JP5907714B2 - スクリュー式回転体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば粉状の家畜の飼料やスラリー状のセメント等の材料の搬送装置、スラリー状の食品材料の攪拌装置、水力発電用の水車式発電装置、地中掘削用のボーリング装置等に好適に使用可能なスクリュー式回転体の製造方法に関する。
例えば搬送装置や、攪拌装置、水車式発電装置、ボーリング装置等に使用するスクリュー式回転体として、切削加工によるスクリュー式回転体や中心軸の軸線方向の長さの短い羽根部を複数枚中心軸に溶接して取り付けたスクリュー式回転体が一般に知られている(図9及び図10参照)。しかしながら、切削加工によるスクリュー式回転体は、切削加工に非常に多くの時間がかかると共に、切削して出た余分な材料を無駄にするので製造コストが嵩む。一方、中心軸の軸線方向の長さが短い羽根部を複数個中心軸に溶接して取り付けるスクリュー式回転体は、多数の羽根部を中心軸に溶接して取り付けると共に、隣接する羽根部同士をすべて溶接する必要がある。そのため、この溶接作業に非常に手間がかかる。
この点について、より詳細に説明する。図9は、従来のスクリュー式回転体の羽根部の製造工程を示す説明図である。また、図10は、従来のスクリュー式回転体を示す分解斜視図である。この従来のスクリュー式回転体901は、シャフト910と複数の羽根部920から形成されている。そして、羽根部920は、板金921を加工して羽根原板922とし、この羽根原板922を引っ張り加工して作られる。より具体的には、所定の厚みを有する細長の長方形の板金921をレーザ加工により外形がほぼ円形状でその内側にシャフト910とほぼ同程度の大きさの孔を有し、円周方向の1箇所に切断部を有した幅広円環状の羽根原板922となるように加工する(図9(a)参照)。次に、図9(b)に示す側面視板状の羽根原板922を引っ張り加工機に取り付け、切断部の両端をシャフト910の軸線方向に関して互いに反対方向に引っ張って端部が軸線方向にずれたねじり板状の羽根部920を形成するように加工する(図9(c))。そして、図10に示すように、このように加工された多数の羽根部920をシャフト910に一つずつ溶接して取り付ける。係るスクリュー式回転体901は、その強度と剛性を保つために多数の羽根部920をシャフト910に溶接すると共に、隣接する羽根部同士を全て溶接する必要があり、非常に手間となる。
また、帯板状の鋼材を圧延して螺旋状に加工することでできた細長い平板帯状のスクリュー板を螺旋状にねじってシャフトに取り付ける構成も考えられる。このような構成では、上述した従来技術のように多数の羽根部をシャフトに個々に取り付ける手間がかからない。しかしながら、無理やり圧延された平板帯状のスクリューは、スクリュー幅方向端部の板厚が全体に亘って薄くなってしまうため、使用用途が限定されたり使用寿命が短くなったりする。本発明者は、このような加工方法によると、スクリュー幅方向端部の板厚がねじり加工前に3.2mmあったのに対し、ねじり加工後に1.5mmとかなり薄くなった事例を確認した。
そこで、上述した課題を解決したスクリュー式回転体が知られている(特許文献1参照)。このスクリュー式回転体の構成は、帯板状の鋼材を圧延して螺旋状に加工した帯状スクリューと中心軸を有し、平板帯状のスクリュー原板を圧延する際にスクリューの幅方向端部に対応する部分の板厚を他の部分と同じ厚さにする加工を施すようになっている。
特開平11−169992号公報
上述の特許文献1に記載されたスクリュー式回転体は、上述したように平板帯状のスクリュー原板を圧延する際にスクリューの幅方向端部に対応する部分の板厚を他の部分と同じ厚さにする加工を施すことで、圧延後において平板帯状のスクリューの幅方向端部における板厚が薄くならないようにしている。
しかしながら、平板帯状スクリューは塑性変形を伴って無理やり圧延されているため、スクリュー式回転体の強度低下を招く虞がある。また、無理やり圧延された帯状スクリューは、その材質によって母材破壊を起こす虞がある。また、帯状スクリューは、その材料に制約を受けてしまう問題も生じている。そのため、特許文献1に記載のスクリュー式回転体は、使用用途が限定されたり使用寿命が短くなったりする問題が生じている。
また、帯板状の鋼材を無理やり圧延して上述したように幅方向端部における板厚が薄くならないように螺旋状に加工するには、非常に大掛かりで特別な設備を必要とする。これに加えて、様々な種類の平板帯状スクリューを備えたスクリュー式回転体を製造するにあたって、寸法形状の異なる平板帯状スクリューの加工ごとにこれに対応した加工設備を準備しなければならない。そのため、様々な種類の平板帯状スクリューを備えたスクリュー式回転体を製造しようとすると、設備費が嵩みコスト低減が図れないという問題が生じている。
本発明の目的は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、兼価でかつ強度を有する様々な寸法形状のスクリュー式回転体の製造方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の請求項1に係るスクリュー式回転体の製造方法は、
シャフトと、前記シャフトに固定され当該シャフトの周りに螺旋状に巻かれたスクリュー板とからなるスクリュー式回転体の製造方法であって、
前記スクリュー板は、前記シャフトの外径より大きい径の円弧をなす内側側縁部と、前記内側側縁部に対して一定の幅をもって円弧状に延在する外側側縁を有する細長の円弧状の塑性変形可能な板体からなり、前記外側側縁に複数の折返し部を所定間隔で形成する共に、前記内側側縁にも複数の折返し部を所定間隔で形成し、前記内側側縁の折返し部と、前記スクリュー板の長手方向一方向に向かって当該内側側縁の折返し部に最も近い前記外側側縁の折返し部とを結ぶ第1の折り曲げ線と、前記外側側縁の折返し部と、前記スクリュー板の長手方向一方向に向かって当該外側側縁の折返し部に最も近い前記内側側縁の折返し部等を結ぶ第2の折り曲げ線とすることで、前記第1の折り曲げ線と第2の折り曲げ線とで前記スクリュー板にジグザグ状の折り曲げ線を形成し、前記第1の折り曲げ線を山折りすると共に、前記第2の折り曲げ線を谷折りするか、又は前記第1の折り曲げ線を谷折りすると共に、前記第2の折り曲げ線を山折りすることにより形成される螺旋状のスクリュー板を用意し
前記スクリュー板を前記シャフトに差し込んで当該シャフトの外周の所定位置において前記スクリュー板を固定することで前記スクリュー式回転体を製造するスクリュー式回転体を製造することを特徴としている。
本発明の請求項1に係るスクリュー式回転体の製造方法によると、切削によりスクリュー式回転体を製造する場合のように多大な加工時間を要したり材料を無駄にしたりすることがないので、加工時間の短縮や材料コストの低減を図ることができる。また、スクリュー板の幅方向端部の板厚が薄くならず、スクリュー式回転体の強度が低下しない。そのため、スクリュー式回転体を長期間使用してもスクリュー板の幅方向端部に亀裂が入ったり破壊したりする虞もない。その結果、本発明に係るスクリュー式回転体の場合、使用用途が限定されたり使用寿命が短くなったりしない。また、特許文献1に記載のスクリュー式回転体のように、加工後にスクリュー板の幅方向端部が一定の厚みを有するように特殊な設備を用いて無理やり圧延する必要がない。その結果、特別に大掛かりな設備を必要としないため、様々な種類の平板帯状スクリューを備えたスクリュー式回転体を低コストで製造できる。
また、図9及び図10に示すような従来のスクリュー式回転体のように小さい羽根部を中心軸に多数溶接すると共に隣接する多数の羽根部同士を互いに溶接するという煩雑な溶接作業を必要としない。
本発明によると、兼価でかつ強度を有する様々な寸法形状のスクリュー式回転体の製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るスクリュー式回転体の製造方法に関するスクリュー式回転体の一部を示す概略斜視図である。 図1に示したスクリュー式回転体のスクリュー板を螺旋状に加工する前の状態、即ちスクリュー原板を示す平面図(図2(a),(b))及び加工後の一部断面図(図2(c))である。 図1に示したスクリュー式回転体のスクリュー板の製造工程を示す斜視図である。 図1に示したスクリュー式回転体のスクリュー板を示す斜視図である。 図1に示したスクリュー式回転体の製造工程を示す分解斜視図である。 本発明の変形例に係るスクリュー式回転体を螺旋状に加工する前の状態、即ちスクリュー原板を示す平面図(図6(a),(b))及び加工後の一部断面図(図6(c))である。 本発明の使用態様を説明する概略図である。 本発明の更なる使用態様を説明する概略図である 従来のスクリュー式回転体の羽根板の製造工程を示す説明図である。 従来のスクリュー式回転体の製造工程を示す分解斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係るスクリュー式回転体の製造方法(以下、適宜略して「スクリュー式回転体」とする)を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るスクリュー式回転体の一部を示す概略斜視図である。また、図2は、図1に示したスクリュー式回転体のスクリュー板を螺旋状に加工する前の状態、即ちスクリュー原板22を示す平面図(図2(a),(b))及び加工後の一部断面図(図2(c))である。なお、このスクリュー式回転体の適用対象については、本実施形態の説明をした後に例示的に説明する。
本発明の一実施形態に係るスクリュー式回転体1は、シャフト10と、シャフト10に固定されシャフト10の周りに螺旋状に巻かれた2枚のスクリュー板20とから構成されている。シャフト10と各スクリュー板20とは、互いに所定箇所(図中の溶接箇所W参照)において溶接を介して結合している。なお、2枚のスクリュー板20は、シャフト10の長手方向同一の位置においてシャフト軸線に対して互いに180度ずれた状態でシャフト10に取り付けられている。
シャフト10は、本実施形態ではSUSなどのステンレス鋼の細長い円筒部材からなる。スクリュー板20は、SUSなどのステンレス鋼板21からなり、シャフト10の外径より大きい径の円弧をなす内側側縁部23bと、内側側縁部23bに対して一定の幅をもって円弧状に延在する外側側縁部23aを有する細長の円弧状の塑性変形可能なスクリュー原板(図2(a)及び(b)参照)を折り曲げて形成されている。
スクリュー原板22は、その外側側縁部23aに複数の折返し部24を所定間隔隔てて有する共に、その内側側縁部23bにも複数の内側折返し部24bを所定間隔隔てて有している。なお、外側側縁部23aは円弧状をなし、内側側縁部23bも円弧状をなしている。そして、共に円弧状をなす外側側縁部23aと内側側縁部23bとは、同一の中心点を有している。即ち、両者が同芯の円弧状の縁部となることで、スクリュー原板22の幅方向の長さは、円周方向において常に一定となっている。また、外側折返し部24aは、図2に示すようにスクリュー原板22の円弧状をなす外側側縁部23aにおいて所定間隔隔てて形成されている。この間隔は、外側側縁部23aをなす円弧の中心点から各外側折返し部24aに仮想直線を放射状に引いた場合に、隣接する仮想直線間のなす角度θが同一となる間隔である。そして、内側折返し部24bは、内側側縁部23bと前記仮想直線となす角度が1/2θとなる仮想直線との交点となっている。
そして、スクリュー板20は、その内側側縁部23bの内側折返し部24bと、スクリュー板20の長手方向一方向に向かってこの内側側縁部23bの内側折返し部24bに最も近い外側側縁部23aの外側折返し部24aとを結ぶ第1の折り曲げ線25a(図2(b)における実線の折り曲げ線参照)を有している。また、スクリュー板20は、外側側縁部23aの外側折返し部24aと、スクリュー板20の長手方向一方向に向かって外側側縁部23aの折返し部24に最も近い内側側縁部23bの折返し部24とを結ぶ第2の折り曲げ線25b(図2(b)における点線の折り曲げ線参照)を有している。これによって、第1の折り曲げ線25aと第2の折り曲げ線25bに対応する2つの外側折返し部間を円弧の代わりに直線とみなすと、第1の折り曲げ線25aと第2の折り曲げ線25bを長さの等しい斜辺とし、これに対応する2つの外側折返し部24aを結ぶ直線を底辺とする二等辺三角形とみなすことができる。そして、第1の折り曲げ線25aと第2の折り曲げ線25bとでスクリュー板20にジグザグ状の加工用折り曲げ線25を形成している。
本実施形態におけるスクリュー板20は、図2(c)に示すように、第1の折り曲げ線25aを所定角度で山折りすると共に、第2の折り曲げ線25bを所定角度で谷折りして螺旋状に折り曲げられている。この所定角度とは、スクリュー原板22を折り曲げた後の螺旋状をなすスクリュー板20の内径がシャフト10の外形とほぼ等しくなる角度である。なお、第1の折り曲げ線25aを山折りすると共に、第2の折り曲げ線25bを谷折りする代わりに、第1の折り曲げ線25aを谷折りすると共に、第2の折り曲げ線25bを山折りして螺旋状に折り曲げても良い。
次に、本実施形態に係るスクリュー式回転体1を製造する方法を説明する。図2(a),(b)は、図1に示したスクリュー式回転体1のスクリュー板20を螺旋状に加工する前の状態、即ちスクリュー原板22を示す平面図である。また、図3は、図1に示したスクリュー式回転体1のスクリュー板20の製造工程を示す斜視図である。また、図4は、図1に示したスクリュー式回転体1のスクリュー板20を示す斜視図である。なお、この製造方法を説明するにあたって、実際に製造したスクリュー式回転体1の実寸法を例示的に記載しながら説明する。なお、この寸法はあくまで例示的なもので、本発明の範囲を限定するものではないことは言うまでもない。
最初に、螺旋状をなすスクリュー板20の折り曲げ前の状態、即ちスクリュー原板22を製造する。この製造にあたって、図2(a)に示すように、矩形形状をなし所定の厚みを有するステンレス鋼板21を1枚用意し、レーザ加工機に取り付ける。本実施形態の場合は、縦594.00mm、横917.64mmのステンレス鋼板21を1枚用意する。
次に、外側側縁部23aがφ494mmの円弧で内側側縁部23bが外形の円弧と同芯円状でφ374mmの円弧を有し、周方向に約30度程度開口した110mmの幅を有するC字型のスクリュー原板22をレーザ加工で製造する。この際、図2(a)に示すようにスクリュー原板同士の一方の端部及びこの端部から一定の領域が相手側のスクリュー原板22で囲まれた領域に入り込むようにした状態でレーザ加工すると、使用するステンレス鋼板21の大きさが小さくて済み、歩留まりが向上し、スクリュー原板22のコスト低減を図ることができる。
続いて、このようにしてレーザ加工した各スクリュー原板22を折り曲げ加工機(ベンダーマシン)に取り付ける。この際、予め上述した実施形態のように交互に形成される第1の折り曲げ線25aと第2の折り曲げ線25b、これらの折り曲げ線間を繋ぐ折返し部24を決めておく。なお、図2(b)においては、外側側縁部23aの周方向における外縁折り曲げ部のピッチは50mmとし、これら外縁折返し部24aから円弧状をなす外側側縁部23aの中点まで仮想延長線を伸ばし、仮想延長線と円弧状をなす内側側縁部23bとの交点であって隣接する交点間の内側側縁部23bの中心点を内側折返し部24bとしている。
次いで、上述の折り曲げ加工機を用いて第1の折り曲げ線25aと第2の折り曲げ線25bをスクリュー原板22の一方の端部から山折り、谷折りの折り曲げ加工を連続的に行っていく。なお、第1の折り曲げ線25aと第2の折り曲げ線25bの山折り、谷折りに関する折り度合(折り角度)は、スクリュー原板22の第1の折り曲げ線25aと第2の折り曲げ線25bを全て折り曲げて螺旋状のスクリュー板20としたときに、スクリュー板20の内側側縁部23bが形成する円柱状空間の内径がシャフト10の外径とほぼ一致する程度の折り度合(折り角度)とする。これによって、図3に示すようにスクリュー原板22はその曲げ始め端部の高さを徐々に高めしながら螺旋状に起立していく。そして、他方の端部までこの折り曲げ加工を行うことで、螺旋状に立ち上がったスクリュー板20を完成させる。このような折り曲げ加工により、螺旋状のスクリュー板20が形成されることは、以下の説明から理解することが可能である。例えば、細長い長方形の板状に短辺と平行に所定間隔で谷折り線と山折り線を引いていき、それを谷折りと山折りしていくと階段状に形成される。一方、同様の細長い長方形の板の両長辺に所定間隔で折り曲げ部を形成し、その折り曲げ部を幅方向交互に繋ぐことでジグザグ状の折り曲げ線25を形成し、その折り曲げ線25を順次交互に山折り谷折りしていくことによって、細長板状の幅方向を中心として長手方向に延在する中心軸とする円柱状に板体が起立していく。このような原理から本実施形態に係るスクリュー原板22を上述のように折り曲げることによって、螺旋状をなすスクリュー板20となることが理解できる。
続いて、スクリュー板20をシャフト10に取り付けて両者を溶接する工程について説明する。上述した実施形態においては、2組のスクリュー板20がシャフト10の軸線周りに互いに180度ずれた状態で取り付けられている。このように取り付けるにあたってシャフト10に一方のスクリュー板20を差し込んだ後、他方のスクリュー板20を一方のスクリュー板20の端部からねじ込むように回転させながらシャフト10に差し込んでいく。これによって、2枚のスクリュー板20をシャフト長手方向同位置においてシャフト10の軸線周りに互いに180度ずれた状態で仮取り付けする。次いで、この状態を適当な治具によって保ったまま、各スクリュー板20をシャフト10に溶接する。
図5は、図1に示したスクリュー式回転体1の製造工程を示した分解斜視図である。図5では、シャフト10の一方の端部から2枚のスクリュー板20を嵌挿すると共に、シャフト10の他方の端部からも2枚のスクリュー板20を嵌挿している。そして、各スクリュー板20をシャフト10に溶接して固定する。この際、シャフト10の一方から嵌挿した2枚のスクリュー板20とシャフト10の他方から嵌挿した2枚のスクリュー板20を、それぞれシャフト軸線周りに対応するスクリュー板毎に溶接して、スクリュー板全体の剛性をより高めても良い。
なお、この溶接の箇所及び個数については、スクリュー式回転体1の使用態様に応じて決定する。具体的には、例えば粘度のかなり高い半流動体を速く流す際などスクリュー板20に過大な力が作用する場合は溶接個所を増やし、水などの粘度の低い流動体をゆっくり流す際などスクリュー板20にさほど力が作用しない場合は溶接箇所Wを減らせば良い。
上述の製造方法によって製造されたスクリュー式回転体1は、シャフト径φS=50.8mm、スクリュー板20の外径φA=270.8mm、隣接するスクリュー板20のピッチP=230mm、スクリュー板20の長さL=900mmとなった。
続いて、上述したスクリュー式回転体1の作用について説明する。本実施形態に係るスクリュー式回転体1によると、切削によりスクリュー式回転体を製造する場合のように多大な加工時間を要したり材料を無駄にしたりすることがないので、加工時間の短縮や材料コストの低減を図ることができる。また、スクリュー板の幅方向端部の板厚が薄くならず、スクリュー式回転体1の強度が低下しない。そのため、スクリュー式回転体1を長期間使用してもスクリュー板20の幅方向端部に亀裂が入ったり破壊したりする虞もない。その結果、本実施形態に係るスクリュー式回転体1の場合、使用用途が限定されたり使用寿命が短くなったりしない。また、特許文献1に記載のスクリュー式回転体のように、加工後にスクリュー板の幅方向端部が一定の厚みを有するように特殊な設備を用いて無理やり圧延する必要がない。その結果、特別に大掛かりな設備を必要としないため、様々な種類の平板帯状スクリューを備えたスクリュー式回転体を低コストで製造できる。
また、図9及び図10に示すような従来のスクリュー式回転体901のように小さい羽根部を中心軸に多数溶接すると共に、隣接する羽根部同士を溶接するという面倒な作業も発生しない。
続いて、上述した材料輸送ユニットの具体的な使用態様について説明する。第1の使用態様として、粉状の家畜の飼料やスラリー状のセメント等の材料の搬送する際に使用する材料輸送ユニット100としての使用態様を説明する。この材料輸送ユニット100は、図7(a)に示すように、本発明におけるスクリュー式回転体101の周囲に円筒状のハウジング110を備えると共に、この円筒状のハウジング110と同芯となるようにスクリュー式回転体101を支持する支持体を備えている。また、スクリュー式回転体101のシャフトの一方の端部には、減速機120を介してモータ130が取り付けられ、モータ130に電力を供給することによって、スクリュー式回転体101がハウジング内において所定回転数で回転するようになっている。そして、ハウジング110の両端にはそれぞれ開口部が設けられている。各開口部は、被搬送物である家畜の飼料の入口ポート140と出口ポート150としての役目を果たし、モータ130を駆動してこのモータ130の回転数を減速機120で所定の回転数に減速し、ハウジング内のスクリュー式回転体101を回転させる。これによって、一方の開口部である入口ポート140から例えば家畜の飼料を導入して他方の開口部である出口ポート150からこの飼料を導出し、家畜に与えるようになっている。
なお、この材料輸送ユニット100は、家畜の飼料を所定の場所から他の場所に輸送することに限定されず、例えばコンクリート等のスラリー状の材料を建築現場で所定の場所から他の場所に送る場合にも適用可能である。
続いて、本発明に係るスクリュー式回転体の第2の使用態様として、地中に円筒状の穴を掘削する際に使用するいわゆるボーリングマシン200としての使用態様について説明する。このボーリングマシン200は図7(b)に示すように、本発明におけるスクリュー式回転体201を支持する支持体210と、スクリュー式回転体201の中心軸の一方の端部に減速機220を介したモータ230と、油圧駆動システム240とが備わっている。そして、モータ230に電力を供給することによって、スクリュー式回転体201が所定回転数で回転するようになっている。実際の使用に際しては、モータ230を駆動することで、スクリュー式回転体201が、減速機220で減速され所定のゆっくりした回転数で回転することによって地中を掘削するようになっている。そして、スクリュー式回転体201が所望の深さに達すると、油圧駆動システム240によってスクリュー式回転体201が地中から地上へ引き出される。このようにして、地中に円筒状の穴を掘削することで、地質調査等に役立てることができる。
続いて、本発明に係るスクリュー式回転体の第3の使用態様として、水力発電等に使用する水車式簡易発電機300としての使用態様について説明する。この水車式簡易発電機300は、図8(a)に示すように、本発明におけるスクリュー式回転体301の周囲に円筒状のハウジング310と、この円筒状のハウジング310と同芯となるようにスクリュー式回転体301を支持する支持体311を備えている。また、スクリュー式回転体301は、減速機320を介して発電機330に機械的に接続されている。そして、この水車式簡易発電機330が例えば川の近くに設けたバイパス水路に取り付けられ、このバイパス水路を流れる水流の勢いを利用して、スクリュー式回転体301を回転させ発電機330で発電する。なお、このような構成の代わりに、高いところに位置する水を低いところに積極的に流下させる水路の途中にこの水車式簡易発電機300を設けることで、より発電効率を高めても良い。
続いて、本発明に係るスクリュー式回転体の第4の使用態様として、スラリー状の食品材料440を混ぜ合わせる攪拌装置400としての使用態様について説明する。この攪拌装置400は図8(b)に示すように、本発明におけるスクリュー式回転体401の中心軸の一方の端部に、このスクリュー式回転体401を支持する支持体411と、減速機420を介してモータ430が取り付けられ、モータ430に電力を供給することによって、スクリュー式回転体401が所定回転数で回転するようになっている。そして、容器410に入れられたスラリー状の食品材料440をこのスクリュー式回転体401が回転することで攪拌するようになっている。
なお、この攪拌装置400は、スラリー状の食品材料に限定されず、例えば樹脂や化学薬品の攪拌可能な材料に使用できることは言うまでもない。
次に、本実施形態に係るスクリュー式回転体の変形例について説明する。なお、上述した第1の実施形態と同等の構成については、対応する符号を付して詳細な説明を省略する。図6は、本発明の変形例に係るスクリュー式回転体を螺旋状に加工する前の状態、即ちスクリュー原板32を示す平面図(図6(a),(b))及び加工後の一部断面図(図6(c))である。
本変形例に係るスクリュー式回転体のスクリュー原板32は、SUSなどのステンレス鋼板31からなり、その外側側縁部33aに複数の折返し部34を所定間隔隔てて有する共に、その内側側縁部33bにも複数内側折返し部34bを所定間隔隔てて有している。外側折返し部34aは、図6に示すようにスクリュー原板32の円弧状をなす外側側縁部33aにおいて所定間隔隔てて形成されている。この間隔は、外側側縁部33aをなす円弧の中心点から各外側折返し部34aに仮想直線を放射状に引いた場合に、隣接する仮想直線間のなす角度θが同一となる間隔である。そして、内側折返し部34bは、内側側縁部33bとの前記仮想直線との交点となっている。
なお、外側側縁部33aは円弧状をなし、内側側縁部33bも円弧状をなしている。そして、外側側縁部33aと内側側縁部33bとは、同一の中心点を有している。即ち、両者が同芯の円弧状の縁部となることで、スクリュー原板32の幅方向の長さは、円周方向において常に一定となっている。
そして、スクリュー原板32は、その内側側縁部33bの内側折返し部34bと、スクリュー板30の長手方向一方向に向かってこの内側側縁部33bの内側折返し部34bに最も近い外側側縁部33aの外側折返し部34aとを結ぶ第1の折り曲げ線(図6(b)における点線の折り曲げ線参照)を有している。また、スクリュー原板32は、外側側縁部33aの外側折返し部34aと、スクリュー板30の長手方向一方向に向かって内側折返し部34aに最も近い内側折返し部34bとを結ぶ第2の折り曲げ線(図6(b)における点線の折り曲げ線参照)を有している。そして、第1の折り曲げ線35aと第2の折り曲げ線35bとでスクリュー原板32にジグザグ状の加工用折り曲げ線35を形成している。なお、この変形例では、第1の折り曲げ線35aの延長線がスクリュー原板32の外側側縁部33a及び内側側縁部33bの共通中心点と交わるようになっている。
そして、第1の折り曲げ線35aを山折りすると共に、第2の折り曲げ線35bを谷折りして螺旋状に折り曲げられることで、スクリュー板30を構成するようになっている。なお、第1の折り曲げ線35aを山折りすると共に、第2の折り曲げ線35bを谷折りする代わりに、第1の折り曲げ線35aを谷折りする等共に、第2の折り曲げ線35bを山折りして螺旋状に折り曲げても良い。
続いて、上述した変形例の作用について説明する。変形例が上述したような構成を有することで、本実施形態の作用に加えて、スクリュー式回転体が例えば第1の使用態様における粉状やスラリー状の材料を搬送する際に、効率良く運搬できる。即ち、図2(c)のスクリュー板30の部分断面図に示すような本実施形態と比較して、図6(c)のスクリュー板30の部分断面図に示すように変形例ではスラリー状の材料の輸送方向の折り曲げ線35の折り曲げの傾斜が緩やかとなり、スラリー状の材料が折り曲げ線35を通過する際に抵抗を受け難い。また、円弧の中心点から放射状に折り曲げ線35が形成されるため、ベンダー加工による管理が容易となり、折り曲げ加工がし易くなる。
以上説明したスクリュー式回転体は、2枚のスクリュー板30をシャフトの軸線周りにシャフト長手方向同位置において互いに180度ずれた状態で取り付けていたが、本発明は、このような構成には限定されず3枚のスクリュー板30をシャフトの軸線周りに互いにシャフト長手方向同位置において60度ずれた状態で取り付けても良い。また、1枚のスクリュー板30をシャフトに取り付けても、例えばそのビッチを比較的狭くする構成であれば、本発明の作用を発揮し得ることは言うまでもない。
なお、上述した材質や寸法の具体例はあくまで一例を挙げたものに過ぎず、本発明を逸脱しない範囲で様々な材質や寸法関係を適用可能である。
1 スクリュー式回転体
10 シャフト
20 スクリュー板
21 ステンレス鋼板
22 スクリュー原板
23a 外側側縁部
23b 内側側縁部
24 折返し部
24a 外側折返し部
24b 内側折返し部
25 折り曲げ線
25a 第1の折り曲げ線
25b 第2の折り曲げ線
W 溶着箇所

Claims (1)

  1. シャフトと、前記シャフトに固定され当該シャフトの周りに螺旋状に巻かれたスクリュー板とからなるスクリュー式回転体の製造方法であって、
    前記スクリュー板は、前記シャフトの外径より大きい径の円弧をなす内側側縁部と、前記内側側縁部に対して一定の幅をもって円弧状に延在する外側側縁を有する細長の円弧状の塑性変形可能な板体からなり、前記外側側縁に複数の折返し部を所定間隔で形成する共に、前記内側側縁にも複数の折返し部を所定間隔で形成し、前記内側側縁の折返し部と、前記スクリュー板の長手方向一方向に向かって当該内側側縁の折返し部に最も近い前記外側側縁の折返し部とを結ぶ第1の折り曲げ線と、前記外側側縁の折返し部と、前記スクリュー板の長手方向一方向に向かって当該外側側縁の折返し部に最も近い前記内側側縁の折返し部等を結ぶ第2の折り曲げ線とすることで、前記第1の折り曲げ線と第2の折り曲げ線とで前記スクリュー板にジグザグ状の折り曲げ線を形成し、前記第1の折り曲げ線を山折りすると共に、前記第2の折り曲げ線を谷折りするか、又は前記第1の折り曲げ線を谷折りすると共に、前記第2の折り曲げ線を山折りすることにより形成される螺旋状のスクリュー板を用意し
    前記スクリュー板を前記シャフトに差し込んで当該シャフトの外周の所定位置において前記スクリュー板を固定することで前記スクリュー式回転体を製造するスクリュー式回転体を製造することを特徴とするスクリュー式回転体の製造方法
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