JP5904963B2 - Screw implant - Google Patents
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Description
本発明は、歯科矯正用や歯科補綴用インプラント等の固定用として使用することのできるスクリューインプラントに関するものである。 The present invention relates to a screw implant that can be used for fixing orthodontic or dental prosthetic implants.
近年、歯科矯正用や歯科補綴用としてのスクリューインプラントが急速に使用されるようになっている。このスクリューインプラントはネジ状であり、歯茎の上から歯を支持している歯槽骨に埋入し(ネジ込み)、ワイヤー等の矯正部材によって歯を強制的に正常な位置に移動させるために、当該矯正部材の固定源として使用されたりされている。 In recent years, screw implants for orthodontic use and dental prosthesis have been rapidly used. This screw implant is screw-like, embedded in the alveolar bone that supports the tooth from the top of the gum (screwed), and forcibly moving the tooth to a normal position by an orthodontic member such as a wire, It is used as a fixing source of the correction member.
例えば、特許文献1には、上部にヘッドが形成されており、その下部には弾性部材を固定する固定部と、工具を結合する工具固定部と、歯槽骨に植立される植立部と、所定の長さを有するネジとが順次に形成されたインプラントであって、前記ネジは、上広下狭の円錐形からなり、該円錐形からなるネジ山のうち、上部1層又は2層以上のネジ山先端は所定の幅を有する面が形成され、その下部のネジ山先端は鋭角が形成されているスクリューインプラントが開示されている。 For example, in Patent Document 1, a head is formed in the upper part, and a fixed part for fixing an elastic member, a tool fixing part for connecting a tool, and a planting part planted in the alveolar bone in the lower part thereof , An implant having a predetermined length of screws, each of which has an upper, lower, and narrow conical shape, and one or two upper layers of the conical screw threads. A screw implant is disclosed in which a surface having a predetermined width is formed at the tip of the above thread, and an acute angle is formed at the bottom of the thread.
また、特許文献2には、歯に移動力を加えてその歯の位置を矯正するための付勢部材を固定するための歯科矯正用インプラントアンカーであって、先端から末端方向に、順に、ネジ部、第一嵌合部、中間部、第二嵌合部、および頭部を具備してなり、前記二つの嵌合部は、それぞれ先端側端部の外径が末端側端部の外径よりも小さい円錐台状の形状であり、前記中間部は、第一嵌合部の末端側端部断面と、第二嵌合部の先端側端部断面とで画成される円錐台状の空間内部に構成されている歯科矯正用インプラントアンカーが開示されている。
歯科矯正用に使用されるスクリューインプラントは、歯列を矯正する際の矯正部材(ワイヤー等)等の固定源として使用されるため、食事などにおける顎を繰り返し動かすときに生ずる振動などによって、スクリューインプラントが埋入された状態で歯槽骨との接触面に隙が生じてきて緩むことなく、また埋入していたスクリューインプラントが歯槽骨から抜けるのでなく、強固に固定される必要がある。また、歯間などの狭い箇所に設ける必要があるため、安定姿勢で正確かつ容易に埋入される必要がある。さらに、歯列の矯正が完了した後には、スクリューインプラントを容易に外すことができる必要がある。 Screw implants used for orthodontics are used as a fixed source for orthodontic members (wires, etc.) when correcting dentition. It is necessary that the embedded screw implant does not come loose from the alveolar bone and does not come out of the alveolar bone and is firmly fixed. Moreover, since it is necessary to provide in narrow places, such as between teeth, it is necessary to be accurately and easily embedded in a stable posture. Furthermore, it is necessary that the screw implant can be easily removed after orthodontic correction is completed.
しかし、特許文献1に記載されたような従来からの歯科矯正用スクリューインプラントは、例えば2年にわたる治療等の長期間にわたる矯正治療中に破断や脱落してしまうという問題や、繰り返し振動による影響で治療中に緩みが生じ歯科矯正具がしっかりと治療対象の歯を固定できないという問題が発生しており、その割合は埋入した歯科矯正用スクリューインプラントのうちの23.2%にも上るという報告もある。 However, the conventional orthodontic screw implant as described in Patent Document 1 has a problem that it breaks or falls during long-term orthodontic treatment such as treatment for 2 years, or due to the effects of repeated vibration. Reported that loosening occurred during treatment and orthodontic appliances could not fix the teeth to be treated firmly, and that the rate was as high as 23.2% of implanted orthodontic screw implants There is also.
スクリューインプラントが脱落してしまうと、歯列の矯正を的確に行うことができない。また、スクリューインプラントが破断した場合には、歯槽骨に残存する断片を除去するための手術が必要であり、また、その手術は極めて困難であるため歯槽骨を損傷してしまい易い等の深刻な問題が発生する。 If the screw implant falls off, the dentition cannot be accurately corrected. In addition, when the screw implant breaks, an operation for removing fragments remaining in the alveolar bone is necessary, and since the operation is extremely difficult, the alveolar bone is easily damaged. A problem occurs.
そこで、特許文献2に記載の発明が開示されたが、特許文献2に記載された発明は歯の噛み合う方向に対して略直角方向である略水平方向に埋入しているため、歯の噛み合い方向と同じ方向の振動を繰り返し受けると螺子部の長さが短いなどから上下方向で取り付けなければならないときには緩みや抜けが生じやすいのが懸念されるという問題があった。
Therefore, the invention described in
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、歯科矯正用などとして使用することのできるスクリューインプラントにおいて、歯槽骨等などの骨に緩むことなく長期間にわたって強固に固定することができ、埋入又は取り外しを容易に行うことのできるスクリューインプラントを提供することを課題とする。 The present invention was devised in view of these problems, and in a screw implant that can be used for orthodontic use etc., it can be firmly fixed over a long period of time without loosening to bones such as alveolar bone. Alternatively, it is an object to provide a screw implant that can be easily removed.
請求項1に記載のスクリューインプラント1は、歯科矯正用として使用するネジタイプのスクリューインプラント1であって、ネジ山2aの進み側フランク角βを5°〜20°及び追い側フランク角αを20°〜40°とし、かつ追い側フランク角を進み側フランク角より大きく設定することによって、ネジ山2aを形成する追い側フランク面F1の面積を進み側フランク面F2の面積よりも広くし、ネジ谷底に円筒形状を形成し、
及び、ネジ先側を先細りとしたテーパー形状のテーパー角度を2°〜5.0°としたことを特徴とする。
Screw implant 1 according to claim 1 is a screw implant 1 of the screw type used as a orthodontic, the stabbing flank angle β of 5 ° to 20 °
And the taper angle of the taper shape which taper the screw tip side was 2 degrees- 5.0 degrees, It is characterized by the above-mentioned.
それぞれのネジ山2aのフランク面の面積Wは、式1により求められる。式1において、d1は外径、d2は谷の底の径、hはネジ山の高さHにtan(フランク角(追い側フランク角α又は進み側フランク角β))を乗じた値を意味する。
The area W of the flank surface of each
[数1]及び[数2]より、ネジ山2aのフランク面の面積Wは、外径を示すd1、谷の底の径を示すd2、ネジ山の高さH、追い側フランク角α又は進み側フランク角βにより決定されることがわかる。
From [Equation 1] and [Equation 2], the area W of the flank surface of the
請求項2に記載のスクリューインプラント1は、請求項1において、前記テーパー形状部のそれぞれのネジ山2aの高さHを頭部3直近のネジ山2aの外径の10〜25%未満として、追い側フランク面F1の面積を進み側フランク面F2の面積よりも広くすることを特徴とする。
The screw implant 1 according to
請求項2に記載のスクリューインプラント1は、請求項1において、ネジ山2aの進み側フランク角βを5°〜20°及び追い側フランク角αを20°〜40°とし、かつテーパーネジのそれぞれのネジ山2aの高さHを頭部3直近のネジ山2aの外径の10〜25%未満として、追い側フランク面F1の面積を進み側フランク面F2の面積よりも広くすることを特徴とする。
The screw implant 1 according to
請求項1に記載のスクリューインプラント1は、ネジの進行方向の歯槽骨との接触面の面積をネジの抜け方向の歯槽骨との接触面の面積よりも狭くし(すなわち、ネジの抜け方向の歯槽骨との接触面積(追い側フランク面F1)を、ネジの進行方向の歯槽骨との接触面積(進み側フランク面F2)よりも大きくし)、かつネジ先側が先細りするテーパーを設けたことから、長期にわたる矯正治療中の顎運動による繰り返し振動が生じ、歯の矯正具等による繰り返し引っ張り荷重を受けても、あるいは骨吸収による顎とスクリューネジ部との空隙が生じても、歯槽骨から抜けにくく、かつ歯槽骨との接触面に隙が生じにくいので緩みにくいという効果が生じ、数年という長期にわたり歯槽骨に埋入したままで固定することができる。 The screw implant 1 according to claim 1 is configured such that the area of the contact surface with the alveolar bone in the screw advance direction is smaller than the area of the contact surface with the alveolar bone in the screw removal direction (that is, in the screw removal direction). The contact area with the alveolar bone (following flank surface F1) is made larger than the contact area with the alveolar bone (advancing flank surface F2) in the advancing direction of the screw, and a taper is provided with a taper on the screw tip side. From the alveolar bone, even if there is repeated vibration due to jaw movement during long-term orthodontic treatment, even if it receives repeated tensile load by a tooth corrector etc. or a gap between the jaw and screw screw part due to bone resorption occurs Since it is difficult to come off and a gap is hardly formed on the contact surface with the alveolar bone, it has an effect of being difficult to loosen, and can be fixed while being embedded in the alveolar bone for a long period of several years.
すなわち、このスクリューインプラント1のネジ本体2は先細りテーパー状に形成されているため、あらかじめドリルで穿設された小穴に埋入されたネジ本体2のネジ山2aのフランク面が、その全長にわたって常に歯槽骨に強く接触するからである。すなわち、ネジ本体2の先端部分によって形成されるいわゆるネジ道を、それより後続の大径であるネジ山2aが少しずつ拡げるようにして埋入され、そのネジ山2aの外周面であるフランク面の全体が歯槽骨を押圧した状態となるからである。
That is, since the
ちなみに、ネジ本体2をストレート状に形成すると、その先端部分を除く部分は、当該先端部分によって形成されたネジ道を拡げることなく埋入されるため、歯槽骨に強く接触しない。従って、歯槽骨に対する組付き力は、本発明に係る先細り状のスクリューインプラント1と比較して弱くなる。
Incidentally, when the
また、ネジ本体2のテーパー角度θを0.5°〜5.0°の範囲に設定したことによって、歯槽骨に強固に固定することができる。すなわち、テーパー角度θを0.5°以下に設定すると、ネジ本体2がストレート状である従来のスクリューインプラントとの違いが微少となり、その逆に、5.0°以上に設定すると歯槽骨への埋入が困難となってしまうからである。
Moreover, by setting the taper angle θ of the
さらに、ネジ山2aを形成する進み側フランク面F2の面積を追い側フランク面F1の面積よりも狭くしている。ネジ山2aの山の頂から谷底までの外面であるフランク面は埋入させたときに歯槽骨と直接に接触する面であることから、前記フランク面の面積が大きい方がネジ山2aと歯槽骨との接触抵抗が高くなり、かつ歯槽骨に対するネジ山2aのフランク面の押圧力が大きくなる。
Furthermore, the area of the advance side flank surface F2 forming the
本発明のスクリューインプラント1のネジ本体2はネジ先側を先細りさせたテーパーネジであるので、スクリューインプラント1を進み方向側に動かそうとする外力に対しては歯槽骨に螺入させるときに形成された孔が進み側にいくほど小さいし、ネジ山2aはネジ先側から頭側にいくほど大きいので、歯槽骨の面にネジ山2aの進み側のフランク面F2が強く干渉する。これにより、スクリューインプラント1を進み方向側に動かそうとする外力に対しては、スクリューインプラント1は動かないので、緩みが生じにくいという効果を奏する。
Since the
しかし、スクリューインプラント1を頭側に動かそうとする外力に対しては歯槽骨に螺入させるときに形成された孔が頭側にいくほど大きいし、ネジ山2aは頭側からネジ先側にいくほど小さいので、歯槽骨の面にネジ山2aの追い側のフランク面F1は弱い干渉をする。これにより、スクリューインプラント1を頭側に動かそうとする外力に対しては、スクリューインプラント1は動きやすいので、緩みが生じやすいという問題があったが、ネジ山2aを形成する追い側フランク面F1の面積を広く設定するので、ネジ山2aと歯槽骨との接触抵抗が高くなり、かつ歯槽骨に対するネジ山2aのフランク面の押圧力が大きくなるようにしたので、スクリューインプラント1を頭側に動かそうとする外力に対しては、スクリューインプラント1は動かないので、緩みが生じにくいという効果を奏する。
However, with respect to the external force that tries to move the screw implant 1 to the head side, the hole formed when screwing into the alveolar bone is larger toward the head side, and the
また、上記の構成としたことによって、当該スクリューインプラント1の埋入又は取り除きを容易に行うことができる。すなわち、スクリューインプラント1は、先細りテーパー状に形成されたネジ本体2の外周面が、前記したように、その先端部から後端部に向かって、歯槽骨にすでに形成されているネジ道を少しずつ拡げるように接触して螺入させていきながら埋入されるからである。
Moreover, by having set it as said structure, embedding or removal of the said screw implant 1 can be performed easily. That is, in the screw implant 1, the outer peripheral surface of the
さらに、当該スクリューインプラント1を取り除く際には、ネジ本体2によって先細りのテーパー状に形成されたネジ道を逆方向に回転させながら引き抜くため、上端部を除く部分は引き抜かれるに従って歯槽骨との接触力が徐々に弱くなる。従って、極めて容易に取り外すことができる。
Further, when the screw implant 1 is removed, the screw path formed in a tapered shape by the
請求項2に記載のスクリューインプラント1は、請求項1に記載の発明と同じ効果を奏するとともに、特に歯槽骨からスクリュープラント1を抜けにくくすることができる。
The screw implant 1 according to
本発明に係るスクリューインプラント1は、図1に示すように、歯科矯正用や歯科補綴用として使用するネジタイプのスクリューインプラント1であって、ネジ山2aを形成する追い側フランク面F1の面積を進み側フランク面F2の面積よりも1倍超〜2倍広くし、かつ、ネジ先側を先細りとしたテーパー形状のテーパー角度θを0.5°〜5.0°とする。
As shown in FIG. 1, the screw implant 1 according to the present invention is a screw-type screw implant 1 used for orthodontic use or dental prosthesis, and has an area of a follower flank surface F1 forming a
スクリューインプラント1は、ネジ本体2と、頭部3と、その間に設けられた連設部4を備え、材質はステンレスやチタン等で造られる。歯科矯正用や歯科補綴用の全長は一般的に約5〜20mmである。そして、図4に示すように、歯Tの近傍において歯茎Cの上から歯槽骨に埋入して、歯列を矯正するワイヤー等の矯正部材Mの固定源となる。
The screw implant 1 includes a
頭部3は、図1に示すように、その上端部に形成された平面円形状の頂部3bと、その下位に連設された平面正六角形状の操作部3cと、頂部3bと操作部3cとの間に形成された締結部3aからなる形態、又は、図3に示すように、頭部3に形成した締結部3aに穴部を設けた形態などがある。前記平面正六角形状の形態及び前記穴部を設けた形態とも、いずれも歯列を矯正する場合に使用される。
As shown in FIG. 1, the
連設部4は円柱状のストレート状に形成され、その外径はネジ本体2のネジ山2aの山の頂の直径と同じ外径に設定され、連設部4の長さはスクリューインプラント1を埋入完了したときにスクリューインプラント1のネジ本体2に歯肉が巻き込まない長さに設定される。
The
次に、ネジ本体2について説明する。ネジ本体2はオネジであり、軸部の形態及びネジ部の形態から構成される。本発明の軸の形態はテーパー形状である。そして、本発明のテーパー形状は、ネジ先側を先細りとしたテーパー形状のテーパー角度θを0.5°〜5.0°とする。
Next, the
ネジ本体2の軸部の形態の特徴である、ネジ本体2を先細りのテーパー状にしたことによって緩み難くすることができる。すなわち、ネジ本体2の先端部分によって形成されるいわゆるネジ道を、それより後続の大径であるネジ山が少しずつ拡げるようにして埋入され、そのネジ山の外周面であるフランク面の全体が歯槽骨を押圧した状態となり、フランク面(進み側フランク面F2と追い側フランク面F1)がその全長にわたって常に歯槽骨に強く接触するからである。
The screw
また、ネジ本体2を先細りのテーパー状に形成したことにより、埋入時における接触抵抗を小さくすることができさらに容易に螺入を行うことができる。
In addition, since the
さらに、ネジ本体2を先細りのテーパー状に形成したことにより、引き抜きの際には、当該ネジ本体2の外周面と歯槽骨との接触抵抗を徐々に軽減することができる。これにより、歯槽骨からの撤去も容易に行うことができる。
Furthermore, when the
次に、図2に示すように、ネジ部の形態について説明する。ネジ部の形態は一般的にピッチP、外径、谷の径、ネジ山2aの角度で規定できる。外径と谷の径の差の1/2をネジ山の高さHと呼び、ネジ山2aの角度は追い側フランク角α及び進み側フランク角βの合計で規定される。そして、ネジの抜け方向の歯槽骨と接触する斜面を追い側フランク面F1と表し、ネジの進行方向の歯槽骨と接触する斜面を進み側フランク面F2と表している。
Next, as shown in FIG. 2, the form of the screw portion will be described. The form of the thread portion can be generally defined by the pitch P, the outer diameter, the diameter of the valley, and the angle of the
ネジ山2aのフランク面の追い側フランク面F1又は進み側フランク面F2の面積は、外径、谷の底の径、ネジ山の高さH、追い側フランク角α又は進み側フランク角βにより決定される。したがって、上記要素の大きさによってフランク面の追い側フランク面F1と、進み側フランク面F2の面積
との比較ができ、それぞれの面積を求めることができる。
The area of the flank flank F1 or the lead flank F2 of the flank face of the
本発明のスクリューインプラント1は、追い側フランク面F1の面積を進み側フランク面F2の面積よりも1倍超〜2倍広くすることとし、ネジ山の進み側フランク角を5°〜20°及び追い側フランク角を20°〜40°とし、かつテーパーネジのそれぞれのネジ山2aの高さを頭部3直近のネジ山2aの外径の10〜25%未満としている。
In the screw implant 1 of the present invention, the area of the follow-up flank surface F1 is set to be more than 1 to 2 times wider than the area of the advance-side flank surface F2, and the advance flank angle of the screw thread is 5 ° to 20 °. The follower flank angle is set to 20 ° to 40 °, and the height of each
歯科矯正用や歯科補綴用として使用するネジタイプのスクリューインプラントは、一般的にネジの進行方向側(進み側)の接触面積(フランク面の面積)が抜け方向側(追い側)の接触面積(フランク面の面積)と同一に設定されていることから、本発明の追い側フランク面F1の面積を進み側フランク面F2の面積よりも1倍超とし、螺入のしやすさを考慮して追い側フランク面F1の面積を進み側フランク面F2の面積よりも2倍以下とした。 Screw type screw implants used for orthodontic and dental prostheses generally have a contact area on the moving direction side (advance side) of the screw (flank surface area) and a contact area on the removal direction side (following side) ( The area of the follower flank surface F1 of the present invention is set to be more than 1 times the area of the advance side flank surface F2 in consideration of ease of screwing. The area of the follower flank surface F1 is set to be twice or less than the area of the advance flank surface F2.
ネジ山の進み側フランク角は、5°未満であると螺入しにくくなり、20°超であるとネジ山の角度が大きくなり過ぎるため螺入しにくくなる。 If the advance flank angle of the screw thread is less than 5 °, it is difficult to screw in, and if it exceeds 20 °, the screw thread angle becomes too large, so that screwing is difficult.
テーパーネジのそれぞれのネジ山の高さが頭部直近のネジ山の外径の10%未満になると、接触面積(フランク面の面積)が小さくなるので、締付力、締付トルク又は緩みトルクが減少するからであり、テーパーネジのそれぞれのネジ山の高さを頭部直近のネジ山の外径の25%以上になると、ネジ本体2の軸部の直径すなわち谷の径が小さくなり過ぎネジ本体2が折損しやすいからである。
When the height of each thread of the taper screw is less than 10% of the outer diameter of the thread closest to the head, the contact area (flank surface area) becomes smaller, so the tightening force, tightening torque or loosening torque When the height of each thread of the taper screw is 25% or more of the outer diameter of the thread closest to the head, the diameter of the shaft portion of the
ネジ部の形態の特徴として、ネジの抜け方向の歯槽骨との接触面積(追い側フランク面F1)を、ネジの進行方向の歯槽骨との接触面積(進み側フランク面F2)よりも大きくしたので、長期にわたる矯正治療中の顎運動による繰り返し振動が生じ、歯の矯正具等による繰り返し引っ張り荷重を受けても、あるいは骨吸収による顎とスクリューネジ部との空隙が生じても、歯槽骨から抜けにくく、かつ歯槽骨との接触面に隙が生じにくいので緩みにくい。これにより、数年という長期にわたり歯槽骨に埋入したままで固定することができる。 As a feature of the form of the screw portion, the contact area with the alveolar bone in the screw removal direction (following flank surface F1) is made larger than the contact area with the alveolar bone in the screw advance direction (advance side flank surface F2). Therefore, repeated vibration due to jaw movement during long-term orthodontic treatment occurs, and even if a repeated tensile load is applied by a tooth correction tool, etc., or a gap between the jaw and screw screw part due to bone resorption occurs, It is hard to come off, and it is hard to loosen because there is no gap on the contact surface with the alveolar bone. Thereby, it can be fixed while being embedded in the alveolar bone for a long period of several years.
本発明に係るスクリューインプラント1の性能を確認するために、第一にテーパー角を同一にして進行方向側のネジ山と歯槽骨との接触面積を抜け方向側のネジ山と歯槽骨との接触面積より小さくした形態の場合、第二に進行方向側のネジ山と歯槽骨との接触面積を抜け方向側のネジ山と歯槽骨との接触面積より小さくしその接触面積比率を同一にしてテーパー角を設けた形態とストレートの形態の場合の比較を試験した。 In order to confirm the performance of the screw implant 1 according to the present invention, first, the contact angle between the screw thread on the advancing direction side and the alveolar bone is made with the same taper angle, and the contact between the screw thread on the direction side and the alveolar bone In the case of a form smaller than the area, secondly, the contact area between the screw thread on the advancing direction side and the alveolar bone is made smaller than the contact area between the screw thread on the pulling direction side and the alveolar bone, and the contact area ratio is made the same and tapered. A comparison between the cornered and straight configurations was tested.
第一の試験について説明する。試験に供するスクリューインプラントについては、同一設定として、テーパー角を1°、ピッチを0.5、頭の直近のネジ本体の外径を1.4mm、ネジ山の高さを0.2mmとし、材質をステンレスとし、異なる設定として、比較対象のスクリューインプラントの進み側フランク角及び追い側フランク角をともに22.5°とし、本発明のスクリューインプラント1の進み側フランク角を10°及び追い側フランク角を35°とした。ネジ山の高さが同一の場合においては進み側フランク角を追い側フランク角より小さくした方が進行方向側のネジ山と歯槽骨との接触面積を抜け方向側のネジ山と歯槽骨との接触面積より小さくすることになる。 The first test will be described. For the screw implants used for the test, the taper angle is 1 °, the pitch is 0.5, the outer diameter of the screw body closest to the head is 1.4 mm, and the thread height is 0.2 mm. As a different setting, the advance flank angle and the follower flank angle of the screw implant to be compared are both 22.5 °, and the advance flank angle of the screw implant 1 of the present invention is 10 ° and the follower flank angle. Was set to 35 °. In the case where the thread height is the same, if the advance side flank angle is smaller than the follow side flank angle, the contact area between the advancing direction screw thread and the alveolar bone is removed, and the screw thread on the direction side and the alveolar bone It will be smaller than the contact area.
そして、人工骨に対してスクリュープラントを埋め込み、埋め込み完了後の直後において、締付方向の締付トルクと緩み方向の緩みトルクを測定した。締付トルク及び緩みトルクとも高トルクの方が人工骨に対して固着性が高いことを示し、顎の運動による繰り返し振動によって緩みにくいことを示す。その結果を表1に示す。 Then, the screw plant was embedded in the artificial bone, and immediately after the completion of the implantation, the tightening torque in the tightening direction and the loosening torque in the loosening direction were measured. A higher torque for both the tightening torque and the loosening torque indicates that the fixing property to the artificial bone is higher, and it indicates that the tightening torque and the loosening torque are less likely to loosen due to repeated vibration caused by the jaw movement. The results are shown in Table 1.
表1より、テーパー角が同一でも、進行方向側のネジ山と歯槽骨との接触面積を抜け方向側のネジ山と歯槽骨との接触面積より小さくした形態の本発明の方が、進行方向側のネジ山と歯槽骨との接触面積を抜け方向側のネジ山と歯槽骨との接触面積を同一とする比較品より、締付方向側で締付トルクが約35%高くなり、緩み方向側で緩みトルクが約30%高くなっていることが示されている。これにより、本発明のスクリューインプラント1は顎の運動による繰り返し振動によって緩みにくいことが示された。 From Table 1, even if the taper angle is the same, the direction of the present invention in the form in which the contact area between the screw thread on the advancing direction side and the alveolar bone is smaller than the contact area between the screw thread on the pulling direction side and the alveolar bone is Direction of loosening direction, compared with the comparative product with the same contact area between the screw thread on the side and the alveolar bone, and the contact area between the screw thread on the side and the alveolar bone being the same. It is shown that the loosening torque is about 30% higher on the side. Thereby, it was shown that the screw implant 1 of the present invention is less likely to loosen due to repeated vibration due to jaw movement.
次に、第ニの試験についてシミュレーションした結果を説明する。シミュレーションの対象としたスクリューインプラントについては、同一設定として、ピッチを0.5、頭の直近のネジ本体の外径を1.4mm、ネジ山の高さを0.2mm、進み側フランク角を10°、追い側フランク角を35°、材質をステンレスとし、異なる設定として、ネジ本体2の形態を、比較対象のスクリューインプラントは円柱状のストレート形状とし、本発明のスクリューインプラント1は円錐状のテーパー形状とした。
Next, the simulation result of the second test will be described. For the screw implants to be simulated, the same settings were made, with the pitch being 0.5, the outer diameter of the screw body nearest to the head being 1.4 mm, the thread height being 0.2 mm, and the leading flank angle being 10 The follow-up flank angle is 35 °, the material is stainless steel, and the
そして、ネジ山の歯槽骨に対する進行方向側又は抜け方向側の締付力をシミュレーションした。締付力が高い方が繰り返し振動に対して緩みにくさが増加する。なお、本発明に係るスクリューインプラント1は、テーパー角度θが1°のものと2°のものを使用した。その結果を、表2に示す。 And the tightening force of the advancing direction side with respect to the alveolar bone of a screw thread or the removal direction side was simulated. The higher the tightening force, the more difficult it is to loosen against repeated vibrations. As the screw implant 1 according to the present invention, one having a taper angle θ of 1 ° and 2 ° was used. The results are shown in Table 2.
表2より、ネジ本体2がストレート形状である形態に対して、本発明であるテーパー形状の方が、テーパー角1°で締付力が約20%高く、テーパー角2°で約60%高くなることが示されている。これより、ネジ本体2の形状は、テーパー形状にした方がストレート形状に対して、顎の運動による繰り返し振動によって緩みにくいことが示された。
From Table 2, the taper shape according to the present invention has a tightening force of about 20% higher at a taper angle of 1 ° and about 60% higher at a taper angle of 2 ° as compared to a straight shape of the
1 スクリューインプラント
2 ネジ本体
2a ネジ山
2b ネジ溝
2c 切欠部
3 頭部
3a 締結部
3b 頂部
3c 操作部
4 連設部
C 歯茎
H ネジ山の高さ
L 中心線
M 矯正部材
P ピッチ
S 傾斜線
T 歯
F1 追い側フランク面
F2 進み側フランク面
R 曲率半径
θ テーパー角度
α 追い側フランク角
β 進み側フランク角
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (2)
及び、ネジ先側を先細りとしたテーパー形状のテーパー角度を2°〜5.0°としたことを特徴とするスクリューインプラント。 A screw type screw implant for use as a orthodontic, the stabbing flank angle of the thread was 5 ° to 20 ° and follow flank angle of 20 ° to 40 °, and proceeds to follow the side flank angle by setting larger than the side flank angle, wide comb than the area of the area of the stabbing flank face of the follow-side flank surfaces forming the threads to form a cylindrical shape to thread root,
The screw implant is characterized in that the taper angle of the tapered shape with the screw tip side tapered is 2 ° to 5.0 °.
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