JP5907759B2 - 磁気探傷装置 - Google Patents
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また、この磁気探傷装置は、磁気発生機構が、それぞれ一方の端部に磁極が形成される一対の並行ヨーク部と、当該一対の並行ヨーク部の他方の端部同士を連結する連結ヨーク部を有する磁性体からなるコ字形状のヨークを備える。更に、この一対の並行ヨーク部の夫々の基端側に固定されて、付勢機構からの付勢力を受ける板状圧着体を、板状圧着体を前記被検査対象に対して接近及び離間する方向に移動自在な状態で支持する支持機構(特許文献では支持体(20)に設けられた通孔(p)及び圧着体(4)から立設する挿通ボルト(25)等がそれに相当する。)を有する一対の支持体(特許文献では支持体(20)がそれに相当する。)が設けられていた。
かかる磁気探傷装置を利用して球状又は円柱状のタンクの溶接箇所を被検査対象として探傷を行う場合、直径が比較的大きい(例えば約25m)タンクでは、磁気探傷シートが被検査対象に良好に密着する。しかしながら、直径が比較的小さい(例えば約14m)タンクでは、磁気探傷シートの被検査対象に対する密着性が悪く、充分な密着性を得るためには非常に大きな押し付け力が必要となっていた。例えば、タンク内側の天井面を上向きで検査する場合には、検査員が装置の重さを支えた上で磁気探傷シートを天井面に密着させる必要があり、長時間の検査では検査員の疲労が甚大となり、更に密着性が不十分な場合には検査精度の低下も懸念される。
また、このような小さな直径のタンクを検査するにあたり、比較的曲率が大きい被検査対象に沿って板状圧着体を柔軟な素材で構成すると、当該板状圧着体が支持体により支持しきれずに傾いた状態で被検査対象に当接し、結果検査精度が低下することになる。
磁束密度に対応したパターンを形成する感磁体を封入したシート状又は袋状で柔軟な磁気探傷シートと、前記磁気探傷シートに対して圧力を作用させることにより前記磁気探傷シートを被検査対象に接触させる圧力付与手段と、磁気発生機構とを備え、前記被検査対象に前記磁気探傷シートを接触させた状態において前記磁気発生機構で発生させた磁気を前記被検査対象に作用させることにより前記被検査対象から漏洩する磁束を前記磁気探傷シートの感磁体で捉え、当該感磁体が作り出すパターンに基づいて前記被検査対象の探傷を行うように構成されている磁気探傷装置であって、
その第1特徴構成は、
前記圧力付与手段として、前記磁気発生機構の磁極が磁気により前記被検査対象に吸着する吸着力から付勢力を発生させる付勢機構を備え、透明な樹脂からなる板状圧着体と透明で変形自在な板状押圧部材とを介して前記磁気探傷シートを被検査対象に押圧する第1圧力付与手段を備え、
前記磁気発生機構が、それぞれ一方の端部に磁極が形成される一対の並行ヨーク部と、前記一対の並行ヨーク部の他方の端部同士を連結する連結ヨーク部を有する磁性体からなるコ字形状のヨークと、前記一対の並行ヨーク部の夫々の基端側に固定された一対の支持体とを備えると共に、前記一対の支持体の夫々に、前記付勢機構からの付勢力を受ける前記板状圧着体を前記被検査対象に対して接近及び離間する方向に移動自在な状態で支持する支持機構が配置され、
前記一対の支持体の夫々において、前記支持機構が、前記一対の磁極同士を結ぶ仮想直線に沿って複数並設されており、
前記板状圧着体が、可撓性を有する薄板で構成されている点にある。
従って、本発明により、比較的小さな押し付け力で磁気探傷シートを被検査対象の表面に良好に密着させて高い検査精度で探傷検査を行うことができる磁気探傷装置を実現することができる。
また、磁気探傷シートに封入される感磁体が磁粉に蛍光物質をコーティングして成ると共に、磁気探傷シートを紫外線で照明する紫外線発生機構を備える場合には、板状圧着体は、紫外線透過性の材料を使用することが望ましい。
尚、このように蛍光物質をコーティングした感磁体を利用することで、紫外線発生機構が照射する紫外線によって磁気探傷シート内の磁粉にコーティングした蛍光物質を発光させることができ、夜間や照明が存在しない室内でも磁気探傷シートの感磁体が作り出すパターンを観察できる。
前記一対の支持体の夫々において、前記複数並設された支持機構が、前記仮想直線を挟んで線対称となる夫々の位置に設けられている点にある。
前記支持機構が、前記支持体に穿設されたガイド孔と、前記ガイド孔に摺動自在に挿入され、且つ前記板状圧着体に固定されたガイド軸とを有し、
前記付勢機構が、前記ガイド軸が内部に挿入された状態で、前記支持体と前記板状圧着体との間に介装された圧縮コイルバネからなる点にある。
前記第1圧力付与手段に対して、
前記磁気発生機構の前記一対の磁極を結ぶ前記仮想直線の方向に並行に配設され、前記板状圧着体の非磁気発生機構側端に設けられる第2圧力付与手段を備えた点にある。
板状押圧部材及び磁気探傷シートを被検査対象の表面に押し付け、磁気探傷シートの被検査対象の表面への密着性を高めた状態で、磁気探傷を行うことができる。
前記第1圧力付与手段を構成する前記磁気発生機構の前記連結ヨーク部が、操作者が把持可能な中間把持部として構成され、
前記第2圧力付与手段が、前記仮想直線に沿う方向における前記板状圧着体の両端部を連結すると共に、前記板状圧着体上の空間に設けられる把持部を備えた点にある。
図1〜図5に示すように、本発明に係る磁気探傷装置100は、磁束密度に対応したパターンを形成する感磁体としての磁粉38(図8参照)を封入したシート状又は袋状で柔軟な磁気探傷シートDと、磁気探傷シートDに対して圧力を作用させることにより磁気探傷シートDを被検査対象1に接触させる圧力付与手段Pと、磁気発生機構Aとを備え、被検査対象1に磁気探傷シートDを接触させた状態において磁気発生機構Aで発生させた磁気を被検査対象1に作用させることにより被検査対象1から漏洩する磁束(磁束の乱れ)を磁気探傷シートDの磁粉38で捉え、当該磁粉38が作り出すパターンに基づいて被検査対象1の探傷を行うように構成されている。
第1圧力付与手段P1は、磁気発生機構Aにより発生する磁気による吸着力を利用して、磁気探傷シートDを被検査対象1に押圧する。一方、第2圧力付与手段P2は、操作者が押圧することにより、同じく磁気探傷シートDを被検査対象1に押圧する。
尚、以下では、例えば、図1に示すように、磁気探傷装置100の奥行方向をX方向とし、横方向をY方向とし、高さ方向をZ方向として説明する場合がある。
磁気発生機構Aは、ハンドマグナ(被検査対象の磁化装置)を応用したものであり、図1〜図4に示すように、このハンドマグナに、板状圧着体4、板状押圧部材Cを支持すると共に、被検査対象1側に付勢する付勢機構B1を設けている。
板状圧着体4は、図1〜図5に示すように、透明なアクリル樹脂からなる板状の部材であり(図3及び図4参照)、上面視で概略T字形状に構成され(図5参照)、上面視でX方向(仮想直線L1に直交する方向)における一端側に第1圧力付与手段P1(磁気発生機構Aを含む)が配設され、他端側には第2圧力付与手段P2がそれぞれ並列に配設される。板状圧着体4と第1圧力付与手段P1及び第2圧力付与手段P2との詳細関係は後述する。
また、この板状圧着体4は、比較的曲率が大きい被検査対象1の表面に沿って撓る状態で磁気探傷シートDに対して均等に圧力を作用させるために、可撓性を有する程度の厚み(例えば3mm)を備えた薄板で構成されている。尚、板状圧着体4の厚みが大きすぎると、撓みが不十分となって磁気探傷シートDに対して均等に圧力を作用させることができずに検査精度が悪化することが懸念される。一方、尚、板状圧着体4の厚みが小さすぎると、比較的曲率が大きい被検査対象1の表面に押し付けた際に割れが発生することが懸念される。
第1圧力付与手段P1は、上記磁気発生機構Aと、磁気発生機構Aの一対の磁極3が発生させる磁気により磁極3を被検査対象1に吸着させる吸着力によって付勢力を発生させる付勢機構B1とを備え、X方向における板状圧着体4の一端側に配設されている。
具体的には、磁気発生機構Aの一対の並行ヨーク部2bの夫々の他方の端部(Z方向において被検査対象1から離間した側の端部)に、一方の端部側(Z方向において磁極3側)から透明なアクリル樹脂製の一対の支持体20が、当該支持体20に形成された挿通孔20aに挿通状態で配置されている。この一対の支持体20の夫々は、連結ヨーク部2cの上部と支持体20の上面とに亘って覆設される金属製のブラケット21と、当該ブラケット21を固定連結する係合機構22とにより、磁気発生機構Aの並行ヨーク部2bの基端側に係合固定されている。また、この一対の支持体20の夫々は、付勢機構B1からの付勢力を受ける板状圧着体4を被検査対象1に対して接近及び離間する方向に移動自在な状態で支持する支持機構B2を有する。
この支持体20の下面に対して付勢機構B1及び支持機構B2を介して一対の並行ヨーク部2bの一端側(Z方向において被検査対象1に接触する磁極側)に透明なアクリル樹脂製の板状圧着体4が配置され、この板状圧着体4の下面側に透明で柔軟に変形する板状押圧部材Cと、磁気探傷シートDとが重ね合わせ状態で支持されている。尚、支持体20は金属で形成することも可能であるが、金属を用いた場合には、磁気発生機構Aで発生する交流磁界の作用により金属内に誘導電流が発生して発熱することもあり、本実施形態では、この発熱を回避し、しかも、軽量化と視認性を向上させるために透明なアクリル樹脂を使用している。
また、当該並行ヨーク部2bの磁極3は、板状圧着体4に貫通形成された貫通口4aに挿通され、図3に示すように非使用状態では、一対の磁極3同士を結ぶ仮想直線L1と、磁気探傷シートDの底面との間のZ方向における間隔が所定の距離Sとなるように設定されている。
尚、この付勢機構B1では圧縮コイルバネ26に限らず、弾性的に変形することにより付勢力を得るゴム、あるいは、ガス圧を利用するガススプリングも使用できる。
即ち、一の支持体20においては、一の並行ヨーク部2bの周囲4箇所に支持機構B2が配置されていることになり、装置全体では8箇所に支持機構B2が配置されていることになる。
この構成により、一対の支持体20の夫々における複数の支持機構B2よる板状圧着体4の支持部位は、当該板状圧着体4の移動方向と直交する面に対して略平行な姿勢が維持され、板状圧着体4が被検査対象1の表面に対して傾くこと無く移動可能となる。
更に、第1圧力付与手段P1の磁気発生機構Aは、上述のように、概略コ字形状のヨーク2aを備えた本体部2を備えるため、当該ヨーク2aの連結ヨーク部2cを、操作者が把持可能な中間把持部(図示せず)として構成されている。
第2圧力付与手段P2は、図1〜図5に示すように、X方向における板状圧着体4の他端側に配設される機構であり、当該板状圧着体4の他端側においてY方向の両側端部から被検査対象1に対して反対側(図1のZ方向のうち上方向)に立設される一対の概略三角形状の支持側板45と、これら一対の支持側板45間に亘って架け渡される把持部46とを備えている。従って、この第2圧力付与手段P2の把持部46は、板状圧着体4の他端側におけるY方向の両側端部を連結すると共に、板状圧着体4上の空間に配設されており、操作者が把持可能な把持部として構成されている。
板状押圧部材Cは、柔軟で透明な樹脂フィルムとして0.1〜0.5mm程度のフィルム厚のポリエチレンフィルムやポリビニルフィルムを袋状に成型したバッグ30に対して、ポリビニルアルコールと硼砂とを混合して成る透明なゲル状(スライム状)物質31(水でも良い)、又は、例えば、ポリエチレンとスチレンを共重合させた網状物質を油でゲル化したものを封入したもの、あるいは、バッグ30を使用せずに前記ゲル化したものを直接貼り付けたものであり、全体として透明で柔軟に変形し得るよう構成され、磁気探傷シートDが変形した状態にあっても、板状圧着体4から作用する圧力を均一な圧力で磁気探傷シートDに作用させるよう機能する。図3〜図5に示す例では、板状押圧部材Cは、Z方向において板状圧着体4の下方位置に配設され、X方向において第1圧力付与手段P1の位置から第2圧力付与手段P2の位置まで延設されている。
磁気探傷シートDは、図8及び図9に示すように、柔軟で透明な樹脂フィルムで成る上面側の表面材35と、柔軟な樹脂フィルムで成る下面側の裏面材36とを重ね合わせ、夫々の素材同士の間に繊維をメッシュ状に配置して成るスペーサ37を介在させることで20〜30μm程度の隙間dと成る空間を形成した柔軟なシート状に成形しており、この空間に対して0.1μm程度以上の磁性体で、当該隙間dの値(20〜30μm程度)より充分に小さい粒径となる粒子状の磁粉38(感磁体の一例)と、分散媒として水や灯油等の流動物質f(気体であっても良い)とを封入し、表面材35と裏面材36との外周部を熱溶着の技術や接着剤を用いて接合した密封構造を有している。
圧力検出手段Seは、図5に示すように、Z方向における板状圧着体4と磁気探傷シートDとの間(図示する例では、板状圧着体4の下側で板状押圧部材Cとの間)で、上面視で感磁体移動ゾーンD2周りの複数箇所に配設され、第1圧力付与手段P1,第2圧力付与手段P2より圧力を作用させて磁気探傷シートDを被検査対象1に接触させた状態において、被検査対象1側から板状圧着体4が受ける圧力を検出することが可能に構成されている。
この圧力検出手段Seは、圧電素子等の感圧素子とこの感圧素子が感圧する状態で発生する電力により発光する発光素子とを備えて構成されており、一定値以上の圧力が圧力検出手段Seの位置で発生している状態で発光するように構成されている。図5には、感磁体移動ゾーンD2の四辺端位置に圧力検出手段Seを配置していることにより、この感磁体移動ゾーンD2周りで均等に所定の押圧状態を実現できている状態で、圧力検出手段Seが均等に光り、良好な押圧状態が実現できていることが確認できるように構成されている。
本発明の磁気探傷装置100では、更に、図1〜図7に示すように、板状圧着体4に、一対の永久磁石50,50として一対の第1永久磁石50A,50A及び一対の第2永久磁石50B,50B(一対の永久磁石が二組で、合計4つの永久磁石)が配設されている。
この磁気探傷装置100では、被検査対象1として、石油等を貯留するタンクの溶接箇所、あるいは、橋梁等を構成する鋼板の溶接箇所を想定しており、これらの部位の探傷を行う場合には以下のように作業が行われる。例えば、溶接箇所の余盛り部分1Aの部位の探傷を行う場合には、図3に示すように、余盛り部分1Aの部位を跨ぐ位置に一対の磁極3を配置し、かつ、探傷を行うべき部位を覆う位置に磁気探傷シートDを配置した状態で、電源スイッチ8を操作することにより、電源部6からの電流がコイル5に供給されることになり、このコイル5が磁気を発生させて一対の磁極3が被検査対象1に吸着する。
そして、押圧力のかかり具合は、先に説明した圧力検出手段Seの発光状態により確認することができる。
更に、検査対象1の曲率が比較的大きい場合でも、本磁気探傷装置100では、板状圧着体4が当該被検査対1象の表面に沿って撓るような可撓性を有する薄板で構成されながら、その板状圧着体4を支持する支持機構B2が、夫々の支持体20において、仮想直線L1に沿って複数並設され、且つ、同仮想直線L2を挟んで線対称となる夫々の位置に設けられていることで、板状圧着体4の検査対象1に対する密着性が大幅に改善されることになる。
最後に、本発明のその他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施の形態では、一対の支持体20の夫々において、支持機構B2を一対の磁極同士を結ぶ仮想直線L1に沿って2箇所に並設したが、別に、仮想直線L1に沿って3箇所以上に並設しても構わない。また、一対の支持体20の夫々において、支持機構B2を、仮想直線L1を挟んで線対称となる夫々の位置に配置したが、別に、仮想直線L1に対して一方側のみに配置しても構わない。
2 :本体部(磁気発生機構)
2a :ヨーク
2b :並行ヨーク部
2c :連結ヨーク部
3 :磁極
4 :板状圧着体
20 :支持体
20b :ガイド孔
25 :挿通ボルト(ガイド軸)
26 :圧縮コイルバネ
38 :磁粉(感磁体)
46 :把持部
100 :磁気探傷装置
A :磁気発生機構
B1 :付勢機構
B2 :支持機構
C :板状押圧部材
D :磁気探傷シート
L1 :仮想直線
P :圧力付与手段
P1 :第1圧力付与手段
P2 :第2圧力付与手段
Claims (5)
- 磁束密度に対応したパターンを形成する感磁体を封入したシート状又は袋状で柔軟な磁気探傷シートと、前記磁気探傷シートに対して圧力を作用させることにより前記磁気探傷シートを被検査対象に接触させる圧力付与手段と、磁気発生機構とを備え、前記被検査対象に前記磁気探傷シートを接触させた状態において前記磁気発生機構で発生させた磁気を前記被検査対象に作用させることにより前記被検査対象から漏洩する磁束を前記磁気探傷シートの感磁体で捉え、当該感磁体が作り出すパターンに基づいて前記被検査対象の探傷を行うように構成されている磁気探傷装置であって、
前記圧力付与手段として、前記磁気発生機構の磁極が磁気により前記被検査対象に吸着する吸着力から付勢力を発生させる付勢機構を備え、透明な樹脂からなる板状圧着体と透明で変形自在な板状押圧部材とを介して前記磁気探傷シートを被検査対象に押圧する第1圧力付与手段を備え、
前記磁気発生機構が、それぞれ一方の端部に磁極が形成される一対の並行ヨーク部と、前記一対の並行ヨーク部の他方の端部同士を連結する連結ヨーク部を有する磁性体からなるコ字形状のヨークと、前記一対の並行ヨーク部の夫々の基端側に固定された一対の支持体とを備えると共に、前記一対の支持体の夫々に、前記付勢機構からの付勢力を受ける前記板状圧着体を前記被検査対象に対して接近及び離間する方向に移動自在な状態で支持する支持機構が配置され、
前記一対の支持体の夫々において、前記支持機構が、前記一対の磁極同士を結ぶ仮想直線に沿って複数並設されており、
前記板状圧着体が、可撓性を有する薄板で構成されている磁気探傷装置。 - 前記一対の支持体の夫々において、前記複数並設された支持機構が、前記仮想直線を挟んで線対称となる夫々の位置に設けられている請求項1に記載の磁気探傷装置。
- 前記支持機構が、前記支持体に穿設されたガイド孔と、前記ガイド孔に摺動自在に挿入され、且つ前記板状圧着体に固定されたガイド軸とを有し、
前記付勢機構が、前記ガイド軸が内部に挿入された状態で、前記支持体と前記板状圧着体との間に介装された圧縮コイルバネからなる請求項1又は2に記載の磁気探傷装置。 - 前記第1圧力付与手段に対して、
前記磁気発生機構の前記一対の磁極を結ぶ前記仮想直線の方向に並行に配設され、前記板状圧着体の非磁気発生機構側端に設けられる第2圧力付与手段を備えた請求項1〜3の何れか1項に記載の磁気探傷装置。 - 前記第1圧力付与手段を構成する前記磁気発生機構の前記連結ヨーク部が、操作者が把持可能な中間把持部として構成され、
前記第2圧力付与手段が、前記仮想直線に沿う方向における前記板状圧着体の両端部を連結すると共に、前記板状圧着体上の空間に設けられる把持部を備えた請求項4に記載の磁気探傷装置。
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