一方、送信アンテナ−2 (Tx-2)の伝送フレームには、MIMO−PLP処理部6331から出力されるMIMO伝送のPLPのマッピングデータを配置する。
2つの送信アンテナ毎のOFDM信号生成部2061はそれぞれ、実施の形態1〜3と同じく、フレーム構成部651から出力される伝送フレーム構成に対して、パイロット信号の付加、IFFT、GIの挿入、P1シンボルの挿入を行い、送信信号を出力する。
図37、38は、それぞれ、受信バッファモデル (受信機クラス-2) 1200、受信バッファモデル (受信機クラス-1) 1250の構成を示す図である。
図34に示す送信装置1100は、送信信号を、これらの受信バッファモデルに入力した場合に、デインターリーブ部でのバッファ・オーバーフローと、DJB部でのバッファ・アンダーフローが生じないように、インターリーブに関連する伝送パラメータや、BUFSを含むISSY情報を生成する。
この目的のために、これらの受信バッファモデルが定義される。
図37に示す受信バッファモデル (受信機クラス-2) 1200は、図32に示す実施の形態4における受信バッファモデル (受信機クラス-1a) 950と比較して、受信アンテナ−2 (Rx-2)に関する復調部211、周波数デインターリーブ・L1情報デインターリーブ部215、デインターリーブ部921を追加し、SISO/MIMOデマッピング部1232への置き換えがされた構成である。
図37の受信バッファモデル (受信機クラス-2) 1200において、Rx-1の復調部211、周波数デインターリーブ・L1情報デインターリーブ部215は、図32に示す実施の形態4の受信バッファモデル(受信機クラス-1a) 950と同じ動作を行う。
デインターリーブされたL1情報は、多重部931を通過し、SISO/MIMOデマッピング部1232、FEC復号化部233が実施の形態4の受信バッファモデル(受信機クラス-1a) 950と同じ動作を行う。
これにより、L1情報が復号される。
選局されたプログラム (例えばTS−1のプログラム−1)のPLP (PLP−1)が識別されると、図35Cに示すPLP_RX_CLASS、または、図35Dに示すPLP_VERSION、または、図35Eに示すPLP_MIMO_SISOにより、PLP−1を、受信機クラス-2で受信可能なPLPと認識する。
Rx-1のデインターリーブ部921は、復号されたL1情報に基づき、PLP−1のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
デインターリーブ部出力は、多重部931を通過する。
Rx-2の復調部211、周波数デインターリーブ・L1情報デインターリーブ部215は、Rx-1と同じ動作を行う。
Rx-2のデインターリーブ部921は、得られたL1情報に基づき、PLP−1のcellを抽出して、送信側のインターリーブ処理と逆の並べ替えを行う。
これら2つのデインターリーブ部におけるメモリ最大合計容量は、図35Aに示す通り2^20 cellsである。
デインターリーブ処理に関連するL1情報は、PLP−1のPLP_NUM_BLOCKS、PLP_NUM_BLOCKS_MAXなどである。
SISO/MIMOデマッピング部1232は、MIMO用デマッピング処理を行う。
FEC復号化部233では、LDPC・BCH復号化が行われる。
DJB部は、復号されたPLPデータを格納するベースバンド・フレーム中のISSY情報に基づき、DJB用バッファを用いてジッタを除去して、TSを出力する。
DJB処理におけるバッファ容量は、図35Aに示す通り、2 Mbitである。
PLP−1のバッファ容量は、ISSY情報に含まれるBUFSの値で指定される。
またDJB処理において、バッファの残容量が1ベースバンド・フレーム未満である間、2つのデインターリーブ部921へのWait制御信号をactiveにすることにより、Rx-1と2の両方のデインターリーブ部921からの出力を停止する。
一方、選局されたプログラムが、TS−2のプログラム−1である場合、そのPLP(PLP−2)が識別されると、図35Cに示すPLP_RX_CLASS、または、図35Dに示すPLP_VERSION、または、図35Eに示すPLP_MIMO_SISOにより、PLP−2を、受信機クラス-2で受信可能なPLPと認識する。
以降の処理で、前述のTS−1のプログラム−1が選局された場合と異なるのは、Rx-2における処理が不要になることと、PLP−2に対するSISO/MIMOデマッピング部1232では、実施の形態4の受信バッファモデル (受信機クラス-1a)950と同じく、デマッピング処理が行われることである。
図38の受信バッファモデル (受信機クラス-1) 1250は、図37の受信バッファモデル(受信機クラス-2)1200と比較して、Rx-2を削除し、デマッピング部232への置き換えがされた構成である。
選局されたプログラム (例えばTS−2のプログラム−1)のPLP (PLP−2)が識別された場合、受信バッファモデル (受信機クラス-2) 1200と同じ動作を行う。
デマッピング部232の構成が異なるが、PLP−2はSISO伝送されており、デマッピング部232でデマッピング可能である。
一方、選局されたプログラムが、TS−1のプログラム−1である場合、そのPLP(PLP−1)が識別されると、図35Cに示すPLP_RX_CLASS、または、図35Dに示すPLP_VERSION、または、図35Eに示すPLP_MIMO_SISOにより、PLP−1を、受信機クラス-1では受信不可能なPLPと認識する。
本実施の形態6の受信装置 (受信機クラス-2)は、図37に示す受信バッファモデル (受信機クラス-2) 1200に基づいて構成する。
図35Aの受信機クラス-2の定義に基づき、受信装置 (受信機クラス-2)は、予め、2アンテナを備える。
また、MIMO復号とSISO復号を処理可能とするように、予め、両方の復号が可能なSISO/MIMOデマッピング部1232を備える。
また、予め、デインターリーブ部メモリ容量を、2^20 cells以上、DJB部バッファ容量を、2 Mbit以上備える。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
本実施の形態6の受信装置 (受信機クラス-1)は、図38に示す受信バッファモデル (受信機クラス-1) 1250に基づいて構成する。図35Aの受信機クラス-1の定義に基づき、受信装置 (受信機クラス-1)は、SISO復号を処理可能とするように、予め、その復号が可能なデマッピング部232を備える。
また、予めデインターリーブ部メモリ容量を2^19 cells以上、DJB部バッファ容量を2 Mbit以上備える。
なおこの受信装置の一部または全てを含むように集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、規格がバージョンを更新し、新しいバージョンは古いバージョンで含まれなかったMIMO伝送が追加される場合に、複数の受信機クラスを定義する送信装置、送信装置を制御するための受信バッファモデル、受信装置、及び集積回路、及びプログラムを提供することができる。
なお実施の形態1〜6において、DVB-T2をベースに説明したが、これに限らず、独立に伝送パラメータを設定可能なPLP構造であればよい。
また、実施の形態1〜6において、TS数を2つとしたが、これに限らない。
また、TS−1のプログラム数を2、TS−2のプログラム数を1としたが、これに限らない。
また実施の形態1〜2において、サービス・コンポーネントを音声と映像としたが、これに限らない。他に、データ・コンポーネントなどが挙げられる。
また実施の形態3〜4において、映像に対してscalable codingを行う構成としたが、これに限らず、音声やデータ・コンポーネントに対してscalable codingを行ってもよい。
また実施の形態1〜2において、受信機クラス−1及び2のインターリーブ最大合計容量をそれぞれ(2^17 + 2^15) cells、(2^19 + 2^15) cellsとしたが、これに限らない。またDJB最大合計容量をそれぞれ2 Mbit、1 Mbitとしたが、これに限らない。
また実施の形態3において、受信機クラス−1、2、3のインターリーブ最大合計容量をそれぞれ(2^17 + 2^15) cells、(2^18 + 2^15) cells、(2^19 + 2^15) cellsとしたが、これに限らない。
また、DJB最大合計容量をそれぞれ2 Mbit、1.5 Mbit、1 Mbitとしたが、これに限らない。
また実施の形態4において、受信機クラス−1、2、3のインターリーブ最大合計容量をそれぞれ(2^17 + 2^15) cells、(2^19 + 2^15) cells、(2^20 + 2^15) cellsとしたが、これに限らない。
また、DJB最大合計容量をそれぞれ2 Mbit、1.5 Mbit、1 Mbitとしたが、これに限らない。
また実施の形態5において、受信機クラス−1a、1b、2のインターリーブ最大合計容量を 2^19 cellsとしたが、これに限らない。またDJB最大合計容量を2 Mbitとしたが、これに限らない。
また実施の形態6において、受信機クラス−1、2のインターリーブ最大合計容量を 2^19 cellsとしたが、これに限らない。またDJB最大合計容量を2 Mbitとしたが、これに限らない。
また実施の形態2の送信装置において、TS−1に含まれる2つのプログラムの音声コンポーネントを同じPLPで伝送する構成としたが、これに限らず、例えば映像コンポーネントを同じPLPで伝送する構成としてもよい。また、異なるTSに含まれるコンポーネントを同じPLPで伝送する構成としてもよい。
また実施の形態4の送信装置において、音声コンポーネントとL2情報とL1情報をSISO伝送で、映像BコンポーネントをMISO伝送で、映像EコンポーネントをMIMO伝送としたが、これに限らず、コンポーネントの種類やL2情報、L1情報の別に従って、SISO伝送、MISO伝送、MIMO伝送から選択すればよい。
また、SVCを適用しない場合でも同様に、コンポーネントの種類やL2情報、L1情報の別に従って、SISO伝送、MISO伝送、MIMO伝送から選択してもよい。
また実施の形態5において、規格ブランチ1はLDPCを採用し、規格ブランチ2はTurboを採用するとしたが、これに限らない。
規格ブランチ毎に異なる可能性のあるものとして、FEC符号の他に、符号化率、FEC符号長、変調多値数などが挙げられ、PLP毎に規格ブランチを選択可能であればよい。
また実施の形態6において、規格バージョン1に対して、規格バージョン2でMIMO伝送を追加としたが、これに限らない。新しい規格バージョンで追加される可能性のあるものとして、TFS (Time Frequency Slicing)などが挙げられ、PLP毎に規格バージョンを選択可能であればよい。
また実施の形態1〜4において、受信バッファモデルと受信装置の各デインターリーブ部と各DJB部に、それぞれ処理するサービス・コンポーネント、またはL1情報が割り当てられていたが、これに限らない。
各デインターリーブ部と各DJB部が、その受信機クラスで受信すべき異なるPLPを処理すればよい。
(実施の形態7)
図39は、本発明の実施の形態7における受信装置(受信機クラス−2)1300の構成を示す図である。
実施の形態1〜6の受信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
実施の形態1〜2において、受信装置(受信機クラス−2)は図9に示す受信バッファモデル(受信機クラス-2) 200に基づいて構成するものとした。
図39の受信装置(受信機クラス−2)1300は、図9と比較して、受信機クラス情報管理部1301を追加した構成である。
図39の受信装置(受信機クラス−2)1300において、受信機クラス情報管理部1301は、受信機クラス情報を格納している。
読み出し要求が入力されると、受信機クラス情報を出力する。
受信機クラス情報としては、図6Aに示す受信機クラス−2の定義に含まれる情報が挙げられる。
図39の受信装置(受信機クラス−2)1300には、実施の形態1または2の通りに生成された送信信号が入力される。
図40は、出力された受信機クラス情報を、図示しない表示部に表示する一例を示す図である。
図6Aに示す受信機クラス−2の定義より、受信機クラス−2が受信可能な音声と映像に関する情報も、図40の通り表示可能である。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、受信機クラス情報を出力する受信装置、集積回路及びプログラムを提供することができる。
(実施の形態8)
図41は、本発明の実施の形態8における受信装置(受信機クラス−1)1350の構成を示す図である。
実施の形態1〜6の受信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
実施の形態1〜4において、受信装置(受信機クラス−1)は、図10に示す受信バッファモデル(受信機クラス-1) 250に基づいて構成するものとした。
図41の受信装置(受信機クラス−1)1350は図10と比較して、受信機クラス情報管理部1351を追加した構成である。
図41の受信装置(受信機クラス−1)1350において、受信機クラス情報管理部1351は、受信機クラス情報を格納している。読み出し要求が入力されると、受信機クラス情報を出力する。受信機クラス情報としては、図6A、図16A、図21Aに示す受信機クラス−1の定義に含まれる情報が挙げられる。
図41の受信装置(受信機クラス−1)1350には、実施の形態1〜4の何れかの通りに生成された送信信号が入力される。
図42は、出力された受信機クラス情報を、図示しない表示部に表示する一例を示す図である。
図6A、図16A、図21Aに示す受信機クラス−1の定義より、受信機クラス−1が受信可能な音声に関する情報も図42の通り表示可能である。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、受信機クラス情報を出力する受信装置、集積回路及びプログラムを提供することができる。
(実施の形態9)
図43は、本発明の実施の形態9における受信装置(受信機クラス−3)1400の構成を示す図である。
実施の形態1〜6の受信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
実施の形態3において、受信装置(受信機クラス−3)は、図18に示す受信バッファモデル(受信機クラス-3) 500に基づいて構成するものとした。
図43の受信装置(受信機クラス−3)1400は、図18と比較して、受信機クラス情報管理部1401を追加した構成である。
図43の受信装置(受信機クラス−3)1400において、受信機クラス情報管理部1401は、受信機クラス情報を格納している。読み出し要求が入力されると、受信機クラス情報を出力する。受信機クラス情報としては、図16Aに示す受信機クラス−3の定義に含まれる情報が挙げられる。
図43の受信装置(受信機クラス−3)1400には、実施の形態3の通りに生成された送信信号が入力される。
図44は、出力された受信機クラス情報を、図示しない表示部に表示する一例を示す図である。
図16Aに示す受信機クラス−3の定義より、受信機クラス−3が受信可能な音声と映像に関する情報も図44の通り表示可能である。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、受信機クラス情報を出力する受信装置、集積回路及びプログラムを提供することができる。
(実施の形態10)
図45は、本発明の実施の形態10における受信装置(受信機クラス−2)1450の構成を示す図である。
実施の形態1〜6の受信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
実施の形態3において、受信装置(受信機クラス−2)は、図19に示す受信バッファモデル(受信機クラス-2) 550に基づいて構成するものとした。
図45の受信装置(受信機クラス−2)1450は、図19と比較して、受信機クラス情報管理部1451を追加した構成である。
図45の受信装置(受信機クラス−2)1450において、受信機クラス情報管理部1451は、受信機クラス情報を格納している。読み出し要求が入力されると、受信機クラス情報を出力する。受信機クラス情報としては、図16Aに示す受信機クラス−2の定義に含まれる情報が挙げられる。
図45の受信装置(受信機クラス−2)1450には、実施の形態3の通りに生成された送信信号が入力される。
図46は、出力された受信機クラス情報を、図示しない表示部に表示する一例を示す図である。
図16Aに示す受信機クラス−2の定義より、受信機クラス−2が受信可能な音声と映像に関する情報も、図46の通り表示可能である。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、受信機クラス情報を出力する受信装置、集積回路及びプログラムを提供することができる。
(実施の形態11)
図47は、本発明の実施の形態11における受信装置(受信機クラス−3)1500の構成を示す図である。
実施の形態1〜6の受信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
実施の形態4において、受信装置(受信機クラス−3)は、図25に示す受信バッファモデル(受信機クラス-3) 700に基づいて構成するものとした。
図47の受信装置(受信機クラス−3)1500は、図25と比較して、受信機クラス情報管理部1501を追加した構成である。
図47の受信装置(受信機クラス−3)1500において、受信機クラス情報管理部1501は、受信機クラス情報を格納している。読み出し要求が入力されると、受信機クラス情報を出力する。受信機クラス情報としては、図21Aに示す受信機クラス−3の定義に含まれる情報が挙げられる。
図47の受信装置(受信機クラス−3)1500には、実施の形態4の通りに生成された送信信号が入力される。
実施の形態9と同じく、図44が出力された受信機クラス情報を、図示しない表示部に表示する一例である。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、受信機クラス情報を出力する受信装置、集積回路及びプログラムを提供することができる。
(実施の形態12)
図48は、本発明の実施の形態12における受信装置(受信機クラス−2)1550の構成を示す図である。
実施の形態1〜6の受信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
実施の形態4において、受信装置(受信機クラス−2)は、図26に示す受信バッファモデル(受信機クラス-2) 750に基づいて構成するものとした。
図48の受信装置(受信機クラス−2)1550は、図26と比較して、受信機クラス情報管理部1551を追加した構成である。
図48の受信装置(受信機クラス−2)1550において、受信機クラス情報管理部1551は、受信機クラス情報を格納している。読み出し要求が入力されると、受信機クラス情報を出力する。受信機クラス情報としては、図21Aに示す受信機クラス−2の定義に含まれる情報が挙げられる。
図48の受信装置(受信機クラス−2)1550には、実施の形態4の通りに生成された送信信号が入力される。
実施の形態10と同じく、図46が出力された受信機クラス情報を、図示しない表示部に表示する一例である。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、受信機クラス情報を出力する受信装置、集積回路及びプログラムを提供することができる。
(実施の形態13)
図49は、本発明の実施の形態13における受信装置(受信機クラス−2)1600の構成を示す図である。
実施の形態1〜6の受信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
実施の形態5において、受信装置(受信機クラス−2)は、図31に示す受信バッファモデル(受信機クラス-2) 900に基づいて構成するものとした。
図49の受信装置(受信機クラス−2)1600は、図31と比較して、受信機クラス情報管理部1601を追加した構成である。
図49の受信装置(受信機クラス−2)1600において、受信機クラス情報管理部1601は、受信機クラス情報を格納している。読み出し要求が入力されると、受信機クラス情報を出力する。受信機クラス情報としては、図28Aに示す受信機クラス−2の定義に含まれる情報が挙げられる。
図49の受信装置(受信機クラス−2)1600には、実施の形態5の通りに生成された送信信号が入力される。
図50は、出力された受信機クラス情報を、図示しない表示部に表示する一例を示す図である。
図28Aに示す受信機クラス−2の定義より、受信機クラス−2が全ての番組を受信可能であることも図50の通り表示可能である。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、受信機クラス情報を出力する受信装置、集積回路及びプログラムを提供することができる。
(実施の形態14)
図51は、本発明の実施の形態14における受信装置(受信機クラス−1a)1650
の構成を示す図である。
実施の形態1〜6の受信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
実施の形態5において、受信装置(受信機クラス−1a)は、図32に示す受信バッファモデル(受信機クラス-1a) 950に基づいて構成するものとした。
図51の受信装置(受信機クラス−1a)1650は、図32と比較して、受信機クラス情報管理部1651を追加した構成である。
図51の受信装置(受信機クラス−1a)1650において、受信機クラス情報管理部1651は、受信機クラス情報を格納している。読み出し要求が入力されると、受信機クラス情報を出力する。受信機クラス情報としては、図28Aに示す受信機クラス−1aの定義に含まれる情報が挙げられる。
図51の受信装置(受信機クラス−1a)1650には、実施の形態5の通りに生成された送信信号が入力される。
図52は、出力された受信機クラス情報を、図示しない表示部に表示する一例を示す図である。
図28Aに示す受信機クラス−1aの定義より、受信機クラス−1aが一部の番組を受信可能であることも図52の通り表示可能である。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、受信機クラス情報を出力する受信装置、集積回路及びプログラムを提供することができる。
(実施の形態15)
図53は、本発明の実施の形態15における受信装置(受信機クラス−1b)1700の構成を示す図である。
実施の形態1〜6の受信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
実施の形態5において、受信装置(受信機クラス−1b)は、図33に示す受信バッファモデル(受信機クラス-1b) 1000に基づいて構成するものとした。
図53の受信装置(受信機クラス−1b)1700は、図33と比較して、受信機クラス情報管理部1701を追加した構成である。
図53の受信装置(受信機クラス−1b)1700において、受信機クラス情報管理部1701は、受信機クラス情報を格納している。読み出し要求が入力されると、受信機クラス情報を出力する。受信機クラス情報としては、図28Aに示す受信機クラス−1bの定義に含まれる情報が挙げられる。図53の受信装置(受信機クラス−1b)1700には、実施の形態5の通りに生成された送信信号が入力される。
図54は、出力された受信機クラス情報を、図示しない表示部に表示する一例を示す図である。
図28Aに示す受信機クラス−1bの定義より、受信機クラス−1bが一部の番組を受信可能であることも図52の通り表示可能である。
なおこの受信装置の一部または全てを含むように集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、受信機クラス情報を出力する受信装置、集積回路及びプログラムを提供することができる。
(実施の形態16)
図55は、本発明の実施の形態16における受信装置(受信機クラス−2)1750の構成を示す図である。
実施の形態1〜6の受信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
実施の形態6において、受信装置(受信機クラス−2)は図37に示す受信バッファモデル(受信機クラス-2) 1200に基づいて構成するものとした。
図55の受信装置(受信機クラス−2)1750は図37と比較して、受信機クラス情報管理部1751を追加した構成である。
図55の受信装置(受信機クラス−2)1750において、受信機クラス情報管理部1751は、受信機クラス情報を格納している。読み出し要求が入力されると、受信機クラス情報を出力する。受信機クラス情報としては、図35Aに示す受信機クラス−2の定義に含まれる情報が挙げられる。図55の受信装置(受信機クラス−2)1750には、実施の形態6の通りに生成された送信信号が入力される。
実施の形態13と同じく、図50が出力された受信機クラス情報を、図示しない表示部に表示する一例である。
なおこの受信装置の一部または全てを含むように集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、受信機クラス情報を出力する受信装置、集積回路及びプログラムを提供することができる。
(実施の形態17)
図56は、本発明の実施の形態17における受信装置(受信機クラス−1)1800の構成を示す図である。
実施の形態1〜6の受信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
実施の形態6において、受信装置(受信機クラス−1)は、図38に示す受信バッファモデル(受信機クラス-2) 1250に基づいて構成するものとした。
図56の受信装置(受信機クラス−1)1800は、図38と比較して、受信機クラス情報管理部1801を追加した構成である。
図56の受信装置(受信機クラス−1)1800において、受信機クラス情報管理部1801は、受信機クラス情報を格納している。読み出し要求が入力されると、受信機クラス情報を出力する。受信機クラス情報としては、図35Aに示す受信機クラス−1の定義に含まれる情報が挙げられる。
図56の受信装置(受信機クラス−1)1800には、実施の形態6の通りに生成された送信信号が入力される。
図57は、出力された受信機クラス情報を、図示しない表示部に表示する一例を示す図である。
図35Aに示す受信機クラス−1の定義より、受信機クラス−1が一部の番組を受信可能であることも図57の通り表示可能である。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、受信機クラス情報を出力する受信装置、集積回路及びプログラムを提供することができる。
(実施の形態18)
図58は、本発明の実施の形態18における受信装置(受信機クラス−1a)1850の構成を示す図である。
実施の形態1〜17の受信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
図58の受信装置(受信機クラス−1a)1850は、図51に示す、実施の形態14の受信装置(受信機クラス−1a)1650と比較して、受信機クラス情報管理部1851への置き換えがされ、L1情報解析部1852を追加した構成である。
図58の受信装置(受信機クラス−1a)1850には、実施の形態5の通りに生成された送信信号が入力される。
受信機クラス情報管理部1851は、実施の形態14と同じく、受信機クラス情報を格納しており、受信機クラス情報を出力する。
L1情報解析部1852は、復号されたL1情報を解析し、PLP受信機クラス情報を出力する。
PLP受信機クラス情報としては、図28Cに示すPLP_RX_CLASSが挙げられる。
受信機クラス情報管理部1851は、実施の形態5で説明した通り、PLP_RX_CLASSにより、選局されたプログラムのPLPが受信機クラス−1aで受信可能か否かを判定する。そして、受信可・不可情報を出力する。
図59は、出力された受信可・不可情報を、図示しない表示部に表示する一例を示す図である。
この例では受信不可の場合を示す。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、受信可・不可情報を出力する受信装置、集積回路及びプログラムを提供することができる。
(実施の形態19)
図60は、本発明の実施の形態19における受信装置(受信機クラス−1b)1900の構成を示す図である。
実施の形態1〜18の受信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
図60の受信装置(受信機クラス−1b)1900は、図53に示す、実施の形態15の受信装置(受信機クラス−1b)1700と比較して、受信機クラス情報管理部1901を置き換え、L1情報解析部1852を追加した構成である。
図60の受信装置(受信機クラス−1b)1900には、実施の形態5の通りに生成された送信信号が入力される。
受信機クラス情報管理部1901は、実施の形態15と同じく、受信機クラス情報を格納しており、受信機クラス情報を出力する。
L1情報解析部1852は、復号されたL1情報を解析し、PLP受信機クラス情報を出力する。
PLP受信機クラス情報としては、図28Cに示すPLP_RX_CLASSが挙げられる。
受信機クラス情報管理部1901は、実施の形態5で説明した通り、PLP_RX_CLASSにより、選局されたプログラムのPLPが受信機クラス−1bで受信可能か否かを判定する。そして、受信可・不可情報を出力する。
図61は、出力された受信可・不可情報を、図示しない表示部に表示する一例を示す図である。
この例では受信不可の場合を示す。
なお、この受信装置の一部または全てを含むように、集積回路として構成し、1チップ化してもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、受信可・不可情報を出力する受信装置、集積回路及びプログラムを提供することができる。
(実施の形態20)
図62は、本発明の実施の形態20における受信装置(受信機クラス−1)1950の構成を示す図である。
実施の形態1〜19の受信装置と同じ構成要素は、同じ符号を用い、説明を省略する。
図62の受信装置(受信機クラス−1)1950は、図56に示す、実施の形態17の受信装置(受信機クラス−1)1800と比較して、受信機クラス情報管理部1951への置き換えがされ、L1情報解析部1852を追加した構成である。
図62の受信装置(受信機クラス−1)1950には、実施の形態6の通りに生成された送信信号が入力される。
受信機クラス情報管理部1951は、実施の形態17と同じく、受信機クラス情報を格納しており、受信機クラス情報を出力する。
L1情報解析部1852は、復号されたL1情報を解析し、PLP受信機クラス情報を出力する。
PLP受信機クラス情報としては、図35Cに示すPLP_RX_CLASSが挙げられる。
受信機クラス情報管理部1951は、実施の形態6で説明した通り、PLP_RX_CLASSにより、選局されたプログラムのPLPが受信機クラス−1で受信可能か否かを判定する。そして、受信可・不可情報を出力する。
図63は、出力された受信可・不可情報を、図示しない表示部に表示する一例を示す図である。
この例では受信不可の場合を示す。
なおこの受信装置の一部または全てを含むように、集積回路が構成されて、1チップ化がされてもよい。
なお、先述のように、図63などで示されるように、受信装置(後述の図64の受信装置2c1などを参照)により、その受信装置のクラス(状態)を示す情報(画像、文字など)が出力されてもよい。
例えば、この情報である、クラスを示す表示物が表示されてもよいし、この情報である、クラスを示す音声などが出力されてもよい。
なお、図63などに示すように、例えば、この情報により、チャンネルの受信が、この受信装置により可能か否かが示されてもよい。
このような、情報の出力がされるタイミングは、例えば、次の通りでもよい。
例えば、テレビである受信装置に対して、リモコンによる指示がされてもよい。
この指示などにより、複数のチャンネルのうちから、チャンネルが選択されてもよい。
この選択がされたタイミングにおいて、上述された、情報の出力がされてもよい。
なお、出力される情報は、例えば、選択されるチャンネルの受信が可能か否かを示す情報などである。
また、例えば、この受信装置により、EPG情報(Electronic Program Guide)が表示されてもよい。
このような、EPG情報の表示がされるタイミングにおいて、先述された、情報の出力が行われてもよい。
例えば、表示されるEPG情報は、それぞれのチャンネルの情報を含んでもよい。
それぞれのチャンネルの情報と共に、その情報のチャンネルの受信が可能か否かを示す先述の情報が出力されてもよい。
例えば、EPG情報に含まれる、それぞれのチャンネルの情報が表示されると共に、その表示がされる箇所の近傍の箇所などに、そのチャンネルの受信が可能か否かを示す先述の情報が表示されてもよい。
なお、受信装置は、例えば、携帯電話などでもよい。
この携帯電話が、電話が着信した際などに、この携帯電話を振動させてもよい。
出力される情報は、携帯電話などである受信装置が、このような振動をさせることにより、ユーザへと伝えられる情報などでもよい。
図64は、送信装置100(図5)などを示す図である。
図65は、データ2eなどを示す図である。
図66は、送信装置100と、受信装置2c1とを含むシステムでの動作の流れを示すフローチャートである。
なお、送信装置100と、受信装置2c1とを含むシステムにおいて、ある局面などに、次の動作がされてもよい。
すなわち、送信装置100は、例えば、放送されるテレビ番組のデータ2e(図65)を送信する送信装置である。
なお、この送信装置100は、例えば、データ2eの無線信号を送信する送信施設(例えば放送局の施設)2b7などに設けられてもよい。
なお、例えば、この送信装置100により、アンテナなどを介して、上述の無線信号が送信されることにより、上述のデータ2eの送信がされてもよい。
受信装置2c1は、住宅2c4に設けられるテレビなどであり、送信された無線信号のデータ2eのテレビ番組の映像、音声などの情報を再生する。
送信部2b4(図64)により、データ2eが送信される(図66のS2b4)。
なお、送信されるデータ2eは、例えば、伝送フレーム(図1のFrame1などを参照)などである。
送信されるデータ2eは、データ2e1(図1の2a2を参照)と、シグナリング情報2e2(図1のデータ2a1を参照)とを含む。
含まれるシグナリング情報2e2は、シグナリング情報生成部2b2により生成される(S2b2)。
なお、例えば、先述のように、含まれるデータ2e1は先述の主信号である一方で、含まれるシグナリング情報2e2は、L1シグナリング情報である。
データ2e1は、複数のPLPのうちのそれぞれのPLPのデータ(PLPのデータ2f1、2f2…)を含む。
含まれるそれぞれのデータ(図1のデータ2a3を参照)は、映像、音声などの情報を表わす情報である。
この映像等は、放送される上述のテレビ番組における映像などである。
シグナリング情報2e2は、それぞれのPLPのフラグ(フラグ2g1、2g2…)を含む。
なお、例えば、それぞれのフラグ(図6Cのデータ1bを参照)は、伝送パラメータである。
それぞれのフラグは、複数の状態の受信装置(第1の状態の受信装置2d1、第2の状態の受信装置2d2など)のうちの、そのフラグのPLPのデータを受信するそれぞれの受信装置(受信機)を特定する。
なお、例えば、それぞれの状態(例えば第1の状態)の受信装置(受信装置2d1)は、例えば、その受信装置に対して、その受信装置の製造者などによって、その状態の構成が設けられた受信装置などでもよい。
また、例えば、それぞれの状態の受信装置(例えば受信装置2d1)は、この受信装置により、データ2eの処理がされる期間における、この受信装置の状態が、その状態である受信装置などでもよい。
こうして、受信装置が、複数のクラス(状態)の受信装置に分類され、それぞれのクラス(状態)の受信装置がある。
なお、データ2e1に含まれる、それぞれのPLPのデータ(データ2f1、2f2など)、は、例えば、複数のPLP処理部(PLP処理部2b5、2b6など)のうちの、そのPLPに対応するPLP処理部により生成されてもよい(S2b3)。
受信装置2c1(受信装置2d1、2d2など)が備える受信部2c2により、送信されたデータ2eに含まれるシグナリング情報2e2が受信される(S2c2)。
選択部2c3により、この受信装置2c1により受信される、PLPのデータとして、つぎのPLPのデータが選択される(S2c3)。
選択されるデータは、送信されるデータ2eに含まれる複数のPLPのデータ(データ2f1、2f2…)のうちの、受信されたシグナリング情報2e2に含まれる、この受信装置2c1の状態の受信装置を示すフラグに対応するPLPのデータである。
これにより、映像、音声などの情報のデータ(データ2f1、2f2など)は、PLPのデータである。
このため、そのデータの複数個(データ2f1、2f2など)のうちには、次のような2つのデータを含む。
つまり、例えば、それら2つのデータが変調される方式が、互いに異なってもよいし、それら2つのデータの誤り訂正の方式が、互いに異なってもよいし、それら2つのデータの符号化での符号化率(圧縮率)が互いに異なってもよい。
また、例えば、それら2つのデータにおける、映像、音声などの情報のレートが、互いに異なってもよい。
また、それら2つのデータのうちの一方データに含まれるパリティビットの数が、他方のデータに含まれるパリティビットの数と異なってもよいし、一方のデータでの符号化および復号化の方式が、他方のデータでの符号化および復号化の方式とは異なってもよい(図28Aの第4列などを参照)。
また、受信装置2c1のバッファ(記憶領域)により、受信されたPLPのデータが記憶されてもよい。
なお、上述のバッファは、例えば、メモリなどにおける記憶領域のなかに、受信装置2c1などにより設定された、そのバッファの容量だけの記憶領域などでもよい。
上述の記憶がされることにより、先述された、デインターリーブの処理が、受信装置2c1により行われてもよい。
上述の2つのデータのうちの一方であるPLPのデータが受信される際における上述のバッファの容量が、他方である、PLPのデータが受信される際における上述のバッファの容量とは異なってもよい。
なお、PLPのデータが、それぞれの時刻における映像を示すデータを含んでもよい。
PLPのデータのなかに、データが含まれる箇所の順序は、そのデータの時刻の順序とは異なってもよい。
上述されたデインターリーブの処理では、例えば、上述の記憶がされることにより、変換前における、上述のようなPLPのデータが、変換後におけるPLPのデータへと変換されてもよい。
例えば、変換後のPLPのデータのなかに、データが含まれる箇所の順序は、そのデータの時刻の順序と同じ順序である。
これにより、上述されたような、互いに異なる変調の方式が用いられるなどの、PLPの技術によるメリットが得られる。
しかも、上述のよう、送信されるデータ2eに含まれるシグナリング情報2e2に、上述された複数のフラグ(フラグ2g1、2g2…)を含む。
これにより、それぞれの、PLPのデータは、そのPLPに対応するクラス(状態)の受信装置のみにより受信され、他のクラス(状態)の受信装置によっては、受信されない。
これにより、複数のクラスに基づいた処理によるメリットが得られる。
これにより、PLPの技術によるメリットと、複数のクラスに基づいた処理によるメリットとが両立できる。
なお、例えば、上述のようにして、テレビなどである受信装置2c1により受信された、この受信装置2c1の状態の受信装置を示すフラグに対応するPLPのデータ(データ2f1、2f2)の映像、音声などが、この受信装置2c1により再生されてもよい。
なお、例えば、複数のクラスの受信装置は、第1のクラスの第1の受信装置2d1(図65)と、第2のクラスの第2の受信装置2d2とを含んでもよい。
例えば、第1の受信装置2d1により処理可能な処理量は比較的少ない一方で、第2の受信装置2d2により処理可能な処理量は、比較的多くてもよい。
また、例えば、第1の受信装置2d1では、比較的少ない数のアンテナでの受信がされる一方で(図21Aの第2行、第3行の第6列などを参照)、第2の受信装置2d2では、比較的多い数のアンテナでの受信がされてもよい(第4行の第6列などを参照)。
なお、第1の受信装置2d1は、携帯電話、スマートフォンなどの、第1の受信装置2d1のユーザにより携帯される装置などでもよい。
一方で、第2の受信装置2d2は、テレビなどの、携帯がされない装置などでもよい。
シグナリング情報2e2は、第1のデータと、第2のデータを含んでもよい。
第1のデータは、第1の組み合わせの1つ以上のPLPのデータ(第1のデータ群2h1)を特定する。
特定される1つ以上のPLPは、第1の受信装置2d1を示すそれぞれのフラグのPLPからなる。
第1のデータは、例えば、それらのフラグからなるデータなどである。
第2のデータは、第2の組み合わせの1つ以上のPLPのデータ(第2のデータ群2h2)を特定する。
特定される1つ以上のPLPは、第2の受信装置2d2を示すそれぞれのフラグのPLPからなる。
第2のデータは、例えば、それらのフラグからなるデータなどである。
このため、第1の組み合わせの1つ以上のPLPのデータは、第1の受信装置2d1により受信されるそれぞれのPLPのデータが含まれる。
第2の組み合わせの1つ以上のPLPのデータは、第2の受信装置2d2により受信されるそれぞれのPLPのデータが含まれる。
例えば、第1の組み合わせの1つ以上のPLPのデータは、上述された、テレビ番組(プログラム)の映像のPLPのデータと、このテレビ番組の音声のPLPのデータとのうちの、音声のPLPのデータのみを含む。
他方、例えば、第2の組み合わせの1つ以上のPLPのデータは、放送されるテレビ番組における映像のPLPのデータと、このテレビ番組の音声のPLPのデータとの両方を含む。
これにより、第1のクラスの第1の受信装置2d1では、そのテレビ番組の映像の受信がされず、音声の受信のみがされて、音声のみの再生がされる。
一方で、第2のクラスの第2の受信装置2d2では、テレビ番組の映像および音声の両方が受信されて、両方の再生などがされる。
なお、例えば、第1の組み合わせの1つ以上のPLPのデータは、音声のPLPのデータと、先述された共通PLPのデータとを含むと共に、第2の組み合わせの1つ以上のPLPのデータは、これらに加えて、更に、映像のPLPのデータを含んでもよい。
なお、例えば、第2の組み合わせの1つ以上のPLPのデータは、比較的高い画質の映像のデータなどの、情報を比較的高い精度で表わすデータを含む一方で、第1の組み合わせの1つ以上のPLPのデータは、比較的低い画質の映像のデータなどの、その情報を比較的低い精度で表わすデータを含んでもよい。
なお、例えば、第2の組み合わせの1つ以上のPLPのデータは、映像を3Dで表わすための拡張データを含む一方で、第1の組み合わせの1つ以上のPLPのデータは、その映像を2Dで表わすデータを含み、その拡張データを含まなくてもよい。
これにより、送信されるデータ2eに、上述の複数のフラグ(上述の第1、第2のデータ)が含まれることで、受信装置2c1のクラスに適する適切な再生(音声および映像の両方の再生と、音声のみの再生など)がされて、行われる再生がより適切にできる。
しかも、単に、送信装置100により送信されるデータ2eに、それらの複数のフラグが含まれるだけで、受信装置2c1により、何れのPLPのデータを受信するかの判定などの余計な処理がされず、処理が簡単にできる。
また、受信装置2c1により行われる、その判定の処理として、不適切な処理がされて、適切な再生がされなくなってしまうことが生じず、適切な再生が比較的確実にできる。
なお、シグナリング情報2eは、それぞれのクラスの受信装置(受信装置2d1、2d2)により上述の受信がされるのに適する伝送パラメータを含んでもよい。
例えば、受信装置により、含まれるそれらの複数の伝送パラメータのうちの、その受信装置に適する伝送パラメータが用いられて、その受信装置による上述の受信がされてもよい。
これらの複数の伝送パラメータのうちのそれぞれの伝送パラメータは、例えば、上述された、バッファの容量を示すデータなどでもよい。
受信を行う受信装置に対応する伝送パラメータにより示される容量の記憶領域が、上述のバッファとして設定されることにより、その受信装置による上述の受信がされてもよい。
なお、例えば、こうして、示される容量の記憶領域が設定されることにより、バッファのオーバーフローなどの、不適切な動作が回避されて、適切な動作が行われてもよい。
なお、シグナリング情報2eに含まれる1つの伝送パラメータ(図6Cのデータ1bなどを参照)が、2つ以上のクラスのうちの何れのクラスの受信装置(受信装置2d1、2d2など)により受信がされる際にも、その受信装置により用いられてもよい。
なお、例えば、選択部2c3などにより、受信されたシグナリング情報2e2から、この選択部2c3を備える受信装置2c1により用いられる伝送パラメータが特定されたり、抽出されたりしてもよい。
これにより、特定された伝送パラメータが、この受信装置2c1により用いられてもよい。
なお、例えば、第1のクラスの第1の受信装置2d1により上述の受信がされる際には、第1のクラスに対応する第1の伝送パラメータにより指定される第1の処理がされる一方で、第2のクラスの第2の受信装置2d2により上述の受信がされる際には、第2のクラスに対応する第2の伝送パラメータにより指定される第2の処理がされてもよい。
例えば、第1の処理は、第1の規格での処理である一方で、第2の処理は、別の第2の規格での処理でもよい。
例えば、第1の規格は、第3の規格における第1のブランチの規格である一方で、第2の規格は、第3の規格における別の第2のブランチの規格でもよい(図28Aの第5列などを参照)。
また、第1の規格は、第1のバージョンでの規格である一方で、第2の規格は、そのバージョンとは別のバージョンの規格などでもよい。
また、第1の処理で行われる符号化および復号化の方式は、第1の方式ある一方で、第2の処で行われる符号化および復号化の方式は、第2の方式でもよい(図28Aの第4列などを参照)。
なお、第1の処理では、第1の精度での再生がされる一方で、第2の処理では、第2の精度での再生がされてもよい。
例えば、第1の処理での再生での解像度が、第2の処理の再生での解像度と異なってもよい。
また、第1の処理での再生における、映像、音声などの情報が再生されるレート(ビットレート)が、第2の処理の再生におけるレートと異なってもよい。
以上の構成により、PLP構造を有する伝送方式において、受信可・不可情報を出力する受信装置、集積回路及びプログラムを提供することができる。
独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理が行われる送信信号に対して、受信すべきPLP数に基づいて受信機クラスが設定され、前記受信機クラスに関する情報を出力することを特徴とする受信装置が開示される。前記受信機クラスに関する情報として、自身の受信機クラスを出力してもよい。前記受信機クラスに関する情報として、受信可能なサービス・コンポーネントを出力してもよい。前記受信可能なサービス・コンポーネントとして、音声、映像の中から選択して出力してもよい。前記受信可能なサービス・コンポーネントとして、音声、第1種映像、第2種映像の中から選択して出力してもよい。前記受信機クラスに関する情報として、受信可能な番組の種類を出力してもよい。前記受信可能な番組の種類として、全ての番組であることを出力してもよい。前記受信可能な番組の種類として、一部の番組であることを出力してもよい。独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理が行われる送信信号に対して、受信すべき規格のブランチに基づいて受信機クラスが設定され、受信可・不可に関する情報を出力すしてもよい。前記受信可・不可に関する情報として、選局された番組が受信可能か否かを示す情報を出力してもよい。独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理が行われる送信信号に対して、受信すべき規格のバージョンに基づいて受信機クラスが設定され、受信可・不可に関する情報を出力してもよい。
前記受信可・不可に関する情報として、選局された番組が受信可能か否かを示す情報を出力してもよい。独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理が行われる送信信号に対して、受信すべきPLP数に基づいて受信機クラスが設定され、前記受信機クラスに関する情報を出力してもよい。独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理が行われる送信信号に対して、受信すべき規格のブランチに基づいて受信機クラスが設定され、受信可・不可に関する情報を出力してもよい。独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理が行われる送信信号に対して、受信すべき規格のバージョンに基づいて受信機クラスが設定され、受信可・不可に関する情報を出力してもよい。独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理が行われる送信信号に対して、受信すべきPLP数に基づいて受信機クラスが設定され、前記受信機クラスに関する情報を出力することを特徴とする集積回路が開示される。
独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理が行われる送信信号に対して、受信すべき規格のブランチに基づいて受信機クラスが設定され、受信可・不可に関する情報を出力することを特徴とする集積回路が開示される。
独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理が行われる送信信号に対して、受信すべき規格のバージョンに基づいて受信機クラスが設定され、受信可・不可に関する情報を出力ことを特徴とする集積回路が開示される。
このように、伝送パラメータを格納するL1(Layer-1)シグナリング情報を生成するL1シグナリング情報生成部と、独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理を行うPLP処理部を含んで構成され、前記L1シグナリング情報生成部は、受信機が受信すべきPLP数に基づいた伝送パラメータを生成し、前記PLP処理部は、前記受信機が受信すべきPLP数に基づいた伝送パラメータに基づいた処理を行うことを特徴とする送信装置が開示される。
前記L1シグナリング情報生成部は、受信機が受信すべき全てのPLP数に基づいた伝送パラメータを生成し、前記PLP処理部は、前記受信機が受信すべき全てのPLP数に基づいた伝送パラメータに基づいた処理を行ってもよい。前記L1シグナリング情報生成部は、受信機が受信すべき一部のPLP数に基づいた伝送パラメータを生成し、前記PLP処理部は、前記受信機が受信すべき一部のPLP数に基づいた伝送パラメータに基づいた処理を行ってもよい。前記L1シグナリング情報生成部は、受信機が受信すべき全てのPLP数に対するインターリーブ容量を生成し、前記PLP処理部は、前記受信機が受信すべき全てのPLP数に対するインターリーブ容量に基づいたインターリーブ処理を行ってもよい。前記L1シグナリング情報生成部は、受信機が受信すべき一部のPLP数に対するインターリーブ容量を生成し、前記PLP処理部は、前記受信機が受信すべき一部のPLP数に対するインターリーブ容量に基づいたインターリーブ処理を行ってもよい。
前記PLP処理部は、前記受信機が受信すべき全てのPLP数に対するDJB(De-Jitter Buffer)容量を生成してもよい。前記PLP処理部は、前記受信機が受信すべき一部のPLP数に対するDJB容量を生成してもよい。
前記L1シグナリング情報生成部は、前記受信機が行うDJB後の統合処理における同期条件を生成してもよい。
前記PLP処理部は、サービス・コンポーネント、またはL2(Layer-2)情報を入力として処理を行ってもよい。
前記受信機が受信すべきPLP数は、受信すべきサービス・コンポーネント、及びL2情報の数により決定されてもよい。
前記PLP処理部は、前記入力されるサービス・コンポーネントの種類、または前記入力がL2情報か否かに基づいて、SISO(Single-Input Single- Output)伝送、またはMISO(Multi-Input Single- Output)伝送、またはMIMO(Multi-Input Single- Output)伝送のいずれかを選択して処理を行ってもよい。
前記受信機が受信すべきPLP数に基づいて受信機クラスを設定し、前記L1シグナリング情報生成部はPLP毎に、そのPLPが受信されるべき受信機クラスを示す情報と、SISO伝送またはMISO伝送またはMIMO伝送のいずれかを示す情報を生成してもよい。
前記受信機が受信すべきPLP数に基づいて受信機クラスを設定し、前記L1シグナリング情報生成部はPLP毎に、そのPLPが受信されるべき受信機クラスを示す情報を生成してもよい。
このように、伝送パラメータを格納するL1(Layer-1)シグナリング情報を生成するL1シグナリング情報生成部と、独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理を行うPLP処理部を含んで構成され、前記L1シグナリング情報生成部は、規格のブランチに基づいた伝送パラメータを生成し、前記PLP処理部は、前記規格のブランチに基づいた伝送パラメータに基づいた処理を行う送信装置が開示される。
前記規格のブランチは、誤り訂正方式が異なる送信装置が開示される。
受信機が受信すべき規格のブランチに基づいて受信機クラスを設定し、前記L1シグナリング情報生成部はPLP毎に、そのPLPが受信されるべき受信機クラスを示す情報を生成することを特徴とする送信装置が開示される。
また、このように、伝送パラメータを格納するL1(Layer-1)シグナリング情報を生成するL1シグナリング情報生成部と、独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理を行うPLP処理部を含んで構成され、前記L1シグナリング情報生成部は、規格のバージョンに基づいた伝送パラメータを生成し、前記PLP処理部は、前記規格のバージョンに基づいた伝送パラメータに基づいた処理を行うことを特徴とする送信装置が開示される。
前記規格のバージョンは、SISO伝送、MISO伝送、MIMO伝送の内、採用する伝送方式が異なってもよい。
このように、受信機におけるバッファ・オーバーフロー、及び/またはバッファ・アンダーフローが生じないように、送信側で伝送パラメータを生成する際に用いられる受信バッファモデルであって、受信すべきPLP数分のデインターリーブ部と、受信すべきPLP数分のDJB (De-Jitter Buffer)を含んで構成されること特徴とする受信バッファモデルが開示される。
前記受信機が受信すべきPLP数は、受信すべきサービス・コンポーネント、及びL2情報の数により決定されてもよい。
前記各PLPは、前記入力されるサービス・コンポーネントの種類、または前記入力がL2情報か否かに基づいて、SISO(Single-Input Single- Output)伝送、またはMISO(Multi-Input Single- Output)伝送、またはMIMO(Multi-Input Single- Output)伝送のいずれかが行われてもよい。
前記受信機が受信すべきPLP数に基づいて受信機クラスを設定し、前記受信機クラス毎に定義されてもよい。
受信機におけるバッファ・オーバーフロー、及び/またはバッファ・アンダーフローが生じないように、送信側で伝送パラメータを生成する際に用いられる受信バッファモデルであって、前記受信機が受信すべき規格のブランチに基づいて受信機クラスを設定し、前記受信機クラス毎に定義されてもよい。
前記規格のブランチは、誤り訂正方式が異なってもよい。
受信機におけるバッファ・オーバーフロー、及び/またはバッファ・アンダーフローが生じないように、送信側で伝送パラメータを生成する際に用いられる受信バッファモデルであって、前記受信機が受信すべき規格のバージョンに基づいて受信機クラスを設定し、前記受信機クラス毎に定義されてもよい。
前記規格のバージョンは、SISO伝送、MISO伝送、MIMO伝送の内、採用する伝送方式が異なってもよい。
受信すべき最大PLP数分のデインターリーブ部と、受信すべき最大PLP数分のDJB (De-Jitter Buffer)を含んで構成されてもよい。
前記受信すべき最大PLP数は、受信すべきサービス・コンポーネント、及びL2情報の数により決定されてもよい。
前記各PLPは、前記入力されるサービス・コンポーネントの種類、または前記入力がL2情報か否かに基づいて、SISO(Single-Input Single- Output)伝送、またはMISO(Multi-Input Single- Output)伝送、またはMIMO(Multi-Input Single- Output)伝送のいずれかが行われてもよい。
このように、伝送パラメータを格納するL1(Layer-1)シグナリング情報を生成するステップと、独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理を行うステップを含んで構成され、前記L1シグナリング情報を生成するステップは、受信機が受信すべきPLP数に基づいた伝送パラメータを生成し、前記PLP毎の処理を行うステップは、前記受信機が受信すべきPLP数に基づいた伝送パラメータに基づいた処理を行う送信方法が開示される。
伝送パラメータを格納するL1(Layer-1)シグナリング情報を生成するステップと、独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理を行うステップを含んで構成され、前記L1シグナリング情報を生成するステップは、規格のブランチに基づいた伝送パラメータを生成し、前記PLP毎の処理を行うステップは、前記規格のブランチに基づいた伝送パラメータに基づいた処理を行ってもよい。
伝送パラメータを格納するL1(Layer-1)シグナリング情報を生成するステップと、独立に伝送パラメータを設定可能なPLP (Physical Layer Pipe)毎に、前記伝送パラメータに基づいた処理を行うステップを含んで構成され、前記L1シグナリング情報を生成するステップは、規格のバージョンに基づいた伝送パラメータを生成し、前記PLP毎の処理を行うステップは、前記規格のバージョンに基づいた伝送パラメータに基づいた処理を行ってもよい。
受信すべき最大PLP数分のデインターリーブを行うステップと、受信すべき最大PLP数分のDJB(De-Jitter Buffer)を行うステップを含んで構成される受信方法が開示される。
受信すべき最大PLP数分のデインターリーブ部と、受信すべき最大PLP数分のDJB (De-Jitter Buffer)を含んで構成される集積回路が開示される。
なお、本発明は、装置として実現できるだけでなく、その装置を構成する処理手段をステップとする方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体として実現したり、そのプログラムを示す情報、データ又は信号として実現したりすることもできる。そして、それらプログラム、情報、データ及び信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信してもよい。