JP5908107B2 - 層認識のある前方誤り訂正のためのインターリーブ - Google Patents

層認識のある前方誤り訂正のためのインターリーブ Download PDF

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Description

本発明は、誤り訂正データ発生器、誤り訂正デコーダ、誤り訂正符号化方法、誤り訂正復号化方法、および対応する計算機可読のディジタル記憶媒体に関する。
最初に、いわゆるLA−FEC(Layer Aware Forward Error Correction)方法の概要が、与えられるであろう。その内容は、[5](非特許文献1)および[18](特許文献1)においてすでに発表された。SVC(Scalable Video Coding)は、SVCビデオストリームの部分同士の間に依存性を導入する符号化効率を達成するための様々な時間的および層間予測を使用する。図1は、基層および基層の時間および空間分解能を増加させる1つの拡張層とともに、典型的な符号化構造を示す。さらに、図1は、階層予測構造および層間予測による時間−空間スケーラビリティの範囲内での依存性を図式化して示す。図1における矢印は、異なるアクセス装置間の依存性を示す。
SVCにおいて、基層は、拡張層より重要である。基層情報を失った場合には、拡張層情報は、失った予測情報のため役立たなくなるのが一般的である。
それゆえ、ロバスト性における相違は、SVCの伝送のために、一般的に有益であり、そこでは、基層は、拡張層より強い保護を得る。
米国特許出願公開第2010/017686号明細書
Cornelius Hellge, David Gomez-Barquero, Thomas Schierl, and Thomas Wiegand:Layer-Aware Forward Error Correction for Mobile Broadcast of Layered Media,IEEE Transactions on Multimedia, vol. 13, pp. 551-562, 2011.
請求項1に記載の誤り訂正エンコーダ、請求項に記載の誤り訂正デコーダ、請求項16に記載の誤り訂正符号化方法、請求項17に記載の誤り訂正復号化方法、請求項18に記載の計算機可読のディジタル記憶媒体は、上記でなされた説明に関して改良された誤り訂正符号化/復号化を提供する。
実施例は、第1のカテゴリー(第1のカテゴリーペイロードデータ)に属するペイロードデータを受信し、第2のカテゴリーに属するペイロードデータを受信し、第1のカテゴリーペイロードデータのための第1の誤り訂正データを決定し、かつ、第2のカテゴリーペイロードデータのための第2の誤り訂正データを決定するための誤り訂正データ発生器を備えた誤り訂正エンコーダを提供する。誤り訂正エンコーダは、少なくとも第2の誤り訂正データおよび第2のカテゴリーペイロードデータを互いにインターリーブするためのインターリーバをさらに備え、第1の誤り訂正データおよび第1のカテゴリーペイロードデータのインターリーブに関する第1のインターリーブ長は、第2の誤り訂正データおよび第2のカテゴリーペイロードデータのインターリーブに関する第2のインターリーブ長と異なる。
更なる実施例は、第2のカテゴリーペイロードデータおよび第2の誤り訂正データからなるインターリーブされたデータストリームをデインターリーブするためのデインターリーバを備えた誤り訂正デコーダを提供する。誤り訂正デコーダは、デインターリーバからのデインターリーブされた形式の第1のカテゴリーペイロードデータ,第1の誤り訂正データ,第2のカテゴリーペイロードデータ,および第2の誤り訂正データを受信し、少なくとも第1の誤り訂正データを使用して第1のカテゴリーペイロードデータにおける起こり得るエラーを訂正し、かつ少なくとも第2の誤り訂正データを使用して第2のカテゴリーペイロードデータにおける可能なエラーを訂正するための誤り訂正器をさらに備える。第1のカテゴリーペイロードデータおよび第1の誤り訂正データのインターリーブに関する第1のインターリーブ長は、第2のカテゴリーペイロードデータおよび第2の誤り訂正データのインターリーブに関する第2のインターリーブ長と異なる。
更なる実施例によれば、誤り訂正符号化方法は、第1のカテゴリーに属するペイロードデータを受信し、かつ第2のカテゴリーに属するペイロードデータを受信するステップを含む。第1の誤り訂正データは、そのとき第1のカテゴリーペイロードデータのために決定される。第2の誤り訂正データは、第2のカテゴリーペイロードデータのために決定される。その方法は、さらに、少なくとも第2の誤り訂正データおよび第2のカテゴリーペイロードデータを互いにインターリーブすることを含み、第1の誤り訂正データおよび第1のカテゴリーペイロードデータのインターリーブに関する第1のインターリーブ長は、第2の誤り訂正データおよび第2のカテゴリーペイロードデータのインターリーブに関する第2のインターリーブと異なる。
更なる実施例は、誤り訂正復号化方法を提供する。この方法は、第2のカテゴリーペイロードデータおよび第2の誤り訂正データからなるインターリーブされたデータストリームを受信することからなる。インターリーブされたデータストリームは、その後デインターリーブされる。その方法もまた、第1のカテゴリーペイロードデータおよび第1の誤り訂正データを受信するかまたは獲得することからなる。第1のカテゴリーペイロードデータにおける可能なエラーは、少なくとも第1の誤り訂正データを使用して訂正され、かつ第2のカテゴリーペイロードデータにおける可能なエラーは、少なくとも第2の誤り訂正データを使用して訂正される。第1のカテゴリーペイロードデータおよび第1の誤り訂正データのインターリーブに関する第1のインターリーブ長は、第2のカテゴリーペイロードデータおよび第2の誤り訂正データのインターリーブに関する第2のインターリーブ長と異なる。
更なる実施例は、コンピュータ上で実行したとき、本願明細書において記載されているように、誤り訂正符号化または復号化方法、または、誤り訂正符号化方法および誤り訂正復号化方法の両方を実行するプログラムコードを有するコンピュータプログラムをその上に格納する計算機可読のディジタル記憶媒体を提供する。
更なる実施例は、ペイロードデータを受信して、ペイロードデータのための誤り訂正データを決定するための誤り訂正データ発生器と、誤り訂正データおよびペイロードデータをインターリーブするためのインターリーバとを備えた誤り訂正エンコーダを提供する。誤り訂正データは、インターリーブされたデータストリーム中のペイロードデータに先行し、ペイロードインターリーブ長は、誤り訂正データインターリーブ長と異なる。
更なる実施例は、ペイロードデータおよびペイロードデータのための誤り訂正データからなるインターリーブされたデータストリームをデインターリーブするためのデインターリーバを備えた誤り訂正デコーダを提供する。誤り訂正データは、インターリーブされたデータストリーム中のペイロードデータに先行する。ペイロードインターリーブ長は、誤り訂正データインターリーブ長と異なる。誤り訂正デコーダは、ペイロードデータおよび誤り訂正データを受信するための、そして、誤り訂正データを使用してペイロードデータにおける可能なエラーを訂正するための誤り訂正器をさらに備える。ペイロードデータだけが受信され、誤り訂正データが失われたときは、ペイロードは、利用できるが、おそらく誤りである。
以下に、本発明の好ましい実施例は、図面を参照してさらに詳細に説明される、そして、いくつかの設計態様に関して、利点を提供する本発明のさまざまな好ましい実施例が、強調される。
階層的予測構造および層間予測による時間−空間スケーラビリティ内での依存性を図式的に示す説明図である。 層認識のあるFEC生成の一般的アプローチを図式的に示す説明図である。 標準およびLA−FECの符号化を図式的に示す説明図である。 標準FECおよびLA−FECの復号化を図式的に示す説明図である。 〔3〕において記述されているように、Raptorプリコーディング処理による、ソースシンボルからプリコーディングシンボルの生成を図式的に示す説明図である。 〔3〕において記述されているように、Raptor符号のLT−符号化処理による符号化シンボルの生成を概略的に示す説明図である。 〔1〕における仕様に続く、2層のためのLA−FEC Paptorプリコーディングマトリックスを図式的に示す説明図である。 2層を有するLA−FEC Raptor LT−符号化処理を図式的に示す説明図である。 1300kbpsの固定サービスビットレートでのSVC層CR(基層/拡張層)にわたって様々な符号レート分布で標準(ST)−FECおよびLA−FECを使用しているVGA受信機のための250フレーム(図9A)の静止画の平均枚数および平均PSNR値(図9B)を図式的に示す説明図である。 1300kbpsの固定サービスビットレートでのSVC層CR(基層/拡張層)にわたって様々な符号レート分布で標準(ST)−FECおよびLA−FECを使用しているVGA受信機のための250フレーム(図9A)の静止画の平均枚数および平均PSNR値(図9B)を図式的に示す説明図である。 標準LDPCマトリックス(上部)および拡張LDPCマトリックス(下部)を図式的に示す説明図である。 拡張LA−FEC復号化マトリックスを図式的に示す説明図である。 AWGNチャンネルにおける16k LA−FEC対(vs.)16k 標準(St-)FECのシミュレーション結果を示す説明図である。 k0ソースおよびp0パリティシンボルおよび増加する時間多様性(IL=1,2,3)を有するFECソースブロック0(SB0)の様々なインターリーブ長(IL)を図式的に示す説明図である。 層0または単層のために使用された[2]において記述された、RaptorQに類似したプリコーディングマトリックスを図式的に示す説明図である。同じプリコーディングマトリックスが復号化および符号化プロセスで使用されていることに注意されたい。 RaptorQのLT符号化プロセスを図式的に示す説明図である。 2層を有するLA−FEC RaptorQのプリコーディングプロセスを図式的に示す説明図である。 層0のプリコーディングシンボルに、2層および拡張マトリックスを有するLA−FEC RaptorQ符号化プロセスの第2のステップを図式的に示す説明図である。 送信機側プロセスを図式的に示す説明図である。 伝送の範囲内で典型的なバースト誤りを含む受信機処理の一例を図式的に示す説明図である。 FECソースブロックインターリーブのプロセスを図式的に示す説明図である。 単層の場合、各層(ST−FEC)に対し独立してFEC生成を有する標準FEC、および異なるインターリーブ長を持つLA−FEC UIにつき、特定の抹消確率上のPSNRに関する受信ビデオ品質を図式的に示す説明図である。 基層(図22A)の、および、拡張層(図22B)の、層復号確率を図式的に示す説明図である。 基層(図22A)の、および、拡張層(図22B)の、層復号確率を図式的に示す説明図である。 1および8のインターリーブ長を有する単層(SL)と呼ばれる1つのFECソースブロックの範囲内で、オーディオおよびビデオの両方を有するメディア復号確率に関する比較を図式的に示す説明図である。 ソースシンボル数k、ソースシンボルサイズT、ユニークなシンボル識別子(FEC−ID)および実際のソースブロックのインターリーブ長(IL)を有するインターリーブ長(IL) の典型的な帯域内信号伝送を図式的に示す説明図である。
図面の説明を通して、これらの図面のいくつかに現れる要素は、これらの図の各々の同じ参照符号によって示され、かつ、機能に関する限りこれらの要素の繰り返された説明は、不必要な反復を回避するために、回避されることに注意すべきである。それにもかかわらず、1つの図面に関して備わる機能および説明は、異なるものが明示されない限り、他の図面にも当てはまるべきである。
層認識のあるFEC−一般的アプローチ:
このセクションは、LA−FECアプローチに関する概観を提供する。LA−FECの基本的なアプローチは、図2に示される。図2は、層認識のあるFEC生成の可能な一般的アプローチを示す。層0の冗長性は、以下の基本的なFECアルゴリズム(Raptor)を発生する。層1から層Nまでの冗長性は、すべての従属する層にわたって発生する。層認識のあるFEC(LA−FEC)アプローチに関する基本的な考えは、従属するビデオ層にわたってFECアルゴリズムの符号化プロセスを延長することである。基層のFEC処理は、放置されている、それによって、基層が独立して復号化し得ることがなお可能であり、元のFECアルゴリズムの訂正能力を保っている。FECアルゴリズムの範囲内のより重要でないメディア層からの導入された接続のため、より重要なメディア層は、付加的な修理データによって保護されている。これは、付加的な修理データを加えることなく、より重要な層の誤り訂正能力を増加させる。図2のスキームは、交差層FECの生成を示す。基層(「層0」)FEC生成プロセスが変わらない一方、「層1」のFECデータが「層1」および「層0」のソースシンボルにわたって発生し、「層2」のFECデータは「層N」のFECデータにいたるまで「層2」,「層1」,および「層0」などに発生する、そして、それは、「層N」およびすべての従属するメディア層のソースシンボルにわたって発生する。一般的なFECアプローチとして、LA−FECは、いかなるOSI層(物理、リンクまたはアプリケーション層)でも統合することができ、単にすべての従属するメディア層上のメディア拡張層の符号化プロセスを拡張することによって、例えばLDPC、RaptorなどFECコードだけでなくRaptorQにも適用できる。
LA−FECアプローチの原理を示すために、図3および図4は、1つのソースブロックのための単純なパリティチェック符号を使用した標準FECおよびLA−FEC(変更態様は、点線によってマークされている)の符号化および復号化プロセスを比較する。実施例において、抹消チャンネルが仮定されている。2つの良質な層は、FEC符号化されており、そこでは、層1は、メディアストリーム(例えばSVC)の範囲内で、層間予測により層0に依存する。各層l=0,1に対し、3つのソースビットk0/1=3および2つのパリティp0/1=2ビットが存在する。
符号化(図3)のために、パリティビットは、ソースビットの単なるXOR処理により計算される。標準FECを用いることにより、XORプロセスは、現在の層の範囲内で適用されるだけであるが、LA−FECを用いることにより、XORプロセスは、既存の依存性に続く層全体に拡大される。それゆえ、層1のパリティビットが、層0および層1の両方の層のソースビット上に発生し、層0のパリティビットと共に、両方の層の誤り訂正のために、更に使用できる。ソースおよびパリティビットは、符号語に結合され、エラーを生起しやすいチャンネルを通じて伝送される。
概説された復号化例(図4)において、「?」によってマークされた層0の符号語内で3つの伝送エラーが存在し、層1においては、エラーは存在しない。概説された実施例は、ビットまたはパケットは正しく、もしくは、未知の状態で(図において『?』がマークされる)受信される抹消チャンネル、例えばバイナリ抹消チャンネル(BEC)またはギルバート−エリオット(Gilbert-Elliot)チャンネルを仮定することに注意されたい。この種のチャンネルモデルは、下層側のISO/OSI層、例えば物理層、で実行される先行方法は、(例えば、LDPC符号または/および巡回冗長検査(CRC)によって)誤り訂正または誤り検出を構成する、リンクまたはアプリケーション層での伝送エラーをシミュレーションするために用いられる。物理層上のFECコードは、概して、復調プロセスに由来するLLR値とともに作用するが、リンクまたはアプリケーション層FEC上のFECコードは抹消別名ロットパケットとともに作用する。物理層で訂正できないパケットは、通常、誤りとマークされて、より上位の層(例えばリンクまたはアプリケーション層)に転送される。そのために、リンクまたはアプリケーション層で実行されるFECコードは、誤り検出のための実行手段を必要としない。しかしながら、挙げられた実施例がちょうど単純性のためにアプリケーションまたはリンク層上に示される、そして、この明細書内で提案された方法が「LPDCコードを有する物理チャンネル上のLA−FEC」、それはエラーチャンネル(例えばAWGN)に作用して、誤り検出のための手段を必要とする、セクション内のLPDCの記述に示されたように物理層に適用もできる点に、ここで注意することは重要である。標準FECを用いることにより、層0内には充分なパリティビットが存在しない。従って、それは、訂正し得ない。層1がうまく受信されるにもかかわらず、それが層0において失われた依存性のため使用し得ない。LA−FECを使用することにより、層1のパリティビットは、層0を訂正するための層0のパリティビットと共に使用し得る。挙げられた実施例において、LA−FECのみとともに、両方の層は、訂正し得る。要約すれば、図4は、標準およびLA−FECの復号化を図式的に示す。LA−FECを用いて、両方の層のパリティビットが、組合せ復号化のために使用し得る。
基層保護の改良は、拡張層の保護を減少させることにより成り立つ。LA−FECについては、拡張層は、基層の独立性を訂正し得ない。それにもかかわらず、SVCビデオストリーム内に依存性が存在するため、基層が失われるこの種のケースにおいて、一般的に、拡張層データが、使用もできない。従って、LA−FECは、ビデオ品質に関して標準FECより劣るよう実行することは決してない。
[1]における議論の後に、ST−FECおよび最適FECアルゴリズムを有する層lを復号化するための条件は、式(1)によって与えられる:
0>k0 および r1>k1 (1)
拡張層によりLA−FECのシンボルも、基層シンボルを保護し、基層を復号化する条件[1]は、LA−FECとともに式(2)に変化する:
(r0≧k0)∪(r0+r1≧k0+k1) (2)
LA−FECとともに、拡張層FECの訂正は、基層の回復に依存するため、拡張層を回復する条件は、LA−FECとともに式(3)に変化する:
(r1≧k1)∩(r0+r1≧k0+k1) (3)
しかしながら、拡張層は、既存のメディア依存性のため基層に依存するとはいえ、拡張層はいずれにしろ基層なしで使用できない。その結果、ST−FECについても、拡張層の成功したメディア復号化の条件は、式(3)と同じである。
Raptor FECへの層認識のあるFEC統合:
LA−FECスキームは、LDPCコード類似の物理層上のFECまたはRaptor[1],[3]類似のより上位の層FECsの両方に適用し得る。ここで典型的と考えられるより上位の層FECは、Raptor−FECである。示された拡張が、セクション「RaptorQ−FECへの層認識のあるFEC統合」に記載されているようなより効率的なRaptorQ FEC[2]への類似の方法において適用し得ることに注意されたい。
Raptorコードは、一般に線形時間符号化および復号化を有する噴水コードの第1の周知のクラスの一つである。符号化の準備において、一定量のデータは、ソースブロック内に集められる。ソースブロックのデータは、固定のシンボルサイズのk0ソースシンボルに、更に分割される。図5および図6は、2つの符号化ステップ、プリコード生成およびLT−符号生成からなる単一メディア「層0」に対し、[3]に記述されたようなRaptor符号化(en-)および復号化プロセスの2つのステップを示す。図5は、[3]に記述されたようなRaptorプリコーディングプロセスによりソースシンボルからのプリコーディングシンボルの生成を図式的に示す。図6は、[3]に記述されたRaptor符号のLT−符号化プロセスによる符号化シンボルの生成を図式的に示す。[3]における仕様書が、符号化および復号化のための同じ二段階プロセスを記述していることに注意されたい。第1のステップにおいて、固定レートの「プリコード」ステップ、ここで例えばLDPCのような任意の抹消コードは、一般的に、層l=0のいわゆるL0プリコーディングシンボルを生成するために、ソースシンボルに適用し得る。プリコーディングシンボルの値は、プリコードマトリックスG_LDPC0,単位行列I_S0,零マトリックス0_SxH0,および、LTマトリックスG_LT0[0:k0−1]からなる図5に示されるマトリックスによって、決定される、そこでは、後者は、第2の符号化プロセスにおけるG_LT0[0:n0−1]の第1のk0行と同一である。ブラケット内の値は、行の個数を意味する。マトリックスG_LT0の統合は、LT符号化後の第1のk0符号化シンボルが、ソースシンボルと同一であり、Raptor符号は、組織符号語を提供することを確実にする。第1ステップを確定させた後に、プリコーディングシンボルは、第2ステップ、LT符号化に転送される。
0符号化シンボルの泉は、LTコードによって与えられ、図6に表現されたG_LT0[0:n0−1]マトリックスにより示されている接続に続くプリコーディングシンボルのXOR演算により計算されている。また、LA−FECについては、基層符号化シンボルの生成が元のRaptorプロセスに従うことに注意されたい。
標準FECアプローチについては、層1(拡張層)の符号化シンボルは、[3]におけるプロセスの後に、同様に生成される。LA−FECを有する拡張「層1」の符号化されたシンボルの生成のために、LA−FECアプローチは、Raptor符号化プロセスに組込まれることを必要とする。これは、一方では、基層のプリコーディングシンボルのLT符号化ステップのG_LTマトリックスの拡張を、そして他方では符号の組織的行動を保存するために、プリコーディングプロセスのG_LTマトリックスの拡張を必要とする。図7および図8は、層l=1の符号化されたシンボルの生成のための必要な拡張を示す。図7は、[1]における仕様書の後に、2つの層のためのLA−FEC Raptorプリコーディングマトリックスを図式的に示す。
LA−FEC Raptorのプリコーディングマトリックスは、2層に対し図7に示される。マトリックスは、2層(左上および右下)の2つのプリコーディングマトリックス、零マトリックス(右上)、および層1から層0(左下)へのLA−FEC拡張、の連結からなる。LA−FEC拡張は、コードを組織的に保つために必要とされる。G_LT1および関連した拡張G_LT0[n0:n0+k1−1]の行が、位置n0から始まることに注意されたい。理由は、一方では層0の線形独立列の数を増すことであり、他方では符号化シンボルのユニーク識別子によって受信機でマトリックスの再生を許可することである。層0の符号化シンボルは、図8のプロセスの後に生成される。拡張層符号化シンボルを生成するために、両方の層のプリコーディングシンボルは、図8に記載されているRaptor符号化プロセスの次のステップに送られる。
LA−FEC Raptorプロセスの第2のステップは、図8(2層を有するLA−FEC LT符号化プロセス)に示される。第2のステップにおける符号化されたシンボルの生成は、G_LT0[n0:n0+n1−1]により層0のプリコーディングシンボルから拡張G_LT1[n0:n0+n1−1]マトリックスにまで及ぶ。層0のプリコードシンボルの追加の統合とともに、層1の符号化シンボルは、セクション「層認識のあるFEC 一般的アプローチ」の例における上記に模範となるように示されるようにジョイント復号化を行うため、層0の符号化シンボルとともに使用できる。
LA−FEC拡張は、プリコード生成および[3]に記載されているLT符号化のためにアルゴリズムを再利用する。「層0」の復号が成功した場合、LA−FEC拡張による層全体に導入された接続は、もはや必要とされず、「層1」のFECプロセスにおける層0のプリコーディングシンボルをXOR演算することによって取り除き得る。このような場合、「層1」は、標準Raptor符号化プロセスの後に訂正でき、その最大訂正能力を可能にする。
LA−FECの信号伝送:
送信システムにおけるLA−FECの使用は、LA−FEC符号化と結合した多層アプローチをサポートするために特殊な信号伝送および転送技術を必要とする。リンクまたはアプリケーション層上のLA−FEC Raptor拡張の統合は、RTP[6]上のリアルタイム伝送に適用されると見なされる。リアルタイムアプリケーションのために、RTPは、概して、その接続を持たないおよびそれが伝送における最小の遅延を許す信用できない性質のためにUDP[7]上で使用される。RTPは、メディア同期、伝送順序回復、多重化、ソース識別および受信状態フィードバック情報などの基本的な特徴を提供する。SVCのために、スケーラブルビデオコーディング[8]のためのRTPペイロードフォーマットは、メディアペイロードパケット化およびMVC、マルチビュービデオ符号化[9]のためのRTPペイロードフォーマットのために必要とされる。特に、SVCおよびMVCのためのこれらのペイロードフォーマットは、層をなしたSVCおよび多重化RTPセッションにおけるMVCデータの伝送を定義する、そして、それは、伝送システムが伝送アドレス、例えば、IPアドレス、UDPポートまたはRTPパケットヘッダ(SSRC)の同期ソース識別子、に基づいてLA−FEC符号化プロセスを使用してSVC層およびMVC視点を簡単に区別するのを可能にする。セッション関連情報の信号伝送は、セッション記述プロトコル[10]において定義される。同じコーデックの層または視点を含んでいるRTPセッションの依存性を信号伝送するために、[11]のSDP拡張が、必要とされる。
FEC符号化データを伝送するために、IETFは、RTPにおいて使用もできる、FECベースのコンテンツ配信プロトコルのための基本的な手段を定義している一般的なFECFRAMEフレームワークを構築した。このフレームワークは、他の特徴のそばで複数のメディアおよび修理フローがどのように扱われるかについて定義し、そして更にペイロードパケット化情報の一部として、ソースシンボルに識別メカニズムを提供する。Raptorコードを有するこのフレームワークを使用するために、[12]が使用されることを目的とする。
このフレームワークをLA−FECに適用可能にするために、Raptor FECスキーム[13]およびRaptor RTP ペイロードフォーマット[14]が、修理フローをパケット化するために変更なしで使用し得る。Raptor FECスキームのための信号伝送は、[12]において定義される、そこでは、LA−FEC基層保護およびLA−FEC拡張層保護のために必要であるとされるので、従属している修理フローの指示は、RFC 6364[15]においてすでに定義される。FECフレームワークも追加FECフローを特定する、そして、それがLA−FEC拡張層および基層FECフローを有するケースであるように、それが誤り訂正のために共同で使用できる。SDPにおける追加フローのFECグループ分けのためのセマンティックスは、RFC 5888[17]に、メディア要素およびとりわけFECフレームワークのための一般グループ化は、RFC 5956[16]に記載されている。
RFC 6364は、SDPの使用を特定するとともに、送信機および受信機の間にFEC フレームワークの信号伝送のために必要なパラメータを記述する。UDPフォーマット化された入力ストリームのために、プロトコル識別子は、『FEC/UDP』である。FEC フレームワークは、ソースフローおよび修理フローを区別する。ソースIPアドレスは、属性『ソース−フィルタ』に記載されている。
複数のソースおよび修理フローのグループ化
FEC フレームワークは、複数のソースおよび修理フローのグループ化を可能にする。この種のグループは、単一または複数のFEC フレームワークインスタンスによって保護されうる。ソースおよび修理フローの間の関連は、『グループ』属性によって示しうる。追加修理フローのための『グループ』属性の使用法に関する詳細は、RFC 5956に記載されている。RFC 5956の後に、1つの『グループ』属性に含まれるすべてのフローは、FECグループと呼ばれている。1つ以上の修理フローが単一の『グループ』に存在する場合には、これらの修理フローは、付加的でなければならない。RFC 5888は、『FEC−FE』をFECフレームワークの使用のためのグループ化セマンティックスとして定義する。従って、『a=group:FEC−FR』セマンティックスは、複数のフローを結びつけるために用いなければならない。
LA−FECのための典型的なシナリオは、2つのソースフロー、S1(基層)およびS2(拡張層)および2つの修理フロー、R1(基層FEC)およびR2(層認識のある基層および拡張層FEC)を有する。この種のシナリオを記載することは、以下の例で示されるようなSDP内で2つのFECグループを特定することを要する:
a=group:FEC−FR S1 R1
a=group:FEC−FR S1 S2 R1 R2
すべての議論されたRFCを結合している典型的なSDP記述は、以下(水平線は、SDP記述内で異なるセクションを示す)に与えられる。
v=0
o=Cornelius 1122334455 1122334466 IN IP4 la−fec.example.com
s=SVC LA−FEC Raptor Example
t=0 0
a=group:FEC−FR S1 S2 R1 R2
a=group:FEC−FR S1 R1
c=IN IP4 233.252.0.1/127
a=group:DDP S1 S2
-----------------------------------------------
m=video 20000 RTP/AVP 96
b=AS:90
a=framerate:15
a=rtpmap:96 H264/90000
a=fec−source−flow:id=0
a=mid:S1
-----------------------------------------------
m=video 20002 RTP/AVP 97
b=AS:64
a=framerate:15
a=rtpmap:97 H264-SVC/90000
a=fec-source-flow:id=1
a=mid:S2
a=depend:97 lay S1:97
-----------------------------------------------
m=application 30000 RTP/AVP 110
c=IN IP4 233.252.0.3/127
a=fec−repair-flow:encoding−id=6;fssi=Kmax:8192,T:128,P:A
a=mid:R1
-----------------------------------------------
m=application 30000 RTP/AVP 111
c=IN IP4 233.252.0.4/127
a=fec−repair-flow:encoding−id=6;fssi=Kmax:8192,T:128,P:A
a=mid:R2
モバイルテレビチャンネルにおける典型的なシミュレーション結果:
図9Aおよび9Bは、既存のリンク層−FEC MPE−FECの置換として標準Raptorコード(ST−FEC)のAL−FEC実施態様およびDVB−Hにおける層認識のあるRaptor(LA−FEC)を比較するモバイルテレビ(DVH−B)チャンネルにおけるシミュレーションされた典型的な結果を示す。特に、250フレーム(図9A)の静止画の平均枚数および1300kbpsの固定サービスビットレートのSVC層CR(基層/拡張層)全体にわたる様々な符号レート分布を有する標準(ST)−FECおよびLA−FECを使用しているVGA受信機のための平均PSNR値(図9B)。ST−FECについては、FECデータは、各層のために他の層とは独立に生成される。LA−FECについては、拡張層FECデータは、基層のすべてのソースシンボル全体に発生する。これらの設定は、様々な符号レート分布および1300kbpsの固定トータルサービスビットレート(オーディオ、ビデオおよびFECを含む)でシミュレートされる。シミュレーションは、ソースシンボルklの層l,CR=k/mの符号化されたシンボルnlに対する比率によって算出されたCRを有するCR=0.68の全FEC符号レートを含む。層全体のCR分布は、基層コードレートが第1の値であり、拡張層コードレートが第2の値であることを有する図の凡例において示される。上側の図は、250のフレームの伝送の全体にわたる静止画の枚数を示し、かつ、下側の図は、PSNRに関する結果として生じる平均ビデオ品質を示す。下層のシミュレーション条件に関するより多くの詳細は、〔1〕で発見できる。
図から明らかなように、LA−Raptorは、サービス連続性(静止画のより少ない枚数)および平均ビデオ品質(より高いPSNR)に関して標準Raptorスキームより優れている。これは、FEC統合においてちょうど拡張層から基層まで追加の接続を加えることにより、サービスビットレートを増加させることなく実現する。
LDPCコードを有する物理チャンネル上のLA−FEC:
このセクションは、LA−FECがどのように物理層LDPCコードに適用できるかについて示す。典型的なFECコードとして、我々は、DVB−S2の物理層にLDPCコード16kマトリックスを適用する。図10は、基層(BL)のために使用される標準LDPCマトリックスおよび拡張層(EL)符号化のために使用される拡張LA−FEC LDPCマトリックスを比較する。標準LDPCマトリックスは、上部のマトリックスであり、かつ、拡張LDPCマトリックスは、下部のマトリックスである。白の領域がゼロを含むのに対し、黒点はマトリックス中の1の位置を示す。
拡張層(EL)のために、標準LDPCマトリックスは、単純な単位行列によって基層のソースシンボルに拡張される。これは、典型的な拡張を意味するだけである。より高度なマトリックス拡張を案出できる。ジョイント復号化マトリックス(拡張されたLA−FEC復号化マトリックス)は、図11において表される。それは、BLおよびELのソースおよびパリティシンボルを1つの復号化マトリックスに組み込む。LDPCコードを復号化するためのいかなる復号化アルゴリズムも、この拡張マトリックスを復号化するために使用し得る。
物理層LDPC符号のためのいくつかの典型的な結果は、AWGNチャンネルにおける16kのLA−FEC対(vs.)16kのSt−FECのためのシミュレーション結果を示す図12に示され、それ故、16kのLDPCコードの標準FEC(stFEC)を、AWGNチャンネルにおける異なるEbNo上にシミュレーションされる16kのLDPCコード(LA−FEC)のLA−FEC拡張と比較する。QPSKが使用され、そして、等しいエラー保護を有する異なる符号レートが適用される。プロットは、基層および拡張層BER曲線を比較するとST−FEC符号化(BL+ELとしての同じビットレート)のビット誤り率(BER)を示す。BLパフォーマンスが増加することが分かる、その一方で、ELパフォーマンスは、ST−FECのような類似のパフォーマンスを示す。従来の同等でないエラー保護(UEP)スキームについては、拡張層は、基層より保護されておらず、BER曲線は、拡張層パフォーマンスにおいて減少を示す。これは、LA−FECスキームを有するケースおよび等しいエラー保護ではない。しかしながら、また、UEPは、LA−FECに適用し得る。
時間インターリーブ:
時間インターリーブは、信号の時間多様性およびそれによりバースト誤りに対するロバスト性を増加させる重要な手段である。充分なインターリーブ長を伴って、サービスは、長いエラーバーストを克服し得る。典型的な時間インターリーブの主な障壁は、時間内のサービス同調またはザッピング時間の増加である。長時間のインターリーブは、受信機が、インターリーブ期間のすべてのパケットが受信されデインターリーブバッファに満たされるまで、待つことを要求する。すなわち、より長いインターリーブ長がサービスロバスト性を大幅に向上させるにもかかわらず、今日の伝送システムは、時間インターリーブ長を最小化しようとする。
FECソースブロックの時間多様性は、k0ソースシンボルおよびp0パリティシンボルおよびIL=(1,2,3)からなるn0シンボルを有するFECソースブロック0(SB0)のための図13において表されるもののように、特定のインターリーブ長(IL)によって増加する。図13は、k0ソースおよびp0パリティシンボルおよび増加している時間多様性(IL=1,2,3)を有するFECソースブロック0(SB0)の異なるインターリーブ長(IL)を図式的に示す。
ソースブロックSB0のすべてのシンボルn0=4を回復するのに必要な時間は、シンボルに関してインターリーブ遅延dinterlと呼ばれる。
RaptorQ FECへの層認識のあるFEC統合:
このセクションは、どのようにLA−FECがRaptorQ[2]FEC符号に統合できるかについて示す。RaptorQは、若干の更なる最適化によってパフォーマンスを増加させるRaptorコード(セクション「Raptor FECへの層認識のあるFEC統合」を参照)の進化版である。
RaptorQプロセスは、〔2〕において特定され、Raptorコードプロセス(セクション「Raptor FECへの層認識のあるFEC統合」を参照)のような符号化および復号化のための同じ2つのステップで構成される。符号化プロセスが、符号化および復号化するための同じプロセスを有する方法において定義されることに注意されたい。第1のステップは、入力として一定サイズのソースシンボルk0を取り込み、L0プリコーディングシンボルを生成するプリコーディングプロセスである。RaptorQは、k0のすべての値のために特定されるというわけではない。従って、ソースシンボルk0の個数は、詰め物によって次に利用できるk0´に増やされる。〔2〕において特定されたプリコーディングマトリックスは、図14に示される。図14は、層0または単層のために使用する〔2〕において特定されるようなRaptorQのプリコーディングマトリックスに関して図式的に示す。同様のプリコーディングマトリックスが復号化および符号化プロセスで用いられることに注意されたい。
プリコーディングマトリックスは、2つのLDPCサブマトリックス、G_LDPC,10およびG_LDPC,20、いわゆるG_HDPC0マトリックス、2つの単位行列I_S0およびI_H0およびk0´行を含むG_ENC0マトリックスからなる。G_ENC0が符号を組織的に保つことを必要とする一方、G_LDPC,10,G_LDPC,20,G_HDPC0,I_S0,I_H0は、RaptorQプロセスの実際のプリコードを構成する。サブマトリックスの生成に関するさらなる詳細は、〔2〕で発見し得る。全てのプリコーディングマトリックスが、ソースシンボルk0,ソースシンボルそれ自身,およびシンボルサイズTの合計によって生成されることに注意されたい。
第2のステップは、図15に示されるRaptorQのLT符号化プロセスを構成する。図15は、図式的に、RaptorQのLT符号化プロセスを図式的に示す。マトリックスG_ENC0の中の密度分布が、Raptorプロセス(セクション「Raptor FECへの層認識のあるFEC統合」を参照)のG_LT0マトリックスと異なることに注意されたい。第2のステップは、第1のステップからL0プリコーディングシンボルを取り込んで、プリコーディングシンボルの異なる組をXOR演算することによってn0符号化シンボルを生成した。組は、疎行列であって、『0』および『1』からなるG_ENC0マトリックスによって特定される。『1』は、その関連があるプリコーディングシンボルが関連した符号化シンボルのXORプロセスを含むことを意味する。
LA−FEC RaptorQのプリコーディングマトリックスは、2層のために図16に示される、すなわち、図16は、2層を有するLA−FEC RaptorQのプリコーディングプロセスを図式的に示す。マトリックスは、2つの層(左上および右下)の2つのプリコーディングマトリックス、0マトリックス(右上)そして、層1から層0(左下)へのLA−FEC拡張、の連結からなる。LA−FEC拡張は、コードを組織的に保つために要求される。G_ENC1および関連した拡張G_ENC0[n0:n0+k1−1]の行が位置n0から始まることに注意されたい。その理由は、一方の側で層0の線形独立行の個数を増し、他方の側で符号化シンボルのユニーク識別子によって受信機でマトリックスの再生を可能にすることにある。層0の符号化シンボルは、図15のプロセスに従って生成される。拡張層の符号化シンボルを生成するために、両方の層のプリコーディングシンボルは、図17に示されたRaptorQ符号化プロセスの次のステップに転送される。図17は、2つの層および層0のプリコーディングシンボルへの拡張マトリックスを有するLA−FEC RaptorQ符号化プロセスの第2のステップを図式的に示す。
層1の符号化シンボルn1は、層0および関連した符号化マトリックスG_ENC0のプリコーディングシンボルを考慮している拡張符号化プロセスによって生成される。拡張G_ENC=[G_ENC0 G_ENC1]マトリックスの第1のk1行がプリコーディングステップに含まれるため、結果として生じる符号化シンボルは、組織的である。復号化プロセスが、ソースシンボルを受信シンボルに置き換え符号化シンボルをソースシンボルに置き換えること以外に関する同じステップを含む点に留意する必要がある。
不均一時間インターリーブ(LA−FEC UI)を有するLA−FEC:
層認識のあるFECおよびSVCおよびMVCのような階層化メディアの組合せは、高速ザッピングおよび長時間インターリーブを結び付けるサービスの提供の新規な方法を可能にする。実施例は、特に、このセクションおよび次のセクションに記載されている不均一な時間インターリーブを有するLA−FECに関する。
高速ザッピングは、より低品質の基層および、バーストエラーを有するが低遅延に対して、低いロバスト性を有する短時間インターリーブによって与えられる。長時間インターリーブは、バースト損失を有するがより長い遅延に対して、より強いロバスト性を有するSVC拡張層によって提供される。しかしながら、拡張層は、基層全体の層認識のあるFECとともにFEC符号化されるため、基層も拡張層の改良された時間多様性から利益を受ける。
このスキームは、以下においてLA−FECまたはLA−FEC UIを有する不均一時間インターリーブと呼ばれる。LA−FEC UIがSVCまたは任意の他の種類の階層化メディアにも適用できるだけでなく、また、いかなる種類の時間同期データにも適用できる点に注意すべきことは、重要である。例えば、考えられるアプリケーションは、LA−FECによって接続される短時間インターリーブを有するオーディオストリームおよび長時間インターリーブを提供するビデオストリームも有するべきであろう。図18は、LA−FEC UI(すなわち本願明細書において開示される教示に従う誤り訂正符号化のための方法)のプロセスを示して、説明に役立つ実例を与える。換言すれば、図18は、送信機側を図式的に示す:LA−FEC符号化を有する不均一時間インターリーブを有するLA−FECのプロセス、不均一時間インターリーブ、および同期のためのより短いインターリーブのパケットを遅延。
図18は、送信機側上のLA−FEC UIストリームを生成するための4つのステップを示す。
LA−FEC UIプロセスのステップ1(1)は、メディア符号化それ自体である。符号化ストリームは、例えばSVCまたはMVCによって、層0(第1のカテゴリーに属するペイロードデータ)の基層およびより高い層(第2のカテゴリー(そして、第3のカテゴリー、第4のカテゴリー・・・に可能な)に属するペイロードデータ)の関連した拡張層を有するnメディア層を有する階層化メディアストリームでもあり得る。他の意味ある設定は、層0のオーディオストリームおよび層1の関連したビデオストリームを有し得る。図18に描かれた上記実施例は、各々異なるビットレートを有する2つの層を示す。層klayer0=1およびklayer1=2の異なるビットレートのため、各層の時間周期Δtのビットストリームは、kソースシンボルに分割される。ソースシンボルは、実際の情報を含み、更なるFEC処理のための入力である。ステップ1(1)は、1つの/その(a/the)第1のカテゴリーに属するペイロードデータを受信するステップおよび1つの/その(a/the)第2のカテゴリーに属しているペイロードデータを受信するステップとみなし得る。
プロセスのステップ2(2)は、例えば、セクション「層認識のあるFEC」に記載されているような典型的なRaptorコードに基づく、LA−FECプロセスそのものである。図18の説明は、FECソースブロック(SB)(ペイロードデータ)および両方の層(すなわちペイロードデータおよび関連する誤り訂正データの第1および第2のカテゴリー)のパリティシンボルp(誤り訂正データ)を示す。実施例において、同じ符号レートは、CR=k/(k+p)=0.5を有する各層に適用される。また、不均一な符号レート分布が適用できる点に注意されたい。LA−FECプロセスの後に、層0(第1のカテゴリーペイロードデータのための誤り訂正データ)の単一のパリティシンボルpは、層0,SB0,・・・,SB3のソースブロックに含まれる層0のソースシンボル上の標準RaptorQアルゴリズムとともに生成される。層1(第2のカテゴリーペイロードデータのための誤り訂正データ)のp=2パリティシンボルは、層0のソースシンボル全体の拡張されたソースブロック上に生成される。ステップ2(2)は、第1のカテゴリーペイロードデータのための第1の誤り訂正データを決定するステップおよび第2のカテゴリーペイロードデータのための第2の誤り訂正データを決定するステップとみなし得る。
LA−FEC UIプロセスのステップ3(3)は、不均一なインターリーブである、そして、それは、畳み込みインターリーバおよび層1のためのIL1=4のインターリーブ長(実施例において、インターリーブ長は、FECソースブロックの個数に対応する)および層0のためのIL0=1を有するインターリーブでないことにより、図18の実施例において表わされる。例えば、ブロックインターリーバのような他の任意の種類のインターリーバは、LA−FEC UIプロセスのために用いられ得ることに注意されたい。概説された実施例において、インターリーブプロセスは、固定サイズのFECシンボルに作用する。インターリーブプロセスが、例えば符号化FECソースおよびパリティシンボルを含んでいるUDPパケットのようなパケットレベル上に実行することも可能な点にここで注意することは、重要である。ステップ3(3)は、少なくとも第2の誤り訂正データ(層1パリティシンボル)および第2のカテゴリーペイロードデータ(層1シンボル)を互いにインターリーブするステップとみなし得る、そこでは、第1の誤り訂正データ(層0パリティシンボル(複数))および第1のカテゴリーペイロードデータ(層0シンボル)のインターリーブに関連する第1のインターリーブ長は、第2の誤り訂正データおよび第2のカテゴリーペイロードデータのインターリーブに関連する第2のインターリーブと異なる。図示の例において、第1のインターリーブ長は、1、すなわち第1の誤り訂正データおよび第1のカテゴリーペイロードデータのアクティブなインターリーブがこの例で実行されないことを意味するIL0=1、である。しかしながら、一般に、少なくとも第1の誤り訂正データおよび第1のカテゴリーペイロードデータをインターリーブする追加ステップの間、第1の誤り訂正データは、第1のカテゴリーペイロードデータとインターリーブし得る。さらにまた、第1の誤り訂正データ、第1のカテゴリーペイロードデータ、第2の誤り訂正データおよび第2のカテゴリーペイロードデータは、統合インターリーブステップでインターリーブでき、そこでは、異なる第1および第2のインターリーブ長が使用される(このケースは、「少なくとも第2の誤り訂正データおよび第2のカテゴリーペイロードデータをインターリーブする」定式化によってもカバーされる)。
LA−FEC UIのステップ4(4)は、両方の層の同期のためのより短いインターリーブを有する層の遅延伝送を意味する。このように、誤り訂正符号化のための方法は、インターリーブされた第1の誤り訂正データおよび第1のカテゴリーペイロードデータの伝送を遅延させる追加ステップを含み得る。遅延長は、層0(第1のカテゴリー)のあるソースブロックのすべてのシンボルが受信されるときに、対応するソースブロックの層1(第2のカテゴリー)のすべてのシンボルも図18に示されたように受信されるように設定されなければならない。シンボルの遅延長は、両方の層の実際のインターリーブ長および最高のビットレート(層1、すなわち第2のカテゴリー)を有する層のシンボルの個数に依存する。図18の典型的なインターリーブを考慮して、同期の目的のための必要な遅延dは、d=(IL1−IL0)*(k1+p1)によって算出できる。
2つのビットストリームは、さらに、別々に伝送されるかまたは任意の種類の伝送チャンネルを通じて多重化される。実施例において、我々がリアルタイム伝送を考慮することに注意されたい、そこでは、両方の層は、特定の時間フレームおよびバースト抹消を有するチャンネルの伝送の範囲内において受信機で提示されることを要する。
対応する誤り訂正エンコーダは、第1のカテゴリー(第1のカテゴリーペイロードデータ)に属するペイロードデータおよび第2のカテゴリー(第2のカテゴリーペイロードデータ)に属するペイロードデータを受信するための、そして、第1のカテゴリーペイロードデータのための第1の誤り訂正データおよび第2のカテゴリーペイロードデータのための第2の誤り訂正データを決定するための誤り訂正データ発生器を含み得る。誤り訂正エンコーダは、第2のカテゴリーに属するペイロードデータを受信するための、そして、第2のカテゴリーペイロードデータのための第2の誤り訂正データを決定するための第2の誤り訂正データ発生器を更に含み得る。さらにまた、インターリーバは、少なくとも第2の誤り訂正データおよび第2のカテゴリーペイロードデータを互いにインターリーブするための誤り訂正エンコーダの一部でもよい、そこでは、第1の誤り訂正データおよび第1のカテゴリーペイロードデータのインターリーブに関連する第1のインターリーブ長は、第2の誤り訂正データおよび第2のカテゴリーペイロードデータのインターリーブに関連する第2のインターリーブ長と異なる。
本願明細書において開示される教示の実施例において、誤り訂正データ発生器は、第1の装置(すなわち第1の誤り訂正データ発生器)および第2の装置(すなわち第2の誤り訂正データ発生器)を含み得る。
図19は、伝送内に典型的なバースト誤りを含んでいる実施例の受信機処理を示す。換言すれば、図19は、受信機側を図式的に示す:デインターリーブを有する不均一な時間インターリーブを有するLA−FECプロセス、LA−FEC復号化。
ステップ5(5)は、エラーを起こしやすいチャンネルの上のステップ(4)において発生するメディアストリームの伝送を示す。伝送は、両方の層に影響を及ぼすバースト誤りに影響される。与えられた実施例は、単に簡単のために抹消チャンネルにおいて概説される、そして、それはリンクまたはアプリケーション層(セクション「層認識のあるFEC」の注を参照)上の伝送エラーをシミュレートするために典型的に用いられる。しかしながら、同じプロセスは、エラーチャンネルにおいて適用もできる、そこでは、エラーの位置は、例えばセクション「LDPCコードを有する物理チャンネル上のLA−FEC」に記載されているLA−FEC LDPCコードを例えば使用するような受信機に知られていない。バースト誤りは、層0の4つのパケット(例えば4ビット/シンボル)および層1の8つのパケット(例えば8ビット/シンボル)の損失の原因となる、そこでは、消失したパケットの個数は、層の実際のビットレートに依存する。消失したパケットは、十字でマークされる。典型的な受信機が時間インスタンスt0でメディアストリームに同調することが、仮定されている。受信機は、完全に受信されたシンボルまたはパケットを使用できるのみであることに注意されたい。同調がパケットの中央にある場合、受信機は、失われたヘッダのためパケットを理解することができなくて、それを廃棄するであろう。ヘッダが完全に受信された場合、パケットに関する全ての必要な情報が利用し得る。誤り訂正復号化方法において、ステップ5(5)は、第1のカテゴリーペイロードデータおよび第1の誤り訂正データを受信するステップとみなし得る。第1のカテゴリーペイロードデータは、インターリーブされたデータストリームにおける第1の誤り訂正データとインターリーブでき、そして、第1のカテゴリーペイロードデータおよび第1の誤り訂正データを受信するステップは、インターリーブされたデータストリームを受信することからなり得る。
ステップ6(6)は、受信されたメディアストリーム(すなわち、(少なくとも)第2のカテゴリーペイロードデータおよび第2の誤り訂正データからなるインターリーブされたデータストリームをデインターリーブしている)のデインターリーブを実行する。これは、受信機が各層IL0およびIL1の実際のインターリーブ時間(インターリーブ長)を認識していることを要する。インターリーブ長は、バンド内において、または、バンド信号伝送の外から信号伝送し得る。
ステップ7(7)は、FEC復号化を示す。すべてのパケットが伝送中に消失するため、層0の標準FECは、SB1およびSB2を訂正できない。LA−FECコンセプトのため、拡張層(第2のカテゴリー)は、基層(第1のカテゴリー)を保護する、そして、より長時間のインターリーブのために、拡張層において失われた1つのパケットだけが存在する。すなわち、SB1およびSB2の両方の層の訂正を可能にする式(2)および(3)を満足するために拡張層において受信された充分なパケットが存在する。換言すれば、ステップ7(7)は、少なくとも第1の誤り訂正データ、すなわち、第1の誤り訂正データおよび第2の誤り訂正データを使用して第1のカテゴリーペイロードデータにおける可能なエラーを訂正するステップに対応する。さらにまた、第2のカテゴリーペイロードデータは、少なくとも第2の誤り訂正データを使用して訂正される。第2のカテゴリーペイロードデータは、付加的な誤り訂正データ、例えば第3のカテゴリーペイロードデータ(例えば、層 2、層 3、・・・)に属する第3の誤り訂正データ、によって、更に保護し得る。基層のインターリーブと比較して拡張層のより長時間のインターリーブは、第1のカテゴリーペイロードデータおよび第1の誤り訂正データのインターリーブに関連する第1のインターリーブ長が、第2のカテゴリーペイロードデータおよび第2の誤り訂正データのインターリーブに関連する第2のインターリーブ長と異なることを意味する。
ステップ8(8)は、LA−FECおよび不均一時間インターリーブの組合せによる、エラーを伴うことなく回復されたビデオストリームを示す。
誤り訂正デコーダは、デインターリーバおよび誤り訂正器から構成し得る。デインターリーバは、上記ステップ6(6)の一部またはすべての動作を実行するように構成し得る。誤り訂正器は、上記のステップ7(7)の一部またはすべての動作を実行するように構成し得る。特に、デインターリーバは、第2のカテゴリーに属するペイロードデータおよび対応する第2の誤り訂正データからなるインターリーブされたデータをデインターリーブするように構成し得る。インターリーブされたデータストリームは、第1のカテゴリーおよび対応する第1の誤り訂正データに属するペイロードデータから更に構成されることに注意されたい。
第1のカテゴリーペイロードデータおよび第1の誤り訂正データは、第2のカテゴリーペイロードデータおよび第2の誤り訂正データとともにインターリーブし得る。別の方法では、第1のカテゴリーペイロードデータおよび/または対応する第1の誤り訂正データは、第2のカテゴリーペイロードデータおよび第2の誤り訂正データからなるインターリーブされたデータストリームから、別々に供給し得る。さらに、第1のカテゴリーペイロードデータおよび第1の誤り訂正データは、実際のインターリーブ/デインターリーブ(インターリーブ長≠1)を必要とし得るかまたは実際のインターリーブ/デインターリーブ(インターリーブ長=1)を必要とできない。換言すれば、(インターリーバ/デインターリーバによって)実際の(作動中の)インターリーブ/デインターリーブが実行されないときに、結果として生じるインターリーブ長は、1である。第1のインターリーブ長は、第1のカテゴリーペイロードデータおよび第1の誤り訂正データに関連している。第2のインターリーブ長は、第2のカテゴリーペイロードデータおよび第2の誤り訂正データに関連している。第1のインターリーブ長は、第2のインターリーブ長と異なる。
誤り訂正器は、第1のカテゴリーペイロードデータおよび第1の誤り訂正データを受信するように構成し得る。さらにまた、誤り訂正器は、デインターリーバからデインターリーブされた形の第2のカテゴリーペイロードデータおよび第2の誤り訂正データを受信するように構成し得る。第1のカテゴリーペイロードデータにおける可能なエラーは、少なくとも第1の誤り訂正データを使用している誤り訂正器によって訂正し得る。第2のカテゴリーペイロードデータにおける可能なエラーは、少なくとも第2の誤り訂正データを使用している誤り訂正器によって訂正し得る。
層認識のある前方誤り訂正(LA−FEC)が実行されるときに、第1のカテゴリーペイロードデータ(例えば基層データ)における可能なエラーの訂正は、第2の誤り訂正データ(例えば拡張層の誤り訂正データ)はもちろん第1の誤り訂正データも使用し得る。上述したように、一般的に第2のカテゴリーペイロードデータの減少された誤り訂正能力の代償で、第1のペイロードデータの誤り訂正は、このようにより信頼性を高くし得る。この種の誤り訂正スキームは、第2のカテゴリーペイロードデータ(拡張層)が第1のカテゴリーペイロードデータ(基層)に依存するケースにおいて、特に使用し得る。
単層メディアおよびFECソースブロックのインターリーブを有する高速ザッピングおよび長時間インターリーブ:
類似の機構は、単層符号化に適用できる。図20は、FECソースブロックインターリーブのプロセスを示す。換言すれば、図20は、高速同調中および長時間インターリーブのためのFECソースブロックインターリーブのプロセスを図式的に示す。
ステップ1(1)は、単層(層0)メディアストリームを示す。時間単位Δtにつき、kソースシンボルが存在する。実施例において、k=2である。
ステップ2(2)は、ΔtのFECソースブロック(SBx)長およびpパリティシンボルを有するFEC符号化を示す。実施例において、p=2である。FECアルゴリズムは、例えばLDPC、RaptorまたはRaptorQコードになり得る。
ステップ3(3)は、FECソースブロックのインターリーブを示す、そこでは、インターリーブ長IL0は、インターリーブされたFECソースブロックの個数を意味する。与えられた例において、IL0=3である。
ステップ4(4)は、典型的な同調時間t0および各ソースブロック(SBx)の関連した同期位置(SPx)を有する最終的な伝送スケジュールを示す。時間インスタンスt0で同調する受信機は、SP0において受信したビデオを開始し得る。この時点で、それはSB0の他のFECシンボルを受信しなかった、その結果、誤り訂正能力はこの時点で制限される。SP1において、受信機は、1つの付加的なパリティシンボルを有するSB1を復号化し得る。SP2の間、完全な訂正パフォーマンスおよび時間インターリーブ長が受信された。
対応する誤り訂正エンコーダは、ペイロードデータを受信して、ペイロードデータのための誤り訂正データを決定するための誤り訂正データ発生器;および、誤り訂正データおよびペイロードデータをインターリーブするためのインターリーバを含み得る。誤り訂正データは、インターリーブされたデータストリーム中のペイロードデータに先行する。ペイロードインターリーブ長は、誤り訂正データインターリーブ長と異なる。ペイロードインターリーブ長の1つの可能な定義は、ペイロードインターリーブ長が、インターリーブされたデータストリームの対応するインターリーブされたデータブロックに挿入されている1つのペイロードデータブロックから、多くのペイロードデータ項目を記述する、ことである。同様に、誤り訂正データインターリーブ長は、先行するインターリーブされたデータブロックに挿入されている前記ペイロードデータブロックから生じている多くの誤り訂正データ項目を記述する。図20の実施例において、ペイロードインターリーブ長は、1(すなわち、1つの与えられたソースブロックからのすべてのペイロードシンボルは、対応する伝送ブロックに含まれる)である。誤り訂正データインターリーブ長は、3(IL0,error correcting=3)である、なぜなら、あるソースブロックに属する少なくとも1つの誤り訂正シンボルは、対応するペイロードシンボルを含む伝送ブロックから間隔をおいて配置される3つの伝送ブロックである。例えば、t0から始まる伝送ブロックは、2つのペイロードシンボル「0」(白の正方形)を含む。対応する誤り訂正シンボル(灰色の正方形)は、t-1およびt-2(図20に明示されていない)で始まる2つの先行する伝送ブロックに含まれる。
随意に、前記ペイロードデータブロックからのすべてのペイロードデータ項目は、前記インターリーブされたデータブロックに挿入し得る、そして、対応する誤り訂正データ項目は、直接的に、または、間接的に前記インターリーブされたデータブロックに先行する少なくとも2つのインターリーブされたデータブロックに挿入し得る。
誤り訂正符号化のための対応する方法は、以下を含み得る:
−ペイロードデータを受信して、ペイロードデータのための誤り訂正データを決定する ;
−誤り訂正データおよびペイロードデータをインターリーブする、そこでは、誤り訂正 データは、インターリーブされたデータストリーム中のペイロードデータに先行する 、そして、ペイロードインターリーブ長は、誤り訂正データインターリーブ長と異な る。
復号側(例えば受信機側)に関する限り、対応する誤り訂正デコーダは以下を含み得る:デインターリーバおよび誤り訂正器。デインターリーバは、ペイロードデータおよびfsペイロードデータのための誤り訂正データからなるインターリーブされたデータストリームをデインターリーブするために構成されている、そこでは、誤り訂正データは、インターリーブされたデータストリームにおけるペイロードデータに先行する、そして、ペイロードインターリーブ長は、誤り訂正データインターリーブ長と異なる。誤り訂正器は、ペイロードデータおよび誤り訂正データを受信するために、そして、誤り訂正データを使用してペイロードデータにおける可能なエラーを訂正するために構成される、そこでは、ペイロードデータだけが受信され、かつ、誤り訂正データが失われた(例えば、誤り訂正データがもはや獲得し得ないような遅い同調による)ときに、ペイロードは利用し得るが、おそらく誤りである。
誤り訂正復号化のための対応する方法は、以下を含み得る:
−ペイロードデータおよびペイロードデータのための誤り訂正データからなるインター リーブされたデータストリームをデインターリーブする、そこでは、誤り訂正データ は、インターリーブされたデータストリーム中のペイロードデータに先行する、そし て、ペイロードインターリーブ長は、誤り訂正データインターリーブ長と異なる;
−ペイロードデータおよび誤り訂正データを受信する;および
−誤り訂正データを使用してペイロードデータにおける可能なエラーを訂正する、そこ では、ペイロードデータだけが受信され、かつ、誤り訂正データが失われたときに、 ペイロードは利用し得るが、おそらく誤りである。
この種の伝送スケジューリングについては、インターリーブ期間IL0の後、同じ訂正パフォーマンスおよび時間多様性が達成される一方で、高速同調は可能である。この種の伝送スケジューリングは、LA−FECなしで成し遂げられることもできて、受信機側上の高度なデインターリーブ機構も必要とする。
LA−FEC UIのためのパフォーマンス実施例:
シミュレーション結果は、固定バースト長をシミュレートするギルバート−エリオット(Gilbert-Elliot)モデルに基づいて実行される。我々は、9.57シンボルの固定平均バースト長および抹消確率perにより示される可変平均損失確率を仮定する。
SVCのようなシミュレーション(例えば720p〜1080pの空間スケーラビリティ):
表1は、選択された構成パラメータ上の概要を与える。SVC符号化ビデオストリームおよび0.5の層につき固定の符号レートのために典型的であるので、この説明に役立つ実例は、1:2の層全体の特定のシンボル分布を仮定することに注意されたい。単層符号化と比較した更なる改良は、層全体の不均一符号レート分布によって成し遂げられ得る。
表1:メディアストリームおよびFEC符号化パラメータ:
単層の場合に関し特定の抹消確率per上のPSNR、各層(ST−FEC)ごとに独立なFEC生成を有する標準FEC、および様々なインターリーブ長をもつLA−FEC UIに関する受信ビデオ品質が、図21に示されており、基層の層復号化確率が、ST−FEC UIおよびLA−FEC UIを有する基層復号化確率に関する違いを強調するために図22に示されている。インターリーブ長IL=9を有する単層のケースが、他のスキームのように時間内の同じ同調を提供せずに、単層のFECソースブロックインターリーブの潜在的パフォーマンスを意味するために含まれるだけであることに注意されたい。
図21は、LA−FEC、LA−FEC UI、ST−FEC、ST−FEC UIおよび単層(SL)符号化を有するPSNRに関して、ビデオ品質の比較を示す。2つの異なるインターリーブ長IL=1(インターリーブでない)およびIL=9が、使用される。SL−IL=1のみが、すべてのLA−FEC UIスキームのように時間内の同じ同調を示すことに注意されたい。図21における結果は、UIなしでLA−FEC IL0=1;IL1=1が、ST−FECスキームを上回って、SLスキームに近づくことを示す。IL=1パフォーマンス。LA−FEC UI FEC IL0=1;IL1=9は、遅延SL−IL=1における同じ同調を提供する単層FEC符号化を著しく上回る。LA−FEC UIは、単層IL=9のパフォーマンスに達しない。すなわち、サービスへの速い同調を可能にしながら、LA−FEC UIスキームは、SL−IL1およびSL−IL9の間にパフォーマンスを提供する。
図22Aおよび22Bは、LA−FEC、LA−FEC UI、ST−FEC、ST−FEC UIおよび単層(SL)符号化を復号化する基層および拡張層の比較を示す。2つの異なるインターリーブ長IL=1(インターリーブではない)およびIL=9が、使用される。SL−IL=1のみが、すべてのLA−FEC UIスキームのような同じ同調時間を示すことに注意されたい。基層パフォーマンス上のLA−FEC UIスキームは、22(上部)に発見できる。拡張層のより長いインターリーブは、基層にいかなる影響を及ぼしもしないST−FEC UIに反して、LA−FECについて、基層パフォーマンスは、増加する。全体としては、(ザッピング)時間の同じサービス同調を有するスキームと比較したとき、結果は、LA−FEC UIのパフォーマンスゲインを示す。更なるゲインは、層(UEP)全体の符号レート分布の最適化によって、および、層全体のソースシンボル分布の他の比率によって期待される。
層0としてのオーディオストリームおよび層1としてのビデオストリームを持つLA−FEC UI:
提案されたLA−FEC UIスキームが、例えばオーディオストリームの全域で単層ビデオに適用もできる点に注意すべきことは、重要である。これらのセクションは、層0のオーディオストリームおよび層1のビデオストリームを有することとともに若干のパフォーマンス結果を与える。
表2は、選択された構成パラメータ上の概観を与える。ビデオストリームと比較してオーディオ符号化ストリームのために現実的であり得るので、この説明に役立つ実施例が、1:8の2つの層全体の特定のシンボル分布と仮定されていることに注意されたい。さらにまた、0.5の層につき固定された符号レートが、仮定されている。単層符号化と比較した更なる改良は、層全体の不均一な符号レート分布によって達成され得る。
表2:メディアストリームおよびFEC符号化パラメータ:
図23の結果は、1:8の層全体のビットレート比率を有する層0のオーディオストリームおよび層1のビデオストリームを有する設定を意味する。図は、1および8のインターリーブ長を有する単層(SL)と呼ばれる1つのFECソースブロック内に、オーディオおよびビデオの両方を有することに関するメディア復号化確率に関する比較を示す。換言すれば、図23は、LA−FEC UIおよび単層(SL)符号化によるオーディオおよびビデオ層復号化の比較を示す。2つの異なるインターリーブ長IL=1(インターリーブではない)およびIL=9が、使用される。すべてのLA−FEC UIスキームのように、SL−IL=1のみが時間内の同じ同調を示すことに注意されたい。
図23の結果は、2つの層のビットレート間のより大きい違いについては、LA−FEC UIのゲインも増加することを示す。LA−FEC UI VIDEO符号化層が、ほとんどSL設定のパフォーマンスに達する一方、オーディオストリームの小さなソースブロックは、エラーバーストチャンネルのより高いエラー領域において有益であるため、LA−FEC UI オーディオストリームは、SLストリームさえ上回る。
RaptorおよびRaptorQおよびLA−FEC UIの信号伝送:
RaptorおよびRaptorQは、ソースシンボルk(バンド内の)およびKmax(SDP)、シンボルサイズT、各符号化されたシンボルX(IETF FEC FrameworkにおけるRaptor ペイロード IDに含まれる)のユニーク識別子、および受信機側(セクション「Raptor FECへの層認識のあるFEC統合」およびセクション「RaptorQ FECへの層認識のあるFEC統合」を参照)でプリコーディングおよび符号化マトリックスを再生するための符号化ID(SDP)およびFEC ID(帯域内)により、例えば定義される使用済みFECアルゴリズムの合計の帯域外もしくは帯域内信号伝送を要する。
LA−FECは、拡張層シンボルの信号伝送を要する、そして、基層シンボルは、ジョイント復号化プロセス(セクション「LA−FECの信号伝送」を参照)において使用できる。
受信機側でデインターリーブしているプロセスの効果的なメモリ管理のために、LA−FEC UI RaptorまたはRaptorQは、さらに、全ての含まれる層のFECコード化されたシンボルのインターリーブ長(IL)の信号伝送(セクション「時間インターリーブ」を参照)を要する。
SDP(セクション「LA−FECの信号伝送」を参照)を使用している帯域信号伝送の典型的な出力は、潜在的な新しいパラメータ<<a:fec.インターリーブ:200ms>>によって以下に示される
v=0
o=Cornelius 1122334455 1122334466 IN IP4 la−fec.example.com
s=SVC LA−FEC Raptor Example
t=0 0
a=group:FEC−FR S1 S2 R1 R2
a=group:FEC−FR S1 R1
c=IN IP4 233.252.0.1/127
a=group:DDP S1 S2
m=video 20000 RTP/AVP 96
b=AS:90
a=framerate:15
a=rtpmap:96 H264/90000
a=fec−source−flow: id=0
a=mid:S1
m=video 20002 RTP/AVP 97
b=AS:64
a=framerate:15
a=rtpmap:97 H264−SVC/90000
a=fec−source−flow: id=1
a=mid:S2
a=depend:97 lay S1: 97
m=application 30000 RTP/AVP 110
c=IN IP4 233.252.0.3/127
a=fec−repair−flow: encoding−id=6; fssi=Kmax:8192,T:128,P:A;
a=fec−interleaving: 200ms
a=mid:R1
m=application 30000 RTP/AVP 111
c=IN IP4 233.252.0.4/127
a=fec−repair−flow: encoding−id=6; fssi=Kmax:8192,T:128,P:A
a=fec−interleaving: 1000ms
a=mid:R2
他の可能性は、ソースシンボルkの数を伴うインターリーブ長(IL)の典型的な帯域内信号伝送、ソースシンボルサイズT、ユニークなシンボル識別子(FEC ID)および実際のソースブロックのインターリーブ長(IL)に関して図式的に示す図24に記載されたようにパケットヘッダを有する帯域内信号伝送を行うことである。IL値は、SDP実施例におけるa=FEC−インターリーブパラメータに対応する。
最先端を越える進歩:
−不均一な時間インターリーブおよびLA−FECは、高速ザッピング(サービス同調 )および長時間インターリーブをもたらす。短時間インターリーブを有する基層は、 高速同調を可能にする。拡張層は、LA−FECのために基層を保護する長時間イン ターリーブを有する。
−サービスに同調する受信機は、最初に基層を復号化し始める。過渡期の後、それは、 拡張層を復号化し得る。LA−FECのため、全部のサービスロバスト性は、拡張層 のより長い時間インターリーブによって増加する。
−両方の層の伝送スケジューリングは、基層と拡張層が不均一な時間インターリーブ長 と同期し続けるように基層伝送が遅延される方法でスケジュールされている。
−単層および階層化メディア符号化を有するFECソースブロックのインターリーブ
−受信機側での各層のFECソースブロックのインターリーブ長の信号伝送。
−LA−FECは、いかなる同期データ、例えば単層およびその関連するオーディオス トリーム上の単層にも適用し得る。これは、既存のLA−FEC米国特許出願公開第2010/017686号明細書において考慮されていない。
いくつかの態様が、装置との関連で記載されていたにもかかわらず、これらの態様も対応する方法の説明を表すことは明らかである、そこでは、ブロックまたは装置は、方法ステップまたは方法ステップの特徴に対応する。同様に、方法ステップとの関連で記載されている態様も、対応する装置の対応するブロックまたは項目または特徴の説明を表す。方法ステップの一部または全部は、例えばマイクロプロセッサ、プログラム可能なコンピュータまたは電子回路などのハードウエア装置(を用いること)により実行し得る。いくつかの実施形態では、最も重要な方法ステップの一つまたはそれ以上のいくつかは、この種の装置によって実行し得る。
発明の符号化された/圧縮された信号は、ディジタル記憶媒体に保存でき、あるいは、例えばワイヤレス伝送媒体またはインターネットなどの有線の伝送媒体などの伝送媒体上に伝送し得る。
特定の実施要件により、本発明の実施例は、ハードウエアにおいて、または、ソフトウエアにおいて実施し得る。実施は、その上に格納される電子的に読み込み可能な制御信号を有するディジタル記憶媒体、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、DVD、ブルーレイ、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROMまたはフラッシュメモリ、を使用して実行し得る、そして、それぞれの方法が実行されるように、それはプログラム可能なコンピュータシステムと協働する(または協働し得る)。従って、ディジタル記憶媒体は、計算機可読でもよい。
本発明によるいくつかの実施例は、電子的に読み込み可能な制御信号を有するデータ記憶媒体からなる、そしてそれは、本願明細書において記載されている方法のうちの1つが実行し得るように、プログラム可能なコンピュータシステムと協働し得る。
一般に、本発明の実施例は、プログラムコードを有するコンピュータプログラム製品として実施し得る、そして、コンピュータプログラム製品がコンピュータで動くときに、プログラムコードが方法のうちの1つを実行するために作動している。プログラムコードは、機械読み取り可能な担体に例えば格納し得る。
他の実施例は、本願明細書において記載されていて、機械読み取り可能な担体に格納される方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムからなる。
換言すれば、本発明の方法の実施例は、従って、コンピュータプログラムがコンピュータで動くとき、本願明細書において記載されている方法のうちの1つを実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
本発明の方法の更なる実施例は、従って、その上に記録された、本願明細書において記載されている方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを含むデータ担体(またはディジタル記憶媒体またはコンピュータ可読媒体)である。
本発明の方法の更なる実施例は、従って、本願明細書において記載されている方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを表しているデータストリームまたは一連の信号である。データストリームまたは一連の信号は、データ通信接続、例えばインターネットを経て、転送されるように例えば構成し得る。
更なる実施例は、本願明細書において説明された方法の1つを実行するように構成されあるいは適合された処理手段、例えばコンピュータ、あるいはプログラム可能な論理装置を含む。
更なる実施例は、本願明細書において記載されていた方法の1つを実行するためのコンピュータプログラムをその上にインストールしているコンピュータを含む。
いくつかの実施形態では、プログラム可能な論理装置(例えばフィールドプログラム可能なゲートアレイ)は、本願明細書において記載されている方法の機能のいくつかまたは全てを実行するために用い得る。いくつかの実施形態では、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本願明細書において記載されている方法の1つを実行するために、マイクロプロセッサと協働し得る。一般的に、方法は、いかなるハードウエア装置によっても好ましくは実行される。
上記した実施例は、本発明の原理のための、単なる実例である。改良および配置の変化および本願明細書において記載されている詳細は、他の当業者にとって明らかであるものと理解される。従って、最新の特許クレームの範囲のみによって制限され、そして、本願明細書および実施例の説明を通じて示される具体的な詳細だけによって制限されないことが、意図である。
参考文献
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Layer-Aware Forward Error Correction for Mobile Broadcast of Layered Media,
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[8]S. Wenger, Y.-K. Wang, T. Schierl, and A. Eleftheriadis, "RTP payload for mat for SVC video", IETF AVT, RFC 6190, May 2011, http://tools.ietf.org/html /rfc6190.
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[10]M. Handly, V. Jacobson, and C. Perkins, "SDP: Session Description Protoc ol", IETF RFC 4566, July 2006, http://tools.ietf.org/html/rfc4566.
[11]T. Schierl and S. Wenger, "Signaling media decoding dependency in Sessio n Description Protocol (SDP)," IETF MMUSIC, April 2009, http://tools.ietf.or g/html/rfc5583.
[12]M. Watson, A. Begen, V. Roca, "Forward Error Correction (FEC) Framework, " IETF FECFRAME, RFC 6363, October 2011.
[13]M. Watson, T. Stockhammer, M. Luby, "Raptor FEC Schemes for FECFRAME, " IETF FECFRAME, draft-ietf-fecframe-raptor-05, September 2011, http://tools.i etf.org/html/draft-ietf-fecframe-raptor-05.
[14]M. Watson, T. Stockhammer, "RTP Payload Format for Raptor FEC", IETF FEC FRAME, draft-ietf-fecframe-rtp-raptor-05, October 2011, http://tools.ietf.or g/html/draft-ietf-fecframe-rtp-raptor-05.
[15]A. Begen, "Session Description Protocol Elements for the Forward Error C orrection (FEC) Framework", IETF FECFRAME, RFC 6364, October 2011, http://to ols.ietf.org/html/rfc6364.
[16]A. Begen, "Forward Error Correction Grouping Semantics in the Session De scription Protocol", IETF FECFRAME, RFC 5956, September 2010, http://tools.i etf.org/html/rfc5956.
[17]G. Camarillo, H. Schulzrinne, "The Session Description Protocol (SDP) Gr ouping Framework," IETF MMUSIC, RFC 5888, June 2010, http://tools.ietf.org/h tml/rfc5888.
[18]Patent Application LA-FEC (Publication No. US 2010/017686 A1)

Claims (18)

  1. 第1のカテゴリー(第1のカテゴリーペイロードデータ)に属するペイロードデータを受信し、第2のカテゴリーに属するペイロードデータを受信し、前記第1のカテゴリーペイロードデータのための第1の誤り訂正データを決定し、前記第2のカテゴリーペイロードデータのための第2の誤り訂正データを決定するための誤り訂正データ発生器と、
    少なくとも前記第2の誤り訂正データおよび前記第2のカテゴリーペイロードデータを互いにインターリーブするためのインターリーバとを備え、
    前記第1の誤り訂正データおよび前記第1のカテゴリーペイロードデータのインターリーブに関する第1のインターリーブ長は、前記第2の誤り訂正データおよび前記第2のカテゴリーペイロードデータのインターリーブに関する第2のインターリーブ長と異な
    前記第1のカテゴリーペイロードデータは、基層に対応し、かつ、前記第2のカテゴリーペイロードデータは、スケーラブルビデオ符号化(SVC)またはマルチビュービデオ符号化(MVC)スキームの拡張層に対応し、
    前記第1のカテゴリーペイロードデータのデコーダ側の誤り訂正が前記第1の誤り訂正データおよび前記第2の誤り訂正データを使用できるように、前記誤り訂正データ発生器は、更に前記第1のカテゴリーペイロードデータを受信して、前記第1のカテゴリーペイロードデータおよび前記第2のカテゴリーペイロードデータに基いて前記第2の誤り訂正データを決定するように構成され、これにより、前記第1の誤り訂正データのみを使用することと比較して前記第1のカテゴリーペイロードデータのための誤り訂正パフォーマンスを改善し、
    前記第1のカテゴリーの特定のソースブロックの全てのシンボルが受信されたときに、対応するソースブロックの前記第2のカテゴリーの全てのソースシンボルも受信されるように、前記第1のカテゴリーペイロードデータおよび前記第1の誤り訂正データを遅延させるための遅延素子をさらに備えたこと、
    を特徴とする誤り訂正エンコーダ。
  2. 前記第1のカテゴリーペイロードデータが、前記第1のカテゴリーペイロードデータおよび前記第1の誤り訂正データからなるインターリーブされたデータストリームの比較的短い部分から再構成できるように、前記第1のインターリーブ長は前記第2のインターリーブ長と異なり、かつ、前記第2のカテゴリーペイロードデータおよび前記第2の誤り訂正データが、前記第2のカテゴリーペイロードデータおよび前記第2の誤り訂正データからなる前記インターリーブされたデータストリームの比較的短い部分に影響を及ぼしている一つまたはそれ以上のデータエラーに関して比較的強いように、前記第2のカテゴリーペイロードデータは、前記第2のカテゴリーペイロードデータおよび前記第2の誤り訂正データからなる前記インターリーブされたデータストリームまたは他のインターリーブされたデータストリームの比較的長い部分から再構成できること、
    を特徴とする請求項1に記載の誤り訂正エンコーダ。
  3. 前記第1のカテゴリーペイロードデータおよび前記第2のカテゴリーペイロードデータは、依存関係を介して相互に関係づけられていること、
    を特徴とする請求項1に記載の誤り訂正エンコーダ。
  4. 前記第1のカテゴリーペイロードデータは、ペイロード内容の多重記述符号化(MDC)の第1の記述の一部であり、前記第2のカテゴリーペイロードデータは、前記ペイロード内容の前記多重記述符号化の第2の記述の一部であること、
    を特徴とする請求項1に記載の誤り訂正エンコーダ。
  5. 前記誤り訂正データ発生器は、層認識のある前方誤り訂正(LA−FEC)を実行するために設定されること、
    を特徴とする請求項1に記載の誤り訂正エンコーダ。
  6. 少なくとも前記第1のカテゴリーペイロードデータ、前記第1の誤り訂正データ、前記第2のカテゴリーペイロードデータ、および前記第2の誤り訂正データを多重化し、多重化データストリームを形成するためのマルチプレクサをさらに備えたこと、
    を特徴とする請求項1に記載の誤り訂正エンコーダ。
  7. デコーダ側へ前記第1のインターリーブ長および前記第2のインターリーブ長の少なくとも一方に関するインターリーブ長情報を送信するための信号伝送要素をさらに備えたこと、
    を特徴とする請求項1に記載の誤り訂正エンコーダ。
  8. 第2のカテゴリーペイロードデータおよび第2の誤り訂正データからなるインターリーブされたデータストリームをデインターリーブするためのデインターリーバと、
    前記デインターリーバからのデインターリーブされた形式における第1のカテゴリーペイロードデータ、第1の誤り訂正データ、前記第2のカテゴリーペイロードデータ、および前記第2の誤り訂正データを受信し、少なくとも前記第1の誤り訂正データを使用して前記第1のカテゴリーペイロードデータにおける可能なエラーを訂正し、かつ少なくとも前記第2の誤り訂正データを使用して前記第2のカテゴリーペイロードデータにおける可能なエラーを訂正するための誤り訂正器とを備え、
    前記第1のカテゴリーペイロードデータおよび前記第1の誤り訂正データのインターリーブに関する第1のインターリーブ長は、前記第2のカテゴリーペイロードデータおよび前記第2の誤り訂正データのインターリーブに関する第2のインターリーブ長と異な
    前記第1のカテゴリーペイロードデータは、基層に対応し、かつ、前記第2のカテゴリーペイロードデータは、スケーラブルビデオ符号化(SVC)またはマルチビュービデオ符号化(MVC)スキームの拡張層に対応し、かつ、
    前記誤り訂正器は、前記第1のカテゴリーペイロードデータにおける前記可能な単数のエラーまたは前記可能な複数のエラーを訂正するために前記第2の誤り訂正データを使用するように構成されており、エンコーダ側の誤り訂正符号化が前記第1のカテゴリーペイロードデータおよび前記第2のカテゴリーペイロードデータに基いて前記第2の誤り訂正データを決定し、かつ、前記第1のカテゴリーの特定のソースブロックの全てのシンボルが受信されたとき、ソースブロックに対応する前記第2のカテゴリーの全てのソースシンボルも受信されるように、前記第1のカテゴリーペイロードデータおよび前記第1の誤り訂正データは、遅延されること、
    を特徴とする誤り訂正デコーダ。
  9. 前記第1のカテゴリーペイロードデータが、前記第1のカテゴリーペイロードデータおよび前記第1の誤り訂正データからなるインターリーブされたデータストリームの比較的短い部分から再構成できるように、前記第1のインターリーブ長は、前記第2のインターリーブ長と異なり、かつ、前記第2のカテゴリーペイロードデータおよび前記第2の誤り訂正データは、前記第2のカテゴリーペイロードデータおよび前記第2の誤り訂正データからなる前記インターリーブされたデータストリームの比較的短い部分に影響を及ぼしているエラーに関して比較的強いように、前記第2のカテゴリーペイロードデータは、前記インターリーブされたデータストリームの比較的長い部分または前記第2のカテゴリーペイロードデータおよび前記第2の誤り訂正データからなるインターリーブされたデータストリームから再構成できること、
    を特徴とする請求項に記載の誤り訂正デコーダ。
  10. 前記第1のカテゴリーペイロードデータおよび前記第2のカテゴリーペイロードデータは、依存関係を介して相互に関係づけられること、
    を特徴とする請求項に記載の誤り訂正デコーダ。
  11. 前記第1のカテゴリーペイロードデータは、ペイロード内容の多重記述符号化(MDC)の第1の記述の一部であり、かつ、前記第2のカテゴリーペイロードデータは、前記ペイロード内容の前記多重記述符号化の第2の記述の一部であること、
    を特徴とする請求項に記載の誤り訂正デコーダ。
  12. 前記第1のカテゴリーペイロードデータは、オーディオデータからなり、かつ、前記第2のカテゴリーペイロードデータは、ビデオデータからなること、
    を特徴とする請求項に記載の誤り訂正デコーダ。
  13. 前記誤り訂正器は、層認識のある前方誤り訂正(LA−FEC)を実行するように構成されていること、
    を特徴とする請求項に記載の誤り訂正デコーダ。
  14. 前記第1のカテゴリーペイロードデータ、前記第1の誤り訂正データ、前記インターリーブされた第2のカテゴリーペイロードデータおよび第2の誤り訂正データからなる多重化データストリームをデマルチプレックスするためのデマルチプレクサ、をさらに備えたこと、
    を特徴とする請求項に記載の誤り訂正デコーダ。
  15. エンコーダ側からの前記第1のインターリーブ長および前記第2のインターリーブ長の少なくとも1つに関するインターリーブ長情報を受信するための信号伝送要素をさらに備えたこと、
    を特徴とする請求項に記載の誤り訂正デコーダ。
  16. 第1のカテゴリーに属するペイロードデータを受信すること、
    第2のカテゴリーに属するペイロードデータを受信すること、
    前記第1のカテゴリーペイロードデータのための第1の誤り訂正データを決定すること、
    前記第2のカテゴリーペイロードデータのための第2の誤り訂正データを決定すること、および、
    少なくとも前記第2の誤り訂正データおよび前記第2のカテゴリーペイロードデータを互いにインターリーブすることを含み、
    前記第1の誤り訂正データおよび前記第1のカテゴリーペイロードデータのインターリーブに関する第1のインターリーブ長は、前記第2の誤り訂正データおよび前記第2のカテゴリーペイロードデータのインターリーブに関する第2のインターリーブと異な
    前記第1のカテゴリーペイロードデータは、基層に対応し、前記第2のカテゴリーペイロードデータは、スケーラブルビデオ符号化(SVC)またはマルチビュービデオ符号化(MVC)スキームの拡張層に対応し、
    前記第1のカテゴリーペイロードデータのデコーダ側の誤り訂正が前記第1の誤り訂正データおよび前記第2の誤り訂正データを使用できるように、前記第1のカテゴリーペイロードデータおよび前記第2のカテゴリーペイロードデータに基いて前記第2の誤り訂正データが決定され、前記第1の誤り訂正データのみを使用することと比較し第1のカテゴリーペイロードデータのための誤り訂正パフォーマンスを高め、かつ、
    前記第1のカテゴリーの特定のソースブロックの全てのシンボルが受信されたときに、対応するソースブロックの前記第2のカテゴリーの全てのソースシンボルも受信されるように、前記第1のカテゴリーペイロードデータおよび前記第1の誤り訂正データは、遅延されること、
    を特徴とする誤り訂正符号化方法。
  17. 第2のカテゴリーペイロードデータおよび第2の誤り訂正データからなるインターリーブされたデータストリームを受信すること、
    前記インターリーブされたデータストリームをデインターリーブすること、
    第1のカテゴリーペイロードデータおよび第1の誤り訂正データを受信するかまたは獲得すること、
    少なくとも前記第1の誤り訂正データを使用して前記第1のカテゴリーペイロードデータにおける可能なエラーを訂正すること、および、
    少なくとも前記第2の誤り訂正データを使用して前記第2のカテゴリーペイロードデータにおける可能なエラーを訂正することを含み、
    前記第1のカテゴリーペイロードデータおよび前記第1の誤り訂正データのインターリーブに関する第1のインターリーブ長が、前記第2のカテゴリーペイロードデータおよび前記第2の誤り訂正データのインターリーブに関する第2のインターリーブ長と異な
    前記第1のカテゴリーペイロードデータは、基層に対応し、前記第2のカテゴリーペイロードデータは、スケーラブルビデオ符号化(SVC)またはマルチビュービデオ符号化(MVC)スキームの拡張層に対応し、かつ、
    前記第2の誤り訂正データは、前記第1のカテゴリーペイロードデータにおける前記可能な単数のエラーまたは前記可能な複数のエラーを訂正するために使用され、エンコーダ側の誤り訂正符号化は、前記第1のカテゴリーペイロードデータおよび前記第2のカテゴリーペイロードデータに基づく前記第2の誤り訂正データを決定し、かつ、前記第1のカテゴリーの特定のソースブロックの全てのシンボルが受信されたときに、対応するソースブロックの前記第2のカテゴリーの全てのソースシンボルも受信されるように、前記第1のカテゴリーペイロードデータおよび前記第1の誤り訂正データは、遅延されること、
    を特徴とする誤り訂正復号化方法。
  18. 請求項16または17に記載の方法をコンピュータ上で実行するとき、実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムをコンピュータ上に格納している計算機可読のディジタル記憶媒体。
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